JPH117490A - コードリーダ - Google Patents

コードリーダ

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JPH117490A
JPH117490A JP9161298A JP16129897A JPH117490A JP H117490 A JPH117490 A JP H117490A JP 9161298 A JP9161298 A JP 9161298A JP 16129897 A JP16129897 A JP 16129897A JP H117490 A JPH117490 A JP H117490A
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JP
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light
illumination
code pattern
diffusion
code
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JP9161298A
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English (en)
Inventor
Hiroo Hosono
浩男 細野
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光量むらによる不良品の発生を事前に防止し、
コードパターン面で光量むらが少ない高性能で安価なコ
ードリーダ用照明を提供すること。 【解決手段】コードリーダは、各種の情報データが光学
的に読み取り可能なコードパターン10として印刷記録
されたシート状の媒体26から、照明光によるコードパ
ターン10の反射光を受光して該コードパターン10を
光学的に読み取る。ここで、上記照明光を発する複数の
LED60と、上記LED60が実装された照明基板5
4と、上記LED60から発せられた照明光を拡散する
ための拡散板58と、上記拡散板58から拡散された拡
散光を上記コードパターン10に向けて反射させる反射
板56とを一体的にユニット化して、照明ユニット22
を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、音声や音
楽等のオーディオ情報、カメラやビデオ機器等から得ら
れる映像情報、及びパーソナルコンピュータやワードプ
ロセッサ等から得られるディジタルコードデータ、等を
含めた所謂マルチメディア情報を光学的に読み取り可能
な2次元コードパターンとして記録した紙等の情報記録
媒体から上記コードパターンを光学的に読み取るための
コードリーダに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、音声や音楽等を記録する媒体
として、磁気テープや光ディスク等、種々のものが知ら
れている。しかしこれらの媒体は、大量に複製を作った
としても単価はある程度高価なものとなり、またその保
管にも多大な場所を必要としていた。さらには、音声を
記録した媒体を、遠隔地にいる別の者に渡す必要ができ
た場合には、郵送するにしても、また直に持っていくに
しても、手間と時間がかかるという問題もあった。ま
た、オーディオ情報以外の、カメラ,ビデオ機器等から
得られる映像情報、及びパーソナルコンピュータ,ワー
ドプロセッサ等から得られるディジタルコードデータ、
等をも含めた所謂マルチメディア情報全体に関しても同
様であった。
【0003】このような問題に対処するべきものとし
て、特開平6−231466号公報には、オーディオ情
報,映像情報,ディジタルコードデータの少なくとも1
つを含むマルチメディア情報を、ファクシミリ伝送が可
能で、また大量の複製が安価に可能な画像情報即ち符号
化情報としての複数のドットを2次元に配置してなる2
次元コードパターンの形で紙等の情報記録媒体に記録す
るシステム及びそれを再生するためのシステムが開示さ
れている。
【0004】この公報に開示されている情報再生装置で
は、記録媒体上のドットコードを光学的に読み取る読取
部として、ペン型のコードリーダを採用し、このような
コードリーダを手で保持し、記録されているドットコー
ドに沿って記録媒体上を手動で走査することによって、
コードを読み取るようになっている。
【0005】かかるペン型のコードリーダは、記録媒体
を照明する照明部と、光学系,CCD等を含む撮像部
と、電子回路部、及び電源としての乾電池等を有して構
成されている。
