JPH1183890A - 回転方向検出装置 - Google Patents
回転方向検出装置Info
- Publication number
- JPH1183890A JPH1183890A JP24427597A JP24427597A JPH1183890A JP H1183890 A JPH1183890 A JP H1183890A JP 24427597 A JP24427597 A JP 24427597A JP 24427597 A JP24427597 A JP 24427597A JP H1183890 A JPH1183890 A JP H1183890A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- detection target
- teeth
- rotation direction
- magnetic field
- sides
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Indicating Or Recording The Presence, Absence, Or Direction Of Movement (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 1組のMREブリッジによって正確に回転方
向を検出することができる回転方向検出装置を提供す
る。 【解決手段】 ギア4の歯5の形状をほぼ台形形状と
し、この台形形状を構成する2つの斜辺の一辺の勾配を
急にし、他の辺の勾配を緩やかにする。これにより、M
REブリッジを構成するMRE1、2からの出力波形を
鋸歯状のものにすることができるため、この出力波形を
高低2レベルのしきい値にて2値化したときに、2値化
した信号の「HI」のデューティーと「LOW」のデュ
ーティーが異なった値となる。この「HI」、「LO
W」のデューティーがギア4の正転時と逆転時とで反転
するため、2値化された信号のデューティーに基づいて
ギア4の回転方向を検出することができる。
向を検出することができる回転方向検出装置を提供す
る。 【解決手段】 ギア4の歯5の形状をほぼ台形形状と
し、この台形形状を構成する2つの斜辺の一辺の勾配を
急にし、他の辺の勾配を緩やかにする。これにより、M
REブリッジを構成するMRE1、2からの出力波形を
鋸歯状のものにすることができるため、この出力波形を
高低2レベルのしきい値にて2値化したときに、2値化
した信号の「HI」のデューティーと「LOW」のデュ
ーティーが異なった値となる。この「HI」、「LO
W」のデューティーがギア4の正転時と逆転時とで反転
するため、2値化された信号のデューティーに基づいて
ギア4の回転方向を検出することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バイアス磁界の方
向変化に基づき抵抗値を変化させる磁気抵抗素子(以
下、MREという)を用いて回転方向の検出を行う回転
方向検出装置に関し、DCモータの回転方向検出センサ
若しくは車輪速度を検出するABS制御用車輪速度セン
サに用いて好適である。
向変化に基づき抵抗値を変化させる磁気抵抗素子(以
下、MREという)を用いて回転方向の検出を行う回転
方向検出装置に関し、DCモータの回転方向検出センサ
若しくは車輪速度を検出するABS制御用車輪速度セン
サに用いて好適である。
【0002】
【従来の技術】従来、MREを用いて回転方向を検出で
きる装置として特開平3−195970号公報に示され
るものがある。この公報に記載の装置は、検出対象であ
るギアの山に対して、2組のMREブリッジを位相をず
らして配置することで、MREからの2つの信号に位相
差を生じさせ、いずれの信号が先に変化を起こすか検出
することによって回転方向を検出している。
きる装置として特開平3−195970号公報に示され
るものがある。この公報に記載の装置は、検出対象であ
るギアの山に対して、2組のMREブリッジを位相をず
らして配置することで、MREからの2つの信号に位相
差を生じさせ、いずれの信号が先に変化を起こすか検出
することによって回転方向を検出している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、2組の
MREブリッジが必要であること、またMREブリッジ
からの信号処理を行う回路も2組必要であり、この信号
処理回路に信号を伝達するワイヤ等も2本必要となるこ
と、さらに2組のMREブリッジを配置しなければなら
ないためにMREブリッジを配置する回路の形状が大き
くなってしまうこと等によって、装置全体がコストアッ
プしてしまうという問題がある。
MREブリッジが必要であること、またMREブリッジ
からの信号処理を行う回路も2組必要であり、この信号
処理回路に信号を伝達するワイヤ等も2本必要となるこ
と、さらに2組のMREブリッジを配置しなければなら
ないためにMREブリッジを配置する回路の形状が大き
くなってしまうこと等によって、装置全体がコストアッ
プしてしまうという問題がある。
【0004】本発明は上記問題に鑑みてなされ、1組の
