JPH1184137A - 線状照明装置及びそれを用いた画像読取装置 - Google Patents

線状照明装置及びそれを用いた画像読取装置

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JPH1184137A
JPH1184137A JP10196341A JP19634198A JPH1184137A JP H1184137 A JPH1184137 A JP H1184137A JP 10196341 A JP10196341 A JP 10196341A JP 19634198 A JP19634198 A JP 19634198A JP H1184137 A JPH1184137 A JP H1184137A
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Toshiro Horiuchi
俊郎 堀内
Koichi Takesako
幸一 竹迫
Takashi Yamanaka
孝史 山中
Yoshihiko Josa
佳彦 帖佐
Tetsuro Nakamura
哲朗 中村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コストで製造され得る小型でコンパクトな
構造を有しながら、照明効率が良く照度のばらつきが小
さい線状照明装置を提供する。 【解決手段】 線状照明装置が、導光体と、該導光体の
長手方向の少なくとも一側面に形成された光拡散部と、
該光拡散部と対向する該導光体の一部に形成された光出
射部と、該導光体の第1の端部に配置された光源部と、
該導光体の該第1の端部に対向する第2の端部に設けら
れた光反射層と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、導光体を有する線
状照明装置及びそれを用いた画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ファクシミリ装置、或いはス
キャナやバーコードリーダ等の画像読取装置の照明装置
としては、発光ダイオードなどの発光素子(本明細書で
は、発光ダイオードなどの発光素子を総称的に「LE
D」と称する)を多数アレイ状に並べたLEDアレイが
一般的に用いられている。しかし、このように構成され
る照明装置では、光源部に使用するLEDの数を減らす
と照度の低下やばらつきが生じるので、この問題のため
に、LEDの数を減らすことができない。更に、青色L
ED等が高価なために、コストの低減が困難である。
【0003】一方、コスト低減のためにLEDの数を減
らす方法として、例えば、特開平8−43633号公報
に示されているように導光体を用いる技術が提案されて
いる。そのような従来の技術に基づく照明装置100の
構成を、図16に示す。図16の照明装置100の構成
において、棒状の導光体101の一側面には、導光体1
01の軸に平行に光拡散部102が形成されている。導
光体101の両端には、光入射面104a及び104b
に近接して、それぞれ発光体103が設けられている。
発光体103から導光体101の内部に入射した光は、
スネルの法則に従って導光体101の内部を進行する
が、途中で光拡散部102に到着した光は、光拡散部1
02で反射及び拡散されて、導光体101の光拡散部1
02と対向する側の光出射面105から、外部に出射す
る。
【0004】更に、従来の照明装置210を用いた画像
読取装置200の構成を、図17に示す。
【0005】図17の画像読取装置200が有する照明
装置210では、プリント配線基板212に光源部とし
てのLED214が装着されており、LED214は、
透明樹脂216で封止されている。LED214の発光
照度は、それに流れる電流で決定されるが、その電流の
大きさは、抵抗218の大きさによって設定される。
【0006】照明装置210から出射される出射光22
0は、原稿台とカバーとを兼ねるカバーガラス222を
通過して、照明すべき原稿面(被写体)224に入射
し、この原稿面224において反射される。反射光22
6は、再びカバーガラス222を通過して、金属フレー
ム228で固定されているロッドレンズアレイ230に
入射する。ロッドレンズアレイ230によって、原稿面
224の像が、配線基板232に実装された光電変換素
子234に形成される。
【0007】また、LED214が実装されているプリ
ント配線基板212と光電変換素子234が実装されて
いる配線基板232とは、リード線236を介して、例
えば半田238で電気的に接続されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図16に示す
上記の従来の照明装置100は、光源部としての発光体
103を導光体101の両端部側に配置しなければなら
ないのでサイズが大きくなり、小型化或いはコンパクト
化を目的とした密着型イメージセンサ等にそのような照
明装置100を使用すると、全体構造が大きくなってし
まうという不都合がある。
【0009】また、図17に示す上記の従来の画像読取
装置200は、照明装置210と光電変換素子234と
の電気的接続にリード線236を用いている。そのた
め、特に光源として赤、青、及び緑の3色のLED21
4を用いて、それらを切り替えてカラー原稿を読取るよ
うな方式では、リード線236の数が増えて配線が煩雑
になるという不都合が生じる。また、リード線236が
増加するために配線のためのスペースを確保しなければ
ならず、画像読取装置の小型化の障害となる。更に、リ
ード線236の占有スペースを減らすために径の細いリ
ード線を用いると、配線基板212及び232などへの
取り付けが行い難くなるとともに、リード線236が切
れやすくなるという不都合が発生する。
【0010】本発明は、上記の課題を解決するためにな
されたものであり、その目的は、(1)低コストで製造
され得る小型でコンパクトな構造を有しながら、照明効
率が良く照度のばらつきが小さい線状照明装置を提供す
ること、(2)画像読取装置における使用に好適な線状
照明装置を提供すること、及び(3)製造工数の削減、
信頼性の向上、低コスト化、及びコンパクト化などの利
点を実現できる画像読取装置を提供すること、である。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の線状照明装置
は、導光体と、該導光体の長手方向の少なくとも一側面
に形成された光拡散部と、該光拡散部と対向する該導光
体の一部に形成された光出射部と、該導光体の第1の端
部に配置された光源部と、該導光体の該第1の端部に対
向する第2の端部に設けられた光反射層と、を備えてお
り、そのことによって、上記の目的が達成される。
【0012】ある実施形態では、前記光源部と前記光拡
散部との間に設けられた非光拡散部を更に備える。
【0013】他の実施形態では、前記光源部と前記光拡
散部との間の前記導光体の一部に設けられた、光を拡散
させる粗面を更に備える。
【0014】好ましくは、前記導光体の前記長手方向に
垂直な断面形状の少なくとも一部が、弧状形状を有して
