JPH1183852A - 大気中の浮遊微小物質の測定装置及びその測定方法 - Google Patents
大気中の浮遊微小物質の測定装置及びその測定方法Info
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- JPH1183852A JPH1183852A JP23920597A JP23920597A JPH1183852A JP H1183852 A JPH1183852 A JP H1183852A JP 23920597 A JP23920597 A JP 23920597A JP 23920597 A JP23920597 A JP 23920597A JP H1183852 A JPH1183852 A JP H1183852A
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- Investigating, Analyzing Materials By Fluorescence Or Luminescence (AREA)
- Investigating Or Analysing Materials By The Use Of Chemical Reactions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 大気中に浮遊する微小物質(例えば花粉,ダ
ニ,ハウスダスト,粉塵,NOX 等)のアレルゲン量を
測定する大気中の浮遊微小物質の測定装置及びその測定
方法を提供する。 【解決手段】 大気中の浮遊微小物質を捕集し、該捕集
手段で捕集した微小物質を分解させ、該分解した微小片
15と特異的に抗原抗体反応する蛍光抗体標識17を用
い、抗原抗体反応させ、該抗原抗体反応後の蛍光物質を
励起し、蛍光物質の発する蛍光を受光して大気中の微小
物質を検出する。
ニ,ハウスダスト,粉塵,NOX 等)のアレルゲン量を
測定する大気中の浮遊微小物質の測定装置及びその測定
方法を提供する。 【解決手段】 大気中の浮遊微小物質を捕集し、該捕集
手段で捕集した微小物質を分解させ、該分解した微小片
15と特異的に抗原抗体反応する蛍光抗体標識17を用
い、抗原抗体反応させ、該抗原抗体反応後の蛍光物質を
励起し、蛍光物質の発する蛍光を受光して大気中の微小
物質を検出する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大気中に浮遊する
微小物質(例えば花粉,ダニ,ハウスダスト,粉塵,N
OX 等)のアレルゲン量を測定する大気中の浮遊微小物
質の測定装置及びその測定方法に関する。
微小物質(例えば花粉,ダニ,ハウスダスト,粉塵,N
OX 等)のアレルゲン量を測定する大気中の浮遊微小物
質の測定装置及びその測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、空気中の微小浮遊物質(例え
ば花粉,ダニ,ハウスダスト,粉塵,NOX 等)は、環
境に対し近年大きな大きな影響を与えており、特に特定
の季節に発生する花粉は人体に影響を与え、例えばアレ
ルギー性結膜炎等を起こす要因となっている。
ば花粉,ダニ,ハウスダスト,粉塵,NOX 等)は、環
境に対し近年大きな大きな影響を与えており、特に特定
の季節に発生する花粉は人体に影響を与え、例えばアレ
ルギー性結膜炎等を起こす要因となっている。
【0003】近年花粉アレルギーの研究が重ねられてお
り、花粉症の起因物質の中でも特にスギ花粉やヒノキ花
粉に対してアレルギー症状を訴える患者が多く、スギ花
粉特有の抗原や共通の抗原が存在すると推定されてお
り、スギ花粉の抗原を認識するモノクロナール抗体につ
いての提案が先になされている(特開平4−33589
6号公報)。また、当該モノクロナール抗体を用いてフ
ローサイトメトリ法による花粉,ダニ,ハウスダスト等
の空気中の浮遊粒子状物の分析方法が提案されている
(特開平4−335896号公報)。
り、花粉症の起因物質の中でも特にスギ花粉やヒノキ花
粉に対してアレルギー症状を訴える患者が多く、スギ花
粉特有の抗原や共通の抗原が存在すると推定されてお
り、スギ花粉の抗原を認識するモノクロナール抗体につ
いての提案が先になされている(特開平4−33589
6号公報)。また、当該モノクロナール抗体を用いてフ
ローサイトメトリ法による花粉,ダニ,ハウスダスト等
の空気中の浮遊粒子状物の分析方法が提案されている
