JPH1172782A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JPH1172782A
JPH1172782A JP9230969A JP23096997A JPH1172782A JP H1172782 A JPH1172782 A JP H1172782A JP 9230969 A JP9230969 A JP 9230969A JP 23096997 A JP23096997 A JP 23096997A JP H1172782 A JPH1172782 A JP H1172782A
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JP
Japan
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liquid crystal
adhesive
sheet
crystal layer
polarizing sheet
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JP9230969A
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English (en)
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Osamu Yamada
修 山田
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Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/01Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour 
    • G02F1/13Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
    • G02F1/133Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
    • G02F1/1333Constructional arrangements; Manufacturing methods
    • G02F1/1335Structural association of cells with optical devices, e.g. polarisers or reflectors
    • G02F1/133528Polarisers
    • G02F1/133536Reflective polarizers

Abstract

(57)【要約】 【課題】 メタル調表示の液晶表示装置を提供する。 【解決手段】 液晶層8の視認側設ける吸収型偏光板5
と液晶層8の視認側と反対側に設ける反射型偏光シート
3を備える液晶表示装置であって、反射型偏光シート3
を接着剤4を介して下基板2に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、反射型偏光シート
を用いる液晶表示装置に関し、とくにその反射型偏光シ
ートの固着構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置は、低電圧、低電力駆動可
能という優れた特徴から腕時計、電卓携帯機器等広く実
用化されている。表示方式としては、ツイストネマチッ
ク式や、スーパーツイステッド方式が広く使用されてい
る。
【0003】これらの表示方式は、液晶セルの上下にそ
れぞれ上吸収型偏光板と下吸収型偏光板を配置し、電界
を印加すると光学特性が変化する液晶のもつ性質を利用
して所定の表示を行っている。一般的なノーマリーホワ
イトモードでは、白地に黒表示、ノーマリーブラックモ
ードでは、黒地に白表示を行っている。
【0004】しかしながらこのような白地に黒表示、ま
たは黒地に白表示する表示手段であっては、デザイン的
に変化がなく、さらに面白みにも欠け消費者に飽きられ
てしまう。そこでデザイン的に変化のある液晶表示装置
が要望されている。
【0005】この問題を解決する手段として単なる白黒
表示だけでなく、メタル調の表示を可能にする液晶表示
装置が考案された。