いる。前記弧状形状は、円形、或いは楕円形、またはこ
れらの組み合わせの一部であり得る。
【0015】好ましくは、前記導光体は透光性材料から
形成され、前記光反射層が配置される前記導光体の前記
第2の端部の径の大きさは、前記光源部が配置される該
導光体の前記第1の端部の径よりも小さい。
【0016】ある実施形態では、前記光拡散部には複数
の三角形状を含む三角波面が形成されている。
【0017】ある実施形態では、前記光源部は、赤色、
緑色、及び青色の少なくとも1つの発光色を有する発光
素子を含む。
【0018】ある実施形態では、前記光源部には、赤色
発光素子、緑色発光素子、及び青色発光素子が、前記三
角波面の法線と実質的に平行な直線上に配置されてい
る。
【0019】前記赤色発光素子、前記緑色発光素子、及
び前記青色発光素子は、時分割で制御され得る。
【0020】ある実施形態では、前記導光体の少なくと
も前記光出射部を除く外周部に設けられた光反射手段を
更に備える。
【0021】前記光反射手段は反射ケースであり得て、
前記導光体は該反射ケースの中に格納され得る。
【0022】ある実施形態では、前記光源部は、側壁に
傾斜面が設けられた凹部を有する基板と、該基板の該凹
部の底面に実装された発光素子と、を有する。
【0023】ある実施形態では、前記基板の前記凹部
に、前記底面とは異なる高さに段差面が設けられてお
り、該凹部の該底面には第1の導電パターンが設けら
れ、該段差面には第2の導電パターンが設けられてい
て、前記発光素子は該第1の導電パターンの上に搭載さ
れ、金属細線によって該発光素子と該第2の導電パター
ンとが電気的に接続されている。
【0024】ある実施形態では、前記光源部は発光素子
を有しており、該発光素子は、基板と樹脂とが一体成形
されたケースの凹部内における該基板上に実装されてい
る。
【0025】ある実施形態では、前記発光素子は同一面
側にP電極及びN電極を有し、導電接着剤或いはマイク
ロバンプにより、該P電極及びN電極と前記凹部の中の
前記基板上の所定の配線パターンが電気的に接続されて
いる。
【0026】前記凹部は、前記導光体とほぼ同じ屈折率
を有する透光性樹脂にて封止され得る。
【0027】ある実施形態では、前記光源部は、発光素
子と、該発光素子に電気的に接続された静電気保護素子
と、を有しており、該発光素子は、基板に形成されたP
型半導体領域及びN型半導体領域を有し、該静電気保護
素子は、該発光素子の該P型半導体領域及びN型半導体
領域にそれぞれ電気的に接続される2つの極部を有し、
且つ、該発光素子の該P型半導体領域と該N型半導体領
域との間に破壊電圧以下の所定の電圧を越える電圧が印
加されると該2つの極部間に電流が流れるように構成さ
れている。
【0028】前記発光素子と前記静電気保護素子とは、
マイクロバンプにより電気的に接続され得る。
【0029】単一の前記静電気保護素子に、前記発光素
子が複数個接続され得る。
【0030】前記静電気保護素子は、前記発光素子の光
を反射する反射体構造を有し得る。
【0031】例えば、前記反射体構造は窪み部であり、
該窪み部の内部が樹脂で封止されている。
【0032】前記発光素子は、透明基板の上に搭載され
たGaN系化合物半導体発光素子であり得る。
【0033】前記透明基板は、ドーム状或いはおわん状
の形状を有し得る。
【0034】前記静電気保護素子は、前記発光素子の光
を反射するように形成された電極を有し得る。
【0035】前記静電気保護素子は、ダイオード素子で
あり得る。
【0036】本発明の画像読取装置は、第1の基板及び
第2の基板と、光源部が該第1の基板に取り付けられて
いる線状照明装置と、該線状照明装置の該光源部から発
せられて所定の被写体で反射された反射光に感応する、
該第2の基板に搭載された光電変換素子と、を備えてお
り、該線状照明装置は、上記に記載の特徴を有する線状
照明装置であって、該第1の基板と該第2の基板とはお
互いに当接するように配置されており、該当接箇所或い
はその近傍で、該第1の基板に設けられた配線パターン
と該第2の基板に設けられた配線パターンとが電気的に
接続されており、そのことによって、前述の目的が達成
される。
【0037】好ましくは、前記第1の基板が、前記第2
の基板に当接するように延設されている。
【0038】前記第1の基板に設けられた前記配線パタ
ーンと前記第2の基板に設けられた前記配線パターンと
は、半田付けによって電気的に接続され得る。
【0039】本発明の線状照明装置では、光反射層を備
えることによって、光源部として用いる発光素子(LE
D)の数量を減らせて、且つ光を効率よく利用できる。
【0040】光源部と光拡散部との間に更に非光拡散部
を設ければ、照明ムラをなくすことができる。
【0041】光源部と光拡散部との間の導光体の一部
に、光が拡散される粗面を形成すれば、導光体での極部
的に照度が高くなることを防ぎ、照度のばらつきを抑え
ることができる。
【0042】導光体の長手方向に垂直な断面の少なくと
も一部、特に光を出射する光出射部を、円形或いは楕円
形、またはこれらの組み合わせからなる弧状の形状を有
するように構成すれば、線状照明装置とそこからの光を
受ける被写体とが任意の角度に配置されても、所定の光
量を前記被写体に照射することができる。
【0043】導光体を透光性材料から形成し、光反射層
が配置される側の導光体の端部(第2の端部)の径の大
きさを、光源部が配置される側の導光体の端部(第1の
端部)の径よりも小さくすれば、光源部から最も離れた
光反射層側の導光体内部の光量を上げることができる。
【0044】光拡散部に多数の三角形状を含む三角波面
を形成すれば、光を有効に且つ照明ムラをなくすことが
できる。また、発光素子の列を三角波面の法線とほぼ並
行に配置すれば、集光幅のずれを抑えた均一な照度が得
られる。
【0045】発光素子として、それぞれ赤色、緑色及び
青色の発光色を有する赤色発光素子、緑色発光素子、及
び青色発光素子を使用すれば、カラー原稿の読み取りが
可能となる。また、赤色、緑色及び青色の各発光素子を
時分割で制御すれば、カラー対応の光電変換素子を用い
る必要がなく、安価な画像読取装置が実現できる。
【0046】導光体の光出射部を除く外周部に光反射手
段を設ければ、原稿面を除く導光体内部から空気中に出
射する光を再利用できて、照明効率を高めることができ
る。
【0047】光反射手段を反射ケースとし、導光体を反
射ケースの中に格納すれば、導光体内部から空気中に出
射する光を再利用することが可能となる。
【0048】光源部を、側壁に傾斜面が設けられた凹部
を有する基板と、該基板の該凹部の底面に実装された発
光素子と、によって構成すれば、凹部の形状を選ぶこと
によって、発光素子の指向特性を自由に設定できる。
【0049】発光素子を、基板と樹脂とが一体成形され
たケースの凹部内の基板上に実装すれば、線状照明装置
の小型化が実現できる。或いは、発光素子を、同一面側
にP電極及びN電極を有するように構成し、導電接着剤
或いはマイクロバンプ方式によって基板の凹部底面(凹
部内の基板における所定の配線パターン)に電気的に接
