JPH1177093A - 工場で発生する汚泥の処理方法 - Google Patents
工場で発生する汚泥の処理方法Info
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- JPH1177093A JPH1177093A JP9262748A JP26274897A JPH1177093A JP H1177093 A JPH1177093 A JP H1177093A JP 9262748 A JP9262748 A JP 9262748A JP 26274897 A JP26274897 A JP 26274897A JP H1177093 A JPH1177093 A JP H1177093A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 汚泥を、一次、二次脱水装置を用いて効果的
に脱水し、大幅な脱水を図ることができると共に、処理
効率も高めることができる工場で発生する汚泥の処理方
法を提供する。 【解決手段】 工場で発生する汚泥を沈殿槽17にて沈
殿させて沈殿スラリーを回収し、この沈殿スラリーを一
次脱水装置20〜22にて脱水して含水ケーキを製造
し、この含水ケーキに希釈液として先の沈殿スラリーの
一部を混合して適正な固形分を有する適正スラリーを調
合し、この適正スラリーを二次脱水装置42にて固形分
が45%以上の脱水ケーキを製造し、埋め立て地50に
移送する。
に脱水し、大幅な脱水を図ることができると共に、処理
効率も高めることができる工場で発生する汚泥の処理方
法を提供する。 【解決手段】 工場で発生する汚泥を沈殿槽17にて沈
殿させて沈殿スラリーを回収し、この沈殿スラリーを一
次脱水装置20〜22にて脱水して含水ケーキを製造
し、この含水ケーキに希釈液として先の沈殿スラリーの
一部を混合して適正な固形分を有する適正スラリーを調
合し、この適正スラリーを二次脱水装置42にて固形分
が45%以上の脱水ケーキを製造し、埋め立て地50に
移送する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工場で発生する汚
泥を処理する方法に関する。
泥を処理する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図2に示すように、例えば、めっ
き工場11及び酸洗工場12から排出される廃液は、弱
酸処理工場Aにおいて以下のように処理が行われてい
る。即ち、これらの廃液を、いったん、原液調整槽13
を通して混合・調整した後、一次中和槽14で炭酸カル
シウムで中和し、次に、二次中和槽16で生石灰や消石
灰で中和する。その後、二次中和槽15から凝集槽16
に移送し凝集させ、更に、沈殿槽17に移送して固形分
を沈殿させ、沈殿物である沈殿スラリーを真空脱水装置
18によって含水ケーキ(「真空脱水スラッジ」ともい
う。)とした後、含水ケーキを埋め立て地19に移送
し、埋め立てている。
き工場11及び酸洗工場12から排出される廃液は、弱
酸処理工場Aにおいて以下のように処理が行われてい
る。即ち、これらの廃液を、いったん、原液調整槽13
を通して混合・調整した後、一次中和槽14で炭酸カル
シウムで中和し、次に、二次中和槽16で生石灰や消石
灰で中和する。その後、二次中和槽15から凝集槽16
に移送し凝集させ、更に、沈殿槽17に移送して固形分
を沈殿させ、沈殿物である沈殿スラリーを真空脱水装置
18によって含水ケーキ(「真空脱水スラッジ」ともい
う。)とした後、含水ケーキを埋め立て地19に移送
し、埋め立てている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した弱酸
処理工場Aにおいて発生する汚泥の処理方法は、未だ、
以下の解決すべき課題を有していた。即ち、含水ケーキ
は、5%前後の固形分を有する沈殿スラリーを真空脱水
装置18を用いて脱水することによって生成するもので
あるが、含水ケーキの固形分は20%前後であるため、
未だ、大量の水分を含むことになる。従って、含水ケー
キをそのまま埋め立て地に移送し、埋め立てることは、
移送コスト及び埋め立てコストを高くし、また、含水ケ
ーキは容積がかさばるので、埋め立て地を短期間で埋め
立ててしまうことになる。さらに、このような多量の水
分を含む含水ケーキでは他の用途への有効利用を図るこ
ともできない。
処理工場Aにおいて発生する汚泥の処理方法は、未だ、
以下の解決すべき課題を有していた。即ち、含水ケーキ
は、5%前後の固形分を有する沈殿スラリーを真空脱水
装置18を用いて脱水することによって生成するもので
あるが、含水ケーキの固形分は20%前後であるため、
未だ、大量の水分を含むことになる。従って、含水ケー
キをそのまま埋め立て地に移送し、埋め立てることは、
移送コスト及び埋め立てコストを高くし、また、含水ケ
ーキは容積がかさばるので、埋め立て地を短期間で埋め
立ててしまうことになる。さらに、このような多量の水
