JPH1184771A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JPH1184771A
JPH1184771A JP9257857A JP25785797A JPH1184771A JP H1184771 A JPH1184771 A JP H1184771A JP 9257857 A JP9257857 A JP 9257857A JP 25785797 A JP25785797 A JP 25785797A JP H1184771 A JPH1184771 A JP H1184771A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
image carrier
rotation axis
photosensitive drum
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP9257857A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Saito
康弘 齋藤
Yuichi Ikeda
雄一 池田
Nobuatsu Sasanuma
信篤 笹沼
Tetsuya Atsumi
哲也 渥美
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP9257857A priority Critical patent/JPH1184771A/ja
Publication of JPH1184771A publication Critical patent/JPH1184771A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 像担持体の主走査方向の帯電不均一を検出
し、画像処理条件を変更することで副走査方向に走る画
像濃度不均一(縦スジムラ)を抑制して高品位な画像を
形成することの可能な画像形成装置を提供する。 【解決手段】 感光体ドラム1004(像担持体)上の
表面電位を検知する電位センサ1002(表面電位検知
手段)を感光体ドラム1004の回転軸方向に移動可能
に備え、電位センサ1002を感光体ドラム1004の
回転軸方向に移動させることにより、感光体ドラム10
04の回転軸方向に区分された複数領域のそれぞれの帯
電状態を検知し、この帯電状態に基づき、画像形成のた
めの処理条件を変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体上に画像
を形成する電子写真方式の画像形成装置に関し、特に画
像形成時に発生する縦スジムラを解消する技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図6は従来技術による画像形成装置とし
てのデジタルカラー複写機1000の構成を説明するた
めの断面構成説明図である。
【0003】デジタルカラー複写機1000は、上部に
原稿1101の画像を読み取るリーダ部A(画像読取
部)を備え、その下方に読み取った原稿1101の画像
情報をシート材上に形成するプリンタ部B(画像形成
部)を備えている。
【0004】リーダ部Aにおいて、原稿台ガラス110
2上で原稿厚板1100により押えられた原稿1101
はランプ1103によって照射され、原稿1101から
の反射光は、レンズなどで構成される光学系1104に
より、CCDなどで構成されるラインイメージセンサ
(CCDセンサ)1105などで構成される画像読み取
りユニットは、図示しない駆動系により副走査方向に走
査されて、原稿1101全体の画像を読み取る。
【0005】詳細は後述するが、CCDセンサ1105
から出力された画像信号は、プリンタ部Bにおいて、レ
ーザードライバ1106およびレーザー光源1107に
より、レーザー光に変換される。そして、レーザ光源1
107から出力されたレーザ光は、ポリゴンミラー11
08およびミラー1109により反射され導かれて、像
担持体としての感光体ドラム1004を走査する。
【0006】感光体ドラム1004は、図中に示す矢印
の方向に回転して、前露光ランプ1013により一様に
除電され、一次帯電器1001で一様に帯電された後レ
ーザ光の走査により、その表面に静電潜像が形成され
る。
【0007】レーザ光は感光体ドラム1004の回転軸
とほぼ平行な方向(主走査方向)にこの感光体ドラム1
004を走査し、感光体ドラム1004の回転方向(副
走査方向)に繰り返し感光体ドラム1004を走査する
ことで静電潜像を形成することとなる。
【0008】一次帯電器による帯電量は、電位センサ1
002により定期的に検知され、安定した静電潜像を確
保するため、環境の変化(気温・湿度等)に応じて帯電
量を調整している。
【0009】感光体ドラム1004上に形成された静電
潜像は、現像器1003(1003Y、1003C、1
