JPH118523A - 音量調整装置 - Google Patents
音量調整装置Info
- Publication number
- JPH118523A JPH118523A JP9177752A JP17775297A JPH118523A JP H118523 A JPH118523 A JP H118523A JP 9177752 A JP9177752 A JP 9177752A JP 17775297 A JP17775297 A JP 17775297A JP H118523 A JPH118523 A JP H118523A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- volume
- digital
- switching
- output
- analog
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)
- Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ディジタルオーディオソースから得たオーデ
ィオ信号に対し音質を悪化させずに音量を連続的に可変
可能とする。 【解決手段】 CD再生手段1とD/A 変換回路2の間に減
衰量を連続可変できるディジタルアッテネータ50を設
け、電力増幅器10A に固定抵抗R2〜R5の接続の仕方を変
えることでゲインを段階的に切り換えるゲイン切り換え
回路53を設ける。CDキー21のオンでコントローラ40A は
セレクタ回路5をCDポジション、切換スイッチ12をb側
に切り換え、CD再生出力をラウドネス回路6、電動ボリ
ューム7を経て電力増幅器10A に入力させ、音量可変操
作に従い電動ボュリーム7を制御し、音量を変える。CD
ダイレクトキー24のオンでコントローラ40A は切換スイ
ッチ12をa側に切り換え、CD再生出力を直接電力増幅器
10A に入力させ、音量可変操作に従いディジタルアッテ
ネータ50とゲイン切り換え回路53を組で制御して音量を
変える。
ィオ信号に対し音質を悪化させずに音量を連続的に可変
可能とする。 【解決手段】 CD再生手段1とD/A 変換回路2の間に減
衰量を連続可変できるディジタルアッテネータ50を設
け、電力増幅器10A に固定抵抗R2〜R5の接続の仕方を変
えることでゲインを段階的に切り換えるゲイン切り換え
回路53を設ける。CDキー21のオンでコントローラ40A は
セレクタ回路5をCDポジション、切換スイッチ12をb側
に切り換え、CD再生出力をラウドネス回路6、電動ボリ
ューム7を経て電力増幅器10A に入力させ、音量可変操
作に従い電動ボュリーム7を制御し、音量を変える。CD
ダイレクトキー24のオンでコントローラ40A は切換スイ
ッチ12をa側に切り換え、CD再生出力を直接電力増幅器
10A に入力させ、音量可変操作に従いディジタルアッテ
ネータ50とゲイン切り換え回路53を組で制御して音量を
変える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は音量調整装置に係
り、とくに、オーディオ信号に対し音量を連続的に可変
できる音量調整装置に関する。
り、とくに、オーディオ信号に対し音量を連続的に可変
できる音量調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】オーディオアンプには図8に示す如く、
音量調整機能を有するほか、CD(コンパクトディス
ク)を再生可能としたものがある。図8において、1は
CDからディジタルオーディオ信号を再生するCD再生
手段、2はディジタルオーディオ信号をD/A変換する
D/A変換回路、3と4はそれぞれ外部のアナログオー
ディオソース機器からアナログオーディオ信号を入力す
る第1、第2アナログ入力端子、5はD/A変換部2の
出力と第1、第2アナログ入力端子3、4の入力の中か
らユーザ所望のソースを選択するセレクタ回路、6はセ
レクタ回路5の出力に対し小音量時の低域ゲインの持ち
上げをするラウドネス回路、7はラウドネス回路6から
出力されたアナログオーディオ信号に対し音量調整をす
る電動ボリュームであり、円弧状に形成された抵抗体上
で摺動子を回転移動することで、分圧比を連続的に可変
できる可変抵抗器8を有している。摺動子は後述するコ
ントローラにより制御されるモータにより回転される。
9は摺動子の回転位置を検出することで音量位置を検出
するポテンショメータである。10は電動ボリューム7
で音量調整後のアナログオーディオ信号に対し電力増幅
をし、スピーカ出力端子11へ出力する電力増幅器であ
る。
音量調整機能を有するほか、CD(コンパクトディス
ク)を再生可能としたものがある。図8において、1は
CDからディジタルオーディオ信号を再生するCD再生
手段、2はディジタルオーディオ信号をD/A変換する
D/A変換回路、3と4はそれぞれ外部のアナログオー
ディオソース機器からアナログオーディオ信号を入力す
る第1、第2アナログ入力端子、5はD/A変換部2の
出力と第1、第2アナログ入力端子3、4の入力の中か
らユーザ所望のソースを選択するセレクタ回路、6はセ
レクタ回路5の出力に対し小音量時の低域ゲインの持ち
上げをするラウドネス回路、7はラウドネス回路6から
出力されたアナログオーディオ信号に対し音量調整をす
る電動ボリュームであり、円弧状に形成された抵抗体上
で摺動子を回転移動することで、分圧比を連続的に可変
できる可変抵抗器8を有している。摺動子は後述するコ
ントローラにより制御されるモータにより回転される。
9は摺動子の回転位置を検出することで音量位置を検出
するポテンショメータである。10は電動ボリューム7
で音量調整後のアナログオーディオ信号に対し電力増幅
をし、スピーカ出力端子11へ出力する電力増幅器であ
る。
【0003】12はD/A変換回路2の出力とラウドネ
ス回路6の出力を択一的に切り換える切り換えスイッ
チ、20はソース・信号経路選択操作、音量可変操作、
ラウドネスオン・オフ操作、CD再生のPLAY・ST
OP操作をするキー操作部、40はマイコン構成のコン
トローラであり、キー操作部20の操作に応じてソース
選択制御、音量制御、ラウドネスオン・オフ制御、CD
再生動作制御、CD再生出力の信号伝達経路選択制御を
する。例えば、ユーザがキー操作部20のCDキー2
1、アナログ1キー22、アナログ2キー23のいずれ
か1つを押すと、コントローラ40は操作に応じてセレ
クタ回路5を制御し、入力ポジションをCD、ANA
1、ANA2の内、ユーザ所望のポジションに切り換
え、また、ラウドネス機能を使用できるように切り換え
スイッチ12をbのラウドネス回路6の側に切り換え
る。また、音量アップキー25または音量ダウンキー2
6を1回押す度に、コントローラ40は操作に応じて0
〜−80dBの範囲で、図示しないメモリで管理してい
る音量データを1dB単位で増減して音量設定をし、か
つ、ポテンショメータ70の検出出力が設定音量と一致
するまで電動ボリューム7を制御して、音量を可変させ
る。
ス回路6の出力を択一的に切り換える切り換えスイッ
チ、20はソース・信号経路選択操作、音量可変操作、
ラウドネスオン・オフ操作、CD再生のPLAY・ST
OP操作をするキー操作部、40はマイコン構成のコン
トローラであり、キー操作部20の操作に応じてソース
選択制御、音量制御、ラウドネスオン・オフ制御、CD
再生動作制御、CD再生出力の信号伝達経路選択制御を
する。例えば、ユーザがキー操作部20のCDキー2
1、アナログ1キー22、アナログ2キー23のいずれ
か1つを押すと、コントローラ40は操作に応じてセレ
クタ回路5を制御し、入力ポジションをCD、ANA
1、ANA2の内、ユーザ所望のポジションに切り換
え、また、ラウドネス機能を使用できるように切り換え
スイッチ12をbのラウドネス回路6の側に切り換え
る。また、音量アップキー25または音量ダウンキー2
6を1回押す度に、コントローラ40は操作に応じて0
〜−80dBの範囲で、図示しないメモリで管理してい
る音量データを1dB単位で増減して音量設定をし、か
つ、ポテンショメータ70の検出出力が設定音量と一致
するまで電動ボリューム7を制御して、音量を可変させ
る。
【0004】これにより、事前にセレクタ回路5をAN
A1またはANA2のポジションに切り換えたとき、第
1アナログ入力端子3または第2アナログ入力端子4に
入力されたアナログオーディオ信号が電動ボリューム7
で所望音量に調整されたあと、電力増幅器10で電力増
幅されて出力される。また、セレクタ回路5をCDのポ
ジションに切り換えたとき、キー操作部20のPLAY
キー29を押すと、コントローラ40がCD再生手段1
をPLAY制御してCDの再生を開始させるので、CD
から再生されたアナログオーディオ信号が電動ボリュー
ム7で所望音量に調整されたあと、電力増幅器10で電
力増幅されて出力される。
A1またはANA2のポジションに切り換えたとき、第
1アナログ入力端子3または第2アナログ入力端子4に
入力されたアナログオーディオ信号が電動ボリューム7
で所望音量に調整されたあと、電力増幅器10で電力増
幅されて出力される。また、セレクタ回路5をCDのポ
ジションに切り換えたとき、キー操作部20のPLAY
キー29を押すと、コントローラ40がCD再生手段1
をPLAY制御してCDの再生を開始させるので、CD
から再生されたアナログオーディオ信号が電動ボリュー
ム7で所望音量に調整されたあと、電力増幅器10で電
力増幅されて出力される。
【0005】小音量のため低域が聞こえ難くなったと
き、キー操作部20のラウドネスオンキー27を押せ
ば、コントローラ40がラウドネス回路6に対しオン制
御をし、低域のゲインを持ち上げさせるので、良く聞こ
えるようになる。音量を増大したとき、ラウドネスオフ
キー28を押せば、コントローラ40はラウドネス回路
6に対しオフ制御をし、低域のゲインをフラットに戻
す。STOPキーを押せば、コントローラ40がCD再
生手段1に対しSTOP制御をする。
き、キー操作部20のラウドネスオンキー27を押せ
ば、コントローラ40がラウドネス回路6に対しオン制
御をし、低域のゲインを持ち上げさせるので、良く聞こ
えるようになる。音量を増大したとき、ラウドネスオフ
キー28を押せば、コントローラ40はラウドネス回路
6に対しオフ制御をし、低域のゲインをフラットに戻
す。STOPキーを押せば、コントローラ40がCD再
生手段1に対しSTOP制御をする。
【0006】ところで、オーディオ信号がセレクタ回路
5及びラウドネス回路6を通るとき音質(S/Nなど)
が悪化するので、CDを高音質で聞きたい場合、ラウド
ネス回路6を迂回させると良い。ユーザがCDダイレク
トキー24を押したとき、コントローラ40はCD再生
出力の信号経路を変更するため切り換えスイッチ12を
a側に切り換える。すると、CDの再生出力はラウドネ
ス回路6を迂回して直接電動ボリューム7に入力される
ので、セレクタ回路5及びラウドネス回路6でのS/N
等の音質の悪化を免れる。
5及びラウドネス回路6を通るとき音質(S/Nなど)
が悪化するので、CDを高音質で聞きたい場合、ラウド
ネス回路6を迂回させると良い。ユーザがCDダイレク
トキー24を押したとき、コントローラ40はCD再生
出力の信号経路を変更するため切り換えスイッチ12を
a側に切り換える。すると、CDの再生出力はラウドネ
ス回路6を迂回して直接電動ボリューム7に入力される
ので、セレクタ回路5及びラウドネス回路6でのS/N
等の音質の悪化を免れる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】けれども、電動ボリュ
ーム7の可変抵抗器8は、音量を最小にするため分圧比
を最小とした場合でも摺動子とアース間に残留抵抗が存
在するので、−80dBという大きな減衰量を得るた
め、可変抵抗器8の抵抗体の抵抗値は大きく設定してあ
る。このため、抵抗体の大きな抵抗が信号経路にシリー
ズに入ることになり、抵抗性雑音が大きくなり、S/N
の改善が不十分なものとなっていた。また、摺動子の
内、抵抗体との接点部分が経時変化で酸化することでも
雑音が大きくなる。
ーム7の可変抵抗器8は、音量を最小にするため分圧比
を最小とした場合でも摺動子とアース間に残留抵抗が存
在するので、−80dBという大きな減衰量を得るた
め、可変抵抗器8の抵抗体の抵抗値は大きく設定してあ
る。このため、抵抗体の大きな抵抗が信号経路にシリー
ズに入ることになり、抵抗性雑音が大きくなり、S/N
の改善が不十分なものとなっていた。また、摺動子の
内、抵抗体との接点部分が経時変化で酸化することでも
雑音が大きくなる。
【0008】本発明は上記した従来技術の問題に鑑み、
ディジタルオーディオソースから得たオーディオ信号に
対し音質を悪化させずに音量を連続的に可変できる音量
調整装置を提供することを、その目的とする。
ディジタルオーディオソースから得たオーディオ信号に
対し音質を悪化させずに音量を連続的に可変できる音量
調整装置を提供することを、その目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
音量調整装置では、所定のオーディオソースから得たデ
ィジタルオーディオ信号のレベルを所定範囲内で連続的
に減衰できるディジタル減衰手段と、ディジタル減衰手
段の出力をD/A変換するD/A変換手段と、D/A変
換手段の出力側に設けられた増幅手段であって、1また
は複数のスイッチを切り換えて複数の固定抵抗の接続状
態を変えることで、ゲインを複数段階に切り換え可能と
するゲイン切り換え手段を有する増幅手段と、音量可変
操作をする音量可変操作手段と、音量可変操作手段の操
作に従い、ディジタル減衰手段と増幅手段のゲイン切り
換え手段の両者を制御し、音量調整する音量制御手段
と、を備えたことを特徴としている。
音量調整装置では、所定のオーディオソースから得たデ
ィジタルオーディオ信号のレベルを所定範囲内で連続的
に減衰できるディジタル減衰手段と、ディジタル減衰手
段の出力をD/A変換するD/A変換手段と、D/A変
換手段の出力側に設けられた増幅手段であって、1また
は複数のスイッチを切り換えて複数の固定抵抗の接続状
態を変えることで、ゲインを複数段階に切り換え可能と
するゲイン切り換え手段を有する増幅手段と、音量可変
操作をする音量可変操作手段と、音量可変操作手段の操
作に従い、ディジタル減衰手段と増幅手段のゲイン切り
換え手段の両者を制御し、音量調整する音量制御手段
と、を備えたことを特徴としている。
【0010】ディジタル減衰手段は減衰量を連続的に減
衰でき、増幅手段はゲインを段階的に切り換えられるの
で、音量可変操作に従い音量制御手段が増幅手段のゲイ
ンとディジタル減衰手段の減衰量を適当に組み合わせて
可変制御することで、音量の連続的な可変が可能とな
る。また、信号伝送系に高抵抗がシリーズに入らないの
で抵抗性雑音が大きくならず、可変抵抗器の如く摺動子
の酸化による雑音増大も起きないので、良好なS/Nが
得られ、良好な音質が得られる。音量を絞る場合、増幅
手段のゲインを大きく下げることでディジタル減衰手段
の減衰量をそれほど大きくしなくて済み、ディジタル減
衰手段だけで音量調整するときのように分解能が大幅に
悪化することもない。ディジタル減衰手段での減衰量の
可変ステップkは例えば、0.5dB、1dB、1.5
dBなどの細かさとすれば良く、ディジタル減衰手段の
減衰量の可変範囲を0dB〜−(nk)dB(但し、n
はnkが20程度の値となる整数値)としたとき、増幅
手段のゲインの切り換えは、ディジタル減衰手段の可変
幅である(nk)dBの単位で行うようにすれば良い。
衰でき、増幅手段はゲインを段階的に切り換えられるの
で、音量可変操作に従い音量制御手段が増幅手段のゲイ
ンとディジタル減衰手段の減衰量を適当に組み合わせて
可変制御することで、音量の連続的な可変が可能とな
る。また、信号伝送系に高抵抗がシリーズに入らないの
で抵抗性雑音が大きくならず、可変抵抗器の如く摺動子
の酸化による雑音増大も起きないので、良好なS/Nが
得られ、良好な音質が得られる。音量を絞る場合、増幅
手段のゲインを大きく下げることでディジタル減衰手段
の減衰量をそれほど大きくしなくて済み、ディジタル減
衰手段だけで音量調整するときのように分解能が大幅に
悪化することもない。ディジタル減衰手段での減衰量の
可変ステップkは例えば、0.5dB、1dB、1.5
dBなどの細かさとすれば良く、ディジタル減衰手段の
減衰量の可変範囲を0dB〜−(nk)dB(但し、n
はnkが20程度の値となる整数値)としたとき、増幅
手段のゲインの切り換えは、ディジタル減衰手段の可変
幅である(nk)dBの単位で行うようにすれば良い。
【0011】本発明の請求項2記載の音量調整装置で
は、所定のオーディオソースから得たディジタルオーデ
ィオ信号のレベルを所定範囲内で連続的に減衰できるデ
ィジタル減衰手段と、ディジタル減衰手段の出力をD/
A変換するD/A変換手段と、D/A変換手段の出力側
に設けられて、1または複数のスイッチを切り換えて複
数の固定抵抗の接続状態を変えることで、D/A変換手
段の出力に対する減衰量を複数段階に切り換え可能とす
るアナログ減衰手段と、音量可変操作をする音量可変操
作手段と、音量可変操作手段の操作に従い、ディジタル
減衰手段とアナログ減衰手段の両者を制御し、音量調整
する音量制御手段と、を備えたことを特徴としている。
は、所定のオーディオソースから得たディジタルオーデ
ィオ信号のレベルを所定範囲内で連続的に減衰できるデ
ィジタル減衰手段と、ディジタル減衰手段の出力をD/
A変換するD/A変換手段と、D/A変換手段の出力側
に設けられて、1または複数のスイッチを切り換えて複
数の固定抵抗の接続状態を変えることで、D/A変換手
