JPH1175116A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JPH1175116A
JPH1175116A JP9232802A JP23280297A JPH1175116A JP H1175116 A JPH1175116 A JP H1175116A JP 9232802 A JP9232802 A JP 9232802A JP 23280297 A JP23280297 A JP 23280297A JP H1175116 A JPH1175116 A JP H1175116A
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signal
image pickup
frame
image
imaging
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JP9232802A
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Inventor
Hidehiko Teshirogi
英彦 手代木
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 動作周波数を2倍とすることなく、また、出
力系を並列処理することなく、解像度の高い高画質な画
面を得るようにする。 【解決手段】 全画素読み出し転送処理と、インターレ
ース走査に対応した読み出し転送処理とが選択的に可能
とされたCCD撮像素子1に1フレーム画面を構成する
ライン数に対応した二つの蓄積部31及び蓄積部35と
が設けられると共に、蓄積部35の一方の端部には、一
端に出力用のアンプ43を有した水平レジスタ41が設
けられ、この水平レジスタ41が従来の1フィールドの
インターレース走査に必要とされる駆動周波数より1.
5倍高い駆動周波数で駆動されることにより、1フレー
ム期間中に所定のタイミングで1フレームに対応した全
画素の信号電荷と、インターレース走査における例え
ば、偶数フィールドに対応した画素の信号電荷とが読み
出されて転送され、CCD撮像素子1から出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、動画撮
影機能と静止画撮影機能とを有するカメラ一体型VTR
等に用いて好適な撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近では、コンピュータ等の発展に伴っ
て電子スチルカメラ等もより多く普及するようになって
きている。これらの状況により、カメラ一体型VTRに
おいても静止画撮影機能の検討がなされ、この場合にお
いては、動画撮影と静止画撮影とのモードを操作スイッ
チを用いて切り替えてどちらか一方のモードにて処理す
るように構成される。しかしながら、動画撮影中に併せ
て静止画も記録できるように構成しておいた方が利便性
が高く、このように構成されたカメラ一体型VTRの要
望が高まりつつあり、また、画質を劣化させない形で静
止画を得ることができるカメラ一体型VTRが求められ
ている。
【0003】ところで、カメラ一体型VTRには、一般
にカメラ部にCCD撮像素子等により構成される撮像装
置が設けられる。この従来の撮像装置におけるCCD撮
像素子の一例としてインターレーススキャン・インター
ライントランスファー方式(以下、IS−IT方式とす
る)と呼ばれるCCD撮像素子を図5に示す。このCC
D撮像素子の場合には、1フレーム期間で偶数フィール
ド及び奇数フィールドのインターレース走査に対応した
読み出し及び転送処理が行われる。
【0004】図5において51にて示されるのがCCD
撮像素子の全体を示す。CCD撮像素子51には、撮像
部71が設けられ、この撮像部71には、単位画素73
が格子状に配される。単位画素73は、光電変換素子と
しての例えばフォトダイオードと、Al薄膜などで遮光
された読み出しゲートからなる。各単位画素73の出力
は構成画面の垂直方向に延設される垂直レジスタ(電荷
転送CCD)76に送られる。また、撮像部71の一方