(特開平4−335896号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしならがら、上述
した方法においては、捕集した1つの花粉に対して、対
応する1つの抗体を結合させて、検出しているが、花粉
の量と花粉症の発生との間のみに必ずしも相関関係があ
るものではなく、近年、花粉が有するアレルゲンの総量
に起因するとの指摘がある。本発明はこのような状況に
鑑み、いわゆる花粉症に対しての予防の見地及びその他
の環境汚染に対して、事前にその花粉等のアレルゲンの
量を簡易・迅速に検知することができる大気中に浮遊す
る微小物質(例えば花粉,ダニ,ハウスダスト,粉塵,
NOX 等)の測定装置及びその測定システムを提供する
ことを課題とする。
した方法においては、捕集した1つの花粉に対して、対
応する1つの抗体を結合させて、検出しているが、花粉
の量と花粉症の発生との間のみに必ずしも相関関係があ
るものではなく、近年、花粉が有するアレルゲンの総量
に起因するとの指摘がある。本発明はこのような状況に
鑑み、いわゆる花粉症に対しての予防の見地及びその他
の環境汚染に対して、事前にその花粉等のアレルゲンの
量を簡易・迅速に検知することができる大気中に浮遊す
る微小物質(例えば花粉,ダニ,ハウスダスト,粉塵,
NOX 等)の測定装置及びその測定システムを提供する
ことを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明の大気中の浮遊微小物質の測定装置は、大気中の浮遊
微小物質を捕集する捕集手段と、該捕集手段で捕集した
微小物質を分解する分解手段と、該分解した微小片と特
異的に抗原抗体反応する蛍光標識抗体を用い、抗原抗体
反応させる手段と、該抗原抗体反応後の蛍光物質を励起
し、蛍光物質の発する蛍光を受光して大気中の微小物質
を検出する検出手段とを具備することを特徴とする。
明の大気中の浮遊微小物質の測定装置は、大気中の浮遊
微小物質を捕集する捕集手段と、該捕集手段で捕集した
微小物質を分解する分解手段と、該分解した微小片と特
異的に抗原抗体反応する蛍光標識抗体を用い、抗原抗体
反応させる手段と、該抗原抗体反応後の蛍光物質を励起
し、蛍光物質の発する蛍光を受光して大気中の微小物質
を検出する検出手段とを具備することを特徴とする。
【0006】上記微小物質の測定装置において、上記分
解手段がアルカリ処理であることを特徴する。
解手段がアルカリ処理であることを特徴する。
【0007】上記微小物質の測定装置において、上記分
解手段が攪拌処理であることを特徴する。
解手段が攪拌処理であることを特徴する。
【0008】本発明の測定方法は、大気中の浮遊微小物
質を捕集し、該捕集した微小物質を分解し、該分解した
微小片と特異的に抗原抗体反応する蛍光標識抗体を用
い、抗原抗体反応させ、該抗原抗体反応後の蛍光物質を
励起し、蛍光物質の発する蛍光を受光して大気中の微小
物質を検出することを特徴とする。
質を捕集し、該捕集した微小物質を分解し、該分解した
微小片と特異的に抗原抗体反応する蛍光標識抗体を用
い、抗原抗体反応させ、該抗原抗体反応後の蛍光物質を
励起し、蛍光物質の発する蛍光を受光して大気中の微小
物質を検出することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の発明を実施する形
態を説明する。
態を説明する。
【0010】本発明は大気中に浮遊する微小物質として
特に花粉等のアレルゲンの量を簡易・迅速に検出するも
のである。 [花粉分解の概要]図1は本発明に係る浮遊微小物質の
分解方法の概略図を示す。図1に示すように、大気中か
ら捕集容器11によって、捕集された微小物質を試験管
12に取り分け、花粉13が沈降した後にその上澄み液
14を除去する。次に、弱アルカリ液15を加えて、所
定時間反応させて、花粉13を分解させ細分化して、そ
の花粉断片15を得る。また、弱アルカリ液を加えた後
に、攪拌機16でホモジナイズして均一にした後、花粉
13を分解させ、その花粉断片13aを得るようにして
もよい。
特に花粉等のアレルゲンの量を簡易・迅速に検出するも
のである。 [花粉分解の概要]図1は本発明に係る浮遊微小物質の
分解方法の概略図を示す。図1に示すように、大気中か
ら捕集容器11によって、捕集された微小物質を試験管
12に取り分け、花粉13が沈降した後にその上澄み液
