JPH1182022A - エンジンのオイルクーラ構造 - Google Patents

エンジンのオイルクーラ構造

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JPH1182022A
JPH1182022A JP9250200A JP25020097A JPH1182022A JP H1182022 A JPH1182022 A JP H1182022A JP 9250200 A JP9250200 A JP 9250200A JP 25020097 A JP25020097 A JP 25020097A JP H1182022 A JPH1182022 A JP H1182022A
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lubricating oil
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裕一 河本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特に小型滑走艇にエンジンを搭載する場合に
好適で、エンジン内の潤滑必要箇所に潤滑油を冷却して
効率よく供給でき、構造が簡単で小型化が図れ、占有ス
ペースの小さなエンジンのオイルクーラ構造を提供す
る。 【解決手段】 エンジン10本体に直線状に設けられた
潤滑油通路38とほぼ平行に配置される直管状の水冷式
オイルクーラ本体40Aを三重管構造に形成し、三重管
のうち中間の管路をオイル流通路40bにしてこのオイ
ル流通路40bに連通するオイル連通口42・43を、
オイルクーラ本体40Aの側周壁の両端部に開口させる
とともに、内外の管路を冷却水流通路40a・40cに
して該冷却水流通路との連通口44a・45aを、オイ
ルクーラ本体40Aの両端にそれぞれ開口させ、各オイ
ル連通口42・43の開口部周囲に取付用フランジ42
a・43aを形設し、エンジン10本体の、潤滑油通路
38との連通部39bにオイルクーラ本体40Aのオイ
ル連通口42・43をそれぞれ取付用フランジ42a・
43aを介して着脱可能に取り付けるようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小型滑走艇や自動
車などに使用されるエンジンのオイルクーラ構造に関
し、詳しくは、エンジン本体の一側部に沿って直線状に
設けられた潤滑油通路(メインギャラリともいう)とほ
ぼ平行に配置されるオイルクーラ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、水上を滑走する小型滑走艇に
は、推進用のエンジンとして小型、軽量の利点をもつ2
サイクル式のものが搭載されている。小型滑走艇はスポ
ーツ性に富む乗り物である関係で、エンジンは小型で高
出力の2サイクルエンジンが採用されている。
【0003】近年、騒音レベルが比較的低くまた排気ガ
ス状態が良好な4サイクルエンジンが小型滑走艇に搭載
され始めている。そして、4サイクルエンジンの場合に
は、特にエンジン内の潤滑が重要になるが、オイルパン
が不要であるためにエンジンの位置を下げることができ
る、エンジンの高さ寸法を小さくすることができる、運
転走行の際に油面変化の影響を受けにくいため、ポンプ
により常に適正な量の潤滑油をエンジンの各部に圧送す
ることができる、傾斜時にも潤滑油タンク内の潤滑油量
はほとんど変化しないなどのメリットに鑑み、ドライサ
ンプ方式の潤滑システムを採用しようとする試みが行わ
れつつある。
【0004】この例は、例えば特開平7−237587
号公報に開示されている。同公報に記載の4サイクルエ
ンジンでは、船尾のウォータジェットポンプのインペラ
軸とのカップリングに連結されたリングギヤとこれに内
接するギヤとからなる減速装置が備えられており、クラ
ンク軸と同軸の出力軸にその内接ギヤが取り付けられて
おり、前記減速装置を含むエンジン全体の潤滑方式には
ドライサンプ方式が採用され、エンジン潤滑用の潤滑油
タンクがカップリングの上方に配置され、エンジン下部
に設けられたオイルパンにオイルポンプを介して連通さ
せている。
【0005】ところで小型滑走艇に4サイクルエンジン