の端部には、一端に出力用のアンプ93を有した水平レ
ジスタ(電荷転送CCD)91が設けられている。
【0005】垂直レジスタ76に4個の制御端子77
a,77b,77c,77dが設けられ、この4個の制
御端子77a,77b,77c,77dに4相の転送ク
ロック信号が供給される。また、水平レジスタ91に2
個の制御端子92a,92bが設けられ、この2個の制
御端子92a,92bに2相の転送クロック信号が供給
される。
【0006】つまり、CCD撮像素子51が露光される
と、単位画素73において光電変換が行われ、電荷が発
生する。1フィールド期間にわたって光電変換がなされ
て信号電荷が蓄積されると、テレビジョン走査の垂直ブ
ランキング期間に一斉に読み出しゲート75を介して信
号電荷が垂直レジスタ76に読み出される。
【0007】垂直レジスタ76において、隣合う垂直2
ラインの信号電荷が加算混合され、1フィールド分の信
号電荷が形成される。例えば、図6A及び図6Bに信号
電荷の移動経路を模式的に示す。図6Aに一部抜粋して
して示すように偶数フィールドにおいては、単位画素7
3の夫々に発生した信号電荷1A,2A,3A,4A,
1B,2B,3B,4Bが垂直レジスタ76の夫々にお
いて加算混合され、信号電荷が(2A+1A),(4A
+3A),(2B+1B),(4B+3B)とされる。
【0008】また、図6Bに一部抜粋して示すように奇
数フィールドにおいては、偶数フィールドに対して1ラ
イン分ずらした形で単位画素73の夫々に発生した信号
電荷1A,2A,3A,4A,1B,2B,3B,4B
が垂直レジスタ76の夫々において加算混合され、信号
電荷が(3A+2A),(3B+2B)とされる。
【0009】この垂直レジスタ76に読み出された信号
電荷を水平ブランキング期間中に垂直レジスタ76を駆
動して転送し、水平レジスタ91に転送された水平走査
1ライン分の信号電荷をテレビジョン走査に同期して、
水平レジスタ91から出力アンプ部93に転送する。
【0010】例えば、偶数フィールドにおいては、図6
Aに示すように信号電荷(2A+1A)の次に信号電荷
(2B+1B)といったように水平レジスタ91で順次
転送される。また、偶数フィールドにおいては、図6B
に示すように信号電荷(3A+2A)の次には信号電荷
(3B+2B)といったように水平レジスタ91で順次
転送される。出力アンプ部93において、信号電荷が信
号電圧に変換され、この1ライン分の連続的な信号出力
が出力端子94を介して取り出される。
【0011】しかしながら、上述したIS−IT方式の
CCD撮像素子51を用いて、静止画撮影を行う場合に
は、例えば、1/60秒隔てた時間的なタイミングが異
なる2つのフィールドの信号を組み合わせて1フレーム
の静止画画面を構成せざるをえず、特に動きのある被写
体においては、動きのある部分だけ二重に映ってしま
い、非常に見にくい静止画となる問題点がある。
【0012】このような問題点を解決するために、片側
のフィールドのみの信号を用いて静止画画面を構成する
ことが考えられるが、この場合には、走査線数が半分と
なって垂直解像度が著しく劣化するため、プログレッシ
ブスキャン・インターライントランスファー方式(以
下、PS−IT方式とする)と呼ばれるCCD撮像素子
が提案されている。このCCD撮像素子の場合には、垂
直レジスタ76において、隣合う垂直2ラインの信号電
荷の加算混合を行わずに、一度に全画素分の信号電荷を
読み出す。
【0013】例えば、図7に信号電荷の移動経路を模式
的に示す。図7に一部抜粋して示すように単位画素73
の夫々に発生した信号電荷1A,2A,3A,4A,1
B,2B,3B,4Bが垂直レジスタ76の夫々に加算
されることなく独立して読み出され、垂直レジスタ76
及び水平レジスタ91を介して図7に示すように順次転
送される。
【0014】このように静止画撮影においては、全画素
読み出しが可能とされたPS−IT方式のCCD撮像素
子が有効な手段とされるが、このCCD撮像素子を用い
て動画撮影を行う場合には、従来の1フィールド分のイ
ンターレース走査に対応した動作周波数では画素情報を
1/2しか読み出せないため、水平レジスタ91の動作
