JPH1177143A - 連続伸線機 - Google Patents

連続伸線機

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Publication number
JPH1177143A
JPH1177143A JP23566297A JP23566297A JPH1177143A JP H1177143 A JPH1177143 A JP H1177143A JP 23566297 A JP23566297 A JP 23566297A JP 23566297 A JP23566297 A JP 23566297A JP H1177143 A JPH1177143 A JP H1177143A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
capstan
free roll
free
free rolls
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23566297A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiichi Doi
誠一 土井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
Priority to JP23566297A priority Critical patent/JPH1177143A/ja
Publication of JPH1177143A publication Critical patent/JPH1177143A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 引抜きキャプスタンでの線の擦れ傷発生を低
減できる連続伸線機を得る。 【解決手段】 伸線すべき線1を徐々に縮径する15段
のダイス21 〜215を配置する。各ダイス毎21 〜215
にそのダイスから線1を引抜く引抜きキャプスタン31
〜315を配置する。各引抜きキャプスタン31 〜315
は、フリーロール41 〜415をそれぞれ所要間隔で対応
配置して、対応するこれら引抜きキャプスタンとフリー
ロールとに跨がって複数回巻付けた線1を引抜きキャプ
スタン上で引き離すようになっている。インレット側の
引抜きキャプスタン31 〜39 に対応するフリーロール
1 〜49 として、外周に複数の線分け溝を有する溝付
きフリーロールを用いる。アウトレット側の引抜きキャ
プスタン310〜315に対応するフリーロール410〜415
として、外周面がフラットなフリーロールを用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、伸線すべき線を複
数段のダイスに通して徐々に縮径する連続伸線機に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】連続伸線機は、1台の伸線機に複数のダ
イスを連続的に配置し、各ダイス毎にそのダイスから線
を引抜く引抜きキャプスタンを配置して、各パス毎に各
ダイスで25%程度の断面縮小率となるように連続的に線
を縮径させて伸線させるようになっている。通常、引抜
きキャプスタンには2回から4回線を巻付けるが、巻付
けた線同士が強い力で擦り合うため線表面に傷が発生し
ていた。
【0003】線同士の接触防止対策として、各引抜きキ
ャプスタンに対して外周に線分け溝を有する溝付きフリ
ーロールを所要間隔で配置して、対応するこれら引抜き
キャプスタンと溝付きフリーロールとに跨がって引抜く
べき線を複数回巻付けて線分けをしていた(実開平4−
47807号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに溝付きフリーロールを用いた場合には、線が細くな
ると溝内でその幅方向に線が動いて該溝の鍔に線が当た
って線表面に傷が発生する問題点がある。また、溝の鍔
に線が当たらないように溝の幅を広くすると、隣接する
線と線の間隔が広くなり、引抜きキャプスタンの回転に
対する線の斜め度が大きくなり、引抜きキャプスタンの
表面で線が擦れて線表面に傷が発生する問題点がある。
特に、細いサイズ側での線の表面傷は、更に細いサイズ
の線の表面品質劣化や伸線性(断線率)の低下を招くこ
とになり好ましくない。
【0005】本発明の目的は、引抜きキャプスタンでの
線の擦れ傷発生を低減できる連続伸線機を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、伸線すべき線
を徐々に縮径するダイスが複数段に配置され、各ダイス
毎にそのダイスから線を引抜く引抜きキャプスタンが配
置され、各引抜きキャプスタンにはフリーロールがそれ
ぞれ所要間隔で対応配置されていて対応するこれら引抜
きキャプスタンとフリーロールとに跨がって複数回巻付
けられる線を引抜きキャプスタン上で引き離すようにな
っている連続伸線機を改良するものである。
【0007】本発明では、インレット側の引抜きキャプ
スタンに対応するフリーロールとして外周に線分け溝を
有する溝付きフリーロールが用いられ、アウトレット側
の引抜きキャプスタンに対応するフリーロールとして外
周面がフラットなフリーロールが用いられている。
【0008】このようにインレット側ではフリーロール
として溝付きフリーロールを用いているので、引抜きキ
ャプスタン上で隣接している線を該溝付きフリーロール
で相互に擦れ合わないように確実に分離することができ
る。
【0009】アウトレット側ではフリーロールとして外