段の出力に対する減衰量を複数段階に切り換え可能とす
るアナログ減衰手段と、音量可変操作をする音量可変操
作手段と、音量可変操作手段の操作に従い、ディジタル
減衰手段とアナログ減衰手段の両者を制御し、音量調整
する音量制御手段と、を備えたことを特徴としている。
【0012】ディジタル減衰手段は減衰量を連続的に減
衰でき、アナログ減衰手段は減衰量を段階的に切り換え
られるので、音量可変操作に従い音量制御手段がアナロ
グ減衰手段の減衰量とディジタル減衰手段の減衰量を適
当に組み合わせて可変制御することで、音量の連続的な
可変が可能となる。また、アナログ減衰手段の固定抵抗
の値は高くする必要がないので、信号伝送系にシリーズ
に入る抵抗があっても高くならないようにでき、また、
可変抵抗器の如く摺動子の酸化による雑音増大が起きな
いので、良好なS/Nが得られる。音量を絞る場合、ア
ナログ減衰手段の減衰量を大きく下げることでディジタ
ル減衰手段の減衰量をそれほど大きくしなくて済み、デ
ィジタル減衰手段だけで音量調整するときのように分解
能が大幅に悪化することもない。ディジタル減衰手段で
の減衰量の可変ステップkは例えば、0.5dB、1d
B、1.5dBなどの細かさとすれば良く、ディジタル
減衰手段の減衰量の可変範囲を0dB〜−(nk)dB
(但し、nはnkが20程度の値となる整数値)とした
とき、アナログ減衰手段の減衰量の切り換えは、ディジ
タル減衰手段の可変幅である(nk)dBの単位で行う
ようにすれば良い。
衰でき、アナログ減衰手段は減衰量を段階的に切り換え
られるので、音量可変操作に従い音量制御手段がアナロ
グ減衰手段の減衰量とディジタル減衰手段の減衰量を適
当に組み合わせて可変制御することで、音量の連続的な
可変が可能となる。また、アナログ減衰手段の固定抵抗
の値は高くする必要がないので、信号伝送系にシリーズ
に入る抵抗があっても高くならないようにでき、また、
可変抵抗器の如く摺動子の酸化による雑音増大が起きな
いので、良好なS/Nが得られる。音量を絞る場合、ア
ナログ減衰手段の減衰量を大きく下げることでディジタ
ル減衰手段の減衰量をそれほど大きくしなくて済み、デ
ィジタル減衰手段だけで音量調整するときのように分解
能が大幅に悪化することもない。ディジタル減衰手段で
の減衰量の可変ステップkは例えば、0.5dB、1d
B、1.5dBなどの細かさとすれば良く、ディジタル
減衰手段の減衰量の可変範囲を0dB〜−(nk)dB
(但し、nはnkが20程度の値となる整数値)とした
とき、アナログ減衰手段の減衰量の切り換えは、ディジ
タル減衰手段の可変幅である(nk)dBの単位で行う
ようにすれば良い。
【0013】本発明の請求項3記載の音量調整装置で
は、摺動子の移動で分圧比を連続的に可変する可変抵抗
器を用いて、所定のオーディオソースから得たアナログ
オーディオ信号に対する音量調整を行う音量調整手段
と、所定のオーディオソースから得たディジタルオーデ
ィオ信号のレベルを所定範囲内で連続的に減衰できるデ
ィジタル減衰手段と、ディジタル減衰手段の出力をD/
A変換するD/A変換手段と、選択操作に従い、D/A
変換手段の出力と音量調整手段の出力の一方を選択して
出力させる切り換え手段と、切り換え手段の出力側に設
けられた増幅手段であって、1または複数のスイッチを
切り換えて複数の固定抵抗の接続状態を変えることで、
ゲインを複数段階に切り換え可能とするゲイン切り換え
手段を有する増幅手段と、音量可変操作をする音量可変
操作手段と、音量可変操作手段の操作に基づき、切り換
え手段がD/A変換手段の側に切り換えられていると
き、ディジタル減衰手段とゲイン切り換え手段の両者を
制御して音量調整し、切り換え手段が音量調整手段の側
に切り換えられているとき、音量調整手段を制御して可
変抵抗器の摺動子を移動し、音量調整する音量制御手段
と、を備えたことを特徴としている。
は、摺動子の移動で分圧比を連続的に可変する可変抵抗
器を用いて、所定のオーディオソースから得たアナログ
オーディオ信号に対する音量調整を行う音量調整手段
と、所定のオーディオソースから得たディジタルオーデ
ィオ信号のレベルを所定範囲内で連続的に減衰できるデ
ィジタル減衰手段と、ディジタル減衰手段の出力をD/
A変換するD/A変換手段と、選択操作に従い、D/A
変換手段の出力と音量調整手段の出力の一方を選択して
出力させる切り換え手段と、切り換え手段の出力側に設
けられた増幅手段であって、1または複数のスイッチを
切り換えて複数の固定抵抗の接続状態を変えることで、
ゲインを複数段階に切り換え可能とするゲイン切り換え
手段を有する増幅手段と、音量可変操作をする音量可変
操作手段と、音量可変操作手段の操作に基づき、切り換
え手段がD/A変換手段の側に切り換えられていると
き、ディジタル減衰手段とゲイン切り換え手段の両者を
制御して音量調整し、切り換え手段が音量調整手段の側
に切り換えられているとき、音量調整手段を制御して可
変抵抗器の摺動子を移動し、音量調整する音量制御手段
と、を備えたことを特徴としている。
【0014】これにより、ディジタル減衰手段は減衰量
を連続的に減衰でき、増幅手段はゲインを段階的に切り
換えられるので、切り換え手段をD/A変換手段の側に
切り換えられているとき、音量可変操作に従い音量制御
手段が増幅手段のゲインとディジタル減衰手段の減衰量
を適当に組み合わせて可変制御することで、ディジタル
オーディオソースから得たオーディオ信号に対し音量を
連続的に可変できる。そして、ディジタルオーディオソ
ースから得たオーディオ信号の伝送系に高抵抗がシリー
ズに入らないので抵抗性雑音が大きくならず、可変抵抗
器の如く摺動子の酸化による雑音増大も起きないので、
良好なS/Nが得られる。音量を絞る場合、増幅手段の
ゲインを大きく下げることでディジタル減衰手段の減衰
量をそれほど大きくしなくて済み、ディジタル減衰手段
だけで音量調整するときのように分解能が大幅に悪化す
ることもない。また、切り換え手段を音量調整手段の側
に切り換えれば、所定のオーディオソースから得たアナ
ログオーディオ信号に対しても連続的な音量調整ができ
る。
を連続的に減衰でき、増幅手段はゲインを段階的に切り
換えられるので、切り換え手段をD/A変換手段の側に
切り換えられているとき、音量可変操作に従い音量制御
手段が増幅手段のゲインとディジタル減衰手段の減衰量
を適当に組み合わせて可変制御することで、ディジタル
オーディオソースから得たオーディオ信号に対し音量を
連続的に可変できる。そして、ディジタルオーディオソ
ースから得たオーディオ信号の伝送系に高抵抗がシリー
ズに入らないので抵抗性雑音が大きくならず、可変抵抗
器の如く摺動子の酸化による雑音増大も起きないので、
良好なS/Nが得られる。音量を絞る場合、増幅手段の
ゲインを大きく下げることでディジタル減衰手段の減衰
量をそれほど大きくしなくて済み、ディジタル減衰手段
だけで音量調整するときのように分解能が大幅に悪化す
ることもない。また、切り換え手段を音量調整手段の側
に切り換えれば、所定のオーディオソースから得たアナ
ログオーディオ信号に対しても連続的な音量調整ができ
る。
【0015】請求項3記載の音量調整装置においては、
音量制御手段は、切り換え手段が音量調整手段の側に切
り換えられているとき、ゲイン切り換え手段を最大ゲイ
ンに切り換えておくことで、最大音量が低くなり過ぎる
のを防ぐことができる。また、切り換え手段がD/A変
換手段の側に切り換えられているとき、音量調整手段も
制御して摺動子を移動し、音量調整することで、切り換
え手段がD/A変換手段の側から音量調整手段の側に切
り換えられたときに音量が大きく変わるのを抑えること
ができる。また、音量調整手段の前段にラウドネス回
路、グラフィックイコライザ回路など、オーディオ信号
の周波数特性を調整する周波数特性調整手段を設けれ
ば、切り換え手段が音量調整手段の側に切り換えられて
いるとき、周波数特性を調整可能となる。
音量制御手段は、切り換え手段が音量調整手段の側に切
り換えられているとき、ゲイン切り換え手段を最大ゲイ
ンに切り換えておくことで、最大音量が低くなり過ぎる
のを防ぐことができる。また、切り換え手段がD/A変
換手段の側に切り換えられているとき、音量調整手段も
制御して摺動子を移動し、音量調整することで、切り換
え手段がD/A変換手段の側から音量調整手段の側に切
り換えられたときに音量が大きく変わるのを抑えること
ができる。また、音量調整手段の前段にラウドネス回
路、グラフィックイコライザ回路など、オーディオ信号
の周波数特性を調整する周波数特性調整手段を設けれ
ば、切り換え手段が音量調整手段の側に切り換えられて
いるとき、周波数特性を調整可能となる。
【0016】また、音量調整手段に入力するアナログオ
ーディオ信号は、D/A変換手段の出力から得るように
しても良く、この場合、音量制御手段は、切り換え手段
が音量調整手段の側に切り換えられているとき、ディジ
タル減衰手段の減衰量を最小にし、ゲイン切り換え手段
を最大ゲインに切り換えておくことで、最大音量が低く
なり過ぎないようにできる。また、音量制御手段は、音
量可変操作に従いユーザ所望の音量を可変設定し、切り
換え手段がD/A変換手段の側に切り換えられていると
き、ディジタル減衰手段とゲイン切り換え手段の両者を
制御して所望音量に調整し、切り換え手段が音量調整手
段の側に切り換えられているとき、音量調整手段を制御
して可変抵抗器の摺動子を移動し、所望音量に調整する
とともにゲイン切り換え手段を最大ゲインとすれば、D
/A変換手段の出力を音量調整手段に入力するアナログ
オーディオ信号とする場合を除いて、切り換え手段を切
り換える前と後とで音量を同じにできる。D/A変換手
段の出力を音量調整手段に入力するアナログオーディオ
信号とする場合は、切り換え手段が音量調整手段の側に
切り換えられているとき、ゲイン切り換え手段を最大ゲ
インとするのに加えてディジタル減衰手段の減衰量を最
小としておくことで切り換え手段を切り換えた前と後の
音量を同じにできる。切り換え手段を音量調整手段側か
らD/A変換手段側に切り換える際、先に、ディジタル
減衰手段とゲイン切り換え手段の両者を制御して所望音
量に調整しておくようにし、切り換え手段をD/A変換
手段側から音量調整手段側に切り換える際、先に、音量
調整手段を制御して所望音量に調整しておくようにすれ
ば、切り換え直後に過大な音が出るのを防ぐことができ
る。
ーディオ信号は、D/A変換手段の出力から得るように
しても良く、この場合、音量制御手段は、切り換え手段
が音量調整手段の側に切り換えられているとき、ディジ
タル減衰手段の減衰量を最小にし、ゲイン切り換え手段
を最大ゲインに切り換えておくことで、最大音量が低く
なり過ぎないようにできる。また、音量制御手段は、音
量可変操作に従いユーザ所望の音量を可変設定し、切り
換え手段がD/A変換手段の側に切り換えられていると
き、ディジタル減衰手段とゲイン切り換え手段の両者を
制御して所望音量に調整し、切り換え手段が音量調整手
段の側に切り換えられているとき、音量調整手段を制御
して可変抵抗器の摺動子を移動し、所望音量に調整する
とともにゲイン切り換え手段を最大ゲインとすれば、D
/A変換手段の出力を音量調整手段に入力するアナログ
オーディオ信号とする場合を除いて、切り換え手段を切
り換える前と後とで音量を同じにできる。D/A変換手
段の出力を音量調整手段に入力するアナログオーディオ
信号とする場合は、切り換え手段が音量調整手段の側に
切り換えられているとき、ゲイン切り換え手段を最大ゲ
インとするのに加えてディジタル減衰手段の減衰量を最
小としておくことで切り換え手段を切り換えた前と後の
音量を同じにできる。切り換え手段を音量調整手段側か
らD/A変換手段側に切り換える際、先に、ディジタル
減衰手段とゲイン切り換え手段の両者を制御して所望音
量に調整しておくようにし、切り換え手段をD/A変換
手段側から音量調整手段側に切り換える際、先に、音量
調整手段を制御して所望音量に調整しておくようにすれ
ば、切り換え直後に過大な音が出るのを防ぐことができ
る。
【0017】本発明の請求項4記載の音量調整装置で
は、音量可変操作手段の操作による摺動子の移動で分圧
比を連続的に可変する可変抵抗器を用いて、所定のオー
ディオソースから得たアナログオーディオ信号に対する
音量調整を行う音量調整手段と、所定のオーディオソー
スから得たディジタルオーディオ信号のレベルを所定範
囲内で連続的に減衰できるディジタル減衰手段と、ディ
ジタル減衰手段の出力をD/A変換するD/A変換手段
と、選択操作に従い、D/A変換手段の出力と音量調整
手段の出力の一方を選択して出力させる切り換え手段
と、切り換え手段の出力側に設けられた増幅手段であっ
て、1または複数のスイッチを切り換えて複数の固定抵
抗の接続状態を変えることで、ゲインを複数段階に切り
換え可能とするゲイン切り換え手段を有する増幅手段
と、音量調整手段の音量位置を検出する音量位置検出手
段と、切り換え手段がD/A変換手段の側に切り換えら
れているとき、ディジタル減衰手段とゲイン切り換え手
段の両者を制御して、音量位置検出手段で検出された所
望音量に調整する音量制御手段と、を備えたことを特徴
としている。
は、音量可変操作手段の操作による摺動子の移動で分圧
比を連続的に可変する可変抵抗器を用いて、所定のオー
ディオソースから得たアナログオーディオ信号に対する
音量調整を行う音量調整手段と、所定のオーディオソー
スから得たディジタルオーディオ信号のレベルを所定範
囲内で連続的に減衰できるディジタル減衰手段と、ディ
ジタル減衰手段の出力をD/A変換するD/A変換手段
と、選択操作に従い、D/A変換手段の出力と音量調整
手段の出力の一方を選択して出力させる切り換え手段
と、切り換え手段の出力側に設けられた増幅手段であっ
て、1または複数のスイッチを切り換えて複数の固定抵
抗の接続状態を変えることで、ゲインを複数段階に切り
換え可能とするゲイン切り換え手段を有する増幅手段
と、音量調整手段の音量位置を検出する音量位置検出手
段と、切り換え手段がD/A変換手段の側に切り換えら
れているとき、ディジタル減衰手段とゲイン切り換え手
段の両者を制御して、音量位置検出手段で検出された所
望音量に調整する音量制御手段と、を備えたことを特徴
としている。
【0018】音量可変操作手段が操作されると、音量位
置検出手段が音量位置を検出し、該検出した音量位置に
基づき、音量制御手段は、切り換え手段がD/A変換手
段の側に切り換えられているとき、ディジタル減衰手段
とゲイン切り換え手段の両者を制御して、音量位置検出
手段で検出された所望音量に調整する。これにより、デ
ィジタルオーディオソースから得たオーディオ信号に対
し音量を連続的に可変できる。そして、ディジタルオー
ディオソースから得たオーディオ信号の伝送系に高抵抗
がシリーズに入らないので抵抗性雑音が大きくならず、
可変抵抗器の如く摺動子の酸化による雑音増大も起きな
いので、良好なS/Nが得られる。また、切り換え手段
を音量調整手段の側に切り換えれば、所定のオーディオ
ソースから得たアナログオーディオ信号に対しても連続
的な音量調整ができる。
置検出手段が音量位置を検出し、該検出した音量位置に
基づき、音量制御手段は、切り換え手段がD/A変換手
段の側に切り換えられているとき、ディジタル減衰手段
とゲイン切り換え手段の両者を制御して、音量位置検出
手段で検出された所望音量に調整する。これにより、デ
ィジタルオーディオソースから得たオーディオ信号に対
し音量を連続的に可変できる。そして、ディジタルオー
ディオソースから得たオーディオ信号の伝送系に高抵抗
がシリーズに入らないので抵抗性雑音が大きくならず、
可変抵抗器の如く摺動子の酸化による雑音増大も起きな
いので、良好なS/Nが得られる。また、切り換え手段
を音量調整手段の側に切り換えれば、所定のオーディオ
ソースから得たアナログオーディオ信号に対しても連続
的な音量調整ができる。
【0019】請求項4の音量調整装置においては、音量
調整手段の前段にオーディオ信号の周波数特性を調整す
る周波数特性調整手段を設けて、切り換え手段が音量調
整手段の側に切り換えられているとき、周波数特性を調
整可能となる。また、切り換え手段が音量調整手段の側
に切り換えられているとき、ゲイン切り換え手段を最大
ゲインに切り換えておけば、最大音量が低くなり過ぎな
いようにできる。また、音量調整手段に入力するアナロ
グオーディオ信号は、D/A変換手段の出力から得るよ
うにしても良く、この場合、音量制御手段は、切り換え
手段が音量調整手段の側に切り換えられているとき、デ
ィジタル減衰手段の減衰量を最小にすることで最大音量
が低くなり過ぎないようにでき、加えて、ゲイン切り換
え手段を最大ゲインに切り換えることで、切り換え手段
の切り換え前後で音量を同じにできる。切り換え手段を
音量調整手段側からD/A変換手段側に切り換える際、
先に、ディジタル減衰手段とゲイン切り換え手段の両者
を制御して所望音量に調整しておくようにすれば、切り
換え直後に過大な音が出るのを防ぐことができる。
調整手段の前段にオーディオ信号の周波数特性を調整す
る周波数特性調整手段を設けて、切り換え手段が音量調
整手段の側に切り換えられているとき、周波数特性を調
整可能となる。また、切り換え手段が音量調整手段の側
に切り換えられているとき、ゲイン切り換え手段を最大
ゲインに切り換えておけば、最大音量が低くなり過ぎな
いようにできる。また、音量調整手段に入力するアナロ
グオーディオ信号は、D/A変換手段の出力から得るよ
うにしても良く、この場合、音量制御手段は、切り換え
手段が音量調整手段の側に切り換えられているとき、デ
ィジタル減衰手段の減衰量を最小にすることで最大音量
が低くなり過ぎないようにでき、加えて、ゲイン切り換
え手段を最大ゲインに切り換えることで、切り換え手段
の切り換え前後で音量を同じにできる。切り換え手段を