【0006】このようなコードリーダは、小型,軽量で
あると共にコードパターンを正確に読み取れるものでな
ければならない。コードパターンを正確に読み取るため
には、先ず上記撮像部に記録媒体からの照明反射光を正
確に取り込まなければならず、そのためには照明部にコ
ードを正確に読み取るだけの性能を持たせることが必要
である。
【0007】即ち、照明部は、コードパターン面で照明
むらが少なく、充分な光量を持った照明でなければなら
ない。従来、これを実現するために、照明部は光源とし
て複数個のLEDを使用し、LEDと記録媒体の間に拡
散性のほぼ均一な拡散板等を設けることにより照明むら
を削減するようにした構造のものがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、照明部
の光源として一般的に使用されるLEDは、LEDの特
性上、単品での光量ばらつきが非常に大きい。故に、光
量ばらつきの大きいLEDを、ばらつき管理をしないま
ま使用した照明では性能保証ができず、これをそのまま
コードリーダに組み込んだのでは、多くの不良品を作っ
てしまう。
【0009】しかし、選別等により光量のばらつき管理
を行い光量のバラツキを少なくしたのでは、LEDその
ものの良品合格率が落ちてしまい、大きなコストアップ
となる。
【0010】つまり、従来のコードリーダでは、照明部
の面からコードリーダの性能を少しでも上げようとする
と、否が応でも価格がアップするという不具合があっ
た。本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、光量
むらによる不良品の発生を事前に防止し、コードパター
ン面で光量むらが少ない高性能でコスト的にも有利な照
明を提供できるようにし、以って、安価なコードリーダ
を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明によるコードリーダは、各種の情報データ
が光学的に読み取り可能なコードパターンとして印刷記
録されたシート状の媒体から、照明光によるコードパタ
ーンの反射光を受光して該コードパターンを光学的に読
み取るようにしたコードリーダであって、上記照明光を
発する複数の光源と、上記光源が実装された照明用基板
と、上記光源から発せられた照明光を拡散するための光
拡散部材と、上記光拡散部材から拡散された拡散光を上
記コードパターンに向けて反射させる光反射部材と、が
一体的にユニット化されていることを特徴とする。
【0012】即ち、本発明のコードリーダによれば、照
明部をユニット化することにより、ユニットの時点で照
明部の良否判定ができ、製品としてのコードリーダでの
不良を無くすことができる。また、照明部のユニット化
により、コードリーダ本体への組み立てが容易になる。
さらに、複数個のLEDを光らせることにより、光量が
平均され、照明むらや光量ばらつきが少なくなる。
【0013】また、本発明によるコードリーダは、各種
の情報データが光学的に読み取り可能なコードパターン
として印刷記録されたシート状の媒体から、照明光によ
るコードパターンの反射光を受光して該コードパターン
を光学的に読み取るようにしたコードリーダであって、
光学系と、該光学系により結像された上記コードパター
ンの反射光を受光するための受光センサとを含む撮像部
と、該撮像部の周囲に環状に配設された、上記照明光を
発する複数の光源と、該複数の光源から発せられた各照
明光を拡散するための光拡散部材と、を具備し、上記光
拡散部材は照明光を拡散する拡散部と照明光を拡散しな
い非拡散部とからなり、該拡散部を上記複数の光源の各
配設位置に対応するように設けたことを特徴とする。
【0014】即ち、本発明のコードリーダによれば、L
ED光軸上の強い光は拡散され周辺の弱い光はそのまま
透過するため、コードパターン面での照明むらが少なく
なり、コード読み取り性能が上がる。さらに、非拡散部
を透過した光によってコードパターン面での照明光量が
上がるため、LEDの数が削減でき、コストダウンでき
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。なお、以下に述べる実施の形態に
於いて、同一の構成要素には同一の参照番号を付してそ
の説明を省略するものとする。
【0016】ここで、以下の実施の形態におけるコード
リーダは、不図示の記録媒体上に光学的に読取り可能に
記録されたコードパターンを手動で走査することにより
該コードパターンを上記光学系を介して読取るようにし
たペン型のコードリーダの構造に関するものであり、例
えば特開平6−231466号公報に開示されたドット