を搭載する場合に、エンジンルーム内は非常に狭く、通
常、ほぼ密閉された空間になるので、潤滑油を冷却して
油温の上昇を防ぐことが望まれるが、従来、小型滑走艇
のエンジンには上記のとおり2サイクルエンジンが採用
されており、通常、潤滑油は燃料に混合して使用されて
いるために、オイルクーラを具備しないのが一般的であ
る。また、自動車用で排気量の大きい4サイクルエンジ
ンでは、ラジエータの冷却水を利用した水冷式オイルク
ーラが一般的に装備されているが、この場合、エンジン
とは別体の比較的大きなオイルクーラがラジエータの近
くに(エンジン本体から離れて)装着されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に記載の4サ
イクルエンジンはオイルクーラが装備されていないが、
潤滑用オイルの温度上昇を防ぐ必要があり、また4サイ
クルエンジンの潤滑システムにあっては、エンジン本体
の適所に潤滑油通路(メインギャラリ)を設け、潤滑油
を潤滑油通路に圧送してから、エンジンの潤滑必要部に
供給するのが圧損が少なく効率よく供給できるので望ま
しい。
【0007】また小型滑走艇のエンジンルーム内にエン
ジンを搭載する場合には、オイルクーラ本体をできるだ
け小型化し、エンジン本体に近接して一体的に取り付け
ることにより設置スペースを可及的に小さくすることが
好ましい。
【0008】本発明は上述の点に鑑みなされたもので、
特に小型滑走艇にエンジンを搭載する場合に好適で、エ
ンジン内の潤滑必要箇所に潤滑油を冷却して効率よく供
給でき、構造が簡単で小型化が図れ、占有スペースの小
さなエンジンのオイルクーラ構造を提供することを目的
としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1にかかる発明は、エンジン本体の一
側部に沿って直線状に設けられた潤滑油通路とほぼ平行
に配置される直管状の水冷式オイルクーラ構造であっ
て、オイルクーラ本体を重管構造に形成し、該重管路の
うち一の管路をオイル流通路にしてこのオイル流通路に
連通するオイル連通口を、オイルクーラ本体の一側面の
両端部に開口させるとともに、残りの管路を冷却水流通
路にして該冷却水流通路との連通口を、オイルクーラ本
体の両端にそれぞれ開口させ、前記各オイル連通口の開
口部周囲に取付用フランジを形設し、前記エンジン本体
の、潤滑油通路との連通部に、前記オイルクーラ本体の
前記オイル連通口をそれぞれ取付用フランジを介して着
脱可能に取り付けるようにしたことを特徴としている。
【0010】この発明のオイルクーラ構造は、オイルク
ーラ本体を直管状に形成することによって小型化を図っ
たうえで、エンジン本体の一側部に沿って直線状に設け
られた潤滑油通路とほぼ平行に配置することにより、設
置スペースを小さくし、オイルクーラを取り付けること
による占有スペースの増大を極力抑えている。その一方
で、オイルクーラ本体を複数重管構造にし、潤滑油流通
路と平行にかつ内周側あるいは外周側の少なくとも一方
に冷却水を流通させることにより、効率よく潤滑油(オ
イル)を冷却する。また、エンジン本体の潤滑油通路と
ほぼ平行に配置したことにより、潤滑油通路の長さに応
じてオイルクーラ本体の長さをその冷却能力との関係で
設定できるとともに、潤滑油通路に流入する直前のオイ
ルをオイルクーラ本体を通して冷却したのち、潤滑油通
路へ流入させてエンジン内の各部に供給できる。さら
に、オイルクーラ本体の各オイル連通口に設けた取付用
フランジにより、エンジン本体の潤滑油通路との連通部
にオイルクーラ本体を取り付けることで、オイルクーラ
の取付と潤滑油通路への接続とが同時に行い得る。
【0011】請求項2に記載のように、前記オイルクー
ラ本体を三重管構造に形成し、半径方向の中間の管路を
オイル流通路にして該管路内にフィンを装入するのが好
ましい。この請求項2に記載の構成により、オイル流通
路内を流通するオイルを内外両方の周囲を平行に流通す
る冷却水によって冷却することができ、冷却効果が高い
うえに、オイル流通路内にはフィンを装入しているの
で、流通するオイルの熱がフィンを介して内外の冷却水
に伝熱されて冷却されるから、冷却効果が一層向上す
る。一方、冷却水の流通管路内にはフィンを設けていな