音量調整手段側からD/A変換手段側に切り換える際、
先に、ディジタル減衰手段とゲイン切り換え手段の両者
を制御して所望音量に調整しておくようにすれば、切り
換え直後に過大な音が出るのを防ぐことができる。
【0020】本発明の請求項5記載の音量調整装置で
は、摺動子の移動で分圧比を連続的に可変する可変抵抗
器を用いて、所定のオーディオソースから得たアナログ
オーディオ信号に対する音量調整を行う音量調整手段
と、所定のオーディオソースから得たディジタルオーデ
ィオ信号のレベルを所定範囲内で連続的に減衰できるデ
ィジタル減衰手段と、ディジタル減衰手段の出力をD/
A変換するD/A変換手段と、選択操作に従い、D/A
変換手段の出力と音量調整手段の出力の一方を選択して
出力させる切り換え手段と、D/A変換手段と切り換え
手段の間または切り換え手段の出力側に設けられて、1
または複数のスイッチを切り換えて複数の固定抵抗の接
続状態を変えることで、D/A変換手段の出力または切
り換え手段の出力に対する減衰量を複数段階に切り換え
可能とするアナログ減衰手段と、音量可変操作をする音
量可変操作手段と、音量可変操作手段の操作に基づき、
切り換え手段がD/A変換手段の側に切り換えられてい
るとき、ディジタル減衰手段とアナログ減衰手段の両者
を制御して音量調整し、切り換え手段が音量調整手段の
側に切り換えられているとき、音量調整手段を制御して
可変抵抗器の摺動子を移動し、音量調整する音量制御手
段と、を備えたことを特徴としている。
は、摺動子の移動で分圧比を連続的に可変する可変抵抗
器を用いて、所定のオーディオソースから得たアナログ
オーディオ信号に対する音量調整を行う音量調整手段
と、所定のオーディオソースから得たディジタルオーデ
ィオ信号のレベルを所定範囲内で連続的に減衰できるデ
ィジタル減衰手段と、ディジタル減衰手段の出力をD/
A変換するD/A変換手段と、選択操作に従い、D/A
変換手段の出力と音量調整手段の出力の一方を選択して
出力させる切り換え手段と、D/A変換手段と切り換え
手段の間または切り換え手段の出力側に設けられて、1
または複数のスイッチを切り換えて複数の固定抵抗の接
続状態を変えることで、D/A変換手段の出力または切
り換え手段の出力に対する減衰量を複数段階に切り換え
可能とするアナログ減衰手段と、音量可変操作をする音
量可変操作手段と、音量可変操作手段の操作に基づき、
切り換え手段がD/A変換手段の側に切り換えられてい
るとき、ディジタル減衰手段とアナログ減衰手段の両者
を制御して音量調整し、切り換え手段が音量調整手段の
側に切り換えられているとき、音量調整手段を制御して
可変抵抗器の摺動子を移動し、音量調整する音量制御手
段と、を備えたことを特徴としている。
【0021】これにより、ディジタル減衰手段は減衰量
を連続的に減衰でき、アナログ減衰手段は減衰量を段階
的に切り換えられるので、切り換え手段がD/A変換手
段の側に切り換えられているとき、音量可変操作に従い
音量制御手段がアナログ減衰手段の減衰量とディジタル
減衰手段の減衰量を適当に組み合わせて可変制御するこ
とで、ディジタルオーディオソースから得たオーディオ
信号に対し音量を連続的に可変できる。そして、アナロ
グ減衰手段は信号系にシリーズに高抵抗を入れる必要は
ないので、ディジタルオーディオソースから得たオーデ
ィオ信号の伝送系に高抵抗がシリーズに入らないように
して抵抗性雑音が大きくならないようにでき、可変抵抗
器の如く摺動子の酸化による雑音増大も起きないので、
良好なS/Nが得られる。音量を絞る場合、アナログ減
衰手段の減衰量を大きく下げることでディジタル減衰手
段の減衰量をそれほど大きくしなくて済み、ディジタル
減衰手段だけで音量調整するときのように分解能が大幅
に悪化することもない。また、切り換え手段を音量調整
手段の側に切り換えれば、所定のオーディオソースから
得たアナログオーディオ信号に対しても連続的な音量調
整ができる。
を連続的に減衰でき、アナログ減衰手段は減衰量を段階
的に切り換えられるので、切り換え手段がD/A変換手
段の側に切り換えられているとき、音量可変操作に従い
音量制御手段がアナログ減衰手段の減衰量とディジタル
減衰手段の減衰量を適当に組み合わせて可変制御するこ
とで、ディジタルオーディオソースから得たオーディオ
信号に対し音量を連続的に可変できる。そして、アナロ
グ減衰手段は信号系にシリーズに高抵抗を入れる必要は
ないので、ディジタルオーディオソースから得たオーデ
ィオ信号の伝送系に高抵抗がシリーズに入らないように
して抵抗性雑音が大きくならないようにでき、可変抵抗
器の如く摺動子の酸化による雑音増大も起きないので、
良好なS/Nが得られる。音量を絞る場合、アナログ減
衰手段の減衰量を大きく下げることでディジタル減衰手
段の減衰量をそれほど大きくしなくて済み、ディジタル
減衰手段だけで音量調整するときのように分解能が大幅
に悪化することもない。また、切り換え手段を音量調整
手段の側に切り換えれば、所定のオーディオソースから
得たアナログオーディオ信号に対しても連続的な音量調
整ができる。
【0022】請求項5記載の音量調整装置においては、
音量制御手段は、切り換え手段が音量調整手段の側に切
り換えられているときに、アナログ減衰手段を最小減衰
量にしておくことで、最大音量が低くなり過ぎるのを防
ぐことができる(切り換え手段の出力側にアナログ減衰
手段が設けてある場合)。また、切り換え手段がD/A
変換手段の出力側に切り換えられているとき、音量調整
手段も制御して摺動子を移動し、音量調整することで、
切り換え手段がD/A変換手段の出力側から音量調整手
段の側に切り換えられたときに音量が大きく変わるのを
抑えることができる。また、音量調整手段の前段にラウ
ドネス回路、グラフィックイコライザ回路など、オーデ
ィオ信号の周波数特性を調整する周波数特性調整手段を
設ければ、切り換え手段が音量調整手段の側に切り換え
られているとき、周波数特性を調整可能となる。
音量制御手段は、切り換え手段が音量調整手段の側に切
り換えられているときに、アナログ減衰手段を最小減衰
量にしておくことで、最大音量が低くなり過ぎるのを防
ぐことができる(切り換え手段の出力側にアナログ減衰
手段が設けてある場合)。また、切り換え手段がD/A
変換手段の出力側に切り換えられているとき、音量調整
手段も制御して摺動子を移動し、音量調整することで、
切り換え手段がD/A変換手段の出力側から音量調整手
段の側に切り換えられたときに音量が大きく変わるのを
抑えることができる。また、音量調整手段の前段にラウ
ドネス回路、グラフィックイコライザ回路など、オーデ
ィオ信号の周波数特性を調整する周波数特性調整手段を
設ければ、切り換え手段が音量調整手段の側に切り換え
られているとき、周波数特性を調整可能となる。
【0023】また、音量調整手段に入力するアナログオ
ーディオ信号は、D/A変換手段の出力から得るように
しても良く、この場合、音量制御手段は、切り換え手段
が音量調整手段の側に切り換えられているとき、ディジ
タル減衰手段の減衰量(D/A変換手段の出力側に切り
換え手段が設けてある場合)またはディジタル減衰手段
とアナログ減衰手段の減衰量(切り換え手段の出力側に
アナログ減衰手段が設けてある場合)を最小減衰量とし
ておくことで、最大音量が低くなり過ぎないようにでき
る。また、音量制御手段は、音量可変操作に従いユーザ
所望の音量を可変設定し、切り換え手段がD/A変換手
段の出力側に切り換えられているとき、ディジタル減衰
手段とアナログ減衰手段の両者を制御して所望音量に調
整し、切り換え手段が音量調整手段の側に切り換えられ
ているとき、音量調整手段を制御して可変抵抗器の摺動
子を移動し、所望音量に調整するとともにアナログ減衰
手段(切り換え手段の出力側にアナログ減衰手段が設け
てある場合)を最小減衰量とすれば、D/A変換手段の
出力を音量調整手段に入力するアナログオーディオ信号
とする場合を除いて、切り換え手段を切り換えた前と後
の音量を同じにできる。D/A変換手段の出力を音量調
整手段に入力するアナログオーディオ信号とする場合
は、切り換え手段が音量調整手段の側に切り換えられて
いるとき、ディジタル減衰手段の減衰量を最小とし、切
り換え手段の出力側にアナログ減衰手段が設けられてい
る場合は更に該アナログ減衰手段を最小減衰量としてお
くことで、切り換え手段を切り換えた前と後の音量を同
じにできる。切り換え手段を音量調整手段側からD/A
変換手段の出力側に切り換える際、先に、ディジタル減
衰手段(D/A変換手段と切り換え手段の間にアナログ
減衰手段が設けられている場合)またはディジタル減衰
手段とアナログ減衰手段の両者(切り換え手段の出力側
にアナログ減衰手段が設けられている場合)を制御して
所望音量に調整しておくようにし、切り換え手段をD/
A変換手段の出力側から音量調整手段側に切り換える
際、先に、音量調整手段を制御して所望音量に調整して
おくようにすれば、切り換え直後に過大な音が出るのを
防ぐことができる。
ーディオ信号は、D/A変換手段の出力から得るように
しても良く、この場合、音量制御手段は、切り換え手段
が音量調整手段の側に切り換えられているとき、ディジ
タル減衰手段の減衰量(D/A変換手段の出力側に切り
換え手段が設けてある場合)またはディジタル減衰手段
とアナログ減衰手段の減衰量(切り換え手段の出力側に
アナログ減衰手段が設けてある場合)を最小減衰量とし
ておくことで、最大音量が低くなり過ぎないようにでき
る。また、音量制御手段は、音量可変操作に従いユーザ
所望の音量を可変設定し、切り換え手段がD/A変換手
段の出力側に切り換えられているとき、ディジタル減衰
手段とアナログ減衰手段の両者を制御して所望音量に調
整し、切り換え手段が音量調整手段の側に切り換えられ
ているとき、音量調整手段を制御して可変抵抗器の摺動
子を移動し、所望音量に調整するとともにアナログ減衰
手段(切り換え手段の出力側にアナログ減衰手段が設け
てある場合)を最小減衰量とすれば、D/A変換手段の
出力を音量調整手段に入力するアナログオーディオ信号
とする場合を除いて、切り換え手段を切り換えた前と後
の音量を同じにできる。D/A変換手段の出力を音量調
整手段に入力するアナログオーディオ信号とする場合
は、切り換え手段が音量調整手段の側に切り換えられて
いるとき、ディジタル減衰手段の減衰量を最小とし、切
り換え手段の出力側にアナログ減衰手段が設けられてい
る場合は更に該アナログ減衰手段を最小減衰量としてお
くことで、切り換え手段を切り換えた前と後の音量を同
じにできる。切り換え手段を音量調整手段側からD/A
変換手段の出力側に切り換える際、先に、ディジタル減
衰手段(D/A変換手段と切り換え手段の間にアナログ
減衰手段が設けられている場合)またはディジタル減衰
手段とアナログ減衰手段の両者(切り換え手段の出力側
にアナログ減衰手段が設けられている場合)を制御して
所望音量に調整しておくようにし、切り換え手段をD/
A変換手段の出力側から音量調整手段側に切り換える
際、先に、音量調整手段を制御して所望音量に調整して
おくようにすれば、切り換え直後に過大な音が出るのを
防ぐことができる。
【0024】本発明の請求項6記載の音量調整装置で
は、音量可変操作手段の操作による摺動子の移動で分圧
比を連続的に可変する可変抵抗器を用いて、所定のオー
ディオソースから得たアナログオーディオ信号に対する
音量調整を行う音量調整手段と、所定のオーディオソー
スから得たディジタルオーディオ信号のレベルを所定範
囲内で連続的に減衰できるディジタル減衰手段と、ディ
ジタル減衰手段の出力をD/A変換するD/A変換手段
と、選択操作に従い、D/A変換手段の出力と音量調整
手段の出力の一方を選択して出力させる切り換え手段
と、D/A変換手段と切り換え手段の間または切り換え
手段の出力側に設けられて、1または複数のスイッチを
切り換えて複数の固定抵抗の接続状態を変えることで、
D/A変換手段の出力または切り換え手段の出力に対す
る減衰量を複数段階に切り換え可能とするアナログ減衰
手段と、音量調整手段の音量位置を検出する音量位置検
出手段と、切り換え手段がD/A変換手段の側に切り換
えられているとき、ディジタル減衰手段とアナログ減衰
手段の両者を制御して、音量位置検出手段で検出された
所望音量レベルに調整する音量制御手段と、を備えたこ
とを特徴としている。
は、音量可変操作手段の操作による摺動子の移動で分圧
比を連続的に可変する可変抵抗器を用いて、所定のオー
ディオソースから得たアナログオーディオ信号に対する
音量調整を行う音量調整手段と、所定のオーディオソー
スから得たディジタルオーディオ信号のレベルを所定範
囲内で連続的に減衰できるディジタル減衰手段と、ディ
ジタル減衰手段の出力をD/A変換するD/A変換手段
と、選択操作に従い、D/A変換手段の出力と音量調整
手段の出力の一方を選択して出力させる切り換え手段
と、D/A変換手段と切り換え手段の間または切り換え
手段の出力側に設けられて、1または複数のスイッチを
切り換えて複数の固定抵抗の接続状態を変えることで、
D/A変換手段の出力または切り換え手段の出力に対す
る減衰量を複数段階に切り換え可能とするアナログ減衰
手段と、音量調整手段の音量位置を検出する音量位置検
出手段と、切り換え手段がD/A変換手段の側に切り換
えられているとき、ディジタル減衰手段とアナログ減衰
手段の両者を制御して、音量位置検出手段で検出された
所望音量レベルに調整する音量制御手段と、を備えたこ
とを特徴としている。
【0025】音量可変操作手段が操作されると、音量位
置検出手段が音量位置を検出し、該検出した音量位置に
基づき、音量制御手段は、切り換え手段がD/A変換手
段の側に切り換えられているとき、ディジタル減衰手段
とアナログ減衰手段の両者を制御して、音量位置検出手
段で検出された所望音量に調整する。これにより、ディ
ジタルオーディオソースから得たオーディオ信号に対し
音量を連続的に可変できる。そして、ディジタルオーデ
ィオソースから得たオーディオ信号の伝送系に高抵抗が
シリーズに入らないので抵抗性雑音が大きくならず、可
変抵抗器の如く摺動子の酸化による雑音増大も起きない
ので、良好なS/Nが得られる。また、切り換え手段を
音量調整手段の側に切り換えれば、所定のオーディオソ
ースから得たアナログオーディオ信号に対しても連続的
な音量調整ができる。
置検出手段が音量位置を検出し、該検出した音量位置に
基づき、音量制御手段は、切り換え手段がD/A変換手
段の側に切り換えられているとき、ディジタル減衰手段
とアナログ減衰手段の両者を制御して、音量位置検出手
段で検出された所望音量に調整する。これにより、ディ
ジタルオーディオソースから得たオーディオ信号に対し
音量を連続的に可変できる。そして、ディジタルオーデ
ィオソースから得たオーディオ信号の伝送系に高抵抗が
シリーズに入らないので抵抗性雑音が大きくならず、可
変抵抗器の如く摺動子の酸化による雑音増大も起きない
ので、良好なS/Nが得られる。また、切り換え手段を
音量調整手段の側に切り換えれば、所定のオーディオソ
ースから得たアナログオーディオ信号に対しても連続的
な音量調整ができる。
【0026】請求項6の音量調整装置においては、音量
調整手段の前段にオーディオ信号の周波数特性を調整す
る周波数特性調整手段を設けることで、切り換え手段が
音量調整手段の側に切り換えられているとき、周波数特
性を調整可能となる。また、切り換え手段が音量調整手
段の側に切り換えられているとき、アナログ減衰手段を
最小減衰量に切り換えておけば、最大音量が低くなり過
ぎないようにできる(切り換え手段の出力側にアナログ
減衰手段が設けられている場合)。また、音量調整手段
に入力するアナログオーディオ信号は、D/A変換手段
の出力から得るようにしても良く、この場合、音量制御
手段は、切り換え手段が音量調整手段の側に切り換えら
れているとき、ディジタル減衰手段の減衰量を最小にす
ることで最大音量が低くなり過ぎないようにできる。D
/A変換手段と切り換え手段の間にアナログ減衰手段が
設けられているときは、音量制御手段は、切り換え手段
が音量調整手段の側に切り換えられているとき、ディジ
タル減衰手段の減衰量を最小にし、加えて、アナログ減
衰手段を最大ゲインに切り換えることで、切り換え手段
の切り換え前後で音量が同じにできる。切り換え手段を
音量調整手段側からD/A変換手段側に切り換える際、
先に、ディジタル減衰手段とアナログ減衰手段の両者を
制御して所望音量に調整しておくようにすれば、切り換
え直後に過大な音が出るのを防ぐことができる。
調整手段の前段にオーディオ信号の周波数特性を調整す
る周波数特性調整手段を設けることで、切り換え手段が
音量調整手段の側に切り換えられているとき、周波数特
性を調整可能となる。また、切り換え手段が音量調整手
段の側に切り換えられているとき、アナログ減衰手段を
最小減衰量に切り換えておけば、最大音量が低くなり過
ぎないようにできる(切り換え手段の出力側にアナログ
減衰手段が設けられている場合)。また、音量調整手段
に入力するアナログオーディオ信号は、D/A変換手段
の出力から得るようにしても良く、この場合、音量制御
手段は、切り換え手段が音量調整手段の側に切り換えら
れているとき、ディジタル減衰手段の減衰量を最小にす
ることで最大音量が低くなり過ぎないようにできる。D
/A変換手段と切り換え手段の間にアナログ減衰手段が
設けられているときは、音量制御手段は、切り換え手段
が音量調整手段の側に切り換えられているとき、ディジ
タル減衰手段の減衰量を最小にし、加えて、アナログ減
衰手段を最大ゲインに切り換えることで、切り換え手段
の切り換え前後で音量が同じにできる。切り換え手段を
音量調整手段側からD/A変換手段側に切り換える際、
先に、ディジタル減衰手段とアナログ減衰手段の両者を
制御して所望音量に調整しておくようにすれば、切り換