【0006】図4にこのメタル調表示を可能にする液晶
表示装置の構成を示す。
【0007】図4に示すように、メタル調表示を可能に
する液晶表示装置は、液晶層8の視認側に吸収型偏光板
5を設け、さらに液晶層8の視認側の反対側に反射型偏
光シート3を設ける。
【0008】ここで液晶層8の視認側に設ける吸収型偏
光板5は、透過容易軸と平行する光の振動面は透過し、
透過容易軸と直交する光の振動面は吸収するシート状の
部材である。この吸収型偏光板は、従来、液晶表示装置
に広く使用されており粘着材付きで容易に市場で入手で
きる。
【0009】液晶層8の視認側と反対側に設ける反射型
偏光シート3は、透過容易軸と直交する光の振動面は反
射し、透過容易軸と平行する光の振動面は透過するシー
ト状の部材である。この反射型偏光シート3としては、
住友スリーエム株式会社のオプチカルフィルムDBEF
(商品名)を使用する。この反射型偏光シートには粘着
剤が無く単に置くだけで設ける必要がある。
【0010】液晶層8は、2枚のガラス基板すなわち上
基板1と下基板2の間に閉じこめるように封止し、ツイ
スト角が90度のツイストネマチック液晶で構成してい
る。そして2枚のガラス基板には液晶と接触する側に電
極(図示せず)を形成し、さらに液晶分子が所定の方向
に配向するように配向処理をする。
【0011】液晶層8を介して上下に配置する吸収型偏
光板5の透過容易軸と反射型偏光シート3の透過容易軸
とは平行になるように配置する。
【0012】さらに視認側に配置する吸収型偏光板5の
透過容易軸は視認側の液晶層8の液晶分子の長軸方向と
揃えるように構成する。
【0013】上記構成の液晶表示装置では、液晶層8の
視認側の配置する吸収型偏光板5に入射した光の半分は
液晶層8に入射し、時刻表示等表示する背景では、液晶
層8を透過して下側の反射型偏光シート3で反射する。
【0014】このため液晶層8に入射した光のほとんど
全部が反射することになる。したがって時刻表示等表示
する背景はメタル調になる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上記説明したように反
射型偏光シートを用いた液晶表示装置はメタル調の表示
が可能となる。しかしながら、本発明を商品化するにあ
たりいくつかの問題点がある。
【0016】その問題点の一つは、波打ち現象である。
メタル調表示を行う場合反射型偏光シートが平面状態で
設けられてなく、波打った状態であると、メタル調部に
写った外部の像は歪んで表示品位を著しく下げてしま
う。これはゆがんだ鏡を見ているように感じる。
【0017】これは反射型偏光シートが薄いシート状の
部材であることから起こる。またこの波打ち現象は湿度
により変化し量産上コントロールできるものではない。
【0018】もう一つの問題点は、液晶セル基板とこの
反射型偏光シートの一部が密着し密着部の周辺に干渉縞
を発生し表示品位を下げてしまう現象である。液晶表示
装置は、その特徴である薄型を生かすために反射型偏光
シートはできるだけ液晶セルに近づけて設ける必要があ
り、何らかの解決手段が必要になる。これらの問題点が
商品化に向けての障害になっている。
【0019】〔発明の目的〕本発明の目的は、上記波打
ちの発生及び密着による干渉縞の発生という課題点を解
決して、デザインの変化を出せるメタル調の液晶表示装
置を提供することである。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明による液晶表示装置の構成は、下記に記載の
手段を採用する。
【0021】本発明による液晶表示装置の構成は、複数
枚の基板間に挟持された液晶層と、反射型偏光シートと
を有する液晶表示装置であって、反射型偏光シートを接
着剤にて基板に固着したことを特徴とする。
【0022】また接着剤は、UV硬化型接着剤を使用し
たことを特徴とする。
【0023】本発明による液晶表示装置の構成は、複数
枚の基板間に挟持された液晶層と、反射型偏光シートと
を有する液晶表示装置であって、反射型偏光シートを粘
着剤にて基板に固着したことを特徴とする。
【0024】本発明による液晶表示装置の構成は、複数
枚の基板間に挟持された液晶層と、反射型偏光シートと
を有する液晶表示装置であって、反射型偏光シートと基
板間にスペーサを介して配置したことを特徴とする。
