JPH1178383A - 拭き払い部分を容易に交換できるホワイトボード用イレイザー - Google Patents

拭き払い部分を容易に交換できるホワイトボード用イレイザー

Info

Publication number
JPH1178383A
JPH1178383A JP28247197A JP28247197A JPH1178383A JP H1178383 A JPH1178383 A JP H1178383A JP 28247197 A JP28247197 A JP 28247197A JP 28247197 A JP28247197 A JP 28247197A JP H1178383 A JPH1178383 A JP H1178383A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pad
wiping
wipe
cloth
combination
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28247197A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuaki Kimura
和章 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP28247197A priority Critical patent/JPH1178383A/ja
Publication of JPH1178383A publication Critical patent/JPH1178383A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の拭き払い布交換型のホワイトボード用イ
レイザーが持つ多くの問題点を解決し、拭き払い布を容
易、且つ緩みなく装着、および交換できるパッドと固定
具及び、供給形態にも利便性のある交換用拭き払い布を
持つ、根本的な拭き払い布交換型のホワイトボート用イ
レイザーを提供すること。 【解決手段】筒状拭き払い布1a、または巻き付け用拭
き払い布1bを交換用拭き払い布とし、溝、または穴、
またはそれらを組合せたものを持つパッドと、それに挿
入できる板状物、または柱状物、またはそれらを組合せ
たものを持つ固定具との嵌合固定動作により固定具の板
状物、または柱状物、またはそれらを組合せたものがパ
ッドの溝、または穴、またはそれらを組合せたものに、
1a、または1bを押し込むことにより、1a、または
1bの緩みが吸収解消され、確実、且つ容易に拭き払い
布1a、または1bがパッド3、および固定具5に密着
装着された状態のホワイトボート用イレイザーを得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用して汚れた拭
き払い布の取り換えが容易、且つ緩みなく行えるように
したホワイトボード用のイレイザーである。
【0002】
【従来の技術】ホワイトボード上に付着したホワイトボ
ード用マーカーのインクを拭き払うイレイザーとして従
来いろいろ提案されているが、大別すると拭き払い部分
が交換不可能なものと、交換可能なものの2種類に大別
できる。
【0003】拭き払い部分が交換不可能なものは、例え
ば、実開昭57−24099号や、特開昭60−809
9号があるが、何れにせよ使用の進行に比例的に拭き払
い部分が汚れ、最終的には洗浄作業をしなければならな
い。
【0004】この洗浄作業に際しては、拭き払い部分に
付着しているインクにより手指や爪が汚れるだけでな
く、溶け出たインクを含む水しぶきによって衣類にもイ
ンク染みを付ける結果を招くことが多く、また洗浄作業
に使用したブラシや流し自体にもインクの汚れが付着
し、二重三重の洗浄作業をしなければならない欠点があ
った。さらに、冬期、給湯設備のない場所での洗浄作業
は苦痛を伴うものであった。
【0005】その上、この洗浄作業が複数回実施される
と、植毛された繊維やパイル生地の微毛が抜け落ち、あ
るいはフェルトが固化変形するなど、イレイザーとして
の性能が著しく低下する上、乾燥に長時間を必要とする
欠点があった。
【0006】また、この洗浄作業により拭き払い部分を
保持する発泡体のパッドやフェルトが吸水と乾燥を繰り
返すことで収縮や変形を引き起こし、パッドと固定具と
の固定安定度が低下し、使用中に固定具からパッドがし
ばしば落下する欠点があった。
【0007】拭き払い部分が交換可能なものは、特開平
5−44145号があるが、ホワイトボード用イレイザ
ーでは不可欠である、拭き払い面に交換用拭き払い部分
を緩みなく装着させるための交換方法が明確に提示され
