JPH1183997A - 車間距離制御システムにおけるターゲット認識方法 - Google Patents

車間距離制御システムにおけるターゲット認識方法

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JPH1183997A
JPH1183997A JP9235965A JP23596597A JPH1183997A JP H1183997 A JPH1183997 A JP H1183997A JP 9235965 A JP9235965 A JP 9235965A JP 23596597 A JP23596597 A JP 23596597A JP H1183997 A JPH1183997 A JP H1183997A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車間距離制御システムにおいてターゲット認
識するため、信頼性を維持したままディレー時間を短縮
し、もって車間距離制御システムの安全性を向上する。 【解決手段】 ターゲットとして追従していた先行車両
をロストした場合、ロスト時のターゲットと自車との距
離を記憶しておき、レーダが再び物体を捕らえた時、該
物体と自車との距離とロスト時のターゲットと自車との
距離を比較し、その差が所定値以下であるかどうか判定
し、所定値以下の場合、該物体を即時にターゲットと認
識することにより、ディレー時間なくして即時にターゲ
ットと認識する。また、相対速度についても同様に判定
対象に加える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車間距離制御シス
テムにおいて、自車レーン上を走る先行車両をターゲッ
トとして追従制御する場合、レーダが検知した移動物体
を追従すべきターゲットかどうかを認識する方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のターゲット認識方法は、ターゲッ
トとして追従していた先行車両を見失い、即ち、ロスト
し、その後レーダが再び物体を捕らえたとき仮想的なモ
デルを想定し、自車のレーダのビームがターゲットと思
われる物体を捕らえて検知した時の自車と物体との距離
を検出し、検出した距離からその物体がターゲットでな
いとしたならビームを抜け出すであろう時間(以下、デ
ィレー時間という)を計算し、ディレー時間の間その物
体の検知が継続するかどうかでターゲットかどうか判別
するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例の場合、タ
ーゲットかどうか判別してターゲットであると認識する
のは上記ディレー時間経過後であり、それから車間距離
制御を開始するため制御が遅れてしまう可能性がある。
従って、本発明の目的は、車間距離制御システムにおい
てターゲットである先行車両をロストした後、再びレー
ダで物体を捕らえたとき、それがターゲットであるかど
うか認識するためのディレー時間を信頼性を維持したま
ま短縮し、もって車間距離制御システムの安全性を向上
することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では、ターゲット
として追従していた先行車両をロストした場合、ロスト
時のターゲットと自車との距離を記憶しておき、レーダ
が再び物体を捕らえた時、該物体と自車との距離とロス
ト時のターゲットと自車との距離を比較し、その差が所
定値以下であるかどうか判定し、所定値以下の場合、該
物体を即時にターゲットと認識することにより、ディレ
ー時間なくして即時にターゲットと認識するものであ
る。また、ロスト時のターゲットと自車との相対速度を
記憶しておき、レーダが再び物体を捕らえた時、該物体
と自車との相対速度とロスト時のターゲットと自車との
相対速度を比較し、その差が所定値以下であるかどうか
判定し、所定値以下の場合、該物体を即時にターゲット
と認識するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】図1は本発明の車間距離制御シス
テムにおけるターゲット認識方法のためのシステム構成
を示す図である。図において、1はICC−ECU(I
CC:インテリジェント・クルーズ・コントロール)で
車間距離を保って前方車両に追従するよう制御し又定速
走行するよう制御する装置である。2は信号処理ECU
で、レーダ3、車速センサ4、ヨーレートセンサ5、及
びステアリングセンサ6から信号を受けて処理をし、I
