JPH1182408A - ロードセンシングシステムにおける油圧回路 - Google Patents

ロードセンシングシステムにおける油圧回路

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JPH1182408A
JPH1182408A JP25931297A JP25931297A JPH1182408A JP H1182408 A JPH1182408 A JP H1182408A JP 25931297 A JP25931297 A JP 25931297A JP 25931297 A JP25931297 A JP 25931297A JP H1182408 A JPH1182408 A JP H1182408A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ロードセンシング機能を必要とするアクチュエ
ータには、ロードセンシング機能を作用させ、ロードセ
ンシング機能を必要としないアクチュエータには、ロー
ドセンシング機能を作用させないように過剰な機能を排
除して、市販されているような簡易な切換弁を用いて安
価に構成する。 【解決手段】ロードセンシングシステムにおける油圧回
路にあって、ポンプ1の吐出管路2より分岐し一端を閉
塞したオープンセンタ管路6にオープンセンタ型方向切
換弁8A,8Bを並列に配設し、オープンセンタ型方向
切換弁8A,8Bに複数のアクチュエータ7を接続する
とともにオープンセンタ管路6よりシャトル弁に連通す
る管路6a,6bに切換弁13を設け、この切換弁13
が連通状態にあってオープンセンタ型方向切換弁8A,
8Bを操作して、ロードセンシング機能を必要としない
複数のアクチュエータ7を作動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数のアクチュ
エータを同時又は各個別に方向切換弁で操作可能にし、
アクチュエータの負荷変動に対応するようにした建設機
械等のロードセンシングに関し、特に、ロードセンシン
グシステムにおける油圧回路の改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のロードセンシングシステ
ムにおける油圧回路は、可変容量型ポンプの吐出管路に
複数のアクチュエータを同時又は別個に操作可能に設け
られたクローズドセンタ型方向切換弁を並列に接続し、
各アクチュエータの各負荷圧力の最も高い負荷圧力をシ
ャトル弁より可変容量型ポンプを制御する制御弁にパイ
ロット管路を介して導入し、ポンプの吐出圧、ばね力と
の力バランスで作動する制御弁よりの油圧で制御シリン
ダを作動させて、可変容量型ポンプの斜板を傾転し、各
アクチュエータの負荷圧力に応じて、ポンプの吐出圧、
流量を制御するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来例
のものでは、ロードセンシング機能を必要とされる母機
にあっても、ロードセンシング機能を必要としない、例
えばクレーンのアウトリガーに使用されるアクチュエー
タ等を含め、全てのアクチュエータをロードセンシング
機能が作用するような回路で構成しており、ロードセン
シング機能を必要としないクレーンのアウトリガー用ア
クチュエータにまでロードセンシング機能を設けるよう
にすることは無駄であり、そのための機能を有するよう
にクローズドセンタ型方向切換弁やセンシング管路等を
配設しなけばならず、高価となり、また、ロードセンシ
ング回路は、一般的にクローズドセンタ回路であって、
センシング機能を必要としない回路では、オープンセン
タ回路となっており、両回路を単に接続するだけではロ
ードセンシング機能を発揮させ、十分に作動させること
は簡易にできないという問題がある。
【0004】そこで、この発明は、ロードセンシング機
能を必要とするアクチュエータには、ロードセンシング