分を含む含水ケーキでは他の用途への有効利用を図るこ
ともできない。
【0004】そこで、フィルタプレスを二次的な脱水装
置として用いてさらに脱水を図り、固形分を45%以上
とした後、埋め立て地に移送し、埋め立てるようにすれ
ば、含水ケーキ移送費及び埋め立て処理費用の低減を図
ることができると共に、埋め立て地での埋め立てを長期
間にわたって行うことができ、さらに他の用途の開発も
容易になると考えられる。一方、このようなフィルタプ
レスで脱水するためには、被脱水物の固形分を、ポンプ
によってフィルタプレスへ円滑に圧送できると共にフィ
ルタプレスで効果的に脱水できる適正範囲(10%〜1
8%)にすることが不可欠である。
置として用いてさらに脱水を図り、固形分を45%以上
とした後、埋め立て地に移送し、埋め立てるようにすれ
ば、含水ケーキ移送費及び埋め立て処理費用の低減を図
ることができると共に、埋め立て地での埋め立てを長期
間にわたって行うことができ、さらに他の用途の開発も
容易になると考えられる。一方、このようなフィルタプ
レスで脱水するためには、被脱水物の固形分を、ポンプ
によってフィルタプレスへ円滑に圧送できると共にフィ
ルタプレスで効果的に脱水できる適正範囲(10%〜1
8%)にすることが不可欠である。
【0005】しかし、前述したように、含水ケーキの固
形分は20%前後と適用範囲(10〜18%)より大き
いため、そのままでは、フィルタプレスに円滑に移送す
ることができず、また、移送できたとしても、フィルタ
プレスによって効果的に圧搾することができないおそれ
がある。なお、その他の従来技術として、例えば、特開
平7−323299号公報に記載されている汚泥の資源
化方法や、特開昭60−261695号公報に記載され
ている汚泥脱水装置や、特開平6−344000号公報
に記載されている汚泥の脱水方法や、特開昭56−40
500号公報に記載されている活性汚泥の脱水方法があ
る。しかし、特開平7−323299号公報に記載され
ている汚泥の資源化方法は、専ら、アルカリ性汚泥中の
消石灰を炭酸カルシウムに変換させた後脱水を図ること
を目的とするものであり、大幅な脱水率の改善を図るも
のではない。特開昭60−261695号公報に記載さ
れている汚泥脱水装置は、予備脱水機と、中圧、高圧脱
水機の2機械から構成されるものであるが、未だ、最終
脱水率は不十分な値であり、かつ、装置構成も複雑とな
っている。特開平6−344000号公報に記載されて
いる汚泥の脱水方法は、高分子量のカチオン系高分子凝
集剤により汚泥を粗大フロック状に凝集させた後、濃縮
し、この濃縮汚泥を、さらに、高カチオン系高分子凝縮
剤で凝集させた後に機械脱水するものであるが、この場
合も、未だ、最終脱水率は不十分な値しか得られない。
特開昭56−40500号公報に記載されている活性汚
泥の脱水方法は、活性汚泥を強酸で処理した後、機械的
脱水を行うものであるが、この場合も、未だ、最終脱水
率は不十分な値しか得られない。
形分は20%前後と適用範囲(10〜18%)より大き
いため、そのままでは、フィルタプレスに円滑に移送す
ることができず、また、移送できたとしても、フィルタ
プレスによって効果的に圧搾することができないおそれ
がある。なお、その他の従来技術として、例えば、特開
平7−323299号公報に記載されている汚泥の資源
化方法や、特開昭60−261695号公報に記載され
ている汚泥脱水装置や、特開平6−344000号公報
に記載されている汚泥の脱水方法や、特開昭56−40
500号公報に記載されている活性汚泥の脱水方法があ
る。しかし、特開平7−323299号公報に記載され
ている汚泥の資源化方法は、専ら、アルカリ性汚泥中の
消石灰を炭酸カルシウムに変換させた後脱水を図ること
を目的とするものであり、大幅な脱水率の改善を図るも
のではない。特開昭60−261695号公報に記載さ
れている汚泥脱水装置は、予備脱水機と、中圧、高圧脱
水機の2機械から構成されるものであるが、未だ、最終
脱水率は不十分な値であり、かつ、装置構成も複雑とな
っている。特開平6−344000号公報に記載されて
いる汚泥の脱水方法は、高分子量のカチオン系高分子凝
集剤により汚泥を粗大フロック状に凝集させた後、濃縮
し、この濃縮汚泥を、さらに、高カチオン系高分子凝縮
剤で凝集させた後に機械脱水するものであるが、この場
合も、未だ、最終脱水率は不十分な値しか得られない。
特開昭56−40500号公報に記載されている活性汚
泥の脱水方法は、活性汚泥を強酸で処理した後、機械的
脱水を行うものであるが、この場合も、未だ、最終脱水
率は不十分な値しか得られない。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みなされたも
のであり、汚泥を、一次、二次脱水装置を用いて効果的
に脱水し、大幅な脱水を図ることができると共に、処理
効率も高めることができる工場で発生する汚泥の処理方
法を提供することを目的とする。
のであり、汚泥を、一次、二次脱水装置を用いて効果的
