JPH1172101A - 油圧シリンダの戻り油回路装置 - Google Patents

油圧シリンダの戻り油回路装置

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JPH1172101A
JPH1172101A JP24937397A JP24937397A JPH1172101A JP H1172101 A JPH1172101 A JP H1172101A JP 24937397 A JP24937397 A JP 24937397A JP 24937397 A JP24937397 A JP 24937397A JP H1172101 A JPH1172101 A JP H1172101A
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hydraulic
return oil
main
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JP24937397A
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English (en)
Inventor
Tsunenobu Okamura
経信 岡村
Kazuyuki Sagi
和行 佐木
Takashi Chikuana
隆司 築穴
Kazuyoshi Yamaguchi
和芳 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Yutani Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建設機械等に装備されている油圧シリンダで
は、そのピストンのヘッド側油室に対する受圧面積は、
ロッド側油室に対する受圧面積に比べてピストンロッド
の断面積だけ大きい。そのために油圧シリンダの縮小作
動時には、前記ヘッド側油室からの戻り油がコントロー
ルバルブを通過するときには、前記戻り油が絞られた状
態となり、それによる圧力損失が大きく、しかも戻り油
流過騒音が問題となる。本発明は、前記圧力損失を低減
し、省エネ化と低流過騒音化を実施できる戻り油回路装
置を提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明では、油圧シリンダのヘッド側油
室から作動油タンクに通じる主戻り管路に対し分岐戻り
管路を分岐させて作動油タンクに連通し、前記分岐戻り
管路の開通・遮断作動を前記主戻り管路の開通・遮断作
動と連動させるようにした。そして前記連動を、前記油
圧シリンダ制御用方向切換弁のメインスプール、又は別
個に形成したスプールのストローク移動によって行なっ
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として油圧ショ
ベルなど建設機械,作業車両に装備している油圧シリン
ダの戻り油回路装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は、実用新案登録第2500378
号公報に記載されている一実施例方向切換弁を示す断面
図である。図9に示す一実施例方向切換弁ではスプール
12を図示で左方へストローク移動操作すると、油圧ポ
ンプ25からの圧油は油圧シリンダ70のロッド側油室
70b に供給され、それと同時にヘッド側油室70a
らの戻り油は、管路136、ケーシング10の給排油ポ
ート17、給排油路14、スプール12の環状外周溝1
37、タンク油路20、タンク連通回路138を経て作
動油タンク23に戻されるので、油圧シリンダ70が縮
小作動を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図9に示すように従来
より、油圧シリンダ70制御用方向切換弁の給排油路1
4,14’の油路断面積(この油路断面は図示されてい
ない)は、油圧シリンダ70の所要の伸縮作動速度に適
合するように略同じ面積に設定している。しかし油圧シ
リンダ70のピストン71のヘッド側油室70a に対す
る受圧面積は、ロッド側油室70b に対する受圧面積に
比べてピストンロッド139の断面積だけ大きい。した
がって前記油圧シリンダ70の縮小作動時には、ヘッド
側油室70a からの戻り油が、ロッド側油室70b へ供
給される供給流量よりかなり多量である。そのために前
記ヘッド側油室70a からの戻り油が給排油路14を通
過する(この場合タンク油路20も通過する)ときに
は、前記戻り油が絞られた状態となり、給排油路14及
びタンク油路20における圧力損失が大きく、しかも戻
り油流過騒音が問題となる。本発明は、前記方向切換弁
