JPH1183858A - Mmp−9関連の新規腫瘍特異的抗原 - Google Patents

Mmp−9関連の新規腫瘍特異的抗原

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JPH1183858A
JPH1183858A JP24845797A JP24845797A JPH1183858A JP H1183858 A JPH1183858 A JP H1183858A JP 24845797 A JP24845797 A JP 24845797A JP 24845797 A JP24845797 A JP 24845797A JP H1183858 A JPH1183858 A JP H1183858A
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JP
Japan
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tumor
protein
antibody
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gelatinase
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JP24845797A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Taniguchi
嘉之 谷口
Kyoko Mori
恭子 森
Takeshi Matsuo
雄志 松尾
Yasunori Kihira
安則 紀平
Yoshiko Kihira
佳子 紀平
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Oriental Yeast Co Ltd
Original Assignee
Oriental Yeast Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 腫瘍特異性の高い、新規腫瘍マーカー抗原を
提供し、その検出により、より確実な腫瘍の臨床診断を
可能に使用とする。 【構成】 腫瘍の存在が疑われる組織試料の抽出液を還
元条件下に置き、抗ゼラチナーゼB抗体と反応する分子
量サイズ約74kおよび/または、好ましくは約36k
の蛋白質の存在を、上記抽出液中から検出し、当該蛋白
質が検出される場合に組織試料に腫瘍が存在すると判定
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、癌組織特異的に出
現するタンパク質の検出システム及びその臨床診断への
応用に関する。本発明は、生化学、臨床科学、分析化学
などの分野において重要な役割を果たすものである。
【0002】
【従来の技術】癌の診断には超音波やX線検査で体内の
癌組織を画像としてとらえる方法の他に組織を検体とし
て採取して、色素、抗体等を用いて染色し、その形態の
観察により異常所見を見つけだす病理形態学的方法、腫
瘍マーカーと呼ばれる担癌状態で出現するタンパク質、
糖鎖などの物質を検出する生化学的、免疫学的方法があ
る。
【0003】しかしながら、病理形態学的方法では形態
を観察するために組織を標本に加工したり、形態から腫
瘍の状態を見極めるといった熟練した技能が必要であ
り、誰もが簡単に実施し、客観的に判断することは困難
である。また腫瘍マーカーの検出では、マーカーとなる
それぞれの物質の癌に対する特異性が大きな問題であ
る。非癌細胞には認められず、癌化した細胞だけが産生
する物質は現在のところヒトでは知られておらず、癌化
による腫瘍マーカーの量的な変化により判断される。こ
の際には正常と異常を区別するためのカットオフ値の設
定が重要であり、腫瘍マーカーの測定法間での測定値の
差異などが誤った診断結果につながる可能性もある。ま
た、腎臓など臓器によっては癌化により産生が顕著に変
化する有用な腫瘍マーカーがない場合もある。
【0004】一方、ゼラチナーゼB(MMP−9とも呼
ばれる)に関しては、次のような報告が知られている。
【0005】1)ヒトMMP−9クローンのcDNAを
クローニングしたこと、およびヒトMMP−9の分子サ
イズは92kであること(Wilhelm S. M. et al. (198
9); J. Biol. Chem. 264: 17213-17221); 2)転移能の高い癌細胞では95kDaゼラチナーゼ
(MMP−9)の60kDaゼラチナーゼ(MMP−
2)に対する相対的な分泌量が高いこと(Yamagata, S.
et al (1989) Biochem. Biophys. Res. Commun. 158,
228-234); 3)分子量92000のProMMP−9は分子量83
000の中間体を経て、活性型の分子量67000にな
ること、および、その際N末端とC末端の双方が切断を
受けること(Okada, Y. et al (1992) J. Biol. Chem.
