JPH1173171A - 液晶表示装置の駆動回路 - Google Patents

液晶表示装置の駆動回路

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JPH1173171A
JPH1173171A JP23513897A JP23513897A JPH1173171A JP H1173171 A JPH1173171 A JP H1173171A JP 23513897 A JP23513897 A JP 23513897A JP 23513897 A JP23513897 A JP 23513897A JP H1173171 A JPH1173171 A JP H1173171A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】データ信号線の電位の平均値の変動を一定の範
囲内に抑えることにより、TFTのオフ抵抗やソース・
ドレイン間容量が有限な値を取ることによって生じる表
示品位の劣化を抑制することができ、これにより、より
高品位な画像表示を行うことができる液晶表示パネルの
駆動回路を提供する。 【解決手段】階調電圧V8とそれを制御するアナログス
イッチASW8を新たに設け、デコーダDECの後段で
は、パルスTmにより、スイッチ制御信号S0〜S7の通
過の制御とアナログスイッチASW8の制御を行なう。
1水平走査期間の前半期間ではアナログスイッチASW
0〜ASW7の全てをオフとし、ASW8のみオンとな
り、後半期間ではデコーダDECの出力であるスイッチ
制御信号S0〜S7に応じてASW0〜ASW7のいずれか
がオンとなる。これによって、1前半期間でV8が出力
され、後半期間で本来の階調電圧V0〜V7のいずれかが
出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、TFT(Thin
FilmTransistor)素子等を用いたアク
ティブマトリクス型の液晶表示装置の駆動回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種の液晶表示装置では、2枚の基板
を対向配置し、これらの基板間に液晶を挟持している。
一方の基板には、マトリクス状に配列された複数の画素
電極と、このマトリクス配列の各列に沿って設けられた
それぞれのデータ信号線と、このマトリクス配列の各行
に沿って設けられた各ゲート信号線と、各画素電極に付
設されたそれぞれのスイッチング素子とを形成し、各ゲ
ート信号線を順次選択して、選択したゲート信号線に沿
って配列された各スイッチング素子をオンにし、各デー
タ信号線の信号電圧を該各スイッチング素子を通じて該
ゲート信号線に沿って配列された各画素電極に加えてい
る。また、他方の基板には、共通電極を形成し、この共
通電極に予め定められた電圧を加えている。これによっ
て、各画素電極と共通電極間にそれぞれの電圧が印加さ
れ、各画素電極からなる画面に画像が表示される。
【0003】ここで、各信号線にそれぞれの信号電圧を
印加するための従来の駆動回路の基本的な構成及び動作
原理について説明する。
【0004】図19は、従来の駆動回路の部分であっ
て、1本の信号線に8種類の信号電圧のいずれかを印加
するための回路部分を示している。この1本の信号線に
対応する回路部分を、以下の説明では、単位駆動回路と
称し、この単位駆動回路を液晶表示装置の全てのデータ
信号線について設けている。
【0005】この単位駆動回路は、3ビットのデジタル
画像データを標本化パルスTSMPの立ち上がりタイミン
グでサンプリングする標本化メモリMSMPと、水平同期
信号に同期するラッチストローブ信号LSの立ち上がり
タイミングで、標本化メモリMSMP内のデジタル画像デ
ータを取り込んで保持する保持メモリMHと、この保持
メモリMH内のデジタル画像データを該データの値に対
応する電圧に変換して出力する出力回路OPCとを備え
ている。出力回路OPCには、駆動回路外部から8種類
の階調電圧V0〜V7が供給されている。
【0006】なお、ラッチストローブ信号LSは、液晶
表示装置における全てのデータ信号線に対応する各単位
駆動回路による各デジタル画像データの標本化(デジタ
ル画像データが標本化パルスTSMPの立ち上がりタイミ
ングで標本化メモリMSMPに取り込まれること)が終了
した後に与えられる。
【0007】図20は、出力回路OPCの具体的な回路
構成を示している。この出力回路OPCは、3ビットの
デジタル画像データを8つの各スイッチ制御信号S0
7に変換するデコーダDECと、これらのスイッチ制
御信号をそれぞれ入力して、各階調電圧V0〜V7をデー
タ信号線DLn(nはn列目のデータ信号線ということ
を示している。)に出力する各アナログスイッチAWS
0〜AWS7からなるスイッチ群とを備えている。
【0008】ここでは、保持メモリMH内のデータの値
に応じて、各スイッチ制御信号S0〜S7のいずれかが選
択され、この選択されたスイッチ制御信号によって1つ
のアナログスイッチがオンとなり、データの値に対応す
る1つの階調電圧が該出力回路OPCから出力される。
例えば、データーの値が[4]である場合、デコーダDE
Cの8つのスイッチ制御信号のうちのスイッチ制御信号
4のみが能動状態となり、アナログスイッチAWS4
みがオンとなる。これによって、階調電圧V4がアナロ
グスイッチAWS4を通じてデータ信号線へと出力され
る。
【0009】図21は、単位駆動回路から出力される信
号電圧POL、水平同期信号Hsync、水平同期信号Hsy
ncと同期する出力パルスであるラッチストローブ信号L
Sを示している。このラッチストローブ信号LSに同期
して、標本化メモリMSMP内のデータが保持メモリMH
取り込まれると同時に、この保持メモリMH内のデータ
が出力回路OPCに出力される。
【0010】信号電圧POLは、水平同期信号Hsyncと
同期して、各階調電圧+V0〜+V7,−V0〜−V7のい
ずれかに設定される。ここでは、正の各階調電圧+V0
〜+V7だけでなく、負の各階調電圧−V0〜−V7をも
設定しており、正と負を水平同期信号Hsyncに同期して
交互に供給している。また、各階調電圧+V0〜+V7
−V0〜−V7のうちの共通電極電圧VCOMとの電位差が
最大である階調電圧+V0,−V0(階調データ[0]に対
応する)と、最小である階調電圧+V7,−V7(階調デ
ータ[7]に対応する)と、これらの中間の各階調データ
[2]、[5]に対応する各階調電圧+V2,−V2,+
5,−V5のみを示し、その他の各階調電圧+V1,+
3,+V4,+V6,−V1,−V3,−V4,−V5につ
いては省略している。
【0011】また、信号電圧POLは、水平同期信号H
syncに同期して、つまり液晶表示装置の各行(各ゲート