を通過する戻り油により圧力損失を低減し、省エネ化と
低流過騒音化を実施できる油圧シリンダの戻り油回路装
置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では、油圧ポンプ
からの圧油を方向切換弁を介して油圧シリンダのヘッド
側油室とロッド側油室に対し交互に給排することによ
り、前記油圧シリンダの伸縮作動を行うようにしている
油圧回路において、前記ヘッド側油室から作動油タンク
に通じる主戻り管路に対して分岐戻り管路を分岐せしめ
て前記作動油タンクに連通し、前記分岐戻り管路の開通
・遮断作動を前記主戻り管路の開通・遮断作動と連動さ
せた。そして前記の場合に、前記分岐戻り管路を前記方
向切換弁の内部に形成した分岐戻り油用油路を通じて作
動油タンクに連通するようにし、前記分岐戻り油用油路
の開通・遮断作動を、前記方向切換弁のメインスプール
のストローク移動により行うようにした。或いはまた前
記分岐戻り油管路に、前記方向切換弁と一体形の分岐戻
り油用切換弁を介設し、前記分岐戻り油用切換弁の油路
を開通・遮断する開閉用スプールを、前記メインスプー
ルと連動せしめるようにした。
【0005】本発明では、油圧シリンダのヘッド側油室
から作動油タンクに通じる主戻り管路に対し、分岐戻り
管路を分岐させて作動油タンクに連通し、前記分岐戻り
管路の開通・遮断作動を前記主戻り管路の開通・遮断作
動と連動させるようにしたが、その場合に前記連動を前
記油圧シリンダ制御用方向切換弁のメインスプールのス
トローク移動によって行うようにするか、或いは前記メ
インスプールに形成されない別個の開閉用スプールによ
って行うようにした。したがって前記方向切換弁の中立
位置時には前記油圧シリンダは作動停止状態であって、
前記主戻り管路に通じる前記方向切換弁内の主戻り油路
と、前記分岐戻り管路に通じる分岐戻り油用油路はとも
に油路遮断状態になっている。次に前記方向切換弁の操
作による前記油圧シリンダの縮小作動時には、前記方向
切換弁の主戻り油路(この場合の主戻り油路はその隣側
に形成されているタンク連通油路と開通状態になる)
と、前記分岐戻り管路より通じる前記分岐戻り油用油路
はともに油路開通状態になっているので、前記ヘッド側
油室からの戻り油は前記主戻り油路と前記分岐戻り油用
油路とに分流され、ともに前記作動油タンクに戻され
る。したがって前記方向切換弁を通過する戻り油による
圧力損失を低減し、省エネ化と低流過騒音化を実施する
ことができる。なお前記油圧シリンダの伸長作動を行う
ように前記方向切換弁を操作すると、前記方向切換弁内
の前記主戻り油路は前記作動油タンクに対して遮断され
る(詳くは前記主戻り油路が前記タンク連通油路に対し
て遮断される)とともに、それと連動して前記分岐戻り
油用油路は前記作動油タンクに対して遮断状態となる。
したがって前記油圧シリンダの伸長操作時に前記油圧ポ
ンプからの圧油は、前記主戻り油路(この場合には圧油
供給用の油路になる)を通じて前記ヘッド側油室に供給
されると同時に、前記油圧シリンダのロッド側油室から
の戻り油は、ロッド側主戻り油路、ロッド側タンク連通
油路を通じて前記作動油タンクに戻される。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の戻り油回
路装置(図1には図示されていない)を装備した一実施
形態の油圧ショベルの側面図である。図において、1は
油圧ショベルの下部走行体、2は下部走行体1の上部に
連設した上部旋回体、3は上部旋回体2の前部に装着し
た作業アタッチメント、4は作業アタッチメント3の一
構成要素であるブーム、5はアーム、6は作業工具とし
てのバケット、7はブームシリンダ、8はアームシリン
ダ、9はバケットシリンダである。
【0007】図2は、本発明の第1の実施形態の戻り油
回路装置11付近を示す要部斜視図である。図におい
て、13は図1に示す上部旋回体2に搭載したエンジ
ン、15はエンジン13によって駆動される油圧ポン
プ、16は作動油タンク、18は図1に示すブームシリ
ンダ7,アームシリンダ8,バケットシリンダ9等の各
種油圧アクチュエータを制御するコントロールバルブ
(いわゆる多連弁である)、19はエンジン13用のラ
ジエータ、21はオイルクーラ、22は前記ブームシリ
ンダ7,アームシリンダ8,バケットシリンダ9等のう
ち例えばアームシリンダ8など油圧シリンダ(図2には
図示していないが後述する)のヘッド側油室より通じて
いる主戻り管路、24は主戻り管路22より分岐せしめ
た分岐戻り管路、26はタンク戻り管路である。
【0008】図3は、図2におけるコントロールバルブ
18内の一方向切換弁の断面と第1の実施形態の戻り油
回路装置11の油圧回路を示す図である。図において、
