JPH1184863A - 画像形成装置及び回転型現像装置 - Google Patents

画像形成装置及び回転型現像装置

Info

Publication number
JPH1184863A
JPH1184863A JP9252901A JP25290197A JPH1184863A JP H1184863 A JPH1184863 A JP H1184863A JP 9252901 A JP9252901 A JP 9252901A JP 25290197 A JP25290197 A JP 25290197A JP H1184863 A JPH1184863 A JP H1184863A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
developing
developer
toner
rotation
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP9252901A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichi Ueno
祐一 上野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP9252901A priority Critical patent/JPH1184863A/ja
Publication of JPH1184863A publication Critical patent/JPH1184863A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像剤収容部に現像剤を十分に補給すること
が可能となり、かつ、濃度の均一な安定した画像を得る
ことができる回転型現像装置を有した画像形成装置を提
供する。 【解決手段】 図示しないメイン制御部による制御によ
って、所定の現像器を現像位置に変位させるための現像
ユニットの回転時に、該現像ユニットの回転速度が所定
の回転速度に達した後に、この所定の回転速度の状態
で、現像ユニットの回転を制動する制動手段に最大の制
動力を発揮させた場合に、該制動力の発動から複数の現
像器の回転停止までに最低要する時間以上の時間をかけ
て上記回転の速度を徐々に低下させながら、上記所定の
現像器を現像位置で停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンター等の画像形成装置及び回転型現像装置
に関するものである。
【0002】従来、回転軸線の周りに配設された複数の
現像器を有する回転自在な現像器ユニットと、該現像器
に対して内部が連通するように該現像器と一体に構成さ
れた現像剤受入れ口を有する現像剤収容部と、該現像剤
受入れ口に対向する現像剤補給口を有し該現像剤補給口
及び該現像剤受入れ口を通して該現像剤収容部に補給さ
れる現像剤を収容した現像剤容器とを備え、上記現像器
ユニットの回転により、任意の現像器を潜像担持体とし
ての感光体に対向する現像位置に変位させ、現像剤容器
から現像剤収容部に補給された現像剤を該現像剤収容部
と現像器との間で循環させながら現像を行う回転型現像
装置及び該回転型現像装置を有する画像形成装置が知ら
れている。
【0003】また、先に本出願人は、「回転軸の回りに
回転可能に支持され、それぞれ所定の粉体現像剤を収容
した複数の現像器と、その現像器にトナーを補給するた
め、各現像器に対応して設けられたトナーカートリッジ
とを備え、前記複数の現像器を前記各トナーカートリッ
ジとともに回転させ、所定の現像器を潜像担持体に対向
する現像位置にもたらし、その現像器により、前記潜像
担持体に形成された静電潜像をトナー像として可視像化
する回転型現像装置を備えたカラー画像形成装置におい
て、前記カートリッジのトナー排出口が少なくとも重力
方向を向く回転時点において、プリント動作時における
現像位置にもたらす現像器切り換え用の回転速度よりも
遅い回転速度で現像器及びカートリッジを回転させる制
御手段を設けたことを特徴とするカラー画像形成装置」
を提案した(特願平7−168228号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記構成の
画像形成装置の回転型現像装置において安定した現像を
行なうためには、現像剤容器から現像剤収容部に補給さ
れた現像剤が、該現像剤収容部と現像器との間で円滑に
循環されることが不可欠であり、そのためには、現像器
が所定の現像位置に変位して停止された状態で、該現像
剤容器から現像剤収容部への現像剤補給が十分に行なわ
れ、現像剤収容部内が常に十分な量の現像剤で満たされ
ている必要がある。
【0005】ところが、現像剤容器が現像器とともに回
転する回転型現像装置においては、各色の切り替え時の
回転速度が速いため、現像剤容器から現像剤収容部に十
分な量の現像剤が落下せず、補給されにくいという問題
点があった。
【0006】また、このような回転型現像装置において
は、現像器ユニットが回転して所定の現像器が現像位置
に停止された際に、一旦は現像剤収容部に補給された現
像剤が、現像器ユニットの回転時の慣性力によって該現
像剤収容部の現像剤受入れ口及び現像剤容器の現像剤補
給口から飛び出して、現像剤容器内に残留してしまう。
このため、現像剤容器内の現像剤量が不足していないに
も拘らず、現像剤収容部内に十分な現像剤を補給できな
くなることがあり、濃度の均一な安定した画像を得るこ
とができなくなるという問題点もあった。
【0007】上記特願平7−168228号記載の画像
形成装置によれば、上記カートリッジのトナー排出口が
少なくとも重力方向を向く回転時点において通常の回転
速度よりも遅い回転速度で現像器及びカートリッジを回
転させるので、ホッパ内に十分にトナーが落下すること
となる。これにより、上記回転速度が速いことによりカ
ートリッジからホッパにトナーが補給されにくいという
