JPH1184214A - カメラ用遮光フィルム - Google Patents
カメラ用遮光フィルムInfo
- Publication number
- JPH1184214A JPH1184214A JP24841997A JP24841997A JPH1184214A JP H1184214 A JPH1184214 A JP H1184214A JP 24841997 A JP24841997 A JP 24841997A JP 24841997 A JP24841997 A JP 24841997A JP H1184214 A JPH1184214 A JP H1184214A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shielding film
- light shielding
- light
- layer
- camera
- Prior art date
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- Pending
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- Blocking Light For Cameras (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ズーム機能を有するカメラに組み込んで用い
る遮光フィルムであり、レンズ筒への密着力を高め、遮
光性の優れたものとする。 【解決手段】 フッ素樹脂層1に合成樹脂層2を積層
し、これに貫通孔3を設け、これを接着剤層4によりカ
メラに固定すると共に貫通孔3に直径のやや大きなレン
ズ筒を強制挿通させるように組み込み、合成樹脂層の寸
法復元力によりレンズ筒に密着させて、遮光性を優れた
ものとする。
る遮光フィルムであり、レンズ筒への密着力を高め、遮
光性の優れたものとする。 【解決手段】 フッ素樹脂層1に合成樹脂層2を積層
し、これに貫通孔3を設け、これを接着剤層4によりカ
メラに固定すると共に貫通孔3に直径のやや大きなレン
ズ筒を強制挿通させるように組み込み、合成樹脂層の寸
法復元力によりレンズ筒に密着させて、遮光性を優れた
ものとする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はズーム機能を有する
カメラに組み込んで用いられる遮光フィルムに関する。
カメラに組み込んで用いられる遮光フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、カメラの高機能化、小型化が急速
に進み、コンパクトタイプのカメラにもズーム機能を有
するものが多くなってきた。カメラにおいては当然のこ
とながら外部の光を内部に侵入させないという遮光性は
重要であるが、ズーム機能を有するコンパクトカメラの
場合は、カメラ自体が小型であるため大型カメラとは異
なる遮光方式が採用される。
に進み、コンパクトタイプのカメラにもズーム機能を有
するものが多くなってきた。カメラにおいては当然のこ
とながら外部の光を内部に侵入させないという遮光性は
重要であるが、ズーム機能を有するコンパクトカメラの
場合は、カメラ自体が小型であるため大型カメラとは異
なる遮光方式が採用される。
【0003】かようなコンパクトカメラにおける遮光方
式としては、例えば、図1に示すように、カメラボディ
ー6とズーム機能を有するレンズ筒7との間に遮光フィ
ルム5を配置する方式が知られている。
式としては、例えば、図1に示すように、カメラボディ
ー6とズーム機能を有するレンズ筒7との間に遮光フィ
ルム5を配置する方式が知られている。
【0004】この遮光フィルムとしては、例えば、図2
に示すようにカーボン粉末とフッ素樹脂粉末を混合して
フィルム状に成形し、これを貫通孔3を有するように円
板状に打ち抜き、更に、その片面の外周端縁に接着剤層
4を設けたものが用いられている。
に示すようにカーボン粉末とフッ素樹脂粉末を混合して
フィルム状に成形し、これを貫通孔3を有するように円
板状に打ち抜き、更に、その片面の外周端縁に接着剤層
4を設けたものが用いられている。
【0005】そして、この遮光フィルム5をカメラに組
み込むには、上記図1に示したように、貫通孔3のやや
外側で略L字状に折り曲げ、接着剤層4によりカメラボ
ディー6に固定し、更に、貫通孔3にズーム機能を有す
るレンズ筒7を挿通させている。
み込むには、上記図1に示したように、貫通孔3のやや
外側で略L字状に折り曲げ、接着剤層4によりカメラボ
