JPH1181567A - 生態系育成用屋根及び屋根材 - Google Patents

生態系育成用屋根及び屋根材

Info

Publication number
JPH1181567A
JPH1181567A JP9260872A JP26087297A JPH1181567A JP H1181567 A JPH1181567 A JP H1181567A JP 9260872 A JP9260872 A JP 9260872A JP 26087297 A JP26087297 A JP 26087297A JP H1181567 A JPH1181567 A JP H1181567A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roof
lava
substrate
plants
porous material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9260872A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Sato
俊明 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON NATUROC KK
Original Assignee
NIPPON NATUROC KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NIPPON NATUROC KK filed Critical NIPPON NATUROC KK
Priority to JP9260872A priority Critical patent/JPH1181567A/ja
Publication of JPH1181567A publication Critical patent/JPH1181567A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation
    • Y02A30/24Structural elements or technologies for improving thermal insulation
    • Y02A30/254Roof garden systems; Roof coverings with high solar reflectance
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B80/00Architectural or constructional elements improving the thermal performance of buildings
    • Y02B80/32Roof garden systems

Landscapes

  • Cultivation Of Plants (AREA)
  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 人工物の屋根の表面を自然環境に優しくする
とともに、生態系の保全にも有効な屋根および屋根材を
提供し、環境保全、生態系保全に寄与する表面部とす
る。 【解決手段】 生態系を崩すこと無く、むしろ生物の新
たな生息域にもなるようにするため、屋根の表面に熔岩
などの多孔質材3を設け、多孔質材3に植物を生育さ
せ、多孔質材の気泡で屋根を断熱し、生育した植物によ
り、屋根の温度上昇を抑制するようにした。軽量、かつ
強度も十分ある中空部2を有する基板1に溶岩などの多
孔質材3を固着し、さらに、基板1の中空部に保水機能
を有する詰物5を充填し、表面に水分を供給し、植物、
動物の育成を助けるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物の屋根およ
び屋根材に関し、その表面の外観を自然環境に溶けこま
せるとともに、環境保全、生態系の保全にも有効な屋根
および屋根材である。
【0002】
【従来の技術】従来の屋根材は、植物、小動物、昆虫等
の生育の場としては不毛であり、生物を育成する場とし
ては不適当であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の屋根材は、金
属、無機材料、樹脂やコンクリートであり、生物に不可
欠の水分の補給がなく、表面に植物が育成せず、昆虫や
小動物が棲息することができなかった。コンクリートの
表面に自然石を埋め込んだものは、視覚的には自然環境
にマッチするものの、コンクリートに植物が生育し、小
動物が生育したり産卵することは稀で、屋根材が生態系
と同化しなかった。
【0004】本発明は、屋根の表面を自然環境に優しく
するとともに、生態系の保全にも有効な屋根および屋根
材を提供し、環境保全、生態系保全にも寄与する表面部
とするようにした。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、生態系を崩すこ
と無く、むしろ生物の新たな生息域にもなるようにする
ため、屋根の表面に熔岩などの多孔質材を設け、多孔質
材に植物を生育させ、多孔質材の気泡で屋根を断熱し、
植物により、屋根の温度上昇を抑制するようにした。ま
た、軽量で強度も十分にある中空部を有する基板に熔岩
などの多孔質材を固着し、さらに、基板の中空部に保水
機能を有する詰物を充填し、植物、動物の育成を助ける
ようにした。
【0006】そして、本発明の屋根材を使用すること
で、屋根の表面を効率よく自然環境にマッチしたもの
に、容易かつ低コストで施工できる。基板は容易に交換