周波数を2倍とする必要が生ずる。
【0015】また、水平レジスタ91の動作周波数を2
倍としない場合には、他の方法として、水平レジスタ9
1に対して並列に更にもう一つの水平レジスタを設け、
並列処理することで同様に処理能力を上げることが提案
されている。例えば、図8に並列処理する場合の構成と
信号電荷の移動経路を模式的に示す。
【0016】CCD撮像素子の撮像部の一方の端部に
は、図8に示すように一端に出力用のアンプ93を有し
た水平レジスタ91が設けられ、水平レジスタ91に対
して並列に一端に出力用のアンプ98を有した水平レジ
スタ96が設けられる。図8に一部抜粋してして示すよ
うにフォトダイオード74の夫々に発生した信号電荷1
A,2A,3A,4A,1B,2B,3B,4Bが垂直
レジスタ76の夫々に加算されることなく独立して読み
出される。
【0017】奇数ライン側の信号電荷1A,3A,1
B,3Bが水平レジスタ91に転送され、図8に示すよ
うに、水平レジスタ91を介して信号電荷1Aの次には
信号電荷1Bといったように出力アンプ部93側に更に
順次転送される。出力アンプ部93において、信号電荷
が信号電圧に変換され、奇数フィールドを構成する信号
出力が出力端子94を介して取り出される。
【0018】偶数ライン側の信号電荷2A,4A,2
B,4Bが水平レジスタ96に転送され、図8に示すよ
うに、水平レジスタ96を介して信号電荷2Aの次には
信号電荷2Bといったように出力アンプ部98側に更に
順次転送される。出力アンプ部98において、信号電荷
が信号電圧に変換され、偶数フィールドを構成す信号出
力が出力端子99を介して取り出される。
【0019】ところで、CCD撮像素子においては、遮
光不良等によりスミアと呼ばれる画面の垂直方向のノイ
ズが発生する。このような問題を低減させるために、遮
光された蓄積部を有したインターレーススキャン・フレ
ームインターライントランスファー方式(以下、IS−
FIT方式とする)と呼ばれてるCCD撮像素子が提案
されている。このIS−FIT方式のCCD撮像素子を
図9に示す。このCCD撮像素子の場合には、1フレー
ム期間で偶数フィールド及び奇数フィールドのインター
レース走査に対応した読み出し及び転送処理が行われる
と共に、蓄積部に対して高速転送処理がなされる。
【0020】図9において101にて示されるのがCC
D撮像素子の全体を示す。CCD撮像素子101には、
撮像部121と蓄積部131とが設けられ、撮像部12
1には、例えば、1フレーム画面を構成する480ライ
ン分の単位画素123が格子状に配される。単位画素1
23は、光電変換素子としての例えばフォトダイオード
と、Al薄膜などで遮光された読み出しゲートからな
る。各単位画素123の出力は構成画面の垂直方向に延
設される垂直レジスタ126に送られる。
【0021】また、Al薄膜等により十分に遮光された
蓄積部131は、転送ゲート132と、1フィールド画
面を蓄積する240ライン分の垂直レジスタ136とに
より構成される。蓄積部131の一方の端部には、一端
に出力用のアンプ143を有した水平レジスタ141が
設けられている。
【0022】垂直レジスタ126に4個の制御端子12
7a,127b,127c,127dが設けられ、この
4個の制御端子127a,127b,127c,127
dに4相の転送クロック信号が供給される。また、垂直
レジスタ136に4個の制御端子137a,137b,
137c,137dが設けられ、この4個の制御端子1
37a,137b,137c,137dに4相の転送ク
ロック信号が供給される。更に、水平レジスタ141に
2個の制御端子142a,142bが設けられ、この2
個の制御端子142a,142bに2相の転送クロック
信号が供給される。
【0023】つまり、CCD撮像素子101が露光され
ると、単位画素123において光電変換が行われ、電荷
が発生する。1フィールド期間にわたって光電変換がな
されて信号電荷が蓄積されると、テレビジョン走査の垂
直ブランキング期間に一斉に読み出しゲート125を介
して信号電荷を垂直レジスタ126に読み出し、垂直レ
ジスタ126において、隣合う垂直2ラインの信号電荷