CC−ECU1及びビームステア・モータ8に信号を送
る装置である。ICC−ECUは車速センサ4、ヨーレ
ートセンサ5、ステアリングセンサ6、スイッチ入力
7、及び信号処理ECU2から信号を受け、スロットル
アクチュエータ9、O/Dカット10、ブレーキアクチ
ュエータ11、ブザー12、ディスプレー13に信号を
送りこれらを制御する。なお、図1のシステム構成図
は、本発明のターゲット認識方法に関連する部分を中心
に描いてある。
【0006】図1において、信号処理ECU2はレーダ
3からビート信号を受け、この信号を処理して先行車両
との車間距離や相対速度を得る。また、信号処理ECU
は車速センサ4、ヨーレートセンサ5及びステアリング
センサ6から信号を受けてレーダ3のビームを振るため
ビームステアモータ8を制御する。車速センサ4は自車
の速度を検出する。ヨーレートセンサ5は、単位時間当
たりの車両の回転角度を検出し、自車が直線路を走行し
ているか又はカーブにさしかかったかを判断するために
用いられる。ステアリングセンサ6はステアリングの角
度を検出するためのセンサで、例えば自車がカーブにさ
しかかった時、上記ビームを振るためのビームステアモ
ータ8を制御する際にこのセンサ6の出力を用いること
ができる。スロットルアクチュエータ9、O/Dカット
10、及びブレーキアクチュエータ11はICC−EC
U1により制御され、加速、減速を行うものである。な
お、O/Dカット10はシフトダウンしエンジンブレー
キをかけるために用いる。ブザー12は、自車が先行車
両に接近した場合に警報を鳴らすため等に用いる。ディ
スプレイ13は車間距離、車速等を表示するために用い
る。
【0007】図2は、走行路がカーブの場合、ヨーレー
トセンサ5とステアリングセンサ6によりレーダ3のビ
ームbをどのように振るかを説明するための図である。
先行車両nがカーブに入り、自車mがまだカーブに入っ
ていない場合、(a)に示すように先行車両は一時的に
ビームbから外れる。しかし、自車もカーブに入るとヨ
ーレートセンサ5はこれを検知し、ステアリングセンサ
6はステアリングの角度を検出し、この検出信号に基づ
いてビームステアモータ8を制御してビームbを振るた
め、(b)に示すように先行車両を捕らえることができ
る。
【0008】本発明の車間距離制御システムにおけるタ
ーゲット認識方法について説明する前に、従来の方法に
ついて以下に説明する。図3は従来のターゲット認識方
法について説明するための図である。図はモデルとして
ターゲットかどうか判別する対象として隣のレーンを走
行している車両を想定している。mが自車でnが隣のレ
ーンを走っている車両である。図のようにカーブした走
行路の場合、前方を走る隣の車両nがカーブに入ると、
自車mのレーダのビームbは隣のレーンを走行している
車両nを点pで捕らえてその存在を検出する。その時自
車mと他車nとの車間距離l1 を検出し、この距離l1
に基づいて存在を検出した物体が隣のレーンの車両nで
あったとしたらビームbから抜け出すために進まなけれ
ばならない距離l2 を計算する。そして、その時の自車
mの速度をvとした場合、td =l2 /vをを求める。
ここでtd は検知した物体が隣のレーンの車両nであっ
たとしたらビームbから抜け出すために要する時間であ
り、これがディレー時間である。図において、例えば、
ビームbの幅wは約100m先で約3.5mで1レーン
の幅とほぼ等しくなるようにしてある。
【0009】検出した物体が隣のレーンの車両nであっ
たとしたら、このディレー時間経過後には物体はビーム
bから外れてレーダにより検知されなくなるため、ター
ゲットでないことが判明する。なお、自車mがカーブに
入るとヨーレートセンサ5で検出され、ステアリングセ
ンサ6の出力に基づきビームステア・モータ8が制御さ
れてビームが左に振られるので、隣のレーンを走行して
いる車両nを捕らえることはない。一方、車両nが自車
レーンを走行している車両の場合、ディレー時間経過後
においてもビームbはこれを捕らえているため、ターゲ
ットであると認識され、この車両をターゲットとした車
間距離制御が開始される。このように、従来のターゲッ
ト認識方法では、ターゲットかどうか判別するためにデ
ィレー時間td を要していた。そのため車間距離制御が
遅れてしまう可能性があった。本発明はターゲットかど
うか認識するため、信頼性を維持したままディレー時間
を短縮することができる方法を提供するものである。
【0010】以下に本発明による車間距離制御システム
におけるターゲット認識方法について説明する。図4は