に脱水し、大幅な脱水を図ることができると共に、処理
効率も高めることができる工場で発生する汚泥の処理方
法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載の工場で発生する汚泥の処理方法は、工場で発生す
る汚泥を沈殿槽にて沈殿させて沈殿スラリーを回収する
第1の工程と、前記沈殿スラリーを一次脱水装置にて脱
水して含水ケーキを製造する第2の工程と、前記沈殿ス
ラリーと前記含水ケーキとを混合して適正な固形分を有
する適正スラリーを調合する第3の工程と、前記適正ス
ラリーを二次脱水装置にて固形分が45%以上の脱水ケ
ーキを製造する第4の工程を有する。
記載の工場で発生する汚泥の処理方法は、工場で発生す
る汚泥を沈殿槽にて沈殿させて沈殿スラリーを回収する
第1の工程と、前記沈殿スラリーを一次脱水装置にて脱
水して含水ケーキを製造する第2の工程と、前記沈殿ス
ラリーと前記含水ケーキとを混合して適正な固形分を有
する適正スラリーを調合する第3の工程と、前記適正ス
ラリーを二次脱水装置にて固形分が45%以上の脱水ケ
ーキを製造する第4の工程を有する。
【0008】請求項2記載の工場で発生する汚泥の処理
方法は、工場で発生する汚泥を沈殿槽にて沈殿させて固
形分が2〜8%の沈殿スラリーを回収する第1の工程
と、前記沈殿スラリーを一次脱水装置にて脱水して固形
分が20〜40%の含水ケーキを製造する第2の工程
と、前記沈殿スラリーと前記含水ケーキとを混合して固
形分が10〜18%の適正スラリーを調合する第3の工
程と、前記適正スラリーを二次脱水装置にて固形分が4
5%以上の脱水ケーキを製造する第4の工程を有する。
ここで、沈殿スラリーの濃度を2〜8%としたのは、工
場で発生する汚泥を弱酸処理工場等で処理した場合に得
られる沈殿スラリーの通常の濃度だからであり、含水ケ
ーキの固形分を20〜40%としたのは、通常、真空脱
水装置で得られる含水ケーキの濃度だからである。ま
た、適正スラリーの固形分を10〜18%としたのは、
これより濃度が高い場合には二次脱水装置として用いる
フィルタプレス等に圧送できずまた二次脱水装置で固形
分が45%以上となるように効果的に脱水することがで
きないからであり、これより濃度が低い場合には、同様
に、二次脱水装置によって、固形分が45%以上となる
ように効果的に脱水することができないからである。さ
らに、脱水ケーキの固形分を45%以上としたのは、そ
れ未満の場合は、埋め立て地への汚泥の埋め立て量を効
果的に低減できないからである。
方法は、工場で発生する汚泥を沈殿槽にて沈殿させて固
形分が2〜8%の沈殿スラリーを回収する第1の工程
と、前記沈殿スラリーを一次脱水装置にて脱水して固形
分が20〜40%の含水ケーキを製造する第2の工程
と、前記沈殿スラリーと前記含水ケーキとを混合して固
形分が10〜18%の適正スラリーを調合する第3の工
程と、前記適正スラリーを二次脱水装置にて固形分が4
5%以上の脱水ケーキを製造する第4の工程を有する。
ここで、沈殿スラリーの濃度を2〜8%としたのは、工
場で発生する汚泥を弱酸処理工場等で処理した場合に得
られる沈殿スラリーの通常の濃度だからであり、含水ケ
ーキの固形分を20〜40%としたのは、通常、真空脱
水装置で得られる含水ケーキの濃度だからである。ま
た、適正スラリーの固形分を10〜18%としたのは、
これより濃度が高い場合には二次脱水装置として用いる
フィルタプレス等に圧送できずまた二次脱水装置で固形
分が45%以上となるように効果的に脱水することがで
きないからであり、これより濃度が低い場合には、同様
に、二次脱水装置によって、固形分が45%以上となる
ように効果的に脱水することができないからである。さ
らに、脱水ケーキの固形分を45%以上としたのは、そ
れ未満の場合は、埋め立て地への汚泥の埋め立て量を効
果的に低減できないからである。
【0009】請求項3記載の工場で発生する汚泥の処理
方法は、請求項1又は2記載の工場で発生する汚泥の処
理方法において、前記二次脱水装置がフィルタプレスで
ある。請求項4記載の工場で発生する汚泥の処理方法
は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の工場で発生す
る汚泥の処理方法において、工場で発生する汚泥を中和
・凝集処理して前記沈殿槽にて沈殿させて前記沈殿スラ
リーを回収する。
方法は、請求項1又は2記載の工場で発生する汚泥の処
理方法において、前記二次脱水装置がフィルタプレスで
ある。請求項4記載の工場で発生する汚泥の処理方法
は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の工場で発生す
る汚泥の処理方法において、工場で発生する汚泥を中和
・凝集処理して前記沈殿槽にて沈殿させて前記沈殿スラ
リーを回収する。
【0010】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。
【0011】まず、図1を参照して、本発明の一実施の
