JPH1183204A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JPH1183204A
JPH1183204A JP24895797A JP24895797A JPH1183204A JP H1183204 A JPH1183204 A JP H1183204A JP 24895797 A JP24895797 A JP 24895797A JP 24895797 A JP24895797 A JP 24895797A JP H1183204 A JPH1183204 A JP H1183204A
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JP
Japan
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compressor
heat exchanger
accumulator
air conditioner
liquid refrigerant
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Withdrawn
Application number
JP24895797A
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English (en)
Inventor
Shinichi Isozumi
晋一 五十住
Shigeki Ozeki
茂樹 大関
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空気調和機において、元電源が切られたシー
ズンオフ時においても圧縮機内の液面上昇を防止する。 【解決手段】 吸入した冷媒ガスを圧縮処理して室外熱
交換機27または室内熱交換機へと送る圧縮機11と、
圧縮機内の液冷媒を加熱するヒータ12と、圧縮機とヒ
ータとを駆動する元電源14と、圧縮機の吸入側に接続
され液冷媒を貯留するアキュムレータ13と、室外熱交
換機と室内熱交換機とを接続する液側配管15の中間部
分に接続され液冷媒を貯留するレシーバ16とを備えた
空気調和機であって、アキュムレータとレシーバとが連
結配管17で接続され、連結配管に、元電源がオフ状態
のときにアキュムレータからレシーバへ液冷媒を流通可
能にするとともに、元電源がオン状態のときにレシーバ
からアキュムレータへの液冷媒の流通を阻止する逆流防
止機構18が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷媒を循環させて
内外気の熱交換を行う空気調和機に関し、特にシーズン
オフ時における圧縮機内の液面上昇の防止に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、空気調和機において、室内または
室外熱交換機の複数化、運転能力の拡大および配管長の
増大等のため、必要とされる冷媒のチャージ量が大きく
なっているとともに、運転時の負荷に対する必要冷媒量
の変動が大きくなっている。このため、圧縮機にアキュ
ムレータを接続して、該アキュムレータで冷媒の気液分
離を行うとともに、低負荷で運転を行う場合に余剰冷媒
を貯留させる手段が採用されている。
【0003】しかしながら、このような空気調和機にお
いて、圧縮機の停止時に室外および室内熱交換機から冷
媒がアキュムレータに戻るとともに、さらにアキュムレ
ータから圧縮機内に液冷媒が多く戻り、希釈率〔冷媒量
/(潤滑油量+冷媒量)〕が大きくなって圧縮機内の潤
滑油(冷凍機油)が希釈されてしまう現象(いわゆる液
バック)が生じてしまっていた。このため、圧縮機が再
び起動した際に、潤滑油による効果が低下して摺動部分
にかじりや焼付けが生じるおそれがあった。また、圧縮
機内の液冷媒量が増加すると、液面が上昇して圧縮機の
起動時に液圧縮によって圧縮機が壊れるおそれもあっ
た。
【0004】この対策として、例えば、特開平6−30
0370号公報には、アキュムレータ内の液冷媒が圧縮
機に多量に戻ることを防止する技術が提案されている。
【0005】この種の空気調和機における冷媒回路を図
5に示す。この空気調和機は、圧縮機1の吸入側にアキ
ュムレータ2を接続するとともに、該アキュムレータ2
の底部と圧縮機1とをキャピラリチューブ3aを有する
油戻し回路3で接続し、該油戻し回路3の圧縮機1への