MREブリッジによって正確に回転方向を検出すること
ができる回転方向検出装置を提供することを目的とす
る。
MREブリッジによって正確に回転方向を検出すること
ができる回転方向検出装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、以下の技術的手段を採用する。請求項1に記載の発
明においては、被検出対象(4)に設けられた歯(5)
は、被検出対象(4)の回転軸に平行な2辺を有してい
ると共に、この2辺のうち前記回転軸から近い側の辺が
遠い側の辺よりも長いほぼ台形形状を成しており、当該
台形形状を形成する4辺のうちの平行な2辺とは異なる
2つの斜辺において、斜辺の1辺の勾配が他の一辺の勾
配よりも急になっていることを特徴としている。
め、以下の技術的手段を採用する。請求項1に記載の発
明においては、被検出対象(4)に設けられた歯(5)
は、被検出対象(4)の回転軸に平行な2辺を有してい
ると共に、この2辺のうち前記回転軸から近い側の辺が
遠い側の辺よりも長いほぼ台形形状を成しており、当該
台形形状を形成する4辺のうちの平行な2辺とは異なる
2つの斜辺において、斜辺の1辺の勾配が他の一辺の勾
配よりも急になっていることを特徴としている。
【0006】このように、被検出対象(4)の歯(5)
を被検出対象(4)の回転軸に平行な2辺を有する台形
形状とし、平行ではない2辺となる斜辺のうちの一辺の
勾配が他の一辺の勾配よりも急にすれば、換言すれば等
脚台形ではない形状とすれば、磁気抵抗素子(1、2)
ブリッジからの出力波形を鋸歯状のものにすることがで
きる。このため、この鋸歯状の出力波形を高低2レベル
のしきい値にて2値化したときに、2値化した信号の
「HI」のデューティーと「LOW」のデューティーが
異なったものとなる。
を被検出対象(4)の回転軸に平行な2辺を有する台形
形状とし、平行ではない2辺となる斜辺のうちの一辺の
勾配が他の一辺の勾配よりも急にすれば、換言すれば等
脚台形ではない形状とすれば、磁気抵抗素子(1、2)
ブリッジからの出力波形を鋸歯状のものにすることがで
きる。このため、この鋸歯状の出力波形を高低2レベル
のしきい値にて2値化したときに、2値化した信号の
「HI」のデューティーと「LOW」のデューティーが
異なったものとなる。
【0007】この「HI」、「LOW」のデューティー
は被検出対象(4)の正転時と逆転時とで反転するた
め、2値化された信号のデューティーに基づいて被検出
対象(4)の回転方向を検出することができる。このよ
うに、磁気抵抗素子ブリッジが1組であっても、被検出
対象(4)の歯(5)を等脚台形ではない台形形状とす
ることで、磁気抵抗ブリッジからの出力波形を鋸歯状に
できるため、この鋸歯状の出力波形を2値化した信号の
デューティーに基づいて被検出対象(4)の回転方向を
正確に検出することができる。
は被検出対象(4)の正転時と逆転時とで反転するた
め、2値化された信号のデューティーに基づいて被検出
対象(4)の回転方向を検出することができる。このよ
うに、磁気抵抗素子ブリッジが1組であっても、被検出
対象(4)の歯(5)を等脚台形ではない台形形状とす
ることで、磁気抵抗ブリッジからの出力波形を鋸歯状に
できるため、この鋸歯状の出力波形を2値化した信号の
デューティーに基づいて被検出対象(4)の回転方向を
正確に検出することができる。
【0008】なお、請求項2に示すように、台形形状を
形成する4辺のうちの前記平行な2辺とは異なる2つの
斜辺において、斜辺の1辺の長さが他の一辺の長さより
も長くすることで請求項1と同様の効果を得ることがで
きる。また、請求項3に示すように、被検出対象(4)
に設けられた歯(5)の凹凸の凹部と凸部とを結ぶ2本
の斜線の勾配が互いに異なっているようにすれば、歯
(5)の凹凸の凹部と凸部とを結ぶ2本の斜線の勾配が
互いに異なっているため、磁気抵抗素子ブリッジ(1、
2)からの出力において、出力が大きくなる際の勾配と
出力が小さくなる際の勾配とが異なるようになる。この
ような出力信号を磁気抵抗素子ブリッジ(1、2)の出
力信号に基づき生成される高低の2つのレベルのしきい
値にて比較して2値化し、さらにこの2値化信号のデュ
ーティーを検出することにより、被検出対象(4)の正
転と逆転とを検出することができる。
形成する4辺のうちの前記平行な2辺とは異なる2つの
斜辺において、斜辺の1辺の長さが他の一辺の長さより
も長くすることで請求項1と同様の効果を得ることがで
きる。また、請求項3に示すように、被検出対象(4)
に設けられた歯(5)の凹凸の凹部と凸部とを結ぶ2本
の斜線の勾配が互いに異なっているようにすれば、歯
(5)の凹凸の凹部と凸部とを結ぶ2本の斜線の勾配が
互いに異なっているため、磁気抵抗素子ブリッジ(1、
2)からの出力において、出力が大きくなる際の勾配と
出力が小さくなる際の勾配とが異なるようになる。この
ような出力信号を磁気抵抗素子ブリッジ(1、2)の出
力信号に基づき生成される高低の2つのレベルのしきい
値にて比較して2値化し、さらにこの2値化信号のデュ
ーティーを検出することにより、被検出対象(4)の正