可能とすることもでき、しかも生態系の保全にも優れた
ものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明を説
明する。図2は、本発明の屋根材の斜視図を示す。屋根
材は、基板1、中空部2、熔岩などの多孔質材3、保水
機能を有する詰物5からなる。
【0008】多孔質材3は、安価に入手でき、透水性で
多数の孔を有し、表面が凹凸状の熔岩が望ましい。熔岩
は水分を吸収し、保湿性、透水性に富み、また、常に湿
潤状態を保持しやすいので、苔などの植物を育成し易
く、熔岩と熔岩との間にも植物が育成し易くなる。ま
た、熔岩の凹凸部に微生物が棲息することにより、水の
浄化作用をもたせることも可能であり、雨水を浄化して
生態系に好ましい自然環境を得ることができる。多孔質
なものとしてこのほか、軽石等の天然石材、軽量骨材、
人工軽量骨材、またはポーラスコンクリートで自然石風
のものが使用できる。天然の多孔質材3は、適当な形状
と大きさにカットして基板1の表面に貼着するか埋め込
む。
【0009】基板1は中空部2を有し、十分な耐久性が
あるものであれば特に限定されない。中空部の大きさは
基板の強度を保持するため1カ所につき断面積で2cm
2程度が望ましく、中空部の数は適宜選定する。基板1
としては、セメントと珪砂の混合物を大気圧より低圧下
で中空構造に押し出し成形し、オートクレーブ養生して
緻密なトバモライト結晶とした押し出し成形板、あるい
はPC板を使用することが耐久性の高い屋根材が得られ
るので望ましい。一方、基板にプラスチック板、FRP
を用いれば軽量で低コストに製造することが可能とな
る。
【0010】曲げ強度は2〜15MPa、透水係数1〜
20×10-2cm/sec程度とするのが好ましい。予
め生態系育成用屋根材を設置する地域の苔の胞子を、熔
岩(多孔質材)3の表面または孔内に植え付けておくこ
とにより、苔が早期に基板表面を覆うようになる。
【0011】多孔質材3の基板1への貼り付けは、基板
1に接着剤を塗布して貼着する。接着剤は耐久性に富む
ものであれば特に限定しないが、エポキシ系のものが望
ましい。多孔質材3を貼り付け、それらの間には、熔岩
の粉砕物を撒いて接着し、屋根材表面を同じ色調とす
る。
【0012】また、熔岩3と基板1の固着手段として
は、製造時に熔岩3を基板1に埋め込んだり、アンカー
ボルトを使用して固定するなど種々の手法を採用でき
る。基板1と熔岩3との固着に着脱自在の固着手段を採
用すれば、交換を容易にすることができる。この場合の
固着方法としては、熔岩3の裏面に金属板取り付け、基
板1の表面にフレームを設け、フレーム内に強力な磁石
を組み込んだり、また、熔岩3にフックを設けて基板に
引掛けて固着する方法がある。
【0013】基板1に中空部2設けた場合には、中空部
2には保水機能を有する詰物5を充填する。この詰物と
しては、高吸水性樹脂(例えばデンプン−アクリロニト
リルグラフト重合体の加水分解物、セルロース−アクリ
ロニトリルグラフト重合体の加水分解物など)、粘土
(モンモリナイト、アロフェインを含有しているも
の)、バーミキュライト、真珠岩系のパーライト、焼成
珪藻土、スポンジなどが挙げられる。中でも、高吸水性
高分子樹脂、粘土、スポンジは保水性が高いので望まし
い。
【0014】基板1の中空部に充填するにあたっては、
これらの詰物をネット、あるいは透水性の袋で包むこと
によってカートリッジ化することにより、基板1の中空
部2に容易に挿入することができる。ネットはポリプロ
ピレン製などの編み目の小さなものが、また、透水性の
袋は、和紙、不織布によるものが望ましい。また、これ
らの詰物5をそのままの状態で中空部2に充填してもよ
い。
【0015】全ての中空部2に保水機能を有する詰物5
を充填するのでなく、中空部2の一部を空間のままにし
ておくなど詰物5の充填量や充填形態は目的や設定場所
に応じて適宜変更する。
【0016】本発明の生態系育成用屋根材の施工は、例
えば、図1に示すように、屋根材をそのまま屋根の表面
に貼着する。この場合の貼着は、取り付け金物を用いる
か、ホールインアンカーを用いる。また、取り外しを行
わない場合は多孔質材3の貼着に用いた接着剤を用いて
もよい。
【0017】なお、本発明の屋根材の接続については、
図3に示すように、シール6を有する継手構造として屋
根材間の水密性を保つことができる。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、屋根を自然環境に優し
く、生態系の育成に適したものとすることができる。屋
根の表面に熔岩などの多孔質材を設けたので、多孔質材
に植物が生育し、環境にとけ込む外観を与え、植物と多
孔質材の気泡で断熱効果が得られ、屋根の温度上昇が抑
制される。
【0019】さらに、生態系育成用屋根材の中空部に充
填した保水機能を有する詰物からの水分補給により表面
部が湿潤状態に保たれるため苔の付着が容易になり、苔
の生育により微生物や昆虫、小動物が棲息するようにな
り、また、多孔質材の自然石の浄化作用により雨水を浄
化することができ、生態系に優しい環境が得られ、屋根
自体を生態系の育成の場とすることができる。また、太
陽の熱を吸収するため都市のヒートアイランド化および
地球温暖化の防止にも微力ながら貢献することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の屋根の斜視図
【図2】屋根材斜視図
【図3】屋根材の継手の一実施態様を示す図
【符号の説明】
1 基板 2 中空部 3 多孔質材(熔岩) 5 詰物 6 シール

