JPH1174095A - 照明装置 - Google Patents

照明装置

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JPH1174095A
JPH1174095A JP1938398A JP1938398A JPH1174095A JP H1174095 A JPH1174095 A JP H1174095A JP 1938398 A JP1938398 A JP 1938398A JP 1938398 A JP1938398 A JP 1938398A JP H1174095 A JPH1174095 A JP H1174095A
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Masahiko Kamata
征彦 鎌田
Kazutoshi Mita
一敏 三田
Kazuo Takita
和雄 瀧田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 点灯回路3、イグナイタ回路4を駆動するこ
となく、照明装置の装着ランプが適合ランプであるか否
かを自動検出し、適合ランプであるときだけ自動点灯で
きるようにする。 【解決手段】 点灯回路3のスイッチング素子13をバ
イパスして直流電源2から装着ランプに通電する。適合
ランプである高圧放電ランプ6内には発光管41と並列
接続の検出用素子42(抵抗など)が設けられているの
で、装着ランプの分圧の大小により適合ランプが否か判
定できる。これをランプ装着検出回路5で検出し、適合
ランプであるときは制御回路12で駆動回路11の運転
を開始する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、放電ランプを点
灯する照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平7−106088号公報には、定
格ランプ電圧の異なる放電ランプの誤装着を防止するた
め、放電ランプの点灯時の電気的特性を検出して放電ラ
ンプのランプ電力を検出する技術が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年は、別
種のランプ同士の口金が共通化されてきており、別種ラ
ンプの誤装着がなされる可能性がある。
【0004】しかしながら、前記従来技術では、同種ラ
ンプの定格ランプ電力の違いを検出できたとしても、定
格ランプ電力の違いが同一である高圧放電ランプと白熱
電球のように、ランプの種類は異なるが定格ランプ電力
の違いが共通であるときには対応できないという課題が
ある。
【0005】また、前記従来技術では、装着ランプがラ
ンプ種類や定格ランプ電力の違いの点で適合ランプであ
ることを検出するために、当該装着ランプを点灯してみ
なければならない。そのため、例えば、高圧放電ランプ
の点灯装置で定格ランプ電力がより低い高圧放電ランプ
を点灯すると、そのランプは過入力となり、破裂する危
険があるなどの課題がある。
【0006】この発明の目的は、装着ランプを点灯する
ことなく、当該装着ランプが適合ランプであるか否かを
検出できるようにすることにある。
【0007】この発明の別の目的は、装着ランプが適合
ランプであることを検出し、自動的に点灯できるように
することにある。
【0008】この発明の別の目的は、適合ランプを装着
するだけで、適合ランプを自動点灯できるようにするこ
とにある。
【0009】この発明の別の目的は、消灯後あまり間を
おかない再点灯を行なう場合などに、適合ランプが点灯
できる状態にあるか否かまで含めて判定できるようにす
ることにある。
【0010】この発明の別の目的は、定格ランプ電力の
違いを検出し、その定格ランプ電力に応じた点灯駆動を
できるようにすることにある。
【0011】この発明の別の目的は、適合ランプが点灯
できる状態にあるか否かまで含めて判定する場合に、判
定の精度を向上させることができるようにすることにあ
る。
【0012】この発明の別の目的は、無駄な始動パルス
の発生を防止できるようにすることにある。
【0013】この発明の別の目的は、適合ランプを装着
するだけで自動点灯する場合に、ランプ装着中の安全性
を高めることにある。
【0014】この発明の別の目的は、装着ランプが適合
ランプであるか否かを検出できるようにしても、電力損
失が大きくならないようにすることにある。
【0015】この発明の別の目的は、装着ランプを点灯
することなく、当該装着ランプが適合ランプであるか否
かを検出する回路に、点灯中の放電ランプの異常を検出
する回路を併設する場合に、回路構成を簡易なものとす
ることにある。
【0016】この発明の別の目的は、放電ランプの装着
が不完全な場合でも、放電ランプの口金とソケットとの
間に生じている隙間で放電が生じないようにすることに
ある。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、予め定められた電気特性を有する検出用素子が組み
込まれている放電ランプと;前記検出用素子の電気特性
を判別する検出回路と;この検出回路の出力に基づき、
前記放電ランプを適正に付勢するように構成されている
点灯回路とを備えていることを特徴とするものである。
【0018】従って、検出用素子の電気特性を検出すれ
ば、装着ランプの検出用素子の有無、あるいは検出用素
子の電気特性の違いにより、装着ランプが適合ランプで
あるか否かを装着ランプを点灯することなく判定するこ
とができる。
【0019】また、適合ランプを装着するだけで自動点
灯することも可能となる。
【0020】さらに、同種の適合ランプの定格ランプ電
力の違いに対応した点灯を行なうことも可能となる。
【0021】なお、検出用素子としては、抵抗、コンデ
ンサ、インダクタなどを用いることができ、装着ランプ
への通電(装着ランプを点灯する必要はない)の際の検
出用素子の抵抗またはインピーダンスなどにより装着ラ
ンプが適合ランプか否かを判断することができる。
【0022】請求項2に記載の発明は、予め定められた
電気特性を有する検出用素子が放電路に対して電気的に
並列的に組み込まれている放電ランプと;前記検出用素
子の電気特性を判別する検出回路と;この検出回路の出
力が所定の範囲にあるとき、前記放電ランプを適合ラン
プと判定する第1の判定回路と;放電ランプを始動可能
に構成された始動回路と;前記放電ランプの始動後に、
前記放電ランプを安定点灯可能に構成された点灯回路
と;前記第1の判定回路の判定が適合ランプであると
き、前記始動回路及び点灯回路を動作する第1の制御回
路とを備えていることを特徴とするものである。
【0023】従って、検出回路の出力が所定の範囲内に
あるか否かにより、装着ランプが適合ランプであるか否
かを装着ランプを点灯することなく判定することができ
る。
【0024】また、適合ランプを装着するだけで自動点
灯することも可能となる。
【0025】さらに、同種の適合ランプの定格ランプ電
力の違いに対応した点灯を行なうことも可能となる。
【0026】そのうえ、検出用素子の温度特性により電
気特性が変動することを利用し、検出回路の出力の所定
の範囲を適切に設定することで、消灯後にあまり間をお
かず再点灯するような場合など、適合ランプである装着
