JPH11175038A - 表示パネルの駆動方法及びその駆動回路 - Google Patents

表示パネルの駆動方法及びその駆動回路

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JPH11175038A
JPH11175038A JP34547197A JP34547197A JPH11175038A JP H11175038 A JPH11175038 A JP H11175038A JP 34547197 A JP34547197 A JP 34547197A JP 34547197 A JP34547197 A JP 34547197A JP H11175038 A JPH11175038 A JP H11175038A
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voltage
display panel
driving
circuit
signal
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JP34547197A
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Hiroaki Kano
博昭 狩野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 TFTなどのスイッチ素子のオフ抵抗が有限
な値をとる場合にも、それにより生じるリーク電流によ
る表示品位の劣化を回避することができ、これにより、
より高品位な画像表示を行うことができるようにする。 【解決手段】 各階調電圧、例えばV0を例にあげる
と、そのV0は、POL信号がHの期間(正の駆動時
限)において、ラッチストローブ信号LSに同期して、
階段状に単調に増大させている。また、POL信号がL
の期間(負の駆動時限)においては、ラッチストローブ
信号LSに同期して、階段状に単調に減少させている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえばアクティ
ブマトリクス型液晶表示パネルなどの表示パネルの駆動
方法及びその駆動回路に関し、特に、表示パネルを構成
するデータ線の電位の変化が表示品位に及ぼす影響を低
減できる表示パネルの駆動方法及びその駆動回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】まず、従来のディジタル駆動器の基本的
な構成及び動作原理について説明する。図5は従来のデ
ィジタル駆動器を説明するための図であり、図5(a)
は3ビットディジタル駆動器の1出力対応の回路部分を
示す図である。
【0003】この1出力対応の回路部分は、液晶表示パ
ネルを構成する複数のデータ線の1つに対応するもので
あり、以下の説明では単位駆動回路という。従って、上
記3ビットデータ駆動器は、液晶表示パネルのすべての
データ線に対応する個数の単位駆動回路102aを有す
る構成となっている。
【0004】図5(a)において、102aは上記3ビ
ットデータ駆動器の1つの単位駆動回路であり、3ビッ
トのディジタル画像データを標本化パルスTSMPの立ち
上がりタイミングでサンプリングする標本化メモリ(M
SMP)10と、水平同期信号に同期した出力パルスLS
の立ち上がりタイミングで、標本化メモリ10に取り込
まれたディジタル画像データを取り込んで保持する保持
メモリ(MH)20とを有している。また、上記単位駆
動回路102aは、保持メモリ20に保持されているデ
ィジタル画像データを、データの値に対応した電圧に変
換して出力する出力回路(OPC)30を有している。
該出力回路30には、駆動回路外部から8種類の階調電
圧V0〜V7が供給されるようになっている。
【0005】このような構成の単位駆動回路102aで
は、ディジタルの画像データは標本化パルスTSMPの立
ち上がりで上記標本化メモリ10に取り込まれ(これを
標本化と呼ぶ。)、さらにこの標本化メモリ10に取り
込まれたデータは、上記出力パルスLSの立ち上がりで
保持メモリ20に移される。すると、上記出力回路30
は、保持メモリ20に保持されているディジタルデータ
を、データの値に対応した電圧に変換して出力する。つ
まり、上記階調電圧V0〜V7からデータの値に応じた
ものを選択して、対応するデータ線DLnに出力する。