え直後に過大な音が出るのを防ぐことができる。
【0027】請求項1〜6の音量調整装置において、デ
ィジタルオーディオ信号を得るためのオーディオソース
機器には、音量調整装置の内部または外部に設けられた
CD再生手段、MD(ミニディスク)再生手段、DVD
(ディジタルバーサタイルディスク)再生手段などの光
ディスク再生手段、DAT(ディジタルオーディオテー
プ)再生手段、有線または無線のディジタル音楽(ディ
ジタルTV)放送受信手段、パーソナルコンピュータシ
ステム等の有線または無線のディジタル音楽付情報通信
受信手段など種々の機器が適用できる。また、音量調整
手段に入力するアナログオーディオ信号を得るためのオ
ーディオソース機器は、カセットテープ再生手段、アナ
ログ音楽放送の受信手段、CD、MD、DVD、DAT
テープ等のディジタルオーディオの記録媒体の再生手段
でアナログ出力を有するもの、有線または無線のディジ
タル音楽(ディジタルTV)放送受信手段でアナログ出
力を有するもの、パーソナルコンピュータシステム等の
有線または無線のディジタル音楽付情報通信受信手段な
ど種々の機器が適用でき、音量調整装置の内部または外
部のいずれに存在しても良い。また、請求項1、3、4
の音量調整装置において、増幅手段は電圧増幅手段、電
力増幅手段、インピーダンス変換用のバッファアンプな
どでも良い。
ィジタルオーディオ信号を得るためのオーディオソース
機器には、音量調整装置の内部または外部に設けられた
CD再生手段、MD(ミニディスク)再生手段、DVD
(ディジタルバーサタイルディスク)再生手段などの光
ディスク再生手段、DAT(ディジタルオーディオテー
プ)再生手段、有線または無線のディジタル音楽(ディ
ジタルTV)放送受信手段、パーソナルコンピュータシ
ステム等の有線または無線のディジタル音楽付情報通信
受信手段など種々の機器が適用できる。また、音量調整
手段に入力するアナログオーディオ信号を得るためのオ
ーディオソース機器は、カセットテープ再生手段、アナ
ログ音楽放送の受信手段、CD、MD、DVD、DAT
テープ等のディジタルオーディオの記録媒体の再生手段
でアナログ出力を有するもの、有線または無線のディジ
タル音楽(ディジタルTV)放送受信手段でアナログ出
力を有するもの、パーソナルコンピュータシステム等の
有線または無線のディジタル音楽付情報通信受信手段な
ど種々の機器が適用でき、音量調整装置の内部または外
部のいずれに存在しても良い。また、請求項1、3、4
の音量調整装置において、増幅手段は電圧増幅手段、電
力増幅手段、インピーダンス変換用のバッファアンプな
どでも良い。
【0028】
【発明の実施の態様】次に、図1を参照して本発明の第
1の実施の態様を説明する。図1は本発明に係るパワー
アンプの回路図であり、図8と同一の構成部分には同一
の符号が付してある。図1のパワーアンプでは、ディジ
タルオーディオソース機器としてのCD再生手段がパワ
ーアンプに内蔵されている。ディジタルオーディオソー
ス機器としてのCD再生手段1の出力側にはディジタル
フィルタで構成されたディジタルアッテネータ50が設
けられいる。このディジタルアッテネータ50は、後述
するコントローラの制御を受けて0〜−20dBの範囲
で、1dB単位で減衰量を増減する。CD再生時にユー
ザの要望によりラウドネス回路6を迂回させるための切
り換えスイッチ12は図8では電動ボリューム7の前段
に設けられていたが、ここでは後段に設けられており、
a端子がD/A変換回路2の出力側、b端子が電動ボリ
ューム7の出力側と接続されている。切り換えスイッチ
12はソース・信号経路の選択操作に従いコントローラ
により切り換え制御される。
1の実施の態様を説明する。図1は本発明に係るパワー
アンプの回路図であり、図8と同一の構成部分には同一
の符号が付してある。図1のパワーアンプでは、ディジ
タルオーディオソース機器としてのCD再生手段がパワ
ーアンプに内蔵されている。ディジタルオーディオソー
ス機器としてのCD再生手段1の出力側にはディジタル
フィルタで構成されたディジタルアッテネータ50が設
けられいる。このディジタルアッテネータ50は、後述
するコントローラの制御を受けて0〜−20dBの範囲
で、1dB単位で減衰量を増減する。CD再生時にユー
ザの要望によりラウドネス回路6を迂回させるための切
り換えスイッチ12は図8では電動ボリューム7の前段
に設けられていたが、ここでは後段に設けられており、
a端子がD/A変換回路2の出力側、b端子が電動ボリ
ューム7の出力側と接続されている。切り換えスイッチ
12はソース・信号経路の選択操作に従いコントローラ
により切り換え制御される。
【0029】10Aは切り換えスイッチ12から出力さ
れたアナログオーディオ信号を電力増幅する電力増幅器
である。電力増幅器10Aの内、51は差動アンプであ
り、切り換えスイッチ12の出力が+側入力端子に入力
されている。また、差動アンプ51の−側入力端子には
差動アンプ51の出力を負帰還回路52で分圧して形成
した負帰還信号が入力されている。負帰還回路52は差
動アンプ51の出力側とアース間に直列接続された固定
抵抗R1とR2、抵抗R2に並列接続されたゲイン切り
換え回路53とから成る。固定抵抗R1とR2の間の接
続点が差動アンプ51の−側入力端子と接続されてい
る。
れたアナログオーディオ信号を電力増幅する電力増幅器
である。電力増幅器10Aの内、51は差動アンプであ
り、切り換えスイッチ12の出力が+側入力端子に入力
されている。また、差動アンプ51の−側入力端子には
差動アンプ51の出力を負帰還回路52で分圧して形成
した負帰還信号が入力されている。負帰還回路52は差
動アンプ51の出力側とアース間に直列接続された固定
抵抗R1とR2、抵抗R2に並列接続されたゲイン切り
換え回路53とから成る。固定抵抗R1とR2の間の接
続点が差動アンプ51の−側入力端子と接続されてい
る。
【0030】ゲイン切り換え回路53は、複数のスイッ
チを切り換えて複数の固定抵抗の接続状態を変えること
で負帰還率を変え、ゲインを複数段階に切り換え可能と
するものであり、このゲイン切り換え回路53は、固定
抵抗R3とスイッチ54を直列接続したのち抵抗R2と
並列に接続し、固定抵抗R4とスイッチ55を直列接続
したのち抵抗R2と並列に接続し、固定抵抗R5とスイ
ッチ56を直列接続したのち抵抗R2と並列に接続する
ことで構成されている。スイッチ54、55、56はコ
ントローラのゲイン切り換え制御により開閉される。
チを切り換えて複数の固定抵抗の接続状態を変えること
で負帰還率を変え、ゲインを複数段階に切り換え可能と
するものであり、このゲイン切り換え回路53は、固定
抵抗R3とスイッチ54を直列接続したのち抵抗R2と
並列に接続し、固定抵抗R4とスイッチ55を直列接続
したのち抵抗R2と並列に接続し、固定抵抗R5とスイ
ッチ56を直列接続したのち抵抗R2と並列に接続する
ことで構成されている。スイッチ54、55、56はコ
ントローラのゲイン切り換え制御により開閉される。
【0031】スイッチ54〜56が全て開のとき電力増
幅器10Aは最小ゲインGMIN となり、 GMIN =(R1+R2)/R2 である。スイッチ54〜56が全て閉になると、R2〜
R5が並列接続状態となるので、ゲインが最大のGMAX
となり、スイッチ54と55が閉になるとR2〜R4が
並列接続状態となりので、ゲインがg1 下がってG1 と
なり、スイッチ54だけが閉になるとR2とR3が並列
接続状態となりので、ゲインが更にg2 だけ下がってG
2 となる。スイッチ54〜56が全て開になれば、ゲイ
ンが更にg3 だけ下がってGMAX となる。ここでは、R
1〜R5はg1 =g2 =g3 =20dBとなるように設
定されているものとする。
幅器10Aは最小ゲインGMIN となり、 GMIN =(R1+R2)/R2 である。スイッチ54〜56が全て閉になると、R2〜
R5が並列接続状態となるので、ゲインが最大のGMAX
となり、スイッチ54と55が閉になるとR2〜R4が
並列接続状態となりので、ゲインがg1 下がってG1 と
なり、スイッチ54だけが閉になるとR2とR3が並列
接続状態となりので、ゲインが更にg2 だけ下がってG
2 となる。スイッチ54〜56が全て開になれば、ゲイ
ンが更にg3 だけ下がってGMAX となる。ここでは、R
1〜R5はg1 =g2 =g3 =20dBとなるように設
定されているものとする。
【0032】40Aはマイコン構成のコントローラであ
り、キー操作部20のキー操作に従い、CD再生動作制
御、ソース・信号経路選択制御、ラウドネスオン・オフ
制御、音量制御を行う。この内、ソース・信号経路選択
制御では、CDキー21、Cアナログ1キー22、アナ
ログ2キー23のいずれかが押されたとき、セレクタ回
路5をCD、ANA1、ANA2の中の該当ポジション
に切り換えるとともに、切り換えスイッチ12をb側に
切り換え、電力増幅器10Aに入力されるオーディオ信
号がセレクタ回路5、ラウドネス回路6、電動ボリュー
ム7の経路を通るようにする。CDダイレクトキー24
が押されたとき、切り換えスイッチ12をa側に切り換
え、D/A変換回路2の出力がセレクタ回路5、ラウド
ネス回路6、電動ボリューム7の経路を通らず直接、電
力増幅器10Aに入力されるようにする。
り、キー操作部20のキー操作に従い、CD再生動作制
御、ソース・信号経路選択制御、ラウドネスオン・オフ
制御、音量制御を行う。この内、ソース・信号経路選択
制御では、CDキー21、Cアナログ1キー22、アナ
ログ2キー23のいずれかが押されたとき、セレクタ回
路5をCD、ANA1、ANA2の中の該当ポジション
に切り換えるとともに、切り換えスイッチ12をb側に
切り換え、電力増幅器10Aに入力されるオーディオ信
号がセレクタ回路5、ラウドネス回路6、電動ボリュー
ム7の経路を通るようにする。CDダイレクトキー24
が押されたとき、切り換えスイッチ12をa側に切り換
え、D/A変換回路2の出力がセレクタ回路5、ラウド
ネス回路6、電動ボリューム7の経路を通らず直接、電
力増幅器10Aに入力されるようにする。
【0033】また、音量制御では、音量アップキー2
5、音量ダウンキー26が押される度に、図示しないメ
モリで管理している音量データVDを0〜−80dBの
範囲で1dB単位で増減して音量設定し、電動ボリュー
ム7を制御して設定した音量に調整する。また、CDダ
イレクトキー24が押されたことにより切り換えスイッ
チ12をD/A変換回路2の側に切り換えているとき
は、ゲイン切り換え回路53に対するゲイン切り換え制
御とディジタルアッテネータ50に対する減衰量可変制
御を組で行い、電力増幅器10Aが最大ゲインGMAX で
ディジタルアッテネータ50の減衰量が最小の0dBの
ときを基準にして、系全体での信号レベルが丁度、音量
データVDの分だけ低くなるようにして、CD再生出力
に対する連続的な音量制御をする。その他の構成部分は
図8と全く同様である。
5、音量ダウンキー26が押される度に、図示しないメ
モリで管理している音量データVDを0〜−80dBの
範囲で1dB単位で増減して音量設定し、電動ボリュー
ム7を制御して設定した音量に調整する。また、CDダ
イレクトキー24が押されたことにより切り換えスイッ
チ12をD/A変換回路2の側に切り換えているとき
は、ゲイン切り換え回路53に対するゲイン切り換え制
御とディジタルアッテネータ50に対する減衰量可変制
御を組で行い、電力増幅器10Aが最大ゲインGMAX で
ディジタルアッテネータ50の減衰量が最小の0dBの
ときを基準にして、系全体での信号レベルが丁度、音量
データVDの分だけ低くなるようにして、CD再生出力
に対する連続的な音量制御をする。その他の構成部分は
図8と全く同様である。
【0034】次に、図2〜図4を参照してこの実施の態
様の動作を説明する。図2〜図4はコントローラ40A
の制御処理を示すフローチャートである。なお、コント
ローラ40Aのメモリには音量データVDの外、ソース
・信号経路選択モードデータKPD(CD、アナログ
1、アナログ2、CDダイレクトの内の1つのモードを
表す)、ラウドネスオン・オフを示すラウドネスフラグ
データLF(0;オフ、1;オン)も格納され、これら
は電源オフでもデータが消えないようになっており、前
回電源オフ直前のデータが保存されているものとする。
VDは0〜−80dBの範囲で1dB単位の数値とす
る。
様の動作を説明する。図2〜図4はコントローラ40A
の制御処理を示すフローチャートである。なお、コント
ローラ40Aのメモリには音量データVDの外、ソース
・信号経路選択モードデータKPD(CD、アナログ
1、アナログ2、CDダイレクトの内の1つのモードを
表す)、ラウドネスオン・オフを示すラウドネスフラグ
データLF(0;オフ、1;オン)も格納され、これら
は電源オフでもデータが消えないようになっており、前
回電源オフ直前のデータが保存されているものとする。
VDは0〜−80dBの範囲で1dB単位の数値とす
る。
【0035】(1)初期設定 電源オンで、コントローラ40AはKPDをチェック
し、CD、アナログ1、アナログ2のいずれかであれ
ば、セレクタ回路5を該当するポジションに切り換え、
切り換えスイッチ12をb側に切り換える。また、LF
をチェックし、0であればラウドネス回路6に対しオフ
制御をし、1であればオン制御をする。また、VDに基
づき、ポテンショメータ9の出力が示す音量位置がVD
と一致するまで電動ボリューム7を制御し、音量をVD
に調整する。更に、ディジタルアッテネータ50の減衰
量を最小の0dBとし、電力増幅器10Aのゲインを最
大のGMAX とする(図2のステップS1、S2)。
し、CD、アナログ1、アナログ2のいずれかであれ
ば、セレクタ回路5を該当するポジションに切り換え、
切り換えスイッチ12をb側に切り換える。また、LF
をチェックし、0であればラウドネス回路6に対しオフ
制御をし、1であればオン制御をする。また、VDに基
づき、ポテンショメータ9の出力が示す音量位置がVD
と一致するまで電動ボリューム7を制御し、音量をVD
に調整する。更に、ディジタルアッテネータ50の減衰
量を最小の0dBとし、電力増幅器10Aのゲインを最
大のGMAX とする(図2のステップS1、S2)。
【0036】例えば、ソース・信号経路の選択モードと
してアナログ1が選択され、ラウドネスがオンされ、電
動ボリューム7の音量位置が−65dBとなったとき、
第1アナログ入力端子3に外部のアナログオーディオソ
ース機器からアナログオーディオ信号が入力されていれ
ば、ラウドネス回路6で低域ゲインが持ち上げられると
ともに、−65dBの音量に調整されたオーディオ信号
が電力増幅されてスピーカ出力される。
してアナログ1が選択され、ラウドネスがオンされ、電
動ボリューム7の音量位置が−65dBとなったとき、
第1アナログ入力端子3に外部のアナログオーディオソ
ース機器からアナログオーディオ信号が入力されていれ
ば、ラウドネス回路6で低域ゲインが持ち上げられると
ともに、−65dBの音量に調整されたオーディオ信号
が電力増幅されてスピーカ出力される。
【0037】(2)ソース・信号経路の選択モードがア
ナログ1、アナログ2、CDの場合 ここでアナログ2キーを押すと、コントローラ40Aは
KPDをアナログ2に換えアナログ2モードとしたあ
と、セレクタ回路5をANA2のポジションに切り換え
るので、第2アナログ入力端子3に入力されたアナログ
オーディオ信号を電力増幅してスピーカ出力させること
ができる(図3のステップS20〜S22)。更に、C
Dキー21を押すと、コントローラ40AはKPDをC
Dに換えCDモードとしたあと、セレクタ回路5をCD
のポジションに切り換える(ステップS20〜S2
2)。このあと、PLAYキー29を押すとCD再生手
段1に対しPLAY制御をする(ステップS23、S2
4)。CD再生手段1から出力されたディジタルオーデ
ィオ信号はディジタルアッテネータ50の減衰量が0d
Bなので信号レベルが変わることなくD/A変換回路2
でD/A変換されてセレクタ回路5に出力される。そし
て、ラウドネス回路6、電動ボリューム7、切り換えス
イッチ12を経て電力増幅器10Aで電力増幅されて出
力される。
ナログ1、アナログ2、CDの場合 ここでアナログ2キーを押すと、コントローラ40Aは
KPDをアナログ2に換えアナログ2モードとしたあ
と、セレクタ回路5をANA2のポジションに切り換え
るので、第2アナログ入力端子3に入力されたアナログ
オーディオ信号を電力増幅してスピーカ出力させること
ができる(図3のステップS20〜S22)。更に、C
Dキー21を押すと、コントローラ40AはKPDをC
Dに換えCDモードとしたあと、セレクタ回路5をCD
のポジションに切り換える(ステップS20〜S2
2)。このあと、PLAYキー29を押すとCD再生手
段1に対しPLAY制御をする(ステップS23、S2
4)。CD再生手段1から出力されたディジタルオーデ
ィオ信号はディジタルアッテネータ50の減衰量が0d
Bなので信号レベルが変わることなくD/A変換回路2
でD/A変換されてセレクタ回路5に出力される。そし
て、ラウドネス回路6、電動ボリューム7、切り換えス
イッチ12を経て電力増幅器10Aで電力増幅されて出
力される。
【0038】アナログ1、アナログ2、CDのいずれの
モードでも、音量アップキー25(音量ダウンキー2
6)を1回押す度に、コントローラ40AはVDを1d
B単位で増大(減少)して新たな音量を設定し、ポテン
ショメータ9の出力が示す音量位置がVDと一致するま
で電動ボリューム7を制御し、音量をVDに調整する
(ステップS3〜S6、またはステップS7、S8、S
5、S6)。これにより、音量を1dB単位で連続的に
可変させて所望音量に調整することができる。ラウドネ
スをオフ(オン)したいときは、ラウドネスオフキー2
