JPH1171860A - コンクリートブロックの連結構造及びこれに用いられる連結器 - Google Patents

コンクリートブロックの連結構造及びこれに用いられる連結器

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JPH1171860A
JPH1171860A JP10170972A JP17097298A JPH1171860A JP H1171860 A JPH1171860 A JP H1171860A JP 10170972 A JP10170972 A JP 10170972A JP 17097298 A JP17097298 A JP 17097298A JP H1171860 A JPH1171860 A JP H1171860A
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connecting rod
concrete block
block
male screw
fastening member
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JP10170972A
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Takeo Taguchi
武雄 田口
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KAIEE TECHNO KK
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  • Reinforcement Elements For Buildings (AREA)
  • Lining And Supports For Tunnels (AREA)
  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンクリートブロックを適正な圧接状態で強
固に連結できるコンクリートブロックの連結構造を提供
する。 【解決手段】 分割ブロックDB1とDB2を組み合わ
せた後に、工具を用いて第1締め付け部材51と第2締
め付け部材52の少なくとも一方を回転させるだけの簡
単な作業によって、分割ブロックDB1とDB2の連結
面をパッキンを介して圧接して、両ブロックDB1とD
B2を強固に連結することができる。また、前記の締め
付け作業によって相対向する連結ロッド30に引き寄せ
力を付与してパッキンを十分に押圧することができるの
で、分割ブロックDB1とDB2を適正な圧接状態で連
結して、所期の気密性や水密性を的確に確保することが
できる。さらに、相対向する連結ロッド30に引き寄せ
力を付与した状態を維持できるので、外部から力を受け
ても分割ブロックDB1とDB2の連結に緩みを生じる
ことがなく、長期に亘って連結状態を良好に維持するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリートブロ
ックを建設現場において連結するときに有用なコンクリ
ートブロックの連結構造と、この連結構造に用いられる
連結器に関する。
【0002】
【従来の技術】梁や擁壁や暗渠や水路等のコンクリート
構造物を構築するときに用いられるコンクリートブロッ
クは、作業能率や精度や品質管理の向上を目的として、
建設現場以外のところで製作されている。ところが、ブ
ロック自体が大型で重い場合や複雑な形状を持つブロッ
クの場合には、輸送にかかる作業負担やコストが増して
しまうと共に、大きな保管スペースが必要となる。
【0003】依って、近年では、前記のコンクリートブ
ロックを予め分割して製作し、この分割ブロックを建設
現場に搬入し、必要に応じて連結する方法が採用されて
いる。例えば、図44に示すように、所定形状の暗渠ブ
ロックを予め上下に分割して製作しておき、この分割ブ
ロック201と202を建設現場において連結してい
る。
【0004】この分割ブロック201と202の連結面
側の端部側面には、凹部201aと202aが間隔をお
いてそれぞれ形成されている。また、各凹部201a,
202a内には、ブロック内に埋設された内部鉄筋の端
部201bと202bがそれぞれ露出している。
【0005】この分割ブロック201と202を連結す
るときには、2つの分割ブロック201と202をパッ
キン(図示省略)を間に挟んで図のように組み合わせ
る。そして、相対向する鉄筋端部201b,202bを
個々に溶接して、2つの分割ブロック201と202を