いため、例えば小型滑走艇にエンジンを搭載する場合に
外部水(海水や湖水など)を冷却水としてオイルクーラ
本体内に導入しても藻などが詰まりにくい。
【0012】請求項3に記載のように、前記エンジン本
体の前記潤滑油通路の流入口部寄りで、前記連通部のす
ぐ下流側に、盲栓又はサーモスタット式開閉弁の装着部
を設けることができる。この請求項3に記載の構成によ
り、オイルクーラ本体をエンジンに取り付けるととも
に、前記潤滑油通路端部の装着部に盲栓を装填すること
により、一端から潤滑油通路に流入しようとするオイル
がオイルクーラ本体内に流入し冷却されてから、エンジ
ン本体の潤滑油通路に流入しエンジン内の各部に供給さ
れる。また盲栓に代えてサーモスタット式開閉弁を装填
することにより、油温が低いときには開閉弁が開放され
ているので、潤滑用オイルがオイルクーラ本体内を経由
せずにエンジン本体の潤滑油通路に直接流入するが、油
温が上昇すると、開閉弁がサーモスタット機能により閉
鎖されるので、潤滑用オイルがオイルクーラ本体内を経
由し冷却されてから潤滑油通路内に流入する。
【0013】請求項4に記載のように、前記エンジン本
体のシリンダブロックとクランクケースとの境目付近に
軸方向に沿って前記潤滑油通路を設け、エンジン本体と
一体的に形成した潤滑油タンク内にクランクケース底部
の片側に寄せて設けた潤滑油溜まり部のオイルをスカベ
ジングポンプによって前記潤滑油タンク内に導入し、該
潤滑油タンク内のオイルをフィードポンプによって前記
潤滑油通路に圧送したのち、エンジンの潤滑必要部に供
給することが望ましい。
【0014】この請求項4に記載の構成では、オイルク
ーラ構造を備えるエンジンがクランクケース内に潤滑油
を溜めるのではなく別に潤滑油タンクを有するドライサ
ンプ方式をとっているため、次のようなメリットを有す
る。a)クランク軸等の回転体が潤滑油面に接することに
よる出力低下や、潤滑油の掻き上げによるオイルミスト
の飛散を抑制できる、b)オイルパンが不要であるために
エンジンの位置を下げることができ、特に小型滑走艇に
搭載する場合に船体の低重心化を図ることができる、c)
エンジンの高さ寸法を小さくすることができる、d)運転
走行の際にも油面変化の影響を受けないため、ポンプに
より常に適正な量の潤滑油をエンジンの各部に圧送する
ことができる、e)掻き上げに伴なう潤滑油の撹拌が無い
ので、油温上昇を抑制できる、f)傾斜時にも潤滑油タン
ク内の潤滑油量はほとんど変化しない。
【0015】さらに、ドライサンプ方式をとったのに加
えて、クランクケース底部の片側に寄せて潤滑油溜まり
部を設けたことにより、クランクケース底部の中央部に
例えば潤滑油を溜めるためのスペースなどが不要で、ク
ランク軸を最大限低い位置に下げることができるから、
エンジンの全体高さをより一層低く抑えられるととも
に、エンジン本体の重心も一層低くなる。つまり、上記
したb)・c)の利点が一層強調されることになる。
【0016】請求項5に記載のように、前記エンジンを
小型滑走艇に搭載してその推進用のウォータジェットポ
ンプを駆動するために使用し、前記オイルクーラ本体の
冷却水流通路に外部水を流通させることができる。この
構成により、本発明にかかるオイルクーラ構造の真価が
遺憾なく発揮される。すなわち、オイルクーラ本体の構
造が簡単で、コンパクトであることに加え、エンジン本
体一側部の直線状の潤滑油通路に沿ってほぼ平行に取り
付けられることから、占有スペースが小さく邪魔になら
ず、特に設置スペースの限られた空間(エンジンルー
ム)内にオイルクーラを備えたエンジンが余裕もって収
まる。また、ウォータジェットポンプなどから簡単に導
入できる低温の外部水をオイルクーラ本体内に流通させ
ることにより、温度の上昇した潤滑油を効率よく冷却で
きる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明にかかるオイルクーラ構造
を備えた4サイクルエンジンを小型滑走艇のエンジンと
して採用した場合の実施の形態につき、添付図を参照に
して以下に詳細に説明する。
【0018】図1は実施例のオイルクーラ構造を備えた
四気筒4サイクルエンジンを搭載した小型滑走艇を示す