転と逆転とを検出することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に従って説明する。図1に、本実施形態における回転
方向検出装置の全体を示す概略図を示す。図1に示すよ
うに、回転方向検出装置は、例えばDCモータの回転に
対応した信号を生成するものであって、DCモータの運
転に伴うギア(被検出対象)4と、このギア4の回転を
検出するセンサ部と、該センサ部の出力波形を波形成形
する信号処理部とを備えて構成されている。
面に従って説明する。図1に、本実施形態における回転
方向検出装置の全体を示す概略図を示す。図1に示すよ
うに、回転方向検出装置は、例えばDCモータの回転に
対応した信号を生成するものであって、DCモータの運
転に伴うギア(被検出対象)4と、このギア4の回転を
検出するセンサ部と、該センサ部の出力波形を波形成形
する信号処理部とを備えて構成されている。
【0010】センサ部は、1組のMREブリッジを構成
するMRE1、2と、MRE1、2に対して所定の磁界
を発生させるバイアス磁石3とを備えている。バイアス
磁石3は、永久磁石から成り、一面側がN極に着磁され
ていると共に他面側がS極に着磁されており、着磁面3
aに対してほぼ垂直方向にバイアス磁界を発生してい
る。MRE1、2は図示しない基板に蒸着されており、
バイアス磁石3の発生するバイアス磁界方向と同一面内
において、その磁界方向に対してそれぞれほぼプラス、
マイナス45度で一対配置されている。
するMRE1、2と、MRE1、2に対して所定の磁界
を発生させるバイアス磁石3とを備えている。バイアス
磁石3は、永久磁石から成り、一面側がN極に着磁され
ていると共に他面側がS極に着磁されており、着磁面3
aに対してほぼ垂直方向にバイアス磁界を発生してい
る。MRE1、2は図示しない基板に蒸着されており、
バイアス磁石3の発生するバイアス磁界方向と同一面内
において、その磁界方向に対してそれぞれほぼプラス、
マイナス45度で一対配置されている。
【0011】また、MRE1、2の両端には定電圧VC
Cが印加されており、MRE1、2の中点電圧がセンサ
出力として取り出される(以下、この電圧をMRE出力
という)。このMRE1、2は、図中に示すバイアス磁
界の磁気ベクトルBの変化(角度θ)に応じて抵抗値を
変化させるため、MRE出力はギア4の歯5の位置に応
じた信号となる。
Cが印加されており、MRE1、2の中点電圧がセンサ
出力として取り出される(以下、この電圧をMRE出力
という)。このMRE1、2は、図中に示すバイアス磁
界の磁気ベクトルBの変化(角度θ)に応じて抵抗値を
変化させるため、MRE出力はギア4の歯5の位置に応
じた信号となる。
【0012】なお、ここに示すバイアス磁石3は中空形
状を成しており、基板はバイアス磁石3内を貫通するよ
うに配置されているが、バイアス磁石3は中空形状でな
くともよく、基板の表面、裏面に配置してもよい。一
方、被検出対象となるギア4は磁性材料からなり、図2
の模式図に示すように、ギア4には多数の歯5が連続的
に設けられている。MRE1、2は、この歯5に対向す
るように配置されている。ギア4の歯5は、略台形形状
で形成されている。ただし、歯5は、等脚台形ではな
く、斜辺の一辺の勾配が急であり、斜辺の他の一辺の勾
配が緩やかであるような台形形状で形成されている。つ
まり、斜辺同志の長さが異なり、一辺が他の一辺よりも
長くなるようになっている。そして、図2の矢印に示す
ようにギア4は正逆回転を行い、回転方向検出装置はギ
ア4の回転が正転か逆転かの検出を行う。
状を成しており、基板はバイアス磁石3内を貫通するよ
うに配置されているが、バイアス磁石3は中空形状でな
くともよく、基板の表面、裏面に配置してもよい。一
方、被検出対象となるギア4は磁性材料からなり、図2
の模式図に示すように、ギア4には多数の歯5が連続的
に設けられている。MRE1、2は、この歯5に対向す
るように配置されている。ギア4の歯5は、略台形形状
で形成されている。ただし、歯5は、等脚台形ではな
く、斜辺の一辺の勾配が急であり、斜辺の他の一辺の勾
配が緩やかであるような台形形状で形成されている。つ
まり、斜辺同志の長さが異なり、一辺が他の一辺よりも
長くなるようになっている。そして、図2の矢印に示す
ようにギア4は正逆回転を行い、回転方向検出装置はギ
ア4の回転が正転か逆転かの検出を行う。
【0013】信号処理部は、増幅器6を介して入力され
るMRE出力を2値化してパルス信号に変換する部分で
あり、比較器7、正転、逆転判定回路8及びしきい値設
定回路9とを備えている。MRE出力は、増幅器6を介
して比較器7の反転入力端子に入力され、しきい値設定
回路9にて設定される所定のしきい値VTH1、VTH
2で2値化されるようになっている。しきい値設定回路
9では、MRE出力のピーク値(最高値)とボトム値
(最低値)とを両値の電位差に応じて所定割合(又は所
定値)ずれた値を第1しきい値VTH1、第2しきい値
VTH2としている。そして、比較器7でMRE出力を
2値化することによって、ギア4の回転方向に応じたデ
ューティーを有する信号が得られる。比較器7の出力
は、正転、反転判定回路8に入力され、比較器7による