信号線)毎に、各階調電圧の正負を反転するばかりでな
く(行反転駆動法又はライン反転駆動法と称する)、各
フレーム(垂直期間)毎に、各階調電圧の正負を反転し
ているので、1つの行に着目すれば、各フレーム毎に、
各階調電圧の正負が反転している。
【0012】例えば、簡単化のために階調電圧+V0
−V0のみを用いる場合を考えると、図22に示す様
に、水平同期信号Hsync及び垂直同期信号Vsyncに同期
して、階調電圧+V0,−V0が順次反転する。
【0013】ところで、従来の駆動方法では、図21か
ら明らかな様に、ラッチストローブ信号LSと階調電圧
の変化点は一致している。これは、ラッチストローブ信
号LSによって新しいデータの出力が開始することから
必然的に定まる条件であり、これにより正負の信号電圧
のいずれを出力するにしても、駆動回路から信号電圧が
出力される期間を最大とすることができる。
【0014】図23は、2フレーム(垂直期間)に渡っ
て、1つのデータ信号線を通じて該データ信号線に沿う
各画素に階調データ[0]を書き込むときの信号電圧の波
形W0、1つのデータ信号線を通じて各画素に交互に階
調データ[0]、[7]を書き込むときの信号電圧の波
形W07、水平同期信号Hsync及び垂直同期信号Vsyn
cを示している。
【0015】図中、Vaは、1フレーム期間における信
号電圧の波形Wの平均電圧を示している。ここでは、
隣接するいずれのフレームでも平均電圧Vaは等しい値
となっている。
【0016】一方、データ信号線の各画素に階調データ
[0]、[7]を交互に書き込むときの信号電圧の波形
07の場合は、最初のフレームで、その平均電圧がVa
1であり、次のフレームで、その平均電圧がVa2とな
り、連接する各フレーム間で信号電圧波形の平均電圧が
異なる。
【0017】なお、図23の△Va(+)は、信号電圧
の波形W0の平均電圧Vaに対する信号電圧の波形W07
の平均電圧Va1の正方向へのずれ、△Va(−)は、
信号電圧の波形W0の平均電圧Vaに対する信号電圧の
波形W07の平均電圧Va2の負方向へのずれの大きさを
示している。
【0018】このようにデータ信号線の各画素に各階調
電圧V0とV7を交互に書き込む場合は、各フレーム毎
に、信号電圧の平均電圧が信号電圧の波形W0の平均電
圧Vaを中心として正側と負側との間で変動する。
【0019】図24は、画素の構造を説明するときに頻
繁に引用されている画素の等価回路を示している。図
中、CLCは画素容量と呼ばれ、画素電極、共通電極、及
びこれらの間に存在する誘電体(液晶)の比誘電率によ
って決定される容量であり、この容量の両電極間の電位
差が、実際に液晶に印加される電圧となる。また、Cs
は補助容量、Cgdはスイッチ素子(TFT)のゲート
電極とドレイン電極間に生じる浮遊容量である。
【0020】なお、補助容量Csを形成するために種々
の構造が提案されているが、ここでは、補助容量Csは
画素電極に接統された電極と共通電極と同電位の電極と
によって形成されるようになっている。
【0021】ところで、液晶の透過率は、画素電極と共
通電極の電圧差によって決定されるので、液晶に印加さ
れる電圧が保持される期間であるTFTのオフ期間中に
は、画素容量CLCの電荷は一定となる必要がある。図2
4に示した画素の等価回路においては、画素容量CLC
電荷に影響を与えるのは、共通電極及び当該画素のゲー
ト信号線の電位ということになり、これは即ち、データ
信号線の電圧は、表示品位に影響を与える要素からは除
外されていることを意味する。
【0022】従って、理想的なTFTのオフ期間におけ
る議論では、図23の信号電圧の波形W0の様に、連続
した各フレーム間でデータ信号線の平均電圧が等しくな
る場合でも、信号電圧の波形W07の様に、連続した各フ
レーム間でデータ信号線の平均電圧が異なる場合でも、
そのこと自体が表示品位に影響を与えることはないと言
えるのである。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】以上の様に、従来の駆
動方法では、データ信号線の電位は、TFTがオフとな
った後の画素電極の電位には影響を与えないものと見な
していた。これを換言すれば、スイッチ素子であるTF
Tのオフ抵抗を無限大と見なし、容量成分を零と見なし
ていたことになる。
【0024】勿論、現実のTFTでは、そのような理想
的な状態にあることはありえず、TFTのオフ抵抗や容
量成分の現実的な値が必ず存在する。その程度は、TF
Tの材料や構造等の構成に依存し、その程度が大きい場
合、つまりTFTのオフ抵抗が小さく、容量成分が大き
い場合は、図24の等価回路を前提として決定された駆
動タイミング、駆動波形等に何らかの補正を行う必要性
が生じる。
【0025】図25は、TFTのオフ抵抗、及びTFT
のソースとドレイン間の容量を考慮して求めた画素の等
価回路を示す。この図25の等価回路を前提とした場合
は、オフ抵抗Roff及びソースとドレイン間の容量Csd
を通して、データ信号線の電位が画素容量CLCの電極の
電荷量に影響を及ぼすことが分かる。
【0026】液晶表示装置の表示品位の劣化をもたらし
始めるTFTのオフ抵抗Roffの大きさ、並びにTFT
のソースとドレイン間の容量Csdの大きさを一概には言
うことはできない。その劣化の程度は、表示装置の液晶
材料、表示し得る階調数のみならず、表示パターンにも
依存する。それゆえに、表示装置としての使用目的にま
で依存し、絶対的な基準というものは存在しないのであ
る。
【0027】次に、具体的な例を挙げて従来の駆動方式
における問題点について説明する。
【0028】図26は、従来の駆動方法の適用を前提と
して、TFTのソース・ドレイン間の容量Csdに基づく
無視できない不具合を招き得る表示パターンを例示して
いる。
【0029】この図26の表示パターンにおいて、その
中央の窓領域Eは、その全面に渡って階調データ[7]
に対応する均一な表示となっている。また、その周辺領
域A,B,C,Dは、階調データ[0]と階調データ
[7]に対応するそれぞれの階調を各画素に交互に割り
振ってなる図27に示す様な市松模様の表示となってい
る。
【0030】このような場合、図26に示す様に窓領域
Eの上下の各領域C,Dの階調が全体的に変化してしま
う。これは、窓領域Eを通る各データ信号線と窓領域E
から外れる各データ信号線間で、データ信号線の平均電
圧が異なり、データ信号線の電位が画素電極の電位に与
える影響が異なるためである。
【0031】図28は、図26に示す表示状態での、窓
領域Eとその上下の周辺領域C,Dを通るデータ信号線
DLの信号電圧波形(駆動回路の出力)と、その平均電
圧の変動を2つのフレーム期間に渡って示したものであ
る。
【0032】なお、帰線期間中の駆動回路の出力は、同
