JPH1173900A - 荷電粒子線光学系 - Google Patents

荷電粒子線光学系

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JPH1173900A
JPH1173900A JP9245918A JP24591897A JPH1173900A JP H1173900 A JPH1173900 A JP H1173900A JP 9245918 A JP9245918 A JP 9245918A JP 24591897 A JP24591897 A JP 24591897A JP H1173900 A JPH1173900 A JP H1173900A
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charged particle
particle beam
optical system
coil
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Mamoru Nakasuji
護 中筋
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/30Electron-beam or ion-beam tubes for localised treatment of objects
    • H01J37/3002Details
    • H01J37/3007Electron or ion-optical systems
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2237/00Discharge tubes exposing object to beam, e.g. for analysis treatment, etching, imaging
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2237/00Discharge tubes exposing object to beam, e.g. for analysis treatment, etching, imaging
    • H01J2237/30Electron or ion beam tubes for processing objects
    • H01J2237/317Processing objects on a microscale
    • H01J2237/3175Lithography

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Electron Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 レンズや偏向器の駆動電源の安定度及び整定
時間に関する要求を緩和しつつ、駆動電源の必要数を低
減できる荷電粒子線光学系を提供する。 【解決手段】 本荷電粒子線光学系は、荷電粒子線照明
を受けるマスク1を通過してパターン化された荷電粒子
線を、2段のレンズ2、5と複数の偏向器8、10等で
ウエハ7に投影結像する。複数の収差補正用偏向器1
0、12等の大部分は、アンペアターンの大きい主コイ
ル10a、12a等と、アンペアターンの小さい補助コ
イル10b、12b等からなる組み合わせコイルを有す
る。そして、偏向器の主コイル10a、12a等が同一
の電源24で駆動される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、荷電粒子線を用い
てマスク上のパターンを試料(ウエハ等)に転写する荷
電粒子線光学系に関する。特には、レンズや偏向器の駆
動電源の安定度及び整定時間に関する要求を緩和しつ
つ、駆動電源の必要数を低減でき、高精度・高スループ
ットの転写を実現できる荷電粒子線光学系に関する。
【0002】
【従来の技術】電子線縮小転写技術を例に採って従来技
術を説明する。半導体ウエハに集積回路パターンを焼き
付けるリソグラフィー装置の一種として、所定のパター
ンを備えたマスクに電子線を照射し、その照射範囲のパ
ターンの像を二段の投影レンズによりウエハに縮小転写
する電子線縮小転写装置が知られている(例えば特開平
5−160012号参照)。この種の装置では、マスク
の全範囲に一括して電子線を照射することができないの
で、光学系の視野(主視野)を多数の小領域(副視野)
に分割し、小領域毎に分割してパターン像を転写する
(例えば米国特許第5260151号、5466904
号参照)。また、電子レンズ磁場に軸移動用偏向器の磁
場を印加することによってレンズの軸を移動させる方法