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋根の表面に熔岩などの多孔質材を設
    け、多孔質材に植物を生育させ、多孔質材の気泡で屋根
    を断熱し、植物により、屋根の温度上昇を抑制するよう
    にした屋根。
  2. 【請求項2】 基板の周囲にシールが設けてあり、表面
    には熔岩などの多孔質岩石が貼り付けてある屋根材。
  3. 【請求項3】 請求項2において、基板は中空部を有す
    る屋根材。
  4. 【請求項4】 請求項3において、保水機能を有する詰
    物が中空部に充填してある屋根材。
  5. 【請求項5】 請求項3〜4において、基板がPC板、
    プラスチック板、FRP、または、トバモライト結晶か
    らなる押出し成形品のいずれかである屋根材。
  6. 【請求項6】請求項4において、保水機能を有する詰物
    が粘土、スポンジ、高吸水性樹脂のいずれかである屋根
    材。
JP9260872A 1997-09-09 1997-09-09 生態系育成用屋根及び屋根材 Pending JPH1181567A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9260872A JPH1181567A (ja) 1997-09-09 1997-09-09 生態系育成用屋根及び屋根材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9260872A JPH1181567A (ja) 1997-09-09 1997-09-09 生態系育成用屋根及び屋根材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1181567A true JPH1181567A (ja) 1999-03-26

Family

ID=17353931

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9260872A Pending JPH1181567A (ja) 1997-09-09 1997-09-09 生態系育成用屋根及び屋根材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1181567A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008048635A (ja) * 2006-08-23 2008-03-06 Dokoo:Kk 植物の育成方法及び植栽部材
JP2008208607A (ja) * 2007-02-26 2008-09-11 Nippon Naturock Kk 多孔質天然石を利用したサイディング及びサイディング工法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008048635A (ja) * 2006-08-23 2008-03-06 Dokoo:Kk 植物の育成方法及び植栽部材
JP2008208607A (ja) * 2007-02-26 2008-09-11 Nippon Naturock Kk 多孔質天然石を利用したサイディング及びサイディング工法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008500062A5 (ja)
KR20030002458A (ko) 생태환경조성 및 수질 정화용 부도체와 그 제조방법
WO2005064087A1 (ja) 側溝用ブロック構造物及び該側溝用ブロック構造物によって形成された水路並びに側溝用ブロック構造物の製造方法
JPH11158896A (ja) 生態系育成用パネルおよびその製造方法
JPH1181567A (ja) 生態系育成用屋根及び屋根材
JP3718277B2 (ja) 生態系育成表面化粧板
JP2004290044A (ja) 緑化用パネル
JP2002027829A (ja) 軽量薄板の壁面緑化装置
JP3751214B2 (ja) 緑化容器
JP2003250335A (ja) 緑化用コケ植物担持体
JPH11170798A (ja) 曲面構造物装飾材及び曲面構造物の表面化粧方法
JP2003090055A (ja) コンクリート表面化粧用基材
JP2003041593A (ja) コンクリート構築物又は無土壌岩盤の壁面の緑化方法及び緑化構造
JP4229233B2 (ja) ポケット付きコンクリート壁面化粧用シート
JP2006322219A (ja) ポケット付き壁面材とその施工方法
JP2005261318A (ja) 緑化ブロック
JP3228966B2 (ja) つる植物登攀用体及びその使用方法
JP2000032854A (ja) 防草システムマット
JP4116923B2 (ja) 緑化用構造体
JP2002315436A (ja) ユニット式壁面緑化システムおよび緑化工法
JP2002160500A (ja) コンクリート表面装飾用シート
JPH08322405A (ja) 陸生植物の水上園芸法
JPH0748823A (ja) 石組み緑化工法
JP2004065123A (ja) 建造物の床面緑化方法
JP3057057B2 (ja) 外構部材の化粧方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040907

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060628

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060815

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061016

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070508