【0025】〔作用〕本発明における液晶表示装置は、
シート状の反射型偏光シートを接着剤または粘着剤に
て、全面液晶セル基板に固着することで、反射型偏光シ
ートは液晶セル基板にならい平面を維持できる。これに
より波打ち現象の発生を押さえることができる。
【0026】また反射型偏光シートは接着剤または粘着
剤を介して液晶セル基板に固着されているため、反射型
偏光シートと液晶セル基板に密着による干渉縞の発生も
押さえることができる。
【0027】さらに反射型偏光シートと液晶セル基板の
間全面に微小なスペーサを介して周辺部のみ固着するこ
とで、直接反射型偏光シートと液晶基板が密着すること
を防ぐことで干渉縞の発生を防ぐことができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面を使用して本発明の液
晶表示装置の最適な実施形態を説明する。はじめに第1
の実施形態を説明する。
【0029】〔第1の実施形態:図1〕図1に示すよう
に、第1の実施形態の液晶表示装置は、液晶層8の視認
側に吸収型偏光板5を設ける。さらに液晶層8の視認側
と反対側に反射型偏光シート3を接着剤4を用いて設け
る。この反射型偏光シート3の下方にバックライト7を
有する。
【0030】ここで液晶層8の視認側に設ける吸収型偏
光板5は、透過容易軸と平行する光の振動面は透過し、
透過容易軸と直交する光の振動面は吸収するシート状の
部材である。この吸収型偏光板は、従来液晶表示装置に
広く使用されており、粘着材付きで容易に市場で入手で
きる。
【0031】液晶層8の視認側と反対側に設ける反射型
偏光シート3は、透過容易軸と直交する光の振動面は反
射し、透過容易軸と平行する光の振動面は透過するシー
ト状の部材である。この反射型偏光シート3としては、
住友スリーエム株式会社のオプチカルフィルムDBEF
(商品名)を使用する。
【0032】液晶層8は、2枚のガラス基板すなわち上
基板1と下基板2の間に閉じこめるように封止し、ツイ
スト角が90度のツイストネマチック液晶で構成してい
る。そして2枚のガラス基板には液晶と接触する側に電
極(図示せず)を形成し、さらに液晶分子が所定の方向
に配向するように配向処理をする。
【0033】以上のようにしてできた液晶セルの下基板
2の液晶層8の反対側に反射型偏光シート3を接着剤4
にて固着する。
【0034】第1の手法は、まず所定の形状に反射型偏
光シート3を切断する。下基板2の液晶層8の反対側面
を上向きに置き、接着剤4を充分に下基板2上に滴下
し、その上に所定の形状に切断された反射型偏光シート
3を静かに置く。このとき気泡の抱き込みが起こるのを
防ぐため、反射型偏光シートを曲げ中央部から徐徐に周
辺部に向かって置く必要がある。
【0035】その後、定盤で加圧し、接着層を均一な厚
さにして接着剤を硬化させる。
【0036】接着剤としてUV硬化型接着剤を使用すれ
ば短時間に硬化することができ、生産性をあげることが
できる。この実施形態ではUV硬化型接着剤として、積
水ファインケミカル株式会社製フォトレック701(商
品名)を使用した。
【0037】フォトレック701は嫌気性接着剤である
ため、空気にふれている部分はたとえUV光があたって
も硬化しない。そのため下基板2と反射型偏光シート3
の間の接着剤4のみを硬化させることができる。周辺に
はみ出した未硬化の接着剤は、アセトンなどの有機溶剤
で容易に洗浄して除去できる。
【0038】第2の手法はスピンナーを使用して接着層
を均一にする方法である。液晶セルの下基板2の液晶層
8の反対側面を上にしてスピンナー上に置く。接着剤4
を充分に基板2上に滴下し、その上に反射型偏光シート
を静かにおく。このとき気泡の抱き込みが起こらないよ
うに反射型偏光シートを曲げ中央部から徐徐に周辺部に
向かって置く必要がある。
【0039】この状態でスピンナーを回転させることで
均一な厚さの接着層を得ることができる。その後UV照
射し接着剤4を硬化する。この実施形態ではUV硬化型
接着剤として、積水ファインケミカル株式会社製フォト
レック701(商品名)を使用した。
【0040】フォトレック701は嫌気性接着剤である
ため、空気にふれている部分はたとえUV光があたって
も硬化しない。そのため下基板2と反射型偏光シート3
の間の接着剤4のみを硬化させることができる。周辺に