問題点は解決しうる。しかしながら、トナーの慣性力に
よる該トナーのホッパからの飛び出しに起因して該ホッ
パ内に十分にトナーを補給できなくなるという点につい
ては何ら示唆されていない。
【0008】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、現像剤収容部に現像
剤を十分に補給することが可能となり、かつ、濃度の均
一な安定した画像を得ることができる回転型現像装置を
有した画像形成装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、回転軸線の周りに配設された複
数の現像器と、該現像器に対して内部が連通するように
該現像器と一体に構成された現像剤受入れ口を有する現
像剤収容部と、該現像剤受入れ口に対向する現像剤補給
口を有し該現像剤補給口及び該現像剤受入れ口を通して
該現像剤収容部に補給される現像剤を収容した現像剤容
器と、上記複数の現像器を回転駆動する駆動手段と、任
意の現像器を潜像担持体に対向する現像位置に停止させ
るべく、回転中の複数の現像器の回転を制動する制動手
段とを備え、上記複数の現像器の回転により、任意の現
像器を上記現像位置に変位させて現像を行うとともに、
上記回転に伴って、上記現像剤容器から現像剤収容部へ
の現像剤の補給が行われるような回転型現像装置を有し
た画像形成装置において、所定の現像器を現像位置に変
位させるための回転の速度が所定の回転速度に達した後
に、この所定の回転速度の状態で、上記制動手段に最大
の制動力を発揮させた場合に、該制動力の発動から複数
の現像器の回転停止までに最低要する時間以上の時間を
かけて上記回転の速度を徐々に低下させながら、上記所
定の現像器を現像位置で停止させるように該駆動手段及
び上記制動手段を制御する制御手段を設けたことを特徴
とするものである。
【0010】この画像形成装置においては、上記制御手
段により、所定の現像器を現像位置に変位させるための
回転の速度が所定の回転速度に達した後に、この所定の
回転速度の状態で、上記制動手段に最大の制動力を発揮
させた場合に、該制動力の発動から複数の現像器の回転
停止までに最低要する時間以上の時間をかけて上記回転
の速度を徐々に低下させながら、上記所定の現像器を現
像位置で停止させるように該駆動手段及び上記制動手段
を制御する。これにより、現像剤容器から現像剤収容部
に現像剤を移動させる時間的な余裕を持たせることがで
きるとともに、現像剤容器から現像剤収容部に補給され
た現像剤に慣性力が発生しにくくなる。なお、上記所定
の現像器は一つの現像器のみとは限らず、複数のものを
上記所定の現像器としてもよい。また、全ての現像器を
該所定の現像器として上記回転速度の制御を行うように
してもよい。
【0011】請求項2の発明は、現像器を現像位置に変
位させるための回転の途中で、該現像器の現像剤収容部
の現像剤受入れ口が該現像剤容器の現像剤補給口の下方
に位置し、かつ、該現像剤容器から現像剤収容部に移動
するトナー群の断面積が最も大きくなる状態をとる請求
項1の画像形成装置において、上記現像器を現像位置に
変位させるための回転を開始してから上記状態をとるま
でに、上記回転の速度の低下を開始させるように上記制
御手段を構成したことを特徴とするものである。
【0012】この画像形成装置においては、現像器を現
像位置に変位させるための回転の途中で、該現像器の現
像剤収容部の現像剤受入れ口が該現像剤容器の現像剤補
給口の下方に位置し、かつ、該現像剤容器から現像剤収
容部に移動するトナー群の断面積が最も大きくなる状態
をとる。そして、該状態になるまでに、上記制御手段に
より、上記回転の速度の低下を開始させる。これによ
り、上記状態になった後に上記回転の速度の低下を開始
させる場合に比して、上記現像剤容器から現像剤収容部
への現像剤の移動がされやすい上記状態をとる時間が長
くなる。
【0013】請求項3の発明は、現像器を現像位置に変
位させるための回転の途中で、該現像器の現像剤収容部
の現像剤受入れ口が該現像剤容器の現像剤補給口の下方
に位置し、かつ、該現像剤収容部の現像剤受入れ口が水
平になる状態をとる請求項1の画像形成装置において、
上記現像器を現像位置に変位させるための回転を開始し
てから上記状態をとるまでに、上記回転の速度の低下を
開始させるように上記制御手段を構成したことを特徴と
するものである。
【0014】この画像形成装置においては、現像器を現
像位置に変位させるための回転の途中で、該現像器の現
像剤収容部の現像剤受入れ口が該現像剤容器の現像剤補
給口の下方に位置し、かつ、該現像剤収容部の現像剤受
入れ口が水平になる状態をとる。この状態では、上記現
像剤受入れ口が重力方向に対して垂直となり、最も該受
入れ口の水平方向の面積が大きくなる。これにより、こ
の現像剤受入れ口を通過するトナー群の断面積が最も大
きくなり、上記現像剤容器から現像剤収容部に移動する
トナー群の断面積が最も大きくなる。よって、現像剤容
器から現像剤収容部への現像剤の移動がされやすくな
る。そして、この画像形成装置においては、該状態にな
るまでに、上記制御手段により、上記回転の速度の低下
を開始させる。これにより、上記状態になった後に上記
回転の速度の低下を開始させる場合に比して、上記現像
剤容器から現像剤収容部への現像剤の移動がされやすい
上記状態をとる時間が長くなる。
【0015】請求項4の発明は、回転軸線の周りに配設
された複数の現像器と、該現像器に対して内部が連通す
るように該現像器と一体に構成された現像剤受入れ口を
有する現像剤収容部と、該現像剤受入れ口に対向する現
像剤補給口を有し該現像剤補給口及び該現像剤受入れ口
を通して該現像剤収容部に補給される現像剤を収容した
現像剤容器と、上記複数の現像器を回転駆動する駆動手
段と、任意の現像器を潜像担持体に対向する現像位置に
停止させるべく、回転中の複数の現像器の回転を制動す
る制動手段とを備え、上記複数の現像器の回転により、
任意の現像器を上記現像位置に変位させて現像を行うと
