JPH118574A - 磁気通信ユニット - Google Patents

磁気通信ユニット

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JPH118574A
JPH118574A JP9161715A JP16171597A JPH118574A JP H118574 A JPH118574 A JP H118574A JP 9161715 A JP9161715 A JP 9161715A JP 16171597 A JP16171597 A JP 16171597A JP H118574 A JPH118574 A JP H118574A
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JP
Japan
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magnetic
coil
communication
magnetic core
cores
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Pending
Application number
JP9161715A
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English (en)
Inventor
Hidenori Fujioka
秀則 藤岡
Tomohito Muromatsu
智人 室松
Yuji Hosoi
雄次 細井
Hiroyuki Shimanaka
博幸 嶋中
Susumu Fujita
進 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SEIKO DENSHI KIKI KK
Original Assignee
SEIKO DENSHI KIKI KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯帯情報機器と据え置き型情報機器との間
でデータ通信を磁気コア間の磁気結合により行うための
磁気通信ユニットであり、簡単な構成で磁気結合を良好
な状態に保つ手段を提供する。 【解決手段】 データ通信に用いる磁気コアに巻かれた
コイルに直流電流を流し、磁気コア間に吸引力を働か
せ、データに応じてこの一定な電流に適切なレベルの増
減を与えてデータ通信を行っている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は主に携帯情報機器と
据え置き型情報機器との間でデータ通信を行う手段に関
するものであり、通信を行う機器双方に備えた磁気コア
を含む磁気通信ユニットを用いて近距離の磁気通信を行
う場合に、その磁気結合を良好に保ち、磁気通信の信頼
性を高める手段を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の磁気通信ユニットのブロック図を
図10に示す。磁気コア1にコイル2が巻かれており、こ
のコイル2に送信回路20より電流が供給される。送信回
路20は転送するデータの1/0に対応してコイル電流の
オン/オフを制御している。また、データを受信する場
合は、コイル2に発生する電圧を受信回路21で処理す
る。受信回路21の内部構成は図7と同様であり、コイル
2の電圧を微分回路14で微分して電圧変化を取り出し、
プラスのパルスを第1のスライサー15で検出し、マイナ
スのパルスを第2のスライサー16で検出し、両出力をSR
(セットリセット)フリップフロップ17に加えて1/0
データを再生している。
【0003】このような磁気通信では通信を行う機器双
方に備えた磁気コアの位置を合わせて、相互の距離を最
小に保つ必要がある。このため、片方、あるいは両方の
磁気コアユニットを相手の磁気コアユニットにバネの圧
力で圧接している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来例では、バ
ネによる力は通信を行っている機器間を引き離す力とな
り、通信を行っている機器をロックすることにより接続
を安定させる必要が生じ、操作上の手間とロック機構の
コストが問題となっていた。また、バネの力は通信を行
う機器双方に備えた磁気コア間に位置ずれがあっても単
に押当てるだけであり、必ずしも磁気結合が最大になる
方向に力が働くとは限らないという問題を持っていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の磁気コアユニッ
トでは、通信を行う機器双方に備えた磁気コアの内の一
方の磁気コアに巻かれたコイルに直流電流を流し、磁気
コア間に吸引力を働かせている。この電流は、接続初期
には大きな値とし、接続が安定し磁気コア間の距離が縮
まった後はほぼ一定の低い値に切り替えている。データ
通信は信号に応じてこの一定な電流に適切なレベルの変
調を加えて行っている。
【0006】また、データ信号の送信のため、磁気コア
に直流電流を流すコイルとは別にコイルを設けることも
ある。更に、接続初期に、より良い接続を得るため適当
な周期でコイルに流す電流を増減して振動を与え、磁気