はみ出した未硬化の接着剤は、アセトンなどの有機溶剤
で容易に洗浄で除去きる。
【0041】洗浄により不要な接着剤を洗浄した後、上
基板1の液晶層8と反対側に吸収型偏光板5を粘着剤を
介して設ける。これは従来のローラ法で容易に設けるこ
とができる。
【0042】液晶層8を介して上下に配置する吸収型偏
光板5の透過容易軸と、反射型偏光シート3の透過容易
軸とは平行になるように配置する。
【0043】さらに視認側に配置する吸収型偏光板5の
透過容易軸は、視認側の液晶層8の液晶分子の長軸方向
と揃えるように構成する。
【0044】本発明の液晶表示装置では、液晶層8の視
認側に配置する吸収型偏光板5に入射した光の半分は液
晶層8に入射し、時刻情報等表示する背景では液晶層8
を透過して下側の反射型偏光板3で反射する。
【0045】このため本発明の液晶表示装置では液晶層
8に入射した光のほとんど全部が反射することになる。
したがって時刻情報等表示する背景はメタル調になる。
【0046】反射型偏光シート3を下基板2に均一な厚
さの接着剤で接着しているため、反射像のゆがみのない
メタル調の液晶表示装置を提供できる。
【0047】なおこの実施形態では、90度ツイストネ
マチックモードで説明したが本発明はこの他スーパーツ
イステッドモードや、ゲストホストモードのも使用でき
る。
【0048】〔第2の実施形態:図2〕つぎに本発明の
第2の実施の形態における液晶表示装置の構成を、図2
を用いて説明する。
【0049】図2に示すように、第2の実施形態の液晶
表示装置は、液晶層8の視認側に吸収型偏光板5を設け
る。さらに液晶層8の視認側と反対側に反射型偏光シー
ト3を粘着剤9を介して設ける。この反射型偏光シート
3の下方にバックライト7を有する。
【0050】ここで液晶層8の視認側に設ける吸収型偏
光板5は、透過容易軸と平行する光の振動面は透過し、
透過容易軸と直交する光の振動面は吸収するシート状の
部材である。この吸収型偏光板5は、従来、液晶表示装
置に広く使用されており粘着材付きで容易に市場で入手
できる。
【0051】液晶層8の視認側と反対側の設ける反射型
偏光シート3は、透過容易軸と直交する光の振動面は反
射し、透過容易軸と平行する光の振動面は透過するシー
ト状の部材である。この反射型偏光シート3としては、
住友スリーエム株式会社のオプチカルフィルムDBEF
(商品名)を使用する。
【0052】バックライト7としては、エレクトロルミ
ネッセンス(EL)素子、またはライトエッティングダ
イオード(LED)素子、または冷陰極管または熱陰極
管を適用する。
【0053】液晶層8は2枚のガラス基板、すなわち上
基板1と下基板2の間に液晶を閉じこめるように封止
し、ツイスト角が90度のツイストネマチック液晶で構
成している。そして、2枚のガラス基板には、液晶と接
触する側に電極(図示せず)を形成し、さらに液晶分子
が所定の方向に配向するように配向処理をする。
【0054】以上のようにしてできた液晶セルの下基板
2の液晶層8の反対側に反射型偏光シート3を、粘着剤
9を介して固着する。
【0055】シート状の大判の反射型偏光シートに、市
販のアクリル系、シート状の均一な厚さの粘着剤をロー
ル圧着によりラミネートし、その後反射型偏光シートと
粘着剤を同時に所定の形状に切断する。
【0056】所定の形状に切断した反射型偏光シート3
を粘着剤9を介して下基板2の液晶層8の反対側面にロ
ーラ法で圧着する。また、上基板1の液晶層8と反対側
面に吸収型偏光板5を、粘着剤6を介してローラ法で圧
着する。
【0057】液晶層8を介して上下に配置する吸収型偏
光板5の透過容易軸と、反射型偏光シート3の透過容易
軸とは平行になるように配置する。
【0058】さらに視認側に配置する吸収型偏光板5の
透過容易軸は、視認側の液晶層8の液晶分子の長軸方向
に揃えるように構成する。
【0059】本発明の液晶表示装置では、液晶層8の視
認側に配置する吸収型偏光板5に入射した光の半分は液
晶層8に入射し、時刻情報等表示する背景では液晶層8
を透過して下側の反射型偏光シート3で反射する。
【0060】このため本発明の液晶表示装置では、液晶
層8に入射した光のほとんど全部が反射することにな
る。したがって、時刻情報等表示する背景はメタル調に
なる。
【0061】反射型偏光シート3を下基板2に均一な厚
