JPH1176589A - 遊技媒体研磨装置の集塵機 - Google Patents

遊技媒体研磨装置の集塵機

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JPH1176589A
JPH1176589A JP24392297A JP24392297A JPH1176589A JP H1176589 A JPH1176589 A JP H1176589A JP 24392297 A JP24392297 A JP 24392297A JP 24392297 A JP24392297 A JP 24392297A JP H1176589 A JPH1176589 A JP H1176589A
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JP24392297A
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Takatoshi Takemoto
孝俊 武本
Isayuki Itou
功幸 伊藤
Hiroyuki Harada
裕之 原田
Isamu Kawamata
勇 川俣
Sadao Mitsui
貞男 三井
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TOKYO DATA MACH KK
Ace Denken KK
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TOKYO DATA MACH KK
Ace Denken KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高い集塵能力を長期間保つことができる遊技媒
体研磨装置の集塵機を提供する。 【解決手段】ケース本体11内の集塵室11aに、集塵
パック40が膨らんだ際にパック外表面がケース本体1
1の内面壁に接するのを防ぎ、パック外表面と内面壁と
の間に空気流路を保つ密着防止手段30を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ球等の遊
技媒体に粒状の研磨材を混合し、該混合物を撹拌しなが
ら揚送して遊技媒体を研磨する遊技媒体研磨装置に付設
され、前記研磨の際に生じる粉塵を集塵するための集塵
機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パチンコ球研磨装置に付設される
集塵機としては、例えば、特開平9−38325号公報
や、実開平5−48985号公報に開示されたようなも
のがある。
【0003】前者に開示された集塵機は、ケース本体内
に平面状の集塵フィルターが固定されており、集塵フィ
ルターが対向する側面に開口窓部を開設し、この開口窓
部からの集塵フィルターを直接掃除したり、交換作業を
行うことができるように構成されている。
【0004】後者に開示された集塵機は、ケース本体の
内部を吸引口に接続したブロアで吸引して負圧にし、パ
チンコ球研磨装置内に生じた粉塵を吸塵口からケース本
体内に導き、ケース本体内にていっぱいに膨らむよう装
着された袋状の集塵パックで集塵するように構成されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の集塵機では、前者の場合、集塵フィルターの清
掃の際に、掃除機のノズルのようなものを開口窓部から
ケース本体内に差し込んで、集塵フィルターの全面に付
着した粉塵を逐一除去しなければならず、清掃作業が大
掛かりになるという問題があった。
【0006】また、集塵フィルターを交換する際には、
フィルターに付着している粉塵のために手が汚れてしま
うという不具合が生じていた。更に、集塵フィルターは
平面的に形成されるため表面積が限られ、集塵力が弱
く、直ぐにフィルター交換あるいは清掃しなければなら
ず、煩雑で面倒であった。
【0007】一方、後者の場合は、集塵パックは使い捨
てが前提であり、汚れてきたら新しいものに手を汚すこ