側面図で、一部透視して示しており、図2は図1のA−
A線に沿った断面図、図3は図1の4サイクルエンジン
にオイルクーラを取り付けた状態を拡大して示す部分平
面図、図4(a)は本実施例にかかるオイルクーラの平面
図、図4(b)は図4(a)のA−A線断面図、図5はシリ
ンダヘッドを取り外した状態のエンジン本体を示す右側
面図、図6は図1のC−C線拡大断面図である。
【0019】図1によって、まず小型滑走艇1について
概説する。小型滑走艇1は、海岸や湖岸の近くで滑走す
る水上の乗り物で、船底ハル2の上にデッキ3やシート
4、ハンドル5などを取り付けて一人〜数人が搭乗でき
るようになっている。下部後方にある水ジェットポンプ
7のインペラ7Aにて加圧、噴出される水ジェットによ
り推進され、水面上を滑走することができる。インペラ
7Aはエンジン10により駆動されるが、そのエンジン
10は、船体の長さ方向のほぼ中央のエンジンルーム8
内に搭載されている。エンジン10の出力は弾性継手
(図示せず)を介してインペラ軸9へ伝えられ、そのイ
ンペラ軸9がインペラ7Aを回転させる。
【0020】エンジン10は、ドライサンプ式四気筒4
サイクルエンジンで、図2・図6によってその構成を概
説する。エンジン10は、シリンダヘッド11を上部に
有し、それより下にシリンダブロック12やクランクケ
ース13、潤滑油タンク15を備えている。シリンダヘ
ッド11の内部には、吸気通路16と排気通路17が形
成されており、各通路16、17を開閉するバルブとと
もにそれらのための動弁機構18等が組み込まれてい
る。吸気通路16の上流側には、各気筒ごとに吸気マニ
ホールド19が接続され、各吸気マニホールド19の上
流端は共通の吸気ボックス20に接続されている。一
方、排気通路17の下流側には排気マニホールド21お
よび排気管集合部21Aを介して水マフラ22(図1)
が接続されている。また、シリンダブロック12の内部
のシリンダライナ12A内には上下に摺動可能なように
ピストン23が配置され、それらとシリンダヘッド11
にて囲まれた空間が燃焼室24となっている。ピストン
23はコンロッド26を介してクランク軸25に連接さ
れており、そのクランク軸25は軸受(図示は省略)を
介してクランクケース13により支えられている。
【0021】クランクケース13について、潤滑油タン
ク15とともに図5および図6に基づいて説明する。図
6に示すようにクランクケース13は、クランク軸25
が内部で回転する空間を区画した軸線方向に長い略長円
筒形状で、その略平坦状の底部13aが潤滑油受け(オ
イル受けともいう)に形成され、潤滑に供されてクラン
ク軸25の軸受等から潤滑油が底部13a上に落下す
る。シリンダブロック12およびクランクケース13の
一側壁と一体に、潤滑油タンク15の筺体状の基体部1
5Aが形成され、この基体部15Aは一側面が開口し、
この側面開口に対をなす筺体状の潤滑油タンクカバー1
5Bが被せられてボルト止めされる。これにより、本例
では、潤滑油タンク15は基体部15Aとタンクカバー
15Bから構成される。
【0022】クランクケース13の底部13aにおい
て、一側方(潤滑油タンク15側)に潤滑油溜まり部2
7が形成される。この潤滑油溜まり部27は、エンジン
10の軸方向に平行な連続する長溝27aを備え、この
長溝27aの所定間隔(気筒間)ごとにリブ状の仕切り
壁(リブともいう)27bが設けられ、また各リブ27
bを貫通する貫通孔27cが長溝27aの長手方向に沿
って穿設されている。長溝27aの上端開口には、断面
が円弧状に湾曲した薄い傾斜板27dが被せられ、ボル
ト27fにより取り付けられている。傾斜板27dの幅
方向のほぼ中間位置に、上向きに傾斜した潤滑油取入れ
口27eがプレス機により打ち抜きにて成形されてい
る。潤滑油取入れ口27eは各気筒ごとのバランスウエ
イト25cに対応して、エンジン10本体の軸方向に間
隔をあけて設けられ、底部13aを横切るように反時計
方向(図6において)に回転するバランスウエイト25
cによって掻き上げられる潤滑油が、取入れ口27eか
ら潤滑油溜まり部27内に流入する。
【0023】また、クランクケース13の底部13aの
反対側に連通孔29がエンジン10の軸方向に平行に穿
設され、図5に示すようにこの連通孔29と潤滑油溜ま