2値化信号に基づいて正転、逆転判定回路8がギア4の
回転方向を検出するようになっている。
るMRE出力を2値化してパルス信号に変換する部分で
あり、比較器7、正転、逆転判定回路8及びしきい値設
定回路9とを備えている。MRE出力は、増幅器6を介
して比較器7の反転入力端子に入力され、しきい値設定
回路9にて設定される所定のしきい値VTH1、VTH
2で2値化されるようになっている。しきい値設定回路
9では、MRE出力のピーク値(最高値)とボトム値
(最低値)とを両値の電位差に応じて所定割合(又は所
定値)ずれた値を第1しきい値VTH1、第2しきい値
VTH2としている。そして、比較器7でMRE出力を
2値化することによって、ギア4の回転方向に応じたデ
ューティーを有する信号が得られる。比較器7の出力
は、正転、反転判定回路8に入力され、比較器7による
2値化信号に基づいて正転、逆転判定回路8がギア4の
回転方向を検出するようになっている。
【0014】ここで、前記しきい値設定回路9について
詳述する。増幅器6を通過したMRE出力は、しきい値
設定回路9内のピークホールド回路10及びボトムホー
ルド回路11に入力される。抵抗12〜15は直列に接
続されており、これら抵抗12〜15の両端にピークホ
ールド回路10及びボトムホールド回路11の出力電圧
が印加される。なお、ピークホールド回路10及びボト
ムホールド回路11は、これらの差電圧が比較器7の出
力の所定割合(例えば、3/4)になるまで、MRE出
力に追従し、前記所定割合になったときにそれぞれホー
ルドしているピーク値VPとボトム値VBをリセットし
て、またMRE出力に追従するような回路構成になって
いる。
詳述する。増幅器6を通過したMRE出力は、しきい値
設定回路9内のピークホールド回路10及びボトムホー
ルド回路11に入力される。抵抗12〜15は直列に接
続されており、これら抵抗12〜15の両端にピークホ
ールド回路10及びボトムホールド回路11の出力電圧
が印加される。なお、ピークホールド回路10及びボト
ムホールド回路11は、これらの差電圧が比較器7の出
力の所定割合(例えば、3/4)になるまで、MRE出
力に追従し、前記所定割合になったときにそれぞれホー
ルドしているピーク値VPとボトム値VBをリセットし
て、またMRE出力に追従するような回路構成になって
いる。
【0015】抵抗12及び抵抗15、抵抗13及び抵抗
14はそれぞれ同じ抵抗値を有している。抵抗13の両
端と、抵抗14の両端とには、比較器7の信号レベルに
応じて導通又は遮断されるデジタルスイッチ16、17
が接続されている。そして、抵抗13と抵抗14との中
点が比較器7の非反転入力端子に接続されている。比較
器7の出力端子はインバータ18を介してデジタルスイ
ッチ16に接続されると共に、デジタルスイッチ17に
対して直接接続されている。よって、比較器7の出力に
よりデジタルスイッチ16、17のいずれかがONする
ようになっている。
14はそれぞれ同じ抵抗値を有している。抵抗13の両
端と、抵抗14の両端とには、比較器7の信号レベルに
応じて導通又は遮断されるデジタルスイッチ16、17
が接続されている。そして、抵抗13と抵抗14との中
点が比較器7の非反転入力端子に接続されている。比較
器7の出力端子はインバータ18を介してデジタルスイ
ッチ16に接続されると共に、デジタルスイッチ17に
対して直接接続されている。よって、比較器7の出力に
よりデジタルスイッチ16、17のいずれかがONする
ようになっている。
【0016】このしきい値設定回路9によれば、MRE
出力のピーク値VPとボトム値VBとの差により決定さ
れる一定割合の変動値「A(VP−VB):但し、係数
Aは0<A<1」だけ、ピーク値VPよりも低い第1の
しきい値VTH1と、ボトム値VBよりも高い第2のし
きい値VTH2とが得られる。(VTH1=VP−A
(VP−VB)、VTH2=VB+A(VP−V
B))。なお、本実施形態では、抵抗12〜15の抵抗
値を選択して、A=3/4になるようにしている。
出力のピーク値VPとボトム値VBとの差により決定さ
れる一定割合の変動値「A(VP−VB):但し、係数
Aは0<A<1」だけ、ピーク値VPよりも低い第1の
しきい値VTH1と、ボトム値VBよりも高い第2のし
きい値VTH2とが得られる。(VTH1=VP−A
(VP−VB)、VTH2=VB+A(VP−V
B))。なお、本実施形態では、抵抗12〜15の抵抗
値を選択して、A=3/4になるようにしている。
【0017】そして、上述の如く構成された磁気回転検
出装置では、ギア4が回転すると、その回転に伴い、磁
気ベクトルBがギア4の歯5に引かれて振れる。これに
より、MRE1、2は磁気ベクトルBの方向変化に従い
抵抗変化を生じ、一対のMRE1、2はそれぞれ逆相に
作用する。このとき、MRE出力は、後述するように鋸
歯状波形となる。すなわち、ギア4の歯5が、斜辺の一
辺の勾配が急であり、斜辺の他の一辺の勾配が緩やかで
あるような台形形状で形成されているため、MRE出力
が鋸歯状波形となる。
出装置では、ギア4が回転すると、その回転に伴い、磁
気ベクトルBがギア4の歯5に引かれて振れる。これに
より、MRE1、2は磁気ベクトルBの方向変化に従い