ともに、上記回転に伴って、上記現像剤容器から現像剤
収容部への現像剤の補給が行われるような回転型現像装
置において、所定の現像器を現像位置に変位させるため
の回転の速度が所定の回転速度に達した後に、この所定
の回転速度の状態で、上記制動手段に最大の制動力を発
揮させた場合に、該制動力の発動から複数の現像器の回
転停止までに最低要する時間以上の時間をかけて上記回
転の速度を徐々に低下させながら、上記所定の現像器を
現像位置で停止させるように該駆動手段及び上記制動手
段を制御する制御手段を設けたことを特徴とするもので
ある。
【0016】この回転型現像装置においては、上記制御
手段により、上記駆動手段による回転駆動を停止するの
に最低要する時間以上の時間をかけて上記回転の速度を
徐々に低下させて現像器を現像位置で停止させるように
制御する。これにより、現像剤容器から現像剤収容部に
現像剤を移動させる時間的な余裕を持たせることができ
るとともに、現像剤容器から現像剤収容部に補給された
現像剤に慣性力が発生しにくくなる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明をカラー画像形成装
置に適用した実施形態について説明する。まず、上記カ
ラー画像形成装置全体の構成及び動作について説明す
る。図1は、該カラー画像形成装置の概略構成を示す正
面から見た横断面図である。図1において、ベルト状の
像担持体である感光体ベルト1は、回動ローラ2及び3
間に張架されており、この回動ローラ2、3の駆動によ
り矢印で示す時計方向に搬送される。回動ローラ2の近
傍には、感光体ベルト1の表面を一様に、定められた極
性に帯電させる帯電装置4、ブレード15Aをベルト面
に当接させてベルト上に残ったトナーを除去するクリー
ニング装置15などが配設されている。画像書き込み信
号は、レーザ書き込みユニット5に入力され、半導体レ
ーザによるレーザ光が発生し、駆動モータ5Aにより回
転するポリゴンミラー5B、fθレンズ5C、ミラー5
D等の光学部品を経て、帯電した感光体ベルト1へ露光
され、静電潜像が形成される。ここで、露光される画像
情報はフルカラー画像をシアン(C)、マゼンタ
(M)、イエロー(Y)、及び黒に色分解した単色の画
像情報である。形成された静電潜像は、シアン(C)、
マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各現像器を備えた多
色現像器6、及び黒用の単色現像器7により現像され、
可視像化される。回転型現像装置としての多色現像器6
は、内部に例えばシアン、マゼンタ及びイエローの3色
それぞれの現像器が形成され、かつ、各現像器に一対一
で対応しそれぞれシアン、マゼンタ、イエローのトナー
を収容した図示しない3つのトナー収容器としてのトナ
ーカートリッジを保持し、プリンタ本体内において中心
軸線回りで回動自在な現像ユニットや該現像ユニットを
回転駆動する図示しない駆動手段などを備えている。該
現像ユニットは、該駆動手段により回転駆動され、現像
に用いるいずれか一つの現像器を現像位置に位置させて
現像動作を行う。黒用の単色現像器7は、カム71の回
転に伴って感光体ベルト1に接離する。
【0018】ベルト状の中間転写体である中間転写ベル
ト10は、回動ローラ11及び12間に張架されてお
り、この回動ローラ11、12の駆動により矢印Bで示
す反時計方向に搬送される。中間転写ベルト10は上記
感光体ベルト1と回動ローラ3の位置で接しており、こ
こで感光体ベルト1上のトナー像が中間転写ベルト10
へ転写される。トナー像の転写時には、中間転写ベルト
10の裏側に配設されたバイアス手段13によりバイア
ス電圧を印加する。
【0019】フルカラー画像の形成においては、感光体
ベルト1上に形成された黒、シアン、マゼンタ、イエロ
ーの各色のトナー像が、該感光体ベルト1に接触しなが
ら反時計方向に搬送される中間転写ベルト10上に単色
ごとに順次重ね転写される。そして、該中間転写ベルト
10上に重ね合わされたカラー画像は、給紙装置17か
ら給紙ローラ18、搬送ローラ対19、レジストローラ
対20を経て転写部へ搬送された用紙上に、転写ローラ
14により一括して転写される。転写終了後、該用紙は
定着装置50を通過する間に、ヒータを備えた定着ロー
ラ50Aと加圧ローラ50Bにより押圧され、熱により
定着されてフルカラー画像が完成する。
【0020】その後、用紙は排紙ローラ対51により排
紙スタック部52上に、画像面を下向きにして(ページ
順に)スタックされる。一方、感光体ベルト1から中間
転写ベルト10へトナー像を転写した際に、感光体ベル
ト1上に残留したトナーは、クリーニング装置15のブ
レード15Aにより除去されて廃棄トナー回収容器15
Bに収容される。また、中間転写ベルト10から用紙へ
カラー画像を転写した際に、中間転写ベルト10上に残
留したトナーは、クリーニング装置16のブレード16
Aにより除去され、クリーニング装置16内に設けられ
たオーガ16Bによって図中手前方向に搬送され、さら
に図示しない搬送部材により上記廃棄トナー回収容器1
5Bに搬送されて収容される。なお、感光体ベルトの表
面をクリーニングするクリーニング装置15のブレード
15Aは、常時感光体ベルト1と当接して残留トナーを
除去しているが、中間転写ベルト10の表面をクリーニ
ングするクリーニング装置16のブレード16Aは、中
間転写ベルト10上にトナー像が転写される間は中間転
写ベルト10から離間し、中間転写ベルト10から用紙
へカラー画像が転写された後に、中間転写ベルト10と
当接してベルト上の残留トナーを除去するように構成さ
れている。
【0021】図2は該画像形成装置の多色現像器6の現
像ユニットの概略構成を示す正面図である。この現像ユ
ニットにおいては、ユニットケース600内において回
転体を形成するケーシング60が、回転中心Oを中心に
回転自在に設けられ、該ケーシング60は、図示を省略