続すれば、線状照明装置の小型化が実現できる。
【0050】基板の凹部内を、前記導光体とほぼ同じ屈
折率を有する透光性樹脂で封止すれば、導光体との光学
的マッチングが図れるために、照度の向上が奏される。
【0051】発光素子のP型半導体領域とN型半導体領
域との間に並列に静電気保護素子が接続されている構造
とすれば、発光素子のP型半導体領域とN型半導体領域
との間に静電気等によって破壊電圧以上の高い電圧が印
加されても、静電気保護素子の2つの極部間にバイパス
電流が流れるので、発光素子は破壊されることなく確実
に保護され、静電気に強い線状照明装置が得られる。
【0052】また、発光素子と静電気保護素子の電極と
の間をマイクロバンプにより電気的に接続すれば、量産
性に優れ、生産歩留まり及び信頼性に有利な線状照明装
置が得られる。
【0053】静電気保護素子が形成された一枚の基板上
に複数の発光素子を接続すれば、コストダウン及び光源
部の小型化が実現される。
【0054】静電気保護素子を、発光素子の光を反射す
る反射体構造(具体的には窪み形状)を有し、且つその
反射体構造の内部に樹脂が封止されているように構成す
れば、発光素子直上の放射束が増加し、導光体内部での
発光素子からの光の利用効率が高くなって、より均一な
照度が得られる。
【0055】或いは、光源部として、ドーム状或いはお
わん型の透明基板に搭載されたGaN系化合物半導体発
光素子を用いても、発光素子直上の放射束が増加し、導
光体内部での発光素子からの光の利用効率が高くなっ
て、より均一な照度が得られる。
【0056】静電気保護素子の電極は、発光素子の下方
に漏れる光を上方に反射するように形成することができ
る。例えば、静電気保護素子の電極を、発光素子の発光
領域にほぼ対応する領域に形成すれば、発光領域から出
射された光を上方に反射するよう構成することができ
る。これによっても、発光素子直上の放射束が増加し、
導光体内部での発光素子からの光の利用効率が高くなっ
て、より均一な照度が得られる。
【0057】静電気保護素子をダイオードとすれば、安
価で静電気に強い線状照明装置が得られる。
【0058】更に、上記のような線状照明装置を用いた
画像読取装置では、第1及び第2の基板にそれぞれ形成
された光源部(発光素子)と光電変換素子との間の電気
的接続を、リード線を用いずに行える。このため、製造
工数が削減できるとともに、リード線と基板との接続点
で生じる断線事故を防止できて、画像読取装置の信頼性
を高めることができる。
【0059】
【発明の実施の形態】以下、本発明の線状照明装置及び
画像読取装置の幾つかの実施形態を、添付の図面を参照
して説明する。
【0060】(第1の実施形態)図1(a)は、本発明
の第1の実施形態における線状照明装置1100の正面
断面図であり、図1(b)は、光源部と対向する端部の
表面側からみた線状照明装置1100の側面図である。
【0061】線状照明装置1100は導光体1を有する
が、この導光体1は、透光性材料からなり、光源部を配
置した第1の端部1110からもう一方の第2の端部1
120に向かって、漸次、断面の径が小さくなってい
る。導光体1の長手方向の一側面には、多数の三角形状
を含む三角波面2が設けられている。また、3は凹部を
設けた基板、4はLED、5は遮光部、6は光反射層、
25は光出射部である。導光体1の径の大きさは、LE
D4(光源部)の側で最も大きく、典型的には約5mm
であり、光反射層6の端部側で最も小さく、典型的には
約2.5mmである。LED4としては、少なくとも1
つの発光素子(例えば発光ダイオード)を設ければよい
が、それぞれが異なる3色に発光する3つのLED4を
設ければ、カラー画像処理に対応できる。
【0062】導光体1の構成材料は、透光性、耐熱性、
及び成形性を考慮すると、耐熱アクリル樹脂、ポリカー
ボネート樹脂、ポリオレフィンなどが適しており、例え
ばインジェクション成形法、押し出し法などにより成形
される。導光体1の接続部7の外周には、遮光部5とし
て、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(AB
S)樹脂などの黒色樹脂または白色樹脂で作製したキャ
ップ5が、差し込まれている。
【0063】次に、線状照明装置1100の光源部の形
成方法を説明する。
【0064】まず、凹部を設けた基板3を得るために、
厚さ約0.4mm〜約0.8mmのアルミニウム基板の
上に絶縁層を形成し、その上に銅箔を貼った上でエッチ
ングにより配線パターンを形成する。そして、その上
に、金の電解メッキ或いは無電解メッキにより回路基板
を作製する。次に、凸金型によるスタンピング法により
回路基板に凹部を形成し、これによって凹部を設けた基
板3を得る。次に、赤色、青色、緑色のLED4を、凹
部を設けた基板3の凹部の円錐台の底面上に実装し、更
にそれを導光体1の端部(第1の端部1110)に取り
付けて、光源部を構成する。
【0065】このようにして形成される基板3では、凹
部側壁の傾斜面形状により、LED4の発光角度分布
(指向特性)を自由に設定できる。
【0066】光源部の各LED4は、赤色(波長約60
0nm〜約700nm)、緑色(波長約500nm〜約
600nm)、及び青色(波長約400nm〜約500
nm)の発光色を有するように選ばれており、時分割で
制御されて発光する。ここで、LED4を時分割で制御
する理由は、全点灯方式に比べて、カラー対応の光電変
換素子を用いる必要がなくなり、安価な画像読取装置
(後述)が実現できるからである。
【0067】また、光源部を構成するLED4が配置さ
れない導光体1の第2の端部1120には、光反射層6
を設ける。光反射層6は、二酸化チタンやアルミニウム
などの材料膜をを表面に蒸着するか、或いはニッケル及
び銀のメッキにより形成する。光反射層6は、導光体1
の表面に直接に形成してもよいし、導光体1とは別の部
材として、導光体1の端部1120に配置してもよい。
【0068】図1(c)及び(e)は、図1(a)のA
−A方向から見た凹部の模式図であって、LED4を三
角波面2の法線Xに実質的に平行に配置する場合(図1
(c)、「第1配置41」とも称する)、及び三角波面
2の法線Xに平行ではない方向に配置する場合(図1
(e)、「第2配置42」とも称する)を、それぞれ示
している。また、図1(d)及び図1(f)は、第1配
置41及び第2配置42のそれぞれにおける導光体1の
長手方向の集光幅のズレをあらわしたものである。但
し、照度のピーク位置を“0”とし、ピークの値を10
0%とした時の90%の位置を、それぞれ“1”及び
“−1”で示している。また、有効照明長の軸は、左か
ら右にいくにつれて入射面Nから遠ざかっていく位置を
示す。
【0069】3色のLED4を、図1(e)のように三
角波面2の法線Xに平行でない方向に配置する第2配置
42では、図1(f)より、その照度のピーク位置が入
射面に近い位置でズレている。このズレは、実験による
と、光の入射面Nから約15mm離れたM点で生じた。
この理由は、LED4の位置と三角波面2(光拡散部)
との間の距離や三角波面2の形状や大きさに起因してい