抵抗変化を生じ、一対のMRE1、2はそれぞれ逆相に
作用する。このとき、MRE出力は、後述するように鋸
歯状波形となる。すなわち、ギア4の歯5が、斜辺の一
辺の勾配が急であり、斜辺の他の一辺の勾配が緩やかで
あるような台形形状で形成されているため、MRE出力
が鋸歯状波形となる。
【0018】そして、MRE出力がしきい値設定回路9
による2つのしきい値VTH1、VTH2にて比較判定
され、比較器7では2値化信号が出力される。この比較
器7からの出力信号のデューティーに基づいて正転、逆
転判定回路8は、ギア4の正転、逆転に応じた検出信号
を出力するため、この検出信号によりギア4の回転が正
転か逆転かを検出することができる。
による2つのしきい値VTH1、VTH2にて比較判定
され、比較器7では2値化信号が出力される。この比較
器7からの出力信号のデューティーに基づいて正転、逆
転判定回路8は、ギア4の正転、逆転に応じた検出信号
を出力するため、この検出信号によりギア4の回転が正
転か逆転かを検出することができる。
【0019】具体的に、回転方向検出装置によるギア4
の回転方向の検出を、図3に示す回転方向検出の作動フ
ローチャートに基づいて説明する。ギア4の回転に伴
い、バイアス磁石3が発生する磁界の磁気ベクトルBが
変化し、この磁気ベクトルBの変化によってMRE出力
が変化する(ステップ110〜130)。
の回転方向の検出を、図3に示す回転方向検出の作動フ
ローチャートに基づいて説明する。ギア4の回転に伴
い、バイアス磁石3が発生する磁界の磁気ベクトルBが
変化し、この磁気ベクトルBの変化によってMRE出力
が変化する(ステップ110〜130)。
【0020】ここで、このギア4の歯5の形状に対する
磁気ベクトルBの変化を図4(a)、(b)に示し、図
中にそのギア4の歯5の形状に対するMRE出力の信号
波形と共に示す。なお、図4(a)はギア4の正転時に
おける図であり、図4(b)はギア4の逆転時における
図である。図4(a)、(b)の矢印にて示すように、
ギア4の形状に対して磁気ベクトルBが変化し、歯5の
緩やかな斜辺に対してはMRE出力信号は緩やかに変化
して、急な斜辺に対してはMRE出力信号は急に変化す
る。このため、ギア4の正転時には、磁気ベクトルが緩
やかに変化し、その後急に変化する。また、ギア4の反
転時には、磁気ベクトルが急に変化し、その後緩やかに
変化する。従って、MRE出力は、ギア4の正転時と逆
転時共に鋸歯状の信号となり、かつ正転時に対して逆転
時は波形が反転した信号となる。
磁気ベクトルBの変化を図4(a)、(b)に示し、図
中にそのギア4の歯5の形状に対するMRE出力の信号
波形と共に示す。なお、図4(a)はギア4の正転時に
おける図であり、図4(b)はギア4の逆転時における
図である。図4(a)、(b)の矢印にて示すように、
ギア4の形状に対して磁気ベクトルBが変化し、歯5の
緩やかな斜辺に対してはMRE出力信号は緩やかに変化
して、急な斜辺に対してはMRE出力信号は急に変化す
る。このため、ギア4の正転時には、磁気ベクトルが緩
やかに変化し、その後急に変化する。また、ギア4の反
転時には、磁気ベクトルが急に変化し、その後緩やかに
変化する。従って、MRE出力は、ギア4の正転時と逆
転時共に鋸歯状の信号となり、かつ正転時に対して逆転
時は波形が反転した信号となる。
【0021】このように、正転時と逆転時に相応した信
号となったMRE出力が信号処理回路で2値化処理され
る(ステップ140)。すなわち、MRE出力が増幅器
6を介してしきい値設定回路9に入力されると、この増
幅されたMRE出力に基づきピークホールド回路10と
ボトムホールド回路11がそれぞれピーク値VPとボト
ム値VBを検出する。このピーク値VPとボトム値VB
によってしきい値が設定されて、増幅されたMRE出力
が比較器7にて2値化される。
号となったMRE出力が信号処理回路で2値化処理され
る(ステップ140)。すなわち、MRE出力が増幅器
6を介してしきい値設定回路9に入力されると、この増
幅されたMRE出力に基づきピークホールド回路10と
ボトムホールド回路11がそれぞれピーク値VPとボト
ム値VBを検出する。このピーク値VPとボトム値VB
によってしきい値が設定されて、増幅されたMRE出力
が比較器7にて2値化される。
【0022】ここで、図5にてギア4の正転時における
MRE出力を例に挙げ、上記回転方向検出装置の各要素
における出力信号を参照にしつつ、2値化処理について
詳細に説明する。なお、図5中、(a)は増幅されたM
RE出力の波形であり、(b)はピーク値VPの波形で
あり、(c)はボトム値VBの波形であり、(d)は比
較器7の非反転入力端子に入力されるしきい値の波形で
あり、(e)は比較器7の出力信号の波形である。
MRE出力を例に挙げ、上記回転方向検出装置の各要素
における出力信号を参照にしつつ、2値化処理について
詳細に説明する。なお、図5中、(a)は増幅されたM
RE出力の波形であり、(b)はピーク値VPの波形で
あり、(c)はボトム値VBの波形であり、(d)は比
較器7の非反転入力端子に入力されるしきい値の波形で
あり、(e)は比較器7の出力信号の波形である。