8(ラウドネスオンキー27)を1回押せば、コントロ
ーラ40AはステップS9(ステップS10)でYES
と判断したあと、ステップS11(ステップS12)で
LFを1(0)とし、ラウドネス回路6に対し、ラウド
ネスオフ制御(オン制御)をするので、低域ゲインがフ
ラットとなる(低域ゲインが持ち上げられる)。
モードでも、音量アップキー25(音量ダウンキー2
6)を1回押す度に、コントローラ40AはVDを1d
B単位で増大(減少)して新たな音量を設定し、ポテン
ショメータ9の出力が示す音量位置がVDと一致するま
で電動ボリューム7を制御し、音量をVDに調整する
(ステップS3〜S6、またはステップS7、S8、S
5、S6)。これにより、音量を1dB単位で連続的に
可変させて所望音量に調整することができる。ラウドネ
スをオフ(オン)したいときは、ラウドネスオフキー2
8(ラウドネスオンキー27)を1回押せば、コントロ
ーラ40AはステップS9(ステップS10)でYES
と判断したあと、ステップS11(ステップS12)で
LFを1(0)とし、ラウドネス回路6に対し、ラウド
ネスオフ制御(オン制御)をするので、低域ゲインがフ
ラットとなる(低域ゲインが持ち上げられる)。
【0039】(2)ソース・信号経路の選択がCDダイ
レクトモードの場合 ところで、CDから再生したオーディオ信号がセレクタ
回路5、ラウドネス回路6、電動ボリューム7を通ると
きS/Nが悪化するので、CDを高音質で聞きたい場
合、これら全てを迂回させるのが望ましい。ユーザがC
Dダイレクトキー24を押したとき、コントローラ40
Aは切り換えスイッチ12をa側に切り換え、CD再生
出力の信号経路がセレクタ回路5、ラウドネス回路6、
電動ボリューム7を迂回してCD再生出力が直接、電力
増幅器10Aに入力されるようにする。また、ディジタ
ルアッテネータ50とゲイン切り換え回路53を組で制
御して連続的な音量調整を可能とする。
レクトモードの場合 ところで、CDから再生したオーディオ信号がセレクタ
回路5、ラウドネス回路6、電動ボリューム7を通ると
きS/Nが悪化するので、CDを高音質で聞きたい場
合、これら全てを迂回させるのが望ましい。ユーザがC
Dダイレクトキー24を押したとき、コントローラ40
Aは切り換えスイッチ12をa側に切り換え、CD再生
出力の信号経路がセレクタ回路5、ラウドネス回路6、
電動ボリューム7を迂回してCD再生出力が直接、電力
増幅器10Aに入力されるようにする。また、ディジタ
ルアッテネータ50とゲイン切り換え回路53を組で制
御して連続的な音量調整を可能とする。
【0040】具体的には、CDダイレクトキー24を押
すと、コントローラ40AはKPDをCDダイレクトに
換え(ステップS25、S26)、まず、現在の音量デ
ータVDを4つの段階M=0(0〜−20dB)、M=
1(−21〜−40dB)、M=2(−41〜60d
B)、M=3(−61〜−80dB)に区分する。Mは
電力増幅器10のゲインを最大値から下げるべき段階数
を示す。ゲイン切り換え回路53に対するゲイン切り換
え制御により、M=0のときはスイッチ54〜56が全
て閉の最大ゲインGMAX のままとし、M=1のときはス
イッチ54と55は閉のままで56を開にしてゲインを
GMAX から1段階下げたG1 とし、M=2のときはスイ
ッチ55は閉のままで55と56を開にしてGMAX から
2段階下げたG3 とし、M=3のときはスイッチ55〜
56を全て開としてGMAX から3段階下げた最小ゲイン
GMIN とする。続いて、ATT=VD+20Mを計算す
る。ATTはディジタルアッテネータ50に設定すべき
減衰量を示す。ディジタルアッテネータ50を制御し
て、減衰量をATTに可変させる(ステップS27)。
例えば、VD=−65dBの場合、M=3、ATT=−
5となる。しかるのち、切り換えスイッチ12をa側に
切り換える(ステップS28)。
すと、コントローラ40AはKPDをCDダイレクトに
換え(ステップS25、S26)、まず、現在の音量デ
ータVDを4つの段階M=0(0〜−20dB)、M=
1(−21〜−40dB)、M=2(−41〜60d
B)、M=3(−61〜−80dB)に区分する。Mは
電力増幅器10のゲインを最大値から下げるべき段階数
を示す。ゲイン切り換え回路53に対するゲイン切り換
え制御により、M=0のときはスイッチ54〜56が全
て閉の最大ゲインGMAX のままとし、M=1のときはス
イッチ54と55は閉のままで56を開にしてゲインを
GMAX から1段階下げたG1 とし、M=2のときはスイ
ッチ55は閉のままで55と56を開にしてGMAX から
2段階下げたG3 とし、M=3のときはスイッチ55〜
56を全て開としてGMAX から3段階下げた最小ゲイン
GMIN とする。続いて、ATT=VD+20Mを計算す
る。ATTはディジタルアッテネータ50に設定すべき
減衰量を示す。ディジタルアッテネータ50を制御し
て、減衰量をATTに可変させる(ステップS27)。
例えば、VD=−65dBの場合、M=3、ATT=−
5となる。しかるのち、切り換えスイッチ12をa側に
切り換える(ステップS28)。
【0041】これにより、ディジタルアッテネータ50
の減衰量と電力増幅器10Aでの最大ゲインGMAX から
のゲインの減少分が丁度VDとなるので、切り換えスイ
ッチ12の切り換え前後で音量は同じになる。また、切
り換えスイッチ12が切り換えられる前に、電力増幅器
10Aのゲインが最大値より落とされ、また、ディジタ
ルアッテネータ50の減衰量が最小値より大きくされる
ので、切り換えスイッチ12がa側に切り換わったあ
と、過大な音が発する恐れもない。
の減衰量と電力増幅器10Aでの最大ゲインGMAX から
のゲインの減少分が丁度VDとなるので、切り換えスイ
ッチ12の切り換え前後で音量は同じになる。また、切
り換えスイッチ12が切り換えられる前に、電力増幅器
10Aのゲインが最大値より落とされ、また、ディジタ
ルアッテネータ50の減衰量が最小値より大きくされる
ので、切り換えスイッチ12がa側に切り換わったあ
と、過大な音が発する恐れもない。
【0042】CD再生出力は切り換えスイッチ12を介
して電力増幅器10Aに入力され、該電力増幅器10A
で電力増幅されてスピーカ出力される。音量を可変した
いとき、音量アップキー25(音量ダウンキー26)を
1回押す度に、コントローラ40AはVDを1dB単位
で増大(減少)して新たな音量を設定し、設定した音量
に基づき前述と同様にして、電力増幅器10のゲインを
最大値から下げるべき段階数Mを求めるとともにATT
=VD+20Mを計算し、Mに従いゲイン切り換え回路
53に対するゲイン切り換え制御をし、ATTに従いデ
ィジタルアッテネータ50に対する減衰量可変制御をす
ることで、所望音量VDに調整する(図4のステップS
30〜S33、またはS34、S35、S32、S3
3)。この結果、電動ボリューム7を迂回していても音
量を0dB〜−80dBの範囲で、1dB単位で連続的
に可変することかできる。
して電力増幅器10Aに入力され、該電力増幅器10A
で電力増幅されてスピーカ出力される。音量を可変した
いとき、音量アップキー25(音量ダウンキー26)を
1回押す度に、コントローラ40AはVDを1dB単位
で増大(減少)して新たな音量を設定し、設定した音量
に基づき前述と同様にして、電力増幅器10のゲインを
最大値から下げるべき段階数Mを求めるとともにATT
=VD+20Mを計算し、Mに従いゲイン切り換え回路
53に対するゲイン切り換え制御をし、ATTに従いデ
ィジタルアッテネータ50に対する減衰量可変制御をす
ることで、所望音量VDに調整する(図4のステップS
30〜S33、またはS34、S35、S32、S3
3)。この結果、電動ボリューム7を迂回していても音
量を0dB〜−80dBの範囲で、1dB単位で連続的
に可変することかできる。
【0043】なお、CDダイレクトモードでも、コント
ローラ40Aは電動ボリューム7を制御して音量位置を
VDに合わせ、後で切り換えスイッチ12がb側に切り
換えられたときに、スピーカ音量が大きく変わるのを防
ぐようになっている(ステップS34)。STOPキー
30を押すと、コントローラ40AはCD再生手段1に
対しSTOP制御をし、PLAYキー29を押すと、コ
ントローラ40AはCD再生手段1に対しPLAY制御
をする(ステップS37、S38)。
ローラ40Aは電動ボリューム7を制御して音量位置を
VDに合わせ、後で切り換えスイッチ12がb側に切り
換えられたときに、スピーカ音量が大きく変わるのを防
ぐようになっている(ステップS34)。STOPキー
30を押すと、コントローラ40AはCD再生手段1に
対しSTOP制御をし、PLAYキー29を押すと、コ
ントローラ40AはCD再生手段1に対しPLAY制御
をする(ステップS37、S38)。
【0044】切り換えスイッチ12がa側に切り換えら
れている場合、CD再生出力の信号伝達系には、高抵抗
がシリーズに入ることはないので、大きな抵抗性雑音が
生じず、信号伝達系上で電動ボリューム7の可変抵抗器
8の如く摺動子の酸化による雑音増大も起きないので、
良好なS/Nが得られ、音質が向上する。また、ディジ
タルアッテネータ50から出力されるディジタルオーデ
ィオ信号のビット長はディジタルアッテネータ50での
減衰量に関わらず一定なので、電力増幅器10Aは最大
ゲインのままとし、ディジタルアッテネータ50での減
衰だけで0〜−80dBの音量調整をしようとすると、
小音量時に分解能が悪くなって量子化雑音が増大してし
まうが、ここでは、ディジタルアッテネータ50での減
衰量は−20dB以内としたので、小音量時でも分解能
が悪化することはない。
れている場合、CD再生出力の信号伝達系には、高抵抗
がシリーズに入ることはないので、大きな抵抗性雑音が
生じず、信号伝達系上で電動ボリューム7の可変抵抗器
8の如く摺動子の酸化による雑音増大も起きないので、
良好なS/Nが得られ、音質が向上する。また、ディジ
タルアッテネータ50から出力されるディジタルオーデ
ィオ信号のビット長はディジタルアッテネータ50での
減衰量に関わらず一定なので、電力増幅器10Aは最大
ゲインのままとし、ディジタルアッテネータ50での減
衰だけで0〜−80dBの音量調整をしようとすると、
小音量時に分解能が悪くなって量子化雑音が増大してし
まうが、ここでは、ディジタルアッテネータ50での減
衰量は−20dB以内としたので、小音量時でも分解能
が悪化することはない。
【0045】(4)ソース・信号経路の選択モードをC
Dダイレクトモード以外に戻した場合 その後、CDを小音量で聴取する時にラウドネスを掛け
たい場合(第1アナログ入力端子3または第2アナログ
入力端子4に入力されたアロナグオーディオ信号を聴取
したい場合)、CDキー21(アナログ1キー22また
はアナログ2キー23)を押す。すると、コントローラ
40AはKPDをCD(アナログ1またはアナログ2)
とし、ポテンショメータ9の検出位置がVDと一致して
いるかチェックし、一致していなければ電動ボリューム
7を制御して音量位置をVDに調整したあと、切り換え
スイッチ12をb側に切り換える(ステップS39〜S
43)。このように、切り換えスイッチ12の切り換え
に先立って、電動ボリューム7の音量をVDに合わせて
おくことで、切り換え直後に過大な音が発せられるのを
防止できる。若し、切り換えスイッチ12の切り換えに
先立って、電動ボリューム7の音量をVDに合わせてお
かないとき、それまでの音量に比べて電動ボリューム7
が予想外に大きな音量位置となっている状態のまま切り
換えた場合、過大な音に驚かされてしまう。
Dダイレクトモード以外に戻した場合 その後、CDを小音量で聴取する時にラウドネスを掛け
たい場合(第1アナログ入力端子3または第2アナログ
入力端子4に入力されたアロナグオーディオ信号を聴取
したい場合)、CDキー21(アナログ1キー22また
はアナログ2キー23)を押す。すると、コントローラ
40AはKPDをCD(アナログ1またはアナログ2)
とし、ポテンショメータ9の検出位置がVDと一致して
いるかチェックし、一致していなければ電動ボリューム
7を制御して音量位置をVDに調整したあと、切り換え
スイッチ12をb側に切り換える(ステップS39〜S
43)。このように、切り換えスイッチ12の切り換え
に先立って、電動ボリューム7の音量をVDに合わせて
おくことで、切り換え直後に過大な音が発せられるのを
防止できる。若し、切り換えスイッチ12の切り換えに
先立って、電動ボリューム7の音量をVDに合わせてお
かないとき、それまでの音量に比べて電動ボリューム7
が予想外に大きな音量位置となっている状態のまま切り
換えた場合、過大な音に驚かされてしまう。
【0046】このあと、ゲイン切り換え回路53を制御
して電力増幅器10Aを最大ゲインGMAX とし、ディジ
タルアッテネータ50を制御して最小減衰量の0dBと
することで、電動ボリューム7で調整した通りの音量が
得られる(ステップS44)。このようにして、切り換
えスイッチ12の切り換え前と後で同じ音量が再現され
るとともに、最大音量も0dBまで上げることが可能と
なる。よって、アナログ1モードまたはアナログ2モー
ドの場合、電力増幅器10AのゲインがGMAXより小さ
いG1 、G2 、G3 のままとなって最大音量が低くなり
過ぎることはない。CDモードの場合、電力増幅器10
AのゲインがGMAX より小さいままとなり、ディジタル
アッテネータ50の減衰量も0dB以外のままとなって
最大音量が低くなり過ぎることはない。ラウドネスオン
キー27を押せば、コントローラ40Aがラウドネスオ
ン制御をするので、小音量に絞ったときに低域を聞きや
すくすることができる。
して電力増幅器10Aを最大ゲインGMAX とし、ディジ
タルアッテネータ50を制御して最小減衰量の0dBと
することで、電動ボリューム7で調整した通りの音量が
得られる(ステップS44)。このようにして、切り換
えスイッチ12の切り換え前と後で同じ音量が再現され
るとともに、最大音量も0dBまで上げることが可能と
なる。よって、アナログ1モードまたはアナログ2モー
ドの場合、電力増幅器10AのゲインがGMAXより小さ
いG1 、G2 、G3 のままとなって最大音量が低くなり
過ぎることはない。CDモードの場合、電力増幅器10
AのゲインがGMAX より小さいままとなり、ディジタル
アッテネータ50の減衰量も0dB以外のままとなって
最大音量が低くなり過ぎることはない。ラウドネスオン
キー27を押せば、コントローラ40Aがラウドネスオ
ン制御をするので、小音量に絞ったときに低域を聞きや
すくすることができる。
【0047】この実施の態様によれば、切り換えスイッ
チ12がa側に切り換えられているとき、音量可変操作
に従いコントローラ40Aが電力増幅器10Aのゲイン
とディジタルアッテネータ50の減衰量を適当に組み合
わせて可変制御することで、アンプに内蔵のCD再生手
段1から得たオーディオ信号に対し音量を1dB単位で
連続的に可変できる。そして、CD再生出力の伝送系に
高抵抗がシリーズに入ないので抵抗性雑音が大きくなら
ず、可変抵抗器8の如く摺動子の酸化による雑音増大も
起きないので、良好なS/Nが得られる。音量を絞る場
合、電力増幅器10Aのゲインを大きく下げることでデ
ィジタルアッテネータ50の減衰量をそれほど大きくし
なくて済み、ディジタルアッテネータ50だけで音量調
整するときのように分解能が大幅に悪化することもな
い。また、切り換えスイッチ12をb側に切り換えれ
ば、音量可変操作に従いコントローラ40Aが電動ボリ
ューム7を制御するのでD/A変換部2または外部のア
ナログオーディオソース機器から得たアナログオーディ
オ信号に対して1dB単位で連続的な音量調整ができ、
また、所望によりオーディオ信号にラウドネスを掛ける
ことも自由にできる。
チ12がa側に切り換えられているとき、音量可変操作
に従いコントローラ40Aが電力増幅器10Aのゲイン
とディジタルアッテネータ50の減衰量を適当に組み合
わせて可変制御することで、アンプに内蔵のCD再生手
段1から得たオーディオ信号に対し音量を1dB単位で
連続的に可変できる。そして、CD再生出力の伝送系に
高抵抗がシリーズに入ないので抵抗性雑音が大きくなら
ず、可変抵抗器8の如く摺動子の酸化による雑音増大も
起きないので、良好なS/Nが得られる。音量を絞る場
合、電力増幅器10Aのゲインを大きく下げることでデ
ィジタルアッテネータ50の減衰量をそれほど大きくし
なくて済み、ディジタルアッテネータ50だけで音量調
整するときのように分解能が大幅に悪化することもな
い。また、切り換えスイッチ12をb側に切り換えれ
ば、音量可変操作に従いコントローラ40Aが電動ボリ
ューム7を制御するのでD/A変換部2または外部のア
ナログオーディオソース機器から得たアナログオーディ
オ信号に対して1dB単位で連続的な音量調整ができ、
また、所望によりオーディオ信号にラウドネスを掛ける
ことも自由にできる。
【0048】なお、音量可変操作を電動ボリューム7の
摺動子と結合された音量つまみ(図示せず)を手で回し
て行うようになっており、キー操作部20には音量アッ
プキー25、音量ダウンキー26が無い場合、コントロ
ーラ40Aは音量アップキー、音量ダウンキーの操作に
従う音量制御が不要となるので、図2〜図4の制御処理
の内、図2のステップS3〜S8を省略し、ステップS
2のあとS9へ進むようにし、図4のステップS30、
S31、S34、S35、S36、S40〜S42を省
略し、図3のステップS28のあと図4のステップS3
2に進むようにし、また、ステップS33のあとS37
に進むようにし、ステップS40のあとS43に進むよ
うにすれば良い。そして、電源オン中、図5の割り込み
処理を短い時間間隔で繰り返し行い、ポテンショメータ