形態に係る工場で発生する汚泥の処理方法が適用可能な
汚泥処理装置Bの全体構成について説明する。図示する
ように、本実施の形態に係る汚泥処理装置Bは、複数の
弱酸処理工場、即ち、第1〜第3の弱酸処理工場A1〜
A3で発生する汚泥処理を行うことができる。各弱酸処
理工場A1〜A3は、従来の技術で説明した弱酸処理工
場Aと同一の構成、即ち、原液調整槽13と、一次中和
槽14と、二次中和槽15と、凝集槽16と、沈殿槽1
7とから構成されている。
形態に係る工場で発生する汚泥の処理方法が適用可能な
汚泥処理装置Bの全体構成について説明する。図示する
ように、本実施の形態に係る汚泥処理装置Bは、複数の
弱酸処理工場、即ち、第1〜第3の弱酸処理工場A1〜
A3で発生する汚泥処理を行うことができる。各弱酸処
理工場A1〜A3は、従来の技術で説明した弱酸処理工
場Aと同一の構成、即ち、原液調整槽13と、一次中和
槽14と、二次中和槽15と、凝集槽16と、沈殿槽1
7とから構成されている。
【0012】第1〜第3の弱酸処理工場A1〜A3は、
それぞれ、一次脱水装置の一例である真空脱水装置20
〜22を附帯設備として具備しており、各弱酸処理工場
A1〜A3で処理された沈殿スラリーを脱水することに
よって含水ケーキを生成することができる。
それぞれ、一次脱水装置の一例である真空脱水装置20
〜22を附帯設備として具備しており、各弱酸処理工場
A1〜A3で処理された沈殿スラリーを脱水することに
よって含水ケーキを生成することができる。
【0013】これらの真空脱水装置20〜22によって
生成された含水ケーキは、第3の弱酸処理工場A3に附
帯設備として設置されている含水ケーキ受入槽23に含
水ケーキ搬送トラック24〜26によって移送された
後、その上部に設けられた投入口27より含水ケーキ受
入槽23内に投入される。
生成された含水ケーキは、第3の弱酸処理工場A3に附
帯設備として設置されている含水ケーキ受入槽23に含
水ケーキ搬送トラック24〜26によって移送された
後、その上部に設けられた投入口27より含水ケーキ受
入槽23内に投入される。
【0014】含水ケーキ受入槽23の下部に設けた含水
ケーキ取出口29にフライトコンベア30の下部流入口
31が接続されており、その上部流出口32は、第3の
弱酸処理工場A3に附帯設備として設置されている混合
槽33の上部で開口している。混合槽33の上部には、
一端が第3の弱酸処理工場A3に接続された沈殿スラリ
ー移送パイプ34の他端が開口している。
ケーキ取出口29にフライトコンベア30の下部流入口
31が接続されており、その上部流出口32は、第3の
弱酸処理工場A3に附帯設備として設置されている混合
槽33の上部で開口している。混合槽33の上部には、
一端が第3の弱酸処理工場A3に接続された沈殿スラリ
ー移送パイプ34の他端が開口している。
【0015】混合槽33内にはモータ35によって回転
される攪拌羽根36が配設されており、この攪拌羽根3
6の回転によって、含水ケーキ受入槽23から送られて
くる含水ケーキと、第3の弱酸処理工場A3から送られ
てくる沈殿スラリーとを混合・攪拌して、適正な固形物
を有する適正スラリーを生成することができる。
される攪拌羽根36が配設されており、この攪拌羽根3
6の回転によって、含水ケーキ受入槽23から送られて
くる含水ケーキと、第3の弱酸処理工場A3から送られ
てくる沈殿スラリーとを混合・攪拌して、適正な固形物
を有する適正スラリーを生成することができる。
【0016】混合槽33の下流側には調整槽37が仕切
壁38を介して並設されており。仕切壁38の上縁に
は、オーバーフロー部39が形成されている。調整槽3
7内にはモータ40によって回転される攪拌羽根41が
配設されており、この攪拌羽根41の回転によって、混
合槽33からオーバーフロー部39を通して送られてく
る含水ケーキと沈殿スラリーとの混合物を攪拌して、固
液分離を防止することができる。調整槽37の下流側に
は二次脱水装置の一例であるフィルタプレス42が配設
されている。フィルタプレス42の流入口43は、スラ
リー圧送パイプ44を介して、調整槽37の下部に設け
られたスラリー取出口45に接続されている。また、ス
ラリー圧送パイプ44の中途には圧送ポンプ46が取付
けられている。
壁38を介して並設されており。仕切壁38の上縁に
は、オーバーフロー部39が形成されている。調整槽3
7内にはモータ40によって回転される攪拌羽根41が
配設されており、この攪拌羽根41の回転によって、混
合槽33からオーバーフロー部39を通して送られてく
る含水ケーキと沈殿スラリーとの混合物を攪拌して、固
液分離を防止することができる。調整槽37の下流側に
は二次脱水装置の一例であるフィルタプレス42が配設
されている。フィルタプレス42の流入口43は、スラ
リー圧送パイプ44を介して、調整槽37の下部に設け
られたスラリー取出口45に接続されている。また、ス
ラリー圧送パイプ44の中途には圧送ポンプ46が取付
けられている。
【0017】フィルタプレス42の下部には、濾水・洗