を加算混合し、蓄積部131の転送ゲート132を介し
てこの1フィールド分の信号電荷を垂直レジスタ136
に高速に転送する。
【0024】蓄積部131の垂直レジスタ136に転送
された信号電荷を水平ブランキング期間中に垂直レジス
タ136を駆動して転送し、水平レジスタ141に転送
された水平走査1ライン分の信号電荷をテレビジョン走
査に同期して、水平レジスタ141から出力アンプ部1
43に転送する。出力アンプ部143において、信号電
荷が信号電圧に変換され、この1ライン分の連続的な信
号出力が出力端子144を介して取り出される。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たPS−IT方式のCCD撮像素子を用いて動画撮影を
行う場合には、水平レジスタ91の動作周波数を2倍と
する必要が生じるが、現行の動作周波数が既に約13〜
18MHzとされ限界に近いレベルにまで到達しているた
め、サンプルホールドする技術の点や消費電力の点で実
現性に乏しいという問題点があった。
【0026】また、PS−IT方式のCCD撮像素子を
用いて動画撮影を行う場合には、上述したように他の方
法として水平レジスタを増設して並列処理することも考
えられるが、この場合においては、水平レジスタ等の増
設に伴ってサンプルホールド回路、ゲインコントロール
アンプ及びA/D変換器等の出力系を更に増設する必要
が生じ、コスト的に不利になるばかりか、小型軽量化で
きないという問題点があった。
【0027】一方、カメラ一体型VTR等においては、
インターレース方式の動画画面及び全画素読み出しの静
止画画面の場合においても、出来うる限り高画質のもの
が要求され、スミアを低減したものが要望されている。
【0028】従って、この発明の目的は、全画素読み出
しCCD撮像素子を用い、動作周波数を2倍とすること
なく、また、出力系を並列処理とすることなく、解像度
の高い高画質な画面を得ることができ、然も、インター
レース方式の動画画面及び全画素読み出しの静止画画面
の両者を選択的に得ることができる利便性の高い撮像装
置を提供することにある。また、この発明の他の目的
は、CCD撮像素子特有のスミア現象の発生を低減した
撮像装置を提供することにある。
【0029】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、請求項1の発明は、1フレ−ムに対応する画素が
配列され、1フレームに対応する画素の撮像信号を順次
走査で読み出せると共に、1フィールドに対応する画素
の撮像信号を飛び越し走査で読み出せる撮像手段と、少
なくとも1フレームに対応する蓄積容量を有する蓄積手
段と、1フレームの時間に少なくとも3フィールドに対
応する画素の撮像信号を転送できる出力手段とを備え、
撮像手段を1フィールド毎に上記順次走査と上記飛び越
し走査とに交互に設定し、順次走査で撮像手段から得ら
れた1フレームに対応する画素の撮像信号と飛び越し走
査で撮像手段から得られた1フィールドに対応する画素
の撮像信号とを蓄積手段に蓄積し、出力手段により蓄積
手段から順次走査で撮像手段から得られた1フレームに
対応する画素の撮像信号と飛び越し走査で撮像手段から
得られた1フィールドに対応する画素の撮像信号との3
フィールド分に対応する画像信号を1フレームの時間に
転送するようにした撮像装置である。
【0030】この発明では、全画素読み出し転送処理
と、インターレース走査に対応した読み出し転送処理と
が選択的に可能とされたCCD撮像素子1に1フレーム
画面を構成するライン数に対応した二つの蓄積部31及
び蓄積部35とが設けられると共に、蓄積部37の一方
の端部には、一端に出力用のアンプ43を有した水平レ
ジスタ41が設けられ、この水平レジスタ41が従来の
1フィールドのインターレース走査に必要とされる駆動
周波数より1.5倍高い駆動周波数で駆動されることに
より、1フレーム期間中に所定のタイミングで1フレー
ムに対応した全画素の信号電荷と、インターレース走査
における例えば偶数フィールドに対応した画素の信号電
荷とが読み出されて転送され、CCD撮像素子1から出