【0023】図5(b)、(c)に示すように、増幅さ
れたMRE出力に追従してピークホールド回路10及び
ボトムホールド回路11がそれぞれピーク値VP及びボ
トム値VPをホールドする。従って、これらピーク値V
Pとボトム値VBに基づいて比較器7の非反転入力端子
に入力されるしきい値が図5(d)の波形を示す。この
ため、増幅されたMRE出力は、ピーク値VPとボトム
値VBのそれぞれから増幅されたMRE出力の振幅の1
/4にあたる一定電圧分変化したところでしきい値が切
られ、比較器7で2値化されて図5(e)の波形とな
る。このようにして、増幅されたMRE出力についての
2値化処理がなされる。
れたMRE出力に追従してピークホールド回路10及び
ボトムホールド回路11がそれぞれピーク値VP及びボ
トム値VPをホールドする。従って、これらピーク値V
Pとボトム値VBに基づいて比較器7の非反転入力端子
に入力されるしきい値が図5(d)の波形を示す。この
ため、増幅されたMRE出力は、ピーク値VPとボトム
値VBのそれぞれから増幅されたMRE出力の振幅の1
/4にあたる一定電圧分変化したところでしきい値が切
られ、比較器7で2値化されて図5(e)の波形とな
る。このようにして、増幅されたMRE出力についての
2値化処理がなされる。
【0024】この後、正転、逆転判定回路8にて、2値
化された信号のデューティーに基づいてギア4の回転方
向を検出する(ステップ150〜170)。つまり、図
5(e)の波形のデューティーを見てみると、「HI」
のデューティーが25%、「LOW」のデューティーが
75%のパルス出力になっていることが分かる。すなわ
ち、本実施形態のように、MRE出力の振幅から一定電
圧分変化したところでしきい値を切るようにすると、M
RE出力が鋸歯状波形となっているために、「HI」と
「LOW」のそれぞれのデューティーが鋸歯状波形に応
じて異なった値で出力される。従って、この「HI」と
「LOW」のデューティーは、ギア4の正転時と逆転時
て反転して出力されるため、正転、反転判定回路にて比
較器7の出力のデューティーを検出することによって、
ギア4の回転方向を正確に検出することができる。
化された信号のデューティーに基づいてギア4の回転方
向を検出する(ステップ150〜170)。つまり、図
5(e)の波形のデューティーを見てみると、「HI」
のデューティーが25%、「LOW」のデューティーが
75%のパルス出力になっていることが分かる。すなわ
ち、本実施形態のように、MRE出力の振幅から一定電
圧分変化したところでしきい値を切るようにすると、M
RE出力が鋸歯状波形となっているために、「HI」と
「LOW」のそれぞれのデューティーが鋸歯状波形に応
じて異なった値で出力される。従って、この「HI」と
「LOW」のデューティーは、ギア4の正転時と逆転時
て反転して出力されるため、正転、反転判定回路にて比
較器7の出力のデューティーを検出することによって、
ギア4の回転方向を正確に検出することができる。
【0025】このように、ギア4の歯5の形状を、斜辺
の一辺の勾配が急であり、斜辺の他の一辺の勾配が緩や
かであるような台形形状にすることにより、MRE出力
を高低2レベルのしきい値にて2値化したときに、「H
I」と「LOW」のデューティーがギア4の正転時と逆
転時で反転するようにすることができるため、MRE出
力を2値化した時のデューティーを検出するのみでギア
4の回転方向を検出することができる。従って、1組の
MREブリッジによって正確にギア4の回転方向を検出
することができ、コストダウンを図ることができる。
の一辺の勾配が急であり、斜辺の他の一辺の勾配が緩や
かであるような台形形状にすることにより、MRE出力
を高低2レベルのしきい値にて2値化したときに、「H
I」と「LOW」のデューティーがギア4の正転時と逆
転時で反転するようにすることができるため、MRE出
力を2値化した時のデューティーを検出するのみでギア
4の回転方向を検出することができる。従って、1組の
MREブリッジによって正確にギア4の回転方向を検出
することができ、コストダウンを図ることができる。
【0026】なお、本実施形態においては、「HI」と
「LOW」のデューティーがそれぞれ25%と75%と
なるように、ギア4の歯5の斜辺の勾配を設定している
が、これに限らず、「HI」のデューティーと「LO
W」のデューティーが異なって出力されるような勾配に
設定してあればギア4の回転方向を検出することができ
る。
「LOW」のデューティーがそれぞれ25%と75%と
なるように、ギア4の歯5の斜辺の勾配を設定している
が、これに限らず、「HI」のデューティーと「LO
W」のデューティーが異なって出力されるような勾配に
設定してあればギア4の回転方向を検出することができ
る。
【図1】本発明の一実施形態における回転方向検出回路
の全体を示す概略図である。
の全体を示す概略図である。
【図2】図1におけるギア4を示す模式図である。
【図3】図1における回転方向検出回路の作動を示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図4】ギア4の回転に対するMRE1、2の磁気ベク