003M、1003K)により各色成分ごとに可視像化
(現像・以降トナー像と表記する)される。
【0010】一方、給紙カム1009と給紙ローラー1
010により記録紙カセット1008から供給された記
録紙は、レジストローラ1011により所定のタイミン
グで転写ドラム1005へ送られ、転写ドラム1005
に巻着けられて、転写ドラム1005が1回転するごと
に、Y(Yellow)、M(Magenta)、C
(Cyan)、K(Black)の順に、各色のトナー
像が転写され、転写ドラム1005が合計4回回転する
とトナー像の転写が終了する。
【0011】トナー像が転写された記録紙は、転写ドラ
ム1005から剥離され、定着ローラ対1007により
トナー像が定着されて、カラー画像プリントが完成した
後、装置外へ排出される。なお、従来例の装置が使用す
るトナーは、スチレン系重合樹脂をバインダとし、各色
の色剤を分散して生成したものである。また、転写後の
感光体ドラム1004の表面は、クリーナ部1012に
より清掃される。
【0012】尚、1014は手差し給紙トレイ、101
5は排紙トレイ、1016 自動両面カセットである。
【0013】このようにして、画像が形成されるわけで
あるが、何枚も画像を出力するうちに、現像器1003
内のトナー濃度が下がって、画像濃度もその結果下がっ
てしまう。
【0014】そこで、現像器1003と転写ドラム10
05の間に、感光体ドラム1004上を光源で照らし、
その反射光で感光体ドラム1004上のトナー濃度を検
出するパッチ検センサ1006を設けている。
【0015】パッチ検センサ1006は光源として、9
50nmを中心とする近赤外光を用い、感光体ドラム1
004はその近赤外光を反射し、一方、トナーはその波
長の光を吸収するタイプの組み合わせを採用している
が、感光ドラムが光を吸収し、トナーが反射するタイプ
でも、感光ドラムが光を中庸に反射し、トナーが、反射
するタイプと吸収するタイプの2種以上の組み合わせで
あってもかまわない。
【0016】あらかじめ、現像剤中のトナー濃度が標準
の状態に調合された新品の現像剤を現像器1003に入
れた直後に、所定のデジタル画像信号でトナーパッチ画
像を形成し、その感光体ドラム1004上のトナーパッ
チ画像がパッチ検センサ1006と対向する位置に来た
タイミングに合わせて、反射光量を測定しておき、その
測定値をCPU214を介してバックアップされたメモ
リに初期値として登録しておく。
【0017】画像形成シーケンスと同期させ、画像域外
に基準となるトナーパッチ画像を感光体ドラム1004
上に形成しておき、パッチ検センサ1006に対向する
位置に来たときに合わせて、反射光量シグナルを測定
し、CPU214に信号を送る。
【0018】CPU214は送られてきた信号と登録し
てあった初期値との比較演算を行い、初期値より反射光
量が大きい、すなわち、トナーパッチ画像が薄いと判断
した場合、初期シグナルとの差分から、補給量を換算
し、トナーホッパーに補給量に相当するホッパー駆動信
号を送り、現像器1003にトナーが補給される。
【0019】図7は、画像信号処理回路の一例を示すブ
ロック図である。CPU214は、ROM216などに
予め格納されたプログラムによって、以下の各構成を含
む従来例全体の制御を行う。RAM215はCPU21
4によりワークエリアとして利用され、ROM216に
は制御プログラムのほかに画像処理パラメータなども格
納されている。
【0020】操作部217は、キーボード(不図示)と
タッチパネル(不図示)およびLCD(不図示)などの
表示部218からなり、オペレータからの指示をCPU
214へ伝えたり、CPU214によって装置の動作条
件や状況を指示したりするものである。
【0021】また、アドレスカウンタ212は、クロッ
ク発生部211で発生された一画素単位のクロックCL
Kを計算して、1ラインの画素アドレスを表わす主走査
アドレス信号をデコーダ213にデコードして、シフト
パルスやリセットパルスなどライン単位にCCDセンサ
1105を駆動する信号219や、CCDセンサ110
5から出力された1ライン分の信号中の有効領域を表わ
す信号VE、ライン同期信号HSYNCなどを生成す
る。なお、アドレスカウンタ212は、信号HSYNC
でクリアされて、次ラインの主走査アドレスの計数を開
始する。
【0022】CCDセンサ1105から出力された画像
信号は、アナログ信号処理部201に入力されてゲイン
やオフセットが調整された後、A/D変換部202で各
色成分毎にたとえば8bitのRGBデジタル画像信号
に変換され、シェーディング補正部203において、色
毎に、基準白色板(不図示)を読み取った信号を用いる
公知のシェーディング補正が施される。
【0023】ラインディレイ部204は、シェーディン
グ補正部203から出力された画像信号に含まれている
空間的ずれを補正する。この空間的ずれは、CCDセン
