JPH1180796A - 液体洗浄剤組成物 - Google Patents

液体洗浄剤組成物

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JPH1180796A
JPH1180796A JP23743197A JP23743197A JPH1180796A JP H1180796 A JPH1180796 A JP H1180796A JP 23743197 A JP23743197 A JP 23743197A JP 23743197 A JP23743197 A JP 23743197A JP H1180796 A JPH1180796 A JP H1180796A
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豊 原
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宣子 杉本
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 台所用などの硬表面用や身体または毛髪用
の、皮膚刺激が温和で、洗剤力と低温保存安定性に優れ
たコンパクトタイプの液体洗浄剤組成物を提供する。 【解決手段】 a)高級脂肪酸モノ及び/又はジエタノ
ールアミド8〜25重量%と、b)アルコールエトキシ
レート8〜25重量%とを含有し、a成分とb成分の配合
比率1:2〜2:1、合計配合量16〜40重量%であ
り、かつc)芳香族カルボン酸又はその塩の一種以上の
化合物1〜8重量%と、d)芳香族スルホン酸又はその
塩の一種以上の化合物0〜8重量%とを含有し、重量比
がc成分≧d成分となる、界面活性剤を30〜50重量%
含有する液体洗浄剤組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、台所用を始めとす
る硬表面用洗浄剤や、身体または毛髪用洗浄剤として極
めて有用なコンパクトタイプの液体洗浄剤組成物に関
し、更に詳しくは、皮膚に対する刺激が極めて温和で高
いマイルド性を備えると共に、優れた洗剤力をも有し、
しかも低温での保存安定性に優れた液体洗浄剤組成物に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、台所用を始めとする液体洗浄剤
や、身体または毛髪用の液体洗浄剤は、コンパクトタイ
プが主流となってきており、消費者及び流通業者等に多
大なメリットを与えている。
【0003】従来のコンパクトタイプの液体洗浄剤組成
物に配合される界面活性剤は、優れた洗浄作用を有する
点等からアニオン性界面活性剤を主要とした開発がこれ
まで数多くなされてきた。一般に、このアニオン性界面
活性剤を中心とした液体洗浄剤組成物を台所用洗浄剤と
して用いると、手荒れが生ずる点に問題があることが知
られている。
【0004】そこで、上記問題点を解決するために最近
の液体洗浄剤組成物は、アニオン性界面活性剤とアミン
オキシドとの併用が提案され、実用化されてきている。
しかしながら、台所用洗浄剤がコンパクト化され、直接
手に触れる洗剤中の界面活性剤濃度が高くなった今日で
は、再び更なるマイルド性の向上が求められるようにな
ってきている。
【0005】マイルド性を更に向上せしめた液体洗浄剤
組成物としては、マイルド性の高いアミドプロピルベタ
イン等の両性界面活性剤の併用が知られているが(例え
ば、特開平4−253943号公報、及び特開平7−6
2388公報等)、両性界面活性剤も本質的には電荷を
有するものであり、皮膚や毛髪に吸着し、体内に進入し
てしまうと刺激を示すことがある点に課題がある。
【0006】この課題を解決するためには、電荷を本質
的に有さないノニオン性界面活性剤を多く利用すればよ
いことは容易に類推できるが、ノニオン性界面活性剤だ
けでは、起泡力や洗浄力といった、洗浄剤に本来求めら
れる機能を満足することはできなかった。