ディー6に固定し、更に、貫通孔3にズーム機能を有す
るレンズ筒7を挿通させている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
にして遮光フィルムをカメラに組み込むに際しては、通
常、貫通孔の直径をレンズ筒の直径よりもやや小さめに
設定しておき、レンズ筒を強制的に挿通させている。
にして遮光フィルムをカメラに組み込むに際しては、通
常、貫通孔の直径をレンズ筒の直径よりもやや小さめに
設定しておき、レンズ筒を強制的に挿通させている。
【0007】このように遮光フィルムの貫通孔にレンズ
筒を強制挿通させる意図は、挿通後にフッ素樹脂製遮光
フィルムに生ずる寸法復元力により該フィルムをレンズ
筒に密着させて、この部分での遮光を果たすことにある
(強制挿通は遮光フィルムを貫通孔部分で円周方向に伸
長させることであり、挿通後にはこの部分に伸長前の寸
法に戻ろうとする応力が生じ、これがレンズ筒に対する
締付力として作用するので、遮光フィルムがレンズ筒に
密着し、その結果、この部分での遮光を達成できると期
待される)。
筒を強制挿通させる意図は、挿通後にフッ素樹脂製遮光
フィルムに生ずる寸法復元力により該フィルムをレンズ
筒に密着させて、この部分での遮光を果たすことにある
(強制挿通は遮光フィルムを貫通孔部分で円周方向に伸
長させることであり、挿通後にはこの部分に伸長前の寸
法に戻ろうとする応力が生じ、これがレンズ筒に対する
締付力として作用するので、遮光フィルムがレンズ筒に
密着し、その結果、この部分での遮光を達成できると期
待される)。
【0008】しかし、従来の遮光フィルムにおけるこの
応力(寸法復元力=締付力)は期待するほどでなく、そ
の向上が望まれている。
応力(寸法復元力=締付力)は期待するほどでなく、そ
の向上が望まれている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は従来技術の有
する課題を解決するため鋭意研究の結果、フッ素樹脂層
の表面に特定の層を形成することにより、これら問題を
解決できることを見い出し、本発明を完成するに至った
ものである。
する課題を解決するため鋭意研究の結果、フッ素樹脂層
の表面に特定の層を形成することにより、これら問題を
解決できることを見い出し、本発明を完成するに至った
ものである。
【0010】即ち、本発明は、フッ素樹脂層と該フッ素
樹脂層上に設けられた合成樹脂層を有することを特徴と
する遮光フィルムに関するものである。
樹脂層上に設けられた合成樹脂層を有することを特徴と
する遮光フィルムに関するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】図3は本発明に係る遮光フィルム
の実例を示し、フッ素樹脂層1の片面には合成樹脂層2
が設けられている。3は遮光フィルムをカメラ内に組み
込む際にレンズ筒を挿通させるために設けられた貫通
孔、4は遮光フィルムをカメラボディーに固定するため
合成樹脂層2の外周端縁に設けられた接着剤層である。
遮光フィルムのカメラボディーへの固定は接着以外の手
段(例えば、融着)で行なうこともできるので、接着剤
層は省略することもできる。
の実例を示し、フッ素樹脂層1の片面には合成樹脂層2
が設けられている。3は遮光フィルムをカメラ内に組み
込む際にレンズ筒を挿通させるために設けられた貫通
孔、4は遮光フィルムをカメラボディーに固定するため
合成樹脂層2の外周端縁に設けられた接着剤層である。
遮光フィルムのカメラボディーへの固定は接着以外の手
段(例えば、融着)で行なうこともできるので、接着剤
層は省略することもできる。
【0012】図3に示す遮光フィルム5は前記図2と同
様な円板状であるが、その形状はカメラに組み込み可能
であれば、矩形等任意であってよい。
様な円板状であるが、その形状はカメラに組み込み可能
であれば、矩形等任意であってよい。
【0013】上記フッ素樹脂層1はポリテトラフルオロ
エチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン−パー
フルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、
テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共
重合体(FEP)、エチレン−テトラフルオロエチレン
共重合体(ETFE)等任意のフッ素樹脂から形成でき
るが、摺動抵抗の小ささからPTFEが特に好ましい。