機能を作用させ、ロードセンシング機能を必要としない
アクチュエータには、ロードセンシング機能を作用させ
ないように過剰な機能を排除して、市販されているよう
な容易に入手できる簡易な切換弁を用いて安価に構成す
るようにしたロードセンシングシステムの油圧回路を提
供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明では、可変容
量型ポンプの吐出管路にチェック弁を介してクローズド
センタ型切換弁を並列に配設し、このクローズドセンタ
型方向切換弁に複数のアクチュエータを接続するととも
にアクチュエータの最高負荷圧力を複数のシャトル弁を
介して制御弁に導入し、制御弁よりの油圧で制御シリン
ダを作動させてポンプの斜板の傾転角を制御するように
したロードセンシングシステムにおける油圧回路にあっ
て、ポンプの吐出管路より分岐し一端を閉塞したオープ
ンセンタ管路にオープンセンタ型方向切換弁を並列に配
設し、オープンセンタ型方向切換弁に複数のアクチュエ
ータを接続するとともにオープンセンタ管路より前記シ
ャトル弁に連通する管路に切換手段を設け、この切換手
段が連通状態にある時にオープンセンタ型方向切換弁を
操作して、オープンセンタ型方向切換弁に接続されたロ
ードセンシング機能を必要としないアクチュエータを作
動させる。
【0006】第2の発明では、切換手段をダブルチェッ
ク弁を付加した2ポート2ポジッションの電磁式切換弁
とする。
【0007】第3の発明では、切換手段をオープンセン
タ型方向切換弁に機械的に連繋されるダブルチェック弁
を付加した2ポート3ポジッションの切換弁とする。
【0008】第4の発明では、切換手段をオープンセン
タ型方向切換弁の下流側管路間に配設されるシャトル弁
とする。
【0009】第5の発明では、切換手段をオープンセン
タ管路より分岐した管路と前記シャトル弁よりの管路と
を制御弁に選択的に接続可能に配設される3ポート2ポ
ジッションの電磁式切換弁とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態について説明する。この実施の形態に関わるロ
ードセンシングシステムにおける油圧回路は、図1に示
すように、可変容量型ポンプ(以下ポンプという)1の
吐出管路2にロードセンシング機能を持たせる複数のア
クチュエータ3を同時又は別個に操作可能に設けられる
クローズドセンタ型5ポート3ポジションで絞りを付加
した複数の方向切換弁(以下クローズドセンタ型方向切
換弁という)4A,4Bがチェック弁5A,5Bを介し
て並列に接続してある。
【0011】クローズドセンタ型方向切換弁4A,4B
のポート4Aaと4Ab,4Baと4Bbには管路3
a,3bを介してアクチュエータ3に接続され、また、
ポート4Ad,4Bdは、管路3c,3dを介してタン
クTに、ポート4Ae,4Beは、チェック弁5A,5
Bにそれぞれ接続されている。
【0012】一方、ポンプ1の吐出管路2より分岐した
オープンセンタ管路6にロードセンシング機能を必要と
しない複数のアクチュエータ7を同時又は別個に操作可
能に設けられるオープンセンタ型6ポート3ポジション
を有する方向切換弁(以下オープンセンタ型方向切換弁
という)8A,8Bがチェック弁11A,11Bを介し
て並列に接続してある。
【0013】オープンセンタ型方向切換弁8A,8Bの
ポート8Aaと8Ab,8Baと8Bbには管路7a,
7bを介してアクチュエータ7に接続され、またポート
8Ad,8Bdは、管路7cを介してタンクTに、ま
た、ポート8Ac,8Af,8Bc,8Bfは、オープ
ンセンタ管路6に、ポート8Ae,8Aeは、チェック
弁11A,11Bを介して管路6cからオープンセンタ
管路6にそれぞれ接続されている。
【0014】オープンセンタ管路6の最下流側端には、
図示しないプラグ等で閉塞されている。
【0015】そして、各クローズドセンタ型方向切換弁