【0007】一方、本願出願人は、ノニオン性界面活性
剤であるにも拘らず、非常に高い洗浄力を有するアルカ
ノールアミドを配合した液体洗浄剤組成物を提案してい
る(特開昭63−112700号公報、特開平3−18
8195公報)。しかしながら、このアルカノールアミ
ドは、融点が高いため、液体洗浄剤の主成分として配合
すると、低温保存安定性が若干悪く、析出物が生じた
り、白濁や固化を生じやすい点に若干の課題があり、ま
た、ノニオン性であるため、蛋白変成は起こさないが、
皮膚に対する刺激性を若干有するものであった。
【0008】このため、アルカノールアミドを主成分と
する、皮膚に対する刺激が温和で高いマイルド性を有
し、しかも、洗浄力に優れ、更には低温安定性の良好な
液体洗浄剤組成物の開発が近年強く要望されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の課題に鑑み、これを解消しようとするものであり、
皮膚に対する刺激が温和で高いマイルド性を有し、しか
も、洗浄力に優れ、低温安定性も良好なコンパクトタイ
プの液体洗浄剤組成物を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記従来
技術の課題を解決するため鋭意検討した結果、界面活性
剤を30〜50重量%の範囲で含有する液体洗浄剤組成
物において、特定のノニオン性界面活性剤と特定成分と
を特定量配合することにより、上記目的の液体洗浄剤組
成物が得られることを見い出し、本発明を完成するに至
ったのである。すなわち、本発明の液体洗浄剤組成物
は、界面活性剤を30〜50重量%の範囲で含有する液
体洗浄剤組成物であって、該液体洗浄剤組成物には、
(a)高級脂肪酸モノ及び/又はジエタノールアミド8
〜25重量%と、(b)アルコールエトキシレート8〜
25重量%とを含有し、かつ、上記(a)成分と(b)成
分の配合比率〔(a):(b)〕が1:2〜2:1であり、更
に、(a)成分と(b)成分の合計配合量が16〜40重
量%と、かつ、(c)芳香族カルボン酸又はその塩の中
から選ばれる少なくとも一種の化合物1〜8重量%と、
(d)芳香族スルホン酸又はその塩の中から選ばれる少
なくとも一種の化合物0〜8重量%とを含有し、上記
(c)成分及び(d)成分の重量比が(c)≧(d)となること
を特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を詳
細に説明する。本発明で用いる高級脂肪酸モノ及び/又
はジエタノールアミド〔(a)成分〕は、ノニオン性界面
活性剤の一種であり、その構造や製造法などによって特
に限定されるものではないが、好ましくは、脂肪酸残基
の炭素数が8〜18、更に好ましくは、10〜14であ
ることが望ましい。具体的には、デカン酸モノエタノー
ルアミド、デカン酸ジエタノールアミド、ラウリン酸モ
ノエタノールアミド、ラウリン酸ジエタノールアミド、
ミリスチン酸モノエタノールアミド、ミリスチン酸ジエ
タノールアミド、椰子脂肪酸モノエタノールアミド、椰
子脂肪酸ジエタノールアミド等が挙げられ、これらは単
独又は混合して使用することができる。これらの中で
も、ラウリン酸ジエタノールアミドは、洗浄力が特異的
に高いので特に好ましく、本発明で使用される高級脂肪
酸モノ及び/又はジエタノールアミドのうち、当該(a)
成分の量に対し、少なくとも50重量%以上、更に好ま
しくは、70重量%以上がラウリン酸ジエタノールアミ
ドであることが特に望ましい。
【0012】本発明における高級脂肪酸モノ及び/又は
ジエタノールアミドの配合量は、組成物全量に対し、8
〜25重量%、好ましくは9〜20重量%である。配合
量が8重量%未満であると、十分な洗浄力を発揮するこ
とができず、一方、25重量%を越えると、析出や固化
が生じやすくなり、好ましくない。
【0013】本発明で用いるアルコールエトキシレート
〔(b)成分〕は、アルコールのエチレンオキシド付加物
であり、ノニオン性界面活性剤の一種である。本発明に
