JPH1182290A - 斜板型アキシャルピストンポンプ又はモータ - Google Patents

斜板型アキシャルピストンポンプ又はモータ

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Publication number
JPH1182290A
JPH1182290A JP9251414A JP25141497A JPH1182290A JP H1182290 A JPH1182290 A JP H1182290A JP 9251414 A JP9251414 A JP 9251414A JP 25141497 A JP25141497 A JP 25141497A JP H1182290 A JPH1182290 A JP H1182290A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shoe
swash plate
piston
retainer
spherical end
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP9251414A
Other languages
English (en)
Inventor
Ichiro Takeno
市朗 竹野
Atsushi Yushimo
篤 湯下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP9251414A priority Critical patent/JPH1182290A/ja
Publication of JPH1182290A publication Critical patent/JPH1182290A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Reciprocating Pumps (AREA)
  • Hydraulic Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 斜板型アキシャルピストンポンプ又はモータ
を長時間運転したとき、ピストン6の球状端6Aとシュー
20の摺動面23との間にガタが発生することによって騒音
が発生したり効率が低下するのを防止する。 【解決手段】 シュー20とその円柱部21に軸方向に相対
移動自在に嵌合されたシュー押え30とによってピストン
6の球状端6Aをみそ摺り運動自在に抱持してシュー押え
30をリテーナ7により斜板14に向かって押推する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は斜板型アキシャルピ
ストンポンプ又はモータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の斜板型アキシャルピストンポンプ
の1例が図3及び図4に示され、図3には略示的縦断面
図、図4は図3の部分的拡大縦断面図である。
【0003】図3に示すように、円筒11とその前後両端
に固着されたフロントプレート16及びエンドプレート12
によってケース17が構成されている。回転軸1はフロン
トプレート16を貫通し、その後部はエンドプレート12に
軸受3を介して軸支され、前部はフロントプレート16に
軸受2を介して軸支されている。
【0004】この回転軸1にはシリンダブロック4がキ
ー又はスプラインを介して楔着されている。このシリン
ダブロック4には複数個のシリンダ5が同心円上に等間
隔を隔てて穿設され、これらシリンダ5内にはそれぞれ
ピストン6が液密摺動自在に嵌挿されている。
【0005】各ピストン6の外端に形成された球状端に
はシュー13がみそ摺り運動自在に枢着され、これらシュ
ー13はリテーナ7を介して斜板14に押し付けられてい
る。この斜板14はフロントプレート16に固定された斜板
軸受15に傾転自在に支承されている。
【0006】回転軸1を図示しない原動機により駆動す
ると、シリンダブロック4が回転し、シュー13が斜板7
上を滑動する。そして、回転軸1が一回転する間にピス
トン6が一往復し、ピストン6が上死点から下死点に移
動する間に液体を吸入路9、バルブプレート8の吸入ポ
ート18を経てシリンダ5内へ吸入し、ピストン6が下死
点から上死点に移動する間にシリンダ5内の液体をピス
トン6により加圧してバルブプレート8の吐出ポート1
9、吐出路10を経て吐出する。吐出量を変更する場合に
は斜板14の傾斜角が変更される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のポンプにお
いては、図4に示すように、ピストン6の球状端6Aはシ
ュー13の薄肉円筒部13A の先端をかしめることによって
シュー13に結合されているため、ポンプの運転時間が長
くなると、かしめの緩みや球状端6Aの球状摺動面6Bやシ
ュー13の球状摺動面13B の摩耗によってこれら球状摺動
面6Bと13B との間にガタが生じて騒音が増大したり、ポ
ンプ効率が低下したりするおそれがあった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために発明されたものであって、その要旨とすると
ころは、複数のシリンダ内に液密摺動自在に嵌挿された
ピストンの球状端をシューを介して斜板に圧接した状態
で相対回転させることにより上記ピストンを軸方向に往
復動させる斜板型アキシァルピストンポンプ又はモータ
において、上記シューとその円柱部に軸方向に相対移動
自在に嵌合されたシュー押えとによって上記ピストンの
球状端をみそ摺り運動自在に抱持するとともに上記シュ
ー押えをリテーナにより上記斜板に向かって押圧するこ
とを特徴とする斜板型アキシャルピストンポンプ又はモ
ータにある。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施形態が図1に
示されている。シュー20は円柱部21とその後端に形成さ
れた鍔部22とからなり、円柱部21の先端には凹球面状の
摺動面23が形成され、かつ、先端外周面には外径dの嵌
合部24が形成されている。
【0010】30はシュー押えで、薄肉円筒部31とその後
端に形成された鍔部32とからなり、この円筒部31の内径
はピストン6の球状端6Aの外径より若干大径とされ、そ
の後部には内径Dの嵌合部33が形成されている。