なお、フッ素樹脂層の厚さは特に限定されないが、通
常、約25〜200μmとする。
エチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン−パー
フルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、
テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共
重合体(FEP)、エチレン−テトラフルオロエチレン
共重合体(ETFE)等任意のフッ素樹脂から形成でき
るが、摺動抵抗の小ささからPTFEが特に好ましい。
なお、フッ素樹脂層の厚さは特に限定されないが、通
常、約25〜200μmとする。
【0014】一方、合成樹脂層2はフッ素樹脂を除く合
成樹脂により形成される。この合成樹脂層2は遮光フィ
ルムの寸法復元力を決定するもので、この力を大きなも
のとするため、弾性率の高い合成樹脂、例えば、ポリエ
チレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフ
タレート、ポリプロピレン、ポリイミド(PI)、ポリ
カーボネート、ポリアクリル、ポリエーテルスルホン等
で形成するのが好ましい。この合成樹脂層の厚さも限定
されるものでないが、通常、約25〜200μmとされ
る。
成樹脂により形成される。この合成樹脂層2は遮光フィ
ルムの寸法復元力を決定するもので、この力を大きなも
のとするため、弾性率の高い合成樹脂、例えば、ポリエ
チレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフ
タレート、ポリプロピレン、ポリイミド(PI)、ポリ
カーボネート、ポリアクリル、ポリエーテルスルホン等
で形成するのが好ましい。この合成樹脂層の厚さも限定
されるものでないが、通常、約25〜200μmとされ
る。
【0015】かような本発明に係る遮光フィルムは、例
えば、フッ素樹脂フィルムと合成樹脂フィルムを接着や
融着により一体化させ、次いで、打ち抜き等により貫通
孔を形成する方法により得ることができる。そして、こ
の際、フッ素樹脂フィルムと合成樹脂フィルムとの接着
力を増すため、少なくとも一方のフィルム表面にアルカ
リ金属処理、スパッタエッチング処理、コロナ放電処理
等の接着処理を施したり、両フィルム間にプライマー層
(例えば、ゴム系プライマー、コロイダルシリカ等の金
属酸化物微粒子含有フッ素樹脂層等)を介在させること
ができる。
えば、フッ素樹脂フィルムと合成樹脂フィルムを接着や
融着により一体化させ、次いで、打ち抜き等により貫通
孔を形成する方法により得ることができる。そして、こ
の際、フッ素樹脂フィルムと合成樹脂フィルムとの接着
力を増すため、少なくとも一方のフィルム表面にアルカ
リ金属処理、スパッタエッチング処理、コロナ放電処理
等の接着処理を施したり、両フィルム間にプライマー層
(例えば、ゴム系プライマー、コロイダルシリカ等の金
属酸化物微粒子含有フッ素樹脂層等)を介在させること
ができる。
【0016】遮光フィルムは当然ことながら光遮蔽機能
を有することが必要であり、従って、本発明において
は、フッ素樹脂層あるいは合成樹脂層のうちの少なくと
も一つの層に顔料、染料、カーボン粉末、グラファイト
粉末等を配合して着色(好ましくは黒色)し、光不透過
性とするのが好ましい。勿論、これ以外の手段、例え
ば、フッ素樹脂層と合成樹脂層の間に、光遮蔽層を設け
る方法、あるいは合成樹脂層の裏面(フッ素樹脂層と接
する面の反対面)に光遮蔽層を設ける方法によって、光
遮蔽機能を付与してもよい。
を有することが必要であり、従って、本発明において
は、フッ素樹脂層あるいは合成樹脂層のうちの少なくと
も一つの層に顔料、染料、カーボン粉末、グラファイト
粉末等を配合して着色(好ましくは黒色)し、光不透過
性とするのが好ましい。勿論、これ以外の手段、例え
ば、フッ素樹脂層と合成樹脂層の間に、光遮蔽層を設け
る方法、あるいは合成樹脂層の裏面(フッ素樹脂層と接
する面の反対面)に光遮蔽層を設ける方法によって、光
遮蔽機能を付与してもよい。
【0017】本発明に係る遮光フィルムのカメラへの配
置は上記従来品と同様であってよい。例えば、遮光フィ
ルムを貫通孔のやや外側で略L字状に折り曲げると共に
合成樹脂層の外周端縁を接着剤層によりカメラボディー
に固定し、更に、貫通孔にレンズ筒を強制挿通させた構
造とすることができる。このようにすれば、遮光フィル
ムは合成樹脂層の大きな寸法復元力(締付力)により常
にレンズ筒に密着するので、光が内部に侵入するような