となく簡単に交換することができる。ところが、集塵パ
ック内に粉塵が溜まってくると、パックの材料であるフ
ィルタ材の目詰まりによって、集塵パックを通過する空
気抵抗が増し、集塵パックがケース本体の内面壁に向か
っていっぱいに広がり、ケース本体の内面壁に密着して
しまう。
【0008】ここでパック外表面がケース本体内面壁に
密着した部分には空気が流れないので、集塵パックの有
効面積が減ってしまい、集塵能力が低下するという不具
合があった。また、かかる不具合を解消するために、ケ
ース本体自体を大型化すると、省スペース化の要請に反
するという問題があった。
【0009】本発明は、以上のような従来技術の有する
問題点に着目してなされたもので、フィルタの交換作業
が容易であり、コンパクトに構成することができ、ま
た、高い集塵能力を長期間保つことができる遊技媒体研
磨装置の集塵機を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ための本発明の要旨とするところは、次の各項に存す
る。 [1]遊技媒体に粒状の研磨材を混合し、該混合物を撹
拌しながら揚送して遊技媒体を研磨する遊技媒体研磨装
置(1)に付設され、前記研磨の際に生じる粉塵を集塵
する集塵機(10)において、吸引されて負圧となるケ
ース本体(11)を備え、該ケース本体(11)の一面
壁に、前記遊技媒体研磨装置(1)内に生じた粉塵を受
け入れる吸塵口(14)を開設し、袋状の集塵パック
(40)を、その開口部(42)が前記吸塵口(14)
の周囲と密着する状態で前記ケース本体(11)内に着
脱可能に装着し、前記ケース本体(11)内に、前記集
塵パック(40)が膨らんだ際にパック外表面がケース
本体(11)の内面壁に接するのを防ぎ、パック外表面
と内面壁との間に空気流路を保つ密着防止手段(30,
60,70)を設けたことを特徴とする集塵機(1
0)。
【0011】[2]前記密着防止手段(30)は、前記
集塵パック(40)を囲む箱体の各面壁に数多の通気孔
(31)を備えて成ることを特徴とする[1]記載の集
塵機(10)。
【0012】[3]前記ケース本体(11)内は、連通
孔(14)が設けられた隔壁部材(13)により、前記
集塵パック(40)が内装される集塵室(11a)と、
吸気口側の負圧室(11b)とに区画され、前記密着防
止手段(60)は、前記隔壁部材(13)の集塵室(1
1a)側を向く面に沿って、該面と離隔して配設された
数多の通気孔(61)を備えるシート体(60)から成
ることを特徴とする[1]記載の集塵機(10)。
【0013】[4]前記ケース本体(11)内は、連通
孔(14)が設けられた隔壁部材(13)により、前記
集塵パック(40)が内装される集塵室(11a)と、
吸気口側の負圧室(11b)とに区画され、前記密着防
止手段(70)は、前記隔壁部材(13)の集塵室(1
1a)側を向く面に設けられ、前記集塵パック(40)
に当接する突起体から成ることを特徴とする[1]記載
の集塵機(10)。
【0014】以下に前述した解決手段に基づく作用を記
載する。先ず、遊技媒体研磨装置(1)では、遊技媒体
は研磨材と混合され、揚送されながら研磨される。遊技
媒体は、研磨後に研磨材から分離された後、そのまま遊
技機等に供給される。一方、遊技媒体から分離された研
磨材には、研磨により生じた粉塵が付着しており、研磨
能力が低下しているので、研磨材は粉塵を取り除かれた
後に再使用に供される。
【0015】そして、[1]記載の集塵機(10)によ
れば、ケース本体(11)内は、吸引されて負圧となっ
ており、ケース本体(11)の一面壁にある吸塵口(1
4)から、前記遊技媒体研磨装置(1)内に生じた粉塵
を含む吸引気流が受け入れられる。
【0016】ケース本体(11)内には、集塵パック
(40)の開口部(42)が前記吸塵口(14)の周囲
と密着した状態で着脱可能に装着されており、ケース本
体(11)内に受け入れられた粉塵は、集塵パック(4
0)内側に回収される。
【0017】集塵パック(40)内に粉塵が溜まってく
ると、パックの材料であるフィルタ材の目詰まりによっ