サ1105の各ラインセンサが、副走査方向に、互いに
所定の距離を隔てて配置されていることにより生じたも
のである。具体的には、B色成分信号を基準として、R
およびGの各色色成分信号を副走査方向にライン延長
し、三つの色成分信号の位相を同期させる。
【0024】補正部は、詳細は後述するが、ラインディ
レイ部204から出力された画像信号に輝度補正を施す
ものである。
【0025】入力マスキング部205は、補正部110
8から出力された画像信号の色空間を、下記の数式1の
マトリクス演算により、NTSCの標準色空間に変換す
る。つまり、CCDセンサ1105から出力された各色
成分信号の色空間は、各色成分のフィルタの分光特性で
決まっているが、これをNTSCの標準色空間に変換す
るものである。
【0026】
【数1】 ただし、R0,G0,B0は出力画像信号、Ri,G
i,Bi:入力画像信号である。
【0027】LOG変換部206は、例えばROMなど
からなるルックアップテーブルで構成され、入力マスキ
ング部205から出力されたRGB輝度信号をCMY濃
度信号に変換する。ライン遅延メモリ207は、図示し
ない黒文字判定部が入力マスキング部205の出力から
制御信号UCR,FILTER,SENなどを生成する
期間(ライン遅延)分、LOG変換部206から出力さ
れた画像信号を遅延する。
【0028】マスキング、UCR部208は、ライン遅
延メモリ207から出力された画像信号から黒成分信号
Kを抽出し、さらに、プリンタ部Bの記録色材の色濁り
を補正するマトリクス演算を、YMCK画像信号に施し
て、リーダ部Aの各読み取り動作毎にM,C,Y,K順
に、例えば8ビットの色成分画像信号を出力する。な
お、マトリクス演算に使用するマトリクス係数は、CP
U214によって設定されるものである。
【0029】ガンマ補正部209は、画像信号をプリン
タ部Bの理想的な階調特性にあわせるために、マスキン
グ、UCR部208から出力された画像信号に濃度補正
を施す。出力フィルタ(空間フィルタ処理部)210
は、CPU214からの制御信号にしたがって、ガンマ
補正部209から出力された画像信号にエッジ強調また
はスムージング処理を施す。
【0030】ルックアップテーブル(LUT)225
は、原画像の濃度と出力画像の濃度とを一致させるもの
で、例えば、RAMなどで構成され、その変換テーブル
は、CPU214によって設定されるものである。パタ
ーンジェネレータ229はテストプリントを発生するも
のである。パルス幅変調器(PWM)226は、入力さ
れた画像信号のレベルに対応するパルス幅のパルス信号
を出力し、そのパルス信号はレーザ光源1107を駆動
するレーザドライバ1106へ入力される。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な構成を備えた従来技術によるデジタルカラー複写機1
000においては、一次帯電器1001の一次帯電線や
グリッドワイヤの汚れなどによる主走査方向の帯電不均
一等が発生した場合には、副走査方向に走る画像濃度不
均一(縦スジムラ)が発生する。
【0032】これは低濃度域(ハーフトーン画像)に於
いて特に顕著になり、画像品質を劣化させる問題があっ
た。
【0033】本発明は上記従来技術の問題を解決するた
めになされたもので、その目的とするところは、主走査
方向の帯電不均一を検出し、画像処理条件を変更するこ
とで副走査方向に走る画像濃度不均一(縦スジムラ)を
抑制して高品位な画像を形成することの可能な画像形成
装置を提供することにある。
【0034】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、回転する像担持体と、前記像担持
体を帯電させる為の帯電手段と、前記帯電した像担持体
の表面を回転軸方向に露光走査を行なう露光手段と、前
記露光により像担持体上に形成された静電潜像を可視像
化する為の現像手段と、転写位置に於いて前記像担持体
から記録材に前記可視像を転写させる為の転写手段と有
する画像形成装置において、前記像担持体上の表面電位
を検知する表面電位検知手段を像担持体の回転軸方向に
移動可能に備え、この表面電位検知手段を像担持体の回
転軸方向に移動させることにより、像担持体の回転軸方
向に区分された複数領域のそれぞれの帯電状態を検知す
ることを特徴とする。
【0035】また、前記像担持体の帯電状態に基づき、
画像形成のための処理条件を変更することを特徴とす
る。
【0036】また、前記画像形成のための処理条件と
は、前記露光手段の露光強度を回転軸方向に区分された
複数領域のそれぞれの帯電状態に応じて変更することも
好適である。
【0037】また、前記画像形成のための処理条件と
は、前記露光手段の解像度を制御することも好適であ
る。
【0038】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)第1の実施の形態における画像形成装