接続位置を圧縮機1の冷媒ガス供給管4より下方に配し
た構造とされている。
【0006】これによって、空気調和機の運転時に室内
および室外熱交換機からの液冷媒の戻りが多く、アキュ
ムレータ2内に滞留する液冷媒と潤滑油との混合液Lが
増加した状態で運転を停止した場合でも、キャピラリチ
ューブ3aを有する油戻し回路3によって混合液Lを流
量制御して、アキュムレータ2から圧縮機1への液冷媒
の戻りを制限し、圧縮機1内の潤滑油が液冷媒によって
希釈されてしまうことを防止しようとするものである。
【0007】ところで、圧縮機1の圧縮部1aが停止状
態では、ガス化した冷媒が冷やされて液化するととも
に、圧縮機1内の潤滑油と液冷媒との混合液L中に溶け
込む(いわゆる液寝込み)現象が生じ、液面が上昇して
しまう場合がある。これを防ぐために、圧縮機1のハウ
ジングの下部にヒータ5が設けられ、圧縮部1aが停止
状態にある場合には、ヒータ5に通電して圧縮機1内を
加熱して、液寝込みを防ぐ手段が採用されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の空気調和機には、以下のような課題が残されてい
る。すなわち、圧縮部1aが運転状態にあるとき、また
は圧縮部1aが停止状態であってもヒータ5が通電状態
にある場合には、圧縮機1内部の温度が上昇しているの
で、液冷媒が気化されているが、シーズンオフ時におい
て、圧縮部1aおよびヒータ5を駆動する元電源6がオ
フ状態とされている場合には、圧縮機1内部の温度が低
下し、液寝込みが生じて圧縮機1内の液面が上昇してし
まい、再び運転を開始する際に、液圧縮等によって圧縮
機1が損傷するおそれがあった。また、圧縮機1とアキ
ュムレータ2とは接続されており、冷媒が流通可能とさ
れているが、圧縮部1a停止時には、上述したようにア
キュムレータ2内は室外または室内熱交換機等から戻っ
た冷媒が多量に貯留されるため、圧縮機1内の増量した
液冷媒をアキュムレータ2に送ることができないという
不都合があった。
【0009】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
ので、元電源が切られたシーズンオフ時においても圧縮
機内の液面上昇を防止する空気調和機を提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために以下の構成を採用した。すなわち、請求項
1記載の空気調和機では、吸入した冷媒ガスを圧縮処理
して室外熱交換機または室内熱交換機へと送る圧縮機
と、該圧縮機内の液冷媒を加熱するヒータと、前記圧縮
機と前記ヒータとを駆動する元電源と、前記圧縮機の吸
入側に接続され液冷媒を貯留するアキュムレータと、前
記室外熱交換機と前記室内熱交換機とを接続する液側配
管の中間部分に接続され液冷媒を貯留するレシーバとを
備えた空気調和機であって、前記アキュムレータと前記
レシーバとが連結配管で接続され、該連結配管に、前記
元電源がオフ状態のときにアキュムレータからレシーバ
へ液冷媒を流通可能にするとともに、元電源がオン状態
のときにレシーバからアキュムレータへの液冷媒の流通
を阻止する逆流防止機構が設けられている技術が採用さ
れる。
【0011】また、請求項2記載の空気調和機では、吸
入した冷媒ガスを圧縮処理して室外熱交換機または室内
熱交換機へと送る圧縮機と、該圧縮機内の液冷媒を加熱
するヒータと、前記圧縮機と前記ヒータとを駆動する元
電源と、前記圧縮機の吸入側に接続され液冷媒を貯蔵す
るアキュムレータとを備えた空気調和機であって、前記
アキュムレータと前記室外熱交換機または前記室内熱交
換機とが連結配管で接続され、該連結配管に、前記元電
源がオフ状態のときにアキュムレータから室外熱交換機
または室内熱交換機へ液冷媒を流通可能にするととも
に、元電源がオン状態のときに室外熱交換機または室内
熱交換機からアキュムレータへの液冷媒の流通を阻止す
る逆流防止機構が設けられている技術が採用される。
【0012】これらの空気調和機では、レシーバ、室外
熱交換機または室内熱交換機とアキュムレータとを接続
する連結配管に、元電源がオフ状態のときにアキュムレ
ータからレシーバ、室外熱交換機または室内熱交換機へ
液冷媒を流通可能にするとともに、元電源がオン状態の
ときにレシーバ、室外熱交換機または室内熱交換機から
アキュムレータへの液冷媒の流通を阻止する逆流防止機
構が設けられているので、シーズンオフ時には圧縮機内