4A,4Bの下流側ポート4Ac,4Bcより各アクチ
ュエータ3の負荷圧力を検出するパイロット管路9a,
9bを介して第1のシャトル弁10Aに接続してあり、
シャトル弁10Aより各アクチュエータ3の内最も高い
負荷圧力をパイロット管路9cを介して第2のシャトル
弁10Bに導入するように接続してある。
【0016】オープンセンタ管路6より分岐した管路6
aに切換手段であるダブルチェック弁12を付加した2
ポート2ポジションの電磁式切換弁13を配設し、電磁
式切換弁13の下流側ポート13bより管路6bを介し
て前記第2のシャトル弁10Bに接続されている。
【0017】さらに、前記第2のシャトル弁10Bより
パイロット管路9dを介してポンプ1を制御する制御弁
14へと接続されている。
【0018】制御弁14は、各アクチュエータ3よりの
最高負荷圧力、ポンプ吐出圧、ばね力との力バランスで
作動し、制御弁14より油圧を管路9eを介して制御シ
リンダ15へ供給するように接続してある。
【0019】制御シリンダ15は、ポンプ1の図示しな
い斜板に連繋し、制御弁14よりの油圧、ポンプの吐出
圧、制御シリンダ15内のばね力との力バランスで作動
し、最高負荷圧力に対応してポンプ1の傾転角を制御す
るようになっている。
【0020】次にその作用を説明する。今、仮に、電磁
式切換弁13がOFFで、クローズドセンタ型方向切換
弁4A,4Bとオープンセンタ型方向切換弁8A,8B
が中立位置にあって、オープンセンタ管路6の一端は、
図示しないプラグで閉塞されており、制御弁14には第
2のシャトル弁10Bよりアクチュエータ3の負荷圧力
が作用せず、制御弁14からはポンプ1の吐出圧のみが
制御シリンダ15に作用して、ポンプ1の斜板の傾転角
が最小に保たれている。
【0021】そこで、電磁式切換弁13をONして、オ
ープンセンタ型方向切換弁8A,8Bを左右どちらかの
方向に切り換えた場合には、ポンプ1の吐出圧力は、電
磁式切換弁13,管路6b,第2のシャトル弁10B,
パイロット管路9dを介して制御弁14に導入され、制
御弁14よりの油圧を管路9eを介して制御シリンダ1
5に作用させ、ポンプ1の斜板の傾転角を増大して、ポ
ンプ1の吐出圧をロードセンシング機能を作用させる必
要のないアウトリガー用アクチュエータ7等に供給する
ようになっている。
【0022】そして、アウトリガー用アクチュエータ7
等が作動し終り、アクチュエータ7に油圧を供給する必
要がなくなってから、オープンセンタ型方向切換弁8
A,8Bを中立位置に戻し、電磁式切換弁13もOFF
にする。
【0023】次に、クローズドセンタ型方向切換弁4
A,4Bを操作してアクチュエータ3を作動させると、
クローズドセンタ型方向切換弁4A,4Bの下流側より
各アクチュエータ3の最高の負荷圧力を第1,2のシャ
トル弁10A,10Bよりパイロット管路9dを介して
制御弁14に導入され、ポンプ1の吐出圧、ばね力との
力バランスで作動し、制御弁14よりの圧力で制御シリ
ンダ15を作動させてポンプ1の斜板を傾転し、クロー
ズドセンタ型方向切換弁4A,4Bの下流側に接続した
アクチュエータ3の最高負荷圧力に応じてロードセンシ
ングし、ポンプ1の吐出圧力、流量を制御するようにな
っている。
【0024】このように、ロードセンシングシステムの
油圧回路にあって、ポンプ1の吐出管路2より分岐し一
端を閉塞したオープンセンタ管路6にロードセンシング
機能を必要としない複数のアクチュエータ7を同時又は
別個に操作可能に設けられるオープンセンタ型方向切換
弁8A,8Bを並列に配設するとともにオープンセンタ
管路6より分岐した管路6aに切換手段であるダブルチ
ェック弁12を付加した2ポート2ポジションの電磁式
切換弁13を配設し、電磁式切換弁13より管路6bを
介して前記第2のシャトル弁10Bに接続するようにし
たから、ロードセンシング機能を必要としない、例えば