トルB、及びMRE出力を示す図である。
トルB、及びMRE出力を示す図である。
【図5】図1における回転方向検出回路の各要素が出力
する波形を示す説明図である。
する波形を示す説明図である。
1、2…MRE(磁気抵抗素子)、3…バイアス磁石、
4…ギア、5…歯、6…増幅器、7…比較器、8…正
転、逆転判定回路、9…しきい値設定回路、10…ピー
クホールド回路、11…ボトムホールド回路、12〜1
5…抵抗、13、17…デジタルスイッチ、18…イン
バータ。
4…ギア、5…歯、6…増幅器、7…比較器、8…正
転、逆転判定回路、9…しきい値設定回路、10…ピー
クホールド回路、11…ボトムホールド回路、12〜1
5…抵抗、13、17…デジタルスイッチ、18…イン
バータ。
Claims (3)
- 【請求項1】 磁性材料からなる複数の歯(5)を有
し、回転する被検出対象(4)と、 着磁面が前記被検出対象(4)の歯(5)に対向し、当
該被検出対象(4)に向けてバイアス磁界を発生するバ
イアス磁石(3)と、 前記バイアス磁界中に配置され、前記バイアス磁石
(3)から被検出対象(4)へのバイアス磁界の状態変
化に応じて抵抗変化を生じる1組の磁気抵抗素子ブリッ
ジ(1、2)と、 前記磁気抵抗素子ブリッジ(1、2)の出力波形を高低
2レベルのしきい値にて2値化すると共に、その2値化
された信号のデューティーに基づき前記検出対象の回転
方向を検出する回転方向検出手段(7〜9)とを備えて
なり、 前記被検出対象(4)に設けられた歯(5)は、前記被
検出対象(4)の回転軸に平行な2辺を有していると共
に、この2辺のうち前記回転軸から近い側の辺が遠い側
の辺よりも長いほぼ台形形状を成しており、当該台形形
状を形成する4辺のうちの前記平行な2辺とは異なる2
つの斜辺において、前記斜辺の1辺の勾配が他の一辺の
勾配よりも急になっていることを特徴とする回転方向検
出装置。 - 【請求項2】 磁性材料からなる複数の歯(5)を有
し、回転する被検出対象(4)と、 着磁面が前記被検出対象(4)の歯(5)に対向し、当
該被検出対象(4)に向けてバイアス磁界を発生するバ
イアス磁石(3)と、 前記バイアス磁界中に配置され、前記バイアス磁石
(3)から被検出対象(4)へのバイアス磁界の状態変
化に応じて抵抗変化を生じる1組の磁気抵抗素子ブリッ
ジ(1、2)と、 前記磁気抵抗素子ブリッジ(1、2)の出力波形を高低
2レベルのしきい値にて2値化すると共に、その2値化
された信号のデューティーに基づき前記検出対象の回転
方向を検出する回転方向検出手段(7〜9)とを備えて
なり、 前記被検出対象(4)に設けられた歯(5)は、前記被
検出対象(4)の回転軸に平行な2辺を有していると共
に、この2辺のうち前記回転軸から近い側の辺が遠い側
の辺よりも長いほぼ台形形状を成しており、当該台形形
状を形成する4辺のうちの前記平行な2辺とは異なる2
つの斜辺において、前記斜辺の1辺の長さが他の一辺の
長さよりも長くなっていることを特徴とする回転方向検
出装置。 - 【請求項3】 磁性材料からなる複数の歯(5)を有
し、回転する被検出対象(4)と、 着磁面が前記被検出対象(4)の歯(5)に対向し、当
該被検出対象(4)に向けてバイアス磁界を発生するバ
イアス磁石(3)と、 前記バイアス磁石(3)から被検出対象(4)へのバイ
アス磁界の状態変化に応じて抵抗変化を生じる1組の磁
気抵抗素子ブリッジ(1、2)と、 前記磁気抵抗素子ブリッジ(1、2)の出力波形に基づ
き高低の2つのレベルのしきい値を生成するしきい値生
成回路(9)と、 前記磁気抵抗素子ブリッジ(1、2)の出力波形を前記
2つのレベルのしきい値にて2値化すると共に、その2
値化された信号のデューティーに基づき前記被検出対象
(4)の回転方向を検出する回転方向検出手段(7〜
9)とを備えており、 前記被検出対象(4)に設けられた歯(5)の凹凸の凹
部と凸部とを結ぶ2本の斜線の勾配が互いに異なってい
ることを特徴とする回転方向検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24427597A JPH1183890A (ja) | 1997-09-09 | 1997-09-09 | 回転方向検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24427597A JPH1183890A (ja) | 1997-09-09 | 1997-09-09 | 回転方向検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1183890A true JPH1183890A (ja) | 1999-03-26 |
Family
ID=17116335
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24427597A Pending JPH1183890A (ja) | 1997-09-09 | 1997-09-09 | 回転方向検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1183890A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005315672A (ja) * | 2004-04-28 | 2005-11-10 | Nsk Ltd | 車両用動き出し検知装置 |