り部27とが横方向に貫通する複数本(本例では2本)
の横孔28で相互に接続されている。シリンダブロック
12の上端には、図5に示すように3つの導入孔35が
穿設され、シリンダブロック12の上端部でエンジン1
0の軸方向に形成された縦孔36にそれぞれ連通してい
る。この縦孔36は垂直方向に穿設された2本の潤滑油
落下孔37により、連通孔29にそれぞれ連通してい
る。連通孔29の前端部(船首側)はエンジン10の前
端部の上下方向にわたって形成されたカムチェーン室3
1の底部に連通しており、カムチェーン(図示せず)や
オーバーヘッドカムシャフト32の潤滑部から落下した
潤滑油が、カムチェーン室31の下端部へ落下し、一端
から潤滑油溜まり部27に流入する。
【0024】さらに、連通孔29の上方でシリンダブロ
ック12とクランクケース13との境目付近に、潤滑油
通路(メインギャラリ)38がエンジン10のほぼ全長
にわたり軸方向に穿設されている。このメインギャラリ
38に、フランジ39a付き開口39が所定間隔をあけ
て2箇所に設けられているが、これらの開口39には、
図3に示すように直管状で三重管構造のオイルクーラ4
0(図4)の連通口42・43がそれぞれ接続される。
なお、図6中の符号50はスタータモータを示し、この
スタータモータ50はクランクケース13の端部壁にね
じ込まれて取り付けられており、エンジン10を始動す
る際に、スタータモータ50の回転は複数の減速ギヤ
(図示せず)を介して回転力が数十倍に増大されてクラ
ンク軸25に伝達される。
【0025】ここで本発明の特徴部分であるオイルクー
ラ40について詳しく説明すると、図4(b)に示すよう
に、オイルクーラ本体40Aは同心の三重管構造で、半
径方向の中間に位置する管路をオイル流通路40bに使
用し、その内周側および外周側の管路を冷却水流通路4
0aおよび冷却水流通路40cに使用している。またオ
イル流通路40b内には螺旋状や断続的な金属製フィン
41を装填し、流通するオイルの乱流化を促進したり、
フィン41の優れた導電性を介して放熱したりしてい
る。さらに図3に示すようにオイルクーラ本体40Aの
一側面の両端部に、オイル流通路40bとの連通口42
・43を開口し、これらの各連通口42・43の周囲に
図4のように取付用フランジ42aおよび43aを形設
している。
【0026】オイルクーラ本体40Aの両端には、漏斗
状の冷却水流入口部44と漏斗状の冷却水流出口部45
とをそれぞれ一体に結合している。冷却水流入口部44
の流入口(連通口)44aおよび冷却水流出口部45の
流出口(連通口)45aにはゴムチューブ46・47が
装着され、これらの装着部を緊締リング46a・47a
でそれぞれ締め付けてゴムチューブ46・47が容易に
外れないようにしている。そして、オイルクーラ40の
一側面両端の取付用フランジ42a・43aを、メイン
ギャラリ38の開口39のフランジ39aにネジ(図示
せず)で取り付けて、各開口39にオイル連通口42・
43を接続している。
【0027】図3に示すように、メインギャラリ38は
エンジン10本体の一側部において一端から他端にかけ
て貫通する孔を穿設し、この貫通孔の一端部(後端部)
38aに盲栓48を装填して閉塞することにより形成さ
れる。このメインギャラリ38の盲栓48と反対側で開
口39に連通する直角方向の連通路39bの入口のすぐ
下流側に、盲栓49の装着部38bが形成され、この装
着部38bに盲栓49を装填してメインギャラリ38の
一端より流入する潤滑油を、メインギャラリ38に対し
直角方向の連通路39bを介してオイルクーラ40へ導
くようにする。
【0028】次に、上記の構成からなる本実施例にかか
るオイルクーラ構造について、その使用態様を説明す
る。
【0029】図3において、オイルクーラ40の冷却水
流入口44aに、一端をウォータジェットポンプ(図
1)あるいはエンジン10のラジエータ(図示せず)に
接続したゴムチューブ46を接続し、冷却水流出口45
aには、例えば外部に連通するゴムチューブ47を接続
する。
【0030】また、メインギャラリ38に連通する開口
39を設けたのち、盲栓49の装着部38bに盲栓49
を装填する。それから、オイルクーラ40の両端の取付