ランプが点灯に適しない状態であるか否かまで含めて判
断することが可能となる。
【0027】なお、第1の判定回路は、例えば、ウイン
ドウコンパレータ回路により構成することができる。
【0028】請求項3に記載の発明は、予め定められた
電気特性を有する検出用素子が放電路に対して電気的に
並列的に組み込まれている放電ランプと;前記検出用素
子の電気特性を判別する検出回路と;この検出回路の出
力が所定の範囲にあるとき、前記放電ランプを適合ラン
プと判定する第1の判定回路と;放電ランプを始動可能
に構成された始動回路と;前記放電ランプの始動後に、
前記放電ランプを安定点灯可能に構成された点灯回路
と;前記第1の判定回路の判定が適合ランプであると
き、前記始動回路及び点灯回路を動作する第1の制御回
路とを備えていることを特徴とするものである。
【0029】従って、検出回路の出力が所定の範囲内に
あるか否かにより、装着ランプが適合ランプであるか否
かを装着ランプを点灯することなく判定することができ
る。
【0030】また、装着ランプが適合ランプであるか否
かを検出して、適合ランプであるときに始動回路及び点
灯回路を動作するので、適合ランプを装着するだけで自
動点灯することも可能となる。
【0031】さらに、同種の適合ランプの定格ランプ電
力の違いに対応した点灯を行なうことも可能となる。
【0032】そのうえ、検出用素子の温度特性により電
気特性が変動することを利用し、検出回路の出力の所定
の範囲を適切に設定することで、消灯後にあまり間をお
かず再点灯するような場合など、適合ランプである装着
ランプが点灯に適しない状態であるか否かまで含めて判
断することが可能となる。
【0033】請求項4に記載の発明は、予め定められた
電気特性を有する検出用素子が放電路に対して電気的に
並列的に組み込まれている放電ランプと;前記検出用素
子の電気特性を判別する検出回路と;この検出回路の出
力が所定の範囲にあるとき、前記放電ランプを適合ラン
プと判定する第1の判定回路と;放電ランプを始動可能
に構成された始動回路と;前記放電ランプの始動後に、
前記放電ランプを安定点灯可能に構成された点灯回路
と;前記第1の判定回路の判定が適合ランプであると
き、前記始動回路及び点灯回路を動作する第1の制御回
路と;前記検出回路の出力に基づいて前記始動回路及び
点灯回路の出力を制御する第2の制御回路とを備えてい
ることを特徴とするものである。
【0034】従って、検出回路の出力が所定の範囲内に
あるか否かにより、装着ランプが適合ランプであるか否
かを装着ランプを点灯することなく判定することができ
る。
【0035】また、装着ランプが適合ランプであるか否
かを検出して、適合ランプであるときに始動回路及び点
灯回路を動作するので、適合ランプを装着するだけで自
動点灯することも可能となる。
【0036】さらに、同種の適合ランプの定格ランプ電
力の違いに対応した点灯を行なうことも可能となる。
【0037】そのうえ、消灯後にあまり間をおかず再点
灯するような場合など、適合ランプである装着ランプが
点灯に適しない状態であるか否かまで含めて判断するこ
とが可能となる。
【0038】検出回路の出力に基づいて始動回路及び点
灯回路の出力を制御するので、同種の放電ランプの定格
電力の違いを判別して適正に点灯することも可能とな
る。
【0039】請求項5に記載の発明は、第1の判定回路
が装着ランプを適合ランプであると判定した後予め設定
された期間中は放電ランプの点灯を留保する留保手段を
備えていることを特徴とするものである。
【0040】従って、期間中は放電ランプを点灯しない
ので、適合ランプを装着すれば直ちに自動点灯される場
合にも安全である。
【0041】なお、放電ランプの点灯を留保するには、
始動回路の駆動を留保してもよいし、点灯回路による放
電ランプへの電力供給を留保するようにしてもよい。
【0042】請求項6に記載の発明は、第1の判定回路
が装着ランプを適合ランプであると判定した後予め設定
された期間をカウントする第1のタイマと、この期間中
は始動回路を停止する第3の制御回路とを備えているこ
とを特徴とするものである。
【0043】従って、装着ランプを適合ランプであると
判定した後、予め設定された期間をカウントし、この期
間中は始動回路を停止することで放電ランプの点灯を留
保するので、適合ランプを装着すれば直ちに自動点灯さ
れる場合にも安全である。
【0044】請求項7に記載の発明は、始動回路は;始
動用パルスを放電ランプに印加するように構成されてお
り;前記始動回路が始動パルスを発生したときに、その
始動パルスの継続時間をカウントする第2のタイマと;
このカウント時間が予め設定された時間を超えるときに
は前記始動回路を停止する第4の制御回路とを備えてい
ることを特徴とするものである。
【0045】従って、装着ランプの故障などに起因して
一定時間始動パルスを与えても点灯しないときは、始動
回路を停止し、無駄な始動パルスによりランプの口金の
絶縁破壊や、他の電気、電子機器への悪影響を防止する
ことができる。
【0046】請求項8に記載の発明は、第1の制御回路
は、所定の信号の入力の有無により、点灯回路および始
動回路を駆動、停止するものであり;検出回路は;放電
ランプの出力を検出する出力検出回路と;この検出出力
を第1の数値範囲と比較して、この第1の数値範囲内に
あるときには前記第1の制御回路に前記信号を出力する
第1の比較回路とからなり;前記検出出力を第2の数値
範囲と比較して、この第2の数値範囲内にあるときには
前記第1の制御回路に前記信号を出力する第2の比較回
路とを備えていることを特徴とするものである。
【0047】従って、検出回路を、放電ランプの出力を
検出する出力検出回路と、この検出出力を第1の数値範
囲と比較して、この第1の数値範囲内にあるときには第
1の制御回路に信号を出力する第1の比較回路とで構成
し、第1の制御回路を、所定の信号を受け取っていると
きには点灯回路および始動回路を駆動し、受け取ってい
ないときには停止する回路構成とすれば、あとは、検出
出力を第2の数値範囲と比較して、この第2の数値範囲
内にあるときには第1の制御回路に信号を出力する回路
を設けるだけで、点灯中の放電ランプの異常を検出する
ことができる。すなわち、第1の数値範囲を適合ランプ
を検出したときの値とし、第2の数値範囲を放電ランプ
が正常に点灯しているときの値として設定すればよい。
【0048】なお、第1、第2の比較回路は、例えば、
各々を、ウインドウコンパレータ回路で構成することが
できる。
【0049】請求項9に記載の発明は、点灯回路は、放
電ランプを直流点灯する構成であり;前記点灯回路を制
御して、前記放電ランプのランプ電流に当該放電ランプ
が再点弧しない程度の時間の休止区間を設ける第6の制
御回路を備えていることを特徴とするものである。
【0050】従って、直流点灯する放電ランプのランプ
電流に、当該放電ランプが再点弧しない程度の時間の休
止区間が生じる。このように、ランプ電流に休止区間を
つくることにより、ランプの口金とソケットとの隙間で
放電が生じるのを防止できることが確かめられた。
【0051】なお、1度生じた放電は休止区間を1回つ
くれば停止するが、この休止区間を定期的に作るように
すれば、いつ発生するかわからない放電現象に対応する
ことができるので、望ましい。