おけるアルコールエトキシレートは、その構造や製造法
などによって特に限定されるものではなく、好ましく
は、アルキル疎水基の炭素数が8〜18、親水基のオキ
シエチレン基の平均重合度が1〜50であれば好まし
い。更に好ましくは、疎水基の炭素数が10〜14、親
水基の平均重合度が12以上であることが望ましい。具
体的には、ポリオキシエチレン(12)ラウリルエーテ
ル、ポリオキシエチレン(12)デシルエーテル、ポリ
オキシエチレン(15)ラウリルエーテル、ポリオキシ
エチレン(15)ミリスチルエーテル、ポリオキシエチ
レン(20)ラウリルエーテル、ポリオキシエチレン
(20)ミリスチルエーテル、ポリオキシエチレン(3
0)ラウリルエーテル等が挙げられ、これらは単独又は
混合して使用することができる。これらの中でも、ポリ
オキシエチレン(12)ラウリルエーテル及びポリオキ
シエチレン(15)ラウリルエーテルは、マイルド性と
低温安定性とを両立する点で特に好ましい。
【0014】本発明におけるアルコールエトキシレート
の配合量は、8〜25重量%、好ましくは9〜20重量
%である。本発明において、この高EO付加型のアルコ
ールエトキシレートの配合が特にマイルド性に寄与する
こととなるので、配合量が8重量%未満であると皮膚刺
激性を完全に緩和することができず、逆に、高EO付加
型のアルコールエトキシレートは洗浄力が低いので、配
合量が多すぎると、すなわち、配合量が25重量%を越
えると、洗浄力の低下を招き、好ましくない。また、本
発明においては、これら両者((a)成分、(b)成分)
の効果を最大限に発揮する組み合わせを特徴としてお
り、具体的には、上記(a)成分と(b)成分の配合比率
〔(a):(b)、重量比〕が1:2〜2:1であること、か
つ、合計配合量〔(a)+(b)、重量%]が組成物全量に対
し、20〜40重量%であることが必要である。上記配
合比率および配合量の範囲を超えると、目的とするマイ
ルド性と洗浄力の両立ができなくなり、好ましくない。
【0015】本発明においては、芳香族カルボン酸又は
その塩の中から選ばれる少なくとも一種の化合物が必須
成分〔(c)成分〕として含まれる。芳香族カルボン酸と
しては、例えば、安息香酸、サリチル酸などが挙げら
れ、これらは単独又は混合して使用することができる。
これらの化合物は、アルカノールアミドの低温安定性を
最も効果的に改善するハイドロトロープ剤としての役割
を有する。この芳香族カルボン酸又はその塩の配合量
は、1〜8重量%、好ましくは、3〜6重量%である。
配合量が1重量%未満であると、ハイドロトロープ効果
が不足するため低温安定性が悪くなり、一方、8重量%
を越えると、これらの化合物は抗菌剤としての作用も有
するため、皮膚刺激を生じる可能性もあることとなり、
好ましくない。
【0016】更に、本発明では、芳香族スルホン酸又は
その塩から選ばれる少なくとも一種の化合物が必須成分
等〔(d)成分〕として含まれる。芳香族スルホン酸とし
ては、例えば、トルエンスルホン酸、キシレンスルホン
酸、キュメンスルホン酸などが挙げられ、これらは単独
又は混合して使用することができる。これらの芳香族ス
ルホン酸もハイドロトロープ剤としての効果を有する
が、単独では芳香族カルボン酸程の効果はないが、芳香
族カルボン酸と同量以下の量の芳香族スルホン酸とをハ
イドロトロープ剤として併用して添加すると、両者の間
に相乗効果が作用し、芳香族カルボン酸単独の場合より
も更に良好な低温安定性を得ることができることとな
る。この芳香族スルホン酸の配合量は、0〜8重量%、
好ましくは、2〜6重量%である。この芳香族スルホン
酸〔(d)成分〕の配合量が、芳香族カルボン酸〔(c)
成分〕の配合量を上回ってしまうと、すなわち、上記
(c)成分及び(d)成分の重量比が(c)≧(d)となると、
プラスの相乗効果は発現されなくなり、芳香族カルボン
酸単独の場合よりも低温安定性は悪くなることがあり、
好ましくない。
【0017】また、本発明の洗浄剤組成物には、その