て、集塵パック(40)を通過する空気抵抗が増し、集
塵パック(40)がケース本体(11)の内面壁に向か
って広がってくる。
【0018】このとき、集塵パック(40)がいっぱい
に膨らんでも、ケース本体(11)内にある密着防止手
段(30,60,70)によって、パック外表面がケー
ス本体(11)の内面壁に接するのは防がれ、パック外
表面と内面壁との間に空気流路が保たれる。
【0019】それにより、ケース本体(11)内での吸
引気流の流路は確実に確保され、また、集塵パック(4
0)の吸引にかかる有効面積が減ることもなく、安定し
た高い集塵能力を長期間保つことができる。
【0020】また、ケース本体(11)の内面壁とパッ
ク外表面との間にクリアランスを保つように、ケース本
体(11)自体を特に大型化する必要はなく、コンパク
トに構成することができ、省スペース化の要請に反する
こともない。また、集塵パック(40)はケース本体
(11)内に着脱可能であり、新しいものと簡単に交換
することができる。
【0021】[2]記載の集塵機(10)によれば、前
記密着防止手段(30)が、集塵パック(40)を囲む
箱体の各面壁に数多の通気孔(31)を備えて成るの
で、集塵パック(40)の全部の面をケース本体(1
1)の内面壁から離すことができる。数多の通気孔(3
1)を備える面壁は、例えば金属板に数多の丸孔を穿設
したパンチングメタルでもよく、あるいは平面状に形が
保たれる金網等でもよい。
【0022】[3]記載の集塵機(10)によれば、ケ
ース本体(11)内が、連通孔(14)を備えた隔壁部
材(13)により、集塵室(11a)と負圧室(11
b)とに区画されるので、大きな吸引効果を得ることが
できる。
【0023】この場合、前記集塵パック(40)は集塵
室(11a)に内装されるが、前記密着防止手段(6
0)であるシート体は、集塵パック(40)の外表面が
隔壁部材(13)に接するのを防ぐことができる。ここ
でシート体は、例えば金属板に数多の丸孔を穿設したパ
ンチングメタル、あるいは平面状に形が保たれる金網等
で形成すると良い。
【0024】[4]記載の集塵機(10)によれば、前
記[3]の場合と同様に、前記集塵パック(40)は集
塵室(11a)に内装されるが、前記密着防止手段(7
0)である突起体は、集塵パック(40)の外表面に対
し例えば散点状に当接することで、集塵パック(40)
の外表面が隔壁部材(13)に接するのを防ぐことがで
きる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明を代表
する各種の実施の形態を説明する。図1〜図10は本発
明の第1実施の形態を示している。図10に示すよう
に、遊技媒体研磨装置1は、パチンコ機と台間球貸し機
とを並設して成る遊技機島(図示せず)の略中央部に立
設され、遊技媒体であるパチンコ球を揚送しつつ研磨す
るための装置である。
【0026】遊技媒体研磨装置1は、パチンコ球を球回
収部2から回収し、そこで研磨材貯留部3に貯留してあ
る粒状の研磨材と混合し、移送管4内を移送して研磨筒
体5に送り、研磨筒体5内でパチンコ球と研磨材を攪拌
しながら揚送し、その間にパチンコ球が研磨されるよう
に構成されている。
【0027】遊技媒体研磨装置1の頭部6には、研磨の
終了したパチンコ球と研磨材とを分離するため分離機構
(図示せず)が内設されている。また、頭部6には静電
気除去器7が配設されている。この静電気除去器7は、
高圧電気によりイオンを発生させ、前記分離機構の静電
気を中和させるものである。
【0028】遊技媒体研磨装置1には、パチンコ球と分
離した研磨材を再使用するために洗浄処理する研磨材再
生手段が組み込まれている。研磨材再生手段は、パチン
コ球と分離した研磨材から、研磨中に研磨材に付着した
粉塵を取り除く再生機9と、取り除いた粉塵を集塵する
集塵機10とを具備して成る。
【0029】再生機9は、遊技媒体研磨装置1内で研磨
材が循環する循環路8の上端側に設けられている。この
再生機9は、ブレードの高速回転により、研磨材に付着
した粉塵を叩き落とすものである。なお、再生機9の詳