一階調に対応する正負の電圧を交互に出力するものとし
て、図28には平均電圧のみを示している。各画素電極
の電位に対するデータ信号線の電位の影響の相異を評価
するには、t1〜t4’の全期間における電位の差を評
価すればよい。
【0033】ここで、図26の位置Xの画素容量を充電
する水平期間が図28の期間xであるならば、次のフレ
ーム期間における期間x’には、位置Xの画素容量が逆
の極性に充電される。
【0034】期間t1における期間x以降の残りの期
間、及び期間t3では、データ信号線の平均電位と画素
Xの電位との電位差が小さくなっており、それらの期
間、データ信号線の電位の影響は小さい。また、期間t
1’における期間x’までの期間では、データ信号線の
平均電位と画素Xの電位との電位差が大きくなり、その
期間、データ信号線の電位の影響は大きい。
【0035】期間t1における期間x以降の残りの期
間、期間t3、及び期間t1’における期間x’までの
期間において、共通電極に対する画素Xの電位の低下
は、同一走査線上の領域A,Bの画素(図23のW07
参照)と同じであるので、データ信号線の電位の影響も
同じであると言える。
【0036】これに対して、期間t2においては、デー
タ信号線の平均電位が正負の階調電圧の中心電位である
から、共通電極に対する画素Xの電位の低下は、同一走
査線上の領域A,Bの画素と比べると大きくなる(領域
A,Bのデータ信号線の平均電位は、期間t2と各期間
t1,t3間で同一となる)。なお、期間t4は、帰線
期間中であって、この期間においては、画素Xの電位の
低下が同一走査線上の領域A,Bの画素と同じであるの
で、データ信号線の電位の影響も同じである。
【0037】この結果、期間xから期間x’までの期間
において、パターンEの上側の領域Cでは、領域A,B
に対して、階調が薄くなるように観測される。以上の説
明は、期間x’から期間xまでの期間においても同様で
ある。
【0038】一方、E領域の下側である画素Yに着目す
ると、期間t1’、及び期間t3’における期間y’ま
での期間では、データ信号線の平均電位と画素Yの電位
との電位差が大きくなっており、それらの期間、データ
信号線の電位の影響は大きい。また、期間t3における
期間y以降の残りの期間では、データ信号線の平均電位
と画素Yの電位との電位差が小さくなっており、その期
間、データ信号線の電位の影響は小さい。
【0039】期間t3における期間y以降の期間、期間
t1’、及び期間t3’における期間y’までの期間に
おいて、共通電極に対する画素Yの電位の低下は、同一
走査線上の領域A,Bの画素と同じであるので、データ
信号線の電位の影響も同じであると言える。
【0040】これに対して、期間t2’においては、デ
ータ信号線の平均電位が正負の階調電圧の中心電位であ
るから、共通電極に対する画素Yの電位の低下は、同一
走査線上の領域A,Bの画素と比べると小さくなる(領
域A,Bのデータ信号線の平均電位は、期間t2’と各
期間t1’,t3’間で同一となる)。なお、期間t4
は、帰線期間中であって、画素Yの電位の低下が同一走
査線上の領域A,Bの画素と同じであるので、データ信
号線の電位の影響も同じである。
【0041】この結果、期間yから期間y’までの期間
において、パターンEの上側の領域Cでは、領域A,B
に対して、階調が濃くなるように観測される。以上の説
明は、期間y’から期間yまでの期間においても同様で
ある。
【0042】この様な作用によって、領域C,Dの階調
変化が発生するのである。
【0043】本発明は、上記従来の課題を解決するため
になされたもので、データ信号線の電位の平均値の変動
を一定の範囲内に抑えることにより、TFTのオフ抵抗
やソース・ドレイン間の容量が有限な値であることを原
因として生じる表示品位の劣化を抑制することができ、
これにより、より高品位な画像表示を行うことができる
液晶表示表示装置の駆動回路を提供することを目的とす
る。
【0044】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、マトリクス状に配列された複数の画素電
極と、このマトリクス配列の各列に沿って設けられたそ
れぞれのデータ信号線と、このマトリクス配列の各行に
沿って設けられた各ゲート信号線と、各画素電極に付設
されたそれぞれのスイッチング素子とを備え、各ゲート
信号線を順次選択して、選択したゲート信号線に沿って
配列された各スイッチング素子をオンにし、各データ信
号線の信号電圧を該各スイッチング素子を通じて該ゲー
ト信号線に沿って配列された各画素電極に与える液晶表
示装置の駆動回路において、各データ信号線の信号電圧
をゲート信号線に沿って配列された各スイッチング素子
を通じて各画素電極に与える期間を前半期間と後半期間
に分割して、前半期間には該各データ信号線から該各ス
イッチング素子を通じて該各画素電極に予め定められた
各補正電圧のいずれかを加え、後半期間には該各データ
信号線から該各スイッチング素子を通じて該各画素電極
にそれぞれの信号電圧を加え、各ゲート信号線の選択の
度にデータ信号線に加えられる各前半期間の補正電圧の
平均値が略一定となる様に、各前半期間の補正電圧を定
めている。
【0045】この様な構成によれば、各データ信号線の
信号電圧をゲート信号線に沿って配列された各スイッチ
ング素子を通じて各画素電極に与える期間を前半期間と
後半期間に分割して、各ゲート信号線の選択の度にデー
タ信号線に加えられる各前半期間の補正電圧の平均値が
略一定となる様に、各前半期間の補正電圧を定めてい
る。このため、データ信号線の電位の平均値の変動を一
定の範囲内に抑えることができ、TFTのオフ抵抗やソ
ース・ドレイン間の容量が有限な値であることを原因と
して生じる表示品位の劣化を抑制して、より高品位な画
像表示を行うことができる。
【0046】また、信号電圧は、予め定められた各階調
レベルに対応するそれぞれの電圧のいずれかであって、
補正電圧は、該各階調レベルに対応するそれぞれの電圧
から選択されても良い。
【0047】更に、補正電圧は、各階調レベルに対応す
るそれぞれの電圧のうちの2つ以上であっても良い。
【0048】
【発明の実施の形態】
(本発明の基本原理)本発明の基本原理について説明す
る。本発明においては、各データ信号線の信号電圧をゲ
ート信号線に沿って配列された各スイッチング素子を通
じて各画素電極に与える期間、例えば1水平走査期間を
前半期間と後半期間に分割して、前半期間には該各デー
タ信号線から該各スイッチング素子を通じて該各画素電
極に予め定められた補正電圧を加え、後半期間には該各
データ信号線から該各スイッチング素子を通じて該各画
素電極にそれぞれの信号電圧を加える。
【0049】これによって、1つのデータ信号線を通じ
て該データ信号線に沿う各画素に与えられる電圧波形W