力される。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態につ
いて図1を用いて説明する。図1は、この発明が適用さ
れた撮像装置の一実施形態を示し、図1において、1に
て示されるのがCCD撮像素子である。
【0032】撮像装置は、信号処理系と制御系にて構成
され、信号処理系がCCD撮像素子1、サンプルホール
ド回路2、A/D変換器3、画像メモリ4及びカメラ信
号処理部5により構成される。また、制御系が駆動タイ
ミング発生回路6、クロック発生回路7、画像メモリ書
き込み制御回路8、画像メモリ読み出し制御回路9、ク
ロック発生回路10及びシステム制御CPU11により
構成される。
【0033】CCD撮像素子1は、駆動タイミング発生
回路6からの所定のタイミングで立ち上がり立ち下がる
各種のクロック信号と制御信号に基づいて全画素読み出
し転送処理と、インターレース走査に対応した読み出し
転送処理が可能とされ、1フレーム期間中に所定のタイ
ミングで1フレームに対応した全画素の信号電荷と、イ
ンターレース走査における例えば偶数フィールドに対応
した画素の信号電荷とを交互に読み出して出力する。C
CD撮像素子1の出力信号がサンプルホールド回路2を
介してA/D変換器3に供給される。
【0034】A/D変換器3には、クロック発生回路7
からクロック信号が供給され、このクロック信号に基づ
いてA/D変換器3において、サンプルホールドされた
CCDの画像出力が量子化されてアナログ・ディジタル
変換される。A/D変換器3において形成された画像デ
ータが画像メモリ4に供給される。
【0035】画像メモリ4には、画像メモリ書き込み制
御回路8及び画像メモリ読み出し制御回路9からの制御
信号が供給され、この制御信号に基づいて画像データの
書き込み及び読み出しが画像メモリ4においてなされ、
画像メモリ4において読み出された画像データがカメラ
信号処理部5に供給される。
【0036】例えば、外部の操作スイッチによりインタ
ーレースモードが選択された場合には、1フレームに対
応した全画素分のラインの中から例えば、奇数ラインの
みのデータが読み出され、偶数フィールドに対応した偶
数ラインのデータと合わせてインターレースの動画デー
タとして出力される。また、外部の操作スイッチにより
全画素モードが選択された場合には、1フレームに対応
した全画素分のラインのデータがそのまま読み出され、
静止画データとして出力される。更に、外部の操作スイ
ッチにより混合モードが選択された場合には、1フレー
ムに対応した全画素分のデータと、インターレース走査
における偶数フィールドに対応した画素のデータとがそ
のまま読み出され画像データとされて出力される。
【0037】カメラ信号処理部5において、画像データ
に対して各種補正処理やレベル調整処理及び信号変換処
理等がなされる。カメラ信号処理部5の出力が出力端子
13を介して取り出され、例えば、記録装置等に供給さ
れる。
【0038】尚、システム制御CPU11は、撮像装置
全体を集中監視するもので、2個の制御端子12a,1
2Bを有する。この制御端子12a,12Bに外部の操
作スイッチの状態に応じた制御情報が供給され、制御情
報に応じてシステム制御CPU11において、各種の制
御信号が形成され、駆動タイミング発生回路6、画像メ
モリ書き込み制御回路8、画像メモリ読み出し制御回路
9及びカメラ信号処理部5の各部に制御信号が供給され
る。
【0039】また、クロック発生回路7及び10は、各
部のクロック信号を形成する。クロック発生回路7はク
ロック発生回路10において形成されるクロック信号よ
り1.5倍高い例えば、27MHzの後述する水平レジス
タ用の駆動クロック信号も合わせて形成する。クロック
発生回路7において形成されたクロック信号が駆動タイ
ミング発生回路6、A/D変換器及び画像メモリ書き込
み制御回路8の夫々に供給される。クロック発生回路1
0において形成された例えば、18MHzのクロック信号
が画像メモリ読み出し制御回路9及びカメラ信号処理部
5の夫々に供給される。
【0040】以下、図2を用いて上述したCCD撮像素
子1について詳細に説明する。図2は、一実施形態にお