細な構成については、本出願人が既に提案した特願平8
−234099号に記載されている。
【0030】再生機9の下端には、集塵機10へ粉塵を
誘導するための粉塵誘導ホース9aの基端部が気密に連
結されている。本発明に係る集塵機10は、循環路8の
下端側に設けられている。図1に示すように、集塵機1
0は、パチンコ球から分離された粉塵を吸引して受け入
れるケース本体11を備えている。
【0031】図1及び図3に示すように、ケース本体1
1は気密に構成されるが、その一側面壁には、サイドカ
バー12が開閉可能に設けられている。ケース本体11
内は、連通孔13aが設けられた隔壁部材13により、
集塵室11aと負圧室11bとに区画されている。
【0032】集塵室11a側となるケース本体11の一
面壁には、粉塵を含む吸引気流を受け入れる吸塵口14
が開設されている。この吸塵口14の外側には、前記粉
塵誘導ホース9aの先端部を気密に連結するための接続
継手14aが一体に突設されている。
【0033】一方、負圧室11b側となるケース本体1
1の他面壁には、ケース本体11内を吸気して負圧にす
るための吸気口15が開設されている。この吸気口15
の外側には、吸引ホース51の基端部を気密に連結する
ための接続継手15aが一体に突設されている。吸引ホ
ース51の先端部は、図10に示す吸引装置であるブロ
ア50に連通接続されている。
【0034】ケース本体11内の集塵室11aには、集
塵パック40の開口部42が前記吸塵口14の周囲と密
着した状態で着脱可能に装着されている。すなわち、ケ
ース本体11内に受け入れられた粉塵は、総て集塵パッ
ク40内に回収されるように設定されている。また、集
塵室11aには、本発明の根幹を成す密着防止手段30
が設けられている。これについては後で詳述する。
【0035】図5に示すように、集塵パック40は、開
口部42のある支持板41に、通気性のある紙や不織布
(フィルタ材)で折り畳み可能に成形した袋43を貼着
して成る。図6に示すように、支持板41には取付カセ
ット44が装着される。
【0036】取付カセット44には、支持板41の開口
部42より一回り大きい開口部45が開設されており、
取付カセット44の両側端縁には、支持板41の両側端
縁42a,42aが摺動可能に嵌合するレール部46,
46が設けられている。この取付カセット44を介し
て、集塵パック40の支持板41は、吸塵口14の周囲
に設けられた接続機構20に装着される。
【0037】図7及び図8に示すように、接続機構20
は、ケース本体11に開設された吸塵口14周囲の内面
壁側に設けられている。接続機構20は、前記取付カセ
ット44の前端縁を嵌合させるガイド部材21と、取付
カセット44の後端縁に係脱可能に係合するラッチ部材
22と、前記開口部45の内周縁から開口部42の内周
縁にかけて気密に接合するパッキン23とから成る。
【0038】ラッチ部材22は、枢支ピン24を介して
回動可能に枢支されており、ラッチ部材22には操作用
の押圧片22aが突設されている。かかるラッチ部材2
2は、バネ25より枢支ピン24を中心として、取付カ
セット44の後端縁に係合する方向(図8中で時計方
向)に付勢されている。
【0039】図1に示すように、ケース本体11内の集
塵室11aには、密着防止手段30が設けられている。
密着防止手段30は、前記集塵パック40が膨らんだ際
にパック外表面がケース本体11の内面壁に接するのを
防ぎ、パック外表面と内面壁との間に空気流路を保つた
めの部材である。
【0040】詳しく言えば、密着防止手段30は、集塵
室11a内にて集塵パック40を囲む金属製の箱体から
成り、各面壁がケース本体11の内面壁や隔壁部材13
より所定の距離だけ離隔する大きさに設定されている。
密着防止手段30の各面壁には、数多の通気孔31,3
1…が穿設されている。
【0041】すなわち、密着防止手段30の各面壁はパ
ンチングメタルから成る。密着防止手段30の開口部周
縁にはフランジ32が設けられており、フランジ32が
ケース本体11の内面壁に突設されたガイド片16に固
定されている。なお、密着防止手段30である箱体はパ