【0052】請求項10に記載の発明は、放電ランプ
は;点灯の際の発光管の等価抵抗またはインピーダンス
より検出用素子の抵抗またはインピーダンスが大きいも
のであることを特徴とするものである。
【0053】従って、検出用素子による電力損失を抑制
することができる。
【0054】請求項11に記載の発明は、放電ランプ内
に設けられ、この放電ランプの温度の上昇により動作し
て検出用素子への通電を切るバイメタルスイッチなどの
熱応動素子を備えていることを特徴とするものである。
【0055】従って、適合ランプを点灯した後、ある程
度ランプ温度が上昇したところで検出用素子への通電を
切って、電力損失を防止することができる。
【0056】請求項12に記載の発明は、検出用素子は
抵抗温度係数が500ppm/℃以上の抵抗であること
を特徴とするものである。
【0057】従って、検出用素子の温度特性を用いて検
出を行なう場合でも、抵抗温度係数が500ppm/℃
以上と比較的大きな抵抗を検出用素子とするので、温度
変動に応じた抵抗またはインピーダンスなどの電気特性
の値の変動を大きくすることができて、検出の精度を向
上することができる。
【0058】
【発明の実施の形態】
〔発明の第1の実施の形態〕図1は、この発明の第1の
実施の形態を示す照明装置1の回路図であり、直流用の
ものである。
【0059】図1に示すように、照明装置1は、直流電
源2の電源ラインに、点灯回路3、イグナイタ回路4、
ランプ装着検出回路5、高圧放電ランプ6が順次接続さ
れている。
【0060】点灯回路3は、高圧放電ランプ6を点灯駆
動する駆動回路11と、この駆動回路11を制御する制
御回路12とからなる。
【0061】駆動回路11は、スイッチング素子13、
このスイッチング素子13のベース側に2次側巻線が接
続されているトランス14、チョークコイル15、還流
ダイオード16などからなり、トランス14の1次側巻
線に方形波が入力されることにより、スイッチング素子
13がオン、オフして高圧放電ランプ6を点灯駆動す
る。
【0062】制御回路12は、前記トランス14の1次
側巻線への電力供給をオン、オフするスイッチング素子
21、22、このスイッチング素子21、22のゲート
側に出力側が接続された比較器23、この比較器23の
反転入力端子に出力側が接続された発振器24などから
なり、発振器24が出力する三角波のパルスと一定の基
準電圧が比較器23で比較され、それに応じた出力が比
較器23から出力されて、前記トランス14に印加され
る方形波のデューティ比に応じた出力が駆動回路11か
ら高圧放電ランプ6に供給される。
【0063】イグナイタ回路4は、電源ライン間に接続
された充電コンデンサ31、パルストランス32、一方
が電源ラインのマイナス側に他方がパルストランス32
の1次側巻線に接続されている充電コンデンサ33、ア
ノード側がパルストランス32の1次側巻線に接続さ
れ、カソード側が電源ラインのマイナス側に接続されて
いるサイリスタ34と、充電コンデンサ31の充電側と
サイリスタ34のゲート側に接続されたトリガ素子35
などからなる。充電コンデンサ31に一定以上の電気エ
ネルギーが蓄積されるとトリガ素子35がサイリスタ3
4にトリガをかけて、パルストランス32の1次側巻線
に充電コンデンサ33の充電電流が流れるという動作を
繰り返すことにより、パルストランス32の2次側巻線
から高圧放電ランプ6に始動パルスが印加される。
【0064】高圧放電ランプ6は、例えばメタルハライ
ドランプであり、発光管41と、検出用素子42とが並
列に接続されている。より具体的には、図2に示すよう
に、高圧放電ランプ6の内部では、発光管41に電力を
供給するワイヤ45、46間に検出用素子42が接続さ
れている。検出用素子42は、この例では分圧検出用の
抵抗である。この検出用素子42は、抵抗温度係数が5
00ppm/℃以上である。また、検出用素子42の抵
抗値は、発光管41の点灯時の等価抵抗値より大きい。
【0065】ランプ装着検出回路5は、比較器51、5
2からなるウインドウコンパレータを用いており、比較
器51の非反転入力端子と、比較器52の反転入力端子
は、高圧放電ランプ6への電力供給ラインのプラス側に
接続され、比較器51の反転入力端子と、比較器52の
非反転入力端子に各々入力される基準電圧と比較され
る。比較器51の出力端子と、比較器52の出力端子は
互いに接続されて、両比較器の合成された出力電圧が前
記発振器24に入力される。
【0066】検出用素子53は、この例では分圧検出用
の抵抗であり、スイッチング素子13のエミッタ、コレ
クタ間にスイッチ54とともに直列に接続されていて、
スイッチング素子13をバイパスして電源ラインに電流
を流すことができる。
【0067】次に、前記照明装置1の動作について説明
する。
【0068】スイッチ54を閉じると、スイッチング素
子13をバイパスして高圧放電ランプ6に電流が流れ
る。このとき、イグナイタ回路4、点灯回路3とも動作
していないので、発光管41は点灯しておらず、直列に
接続した検出用素子53、42に直流電流が流れること
になる。これにより、高圧放電ランプ6、すなわち検出
用素子42の抵抗値の大小に応じた分圧が、比較器5
1、52に印加されることになる。比較器51、52で
は、この比較器の各々に入力されている基準電圧に応じ
て、前記分圧が一定数値範囲にあるときにのみ比較器5
1、52の両方がプラス電圧を出力する。
【0069】すなわち、高圧放電ランプ6の抵抗値、す
なわち検出用素子42の抵抗値が一定数値範囲に収まる
場合は、照明装置1の装着ランプをその照明装置1の適
合ランプと判断し、そのときの比較器51、52の両方
が出力するプラス電圧の合成電圧を照明装置1の駆動開
始信号として用いることができる。
【0070】より具体的に説明すると、照明装置1が2
50ワット用のメタルハライドランプを適合ランプとす
るものであった場合に、250ワット用のメタルハライ
ドランプには、抵抗値が前記一定数値範囲内に収まるよ
うな検出用素子42を接続すれば、このようなメタルハ
ライドランプは適合ランプとして前記駆動開始信号を出
力する。逆に、照明装置1の装着ランプが他の定格ラン
プ電力(70ワット、150ワットなど)のメタルハラ
イドランプである場合や、他の種類のランプ、例えば白
熱電球である場合は、当該装着ランプの抵抗値が異なる
ため(白熱電球内にはフィラメントがあるため電流は流
れるが、フィラメントの抵抗値は小さい)、これにより
装着ランプの誤装着を装着ランプを点灯させなくても検
出できる。
【0071】また、検出用素子42の抵抗値が前記一定
数値範囲内に収まるか否かを検出することにより、消灯
後の装着ランプが再点灯可能な状態にあるか否かを判定
することもできる。すなわち、検出用素子42の抵抗値
は、その温度が高いほど高くなり、始動パルスを与えて
も再点灯できない可能性がある。よって、前記一定数値
範囲を上回る抵抗値が検出されたときは、再点灯するに
はランプ温度が高いと判断してイグナイタ回路4を停止
することにより、再点灯可能な温度にランプ温度が下が
るまで無駄な始動パルスを与えないようにすることがで
きる。
【0072】この場合に、図3に示すように、抵抗値の
前記一定数値範囲の上限値は、高圧放電ランプ6の点灯
可能な上限値と考えられる値b以下にし、常温(25℃