てなく、単にパッドと固定具との間に拭き払い部分であ
る不織布を挾み込むだけでは、パッドを固定具に装着す
る際の摩擦力により不織布が逆に押し出される力を受
け、拭き払い面において不織布に大きな緩みが生じてし
まう欠点があった。
【0008】さらに、長期使用を目的とした特殊な不織
布を使用するため、使い捨てには高価である上、その性
質上、交換目安が立ちずらく長期にわたって汚れたイレ
イザーを使用する結果を招く恐れがあり、拭き払い布が
汚染すれば容易に交換することを前提とする交換型のホ
ワイトボード用イレイザーとして矛盾があった。
【0009】同様に、拭き払い部分が交換可能である、
実公平4−14237号は、拭き払い部分である不織物
を複数枚重ね合わせて全体の交換頻度を低減させようと
するものであるが、複数枚重ね合わせ一体化させる方法
が明示されてなく、且つ複数枚重ね合わせた不織物どう
しには接着効果がないため不織物間の摩擦力が低く、使
用中に拭き払い面になる最も外側の不織物に緩みが生じ
る欠点があった。
【0010】さらに、複数枚重ね合わせた不織物を保持
体に嵌合させる場合、保持体の内部に折り込み、かみ合
わせる部分と、保持体の外部に露出させておく舌片とが
あり、装着に煩わしさがあり、相当な習熟を必要とする
欠点があった。
【0011】その上、拭き払い布の素材である不織物は
繊維が無秩序に絡み合っているため、単純なミシン目等
の切り離し線では容易に引き裂くことができず、引き裂
きが容易な程の切り込みを十分設けた切り離し線の場合
は、使用中に切り離し線部分が伸張し、拭き払い面に緩
みが生じてしまう上、引き裂いた跡に結合していた繊維
毛が残り、非常に醜い状況になる欠点があった。
【0012】また、実開昭62−102694は裏面に
微粘着剤層を設けた拭き払い布をスポンジに巻き付ける
ようにして形成した拭き払い部を、把手部にスライドさ
せることにより着脱するようになっているが、微粘着剤
が拭き払い布表面に染み出すのを防ぐために、微粘着剤
層と拭き払い布層の間にプラスティックフィルム層を設
けなければならない上に、保管に際しては、さらに微粘
着剤層の上に剥離紙層を設けなければならないという、
使い捨ての拭き払い布としてはコスト面及び、複雑な製
作工程に欠点があった。
【0013】さらに、拭き払い布をスポンジに巻き付け
る作業では、微粘着剤層を持つために拭き払い布にしわ
が寄る場合があり、容易な交換は望めず巻き付け作業に
相当な習熟を必要とする欠点があった。
【0014】また、スポンジ自体の形状にも凹凸があ
り、微粘着剤層のある拭き払い布の巻き付け作業をより
複雑で困難なものとする欠点があった。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の考案
が内在している拭き払い布を交換できるホワイトボード
用イレイザーとして、拭き払い布の性能のみに固執し
た、交換が前提であることとの矛盾性。また、交換時の
作業の複雑性や習熟の必要性、及び交換方法の不明確性
や矛盾性、且つ機構の複雑性や故障の危険性を排除し、
拭き払い布を交換できるホワイトボード用イレイザーの
本質的目的である、拭き払い布の交換に十分な慣れや煩
わしさを必要とせず、容易、且つ緩みなく拭き払い布を
確実に拭き払い面に装着でき、頻繁、且つ安易に拭き払
い布を交換できることにより、常時その性能を十分発揮
できる、根本的な、拭き払い布交換型のホワイトボード
用イレイザーを提供する事を目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】不織布やフェルト類、植
毛類、紙類、フィルム類を含む、拭き払い可能なあらゆ
るもの、またはそれらを組合せたものを、拭き払い面と
する拭き払い布とし、この拭き払い布から筒状拭き払い
布1a、または巻き付け用拭き払い布1bを作成し、1
aに拭き払い面を形成できるパッド3を挿入、または1
aをパッド3にかぶせ、または1bをパッド3に巻き付
け、またはパッド3を1bに挿入する。
【0017】ホワイトボードに対する面の反対面である
パッドの裏面に、1本以上の溝、または1本以上の穴、
またはそれらを組合せたものを設け、パッドを固定する
固定具の内側に、パッドに設けた溝、または穴、または
それらを組合せたものと同数、またはそれ以下の1枚以
上の板状物、または1本以上の柱状物、またはそれらを
組合せたものを設け、固定具の板状物、または柱状物、
またはそれらを組合せたものがパッドの裏面の溝、また
は穴、またはそれらを組合せたものに挿入できるように
する。
【0018】拭き払い布を装着したパッドと固定具との
通常の嵌合固定動作により、固定具の板状物、または柱