の液面上昇が防止されるとともに、再起動時および通常
運転時にはレシーバ、室外熱交換機または室内熱交換機
からアキュムレータを介して液冷媒が圧縮機へ戻ること
が防止される。すなわち、元電源がオフ状態となるシー
ズンオフ時において、液寝込みによって圧縮機内の混合
液量が増えて液面が上昇しようとすると、圧縮機から液
冷媒が流通可能なアキュムレータへと流れ、さらにアキ
ュムレータからレシーバ、室外熱交換機または室内熱交
換機へと流れ込み、圧縮機内の液面上昇が緩和される。
また、元電源をオン状態となる起動時および通常運転時
において、レシーバ、室外熱交換機または室内熱交換機
からアキュムレータへの流通が阻止されているので、高
圧側となるレシーバ、室外熱交換機または室内熱交換機
からアキュムレータを介して液冷媒が圧縮機に逆流する
ことがなく、この場合でも圧縮機内の液面上昇が生じな
い。したがって、請求項1記載の空気調和機では、通
常、冷房時と暖房時との冷媒量に差があるため、余分な
冷媒を貯留する機能を有するレシーバに、さらにアキュ
ムレータの補助としての機能を付加させたものである。
また、請求項2記載の空気調和機では、レシーバが設け
られていない場合に有効であり、室外熱交換機または室
内熱交換機をアキュムレータの補助としても機能させた
ものである。特に、室外熱交換機の場合には、室内熱交
換機に比べて伝熱管の容量が大きく、液冷媒の内容積が
大きいとともに、アキュムレータ等が室外機のユニット
内に設けられるものなので、配管長が短くて済む。この
ように、シーズンオフ時において、レシーバ、室外熱交
換機または室内熱交換機との接続により、アキュムレー
タを大型化せずとも、実質的なアキュムレータの内容積
が増大したことになる。
【0013】請求項3記載の空気調和機では、請求項1
または2記載の空気調和機において、前記逆流防止機構
は、前記アキュムレータからの液冷媒のみを流通させる
逆止弁である技術が採用される。
【0014】また、請求項4記載の空気調和機では、請
求項1または2記載の空気調和機において、逆流防止機
構が元電源がオン状態のときに連結配管の流路を開くと
ともに元電源がオフ状態のときに連結配管の流路を閉じ
る電磁弁である技術が採用される。
【0015】これらの空気調和機では、逆流防止機構が
前記逆止弁または前記電磁弁であるので、比較的簡易な
構造で圧縮機内の液面上昇が防止される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る空気調和機の
第1実施形態を図1を参照しながら説明する。この図に
あって、符号11は圧縮機、12はヒータ、13はアキ
ュムレータ、14は元電源、15は液側配管、16はレ
シーバを示している。
【0017】第1実施形態の空気調和機は、図1に示す
ように、吸入した冷媒ガスを圧縮処理して室外または室
内熱交換機(図示せず)へと送る圧縮機11と、該圧縮
機11内の液冷媒を加熱するヒータ12と、圧縮機11
とヒータ12とを駆動する元電源14と、圧縮機11の
吸入側に接続され室外または室内熱交換機から戻る液冷
媒を貯留するアキュムレータ13と、室外熱交換機と室
内熱交換機とを接続する液側配管15の中間部分に接続
され液冷媒を貯留するレシーバ16とを備えている。ま
た、該レシーバ16とアキュムレータ13とはレシーバ
連結配管17で接続されている。
【0018】さらに、レシーバ連結配管17に、元電源
14がオフ状態のときにアキュムレータ13からレシー
バ16へ液冷媒を流通可能にするとともに、元電源14
がオン状態のときにレシーバ16からアキュムレータ1
3への液冷媒の流通を阻止する逆流防止機構として逆止
弁18が設けられている。すなわち、前記逆止弁18
は、アキュムレータ13からレシーバ16への液冷媒の
みを流通させるものである。
【0019】また前記液側配管15は、放熱凝縮された
液冷媒を流通させるもので、メイン液ラインと呼ばれて
いる。なお、前記室外および室内熱交換機は、暖房運転
時にそれぞれ蒸発器および凝縮器として機能し、冷房運
転時にそれぞれ凝縮器および蒸発器として機能する。
【0020】前記圧縮機11は、ハウジング11aと、
該ハウジング11aの内部上方に設置されるとともに元
電源14に電気的接続され冷媒ガスを圧縮する圧縮部1
1bとを備えている。なお、該圧縮部11bで圧縮処理
された冷媒ガスは、上部配管20を介して室外または室
内熱交換機へのガス側配管21に選択的に冷媒ガスを送