不都合を防止できる。
置は上記従来品と同様であってよい。例えば、遮光フィ
ルムを貫通孔のやや外側で略L字状に折り曲げると共に
合成樹脂層の外周端縁を接着剤層によりカメラボディー
に固定し、更に、貫通孔にレンズ筒を強制挿通させた構
造とすることができる。このようにすれば、遮光フィル
ムは合成樹脂層の大きな寸法復元力(締付力)により常
にレンズ筒に密着するので、光が内部に侵入するような
不都合を防止できる。
【0018】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳細に説明
する。
する。
【0019】実施例1 PTFE成形用粉末100重量部に対し、カーボン粉末
3重量部を配合し、この混合粉末を金型内に充填し、圧
力150kg/cm2 で40分間加熱加圧して円筒状に
成形し、これを金型から取り出し、次に、温度360℃
で30時間加熱して焼成する。その後、旋盤で厚さ50
μmのフィルム状に切削する。そして、このPTFEフ
ィルムの片面をアルカリ金属処理液により接着処理す
る。
3重量部を配合し、この混合粉末を金型内に充填し、圧
力150kg/cm2 で40分間加熱加圧して円筒状に
成形し、これを金型から取り出し、次に、温度360℃
で30時間加熱して焼成する。その後、旋盤で厚さ50
μmのフィルム状に切削する。そして、このPTFEフ
ィルムの片面をアルカリ金属処理液により接着処理す
る。
【0020】一方、これとは別に厚さ50μmのPIフ
ィルム(宇部興産社製、商品名ユーピレックスS)の片
面にポリエステル系接着剤液(ノガワケミカル社製、商
品名ダイヤボンドDA3080T)を塗布し、100℃
で5分間加熱乾燥させることにより、接着剤層(厚さ5
0μm)を形成する。
ィルム(宇部興産社製、商品名ユーピレックスS)の片
面にポリエステル系接着剤液(ノガワケミカル社製、商
品名ダイヤボンドDA3080T)を塗布し、100℃
で5分間加熱乾燥させることにより、接着剤層(厚さ5
0μm)を形成する。
【0021】PTFEフィルムのアルカリ金属処理面
と、PIフィルムの接着剤層形成面を対向させ、温度1
30℃、圧力3.5kg/cm2 の条件で5秒間加熱加
圧することにより、厚さ150μmの遮光フィルムを得
た。
と、PIフィルムの接着剤層形成面を対向させ、温度1
30℃、圧力3.5kg/cm2 の条件で5秒間加熱加
圧することにより、厚さ150μmの遮光フィルムを得
た。
【0022】この遮光フィルムを外径42mm、内径3
8mmになるように円板状に打ち抜き、更に、PIフィ
ルムの外周端縁に両面接着テープを接着させることによ
り、図2と同構造とする。
8mmになるように円板状に打ち抜き、更に、PIフィ
ルムの外周端縁に両面接着テープを接着させることによ
り、図2と同構造とする。
【0023】そして、これを市販のコンパクトカメラ
(レンズ筒の直径37mm)に組み込み、−20℃と7
0℃を各々30分毎に繰り返す環境試験機中でレンズを
1分毎にズーム移動させる摺動試験を2000回行なっ
た後、遮光フィルムとレンズ筒との接触部分を目視によ
り観察したが、光の漏れはなく、遮光フィルムとレンズ
筒の密着性は良好であることが確認できた。
(レンズ筒の直径37mm)に組み込み、−20℃と7
0℃を各々30分毎に繰り返す環境試験機中でレンズを
1分毎にズーム移動させる摺動試験を2000回行なっ
た後、遮光フィルムとレンズ筒との接触部分を目視によ
り観察したが、光の漏れはなく、遮光フィルムとレンズ
筒の密着性は良好であることが確認できた。
【0024】また、この遮光フィルムから長さ20c
m、幅2cmの試験片を採取し、引張試験機(オリエン
テック社製、テンシロン)のチャック(間隔100m
m)にセットし、温度25℃、引張速度20mm/mi
nの条件で、チャック間隔が103mmになるまで伸長
させ、その状態で保持し、1分経過時の応力(寸法復元
力=締付力)を測定したところ、4.6kg/mm2 で
あった。
m、幅2cmの試験片を採取し、引張試験機(オリエン
テック社製、テンシロン)のチャック(間隔100m
m)にセットし、温度25℃、引張速度20mm/mi
nの条件で、チャック間隔が103mmになるまで伸長
させ、その状態で保持し、1分経過時の応力(寸法復元
力=締付力)を測定したところ、4.6kg/mm2 で
あった。
【0025】実施例2 厚さ50μmのPETフィルムの片面に両面接着テープ
(日東電工社製、商品名NO.500)を貼着する。
(日東電工社製、商品名NO.500)を貼着する。