(MOL(Moving Objective Lens) 、VAL(Variable
Axis Lens)) 、及び、電子光学系の収差を相当程度低減
させうる対称磁気ダブレット型レンズ系も公知である。
【0003】対称磁気ダブレット型レンズ系は、投影光
学系の2段の投影レンズの形状(磁極ボーア径、レンズ
ギャップ)を入射瞳を中心として相似形点対称(レチク
ル側投影レンズを縮小率倍縮小したとき点対称)とし、
各レンズの磁性を逆とし、両レンズの励磁コイルのアン
ペアターンを等しくとったものである(J. Vac. Sci.Te
chnol., Vol.12, No.6, Nov. Dec. 1975)。この光学配
置により、すべてのθ方向収差と歪及び倍率色収差がキ
ャンセルされて0となる。
【0004】ところで、従来のこの種の装置では、転写
像の位置精度を確保するため、偏向器(電磁コイルから
なる)の駆動電源として、出力の制御精度が10-6以上
の高精度を有する電源を、各偏向器のコイルに接続する
必要があった。また、2段のレンズについても、それぞ
れ別個の高精度電源を配して、レンズによって投影結像
されるパターンの回転や倍率変化を抑制していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一層の
高スループット・高精度が求められている状況下におい
て、本格的な半導体デバイスの量産プロセスに用いる電
子線縮小転写装置では、光学系の視野(主視野)の寸法
がマスク上で10mmにも及び、ビーム(電子線)の位置
安定度の要求が5nm以下となることが想定されている。
これを達成するには、偏向器の駆動電源の安定度を5×
10-7以下にする必要がある。
【0006】さらに、転写する副視野を変えるために偏
向器の偏向角度(コイル電流)を変える際に、駆動電源
が上記のような精度に収束するまでに時間(整定時間)
がかかるが、この時間中は、次の副視野の転写が行えな
い。上述の分割転写方式では、高速(目標25μsec 以
下)で副視野を変えながら転写を行う必要がある。その
ために、高速制御可能な高安定度の電源を偏向器の台数
分だけ多数設置しなければならず、転写装置全体の価格
が高価となるという問題点があった。
【0007】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、荷電粒子線を用いてマスク上のパターンを
試料に転写する荷電粒子線光学系であって、レンズや偏
向器の駆動電源の安定度及び整定時間に関する要求を緩
和しつつ、駆動電源の必要数を低減でき、高精度・高ス
ループットの転写を実現できる荷電粒子線光学系を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の第1態様の荷電粒子線光学系は、 荷電粒
子線照明を受けるマスクを通過してパターン化された荷
電粒子線を、少なくとも2段のレンズと複数の偏向器で
試料面(被露光面)に投影結像する光学系であって;
上記複数の偏向器の少なくとも1台は、アンペアターン
(AT)の大きい主コイルと、アンペアターンの小さい
補助コイルからなる組み合わせコイルを有し、 上記複
数の偏向器の主コイルの少なくとも2個が同一の電源で
駆動されることを特徴とする。すなわち、複数の偏向器
の主コイルの全て若しくは大部分、あるいは少なくとも
2個を一台の電源で駆動することとし、駆動電源の数を
減らすこととした。なお、補助コイルについては、個々
に独立の電源を設けるのが好ましいが、補助コイル用の
電源の容量は主コイル用の数十分の一以下であるので、
電流の安定度に対する要求は1オーダー以上甘くてよ
い。また小型であるので価格も比較的安い。
【0009】本発明の第2態様の荷電粒子線光学系は、
上記同様の光学系であって; 上記複数の偏向器の少な
くとも2台は、該偏向器のコイルが同一の電源に直列に
接続されているとともに、該コイルの少なくとも1個に
は並列に調整用抵抗が配線されていることを特徴とす
る。上記調整用抵抗は、各偏向器の製作誤差等を微調整
するためのものである。
【0010】本発明の第3態様の荷電粒子線光学系は、
上記同様の光学系であって; 上記レンズの少なくとも
片方は、アンペアターンの大きい主コイルと、アンペア
ターンの小さい補助コイルの組み合わせを有し、 該片
方のレンズのアンペアターンの大きい主コイルと、他方
のレンズのコイル又は主コイルとが同一の電源で駆動さ
れることを特徴とする。上述の第1態様の偏向器の場合
と同様の作用・効果がある。
【0011】本発明の第4態様の荷電粒子線光学系は、
上記同様の光学系であって; 上記2段のレンズの少な
くとも片方には、該レンズのコイルに並列に調整用抵抗