一体化させる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の連結方
法では、1箇所当たりの溶接に5分〜10分の時間を要
するため、複数の溶接作業者を使用したとしても一連の
連結作業が完了するまでにかなりの時間を必要とすると
共に、環境条件や作業者の能力によって溶接品質にバラ
ツキが生じ易い。
【0007】また、内部鉄筋の端部201b,202b
同志を溶接するだけであるため、連結時にパッキンを十
分に押圧することができない。つまり、パッキンを間に
挟んでも2つの分割ブロック201と202を適正な圧
接状態で連結することが困難で、所期の気密性や水密性
を確保することが難しい。
【0008】本発明は前記事情に鑑みて創作されたもの
で、その目的とするところは、コンクリートブロックを
適正な圧接状態で強固に連結できるコンクリートブロッ
クの連結構造と、この連結構造に有用な連結器を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明のコンクリートブロックの連結構造は、コン
クリートブロックを相互連結するためのコンクリートブ
ロックの連結構造であって、一方のコンクリートブロッ
クに、その端部がブロック連結面の近傍位置で露出する
ように埋設された連結ロッドと、他方のコンクリートブ
ロックに、その端部がブロック連結面の近傍位置で露出
するように埋設された連結ロッドと、互いの連結ロッド
が向き合うようにコンクリートブロックを組み合わせた
状態において、相対向する連結ロッドの露出端部それぞ
れに対して互いを引き寄せる方向の力を付与し、且つ所
定の引き寄せ力を付与した状態を維持する連結器とを備
えることをその主たる特徴としている。
【0010】この連結構造によれば、連結器によって、
相対向する連結ロッドに対して互いを引き寄せる方向の
力を付与し、且つ所定の引き寄せ力を付与した状態を維
持することができるので、コンクリートブロックを相互
連結するときにコンクリートブロックを適正な圧接状態
で強固に連結できる。
【0011】また、本発明の連結器は、連結ロッドがそ
の一端部がブロック連結面の近傍位置で露出するように
埋設されたコンクリートブロックを相互連結するときに
用いられる連結器であって、雄ネジ部を有し、一方のコ
ンクリートブロックの連結ロッドの露出端部に回転自在
に取り付けられる筒状の雄ネジ部材と、前記雄ネジ部に
対応する雌ネジ部を有し、他方のコンクリートブロック
の連結ロッドの露出端部に回転自在に取り付けられる筒
状の雌ネジ部材とを備えることをその主たる特徴として
いる。
【0012】この連結器によれば、一方のコンクリート
ブロックの連結ロッドの露出端部に雄ネジ部材を回転自
在に取り付け、且つ他方のコンクリートブロックの連結
ロッドの露出端部に雌ネジ部材を回転自在に取り付けた
状態で、雄ネジ部材と雌ネジ部材を相互に締め付けるこ
とにより、相対向する連結ロッドに対して互いを引き寄
せる方向の力を付与し、且つ所定の引き寄せ力を付与し
た状態を維持することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1〜図5には本発明の一実施態
様を示してある。図1〜図5において、符号DB1とD
B2は分割ブロック、10は内部鉄筋、30は連結ロッ
ド、50は連結器である。
【0014】分割ブロックDB1とDB2は梁ブロック
用のもので、左右に連結されて所定形状の梁ブロックと
なる(図1参照)。この分割ブロックDB1とDB2
は、建設現場以外のところで予め製作されたプレキャス
トコンクリート製品であり、連結されないまま建設現場
に搬入される。
【0015】各分割ブロックDB1とDB2には補強用
の内部鉄筋10がそれぞれ内蔵されている。この内部鉄
筋10は、互いが平行な8本の主筋11と、主筋11の
外側を囲むように配された4本のあばら筋12と、あば
ら筋12の端部間を結ぶように配された4本の補助筋1
3とから成り、各分割ブロックDB1とDB2と相似形
に組み上げられた後に溶接や他の手法により接合されて
一体化されている。勿論、図示例以外の構造を有するも
のを内部鉄筋として用いてもよく、主筋11と平行な添
筋(図示省略)を有するものを内部鉄筋として用いても
よい。
【0016】また、分割ブロックDB1の連結面側の端
部上下面と、分割ブロックDB2の連結面側の端部上下
面には、上下面側と連結面側に開口を有する凹部40が
間隔をおいて2個ずつ形成されている。
【0017】さらに、各分割ブロックDB1とDB2の
内部には、主筋11と平行となるように所定長さの連結