るものと考えられる。
【0070】一方、3色のLED4を、図1(c)のよ
うに三角波面2の法線Xに実質的に平行に配置する第1
配置41では、図1(d)に示すように集光幅のズレが
みられない。従って、LED4の配置は、図1(c)に
示すように、LED4の位置による集光幅のズレを抑え
るために、三角波面2の法線Xと実質的に平行に配置す
ることが望ましい。
【0071】また、線状照明装置1100の小型且つコ
ンパクトな構造を得る目的で、導光体1と光源部との接
続は、遮光部5にカシメ用ピン20を形成して、基板3
とカシメ接続を行うことが望ましい。また、導光体1と
光源部との光学的マッチングをとるために、導光体1の
材料と同じ屈折率を有する材料、例えばエポキシ樹脂や
シリコーン樹脂などの透明樹脂24を介して接続すれ
ば、照度の向上が得られる。
【0072】図2(a)は、導光体1に形成された三角
波面2の概略形状(Xは三角波面の法線方向を示す)を
示す図である。導光体1の長手方向に垂直な断面形状
は、円形である。また、三角波面2と対向する側の導光
体1の光出射部25には、弧状の丸みをもたせている。
これによって、光出射部25とそこからの出射光を受け
る被写体(不図示)とが任意の角度に配置されても、所
定の光量を被写体に照射できる。具体的には、光出射部
25は、円形或いは楕円形、又はこれらの組み合わせか
らなる、いわゆる弧状の形状を有するように構成され
る。
【0073】図2(b)は、以上の説明で言及した三角
波面2の法線Xを示す図である。具体的には、三角波面
2の法線とは、三角波面2の頂点の接線Tに対して垂直
な方向を表す。
【0074】図3は、導光体1の長手方向に垂直な断面
形状が円形及び楕円形の組み合わせである場合を示して
いる。導光体1のうちで光出射部25の形状は、参照符
号260で示すように楕円の一部から成る弧状であり、
また、導光体1のうちで三角波面2に連なる箇所は、参
照符号270で示すように実質的な円の一部である。
【0075】このようにして作製した本実施形態に係る
線状照明装置1100の動作原理を、図4を参照しなが
ら説明する。図4は、図1(a)と同様な本実施形態に
係る線状照明装置1100の正面断面図であり、更に光
の進行方向を示す矢印が描かれている。図1(a)と同
じ構成要素には同じ参照符号を付しており、それらの説
明はここでは省略する。
【0076】3色LED4から順次放出した光には、直
接に接続部7に入射する光pと、基板3の凹部の傾斜面
8で反射して接続部7に入射する光qと、がある。
【0077】接続部7に直接入射した光pは、全て導光
体1の内部を進行し、三角波面2或いはその他の導光体
1の側面で、全反射を繰り返す。その時、三角波面2で
反射或いは屈折した光rは、下方へ大きく角度を曲げ
て、三角波面2と対向する側面(光出射部)25から出
射して、原稿面(不図示)を照射する。
【0078】なお、三角波面2の大きさは、典型的に
は、ピッチP=約320μm、山の高さH=約160μ
mである(図2(b)参照)。
【0079】一方、傾斜面8で反射して接続部7に入射
する光qには、更に全反射して導光体1の内部を進行す
る光と、接続部7の側面から直接に外に出射する光と、
がある。直接に外へ出る光があると、その部分の照度が
著しく高くなって照度のばらつきが大きくなるが、本実
施形態では、遮光部5を設けることによって照度のばら
つきを緩和させている。
【0080】また、導光体1に入射した光のうちで全反
射を繰り返して光反射層6がある端部(第2端部)11
20まで到達した光は、光反射層6で再度全反射されて
導光体1に戻り、再利用されるので、損失なく原稿面の
照射に利用される。
【0081】このような動作原理に基づき、A4サイズ
用の原稿面に照射可能な線状照明装置1100を作製し
て、その特性を評価した。その結果、従来のLEDアレ
イタイプと比較すると、従来はLEDの数量が24個必
要であったが、本実施形態の線状照明装置1100で
は、6個のLEDで済み、従来の1/4に削減できた。
これにより、低コスト化を実現できた。
【0082】また、凹部を設けた基板3を採用すること
により、光源部の厚みを半減することができた。更に、
図16に示した従来の線状照明装置100の全長が約2
36mmであったのに比べて、全長を約10mm程度短
くできた。
【0083】更に、線状照明装置から原稿面までの距離
は、従来のLEDアレイタイプの場合は一般に9.5m
m程度必要であったが、本実施形態の線状照明装置11
00では、これらの距離を、原稿を載置するガラス板の
厚みとほぼ同じ約1.1mmに近付けることができた。
これより、光源部を原稿載置用ガラスの裏面に密着させ
ても、照度ばらつきを許容範囲に抑えることができるの
で、小型でコンパクトな線状照明装置1100が実現で
きた。
【0084】(第2の実施形態)図5(a)は、本発明
の第2の実施形態における線状照明装置1200の正面
断面図であり、図5(b)は、光源部と対向する端部の
表面側からみた線状照明装置1200の側面図である。
第1の実施形態における線状照明装置1100と同じ構
成要素には同じ参照符号を付しており、それらの説明は
ここでは省略する。
【0085】本実施形態に係る線状照明装置1200で
は、導光体1の周囲に、ABS樹脂やポリカーポネート
樹脂などの材料を用いてインジェクション成形法や押し
出し法などのプロセスで成形した反射ケース10を設け
るとともに、遮光部5の代わりに粗面9を設け、更に導
光体1の接続部7を削除している。
【0086】反射ケース10は光反射手段として作用
し、反射ケース10の中に、導光体1が格納されてい
る。これによって、原稿面以外の方向に向かって導光体
1の内部から空気中に出射する光を再利用できる。実験
によると、反射ケース10を設けないときに比較べて、
原稿面照度が約1.5倍大きくなるという結果が得られ
た。
【0087】このようにして作製した本実施形態に係る
線状照明装置1200の動作原理を、図6を参照しなが
ら説明する。図6は、図5と同様な本実施形態に係る線
状照明装置1200の正面断面図であり、更に光の進行
方向を示す矢印が描かれている。図5と同じ構成要素に
は同じ参照符号を付しており、それらの説明はここでは
省略する。
【0088】3色LED4から順次放出した光には、直
接に導光体1に入射する光pと、基板3の凹部の傾斜面
8で反射して導光体1に入射する光qと、がある。
【0089】導光体1に直接入射した光pは、全て導光
体1の内部を進行し、三角波面2或いはその他の導光体
1の側面で、全反射を繰り返す。その時、三角波面2で
反射或いは屈折した光rは、下方へ大きく角度を曲げ
て、三角波面2と対向する側面(光出射部)25から出
射して、原稿面(不図示)を照射する。なお、三角波面
2のピッチPや山の高さHは、第1の実施形態の場合と
同様である。
【0090】一方、傾斜面8で反射して導光体1に入射
する光には、更に全反射して導光体1の内部を進行する
光と、導光体1の側面から直接に外に出射する光と、が
ある。直接に外へ出る光があると、その部分の照度が著