267, 21712-21719); 4)ラット13762腺癌細胞の転移の度合いと血清、
血漿中のProMMP−9のレベルは相関すること(Na
kajima, M. et al (1993) Cancer Research 53, 5802-5
807); 5)肝癌患者の血漿中のMMP−9の免疫測定法による
測定値は肝炎、肝硬変、健常と比べて有意に高いこと
(Hayasaka, A. et al (1996) Hepatorogy 24, 1058-10
62); 6)ゼラチナーゼBは上皮系由来の様々な癌細胞が産生
することが知られているが、リンパ球やマクロファージ
などの炎症細胞もこれを産生すること(中島元夫,実験
医学 1994; 12: 971-979)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の問題点を解決するため、腫瘍特異性の高い、新規腫
瘍マーカー抗原を提供し、その検出により、より確実な
腫瘍の臨床診断を可能にしようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、腫瘍の診断に
用いることができる新規マーカーを提供するために各方
面から鋭意研究した結果、遂に完成されたものであっ
て、腫瘍組織中にマトリックスメタロプロテアーゼの一
種であるゼラチナーゼB(MMP−9とも呼ばれる)に
対するモノクローナル抗体に反応し得る新規抗原が存在
するという発見に基づいている。
【0008】より詳細には、本発明者らは腎癌組織の抽
出物を用い、イムノブロッティングを行うと、抗ゼラチ
ナーゼBモノクローナル抗体に反応する物質は、従来知
られていたゼラチナーゼBの分子サイズ92kの分子種
ではなく、それより小さい約74k及び36kの分子種
であることを見いだした。そして、これらの成分、特に
約36kに相当するバンドは、同じ患者の腎臓の正常組
織部分には少なく、腫瘍部位に多く存在することを見い
だした。
【0009】本発明は上記事実に基づいて腫瘍の診断を
行う。すなわち、従来技術の項において述べたとおり、
ゼラチナーゼBは上皮系由来の様々な癌細胞が産生する
ことが知られているから、腎臓を含む生体の種々の組織
の腫瘍において、抗ゼラチナーゼB抗体と反応する74
k及び/又は36kの蛋白質が存在すると考えられる。
したがって、腫瘍の存在が疑われる組織試料の抽出液を
還元または非還元条件下に置き、抗ゼラチナーゼB抗体
と反応する分子量サイズ約74kおよび/または、好ま
しくは約36kの蛋白質の存在を、上記抽出液中から検
出し、当該蛋白質が検出される場合に組織試料に腫瘍が
存在すると判定することができる。その際、これらの蛋
白質の存在量を同一患者の正常組織中での量と比較して
腫瘍の判定をより確実に行ってもよい。
【0010】上記還元条件とは、電気泳動において蛋白
質試料を還元条件に置く場合の程度の還元条件をいう。
例えば0.1〜20%、好ましくは1〜10%の濃度の
メルカプトエタノールの存在下で、蛋白質を含む試料
を、常温で数分〜数日静置する。または煮沸等の高温下
において還元を短時間で行ってもよい。
【0011】抗ゼラチナーゼB抗体と反応する分子量サ
イズ約74kまたは約36kの蛋白質の検出に用いる抗
体は、ゼラチナーゼBに対して公知の方法で調製した抗
体である。ポリクローナル抗体でもよいが、好ましくは
モノクローナル抗体を用いる。好ましい抗体は、限定す
るわけではないが、例えば富士薬品工業株式会社から、
抗ヒトMMP−9抗体(Anti-hMMP-9, purified IgG)の
商品名(品番F−69)として市販されているものであ
る。この抗体の特性は次の通りである:クローン名 :56−2A4;サブクラス :IgG1;特異性 :ヒトMMP−9と特異的に反応し、ヒトMMP
−1、MMP−2、MMP−3およびMMP−13とは
反応せず、また、モルモットMMP−9とは交差反応す
る;特徴 :ヒトゼラチナーゼB(MMP−9)の626位か
ら644位のアミノ酸配列に相当するC末ドメインのペ
プチドに対するマウス精製モノクローナル抗体である; また、本発明の方法に使用する抗体は、上記分子量サイ
ズ約74kまたは約36kの蛋白質を用い、これに対す
る特異的抗体を常法で調製して用いてもよい。そのため
には、例えば、前記Wilhelm ら(J. Biol. Chem. 264:
17213-17221 (1989))により開示されているヒトゼラチ
ナーゼBをコードするcDNAを用いて、全長のヒトゼ
ラチナーゼBを遺伝子工学技術で製造し、これを還元し
て約74kまたは約36kの蛋白質を得ることが可能と
考えられる。これらの蛋白質を分子量に基づき単離精製
し、これらを別々にまたは混合して適当な動物に免疫す
ることにより、所望の抗体を得ることができる。
【0012】本発明の方法において、分子量サイズ約7
4kまたは約36kの蛋白質の検出は、好ましくは、検
体である生体材料を抗ゼラチナーゼB抗体を用いたイム
ノブロッティングにより行うと容易である。その代わり
に、組織試料中に存在する約74k及び約36kの物質
をこれらに対する特異抗体で、直接または間接的に検出
することによって行ってもよい。
【0013】本発明はさらに、抗ゼラチナーゼB抗体と