ロッド30が4本ずつ埋設されている。図示例のもので
は、この連結ロッド30として異形鉄筋が用いられお
り、この連結ロッド30を前記内部鉄筋10に溶接や他
の手法によって接合してある。つまり、分割ブロックD
B1とDB2は、連結ロッド30が一体化された内部鉄
筋10を用いて製作されている。また、各連結ロッド3
0はその一端部に雄ネジ部30aを有しており、この雄
ネジ部30aを各凹部40内で露出している。
【0018】ちなみに、連結ロッド30太さは、連結対
象となる分割ブロックの重量や連結後の梁ブロックに外
部から加わる力等の条件に応じて適宜選定される。ま
た、後に詳述する連結器50の大きさも、連結ロッド3
0の太さや前記同様の条件に応じて適宜選定される。
【0019】例えば、本実施態様のような梁ブロックで
は、下面側に引っ張り力が作用し上面側に圧縮力が作用
するため、引っ張り力が作用する下面側には、圧縮力が
作用する上面側よりも、連結ロッド30として太いもの
を用い、且つこれに対応した大型の連結器50を用いる
とよい。勿論、連結ロッド30の太さや連結器50の大
きさを同じにして、引っ張り力が作用する下面側の連結
ロッド30及び連結器50の数を圧縮力が作用する上面
側よりも多くしてもよい。
【0020】また、本実施態様では、連結ロッド30と
して表面凸部を有する異形鉄筋を用い、且つ連結ロッド
30を内部鉄筋10と一体化することで、連結ロッド3
0に所期の引っ張り強度を確保するようにしている。
尚、連結ロッド30を内部鉄筋10に一体化しなくとも
所期の引っ張り強度が得られる場合には、連結ロッド3
0を内部鉄筋10に必ずしも接合する必要はない。
【0021】連結器50は、図3及び図4に示すよう
に、第1締め付け部材51と、第2締め付け部材52
と、連結ロッド30の雄ネジ部30aに取り付け可能な
2つのナット53とから構成されている。
【0022】第1締め付け部材51は、連結ロッド30
の外径よりも僅かに大きな口径を有する挿通孔51a
と、ナット53の外径よりも僅かに大きな口径を有する
挿通孔51bを、段差51cを介して有している。ま
た、第1締め付け部材51の挿通孔51a側の端部に
は、レンチ等の工具(図示省略)が係合可能なナット状
部分51dが設けられている。さらに、第1締め付け部
材51の挿通孔51bの外側面には雄ネジ部51eが設
けられている。
【0023】第2締め付け部材52は、連結ロッド30
の外径よりも僅かに大きな口径を有する挿通孔52a
と、前記雄ネジ部51eに対応した雌ネジ孔52bを、
段差52cを介して有している。また、第2締め付け部
材52の挿通孔52a側の端部には、レンチ等の工具
(図示省略)が係合可能なナット状部分52dが設けら
れている。
【0024】図面から分かるように、この連結器50に
おける第1締め付け部材51の雄ネジ部51eと第2締
め付け部材52の雌ネジ孔52bのネジ山は何れも右ネ
ジであり、連結ロッド30の雄ネジ部30aのネジ山は
何れも左ネジとなっている。勿論、連結ロッド30の雄
ネジ部30aのネジ山の少なくとも一方を右ネジとした
り、或いは、第1締め付け部材51の雄ネジ部51eと
第2締め付け部材52の雌ネジ孔52bのネジ山を左ネ
ジとしても、所期のブロック連結を実施することは可能
である。
【0025】この連結器50によって2つの分割ブロッ
クDB1とDB2を連結するときには、まず、図5に示
すように、一方の分割ブロックDB1の連結ロッド30
の露出部分の外側に第2締め付け部材52を被せて、雄
ネジ部30aにナット53を取り付けておく。また、他
方の分割ブロックDB2における連結ロッド30の露出
部分の外側に第1締め付け部材51を被せて、雄ネジ部
30aにナット53を取り付けておく。尚、ブロック組
み合わせ時における連結ロッド30の対向間隔と連結器
50の構成部品の大きさとの関係によっては、この取付
作業を後述するブロック組み合わせ後に実施することも
できる。
【0026】各雄ネジ部30aにナット取り付け位置を
示すマークを付けておけば、雄ネジ部30aに対するナ
ット53の取り付け位置を容易に決定できる。また、ナ
ット53の内面に予め接着材を塗布しておいたり、或い
はナット53として厚みの小さなナットを2つ用いて一
方のナットで他方のナットを固定するようにすれば、ナ
ット取付位置が変動することを防止できる。
【0027】次に、2つの分割ブロックDB1とDB2
の連結面を互いの凹部40が合致するように、換言すれ
ば、互いの連結ロッド30の中心線CL(図5参照)が
一致するようにパッキン(図示省略)を間に挟んで組み