が図18に示す様なものとなる。この図18は、各画素
に与えられる電圧波形Wと共に、水平同期信号Hsync、
垂直同期信号Vsync、及び各ゲート信号線に加えられる
各ゲート信号G(n),G(n+1),……を示している。
【0050】図18の電圧波形Wから明らかな様に、1
水平走査期間の前半期間に、補正電圧を加え、1水平走
査期間の後半期間に、信号電圧を加えている。また、各
水平走査期間毎に、補正電圧が正と負に交互に反転して
いる。このため、各水平走査期間の前半期間のみを通し
て見た場合、各水平走査期間の前半期間の補正電圧の平
均値が一定の値(ここでは0)となる。あるいは、各水
平走査期間の前半期間及び後半期間を共に通して見た場
合でも、各水平走査期間の補正電圧及び信号電圧の平均
値は、図28に示す従来の場合よりも0に近づいて改善
される。
【0051】ここで、1水平走査期間に対する前半期間
の占める割合が大きい程、各水平走査期間の前半期間及
び後半期間を共に通して見たときの補正電圧及び信号電
圧の平均値がより改善される。以上により、画像データ
の如何に拘わらず、全ての画素に対するデータ信号線の
平均電位は一定の電位に近づき、TFTのオフ抵抗やソ
ース・ドレイン間の容量が有限な値であるを原因として
生じる表示品位の劣化を抑制することができる。
【0052】なお、データ信号線を通して各画素に与え
られる各補正電圧及び各信号電圧を除く他の各信号のタ
イミングは、従来の液晶表示装置のものと同一である。
【0053】図18には、各ゲート信号線に加えられる
各ゲート信号G(n),G(n+1),……を示している。本発
明では、ゲート信号が1水平期間にわたってハイレベル
となるので、各画素には、1水平期間の前半期間及び後
半期間で補正電圧及び信号電圧が順次加えられる。各水
平走査期間毎に、補正電圧及び信号電圧の極性が共に切
り替わるので、画素に加えられる電圧は、1水平期間の
前半期間に引き続く後半期間で目的の電圧に達する。
【0054】(第1実施形態)図1は、この発明の駆動
回路の第1実施形態を示している。この実施形態の駆動
回路は、図19の単位駆動回路の代わりに用いられるも
のであって、出力回路として、デコーダDEC、各アン
ド回路AN0〜AN7、インバータIV、及び各アナログ
スイッチASW0〜ASW8を備えている。また、標本化
メモリMSMP、及び保持メモリMHは、図19の単位駆動
回路のものと同一である。
【0055】デコーダDECから出力された各スイッチ
制御信号S0〜S7は、各アンド回路AN0〜AN7に入力
される。各アンド回路AN0〜AN7は、パルスTmに応
答して、デコーダDECから各アナログスイッチASW
0〜ASW7へと伝達される各スイッチ制御信号S0〜S7
を通過させたり遮断する。インバータIVは、パルスT
mを反転して出力しており、この出力に応答して、アナ
ログスイッチASW8がオンとなる。
【0056】この様な構成において、1水平走査期間の
前半期間には、パルスTmに応答して、各アンド回路A
0〜AN7がオフとなると共に、インバータIVの出力
に応答して、アナログスイッチASW8がオンとなり、
電圧V8が補正電圧としてデータ信号線に出力される。
また、1水平走査期間の後半期間には、パルスTmに応
答して、各アンド回路AN0〜AN7がオンとなって、各
スイッチ制御信号S0〜S7のいずれかが送出されて、各
アナログスイッチASW0〜ASW7のいずれかがオンと
なり、各階調電圧V0〜V7のいずれかが信号電圧として
出力され、またインバータIVの出力に応答して、アナ
ログスイッチASW8がオフとなる。
【0057】補正電圧V8は、基本的には各階調電圧の
いずれでも構わないが、中間の階調電圧を選択するのが
好ましい。
【0058】図2は、n列目のデータ信号線DLnに電
圧を出力する図1の駆動回路における各信号のタイミン
グを示している。ここでは、水平同期信号Hsync、デジ
タル画像データDATA(簡略化して示している)、標
本化パルスTSMP、標本化メモリMSMPに取り込まれる各
画像データ、ラッチストローブ信号LS、保持メモリM
Hに取り込まれる各画像データ、パルスTm、極性信号
POL、及び信号電圧VCOMを示している。
【0059】各水平走査期間の度に、n列目のデータ信
号線に対して、各デジタル画像データDATA,,
,,…が順次伝送されてくると、各水平走査期間の
n番目の標本化パルスTSMP(n)の度に、これらのデ
ジタル画像データDATAを標本化記憶手段MSMPに逐
次サンプリングし、各水平走査期間のラッチストローブ
信号LSに応答して、これらのデジタル画像データDA
TAを保持記憶手段MHに逐次ラッチして、保持記憶手
段MH内のデジタル画像データDATAをデコーダDE
Cに与える。デコーダDECは、デジタル画像データD
ATAに応じて、各スイッチ制御信号S0〜S7のうちの
いずれかを送出する。
【0060】1水平走査期間の前半期間には、パルスT
mが「0」であって、各アンド回路AN0〜AN7がオフ
となり、インバータIVの出力が「1」となって、アナ
ログスイッチASW8がオンとなり、補正電圧V8がデー
タ信号線に出力される。また、1水平走査期間の後半期
間には、パルスTmが「1」であって、各アンド回路A
0〜AN7がオンとなり、各スイッチ制御信号S0〜S7
のうちのいずれかが送出されて、各アナログスイッチA
SW0〜ASW7のいずれかがオンとなり、各階調電圧V
0〜V7のいずれかが信号電圧として出力され、またイン
バータIVの出力が「0」となって、アナログスイッチ
ASW8がオフとなる。
【0061】ここで、極性信号POLは、水平同期信号
Hsyncに同期しており、補正電圧V8及び各階調電圧V0
〜V7の極性が極性信号POLに同期して反転してい
る。したがって、1水平走査期間の前半期間及び後半期
間に補正電圧+V8及び各階調電圧+V0〜+V7のいず
れかがデータ信号線に出力されると、次の水平走査期間
の前半期間及び後半期間に補正電圧−V8及び各階調電
圧−V0〜−V7のいずれかがデータ信号線に出力され
る。
【0062】これによって、本発明の基本原理で述べた
様に、各水平走査期間の前半期間のみを通して見た場
合、各水平走査期間の前半期間の補正電圧±V8の平均
値が0となる。あるいは、各水平走査期間の前半期間及
び後半期間を共に通して見た場合でも、各水平走査期間
の補正電圧±V8及び信号電圧±V0〜±V7の平均値
は、0に近づく。
【0063】(第2実施形態)図3は、この発明の駆動
回路の第2実施形態における出力回路を示している。こ
の実施形態の回路は、図1の回路におけるアンド回路A
3の代わりに、オア回路NOを設けると共に、インバ
ータIVを削除している。また、標本化メモリMSMP
び保持メモリMHを備えているが、これらを示していな