状物、またはそれらを組合せたものが、拭き払い布と共
にパッドの溝、または穴、またはそれらを組合せたもの
に押し込まれることで拭き払い布の緩みが解消され、拭
き払い布が確実、且つ容易にパッド、および固定具に装
着できるようにする。
【0019】
【発明の実施の形態】パッドの溝、または穴の水平、お
よび垂直断面形状は、波形、ジグザグ形、円形、矩形、
多角形、またはそれらを組合せたものなどが例示できる
が、これらに限定するものではない。さらに、これらの
水平、および垂直断面形状、またはその大きさは、部位
の変化によって一定であると限定するものではない。固
定具内の板状物、または柱状物についても、同様に限定
されるものではない。
【0020】拭き払い布の緩みが、パッドの溝、または
穴、またはそれらを組合せたものに容易に押し込まれる
ように、固定具の板状物、または柱状物、またはそれら
を組合せたものの表面、または固定具の表面、または固
定具の内面に突起状、または切り込み状、または他の素
材の貼付、はめ込み等の加工を加えることも例示でき
る。
【0021】また、パッドの溝、または穴、またはそれ
らを組合せたものから拭き払い布の緩みが逆戻りするこ
とを防ぐために、パッドの溝、または穴の内面、または
パッドの表面に突起状、または切り込み状、または他の
素材の貼付、はめ込み等の加工を加えることも例示でき
る。
【0022】パッドの短辺方向の長さを固定具の短辺方
向内法の長さより拭き払い布の厚みを考慮して短くす
る。これにより、通常のパッドと固定具の嵌合固定動作
の際、固定具の長辺方向側面内側と拭き払い布、および
パッドの長辺方向側面との摩擦を回避し、拭き払い布の
緩みがスムーズにパッドの溝、または穴内に押し込まれ
解消される。ただし、拭き払い布を装着したパッドと固
定具の嵌合固定動作に際し摩擦力が支障をきたさない程
度の場合、または無視できる場合、または無視する場
合、または拭き払い布が問題にならない程度に薄い場
合、または摩擦力が小さい場合は、これに限定するもの
ではない。
【0023】筒状拭き払い布1aは方形状の2枚以上の
拭き払い布を重ね合わせ、または拭き払い布と他の素材
を2枚以上重ね合わせ、1組の対辺をそれぞれ縫合した
もの、または1枚の拭き払い布を(他の素材を含め2枚
以上の場合は重ねた状態で)2つ折りにし筒状が形成で
きるように、折り返し辺の対辺を縫合したもの、または
1枚の拭き払い布を(他の素材を含め2枚以上の場合は
重ねた状態で)2つ折りにし筒状が形成できるように、
折り返し辺を含め1組の対辺を縫合したものであるが、
縫合部、接着部等を持たない完全な筒状拭き払い布であ
っても良い。ただし、筒状拭き払い布1aの形成、およ
び作成方法はこれらに限定するものではない。さらに、
縫合の種類も限定するものではない。また、縫合の他に
接着剤による接着方法、熱圧着による方法、凸と凹のあ
る金属、または樹脂による噛み合わせによる圧着方法、
またはこれらの組合せによる方法も例示できるが、これ
らに限定するものではない。また、縫合、および接着は
辺の全長、または一部であっても良いが、これらに限定
するものではない。
【0024】巻き付け用拭き払い布1bは、1枚以上の
拭き払い布、または他の素材との組合せからなり、パッ
ドに巻き付ける際の仮止めとして、1bをパッドに巻き
付けた場合パッドの裏面、または側面、またはそれらの
組合せ面に対応する1bの1面以上に両面テープ2bを
1ヵ所以上設けたものであるが、同様に微粘着剤塗布部
を設けることも例示できる。また、パッドの裏面、また
は側面、またはそれらの組合せ面に、ベルクロを1ヵ所
以上貼付しておくことも例示できる。さらに、磁石を1
個以上埋め込み、またははめ込み、または貼付してお
き、パッドの磁石位置に対応した個所の1bに金属片、
金属クリップ、または金属鋲等を装着することも例示で
きる。また、パッドに磁石、拭き払い布に金属という組
合せは逆でも良いし、双方に磁石と金属を組合せ持つも
のであっても良いことが例示できる。
【0025】また、巻き付け用拭き払い布1bは、パッ
ドに仮止め状態で巻き付けられれば良いから、パッドに
巻き付ける際の仮止め用として、前述のような一切の加
工を必要としないことも容易に例示できる。この場合、
巻き付け時に指等を使ってパッドの溝、または穴内に1
bを軽く押し込み仮止め状態としても良い。
【0026】さらに、1bは装着前に、あらかじめ筒状
に仮止め加工した状態であっても良い。また縫合部、接
着部等を持たない完全な筒状拭き払い布の場合は、筒状
の両底面を結ぶミシン目等の切り離し線を設けておくこ
とも例示できるが、何れにせよ、固定具の装着時に1b
の仮止め部分が剥離、または切り離せれば良く、あらか