ンチングメタルだけではなく、平面状に形が保たれる金
網等により成形してもよい。
【0042】次に作用を説明する。図10において、遊
技媒体研磨装置1は、パチンコ球を球回収部2から回収
し、そこで研磨材貯留部3に貯留してある研磨材と混合
し、移送管4を介して研磨筒体5の下部に送り出す。そ
して、研磨筒体5内で、パチンコ球と研磨材を攪拌しな
がら揚送し、その間にパチンコ球を研磨する。
【0043】研磨の終了したパチンコ球は、頭部6にあ
る分離機構により研磨材から分離された後、遊技媒体循
環路を循環する。一方、研磨材は、粉塵を分離して再使
用するために、研磨材再生手段の再生機9に送られる。
再生機9では、ブレードの高速回転により、研磨材に付
着した粉塵が叩き落とされる。このように、研磨材から
分離された粉塵は、吸引気流の流れる粉塵誘導ホース9
aを通り、集塵機10へ送り込まれる。
【0044】図1に示すように、集塵機10の稼働時に
は、ケース本体11内は、その負圧室11b側にある吸
気口15より、吸引ホース51を介してブロア50によ
り吸気される。従って、ケース本体11内は負圧になっ
ており、集塵室11a側にある吸塵口14から、粉塵を
含む吸引気流が受け入れられる。ケース本体11内は、
連通孔13aを備えた隔壁部材13により、集塵室11
aと負圧室11bとに区画されるので、大きな吸引効果
を得ることができる。
【0045】ケース本体11内には、集塵パック40の
開口部42が、接続機構20により吸塵口14の周囲と
密着した状態に装着されており、ケース本体11内に受
け入れられた粉塵は、集塵パック40内側に回収され
る。集塵パック40は装着当初では、袋43に折り畳み
癖がついており、図1に示すように折り畳まれた状態に
ある。
【0046】ケース本体11内が吸気口15から吸引さ
れると、その吸引力により集塵パック40の袋43は次
第に膨らんでくる。集塵パック40の内表面側に粉塵が
吸着され、集塵パック40内に粉塵が溜まってくると、
袋43の目詰まりによって、集塵パック40を通過する
空気抵抗が徐々に増し、集塵パック40がケース本体1
1の内面壁に向かって広がってくる。
【0047】このとき、集塵パック40がいっぱいに膨
らんでも、ケース本体11内にある密着防止手段30に
よって、袋43の外表面がケース本体11の内面壁に密
着することはない。すなわち、袋43の外表面は、数多
の通気孔31がある密着防止手段30の内壁に当接す
る。従って、袋43の外表面と、ケース本体11の内面
壁や隔壁部材13との間には、通気孔31に連通する空
気流路が保たれる。
【0048】それにより、ケース本体11内での吸引気
流の流路は確実に確保され、また、集塵パック40の吸
引にかかる有効面積が減ることもなく、安定した高い集
塵能力を長期間保つことができる。かかる場合だと、ケ
ース本体11の内面壁とパック外表面との間にクリアラ
ンスを保つように、ケース本体11自体を特に大型化す
る必要はなく、コンパクトに構成することができ、省ス
ペース化の要請に反することもない。
【0049】集塵パック40を点検あるいは交換する場
合には、つまみ部12aを回転させてサイドカバー12
を開き、接続機構20のラッチ部材22にある押圧片2
2aをバネ25の付勢力に抗して押し、ラッチ部材22
から取付カセット44の後端縁を外してから、取付カセ
ット44ごと集塵パック40をケース本体11外に取り
出せばよい。この時、袋43を敢えて潰すことなく、密
着防止手段30も、そのフランジ32をガイド片16に
沿ってスライドさせるようにして、集塵パック40と一
緒にケース本体11外に取り出すことができる。
【0050】取り出した集塵パック40からは取付カセ
ット44を分離させ、交換の際には新しい集塵パック4
0を再び取付カセット44に装着した後、再び接続機構
20に取り付けてサイドカバー12を閉めればよい。以
上のように、集塵パック40はケース本体11内に着脱
可能であり、新しいものと簡単に交換することができ
る。
【0051】図11及び図12は、本発明の第2実施の
形態を示している。本実施の形態では、密着防止手段6