い。
【0064】この様な構成において、1水平走査期間の
前半期間には、パルスTmに応答して、各アンド回路A
0〜AN2,AN4〜AN7がオフとなり、このパルスT
mを反転したものがオア回路NOからアナログスイッチ
ASW3に加えられて、このアナログスイッチASW3
オンとなり、階調電圧V3が補正電圧としてデータ信号
線に出力される。また、1水平走査期間の後半期間に
は、パルスTmに応答して、各アンド回路AN0〜A
2,AN4〜AN7がオンとなり、各スイッチ制御信号
0〜S7のいずれかが各アンド回路AN0〜AN2,AN
4〜AN7及びオア回路NOを介して送出されて、各アナ
ログスイッチASW0〜ASW7のいずれかがオンとな
り、各階調電圧V0〜V7のいずれかが信号電圧として出
力される。
【0065】したがって、1水平走査期間の前半期間に
は、階調電圧V3が補正電圧として出力され、後半期間
には、各階調電圧V0〜V7のいずれかが出力される。
【0066】なお、この実施形態では、補正電圧とし
て、階調電圧V3を用いているが、この階調電圧V3の代
わりに、他の各階調電圧のいずれを用いても構わない。
ただし、各階調電圧が液晶に印加されることを考える
と、中間の階調レベルが好ましい。
【0067】図4は、n列目のデータ信号線DLnに電
圧を出力する図3の駆動回路における各信号のタイミン
グを示している。図4において、各水平走査期間の度
に、n列目のデータ信号線に対して、各デジタル画像デ
ータDATA,,,,…が順次伝送されてくる
と、各水平走査期間のn番目の標本化パルスT
SMP(n)の度に、これらのデジタル画像データDAT
Aを標本化記憶手段MSMPに逐次サンプリングし、各水
平走査期間のラッチストローブ信号LSに応答して、こ
れらのデジタル画像データDATAを保持記憶手段MH
に逐次ラッチして、保持記憶手段MH内のデジタル画像
データDATAをデコーダDECに与える。デコーダD
ECは、デジタル画像データDATAに応じて、各スイ
ッチ制御信号S0〜S7のうちのいずれかを送出する。
【0068】1水平走査期間の前半期間には、パルスT
mが「0」であって、各アンド回路AN0〜AN2,AN
4〜AN7がオフとなり、このパルスTmを反転した
「1」がオア回路NOからアナログスイッチASW3
加えられて、このアナログスイッチASW3がオンとな
り、補正電圧V3がデータ信号線に出力される。また、
1水平走査期間の後半期間には、パルスTmが「1」で
あって、各アンド回路AN0〜AN2,AN4〜AN7がオ
ンとなり、各スイッチ制御信号S0〜S7のうちのいずれ
かが各アンド回路AN0〜AN2,AN4〜AN7及びオア
回路NOを介して送出されて、各アナログスイッチAS
0〜ASW7のいずれかがオンとなり、各階調電圧V0
〜V7のいずれかが信号電圧として出力される。
【0069】また、極性信号POLに同期して、各階調
電圧V0〜V7の極性が反転しており、1水平走査期間の
前半期間及び後半期間に補正電圧+V3及び各階調電圧
+V0〜+V7のいずれかがデータ信号線に出力される
と、次の水平走査期間の前半期間及び後半期間に補正電
圧−V3及び各階調電圧−V0〜−V7のいずれかがデー
タ信号線に出力される。
【0070】(第3実施形態)図5は、この発明の駆動
回路の第3実施形態を示している。この実施形態の駆動
回路は、出力回路として、デコーダDEC-1、及び各ア
ナログスイッチASW0〜ASW8を備えている。また、
標本化メモリMSMP及び保持メモリMHを備えているが、
これらを示していない。
【0071】デコーダDEC-1は、3ビットのデジタル
画像データDATAのみでなく、パルスTmを入力し、
デジタル画像データDATA及びパルスTmを復号化し
て、9種類の各スイッチ制御信号S0〜S8のいずれかを
出力する。
【0072】このデコーダDEC-1の入出力の関係を図
6に示す。この図6から明らかな様に、1水平走査期間
の前半期間、つまりパルスTmが「0」のときには、デ
コーダDEC-1からスイッチ制御信号S8が送出され
て、アナログスイッチASW8がオンとなり、電圧V8
補正電圧としてデータ信号線に出力される。また、1水
平走査期間の後半期間には、つまりパルスTmが「1」
のときには、3ビットのデジタル画像データDATAに
応じて、各スイッチ制御信号S0〜S7のうちのいずれか
がデコーダDEC-1から送出され、各アナログスイッチ
ASW0〜ASW7のいずれかがオンとなり、各階調電圧
0〜V7のいずれかが信号電圧として出力される。
【0073】この第3実施形態の駆動回路における各信
号のタイミングは、図1の駆動回路と同様であり、図2
に示す様なものとなるので、説明を省略する。
【0074】(第4実施形態)図7は、この発明の駆動
回路の第4実施形態を示している。この実施形態の駆動
回路は、出力回路として、デコーダDEC-2、及び各ア
ナログスイッチASW0〜ASW7を備えている。また、
標本化メモリMSMP及び保持メモリMHを備えているが、
これらを示していない。
【0075】デコーダDEC-2は、図5のデコーダDE
C-1と比較すると、1種類少ない8種類の各スイッチ制
御信号S0〜S7のいずれかを出力する。これに伴い、各
アナログスイッチASW0〜ASW7も8個となってい
る。
【0076】このデコーダDEC-2の入出力の関係を図
8に示す。この図8から明らかな様に、1水平走査期間
の前半期間で、パルスTmが「0」のときには、デコー
ダDEC-1からスイッチ制御信号S3が送出されて、ア
ナログスイッチASW3がオンとなり、階調電圧V3が補
正電圧としてデータ信号線に出力される。また、1水平
走査期間の後半期間で、パルスTmが「1」のときに
は、3ビットのデジタル画像データDATAに応じて、
各スイッチ制御信号S0〜S7のうちのいずれかがデコー
ダDEC-2から送出され、各アナログスイッチASW0
〜ASW7のいずれかがオンとなり、各階調電圧V0〜V
7のいずれかが信号電圧として出力される。
【0077】この第4実施形態の駆動回路における各信
号のタイミングは、図3の駆動回路と同様であり、図4
に示す様なものとなるので、説明を省略する。
【0078】(第5実施形態)図9は、この発明の駆動
回路の第5実施形態を示している。この実施形態の駆動
回路は、出力回路として、各アンド回路AN1,AN2
オア回路NO、デコーダDEC、及び各アナログスイッ
チASW0〜ASW7を備えている。
【0079】この様な構成において、1水平走査期間の
前半期間で、パルスTmが「0」のときには、各アンド
回路AN1,AN2がオフとなり、オア回路NOから
「1」が出力され、「001」が3ビットのデジタル画
像データD0〜D2としてデコーダDECに入力され、こ
れに応答して、このデコーダDECからはスイッチ制御
