JPH1178417A - 空気入りタイヤ - Google Patents

空気入りタイヤ

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JPH1178417A
JPH1178417A JP9257636A JP25763697A JPH1178417A JP H1178417 A JPH1178417 A JP H1178417A JP 9257636 A JP9257636 A JP 9257636A JP 25763697 A JP25763697 A JP 25763697A JP H1178417 A JPH1178417 A JP H1178417A
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JP
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tread
tire
rubber
tread rubber
rubber layer
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JP9257636A
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English (en)
Inventor
Tamotsu Mizutani
保 水谷
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Toyo Tire Corp
Original Assignee
Toyo Tire and Rubber Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C19/00Tyre parts or constructions not otherwise provided for
    • B60C19/08Electric-charge-dissipating arrangements
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/80Technologies aiming to reduce greenhouse gasses emissions common to all road transportation technologies
    • Y02T10/86Optimisation of rolling resistance, e.g. weight reduction 

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Tires In General (AREA)
  • Tyre Moulding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シリカ配合のゴムを用いてタイヤのウェット
性能及び転がり抵抗を維持したまま、帯電性の問題を解
消し、かつ、簡易に製造でき、長期使用により摩耗して
も導電性を確保した空気入りタイヤを提供する。 【解決手段】 トレッド部1にはシリカ主配合のトレッ
ドゴム2を有し、サイドウォール部5には上記トレッド
ゴム2とは独立した低抵抗率ゴム組成物からなるサイド
ウォールゴムを備えた空気入りタイヤにおいて、上記ト
レッド部1は、押し出し成形されたトレッドゴム構造物
11において、トレッドゴム2と、該トレッドゴム2の
ショルダー端位置に形成された断面略V字形状の凹部8
に組み入れられた断面菱形の導電性ゴム層3とから構成
され、タイヤ成形後の導電性ゴム層3は断面略半月形状
をなしてタイヤショルダー部4を構成しており、その一
端部が接地端Aを越えて延び、他端部がサイドウォール
部5に接合されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気入りタイヤに
関する。さらに詳しくは、シリカ配合のゴム組成物をト
レッドに用いたタイヤにおいて耐摩耗性と導電性を確保
することができる空気入りタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ウェット性能及び転がり抵抗の低
減を実現すべくトレッドゴムの充填剤としてにカーボン
ブラックの変わりにシリカを配合する技術が公知となっ
ている。この技術に伴い静電荷の発生によるラジオノイ
ズが問題となっているが、トレッド構造の一部にカーボ
ンブラックを配合したゴム組成物を設け、タイヤの導電
性を確保しようとする技術が各種開示されている。
【0003】例えば、特開平8−34204号は、タイ
ヤトレッドゴムの一部にトレッドストリップの表面から
底面に至るまで導電性ストリップを設け、この導電性ス
トリップを通じて放電していく技術である。特開平8−
120120号、同8−244409号、同8−230
407号は、トレッド接地面に導電性の高いゴム組成物
の薄膜を付し、タイヤの帯電性を解消しようとする技術
である。特開平8−120120号及び特開平9−30