しく高くなって照度のばらつきが大きくなるが、本実施
形態では、粗面9を設けることによって、そのような光
を拡散させて導光体1の外部に出射させている。
【0091】また、導光体1に入射した光のうちで全反
射を繰り返して光反射層6がある端部(第2端部)11
20まで到達した光は、光反射層6で再度全反射されて
導光体1に戻り、再利用されるので、損失なく原稿面の
照射に利用される。ここで、光反射層6は、反射ケース
10の一部として形成してもよい。
【0092】このような動作原理に基づき、A4サイズ
用の原稿面に照射可能な線状照明装置1200を作製し
て、その特性を評価した。その結果、従来のLEDアレ
イタイプと比較すると、従来はLEDの数量が24個必
要であったが、本実施形態の線状照明装置1200で
は、4個のLEDで済み、従来の1/6に削減できた。
これにより、低コスト化を実現できた。
【0093】また、図16に示した従来の線状照明装置
100の全長が約236mmであったのに比べて、全長
を約12mm程度短くできた。第1の実施形態における
線状照明装置1100よりも約2mm短縮されている
が、これは、導光体1の接続部7を設けていないためで
ある。
【0094】更に、線状照明装置から原稿面までの距離
は、従来のLEDアレイタイプの場合は一般に9.5m
m程度必要であったが、本実施形態の線状照明装置12
00では、これらの距離を、原稿を載置するガラス板の
厚みとほぼ同じ約1.1mmに近付けることができた。
これより、光源部を原稿載置用ガラスの裏面に密着させ
ても、照度ばらつきを許容範囲に抑えることができるの
で、小型でコンパクトな線状照明装置1200が実現で
きた。
【0095】(第3の実施形態)図7(a)は、本発明
の第3の実施形態における線状照明装置1300の正面
断面図であり、図7(b)は、光源部と対向する端部の
表面側からみた線状照明装置1300の側面図である。
第1の実施形態における線状照明装置1100と同じ構
成要素には同じ参照符号を付しており、それらの説明は
ここでは省略する。
【0096】本実施形態に係る線状照明装置1300で
は、第1の実施形態における線状照明装置1100の構
成において、更にLED4を一体成形ケース11の基板
3の上に実装している。一体成形ケース11の形成にあ
たっては、基板3の上に例えばエッチングにより配線パ
ターンを形成し、その配線パターンの所定の箇所に赤
色、青色、及び緑色の各LED4を装着し、その後に樹
脂で封止する。基板3としては、リードフレームを用い
ても構わない。一体成形ケース11には凹部を形成して
おり、各LED4はこの凹部の底面部分に載置される。
凹部の形状により、LED4の発光角度分布(指向特
性)を自由に設定できる。また、凹部は、その表面を鏡
面にするために、銀などでメッキ処理されることが望ま
しい。
【0097】また、図7の構成では、基板3の一部3a
を、導光体1の端部1110の径を超えるように突設さ
せている。この突設部分3aは、線状照明装置1300
を後述する画像読取装置に組み込むときに、光電変換素
子が装着される基板(第2の基板)との接続のために用
いられる基板(第1の基板)として機能するか、或いは
そのような接続のための基板(第1の基板)との間の結
合部として、利用され得る。
【0098】また、線状照明装置1300の小型且つコ
ンパクトな構造を得る目的で、導光体1と光源部との接
続は、遮光部5にカシメ用ピン20を形成して、基板3
とカシメ接続を行うことが望ましい。また、導光体1と
光源部との光学的マッチングをとるために、導光体1の
材料と同じ屈折率を有する材料、例えばエポキシ樹脂や
シリコーン樹脂などの透明樹脂24を介して接続すれ
ば、照度の向上が得られる。
【0099】図8は、図7と同様な本実施形態に係る線
状照明装置1300の正面断面図であり、更に光の進行
方向を示す矢印が描かれている。図7と同じ構成要素に
は同じ参照符号を付しており、それらの説明はここでは
省略する。
【0100】3色LED4から順次放出した光には、直
接に接続部7に入射する光pと、基板3の凹部の傾斜面
8で反射して接続部7に入射する光qと、がある。導光
体1に直接入射した光pは、全て導光体1の内部を進行
し、三角波面2或いはその他の導光体1の側面で、全反
射を繰り返す。その時、三角波面2で反射或いは屈折し
た光rは、下方へ大きく角度を曲げて、三角波面2と対
向する側面(光出射部)25から出射して、原稿面(不
図示)を照射する。このような照射原理は、第1或いは
第2の実施形態における線状照明装置と実質的に同様で
あり、これ以上の説明は省略する。
【0101】図9(a)は、本発明の第3の実施形態に
従った他の線状照明装置1350の正面断面図であり、
図9(b)は、光源部と対向する端部の表面側からみた
線状照明装置1350の側面図である。具体的には、線
状照明装置1350では、第2の実施形態における線状
照明装置1200の構成に対して、上述した一体成形ケ
ース11を組み込んでいる。これまでに説明したものと
同じ構成要素には同じ参照符号を付しており、それらの
説明はここでは省略する。
【0102】この線状照明装置1350においても、線
状照明装置1300と同様の効果が得られる。
【0103】このような動作原理に基づき、A4サイズ
用の原稿面に照射可能な線状照明装置1300及び13
50を作製して、その特性を評価した。その結果、従来
のLEDアレイタイプと比較すると、従来はLEDの数
量が24個必要であったが、本実施形態の線状照明装置
1300では6個のLEDで済み、従来の1/4に削減
でき、一方、線状照明装置1350では、4個のLED
で済み、従来の1/6に削減できた。これにより、低コ
スト化を実現できた。また、図16に示した従来の線状
照明装置100の全長が約236mmであったのに比べ
て、線状照明装置1300の構成では全長を約10mm
程度短くでき、線状照明装置1350の構成では全長を
約12mm程度短くできた。
【0104】更に、線状照明装置から原稿面までの距離
は、従来のLEDアレイタイプの場合は一般に9.5m
m程度必要であったが、本実施形態の線状照明装置13
00或いは1350では、これらの距離を、原稿を載置
するガラス板の厚みとほぼ同じ約1.1mmに近付ける
ことができた。これより、光源部を原稿載置用ガラスの
裏面に密着させても、照度ばらつきを許容範囲に抑える
ことができるので、小型でコンパクトな線状照明装置1
300或いは1350が実現できた。
【0105】(第4の実施形態)図10は、本発明の第
4の実施形態における線状照明装置1400について、
その第1端部1110の近傍を特に示す断面図である。
第1の実施形態における線状照明装置1100と同じ構
成要素には同じ参照符号を付しており、それらの説明は
ここでは省略する。
【0106】本実施形態では、基板13のうちで、LE
D4に接続されたワイヤ16(例えば金ワイヤ)が接続
される面15の高さを、LED4が実装されるLED実
装面14の高さに対して異ならせている。これによっ
て、凹部を設けた基板13のLED実装面14のサイズ
を、小さくすることができ、結果的に照度を上げること