置の概略構成としては、従来技術の項において、図6を
用いて説明したものに対し以下に説明する特徴的な構成
の部分以外は同様の構成を備えるものである。
【0039】尚、周知の電子写真方式及び、像担持体に
潜像を形成する露光手段として感光体ドラム1004
(像担持体)を回転軸方向に走査するレーザ露光方式を
採用している。実施の形態における説明において、装置
構成上の説明が必要な場合には、図6を参照するものと
する。
【0040】図1は本発明を適用した第1の実施の形態
における感光体ドラム1004周辺の構成を模式的に説
明するための図である。
【0041】この図1において、表面電位検知手段とし
ての電位センサ1002は、感光体ドラム1004の回
転軸方向に往復移動可能に備えられている。具体的に
は、図示されないキャリッジ等の移動手段に取り付けら
れて、矢印A1方向に往復移動する。
【0042】一次帯電器1001には、一次帯電線10
01a、グリッドワイヤ1001bが備えられている。
【0043】図2は、本実施の形態に係る検出処理動作
を示すフローチャート図である。このフローチャート図
により、「縦スジムラ」の検出処理動作を説明する。
【0044】まず、オペレータまたは装置本体のCPU
の命令により、「縦スジムラ」検出処理動作が起動され
る(シーケンス401(以降シーケンスをSと記
載))。
【0045】像担持体である感光体ドラム1004は、
図1中矢印A2の方向(副走査方向)に回転し、前露光
ランプ1013で一様に除電された後、一次帯電器10
01により一様に帯電される(S402)。
【0046】一様に帯電を受けた感光ドラム1004
は、露光手段であるレーザスキャナユニットより発振さ
れたレーザ光によって回転軸と垂直な一直線(主走査方
向)毎に静電潜像が形成される(S403)。
【0047】ここで潜像される画像信号は、パターンジ
ェネレータ229(図7参照)から発振された低濃度ベ
タ画像(ハーフトーン)である。
【0048】その露光光強度(画像濃度信号)は無発光
から最大発光が8bitで分割された発光信号の内、
「縦スジムラ」の濃度域は30〜50H(H:ヘキサ、
16進数の256階調のうち48〜80程度)近辺で顕
著であることから、40Hの濃度となる発光信号により
発振させている。
【0049】感光ドラム1004の状態を検知する手段
であり回転軸方向(主走査方向)に動作可能である電位
センサ1002は、本実施の形態上では奥側から手前側
に(手前から奥側であっても構成上の問題はない)一定
の速度で移動し、感光ドラム1004上の表面電位を計
測する(S404)。
【0050】電位センサ1002の移動速度は感光ドラ
ム1004上の主走査線方向に連続する感光ドラム10
04上の複数の領域それぞれの表面電位を計測するた
め、図3(a)に示されるように感光ドラム1004の
1回転につき1ポイントの計測となる。
【0051】尚、領域の分割数は任意であるが、数多く
分割すると計測時間が長くメモリの消費も多くなるが、
少ない分割数であると検出精度が低下することになり、
これらのファクターの兼ね合いで最適な分割数とするこ
とが望ましい。
【0052】次回転で測定された隣り合う次測定点を測
定する為、1点を測定(図3(a)中P1の位置)後直
ちに電位センサ1002は移動し次測定点の位置(図3
(a)中P2の位置)で測定点の通過を待機する。又、
感光ドラム1004は主走査幅(画像潜像領域幅)全域
が電位センサ1002によって計測されるまで回転し続
けることとなる。
【0053】この実施の形態では、感光ドラム1004
の主走査方向の画像領域はA4サイズである297mm
を確保可能なサイズで在る為、約300mmの計測幅と
なり、一般的に製品に設置されている電位センサ100
2の検出領域は10mm程度であることから、全域を計
測するには少なくとも感光ドラム1004は30回転は
しなくてはならない。
【0054】この為、電位センサ1002を複数個設置
したり、縦スジムラ検出時のみ高速回転とする等の処置
を行なうことは云うまでもない。
【0055】検出される感光ドラム1004上の表面電
位の値は、ハーフトーン画像であることから前記「縦ス
ジムラ」が存在しないと仮定した場合、電位センサ10
02により検出される感光ドラム1004上の表面電位
は感光ドラム1004上の如何なる点を計測しても図3
(b)に示されるように一定の値を得る事となる。
【0056】しかしながら「縦スジムラ」が発生した場
合、その発生要因が感光体ドラム1004上の表面電位
の不均一であることから、「縦スジムラ」が発生してい
る主走査方向上の位置に於いて、図3(c)に示される
ように検出される感光ドラム1004上表面電位は一定
値以外の値(Va1,Va2)を示す。
【0057】Va1は、例えば一次帯電器1001の汚
れが原因であると仮定した場合には、一次帯電ワイヤ1