反応する分子量サイズ約74k及び36kの物質を組織
試料中に検出するためのイムノブロッティング用キット
も提供する。
【0014】本発明のキットは、参照物質としての分
子量サイズ約74kおよび/または約36kの蛋白質、
および該蛋白質と特異的に反応する抗体、例えば抗ゼ
ラチナーゼBモノクローナル抗体を含んでなる。本発明
のキットは、必要に応じて、電気泳動に必要な、ゲル、
バッファー、分子量マーカー、試料を還元する試薬、イ
ムノブロッティングのための膜、バッファー、ブロッキ
ング液、基質液および蛍光試薬もしくは発色試薬等をさ
らに含んでよく、さらにはキットの説明書や、定量のた
めの標準曲線を含んでもよい。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の方法において組織から電
気泳動の試料を調製するには、好ましくは、組織を鋏で
細切し、緩衝液に懸濁した後ホモジナイザーやブレンダ
ーを用いてさらに破砕する。次に遠心分離により破砕液
の上清を回収し、必要に応じて適当な蛋白濃度に調製す
るために希釈または濃縮を行う。このサンプルにSDS
−PAGE用のサンプルバッファーを添加し、熱処理す
る。SDS−PAGEによりサンプルを分離した後、S
DS−PAGEゲルを転写膜に重ねてブロッティング用
の装置にセットして、通電し、膜に蛋白を転写する。蛋
白が転写された膜をブロッキングし、抗ゼラチナーゼB
抗体を反応させた後、酵素、蛍光物質等で標識された検
出用の二次抗体を反応させる。最後にこの標識物質を検
出し、現れたバンドの分子サイズを確認する。
【0016】次に実施例により本発明をさらに説明す
る。なお、実施例においては、SDS−PAGEを還元
条件下で行った例を示すが、非還元条件下でも同様の結
果を得ている。
【0017】
【実施例】1.腎組織からの分析試料の調製 腎癌患者18例から摘出された腎臓から腫瘍病変部位と
正常部位組織を切り出し、試料とした。予め鋏でそれぞ
れの組織を細切し、その1g(湿重量)に対して、10
mlの10mMトリス−塩酸(pH7.5)−3mM塩化カルシ
ウム−1mM PMSF−0.25Mスクロースまたは水
を加え、ブレンダー及びホモジナイザーで破砕した後、
5000×gで10分間遠心分離して得られた上清を分
析用サンプルとした(PMSFはフェニルメタンスルホ
ニルフルオリドの略である)。
【0018】サンプルの蛋白量はウシ血清アルブミンを
スタンダードとしてBCA法により定量した。
【0019】2.SDS−PAGEおよびイムノブロッ
ティング 分析用サンプルに最終濃度が62.5mMトリス−塩酸
(pH6.8)−2%ドデシル硫酸ナトリウム−5% 2
−メルカプトエタノール−7%グリセロールになるよう
に電気泳動サンプルバッファーを添加し、94℃で3分
間熱処理した。
【0020】ポリアクリルアミドゲル(ゲル濃度10〜
20%)1レーン当たりに熱処理したサンプルの蛋白量
10μg 相当分をチャージして、40mAの定電流で泳
動先端がゲルの下端近くになるまで泳動した。
【0021】泳動終了後、ゲルをガラス板からはずし、
ポリビニリデンフルオライド膜(PVDF膜、ポアサイ
ズ0.45μm ;ミリポア製)と重ね、0.025Mト
リス−0.192Mグリシン−20%メタノールを含む
転写用バッファー中で50Vで1時間、さらに70Vで
1.5時間通電して蛋白質をゲルからPVDF膜に転写
した。
【0022】転写後のPVDF膜をブロッキング溶液
(ブロックエース;大日本製薬製)に浸して1時間ブロ
ッキングし、その後、10mMトリス−塩酸(pH7.5)
−0.15M NaCl−0.05% Tween 2
0 (0.05% Tween−TBS)で膜をよく洗
浄した。
【0023】0.05% Tween−TBSで10μ
g /mlに希釈した抗ゼラチナーゼB(MMP)9モノク
ローナル抗体(富士薬品工業製:品番F−69)の溶液
に浸して1.5時間反応した。さらに0.05%Twe
en−TBSで膜をよく洗浄した。
【0024】次に抗ウサギIgGポリクローナル抗体−
西洋ワサビペルオキシダーゼ標識物を1000倍希釈し
た液に膜を浸し、1時間反応させた。10mM トリス−
塩酸(pH7.5)−0.15M NaClで膜をよく洗
浄した。
【0025】洗浄後、膜を基質液(コニカイムノステイ
ン HPP−1000;コニカ製)に浸し、バンドが適
当な濃さになるまで発色させた。
【0026】3.ザイモグラフィー 各分析試料に終濃度が0.0625M トリス−塩酸
(pH6.8)−2% SDS−7%グリセロールとなる
よう還元剤を含まないSDSサンプルバッファーを添加
した。1mg/mlゼラチンを含むポリアクリルアミドゲル
の各レーンに10μg ずつ試料をチャージし、泳動を行
った。泳動後のゲルを50mMトリス−塩酸(pH7.5,
25℃)−0.1M NaCl−2.5% Trito
n X−100に浸し、室温で60分間静置した。次に
ゲルを50mM トリス−塩酸(7.5,25℃)−10
mM CaCl2 −0.02% NaN3 に浸し、37℃
で約18時間静置して酵素反応を行った。反応後ゲルを
CBB(Coomassie brilliantblue)で染色し、泳動像を
観察した。
【0027】4.結果 イムノブロッティングの典型例として、患者2、14、