ができる。
【0107】また、LED4と基板13とを、図示され
るワイヤ16ではなく、例えばマイクロバンプなどで接
続すれば、凹部を設けた基板13を更に小型化して、照
度の更なる向上を実現することができる。
【0108】(第5の実施形態)本発明の第5の実施形
態として、第1〜第4の実施形態として上述した様な特
徴を有する本発明の線状照明装置2100を導光体とし
て用いた画像読取装置2000を、以下に説明する。図
11(a)は、画像読取装置2000の構成を模式的に
示す図である。
【0109】図11(a)の画像読取装置2000が有
する線状照明装置2100の導光体1からは、これまで
の実施形態にて説明したように、三角波面2に対向する
光出射部25から光が出射される。この出射光220
は、原稿台とカバーとを兼ねるカバーガラス222を通
過して、照明すべき原稿面(被写体)224に入射し、
この原稿面224において反射される。反射光226
は、再びカバーガラス222を通過して、金属フレーム
228で固定されているロッドレンズアレイ230に入
射する。ロッドレンズアレイ230によって、原稿面2
24の像が、配線基板232に実装された光電変換素子
234に形成される。また、配線基板232と線状照明
装置2100のLED(不図示)とは、従来技術におけ
るリード線ではなく、基板240を配線基板232の近
くまで延設することによって接続している。
【0110】基板240に取り付けられた線状照明装置
2100の導光体1は、所定の光量及び照度によって原
稿面(被写体)224を照射する必要があるために、原
稿面224の近傍に配置されている。導光体1から出射
する出射光220は、原稿面224に対して斜め方向か
ら照射される。
【0111】図11(a)に描かれる線状照明装置21
00の導光体1の断面形状は、先に第1の実施形態にお
いて図3を参照して説明したものと同じである。すなわ
ち、導光体1の長手方向に垂直な断面形状は、円形及び
楕円形の組み合わせであって、導光体1のうちで光出射
部25の形状は楕円260の一部からなる弧状であり、
また、導光体1のうちで三角波面2に連なる箇所は実質
的な円の一部270である。このように、光出射部25
を楕円の一部260で形成することにより、所定の光量
及び強度をもった出射光220を、原稿面224に照射
することができる。
【0112】原稿面224に照射された後の反射光22
6は、原稿面224の直下部に配置されたロッドレンズ
アレイ230を介して、光電変換素子234に到達す
る。光電変換素子234は、配線基板232に装着され
ている。配線基板232は、原稿面224から最も離れ
たところに配置されている。
【0113】図11(b)は、図11(a)を別の角度
からみた一部拡大図であり、特に基板240と配線基板
232との配置関係に着目して描いている。図11
(a)と同じ構成要素には同じ参照符号を付しており、
それらの説明はここでは省略する。また、参照番号11
は、先に図8を参照して説明した一体成形ケースであ
り、20は、これまでに説明したカシメ用ピンである。
【0114】図11(b)に描かれているように、基板
(第1の基板)240は、配線基板(第2の基板)23
2に当接するように、配線基板232の近傍まで延設さ
れている。本来、基板240の長さは、線状照明装置2
100の導光体1が装着できる程度あれば十分である
が、本実施形態では、配線基板232に接するように長
く設定している。そして、これらの2つの基板232及
び240が当接する箇所、或いはその近傍において、そ
れぞれの基板232及び240に形成された不図示の配
線パターン(LED4と光電変換素子234とを電気的
に結合させるために配線パターン)を、半田244で電
気的に接続している。これにより、LED4と光電変換
素子234とを電気的に結合させるためのリード線を排
除できるので、特にリード線の断線による事故を防止で
きる。但し、この基板232及び240の電気的接続
は、半田240に限られるわけではなく、他の接続方法
(例えばコネクタ)によって接続させても良い。
【0115】(第6の実施形態)図12は、本発明の第
6の実施形態における線状照明装置1600について、
その第1端部1110の近傍を特に示す断面図である。
具体的には、線状照明装置1600では、光源部のLE
D604として例えばGaN系LED604を用い、且
つ、そのLED604が、静電気保護素子としてのダイ
オード素子609を介して基板603の上の配線パター
ンに接続されている。
【0116】ダイオード素子605は、LED604の
P型半導体領域とN型半導体領域とにそれぞれ電気的に
接続される2つの極部を有している。そして、LED6
04のP型半導体領域とN型半導体領域との間に、LE
D604の破壊電圧以下の所定の電圧を越える電圧が印
加されたときに、これら2つの極部間に電流が流れるよ
うに構成されている。
【0117】LED604のP型半導体領域及びN型半
導体領域にそれぞれ電気的に接続して形成されているP
電極及びN電極は、それぞれダイオード素子605のN
電極及びP電極に接続される。具体的には、ダイオード
素子605とLED604とは重ね合わされて、それぞ
れの電極間をマイクロバンプ610により電気的に接続
する。ダイオード素子605は、更に導電性接着剤60
9により基板603に実装される。ダイオード素子60
5の一方の電極は、基板603に実装された時点で基板
603の上の配線パターン(不図示)に電気的に接続さ
れ、他方の電極は、金属細線606により基板603の
配線パターンに電気的に接続される。なお、接続された
LED604及びダイオード素子605は、更に透明樹
脂607で覆われている。
【0118】LED604は、より具体的には、透明基
板の上に所定の半導体積層構造を形成して、構成されて
いる(但し、図では、透明基板及び半導体積層構造は詳
細には描いておらず、総括的にLED604としてい
る)。これより、LED604は透明であるので、その
発光部から発した光は、LED604を透過し、且つ透
明樹脂7を通過して、導光体1の内部に直接に入る。或
いは、LED604の側方に向けて発生された光は、ポ
リカーボネート(PC)樹脂やアクリロニトリル・ブタ
ジエン・スチレン(ABS)樹脂などの高反射性白色樹
脂で形成された反射キャップ608の反射面で反射され
て、導光体1の内部に入る。また、LED604の下方
に漏れた光は、ダイオード素子605の上面におけるL
ED604の発光領域にほぼ対応するような位置に形成
された電極によって反射され、上記と同様に導光体1の
内部に入る。導光体1に入った光は、第1〜第4の実施
形態で説明したように、三角波面2での反射を経て光出
射部25から出射される。
【0119】この様な構成では、ダイオード素子605
の使用によって、静電気に強い線状照明装置1600が
得られる。更に、光源部から発せされる放射束が増加し
て、導光体1の照度を上げることができる。
【0120】(第7の実施形態)図13は、第6の実施
形態で説明した図12の構成の改変例として、同一のダ
イオード素子615の上に複数のLED604を接続し