した駆動機構により矢印C方向に回転される。また、上
記ケーシング60は、現像装置を3分割するよう一体形
状を成し、これにより各色現像器62C、62M、62
Yが形成されている。
【0022】また、各現像器62C、62M、62Yに
は、現像剤担持体としての円筒状の現像ローラ63C、
63M、63Yが設けられている。この各現像ローラ6
3C、63M、63Yは、上記ケーシング60に設けら
れた開口部60aからその一部が外部に露出するように
配置され、色情報に同期して図中矢印C方向に120°
ずつ回転し、対応する静電潜像を現像するようになって
いる。
【0023】各色現像器62C,62M,62Yは同一
形態及び同一動作をとるので、以下、シアン現像器62
Cのみに着目して説明する。図2において、現像器62
Cは図示しない感光体ベルト1下方に配置され、該感光
体ベルト1上に形成される静電潜像に非磁性一成分現像
剤としてのトナーを供給する。
【0024】同図において、ユニットケース600の上
記感光体ベルト1に対向する部分には開口部600aが
設けられている。そして、現像器62Cの上方部に形成
されている開口部60aが上記ユニットケース600の
開口部600aに対応するような現像位置に上記現像器
62Cが位置すると、該現像器62C内の現像ローラ6
3Cが外部に露出して感光体ベルト1に対向するように
構成されている。上記感光体ベルト1に対向する現像ロ
ーラ63Cは、感光体ベルト1と所定の周速比をもって
感光体移動方向と同方向に回転する。また、現像ローラ
63Cの下方には、発泡ポリウレタン等の弾性体からな
るトナー供給部材としての供給ローラ64Cが現像ロー
ラ63Cと摺擦し、かつ現像ローラ63Cに対し所定の
周速比をもって、現像ローラ63Cとの摺擦部において
同方向に回転するように設けられている。現像ローラ6
3Cの移動方向下流側で、上記開口部60a近傍には、
ウレタンゴム等の弾性体からなるブレード65Cが、そ
の一端部近傍が現像ローラ63Cに接するように設けら
れる。
【0025】ここで、各現像器の手前側には、図3に示
すように、異なる色のトナーを収容する現像剤収容部と
してのトナーホッパ610C,610M,610Yが設
けられている。そして、これらの外周には、各トナーホ
ッパそれぞれに対して補給されるトナーを収容する現像
剤容器としてのトナーカートリッジ611C,611
M,611Yが脱着可能に取り付けられている。そし
て、現像器62、トナーホッパ610、及びトナーカー
トリッジ611は、すべて回転軸を中心に一体回転する
ようになっている。
【0026】そして、前述の図2において、現像ローラ
63Cと供給ローラ64Cとの摺擦位置に対向するよう
に、装置手前側のトナーホッパ610Cから奥側に向け
てトナーを搬送するスクリュウ状の第1トナー搬送部材
66Cが、また、供給ローラ64Cの下方には装置奥側
から手前側に向けてトナーを搬送するスクリュウ状の第
2トナー搬送部材67Cが設けられている。上記第1ト
ナー搬送部材66Cは現像位置において供給ローラ64
Cの上方に位置することとなり、該トナー搬送部材66
Cによって該トナー搬送部材長手方向に搬送されなが
ら、トナーは自重により供給ローラ64C側に移動し、
該供給ローラ64C表面にトナーが供給される。
【0027】図4は上記シアン現像器の縦断面図であ
る。図中右側は装置手前側を、図中左側は装置奥側を示
す。上記第1トナー搬送部材66C及び第2トナー搬送
部材67Cは、該トナーホッパ610Cからシアン現像
器62Cの長手方向他端部(図中左側端部)まで上述の
現像ローラ63C及び供給ローラ64Cと平行に配設さ
れ、現像ローラ63C及び供給ローラ64Cと連動し、
かつ、所定の周速比をもって回転される。
【0028】また、ケーシング60は、前述の図2に示
すようにその一部が供給ローラ64Cに接するように形
成されており、上記現像ローラ63C、供給ローラ64
C及び、ケーシング60により、第1トナー搬送部材6
6Cを取り巻くトナー搬送スペースSが形成される。
【0029】そして、上記第1トナー搬送部材66C
は、所定の方向に回転することにより、トナーホッパ6
10Cからトナー搬送スペース内にトナーを搬送し、供
給ローラ64C上にトナーを供給する。供給ローラ64
C上に供給されたトナーは、供給ローラ64Cにより現
像ローラ63C表面に摩擦帯電されながら供給され、現
像ローラ63C表面上に担持される。そして、現像ロー
ラ63C表面に担持されたトナーは、ブレード65Cに
より均一かつ所定厚みのトナー薄層にされ、感光体ベル
ト1表面に形成された静電潜像を現像する。
【0030】また、上記現像工程で使用されなかったト
ナーは、上記第1トナー搬送部材66Cによりトナーホ
ッパ610Cと逆側の現像器62C端部に搬送される。
現像ローラ63C及び供給ローラ64Cの軸方向有効径
部外側にはトナー循環部69Cが設けられている。第1
トナー搬送部材66Cでトナー循環部69Cまで搬送さ
れたトナーは、重力によりシアン現像器62C下部に落
下する。
【0031】シアン現像器62Cの底部では、上記第2
トナー搬送部材67Cが第1トナー搬送部材66Cとは
逆方向にトナーを搬送するように回動され、上記現像工
程で使用されなかったトナーをトナーホッパ610Cに
搬送する。
【0032】以上述べたようにトナーは循環搬送されな
がら現像ローラ63Cに供給され、現像動作に用いられ
る。
【0033】次に、上記トナーカートリッジからトナー
ホッパへのトナー補給の仕組みについて説明する。図5
(a)乃至(d)は、現像ユニット6の、トナーカート
リッジ611C,611M,611Y及びトナーホッパ
610C,610M,610Yを示した図である。図5
(a)は現像ユニットのホームポジション位置(基準位
置)を示したものであり、該現像ユニットは、画像形成
動作時以外の現像動作前、及び動作後には、該ホームポ
ジションに待機、停止している。図5(a)の位置にお
けるトナーホッパ610C上部壁面にはトナーカートリ