9の出力からユーザが音量つまみを回して可変操作した
音量位置を読み取り、該読み取った値でVDを書き換え
ておくようにする(ステップS50、S51)。
摺動子と結合された音量つまみ(図示せず)を手で回し
て行うようになっており、キー操作部20には音量アッ
プキー25、音量ダウンキー26が無い場合、コントロ
ーラ40Aは音量アップキー、音量ダウンキーの操作に
従う音量制御が不要となるので、図2〜図4の制御処理
の内、図2のステップS3〜S8を省略し、ステップS
2のあとS9へ進むようにし、図4のステップS30、
S31、S34、S35、S36、S40〜S42を省
略し、図3のステップS28のあと図4のステップS3
2に進むようにし、また、ステップS33のあとS37
に進むようにし、ステップS40のあとS43に進むよ
うにすれば良い。そして、電源オン中、図5の割り込み
処理を短い時間間隔で繰り返し行い、ポテンショメータ
9の出力からユーザが音量つまみを回して可変操作した
音量位置を読み取り、該読み取った値でVDを書き換え
ておくようにする(ステップS50、S51)。
【0049】CD、アナログ1、アナログ2のモードの
場合、切り換えスイッチ12はb側に切り換えられてい
るが(図2のステップS2または図4のステップS4
3)、このとき、電動ボリューム7の音量つまみを回せ
ば、直接摺動子が移動し可変抵抗器8による分圧比が可
変するので、コントローラ40Aのモータ制御がなくて
も所望音量に調整することができる。ユーザが音量つま
みを回して可変操作した音量位置は、常時、ポテンショ
メータ9で検出されている。コントローラ40Aは短い
時間間隔で繰り返し音量位置を読み取り、VDを更新し
て電動ボリューム7の最新の音量位置を把握している
(ステップS50、S51)。
場合、切り換えスイッチ12はb側に切り換えられてい
るが(図2のステップS2または図4のステップS4
3)、このとき、電動ボリューム7の音量つまみを回せ
ば、直接摺動子が移動し可変抵抗器8による分圧比が可
変するので、コントローラ40Aのモータ制御がなくて
も所望音量に調整することができる。ユーザが音量つま
みを回して可変操作した音量位置は、常時、ポテンショ
メータ9で検出されている。コントローラ40Aは短い
時間間隔で繰り返し音量位置を読み取り、VDを更新し
て電動ボリューム7の最新の音量位置を把握している
(ステップS50、S51)。
【0050】CDダイレクトキー24を押すと、コント
ローラ40AはKPDをCDダイレクトに換え、現在の
音量データVDから電力増幅器10Aのゲインを最大値
から下げるべき段階数Mと、ディジタルアッテネータ5
0に設定すべき減衰量ATTを求め、電力増幅器10A
のゲインを最大からM段階落とし、ディジタルアッテネ
ータ50に減衰量ATTを設定し、しかるのち、切り換
えスイッチ12をa側に切り換える(ステップS25〜
S28)。これにより、切り換えスイッチ12の切り換
え前後で音量は同じになる。また、切り換えスイッチ1
2が切り換えられる前に、電力増幅器10Aのゲインが
最大値より落とされ、また、ディジタルアッテネータ5
0の減衰量が最小値より大きくされるので、切り換えス
イッチ12がa側に切り換わったあと、過大な音が発す
る恐れもない。
ローラ40AはKPDをCDダイレクトに換え、現在の
音量データVDから電力増幅器10Aのゲインを最大値
から下げるべき段階数Mと、ディジタルアッテネータ5
0に設定すべき減衰量ATTを求め、電力増幅器10A
のゲインを最大からM段階落とし、ディジタルアッテネ
ータ50に減衰量ATTを設定し、しかるのち、切り換
えスイッチ12をa側に切り換える(ステップS25〜
S28)。これにより、切り換えスイッチ12の切り換
え前後で音量は同じになる。また、切り換えスイッチ1
2が切り換えられる前に、電力増幅器10Aのゲインが
最大値より落とされ、また、ディジタルアッテネータ5
0の減衰量が最小値より大きくされるので、切り換えス
イッチ12がa側に切り換わったあと、過大な音が発す
る恐れもない。
【0051】音量を可変したいとき、電動ボリューム7
の音量つまみを回せばポテンショメータ9の出力する音
量位置が変わり、図5の処理でVDが変わる。すると、
コントローラ40Aは、図4のステップS32でYES
と判断し、音量データVDから電力増幅器10のゲイン
を最大値から下げるべき段階数Mと、ディジタルアッテ
ネータ50に設定すべき減衰量ATTを求め、電力増幅
器10Aのゲインを最大からM段階落とし、ディジタル
アッテネータ50の減衰量をATTとし、所望音量に調
整する(ステップS33)。この結果、電動ボリューム
7を迂回していても音量を0dB〜−80dBの範囲
で、1dB単位で連続的に可変することかできる。
の音量つまみを回せばポテンショメータ9の出力する音
量位置が変わり、図5の処理でVDが変わる。すると、
コントローラ40Aは、図4のステップS32でYES
と判断し、音量データVDから電力増幅器10のゲイン
を最大値から下げるべき段階数Mと、ディジタルアッテ
ネータ50に設定すべき減衰量ATTを求め、電力増幅
器10Aのゲインを最大からM段階落とし、ディジタル
アッテネータ50の減衰量をATTとし、所望音量に調
整する(ステップS33)。この結果、電動ボリューム
7を迂回していても音量を0dB〜−80dBの範囲
で、1dB単位で連続的に可変することかできる。
【0052】その後、CDを小音量で聴取する時にラウ
ドネスを掛けたい場合(第1アナログ入力端子3または
第2アナログ入力端子4に入力されたアロナグオーディ
オ信号を聴取したい場合)、CDキー21(アナログ1
キー22またはアナログ2キー23)を押す。すると、
コントローラ40AはKPDをCD(アナログ1または
アナログ2)とし、切り換えスイッチ12をb側に切り
換える(ステップS39、S40、S43)。電動ボリ
ューム7は常にユーザ所望の音量位置となっているの
で、切り換えスイッチ12の切り換えに先立って、電動
ボリューム7を制御し、音量をVDに合わせなくても、
切り換え直後に過大な音が発せられることはない。
ドネスを掛けたい場合(第1アナログ入力端子3または
第2アナログ入力端子4に入力されたアロナグオーディ
オ信号を聴取したい場合)、CDキー21(アナログ1
キー22またはアナログ2キー23)を押す。すると、
コントローラ40AはKPDをCD(アナログ1または
アナログ2)とし、切り換えスイッチ12をb側に切り
換える(ステップS39、S40、S43)。電動ボリ
ューム7は常にユーザ所望の音量位置となっているの
で、切り換えスイッチ12の切り換えに先立って、電動
ボリューム7を制御し、音量をVDに合わせなくても、
切り換え直後に過大な音が発せられることはない。
【0053】このあと、ゲイン切り換え回路53を制御
して電力増幅器10Aを最大ゲインGMAX とし、ディジ
タルアッテネータ50を制御して最小減衰量の0dBと
することで、電動ボリューム7で調整した通りの音量が
得られる(ステップS44)。このようにして、切り換
えスイッチ12の切り換え前と後で同じ音量が再現され
るとともに、最大音量も0dBまで上げることが可能と
なる。よって、アナログ1モードまたはアナログ2モー
ドの場合、電力増幅器10AのゲインがGMAXより小さ
いままとなって最大音量が低くなり過ぎることはない。
CDモードの場合、電力増幅器10AのゲインがGMAX
より小さいままとなり、ディジタルアッテネータ50の
減衰量も0dB以外のままとなって最大音量が低くなり
過ぎることはない。
して電力増幅器10Aを最大ゲインGMAX とし、ディジ
タルアッテネータ50を制御して最小減衰量の0dBと
することで、電動ボリューム7で調整した通りの音量が
得られる(ステップS44)。このようにして、切り換
えスイッチ12の切り換え前と後で同じ音量が再現され
るとともに、最大音量も0dBまで上げることが可能と
なる。よって、アナログ1モードまたはアナログ2モー
ドの場合、電力増幅器10AのゲインがGMAXより小さ
いままとなって最大音量が低くなり過ぎることはない。
CDモードの場合、電力増幅器10AのゲインがGMAX
より小さいままとなり、ディジタルアッテネータ50の
減衰量も0dB以外のままとなって最大音量が低くなり
過ぎることはない。
【0054】次に、図6を参照して本発明の第2の実施
の態様を説明する。図6は本発明に係るパワーアンプの
回路図であり、図1と同一の構成部分には同一の符号が
付してある。図1では電力増幅器のゲインを段階的に可
変できるようにしたのに対し、図6では、電力増幅器の
ゲインは固定とし、前段にアナログアッテネータを設け
て該アナログアッテネータの減衰量を段階的に切り換え
できるようにしてある。10はゲインが固定の電力増幅
器、60は切り換えスイッチ12と電力増幅器10の間
に設けられたアナログアッテネータであり、複数のスイ
ッチを切り換えて複数の固定抵抗の接続状態を変えるこ
とでD/A変換回路2の出力に対する分圧比を変え、減
衰量を複数段階に切り換え可能とするものである。ここ
では、減衰量を4段階に切り換え可能となっている。デ
ィジタルアッテネータ50での減衰量の可変ステップを
kdB、可変幅を(nk)dB(但し、nは整数)とす
ると、アナログアッテネータ60の各段階間の減衰量切
り換え幅は、(nk)dBとしてある。
の態様を説明する。図6は本発明に係るパワーアンプの
回路図であり、図1と同一の構成部分には同一の符号が
付してある。図1では電力増幅器のゲインを段階的に可
変できるようにしたのに対し、図6では、電力増幅器の
ゲインは固定とし、前段にアナログアッテネータを設け
て該アナログアッテネータの減衰量を段階的に切り換え
できるようにしてある。10はゲインが固定の電力増幅
器、60は切り換えスイッチ12と電力増幅器10の間
に設けられたアナログアッテネータであり、複数のスイ
ッチを切り換えて複数の固定抵抗の接続状態を変えるこ
とでD/A変換回路2の出力に対する分圧比を変え、減
衰量を複数段階に切り換え可能とするものである。ここ
では、減衰量を4段階に切り換え可能となっている。デ
ィジタルアッテネータ50での減衰量の可変ステップを
kdB、可変幅を(nk)dB(但し、nは整数)とす
ると、アナログアッテネータ60の各段階間の減衰量切
り換え幅は、(nk)dBとしてある。
【0055】アナログアッテネータ60の内、61〜6
3はスイッチ、R6〜R9は固定抵抗であり、切り換え
スイッチ12の出力側がスイッチ61のa端子と接続さ
れるとともに、固定抵抗R6を介してb端子とも接続さ
れている。スイッチ61の出力側は電力増幅器10と接
続されている。スイッチ61のb端子とアース間に固定
抵抗R7が接続されている。そして、固定抵抗R8とス
イッチ62を直列接続したのち固定抵抗R7と並列に接
続されており、固定抵抗R9とスイッチ63を直列接続
したのち固定抵抗R7と並列に接続されている。スイッ
チ61〜63は後述するコントローラの減衰量切り換え
制御により開閉される。スイッチ61〜63の開閉切り
換えにより、固定抵抗R6〜R9の接続状態が変わり、
D/A変換回路2の出力に対する分圧比(減衰量)が段
階的に切り換わる。
3はスイッチ、R6〜R9は固定抵抗であり、切り換え
スイッチ12の出力側がスイッチ61のa端子と接続さ
れるとともに、固定抵抗R6を介してb端子とも接続さ
れている。スイッチ61の出力側は電力増幅器10と接
続されている。スイッチ61のb端子とアース間に固定
抵抗R7が接続されている。そして、固定抵抗R8とス
イッチ62を直列接続したのち固定抵抗R7と並列に接
続されており、固定抵抗R9とスイッチ63を直列接続
したのち固定抵抗R7と並列に接続されている。スイッ
チ61〜63は後述するコントローラの減衰量切り換え
制御により開閉される。スイッチ61〜63の開閉切り
換えにより、固定抵抗R6〜R9の接続状態が変わり、
D/A変換回路2の出力に対する分圧比(減衰量)が段
階的に切り換わる。
【0056】スイッチ61がa側のときアナログアッテ
ネータ60の減衰量は最小のSMIN=0dBとなり、ス
イッチ61がb側でスイッチ62と63が開のとき、減
衰量が1段階大きくなったS1 となり、スイッチ61が
b側でスイッチ62が閉、63が開のとき、減衰量が更
に1段階大きくなったS2 となり、スイッチ61がb側
でスイッチ62と63が閉のとき、減衰量が更に1段階
大きくなった最大のSMAX となる。ここでは、ディジタ
ルアッテネータ50が0〜−20dBの可変範囲を1d
B単位で減衰量を可変できるのに対応して、R6〜R9
はS1 =−20dB、S2 =−40dB、S3 =−60
dBとなるように設定されているものとする。
ネータ60の減衰量は最小のSMIN=0dBとなり、ス
イッチ61がb側でスイッチ62と63が開のとき、減
衰量が1段階大きくなったS1 となり、スイッチ61が
b側でスイッチ62が閉、63が開のとき、減衰量が更
に1段階大きくなったS2 となり、スイッチ61がb側
でスイッチ62と63が閉のとき、減衰量が更に1段階
大きくなった最大のSMAX となる。ここでは、ディジタ
ルアッテネータ50が0〜−20dBの可変範囲を1d
B単位で減衰量を可変できるのに対応して、R6〜R9
はS1 =−20dB、S2 =−40dB、S3 =−60
dBとなるように設定されているものとする。
【0057】40Bはマイコン構成のコントローラであ
り、キー操作部20のキー操作に従い、CD再生動作制
御、ソース・信号経路選択制御、ラウドネスオン・オフ
制御、音量制御を行う。この内、音量制御では、音量ア
ップキー25、音量ダウンキー26が押される度に、図
示しないメモリで管理している音量データVDを0〜−
80dBの範囲で1dB単位で増減して音量設定し、電
動ボリューム7を制御して設定した音量に調整する。ま
た、CDダイレクトキー24が押されたことにより切り
換えスイッチ12をD/A変換回路2の側に切り換えて
いるときは、アナログアッテネータ60に対する減衰量
切り換え制御とディジタルアッテネータ50に対する減
衰量可変制御を組で行い、アナログアッテネータ60と
ディジタルアッテネータ50がともに減衰量が最小の0
dBのときを基準にして、丁度、音量データVDの分だ
け信号レベルが低くなるようにして、CD再生出力に対
する連続的な音量制御をする。その他の構成部分は図1
と全く同様である。
り、キー操作部20のキー操作に従い、CD再生動作制
御、ソース・信号経路選択制御、ラウドネスオン・オフ
制御、音量制御を行う。この内、音量制御では、音量ア
ップキー25、音量ダウンキー26が押される度に、図
示しないメモリで管理している音量データVDを0〜−
80dBの範囲で1dB単位で増減して音量設定し、電
動ボリューム7を制御して設定した音量に調整する。ま
た、CDダイレクトキー24が押されたことにより切り
換えスイッチ12をD/A変換回路2の側に切り換えて
いるときは、アナログアッテネータ60に対する減衰量
切り換え制御とディジタルアッテネータ50に対する減
衰量可変制御を組で行い、アナログアッテネータ60と
ディジタルアッテネータ50がともに減衰量が最小の0
dBのときを基準にして、丁度、音量データVDの分だ
け信号レベルが低くなるようにして、CD再生出力に対
する連続的な音量制御をする。その他の構成部分は図1
と全く同様である。
【0058】コントローラ40Bの制御処理は図1のコ
ントローラ40Aによる図2〜図4の処理とほぼ同一で
あり、異なるのは、電力増幅器10Aに対してゲイン切
り換え制御を行う代わりに、アナログアッテネータ60
に対して減衰量切り換え制御を行う点だけであり、図1
の電力増幅器10Aを電力増幅器10とアナログアッテ
ネータ60の2つで構成したと考えれば全く同じ制御処
理である。すなわち、電源オン後の初期設定では、図2
のステップS2の処理の中で、電力増幅器10Aのゲイ
ンをGMAX としたのに対し、コントローラ40Bはアナ
ログアッテネータ60の減衰量を最小のSMIN =0dB
とする。また、ソース・信号経路選択モードがCD、ア
ナログ1、アナログ2のいずれかとなっているときはコ
ントローラ40Aと全く同じ処理をし、音量アップキー
25、音量ダウンキー26が操作される度に、音量デー
タVDを可変して電動ボリューム7を制御し、音量をV
Dに調整する。また、ラウドネスオンキー27、ラウド
ネスオフキー28の操作に従い、ラウドネスオン・オフ
制御をする。また、PLAYキー29、STOPキー3
0の操作に従いCD再生手段1に対しPLAY制御、S
TOP制御をする。
ントローラ40Aによる図2〜図4の処理とほぼ同一で
あり、異なるのは、電力増幅器10Aに対してゲイン切
り換え制御を行う代わりに、アナログアッテネータ60
に対して減衰量切り換え制御を行う点だけであり、図1
の電力増幅器10Aを電力増幅器10とアナログアッテ
ネータ60の2つで構成したと考えれば全く同じ制御処
理である。すなわち、電源オン後の初期設定では、図2
のステップS2の処理の中で、電力増幅器10Aのゲイ
ンをGMAX としたのに対し、コントローラ40Bはアナ
ログアッテネータ60の減衰量を最小のSMIN =0dB
とする。また、ソース・信号経路選択モードがCD、ア
ナログ1、アナログ2のいずれかとなっているときはコ
ントローラ40Aと全く同じ処理をし、音量アップキー
25、音量ダウンキー26が操作される度に、音量デー
タVDを可変して電動ボリューム7を制御し、音量をV
Dに調整する。また、ラウドネスオンキー27、ラウド
ネスオフキー28の操作に従い、ラウドネスオン・オフ
制御をする。また、PLAYキー29、STOPキー3
0の操作に従いCD再生手段1に対しPLAY制御、S
TOP制御をする。
【0059】CDダイレクトキー24が押されたことに
より、CDダイレクトモードに切り換える際の図3のス