フランジ42a・43aをメインギャラリ38の開口3
9のフランジ39aに止ネジ(図示せず)等で取り付
け、各開口39にオイル連通口42・43を接続する。
【0031】この状態で、図6において潤滑油溜まり部
27に集まった潤滑油は、そこに配置されたストレーナ
(図示せず)を通して比較的大きな異物が除去されてか
ら、スカベンジングポンプによってクランクケース13
等に形成された油路等を通って潤滑油タンク15に送ら
れる。潤滑油タンク15内の潤滑油は、ファインストレ
ーナ(図示は省略)を通ったのち、フィードポンプによ
って圧送され、逆止弁(図示せず)を通ったのち、シリ
ンダブロック12の下端部のメインギャラリ38の流入
口部38aからオイルクーラ40へ圧送される。潤滑油
はオイルクーラ本体40Aの連通口42からオイル流通
路40bに流入しそこを流通する間に、内外周囲の冷却
水流通路40aおよび冷却水流通路40cを通過する冷
却水で冷却され、連通口43からメインギャラリ38内
に流入する。そして、メインギャラリ38から潤滑油が
略L形の噴射ノズル30によりピストン23の頂部裏面
に噴射されたり、シリンダブロック12の油路12a
(図3)を経由してクランク軸25の軸受に圧送された
り、カムシャフトの軸受部(図示せず)等の潤滑の必要
な各部へ供給されたりする。
【0032】一方、上記のようにしてエンジン10内の
各部に供給された潤滑油は、図5のようにカムチェーン
室31の下端部へ落下し、一端から潤滑油溜まり部27
に流入する。またシリンダヘッド11(図6)内の潤滑
油は3つの導入孔35から縦孔36に流入したのち、2
本の潤滑油落下孔37から連通孔29に流入したのち横
孔28を通して潤滑油溜まり部27に流入する。さらに
図6に示すようにシリンダライナ12A摺動面などから
潤滑油がクランクケース13の底部13a上に落下する
が、底部13a上の潤滑油は回転するクランク軸25の
バランスウエイト25cによって掻き上げられ、取入れ
口27eから潤滑油溜まり部27内に流入する。
【0033】このようにして潤滑油溜まり部27に集め
られた潤滑油は、次の〜の順序でエンジン10の各
部へ供給される。すなわち、潤滑油溜まり部27→
第1フィルター(図示せず)→スカベジングポンプ(図
示せず)→潤滑油タンク15→第2フィルター(図示
せず)→フィードポンプ(図示せず)→逆止弁(図示
せず)→ジェネレータカバー33(図2)の潤滑油通
路(図示せず)→ジェネレータカバー33(図2)の第
3フィルター34(図2)→潤滑油通路(図示せず)→
オイルクーラ40→メインギャラリ38→エンジ
ン10内の各潤滑部→クランクケース底部13a→潤
滑油溜まり部27。
【0034】以上に本発明にかかるオイルクーラ構造の
一例を説明したが、下記のように実施することもでき
る。
【0035】 小型滑走艇用エンジンに限らず、自動
車のエンジンにも適用できる。
【0036】 ドライサンプ式エンジンに限らず、ウ
エットサンプ式エンジンにも適用できる。
【0037】 エンジンの気筒数は4気筒に限らず、
2気筒、6気筒などいずれの気筒でも適用できる。
【0038】 図3において、メインギャラリ38の
上流側の盲栓等の装着部38bに盲栓49に代えてサー
モスタット式開閉弁(図示せず)を装着することによ
り、エンジン10の運転開始直後のように潤滑油の温度
が低い時には、開閉弁が開放されているので、オイルク
ーラ40に連通する流路抵抗の大きい直角方向の連通路
39bへはほとんど流れず、直接にメインギャラリ38
内に流入する。このため、潤滑油は温度が上昇したとき
にだけオイルクーラ40で冷却される。
【0039】 オイルクーラ本体40Aは三重管構造
にせず、二重管構造にして構造を簡略化してもよい。
【0040】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のエンジンのオイルクーラ構造には、次のような効果が
ある。
【0041】(1) 請求項1記載の発明では、オイルク
ーラ本体の構造が直管状の重管構造であるから構造が簡
単で小型化が図れ、しかもエンジンの直線状の潤滑油通
路とほぼ平行に配置されるから、オイルクーラの取付状
態での占有スペースが極力抑えられる。またオイルクー
ラ本体を重管構造にしてオイルの流通路と平行に冷却水