JP2005345192A (ja) * | 2004-06-01 | 2005-12-15 | Advics:Kk | 移動速度検出器及びその検出回路 |
CN106595465A (zh) * | 2016-12-19 | 2017-04-26 | 安徽江淮汽车集团股份有限公司 | 一种检测轮速传感器气隙的方法及系统 |
CN107031538A (zh) * | 2016-12-19 | 2017-08-11 | 安徽江淮汽车集团股份有限公司 | 一种车辆行驶方向识别方法及系统 |
-
1997
- 1997-09-09 JP JP24427597A patent/JPH1183890A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005315672A (ja) * | 2004-04-28 | 2005-11-10 | Nsk Ltd | 車両用動き出し検知装置 |
JP4725030B2 (ja) * | 2004-04-28 | 2011-07-13 | 日本精工株式会社 | 車両用動き出し検知方法 |
JP2005345192A (ja) * | 2004-06-01 | 2005-12-15 | Advics:Kk | 移動速度検出器及びその検出回路 |
CN106595465A (zh) * | 2016-12-19 | 2017-04-26 | 安徽江淮汽车集团股份有限公司 | 一种检测轮速传感器气隙的方法及系统 |
CN107031538A (zh) * | 2016-12-19 | 2017-08-11 | 安徽江淮汽车集团股份有限公司 | 一种车辆行驶方向识别方法及系统 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3368681B2 (ja) | 磁気検出装置 | |
JP4646044B2 (ja) | 磁気検出装置 | |
US8260568B2 (en) | Moving direction detector | |
KR100817668B1 (ko) | 자기 검출 장치 | |
JP2002504672A (ja) | 磁界変化の検出回路 | |
JPH1073452A (ja) | 自動利得制御による通過する磁気物体の検出方法および検出器 | |
US6674279B2 (en) | Variable attenuation circuit for a differential variable reluctance sensor with enhanced initial threshold accuracy | |
US8354840B2 (en) | Magnetic detection device | |
JP3336668B2 (ja) | センサ信号処理装置 | |
JP2746699B2 (ja) | 信号処理回路 | |
JPH1183890A (ja) | 回転方向検出装置 | |
JP2004012168A (ja) | ゼロクロス検出回路 | |
US6954063B2 (en) | Motion detecting device using magnetoresistive unit | |
US7557567B2 (en) | Magnetic detection device | |
JP3846371B2 (ja) | 回転検出装置 | |
US5043660A (en) | Signal processing circuit for movement tracking encoder including positive and negative feedback means to reduce distortion | |
JPS59166812A (ja) | 電動機の一回転検出方式 | |
KR20070054075A (ko) | 자기 검출 장치 | |
TW201945741A (zh) | 零交叉檢測電路以及感測裝置 | |
JPH02189484A (ja) | 磁気センサ | |
JP2006226701A (ja) | 車輪速センサ | |
JP3302864B2 (ja) | モータ回転速度検出回路 | |
JPH10170533A (ja) | 回転検出システム | |
JPH09218053A (ja) | 磁気式エンコーダ装置 | |
JPS6370118A (ja) | 回転数検出回路 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20051207 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20060523 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060720 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20061010 |