合わせる。ちなみに、分割ブロックDB1と分割ブロッ
クDB2の連結面に、互いに係合する凸部と凹部を設け
ておけば、前記の組み合わせ作業を容易に行うことがで
きると共に、連結後のブロックの耐剪断力を向上するこ
とができる。
【0028】次に、相対向する連結ロッド30に取り付
けられている締め付け部材51と52を指先で回して、
第1締め付け部材51の雄ネジ部51eを第2締め付け
部材52の雌ネジ孔52bに軽く締め付ける。
【0029】次に、第1締め付け部材51のナット状部
分51dと第2締め付け部材52のナット状部分52d
に工具を係合した状態で、締め付け部材51と52を逆
方向に回転させるか、或いは、一方の締め付け部材を押
さえながら他方の締め付け部材のみを回転させることに
よって、第1締め付け部材51の雄ネジ部51eを第2
締め付け部材52の雌ネジ孔52bに締め付ける。
【0030】締め付けが進むと、各連結ロッド30の雄
ネジ部30aに取り付けられているナット53それぞれ
が、第1締め付け部材51の段差51cと第2締め付け
部材52の段差52cに当接する。この後にさらに締め
付けを継続すると、各連結ロッド30が図3中の矢印方
向に引き寄せられ、これによって分割ブロックDB1と
分割ブロックDB2の連結面がパッキンを介して隙間な
く圧接する。分割ブロックDB1と分割ブロックDB2
の連結面を偏りなく圧接するには、4つの連結器50に
対して前記の締め付け作業を均等に実施することが望ま
しい。
【0031】この締め付けによって各連結ロッド30に
は図3中の矢印方向の引っ張り力が作用するが、先に述
べたように各連結ロッド30にはこれに対抗する十分な
強度(コンクリートに対する付着力)が確保されている
ため、締め付け時に連結ロッド30がブロックから抜け
出してしまうようなことはない。また、各連結ロッド3
0に作用する引っ張り力はそのコンクリート接触面を介
してブロック内に分散するため、局部的な応力集中を原
因としたクラックが発生することはない。
【0032】また、第1締め付け部材51の挿通孔51
aと連結ロッド30との間と、第2締め付け部材52の
挿通孔52aと連結ロッド30との間には多少の遊びが
あるため、相対向する連結ロッド30の中心線CLにず
れがある場合でも、このずれを前記遊びによって吸収し
て、連結作業を適正に行うことができる。
【0033】さらに、第1締め付け部材51の雄ネジ部
51eと第2締め付け部材52の雌ネジ孔52bのネジ
山の向きと、連結ロッド30の雄ネジ部30aのネジ山
の向きを逆にしてあるので、前記の締め付け作業時に、
連結ロッド30の雄ネジ部30aに取り付けておいたナ
ット53が緩むようなことはない。勿論、先に述べたよ
うに、雄ネジ部30aに取り付けられるナット53の内
面に予め接着材を塗布しておいたり、或いはナット53
として厚みの小さなナットを2つ用いて一方のナットで
他方のナットを固定するようにしても、前記同様の緩み
防止効果が得られる。
【0034】前記の締め付け作業は、分割ブロックDB
1と分割ブロックDB2とがパッキンを介して所定の圧
力下で圧接するまで継続され、これにより2つの分割ブ
ロックDB1とDB2が強固に連結される。
【0035】締め付け作業が完了した後は、硬化材(図
示省略)を各凹部40内に充填して硬化させる。この硬
化材としては、モルタルと樹脂との混合物から成る強化
モルタル等が好ましく利用できる。これにより、連結器
50の緩み防止が図られると共に、連結箇所の耐剪断強
度が向上する。以上で一連の連結作業を完了する。前述
のブロック連結構造によれば、分割ブロックDB1とD
B2を組み合わせた後に、工具を用いて第1締め付け部
材51と第2締め付け部材52の少なくとも一方を回転
させるだけの簡単な作業によって、分割ブロックDB1
とDB2の連結面をパッキンを介して圧接して、両ブロ
ックDB1とDB2を強固に連結することができる。
【0036】また、前記の締め付け作業によって相対向
する連結ロッド30に引き寄せ力を付与してパッキンを
十分に押圧することができるので、分割ブロックDB1
とDB2を適正な圧接状態で連結して、所期の気密性や
水密性を的確に確保することができる。
【0037】さらに、相対向する連結ロッド30に引き
寄せ力を付与した状態を維持できるので、外部から力を
受けても分割ブロックDB1とDB2の連結に緩みを生
じることがなく、長期に亘って連結状態を良好に維持す
ることができる。
【0038】さらにまた、連結器50を小型に構成で
き、しかも連結器50を分割ブロックDB1とDB2に
対して簡単に後付けできるので、連結前のブロックに連