信号S4が送出されて、アナログスイッチASW4がオン
となり、階調電圧V4が補正電圧としてデータ信号線に
出力される。また、1水平走査期間の後半期間で、パル
スTmが「1」のときには、各アンド回路AN1,AN2
がオンとなり、3ビットの画像データDATAが各アン
ド回路AN1,AN2及びオア回路NOを介してデコーダ
DECに入力され、各アナログスイッチASW0〜AS
7のいずれかがオンとなり、各階調電圧V0〜V7のい
ずれかが信号電圧として出力される。
【0080】この第5実施形態の駆動回路における各信
号のタイミングは、図3の駆動回路と同様であり、図4
に示す様なものとなるので、説明を省略する。
【0081】(第6実施形態)図10は、この発明の駆
動回路の第6実施形態を示している。この実施形態の駆
動回路は、出力回路として、アンド回路AN1、オア回
路NO、デコーダDEC、及び各アナログスイッチAS
0〜ASW7を備えている。
【0082】この様な構成においては、パルスTmが
「0」のときには、アンド回路AN1がオフとなり、オ
ア回路NOから「1」が出力され、3ビットのデジタル
画像データD0〜D2のうちの上位の2ビットD1,D2
「0」及び「1」に固定され、3ビットのデジタル画像
データD0〜D2として、「001」及び「101」のい
ずれかがデコーダDECに入力される。
【0083】したがって、1水平走査期間の前半期間
で、パルスTmが「0」のときには、アンド回路AN1
がオフとなり、オア回路NOから「1」が出力され、3
ビットのデジタル画像データD0〜D2として、「00
1」及び「101」のいずれかがデコーダDECに入力
され、これに応答して、このデコーダDECからは各ス
イッチ制御信号S4,S5のいずれかが出力され、各アナ
ログスイッチASW4,ASW5のいずれかがオンとな
り、各階調電圧V4,V5のいずれかが補正電圧として出
力される。また、1水平走査期間の後半期間で、パルス
Tmが「1」のときには、アンド回路AN1がオンとな
り、3ビットの画像データDATAがデコーダDECに
入力され、各アナログスイッチASW0〜ASW7のいず
れかがオンとなり、各階調電圧V0〜V7のいずれかが信
号電圧として出力される。
【0084】図11は、n列目のデータ信号線DLnに
電圧を出力する図10の駆動回路における各信号のタイ
ミングを示している。図10の駆動回路における各信号
のタイミングは、図4に示すものと略同様であるが、各
補正電圧が各階調電圧V4,V5のいずれかに設定される
点が異なる。
【0085】また、極性信号POLに同期して、各階調
電圧V0〜V7の極性が反転しており、1水平走査期間の
前半期間及び後半期間に各補正電圧+V4,+V5及び各
階調電圧+V0〜+V7が選択的にデータ信号線に出力さ
れると、次の水平走査期間の前半期間及び後半期間に各
補正電圧−V4,−V5及び各階調電圧−V0〜−V7が選
択的にデータ信号線に出力される。
【0086】ここで、1水平走査期間の前半期間には、
デジタル画像データのビットD0の値に応じて各階調電
圧±V4,±V5のいずれかが出力されることになり、こ
のため各水平走査期間の前半期間のみを通して見ると、
各水平走査期間の前半期間の補正電圧の平均値にバラツ
キを生じる。
【0087】しかしながら、各階調電圧±V4,±V5
電圧差は、表示品位上の点で、それほど問題とならず、
それよりもむしろアンド回路を1つ減らした分だけ、回
路構成が第5実施形態より簡素になると言う利点が生じ
る。
【0088】なお、この第6実施形態では、デジタル画
像データの上位の2ビットD1,D2を通過させたり遮断
し、下位のビットD0をそのまま通過させると言う制御
を行っているが、本発明はこれに限定されるものではな
く、デジタル画像データを構成する各ビットの少なくと
も1つを通過させたり遮断する制御を行なって、各水平
走査期間の前半期間の補正電圧の平均値が略一定となれ
ば良い。
【0089】(第7実施形態)図12は、この発明の駆
動回路の第7実施形態を示している。この実施形態の駆
動回路は、図1のインバータIVの代わりに、アンド回
路AN8を設け、アナログスイッチASW9を付設し、第
1パルスTmを各アンド回路AN0〜AN8に加えると共
に、第2パルスTm’をアンド回路AN8のみに加えて
いる。
【0090】図13は、n列目のデータ信号線DLnに
電圧を出力する図12の駆動回路における各信号のタイ
ミングの一例を示している。1水平走査期間の前半期間
で、第1パルスTmが「0」のときには、8つの各アン
ド回路AN0〜AN7がオフとなる。また、第1及び第2
パルスTm,Tm’が共に「0」のときには、他のアン
ド回路AN8から「1」が出力されて、アナログスイッ
チASW8のみがオンとなり、補正電圧V8がデータ信号
線に出力される。引き続いて、第2パルスTm’が
「1」になると、アンド回路AN8がオフとなり、この
第2パルスTm’がアナログスイッチASW9に加えら
れて、このアナログスイッチASW9のみがオンとな
り、補正電圧V9がデータ信号線に出力される。したが
って、1水平走査期間の前半期間には、各補正電圧
8,V9が順次交代で出力されることになる。
【0091】この後、1水平走査期間の後半期間で、第
1パルスTmが「1」、第2パルスTm’が「0」のと
きに、各アンド回路AN0〜AN7がオンとなり、各スイ
ッチ制御信号S0〜S7のうちのいずれかが送出されて、
各アナログスイッチASW0〜ASW7のいずれかがオン
となり、各階調電圧V0〜V7のいずれかが信号電圧とし
て出力される。また、アンド回路AN8がオフとなり、
アナログスイッチASW8がオフとなる。更に、第2パ
ルスTm’が「0」であるから、アナログスイッチAS
9もオフとなる。
【0092】また、各水平走査期間毎に、各補正電圧V
8,V9及び各階調電圧V0〜V7の極性が反転しており、
1水平走査期間の前半期間及び後半期間に各補正電圧+
8,+V9及び各階調電圧+V0〜+V7のいずれかがデ
ータ信号線に出力されると、次の水平走査期間の前半期
間及び後半期間に各補正電圧−V8,−V9及び各階調電
圧−V0〜−V7のいずれかがデータ信号線に出力され
る。このため、各水平走査期間の前半期間のみを通して
見た場合、各水平走査期間の前半期間の補正電圧±
8,±V9の平均値が0になる。あるいは、各水平走査
期間の前半期間及び後半期間を共に通して見た場合で
も、各水平走査期間の補正電圧±V8,±V9及び各信号
電圧±V0〜±V7の平均値は、0に近づく。
【0093】図14は、この実施形態の駆動回路におけ
る各信号のタイミングの他の例を示している。ここで
は、各水平走査期間毎に、前半期間で第1パルスTmが
「0」となり、後半期間で第1パルスTmが「1」とな
る。また、連続する2つの水平走査期間で、第2パルス
Tm’が「0」となり、引き続く他の2つの水平走査期