なお、ここで上記出力パルスLSは、液晶表示パネルに
おける全てのデータ線に対応した単位駆動回路でのデー
タの標本化が終了した後に与えられる。
【0006】図5(b)は出力回路30の具体的な回路
構成を示している。
【0007】図5(b)に示すように、該出力回路30
は、3ビットのディジタル画像データを8個のスイッチ
制御信号S0〜S7に変換するデコーダ(DEC)31
と、該各スイッチ制御信号を受け、対応する階調電圧V
0〜V7をデータ線DLnに出力するアナログスイッチ
ASW0〜ASW7からなるスイッチ群32とから構成
されている。
【0008】この出力回路30における動作は、保持メ
モリ20に保持されているデータの値に対応して、スイ
ッチ制御信号によりアナログスイッチASW0〜ASW
7の所定のものがオンとなると、対応した階調電圧が該
出力回路30から出力されるようになっている。たとえ
ば、データの値が「4」である場合、デコーダ31の8
つのスイッチ制御出力S0〜S7のうちスイッチ制御信
号S4のみが能動状態となり、アナログスイッチASW
4のみがオンとなる。従って、該アナログスイッチAS
W4に入力されている階調電圧V4が該単位駆動回路1
02aのデータ線への出力となる。
【0009】図6は、液晶表示パネルを交流駆動する場
合の駆動波形を、垂直同期信号Vsyncおよび水平同
期信号Hsyncと共に示す図である。
【0010】図6中におけるLSは、水平同期信号Hs
yncと同期した出力パルスであるラッチストローブ信
号で、この信号LSに同期して、標本化メモリ10のデ
ータが保持メモリ20に取り込まれると同時に、出力回
路30に出力される。また、POLは、画素電極の電位
を共通電極の印加電圧VCOMに対して正に充電する時限
(これを正の駆動時限と呼ぶ)であるか、負に充電する
時限(これを負の駆動時限と呼ぶ)であるかを示す信号
であり、一般に極性信号と呼ばれる。上記共通電極電圧
COMは、上記極性信号POLに同期して中心電圧V
CENTを中心として反転している。
【0011】また、この図6では、上記階調電圧V0〜
V7のうち、共通電極電圧との電位差が最大である階調
電圧V0(階調データ「0」に対応する)と、最小であ
る階調電圧V7(階調データ「7」に対応する)と、こ
れらの中間の階調データ「3」、階調データ「4」に対
応する階調電圧V3、V4のみとを示し、その他の階調
電圧V1、V2、V5、V6については省略している。
なお、図中、+V0、+V3、+V4、+V7は、各階
調電圧波形V0、V3、V4、V7の、正の駆動時限に
おける電位、−V0、−V3、−V4、−V7は、各階
調電圧波形V0、V3、V4、V7の、負の駆動時限に
おける電位である。
【0012】また、図6では、駆動電圧波形として、液
晶表示パネルの1フレーム(垂直期間)毎に正負の駆動
時限を交代するフレーム反転駆動法における波形を示し
ている。この場合、フレーム(垂直期間)毎に正負の極
性が反転するように各階調電の波形が決定されている。
即ち、各階調電圧は垂直同期信号に同期してその波形が
反転している。
【0013】図7(a)は、従来よく用いられている画
素の等価回路を示す。
【0014】図7(a)中におけるCLcは画素容量と
呼ばれ、この画素容量は、画素電極と共通電極とこれら
の間に存在する誘電体である液晶とによって決定される
容量である。この画素容量の両電極問の電位差が、実際
に液晶に印加される電圧となる。また、Csは補助容
量、Cgdはスイッチ素子である薄膜トランジスタ(T
FT)のゲート電極とドレイン電極とによって生じる浮
遊容量である。上記補助容量Csを形成するための構造
には種々のものが存在するが、ここでは補助容量Csは
画素電極と1つ前のゲート線との間に形成されるように
している。なお、画素の等価回路として、図7に示す回
路構成を開示している公知文献には、Y.Kanamo
ri et.a1.10.4−in.Diagonal
Color TFT・LCDs without R
esidual Images SID’90p.40
8〜411(平成2年)がある。
【0015】ところで、このような等価回路で表される
画素を、共通電極の交流駆動法と組み合わせて駆動する
場合には、若干の工夫を要する。画素電極と共通電極と
の間に存在する液晶に実際に印加される電圧は、容量C
Lcに充電される電荷によって決定されるから、高品位
の画像を得るためには、容量CLcの電荷が出来る限り