本発明ターゲット認識方法を説明するための図である。
図にに示すグラフにおいて横軸は経過時間を表し、縦軸
はターゲットを含むレーダが捕らえた物体との距離を表
す。レーダのビームがターゲットを捕らえていない時は
縦軸の物体との距離はレベルno で表しており、ターゲ
ットを捕らえている時はターゲットとの実際の距離(車
間距離)のレベルを表している。図において時間t<t
1 ではターゲットを捕らえておらず、時間t1 ≦t≦t
2 においてはターゲットを捕らえている。ターゲットま
での距離は時間t1 においてr1 であり、時間t2 にお
いてはr2 である。また、時間t2 <t<t3 の間はタ
ーゲットを一時的に失った期間であり、距離はレベルn
o で表わされる。ここで時間t1≦t≦t2 の期間はタ
ーゲットを捕らえている検知期間であり、時間t2 <t
<t3 の期間はターゲットを一時的に失ったロスト期間
である。図では時間t3 で再びターゲットを捕らえ、時
間t4 まで検知期間となる。
【0011】なお、図4において、点線で示した矩形波
は、従来のターゲット検知方法による動作を示したもの
で、物体を検知してからディレー時間td 経てから、タ
ーゲットと認識している。図5は本発明におけるターゲ
ット認識方法の実施形態のフローチャートである。な
お、このフローチャートに示された制御は、図1のIC
C−ECU1及び信号処理ECU2により行われる。タ
ーゲット認識が開始されると(S1)、レーダで検知中
かどうか判断される(S2)。即ち、図4のt1 ≦t≦
t2 の期間又はt3 ≦t≦t4 の期間かどうか判断され
る。Yesであれば、即ち、レーダが物体を捕らえてい
れば、次に初回であるかどうか判断される(S3)。即
ち、t1 又はt3 の時点、つまり捕らえる物体が無い状
態から物体を捕らえた状態になったかどうか判断され
る。この場合、例えばt3 の時点であったとすると(Y
es)、モデルによるディレー時間が決定される(S
4)。このディレー時間は、図3で説明した従来の方法
によるディレー時間td である。次に、|r2 −r3
≦Aであるかどうか判断される(S5)。ここでr2
図4の時点t2 においてレーダがターゲットをロストし
た時のターゲットとの距離であり、r3 はt3でレーダ
が再び物体を捕らえた時の物体との距離である。また、
Aは即時ターゲット認識定数である。|r2 −r3 |≦
Aの条件を満たす場合、即ち、ターゲットをロストした
時の自車とターゲットとの距離r2 と再びターゲットと
思われる物体を捕らえた時の物体との距離r3 の差が即
時ターゲット認識定数より小さい場合(Yes)には、
ターゲットとして前回捕らえていた物体と同じ物体と判
断し、ターゲットとして即時に認識する(S7)。例え
ば、ターゲットである先行車両がカーブに入った時には
一瞬このターゲットをロストするが、自車もカーブに入
ると再びターゲットである先行車両をとらえる。その場
合は先行車両と自車との距離はほとんど変化していな
い。また、ターゲットが変わってしまった場合、車間距
離が大きく変わり上記条件を満たさないことが多く、こ
のような場合は即時ターゲットの認識は行わない。この
フローチャートではS5の結果だけでターゲットである
と認識する前に、更に|Vr2 −Vr3 |≦Bであるか
どうか判断する(S6)。ここでVr2 は図4の時点t
2 においてレーダがターゲットをロストした時のターゲ
ットと自車との相対速度であり、Vr3 はt3 でレーダ
が再びターゲットと思われる物体を捕らえた時の物体と
自車との相対速度である。また、Bは別の即時ターゲッ
ト認識定数である。|Vr2 −Vr3 |≦Bの条件を満
たす場合、即ち、ターゲットをロストした時の物体と自
車との相対速度Vr 2 と再びターゲットと思われる物体
を捕らえた時の物体と自車との相対速度Vr 3 の差が即
時ターゲット認識定数より小さい場合には、ターゲット
として前回捕らえていた物体と同じ物体と判断し、ター
ゲットとして認識する。これは、例えば直線で先行車両
をターゲットとして捕らえていたが、カーブにさしかか
って見失ってしまい、次にレーダが捕らえたときは他の
レーンの車両を捕らえてしまったような場合、車間距離
がほとんど変化していないことがある、そのためS5に
おいて距離の差によってのみ判断した場合、ターゲット
かどうか判断するには十分ではない可能性がある。その
ため、相対速度を比較してより確実な判断をできるよう
にしたものである。Yesであれば、即時にターゲット
であると認識する(S7)。なお、相対速度の比較(S
6)のみで、即時にターゲットであると認識してもよ