た場合を示す。
【0121】この構成では、複数のLED604に対し
て共通のダイオード素子615を使用するので、ダイオ
ード素子615のダイシング処理回数が減るとともに、
金属細線606も共通した1つに削減できる。また、省
スペース実装も可能となる。なお、複数のLED604
に対応するダイオード素子615を、1枚の基板603
の上に複数個設けることも可能である。
【0122】(第8の実施形態)図14は、第6の実施
形態で説明した図12の構成の更なる改変例として、ダ
イオード素子625に窪み611を設け、LED604
をこの窪み611の中に搭載した線状照明装置1800
の構成を示す。このダイオード素子625の窪み611
は、LED604からの光を反射する反射体として機能
する。
【0123】この構成では、第6の実施形態の構成(図
12)における反射キャップ608を不要にすることが
できるので、コストの削減が図れるとともに、組立作業
性が向上する。また、カラー原稿を読み取るために波長
の異なる複数のLED604を使用する場合、第6の実
施形態の構成(図12)では、組立作業性の問題から反
射キャップ608の形状を小さくすることができないの
に対して、図14に示す本実施形態の構成では、窪み6
11をより小さく形成することで、光源部の集光性が高
まり、導光体1の内部での光利用効率が高まる。更に、
照度が大きくなるとともに、その均一性も上がる。
【0124】(第9の実施形態)図15(a)及び
(b)は、第6の実施形態で説明した図12の構成の更
なる改変例として、LED604の透明基板として、ド
ーム状基板612a(図15(a))或いはおわん状基
板612b(図15(b))を使用する構成を示す。図
15(a)或いは(b)の構成は、図12のLED60
4を置き換えるものである。
【0125】これらの構成では、LED604から発し
た光に対する透明基板のドーム状形状612a或いはお
わん状形状612bの集光作用によって、光源部の集光
性が高まり、導光体1の内部での光利用効率が高まる。
【0126】なお、第6〜第9の実施形態における各線
状照明装置においては、第1の実施形態のように、光源
部と導光体1との間に接続部7を設けても良く、或い
は、第2の実施形態のように、光源部の近傍における導
光体1に粗面9を設けても良い。
【0127】また、上記の各実施形態で説明した何れの
線状照明装置も、第5の実施形態で説明した画像読取装
置に組み込むことができる。
【0128】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、原稿面への照明効率が高く且つ照度のばらつきが小
さい線状照明装置が、低コストで小型且つコンパクトな
導光体を用いて実現される。更に、本発明によれば、少
ない工数で製造できる高信頼性の画像読取装置が提供さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の第1の実施形態における線
状照明装置の正面断面図であり、(b)は、光源部と対
向する端部の表面側からみた(a)の線状照明装置の側
面図であり、(c)及び(e)は、(a)のA−A方向
から見た凹部の模式図であって、LEDを三角波面の法
線に実質的に平行に配置する場合(c)と平行ではない
方向に配置する場合(e)とをそれぞれ示し、(d)及
び(f)は、(c)及び(e)の各配置における導光体
の長手方向の集光幅のズレを表す図である。
【図2】(a)は、導光体に形成された三角波面の概略
形状を示す図であり、(b)は、三角波面の法線方向を
示す図である。
【図3】本発明の線状照明装置に用いられ得る導光体の
ある断面形状を模式的に示す図である。
【図4】本発明の第1の実施形態における線状照明装置
の動作原理を説明する図である。
【図5】(a)は、本発明の第2の実施形態における線
状照明装置の正面断面図であり、(b)は、光源部と対
向する端部の表面側からみた(a)の線状照明装置の側
面図である。
【図6】本発明の第2の実施形態における線状照明装置
の動作原理を説明する図である。
【図7】(a)は、本発明の第3の実施形態における線
状照明装置の正面断面図であり、(b)は、光源部と対
向する端部の表面側からみた(a)の線状照明装置の側
面図である。
【図8】本発明の第3の実施形態における線状照明装置
の動作原理を説明する図である。
【図9】(a)は、本発明の第3の実施形態における改
変された線状照明装置の正面断面図であり、(b)は、
光源部と対向する端部の表面側からみた(a)の線状照
明装置の側面図である。
【図10】本発明の第4の実施形態における線状照明装
置について、光源部が設けられている端部の近傍を特に
示す断面図である。
【図11】(a)は、本発明の第5の実施形態における
画像読取装置の構成を模式的に示す図であり、(b)
は、(a)を別の角度からみた一部拡大図である。
【図12】本発明の第6の実施形態における線状照明装
置について、光源部が設けられている端部の近傍を特に
示す断面図である。
【図13】本発明の第7の実施形態における線状照明装
置について、光源部に設けられているLEDの近傍を特
に示す断面図である。
【図14】本発明の第8の実施形態における線状照明装
置について、光源部が設けられている端部の近傍を特に
示す断面図である。
【図15】(a)及び(b)は、本発明の第9の実施形
態における線状照明装置について、光源部に設けられて
いるLEDの形状を模式的に示す図である。
【図16】従来技術におけるある線状照明装置の構成を
模式的に示す斜視図である。
【図17】従来技術におけるある画像読取装置の構成を
模式的に示す断面図である。
【符号の説明】
1 導光体 2 三角波面 3 基板 4 LED(発光素子) 5 遮光部 6 光反射層 7 接続部 8 傾斜面 9 粗面 10 反射ケース 11 一体成形ケース 15 段差面 20 カシメ用ピン 24 透明樹脂 25 光出射部 220 出射光 222 カバーガラス 224 原稿面(被写体) 226 反射光 228 金属フレーム 230 ロッドレンズアレイ 232 配線基板 234 光電変換素子 240 基板 244 半田 603 基板 604 LED(発光素子) 605、615、625 ダイオード素子 606 金属細線 607 透明樹脂 608 反射キャップ 609 導電性接着剤 610 マイクロバンプ 611 窪み 612a ドーム状透明基板 612b おわん状透明基板 1100、1200、1300、1350、1400、
1600、1800線状照明装置 2000 画像読取装置 2100 線状照明装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 帖佐 佳彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 中村 哲朗 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導光体と、 該導光体の長手方向の少なくとも一側面に形成された光
    拡散部と、 該光拡散部と対向する該導光体の一部に形成された光出