じめの仮止め法、および筒状加工方法は限定するもので
はない。
【0027】1aと1bとの相違点は、パッドと固定具
の装着完了時に、パッドの短辺面に平行な断面に関し
て、1aはパッドの溝、または穴を含むほぼ全周を覆う
形になり、すなわち、パッドの短辺面に平行な断面の1
aは閉曲線となり、これに対し1bは仮止め部、または
切り離し線部が離れ、パッドと固定具の装着時にパッド
の全周を覆う形にならない、すなわち、パッドの短辺面
に平行な断面の1bは閉曲線とならないところにある。
よって、筒状にした場合の1bの開口部の周囲長は、1
aの開口部の周囲長より短くなる。
【0028】1aと1bの方形状とは概形を表すもので
あり、正方形、長方形、多角形などに限定するものでは
ない。
【0029】1aと1bを筒状にした場合の長さはパッ
ドの長辺方向の長さとほぼ同じにする。このことによ
り、拭き払い布とパッドをセットした場合、パッドの長
辺方向に対する位置合わせが瞬時、且つ容易に行える。
拭き払い面においてパッドの長辺方向の一端、または両
端が1aまたは1bからはみ出さないように、拭き払い
面になるパッドの短辺エッジ部分を円弧状、台形状等に
することが例示できるが、エッヂ部の形状、および加工
法を限定するものではない。
【0030】1aも1bもパッドに装着した段階では十
分な緩みがあり、最も作業量が多い場合でも両手のひら
でパッドの短辺面である拭き払い布の左右の開口部を挾
むようにするだけで、パッドと拭き払い布の位置合わせ
が瞬時に完了する。
【0031】パッドの裏面の1本以上の溝、または1本
以上の穴、またはそれらを組合せたもののパッドの長辺
方向の終点はパッドの長辺方向の端に余白を残すように
設けても良いし、パッドの長辺方向の端まで設けても良
い。またはこれらの組合せであっても良い。パッドの長
辺方向の端まで設けた場合、パッドの短辺面に、プラス
ティック板、または金属板等の補強具を設けパッドの強
度をあげることも例示できが、これに限定するものでは
ない。
【0032】パッドと固定具の嵌合固定動作により、固
定具の板状物、または柱状物が、パッドの溝、または穴
に拭き払い布と共に挿入されるので、実際の使用に際し
パッドと固定具の固定安定度は十分であるが、さらに固
定安定度を得るためにパッドの長辺方向の長さを固定具
の長辺方向内法の長さと等しくし、パッドと固定具の短
辺面どうしの摩擦力を得ても良いし、さらに固定安定度
を増すために、パッドの長辺方向側面を台形状にし、ま
たは固定具の長辺方向側面を逆台形状にし、またはそれ
らを組合せることも例示できる。また、固定具の短辺面
の厚みを内部へ向かって厚く変化させることも例示でき
る。さらにパッド、または固定具、またはそれらの組合
せ短辺面に突起状、または切り込み状、または他の素材
の貼付、はめ込み等の加工をすることも例示できるが、
これらに限定するものではない。
【0033】実際の使用状況上、ホワイトボート用のイ
レイザーは常に床面への落下の危険性を持っている。そ
して、その衝撃で固定具がプラスティック類の場合は多
々破損が生じるわけであり、これを回避するために固定
具の頂点、または辺、または表面、またはそれらの組合
せ部分に弾性のあるスチレン、ウレタンなどの発泡体、
またはゴム、発泡ゴムなどの衝撃緩衝具8を装着し固定
具を保護するが、これらの形状、材質、および取り付け
方法は限定するものではない。さらに、後付け用として
の衝撃緩衝具も容易に例示できる。
【0034】拭き払い布の交換に際し、パッドを固定具
から取り外す場合、従来同様に両手で左右に引き離して
も良いし、固定具内の1枚以上の板状物、または柱状
物、またはそれらを組合せたもを避けた個所に1個以上
の穴9を設け、指でパッドを押しだす状態でパッドを固
定具から容易に取り外すことも例示できる。
【0035】拭き払い布のパッドからの取り外しについ
ては、筒状拭き払い布1aの縫合接着部の、いわゆるの
りしろ部が摘み部分となり分離は容易である。また、1
bの場合はパッドの溝、または穴の周辺に拭き払い布の
しわ寄せ、または仮止め部分が剥離、または分離した、
いわゆる耳が生じるので、これによっても容易に摘み部
分が得られ、拭き払い布とパッドとの分離は極めて容易
である。
【0036】以下に、本発明の実施例を記載するが、こ
れらに限定するものではない。
【0037】
【実施例】
(実施例1)1aは方形状の不織布を2枚重ね合わせ1
組の対辺を縫合した筒状拭き払い布であり、2aはその
縫合部である。
【0038】1組の対辺を縫合した場合、使用前は板状
になっているため、交換用の1aは箱詰め袋詰め等も容
易であり、取り出しも1セットずつ容易に取り出せるの