を流通させるから、コンパクトであってもオイルを効率
よく冷却でき冷却能力が高い。さらにオイルクーラ本体
の各オイル連通口に設けた取付用フランジによりエンジ
ン本体の潤滑油通路との連通部にオイルクーラ本体を取
り付けるから、オイルクーラの取付と潤滑油通路への接
続とが同時にでき、オイルクーラの着脱作業が容易で短
時間にできる。
【0042】(2) 請求項2記載の発明では、オイル流
通路内を流通するオイルを内外両方の周囲を流通する冷
却水によって冷却するから冷却効果が高いうえに、オイ
ル流通路内にはフィンを装入しているから、流通する潤
滑油の熱がフィンを介して内外の冷却水に伝熱されて冷
却され、冷却効果が一層向上する。また冷却水の流通管
路内にフィンを設けていないから、例えば小型滑走艇に
エンジンを搭載する場合に外部水を冷却水としてオイル
クーラ本体内に導入しても藻などで冷却水の流通管路が
閉塞されにくい。
【0043】(3) 請求項3記載の発明では、オイル流
入端部の装着部に盲栓を装填することにより潤滑油をオ
イルクーラ流入させて冷却することができ、また盲栓に
代えてサーモスタット式開閉弁を装填することにより油
温が低いときにはオイルがオイルクーラを経由せずに、
油温が上昇したときにだけ、潤滑油をオイルクーラを経
由させ冷却してから潤滑油通路内に流入させることがで
きるから、エンジンの運転性能を最大限に引き出すこと
ができる。
【0044】(4) 請求項4記載の発明では、オイルク
ーラ構造を備えるエンジンがクランクケース内に潤滑油
を溜めるのではなく別に潤滑油タンクを有するドライサ
ンプ方式をとっているため、a)クランク軸等の回転体が
潤滑油面に接することによる出力低下や、潤滑油の掻き
上げによるオイルミストの飛散を抑制できる、b)オイル
パンが不要であるためにエンジンの位置を下げることが
でき、特に小型滑走艇に搭載する場合に船体の低重心化
を図ることができる、c)エンジンの高さ寸法を小さくす
ることができる、d)運転走行の際にも油面変化の影響を
受けないため、ポンプにより常に適正な量の潤滑油をエ
ンジンの各部に圧送することができる、e)掻き上げに伴
なう潤滑油の撹拌が無いので、油温上昇を抑制できる、
f)傾斜時にも潤滑油タンク内の潤滑油量はほとんど変化
しない、などのドライサンプ方式のメリットがあるう
え、これらの効果に加えて、クランクケース底部の片側
に寄せて潤滑油溜まり部を設けたことにより、クランク
ケース底部の中央部に例えば潤滑油を溜めるためのスペ
ースなどが不要で、クランク軸を最大限低い位置に下げ
ることができるから、エンジンの全体高さをより一層低
く抑えられるとともに、エンジン本体の重心も一層低く
なって、上記したb)・c)の利点が一層強調される。
【0045】(5) 請求項5記載の発明では、オイルク
ーラ本体の構造が簡単で、コンパクトであることに加
え、エンジン本体の直線状の潤滑油通路に沿ってほぼ平
行に取り付けられることから、占有スペースが小さく邪
魔にならず、特にエンジン等の設置スペースの限られた
空間内にオイルクーラを備えたエンジンが余裕もって収
められるとともに、ウォータジェットポンプなどから簡
単に導入できる低温の外部水(海水や湖水や河川水)を
オイルクーラ本体内に流通させることにより、温度の上
昇したオイルを効率よく冷却できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかるオイルクーラ構造を備
えた四気筒4サイクルエンジンを搭載した小型滑走艇を
示す側面図で、一部透視して示している。
【図2】図1のA−A線に沿った断面図である。
【図3】図1の4サイクルエンジンにオイルクーラを取
り付けた状態を拡大して示す部分平面図である。
【図4】図4(a)は本実施例にかかるオイルクーラの平
面図、図4(b)は図4(a)のB−B線断面図である。
【図5】シリンダヘッドを取り外した状態のエンジン本
体を示す右側面図である。
【図6】図1のC−C線拡大断面図である。
【符号の説明】