    射部と、 該導光体の第1の端部に配置された光源部と、 該導光体の該第1の端部に対向する第2の端部に設けら
    れた光反射層と、を備える、線状照明装置。
  2. 【請求項2】 前記光源部と前記光拡散部との間に設け
    られた非光拡散部を更に備える、請求項1に記載の線状
    照明装置。
  3. 【請求項3】 前記光源部と前記光拡散部との間の前記
    導光体の一部に設けられた、光を拡散させる粗面を更に
    備える、請求項1に記載の線状照明装置。
  4. 【請求項4】 前記導光体の前記長手方向に垂直な断面
    形状の少なくとも一部が、弧状形状を有している、請求
    項1に記載の線状照明装置。
  5. 【請求項5】 前記弧状形状は、円形、或いは楕円形、
    またはこれらの組み合わせの一部である、請求項4に記
    載の線状照明装置。
  6. 【請求項6】 前記導光体は透光性材料から形成され、 前記光反射層が配置される前記導光体の前記第2の端部
    の径の大きさは、前記光源部が配置される該導光体の前
    記第1の端部の径よりも小さい、請求項1に記載の線状
    照明装置。
  7. 【請求項7】 前記光拡散部には複数の三角形状を含む
    三角波面が形成されている、請求項1に記載の線状照明
    装置。
  8. 【請求項8】 前記光源部は、赤色、緑色、及び青色の
    少なくとも1つの発光色を有する発光素子を含む、請求
    項1に記載の線状照明装置。
  9. 【請求項9】 前記光源部には、赤色発光素子、緑色発
    光素子、及び青色発光素子が、前記三角波面の法線と実
    質的に平行な直線上に配置されている、請求項1に記載
    の線状照明装置。
  10. 【請求項10】 前記赤色発光素子、前記緑色発光素
    子、及び前記青色発光素子は、時分割で制御される、請
    求項9に記載の線状照明装置。
  11. 【請求項11】 前記導光体の少なくとも前記光出射部
    を除く外周部に設けられた光反射手段を更に備える、請
    求項1に記載の線状照明装置。
  12. 【請求項12】 前記光反射手段は反射ケースであり、
    前記導光体は該反射ケースの中に格納されている、請求
    項11に記載の線状照明装置。
  13. 【請求項13】 前記光源部は、側壁に傾斜面が設けら
    れた凹部を有する基板と、該基板の該凹部の底面に実装
    された発光素子と、を有する、請求項1に記載の線状照
    明装置。
  14. 【請求項14】 前記基板の前記凹部に、前記底面とは
    異なる高さに段差面が設けられており、 該凹部の該底面には第1の導電パターンが設けられ、該
    段差面には第2の導電パターンが設けられていて、 前記発光素子は該第1の導電パターンの上に搭載され、
    金属細線によって該発光素子と該第2の導電パターンと
    が電気的に接続されている、請求項13に記載の線状照
    明装置。
  15. 【請求項15】 前記光源部は発光素子を有しており、
    該発光素子は、基板と樹脂とが一体成形されたケースの
    凹部内における該基板上に実装されている、請求項1に
    記載の線状照明装置。
  16. 【請求項16】 前記発光素子は同一面側にP電極及び
    N電極を有し、導電接着剤或いはマイクロバンプによ
    り、該P電極及びN電極と前記凹部の中の前記基板上の
    所定の配線パターンが電気的に接続されている、請求項
    15に記載の線状照明装置。
  17. 【請求項17】 前記凹部が、前記導光体とほぼ同じ屈
    折率を有する透光性樹脂にて封止されている、請求項1
    6に記載の線状照明装置。
  18. 【請求項18】 前記光源部は、発光素子と、該発光素
    子に電気的に接続された静電気保護素子と、を有してお
    り、 該発光素子は、基板に形成されたP型半導体領域及びN
    型半導体領域を有し、 該静電気保護素子は、該発光素子の該P型半導体領域及
    びN型半導体領域にそれぞれ電気的に接続される2つの
    極部を有し、且つ、該発光素子の該P型半導体領域と該
    N型半導体領域との間に破壊電圧以下の所定の電圧を越
    える電圧が印加されると該2つの極部間に電流が流れる
    ように構成されている、請求項1に記載の線状照明装
    置。
  19. 【請求項19】 前記発光素子と前記静電気保護素子と
    はマイクロバンプにより電気的に接続されている、請求
    項18に記載の線状照明装置。
  20. 【請求項20】 単一の前記静電気保護素子に、前記発
    光素子が複数個接続されている、請求項18に記載の線
    状照明装置。
  21. 【請求項21】 前記静電気保護素子は、前記発光素子
    の光を反射する反射体構造を有している、請求項18に
    記載の線状照明装置。
  22. 【請求項22】 前記反射体構造は窪み部であり、該窪
    み部の内部が樹脂で封止されている、請求項21に記載
    の線状照明装置。
  23. 【請求項23】 前記発光素子は、透明基板の上に搭載
    されたGaN系化合物半導体発光素子である、請求項1
    8に記載の線状照明装置。
  24. 【請求項24】 前記透明基板がドーム状の形状を有し
    ている、請求項23に記載の線状照明装置。
  25. 【請求項25】 前記透明基板がおわん状の形状を有し
    ている、請求項23に記載の線状照明装置。
  26. 【請求項26】 前記静電気保護素子は、前記発光素子
    の光を反射するように形成された電極を有している、請
    求項18に記載の線状照明装置。
  27. 【請求項27】 前記静電気保護素子はダイオード素子
    である、請求項18に記載の線状照明装置。
  28. 【請求項28】 第1の基板及び第2の基板と、 光源部が該第1の基板に取り付けられている線状照明装
    置と、 該線状照明装置の該光源部から発せられて所定の被写体
    で反射された反射光に感応する、該第2の基板に搭載さ
    れた光電変換素子と、 を備える画像読取装置であって、 該線状照明装置は、請求項1に記載の線状照明装置であ
    って、 該第1の基板と該第2の基板とはお互いに当接するよう
    に配置されており、 該当接箇所或いはその近傍で、該第1の基板に設けられ
    た配線パターンと該第2の基板に設けられた配線パター
    ンとが電気的に接続されている、画像読取装置。
  29. 【請求項29】 前記第1の基板が、前記第2の基板に
    当接するように延設されている、請求項28に記載の画
    像読取装置。
  30. 【請求項30】 前記第1の基板に設けられた前記配線
    パターンと前記第2の基板に設けられた前記配線パター
    ンとが、半田付けによって電気的に接続されている、請
    求項28に記載の画像読取装置。
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