程度)時の抵抗値a以上とするのが望ましい。
【0073】また、抵抗温度係数が500ppm/℃以
上あるので、ランプ温度変化に対する抵抗値の傾きを充
分大きくすることができて好適である。
【0074】上記のように、装着ランプが照明装置1の
適合ランプとランプ装着検出回路5で判断されて、制御
回路12の発振器24に照明装置1の駆動開始信号が出
力されると、前記のように、制御回路12が駆動回路1
1を駆動し、これにより、イグナイタ回路4も駆動され
て適合ランプである高圧放電ランプ6に始動パルスが与
えられ、高圧放電ランプ6が点灯する。
【0075】また、検出用素子42の抵抗値は、発光管
41の点灯時の等価抵抗値より大きく設定しているの
で、検出用素子42に通電することによる電力損失を比
較的小さくすることができる。
【0076】さらに、前記のように、検出用素子42を
ワイヤ45、46に接続しているので、この検出用素子
42の接続は発光管41のマウント強度の向上にも寄与
する。
【0077】〔発明の第2の実施の形態〕図4は、この
発明の第2の実施の形態を示す照明装置60の回路図で
あり、交流用のものである。
【0078】同図において、図1、2と同一符号の回路
要素などは、前記発明の第1の実施の形態と同様のもの
であり、詳細な説明は省略する。
【0079】図4に示すように、照明装置60は、DC
−DCコンバータ61と、インバータ回路62とからな
る点灯回路63を備えている。
【0080】DC−DCコンバータ61は、スイッチン
グ素子64、チョークコイル65、還流ダイオード66
などから構成され、スイッチング素子64のゲートには
制御回路75から信号電圧が印加される。
【0081】インバータ回路62は、4つのスイッチン
グ素子71、72、73、74のフルブリッジ回路であ
り、このスイッチング素子71、72、73、74のオ
ン、オフにより、高圧放電ランプ6を交流駆動する。
【0082】制御回路75は、デューティ比の異なる信
号を出力して、スイッチング素子64をオン、オフ駆動
する。
【0083】この照明装置60では、ランプ装着検出回
路5を複数段、この例では3段備えていて、各ランプ装
着検出回路5では比較器51、52の基準電圧が様々に
設定されている。
【0084】次に、前記照明装置60の動作について説
明する。
【0085】この照明装置60では、ランプ装着検出回
路5を複数段、この例では3段備えていて、各ランプ装
着検出回路5では比較器51、52の基準電圧が様々に
設定されているので、各ランプ装着検出回路5で検出で
きる高圧放電ランプ6、すなわち検出用素子42の抵抗
値の大小に応じた分圧を、各々異なる一定数値範囲とす
ることができる。
【0086】そして、各々異なる一定数値範囲を高圧放
電ランプ6の複数種類の定格ランプ電力(例えば、70
ワット、150ワット、250ワット)に対応させてお
けば、どのランプ装着検出回路5からの信号が出力され
るか、あるいはどのランプ装着検出回路5からも信号が
出力されないかにより、ランプ種類が適合ランプでない
か、あるいは、ランプ種類が適合ランプであってその定
格ランプ電力がいくつであるかを判断することができ
る。
【0087】そして、制御回路75にいずれのランプ装
着検出回路5からも信号が入力しないときはスイッチン
グ素子64をオン、オフ駆動せず、点灯回路63は駆動
しないので、誤装着されたランプ種類が不適合のランプ
(白熱電球など)を点灯しない。
【0088】制御回路75にいずれかのランプ装着検出
回路5から信号が入力したときは、その信号が入力した
ランプ装着検出回路5がいずれであるのかにより、スイ
ッチング素子64のオン時間の比を変えるので、ランプ
種類は適合ランプである装着ランプの定格ランプ電力を
判断し、その定格ランプ電力に対応した出力がDC−D
Cコンバータ61から出力される。
【0089】〔発明の第3の実施の形態〕図5は、この
発明の第3の実施の形態を示す照明装置80の回路図で
あり、同図において図1、2と同一符号の回路要素など
は、前記発明の第1の実施の形態と同様のものであり、
詳細な説明は省略する。
【0090】この照明装置80は、前記照明装置1にパ
ルス停止回路81を追加したものである。
【0091】このパルス停止回路81は、前記充電コン
デンサ31の両側にエミッタ、コレクタが接続されてい
るスイッチング素子82、このスイッチング素子82の
ゲート側に接続されてこのスイッチング素子82をオ
ン、オフするタイマ83、このタイマ83の電源である
直流電源84などから構成される。直流電源84は、イ
グナイタ回路4が動作するとタイマ83に電力を供給し
て駆動する。
【0092】次に、前記照明装置80の動作について説
明する。
【0093】スイッチ54が閉じられると、前記第1の
実施の形態のように、装着ランプが適合ランプであるか
否かを判断し、適合ランプと判断すれば、イグナイタ回
路4が始動パルスを発生して、装着ランプの始動をここ
ろみる。
【0094】タイマ83が駆動を開始して、予め設定さ
れている一定時間のカウントを開始する。そして、この
一定時間が経過すると、タイマ83からスイッチング素
子82のゲート側に電圧が出力され、スイッチング素子
82がオンすることにより、充電コンデンサ31間が短
絡され、充電コンデンサ31の充電が妨げられるので、
イグナイタ回路4は、以後動作を停止する。
【0095】高圧放電ランプ6を消灯した後、高圧放電
ランプ6がまだ充分に冷えていないとき再点灯する場合
には、検出用素子42の温度特性により、しばらくはラ
ンプ装着検出回路5が装着ランプを適合ランプと判定で
きない場合がある。装着ランプが充分に冷えてランプ装
着検出回路5が装着ランプを適合ランプと判定すると、
前記のとおりイグナイタ回路4による始動パルスの発生
が開始する。そして、このイグナイタ回路4の始動に連
動して、タイマ83にも通電され、タイマ83は一定時
間をカウントし始める。この時間中に高圧放電ランプ6
が抜かれたり、故障した場合も、タイマ83でカウント
する一定時間だけランプの始動を試みた後にイグナイタ
回路4を停止するので、無駄な始動パルスを防止し、装
着ランプの口金に絶縁破壊を生じたり、他の電気、電子
機器に悪影響を与えるようなことがない。
【0096】〔発明の第4の実施の形態〕図6は、この
発明の第4の実施の形態を示す照明装置90の回路図で
あり、同図において図1、2と同一符号の回路要素など
は、前記発明の第1の実施の形態と同様のものであり、
詳細な説明は省略する。
【0097】この照明装置90では、DC−DCコンバ
ータ91と駆動回路92とからなる点灯回路93を備え
ている。DC−DCコンバータ91は、スイッチング素
子94、チョークコイル95、還流ダイオード96、平
滑コンデンサ97などからなる。
【0098】駆動回路92は、前記スイッチング素子9
4のゲートに接続され、スイッチング素子94を一定の
オン時間比でオン、オフする。
【0099】検出用素子53は、DC−DCコンバータ
91のマイナス側の出力ラインに接続されていて、スイ
ッチ54は検出用素子53を介さずに、スイッチング素
子94をバイパスするように接続されている。
【0100】ランプ点灯検出回路101は装着ランプと
並列に接続されていて、装着ランプの分圧の変動によ
り、装着ランプの点灯の有無を検出する。