27は例えばアームシリンダ8などの油圧シリンダ、2
a は油圧シリンダ27のヘッド側油室、27b はロッ
ド側油室、28a は油圧シリンダ27制御用の方向切換
弁、29a は方向切換弁28a のメインスプール、30
L ,30R はメインスプール29a 操作用のパイロット
圧を導入する左右のそれぞれパイロットポート、31は
油圧ポンプ15からの吐出圧油を導入するメイン圧導入
油路、32は背圧逆止弁、33L ,33R は左右のそれ
ぞれヘッド側,ロッド側給排ポート、34L ,34R
左右のそれぞれヘッド側,ロッド側主戻り油路(ヘッド
側主戻り油路34L ,ロッド側主戻り油路34R はそれ
ぞれ給排用油路のはたらきをするが本発明においては主
として戻り回路の説明を行うので、説明の都合上、ヘッ
ド側,ロッド側主戻り油路という)、35L ,35R
それぞれヘッド側油室27a ,ロッド側油室27b 用の
各リリーフ弁、36L ,36R はそれぞれヘッド側,ロ
ッド側タンク連通油路、37は方向切換弁28a の弁本
体38に形成した分岐戻り油流入ポート、39a ,39
b ,39c は複数のタンクポートである。
【0009】次に、本発明の第1の実施形態の戻り油回
路装置11の構成を図2及び図3について述べる。第1
の実施形態の戻り油回路装置11では、油圧シリンダ2
7のヘッド側油室27a に接続されている主戻り管路2
2に対して分岐戻り管路24を分岐せしめ、前記分岐戻
り管路24を、前記油圧シリンダ27制御用の方向切換
弁28の弁本体38内部に形成した分岐戻り油用油路4
0(図3に示す)を通じて作動油タンク16に連通する
ようにし、かつ前記分岐戻り油用油路40の開通・遮断
作動を、前記方向切換弁28a のメインスプール29a
のストローク移動による前記ヘッド側主戻り油路34L
(図3に示すように主戻り管路22から通じている)の
開通・遮断作動と連動させて行うようにした。
【0010】次に、本発明の第1の実施形態の戻り油回
路装置11の作用について述べる。第1の実施形態の戻
り油回路装置11では、図3に示すように方向切換弁2
aのメインスプール29a の中立位置時には前記油圧
シリンダ27は作動停止状態であって、前記主戻り管路
22に通じる前記方向切換弁28a 内の主戻り油路34
L と、前記分岐戻り管路24に通じる分岐戻り油用油路
40はともに油路遮断状態(作動油タンク16に対して
開通していない状態)になっている。
【0011】次に図4は、図3における油圧シリンダ2
7を縮小作動させる状態を示す図である。図4に示すパ
イロットポート30R より矢印イのようにパイロット圧
を作用させると、メインスプール29a が図示で左方
(矢印ロの方向)にストローク移動する。方向切換弁2
a 内のヘッド側主戻り油路34L とヘッド側タンク連
通油路36とがメインスプール29a の環状外周溝41
を介して開通し、また分岐戻り油用油路40はメインス
プール29a の環状外周溝42を介して開通する。油圧
ポンプ15からの圧油が油圧シリンダ27のロッド側油
室27b に供給されると同時に、ヘッド側油室27a
らの戻り油は、主戻り管路22、ヘッド側給排ポート3
L 、ヘッド側主戻り油路34L 、メインスプール29
a の環状外周溝41、タンクポート39a 、オイルクー
ラ21を経て、作動油タンク16に戻され、また主戻り
管路22より分流した戻り油は、分岐戻り管路24、分
岐戻り油流入ポート37、開通した分岐戻り油用油路4
0(メインスプール29a の環状外周溝42により開
通)、タンクポート39b 及び39c 、オイルクーラ2
1を経て、作動油タンク16に戻される。したがって前
記方向切換弁28a を通過する戻り油による圧力損失を
低減し、省エネ化と低流過騒音化を実施することができ
る。
【0012】なお図5は、図3における油圧シリンダ2
7を伸長作動させる状態を示す図である。図5に示すパ
イロットポート30L より矢印ハのようにパイロット圧
を作用させると、メインスプール29a が図示で右方
(矢印ニの方向)にストローク移動する。方向切換弁2
8内の前ヘッド側主戻り油路34L はヘッド側タンク連
通油路36L に対して遮断される(すなわち作動油タン
ク16に対して遮断されるとともに、それと連動して前
記分岐戻り油用油路40はメインスプール29aのラン
ド部(このランド部に符号を付していない)により、前
記作動油タンク16に対して遮断状態となる。したがっ
て前記油圧シリンダ27の伸長操作時に前記油圧ポンプ
15からの圧油は、前記ヘッド側主戻り油路34L (こ
の場合には圧油供給用の油路になる)を通じて前記ヘッ
ド側油室27a に供給されると同時には、ロッド側油室
27b からの戻り油は、ロッド側主戻り油路34R ,ロ