変動しないことが好ましい。
【0016】その観点から提案された駆動方法に、フロ
ーティングゲート駆動方法と名付けられた駆動方法があ
る。この駆動方法は、ゲート駆動器のオフ電圧出力が、
直流成分を除いて共通電極の印加電圧と同一波形となる
ように工夫されている。尚、フローテイングゲート駆動
方法についての参考文献としては、8.4インチ・カラ
ーTFT液晶表示装置とその駆動技術 岡田 他 信学
技報、Vol.92,No.467,p27−33(平
成5年)がある。
【0017】この参考文献に記載の表示装置では、ゲー
トドライバは共通電極からみたゲート線の電圧が直流と
なるようゲート線に駆動電圧を出力するようになってい
る。但し、このような工夫をしなければ表示ができない
わけでは勿論ない。図7(a)の各容量の大きさはTF
T構造によって大きく左右されるもので、このような特
別な工夫をしなくとも、表示品位に実質的な劣化をもた
らさない構造の表示体も存在する。また、表示品位の劣
化をもたらしても表示装置の使用目的によって、実質的
に問題にならないこともある。さらに、表示品位劣化を
もたらす場合でも、フローティングゲート駆動方法以外
に解決方法がないわけでもない。フローティングゲート
駆動方法はあくまで、図7(a)に示す等価回路の画素
を表示品位の劣化を招くことなく駆動するための十分条
件を与えるものであり、必要条件ではないからである。
この点については、この参考文献にも記載されている。
【0018】ところで、図7(a)で示した画素の等価
回路では、表示品位に影響を与え得る要素、即ち、スイ
ッチ素子であるTFTの画素側電極の電荷を変動させ得
る要素は、上記各容量CLc、Cs、Cgdのそれぞれ
画素電極側の電極と対向する電極の電位ということにな
る。即ち、共通電極や、当該画素のゲート線ということ
になる。これは即ち、データ線の電位は、表示品位に影
響を与える要素からは除外されていることになる。
【0019】従って、理想的なTFTのオフ期間におけ
る議論では、データ線の電圧がどの様な値をとろうが、
そのこと自体が表示品位に影響を与えることはないと言
えるのである。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
駆動回路では、データ線の電位は、TFTがオフとなっ
た後の画素電極の電位には影響を与えないものと見なし
ていた。これは換言すれば、スイッチ素子であるTFT
のオフ抵抗は無限大と見なしていたことを意味する。勿
論、現実のTFTではそのような理想的な状態であるこ
とはありえず、必ず有限な値となる。
【0021】問題はその有限な値が、表示品位をどの程
度劣化させるか、ということにある。その劣化の程度は
TFTの材料や構造等の構成に依存し、その表示品位の
劣化程度が大きい場合は、図7(a)の等価回路を前提
として決定されている駆動波形に何らかの補正を行う必
要性が生じる。
【0022】図7(b)は、TFT自体のオフ抵抗を考
慮した場合の画素の等価回路を示す。この図7(b)よ
り、TFTのオフ抵抗Roffを通して、データ線の電
位が、画素電極である、画素容量CLcのTFT側の電
極の電荷量に影響を及ぼすことが分かる。上記オフ抵抗
Roffの大きさがどの程度以下であれば、問題となる
程度の表示品位の劣化をもたらし始めるかは、一概には
言えない。
【0023】その劣化の程度は、表示媒体である液晶材
料や、表示し得る階調数のみならず、表示パターンにも
依存する。それ故に、表示装置としての使用目的にまで
依存し、絶対的な基準というものは存在しないからであ
る。
【0024】以下、具体的な例を挙げて、従来の駆動方
式における問題点について説明する。図8では、従来の
駆動方法で生ずる、TFTのオフ抵抗Roffに基づく
無視できない不具合の例を示す。
【0025】図8は、上記不具合が生ずるパターンが表
示されている表示画面を示しており、その全面にわたっ
て表示データ「0」に対応する均一な表示となってい
る。
【0026】このような場合、図8に示したように、画
面上部(例えばX点)における輝度と、画面下部(例え
ばY点)における輝度とに差が生じてしまう。これは、
あるフレームで画素電極を充電した後、次のフレームで
その画素電極を充電するまでの間に、データ線の電位の
変化が画面の上部と下部において異なることから、画素
電極に与える影響が異なってしまうためである。