ッジ611Cの現像剤補給口としてのトナー補給口61
3Cから補給されるトナーを、トナーホッパ610Cに
受け入れる現像剤受入れ口としてのトナー受入れ口61
2Cが形成されている。現像動作を行う場合には、現像
ユニットの回転によりトナーホッパ610Cは図5
(a)から(d)へと変位する。図5(b)は現像時の
位置関係を示したものであり、図示の状態ではシアン
(C)の現像器が現像位置に位置している。C現像終了
後には現像ユニットが回転し、M→Yと順次他の現像器
が現像位置に移動されて各現像器での現像動作が行われ
る。図5(c)はマゼンタ(M)の現像器が現像位置に
位置した状態を、図5(d)はイエロー(Y)の現像器
が現像位置に位置した状態を示している。上記回転に伴
い、シアン現像器62Cのトナーホッパ610Cに装着
されたトナーカートリッジ611C内に収容されたトナ
ーは、重力によりトナーカートリッジ611C内を移動
する。そして、該トナーは、現像ユニットが図5(d)
に示す位置に位置するときに、トナーカートリッジ61
1のトナー補給口613C及びトナーホッパ610Cの
トナー受入れ口612Cの近傍に溜る。そして、現像ユ
ニットが図5(a)のホームポジション位置に位置する
までの間に位置するトナー補給位置において、上記トナ
ー補給口613C及びトナー受入れ口612C付近に溜
っていたトナーが該トナー補給口613C及びトナー受
入れ口612Cを通ってトナーホッパ610C内へと落
下する。このようにして、現像位置に位置するトナーホ
ッパ2Cへのトナー補給が行われ、このトナーホッパ6
10C内のトナーが前述の第1トナー搬送部材66Cに
よってシアン現像器62Cに供給される。また、他のト
ナーホッパ610Y、610Mについても、上記トナー
補給位置に各々のトナーホッパ610Y、610Mが位
置するときには内部にトナーが供給され、このトナーが
第1トナー搬送部材66Y、66Mによって現像器に供
給される。これにより、現像時において現像器へのトナ
ー補給が行われる。その後、図5(a)に示すホームポ
ジションに戻る。
【0034】上記図5(a)乃至図5(d)の現像ユニ
ットの回転動作において、フルカラー画像形成時の1色
目のシアンの現像器については、直前のホームポジショ
ン位置で、トナー補給口613Cの下方にトナー受入れ
口612Cが位置している状態となったまま停止してい
る間にトナーが自重によりトナーホッパ610Cに落下
し、十分なトナー補給が行われる。
【0035】一方、2色目以降のマゼンタ、イエローの
各現像器については、従来は、前色の現像器が現像位置
に位置する状態から略一定の速度で現像ユニットが回転
し、所望の現像器が現像位置に達した時点で停止するよ
うに制御していた。以下、このように略一定の速度で現
像ユニットを回転させる例について図6を用いて説明す
る。例えば、マゼンタ現像器を現像位置に位置させる場
合には、図6(a)に示す前色のシアンの現像器が現像
位置にある状態から、図6(b)に示すマゼンタ現像器
が現像位置に位置する状態になるまで、図6(c)に示
す回転速度で現像ユニットを回転させる。具体的には、
まず、現像ユニットの回転を駆動する図示しない駆動手
段と該現像ユニットの回転を制動する図示しない制動手
段とを制御する制御手段、例えば図示しないメイン制御
部により、時刻t1で現像ユニットの回転開始の指令が
上記駆動手段に送られる。そして、該現像ユニットの回
転の速度が所定の回転速度にまで立ち上がるのに要する
立ち上がり時間Δt1が経過すると、回転速度が所定の
回転速度に達し、該回転速度で現像ユニットが回転する
こととなる。その後、時刻t2で上記メイン制御部によ
り、現像ユニットの回転停止の指令が上記制動手段に送
られる。そして、上記所定の回転速度で回転する現像ユ
ニットに対して、上記制動手段に最大の制動力を発揮さ
せ、該制動力の発動から該現像ユニットの回転停止まで
に最低要する時間である立ち下がり時間Δt2が経過し
た時刻t3で現像ユニットの回転が停止して、マゼンタ
現像器が現像位置に位置した状態となる。
【0036】上記2色目以降の現像器を現像位置に位置
させるときの立ち上がり時間Δt1及び立ち下がり時間
Δt2は実際には非常に短く、回転速度は殆ど瞬時に立
ち上がったり、立ち下がったりする。従って、上記2色
目以降の現像器を現像位置に位置させるときの回転速度
は略一定となる。このように、所望の現像器の前色の現
像器が現像位置に位置している状態から一定の回転速度
で上記所望の現像器を現像位置に変位させる場合、該回
転速度がある速度以上になると該変位の途中で行われる
トナー補給に十分な時間的余裕を持たせることができ
ず、トナーカートリッジ611Mのトナー補給口613
Mから上記トナー受入れ口612Mへ落下せずに該トナ
ー補給口613M上を通過してトナーカートリッジ61
1M内にとどまってしまい、十分な量のトナーをトナー
ホッパに補給することができない。また、該回転速度が
ある速度以上になると、現像ユニットが回転して現像器
が所定の現像位置に停止された際に、一旦はトナーカー
トリッジ611Mのトナー補給口613Mからトナーホ
ッパ610Mのトナー受入れ口612Mを通過して該ト
ナーホッパ610M内に移動したトナーが、図6(b)
に矢印Dで示すように、現像ユニットの回転時の慣性力
によって上記トナー受入れ口612M及びトナー補給口
613Mから飛び出してしまい、該トナーホッパ610
M内のトナーが不足してしまう。
【0037】そこで、本実施形態に係るカラー画像形成
装置においては、2色目以降の現像器、すなわち、マゼ
ンタ現像器とイエロー現像器とを現像位置に位置させる
ための現像ユニットの回転時に、該マゼンタ現像器又は
イエロー現像器を現像位置に変位させるための回転の速
度が所定の回転速度に達した後に、この所定の回転速度
の状態で、上記制動手段に最大の制動力を発揮させた場
合に、該制動力の発動から複数の現像器の回転停止まで
に最低要する時間以上の時間をかけて上記回転の速度を