出する四方弁(図示せず)へと送られる。圧縮部11b
の下方、すなわちハウジング11aの内部下方には、潤
滑油と液冷媒との混合液Lが貯留状態とされている。前
記ガス側配管21は、冷媒ガスを流通させるもので、メ
インガスラインと呼ばれている。
【0021】前記ヒータ12は、ハウジング11aの下
部外周に沿って環状に設置され、圧縮部bが停止状態に
ある場合、液寝込みを防止するため圧縮機11内を加熱
して液冷媒を気化させ、冷媒の液化を防ぐものである。
前記アキュムレータ13の上部には、冷媒ガス供給管2
3の一端が接続され、その他端がハウジング11aに接
続されており、アキュムレータ13内で気液分離した冷
媒ガスがアキュムレータ13から圧縮機11へ供給され
るように配されている。さらに、アキュムレータ13の
上部には、室外熱交換機(暖房運転時)または室内熱交
換機(冷房運転時)からの冷媒を四方弁を介してアキュ
ムレータ13に流入させる流入管24が接続されてい
る。
【0022】また、アキュムレータ13の底部には、油
戻し管25の一端が接続され、その他端がハウジング1
1aに接続されている。油戻し管25は、その途中に所
定の流量抵抗を有するキャピラリチューブ25aを備
え、アキュムレータ13内で分離した液冷媒(潤滑油を
含む)を流量制御しながら圧縮機11内に戻すように配
されている。なお、油戻し管25の他端は、冷媒ガス供
給管23の他端位置より下方に配されている。
【0023】前記レシーバ16は、冷房時と暖房時との
冷媒量に差があるため、余分な冷媒を貯留する機能を有
したものであり、一般に比較的規模の大きな空気調和機
に用いられるが、本実施形態では、アキュムレータ13
の補助としての機能も有している。前記レシーバ連結配
管17の一端および他端は、アキュムレータ13および
レシーバ16のそれぞれの所定中間高さに接続されてい
る。
【0024】この空気調和機では、元電源14がオフ状
態となるシーズンオフ時において、液寝込みによって圧
縮機11内の混合液量が増えて液面が上昇しようとする
と、圧縮機11から混合液Lが冷媒ガス供給管23を介
して流通可能なアキュムレータ13へと流れ、さらにア
キュムレータ13からレシーバ16へとレシーバ連結配
管17の逆止弁18を介して流れ込み、圧縮機11内の
液面上昇が緩和される。
【0025】また、元電源14がオン状態となる起動時
および通常運転時において、レシーバ16からアキュム
レータ13への流通が逆止弁18によって阻止されてい
るので、高圧側となるレシーバ16からアキュムレータ
13を介して液冷媒が圧縮機11に逆流することがな
く、この場合でも圧縮機11内の液面上昇が生じない。
したがって、この空気調和機では、余分な冷媒を貯留す
る機能を有するレシーバ16に、さらにアキュムレータ
13の補助としての機能を付加させたものである。
【0026】次に、本発明に係る空気調和機の第2実施
形態を図2を参照しながら説明する。
【0027】第2実施形態と第1実施形態との異なる点
は、第1実施形態の空気調和機では、逆流防止機構とし
てレシーバ連結配管17に逆止弁18を設けているのに
対し、第2実施形態の空気調和機では、図2に示すよう
に、逆流防止機構としてレシーバ連結配管17に電磁弁
26を設けている点である。すなわち、電磁弁26は、
元電源14がオン状態のときにレシーバ連結配管17の
流路を開くとともに元電源14がオフ状態のときにレシ
ーバ連結配管17の流路を閉じるものである。
【0028】この空気調和機でも、第1実施形態と同様
に、元電源14がオフ状態となるシーズンオフ時におい
て、液寝込みによって圧縮機11内の液面が上昇しよう
とすると、圧縮機11から混合液Lがアキュムレータ1
3へ流れ、さらにアキュムレータ13からレシーバ16
へとレシーバ連結配管17の流路を開いた電磁弁26を
介して流れ込み、圧縮機11内の液面上昇が緩和され
る。
【0029】また、元電源14がオン状態となる起動時
および通常運転時において、レシーバ16からアキュム
レータ13への流通がレシーバ連結配管17の流路を閉
じる電磁弁26によって阻止されているので、高圧側と
なるレシーバ16からアキュムレータ13を介して液冷
媒が圧縮機11に逆流することがなく、この場合でも圧
縮機11内の液面上昇が生じない。
【0030】次に、本発明に係る空気調和機の第3実施
形態を図3を参照しながら説明する。
【0031】第3実施形態と第1実施形態との異なる点