ッド側タンク連通油路36R を通じて前記作動油タンク
16に戻される。
【0013】次に図6は、本発明の第2の実施形態の戻
り油回路装置43a の油圧回路と方向切換弁28b の断
面を示す図である。図において、図3に示す第1の実施
形態の戻り油回路装置11と同一構成要素を使用するも
のに対しては同符号を付す。29b は方向切換弁28b
のメインスプール、44は前記方向切換弁28b の弁本
体45内に設けた分岐戻り油用切換弁、46は前記メイ
ンスプール29b とは別個に設けている分岐戻り油用切
換弁44の開閉用スプール、47は開閉用スプール46
の環状外周溝、37’は分岐戻り油流入ポート、39d
はタンクポート、40’は前記分岐戻り油流入ポート3
7’よりタンクポート39d に通じる分岐戻り油用油
路、48はメインスプール29b 用のパイロットポート
30L と連通しているパイロットポート、49はスプリ
ングである。
【0014】次に、本発明の第2の実施形態の戻り油回
路装置43a の構成及び作用を図6について述べる。第
2の実施形態の戻り油回路装置43a では、油圧シリン
ダ27のヘッド側油室27a に接続されている主戻り管
路22に対して分岐戻り管路24’を分岐せしめ、また
弁本体45に分岐戻り油用切換弁44を設け、前記分岐
戻り油用切換弁44内の分岐戻り油用油路40’の油路
を開通・遮断する開閉用スプール46を、前記メインス
プール29b と連動せしめるようにした。そこで図6に
おける油圧シリンダ27を縮小作動させる場合にパイロ
ットポート30L にパイロット圧を作用させると、その
パイロット圧はパイロット管路50を通じて分岐戻り油
用切換弁44のパイロットポート48に作用する。メイ
ンスプール29b と開閉用スプール46がともに図示で
右方へストローク移動し、開閉用スプール46の環状外
周溝47と前記分岐戻り油用油路40’が合致し、分岐
戻り油用油路40’は開通状態となる。油圧ポンプ15
からの圧油が油圧シリンダ27のロッド側油室27b
供給されると同時に、ヘッド側油室27a からの戻り油
は、主戻り管路22、ヘッド側給排ポート33L 、ヘッ
ド側主戻り主油路34L 、メインスプール29b の環状
外周溝41’、タンクポート39a 、オイルクーラ21
を経て、作動油タンク16に戻され、また主戻り管路2
2より分流した戻り油は、分岐戻り管路24’分岐戻り
油流入ポート37’、開通した分岐戻り油用油路4
0’、タンクポート39d 、管路51、オイルクーラ2
1を経て、作動油タンク16に戻される。したがって前
記第1の実施形態の戻り油回路装置11の場合と同様
に、前記ヘッド側油室27a からの戻り油による圧力損
失を低減し、省エネ化と低流過騒音化を実施することが
できる。なおメインスプール29b 用のパイロットポー
ト30L にパイロット圧を作用させていないときには、
分岐戻り油用切換弁44内の開閉用スプール46はスプ
リング49のばね力により図示で左方へ負勢されてお
り、その開閉用スプール46のランド部(符号を付して
いない)にて前記分岐戻り油用油路40’は遮断状態と
されている。
【0015】次に図7は、本発明の第3の実施形態の戻
り油回路装置43b の油圧回路と、方向切換弁28’b
及び分割形の分岐戻り油用切換弁44’の断面を示す図
である。図において、図6に示す第2の実施形態の戻り
油回路装置43a と同一構成要素を使用するものに対し
ては同符号を付す。45’は方向切換弁28’b の弁本
体、52は分岐戻り油用切換弁44’の弁本体である。
図8は、図7における分岐戻り油用切換弁44’の拡大
図である。図7に示す第3の実施形態の戻り油回路装置
43b の構成が図6に示す第2の実施形態の戻り油回路
装置43a と異なる点は、分岐戻り油用切換弁44’を
方向切換弁28’b の弁本体45’に対して分割形に形
成した点である。したがって本発明の戻り油回路装置を
そなえていない既製の方向切換弁に対して前記分岐戻り
油用切換弁44’を組付け、配管することによって、前
記戻り油回路装置の後付け構成が可能となる。
【0016】
【発明の効果】本発明では、油圧シリンダのヘッド側油
室から作動油タンクに通じる主戻り管路に対して分岐戻
り管路を分岐せしめて作動油タンクに連通し、前記分岐
戻り管路の開通・遮断作動を前記主戻り管路の開通・遮
断作動と連動させるようにしたが、その場合に前記連動
を前記油圧シリンダ制御用方向切換弁のメインスプール
のストローク移動によって行うようにするか、或いは前
記メインスプールに形成されない別個の開閉用スプール
によって行うようにした。したがって前記油圧シリンダ
の縮小作動時には、前記方向切換弁の主戻り油路と、前
記分岐戻り管路より通じる前記分岐戻り油用油路はとも