さの粘着剤で圧着しているため、反射型偏光シート3は
フラットな下基板2にならい、反射像の歪みのないメタ
ル調の液晶表示装置を提供できる。
【0062】なおこの実施形態は90度ツイストネマチ
ックモードで説明したが、本発明はこのほかスーパーツ
イステッドモードや、ゲストホストモードにも使用でき
る。
【0063】〔第3の実施形態:図3〕図3に示すよう
に第3の実施形態の液晶表示装置は、液晶層8の視認側
に吸収型偏光板5を設ける。さらに、液晶層8の視認側
と反対側にスペーサ10を介して反射型偏光シート3を
設ける。この反射型偏光シート3の下方にスペーサ10
を介してバックライト7を有する。
【0064】ここで液晶層8の視認側に設ける吸収型偏
光板5は透過容易軸と平行する光の振動面は透過し、透
過容易軸と直交する光の振動面は吸収するシート状の部
材である。この吸収型偏光板5は、従来、液晶表示装置
に広く使用されており粘着剤付きで容易に市場で入手で
きる。
【0065】液晶層8の視認側と反対側に設ける反射型
偏光シート3は、透過容易軸と直交する光の振動面は反
射し、透過容易軸と平行する光の振動面は透過するシー
ト状の部材である。この反射型偏光シート3としては、
住友スリーエム株式会社のオプチカルフィルムDBEF
(商品名)を使用する。この反射型偏光シートには粘着
剤付きが無く、単に置くだけ設ける必要がある。このた
め波打ち、密着による干渉縞の発生の問題がある。
【0066】バックライト7はエレクトロルミネッセン
ス(EL)素子、またはライトエミティングダイオード
(LED)素子、または冷陰極管、または熱陰極管を適
用する。
【0067】液晶層8は2枚のガラス基板、すなわち上
基板1と下基板2のあいだに液晶を閉じこめるように封
止し、ツイスト角が90度のツイストネマチック液晶で
構成している。2枚のガラス基板には液晶と接触する側
に電極(図示せず)を形成し、さらに液晶分子が所定の
方向に配向するように配向処理を行う。
【0068】以上のようにしてできた液晶セルに反射型
偏光シート3をスペーサ10を介して設ける。
【0069】まず上基板1の液晶層8の反対側、すなわ
ち視認側に吸収型偏光板5を、粘着剤6を介してローラ
圧着する。さらに反射型偏光シート3を下基板2の液晶
層8の反対側のスペーサ10を介して設ける。
【0070】まず反射型偏光シート3を所定の形状に切
断する。この反射型偏光シート3の周辺部に粘着剤11
を貼る。この周辺部の粘着剤11は連続的に設けても、
部分的に設けてもよい。また粘着剤11は表示部以外
(見切り部以外)に設ける。構造的に反射型偏光シート
を固定する場合、この粘着剤を使用しなくてもよい。
【0071】下基板2の液晶層8と反対側を上面に置
き、この下基板2にスペーサ10を設ける。このスペー
サとしては、径10μm前後の径の均一なプラスチック
ビーズを使用する。また同様な径のシリカビーズを使用
することもできる。
【0072】プラスチックビーズの設置法は、まずIP
Aと純水の混合液にプラスチックビーズを混ぜ充分に攪
拌する。この混合液を下基板2上にスプレー散布するこ
とで下基板2上全面に設ける。
【0073】周辺部の粘着剤11を設けた反射型偏光シ
ート3の粘着剤11を設けた反対面を定盤に真空吸着
し、平面を出した状態にて位置決めし、スペーサ10を
散布した下基板2上に圧着する。粘着剤厚さが30μm
程度あるため、約10μmのスペーサが粘着剤が付く面
にも存在するが粘着剤に埋もれてしまい問題はない。
【0074】バックライト7の表面が平滑で反射型偏光
板と密着を起こし干渉縞が発せいする場合には、同様の
方法でスペーサ10を散布しておく。バックライト7の
表面が平滑でなく干渉縞が発生しない場合は不要であ
る。
【0075】液晶層8を介して上下に配置する吸収型偏
光板5の透過容易軸と、反射型偏光シート3の透過容易
軸とは、平行になるように配置する。
【0076】さらに視認側に配置する吸収型偏光板5の
透過容易軸は、視認側の液晶層8の分子の長軸方向に揃
えるように構成する。
【0077】本発明の液晶表示装置では、液晶層8の視
認側に配置する吸収型偏光シート5に入射した光の半分
は液晶層8の入射し、時刻情報等表示する背景では、液
晶層8を透過して下側の反射型偏光シート3で反射す
る。
【0078】このため本発明の液晶表示装置では、液晶