【0027】図9は、上記図8に示す表示状態での、あ
るデータ線DLnの電位の変動、及びデータ線DLn上
の画素X、Yの充電電位の変動を2フレーム期間にわた
って示している。
【0028】画面上部の画素Xに対して、画面下部の画
素Yでは、データ線の電位の影響の受け方が顕著にな
る。つまり、画素Xでは、これが充電されたフレームと
同一フレームでのデータ線電位の影響を受け、画素Yで
は、これが充電されたフレームの次のフレームでの電位
の影響を受けるからである。この結果、表示画面の上下
の領域での輝度が全体的に変化してしまう。
【0029】これに対して、従来では駆動電圧波形とし
て、液晶表示パネルの1行(ゲート線)毎に、即ち1水
平期間毎に正負の駆動時限を交代する行反転駆動方法
(ライン反転駆動法とも言う)を用いてTFTのオフ抵
抗の影響を低減させていた。ところが、行反転駆動方法
ではデータ線と共通電極の極性反転の周期が短く、結果
として液晶表示パネルを駆動する消費電力が増大してい
た。
【0030】本発明は、上記のような課題を解決するた
めになされたものであり、TFTなどのスイッチ素子の
オフ抵抗が有限な値をとる場合にも、それにより生じる
リーク電流による表示品位の劣化を回避することがで
き、これにより、より高品位な画像表示を行うことがで
きる表示パネルの駆動方法及びその駆動回路を提供する
ことを目的とする。
【0031】
【課題を解決するための手段】本発明の表示パネルの駆
動方法は、マトリクス状に配列された複数の画素電極
と、該画素電極の各列毎に設けられたデータ線と、該画
素電極の各行毎に設けられたゲート線と、該各画素電極
毎に設けられ、該ゲート線からの信号に基づいて該画素
電極とこれに対応するデータ線との間を開閉するスイッ
チ素子とを有する表示パネルを駆動する方法であって、
該データ線に印加する駆動電圧を1フレーム毎に反転さ
せると共に、個々のフレーム期間において、表示データ
に応じた電圧を1水平期間毎に階段状に増大もしくは階
段状に減少するように各データ線に印加し、そのことに
より上記目的が達成される。
【0032】本発明の表示パネルの駆動方法において、
前記1水平期間毎に階段状に増大もしくは階段状に減少
させる電圧を、表示画面上の位置に拘らず輝度に差が生
じないように設定するのが好ましい。
【0033】本発明の表示パネルの駆動回路は、水平同
期信号に同期してカウント値をアップまたはダウンする
カウンタと、該カウンタのディジタルであるカウント値
をアナログに変換するディジタル/アナログ変換回路と
を備え、該カウンタおよび該ディジタル/アナログ変換
回路により、前記表示データに応じた電圧を1水平期間
毎に階段状に増大もしくは階段状に減少させる構成とな
っており、そのことにより上記目的が達成される。
【0034】以下に、本発明の作用につき説明する。
【0035】本発明にあっては、データ線に印加する駆
動電圧を1フレーム毎に反転させると共に、個々のフレ
ーム期間において、表示データに応じた電圧を1水平期
間毎に階段状に増大もしくは階段状に減少するように各
データ線に印加するので、液晶表示パネルにおいて各絵
素に充電する電荷の量を調節でき、非選択期間における
TFTのリーク電流によって生じる表示品位の劣化を回
避することが可能となる。それ故に、より高品位な画像
表示を行うことができる。
【0036】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施形態に係る表
示パネルの駆動回路の全体を示すブロック図であり、図
2は本発明の要部である駆動電圧発生回路を示すブロッ
ク図である。
【0037】図1において、100は本発明を適用した
液晶表示装置で、液晶による画像表示を行う液晶表示パ
ネル101を有している。該液晶表示パネル101は、
マトリクス状に配列された複数の画素電極1と、該画素
電極1と液晶層を介して対向する共通電極5と、該画素
電極1の各列毎に設けられたデータ線2と、画素電極1
の各行毎に設けられたゲート線3と、各画素電極1毎に
設けられ、該ゲート線3からの信号に基づいて該画素電
極1とこれに対応するデータ線2との間を開閉するスイ
ッチ素子4とを有している。スイッチ素子4としては、
TFTに限らず、一般のスイッチ素子が設けられる。
【0038】また、上記液晶表示装置100は、8種類
の階調電圧V0〜V7、及び共通電極5に印加する電圧
を発生する駆動電圧発生回路104と、液晶表示パネル