コードパターンや本発明の出願人による特許出願(特願
平6−313698号)に記されたようなドットコード
パターンの読取りを行うために特に好ましい形態であ
る。
【0017】図2は、このような2次元コードパターン
としてのドットコードパターン10を示す図で、このド
ットコードパターン10は、ブロック12の区切りであ
るマーカ14と、ブロック12内に含まれるデータドッ
ト16と、各ブロックに付与されたブロックアドレスを
示すアドレスドットパターン17とからなる。各ブロッ
ク12は、隣接するブロック12とマーカ14を共有す
るよう配列されている。
【0018】ブロック12内に含まれるデータドット1
6は、読み出し方向(図中、矢印方向)に、ある一定数
以上のドットが連続して現れることのないよう変調処理
されている。例えば、元のデータが「1111」であれ
ば「11011」というように、連続して「1」が3個
以上現れないように変調される。これは、読み出し時に
連続したデータドット16を、データドット数個分の大
きさであるマーカ14として誤って検出するのを防止す
るためである。変調データは元のデータから一意に決定
されるようにテーブル等を用いて変調されている。
【0019】なお、本発明は、このようなドットコード
パターン10を読み取るのに好ましいものであるが、例
えば第1の方向には少なく且つそれと直行する第2の方
向には多く記録された2次元バーコードの読取りを行う
バーコードリーダや、本や新聞の文字を1行づつ走査し
て文字を光学的に読取るキャラクタリーダの構造にも同
様に適用可能なことは勿論である。 [第1の実施の形態]まず、本発明の第1の実施の形態
を説明する。
【0020】図3は、本発明のコードリーダの第1の実
施の形態を示す断面図である。同図に於いて、コードリ
ーダ本体18の一端には開口部20が形成されている。
この開口部20の内側には、画像を取り込むための照明
を行う照明ユニット22が配置されると共に、レンズユ
ニット24が設けられている。
【0021】上記照明ユニット22から発せられた照明
光は、上記のようなドットコードパターン10が印刷記
録された媒体26に照射され、その反射光が上記レンズ
ユニット24を通り、画像として取り込まれる。
【0022】ここで、レンズユニット24は、画像取り
込み用のレンズ28と、取り込まれた結像光を光電変換
する受光センサとしてのCCD30とにより構成されて
いる。
【0023】CCD30で光電変換された画像は、接続
部32を介して基板34上に搭載された電子回路部(図
示せず)に出力される。そして、この電子回路部により
電気的処理が行われ、出力コード36より、音声信号や
画像信号等の出力信号として信号が出力される。なお、
上記電子回路部の細部については、特開平6−2314
66号公報に於いて詳細に開示されているので、ここで
はその説明を省略する。
【0024】また、本体18内には、電池室38が箱形
状を有して設けられている。この電池室38には、電池
接片40及び42が設けられており、基板34の接続部
44及び46に半田付け等により電気的に接続されてい
る。電池室38には、電池48が収容され、電池接片4
0及び42に電池48が接触して接続されることによ
り、電池48から電源が供給される。そして、電池蓋5
0が、該電池蓋50に設けられた掛止爪により本体18
に係合し、位置決めされ固定されることによって、電池
室38に収容された電池48が本体18に固定される。
【0025】なお、同図中の参照番号52は、このコー
ドリーダの走査時に操作される読み取りスイッチであ
る。図1は上記照明ユニット22の拡大図であり、図4
はこの照明ユニット22の分解斜視図である。
【0026】これら図1及び図4に於いて、照明ユニッ
ト22は、照明基板54と、反射板56と、拡散板58
とにより構成されている。照明基板54には、LED6
0を実装するためのパターン62が設けてある。このパ
ターン62は、例えば、銅箔のような半田付けが可能な
導電材料であり、半田付け等によりLED60が照明基
板54に取り付けられることにより、照明基板サブユニ
ット64になる。
【0027】なお、照明基板54は、一般的にパターン
保護のために施されているレジスト印刷が省略されてお
り、導電材料であるパターン62が外部に露出してい
る。また、LED60への電源供給用ランド66と68
が設けられている。
【0028】一方、反射板56には、上記拡散板58に
設けた爪部70が係合するためのスリット72が設けて
あり(第1の位置決め手段)、上記爪部70をこのスリ
ット72に嵌入することにより、拡散板58が反射板5