間の前半期間でのみ、第2パルスTm’が「1」とな
る。
【0094】この結果、連続する2つの水平走査期間に
おいては、各前半期間で、第1及び第2パルスTm,T
m’の「0」に応答して、アンド回路AN8から「1」
が出力され、アナログスイッチASW8のみがオンとな
り、各補正電圧±V8がデータ信号線に出力される。ま
た、各後半期間で、第1パルスTmの「1」に応答し
て、各スイッチ制御信号S0〜S7のうちのいずれかが送
出され、各アナログスイッチASW0〜ASW7のいずれ
かがオンとなり、各階調電圧±V0〜±V7のいずれかが
信号電圧として出力される。
【0095】引き続いて、他の2つの水平走査期間にお
いては、各前半期間で、第2パルスTm’の「1」に応
答して、アナログスイッチASW9のみがオンとなり、
各補正電圧±V9がデータ信号線に出力される。また、
各後半期間で、第1パルスTmの「1」に応答して、各
スイッチ制御信号S0〜S7のうちのいずれかが送出さ
れ、各アナログスイッチASW0〜ASW7のいずれかが
オンとなり、各階調電圧±V0〜±V7のいずれかが信号
電圧として出力される。
【0096】これによって、各水平走査期間の前半期間
のみを通して見た場合、各水平走査期間の前半期間の補
正電圧±V8,±V9の平均値が0になる。あるいは、各
水平走査期間の前半期間及び後半期間を共に通して見た
場合でも、各水平走査期間の各補正電圧±V8,±V9
び各信号電圧±V0〜±V7の平均値は、0に近づく。
【0097】なお、この第7実施形態と同様に、図5に
示す駆動回路においても、複数種類の補正電圧を設定す
ると共に、第1及び第2パルスTm,Tm’を設定して
おけば、これらのパルスTm,Tm’をデコーダDEC
-1に入力して、各補正電圧のいずれかを選択して逐次出
力することができる。また、3種類以上の補正電圧を設
定しておき、これらの補正電圧のいずれかを選択して逐
次出力することも容易に成し得る。
【0098】(第8実施形態)図15は、この発明の駆
動回路の第8実施形態を示している。この実施形態の駆
動回路は、図3のアンド回路AN0の代わりに、各アン
ド回路AN01,AN02及びオア回路NO01を設ける
と共に、アンド回路AN7の代わりに、アンド回路AN
11及びオア回路NO11を設け、第1パルスTmを各アン
ド回路AN01,AN02,AN11及び各アンド回路AN1
〜AN6に加えると共に、第2パルスTm’をアンド回
路AN01,AN11及びオア回路NO11に加えている。
【0099】図16は、この実施形態の駆動回路におけ
る各信号のタイミングの一例を示している。1水平走査
期間の前半期間で、第1パルスTmが「0」のときに
は、6つの各アンド回路AN1〜AN6がオフとなる。ま
た、第1及び第2パルスTm,Tm’が共に「0」のと
きには、アンド回路AN01及びオア回路NO01から
「1」が出力されて、アナログスイッチASW0のみが
オンとなり、補正電圧V0がデータ信号線に出力され
る。引き続いて、第2パルスTm’が「1」になると、
オア回路NO11から「1」が出力されて、アナログスイ
ッチASW7のみがオンとなり、補正電圧V7がデータ信
号線に出力される。したがって、1水平走査期間の前半
期間には、各補正電圧V0,V7が順次交代で出力される
ことになる。
【0100】この後、1水平走査期間の後半期間で、第
1パルスTmが「1」、第2パルスTm’が「0」のと
きには、アンド回路AN01がオフとなり、かつ各アンド
回路AN02,AN11及び各アンド回路AN1〜AN6がオ
ンとなり、各スイッチ制御信号S0〜S7のうちのいずれ
かがオア回路NO01、各アンド回路AN1〜AN6及びオ
ア回路NO11のいずれかを介して送出されて、各アナロ
グスイッチASW0〜ASW7のいずれかがオンとなり、
各階調電圧V0〜V7のいずれかが信号電圧として出力さ
れる。
【0101】また、各水平走査期間毎に、各補正電圧V
0,V7及び各階調電圧V0〜V7の極性が反転しているの
で、各水平走査期間の前半期間のみを通して見た場合、
各水平走査期間の前半期間の補正電圧±V0,±V7の平
均値が0になる。あるいは、各水平走査期間の前半期間
及び後半期間を共に通して見た場合でも、各水平走査期
間の補正電圧±V0,±V7及び各信号電圧±V0〜±V7
の平均値は、0に近づく。
【0102】図17は、この実施形態の駆動回路におけ
る各信号のタイミングの他の例を示している。ここで
は、各水平走査期間毎に、前半期間で第1パルスTmが
「0」となり、後半期間で第1パルスTmが「1」とな
る。また、連続する2つの水平走査期間で、第2パルス
Tm’が「0」となり、引き続く他の2つの水平走査期
間の前半期間でのみ、第2パルスTm’が「1」とな
る。
【0103】この結果、連続する2つの水平走査期間に
おいては、各前半期間で、第1及び第2パルスTm,T
m’の「0」に応答して、アンド回路AN01及びオア回
路NO01から「1」が出力され、アナログスイッチAS
0のみがオンとなり、各補正電圧±V0がデータ信号線
に出力される。また、各後半期間で、第1パルスTmの
「1」に応答して、アンド回路AN01がオフとなり、か
つ各アンド回路AN02,AN11及び各アンド回路AN1
〜AN6がオンとなり、各スイッチ制御信号S0〜S7
うちのいずれかがオア回路NO01、各アンド回路AN1
〜AN6及びオア回路NO11のいずれかを介して送出さ
れて、各アナログスイッチASW0〜ASW7のいずれか
がオンとなり、各階調電圧V0〜V7のいずれかが信号電
圧として出力される。
【0104】引き続いて、他の2つの水平走査期間にお
いては、各前半期間で、第2パルスTm’の「1」がオ
ア回路NO11を介してアナログスイッチASW7に加え
られ、このアナログスイッチASW7のみがオンとな
り、各補正電圧±V7がデータ信号線に出力される。ま
た、各後半期間で、第1パルスTmの「1」に応答し
て、アンド回路AN01がオフとなり、かつ各アンド回路
AN02,AN11及び各アンド回路AN1〜AN6がオンと
なり、各スイッチ制御信号S0〜S7のうちのいずれかが
送出されて、各アナログスイッチASW0〜ASW7のい
ずれかがオンとなり、各階調電圧V0〜V7のいずれかが
信号電圧として出力される。
【0105】これによって、各水平走査期間の前半期間
のみを通して見た場合、各水平走査期間の前半期間の各
補正電圧±V0,±V7の平均値が0になる。あるいは、
各水平走査期間の前半期間及び後半期間を共に通して見
た場合でも、各水平走査期間の各補正電圧±V0,±V7
及び各信号電圧±V0〜±V7の平均値は、0に近づく。
【0106】なお、この第8実施形態と同様に、図7に
示す駆動回路においても、第1及び第2パルスTm,T
m’を設定し、これらのパルスTm,Tm’をデコーダ