結合最大の位置に近づき易くすることもできる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の磁気通信ユニットを図1
のブロック図を用いて説明する。磁気コア1に巻かれた
コイル2は駆動部5内の電流可変回路3と通信回路4と接続
検出回路6に接続されている。電流可変回路3の具体的回
路例を図2の回路図に示す。コイル2は電源7のプラス側
に接続され、コイル2の他方はトランジスタ8のコレクタ
と抵抗9、10に接続されている。抵抗9、10にはそれぞれ
トランジスタ11、12のコレクタが接続され、トランジス
タ8、11、12のエミッタは電源7のマイナス側に接続され
ている。これらのトランジスタのベースは通信回路4に
より制御され、コイル2に流す電流を選択している。
【0008】図3は磁気コア1を含む磁気コアユニット
を示す斜視図である。磁気コア1はU字型をしており、
上面の磁極は磁気的に開いている。磁気コア1にはボビ
ン13が取り付けられ、ボビン13にコイル2が巻かれてい
る。この磁気コアユニットが通信を行う機器本体に弾性
的に固定されている。通信を行う機器の接続を行う時
は、手動でそれぞれの機器に設けられた磁気コアを近づ
ける。磁気コア間の距離がある程度近づくと接続検出回
路6から検出出力が通信回路4に出され、通信回路4はト
ランジスタ8をオンするよう制御する。接続検出回路6は
位置センサーを用いたり、コイル2のインダクタンスを
測定してその増加を検出するなどにより他方の磁気コア
の接近を検出している。トランジスタ8がオンすると比
較的大きな電流がコイル2に流れ、磁気コア1と相手の機
器に組み込まれた磁気コアとで作られた磁気ループに磁
束が流れ、磁気コア間に吸引力が働く。この力は磁気結
合が強まる方向に働き、磁気コア間の距離を縮め、磁気
コア間の位置ずれを補正する。磁気コア間の距離が縮ま
ると吸引力が増加するのでコイル2に流す電流を低減し
て電力消費を抑えている。このため、トランジスタ8が
オンしてから一定時間経過後に、トランジスタ8をオフ
し、トランジスタ11をオンしている。電流切り替えの様
子を図4の波形図に示す。
【0009】また、より良い磁気結合を得るために、図
5の波形図では一定時間トランジスタ8をオンした後、
トランジスタ11をオンに切り替えたままトランジスタ8
を数十msecの周期で繰り返しオン/オフさせて吸引力
に変化を与え、磁気コアユニットを振動させ、最適位置
に移動し易くする。その後しばらくトランジスタ8をオ
ンして吸引力を高めた後、トランジスタ8をオフして接
続処理を終了している。
【0010】これ以降はデータ通信を行う。トランジス
タ11をオンしたまま、送信するデータに応じてトランジ
スタ12をオン/オフしている。抵抗9に比べて抵抗10の
値が大きいためコイル2に流れる電流はDC分に比べて送
信データに対応するAC分は少ない。この動作の様子を図
6の波形図に示す。次にデータを受信する動作を説明す
る。データに応じて磁気コア1の磁束は変化しており、
この磁束の時間微分に比例した電圧がコイル2から取り
出される。
【0011】この電圧は通信回路4の受信部に加えられ
る。この受信部のブロック図を図7に、また、その信号
波形を図8に示す。波形aで示されるコイル2の電圧は
通信データ1001101110に対応した矩形波が多少のリンギ
ングを伴いながら鈍った形をしており、この電圧が微分
回路14で微分され通信データの変化点に対応する位置で
最大となるプラス/マイナス交互に発生するパルス電圧
となる(波形b)。この信号は第1のスライサー15によ
りプラスのパルスが切り出され(波形c)、第2のスラ
イサー16によりマイナスのパルスが切り出される(波形
d)。これらのプラス/マイナスのパルス出力はSRフリ
ップフロップ17に加えられ通信データ1001101110が再生
される(波形e)。
【0012】磁気コア1と対向する相手がデータを受信
する場合も同様の処理で良い。また、相手がデータを送
信する場合は、DC電流にデータのAC分を重畳するのでは
なく、単にデータ成分に対応した電流を流せば良い。図
9は本発明の他の実施例を示す部分回路図である。磁気
コア1に巻かれたコイル2はFETスイッチ18を通して電
源7に接続されている。FETスイッチ18がオンの時に
オフする方向で還流ダイオード19がコイル2と並列に接
続されている。FETスイッチ18がオンすると電源7の
電圧がコイル2に加わり電流は増加する。FETスイッ
チ18がオフすると還流ダイオード19がオンして電流が減
少する。磁気コア1と対向する磁気コア側で電力を取り
出すとそれに応じてコイル2に電流が加算されるので電
流波形は単純なノコギリ波形ではないが、FETスイッ
チ18のオン/オフ周期、デュティー比を適切に選べばコ
イル2には常に一方向の電流が流れる。仮に、電流の向
きが変わっても、どちらの向きの電流も吸引力となるの
で問題は少ない。ここでは数百kHzでFETスイッチ18
をオン/オフするよう設定しており、これにより磁気コ
ア間に吸引力が働くと同時に、磁気コア1と磁気結合し
た相手の磁気コアに巻かれたコイルにはFETスイッチ
18のオン/オフと同期した交流電圧が生じ、これを整流
することにより電力を取り出せる。これにより、磁気結
合を通じて相手側の機器に電力供給がなされる。データ