他、従来から使用されてきた上記(a)成分及び(b)成分以
外の界面活性剤やその他の添加物を本発明の効果を損な
わない範囲で任意に組み合わせて使用してもよい。
【0018】本発明において、配合可能な上記(a)成分
及び(b)成分以外のノニオン性界面活性剤としては、例
えば、分子中に2つ以上の遊離水酸基を有する環状又は
非環状型ポリオールを親水基に有するノニオン性界面活
性剤が挙げられる。具体的には、アルキルポリグルコシ
ド、メチルグルコシド脂肪酸エステル、エチルグルコシ
ド脂肪酸エステル、しょ糖脂肪酸エステル、アルキルマ
ンノシド、アルキルフルクトシド、メチルグルカミン脂
肪酸アミド、アルキルポリグリセリドなどが挙げられる
が、これらには限定はされものではない。
【0019】更に、本発明の洗浄剤組成物には、アニオ
ン性界面活性剤、両性界面活性剤も本発明の効果を損な
わない範囲で好ましく配合可能である。使用できるアニ
オン性界面活性剤は、その種類や構造などによって特に
限定はされないが、具体的には、ポリオキシエチレンア
ルキルエーテル硫酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、
α−スルホ脂肪酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、
脂肪酸石鹸、スルホコハク酸塩、アルキルエーテルカル
ボン酸塩等が挙げられるが、これらに限定されるもので
はない。
【0020】また、両性界面活性剤としては、例えば、
アミンオキサイド、アルキルベタイン、アルキルヒドロ
キシスルホベタイン、アルキルアミドベタイン、イミダ
ゾリニウムベタイン、アルキルアミノ酸等が挙げられる
が、これらに限定されるものではない。
【0021】これらの界面活性剤は、単独で又は適宜2
種以上の組み合わせて配合することができる。本発明に
おいては、上記各種界面活性剤及び上述の(a)成分、(b)
成分の合計重量が洗浄剤組成物全量に対し、30〜50
重量%の範囲で含有されることが必要であり、これによ
り目的のコンパクトタイプの液体洗浄剤組成物が提供さ
れることとなる。上記合計重量が50重量%を超える
と、皮膚への刺激性が高くなり好ましくない。また、3
0重量%未満だと、コンパクトタイプの液体洗浄剤とし
て洗浄力が低下し好ましくない。
【0022】本発明の洗浄剤組成物の溶媒としては、好
ましくは、水(精製水)であり、更に低級アルコール、
グリコールなどのような他の液体溶剤を含んでもよい。
また、他の好ましく配合可能な添加成分としては、例え
ば、アルキルアミン塩酸塩や第4級アンモニウム塩等の
陽イオン性界面活性剤、クエン酸などのキレート剤、無
機塩などのビルダー、粘度調整剤、着色剤、酸化防止
剤、防腐剤、殺菌剤、消炎剤、薬効成分および香料のよ
うな通常用いられる物質を添加してもよい。
【0023】
【実施例】次に、実施例及び比較例により本発明を更に
詳細に説明する。なお、本発明は、これらの実施例に限
定されるものではない。
【0024】(実施例1〜8、比較例1〜18)下記表
1及び表2に示す配合組成にて液体洗浄剤組成物を調製
し、下記の試験方法により皮膚刺激性(官能評価)、洗
浄力、低温安定性について評価した。これらの結果を下
記表1及び表2に示す。なお、表中の配合量は、「重量
%」であり、組成物は、pHを6.5に調整したもので
ある。
【0025】(皮膚の刺激性の評価)界面活性剤組成物
1%水溶液(35℃)を用いてテスター10名の手によ
る浸漬試験により評価を行った。すなわち、1分毎の浸
漬−乾燥操作を15回行い、24時間後の手の皮膚荒れ
の程度を以下の評価基準で視覚判定した。 評価基準: ○:皮膚荒れが殆どない △:皮膚の角質表面の一部に乾燥落屑性や赤斑変化など
の手荒れ症状らしき兆候が認められる ×:乾燥落屑性や赤斑変化などの手荒れ症状が明確に認
められる
【0026】(洗浄力の評価)牛脂1gを10cm×1
5cmのタッパ容器に均一になるように塗布し、激しく