い。また、S5及びS6においてNoであれば、即時に
ターゲットであるかどうか判別せず、従来のターゲット
認識方法と同様に、S4で決定されたモデルによるディ
レー時間td 経過後にターゲットであるかどうか判別さ
れる。
【0012】S2でレーダ検知中でない(No)と判断
された場合、ロストが初回であるかどうか判断される
(S8)。Yesの場合、即ち、図4でいえば時点t2
の場合、ロスト時のターゲットである先行車両と自車の
距離から前記即時ターゲット認識定数Aを決定する(S
9)。即時ターゲット認識定数Aは図6に示したグラフ
により決められる。グラフから判るように、この定数A
は物体と自車との距離が大きくなるに従い小さくなるよ
うになっている。これはr2 が小さくターゲットである
先行車両との車間距離が短い状態でロストした場合、近
くにその車両がいる可能性が高いので、即時ターゲット
認識定数Aを大きめにとって即時にターゲットであると
判別し認識できるようにし、逆にr2 が大きいときは車
間距離制御状態に入るまで余裕があり危険度が低いの
で、Aの値を小さくする。このように危険度に応じて認
識定数Aを可変とする。なお、通常の車間距離の場合、
Aは例えば10m程度に設定する。
【0013】次にロスト時のターゲットである先行車両
と自車との相対速度から前記即時ターゲット認識定数B
を決定する(S10)。即時ターゲット認識定数Bは図
7に示したグラフにより決められる。グラフから判るよ
うに、この定数Bはロスト時のターゲットである先行車
両と自車との相対速度がマイナスになるに従い、即ち、
ロスト時に先行車両との距離が近づいていた場合に大き
くなり、相対速度がプラスになるに従い、即ち、先行車
両との距離が離れつつあった場合には小さくなる。これ
は相対速度マイナスの場合、即ち、ターゲットである先
行車両との車間距離が縮まっているときにロストした場
合、先行車両が近づいてくるので、即時ターゲット認識
定数Bを大きめにとって即時にターゲットであるかどう
か判別し認識できるようにし、逆に相対速度がプラスの
場合は先行車両が離れてゆくため、車間距離制御状態に
入るまで余裕があり危険度が低いので、Bの値を小さく
する。このように定数Aと同様に危険度に応じて定数B
を可変とする。即時ターゲット認識定数A及びBが決定
されると他のロジックを経て再びS2に戻り、条件が変
わりS2でレーダで検知中であると判断された場合(S
2)、S5及びS6でこの定数が用いられる。一方、S
8でロスト初回でないと判断されると(No)、即ち、
図4でいえばt2 <t<t3 の間である場合、ロストと
判定される(S11)。
【0014】また、S3において、レーダでの検知が初
回でない(No)と判断されると、即ち、図4でいえば
t3 <t≦t4 の間である場合、捕らえた物体がターゲ
ットであるかどうか判定中であるか判断される(S1
2)。Yesであれば、即ち、S5あるいはS6におい
てNoと判断されていれば、モデルによるディレー時間
d が経過したかどうか判断される(S13)。これは
従来のターゲット認識方法と同様に、S4で決定された
モデルによるディレー時間td 経過後にターゲットであ
るかどうか判定するためである。Yesであれば、ター
ゲットであるかどうか判定される(S14)。S12に
おいてNoであれば、ターゲットであるかどうか判定済
であるため他のロジックを経てS2に戻る。また、S1
3においてNoであればディレー時間が経過していない
ため、カウントダウンが行われる(S15)。
【0015】図8は本発明のターゲット認識方法の別の
実施形態のフローチャートである。図5のフローチャー
トと異なるのは、即時にターゲットであると認識するた
めのステップとして、S5の次にS5−1を、S6の次
にS6−1をそれぞれ挿入したことであり、その他の部
分は図5のフローチャートと同じである。S5−1につ
いて説明すると、図5のフローチャートではS5におい
て|r2−r3 |≦Aの条件を満たす場合、即ち、ター
ゲットをロストした時の自車とターゲットとの距離r2
と再びターゲットと思われる物体を捕らえた時の物体と
の距離r3 の差が即時ターゲット認識定数より小さい場
合には、ターゲットとして前回捕らえていた先行車両と
同じ物体と判断し、ターゲットとして認識していた。し
かし、ターゲットとしての先行車両をロストした時の自
車とターゲットとの距離r2 は、自車とターゲットとの
間に相対速度を有していた場合には再びターゲットであ
った先行車両を捕らえた時には変化しているはずであ
り、単にr2 とr3 を比較するよりt2 とt3 の間に変