【0101】タイマ83は、前記第3の実施の形態と同
様に、一定時間のカウントを開始し、ランプ点灯検出回
路101が適合ランプの点灯を検出したときと、カウン
ト時間が経過するまでに適合ランプが点灯されなかった
ときは、制御回路103に信号を出力する。制御回路1
03はこの信号を受けて駆動回路92、イグナイタ回路
4に駆動停止信号を出力する。
【0102】ランプ装着検出回路5は、装着ランプを適
合ランプと判断すると、タイマ104による一定時間の
カウントを開始する。このカウントが終了すると、制御
回路103は駆動回路92に信号を送り、駆動回路92
はDC−DCコンバータ91を駆動する。
【0103】高圧放電ランプ6内には、温度の上昇によ
り検出用素子42への通電を切る、バイメタルスイッチ
などの熱応動素子106が接続されている。この熱応動
素子106は、発光管41の熱を充分に感知できるよう
に、図7に示すように、発光管41の近傍に配置されて
いる。
【0104】次に、前記照明装置90の動作について説
明する。
【0105】スイッチ54を閉じた状態で、かつ、照明
装置90に装着ランプがない状態で、適合ランプである
高圧放電ランプ6を装着すると、検出用素子42の分圧
によりランプ装着検出回路5が適合ランプと判断して、
制御回路103が点灯回路93が駆動するように制御信
号を出力し、さらに、イグナイタ回路4が駆動して高圧
放電ランプ6を点灯する。従って、適合ランプを装着す
るだけで、自動的にランプを点灯させることができる。
【0106】この場合に、ランプ装着検出回路5が適合
ランプを検出して直ちにランプ点灯がされるのではな
く、タイマ104の設定時間が過ぎるまで待つので、適
合ランプの装着作業の完全な終了までランプ点灯開始を
待つことができて安全性を高めることができる。
【0107】また、イグナイタ回路4が動作してタイマ
105がカウントを開始し、ランプ点灯検出回路101
が適合ランプの点灯を検出したときと、カウント時間が
経過するまでに適合ランプが点灯されなかったときは、
制御回路103に信号を出力して、イグナイタ回路4に
駆動停止信号を出力する。従って、適合ランプの故障な
どで点灯できない場合でも、無駄な始動パルスの出力が
防止され、装着ランプの口金に絶縁破壊を生じたり、他
の電気、電子機器に悪影響を与えるようなことがない。
【0108】タイマ105によるカウント時間内にラン
プ点灯がなく、その後、装着ランプを交換したときは、
交換ランプが適合ランプであるか否かランプ装着検出回
路5が再度判定を行ない、適合ランプであるときはタイ
マ104による前記の待ち時間後に、制御回路103が
駆動回路92に信号を出力し、前記と同様に自動点灯が
こころみられる。
【0109】また、適合ランプ6が点灯してしばらく時
間が経過し、ランプ温度が上昇すると、熱応動素子10
6により検出用素子42への通電が切られるので、検出
用素子42による電力損失が防止される。
【0110】〔発明の第5の実施の形態〕図8は、この
発明の第5の実施の形態を示す照明装置110の回路図
であり、直流用のものである。同図において図1、2、
6と同一符号の回路要素などは、前記発明の第1、第4
の実施の形態と同様のものであり、詳細な説明は省略す
る。
【0111】この照明装置110は、図8に示すよう
に、ランプ状態検出回路111を備えている。このラン
プ状態検出回路111は、比較器112、113からな
るウインドコンパレータ回路であり、高圧放電ランプ6
のランプ電圧の大きさが所定の数値範囲内にあるか否か
を判断する。この所定数値範囲は、高圧放電ランプ6が
正常に点灯しているときのランプ電圧の大きさの数値範
囲であり、このような数値範囲となるように比較器5
1、52の基準電圧が設定されている。ランプ状態検出
回路111の出力は、ランプ装着検出回路5と同様に、
発振器24に入力される。なお、電圧検出回路114
は、高圧放電ランプ6の分圧に比例した電圧を、ランプ
装着検出回路5、ランプ状態検出回路111に出力す
る。
【0112】上記の回路構成としたことにより、ランプ
装着検出回路5で適合ランプを検出した後、高圧放電ラ
ンプ6のランプ電圧の大きさが所定の数値範囲内にある
ときは、点灯回路93をそのまま運転して、高圧放電ラ
ンプ6を点灯を維持する。しかし、イグナイタ回路4が
始動パルスを印加しているのに高圧放電ランプ6が点灯
しなかったり、高圧放電ランプ6にリークが生じてラン
プ電圧が極端に低下、あるいは上昇したときなど、高圧
放電ランプ6のランプ電圧の大きさが所定の数値範囲内
からはずれ、高圧放電ランプ6が正常に点灯していない
と認められるときは、発振器24をオフして、照明装置
110を停止することができる。
【0113】このような回路構成とすれば、ランプ電圧
を検出して、高圧放電ランプ6の点灯に異常があるとき
に高圧放電ランプ6の点灯を停止する従来より知られて
いる回路と、装着ランプが適合ランプか否かを検出し
て、適合ランプである場合に自動点灯する回路とを併用
する場合に、両回路において、制御回路12や電圧検出
回路114を共用化することができるので、回路構成を
簡易なものとすることができる。
【0114】〔発明の第6の実施の形態〕図9は、この
発明の第6の実施の形態を示す照明装置120の回路図
であり、直流用のものである。同図において図5と同一
符号の回路要素などは、前記発明の第3の実施の形態と
同様のものであり、詳細な説明は省略する。
【0115】この照明装置120は、図5に示す発明の
第3の実施の形態の照明装置80で、パルス停止回路8
1に代えて、パルス発生回路121を設けたものであ
る。このパルス発生回路121は、抵抗122と充電コ
ンデンサ123とのRC回路であって、ランプ装着検出
回路5の出力信号が入力されるタイマ回路124と、こ
のタイマ回路124の充電コンデンサ123の充電側が
ベースと接続され、充電コンデンサ31の両側にエミッ
タ、コレクタが接続されているスイッチング素子125
とを備えている。
【0116】すなわち、この照明装置120は、照明装
置80におけるタイマ83に代えてタイマ回路124を
設けたもので(スイッチング素子125はスイッチング
素子82に相当する)、ランプ装着検出回路5が適合ラ
ンプの装着を検出した後、スイッチング素子125がオ
ンとなるまでに、タイマ回路124のRC時定数で定ま
る所定の時間遅れを作るものである。
【0117】ところで、高圧放電ランプ6を装着するに
際しては、口金がソケット内の端子に接触して後も、口
金をソケット内のさらに奥まで差し込まなければ、完全
に装着することができない。それにもかかわらず、口金
がソケット内の端子に接触することにより、ランプ装着
検出回路5が適合ランプを検出して自動点灯するので、
作業者がランプ装着作業を完了したと早合点してランプ
の装着状態を不完全なまま放置する可能性がある。そし
て、これがもとで、口金がゆるみ、高圧放電ランプ6を
直流駆動する場合には、ソケット、口金間で放電を生じ
てしまう恐れがある。また、作業者がランプ装着作業中
に不快な電撃を受ける可能性もある。
【0118】これに対し、この照明装置120では、ラ
ンプ装着検出回路5で適合ランプの検出がなされても、
高圧放電ランプ6の点灯、すなわち、始動パルスの印加
をただちには開始せず、タイマ回路124で、イグナイ