101のデータ線2に、表示データに対応した階調電圧
を印加するデータ駆動器102と、上記ゲート線1を水
平同期信号に基づいて順次駆動するゲート駆動器103
とを有している。上記データ駆動回路102は、図5
(a)に示す単位駆動回路102aをデータ線2の数だ
け有している。さらに、この液晶表示装置100には、
表示データDataとともに、水平同期信号Hsync
及び垂直同期信号Vsyncを受け、上記各駆動回路1
02、103及び階調電圧発生回路104を制御する制
御回路105が設けられている。
【0039】階調電圧発生回路104は、図2に示すよ
うに、共通電極5に印加する電圧(共通電極電圧)を発
生する電源回路40aと、各階調電圧V0〜V7を発生
する電源回路40〜47とを有している。電源回路40
aは、高電位側電源ラインVddと低電位側電源ライン
Vssとの間に、抵抗R1及びR2とともに直列に接続
されたトランジスタQ1及びQ2とが設けられ、出力が
両トランジスタQ1、Q2の共通ベースに接続された演
算増幅器OPを有する構成となっている。なお、R3
は、上記2つのトランジスタQ1及びQ2を用いた電流
増幅回路の出力と演算増幅器OPの反転入力との間に接
続された抵抗であり、R4は演算増幅器OPの反転入力
とその前段回路との間に接続された抵抗、VRは、上記
演算増幅器OPの非反転入力に供給される電圧である。
【0040】また、電源回路40〜47の各々は、制御
回路105内にあって1フレーム毎にリセットされ、水
平同期信号に同期してカウントアップするバイナリカウ
ンタの出力であるSTP信号を受けて、アナログ電圧に
変換するディジタル/アナログ変換回路(D/Aコンバ
ータ)DA1及びDA2と、POL信号に基づいてD/
AコンバータDA1とDA2の電圧をスイッチングする
アナログスイッチSW1と、電源回路40aと同様に、
高電位側電源ラインVddと低電位側電源ラインVss
との間に設けられた、抵抗R1及びR2とともに直列に
接続されたトランジスタQ1及びQ2とを備える。該両
トランジスタQ1及びQ2の共通ベースにはアナログス
イッチSW1が接続されている。前記D/Aコンバータ
DA1とDA2とは、一方が正の駆動時限用であり、他
方が負の駆動時限用である。
【0041】このように構成された電源回路40〜47
は、上記階調電圧V0〜V7が出力されるようにD/A
コンバータDA1、DA2を選定する。
【0042】図3は、このときの各階調電圧波形と共通
電極電圧波形とを、垂直同期信号Vsync、水平同期
信号Hsync、極性信号POL及びラッチストローブ
信号LSと共に示す図である。
【0043】図3から理解されるように、各階調電圧、
例えばV0を例にあげると、そのV0は、POL信号が
Hの期間(正の駆動時限)において、ラッチストローブ
信号LSに同期して、階段状に単調に増大させている。
また、POL信号がLの期間(負の駆動時限)において
は、ラッチストローブ信号LSに同期して、階段状に単
調に減少させている。つまり、D/AコンバータDA1
とDA2のうちの正の駆動時限用は、1カウント毎に△
0増加するようなものを用い、負の駆動時限用は1カ
ウント毎に△V0減少するようなものを用いる。
【0044】さらに、図4に、V0電圧波形のみについ
て、正の駆動時限における、ある時点での拡大した波形
を、水平同期信号Hsync、LS信号、STP信号及
びVCOM波形と共に示す。
【0045】制御回路105からのSTP信号は、1フ
レーム毎にリセットされ、しかも水平同期信号Hsyn
cに同期してカウントアップするカウンタ出力信号であ
るので、1水平期間毎に△V0づつ増加している。特
に、この図4ではLS信号と同じタイミングでV0波形
を変化させている。他のV1〜V7についても、駆動に
用いる限りにおいて同様とする。
【0046】本実施形態の駆動回路により液晶表示パネ
ルを駆動すれば、表示画面上部の絵素に対し、表示画面
下部の絵素はより多くの電荷が充電されることになる。
そのため、TFTオフ時のリーク電流により実効的な電
位に差が生じることを回避でき、これにより表示品位が
改善された画像表示を行うことができる。ここで、各階
調電圧の増加量、例えば△Vn(n=0〜7)をいくら
の値に設定すれば良いかは、表示媒体の材料やTFTの
特性、それに液晶表示パネルに印加する電圧等によるの
で、一概には言えないが、実質的に表示品位に影響が出
ない程度に決定する。但し、各階調電圧V0〜V7にお