結器50を付けたままにしておく必要がなく、連結器5
0を別の場所で保管,管理できる利点がある。
【0039】尚、第1締め付け部材51のナット状部分
51dと第2締め付け部材52のナット状部分52dの
代わりに、図6に示すような歯輪状部分(矩形溝が円周
方向に等間隔で並ぶ部分)51fと52eを設けるよう
にしてもよい。この場合には、歯輪状部分51fと52
eに係合可能な突起等を有するものを工具として用い
る。
【0040】また、連結後のブロックに加わる外力によ
って連結ロッド30や両締め付け部材51,52に塑性
変形が生じることを防止して、ブロックの連結強度や水
密性や気密性を良好に維持するには、図7,図8または
図9に示す方法が適宜採用できる。
【0041】図7に示す方法は、連結ロッド30の雄ネ
ジ部30aそれぞれに固定用ナット54を予め2個取り
付けておき、第1締め付け部材51と第2締め付け部材
52の締め付け作業が完了した後に固定用ナット54を
締め付けて第1締め付け部材51と第2締め付け部材5
2の固定を行うようにしたものである。勿論、固定用ナ
ット54は1個であっても同様の固定を行うことができ
る。
【0042】図8に示す方法は、第1締め付け部材51
の外面に挿通孔51a,51bに通じる注入孔51gを
少なくとも1個形成し、且つ第2締め付け部材52の外
面に挿通孔52aと雌ネジ孔52bに通じる注入孔52
fを少なくとも1個形成しておき、何れか一方の注入孔
に注入ノズルPNから硬化材HMを注入するようにした
ものである。注入された硬化材HMは、雌ネジ孔52b
と雄ネジ部51eの間の隙間や、挿通孔51a,52a
と連結ロッド30の間の隙間に入り込んで硬化する。こ
の硬化材HMは、エポキシ系やポリエステル系の樹脂に
増量材等を混合して調製されたものが好ましく利用でき
る。
【0043】図9(A),(B)に示す方法は、第2締
め付け部材52の雌ネジ孔52b内に予め所定量の硬化
材HMを充填してから、第2締め付け部材52の雌ネジ
孔52bに第1締め付け部材51の雄ネジ部51eを締
め付けるようにしたものである。硬化材HMは、締め付
けに従って雌ネジ孔52bと雄ネジ部51eの間の隙間
や、挿通孔51a,52aと連結ロッド30の間の隙間
に入り込み、締め付け操作完了後に硬化する。ここで用
いられる硬化材HMは前記と同様である。第2締め付け
部材52の雌ネジ孔52bに第1締め付け部材51の雄
ネジ部51eをねじ込む途中で両締め付け部材51,5
2を揺する等して振動を付与すれば、硬化材HMの隙間
への回り込みを促進することができる。
【0044】さらに、前述の実施態様では、連結ロッド
30として真っ直ぐな異形鉄筋を用いたものを示した
が、図10(A),図10(B)または図10(C)に
示す連結ロッドを採用すれば、連結ロッド30のコンク
リートに対する付着力を高めてその引っ張り強度を向上
させることできる。図10(A)に示す連結ロッド30
は、波形に屈曲した補強部材31が長さ方向に沿って接
合されている。図10(B)に示す連結ロッド30は、
複数の棒状補強部材32が長さ方向に間隔をおいて平行
に接合されている。図10(C)の連結ロッド30は、
2本の連結ロッド30に対して複数の棒状補強部材33
が長さ方向に間隔をおいて平行に接合されている。勿
論、連結ロッド30それ自体を屈曲して波形部分やL字
形部分等を形成しても同様の効果を期待できる。
【0045】さらにまた、前述の実施態様では、主筋1
1とあばら筋12と補助筋13とから内部鉄筋10を構
成したものを示したが、図11に示すように、格子状や
他のパターンで成形された樹脂網14や格子状や他のパ
ターンで編み込まれた金網15を主筋11と連結ロッド
30の間に介装すれば、分割ブロック自体の耐脆性を高
めることができる。また、ブロック連結時に連結ロッド
30とこれが付着しているコンクリートとの間に作用す
る応力を、前記の樹脂網14や金網15によって効果的
に分散することができ、さらに内部鉄筋10によって効
果的に分散することができる。ちなみに、前記の金網1
5は内部鉄筋10と連結ロッド30の少なくとも一方に
接続しておいてもよい。
【0046】以下に、前記以外の構造を有する連結器の
例を図12〜図28を参照して説明する。
【0047】図12〜図14に示す連結器60は、第1
締め付け部材61と、第2締め付け部材62と、連結ロ
ッド30の雄ネジ部30aに取り付け可能な1つのナッ
ト63とから構成されている。
【0048】第1締め付け部材61は、連結ロッド30
の雄ネジ部30aに対応した雌ネジ穴61aを中央に有