クレーンのアウトリガーに使用されるアクチュエータ7
等をロードセンシング機能を作用させずに、オープンセ
ンタ型方向切換弁8A,8Bで操作することが可能とな
り、過剰な機能を排除して、市販されているような容易
に入手できる簡易な切換手段を用いて安価に構成するこ
とができる。
【0025】また、切換手段をダブルチェック弁12を
付加した2ポート2ポジションの電磁式切換弁13にし
たから、母機の操作位置から離れての遠隔操作が可能と
なり、ロードセンシング機能を必要としない複数アクチ
ュエータ7の作動を確認しながら操作することもでき
る。
【0026】次に、第2図に示す第2の実施に形態は、
前記第1の実施の形態における切換手段である電磁式切
換弁に代わってオープンセンタ型方向切換弁に機械的に
連繋した切換弁に置き換えたもので、その他は第1の実
施の形態と同じであり、ここでは相違する構成について
のみ説明し、他の構成要素の詳細については省略する。
【0027】そこで、第2の実施の形態におけるロード
センシングシステムの油圧回路は、図2に示すように、
ポンプ1の吐出管路2に分岐したオープンセンタ管路6
にロードセンシング機能を必要としない複数のアクチュ
エータ7を同時又は別個に操作可能に設けられるオープ
ンセンタ型6ポート3ポジション切換弁(以下オープン
センタ型方向切換弁という)8A,8Bを配設し、この
オープンセンタ型方向切換弁8A,8Bに切換手段であ
る2ポート3ポジションを有し、センタポジションにダ
ブルチェック弁17A,17Bを付加した切換弁18
A,18Bをリンク19a,19b等で機械的に連繋
し、切換弁18A,18Bの入力側ポート18Ab,1
8Bbとオープンセンタ管路6とを管路6cで接続し、
下流側ポート18Aa,18Baを管路6d,6e,6
fを介して前記第2のシャトル弁10Bに接続してあ
る。
【0028】クローズドセンタ型方向切換弁4A,4B
とオープンセンタ型方向切換弁8A,8Bが中立時にあ
っては、オープンセンタ型方向切換弁8A,8Bに連繋
した切換弁18A,18Bも同様に中立にあり、オープ
ンセンタ管路6は、一端側が図示しないプラグで閉塞さ
れており、制御弁14には第2のシャトル弁10Bより
の負荷圧力が作用せず、制御弁14にはポンプ吐出圧の
みが作用して、制御弁14よりの油圧で制御シリンダ1
5を作動させて、ポンプ1の斜板の傾転角を最小に保っ
ている。
【0029】そこで、オープンセンタ型方向切換弁8
A,8Bを左右どちらかの方向に切り換えた場合には、
ポンプ1の吐出圧力は、切換弁18A,18B、管路6
d,6e、6f,第2のシャトル弁10B、パイロット
管路9dを介して制御弁14に導入され、制御弁14よ
りの油圧で制御シリンダ15が作用して、ポンプ1の斜
板の傾転角を増大して、ポンプ1の吐出圧をロードセン
シング機能を必要としないアウトリガー用アクチュエー
タ7等に供給する。
【0030】アウトリガー用アクチュエータ7等が作動
し終わったら、オープンセンタ型方向切換弁8A,8B
を中立位置に戻し、同時に切換弁18A,18Bも同様
に中立位置に戻り、第2のシャトル弁10Bへは、パイ
ロット圧が供給されないようになっている。
【0031】このように、オープンセンタ型方向切換弁
8A,8Bにリンク19a,19b等で機械的に連繋す
る切換弁18A,18Bを配設し、切換弁18A,18
Bより管路6d,6e,6fを介して前記第2のシャト
ル弁10Bに接続するようにしたので、ロードセンシン
グ機能を必要としない、例えばクレーンのアウトリガー
に使用されるアクチュエータ7等をロードセンシング機
能を作用させずに、オープンセンタ型方向切換弁18
A,18Bで操作することができ、前記第1の実施の形
態と同様の作用効果を奏するとともにオープンセンタ型
方向切換弁8A,8Bに機械的に連繋する切換弁18
A,18Bを配設したから、切換弁18A,18Bを駆
動するための駆動装置、電気配線を必要とせず、安価に