212号は、導電性の外側トップトレッドキャップ層を
トレッドの外皮として形成しこの外皮を通じて放電する
技術である。
【0004】
【発明が解消しようとする課題】しかし、特開平8−3
4204号は、トレッドストリップの表面から底面に至
るまで導電性ストリップを設ける必要から、製造し易い
構造であるとは決していい難く、また導電性ストリップ
の配置容積が大きくなるためシリカ主配合のトレッドゴ
ムの容積が減少してウェット性能及び転がり抵抗の改善
効果が低下する。一方、特開平8−120120号、同
8−244409号、同8−230407号は、導電性
ゴム層を導電性ゴムを吹き付けるなどの方法で実現でき
るため製造面からは優れているが、タイヤの長期使用に
よって導電性ゴム層が摩耗し、接地面表層に導電性に劣
るシリカ配合のゴムが現出すると、たとえ陸部の端縁部
に導電性ゴム層が残存するとはいえ、その面積は大幅に
減少する結果、放電時間が長くなる。特開平8−120
120号及び特開平9−30212号は、導電性の外側
トップトレッドキャップ層をトレッドの外皮として形成
しているため、導電性ゴム層を導電性ゴムを吹き付けて
形成する前記技術と比較すれば耐摩耗性は良好である
が、ゴムを薄くストリップ状にのばすため、やはり製造
上困難である。
【0005】このように、簡易に製造ができ、かつ使用
による摩耗の問題を解消した導電性に優れたタイヤは、
いまだ提供されていないのが現状である。
【0006】本発明の課題は、シリカ配合のゴムを用い
てタイヤのウェット性能及び転がり抵抗を維持したま
ま、帯電性の問題を解消し、かつ、簡易に製造でき、長
期使用により摩耗しても導電性を確保した空気入りタイ
ヤを提供しようとするところにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記の問題
について鋭意検討を重ねた結果、トレッド部にはシリカ
主配合のトレッドゴムを有し、サイドウォール部には上
記トレッドゴムとは独立した低抵抗率ゴム組成物からな
るサイドウォールゴムを備えた空気入りタイヤにおい
て、上記トレッド部は、押し出し成形されたトレッドゴ
ム構造物において、トレッドゴムと、該トレッドゴムの
ショルダー端位置に形成された断面略V字形状の凹部に
組み入れられた断面菱形の導電性ゴム層とから構成さ
れ、タイヤ成形後の導電性ゴム層は断面略半月形状をな
してタイヤショルダー部を構成しており、その一端部が
接地端を越えて延び、他端部がサイドウォール部に接合
されていることを特徴とする空気入りタイヤを採用し
た。
【0008】従って、上記空気入りタイヤは、タイヤシ
ョルダー部を構成する導電性ゴム層がサイドウォール部
を経て静電荷を路面に伝えるためのアースとなり、リー
ク経路を構成して帯電性を解消することができる。
【0009】本発明の空気入りタイヤは、上記の通り、
導電性ゴム層をトレッドゴムのショルダー端位置に形成
された断面略V字形状の凹部に組み入れ、押し出し成形
時において一体的なトレッドゴム構造物としているの
で、タイヤ成形時はかかるトレッドゴム構造物を用いて
グリーンタイヤを作成し加硫すれば足りるので、簡易に
製造することができる。しかも、導電性ゴム層はトレッ
ドゴムのショルダー端位置に形成された断面略V字形状
の凹部に組み入れられるので、特開平8−34204号
に比してシリカ主配合のトレッドゴムの容積を大きくと
ることができ、導電性ゴム層形成に伴うウェット性能及
び転がり抵抗改善の低下を押さえることができる。ま
た、導電性ゴム層はトレッドゴムのショルダー端位置に
形成された断面略V字形状の凹部に断面菱形の導電性ゴ
ム層として組み入れられるので、タイヤ成形後の導電性
ゴム層は断面略半月形状をなしてタイヤショルダー部を
構成しており、その一端部が接地端を越えて延び、他端
部がサイドウォール部に接合されている結果、導電性ゴ
ムを吹き付けて導電性ゴム層を形成する特開平8−12
0120号等やトレッドゴムの外皮として導電性ゴム層
を形成する特開平9−30212号等と比較して、導電
性ゴム層の肉厚を大きくとることが構造上可能となり耐
摩耗性を向上することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る空気入りタイ
ヤの一実施形態を示す半断面図である。1はトレッド
部、2はトレッド部1の主要部をなすシリカ主配合のト
レッドゴム、3は断面略半月形状をなしてタイヤショル
ダー部4を構成し、その一端部が接地端Aを越えて延
び、他端部がサイドウォール部5に接合されている導電
性ゴム層である。6はベルト、7はカーカスである。
【0011】図2は図1のタイヤ成形段階で使用した、
押し出し成形されたトレッドゴム構造物を示す断面図で
ある。同図において、11はトレッドゴム構造物、2は
シリカ主配合のトレッドゴム、3は該トレッドゴム2の
ショルダー端位置に形成された断面略V字形状の凹部8
に組み入れられた断面菱形の導電性ゴム層、9はトレッ
ドゴム2と導電性ゴム層3との接触面を示す。なお、本
実施形態はキャップ/ベースのトレッド構造をしている