層8に入射した光のほとんど全部が反射することにな
る。したがって、時刻情報等表示する背景はメタル調に
なる。
【0079】反射型偏光シート3を下基板2にスペーサ
10を介して設けているため反射像の歪みのない、また
密着による干渉縞の発生のないメタル調の液晶表示装置
を提供できる。
【0080】なおこの実施形態は90度ツイストネマチ
ックモードで説明したが、この他スパーツイステッドモ
ードや、ゲストホストモードにも使用できる。
【0081】またこの実施形態は下基板2と反射型偏光
シート3を固着し、反射型偏光シート3とバックライト
7を固着しない形態を示したが、下基板2と反射型偏光
シート3を固着せずに、反射型偏光シート3とバックラ
イト7を固着することも可能である。また下基板2と反
射型偏光シート3を固着せず、反射型偏光シート3とバ
ックライト7も固着しない形態も可能である。
【0082】
【発明の効果】以上の説明のように本発明における液晶
表示装置は、液晶層の視認側と反対側に設ける反射型偏
光シートは、透過容易軸と直交する振動面をもつ直線偏
光は反射するシート状の部材である。
【0083】液晶層を間に挟んで視認側に配置する吸収
型偏光板の透過容易軸と、液晶層の視認側と反対側に配
置する反射型偏光シートの透過容易軸とを平行に配置し
さらに液晶層を90度ツイストネマチック液晶とする。
【0084】すると液晶層の視認側に配置する吸収型偏
光板に入射した光の半分は液晶層に入射し、時刻情報等
表示する背景では下側の反射型偏光板で反射する。この
ため本発明の液晶表示装置では液晶層に入射した光のほ
とんど全部が反射しメタル調の表示になる。
【0085】しかしメタル調の表示を行った場合、反射
型偏光シートを置いただけでは、反射型偏光シートの波
打ちにより反射像が歪んで表示品位を著しく下げること
になる。また反射型偏光シートがガラス基板に密着し干
渉縞が見えて表示品位を下げる。この2点が商品化の障
害になっていた。
【0086】本発明を用いることにより、商品化の障害
になっていた、波打ち、密着による干渉縞の発生を押さ
えることができ、メタル調の液晶表示装置を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における液晶表示装
置の構成を示す図面である。
【図2】本発明の第2の実施の形態における液晶表示装
置の構成を示す図面である。
【図3】本発明の第3の実施の形態における液晶表示装
置の構成を示す図面である。
【図4】従来技術における液晶表示装置の構成を示す図
面である。
【符号の説明】
1 上基板 2 下基板 3 反射型偏光シート 4 接着剤 5 吸収型偏光板 6 粘着剤 7 バックライト 8 液晶層 9 粘着剤 10 スペーサ 11 粘着剤

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の基板間に挟持された液晶層と、反
    射型偏光シートとを有する液晶表示装置であって、 反射型偏光シートを接着剤にて基板に固着したことを特
    徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 接着剤は。UV硬化型接着剤を使用した
    ことを特徴とする請求項1記載の液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 複数の基板間に挟持された液晶層と、反
    射型偏光シートとを有する液晶表示装置であって、 反射型偏光シートを粘着剤にて基板に固着したことを特
    徴とする液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 複数の基板間に挟持された液晶層と、反
    射型偏光シートとを有する液晶表示装置であって、 反射型偏光シートと基板間にスペーサを介し配置したこ
    とを特徴とする液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 複数の基板間に挟持された液晶層と、反
    射型偏光シートとを有する液晶表示装置であって、 反射型偏光シートと基板間にスペーサを介し一部を固着
    したことを特徴とする液晶表示装置。
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