構成することができる。
【0032】次に、第3図に示す第3の実施に形態は、
前記第1の実施の形態における電磁式切換弁の代わりに
オープンセンタ型方向切換弁の下流側ポート間に配設し
たシャトル弁を介して第2のシャトル弁に管路で接続す
るようにした構成のみを相違するもので、第3の実施の
形態におけるロードセンシングシステムの油圧回路は、
図3に示すように、ポンプ1の吐出管路2より分岐した
オープンセンタ管路6にロードセンシング機能を持たな
い複数のアクチュエータ7を同時又は別個に操作可能に
設けられるオープンセンタ型6ポート3ポジション切換
弁(以下オープンセンタ型方向切換弁という)8A,8
Bを配設し、このオープンセンタ型方向切換弁8A,8
Bの下流側ポート8Aaと8Ab,8Baと8Bbに接
続した管路21aと21b、21cと21d間に切換手
段である第3、4のシャトル弁20A,20Bを配設
し、更に、第3、4のシャトル弁20A,20Bを組み
合わせて管路21e,21fを介して第5のシャトル弁
20Cに接続し、第5のシャトル弁20Cより管路21
gを介して前記第2のシャトル弁10Bに接続してあ
る。
【0033】クローズドセンタ型方向切換弁4A,4B
が中立時にあって、オープンセンタ型方向切換弁8A,
8Bを左右どちらかの方向に切り換えると、オープンセ
ンタ型方向切換弁8A,8Bの下流側の管路21a,2
1b間に組み合わせて設けた第3,4,5のシャトル弁
20A,20B,20Cを介して前記第2のシャトル弁
10Bにポンプ1の吐出圧が導入され、制御弁14より
の油圧で制御シリンダ15が作用して、ポンプ1の斜板
の傾転角を増大して、ポンプ吐出圧をロードセンシング
機能を作用する必要のないアウトリガー用アクチュエー
タ7等に供給する。
【0034】このように、オープンセンタ型方向切換弁
8A,8Bの下流側ポート8Aaと8Ab,8Baと8
Bbに接続した管路21aと21b,8Baと8Bb間
に第3、4のシャトル弁20A,20Bを配設し、更
に、第3、4のシャトル弁20A,20Bより第5のシ
ャトル弁20Cに管路21cで接続し、第5のシャトル
弁20Cより管路21dを介して前記第2のシャトル弁
10Bに接続するようにしたから、前記第1の実施の形
態と同様の作用効果を奏するとともに電磁式切換弁を必
要としないから、シャトル弁を駆動するための駆動装
置、電気配線が要らず、安価になり、さらに、オープン
センタ型方向切換弁8A,8Bの数を増減させる際に
は、市販されているようなシャトル弁を単に組み合わせ
るだけで容易に構成することができる。
【0035】更に、第4図に示す第4の実施に形態は、
前記第1の実施の形態における第2のシャトル弁と2ポ
ート2ポジッションを有する電磁式切換弁とを3ポート
2ポジションの電磁式切換弁に置き換えたもので、第4
の実施の形態におけるロードセンシングシステムの油圧
回路は、図4に示すように、ポンプ1の吐出管路2に接
続されたオープンセンタ管路6より分岐した管路6gに
切換手段である3ポート2ポジションの電磁式切換弁2
2を配設し、この電磁式切換弁22の入力側ポート22
a,22bにオープンセンタ管路6より分岐した管路6
gと第1のシャトル弁10Aよりの管路9cとを選択可
能に接続し、出力側ポート22cをパイロット管路9d
で制御弁14に接続してある。
【0036】そこで、上記電磁式切換弁22をONし、
オープンセンタ型方向切換弁8A,8Bを左右どちらか
の方向に切り換えると、ポンプ1の吐出圧力は、電磁式
切換弁22、パイロット管路9dを介して制御弁14に
導入され、制御弁14よりの油圧で制御シリンダ15が
作用して、ポンプ1の斜板の傾転角を増大して、ポンプ
吐出圧をロードセンシング機能を必要としないアウトリ
ガー用アクチュエータ7等に供給することができる。
【0037】一方、電磁式切換弁22がOFFにあっ
て、クローズドセンタ型方向切換弁4A,4Bを左右ど