0であるシート体が平面状に形が保たれる金網で形成さ
れており、その材質上全面に亘り通気孔61として針金
間の隙間が広がっている。密着防止手段60は、隔壁部
材13の集塵室11a側を向く面に沿って、該面と離隔
して平行に配設されている。なお、第1実施の形態と同
種の部位には、同一符号を付して重複した説明を省略す
る。
【0052】本実施の形態によれば、集塵室11aに内
装された集塵パック40が広がった際、主として袋43
の底面が隔壁部材13に接するのを防ぐことができ、集
塵パック40と隔壁部材13の間に空気流路を保つこと
ができる。なお、密着防止手段60を成すシート体は金
網に限るものではなく、例えば金属板に数多の丸孔を穿
設したパンチングメタル(図9参照)であってもよい。
【0053】図13及び図14は、本発明の第3実施の
形態を示している。本実施の形態では、密着防止手段7
0は、隔壁部材13の集塵室11a側を向く面に突設さ
れた突起体から成る。突起体は、具体的には櫛歯状に形
成されており、図13中では櫛歯状の突起が横4列に突
設され、その先端側が集塵パック40の膨らんだ袋43
の底面に当接するように設定されている。なお、第1実
施の形態と同種の部位には、同一符号を付して重複した
説明を省略する。
【0054】本実施の形態によれば、密着防止手段70
である突起体は、集塵パック40の袋43の底面に対し
散点状に当接し、このような簡単な構成で、袋43の外
表面が隔壁部材13に接するのを防ぐことができ、それ
らの間に空気流路を確保することができる。
【0055】なお、前記第1実施の形態で示したよう
に、密着防止手段30は、集塵パック40の袋43を全
面に亘り囲むように設けるのが効果的だが、前記第1,
2実施の形態で示したように、密着防止手段60,70
を袋43の一部にのみ当接するように設けても、ある程
度の効果が期待できる。
【0056】また、ケース本体11内は、集塵室11a
と負圧室11bとに特に区画しなくてもよい。また、ケ
ース本体11内に、集塵パック40とは別のフィルタ
(例えば、スポンジや布等で形成された平面状のフィル
タ)を設けて、集塵パック40の集塵効果を補うような
構成にしてもよい。
【0057】
【発明の効果】本発明に係る研磨材再生装置の集塵機に
よれば、ケース本体内に、集塵パックが膨らんだ際にパ
ック外表面がケース本体の内面壁に接するのを防ぎ、パ
ック外表面と内面壁との間に空気流路を保つ密着防止手
段を設けたから、集塵パックがいっぱいに膨らんでも、
密着防止手段によりパック外表面がケース本体の内面壁
に接することがなく、パック外表面と内面壁との間に吸
引気流の流路が確実に確保されるため、集塵パックの吸
引にかかる有効面積が減ることもなく、安定した高い集
塵能力を長期間保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態に係る集塵機における
集塵パックの装着当初の状態を示す部分断面図である。
【図2】本発明の第1実施の形態に係る集塵機における
集塵パックの吸引中の状態を示す部分断面図である。
【図3】本発明の第1実施の形態に係る集塵機における
集塵パックを示す斜視図である。
【図4】本発明の第1実施の形態に係る集塵機のサイド
カバーを開いた状態を示す斜視図である。
【図5】本発明の第1実施の形態に係る集塵機を構成す
る集塵パックからカセットを取り外した状態を示す斜視
図である。
【図6】本発明の第1実施の形態に係る集塵機を構成す
る集塵パックにカセットを取り付けた状態を示す斜視図
である。
【図7】本発明の第1実施の形態に係る集塵機を構成す
る集塵パックにカセットを取り付ける動作を説明する正
面図である。
【図8】本発明の第1実施の形態に係る集塵機を構成す
る集塵パックにカセットを取り付ける接続機構を拡大し
て示す正面図である。
【図9】本発明の第1実施の形態に係る集塵機を構成す
る密着防止手段を拡大して示す斜視図である。
【図10】本発明の第1実施の形態に係る集塵機を装備
した遊技媒体研磨装置全体を示す正面図である。
【図11】本発明の第2実施の形態に係る集塵機におけ