6に対して位置決めされると同時に保持されることで、
反射板サブユニット74になる。
【0029】なお、上記反射板56は、例えば、光輝ア
ルミ板のような板材料を板金加工した角錐台形状を呈す
る。LED60から発せられる拡散光は、図5に示すよ
うな指向特性を持ったものが多く、LED60から出る
光は拡散光である。この拡散光を、反射板56の内面で
反射し集光して、媒体26上に印刷記録されたコードパ
ターン10に照射している。
【0030】ところで、反射板56は、板金加工の特性
上、スプリングバックにより合わせ部56Aが矢印A方
向に開いて設計値以上の隙間ができてしまう。そこで、
この合わせ部56Aの近傍に、係止爪76を設けてお
き、基板サブユニット64に対し反射板サブユニット7
4を組み付ける際に、この係止爪76が照明基板54に
設けた位置決め穴78に嵌入されることにより、上記合
わせ部56Aの隙間を設計値に保持すると共に、照明基
板54に対し反射板サブユニット74が位置決めされる
ようにしている。
【0031】また、基板サブユニット64に対して反射
板サブユニット74を組み付ける際、照明基板54に対
しては、反射板56に設けた凸部80のみが当接し、そ
の他の部分は浮いている。そのため、照明基板54に設
けた電源供給用ランド66と68に接続するために徘徊
されているパターン62と反射板56とは間隙を有し、
短絡を防止することができる。
【0032】また、反射板56には、固定爪82が設け
られており、これが照明基板54に設けた凹部84と係
合し、固定爪82を光軸O方向に折り曲げることによ
り、反射板56は照明基板54に保持される。(第2の
位置決め手段) なお、反射板56は、他の反射率の高い板材料や樹脂シ
ート材料のように反射率の低い材料に反射処理を施した
ものでも良いし、円錐台形状や円筒形状,角筒形状であ
っても良い。 [第2の実施の形態]次に、本発明の第2の実施の形態
を説明する。
【0033】図6は、本実施の形態のコードリーダに用
いられる照明ユニット22の分解斜視図である。反射板
86は、上記第1の実施の形態に於ける反射板56を照
明基板54に位置決めするための係止爪76と、その固
定のための固定爪82とを一体的に固定爪88として設
けたものであり、照明基板54と反射板86の位置決め
と保持が1つの固定爪88で行えるようになっている。
(第1の位置決め手段) 以上第1及び第2の実施の形態によって説明したよう
に、照明部をユニット化することにより、照明ユニット
22の時点で照明部の良否判定ができるので、製品とし
てのコードリーダでの不良が無くなる。
【0034】また、照明部のユニット化により、コード
リーダ本体18への組み立てが容易になる。さらに、複
数個のLED60を光らせることにより、光量が平均さ
れ、照明むらや光量ばらつきがが少なくなる。
【0035】ところで、既述の如く従来のペン型のコー
ドリーダは、コードパターン面での照明むらを削減する
ために、図7の(A)に示すように、全面に拡散性のほ
ぼ均一な拡散処理を施した拡散板をLEDの発光点の前
面側で、LEDと記録媒体の間に設けている。
【0036】照明むらは、照明光の強弱により発生する
ものであり、光源のLEDが発する光の指向特性や照明
基板上での配置、反射板との位置関係等によるところが
大きい。図5は、一般的なLEDの指向特性を示してい
る。このように、LEDの指向特性は、ほぼ光軸上に発
光強度のピークがあり、光軸から離れるに従って発光強
度が弱くなっていく。従って、このような指向特性のL
EDを用いてコードパターンを照明した場合、照明むら
は、図8の(A)に示すような照明ユニットに関して、
図8の(B)に示すようになってしまう。
【0037】よって、図7の(A)に示したような全面
に拡散処理が施されている拡散板の使用では、拡散板全
面が入射光を同様に拡散するため、コードパターンでの
照明むらは図8の(C)のように小さくなることはあっ
ても、完全に無くすことはできない。
【0038】また、照明むらを非常に小さくするために
非常に拡散性の強い拡散板を用いた場合、照明むらは改
善されるが、拡散板での照明光の吸収も大きくなり、コ
ードパターン面での照明光量が大幅に減少する。そのた
め、LEDの数を増やして照明光量を維持したり、LE
Dの駆動電流を増やして照明光量を維持しなければなら
ず、照明部のコストアップとなり、また、消費電力が大
きくなって電池寿命を短くしてしまう。
【0039】そこで、前述したような第1及び第2の実
施の形態に於ける照明ユニット22の拡散板58とし
て、図7の(B)及び図9に示すようなものを使用する
のがより好ましい。