浄水受けパン47と、ケーキホッパー48が配設されて
いる。そして、フィルタプレス42における脱水作用に
よって除去された水分は濾水・洗浄水受けパン47に受
け取られ、脱水後の脱水ケーキはケーキホッパー48に
受け取られる。
浄水受けパン47と、ケーキホッパー48が配設されて
いる。そして、フィルタプレス42における脱水作用に
よって除去された水分は濾水・洗浄水受けパン47に受
け取られ、脱水後の脱水ケーキはケーキホッパー48に
受け取られる。
【0018】また、ケーキホッパー48内の脱水ケーキ
はダンプトラック49によって埋め立て地50に移送さ
れる。
はダンプトラック49によって埋め立て地50に移送さ
れる。
【0019】次に、上記構成を有する汚泥処理装置Bに
よる工場で発生する汚泥の処理方法について、図1及び
図2を参照して説明する。
よる工場で発生する汚泥の処理方法について、図1及び
図2を参照して説明する。
【0020】(第1の工程)めっき工場11及び酸洗工
場12で発生する汚泥を、第1〜第3の弱酸処理工場A
1〜A3で処理し、最終段階で沈殿槽17に沈殿させて
固形分が2〜8%の沈殿スラリーを回収する。即ち、め
っき工場11及び酸洗工場12で発生する汚泥を、いっ
たん、原液調整槽13を通して混合・調整した後、一次
中和槽14で炭酸カルシウムで中和し、次に、二次中和
槽15で生石灰や消石灰で中和する。その後、二次中和
槽15から凝集槽16に移送して凝集させ、更に、沈殿
槽17に移送して固形分を沈殿させる。
場12で発生する汚泥を、第1〜第3の弱酸処理工場A
1〜A3で処理し、最終段階で沈殿槽17に沈殿させて
固形分が2〜8%の沈殿スラリーを回収する。即ち、め
っき工場11及び酸洗工場12で発生する汚泥を、いっ
たん、原液調整槽13を通して混合・調整した後、一次
中和槽14で炭酸カルシウムで中和し、次に、二次中和
槽15で生石灰や消石灰で中和する。その後、二次中和
槽15から凝集槽16に移送して凝集させ、更に、沈殿
槽17に移送して固形分を沈殿させる。
【0021】(第2の工程)第1及び第2の弱酸処理工
場A1、A2で生成された沈殿スラリーの全部と、第3
の弱酸処理工場A3で生成された沈殿スラリーの大部分
を、それぞれの真空脱水装置20〜22を用いて脱水し
て固形分が20〜40%の含水ケーキを製造する。な
お、この含水ケーキを直接フィルタプレス42に移送し
て脱水を図ることも考えられるが、フィルタプレス42
に圧送ポンプ46で円滑に圧送し、かつ、フィルタプレ
ス42により効果的に脱水するためには、固形分を10
〜18%の適正スラリーとする必要があり、固形分が2
0〜40%の含水ケーキをそのままフィルタプレス42
に圧送して脱水を図ることは不可能である。
場A1、A2で生成された沈殿スラリーの全部と、第3
の弱酸処理工場A3で生成された沈殿スラリーの大部分
を、それぞれの真空脱水装置20〜22を用いて脱水し
て固形分が20〜40%の含水ケーキを製造する。な
お、この含水ケーキを直接フィルタプレス42に移送し
て脱水を図ることも考えられるが、フィルタプレス42
に圧送ポンプ46で円滑に圧送し、かつ、フィルタプレ
ス42により効果的に脱水するためには、固形分を10
〜18%の適正スラリーとする必要があり、固形分が2
0〜40%の含水ケーキをそのままフィルタプレス42
に圧送して脱水を図ることは不可能である。
【0022】(第3の工程)そこで、本実施の形態で
は、含水ケーキを沈殿スラリーで希釈して固形分が10
〜18%を適正スラリーを生成するようにしている。即
ち、第2の工程で得られた含水ケーキを含水ケーキ受入
槽23とフライトコンベア30を通して混合槽33に供
給すると共に、第3の弱酸処理工場A3から沈殿スラリ
ーの一部を希釈液として混合槽33に供給し、混合槽3
3内において、含水ケーキと沈殿スラリーを混合した後
に調整槽37に送り、固形分が10〜18%の適正スラ
リーを調合するようにしている。
は、含水ケーキを沈殿スラリーで希釈して固形分が10
〜18%を適正スラリーを生成するようにしている。即
ち、第2の工程で得られた含水ケーキを含水ケーキ受入
槽23とフライトコンベア30を通して混合槽33に供
給すると共に、第3の弱酸処理工場A3から沈殿スラリ
ーの一部を希釈液として混合槽33に供給し、混合槽3
3内において、含水ケーキと沈殿スラリーを混合した後
に調整槽37に送り、固形分が10〜18%の適正スラ
リーを調合するようにしている。
【0023】(第4の工程)適正スラリーを圧送ポンプ
46を用いてフィルタプレス42に送って所望の脱水を
行い、固形分が45%以上の脱水ケーキを製造する。そ
の後、脱水ケーキをダンプトラック49を用いて埋め立
て地50まで移送する。この際、適正スラリーの固形分
は10〜18%に調合されているので、適正スラリーは
十分な流動性を有し、圧送ポンプ46によって円滑にフ
ィルタプレス42に移送することができると共に、フィ
ルタプレス42によって効果的に脱水を行うことができ
る。