テップS27の処理では、コントローラ40Bは、現在
の音量データVDを4つの段階M=0(0〜−20d
B)、M=1(−21〜−40dB)、M=2(−41
〜60dB)、M=3(−61〜−80dB)に区分す
る。Mはここではアナログアッテネータ60の減衰量を
最小値から大きくすべき段階数を示す。アナログアッテ
ネータ60に対する減衰量切り換え制御により、M=0
のときはスイッチ61がa側、62と63が開の最小減
衰量SMIN =0dBのままとし、M=1のときはスイッ
チ61がb側、62と63が開の状態にして減衰量をS
MIN から1段階上げたS1 =−20dBとし、M=2の
ときはスイッチ61がb側、62が閉、63が開の状態
にして減衰量をS1 から更に1段階上げたS2 =−40
dBとし、M=3のときはスイッチ61がb側、62と
63が閉の状態にして減衰量をS2 から更に1段階上げ
たS3 =−60dBとする。続いて、ATT=VD+2
0Mを計算し、ディジタルアッテネータ50を制御し
て、減衰量をATTに可変させる。
より、CDダイレクトモードに切り換える際の図3のス
テップS27の処理では、コントローラ40Bは、現在
の音量データVDを4つの段階M=0(0〜−20d
B)、M=1(−21〜−40dB)、M=2(−41
〜60dB)、M=3(−61〜−80dB)に区分す
る。Mはここではアナログアッテネータ60の減衰量を
最小値から大きくすべき段階数を示す。アナログアッテ
ネータ60に対する減衰量切り換え制御により、M=0
のときはスイッチ61がa側、62と63が開の最小減
衰量SMIN =0dBのままとし、M=1のときはスイッ
チ61がb側、62と63が開の状態にして減衰量をS
MIN から1段階上げたS1 =−20dBとし、M=2の
ときはスイッチ61がb側、62が閉、63が開の状態
にして減衰量をS1 から更に1段階上げたS2 =−40
dBとし、M=3のときはスイッチ61がb側、62と
63が閉の状態にして減衰量をS2 から更に1段階上げ
たS3 =−60dBとする。続いて、ATT=VD+2
0Mを計算し、ディジタルアッテネータ50を制御し
て、減衰量をATTに可変させる。
【0060】これにより、ディジタルアッテネータ50
の減衰量とアナログアッテネータ60での最小減衰量S
MIN =0dBからの減衰量の増大分が丁度VDとなるの
で、切り換えスイッチ12のb側からa側への切り換え
前後で音量を同じとできる。また、切り換えスイッチ1
2がa側に切り換えられる前に、アナログアッテネータ
60とディジタルアッテネータ50の減衰量が最小値か
ら増大されるので、切り換えスイッチ12がa側に切り
換わったあと、過大な音が発する恐れもない。
の減衰量とアナログアッテネータ60での最小減衰量S
MIN =0dBからの減衰量の増大分が丁度VDとなるの
で、切り換えスイッチ12のb側からa側への切り換え
前後で音量を同じとできる。また、切り換えスイッチ1
2がa側に切り換えられる前に、アナログアッテネータ
60とディジタルアッテネータ50の減衰量が最小値か
ら増大されるので、切り換えスイッチ12がa側に切り
換わったあと、過大な音が発する恐れもない。
【0061】また、CDダイレクトモード中に、ユーザ
が音量可変操作をしたため音量データVDを変更したあ
と行う図4のステップS33の処理では、コントローラ
40Bは前述と同様にして、アナログアッテネータ60
の減衰量を最小値から大きくすべき段階数Mを求めると
ともにATT=VD+20Mを計算し、Mに従いアナロ
グアッテネータ60に対する減衰量切り換え制御をし、
ATTに従いディジタルアッテネータ50に対する減衰
量可変制御をすることで、所望音量VDに調整する。こ
の結果、音量を0dB〜−80dBの範囲で、1dB単
位で連続的に可変できる。CDダイレクトモード中にP
LAYキー29、STOPキー30が操作されたとき
は、図1の場合と同様に、CD再生手段1に対しPLA
Y制御、STOP制御をする。
が音量可変操作をしたため音量データVDを変更したあ
と行う図4のステップS33の処理では、コントローラ
40Bは前述と同様にして、アナログアッテネータ60
の減衰量を最小値から大きくすべき段階数Mを求めると
ともにATT=VD+20Mを計算し、Mに従いアナロ
グアッテネータ60に対する減衰量切り換え制御をし、
ATTに従いディジタルアッテネータ50に対する減衰
量可変制御をすることで、所望音量VDに調整する。こ
の結果、音量を0dB〜−80dBの範囲で、1dB単
位で連続的に可変できる。CDダイレクトモード中にP
LAYキー29、STOPキー30が操作されたとき
は、図1の場合と同様に、CD再生手段1に対しPLA
Y制御、STOP制御をする。
【0062】アナログアッテネータ60の減衰量は、固
定抵抗R6、R7、R8、R9の抵抗比で定まるため高
抵抗を使用する必要はない。よって、固定抵抗R6に小
さな抵抗値のものを用いて抵抗性雑音を小さくすること
ができ、また、CDダイレクトモード時、信号伝達系上
で電動ボリューム7の可変抵抗器8の如く摺動子の酸化
による雑音増大も起きないので、良好なS/Nが得られ
る。また、ディジタルアッテネータ50から出力される
ディジタルオーディオ信号のビット長はディジタルアッ
テネータ50での減衰量に関わらず一定なので、アナロ
グアッテネータ60を用いずにディジタルアッテネータ
50での減衰だけで0〜−80dBの音量調整をしよう
とすると、小音量時に分解能が悪くなって量子化雑音が
増大してしまうが、ここでは、ディジタルアッテネータ
50での減衰量は−20dB以内としたので、小音量時
でも分解能が悪化することはない。
定抵抗R6、R7、R8、R9の抵抗比で定まるため高
抵抗を使用する必要はない。よって、固定抵抗R6に小
さな抵抗値のものを用いて抵抗性雑音を小さくすること
ができ、また、CDダイレクトモード時、信号伝達系上
で電動ボリューム7の可変抵抗器8の如く摺動子の酸化
による雑音増大も起きないので、良好なS/Nが得られ
る。また、ディジタルアッテネータ50から出力される
ディジタルオーディオ信号のビット長はディジタルアッ
テネータ50での減衰量に関わらず一定なので、アナロ
グアッテネータ60を用いずにディジタルアッテネータ
50での減衰だけで0〜−80dBの音量調整をしよう
とすると、小音量時に分解能が悪くなって量子化雑音が
増大してしまうが、ここでは、ディジタルアッテネータ
50での減衰量は−20dB以内としたので、小音量時
でも分解能が悪化することはない。
【0063】ソース・信号経路の選択モードをCDダイ
レクトモード以外に戻す際のステップS44の処理で
は、コントローラ40Bはアナログアッテネータ60を
制御して最小減衰量SMIN =0dBとし、ディジタルア
ッテネータ50を制御して最小減衰量の0dBとする。
このようにして、切り換えスイッチ12をaからbへ切
り換える前と後で同じ音量が再現されるとともに、b側
に切り換え後、最大音量を0dBまで上げることが可能
となる。よって、アナログ1モードまたはアナログ2モ
ードの場合、アナログアッテネータ60の減衰量がS
MIN 以外のS1 〜S3 のままとなって最大音量が低くな
り過ぎることはない。CDモードの場合、アナログアッ
テネータ60の減衰量がS1 〜S3 のままとなり、ディ
ジタルアッテネータ50の減衰量も0dB以外のままと
なって最大音量が低くなり過ぎることはない。
レクトモード以外に戻す際のステップS44の処理で
は、コントローラ40Bはアナログアッテネータ60を
制御して最小減衰量SMIN =0dBとし、ディジタルア
ッテネータ50を制御して最小減衰量の0dBとする。
このようにして、切り換えスイッチ12をaからbへ切
り換える前と後で同じ音量が再現されるとともに、b側
に切り換え後、最大音量を0dBまで上げることが可能
となる。よって、アナログ1モードまたはアナログ2モ
ードの場合、アナログアッテネータ60の減衰量がS
MIN 以外のS1 〜S3 のままとなって最大音量が低くな
り過ぎることはない。CDモードの場合、アナログアッ
テネータ60の減衰量がS1 〜S3 のままとなり、ディ
ジタルアッテネータ50の減衰量も0dB以外のままと
なって最大音量が低くなり過ぎることはない。
【0064】この実施の態様によれば、切り換えスイッ
チ12がa側に切り換えられているとき、音量可変操作
に従いコントローラ40Bがアナログアッテネータ60
の減衰量とディジタルアッテネータ50の減衰量を適当
に組み合わせて可変制御することで、アンプに内蔵のC
D再生手段1から得たオーディオ信号に対し音量を連続
的に可変できる。そして、CD再生出力の伝送系に高抵
抗をシリーズに入れる必要がないので、抵抗性雑音が大
きくならず、可変抵抗器8の如く摺動子の酸化による雑
音増大も起きないので、良好なS/Nが得られる。ま
た、切り換えスイッチ12をb側に切り換えれば、音量
可変操作に従いコントローラ40Bが電動ボリューム7
を制御するのでD/A変換回路2または外部のアナログ
オーディオソース機器から得たアナログオーディオ信号
に対して連続的な音量調整ができ、また、所望によりオ
ーディオ信号にラウドネスを掛けることも自由にでき
る。
チ12がa側に切り換えられているとき、音量可変操作
に従いコントローラ40Bがアナログアッテネータ60
の減衰量とディジタルアッテネータ50の減衰量を適当
に組み合わせて可変制御することで、アンプに内蔵のC
D再生手段1から得たオーディオ信号に対し音量を連続
的に可変できる。そして、CD再生出力の伝送系に高抵
抗をシリーズに入れる必要がないので、抵抗性雑音が大
きくならず、可変抵抗器8の如く摺動子の酸化による雑
音増大も起きないので、良好なS/Nが得られる。ま
た、切り換えスイッチ12をb側に切り換えれば、音量
可変操作に従いコントローラ40Bが電動ボリューム7
を制御するのでD/A変換回路2または外部のアナログ
オーディオソース機器から得たアナログオーディオ信号
に対して連続的な音量調整ができ、また、所望によりオ
ーディオ信号にラウドネスを掛けることも自由にでき
る。
【0065】なお、図6の態様ではアナログアッテネー
タ60は切り換えスイッチ12と電力増幅器10の間に
介装したが、図7に示す如く、D/A変換回路2と切り
換えスイッチ12のa端子の間に介装しても上記した図
6の場合と全く同様の働きをさせることができる。但
し、図7の場合は、ソース・信号経路の選択モードをC
Dダイレクトモードからそれ以外のモードに戻す際のス
テップS44の処理では、コントローラ40Bはディジ
タルアッテネータ50を制御して最小減衰量の0dBと
するだけで良く、これにより、切り換えスイッチ12を
aからbへ切り換える前と後で同じ音量が再現されると
ともに、b側に切り換え後、最大音量を0dBまで上げ
ることが可能となる。
タ60は切り換えスイッチ12と電力増幅器10の間に
介装したが、図7に示す如く、D/A変換回路2と切り
換えスイッチ12のa端子の間に介装しても上記した図
6の場合と全く同様の働きをさせることができる。但
し、図7の場合は、ソース・信号経路の選択モードをC
Dダイレクトモードからそれ以外のモードに戻す際のス
テップS44の処理では、コントローラ40Bはディジ
タルアッテネータ50を制御して最小減衰量の0dBと
するだけで良く、これにより、切り換えスイッチ12を
aからbへ切り換える前と後で同じ音量が再現されると
ともに、b側に切り換え後、最大音量を0dBまで上げ
ることが可能となる。
【0066】また、図6、図7のパワーアンプにおい
て、音量可変操作を電動ボリューム7の摺動子と結合さ
れた音量つまみ(図示せず)を手で回して行うようにな
っており、キー操作部20には音量アップキー25、音
量ダウンキー26が無い場合、コントローラ40Bは音
量アップキー、音量ダウンキーの操作に従う音量制御が
不要となるので、図2〜図4の制御処理の内、図2のス
テップS3〜S8を省略し、ステップS2のあとS9へ
進むようにし、図4のステップS30、S31、S3
4、S35、S36、S40〜S42を省略し、図3の
ステップS28のあと図4のステップS32に進むよう
にし、また、ステップS33のあとS37に進むように
し、ステップS40のあとS43に進むようにすれば良
い。そして、電源オン中は常に図5の割り込み処理を短
い時間間隔で繰り返し行い、ポテンショメータ9の出力
からユーザが音量つまみを回して可変操作した音量位置
を読み取り、該読み取った値でVDを書き換えておくよ
うにする。
て、音量可変操作を電動ボリューム7の摺動子と結合さ
れた音量つまみ(図示せず)を手で回して行うようにな
っており、キー操作部20には音量アップキー25、音
量ダウンキー26が無い場合、コントローラ40Bは音
量アップキー、音量ダウンキーの操作に従う音量制御が
不要となるので、図2〜図4の制御処理の内、図2のス
テップS3〜S8を省略し、ステップS2のあとS9へ
進むようにし、図4のステップS30、S31、S3
4、S35、S36、S40〜S42を省略し、図3の
ステップS28のあと図4のステップS32に進むよう
にし、また、ステップS33のあとS37に進むように
し、ステップS40のあとS43に進むようにすれば良
い。そして、電源オン中は常に図5の割り込み処理を短
い時間間隔で繰り返し行い、ポテンショメータ9の出力
からユーザが音量つまみを回して可変操作した音量位置
を読み取り、該読み取った値でVDを書き換えておくよ
うにする。
【0067】CD、アナログ1、アナログ2のモードの
場合、切り換えスイッチ12はb側に切り換えられてい
るが(図2のステップS2または図4のステップS4
3)、このとき、電動ボリューム7の音量つまみを回せ
ば、直接、摺動子が移動し可変抵抗器8による分圧比が
可変するので、コントローラ40Bのモータ制御がなく
ても所望音量に調整することができる。CDダイレクト
キー24が押されたことにより、コントローラ40Bが
ステップS27の処理をする際、現在の音量データVD
からアナログアッテネータ60の減衰量を最小値から下
げるべき段階数Mと、ディジタルアッテネータ50に設
定すべき減衰量ATTを求め、アナログアッテネータ6
0の減衰量を最小値からM段階上げ、ディジタルアッテ
ネータ50の減衰量をATTに可変する。これにより、
切り換えスイッチ12の切り換え前後で音量は同じにな
る。また、切り換えスイッチ12が切り換えられる前
に、アナログアッテネータ60とディジタルアッテネー
タ50の減衰量が最小値より大きくされるので、切り換
えスイッチ12がa側に切り換わったあと、過大な音が
発する恐れもない。
場合、切り換えスイッチ12はb側に切り換えられてい
るが(図2のステップS2または図4のステップS4
3)、このとき、電動ボリューム7の音量つまみを回せ
ば、直接、摺動子が移動し可変抵抗器8による分圧比が
可変するので、コントローラ40Bのモータ制御がなく
ても所望音量に調整することができる。CDダイレクト
キー24が押されたことにより、コントローラ40Bが
ステップS27の処理をする際、現在の音量データVD
からアナログアッテネータ60の減衰量を最小値から下
げるべき段階数Mと、ディジタルアッテネータ50に設
定すべき減衰量ATTを求め、アナログアッテネータ6
0の減衰量を最小値からM段階上げ、ディジタルアッテ
ネータ50の減衰量をATTに可変する。これにより、
切り換えスイッチ12の切り換え前後で音量は同じにな
る。また、切り換えスイッチ12が切り換えられる前
に、アナログアッテネータ60とディジタルアッテネー
タ50の減衰量が最小値より大きくされるので、切り換
えスイッチ12がa側に切り換わったあと、過大な音が
発する恐れもない。
【0068】音量を可変したいとき、電動ボリューム7
の音量つまみを回せばポテンショメータ9の出力する音
量位置が変わり、図5の処理でVDが変わる。すると、
コントローラ40Bは、図4のステップS32でYES
と判断し、ステップS33の処理で、VDからMとAT
Tを求め、アナログアッテネータ60の減衰量を最小値
からM段階上げ、ディジタルアッテネータ50の減衰量
をATTとして所望音量に調整する。この結果、電動ボ
リューム7を迂回していても音量を0dB〜−80dB
の範囲で、1dB単位で連続的に可変することかでき
る。
の音量つまみを回せばポテンショメータ9の出力する音
量位置が変わり、図5の処理でVDが変わる。すると、
コントローラ40Bは、図4のステップS32でYES
と判断し、ステップS33の処理で、VDからMとAT
Tを求め、アナログアッテネータ60の減衰量を最小値
からM段階上げ、ディジタルアッテネータ50の減衰量
をATTとして所望音量に調整する。この結果、電動ボ
リューム7を迂回していても音量を0dB〜−80dB
の範囲で、1dB単位で連続的に可変することかでき
る。
【0069】その後、CDキー21(アナログ1キー2
2またはアナログ2キー23)が押されたためコントロ
ーラ40BがステップS44の処理をする際、アナログ
アッテネータ60とディジタルアッテネータ50(図7
の場合は、ディジタルアッテネータ50だけ)を制御し
て最小減衰量の0dBとすることで、電動ボリューム7
で調整した通りの音量が得られる。このようにして、切
り換えスイッチ12のaからbへの切り換え前と後で同
じ音量が再現されるとともに、bへの切り換え後、最大
音量も0dBまで上げることが可能となる。よって、ア
ナログ1モードまたはアナログ2モードの場合、図6で
はアナログアッテネータ60が減衰量がS1 〜S3 のま
まとなって最大音量が低くなり過ぎることはなく、CD
モードの場合、図6ではアナログアッテネータ60とデ
ィジタルアッテネータ50の減衰量が最小値以外のまま
となり、図7ではディジタルアッテネータ50の減衰量
が最小値以外のままとなって最大音量が低くなり過ぎる
ことはない。