15および16の結果を図1に示す。図中、Tは腎臓癌
の患部組織であり、Nは同じ患者の正常部分の腎臓組織
である。同一患者のTとNは隣り合うレーンに結果を示
している。MMP−9は、スタンダードとして用いた9
2kの市販MMP−9標品である。還元条件下でのイム
ノブロッティングの結果、腫瘍部位の組織試料では74
kおよび36kのバンドが強く染色された。これらの分
子サイズはMMP−9のプロ型(92k)と活性型(8
2k)のどちらとも一致しなかった。また、スタンダー
ドとして用いた市販のMMP−9は92k付近に一本の
バンドが認められた。患者18人について、全て同様の
結果が得られた。
【0028】一方、図1と同じ試料を用いて、非還元条
件下でザイモグラフィーを行った結果、正常部位および
腫瘍部位の両方でMMP−9のプロ型に相当すると思わ
れる92kの位置に活性バンドが検出された(図示はし
ていない)。
【0029】以上の結果から、腎癌で強く染色される2
つの成分はMMP−9特異的抗体と反応するが、これま
でに知られているMMP−9分子種とは異なる新規な腫
瘍特異的抗原であると推測される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 還元条件下でのイムノブロッティングの結
果、腫瘍部位の組織試料では74kおよび36kのバン
ドが強く染色されたことを示す、電気泳動の模式図であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 紀平 安則 長野県伊那市伊那部1946 マイタウン伊那 301号室 (72)発明者 紀平 佳子 長野県伊那市伊那部1946 マイタウン伊那 301号室

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 腫瘍の存在が疑われる組織試料の抽出液
    を還元または非還元条件下に置き、抗ゼラチナーゼB抗
    体と反応性を有する分子量サイズ約74kまたは約36
    kの蛋白質の一方または両方の存在を、上記抽出液中か
    ら検出し、当該蛋白質が検出される場合に組織試料に腫
    瘍が存在すると判定することよりなる、組織試料中の腫
    瘍の存在の判定方法。
  2. 【請求項2】 下記の工程: (a) 腫瘍の存在が疑われる組織試料を用意し; (b) 上記試料に含まれる蛋白質を、還元または非還元条
    件下に、SDS−PAGEで泳動分離し; (c) 分離された蛋白質中に、抗ゼラチナーゼB抗体と反
    応性を有する分子量サイズ約74kまたは約36kの蛋
    白質が含まれるかどうかを検出し; (d) 上記蛋白質の少なくとも一方が検出された場合、試
    料組織に腫瘍が存在すると判断する; ことからなる、請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 検出工程(c) が、 工程(b) で分離された蛋白質を含むゲルをイムノブ
    ロッティング膜に重ねて、ゲル中の蛋白質を膜上に転写
    させ; 膜上に転写された蛋白質を抗ゼラチナーゼB抗体と
    反応させ;そして 膜上に、該抗体と反応性を有する分子量サイズ約7
    4kまたは約36kの蛋白質の少なくとも一方が存在す
    るか否かを検出する; ことからなる請求項2の方法。
  4. 【請求項4】 膜上に上記抗体と反応性を有する分子量
    サイズ約74kまたは約36kの蛋白質の少なくとも一
    方が存在するか否かを検出するため、膜上の蛋白質と結
    合した抗ゼラチナーゼB抗体を、該抗体を認識する標識
    二次抗体の結合により検出する、請求項3の方法。
  5. 【請求項5】 二次抗体の標識が、放射線標識、蛍光標
    識、酵素標識である請求項4の方法。
  6. 【請求項6】 腫瘍が腎癌である、請求項1〜5のいず
    れか1項の方法。
JP24845797A 1997-09-12 1997-09-12 Mmp−9関連の新規腫瘍特異的抗原 Pending JPH1183858A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7041787B2 (en) 2000-12-29 2006-05-09 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Design and use of advanced zinc chelating peptides to regulate matrix metalloproteinases

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7041787B2 (en) 2000-12-29 2006-05-09 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Design and use of advanced zinc chelating peptides to regulate matrix metalloproteinases

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