タ回路4の運転開始時間に遅れを作るので、高圧放電ラ
ンプ6の装着作業を完了してはじめてランプの自動点灯
を行なうことを可能とし、前記の問題を解決することが
できる。
【0119】〔発明の第7の実施の形態〕図10は、こ
の発明の第7の実施の形態を示す照明装置130の回路
図であり、直流用のものである。同図において図8と同
一符号の回路要素などは、前記発明の第5の実施の形態
と同様のものであり、詳細な説明は省略する。
【0120】この照明装置130は、制御回路131を
備えている。この制御回路131は、電圧検出回路11
4で検出したランプ電圧を増幅する非反転増幅回路13
2と、この非反転増幅回路132の出力電圧に重畳する
微分波形の間欠パルス電圧を発生する間欠パルス発生回
路133とを備えている。また、ランプ装着検出回路5
の出力電圧により、この重畳した電圧が反転入力端子に
入力される三角波のパルス電圧を出力する発振器134
とを備えている。また、非反転増幅回路132の出力電
圧に間欠パルスが重畳された電圧と、発振器134の出
力する三角波のパルス電圧とを比較し、それに応じた出
力を駆動回路92に出力する比較器135を備えてい
る。
【0121】以上のような回路構成で、発振器134は
前記発振器24に、比較器135は前記比較器23に相
当するもので、駆動回路92を制御するが、この照明装
置130の場合は、検出したランプ電圧に微分波形の間
欠パルスを重畳した電圧を比較器135の非反転入力端
子に入力している。そのため、発振器134の三角波の
パルス電圧とランプ電圧のみを比較器135で比較する
だけなら、スイッチング素子94がオンになっている期
間中でも、この間欠パルスの発生に対応した短時間だ
け、スイッチング素子94がオフとなり、図11に示す
ように、ランプ電流が略ゼロまで低下する休止区間hが
生じる。この休止区間hは、高圧放電ランプ6が立ち消
えない程度、実質的に再点弧しない程度の極短時間、例
えば数百μm程度とする。
【0122】ところで、高圧放電ランプ6を直流駆動す
る場合に、高圧放電ランプ6の装着が不完全で、口金と
ソケットとの間に隙間が生じていると、この隙間で放電
が生じ、ソケットなどの金属部分に変形が生じるなど弊
害を生む場合がある。
【0123】しかし、このような放電が発生していると
きに、前記の休止区間hを設ければ消すことができるこ
とを本発明者は検証した。この休止区間hは1回設けれ
ば放電を解消することができることも検証した。また、
この照明装置130では、間欠パルスの発生周期で定期
的に休止区間hを設けるようにしているので、発生時期
が予測できない口金とソケットとの間の放電に備えてお
くことができる。
【0124】〔発明の第8の実施の形態〕図12は、こ
の発明の第8の実施の形態を示す照明装置140の回路
図であり、直流用のものである。同図において図10と
同一符号の回路要素などは、前記発明の第7の実施の形
態と同様のものであり、詳細な説明は省略する。
【0125】この照明装置140は、制御回路141を
備えている。この制御回路141が、前記の制御回路1
31と相違する点は、間欠パルス発生回路133を備え
ておらず、非反転増幅回路132の出力電圧に間欠パル
スが重畳されない点にある。
【0126】また、この照明装置140は、休止区間発
生回路142を備えていて、間欠パルス派生回路133
は、この休止区間発生回路142に設けられている。ま
た、休止区間発生回路142は、駆動回路92からスイ
ッチング素子94に出力されるゲート電圧を電力供給ラ
インにバイパスするスイッチング素子143と、発光素
子には間欠パルス派生回路133が発生する間欠パルス
が入力され、受光素子の出力側がスイッチング素子14
3のゲート側と接続されているフォトカプラ144とを
備えている。
【0127】すなわち、この照明装置140は、駆動回
路92から出力されるスイッチング素子94のオン信号
をバイパスすることにより、スイッチング素子94を極
短時間オフにして、休止区間hを作り出すものである。
これにより、前記照明装置130と同様、口金とソケッ
トとの間の隙間に発生する放電を防止することができ
る。
【0128】
【発明の効果】請求項1に記載の発明は、予め定められ
た電気特性を有する検出用素子が組み込まれている放電
ランプと;前記検出用素子の電気特性を判別する検出回
路と;この検出回路の出力に基づき、前記放電ランプを
適正に付勢するように構成されている点灯回路とを備え
ていることを特徴とするものであるので、検出用素子の
電気特性を検出すれば、装着ランプの検出用素子の有
無、あるいは検出用素子の電気特性の違いにより、装着
ランプが適合ランプであるか否かを装着ランプを点灯す
ることなく判定することができる。また、適合ランプを
装着するだけで自動点灯することも可能となる。さら
に、同種の適合ランプの定格ランプ電力の違いに対応し
た点灯を行なうことも可能となる。
【0129】請求項2に記載の発明は、予め定められた
電気特性を有する検出用素子が放電路に対して電気的に
並列的に組み込まれている放電ランプと;前記検出用素
子の電気特性を判別する検出回路と;この検出回路の出
力が所定の範囲にあるとき、前記放電ランプを適合ラン
プと判定する第1の判定回路と;放電ランプを始動可能
に構成された始動回路と;前記放電ランプの始動後に、
前記放電ランプを安定点灯可能に構成された点灯回路
と;前記第1の判定回路の判定が適合ランプであると
き、前記始動回路及び点灯回路を動作する第1の制御回
路とを備えていることを特徴とするものであるので、検
出回路の出力が所定の範囲内にあるか否かにより、装着
ランプが適合ランプであるか否かを装着ランプを点灯す
ることなく判定することができる。また、適合ランプを
装着するだけで自動点灯することも可能となる。さら
に、同種の適合ランプの定格ランプ電力の違いに対応し
た点灯を行なうことも可能となる。そのうえ、検出用素
子の温度特性により電気特性が変動することを利用し、
検出回路の出力の所定の範囲を適切に設定することで、
消灯後にあまり間をおかず再点灯するような場合など、
適合ランプである装着ランプが点灯に適しない状態であ
るか否かまで含めて判断することが可能となる。
【0130】請求項3に記載の発明は、予め定められた
電気特性を有する検出用素子が放電路に対して電気的に
並列的に組み込まれている放電ランプと;前記検出用素
子の電気特性を判別する検出回路と;この検出回路の出
力が所定の範囲にあるとき、前記放電ランプを適合ラン
プと判定する第1の判定回路と;放電ランプを始動可能
に構成された始動回路と;前記放電ランプの始動後に、
前記放電ランプを安定点灯可能に構成された点灯回路
と;前記第1の判定回路の判定が適合ランプであると
き、前記始動回路及び点灯回路を動作する第1の制御回
路とを備えていることを特徴とするものであるので、検
出回路の出力が所定の範囲内にあるか否かにより、装着
ランプが適合ランプであるか否かを装着ランプを点灯す
ることなく判定することができる。また、装着ランプが
適合ランプであるか否かを検出して、適合ランプである
ときに始動回路及び点灯回路を動作するので、適合ラン
プを装着するだけで自動点灯することも可能となる。さ
らに、同種の適合ランプの定格ランプ電力の違いに対応
した点灯を行なうことも可能となる。そのうえ、検出用