が配線されており、 該2段のレンズは同一の電源で駆
動されることを特徴とする。上記調整用抵抗は、各レン
ズの製作誤差等を微調整するためのものである。
【0012】本発明の第5態様の荷電粒子線光学系は、
転写領域が複数の副視野に分割されて形成されている
マスクを通過してパターン化された荷電粒子線を、少な
くとも2段のレンズと複数の偏向器で各副視野単位に試
料面に転写を行う光学系であって; 上記レンズ、及
び、複数の偏向器のうちの大部分の偏向器は、各1台の
制御電源で駆動され、かつ各副視野毎に、レンズの電流
比あるいは偏向器の偏向感度比を微調整できる機能を有
することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の偏向器においては、偏向
器のうちにN台のレンズ収差低減用の偏向器が含まれて
おり、そのうち大部分の偏向器は、アンペアターンの大
きい主コイルと、アンペアターンの小さい補助コイルか
らなる組み合わせコイルを有し、上記複数の偏向器の主
コイルの大部分が同一の電源で駆動されることとでき
る。また、上記偏向器のうちにN台のレンズ収差低減用
の偏向器が含まれており、そのうち大部分の偏向器は、
該偏向器のコイルに並列に調整用抵抗が配線されてお
り、 該大部分の偏向器は同一の電源で駆動されること
とできる。
【0014】通常の荷電粒子線光学系においては、偏向
器は2つの働きがある。一つはレンズの軸外収差を小さ
くするための働きであり、他の一つはマスクを構成して
いる補強用桟等の非パターン領域が試料上に形成されな
いようにビームを移動したり、ウエハステージとマスク
像の結像位置とのズレを補正したりする働きである。偏
向器の前者の働きではビームの移動は起さないため偏向
量は0であるから、ビーム位置変動は次式で表され、 ビーム位置変動=電源変動率×偏向量=0 偏向器の制御電源の精度が悪くてもビーム位置変動は生
じないはずである。しかし各偏向器が独立の制御電源で
制御されていると、一つの電源が大きめの値に変化し、
他の電源が小さめに変化すると、上式の関係が成り立た
ず、ビーム位置変動を生じる。
【0015】本発明の第1態様では、大部分の偏向器の
主コイルは同一の電源で駆動されているので上記の関係
がほぼ成立し、電源変動がビーム位置変動を生じること
はない。偏向コイルの製作誤差等があるが、それを補正
するため、本発明の第2態様のように各偏向器に並列に
抵抗器を接続することによって、実際にその偏向コイル
に流れる電流を微調整できる。収差補正が行われる偏向
器のコイル電流比が副視野毎に変わる場合には、上記抵
抗器の値を変えるのは応答性の点で現実的ではないの
で、ビーム位置精度に影響を与えない程度のAT数の補
助コイルを各主コイルに並列に設け、それらの補助コイ
ルは独立の電源で制御すれば、収差補正は正しく行え、
ビーム位置変動も生じない。
【0016】以下、図面を参照しつつ説明する。図1
は、本発明の1実施例に係る荷電粒子線光学系を示す模
式的側面図である。図の最上部に示されているマスク1
は、上部から、図示せぬ照明光学系により電子線照明を
受けている。マスク1の下には、順に、レンズ2、レン
ズ5、試料7が光軸に沿って配置されており、マスク1
を通過してパターン化された電子線はレンズによってウ
エハ7上に縮小転写される。ここで、マスク1は、1mm
角の副視野外周に10μm 幅のパターンのないダミー領
域があり、その外側に300μm 幅の桟を持つ単位が縦
横に多数連なる周期構造になっている。
【0017】レンズ2は、断面内向きコの字状の回転対
称形の磁極2bの内周に主コイル3及び補助コイル4を
巻回したものである。上部の磁極2a及び下部の磁極2
cは、光軸寄りに突出しており、両者の間に光軸方向の
磁力線が形成されている。レンズ2内には、上の磁極2
a部で立ち上がり、その後一定で下の磁極2dで立ち下
がる磁場が形成される。なお、レンズ2の補助コイル4
は、製作誤差等によるレンズ2とレンズ5のアンバラン
ス(対称性の誤差)を修正するためのものである。
【0018】レンズ2の上の磁極2aの内側には、電子
線偏向用の2段の偏向器8、9が配置されている。この
偏向器8、9は上述の副視野周囲の非パターンを消す作
用をする。偏向器8、9によって、電子線の方向は変え
ないで位置のみが変えられて、電子線はレンズ2に入射
する。レンズ2の内側には、上の磁極2aの直下に収差
低減用の偏向器10が配置されている。さらに、レンズ
2の内側の中段部と下の磁極2cの上には、収差低減用
の偏向器12及び14が配置されている。
【0019】ここで、偏向器10、12及び14は、各
々同じ位置に同心円筒状に巻かれた、主コイル10aと
補助コイル10b、主コイル12aと補助コイル12