1 小型滑走艇 10 エンジン 11 シリンダヘッド 12 シリンダブロック 13 クランクケース 15 潤滑油タンク(オイルタンク) 25 クランク軸 27 潤滑油溜まり部 28 横孔 29 連通孔 38 潤滑油通路(メインギャラリ) 39 開口 39a フランジ 39b 連通路 40 オイルクーラ 40A オイルクーラ本体 40b オイル流通路 40a・40c 冷却水流通路 41 金属製フィン 42・43 オイル連通口 42a・43a 取付用フランジ 44 冷却水流入口部 44a 流入口(連通口) 45 冷却水流出口部 45a 流出口(連通口) 46・47 ゴムチューブ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年9月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】図1は実施例のオイルクーラ構造を備えた
四気筒4サイクルエンジンを搭載した小型滑走艇を示す
側面図で、一部透視して示しており、図2は図1のA−
A線に沿った断面図、図3は図1の4サイクルエンジン
にオイルクーラを取り付けた状態を拡大して示す部分平
面図、図4(a)は本実施例にかかるオイルクーラの平面
図、図4(b)は図4(a)の線断面図、図5はシリ
ンダヘッドを取り外した状態のエンジン本体を示す右側
面図、図6は図1のC−C線拡大断面図である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン本体の一側部に沿って直線状に
    設けられた潤滑油通路とほぼ平行に配置される直管状の
    水冷式オイルクーラ構造であって、 オイルクーラ本体を重管構造に形成し、該重管路のうち
    一の管路をオイル流通路にしてこのオイル流通路に連通
    するオイル連通口を、オイルクーラ本体の一側面の両端
    部に開口させるとともに、 残りの管路を冷却水流通路にして該冷却水流通路との連
    通口を、オイルクーラ本体の両端にそれぞれ開口させ、 前記各オイル連通口の開口部周囲に取付用フランジを形
    設し、前記エンジン本体の、潤滑油通路との連通部に、
    前記オイルクーラ本体の前記オイル連通口をそれぞれ取
    付用フランジを介して着脱可能に取り付けるようにした
    ことを特徴とするエンジンのオイルクーラ構造。
  2. 【請求項2】 前記オイルクーラ本体を三重管構造に形
    成し、半径方向の中間の管路をオイル流通路にして該管
    路内にフィンを装入した請求項1記載のエンジンのオイ
    ルクーラ構造。
  3. 【請求項3】 前記エンジン本体の前記潤滑油通路の流
    入口部寄りで、前記連通部のすぐ下流側に、盲栓又はサ
    ーモスタット式開閉弁の装着部を設けた請求項1又は2
    記載のエンジンのオイルクーラ構造。
  4. 【請求項4】 前記エンジン本体のシリンダブロックと
    クランクケースとの境目付近に軸方向に沿って前記潤滑
    油通路を設け、エンジン本体と一体的に形成した潤滑油
    タンク内にクランクケース底部の片側に寄せて設けた潤
    滑油溜まり部のオイルをスカベジングポンプによって前
    記潤滑油タンク内に導入し、該潤滑油タンク内のオイル
    をフィードポンプによって前記潤滑油通路に圧送したの
    ち、エンジンの潤滑必要部に供給する請求項1〜3のい
    ずれかに記載のエンジンのオイルクーラ構造。
  5. 【請求項5】 前記エンジンを小型滑走艇に搭載してそ
    の推進用のウォータジェットポンプを駆動するために使
    用し、前記オイルクーラ本体の冷却水流通路に外部水を
    流通させる請求項1〜4のいずれかに記載の4サイクル
    エンジンのオイルクーラ構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20040003145A (ko) * 2002-06-29 2004-01-13 현대자동차주식회사 냉각수를 이용한 엔진오일 냉각 시스템
US6988919B2 (en) 2002-10-29 2006-01-24 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Oil cooler and small watercraft

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