が、必ずしもこれに限定されるものではない。
【0012】本実施形態のタイヤは、図2に示すトレッ
ド構造物1を用いてグリーンタイヤを成形し加硫成形し
て得られる。かかる場合、導電性ゴム層3は、タイヤ成
形時において、トレッドゴム構造物1が湾曲することに
より形成されるため、押し出し時において断面菱形であ
ったものが、図1のようにタイヤセンター側へ伸び出
し、図1のような略円弧の形状となる。したがって、タ
イヤトレッドの接地端Aより幅方向内側に導電性ゴム層
3が存在することとなり、図1に示す様に、リーク経路
が確保できることとなる。また、このような形状の導電
性ゴム層3は、長期使用による摩耗進行時においても消
滅することなく、導電性を確保できる。
【0013】本発明において導電性ゴム層を構成するゴ
ム組成物としては、低抵抗率のゴム組成物を用いること
が必要である。本発明において低抵抗率のゴム組成物と
は具体的には107Ω・cm以下の体積抵抗率を有する
ゴム組成物であり、例えば充填剤としてカーボンブラッ
クを主要配合成分として用いることで達成される。ま
た、本発明におけるシリカ主配合のトレッドゴムとは、
例えば40〜100phrの配合組成のトレッドゴムを
使用することができる。
【0014】導電性ゴム層の形状としては、その断面が
菱形であることが重要である。図3(a)のようにトレ
ッドゴム構造物110においてシリカ主配合のトレッド
ゴム21にテープ状の導電性ゴム層31を形成すること
も考えられるが、これではタイヤ使用時における摩耗に
より導電性ゴム層31が消滅し、摩耗時におけるタイヤ
導電性を確保することができない。この場合に、テープ
の厚みを調整することにより、摩耗時の導電性を確保で
きるが、肉厚の厚い長方形の導電性ゴム層31を付す
と、図3(b)のように導電性ゴム層31とトレッドゴ
ム21との接触面がタイヤトレッド面に対してほぼ垂直
方向であるため、タイヤ成形時にトレッドゴム21を湾
曲させる際に、導電性ゴム層3が剥離しやすくなるとい
う問題を生じる。一方、導電性ゴム層3を断面菱形にし
た図4の場合は、タイヤ成形時においては、接触面5が
タイヤトレッド面に対して斜めになって接触面が大きく
確保されているため、導電性ゴム層3の厚みを厚くした
場合でも剥離が起こりにくく、また、その内角を調整す
ることにより導電性ゴム層3がタイヤセンター側へ伸び
出してくるため、導電性が確保されやすい。
【0015】リーク経路を確保するために必要な本発明
の導電性ゴム層3の大きさは、タイヤサイズやその形状
により多少変化するが、少なくとも押し出し時において
高さ2mm、底辺の長さ5mmを有すれば、摩耗進行時
においても導電性ゴム層が消滅することなく、導電性を
確保することが可能である。具体的には、図2におい
て、aを2mm以上、bを5mm以上確保することが好
ましい。なお、その最大値はタイヤサイズなどにより異
なるため、具体的に特定することはできないが、およ
そ、aは押し出し時におけるタイヤトレッドの厚みの3
割程度、bはタイヤトレッド幅の0.5割程度である。
また、導電性ゴム層3の断面形状は、菱形であることが
必要であることは既述したとおりであるが、特にその中
でも菱形を構成する平行四辺形であって、その鈍角が1
20度以上160度以下のものであることが好ましい。
あまりに鈍角が小さい場合は、タイヤ成形時にセンター
側へ伸び出さずトレッド面の設置端内に届かないため、
導電性に問題を生じるばかりでなく、既述のとおりタイ
ヤ成形の湾曲時に導電性ゴム層が剥離する原因となるお
それがある。一方、鈍角が大きすぎる場合は、タイヤ成
形時において導電性ゴム層3が薄くなり、タイヤ長期使
用による摩耗によって導電性を確保できなくなるおそれ
がある。
【0016】
【実施例】本実施例タイヤに用いるゴム組成物を表1の
割合で配合した。なお、各数値は重量部を示す。ゴム組
成物Aはシリカ配合ゴム組成物であり、ゴム組成物Bは
カーボンブラック配合ゴム組成物である。主にゴム組成
物Aはタイヤトレッドに用いられ、ゴム組成物Bは導電
性ゴム層に使用した。
【0017】
【表1】
【0018】上記表1において、カーボンブラックは東
海カーボン社製商品名「シーストKH」を、シリカは日
本シリカ社製商品名「ニプシルAQ」、シランカップリ
ング剤としてはDEGUSSA社製商品名「Si−6
9」、ワックスとしてはミクロクリスタリンワックス、
老化防止剤としては大内新興化学工業社製商品名「ノク
ラック6C」、加硫促進剤としては大内新興化学工業社
製商品名「ノクセラーNS」を用いた。
【0019】(実施例1)ゴム組成物Aをトレッドゴム
として押し出し成形し、さらにゴム組成物Bを用いて断
面菱形の導電性ゴム層を製造し、トレッドゴムのタイヤ
ショルダー端位置に形成された断面略V字形状の凹部に
この導電性ゴム層を組み込んだ。ここで、導電性ゴム層
の大きさは、図1のaが3mm、bが6mmであった。
このトレッドゴム構造物をタイヤカーカスにはり付け、
ゴム組成物Bからなるサイドウォールを付した後加硫し
て図1に示すタイヤサイズ175/80R14の実施例
1のタイヤを得た。