けるCCD撮像素子1を示す。CCD撮像素子1には、
撮像部21と二つの蓄積部31と蓄積部35とが設けら
れ、撮像部21には、例えば、1フレーム画面を構成す
る480ライン分の単位画素23が格子状に配されると
共に、その一方の端部にドレイン部22が設けられる。
単位画素23は、光電変換素子としての例えばフォトダ
イオードと、Al薄膜などで遮光された読み出しゲート
とから構成され、単位画素23の出力が構成画面の垂直
方向に延設された垂直レジスタ26に送られる。
【0041】Al薄膜等により十分に遮光された蓄積部
31は、転送ゲート32と、画面の垂直方向に延設され
た360ライン分の垂直レジスタ33とにより構成され
る。また、同様にAl薄膜等により十分に遮光された蓄
積部35は、転送ゲート36と、画面の垂直方向に延設
された120ライン分の垂直レジスタ37とにより構成
される。つまり、蓄積部31と蓄積部35により1フレ
ーム画面を構成する480ライン分の蓄積領域が形成さ
れている。蓄積部37の一方の端部には、一端に出力用
のアンプ43を有した水平レジスタ41が設けられてい
る。
【0042】垂直レジスタ26に4個の制御端子27
a,27b,27c,27dが設けられ、この4個の制
御端子27a,27b,27c,27dに4相の転送用
のクロック信号が供給される。また、垂直レジスタ33
に4個の制御端子34a,34b,34c,34dが設
けられ、この4個の制御端子34a,34b,34c,
34dに4相の転送用のクロック信号が供給される。同
様に、垂直レジスタ37に4個の制御端子38a,38
b,38c,38dが設けられ、この4個の制御端子3
8a,38b,38c,38dに4相の転送用のクロッ
ク信号が供給される。更に、水平レジスタ41に2個の
制御端子42a,42bが設けられ、この2個の制御端
子42a,42bに2相の転送用のクロック信号が供給
される。
【0043】以下、この発明の一実施形態の動作につい
て図3及び図4を用いて更に詳細に説明する。時間の経
過に伴う各部の状態を模式的に図3に示し、図4にイン
ターレース読み出し転送時の信号電荷の移動経路を模式
的に示す。
【0044】先ず、図2に示すように始めのフィールド
F1で単位画素23を露光する。単位画素23が露光され
ると、単位画素23において光電変換が行われ、電荷が
発生する。
【0045】フィールドF1にわたって光電変換がなされ
て信号電荷が蓄積されると、垂直ブランキング期間のタ
イミングで一斉に全画素の信号電荷が垂直レジスタ26
に読み出され、垂直レジスタ26に読み出された1フレ
ーム分の信号電荷が夫々の転送ゲート32,36を介し
て2つの蓄積部33及び蓄積部36に高速に転送され
る。
【0046】フィールドF2において、蓄積部36の12
0ライン分の信号電荷と、蓄積部33の240ライン分
の信号電荷とが水平ブランキング毎に順次転送されて読
み出される。水平レジスタ41に転送された水平走査1
ライン分の信号電荷がテレビジョン走査に同期して、水
平レジスタ41から出力アンプ部43に転送される。従
って、出力アンプ部43において、信号電荷が信号電圧
に変換され、この1ライン毎の360ライン分の信号出
力が出力端子44を介して取り出される。尚、この時に
は、蓄積部33より転送されてきた120ライン分の信
号電荷が蓄積部36に読み残された状態とされる。
【0047】次にフィールドF2ににわたって光電変換が
なされて信号電荷が蓄積されると、テレビジョン走査の
垂直ブランキング期間のタイミングで図4に示すように
一斉に読み出しゲートを介して偶数ラインの画素の信号
電荷のみが垂直レジスタ26に読み出され、垂直レジス
タ26に読み出された偶数フィールド分の信号電荷が転
送ゲート32を介して蓄積部33に高速に転送されると
共に、奇数フィールド分の信号電荷がドレイン部22を
介して破棄される(図3中斜線部にて示す)。つまり、
図4に一部抜粋してして示すようにフィールドF2におい
ては、単位画素23の夫々に発生した信号電荷1A,2
A,3A,4A,1B,2B,3B,4Bのうちの偶数
ラインの信号電荷2A,4A,2B,4Bのみが垂直レ