で、交換用の筒状拭き払い布1aの供給形態も容易に想
定できる。
【0039】使用前の板状になっている筒状拭き払い布
1aを指などを使って筒状に膨らませると、2枚の拭き
払い布は、それぞれ1組の縫合された対辺を結んだ直線
を対称の軸とした弓形状になり、すなわち開口面が紡錘
形状となり、板状へ戻ろうとする復元力との相乗効果に
より、パッドを挿入、あるいは立て置いたパッドに筒状
拭き払い布をかぶせると、瞬時、且つ容易に筒状拭き払
い布のほぼ中央にパッドがセットできる。
【0040】(ほぼ中央にパッドがセットできる)と
は、パッドと筒状拭き払い布との位置合わせには厳密性
が必要とされないことを意味している。例えば、両手で
開口面を挾むようにして筒状拭き払い布の一端、または
両端からパッドが大きくはみ出していなければ良いだけ
である。
【0041】3はパッドであり弾性のあるスチレン、ウ
レタンなどの発泡体、またはゴム、発泡ゴム、合成樹
脂、またはそれらを組合せたものが例示できる。
【0042】4はパッド3に設けた2本の平行な溝、ま
たは穴であり、パッドの成型時に同時成型できることが
例示できる。
【0043】5はパッドの固定具であり、アクリル樹
脂、塩化ビニール樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂
などの合成樹脂、または金属、または木、またはそれら
を組合せたものが例示できる。
【0044】6は固定具5の内側に、長辺方向に平行に
設けた2枚の平行板であり、固定具との接続部には補強
部7を設けても良い。また、平行板6及び補強部7は固
定具5の成型時に同時成型できることが例示できる。
【0045】筒状拭き払い布1aにパッド3をセットし
た状態で、拭き払い面を水平な机面上等へ置き、その上
部から固定具5を押し付けるようにかぶせると、平行板
6が筒状拭き払い布1aを溝4へ押し込む状態となり、
1aの緩みが吸収解消され、筒状拭き払い布1aがパッ
ド3に密着装着された状態で、パッド3が固定具5に安
定固定する。
【0046】筒状拭き払い布1aにパッド3を挿入、あ
るいは立て置いたパッドに筒状拭き払い布1aをかぶせ
た状態で、水平な机面上等が利用できない場合は、筒状
拭き払い布1aの上からパッド3の長辺両側面部を持
ち、パッド3が落下しない程度まで固定具5に軽く挿入
し、その後、固定具を持ち、もう一方の手のひら、また
はホワイトボード面、壁面等に押しつければ同様に筒状
拭き払い布1aがパッド3に密着装着された状態で、パ
ッド3が固定具5に安定固定する。
【0047】(実施例2) 1bは方形状不織布をパッ
ド3に巻き付けられるようにした、巻き付け用拭き払い
布であり、巻き付けた場合パッドの裏面に対応する1b
の1面に両面テープ2bを1ヵ所設けたものである。
【0048】2bの剥離紙を取り除き、1bをパッド3
へ軽く巻き付け仮止めする。この場合も実施例1と同様
に位置合わせや巻き付け力等の厳密性は必要とされず、
実施例1と同様にして、1bの一端、または両端からパ
ッドが大きくはみ出さなないように容易に調整するだけ
で良い。
【0049】以後実施例1と同様にして固定具5を押し
付けるようにかぶせると、平行板6が1bを溝4へ押し
込む状態となり、張力が働き両面テープが剥離し、実施
例1と同様に1bがパッド3に密着装着された状態で、
パッド3が固定具5に安定固定する。
【0050】1bが、使用前にあらかじめ筒状に仮止め
した状態である場合、1bの厚みを考慮した分、直径を
少しずつ変えた複数の1bを同心円状に格納すれば、交
換用の1bの供給形態も容易に想定できる。
【0051】筒状にした1bの直径は、パッド3がスム
ーズに挿入できれば良いものであるから、すでに述べた
通り、1bの周囲長は1aの周囲長よりかなり短いもの
であり、1bを同心円状に格納するために、必要最小直
径から、しだいに直径が伸張変化しても何ら支障をきた
さない。
【0052】
【発明の効果】従来から、拭き払い面を交換できるホワ
イトボード用イレイザーの考案はあったわけであるが、
それらには目的の矛盾性があったり、機構や交換方法に
複雑性、習熟の必要性、および不明確性があったが、本
発明はそれらをすべて排除した、まったく新しい発想に
よる根本的な拭き払い布交換型のイレイザーである。
【0053】機構上、固定具を押し付ける力に比例的に
拭き払い布とパッドの密着性が高まるので、使用中に拭
き払い布に緩みが生じて支障をきたす危険性は皆無であ
る。
【0054】拭き払い布とパッド、および固定具の装着
には、厳密性や正確性を伴う位置合わせが必要なく、習
熟した作業を伴わずにパッドに拭き払い布を確実、且つ