46を用いてフィルタプレス42に送って所望の脱水を
行い、固形分が45%以上の脱水ケーキを製造する。そ
の後、脱水ケーキをダンプトラック49を用いて埋め立
て地50まで移送する。この際、適正スラリーの固形分
は10〜18%に調合されているので、適正スラリーは
十分な流動性を有し、圧送ポンプ46によって円滑にフ
ィルタプレス42に移送することができると共に、フィ
ルタプレス42によって効果的に脱水を行うことができ
る。
【0024】このように、本実施の形態では、第1〜第
3の弱酸処理工場A1〜A3で生成された汚泥を、真空
脱水装置20〜22と、混合槽33と、調整槽37と、
フィルタプレス42を用いることによって、固形分が4
5%以上の脱水ケーキを円滑に製造することができる。
即ち、大幅な脱水を効率的に図ることができ、埋め立て
地50に埋め立てられる最終処理物(脱水ケーキ)の量
を著しく低減することができると共に、汚泥処理を効率
的に行うことができる。また、含水ケーキを希釈して適
正スラリーを生成するための希釈液として、第3の弱酸
処理工場A3で生成された沈殿スラリーを有効利用して
いるので、この面からも汚泥処理を促進することができ
る。
3の弱酸処理工場A1〜A3で生成された汚泥を、真空
脱水装置20〜22と、混合槽33と、調整槽37と、
フィルタプレス42を用いることによって、固形分が4
5%以上の脱水ケーキを円滑に製造することができる。
即ち、大幅な脱水を効率的に図ることができ、埋め立て
地50に埋め立てられる最終処理物(脱水ケーキ)の量
を著しく低減することができると共に、汚泥処理を効率
的に行うことができる。また、含水ケーキを希釈して適
正スラリーを生成するための希釈液として、第3の弱酸
処理工場A3で生成された沈殿スラリーを有効利用して
いるので、この面からも汚泥処理を促進することができ
る。
【0025】
【実施例】第1〜第3の弱酸処理工場A1〜A3で発生
した汚泥を真空脱水装置18のみを用いる従来方法で処
理したところ、埋め立て地19に移送される沈殿スラリ
ーの全量は約60,000トン/年となり、その水分量
は80.0%であった。一方、第1〜第3の弱酸処理工
場A1〜A3で発生した同量の汚泥を本発明に係る工場
で発生する汚泥の処理方法で処理したところ、埋め立て
地50に移送される脱水ケーキの全量は約27,000
トン/年となり、その水分量は55.0%であった。こ
のように、本発明に係る工場で発生する汚泥の処理方法
では、従来方法と比較して埋め立て量を著しく削減する
ことができることが判明した。
した汚泥を真空脱水装置18のみを用いる従来方法で処
理したところ、埋め立て地19に移送される沈殿スラリ
ーの全量は約60,000トン/年となり、その水分量
は80.0%であった。一方、第1〜第3の弱酸処理工
場A1〜A3で発生した同量の汚泥を本発明に係る工場
で発生する汚泥の処理方法で処理したところ、埋め立て
地50に移送される脱水ケーキの全量は約27,000
トン/年となり、その水分量は55.0%であった。こ
のように、本発明に係る工場で発生する汚泥の処理方法
では、従来方法と比較して埋め立て量を著しく削減する
ことができることが判明した。
【0026】以上、本発明を、一実施の形態を参照して
説明してきたが、本発明は何ら上記した実施の形態の記
載に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載さ
れている事項の範囲内で考えられるその他の実施の形態
や変形例も含むものである。
説明してきたが、本発明は何ら上記した実施の形態の記
載に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載さ
れている事項の範囲内で考えられるその他の実施の形態
や変形例も含むものである。
【0027】
【発明の効果】請求項1、3及び4記載の工場で発生す
る汚泥の処理方法においては、工場で発生する汚泥を沈
殿槽にて沈殿させて沈殿スラリーを回収し、この沈殿ス
ラリーを一次脱水装置にて脱水して含水ケーキを製造
し、この含水ケーキに希釈液として先の沈殿スラリーの
一部を混合して適正な固形分を有する適正スラリーを調
合し、この適正スラリーを二次脱水装置にて固形分が4
5%以上の脱水ケーキを製造するようにしている。
る汚泥の処理方法においては、工場で発生する汚泥を沈
殿槽にて沈殿させて沈殿スラリーを回収し、この沈殿ス
ラリーを一次脱水装置にて脱水して含水ケーキを製造
し、この含水ケーキに希釈液として先の沈殿スラリーの
一部を混合して適正な固形分を有する適正スラリーを調
合し、この適正スラリーを二次脱水装置にて固形分が4
5%以上の脱水ケーキを製造するようにしている。
【0028】このように、沈殿スラリーを1次脱水装置
によって脱水した後、いったん、二次脱水装置で脱水し
やすい濃度の適正スラリーに調合し、その後、二次脱水
装置で脱水するようにしているので、大幅な脱水を効率
的に図ることができ、埋め立て地に埋め立てられる最終
処理物の量を著しく低減することができると共に、汚泥