素子の温度特性により電気特性が変動することを利用
し、検出回路の出力の所定の範囲を適切に設定すること
で、消灯後にあまり間をおかず再点灯するような場合な
ど、適合ランプである装着ランプが点灯に適しない状態
であるか否かまで含めて判断することが可能となる。
【0131】請求項4に記載の発明は、予め定められた
電気特性を有する検出用素子が放電路に対して電気的に
並列的に組み込まれている放電ランプと;前記検出用素
子の電気特性を判別する検出回路と;この検出回路の出
力が所定の範囲にあるとき、前記放電ランプを適合ラン
プと判定する第1の判定回路と;放電ランプを始動可能
に構成された始動回路と;前記放電ランプの始動後に、
前記放電ランプを安定点灯可能に構成された点灯回路
と;前記第1の判定回路の判定が適合ランプであると
き、前記始動回路及び点灯回路を動作する第1の制御回
路と;前記検出回路の出力に基づいて前記始動回路及び
点灯回路の出力を制御する第2の制御回路とを備えてい
ることを特徴とするものであるので、検出回路の出力が
所定の範囲内にあるか否かにより、装着ランプが適合ラ
ンプであるか否かを装着ランプを点灯することなく判定
することができる。また、装着ランプが適合ランプであ
るか否かを検出して、適合ランプであるときに始動回路
及び点灯回路を動作するので、適合ランプを装着するだ
けで自動点灯することも可能となる。さらに、同種の適
合ランプの定格ランプ電力の違いに対応した点灯を行な
うことも可能となる。そのうえ、消灯後にあまり間をお
かず再点灯するような場合など、適合ランプである装着
ランプが点灯に適しない状態であるか否かまで含めて判
断することが可能となる。検出回路の出力に基づいて始
動回路及び点灯回路の出力を制御するので、同種の放電
ランプの定格電力の違いを判別して適正に点灯すること
も可能となる。
【0132】請求項5に記載の発明は、請求項3または
4に記載の発明において、第1の判定回路が装着ランプ
を適合ランプであると判定した後予め設定された期間中
は放電ランプの点灯を留保する留保手段を備えているこ
とを特徴とするものであるので、期間中は放電ランプを
点灯しないので、適合ランプを装着すれば直ちに自動点
灯される場合にも安全である。
【0133】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の発明において、第1の判定回路が装着ランプを適合ラ
ンプであると判定した後予め設定された期間をカウント
する第1のタイマと、この期間中は始動回路を停止する
第3の制御回路とを備えていることを特徴とするもので
あるので、装着ランプを適合ランプであると判定した
後、予め設定された期間をカウントし、この期間中は始
動回路を停止することで放電ランプの点灯を留保するの
で、適合ランプを装着すれば直ちに自動点灯される場合
にも安全である。
【0134】請求項7に記載の発明は、請求項1、2、
3、4、5、6のいずれかの一に記載の発明において、
始動回路は;始動用パルスを放電ランプに印加するよう
に構成されており;前記始動回路が始動パルスを発生し
たときに、その始動パルスの継続時間をカウントする第
2のタイマと;このカウント時間が予め設定された時間
を超えるときには前記始動回路を停止する第4の制御回
路とを備えていることを特徴とするものであるので、装
着ランプの故障などに起因して一定時間始動パルスを与
えても点灯しないときは、始動回路を停止し、無駄な始
動パルスによりランプの口金の絶縁破壊や、他の電気、
電子機器への悪影響を防止することができる。
【0135】請求項8に記載の発明は、請求項1、2、
3、4、5、6、7のいずれかの一に記載の発明におい
て、第1の制御回路は、所定の信号の入力の有無によ
り、点灯回路および始動回路を駆動、停止するものであ
り;検出回路は;放電ランプの出力を検出する出力検出
回路と;この検出出力を第1の数値範囲と比較して、こ
の第1の数値範囲内にあるときには前記第1の制御回路
に前記信号を出力する第1の比較回路とからなり;前記
検出出力を第2の数値範囲と比較して、この第2の数値
範囲内にあるときには前記第1の制御回路に前記信号を
出力する第2の比較回路とを備えていることを特徴とす
るものであるので、検出回路を、放電ランプの出力を検
出する出力検出回路と、この検出出力を第1の数値範囲
と比較して、この第1の数値範囲内にあるときには第1
の制御回路に信号を出力する第1の比較回路とで構成
し、第1の制御回路を、所定の信号を受け取っていると
きには点灯回路および始動回路を駆動し、受け取ってい
ないときには停止する回路構成とすれば、あとは、検出
出力を第2の数値範囲と比較して、この第2の数値範囲
内にあるときには第1の制御回路に信号を出力する回路
を設けるだけで、点灯中の放電ランプの異常を検出する
ことができるから、回路構成を簡易なものとすることが
できる。
【0136】請求項9に記載の発明は、請求項1、2、
3、4、5、6、7、8のいずれかの一に記載の発明に
おいて、点灯回路は、放電ランプを直流点灯する構成で
あり;前記点灯回路を制御して、前記放電ランプのラン
プ電流に当該放電ランプが再点弧しない程度の時間の休
止区間を設ける第6の制御回路を備えていることを特徴
とするものであるので、直流点灯する放電ランプのラン
プ電流に、当該放電ランプが再点弧しない程度の時間の
休止区間が生じる。このように、ランプ電流に休止区間
をつくることにより、ランプの口金とソケットとの隙間
で放電が生じるのを防止できることが確かめられた。
【0137】請求項10に記載の発明は、請求項1、
2、3、4、5、6、7、8、9のいずれかの一に記載
の発明において、放電ランプは;点灯の際の発光管の等
価抵抗またはインピーダンスより検出用素子の抵抗また
はインピーダンスが大きいものであることを特徴とする
ものであるので、検出用素子による電力損失を抑制する
ことができる。
【0138】請求項11に記載の発明は、請求項1、
2、3、4、5、6、7、8、9、10のいずれかの一
に記載の発明において、放電ランプ内に設けられ、この
放電ランプの温度の上昇により動作して検出用素子への
通電を切るバイメタルスイッチなどの熱応動素子を備え
ていることを特徴とするものであるので、適合ランプを
点灯した後、ある程度ランプ温度が上昇したところで検
出用素子への通電を切って、電力損失を防止することが
できる。
【0139】請求項12に記載の発明は、請求項1、
2、3、4、5、6、7、8、9、10、11のいずれ
かの一に記載の発明において、検出用素子は抵抗温度係
数が500ppm/℃以上の抵抗であることを特徴とす
るものであるので、検出用素子の温度特性を用いて検出
を行なう場合でも、抵抗温度係数が500ppm/℃以
上と比較的大きな抵抗を検出用素子とするので、温度変
動に応じた抵抗またはインピーダンスなどの電気特性の
値の変動を大きくすることができて、検出の精度を向上
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態を示す照明装置の
回路図。
【図2】前記照明装置の適合ランプである高圧放電ラン
プの平面図。
【図3】前記照明装置の作用を説明するグラフ。
【図4】この発明の第2の実施の形態を示す照明装置の
回路図。
【図5】この発明の第3の実施の形態を示す照明装置の
回路図。