容易に装着できるものであり、且つまた、固定具、パッ
ド、拭き払い布のそれぞれの分離も極めて容易であり従
来にはなかったものである。
【0055】単純明快な機構と衝撃緩衝具とにより、常
に床面への落下が想定できるホワイトボード用イレイザ
ーとして破損および故障の危険性が皆無に等しい。
【0056】パッド及び固定具は実施例1でも例示した
ように、簡便な一体成型で製作でき、従来の拭き払い部
分をパッドに加工する工程が無くコストが安価である。
【0057】パッドは洗浄作業を必要とせず、吸水と乾
燥の条件にさらされないためパッドが収縮や変形を起さ
ず、パッドと固定具との摩擦力に変化が生じないため、
使用中にパッドが固定具から外れてしまうことがなく、
長期にわたって安定した使用が可能となる。
【0058】交換用の拭き払い布は使用頻度、汚染度、
新たな使用者への配慮等による安易な交換を促すことが
でき、根本的な拭き払い布交換型のホワイトボード用イ
レイザーである。
【図面の簡単な説明】
【図1】筒状拭き払い布、パッド、固定具を装着したA
−A断面図
【図2】巻き付け用拭き払い布、パッド、固定具を装着
したA−A断面図
【図3】固定具の斜視図(落下時衝撃緩衝具を取り外し
た状態)
【図4】パッドの斜視図
【図5】筒状拭き払い布1aにパッドを挿入途中の斜視
【図6】巻き付け用拭き払い布1bをパッドに巻き付
け、一部パッドを露出させた斜視図
【図7】筒状拭き払い布1aの使用前形状例の平面図
【図8】巻き付け用拭き払い布1bの使用前形状例の平
面図(一部斜視図)
【図9】パッドの溝、または穴の形状例平面図
【図10】落下時衝撃緩衝具およびパッド押出し用の穴
を設けた固定具の斜視図
【符号の説明】
1a 筒状拭き払い布 1b 巻き付け用拭き払い布 2a 縫合部 2b 両面テープ 3 パッド 4 溝または穴 5 固定具 6 平行板 7 補強部 8 衝撃緩衝具 9 パッド押出し用の穴

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 拭き払い布を容易且つ緩みなくパッドの
    表面に装着させるためのパッド。
  2. 【請求項2】 拭き払い布を装着させたパッドを、容易
    且つ拭き払い布を緩みなく固定させるための固定具。
  3. 【請求項3】 筒状拭き払い布。
  4. 【請求項4】 巻き付け用拭き払い布。
  5. 【請求項5】 固定具保護用の落下時衝撃緩衝具。
JP28247197A 1997-09-09 1997-09-09 拭き払い部分を容易に交換できるホワイトボード用イレイザー Pending JPH1178383A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28247197A JPH1178383A (ja) 1997-09-09 1997-09-09 拭き払い部分を容易に交換できるホワイトボード用イレイザー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28247197A JPH1178383A (ja) 1997-09-09 1997-09-09 拭き払い部分を容易に交換できるホワイトボード用イレイザー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1178383A true JPH1178383A (ja) 1999-03-23

Family

ID=17652867

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28247197A Pending JPH1178383A (ja) 1997-09-09 1997-09-09 拭き払い部分を容易に交換できるホワイトボード用イレイザー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1178383A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006095168A (ja) * 2004-09-30 2006-04-13 Takano Co Ltd 椅子用姿勢保持板
JP2006256037A (ja) * 2005-03-16 2006-09-28 Shachihata Inc ホワイトボード用イレーザー
US7264414B2 (en) 2003-06-30 2007-09-04 S.C. Johnson & Son, Inc. Dispenser assembly for dispensing liquid onto a removable sheet contained by an implement