に油路開通状態になっているので、前記へッド側油室か
らの戻り油は前記主戻り油路と前記分岐戻り油用油路と
に分流され、ともに前記作動油タンクに戻される。した
がって前記ヘッド側油室からの戻り油による圧力損失を
低減し、省エネ化と低流過騒音化を実施することでき
る。なお前記開閉用スプールをそなえた分岐戻り油用切
換弁を方向切換弁の弁本体に対して分割形に形成したも
のは、本発明の戻り油回路装置をそなえていない既製の
方向切換弁(コントロールバルブ)に対して前記分割形
の分岐戻り油用切換弁を組付け、配管することによっ
て、前記戻り油回路装置の後付け構成が可能となるの
で、便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の戻り油回路装置を装備した一実施形態
の油圧ショベルの側面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態の戻り油回路装置付近
を示す要部斜視図である。
【図3】図2におけるコントロールバルブ内の一方向切
換弁の断面と第1の実施形態の戻り油回路装置の油圧回
路を示す図である。
【図4】図3における油圧シリンダを縮小作動させる状
態を示す図である。
【図5】図3における油圧シリンダを伸長作動させる状
態を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施形態の戻り油回路装置の油
圧回路と方向切換弁の断面を示す図である。
【図7】本発明の第3の実施形態の戻り油回路装置油圧
回路と、方向切換弁及び分割形の分岐戻り油用切換弁の
断面を示す図である。
【図8】図7における分岐戻り油用切換弁の拡大図であ
る。
【図9】従来技術の一実施例方向切換弁を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
11,43a ,43b 戻り油回路装置 15,25 油圧ポンプ 16,23 作動油タンク 18 コントロールバルブ 21 オイルクーラ 22 主戻り管路 24,24’ 分岐戻り管路 26 タンク戻り管路 27,70 油圧シリンダ 27a ,70a ヘッド側油室 27b ,70b ロッド側油室 28a ,28b ,28’b 方向切換弁 29a ,29b メインスプール 34L ヘッド側主戻り油路 36L ヘッド側タンク連通油路 38,45,45’,52 弁本体 39a ,39b ,39c ,39d タンクポート 40,40’ 分岐戻り油用油路 41,42,47,137 環状外周溝 44,44’ 分岐戻り油用切換弁 46 開閉用スプール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 築穴 隆司 広島県広島市西区庚午中4丁目21−26− 507 (72)発明者 山口 和芳 広島県広島市安佐南区祇園6丁目12−19

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧ポンプからの圧油を方向切換弁を介
    して油圧シリンダのヘッド側油室とロッド側油室に対し
    交互に給排することにより、前記油圧シリンダの伸縮作
    動を行うようにしている油圧回路において、前記ヘッド
    側油室から作動油タンクに通じる主戻り管路に対して分
    岐戻り管路を分岐せしめて前記作動油タンクに連通し、
    前記分岐戻り管路の開通・遮断作動を前記主戻り管路の
    開通・遮断作動と連動させたことを特徴とする油圧シリ
    ンダの戻り油回路装置。
  2. 【請求項2】 前記分岐戻り管路を前記方向切換弁の内
    部に形成した分岐戻り油用油路を通じて作動油タンクに
    連通するようにし、前記分岐戻り油用油路の開通・遮断
    作動を、前記方向切換弁のメインスプールのストローク
    移動により行うようにしたことを特徴とする請求項1記
    載の油圧シリンダの戻り油回路装置。
  3. 【請求項3】 前記分岐戻り油管路に分岐戻り油用切換
    弁を介設し、前記分岐戻り油用切換弁の油路を開通・遮
    断する開閉用スプールを、前記メインスプールと連動せ
    しめるようにしたことを特徴とする請求項1記載の油圧
    シリンダの戻り油回路装置。
  4. 【請求項4】 前記分岐戻り油用切換弁を下記方向切換
    弁と一体形に形成したことを特徴とする請求項1及び3
    記載の油圧シリンダの戻り油回路装置。
JP24937397A 1997-08-28 1997-08-28 油圧シリンダの戻り油回路装置 Pending JPH1172101A (ja)

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