周面がフラットなフリーロールを用いているので、アウ
トレット側で線径が細くなってもフリーロール外周面に
は線分け溝がなく、このため従来のように溝内でその幅
方向に線が動いて該溝の鍔に線が当たって線表面に傷が
発生するのを防止することができる。アウトレット側で
引抜きキャプスタン上で隣接している線は、フリーロー
ルにより相互に擦れ合わないように分離することができ
る。
【0010】特に、この外周がフラットなフリーロール
を、対応する引抜きキャプスタンの軸線に対して角度を
持たせて配置すると、その角度の調整により、外周がフ
ラットなフリーロールでも引抜きキャプスタン上で隣接
している線の分離を確実に行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1乃至図3は、本発明に係る連
続伸線機における実施の形態の一例を示したもので、図
1は本例の連続伸線機の概略構成を示す正面図、図2は
本例の連続伸線機でインレット側の引抜きキャプスタン
とフリーロールとを示す平面図、図3は本例の連続伸線
機でアウトレット側の引抜きキャプスタンとフリーロー
ルとを示す平面図である。
【0012】この連続伸線機においては、図1に示すよ
うに、伸線すべき線1を徐々に縮径する15段のダイス
1 〜215が配置されている。各ダイス毎21 〜215
そのダイスから線1を引抜く引抜きキャプスタン31
15が配置されている。各引抜きキャプスタン31 〜3
15にはフリーロール41 〜415がそれぞれ所要間隔で対
応配置されていて、対応するこれら引抜きキャプスタン
とフリーロールとに跨がって複数回巻付けられる線1を
引抜きキャプスタン上で引き離すようになっている。
【0013】インレット側の引抜きキャプスタン31
9 に対応するフリーロール41 〜49 としては、図2
に示すように、外周に線分け溝5を線1の巻回数だけ有
する溝付きフリーロールが用いられている。フリーロー
ル41 〜49 は、対応する引抜きキャプスタン31 〜3
9 の軸線に対してなす角度θaが可変できるように配置
されている。
【0014】アウトレット側の引抜きキャプスタン310
〜315に対応するフリーロール410〜415としては、図
3に示すように、外周面がフラットなフリーロールが用
いられている。フリーロール410〜415は、対応する引
抜きキャプスタン310〜315の軸線に対して角度θbが
可変できるように配置されている。
【0015】このようにインレット側で、フリーロール
1 〜49 として溝付きフリーロールを用いると、引抜
きキャプスタン31 〜39 上で隣接している線1を該溝
付きフリーロールで相互に擦れ合わないように確実に分
離することができる。
【0016】アウトレット側で、フリーロール410〜4
15として外周面がフラットなフリーロールを用いると、
アウトレット側で線径が細くなってもフリーロール外周
面には線分け溝がなく、このため従来のように溝内でそ
の幅方向に線が動いて該溝の鍔に線が当たって線表面に
傷が発生するのを防止することができる。アウトレット
側で引抜きキャプスタン310〜315上で隣接している線
1は、該フリーロール410〜415により相互に擦れ合わ
ないように分離することができる。特に、この外周がフ
ラットなフリーロール410〜415を、対応する引抜きキ
ャプスタン31〜39 の軸線に対してなす角度θbが可
変できるように配置すると、その角度θbの調整によ
り、外周がフラットなフリーロール410〜415でも引抜
きキャプスタン310〜315上で隣接している線1の分離
を確実に行うことができる。
【0017】銅荒引線の連続伸線機では、一般に線1は
φ8mmをインレットサイズとし、φ1.6 mm〜φ1.2mm を
アウトレットサイズ、即ち仕上がりサイズとしている。
本例では、溝付きフリーロールと外周面がフラットなフ
リーロールの使用境界は、φ3mm程度以上の線を巻付け
るフリーロールを溝付きフリーロールとし、φ3mm程度
より細くなった線を巻付けるフリーロールを外周面がフ
ラットなフリーロールとしている。
【0018】実験によると、50μm以下の極細線の伸線
性の向上に本発明の効果が著しいことが判明した。
【0019】上記例では、ダイス,引抜きキャプスタン
及びフリーロールのセットを15段配置したが、本発明
はこれに限定されるものではなく、適宜な段数で実施す
ることができる。
【0020】
【発明の効果】本発明の連続伸線機では、インレット側
ではフリーロールとして溝付きフリーロールを用いてい
るので、引抜きキャプスタン上で隣接している線を該溝
付きフリーロールで相互に擦れ合わないように確実に分
離することができる。また、アウトレット側ではフリー
ロールとして外周面がフラットなフリーロールを用いて
いるので、アウトレット側で線径が細くなってもフリー
ロール外周面には線分け溝がなく、このため従来のよう
に溝内でその幅方向に線が動いて該溝の鍔に線が当たっ
て線表面に傷が発生するのを防止することができる。ア
ウトレット側で引抜きキャプスタン上で隣接している線
は、フリーロールにより相互に擦れ合わないように分離
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る連続伸線機における実施の形態の
一例の概略構成を示す正面図である。
【図2】図1に示す連続伸線機でインレット側の引抜き
キャプスタンとフリーロールとを示す平面図である。
【図3】図1に示す連続伸線機でアウトレット側の引抜
きキャプスタンとフリーロールとを示す平面図である。
【符号の説明】
1 線 21 〜215 ダイス 31 〜315 引抜く引抜きキャプスタン 41 〜415 フリーロール

