JPH1176174A - 鼓膜からの赤外線検出式体温計 - Google Patents

鼓膜からの赤外線検出式体温計

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JPH1176174A
JPH1176174A JP9237201A JP23720197A JPH1176174A JP H1176174 A JPH1176174 A JP H1176174A JP 9237201 A JP9237201 A JP 9237201A JP 23720197 A JP23720197 A JP 23720197A JP H1176174 A JPH1176174 A JP H1176174A
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JP
Japan
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eardrum
temperature
sensor
temperature measuring
main body
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Pending
Application number
JP9237201A
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English (en)
Inventor
Kinji Nishimura
金治 西村
Kenichi Nishimura
兼一 西村
Shinji Nishimura
真治 西村
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NISHITOMO KK
Original Assignee
NISHITOMO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 測温部が耳穴に挿入されたとき本体部に無関
係に鼓膜に対する角度が一定になって体温を正確に測定
することができる鼓膜からの赤外線検出式体温計を提供
することを課題とする。 【解決手段】 鼓膜Aからの赤外線を検出する体温計1
は、測温部3が本体部5から分離されているため、耳穴
Bに測温部3が挿入されたときの鼓膜Aに対するセンサ
2の角度が一定になり、鼓膜Aからの赤外線量を正確に
検出することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鼓膜から放射され
る赤外線量に基づいた体温を測定する体温計に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図4に示すように、体温変化を最
も敏感に反映する鼓膜Aから放射される赤外線を検出
し、この赤外線量に対応した温度を表示する体温計21
は、耳穴Bに挿入される棒状の測温部22と、測温部2
2を固定状態で取り付けた本体部23とで構成されてい
る。そして測温部22には鼓膜Aから放射される赤外線
を受光してその受光量に対応した信号を出力するセンサ
24が配設されており、本体部23にはセンサ24から
の信号に基づいて鼓膜Aの温度を演算するマイクロコン
ピュ−タや、その温度を体温として表示する表示器25
などが取り付けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の鼓膜からの
赤外線検出式体温計21は、測温部22が本体部23に
固定されているため、測温部22を耳穴Bに挿入する角
度は本体部23を持つときの角度によって変わり、鼓膜
Aに対するセンサ24の角度を一定にすることは困難で
ある。鼓膜Aに対するセンサ24の角度が一定でない場
合は、鼓膜Aからの赤外線放射量が同一でもセンサ24
による受光量が変化し、センサ24から出力される信号
が変化するため、表示器25に表示される体温が正確で
ない場合がある。
【0004】そこで本発明では、測温部を本体部から分
離することにより測温部が耳穴に挿入されたときの鼓膜
に対する角度が本体部に無関係に一定になって鼓膜の温
度を正確に測定することができる鼓膜からの赤外線検出
式体温計を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、鼓膜
から放射される赤外線を検出するセンサが配設されて同
センサが鼓膜に近接するように耳穴に挿入される測温部
と、前記センサが検出した赤外線に基づいて前記鼓膜の
温度を演算し同温度を表示する本体部とを有する鼓膜か
らの赤外線検出式体温計において、前記測温部と前記本
体部とを分離するとともに前記センサの出力信号を前記
本体部に伝送する信号伝送手段を備えることである。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の鼓膜からの
赤外線検出式体温計において、前記信号伝送手段は前記