処理を効率的に行うことができる。また、含水ケーキを
希釈して適正スラリーを生成するための希釈液として、
沈殿スラリーを有効利用しているので、この面からも汚
泥処理を促進することができる。
によって脱水した後、いったん、二次脱水装置で脱水し
やすい濃度の適正スラリーに調合し、その後、二次脱水
装置で脱水するようにしているので、大幅な脱水を効率
的に図ることができ、埋め立て地に埋め立てられる最終
処理物の量を著しく低減することができると共に、汚泥
処理を効率的に行うことができる。また、含水ケーキを
希釈して適正スラリーを生成するための希釈液として、
沈殿スラリーを有効利用しているので、この面からも汚
泥処理を促進することができる。
【0029】請求項2及び請求項2に従属する請求項
3、4記載の工場で発生する汚泥の処理方法において
は、工場で発生する汚泥を沈殿槽にて沈殿させて固形分
が2〜8%の沈殿スラリーを回収し、この沈殿スラリー
を一次脱水装置にて脱水して固形分が20〜40%の含
水ケーキを製造し、この含水ケーキと先の沈殿スラリー
とを混合して固形分が10〜18%の適正スラリーを調
合し、この適正スラリーを二次脱水装置にて固形分が4
5%以上の脱水ケーキを製造するようにしている。
3、4記載の工場で発生する汚泥の処理方法において
は、工場で発生する汚泥を沈殿槽にて沈殿させて固形分
が2〜8%の沈殿スラリーを回収し、この沈殿スラリー
を一次脱水装置にて脱水して固形分が20〜40%の含
水ケーキを製造し、この含水ケーキと先の沈殿スラリー
とを混合して固形分が10〜18%の適正スラリーを調
合し、この適正スラリーを二次脱水装置にて固形分が4
5%以上の脱水ケーキを製造するようにしている。
【0030】このように、二次脱水装置に圧送される適
正スラリーの濃度を圧送が容易でかつ脱水しやすい最適
濃度である10〜18%にすることによって、大幅な脱
水を効率的に図ることができ、汚泥に埋め立てられる廃
液最終処理物の量を著しく低減することができると共
に、汚泥処理を効率的に行うことができる。
正スラリーの濃度を圧送が容易でかつ脱水しやすい最適
濃度である10〜18%にすることによって、大幅な脱
水を効率的に図ることができ、汚泥に埋め立てられる廃
液最終処理物の量を著しく低減することができると共
に、汚泥処理を効率的に行うことができる。
【0031】請求項3記載の工場で発生する汚泥の処理
方法においては、二次脱水装置としてフィルタプレスを
用いることによって、確実に二次脱水を行い、固形分が
45%以上の脱水ケーキを効果的に製造することができ
る。
方法においては、二次脱水装置としてフィルタプレスを
用いることによって、確実に二次脱水を行い、固形分が
45%以上の脱水ケーキを効果的に製造することができ
る。
【0032】請求項4記載の工場で発生する汚泥の処理
方法においては、工場で発生する汚泥を中和・凝集処理
して沈殿槽にて沈殿させて沈殿スラリーを回収するよう
にしている。従って、弱酸処理工場等で発生する汚泥に
おいても、いったん中和処理した後脱水処理を行い、埋
め立て地に埋め立てられる最終処理物の量を著しく低減
することができる。
方法においては、工場で発生する汚泥を中和・凝集処理
して沈殿槽にて沈殿させて沈殿スラリーを回収するよう
にしている。従って、弱酸処理工場等で発生する汚泥に
おいても、いったん中和処理した後脱水処理を行い、埋
め立て地に埋め立てられる最終処理物の量を著しく低減
することができる。
【図1】本発明の一実施の形態に係る工場で発生する汚
泥の処理方法に好適に用いることができる汚泥処理装置
のブロック図である。
泥の処理方法に好適に用いることができる汚泥処理装置
のブロック図である。
【図2】従来の汚泥処理装置のブロック図である。
A1 第1の弱酸処理工場 A2 第2の弱
酸処理工場 A3 第3の弱酸処理工場 B 汚泥処理装
置 11 めっき工場 12 酸洗工場 13 原液調整槽 14 一次中和
槽 15 二次中和槽 16 凝集槽 17 沈殿槽 18 真空脱水
装置 19 埋め立て地 20 真空脱水装置(1次脱水装置) 21 真空脱水装置(1次脱水装置) 22 真空脱水装置(一次脱水装置) 23 含水ケー
キ受入槽 24 含水ケーキ搬送トラック 25 含水ケー
キ搬送トラック 26 含水ケーキ搬送トラック 27 投入口 29 含水ケーキ取出口 30 フライト
コンベア 31 下部流入口 32 上部流出
口 33 混合槽 34 沈殿スラ
リー移送パイプ 35 モータ 36 攪拌羽根 37 調整槽 38 仕切壁 39 オーバーフロー部 40 モータ 41 攪拌羽根 42 フィルタプレス(二次脱水装置) 43 流入口 44 スラリー
圧送パイプ 45 スラリー取出口 46 圧送ポン
プ 47 濾水・洗浄水受けパン 48 ケーキホ
ッパー 49 ダンプトラック 50 埋め立て
地
酸処理工場 A3 第3の弱酸処理工場 B 汚泥処理装
置 11 めっき工場 12 酸洗工場 13 原液調整槽 14 一次中和