14を除去する。次に、弱アルカリ液15を加えて、所
定時間反応させて、花粉13を分解させ細分化して、そ
の花粉断片15を得る。また、弱アルカリ液を加えた後
に、攪拌機16でホモジナイズして均一にした後、花粉
13を分解させ、その花粉断片13aを得るようにして
もよい。
【0011】次に、花粉断片と特異的に反応する抗体と
を用いた抗原抗体反応の概要を説明する。
を用いた抗原抗体反応の概要を説明する。
【0012】図2に示すように、試験管12内に浮遊す
る花粉断片13aのアレルゲンであるタンパク質(Cry j
1) と選択的に反応する抗体に蛍光標識を付けた蛍光標
識抗体(FITC-KW-S10: 商品名、興和株式会社製) 17を
試験管12の内部に投入し、恒温器18を用いて、所定
の温度(例えば37℃)で所定時間(例えば30分)反
応させる。反応終了後、洗浄して未反応の蛍光標識抗体
17を除去する。
る花粉断片13aのアレルゲンであるタンパク質(Cry j
1) と選択的に反応する抗体に蛍光標識を付けた蛍光標
識抗体(FITC-KW-S10: 商品名、興和株式会社製) 17を
試験管12の内部に投入し、恒温器18を用いて、所定
の温度(例えば37℃)で所定時間(例えば30分)反
応させる。反応終了後、洗浄して未反応の蛍光標識抗体
17を除去する。
【0013】ここで、花粉断片13aのアレルゲンはそ
の粒径が花粉の粒子の粒径40μmよりも小さいので、
その微粒子と抗体とを選択的に付着させた場合、その蛍
光を受光する感度が低い。よって、感度を向上させるた
め、上記蛍光標識抗体を複数個担体20に付着させてい
る。ここで、上記担体としては、例えばフルオロアパタ
イト,ラテックス,ゼラチン,赤血球,カオリン,ベン
トナイト,ポリアミノ酸及びシリカゲル等のビーズを例
示することができる。このようにして、目的の花粉を粉
砕混合してバラバラにし、花粉が有するアレルゲンを剥
き出しにし、上記蛍光標識抗体17と反応させて反応物
質20を得たのち、後述する検出手段により、空気中に
浮遊する花粉のアレルゲンの総量を計測することができ
る。
の粒径が花粉の粒子の粒径40μmよりも小さいので、
その微粒子と抗体とを選択的に付着させた場合、その蛍
光を受光する感度が低い。よって、感度を向上させるた
め、上記蛍光標識抗体を複数個担体20に付着させてい
る。ここで、上記担体としては、例えばフルオロアパタ
イト,ラテックス,ゼラチン,赤血球,カオリン,ベン
トナイト,ポリアミノ酸及びシリカゲル等のビーズを例
示することができる。このようにして、目的の花粉を粉
砕混合してバラバラにし、花粉が有するアレルゲンを剥
き出しにし、上記蛍光標識抗体17と反応させて反応物
質20を得たのち、後述する検出手段により、空気中に
浮遊する花粉のアレルゲンの総量を計測することができ
る。
【0014】上記蛍光標識抗体13としては、例えばス
ギ花粉,ヒノキ花粉等に選択的に反応するモノクロナー
ル抗体に蛍光物質13aとしてFITC(fluorescein
isothiocyanate),フィコエリスリン(phycoerythrin:
PE) 等を付着させた試薬を挙げることができる。
ギ花粉,ヒノキ花粉等に選択的に反応するモノクロナー
ル抗体に蛍光物質13aとしてFITC(fluorescein
isothiocyanate),フィコエリスリン(phycoerythrin:
PE) 等を付着させた試薬を挙げることができる。
【0015】図4にFITC及びPEの励起スペクトル
と蛍光スペクトルを示す。図4に示すように、FITC
の蛍光スペクトルの最大値は525nm付近(励起波長:
495nm)、PEの蛍光スペクトルの最大値は576
nm付近(励起波長:564,576nm)である。
と蛍光スペクトルを示す。図4に示すように、FITC
の蛍光スペクトルの最大値は525nm付近(励起波長:
495nm)、PEの蛍光スペクトルの最大値は576
nm付近(励起波長:564,576nm)である。
【0016】また、他の蛍光物質としては、例えばトリ
カラー(TRI−COLOR)を挙げることができる。
カラー(TRI−COLOR)を挙げることができる。
【0017】[アレルゲン検出の概要]次に、図3を参
照して、上記捕集された花粉のアレルゲンの検出工程の
概要を説明する。図3に示すように、測定手段は、上記
抗原抗体反応後の微小物質の含有溶液を連続的に通過測
定するためのミクロフローセル(以下「セル」という)