センサの出力信号を無線信号で前記本体部に伝送するこ
とである。
【0007】請求項3の発明は、請求項1又は2の鼓膜
からの赤外線検出式体温計において、前記測温部の外周
面を凹凸状に形成することである。
【0008】請求項4の発明は、請求項1又は2の鼓膜
からの赤外線検出式体温計において、前記測温部の外周
部に耳穴の大きさや形状に適合したアダプタを装着可能
に構成することである。
【0009】請求項5の発明は、請求項4の鼓膜からの
赤外線検出式体温計において、前記アダプタの外周面を
凹凸状に形成することである。
【0010】請求項1及び請求項2の発明によれば、本
体部から分離された測温部は本体部に無関係に耳穴に沿
うように挿入されるため、測温部の鼓膜に対する角度が
一定になり、鼓膜からの赤外線を一定の角度で受光する
ことが可能となって鼓膜の温度を正確に測定することが
できる。
【0011】請求項3の発明によれば、測温部の外周面
を凹凸状に形成したため、測温部を耳穴に挿入したとき
の測温部と耳穴面との接触面積が少なくなり、測温部挿
入による耳穴内での温度変動が少なくなるため、鼓膜か
ら放射される赤外線に対応した鼓膜の温度を、より正確
に測定することができる。
【0012】請求項4の発明によれば、測温部の外周に
耳穴の大きさや形状に適合したアダプタを装着すること
ができるため、鼓膜に対する測温部の角度が、より一定
になり、鼓膜から放射される赤外線に対応した鼓膜の温
度を、より正確に測定することができる。
【0013】請求項5の発明によれば、アダプタの外周
面を凹凸状に形成したため、アダプタ装着状態の測温部
を耳穴に挿入したときのアダプタと耳穴面との接触面積
が少なくなり、測温部挿入による耳穴内での温度変動が
少なくなるため、鼓膜から放射される赤外線に対応した
鼓膜の温度を、より正確に測定することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1は、第1の実施の形態を示したもの
で、鼓膜からの赤外線検出式体温計(以下、発明の実施
の形態の欄では簡単に体温計と記載する)1の全体的な
構成を示した系統図である。図1に示すように体温計1
は、鼓膜から放射される赤外線を受光して赤外線量に対
応した信号を出力するセンサ2を先端部に設けた測温部
3と、センサ2からの信号に基づいて鼓膜の温度を演算
し、その温度を体温として表示する表示器4などが取り
付けられた本体部5と、センサ2からの信号を本体部5
に伝送するコ−ド6とで構成されている。体温計1の測
温部3は先端部3Aが棒状に形成され、基端部3Bが球
形に形成されている。また、本体部5にはセンサ2から
の信号に基づいて鼓膜の温度を演算するマイクロコンピ
ュ−タや、センサ2からの信号をA/D変換するA/D
変換器、マイクロコンピュ−タで演算された温度デ−タ
を外部のパ−ソナルコンピュ−タ等に出力するための外
部出力用コネクタ、電池等から成る電源等が設けられて
いる。
【0015】図1に示すように、体温計1の測温部3は
本体部5から分離されているため、測温部3の先端部3
Aが耳穴Bに挿入されると本体部5と無関係に鼓膜Aに
対するセンサ2の角度が一定になる。そのため、センサ
2は鼓膜Aから放射される赤外線の受光角度が一定にな
り、鼓膜Aからの赤外線量に対応した鼓膜温度を正確に
測定することができる。尚、測温時に測温部3の先端部
3Aを耳穴Bに挿入すると、測温部3の特に先端部3A
自体の温度と耳穴B内の温度(体温)の温度差により一
時的に耳穴B内の温度が変化し、鼓膜Aから放射される
赤外線量も一時的に変動する。この変動値は、測温部3
の先端部3Aの温度と体温の差、周囲温度、測温部3の
先端部3Aの材質の熱伝導率、測温に要する時間等によ
り異なるが、外周面と耳穴Bの内壁面との接触面積を小
さくして、この変動値を小さくすることが望ましい。そ
のため、図1のように測温部3の先端部3Aをストレ−
ト状に形成するよりも、測温部3の先端部3Aの外周面
を凹凸状に形成することにより、測温部3の先端部3A
の外周面と耳穴Bの内壁面との接触面積が小さくなり、
上記変動値を小さくすることができるため、より正確に
体温を測定することができる。
【0016】次に、第2の実施の形態について図2を参
照して説明する。図2は体温計1の測温部3の先端部3
Aの外径に比較して耳穴Bの内径が大き過ぎる場合に測
温部3の先端部3Aの外周部に耳穴Bの内径に適合する
アダプタ7を装着して耳穴Bに挿入した状態を示してい
る。尚、アダプタ7は柔軟性のある合成樹脂、ゴム等で
作ることが望ましい。
【0017】上記のようにアダプタ7は、測温部3の先
端部3Aの外周に着脱可能に装着されるもので、アダプ
タ7を装着することにより耳穴Bとの隙間を殆ど無くす
ことができる。従って測温部3の先端部3Aの外径に比
較し耳穴Bの内径が大きくても鼓膜Aに対するセンサ2
の角度が一定になる。そのためセンサ2の赤外線の受光
角度が一定になり、鼓膜Aからの赤外線量に対応した体
温を正確に測定することができる。尚、上記アダプタ7