【0020】(実施例2)実施例1のタイヤを使用し、
50%摩耗タイヤを実施例2とした。なお、50%摩耗
タイヤとは、摩耗インジケーターまでの厚みが新品時に
比較して約半分になったタイヤを意味する。
【0021】(実施例3)実施例1のタイヤを使用し、
摩耗インジケーターまで100%摩耗したタイヤを実施
例3とした。
【0022】(比較例1)ゴム組成物Aをトレッドゴム
として押し出し成形し、導電性ゴム層を設けずにタイヤ
カーカスにはり付け、サイドウォールを付した後、加硫
してタイヤサイズ175/80R14の比較例1のタイ
ヤを得た。
【0023】(比較例2)ゴム組成物Bをトレッドゴム
として押し出し成形し、タイヤカーカスにはり付け、サ
イドウォールを付した後、加硫してタイヤサイズ175
/80R14の比較例2のタイヤを得た。
【0024】(電気抵抗値の測定)上記各実施例及び比
較例のタイヤを用いて電気抵抗値を測定した。測定方法
はアルミホイールに組み付けたタイヤの内圧を2.0k
g/cm2とし、各タイヤを銅板上に400kgの荷重
をかけて押しつけ、銅板上からホイール中央部までの間
に1000Vの電圧をかけたときの抵抗値を測定した。
評価はメガオーム計を用い、その示した抵抗値を表2に
示した。
【0025】(転がり抵抗値の測定)上記各実施例及び
比較例のタイヤを用いて転がり抵抗値を測定した。測定
方法は内圧2.0kg/cm2、荷重400kgfの条
件で室内台上試験機で測定した。評価は比較例のタイヤ
の転がり抵抗値を100としたときの指数評価であらわ
し、結果を表2に示した。
【0026】(ウェット時操縦安定性の評価)上記タイ
ヤを装着した試験車(2000cc国産セダン)を用い
てテストドライバーによる社内テストコースにて操縦安
定性試験を行った。評価はテストドライバーのフィーリ
ングにより比較例1のタイヤのウェット時を3点とする
5点法により評価し、その結果を表2に示した。
【0027】
【表2】
【0028】本発明の空気入りタイヤは、新品時から摩
耗時に至るまで高い導電性を確保することができる。ま
た、製造方法は極めて簡便であり、多層トレッドゴム成
形に用いるような特別の設備を必要としない。
【0029】
【発明の効果】本発明は、トレッド部にはシリカ主配合
のトレッドゴムを有し、サイドウォール部には上記トレ
ッドゴムとは独立した低抵抗率ゴム組成物からなるサイ
ドウォールゴムを備えた空気入りタイヤにおいて、上記
トレッド部は、押し出し成形されたトレッドゴム構造物
において、トレッドゴムと、該トレッドゴムのショルダ
ー端位置に形成された断面略V字形状の凹部に組み入れ
られた断面菱形の導電性ゴム層とから構成され、タイヤ
成形後の導電性ゴム層は断面略半月形状をなしてタイヤ
ショルダー部を構成しており、その一端部が接地端を越
えて延び、他端部がサイドウォール部に接合されている
ことを特徴とする空気入りタイヤであるので、タイヤの
ウェット性能及び転がり抵抗を維持したまま、帯電性の
問題を解消し、かつ、簡易に製造でき、長期使用により
摩耗しても導電性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る空気入りタイヤの一実施形態を示
す半断面図である。
【図2】本発明の一実施形態を示す空気入りタイヤにお
いて、押し出し成形されたトレッドゴム構造物を示す断
面図である。
【図3】加硫成形前後における従来のトレッドゴム構造
物の変化を示す要部拡大概略断面図である。
【図4】加硫成形前後における図2に示す本実施形態の
トレッドゴム構造物の変化を示す要部拡大概略断面図で
ある。
【符号の説明】
1 トレッド部 11 トレッドゴム構造物 2 トレッドゴム 3 導電性ゴム層 4 ショルダー部 5 サイドウォール部 8 凹部 A 接地

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トレッド部にはシリカ主配合のトレッド
    ゴムを有し、サイドウォール部には上記トレッドゴムと
    は独立した低抵抗率ゴム組成物からなるサイドウォール
    ゴムを備えた空気入りタイヤにおいて、トレッド部は、
    押し出し成形されたトレッドゴム構造物において、トレ
    ッドゴムと、該トレッドゴムのショルダー端位置に形成
    された断面略V字形状の凹部に組み入れられた断面菱形
    の導電性ゴム層とから構成され、タイヤ成形後の導電性
    ゴム層は断面略半月形状をなしてタイヤショルダー部を
    構成しており、その一端部が接地端を越えて延び、他端
    部がサイドウォール部に接合されていることを特徴とす
    る空気入りタイヤ。
  2. 【請求項2】 導電性ゴム層が、押出し成形時におい
    て、断面菱形の四辺形の高さが少なくとも2mm、同底
    辺長さが少なくとも5mmである請求項1に記載の空気
    入りタイヤ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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