31と、該セル31内の微小物質含有溶液の蛍光物質を
励起するのに必要な波長を有する光源32と、該抗原抗
体反応後の微小物質に付いた蛍光物質の発する蛍光を受
光するための受光素子33と、該受光素子の出力をカウ
ントするカウンタ34とを設けてなるものである。
照して、上記捕集された花粉のアレルゲンの検出工程の
概要を説明する。図3に示すように、測定手段は、上記
抗原抗体反応後の微小物質の含有溶液を連続的に通過測
定するためのミクロフローセル(以下「セル」という)
31と、該セル31内の微小物質含有溶液の蛍光物質を
励起するのに必要な波長を有する光源32と、該抗原抗
体反応後の微小物質に付いた蛍光物質の発する蛍光を受
光するための受光素子33と、該受光素子の出力をカウ
ントするカウンタ34とを設けてなるものである。
【0018】また、図4中、符号36,37はミラー、
38はピンホールスリット、39,40,41は集光レ
ンズ、42はバンドパスフィルタ及び43は視野絞りを
各々図示する。
38はピンホールスリット、39,40,41は集光レ
ンズ、42はバンドパスフィルタ及び43は視野絞りを
各々図示する。
【0019】また、上記セル31は測定部において該測
定部の送液ポンプ35の被測定物の流れ方向と直交する
断面形状が横方向に長く縦方向に短い長方形であり、上
記励起光を照射し横方向に長い正面部から反応物質20
に付いた蛍光物質の発する蛍光を受光素子33により受
光するようにしている。
定部の送液ポンプ35の被測定物の流れ方向と直交する
断面形状が横方向に長く縦方向に短い長方形であり、上
記励起光を照射し横方向に長い正面部から反応物質20
に付いた蛍光物質の発する蛍光を受光素子33により受
光するようにしている。
【0020】また、所望の微小物質が複数の場合には、
上記大気中の浮遊物質手段の種類に応じて特異的に反応
する複数の蛍光標識抗体を用い、上記反応工程において
複数の種類の浮遊物質を測定することができる。この場
合には、図7に示すように、反射光の光路にハーフミラ
ー44,45を設け第1の受光素子33A,第2の受光
素子33B、第1のパルスカウンタ34A,第2のパル
スカウンタ34B及び第1のバンドパスフィルタ42
A,第2のバンドパスフィルタ42Bを設けて二波長検
出することができる。
上記大気中の浮遊物質手段の種類に応じて特異的に反応
する複数の蛍光標識抗体を用い、上記反応工程において
複数の種類の浮遊物質を測定することができる。この場
合には、図7に示すように、反射光の光路にハーフミラ
ー44,45を設け第1の受光素子33A,第2の受光
素子33B、第1のパルスカウンタ34A,第2のパル
スカウンタ34B及び第1のバンドパスフィルタ42
A,第2のバンドパスフィルタ42Bを設けて二波長検
出することができる。
【0021】このように、所定波長のみを通過するフィ
ルタ42A,42Bを用い、複数の受光手段によって、
測定すれば所望の微小物質を検出することができる。
ルタ42A,42Bを用い、複数の受光手段によって、
測定すれば所望の微小物質を検出することができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、大
気中の浮遊微小物質を捕集する捕集手段と、該捕集手段
で捕集した微小物質を分解する分解手段と、該分解した
微小片と特異的に抗原抗体反応する蛍光標識抗体を用
い、抗原抗体反応させる手段と、該抗原抗体反応後の蛍
光物質を励起し、蛍光物質の発する蛍光を受光して大気
中の微小物質を検出する検出手段とを具備するので、直
接的に花粉アレルギーの要因となるアレルゲン量を計測
できる。
気中の浮遊微小物質を捕集する捕集手段と、該捕集手段
で捕集した微小物質を分解する分解手段と、該分解した
微小片と特異的に抗原抗体反応する蛍光標識抗体を用
い、抗原抗体反応させる手段と、該抗原抗体反応後の蛍
光物質を励起し、蛍光物質の発する蛍光を受光して大気
中の微小物質を検出する検出手段とを具備するので、直
接的に花粉アレルギーの要因となるアレルゲン量を計測
できる。
【0023】上記微小物質の測定装置において、上記分
解手段がアルカリ処理するので、均一に分解できる。
解手段がアルカリ処理するので、均一に分解できる。
【0024】上記分解手段が攪拌処理するのでホモジナ
イズされ、より微細なアレルゲンの断片を得ることがで
きる。
イズされ、より微細なアレルゲンの断片を得ることがで
きる。