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伸線すべき線を徐々に縮径するダイスが
    複数段に配置され、各ダイス毎にそのダイスから前記線
    を引抜く引抜きキャプスタンが配置され、前記各引抜き
    キャプスタンにはフリーロールがそれぞれ所要間隔で対
    応配置されていて対応するこれら引抜きキャプスタンと
    フリーロールとに跨がって複数回巻付けられる前記線を
    前記引抜きキャプスタン上で引き離すようになっている
    連続伸線機において、 インレット側の前記引抜きキャプスタンに対応する前記
    フリーロールとして外周に線分け溝を有する溝付きフリ
    ーロールが用いられ、 アウトレット側の前記引抜きキャプスタンに対応する前
    記フリーロールとして外周面がフラットなフリーロール
    が用いられていることを特徴とする連続伸線機。
  2. 【請求項2】 前記外周がフラットなフリーロールは、
    対応する引抜きキャプスタンの軸線に対して角度を持た
    せて配置されていることを特徴とする請求項1に記載の
    連続伸線機。
JP23566297A 1997-09-01 1997-09-01 連続伸線機 Pending JPH1177143A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23566297A JPH1177143A (ja) 1997-09-01 1997-09-01 連続伸線機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23566297A JPH1177143A (ja) 1997-09-01 1997-09-01 連続伸線機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1177143A true JPH1177143A (ja) 1999-03-23

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ID=16989346

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23566297A Pending JPH1177143A (ja) 1997-09-01 1997-09-01 連続伸線機

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JP (1) JPH1177143A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EA011078B1 (ru) * 2007-07-04 2008-12-30 Зао "Техника И Технология Метизного Производства" Волочильный стан для многократного волочения проволоки на жидкой смазке
CN112792145A (zh) * 2020-12-29 2021-05-14 松田电工(台山)有限公司 一种降低线材损伤的漆包线生产设备及其生产工艺
CN114472568A (zh) * 2022-02-08 2022-05-13 兰州威特焊材科技股份有限公司 一种消除铝合金焊丝内应力不均匀的方法

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