ちらかに操作すると、アクチュエータ3の負荷圧力が第
1のシャトル弁10A、電磁式切換弁22、パイロット
管路9dを介して制御弁14に導入され、ポンプ1の吐
出圧力は、制御弁14よりの油圧で制御シリンダ15が
作用して、ポンプ1の斜板の傾転角を増大して、アクチ
ュエータ3の最高負荷圧力に応じてロードセンシング
し、ポンプ1の吐出圧力、流量を制御するよになってい
る。
【0038】このように、オープンセンタ管路6より分
岐した管路6gと第1のシャトル弁10Aよりのパイロ
ット管路9cとを制御弁14に選択的に接続可能に配設
される3ポート2ポジッションの電磁式切換弁22にし
たから、前記第1の実施の形態と同様の作用効果を奏す
るとともに前記第1の発明における第2のシャトル弁1
0Bを削除でき、回路が簡素化され、安価に構成でき
る。
【0039】
【発明の効果】第1の発明によれば、可変容量型ポンプ
の吐出管路にチェック弁を介してクローズドセンタ型方
向切換弁を並列に配設し、このクローズドセンタ型方向
切換弁にアクチュエータを接続するとともにアクチュエ
ータの最高負荷圧力をシャトル弁を介して制御弁に導入
し、制御弁よりの出力圧で制御シリンダを作動させてポ
ンプの斜板の傾転角を制御するようにしたロードセンシ
ングシステムにおける油圧回路にあって、ポンプの吐出
管路より分岐し一端を閉塞したオープンセンタ管路にオ
ープンセンタ型方向切換弁を並列に配設し、オープンセ
ンタ型方向切換弁に複数のアクチュエータを接続すると
ともにオープンセンタ管路より分岐し前記シャトル弁に
連通する通路に切換手段を配設し、この切換手段の作動
中にオープンセンタ型方向切換弁を操作して、オープン
センタ型方向切換弁に接続された複数のアクチュエータ
を作動させるようにしたので、ロードセンシング機能を
必要としない、例えばクレーンのアウトリガーに使用さ
れるアクチュエータ等をロードセンシング機能を作用さ
せずに、オープンセンタ型方向切換弁で操作することが
可能となり、過剰な機能を排除して簡易な切換手段を用
いて安価に構成することができる。
【0040】第2の発明によれば、第1の発明における
切換手段をダブルチェック弁を付加した2ポート2ポジ
ッションの電磁式切換弁としたので、第1の発明の効果
に加えて、更に母機から離れての遠隔位置での操作が可
能になる。
【0041】第3の発明によれば、第1の発明における
切換手段をオープンセンタ型方向切換弁に機械的に連繋
されるダブルチェック弁を付加した2ポート3ポジッシ
ョンの切換弁としたので、第1の発明の効果に加えて、
オープンセンタ型方向切換弁と連動して確実に作動させ
ることができるとともに切換弁を駆動する駆動装置や配
線を要さずに安価に構成できる。
【0042】第4の発明によれば、第1の発明における
切換手段をオープンセンタ型方向切換弁の下流側ポート
間に配設されるシャトル弁としたので、第1の発明の効
果に加えて、オープンセンタ型方向切換弁の数を増減す
るに際しても、シャトル弁を単に組み合わせるだけで容
易に構成することができる。
【0043】第5の発明によれば、第1の発明における
切換手段をオープンセンタ管路より分岐した管路とシャ
トル弁より分岐した管路とを制御弁に選択的に接続可能
に配設される3ポート2ポジッションの電磁式切換弁と
したので、前記第1の発明における第2のシャトル弁を
削除でき、回路が簡素化され、安価に構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すロードセンシ
ングシステムにおける油圧回路。
【図2】同じく第2の実施の形態を示すロードセンシン
グシステムにおける油圧回路。
【図3】同じく第3の実施の形態を示すロードセンシン
グシステムにおける油圧回路。
【図4】同じく第4の実施の形態を示すロードセンシン
グシステムにおける油圧回路。
【符号の説明】