化したであろう自車とターゲットであった先行車両と自
車との時点t3 において想定される距離をr3 と比較す
る方がより正確に判断できる。そこで、S5−1におい
ては|r2 +Vr2 (t2 −t3)−r3 |≦Aかどう
か判断する。
【0016】S6−1について説明すると、図5のフロ
ーチャートではS6において|Vr 2 −Vr3 |≦Bの
条件を満たす場合、即ち、ターゲットをロストした時の
自車とターゲットとの相対速度Vr2 と再び物体を捕ら
えた時の自車と物体との相対速度Vr3 の差が即時ター
ゲット認識定数Bより小さい場合には、ターゲットとし
て前回捕らえていた先行車両と同じ物体と判断し、ター
ゲットとして即時に認識していた。しかし、物体をロス
トした時の自車と物体との相対速度Vr2 は、相対速度
が変化している場合は再び物体を捕らえた時には変化し
ているはずであり、単にVr2 とVr3 を比較するより
t2 とt3 の間に変化したであろう自車と物体との相対
速度をVr3 と比較する方がより正確に判断できる。そ
こで、S6−1においては|Vr2 +dVr/dt・
(t2 −t3 )−Vr3 |≦Bかどうか判断する。
【0017】上記フローチャートでは、判定の結果いず
れの場合も所定値以下である場合、即時にターゲットで
あると認識しているが、確認のため、判定の結果がいず
れも所定値以下である場合でも、再度異同じ判定を所定
回数行い、同じ判定結果であった場合、前記物体を即時
にターゲットと認識することもできる。また、ロスト期
間があまり長い場合は、上記フローチャートのように距
離や相対速度を比較しても意味はなくなってしまうの
で、ロスト期間が一定の期間内である時のみ、上記判定
による即時ターゲット認識を有効とすることもできる。
【0018】
【発明の効果】本発明においては、ロスト時と再び物体
を捕らえた時の距離や相対速度を比較し、その差が所定
の値以下であった場合、即時にターゲットと認識してい
るので、車間距離制御開始までのディレー時間を短縮す
ることができ、このシステムの安全性を向上することが
できる。また、距離だけでなく相対速度によっても判定
し、さらに、レーダが再び物体を捕らえた時のロストし
たターゲットと自車との想定される距離又は相対速度を
比較の対象としているので、より正確にターゲットであ
るかどうか認識することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車間距離制御システムにおけるターゲ
ット認識方法のためのシステム構成を示す図である。
【図2】走行路がカーブの場合、ヨーレートセンサとス
テアリングセンサによりレーダのビームをどのように振
るかを説明するための図である。
【図3】従来のターゲット認識方法について説明するた
めの図である。
【図4】本発明ターゲット認識方法を説明するための図
である。
【図5】本発明のターゲット認識方法の実施形態のフロ
ーチャートである。
【図6】ターゲットとの距離と即時ターゲット認識定数
Aとの関係を表すグラフである。
【図7】相対速度と即時ターゲット認識定数Bとの関係
を表すグラフである。
【図8】本発明のターゲット認識方法の別の実施形態の
フローチャートである。
【符号の説明】
1…ICC−ECU 2…信号処理ECU 3…レーダ 4…ヨーレートセンサ 5…車速センサ 6…ステアリングセンサ 7…スイッチ入力 8…ビームステアモータ 9…スロットルアクチュエータ 10…O/Dカット 11…ブレーキアクチュエータ 12…ブザー 13…ディスプレー m…自車 n…他車 b…ビーム

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定の車間距離を保持して先行車両に追
    従して走行するよう制御する車間距離制御システムにお
    いて、ターゲットとして追従していた先行車両をロスト
    した場合、ロスト時のターゲットと自車との距離を記憶
    しておき、レーダが再び物体を捕らえた時、該物体と自
    車との距離とロスト時のターゲットと自車との距離を比
    較し、その差が所定値以下であるかどうか判定し、所定
    値以下の場合、該物体を即時にターゲットと認識する、
    車間距離制御システムにおけるターゲット認識方法。
  2. 【請求項2】 一定の車間距離を保持して先行車両に追
    従して走行するよう制御する車間距離制御システムにお
    いて、ターゲットとして追従していた先行車両をロスト
    した場合、ロスト時のターゲットと自車との相対速度を