【0040】即ち、拡散板58は、例えば透明なポリカ
ーボネートシートのような光の透過性の良い材料ででき
ており、一部に拡散部90を有し、その他の部分は非拡
散部92とする。
【0041】ここで、拡散板58に設けた拡散部90
は、非拡散部92をマスキングした状態で非マスキング
部分にガラスピーズ等によるショットブラストをかけた
凹凸面であっても良いし、樹脂の2色成形等により拡散
剤等を混入した乳白色であっても良い。
【0042】拡散部90は、照明基板54に実装された
LED60の各配置位置に対応するように設けられてお
り、LED60の光軸付近にのみ存在する。しかして、
LED60で発光したLED光軸付近の強度の強い光
は、拡散板58に設けられた拡散部90を透過するため
に拡散される。そのため、コードパターン10に到達す
る光は大幅に減衰する。それに対し、LED光軸から離
れた強度の弱い光は、非拡散部92を透過するために、
殆ど減衰せずにコードパターン10に到達する。依っ
て、本来発光強度の強い光が拡散され、発光強度の弱い
光が透過されるため、拡散板58を透過した光は、図8
の(D)に示すようになる。
【0043】これにより、コードパターン10面では、
照明のむらの無い均一な照明光が得られると同時に、L
EDの数を増やしたりLEDの駆動電流を増やしたりせ
ずに照明光量を維持でき、低コストで省電力の照明部が
得られる。
【0044】また、拡散板58は、上記拡散部90が高
拡散性を有し上記非拡散部92が低拡散性を有する構成
であって、LED60の配置に対応して拡散性にむらを
持たせた構成のものでも良い。
【0045】図10の(A)乃至(C)は、拡散板58
の別の形態としての拡散板94を示す図である。ここ
で、(A)はこの拡散板94の正面図、(B)は側面図
であり、(C)は分解図である。
【0046】この拡散板94は、上記形態の拡散板58
を複数に分割した形態であり、拡散板96A,拡散板9
6B,拡散板96C,及び拡散板96Dの4つの部品か
ら構成される。
【0047】これら拡散板96A〜96DはほぼL型形
状を呈し、L型の各両端には前述の拡散板58の約半分
の拡散性を有する拡散部98を有し、その他の部分は非
拡散部100である。また、拡散板96A〜96Dに
は、それぞれ位置決め穴102が穿設されている。
【0048】そして、このような拡散板96A〜96D
は、拡散板96A〜96Dの4つの部品が環状になるよ
うに配され、且つ拡散部98がほぼ重なり合い、位置決
め穴102が一致するように配されてて、固定ピン10
4によって固定されるようになっている。即ち、固定ピ
ン104は、一端にピン径より径大のフランジ部を有し
他端はピン径のままであり、小径部は拡散板96A〜9
6Dの拡散部98が重なり合った厚さより長い段付きピ
ンである。しかして、固定ピン104は、他端側から拡
散板96A〜96Dの一致した位置決め穴102に挿入
され、この挿入後、拡散板96A〜96Dの拡散部98
が重なり合った部分より突出した他端部をかしめること
により固定されて、1つの拡散板94になり、上記拡散
板58と同様の機能を果たす。
【0049】なお、この拡散板94も上記拡散板58と
同様に、上記拡散部98は高拡散性を有し上記非拡散部
100が低拡散性を有する構成であって、LED60の
配置に対応して拡散性にむらを持たせた構成でも良い。
【0050】以上実施の形態に基づいて本発明を説明し
たが、本発明は上述した実施の形態に限定されるもので
はなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可
能である。ここで、本発明の要旨をまとめると以下のよ
うになる。
【0051】(1) 各種の情報データが光学的に読み
取り可能なコードパターンとして印刷記録されたシート
状の媒体から、照明光によるコードパターンの反射光を
受光して該コードパターンを光学的に読み取るようにし
たコードリーダにおいて、上記照明光を発する複数の光
源と、上記光源が実装された照明用基板と、上記光源か
ら発せられた照明光を拡散するための光拡散部材と、上
記光拡散部材から拡散された拡散光を上記コードパター
ンに向けて反射させる光反射部材と、が一体的にユニッ
ト化されていることを特徴とするコードリーダ。
【0052】即ち、コードパターンを画像として読み取
るタイプのコードリーダにあっては、第1にコードパタ
ーンを正確に読み取るだけの照明部の性能が必要であ
り、一般的にLEDを使用した照明では、LED単品光
量のばらつき管理をしないと照明部の性能保証ができず
に多くの不良品を作ってしまう。しかし、LED単品光