槽 15 二次中和槽 16 凝集槽 17 沈殿槽 18 真空脱水
装置 19 埋め立て地 20 真空脱水装置(1次脱水装置) 21 真空脱水装置(1次脱水装置) 22 真空脱水装置(一次脱水装置) 23 含水ケー
キ受入槽 24 含水ケーキ搬送トラック 25 含水ケー
キ搬送トラック 26 含水ケーキ搬送トラック 27 投入口 29 含水ケーキ取出口 30 フライト
コンベア 31 下部流入口 32 上部流出
口 33 混合槽 34 沈殿スラ
リー移送パイプ 35 モータ 36 攪拌羽根 37 調整槽 38 仕切壁 39 オーバーフロー部 40 モータ 41 攪拌羽根 42 フィルタプレス(二次脱水装置) 43 流入口 44 スラリー
圧送パイプ 45 スラリー取出口 46 圧送ポン
プ 47 濾水・洗浄水受けパン 48 ケーキホ
ッパー 49 ダンプトラック 50 埋め立て
地
Claims (4)
- 【請求項1】 工場で発生する汚泥を沈殿槽にて沈殿さ
せて沈殿スラリーを回収する第1の工程と、前記沈殿ス
ラリーを一次脱水装置にて脱水して含水ケーキを製造す
る第2の工程と、前記沈殿スラリーと前記含水ケーキと
を混合して適正な固形分を有する適正スラリーを調合す
る第3の工程と、前記適正スラリーを二次脱水装置にて
固形分が45%以上の脱水ケーキを製造する第4の工程
を有することを特徴とする工場で発生する汚泥の処理方
法。 - 【請求項2】 工場で発生する汚泥を沈殿槽にて沈殿さ
せて固形分が2〜8%の沈殿スラリーを回収する第1の
工程と、前記沈殿スラリーを一次脱水装置にて脱水して
固形分が20〜40%の含水ケーキを製造する第2の工
程と、前記沈殿スラリーと前記含水ケーキとを混合して
固形分が10〜18%の適正スラリーを調合する第3の
工程と、前記適正スラリーを二次脱水装置にて固形分が
45%以上の脱水ケーキを製造する第4の工程を有する
ことを特徴とする工場で発生する汚泥の処理方法。 - 【請求項3】 前記二次脱水装置がフィルタプレスであ
ることを特徴とする請求項1又は2記載の工場で発生す
る汚泥の処理方法。 - 【請求項4】 工場で発生する汚泥を中和・凝集処理し
て前記沈殿槽にて沈殿させて前記沈殿スラリーを回収す
る請求項1〜3のいずれか1項に記載の工場で発生する
汚泥の処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9262748A JPH1177093A (ja) | 1997-09-09 | 1997-09-09 | 工場で発生する汚泥の処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9262748A JPH1177093A (ja) | 1997-09-09 | 1997-09-09 | 工場で発生する汚泥の処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1177093A true JPH1177093A (ja) | 1999-03-23 |
Family
ID=17380046
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9262748A Withdrawn JPH1177093A (ja) | 1997-09-09 | 1997-09-09 | 工場で発生する汚泥の処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1177093A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010284623A (ja) * | 2009-06-15 | 2010-12-24 | Justec Co Ltd | フロック供給量均等化装置及び固液分離システム |
CN104310727A (zh) * | 2014-10-09 | 2015-01-28 | 常州大学 | 一种二沉池污泥处理装置 |
JP2015112515A (ja) * | 2013-12-10 | 2015-06-22 | 中国電力株式会社 | 汚泥の再資源化方法 |
-
1997
- 1997-09-09 JP JP9262748A patent/JPH1177093A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010284623A (ja) * | 2009-06-15 | 2010-12-24 | Justec Co Ltd | フロック供給量均等化装置及び固液分離システム |
JP2015112515A (ja) * | 2013-12-10 | 2015-06-22 | 中国電力株式会社 | 汚泥の再資源化方法 |
CN104310727A (zh) * | 2014-10-09 | 2015-01-28 | 常州大学 | 一种二沉池污泥处理装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20041207 |