ジスタ26に読み出され、残りの奇数ラインの信号電荷
1A,3A,1B,3Bがドレイン部22を介して破棄
される。尚、図4中の端子28aが奇数ライン読み出し
用の制御端子であり、端子28bが偶数ライン読み出し
用の制御端子である。この2つの端子28a,28bを
制御することにより全画素読み出し転送処理と、インタ
ーレース走査に対応した読み出し転送処理が可能とされ
る。
【0048】フィールドF3において、蓄積部36の前回
の転送処理の読み残しの120ライン分の信号電荷と、
蓄積部33に新たに転送された偶数フィールドの240
ライン分の信号電荷とが水平ブランキング毎に順次転送
されて読み出される。水平レジスタ41に転送された水
平走査1ライン分の信号電荷が水平レジスタ41から出
力アンプ部43に転送される。従って、出力アンプ部4
3において、信号電荷が信号電圧に変換され、この1ラ
イン毎の360ライン分の信号出力が出力端子44を介
して取り出される。
【0049】即ち、CCD撮像素子1の出力端子44か
らは、図3の中段部に示すように1フレーム(2/60
秒)の間の前半部の2/90秒の区間において1フレー
ムに対応した全画素の出力が取り出され、残りの1/9
0秒の区間においてインターレース走査における偶数フ
ィールドに対応した画素の出力とが取り出される。この
ようにしてCCD撮像素子1は、全画素の出力と偶数フ
ィールドの画素の出力とを交互に1フレーム毎に読み出
して出力する。そして、このCCD撮像素子1の出力が
上述したようにサンプルホールド回路2、A/D変換器
3を介して画像メモリ4に供給され、画像メモリ4に画
像データとして書き込まれる。例えば、外部の操作スイ
ッチによりインターレースモードが選択された場合に
は、図3中においてR1及びR2で示すように1フレームに
対応した全画素分のラインの中から例えば、奇数ライン
のみのデータが読み出され、偶数フィールドに対応した
偶数ラインのデータと合わせてインターレースの動画デ
ータとして出力される。
【0050】また、外部の操作スイッチにより全画素モ
ードが選択された場合には、図3中R3にて示すように1
フレームに対応した全画素分のラインのデータのみがそ
のまま読み出され、静止画データとして出力される。更
に、外部の操作スイッチにより混合モードが選択された
場合には、1フレームに対応した全画素分のデータと、
インターレース走査における偶数フィールドに対応した
画素のデータとがそのまま読み出され画像データとされ
て出力される。
【0051】尚、この発明の一実施形態においては、1
フレーム(2/60秒)の間の前半部の2/90秒の区
間において1フレームに対応した全画素の出力が取り出
され、残りの後半部の1/90秒の区間においてインタ
ーレース走査における偶数フィールドに対応した画素の
出力が取り出される場合について説明したが、当然のこ
とながら後半部においてインターレース走査における奇
数フィールドに対応した画素の出力を取り出すようにし
ても良い。この場合においては、画像メモリ4において
1フレームに対応した全画素分のラインの中から偶数ラ
インのみのデータが読み出されるように構成される。
【0052】また、この発明の一実施形態においては、
1フレーム分のライン数の蓄積領域を2つの蓄積部33
及び36によって1対3の比率で分割して設ける場合に
ついて説明したが、他の比率で分割して設けるようにし
ても良い。
【0053】
【発明の効果】この発明では、全画素読み出し転送処理
と、インターレース走査に対応した読み出し転送処理と
が選択的に可能とされたCCD撮像素子1に1フレーム
画面を構成するライン数に対応した二つの蓄積部31及
び蓄積部35とが設けられると共に、蓄積部37の一方
の端部には、一端に出力用のアンプ43を有した水平レ
ジスタ41が設けられ、この水平レジスタ41が従来の
1フィールドのインターレース走査に必要とされる駆動
周波数より1.5倍高い駆動周波数で駆動されることに
より、1フレーム期間中に所定のタイミングで1フレー
ムに対応した全画素の信号電荷と、インターレース走査
における例えば偶数フィールドに対応した画素の信号電
荷とが読み出されて転送され、CCD撮像素子1から出