    記憶しておき、レーダが再び物体を捕らえた時、該物体
    と自車との相対速度とロスト時のターゲットと自車との
    相対速度を比較し、その差が所定値以下であるかどうか
    判定し、所定値以下の場合、該物体を即時にターゲット
    と認識する、車間距離制御システムにおけるターゲット
    認識方法。
  3. 【請求項3】 一定の車間距離を保持して先行車両に追
    従して走行するよう制御する車間距離制御システムにお
    いて、ターゲットとして追従していた先行車両をロスト
    した場合、ロスト時のターゲットと自車との距離及び相
    対速度を記憶しておき、レーダが再び物体を捕らえた
    時、該物体と自車との距離とロスト時のターゲットと自
    車との距離を比較し、その差が所定値以下であるかどう
    か判定し、所定値以下の場合、該物体と自車との相対速
    度とロスト時のターゲットと自車との相対速度を比較
    し、その差が所定値以下であるかどうか判定し、所定値
    以下の場合、該物体を即時にターゲットと認識する、車
    間距離制御システムにおけるターゲット認識方法。
  4. 【請求項4】 前記距離の差が所定値以下の場合、前記
    物体と自車との距離とレーダが再び該物体を捕らえた時
    の想定される前記ターゲットと自車との距離を比較し、
    その差が所定値以下であるかどうか判定し、所定値以下
    の場合、該物体を即時にターゲットと認識する、請求項
    1に記載の車間距離制御システムにおけるターゲット認
    識方法。
  5. 【請求項5】 前記相対速度の差が所定値以下の場合、
    前記物体と自車との相対速度とレーダが再び該物体を捕
    らえた時の想定される前記ターゲットと自車との相対速
    度を比較し、その差が所定値以下であるかどうか判定
    し、所定値以下の場合、該物体を即時にターゲットと認
    識する、請求項2に記載の車間距離制御システムにおけ
    るターゲット認識方法。
  6. 【請求項6】 一定の車間距離を保持して先行車両に追
    従して走行するよう制御する車間距離制御システムにお
    いて、ターゲットとして追従していた先行車両をロスト
    した場合、ロスト時のターゲットと自車との距離及び相
    対速度を記憶しておき、レーダが再び物体を捕らえた
    時、該物体と自車との距離とロスト時のターゲットと自
    車との距離を比較し、該距離の差が所定値以下の場合、
    該物体と自車との距離とレーダが再び該物体を捕らえた
    時の想定される前記ターゲットと自車との距離を比較
    し、その差が所定値以下であるかどうか判定し、所定値
    以下の場合、さらに該物体と自車との相対速度とロスト
    時のターゲットと自車との相対速度を比較し、相対速度
    の差が所定値以下の場合、該物体と自車との相対速度と
    レーダが再び該物体を捕らえた時の想定される前記ター
    ゲットと自車との相対速度を比較し、その差が所定値以
    下であるかどうか判定し、所定値以下の場合、該物体を
    即時にターゲットと認識する、車間距離制御システムに
    おけるターゲット認識方法。
  7. 【請求項7】 ロスト時のターゲットと自車との距離又
    は相対速度に応じて、前記所定値を変化させる、請求項
    1から6のいずれか1項に記載の車間距離制御システム
    におけるターゲット認識方法。
  8. 【請求項8】 前記判定の結果、いずれの場合も所定値
    以下であると判定された場合でも、さらに同じ判定を所
    定回数行い、同じ判定結果であった場合、前記物体を即
    時にターゲットと認識する、請求項1から7のいずれか
    1項に記載の車間距離制御システムにおけるターゲット
    認識方法。
  9. 【請求項9】 ロスト期間が一定の期間内である時の
    み、前記判定による即時ターゲット認識を有効とする、
    請求項1から8のいずれか1項に記載の車間距離制御シ
    ステムにおけるターゲット認識方法。
  10. 【請求項10】 前記判定の結果、いずれの場合も所定
    値以下でないと判定された場合、モデルによるディレー
    時間経過後にターゲットであるかどうか判定する、請求
    項1から7のいずれか1項に記載の車間距離制御システ
    ムにおけるターゲット認識方法。
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