を送信するにはデータに応じてFETスイッチ18のオン
/オフのデュティー比を変えたり、オン/オフの周期を
変えるなどにより行っている。
【0013】磁気コア1と磁気結合した相手側からデー
タを送る時には、FETスイッチ18のオン/オフを中止
して磁気コア1側からの電力供給を中止し、コイル2には
比較的低い一定電流を流す。そして相手側はデータに応
じた電流を相手側のコイルに流し、これによって生じる
コイル2の電圧変化を検出、処理してデータを再生す
る。
【0014】これまでの説明では磁気コア1に巻かれた
ひとつのコイル2で吸引力の発生とデータ通信を行う例
を説明したが、これらふたつの動作に適したふたつのコ
イルを磁気コア1に巻き、別々に駆動することもでき、
これも本発明に含まれる。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、簡単な構成で通信を行
う機器双方に備えた磁気コア間に吸引力を働かせること
ができ、磁気コア間の位置合わせが良好で安定な磁気通
信が確保でき、また、機器間に吸引力が働くため機器を
ロックする必要はなく、せいぜい機器が大きく動かない
ようにガイド部材を用意すれば良い。更に、機器間の接
続を解除するときはコイル電流を切ることにより簡単に
引き離すことができる。
【0016】このように、携帯情報機器との通信に本発
明を適用することによる効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気通信ユニットの実施例を示すブロ
ック図
【図2】本発明で用いる電流可変回路の実施例を示す回
路図
【図3】本発明で用いる磁気コアユニットを示す斜視図
【図4】図2の電流可変回路の動作を示す波形図
【図5】図2の電流可変回路の別の動作を示す波形図
【図6】図2の電流可変回路の通信時の動作を示す波形
【図7】本発明で用いる受信部を示すブロック図
【図8】図7の受信部の動作を示す波形図
【図9】本発明の他の実施例を示す部分回路図
【図10】従来例を示すブロック図
【符号の説明】
1 磁気コア 2 コイル 3 電流可変回路 4 通信回路 5 駆動部 6 接続検出回路 7 電源 8、11、12 トランジスタ 9 、10 抵抗 13 ボビン 14 微分回路 15 第1のスライサー 16 第2のスライサー 17 SRフリップフロップ 18 FETスイッチ 19 還流ダイオード 20 送信回路 21 受信回路
フロントページの続き (72)発明者 嶋中 博幸 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目8番地 セ イコー電子機器株式会社内 (72)発明者 藤田 進 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目8番地 株 式会社エスアイアイ・アールディセンター 内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端が磁気的に開いている磁気コアと、
    この磁気コアに巻かれたコイルと、コイルに電流を流す
    駆動部とからなる磁気通信ユニットにおいて、前記駆動
    部は少なくとも磁束の変化による通信を制御する通信回
    路とコイルに流れる電流を可変する電流可変回路とを備
    え、この磁気通信ユニットを通信相手のユニットに接続
    している間、前記コイルに断続電流又はほぼ一定の電流
    を流し続けることを特徴とする磁気通信ユニット。
JP9161715A 1997-06-18 1997-06-18 磁気通信ユニット Pending JPH118574A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9161715A JPH118574A (ja) 1997-06-18 1997-06-18 磁気通信ユニット

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JP9161715A JPH118574A (ja) 1997-06-18 1997-06-18 磁気通信ユニット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH118574A true JPH118574A (ja) 1999-01-12

Family

ID=15740510

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JP9161715A Pending JPH118574A (ja) 1997-06-18 1997-06-18 磁気通信ユニット

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JP (1) JPH118574A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001267980A (ja) * 2000-03-21 2001-09-28 Oki Electric Ind Co Ltd 非接触の信号送受信回路
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Effective date: 20040309