【0026】そして、このPETフィルムの両面テープ
貼着面に、実施例1で用いたの同じ片面接着処理済みP
TFEフィルムを接着させることにより遮光フィルム
(厚さ130μm)を得た。
貼着面に、実施例1で用いたの同じ片面接着処理済みP
TFEフィルムを接着させることにより遮光フィルム
(厚さ130μm)を得た。
【0027】この遮光フィルムについて、実施例1と同
様に試験を行なった。摺動試験においては、遮光フィル
ムとレンズ筒の密着性は良好であった。また、応力試験
ではその応力は3.6kg/cm2 であった。
様に試験を行なった。摺動試験においては、遮光フィル
ムとレンズ筒の密着性は良好であった。また、応力試験
ではその応力は3.6kg/cm2 であった。
【0028】比較例 旋盤での切削厚さが150μmになるようにすること以
外は実施例1と同様に作業してPTFEフィルムを得、
これを遮光フィルムとした。
外は実施例1と同様に作業してPTFEフィルムを得、
これを遮光フィルムとした。
【0029】この遮光フィルムについて、実施例1と同
様に試験を行なった。摺動試験においては、遮光フィル
ムとレンズ筒の密着性が悪く、レンズ筒との間に隙間を
生じ光の漏洩があった。また、応力試験ではその応力は
3.0kg/cm2 と弱かった。
様に試験を行なった。摺動試験においては、遮光フィル
ムとレンズ筒の密着性が悪く、レンズ筒との間に隙間を
生じ光の漏洩があった。また、応力試験ではその応力は
3.0kg/cm2 と弱かった。
【0030】
【発明の効果】本発明は上記のように構成され、フッ素
樹脂層に合成樹脂層を積層したので、カメラに組み込ん
だとき、レンズ筒との密着力が大きく、遮光効果が優れ
ている。
樹脂層に合成樹脂層を積層したので、カメラに組み込ん
だとき、レンズ筒との密着力が大きく、遮光効果が優れ
ている。
【図1】従来の遮光フィルムを組み込んだカメラの要部
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図2】従来の遮光フィルムの実例を示す正面図であ
る。
る。
【図3】本発明に係る遮光フィルムの実例を示す側面図
である。
である。
1 フッ素樹脂層 2 合成樹脂層 3 貫通孔 4 接着剤層 5 遮光フィルム
Claims (1)
- 【請求項1】 フッ素樹脂層と該フッ素樹脂層上に設け
られた合成樹脂層を有することを特徴とするカメラ用遮
光フィルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24841997A JPH1184214A (ja) | 1997-09-12 | 1997-09-12 | カメラ用遮光フィルム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24841997A JPH1184214A (ja) | 1997-09-12 | 1997-09-12 | カメラ用遮光フィルム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1184214A true JPH1184214A (ja) | 1999-03-26 |
Family
ID=17177849
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24841997A Pending JPH1184214A (ja) | 1997-09-12 | 1997-09-12 | カメラ用遮光フィルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1184214A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101843401B1 (ko) * | 2017-12-22 | 2018-03-29 | (주)코원티엔에스 | 플레어 현상이 저감된 카메라 렌즈용 스페이서 및 이의 제조방법 |
-
1997
- 1997-09-12 JP JP24841997A patent/JPH1184214A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101843401B1 (ko) * | 2017-12-22 | 2018-03-29 | (주)코원티엔에스 | 플레어 현상이 저감된 카메라 렌즈용 스페이서 및 이의 제조방법 |
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