2またはアナログ2キー23)が押されたためコントロ
ーラ40BがステップS44の処理をする際、アナログ
アッテネータ60とディジタルアッテネータ50(図7
の場合は、ディジタルアッテネータ50だけ)を制御し
て最小減衰量の0dBとすることで、電動ボリューム7
で調整した通りの音量が得られる。このようにして、切
り換えスイッチ12のaからbへの切り換え前と後で同
じ音量が再現されるとともに、bへの切り換え後、最大
音量も0dBまで上げることが可能となる。よって、ア
ナログ1モードまたはアナログ2モードの場合、図6で
はアナログアッテネータ60が減衰量がS1 〜S3 のま
まとなって最大音量が低くなり過ぎることはなく、CD
モードの場合、図6ではアナログアッテネータ60とデ
ィジタルアッテネータ50の減衰量が最小値以外のまま
となり、図7ではディジタルアッテネータ50の減衰量
が最小値以外のままとなって最大音量が低くなり過ぎる
ことはない。
【0070】なお、上記した各実施の態様では、ディジ
タルオーディオ信号はパワーアンプに内蔵のCD再生手
段1から得たが、外部のCD再生手段から得ても良く、
パワーアンプの内部または外部に設けられた、MD(ミ
ニディスク)再生手段、DVD(ディジタルバーサタイ
ルディスク)再生手段などの光ディスク再生手段、DA
T(ディジタルオーディオテープ)再生手段、有線また
は無線のディジタル音楽(ディジタルTV)放送受信手
段、パーソナルコンピュータシステム等の有線または無
線のディジタル音楽付情報通信受信手段など種々の機器
が適用できる。
タルオーディオ信号はパワーアンプに内蔵のCD再生手
段1から得たが、外部のCD再生手段から得ても良く、
パワーアンプの内部または外部に設けられた、MD(ミ
ニディスク)再生手段、DVD(ディジタルバーサタイ
ルディスク)再生手段などの光ディスク再生手段、DA
T(ディジタルオーディオテープ)再生手段、有線また
は無線のディジタル音楽(ディジタルTV)放送受信手
段、パーソナルコンピュータシステム等の有線または無
線のディジタル音楽付情報通信受信手段など種々の機器
が適用できる。
【0071】第1、第2アナログ入力端子3、4に入力
するアナログオーディオ信号を得るためのオーディオソ
ース機器は、カセットテープ再生手段、アナログ音楽放
送の受信手段、CD、MD、DVD、DATテープ等の
ディジタルオーディオの記録媒体の再生手段でアナログ
出力を有するもの、有線または無線のディジタル音楽
(ディジタルTV)放送受信手段でアナログ出力を有す
るもの、パーソナルコンピュータシステム等の有線また
は無線のディジタル音楽付情報通信受信手段など種々の
機器が適用でき、パワーアンプの外部、内部いずれに存
在しても良い。また、ラウドネス回路はグラフィックイ
コライザ、トーンコントロール回路など他の周波数特性
調整手段に代えてもよい。また、電力増幅器を電力増幅
はしない普通の増幅器(例えば、電圧増幅器)に代えた
り、インピーダンス変換用のバッファアンプに代えても
良い。
するアナログオーディオ信号を得るためのオーディオソ
ース機器は、カセットテープ再生手段、アナログ音楽放
送の受信手段、CD、MD、DVD、DATテープ等の
ディジタルオーディオの記録媒体の再生手段でアナログ
出力を有するもの、有線または無線のディジタル音楽
(ディジタルTV)放送受信手段でアナログ出力を有す
るもの、パーソナルコンピュータシステム等の有線また
は無線のディジタル音楽付情報通信受信手段など種々の
機器が適用でき、パワーアンプの外部、内部いずれに存
在しても良い。また、ラウドネス回路はグラフィックイ
コライザ、トーンコントロール回路など他の周波数特性
調整手段に代えてもよい。また、電力増幅器を電力増幅
はしない普通の増幅器(例えば、電圧増幅器)に代えた
り、インピーダンス変換用のバッファアンプに代えても
良い。
【0072】
【発明の効果】本発明によれば、所定のオーディオソー
スから得たディジタルオーディオ信号を減衰量を連続的
に可変できるディジタル減衰手段を介してD/A変換手
段に通し、D/A変換手段の出力側に、固定抵抗の組み
合わせを切り換えることで、ゲインを複数段階に切り換
え可能とするゲイン切り換え手段を有する増幅手段、或
いは、固定抵抗の組み合わせを切り換えることで減衰量
を複数段階に切り換え可能とするアナログ減衰手段を設
け、音量可変操作に従い音量制御手段が増幅手段のゲイ
ンまたはアナログ減衰手段の減衰量と、ディジタル減衰
手段の減衰量を適当に組み合わせて可変制御すること
で、音量の連続的な可変が可能となる。また、信号伝送
系に高抵抗がシリーズに入らないようにできるので抵抗
性雑音が大きくならず、可変抵抗器の如く摺動子の酸化
による雑音増大も起きないので、良好なS/Nが得ら
れ、音質が向上する。
スから得たディジタルオーディオ信号を減衰量を連続的
に可変できるディジタル減衰手段を介してD/A変換手
段に通し、D/A変換手段の出力側に、固定抵抗の組み
合わせを切り換えることで、ゲインを複数段階に切り換
え可能とするゲイン切り換え手段を有する増幅手段、或
いは、固定抵抗の組み合わせを切り換えることで減衰量
を複数段階に切り換え可能とするアナログ減衰手段を設
け、音量可変操作に従い音量制御手段が増幅手段のゲイ
ンまたはアナログ減衰手段の減衰量と、ディジタル減衰
手段の減衰量を適当に組み合わせて可変制御すること
で、音量の連続的な可変が可能となる。また、信号伝送
系に高抵抗がシリーズに入らないようにできるので抵抗
性雑音が大きくならず、可変抵抗器の如く摺動子の酸化
による雑音増大も起きないので、良好なS/Nが得ら
れ、音質が向上する。
【図1】本発明の第1の実施の態様に係るパワーアンプ
の回路図である。
の回路図である。
【図2】図1中のコントローラの制御処理を示すフロー
チャートである。
チャートである。
【図3】図1中のコントローラの制御処理を示すフロー
チャートである。
チャートである。
【図4】図1中のコントローラの制御処理を示すフロー
チャートである。
チャートである。
【図5】図1を変形した実施の態様におけるコントロー
ラの制御処理を示すフローチャートである。
ラの制御処理を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第2の実施の態様に係るパワーアンプ
の回路図である。
の回路図である。
【図7】図6を変形した実施の態様に係るパワーアンプ
の回路図である。
の回路図である。
【図8】従来のパワーアンプの回路図である。
1 CD再生手段 2 D/A変換回
路 3 第1アナログ入力端子 4 第2アナログ
入力端子 5 セレクタ回路 6 ラウドネス回
路 7 電動ボリューム 8 可変抵抗器 9 ポテンショメータ 10、10A 電
力増幅器 12 切り換えスイッチ 20 キー操作部 40A、40B コントローラ 50 ディジタル
アッテネータ 60 アナログアッテネータ
路 3 第1アナログ入力端子 4 第2アナログ
入力端子 5 セレクタ回路 6 ラウドネス回
路 7 電動ボリューム 8 可変抵抗器 9 ポテンショメータ 10、10A 電
力増幅器 12 切り換えスイッチ 20 キー操作部 40A、40B コントローラ 50 ディジタル
アッテネータ 60 アナログアッテネータ
Claims (6)
- 【請求項1】 所定のオーディオソースから得たディジ
タルオーディオ信号のレベルを所定範囲内で連続的に減
衰できるディジタル減衰手段と、 ディジタル減衰手段の出力をD/A変換するD/A変換
手段と、 D/A変換手段の出力側に設けられた増幅手段であっ
て、1または複数のスイッチを切り換えて複数の固定抵
抗の接続状態を変えることで、ゲインを複数段階に切り
換え可能とするゲイン切り換え手段を有する増幅手段
と、 音量可変操作をする音量可変操作手段と、 音量可変操作手段の操作に従い、ディジタル減衰手段と
増幅手段のゲイン切り換え手段の両者を制御し、音量調
整する音量制御手段と、 を備えたことを特徴とする音量調整装置。 - 【請求項2】 所定のオーディオソースから得たディジ
タルオーディオ信号のレベルを所定範囲内で連続的に減
衰できるディジタル減衰手段と、 ディジタル減衰手段の出力をD/A変換するD/A変換
手段と、 D/A変換手段の出力側に設けられて、1または複数の
スイッチを切り換えて複数の固定抵抗の接続状態を変え
ることで、D/A変換手段の出力に対する減衰量を複数
段階に切り換え可能とするアナログ減衰手段と、 音量可変操作をする音量可変操作手段と、 音量可変操作手段の操作に従い、ディジタル減衰手段と
アナログ減衰手段の両者を制御し、音量調整する音量制
御手段と、 を備えたことを特徴とする音量調整装置。 - 【請求項3】 摺動子の移動で分圧比を連続的に可変す
る可変抵抗器を用いて、所定のオーディオソースから得
たアナログオーディオ信号に対する音量調整を行う音量
調整手段と、 所定のオーディオソースから得たディジタルオーディオ
信号のレベルを所定範囲内で連続的に減衰できるディジ
タル減衰手段と、 ディジタル減衰手段の出力をD/A変換するD/A変換
手段と、 選択操作に従い、D/A変換手段の出力と音量調整手段
の出力の一方を選択して出力させる切り換え手段と、 切り換え手段の出力側に設けられた増幅手段であって、
1または複数のスイッチを切り換えて複数の固定抵抗の
接続状態を変えることで、ゲインを複数段階に切り換え
可能とするゲイン切り換え手段を有する増幅手段と、 音量可変操作をする音量可変操作手段と、 音量可変操作手段の操作に基づき、切り換え手段がD/
A変換手段の側に切り換えられているとき、ディジタル
減衰手段とゲイン切り換え手段の両者を制御して音量調
整し、切り換え手段が音量調整手段の側に切り換えられ
ているとき、音量調整手段を制御して可変抵抗器の摺動
子を移動し、音量調整する音量制御手段と、 を備えたことを特徴とする音量調整装置。 - 【請求項4】 音量可変操作手段の操作による摺動子の
移動で分圧比を連続的に可変する可変抵抗器を用いて、
所定のオーディオソースから得たアナログオーディオ信
号に対する音量調整を行う音量調整手段と、 所定のオーディオソースから得たディジタルオーディオ
信号のレベルを所定範囲内で連続的に減衰できるディジ
タル減衰手段と、 ディジタル減衰手段の出力をD/A変換するD/A変換
手段と、 選択操作に従い、D/A変換手段の出力と音量調整手段
の出力の一方を選択して出力させる切り換え手段と、 切り換え手段の出力側に設けられた増幅手段であって、
1または複数のスイッチを切り換えて複数の固定抵抗の
接続状態を変えることで、ゲインを複数段階に切り換え
可能とするゲイン切り換え手段を有する増幅手段と、 音量調整手段の音量位置を検出する音量位置検出手段
と、 切り換え手段がD/A変換手段の側に切り換えられてい
るとき、ディジタル減衰手段とゲイン切り換え手段の両
者を制御して、音量位置検出手段で検出された所望音量
に調整する音量制御手段と、 を備えたことを特徴とする音量調整装置。 - 【請求項5】 摺動子の移動で分圧比を連続的に可変す
る可変抵抗器を用いて、所定のオーディオソースから得
たアナログオーディオ信号に対する音量調整を行う音量
調整手段と、 所定のオーディオソースから得たディジタルオーディオ
信号のレベルを所定範囲内で連続的に減衰できるディジ
タル減衰手段と、 ディジタル減衰手段の出力をD/A変換するD/A変換
手段と、 選択操作に従い、D/A変換手段の出力と音量調整手段
の出力の一方を選択して出力させる切り換え手段と、 D/A変換手段と切り換え手段の間または切り換え手段
の出力側に設けられて、1または複数のスイッチを切り
換えて複数の固定抵抗の接続状態を変えることで、D/
A変換手段または切り換え手段の出力に対する減衰量を
複数段階に切り換え可能とするアナログ減衰手段と、 音量可変操作をする音量可変操作手段と、 音量可変操作手段の操作に基づき、切り換え手段がD/
A変換手段の側に切り換えられているとき、ディジタル
減衰手段とアナログ減衰手段の両者を制御して音量調整
し、切り換え手段が音量調整手段の側に切り換えられて
いるとき、音量調整手段を制御して可変抵抗器の摺動子
を移動し、音量調整する音量制御手段と、 を備えたことを特徴とする音量調整装置。 - 【請求項6】 音量可変操作手段の操作による摺動子の
移動で分圧比を連続的に可変する可変抵抗器を用いて、
所定のオーディオソースから得たアナログオーディオ信
号に対する音量調整を行う音量調整手段と、 所定のオーディオソースから得たディジタルオーディオ
信号のレベルを所定範囲内で連続的に減衰できるディジ
タル減衰手段と、 ディジタル減衰手段の出力をD/A変換するD/A変換
手段と、 選択操作に従い、D/A変換手段の出力と音量調整手段
の出力の一方を選択して出力させる切り換え手段と、 D/A変換手段と切り換え手段の間または切り換え手段
の出力側に設けられて、1または複数のスイッチを切り
換えて複数の固定抵抗の接続状態を変えることで、D/
A変換手段または切り換え手段の出力に対する減衰量を
複数段階に切り換え可能とするアナログ減衰手段と、 音量調整手段の音量位置を検出する音量位置検出手段
と、 切り換え手段がD/A変換手段の側に切り換えられてい
るとき、ディジタル減衰手段とアナログ減衰手段の両者
を制御して、音量位置検出手段で検出された所望音量レ
ベルに調整する音量制御手段と、 を備えたことを特徴とする音量調整装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9177752A JPH118523A (ja) | 1997-06-17 | 1997-06-17 | 音量調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9177752A JPH118523A (ja) | 1997-06-17 | 1997-06-17 | 音量調整装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH118523A true JPH118523A (ja) | 1999-01-12 |
Family
ID=16036514
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9177752A Pending JPH118523A (ja) | 1997-06-17 | 1997-06-17 | 音量調整装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH118523A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100781090B1 (ko) * | 2001-10-17 | 2007-11-30 | 삼성전자주식회사 | 휴대용컴퓨터의 볼륨제어시스템 |
JP2012015678A (ja) * | 2010-06-30 | 2012-01-19 | Icom Inc | 高周波回路 |
-
1997
- 1997-06-17 JP JP9177752A patent/JPH118523A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100781090B1 (ko) * | 2001-10-17 | 2007-11-30 | 삼성전자주식회사 | 휴대용컴퓨터의 볼륨제어시스템 |
JP2012015678A (ja) * | 2010-06-30 | 2012-01-19 | Icom Inc | 高周波回路 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH01231510A (ja) | 出力レベル制御装置 | |
JPH05102770A (ja) | オーデイオ装置における信号処理回路 | |
KR100902701B1 (ko) | 디지털 오디오 프로세서의 주파수 특성을 조정하기 위한 방법 및 이 방법에 의해 조정되는 2-밴드 오디오 프로세서를 구비한 전자 디바이스 | |
CN101083455B (zh) | 电子调音装置、电子音量控制方法和使用它们的电子设备 | |
JPH118523A (ja) | 音量調整装置 | |
JP3436681B2 (ja) | Avアンプ | |
JP2001044774A (ja) | オーディオ再生システム | |
JP2005203040A (ja) | 音響装置 | |
JP2003158800A (ja) | 多チャンネルオーディオ再生装置 | |
JPH11136060A (ja) | 音量調整回路 | |
JP2520212Y2 (ja) | 再生機器 | |
JPH04246905A (ja) | 再生装置 | |
KR20020089884A (ko) | 오디오 출력 레벨 자동 조절 방법 | |
JP3332219B2 (ja) | 音場拡大装置 | |
JPH07235850A (ja) | オーディオ装置 | |
JP3423208B2 (ja) | 記録再生信号処理装置 | |
JP2004260518A (ja) | オーディオ装置 | |
JPH0993063A (ja) | オートゲインコントロール回路 | |
JPH0746686A (ja) | 音量調整回路装置 | |
JPH04361413A (ja) | オーディオ機器の音量・音質制御装置 | |
JP2720261B2 (ja) | デジタルカセットテープ再生装置 | |
JP2003209764A (ja) | 音量制御装置 | |
JPH06162746A (ja) | ソース機器の選択装置 | |
KR20020043370A (ko) | 2입력 오디오신호의 출력회로 | |
KR0136701B1 (ko) | 오디오 시스템의 초기 증폭 레벨 조정 방법 |