徐々に低下させながら、上記所定の現像器を現像位置で
停止させるように該駆動手段及び上記制動手段を制御す
る制御手段を設けた構成を採用している。図示の装置に
おいては、該制御手段としての機能を、図示しないメイ
ン制御部に持たせている。以下、この画像形成装置にお
ける2色目以降の現像器を現像位置へ変位させるための
現像ユニットの回転動作について説明する。
【0038】図7は、本実施形態に係る画像形成装置に
おける2色目以降の現像器を現像位置へ変位させるとき
の現像ユニットの回転速度の制御について説明するため
の説明図である。まず、現像ユニットの回転を駆動する
図示しない駆動手段と該現像ユニットの回転を制動する
図示しない制動手段とを制御する制御手段、例えば図示
しないメイン制御部により、時刻t1で現像ユニットの
回転開始の指令が上記駆動手段に送られる。そして、該
現像ユニットの回転の速度が所定の回転速度にまで立ち
上がるのに要する立ち上がり時間Δt1経過後、回転速
度が所定の回転速度に達する。そして本実施形態の画像
形成装置においては、上記メイン制御部により、該所定
の回転速度から徐々に速度が低下しながら現像ユニット
が回転するように上記駆動手段及び制動手段を制御す
る。そして、そのまま現像ユニットの回転速度が低下し
て時刻t3になると現像ユニットの回転速度が0にな
り、回転が停止して、マゼンタ現像器が現像位置に位置
した状態となる。このように、速度が徐々に低下しなが
ら現像ユニットが回転することで、自重によりトナーを
トナーホッパに移動させる時間的な余裕を持たせること
ができる。これにより、該トナーホッパに十分な量のト
ナーを補給することが可能となる。特に経時劣化によっ
て流動性が低下し、上記トナー補給口から上記トナー受
入れ口612Mへの移動がしにくいようなトナーでも十
分なトナーホッパへのトナー補給を行うことが可能とな
る。さらに、速度が徐々に低下して回転が停止すること
で、回転の途中でトナーカートリッジ611Mからトナ
ーホッパ610Mに補給されたトナーに、慣性力が発生
しにくくなる。これにより、現像ユニットの回転停止時
に、上記トナーが慣性力によってトナー受入れ口612
M及びトナー補給口613Mから飛び出すのを防止する
ことができる。よって、トナーホッパに良好にトナーを
補給することができる。
【0039】さらに、本実施形態においては、上記制御
手段としてのメイン制御部により、マゼンタ現像器62
Mのトナーホッパ610Mのトナー受入れ口612Mが
マゼンタトナーカートリッジ611Mのトナー補給口6
13Mの下方に位置し、かつ、該マゼンタトナーカート
リッジ611Mからトナーホッパ610Mに移動するト
ナー群の断面積が最も大きくなる状態になるまでに上記
回転の速度の低下を開始させる。図8を用いて説明する
と、現像ユニットは、シアン現像器62Cが現像位置に
位置する図8(a)の回転位置から、マゼンタ現像器6
2Mが現像位置に位置する図8(c)の回転位置に回転
するまでに、上記トナーホッパ610Mのトナー受入れ
口612Mが水平位置になる状態をとる。このとき、ト
ナーカートリッジ611Mからトナーホッパ610Mに
上記トナー補給口613M及びトナー受入れ口612M
を介して移動するトナー群の断面積が最も大きくなり、
トナーホッパ610にトナーが最も補給されやすい状態
となる。本実施形態の画像形成装置においては、現像ユ
ニットが図8(b)に示すトナーホッパ610にトナー
が最も補給されやすい状態となるまでに上記回転速度の
低下を開始することで、トナーホッパ610Mにトナー
が最も補給されやすい状態をとる時間が長くなり、トナ
ーホッパへのトナー補給を良好に行うことができる。
【0040】なお、上記回転速度を低下するように制御
する具体的な方法としては、例えば上記現像ユニットを
ステッピングモータを用いて回転駆動する場合には、該
ステッピングモータを制御する制御信号のパルス幅を広
げたり、パルスタイミングを遅らせたりすればよい。ま
たブラシモータを用いて回転駆動する場合には、制動手
段としての該モータ停止用のブレーキを弱くかける等の
方法を用いればよい。
【0041】図9は、本実施形態の画像形成装置におけ
る2色目以降の現像器を現像位置へ変位させるときの現
像ユニットの回転速度の制御の他の例について説明する
ための説明図である。この例においては、時刻t1から
前述の立ち上がり時間Δt1経過後に、現像ユニットの
回転速度が所定の回転速度に達するというところまでは
図7の例と同様であるが、その後の回転速度の低下を開
始するタイミングが図7の例と異なる。具体的には、現
像ユニットが、シアン現像器62Cが現像位置に位置す
る回転位置から、図8(b)に示した上記トナーホッパ
610Mのトナー受入れ口612Mが水平位置になる回
転位置に変位するまで上記所定の回転速度のまま等速で
回転し、図8(b)に示した上記トナーホッパ610M
のトナー受入れ口612Mが水平位置になる回転位置に
なったタイミングで上記回転速度の低下を開始する。こ
のように、回転速度の低下を開始するまでに上記所定の
回転速度のまま回転する期間を設けることで、現像器を
現像位置に変位させる際の全体的な回転速度を高速化
し、該現像器を現像位置に変位させるために必要となる
時間を短縮することができる。
【0042】なお、以上2色目のマゼンタの現像器を現
像位置に位置させる例について説明を行ったが、3色目
のイエローの現像器を現像位置に位置させる場合につい
ても、同様に回転速度の制御を行うことにより、良好に
トナー補給を行うことができる。
【0043】以上、上記実施形態によれば、上記メイン
制御部により、2色目以降の現像器を現像位置に変位さ
せる際に、該現像器を現像位置に変位させるための回転
の速度が所定の回転速度に達した後に、この所定の回転
速度の状態で、上記制動手段に最大の制動力を発揮させ
た場合に、該制動力の発動から複数の現像器の回転停止
までに最低要する時間以上の時間をかけて上記回転の速