力される。
【0054】従って、このようになされるこの発明に依
れば、動作周波数を2倍とすることなく、また、出力系
を並列処理とすることなく、解像度の高い高画質な画面
を得ることができ、然も、インターレース方式の動画画
面及び全画素読み出しの静止画画面の両者を選択的に得
ることができる。また、CCD撮像素子特有のスミア現
象の発生を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態のブロック図である。
【図2】この発明の一実施形態のCCD撮像素子の説明
に用いるブロック図である。
【図3】この発明の一実施形態の動作説明に用いる説明
図である。
【図4】この発明の一実施形態の動作説明に用いる説明
図である。
【図5】従来の撮像装置の一例としてのブロック図であ
る。
【図6】従来の撮像装置の動作説明に用いる説明図であ
る。
【図7】従来の撮像装置の動作説明に用いる説明図であ
る。
【図8】従来の撮像装置の動作説明に用いる説明図であ
る。
【図9】従来の撮像装置の他の例としてのブロック図で
ある。
【符号の説明】
1・・・CCD撮像素子、4・・・画像メモリ、7・・
・クロック発生回路、11・・・システム制御CPU、
21・・・撮像部、23・・・単位画素、24・・・フ
ォトダイオード、26・・・撮像部の水平レジスタ、3
1・・・蓄積部、33・・・蓄積部31の垂直レジス
タ、35・・・蓄積部、37・・・蓄積部35の垂直レ
ジスタ、41・・・水平レジスタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1フレ−ムに対応する画素が配列され、
    1フレームに対応する画素の撮像信号を順次走査で読み
    出せると共に、1フィールドに対応する画素の撮像信号
    を飛び越し走査で読み出せる撮像手段と、 少なくとも1フレームに対応する蓄積容量を有する蓄積
    手段と、 1フレームの時間に少なくとも3フィールドに対応する
    画素の撮像信号を転送できる出力手段とを備え、 上記撮像手段を1フィールド毎に上記順次走査と上記飛
    び越し走査とに交互に設定し、 上記順次走査で上記撮像手段から得られた1フレームに
    対応する画素の撮像信号と上記飛び越し走査で上記撮像
    手段から得られた1フィールドに対応する画素の撮像信
    号とを上記蓄積手段に蓄積し、 上記出力手段により上記蓄積手段から上記順次走査で上
    記撮像手段から得られた1フレームに対応する画素の撮
    像信号と上記飛び越し走査で上記撮像手段から得られた
    1フィールドに対応する画素の撮像信号との3フィール
    ド分に対応する画像信号を1フレームの時間に転送する
    ようにした撮像装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の撮像装置において、上記
    蓄積手段が分割して設けられ、蓄積容量の分割比率が1
    対3とされることを特徴とする撮像装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の撮像装置において、更
    に、上記出力手段からの撮像信号を記憶する画像メモリ
    を備え、 動画信号を得る場合には、上記順次走査で上記撮像手段
    から得られる1フレームに対応する画素の撮像信号と上
    記飛び越し走査で上記撮像手段から得られる1フィール
    ドに対応する画素の撮像信号とから偶数及び奇数フィー
    ルドの撮像信号を形成して1フレームの撮像信号とし、 静止画信号を得る場合には、上記順次走査で上記撮像手
    段から得られる1フレームに対応する画素の撮像信号を
    1フレームの撮像信号とするようにしたことを特徴とす
    る撮像装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009296093A (ja) * 2008-06-03 2009-12-17 Canon Inc 撮像装置

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