b、及び、主コイル14aと補助コイル14bからな
る。なお各補助コイルは主コイルの外側に巻かれてい
る。補助コイルの巻き数は、一例として、主コイルの巻
き数の五十〜二百分の一である。中段の偏向器12及び
下段の偏向器14には、調整用の抵抗25及び26が並
列に接続されている。この抵抗25、26は、製作誤差
等による偏向器10、12及び14間のアンバランスを
修正して収差最小の条件を実現するためのものである。
【0020】投影レンズ5は、投影レンズ2を相似形で
小形化し倒立させた形をしている。レンズ5の極性はレ
ンズ2の逆である。しかし、レンズ5のコイル6には補
助コイルは付設されていない。これは、本実施例におい
ては、両レンズ2、5の主コイル3、6は同一の電源2
3によって駆動されているが、どちらかのレンズに補助
コイルを設けてその電流を調整すれば、レンズ2と5の
相対的な調整を行うことができるからである。
【0021】上述のように、2段の投影レンズ2、5の
主コイル3、6は、一台の電源23によって駆動され
る。したがって、加速電圧の変動や電源電圧の変動があ
っても、倍率と回転の色収差が生じないので、ビームの
ボケはほとんど問題とならない。なお、製作誤差等を修
正するためにレンズ2には上述の補助コイル4を付設し
ており、この補助コイル4は、主コイルとは別個独立の
電源(図示されず)で駆動されるので、両レンズ2、5
の主コイル駆動電源を一つとしたことによる問題点は生
じない。また、補助コイル4のアンペアターンは、上述
のように主コイル6のアンペアターンの数十分の1以下
であってレンズ全体への影響は小さいので、補助コイル
駆動電源の精度は、10-5程度のもので十分である。
【0022】レンズ5の内側にも、上段の偏向器16、
中段の偏向器18、下段の偏向器20、21、22が配
置されている。このうち、偏向器16、18 20はレ
ンズ収差低減用である。偏向器21、22はマスクステ
ージとターゲットステージのズレを補正するための偏向
器である。両偏向器21、22は、電子線のウエハ7へ
の垂直ランディングを確保するため2段にしているが、
補正量が小さいため1段でもよい。
【0023】レンズ5内の収差低減用の3台の偏向器の
うち、上段の偏向器16と中段の偏向器18は、レンズ
2内の各収差低減用偏向器10、12、14と同様に主
コイル16a、18aと補助コイル16b、18bの組
み合わせコイルである。主コイルと補助コイルとのアン
ペアターンの比や位置関係は、偏向器10、12、14
と同様である。これらの収差低減用偏向器10、12、
14、16及び18の主コイル、並びに偏向器20のコ
イルは、直列に接続されており、同一の電源24によっ
て駆動される。
【0024】レンズ5の下段に配置されている偏向器2
0は、他の収差低減用偏向器と異なり、補助コイルを有
していない。これは、6台の収差低減用偏向器の内の5
台に調整用補助コイルを設けておけば、6台の偏向器間
の相対的な調整を行うことができるからである。また、
同様の理由から、偏向器16と18には、調整用抵抗が
並列に接続されているが、偏向器20には調整用抵抗は
接続されていない。
【0025】収差低減用偏向器の補助コイルは、副視野
が変わった時の収差最小の条件を与える偏向コイル電流
比を可変にすべく、すべて独立の駆動電源(図示され
ず)で駆動される。偏向器10、12、14、16、1
8及び20は収差を消す電流比をシミュレーション等で
算出した偏向感度になるようターン数が決められてい
る。上述のように、製作誤差等は、符号25、26、2
7、28で示した並列抵抗によってその偏向器の偏向感
度を調整することによって修正することができる。
【0026】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の一態様によれば、収差低減用偏向器の大部分は一台の
制御電源で実質的に制御でき、トータルでの偏向量はほ
ぼ0であるから、電源の不安定があってもビーム位置変
動を生じない。また、偏向器の大部分は並列に抵抗器を
接続すれば、製作誤差があっても収差最小の条件に合わ
せられる。また、各偏向器を主コイルと補助コイルに分
けて補助コイルを独立に制御すれば、副視野位置で収差
最小の条件がずれても修正が可能である。また、複数の
偏向器の主コイルの全て若しくは大部分、あるいは少な
くとも2個を一台の電源で駆動することとすれば、駆動
電源の数を減らすことができる。
【0027】さらに、2段のレンズを一台の電源で制御
すれば、加速電圧の変動や電源電圧の変動があってもビ
ームのボケはほとんど問題にならない。また、製作誤差
等を修正するための補助コイルを設け、別電源で制御す