度を徐々に低下させながら、上記所定の現像器を現像位
置で停止させるように上記駆動手段及び上記制動手段を
制御する制御する。これにより、トナーカートリッジ6
11Mからトナーホッパ610Mにトナーを移動させる
時間的な余裕を持たせることができる。よって、トナー
ホッパ610Mに十分な量のトナーを補給することが可
能となる。また、現像ユニットの回転の速度が徐々に低
下することで、トナーカートリッジ611Mからトナー
ホッパ610Mに補給されたトナーに慣性力が発生しに
くくなる。これにより、該現像ユニットの回転停止時
に、上記トナーが慣性力によってトナー受入れ口612
M及びトナー補給口613Mから飛び出すのを防止する
ことができるので、トナーホッパに良好にトナーを補給
することができる。従って、濃度の均一な安定した画像
を得ることができる。 (以下、余白)
【0044】また、上記実施形態によれば、上記現像ユ
ニットの回転の途中で、トナーが最も補給されやすい、
トナーホッパ610Mのトナー受入れ口612Mが水平
位置になり、トナーカートリッジからトナーホッパに移
動するトナー群の断面積が最も大きくなる状態になるま
でに、上記回転の速度の低下を開始させるので、上記状
態になった跡に回転の速度の低下を開始させる場合に比
して、トナーが最も補給されやすい状態をとる時間が長
くなり、トナーホッパ610Mへのトナー補給を良好に
行うことができる。
【0045】
【発明の効果】請求項1乃至4の発明によれば、上記現
像剤収容部に現像剤を十分に補給することが可能とな
り、かつ、該現像剤収容部に補給された現像剤の慣性力
による上記現像剤受入れ口及び現像剤補給口からの飛び
出しを防止して濃度の均一な安定した画像を得ることが
できるという優れた効果がある。
【0046】また、請求項2及び3の発明によれば、上
記現像器の現像剤収容部の現像剤受入れ口が該現像剤容
器の現像剤補給口の下方に位置し、かつ、該現像剤容器
から現像剤収容部に移動するトナー群の断面積が最も大
きくなる状態になった後に上記回転の速度の低下を開始
させる場合に比して、上記現像剤容器から現像剤収容部
へのトナーの移動がされやすい上記状態をとる時間が長
くなるので、現像剤容器から現像剤収容部に現像剤が良
好に補給することができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係るカラー画像形成装置の概略構
成を示す正面図。
【図2】同カラー画像形成装置の現像ユニットの概略構
成図。
【図3】同現像ユニットの外観を示す斜視図。
【図4】同現像ユニットのシアン現像器の縦断面図。
【図5】(a)乃至(d)は、各色現像器の回転時にお
けるトナーカートリッジ及びトナーホッパ内の現像剤の
移動状態を説明するための説明図。
【図6】(a)乃至(c)は、従来の現像ユニットの回
転速度の制御例について説明するための説明図。
【図7】本実施形態に係る現像ユニットの回転速度の制
御の一例について説明するための説明図。
【図8】(a)乃至(c)は、同現像ユニットの回転に
ついて説明するための説明図。
【図9】本実施形態に係る現像ユニットの回転速度の他
の制御例について説明するための説明図。
【符号の説明】
1 感光体ベルト 6 現像器ユニット 62M マゼンタ現像器 63M マゼンタ現像器の現像ローラ 64M マゼンタ現像器の供給ローラ 65M マゼンタ現像器のブレード 66M マゼンタ現像器の第1トナー搬送部材 67M マゼンタ現像器の第2トナー搬送部材 610M マゼンタ現像器のトナーホッパ 611M マゼンタ現像器のトナーカートリッジ 612M マゼンタ現像器のトナー受入れ口 613M マゼンタ現像器のトナー補給口

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転軸線の周りに配設された複数の現像器
    と、該現像器に対して内部が連通するように該現像器と
    一体に構成された現像剤受入れ口を有する現像剤収容部
    と、該現像剤受入れ口に対向する現像剤補給口を有し該
    現像剤補給口及び該現像剤受入れ口を通して該現像剤収
    容部に補給される現像剤を収容した現像剤容器と、上記
    複数の現像器を回転駆動する駆動手段と、任意の現像器
    を潜像担持体に対向する現像位置に停止させるべく、回
    転中の複数の現像器の回転を制動する制動手段とを備
    え、上記複数の現像器の回転により、任意の現像器を上
    記現像位置に変位させて現像を行うとともに、上記回転
    に伴って、上記現像剤容器から現像剤収容部への現像剤
    の補給が行われるような回転型現像装置を有した画像形
    成装置において、 所定の現像器を現像位置に変位させるための回転の速度
    が所定の回転速度に達した後に、この所定の回転速度の
    状態で、上記制動手段に最大の制動力を発揮させた場合
    に、該制動力の発動から複数の現像器の回転停止までに
    最低要する時間以上の時間をかけて上記回転の速度を徐
    々に低下させながら、上記所定の現像器を現像位置で停
    止させるように該駆動手段及び上記制動手段を制御する
    制御手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】現像器を現像位置に変位させるための回転
    の途中で、該現像器の現像剤収容部の現像剤受入れ口が
    該現像剤容器の現像剤補給口の下方に位置し、かつ、該
    現像剤容器から現像剤収容部に移動するトナー群の断面
    積が最も大きくなる状態をとる請求項1の画像形成装置
    において、 上記現像器を現像位置に変位させるための回転を開始し
    てから上記状態をとるまでに、上記回転の速度の低下を
    開始させるように上記制御手段を構成したことを特徴と
    する画像形成装置。
  3. 【請求項3】現像器を現像位置に変位させるための回転
    の途中で、該現像器の現像剤収容部の現像剤受入れ口が