1 ポンプ 2 吐出管路 3 アクチュエータ 3a,3b,3c,3d,3e 管路 4A,4B クローズドセンタ型方向切換弁 4Aa,4Ab 4Ac,4Ad,4Ae 切換弁のポ
ート 4Ba,4Bb 4Bc,4Bd,4Be 切換弁のポ
ート 5A,5B チェック弁 6 オープンセンタ管路 6a,6b,6c,6d,6e,6f,6g 管路 7 アクチュエータ 7a,7b 管路 8A,8B オープンセンタ型方向切換弁 8Aa,8Ab 8Ac,8Ad,8Ae,8Af 切
換弁のポート 8Ba,8Bb 8Bc,8Bd,8Be,8Bf 切
換弁のポート 9a,9b,9c,9d,9e パイロット管路 10A,10B 第1,2のシャトル弁 11A,11B チェック弁 12 ダブルチェック弁 13 電磁式切換弁 13a,13b 切換弁のポート 14 制御弁 15 制御シリンダ 17A,17B ダブルチェック弁 18A,18B 切換弁 18Aa,18Ab,18Ba,18Bb 切換弁のポ
ート 19a,19b リンク 20A,20B,20C シャトル弁 21a,21b,21c,21d,21e,21f,2
1g 管路 22 電磁式切換弁 22a,22b,22c 切換弁のポート T タンク

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可変容量型ポンプの吐出管路にチェック弁
    を介してクローズドセンタ型切換弁を並列に配設し、こ
    のクローズドセンタ型方向切換弁に複数のアクチュエー
    タを接続するとともにアクチュエータの最高負荷圧力を
    複数のシャトル弁を介して制御弁に導入し、制御弁より
    の油圧で制御シリンダを作動させてポンプの斜板の傾転
    角を制御するようにしたロードセンシングシステムにお
    ける油圧回路にあって、ポンプの吐出管路より分岐し一
    端を閉塞したオープンセンタ管路にオープンセンタ型方
    向切換弁を並列に配設し、オープンセンタ型方向切換弁
    に複数のアクチュエータを接続するとともにオープンセ
    ンタ管路より前記シャトル弁に連通する管路に切換手段
    を設け、この切換手段が連通状態にある時にオープンセ
    ンタ型方向切換弁を操作して、オープンセンタ型方向切
    換弁に接続されたロードセンシング機能を必要としない
    アクチュエータを作動させるようにしたことを特徴とす
    るロードセンシングシステムにおける油圧回路。
  2. 【請求項2】前記切換手段は、ダブルチェック弁を付加
    した2ポート2ポジッションの電磁式切換弁であること
    を特徴とする請求項1に記載のロードセンシングシステ
    ムにおける油圧回路。
  3. 【請求項3】前記切換手段は、オープンセンタ型方向切
    換弁に機械的に連繋されるダブルチェック弁を付加した
    2ポート3ポジッションの切換弁であることを特徴とす
    る請求項1に記載のロードセンシングシステムにおける
    油圧回路。
  4. 【請求項4】前記切換手段は、オープンセンタ型方向切
    換弁の下流側管路間に配設されたシャトル弁であること
    を特徴とする請求項1に記載のロードセンシングシステ
    ムにおける油圧回路。
  5. 【請求項5】前記切換手段は、オープンセンタ管路より
    分岐した管路と前記シャトル弁よりの管路とを制御弁に
    選択的に接続可能に配設される3ポート2ポジッション
    の電磁式切換弁であることを特徴とする請求項1に記載
    のロードセンシングシステムにおける油圧回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2021193555A1 (ja) 2020-03-27 2021-09-30 Ntn株式会社 垂直軸風車

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