汚れた疎水表面汚垢とした。11.5cm×7.5cm
×3cmの食器洗い用スポンジに38gの水と2gの表
1の各種洗浄剤組成物をとり、数回手で揉んだ後、この
汚染したタッパ容器を25℃で通常家庭で行われるのと
同様にして洗浄した。洗浄後、水でよくすすぎ、その時
のタッパ容器の汚染されていた表面を手で触ったときの
感触で、下記の評価基準に基づき評価した。 評価基準: ○:タッパ容器のいずれの部位を触っても、キュッキュ
と音がするような摩擦感があり、油の残留によるぬるつ
きはまったく感じられない。 △:タッパ容器の平滑な表面を触ると摩擦感があり、油
の残留は認められないが、端や角の部位にはぬるつきが
残っている。 ×:タッパ容器全体にぬるつきが感じられ、明らかに油
が残留していることがわかる。
【0027】(低温安定性)組成物を100mlガラス
瓶に充填し、−20℃の恒温槽に1日保存し、凍結させ
た後、0℃の恒温槽に1日保存し解凍、復元させるサイ
クルを3回繰り返し、ついで、0℃での外観を下記評価
基準に従って判定した。 評価基準: ○:均一透明 ×:白濁または固形物あり
【0028】
【表1】
【0029】
【表2】
【0030】(表1及び表2の考察)本発明範囲となる
実施例1〜8は、本発明範囲外となる比較例1〜18に
較べ、皮膚刺激性がなく、しかも、洗浄力及び低温安定
性に優れていることが判明した。具体的にみると、実施
例1〜8では、上記(a)成分、(b)成分、(c)成分及び
(d)成分の配合内容を有すると共に、上記(a)成分及び
(b)成分の配合比率並びに合計配合量、上記(c)成分及び
(d)成分の重量比が(c)≧(d)となり、かつ、上記(a)
〜(d)成分の各々の配合量が本発明範囲となる場合に、
初めて皮膚刺激性がなく、しかも、洗浄力及び低温安定
性に優れているものとなる。これに対し、比較例1〜1
8では、上記(a)成分、(b)成分、(c)成分及び(d)成分
の配合内容、上記(a)成分及び(b)成分の配合比率並びに
合計配合量、上記(c)成分及び(d)成分の重量比、並び
に、上記(a)〜(d)成分の各々の配合量の何れか一つ以上
が本発明範囲外となる場合には、皮膚刺激性、洗浄力及
び低温安定性の全てを満足することができないことが判
明した。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、皮膚に対する刺激が温
和で高いマイルド性を有し、しかも、洗浄力に優れ、更
には低温安定性も良好な洗浄剤組成物であり、特に台所
用洗浄剤などの硬表面用洗浄剤や、身体用洗浄剤、毛髪
用洗浄剤として好適な液体洗浄剤組成物が提供される。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C11D 1:72 3:20 3:34) (72)発明者 西田 誠男 東京都墨田区本所一丁目3番7号 ライオ ン株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 界面活性剤を30〜50重量%の範囲で
    含有する液体洗浄剤組成物であって、該液体洗浄剤組成
    物には、(a)高級脂肪酸モノ及び/又はジエタノール
    アミド8〜25重量%と、(b)アルコールエトキシレ
    ート8〜25重量%とを含有し、かつ、上記(a)成分
    と(b)成分の配合比率〔(a):(b)〕が1:2〜2:1
    であり、更に、(a)成分と(b)成分の合計配合量が1
    6〜40重量%と、かつ、(c)芳香族カルボン酸又は
    その塩の中から選ばれる少なくとも一種の化合物1〜8
    重量%と、(d)芳香族スルホン酸又はその塩の中から
    選ばれる少なくとも一種の化合物0〜8重量%とを含有
    し、上記(c)成分及び(d)成分の重量比が(c)≧(d)と
    なることを特徴とする液体洗浄剤組成物。
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