れば、一つの電源で駆動するための問題点は発生しな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例に係る荷電粒子線光学系を示
す模式的側面図である。
【符号の説明】
1 マスク 2、5 レンズ 2a、2b、2c、2d 磁極 3、6 主コイル 4 補助コイル 7 ウエハ 8、9 偏向器 10、12、14 収差低減用偏向器 10a、12a、14a 主コイル 10b、12b、14b 補助コイル 16、18、20、22 レンズ収差低減用偏向器 16a、18a 主コイル 16b、18b
補助コイル 21、22 偏向器 23、24 電源 25、26、27、28
調整用抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 21/30 541V

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷電粒子線照明を受けるマスクを通過し
    てパターン化された荷電粒子線を、少なくとも2段のレ
    ンズと複数の偏向器で試料面(被露光面)に投影結像す
    る光学系であって;上記複数の偏向器の少なくとも1台
    は、アンペアターンの大きい主コイルと、アンペアター
    ンの小さい補助コイルからなる組み合わせコイルを有
    し、 上記複数の偏向器の主コイルの少なくとも2個が同一の
    電源で駆動されることを特徴とする荷電粒子線光学系。
  2. 【請求項2】 荷電粒子線照明を受けるマスクを通過し
    てパターン化された荷電粒子線を、少なくとも2段のレ
    ンズと複数の偏向器で試料面に投影結像する光学系であ
    って;上記複数の偏向器の少なくとも2台は、該偏向器
    のコイルが同一の電源に直列に接続されているととも
    に、該コイルの少なくとも1個には並列に調整用抵抗が
    配線されていることを特徴とする荷電粒子線光学系。
  3. 【請求項3】 荷電粒子線照明を受けるマスクを通過し
    てパターン化された荷電粒子線を、少なくとも2段のレ
    ンズと複数の偏向器で試料面に投影結像する光学系であ
    って;上記レンズの少なくとも片方は、アンペアターン
    の大きい主コイルと、アンペアターンの小さい補助コイ
    ルからなる組み合わせコイルを有し、 該片方のレンズのアンペアターンの大きい主コイルと、
    他方のレンズのコイル又は主コイルとが同一の電源で駆
    動されることを特徴とする荷電粒子線光学系。
  4. 【請求項4】 荷電粒子線照明を受けるマスクを通過し
    てパターン化された荷電粒子線を、少なくとも2段のレ
    ンズと複数の偏向器で試料面に投影結像する光学系であ
    って;上記2段のレンズの少なくとも片方には、該レン
    ズのコイルに並列に調整用抵抗が配線されており、 該2段のレンズは同一の電源で駆動されることを特徴と
    する荷電粒子線光学系。
  5. 【請求項5】 荷電粒子線照明を受けるマスクを通過し
    てパターン化された荷電粒子線を、少なくとも2段のレ
    ンズと複数の偏向器で試料面に投影結像する光学系であ
    って;上記偏向器のうちにN台のレンズ収差低減用の偏
    向器が含まれており、 そのうち大部分の偏向器は、アンペアターンの大きい主
    コイルと、アンペアターンの小さい補助コイルからなる
    組み合わせコイルを有し、 上記複数の偏向器の主コイルの大部分が同一の電源で駆
    動されることを特徴とする荷電粒子線光学系。
  6. 【請求項6】 荷電粒子線照明を受けるマスクを通過し
    てパターン化された荷電粒子線を、少なくとも2段のレ
    ンズと複数の偏向器で試料面に投影結像する光学系であ
    って;上記偏向器のうちにN台のレンズ収差低減用の偏
    向器が含まれており、 そのうち大部分の偏向器は、該偏向器のコイルに並列に
    調整用抵抗が配線されており、 該大部分の偏向器は同一の電源で駆動されることを特徴
    とする荷電粒子線光学系。
  7. 【請求項7】 転写領域が複数の副視野に分割されて形
    成されているマスクを通過してパターン化された荷電粒
    子線を、少なくとも2段のレンズと複数の偏向器で各副
    視野単位に試料面に転写を行う光学系であって;上記レ
    ンズ、及び、複数の偏向器のうちの大部分の偏向器は、
    各1台の制御電源で駆動され、かつ各副視野毎に、レン
    ズの電流比あるいは偏向器の偏向感度比を微調整できる
    機能を有することを特徴とする荷電粒子線光学系。
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