JP2008055835A (ja) * 2006-09-01 2008-03-13 Sanki Sangyo Kk イレーザー
CN110202986A (zh) * 2019-06-28 2019-09-06 南京工业职业技术学院 可换一次性布黑板擦
US10420449B2 (en) * 2017-05-23 2019-09-24 Steven Park Handheld cleaning apparatus
JP2022135852A (ja) * 2021-03-05 2022-09-15 株式会社 エポックケミカル 払拭具

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7264414B2 (en) 2003-06-30 2007-09-04 S.C. Johnson & Son, Inc. Dispenser assembly for dispensing liquid onto a removable sheet contained by an implement
JP2006095168A (ja) * 2004-09-30 2006-04-13 Takano Co Ltd 椅子用姿勢保持板
JP2006256037A (ja) * 2005-03-16 2006-09-28 Shachihata Inc ホワイトボード用イレーザー
JP4578290B2 (ja) * 2005-03-16 2010-11-10 シヤチハタ株式会社 ホワイトボード用イレーザー
JP2008055835A (ja) * 2006-09-01 2008-03-13 Sanki Sangyo Kk イレーザー
US10420449B2 (en) * 2017-05-23 2019-09-24 Steven Park Handheld cleaning apparatus
US10939793B2 (en) 2017-05-23 2021-03-09 Steven Park Cleaning system with handle
CN110202986A (zh) * 2019-06-28 2019-09-06 南京工业职业技术学院 可换一次性布黑板擦
CN110202986B (zh) * 2019-06-28 2024-04-12 南京工业职业技术学院 可换一次性布黑板擦
JP2022135852A (ja) * 2021-03-05 2022-09-15 株式会社 エポックケミカル 払拭具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9560943B2 (en) Cleaning apparatus
US7694379B2 (en) Absorbent cleaning pad and method of making same
CN100571602C (zh) 清扫用片
US20060075592A1 (en) Foldable lotion applicator and pad therefor
WO2009021185A1 (en) Needle punch stretch hoop
JPH1178383A (ja) 拭き払い部分を容易に交換できるホワイトボード用イレイザー
US20040205919A1 (en) Disposable dry marker eraser
JPH11116917A (ja) 接着部材及び両面接着テープ
US20040187245A1 (en) Floor cleaning device
JP5693874B2 (ja) 貼付剤貼付用補助器具
JP4712500B2 (ja) ストッキング補修器具
EP0154070B1 (en) Duster-polisher made of plastic film
JPS62122628A (ja) 清掃面上のゴミの除去方法およびその器具、装置
JP2007244599A (ja) あぶらとり紙収納用ケース
JP3744631B2 (ja) 清掃布及び清掃方法
JP3009931U (ja) ゴミ袋における開口部の結束構造
JPH044700Y2 (ja)
JP2560888Y2 (ja) 書道用下敷
JPH088144Y2 (ja) ファイル
JPS6038940Y2 (ja) カ−ペツトの重ね敷き用位置保持シ−ト
JPH08175088A (ja) 書道用下敷
JP2023023751A (ja) フローリング用清掃具の着脱式清掃シートパック
JP2006020661A (ja) 履物用ゴミ吸着部材
KR200348576Y1 (ko) 일회용 구두 클리너
JP2597818Y2 (ja) スタンプ台