【0025】本発明方法では、大気中の浮遊微小物質を
捕集し、該捕集した微小物質を分解し、該分解した微小
片と特異的に抗原抗体反応する蛍光標識抗体を用い、抗
原抗体反応させ、該抗原抗体反応後の蛍光物質を励起
し、蛍光物質の発する蛍光を受光して大気中の微小物質
を検出するので、アレルゲンの原因となるアレルゲン量
が簡易に測定することができる。
捕集し、該捕集した微小物質を分解し、該分解した微小
片と特異的に抗原抗体反応する蛍光標識抗体を用い、抗
原抗体反応させ、該抗原抗体反応後の蛍光物質を励起
し、蛍光物質の発する蛍光を受光して大気中の微小物質
を検出するので、アレルゲンの原因となるアレルゲン量
が簡易に測定することができる。
【図1】本発明の反応工程の構成図である。
【図2】本発明の抗原抗体反応の概念図である。
【図3】本発明の他の検出手段の構成図である。
【図4】FITC及びPEの蛍光スペクトルを示す図で
ある。
ある。
11 捕集容器 12 試験管 13 花粉 13a 花粉断片 14 上澄み液 15 弱アルカリ液 16 攪拌機 17 蛍光標識抗体 18 恒温槽 19 担体 20 反応物質 31 ミクロフローセル(セル」) 32 光源 33 受光素子 34 カウンタ 36,37 ミラー 38 ピンホールスリット 39,40,41 集光レンズ 42 バンドパスフィルタ 43 視野絞り
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 遠藤 理枝子 神奈川県横浜市中区錦町12番地 菱日エン ジニアリング株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 大気中の浮遊微小物質を捕集する捕集手
段と、 該捕集手段で捕集した微小物質を分解する分解手段と、 該分解した微小片と特異的に抗原抗体反応する蛍光標識
抗体を用い、抗原抗体反応させる手段と、 該抗原抗体反応後の蛍光物質を励起し、蛍光物質の発す
る蛍光を受光して大気中の微小物質を検出する検出手段
とを具備することを特徴とする大気中の浮遊微小物質の
測定装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の微小物質の測定装置にお
いて、 上記分解手段がアルカリ処理であることを特徴する大気
中の浮遊微小物質の測定装置。 - 【請求項3】 請求項1記載の微小物質の測定装置にお
いて、 上記分解手段が攪拌処理であることを特徴する大気中の
浮遊微小物質の測定装置。 - 【請求項4】 大気中の浮遊微小物質を捕集し、該捕集
した微小物質を分解し、該分解した微小片と特異的に抗
原抗体反応する蛍光標識抗体を用い、抗原抗体反応さ
せ、該抗原抗体反応後の蛍光物質を励起し、蛍光物質の
発する蛍光を受光して大気中の微小物質を検出すること
を特徴とする大気中該捕集した微小物質の測定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23920597A JPH1183852A (ja) | 1997-09-04 | 1997-09-04 | 大気中の浮遊微小物質の測定装置及びその測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23920597A JPH1183852A (ja) | 1997-09-04 | 1997-09-04 | 大気中の浮遊微小物質の測定装置及びその測定方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1183852A true JPH1183852A (ja) | 1999-03-26 |
Family
ID=17041307
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23920597A Withdrawn JPH1183852A (ja) | 1997-09-04 | 1997-09-04 | 大気中の浮遊微小物質の測定装置及びその測定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1183852A (ja) |
-
1997
- 1997-09-04 JP JP23920597A patent/JPH1183852A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20041207 |