量のばらつき管理は大きなコストアップとなるため、コ
ードリーダの性能と価格が相反する。
【0053】これに対して、上記構成のように照明部を
ユニット化することにより、ユニットの時点で照明部の
良否判定ができ、製品としてのコードリーダでの不良が
無くなる。
【0054】また、照明部のユニット化により、コード
リーダ本体への組み立てが容易になる。さらに、複数個
のLEDを光らせることにより、光量が平均され、照明
むらや光量ばらつきがが少なくなる。
【0055】(2) 上記光反射部材が上記照明用基板
に取り付けられると共に、上記光拡散部材が上記光反射
部材に取り付けられたものであることを特徴とする
(1)に記載のコードリーダ。
【0056】このような構成とすることにより、上記
(1)の効果に加えて、光拡散板と光反射板がサブユニ
ット化でき、照明部ユニットの組立作業が容易になる。
さらに、サブユニットでの評価ができ、事前に照明部の
不良が排除できる。
【0057】(3) 上記光反射部材及び上記照明用基
板のそれぞれは、互いの取付位置を決定するための第1
の位置決め手段を更に具備し、且つ、上記光拡散部材及
び上記光反射部材のそれぞれは、互いの取付位置を決定
するための第2の位置決め手段を更に具備したことを特
徴とする(2)に記載のコードリーダ。
【0058】このような構成とすることにより、上記
(1)の効果に加えて、照明部の組み立てばらつきが無
くなり、性能の安定した照明が得られる。 (4) 上記第1の位置決め手段は、上記光反射部材及
び上記照明用基板間での取付にあたっての取付手段を兼
ね、上記第2の位置決め手段は、上記光拡散部材及び上
記光反射部材間での取付にあたっての取付手段を兼ねる
ものであることを特徴とする(3)に記載のコードリー
ダ。
【0059】このような構成とすることにより、上記
(1)の効果に加えて、部品点数を増やさずに照明部の
組み立て及び位置決めができる。さらに、照明部の組み
立てと位置決めとが同時にでき、組立工数が削減でき
る。
【0060】(5) 各種の情報データが光学的に読み
取り可能なコードパターンとして印刷記録されたシート
状の媒体から、照明光によるコードパターンの反射光を
受光して該コードパターンを光学的に読み取るようにし
たコードリーダにおいて、光学系と、該光学系により結
像された上記コードパターンの反射光を受光するための
受光センサとを含む撮像部と、該撮像部の周囲に環状に
配設された、上記照明光を発する複数の光源と、該複数
の光源から発せられた各照明光を拡散するための光拡散
部材と、を具備し、上記光拡散部材は照明光を拡散する
拡散部と照明光を拡散しない非拡散部とからなり、該拡
散部を上記複数の光源の各配設位置に対応するように設
けたことを特徴とするコードリーダ。
【0061】このような構成とすることにより、LED
光軸上の強い光は拡散され周辺の弱い光はそのまま透過
するため、コードパターン面での照明むらが少なくな
り、コード読み取り性能が上がる。さらに、非拡散部を
透過した光によってコードパターン面での照明光量が上
がるため、LEDの数が削減でき、コストダウンでき
る。
【0062】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
光量むらによる不良品の発生を事前に防止し、コードパ
ターン面で光量むらが少ない高性能でコスト的にも有利
な照明を提供できるようになり、以って、安価なコード
リーダを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコードリーダの第1の実施の形態に於
ける照明ユニットの拡大断面図である。
【図2】ドットコードパターンを示す図である。
【図3】本発明のコードリーダの第1の実施の形態を示
す断面図である。
【図4】第1の実施の形態に於ける照明ユニットの分解
斜視図である。
【図5】LEDから発せられる拡散光の指向特性を示す
図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態のコードリーダに於
ける照明ユニットの分解斜視図である。
【図7】(A)は従来用いられる拡散板を示す図であ
り、(B)は本発明の第1及び第2の実施の形態のコー
ドリーダに適用される拡散板を示す図である。
【図8】(A)は照明ユニットを示す図であり、(B)
乃至(D)はそれぞれ(A)の照明ユニット位置に関し
ての照明状態を説明するための図で、特に、(B)は拡
散板を使用しないとき、(C)は図7の(A)に示した
従来の拡散板を使用したとき、(D)は図7の(B)に
示した拡散板を使用したときをそれぞれ示している。