は、第1実施形態の空気調和機では、アキュムレータ1
3とレシーバ16とをレシーバ連結配管17で接続し、
該レシーバ連結配管17に逆止弁18を設けたのに対
し、第3実施形態の空気調和機では、図3に示すよう
に、アキュムレータ13と室外熱交換機27とを交換機
連結配管28で接続し、該交換機連結配管28に逆止弁
29を設けた点である。
【0032】すなわち、前記逆止弁29は、アキュムレ
ータ13から室外熱交換機27への液冷媒のみを流通さ
せるものである。なお、室外熱交換機27および室内熱
交換機(図示せず)は、室外側配管30および室内側配
管31でそれぞれ四方弁32と接続され、該四方弁32
を介してアキュムレータ13と接続される流入管24ま
たは圧縮機11と接続される上部配管20にそれぞれ接
続される。
【0033】この空気調和機では、元電源14がオフ状
態となるシーズンオフ時において、液寝込みによって圧
縮機11内の混合液量が増えて液面が上昇しようとする
と、圧縮機11から混合液Lが冷媒ガス供給管23を介
して流通可能なアキュムレータ13へと流れ、さらにア
キュムレータ13から室外熱交換機27へと交換機連結
配管28の逆止弁29を介して流れ込み、圧縮機11内
の液面上昇が緩和される。
【0034】また、元電源14がオン状態となる起動時
および通常運転時において、室外熱交換機27からアキ
ュムレータ13への流通が逆止弁29によって阻止され
ているので、高圧側となる室外熱交換機27からアキュ
ムレータ13を介して液冷媒が圧縮機11に逆流するこ
とがなく、この場合でも圧縮機11内の液面上昇が生じ
ない。この空気調和機は、特に、レシーバが設けられて
いない場合に有効であり、特に液冷媒の内容積が大きい
とともに、配管長が短くて済む室外熱交換機27をアキ
ュムレータ13の補助としても機能させるものである。
【0035】次に、本発明に係る空気調和機の第4実施
形態を図4を参照しながら説明する。
【0036】第4実施形態と第3実施形態との異なる点
は、第3実施形態の空気調和機では、逆流防止機構とし
て交換機連結配管28に逆止弁29を設けているのに対
し、第4実施形態の空気調和機では、図4に示すよう
に、逆流防止機構として交換機連結配管28に電磁弁3
3を設けている点である。すなわち、電磁弁33は、第
2実施形態と同様に、元電源14がオン状態のときに交
換機連結配管28の流路を開くとともに元電源14がオ
フ状態のときに交換機連結配管28の流路を閉じるもの
である。
【0037】したがって、この空気調和機でも、第3実
施形態と同様に、元電源14がオフ状態で、混合液Lが
アキュムレータ13から室外熱交換機27へと交換機連
結配管28の流路を開いた電磁弁33を介して流れ込
み、圧縮機11内の液面上昇が緩和される。また、元電
源14がオン状態で、室外熱交換機27からアキュムレ
ータ13への流通が交換機連結配管28の流路を閉じる
電磁弁33によって阻止され、液冷媒が圧縮機11に逆
流することがない。
【0038】なお、本発明は、次のような実施形態をも
含むものである。 (1)上記各実施形態では、圧縮機11と四方弁22と
を上部配管20で直接的に接続したが、該上部配管20
に潤滑油と冷媒とを分離させるオイルセパレータを設
け、分離した潤滑油を戻し管で圧縮機に戻すような冷媒
回路に設定しても構わない。 (2)上記各実施形態では、一つの圧縮機11を設置し
たが、複数の圧縮機を設けたものでも構わない。
【0039】(3)第3および第4実施形態では、室外
熱交換機27とアキュムレータ13とを接続したが、室
内熱交換機とアキュムレータとを接続して、室内熱交換
機をアキュムレータの補助として機能させても構わな
い。 (4)第3および第4実施形態では、一つの室外熱交換
機27を設置したが、複数の室外熱交換機27を設けた
ものでも構わない。また、室内熱交換機についても、複
数設けても構わない。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、以下の効果を奏する。 (1)請求項1および2記載の空気調和機によれば、レ
シーバ、室外熱交換機または室内熱交換機とアキュムレ
ータとを接続する連結配管に、元電源がオフ状態のとき
にアキュムレータからレシーバ、室外熱交換機または室
内熱交換機へ液冷媒を流通可能にするとともに、元電源
がオン状態のときにレシーバ、室外熱交換機または室内
熱交換機からアキュムレータへの液冷媒の流通を阻止す