001aに汚れが発生している場合であり、表面電位は
上に凸で画像濃度は濃くなる方向になり、グリッドワイ
ヤ1001bに汚れが発生している場合、表面電位は下
に凸となり画像濃度は薄くなる方向である。
【0058】そして、電位センサ1002によって実測
された感光ドラム1004上の主走査方向の全ライン分
の表面電位データはコンピュータ部などに配置された揮
発性記録媒体素子(RAM)にその位置と電位差量が格
納(記憶・記録)される(S405)。
【0059】RAMに格納されたデータは、不揮発性記
憶媒体素子(ROM)に予め格納されている表面電位デ
ータテーブルと比較される(S406)。
【0060】比較の結果、規定絶対値以上の電位差と規
定数以上の電位差数(電位がテーブルと異なる点の数)
に達している場合、「縦スジムラ」が視覚・画像品位的
に許容されるような画像処理を施す(S407)。
【0061】これは既存の原画像の濃度と出力画像の濃
度とを一致させるLUTの発展形であり、主走査方向の
LUTを作成し画像濃度にフィードバックを掛ける処理
である。
【0062】前記の通り「縦スジムラ」は、像担持体で
ある感光ドラム上の帯電不均一によって生じる、感光ド
ラム回転方向に走る画像濃度段差であり、発生原因から
安定して同位置に現れる現象である。
【0063】この事から前記の検知結果(位置と電位)
を用いて、回転軸方向(主走査方向)に濃度が均一にな
る潜像が得られるような変換テーブルを作成する。その
変換テーブルは、RAMに格納された前記比較結果から
CPU214によって設定され、スラスト方向の表面電
位不均一に対して、電位差と逆方向の電位差を打ち消す
潜像条件(レーザ露光)となる(S409)。
【0064】「縦スジムラ」を補正するLUTを完成さ
せて、本フローチャートは終了する(S408)。
【0065】また、前記比較に於いて、規定以下の条件
であった場合その旨を使用者に表示部(不図示)を用い
て宣言し、本フローチャートを終了させる(S40
8)。
【0066】従って、感光ドラム1004上に帯電不均
一等により発生している「縦スジムラ」の位置と量を検
知し、検知情報よりスラスト方向のLUTを作成するし
て露光を行なうことで、「縦スジムラ」を抑制して画像
品質を向上させることが可能となる。
【0067】(実施の形態2)実施の形態1に於いて、
前記像担持体上の状態を検知する手段であり回転軸方向
(主走査方向)に移動可能である電位センサ1002を
用いて、感光ドラム1004上の表面電位の不均一によ
り発生している「縦スジムラ」を検知し、主走査方向の
LUTを作成・適用することにより、「縦スジムラ」を
改善した画像を得る事が可能となった。
【0068】しかし、前記実施の形態に於いて感光ドラ
ム1004上の走査線方向に連続する1直線上を1回転
1測定点としている為、測定時間が長時間に及んでしま
う。この解決のため、複数の電位センサ・高速回転でき
る感光ドラム構成の達成といった方法を採用することも
考え得るが、コスト等の問題から実際の製品に適用する
ことは困難である。
【0069】本実施の形態では、「縦スジムラ」が感光
ドラム1004上の副走査方向に均一に走る濃度段差で
ある事に注目し、電位センサ1002の移動速度を常に
一定に保つことで、図4に示されるように感光ドラム1
004上の副走査方向に対して在る角度を持った直線状
に計測することで感光ドラム1004の回転回数を削減
した。
【0070】本実施の形態に係る処理フローチャート図
は、前記実施の形態1と計測される感光ドラム1004
状の位置が異なるだけであるため、フローチャート図の
差異は無く省略する。
【0071】以上のような測定方法を適用することによ
り、より短時間で「縦スジムラ」を検出し、スラスト方
向のLUTを作成することが可能となった。
【0072】(実施の形態3)実施の形態1・2を用い
ることにより、検知した表面電位情報から「縦スジム
ラ」を改善するスラスト方向LUTを作成し、画像濃度
均一性を改善させることが可能になった。
【0073】しかし、表面電位情報とLUTを記憶して
おくためのRAMを大量に必要とするため、コストが上
がってしまうという問題が生じていた。
【0074】本実施の形態では、LUTを作成するので
は無く画像構成要素の密度(解像度)を落とす事により
「縦スジムラ」を目立たせなくする処理を施した。
【0075】図5は本実施の形態に係る制御・処理を示
したフローチャート図である。シーケンスS901から
S907までは実施の形態1・2と同様であり、この部
分の説明は省略する。
【0076】S906で「縦スジムラ」が検出され、S
907で画像処理の変更の決定がなされると、S909
において、画像形成のために設定されていた解像度を低
解像度に切り替えられる。
【0077】解像度を落とすという事は、同じ画像パタ
ーンを例えば400dpiで画素構成要素4単位で表現
していた場合、より低解像度の200dpiにすると大