DEC-2に入力すれば、各階調電圧のうちから2つを補
正電圧として選択して逐次出力することができる。ま
た、各階調電圧のうちから3つ以上を補正電圧として選
択して逐次出力することも容易に成し得る。
【0107】なお、本発明は、上記各実施形態に限定さ
れるものでなく、多様に変形することができる。例え
ば、今回は3ビットのデジタル画像データを例示してい
るが、2ビット、あるいは4ビット以上のデジタル画像
データであって、より多くの階調電圧を選択的に出力す
る構成であっても良い。
【0108】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、液
晶表示パネルにおけるTFTのソース・ドレイン間の抵
抗と容量を原因として、データ信号線の電位が画素の電
位(電荷)に与える影響によって生じる表示の不具合の
発生を防止することができる。また、従来の駆動回路に
対して、あまり複雑な構成とすることなく実現できる。
さらに、本発明の駆動回路は、パルスのタイミングを変
えることにより、従来の駆動回路の出力波形を実現する
こともできる。つまり、用途によって使い分けることが
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の駆動回路の第1実施形態を示すブロ
ック図
【図2】図1の駆動回路における各信号のタイミングを
示すタイミングチャート
【図3】この発明の駆動回路の第2実施形態を示すブロ
ック図
【図4】図2の駆動回路における各信号のタイミングを
示すタイミングチャート
【図5】この発明の駆動回路の第3実施形態を示すブロ
ック図
【図6】図5の駆動回路におけるデコーダの入出力関係
を示す図
【図7】この発明の駆動回路の第4実施形態を示すブロ
ック図
【図8】図7の駆動回路におけるデコーダの入出力関係
を示す図
【図9】この発明の駆動回路の第5実施形態を示すブロ
ック図
【図10】この発明の駆動回路の第6実施形態を示すブ
ロック図
【図11】図10の駆動回路における各信号のタイミン
グを示すタイミングチャート
【図12】この発明の駆動回路の第7実施形態を示すブ
ロック図
【図13】図12の駆動回路における各信号のタイミン
グを示すタイミングチャート
【図14】図12の駆動回路における各信号のタイミン
グの他の例を示すタイミングチャート
【図15】この発明の駆動回路の第8実施形態を示すブ
ロック図
【図16】図15の駆動回路における各信号のタイミン
グを示すタイミングチャート
【図17】図15の駆動回路における各信号のタイミン
グの他の例を示すタイミングチャート
【図18】この発明の駆動回路における各信号のタイミ
ングを示すタイミングチャート
【図19】従来の駆動回路を示すブロック図
【図20】図19の駆動回路における出力回路を示すブ
ロック図
【図21】図19の駆動回路における各信号のタイミン
グの一例を示すタイミングチャート
【図22】図19の駆動回路における各信号のタイミン
グの他の例を示すタイミングチャート
【図23】図19の駆動回路における各信号のタイミン
グの別の例を示すタイミングチャート
【図24】画素の構造を示す等価回路
【図25】画素の構造を示す他の等価回路
【図26】液晶表示装置の画面の表示パターンを示す図
【図27】図26の表示パターンを拡大して示す図
【図28】図19の駆動回路における各信号のタイミン
グの更に他の例を示すタイミングチャート
【符号の説明】
SMP 標本化パルス MSMP 標本化メモリ LS ラッチストローブ信号 MH 保持メモリ OPC 出力回路 V0〜V9 階調電圧 S0〜S8 スイッチ制御信号 DEC デコーダ DL データ信号線 AWS0〜AWS9 アナログスイッチ Hsync 水平同期信号 VCOM 共通電極電圧 Vsync 垂直同期信号 W0 データ信号線を通じて画素に表示データ[0]を
書き込む場合の駆動波形 W07 データ信号線を通じて画素に交互に表示データ
[0]、[7]を書き込む場合の駆動波形 Va 1フレーム期間の出力波形W0の平均電圧 Val W07の最初のフレームの平均電圧 Va2 W07の次のフレームの平均電圧 △Va(+) Vaに対するVa1の正方向へのずれ △Va(−) Vaに対するVa2の負方向へのずれ CLC 画素容量 Cs 補助容量 Cgd TFTのゲート電極とドレイン電極とによって
生じる浮遊容量 Roff オフ抵抗 Csd TFTのソース電極とドレイン電極とによって
生じる浮遊容量 POL 極性信号 D0〜D2 3ビットのデジタル画像データ Tm、Tm’ パルス

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マトリクス状に配列された複数の画素電
    極と、このマトリクス配列の各列に沿って設けられたそ
    れぞれのデータ信号線と、このマトリクス配列の各行に
    沿って設けられた各ゲート信号線と、各画素電極に付設
    されたそれぞれのスイッチング素子とを備え、各ゲート
    信号線を順次選択して、選択したゲート信号線に沿って
    配列された各スイッチング素子をオンにし、各データ信
    号線の信号電圧を該各スイッチング素子を通じて該ゲー
    ト信号線に沿って配列された各画素電極に与える液晶表
    示装置の駆動回路において、 各データ信号線の信号電圧をゲート信号線に沿って配列
    された各スイッチング素子を通じて各画素電極に与える
    期間を前半期間と後半期間に分割して、前半期間には該
    各データ信号線から該各スイッチング素子を通じて該各
    画素電極に予め定められた各補正電圧のいずれかを加
    え、後半期間には該各データ信号線から該各スイッチン
    グ素子を通じて該各画素電極にそれぞれの信号電圧を加
    え、 各ゲート信号線の選択の度にデータ信号線に加えられる
    各前半期間の補正電圧の平均値が略一定となる様に、各
    前半期間の補正電圧を定める液晶表示装置の駆動回路。
  2. 【請求項2】 信号電圧は、予め定められた各階調レベ
    ルに対応するそれぞれの電圧のいずれかであって、 補正電圧は、該各階調レベルに対応するそれぞれの電圧
    から選択される請求項1に記載の液晶表示装置の駆動回
  3. 【請求項3】 補正電圧は、各階調レベルに対応するそ
    れぞれの電圧のうちの2つ以上である請求項2に記載の
    液晶表示装置の駆動回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100459993B1 (ko) * 2002-04-23 2004-12-04 삼성전기주식회사 액정 디스플레이 장치에서의 색상 보정 방법

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