    該現像剤容器の現像剤補給口の下方に位置し、かつ、該
    現像剤収容部の現像剤受入れ口が水平になる状態をとる
    請求項1の画像形成装置において、 上記現像器を現像位置に変位させるための回転を開始し
    てから上記状態をとるまでに、上記回転の速度の低下を
    開始させるように上記制御手段を構成したことを特徴と
    する画像形成装置。
  4. 【請求項4】回転軸線の周りに配設された複数の現像器
    と、該現像器に対して内部が連通するように該現像器と
    一体に構成された現像剤受入れ口を有する現像剤収容部
    と、該現像剤受入れ口に対向する現像剤補給口を有し該
    現像剤補給口及び該現像剤受入れ口を通して該現像剤収
    容部に補給される現像剤を収容した現像剤容器と、上記
    複数の現像器を回転駆動する駆動手段と、任意の現像器
    を潜像担持体に対向する現像位置に停止させるべく、回
    転中の複数の現像器の回転を制動する制動手段とを備
    え、上記複数の現像器の回転により、任意の現像器を上
    記現像位置に変位させて現像を行うとともに、上記回転
    に伴って、上記現像剤容器から現像剤収容部への現像剤
    の補給が行われるような回転型現像装置において、 所定の現像器を現像位置に変位させるための回転の速度
    が所定の回転速度に達した後に、この所定の回転速度の
    状態で、上記制動手段に最大の制動力を発揮させた場合
    に、該制動力の発動から複数の現像器の回転停止までに
    最低要する時間以上の時間をかけて上記回転の速度を徐
    々に低下させながら、上記所定の現像器を現像位置で停
    止させるように該駆動手段及び上記制動手段を制御する
    制御手段を設けたことを特徴とする回転型現像装置。
JP9252901A 1997-09-01 1997-09-01 画像形成装置及び回転型現像装置 Withdrawn JPH1184863A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9252901A JPH1184863A (ja) 1997-09-01 1997-09-01 画像形成装置及び回転型現像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9252901A JPH1184863A (ja) 1997-09-01 1997-09-01 画像形成装置及び回転型現像装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1184863A true JPH1184863A (ja) 1999-03-30

Family

ID=17243758

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9252901A Withdrawn JPH1184863A (ja) 1997-09-01 1997-09-01 画像形成装置及び回転型現像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1184863A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8068766B2 (en) 2007-07-12 2011-11-29 Ricoh Company, Ltd. Rotary drive device and image forming apparatus

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8068766B2 (en) 2007-07-12 2011-11-29 Ricoh Company, Ltd. Rotary drive device and image forming apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1657600A2 (en) Developer replenishing apparatus
JP4828620B2 (ja) トナーカートリッジ及びこれを用いる画像形成装置
JP2009205159A (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP4756881B2 (ja) 画像形成装置
JP2006106514A (ja) 画像形成装置
JP2007148031A (ja) 現像装置
JP2004206088A (ja) 現像装置
JP2003345124A (ja) 現像装置
JP2016031497A (ja) トナー補給装置
JPH1184863A (ja) 画像形成装置及び回転型現像装置
JP3584692B2 (ja) 回転式現像装置
JP2007033780A (ja) 画像形成装置
JP3359175B2 (ja) 画像形成装置
JP3882453B2 (ja) 画像形成装置
JP4560354B2 (ja) 画像形成装置
JP4902793B2 (ja) 画像形成装置
JP3479857B2 (ja) 画像形成装置
JP2012047982A (ja) 画像形成装置
JPH0822179A (ja) 現像剤補給装置
JP4556529B2 (ja) トナー量調整装置及び方法、トナー量調整プログラム
JPH10198155A (ja) 画像形成装置
JP6033596B2 (ja) 画像形成装置およびトナー補給装置
JP2007093713A (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JPH08123170A (ja) 現像装置
JP2006145879A (ja) 画像形成装置、画像形成方法、トナー搬送装置およびトナー搬送方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20041102