【図6】この発明の第4の実施の形態を示す照明装置の
回路図。
【図7】前記照明装置の適合ランプである高圧放電ラン
プの平面図。
【図8】この発明の第5の実施の形態を示す照明装置の
回路図。
【図9】この発明の第6の実施の形態を示す照明装置の
回路図。
【図10】この発明の第7の実施の形態を示す照明装置
の回路図。
【図11】前記照明装置のランプ電流の時間変化を示す
グラフ。
【図12】この発明の第8の実施の形態を示す照明装置
の回路図。
【符号の説明】
1 照明装置 3 点灯回路 4 始動回路 5 検出回路、第1の判定回路、第1の比較回路 6 放電ランプ 12 第1、第2、第4の制御回路 41 放電路 42 検出用素子 60 照明装置 63 点灯回路 75 第1、第2の制御回路 80 照明装置 81 第3の制御回路 83 第2のタイマ 90 照明装置 93 点灯回路 103 第1、第2、第4の制御回路 104 第1のタイマ 105 第2のタイマ 106 熱応動素子 110 照明装置 111 第2の比較回路 114 出力検出回路 120 照明装置 121 留保手段 124 第1のタイマ、第3の制御回路 125 第3の制御回路 130 照明装置 131 第6の制御回路 140 照明装置 141 第6の制御回路 142 第6の制御回路

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め定められた電気特性を有する検出用
    素子が組み込まれている放電ランプと;前記検出用素子
    の電気特性を判別する検出回路と;この検出回路の出力
    に基づき、前記放電ランプを適正に付勢するように構成
    されている点灯回路とを備えていることを特徴とする照
    明装置。
  2. 【請求項2】 予め定められた電気特性を有する検出用
    素子が放電路に対して電気的に並列的に組み込まれてい
    る放電ランプと;前記検出用素子の電気特性を判別する
    検出回路と;この検出回路の出力に基づき、前記放電ラ
    ンプを適正に始動する始動回路と;前記放電ランプの始
    動後に、前記検出回路の出力に基づいて前記放電ランプ
    を安定点灯する点灯回路とを備えていることを特徴とす
    る照明装置。
  3. 【請求項3】 予め定められた電気特性を有する検出用
    素子が放電路に対して電気的に並列的に組み込まれてい
    る放電ランプと;前記検出用素子の電気特性を判別する
    検出回路と;この検出回路の出力が所定の範囲にあると
    き、前記放電ランプを適合ランプと判定する第1の判定
    回路と;放電ランプを始動可能に構成された始動回路
    と;前記放電ランプの始動後に、前記放電ランプを安定
    点灯可能に構成された点灯回路と;前記第1の判定回路
    の判定が適合ランプであるとき、前記始動回路及び点灯
    回路を動作する第1の制御回路とを備えていることを特
    徴とする照明装置。
  4. 【請求項4】 予め定められた電気特性を有する検出用
    素子が放電路に対して電気的に並列的に組み込まれてい
    る放電ランプと;前記検出用素子の電気特性を判別する
    検出回路と;この検出回路の出力が所定の範囲にあると
    き、前記放電ランプを適合ランプと判定する第1の判定
    回路と;放電ランプを始動可能に構成された始動回路
    と;前記放電ランプの始動後に、前記放電ランプを安定
    点灯可能に構成された点灯回路と;前記第1の判定回路
    の判定が適合ランプであるとき、前記始動回路及び点灯
    回路を動作する第1の制御回路と;前記検出回路の出力
    に基づいて前記始動回路及び点灯回路の出力を制御する
    第2の制御回路とを備えていることを特徴とする照明装
    置。
  5. 【請求項5】 第1の判定回路が装着ランプを適合ラン
    プであると判定した後予め設定された期間中は放電ラン
    プの点灯を留保する留保手段を備えていることを特徴と
    する請求項3または4に記載の照明装置。
  6. 【請求項6】 留保手段は;第1の判定回路が装着ラン
    プを適合ランプであると判定した後予め設定された期間
    をカウントする第1のタイマと;この期間中は始動回路
    を停止する第3の制御回路とを備えていることを特徴と
    する請求項5に記載の照明装置。
  7. 【請求項7】 始動回路は;始動用パルスを放電ランプ
    に印加するように構成されており;前記始動回路が始動
    パルスを発生したときに、その始動パルスの継続時間を
    カウントする第2のタイマと;このカウント時間が予め
    設定された時間を超えるときには前記始動回路を停止す
    る第4の制御回路とを備えていることを特徴とする請求
    項1、2、3、4、5、6のいずれかの一に記載の照明
    装置。
  8. 【請求項8】 第1の制御回路は、所定の信号の入力の
    有無により、点灯回路および始動回路を駆動、停止する
    ものであり;検出回路は;放電ランプの出力を検出する
    出力検出回路と;この検出出力を第1の数値範囲と比較
    して、この第1の数値範囲内にあるときには前記第1の
    制御回路に前記信号を出力する第1の比較回路とからな
    り;前記検出出力を第2の数値範囲と比較して、この第
    2の数値範囲内にあるときには前記第1の制御回路に前
    記信号を出力する第2の比較回路とを備えていることを
    特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7のいずれ
    かの一に記載の照明装置。
  9. 【請求項9】 点灯回路は、放電ランプを直流点灯する
    構成であり;前記点灯回路を制御して、前記放電ランプ
    のランプ電流に当該放電ランプが再点弧しない程度の時
    間の休止区間を設ける第6の制御回路を備えていること
    を特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8の
    いずれかの一に記載の照明装置。
  10. 【請求項10】 放電ランプは;点灯の際の発光管の等
    価抵抗またはインピーダンスより検出用素子の抵抗また
    はインピーダンスが大きいものであることを特徴とする
    請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9のいずれか
    の一に記載の照明装置。
  11. 【請求項11】 放電ランプ内に設けられ、この放電ラ
    ンプの温度の上昇により動作して検出用素子への通電を
    切る熱応動素子を備えていることを特徴とする請求項
    1、2、3、4、5、6、7、8、9、10のいずれか
    の一に記載の照明装置。
  12. 【請求項12】 検出用素子は;抵抗温度係数が500
    ppm/℃以上の抵抗であることを特徴とする請求項
    1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11のい
    ずれかの一に記載の照明装置。
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