【0011】シュー20の円柱部21の先端をシュー押え30
の円筒部31内にその後端から挿入してシュー20の嵌合部
24をシュー押え30の嵌合部33を越えて圧入する。なお、
シュー押え30を加熱した状態で圧入することもできる。
【0012】しかる後、ピストン6の球状端6Aの先端部
をシュー20の摺動面23に当接させ、シュー20の鍔22の前
面とシュー押え30の鍔32の後面との間に厚さL2の図示し
ないスペーサを介在させた状態でシュー押え30の薄肉円
筒部31の先端34をかしめることによってその内周面35を
ピストン6の球状端6Aの中間部及び後部に添接させる。
【0013】次いで、シュー押え30の鍔32の前面にリテ
ーナ7を当接して斜板14に向かって押推することによっ
てシュー押え30、ピストン6の球状端6Aを介してシュー
20の鍔22の後面が斜板14に押し付けられる。
【0014】かくして、嵌合部24の後端と嵌合部33の前
端との間に間隙L2より小さい間隙L1が形成され、シュー
20とシュー押え30とは間隙L1の範囲内で軸方向に沿って
相対移動しうるようになっている。他の構成及び作用は
図3及び図4に示す従来のものと同様であり、対応する
部材には同じ符号を付してその説明を省略する。
【0015】しかして、ポンプの長時間運転によって、
薄肉円筒部31の先端かしめ部34の緩み、球状端6Aの凸球
面状摺動面6Bやシュー20の凹球面状摺動面23及び薄肉円
筒部31の先端かしめ部34の内周面に形成された凹球面状
摺動面35が摩耗した場合であっても間隙L1の範囲内でシ
ュー押え30が斜板14に向かって移動し、これら摺動面の
間にガタが発生するのを阻止しうるので、騒音の発生や
ポンプ効率の低下を防止できる。また、シュー20はシュ
ー押え30に圧入嵌合されているので、容易に離脱するこ
とはない。
【0016】本発明の第2の実施形態が図2に示されて
いる。この第2の実施形態においては、嵌合部24に代え
て雄ねじ25が刻設され、嵌合部33に代えて雄ねじ25と螺
合する雌ねじ36が刻設されている。
【0017】しかして、雄ねじ25を雌ねじ36に螺入する
ことによってシュー20の円柱部21をシュー押え30の薄肉
円筒部31内に挿入することができるので、この挿入作業
が容易になるとともに円柱部21が薄肉円筒部31から抜け
出すのを確実に防止できる。他の構成、作用は図1に示
す第1の実施形態と同様であり、対応する部材には同じ
符号を付してその説明を省略する。
【0018】上記実施形態においては、シュー押え30の
薄肉円筒部31の先端34をかしめることによってその内周
面35をピストン6の球状端6Aの中間部及び後部に添接さ
せているが、薄肉円筒部31の先端34にピストン6の球状
端6Aの摺動面6Bと摺接する摺動面35を予め形成して置く
こともできる。
【0019】以上、本発明を回転シリンダ式ポンプに適
用した実施形態について説明したが、本発明はモータに
適用しうることは勿論であり、また、回転斜板式ポンプ
又はモータに適用することもできる。
【0020】
【発明の効果】本発明においては、ポンプ又はモータの
長時間運転によってピストンの球状端とこれを抱持する
シュー及びシュー押えの摺動面にガタが発生したとき、
シュー押えがシューに対して軸方向に相対移動すること
によってこのガタを吸収することができるので、ガタに
基づく騒音の発生やポンプ又はモータの効率の低下を防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す部分的拡大縦断
面図である。
【図2】本発明の第2の実施形態を示す部分的拡大縦断
面図である。
【図3】従来の斜板型アキシャルピストンポンプの略示
的縦断面図である。
【図4】図3の一部を部分的に拡大して示す部分的拡大
縦断面図である。
【符号の説明】
6 ピストン 6A 球状端 6B 摺動面 14 斜板 20 シュー 21 円柱部 22 鍔部 23 摺動面 24 嵌合部 30 シュー押え 31 薄肉円筒部 32 鍔部 33 嵌合部 34 先端かしめ部 35 摺動面 7 リテーナ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のシリンダ内に液密摺動自在に嵌挿
    されたピストンの球状端をシューを介して斜板に圧接し
    た状態で相対回転させることにより上記ピストンを軸方
    向に往復動させる斜板型アキシァルピストンポンプ又は
    モータにおいて、 上記シューとその円柱部に軸方向に相対移動自在に嵌合
    されたシュー押えとによって上記ピストンの球状端をみ
    そ摺り運動自在に抱持するとともに上記シュー押えをリ
    テーナにより上記斜板に向かって押圧することを特徴と
    する斜板型アキシャルピストンポンプ又はモータ。
JP9251414A 1997-09-02 1997-09-02 斜板型アキシャルピストンポンプ又はモータ Withdrawn JPH1182290A (ja)

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JP9251414A JPH1182290A (ja) 1997-09-02 1997-09-02 斜板型アキシャルピストンポンプ又はモータ

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JP9251414A Withdrawn JPH1182290A (ja) 1997-09-02 1997-09-02 斜板型アキシャルピストンポンプ又はモータ

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102926987A (zh) * 2012-11-28 2013-02-13 无锡威孚精密机械制造有限责任公司 柱塞式液压泵用滑靴
CN106030104A (zh) * 2014-02-12 2016-10-12 川崎重工业株式会社 液压旋转装置的滑履及液压旋转装置
US10024158B2 (en) 2012-06-06 2018-07-17 Linde Hydraulics Gmbh & Co. Kg Hydrostatic positive displacement machine

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Effective date: 20041102