【図9】図7の(B)に示した拡散板とLEDの位置関
係を示すための斜視図である。
【図10】本発明の第1及び第2の実施の形態のコード
リーダに適用される拡散板の別の例を示す図である。
【符号の説明】
10 ドットコードパターン 26 媒体 22 照明ユニット 54 照明基板 56,86 反射板 56A 合わせ部 58,94 拡散板 60 LED 62 パターン 64 照明基板サブユニット 66,68 電源供給用ランド 70 爪部 72 スリット 74 反射板サブユニット 76 係止爪 78 位置決め穴 80 凸部 82,88 固定爪 84 凹部 90,98 拡散部 92,100 非拡散部 96A,96B,96C,96D 拡散板 102 位置決め穴 104 固定ピン O 光軸

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種の情報データが光学的に読み取り可
    能なコードパターンとして印刷記録されたシート状の媒
    体から、照明光によるコードパターンの反射光を受光し
    て該コードパターンを光学的に読み取るようにしたコー
    ドリーダにおいて、 上記照明光を発する複数の光源と、 上記光源が実装された照明用基板と、 上記光源から発せられた照明光を拡散するための光拡散
    部材と、 上記光拡散部材から拡散された拡散光を上記コードパタ
    ーンに向けて反射させる光反射部材と、 が一体的にユニット化されていることを特徴とするコー
    ドリーダ。
  2. 【請求項2】 上記光反射部材が上記照明用基板に取り
    付けられると共に、上記光拡散部材が上記光反射部材に
    取り付けられたものであることを特徴とする請求項1に
    記載のコードリーダ。
  3. 【請求項3】 上記光反射部材及び上記照明用基板のそ
    れぞれは、互いの取付位置を決定するための第1の位置
    決め手段を更に具備し、且つ、 上記光拡散部材及び上記光反射部材のそれぞれは、互い
    の取付位置を決定するための第2の位置決め手段を更に
    具備したことを特徴とする請求項2に記載のコードリー
    ダ。
  4. 【請求項4】 上記第1の位置決め手段は、上記光反射
    部材及び上記照明用基板間での取付にあたっての取付手
    段を兼ね、 上記第2の位置決め手段は、上記光拡散部材及び上記光
    反射部材間での取付にあたっての取付手段を兼ねるもの
    であることを特徴とする請求項3に記載のコードリー
    ダ。
  5. 【請求項5】 各種の情報データが光学的に読み取り可
    能なコードパターンとして印刷記録されたシート状の媒
    体から、照明光によるコードパターンの反射光を受光し
    て該コードパターンを光学的に読み取るようにしたコー
    ドリーダにおいて、 光学系と、該光学系により結像された上記コードパター
    ンの反射光を受光するための受光センサとを含む撮像部
    と、 該撮像部の周囲に環状に配設された、上記照明光を発す
    る複数の光源と、 該複数の光源から発せられた各照明光を拡散するための
    光拡散部材と、 を具備し、 上記光拡散部材は照明光を拡散する拡散部と照明光を拡
    散しない非拡散部とからなり、該拡散部を上記複数の光
    源の各配設位置に対応するように設けたことを特徴とす
    るコードリーダ。
JP9161298A 1997-06-18 1997-06-18 コードリーダ Withdrawn JPH117490A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7360704B2 (en) 2005-11-14 2008-04-22 Optoelectronics Co., Ltd. Scan engine with guiding light beams
US7614562B2 (en) 2005-12-12 2009-11-10 Optoelectronics Co., Ltd. Bar code reader with multiple bar code reading stations

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US7360704B2 (en) 2005-11-14 2008-04-22 Optoelectronics Co., Ltd. Scan engine with guiding light beams
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