径ドット系で2単位で表現する事になる。これにより、
微細文字部分等の高精細を必要とする画像については多
少不鮮明な画像となるが、広範囲のハーフトーン画像に
於いて顕著になる「縦スジムラ」は改善される。
【0078】この手法を使用する事により、低コストで
「縦スジムラ」を改善する事が可能となる。
【0079】
【発明の効果】以上の様に本発明によると、像担持体の
主走査方向の帯電不均一を検出し、画像処理条件を変更
することで記録材上に副走査方向に走る画像濃度不均一
(縦スジムラ)を抑制して高品位な画像を得ることがで
きる。
【0080】画像形成のための処理条件を、露光手段の
露光強度を回転軸方向に区分された複数領域のそれぞれ
の帯電状態に応じて変更することにより、均一な濃度の
画像を形成することができる。
【0081】画像形成のための処理条件を、前記露光手
段のレーザ光の解像度を制御することにより変更すれ
ば、広範囲のハーフトーン画像に於いて顕著になる「縦
スジムラ」を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は第1の実施の形態における像担持体とそ
の回転軸方向に移動する表面電位検知手段の関係を説明
する図。
【図2】図2は第1の実施の形態に係るフローチャート
図。
【図3】図3(a)は表面電位の計測方法を説明する図
であり、図3(b)は計測された表面電位(縦スジムラ
無し)の図、図3(c)は計測された表面電位(縦スジ
ムラ有り)の図。
【図4】図4は第2の実施の形態における表面電位の計
測方法を説明する図。
【図5】図5は第3の実施の形態に係るフローチャート
図。
【図6】図6は画像形成装置(デジタル・カラー複写
機)の断面構成説明図。
【図7】図7は画像形成装置の画像信号処理回路の一例
を示すブロック図。
【符号の説明】
1000 デジタルカラー複写機(画像形成装置) 1001 一次帯電器 1001a 一次帯電線 1001b グリッドワイヤー 1002 電位センサ 1003 現像器 1003M マゼンタ現像器 1003C シアン現像器 1003Y イエロー現像器 1003K ブラック現像器 1004 感光体ドラム 1005 転写ドラム部 1006 パッチ検センサ 1007 定着ローラ対 1008 記録紙カセット 1009 給紙カム 1010 給紙ローラー 1011 レジストローラ 1012 クリーナ部 1013 前露光ランプ 1014 手差し給紙トレイ 1015 排紙トレイ 1016 自動両面カセット 1100 原稿圧版 1101 原稿 1102 原稿台ガラス 1103 ランプ 1104 光学系 1105 ラインイメージセンサ(CCDセンサ) 1106 レーザードライバ 1107 レーザー光源 1108 ポリゴンミラー 1109 ミラー 201 アナログ信号処理部 202 A/D変換部 203 シェーディング補正部 204 ラインディレイ部 205 入力マスキング部 206 LOG変換部 207 ライン遅延メモリ 208 マスキング、UCR部 209 ガンマ補正部 210 出力フィルタ(空間フィルタ処理部) 211 クロック発生部 212 アドレスカウンタ 213 デコーダ 214 CPU 215 RAM 216 ROM 217 操作部 218 表示部 219 信号 225 ルックアップテーブル(LUT) 226 パルス幅変調器(PWM) 229 パターンジェネレータ A リーダ部 B プリンタ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渥美 哲也 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転する像担持体と、 前記像担持体を帯電させる為の帯電手段と、 前記帯電した像担持体の表面を回転軸方向に露光走査を
    行なう露光手段と、 前記露光により像担持体上に形成された静電潜像を可視
    像化する為の現像手段と、 転写位置に於いて前記像担持体から記録材に前記可視像
    を転写させる為の転写手段と有する画像形成装置におい
    て、 前記像担持体上の表面電位を検知する表面電位検知手段
    を像担持体の回転軸方向に移動可能に備え、 この表面電位検知手段を像担持体の回転軸方向に移動さ
    せることにより、像担持体の回転軸方向に区分された複
    数領域のそれぞれの帯電状態を検知することを特徴とす
    る画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記像担持体の帯電状態に基づき、画像
    形成のための処理条件を変更することを特徴とする請求
    項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記画像形成のための処理条件とは、前
    記露光手段の露光強度を回転軸方向に区分された複数領
    域のそれぞれの帯電状態に応じて変更することを特徴と