る逆流防止機構が設けられているので、シーズンオフ時
にはアキュムレータからレシーバ、室外熱交換機または
室内熱交換機へと圧縮機内の混合液が流れ込み、圧縮機
内の液面上昇が防止されるとともに、再起動時および通
常運転時にはレシーバ、室外熱交換機または室内熱交換
機からアキュムレータを介して液冷媒が圧縮機へ戻るこ
とを防止することができる。したがって、元電源オフ後
の再起動時に、圧縮機内の液面が上昇して生じる液圧縮
等による損傷を防止することができる。
【0041】(2)請求項3および4記載の空気調和機
によれば、逆流防止機構が逆止弁または電磁弁であるの
で、比較的簡易かつ低コストな構造で圧縮機内の液面上
昇を容易に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る空気調和機の第1実施形態を示
す要部の冷媒回路図である。
【図2】 本発明に係る空気調和機の第2実施形態を示
す要部の冷媒回路図である。
【図3】 本発明に係る空気調和機の第3実施形態を示
す要部の冷媒回路図である。
【図4】 本発明に係る空気調和機の第4実施形態を示
す要部の冷媒回路図である。
【図5】 本発明に係る空気調和機の従来例を示す要部
の冷媒回路図である。
【符号の説明】
11 圧縮機 12 ヒータ 13 アキュムレータ 14 元電源 15 液側配管 16 レシーバ 17 レシーバ連結配管 18,29 逆止弁 26,33 電磁弁 27 室外熱交換機 28 交換機連結配管 L 混合液

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸入した冷媒ガスを圧縮処理して室外熱
    交換機または室内熱交換機へと送る圧縮機と、 該圧縮機内の液冷媒を加熱するヒータと、 前記圧縮機と前記ヒータとを駆動する元電源と、 前記圧縮機の吸入側に接続され液冷媒を貯留するアキュ
    ムレータと、 前記室外熱交換機と前記室内熱交換機とを接続する液側
    配管の中間部分に接続され液冷媒を貯留するレシーバと
    を備えた空気調和機であって、 前記アキュムレータと前記レシーバとが連結配管で接続
    され、 該連結配管に、前記元電源がオフ状態のときにアキュム
    レータからレシーバへ液冷媒を流通可能にするととも
    に、元電源がオン状態のときにレシーバからアキュムレ
    ータへの液冷媒の流通を阻止する逆流防止機構が設けら
    れていることを特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】 吸入した冷媒ガスを圧縮処理して室外熱
    交換機または室内熱交換機へと送る圧縮機と、 該圧縮機内の液冷媒を加熱するヒータと、 前記圧縮機と前記ヒータとを駆動する元電源と、 前記圧縮機の吸入側に接続され液冷媒を貯蔵するアキュ
    ムレータとを備えた空気調和機であって、 前記アキュムレータと前記室外熱交換機または前記室内
    熱交換機とが連結配管で接続され、 該連結配管に、前記元電源がオフ状態のときにアキュム
    レータから室外熱交換機または室内熱交換機へ液冷媒を
    流通可能にするとともに、元電源がオン状態のときに室
    外熱交換機または室内熱交換機からアキュムレータへの
    液冷媒の流通を阻止する逆流防止機構が設けられている
    ことを特徴とする空気調和機。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の空気調和機にお
    いて、 前記逆流防止機構は、前記アキュムレータからの液冷媒
    のみを流通させる逆止弁であることを特徴とする空気調
    和機。
  4. 【請求項4】 請求項1または2記載の空気調和機にお
    いて、 前記逆流防止機構は、前記元電源がオン状態のときに前
    記連結配管の流路を開くとともに元電源がオフ状態のと
    きに連結配管の流路を閉じる電磁弁であることを特徴と
    する空気調和機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20170102987A (ko) 2015-02-26 2017-09-12 미츠비시 쥬코 서멀 시스템즈 가부시키가이샤 냉동 사이클의 오일 복귀 회로 및 오일 복귀 방법

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