る集塵パックの装着当初の状態を示す部分断面図であ
る。
【図12】本発明の第2実施の形態に係る集塵機におけ
る集塵パックの吸引中の状態を示す部分断面図である。
【図13】本発明の第3実施の形態に係る集塵機におけ
る集塵パックの装着当初の状態を示す部分断面図であ
る。
【図14】本発明の第3実施の形態に係る集塵機におけ
る集塵パックの吸引中の状態を示す部分断面図である。
【符号の説明】
10…集塵機 11…ケース本体 11a…集塵室 11b…負圧室 12…サイドカバー 13…隔壁部材 13a…連通孔 14…吸塵口 15…吸気口 16…ガイド片 20…接続機構 21…ガイド部材 22…ラッチ部材 22a…押圧片 23…パッキン 24…枢支ピン 25…バネ 30…密着防止手段 31…通気孔 32…フランジ 40…集塵パック 41…支持板 42…開口部 43…袋 44…取付カセット 45…開口部 60…密着防止手段 70…密着防止手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 功幸 東京都台東区東上野3丁目12番9号 株式 会社エース電研内 (72)発明者 原田 裕之 東京都台東区東上野3丁目12番9号 株式 会社エース電研内 (72)発明者 川俣 勇 東京都台東区東上野3丁目12番9号 株式 会社エース電研内 (72)発明者 三井 貞男 東京都大田区西蒲田5−27−10 東京デー ターマシン株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技媒体に粒状の研磨材を混合し、該混合
    物を撹拌しながら揚送して遊技媒体を研磨する遊技媒体
    研磨装置に付設され、前記研磨の際に生じる粉塵を集塵
    する集塵機において、 吸引されて負圧となるケース本体を備え、該ケース本体
    の一面壁に、前記遊技媒体研磨装置内に生じた粉塵を受
    け入れる吸塵口を開設し、 袋状の集塵パックを、その開口部が前記吸塵口の周囲と
    密着する状態で前記ケース本体内に着脱可能に装着し、 前記ケース本体内に、前記集塵パックが膨らんだ際にパ
    ック外表面がケース本体の内面壁に接するのを防ぎ、パ
    ック外表面と内面壁との間に空気流路を保つ密着防止手
    段を設けたことを特徴とする集塵機。
  2. 【請求項2】前記密着防止手段は、前記集塵パックを囲
    む箱体の各面壁に数多の通気孔を備えて成ることを特徴
    とする請求項1記載の集塵機。
  3. 【請求項3】前記ケース本体内は、連通孔が設けられた
    隔壁部材により、前記集塵パックが内装される集塵室
    と、吸気口側の負圧室とに区画され、 前記密着防止手段は、前記隔壁部材の集塵室側を向く面
    に沿って、該面と離隔して配設された数多の通気孔を備
    えるシート体から成ることを特徴とする請求項1記載の
    集塵機。
  4. 【請求項4】前記ケース本体内は、連通孔が設けられた
    隔壁部材により、前記集塵パックが内装される集塵室
    と、吸気口側の負圧室とに区画され、 前記密着防止手段は、前記隔壁部材の集塵室側を向く面
    に設けられ、前記集塵パックに当接する突起体から成る
    ことを特徴とする請求項1記載の集塵機。
JP24392297A 1997-09-09 1997-09-09 遊技媒体研磨装置の集塵機 Pending JPH1176589A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008043887A (ja) * 2006-08-17 2008-02-28 Kubota Corp 洗米機
JP2018196842A (ja) * 2017-05-22 2018-12-13 株式会社ジェッター 集塵装置
CN113101766A (zh) * 2021-03-29 2021-07-13 合肥大黄蜂机械有限公司 一种配合多腔的分离机构及基于该机构的除尘集成箱

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