は測温部3の先端部3Aの外径に比較し耳穴Bの内径が
大きい場合に用いることを示したが、耳穴Bの形が例え
ば直線的でないため鼓膜Aに対するセンサ2の角度が一
定にならない場合には、耳穴Bの形状に対応したアダプ
タを用いて鼓膜Aに対するセンサ2の角度を一定にする
ことができる。尚、アダプタ7を測温部3の先端部3A
に装着した状態で耳穴Bに挿入すると、前述の理由によ
り一時的に耳穴B内の温度が変化し、鼓膜Aから放射さ
れる赤外線量も一時的に変動する。そのため、図3に示
すようにアダプタ7の外周面に凹凸8を形成することに
より、アダプタ7の外周面と耳穴Bの内壁面との接触面
積を小さくすると、より正確に体温を測定することがで
きる。
【0018】以上の実施の形態ではセンサ2からの信号
を本体部5に伝送するコ−ド6を用いたが、センサ2の
出力信号を例えば電波信号に変換する送信回路を測温部
3に設け、本体部5に受信回路を設ければコ−ド6を無
くすことができて、より自由に測温部3を耳穴Bに挿入
することができる。
【0019】
【発明の効果】請求項1及び請求項2の発明によれば、
本体部から分離された測温部は本体部に無関係に耳穴に
沿うように挿入されるため、測温部の鼓膜に対する角度
が一定になり、鼓膜からの赤外線を一定の角度で受光す
ることが可能となって鼓膜の温度を正確に測定すること
ができる。
【0020】請求項3の発明によれば、測温部の外周面
を凹凸状に形成したため、測温部を耳穴に挿入したとき
の測温部と耳穴面との接触面積が少なくなり、測温部挿
入による耳穴内での温度変動が少なくなるため、鼓膜か
ら放射される赤外線に対応した鼓膜の温度を、より正確
に測定することができる。
【0021】請求項4の発明によれば、測温部の外周に
耳穴の大きさや形状に適合したアダプタを装着すること
ができるため、鼓膜に対する測温部の角度が、より一定
になり、鼓膜から放射される赤外線に対応した鼓膜の温
度を、より正確に測定することができる。
【0022】請求項5の発明によれば、アダプタの外周
面を凹凸状に形成したため、アダプタ装着状態の測温部
を耳穴に挿入したときのアダプタと耳穴面との接触面積
が少なくなり、測温部挿入による耳穴内での温度変動が
少なくなるため、鼓膜から放射される赤外線に対応した
鼓膜の温度を、より正確に測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の全体的な構成を示
した系統図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態の全体的な構成を示
した系統図である。
【図3】アダプタの外周面を凹凸状に形成したことを示
した部分断面図である。
【図4】従来の鼓膜からの赤外線検出式体温計による測
温状態説明図である。
【符号の説明】
1 鼓膜からの赤外線検出式体温計 2 センサ 3 測温部 3A 先端部 3B 基端部 5 本体部 6 コ−ド 7 アダプタ A 鼓膜 B 耳穴

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鼓膜から放射される赤外線を検出するセ
    ンサが配設されて同センサが鼓膜に近接するように耳穴
    に挿入される測温部と、前記センサが検出した赤外線に
    基づいて前記鼓膜の温度を演算し同温度を表示する本体
    部とを有する鼓膜からの赤外線検出式体温計において、
    前記測温部と前記本体部とを分離するとともに前記セン
    サの出力信号を前記本体部に伝送する信号伝送手段を備
    えたことを特徴とする鼓膜からの赤外線検出式体温計。
  2. 【請求項2】 前記信号伝送手段は前記センサの出力信
    号を無線信号で前記本体部に伝送することを特徴とする
    請求項1に記載の鼓膜からの赤外線検出式体温計。
  3. 【請求項3】 前記測温部の外周面を凹凸状に形成した
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の鼓膜からの赤
    外線検出式体温計。
  4. 【請求項4】 前記測温部の外周部に耳穴の大きさや形
    状に適合したアダプタを装着可能に構成したことを特徴
    とする請求項1又は2に記載の鼓膜からの赤外線検出式
    体温計。
  5. 【請求項5】 前記アダプタの外周面を凹凸状に形成し
    たことを特徴とする請求項4に記載の鼓膜からの赤外線
    検出式体温計。
JP9237201A 1997-09-02 1997-09-02 鼓膜からの赤外線検出式体温計 Pending JPH1176174A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000300817A (ja) * 1999-04-19 2000-10-31 Sankyo Kk 遊技機

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