ける増減量△Vn(n=0〜7)は一般に電圧レベルが
高い程大きくするように決定する。
【0047】なお、上述した説明では、表示パネルとし
て液晶を用いた液晶表示パネルを例に挙げているが、本
発明は、これに限らず、他の表示媒体を用いた表示パネ
ルにも同様に適用できる。
【0048】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、表示パ
ネルにおけるスイッチ素子のソース・ドレイン間の抵抗
を原因として、データ線の電位が画素電極の電位(電
荷)に与える影響によって生じる不具合の発生を防止す
ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る表示パネルの駆動回路
の全体を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態に係る表示パネルの駆動回路
の要部である駆動電圧発生回路を示すブロック図であ
る。
【図3】本発明の実施形態による表示パネルの駆動方法
を説明するための図である。
【図4】図3の一例(V0)を拡大した図である。
【図5】従来の3ビットディジタル駆動器を説明を説明
するための図であり、(a)は該ディジタル駆動器の1
出力相当の回路(単位駆動回路)を示す図、(b)は該
単位駆動回路を構成する出力回路の詳細な構成を示す図
である。
【図6】従来の3ビットディジタル駆動器における垂直
同期信号に対する階調電圧、共通電極電圧、出力パル
ス、及び極性信号のタイミング関係を示す図である。
【図7】従来の液晶表示パネルを構成する画素の等価回
路の例を示す図であり、(a)は、スイッチ素子である
TFTの特性を理想状態と仮定した場合の等価回路を示
し、(b)はスイッチ素子であるTFTのオフ抵抗が無
視できない場合の等価回路を示している。
【図8】従来の駆動方法で生じる表示の不具合を説明す
るための図である。
【図9】従来の駆動方法で生じる、データ線に印加され
る平均電圧の変動による画素の充電電位を説明するため
の図である。
【符号の説明】
1 画素電極 2 データ線 3 ゲート線 4 スイッチ素子 5 共通電極 10 標本化メモリ 20 保持メモリ 30 出力回路部 31 デコーダ 32 スイッチ群 40、47、40a 電源回路 101 液晶表示パネル 102 データ駆動器 102a 単位駆動回路 103 ゲート駆動器 104 駆動電圧発生回路 105 制御回路 ASW0〜ASW7 アナログスイッチ V0〜V7 階調電圧 VCOM 共通電極電圧 POL 極性信号 STP カウンタのデータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マトリクス状に配列された複数の画素電
    極と、該画素電極の各列毎に設けられたデータ線と、該
    画素電極の各行毎に設けられたゲート線と、該各画素電
    極毎に設けられ、該ゲート線からの信号に基づいて該画
    素電極とこれに対応するデータ線との間を開閉するスイ
    ッチ素子とを有する表示パネルを駆動する方法であっ
    て、 該データ線に印加する駆動電圧を1フレーム毎に反転さ
    せると共に、個々のフレーム期間において、表示データ
    に応じた電圧を1水平期間毎に階段状に増大もしくは階
    段状に減少するように各データ線に印加する表示パネル
    の駆動方法。
  2. 【請求項2】 前記1水平期間毎に階段状に増大もしく
    は階段状に減少させる電圧を、表示画面上の位置に拘ら
    ず輝度に差が生じないように設定する請求項1に記載の
    表示パネルの駆動方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の表示パネルの駆動方法
    を実行する駆動回路であって、 水平同期信号に同期してカウント値をアップまたはダウ
    ンするカウンタと、 該カウンタのディジタルであるカウント値をアナログに
    変換するディジタル/アナログ変換回路とを備え、該カ
    ウンタおよび該ディジタル/アナログ変換回路により、
    前記表示データに応じた電圧を1水平期間毎に階段状に
    増大もしくは階段状に減少させる構成となっている表示
    パネルの駆動回路。
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