    する請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記画像形成のための処理条件とは、前
    記露光手段の解像度を制御することを特徴とする請求項
    2に記載の画像形成装置。
JP9257857A 1997-09-05 1997-09-05 画像形成装置 Withdrawn JPH1184771A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9257857A JPH1184771A (ja) 1997-09-05 1997-09-05 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9257857A JPH1184771A (ja) 1997-09-05 1997-09-05 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1184771A true JPH1184771A (ja) 1999-03-30

Family

ID=17312142

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9257857A Withdrawn JPH1184771A (ja) 1997-09-05 1997-09-05 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1184771A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007245705A (ja) * 2006-02-16 2007-09-27 Canon Inc 光走査装置及びそれを用いたカラー画像形成装置
JP2017116731A (ja) * 2015-12-24 2017-06-29 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007245705A (ja) * 2006-02-16 2007-09-27 Canon Inc 光走査装置及びそれを用いたカラー画像形成装置
JP2017116731A (ja) * 2015-12-24 2017-06-29 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8401410B2 (en) Image forming apparatus
CN102984431B (zh) 图像形成设备及其控制方法
US20060251437A1 (en) Tone reproduction curve systems and methods
JP5241311B2 (ja) 画像形成装置、画像形成方法およびプログラム
US7113712B2 (en) Image forming apparatus
US7538918B2 (en) Toner image forming apparatus including gradation control
JP2004077873A (ja) 画像形成装置および画像形成方法
JP4411339B2 (ja) カラー画像形成装置およびその制御方法
US7557960B2 (en) Image forming apparatus
JP2004233673A (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JPH1184771A (ja) 画像形成装置
JP2002172817A (ja) 画像形成装置
JP4832150B2 (ja) 画像補正方法及び画像形成装置
US6538683B2 (en) Image forming apparatus and a control method of an image forming apparatus
JP4890910B2 (ja) 画像形成装置
JPH0611930A (ja) 画像形成装置
US20020145761A1 (en) Method and image forming apparatus producing toner pattern without adhesion of toner to separation pick
JP5089183B2 (ja) 画像形成装置
JP5188097B2 (ja) 画像形成装置
JP6598027B2 (ja) 画像形成装置
JPH07131607A (ja) 画像形成装置
JP2006201556A (ja) 画像形成装置
JPH10228142A (ja) 画像形成装置及び方法
KR100602270B1 (ko) 컬러 화상형성기기에서 스큐 보정 장치 및 방법
JP2021056384A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20041207