している。また、第1締め付け部材61の雌ネジ穴61
aの開口側には、レンチ等の工具(図示省略)が係合可
能なナット状部分61bが設けられている。さらに、第
1締め付け部材61の外側面には雄ネジ部61cが設け
られている。
【0049】第2締め付け部材62は、連結ロッド30
の外径よりも僅かに大きな口径を有する挿通孔62a
と、前記雄ネジ部61cに対応した雌ネジ孔62bを、
段差62cを介して有している。また、第2締め付け部
材62の挿通孔62a側の端部には、レンチ等の工具
(図示省略)が係合可能なナット状部分62dが設けら
れている。
【0050】図面から分かるように、この連結器60に
おける第1締め付け部材61の雄ネジ部61cと第2締
め付け部材62の雌ネジ孔62bのネジ山は何れも右ネ
ジである。また、後述する締め付け作業時にナット63
が緩むことを防止するため、第2締め付け部材62側の
連結ロッド30の雄ネジ部30aのネジ山は左ネジとな
っている。勿論、連結ロッド30の雄ネジ部30aのネ
ジ山の少なくとも一方を右ネジとしたり、或いは、第1
締め付け部材61の雄ネジ部61cと第2締め付け部材
62の雌ネジ孔62bのネジ山を左ネジとしても、所期
のブロック連結を実施することは可能である。
【0051】この連結器60によって2つの分割ブロッ
クDB1とDB2を連結するときには、まず、図14に
示すように、一方の分割ブロックDB1の連結ロッド3
0の露出部分の外側に第2締め付け部材62を被せて、
雄ネジ部30aにナット63を取り付けておく。また、
他方の分割ブロックDB2の連結ロッド30の雄ネジ部
30aに第1締め付け部材61を取り付けておく。尚、
ブロック組み合わせ時における連結ロッド30の対向間
隔と連結器60の構成部品の大きさとの関係によって
は、この取付作業を後述するブロック組み合わせ後に実
施することもできる。
【0052】各雄ネジ部30aにナット63と第2締め
付け部材62の取り付け位置を示すマークを付けておけ
ば、雄ネジ部30aに対するナット63と第2締め付け
部材62の取り付け位置を容易に決定できる。また、ナ
ット63の内面に予め接着材を塗布しておいたり、或い
はナット63として厚みの小さなナットを2つ用いて一
方のナットで他方のナットを固定するようにすれば、ナ
ット取付位置が変動することを防止できる。
【0053】次に、2つの分割ブロックDB1とDB2
の連結面を互いの凹部40が合致するように、換言すれ
ば、互いの連結ロッド30の中心線CL(図14参照)
が一致するようにパッキン(図示省略)を間に挟んで組
み合わせる。
【0054】次に、相対向する連結ロッド30に取り付
けられている締め付け部材61と62を指先で回して、
第1締め付け部材61の雄ネジ部61cに第2締め付け
部材62の雌ネジ孔62bを軽く締め付ける。
【0055】次に、第1締め付け部材61のナット状部
分61bと第2締め付け部材62のナット状部分62d
に工具を係合した状態で、第1締め付け部材61を押さ
えながら第2締め付け部材62のみを回転させることに
よって、第1締め付け部材61の雄ネジ部61cに第2
締め付け部材62の雌ネジ孔62bを締め付ける。第1
締め付け部材61の雄ネジ部61cのネジ山のピッチ
が、連結ロッド30の雄ネジ部30aのネジ山のピッチ
よりも大きいため、第2締め付け部材62を押さえなが
ら第1締め付け部材61のみを回転させても同様の締め
付け作業を行うことができる。
【0056】締め付けが進むと、連結ロッド30の雄ネ
ジ部30aに取り付けられているナット63が、第2締
め付け部材62の段差62cに当接する。この後にさら
に締め付けを継続すると、各連結ロッド30が図12中
の矢印方向に引き寄せられ、これによって分割ブロック
DB1と分割ブロックDB2とがパッキンを介して隙間
なく圧接する。
【0057】第2締め付け部材62の挿通孔62aと連
結ロッド30との間には多少の遊びがあるため、相対向
する連結ロッド30の中心線CLにずれがある場合で
も、このずれを前記遊びによって吸収して、連結作業を
適正に行うことができる。
【0058】また、第1締め付け部材61の雄ネジ部6
1cと第2締め付け部材62の雌ネジ孔62bのネジ山
の向きと、連結ロッド30の雄ネジ部30aのネジ山の
向きを異ならせてあるので、前記の締め付け作業時に、
連結ロッド30の雄ネジ部30aに取り付けておいたナ
ット63が緩むようなことはない。勿論、先に述べたよ
うに、雄ネジ部30aに取り付けられるナット63の内
面に予め接着材を塗布しておいたり、或いはナット63
として厚みの小さなナットを2つ用いて一方のナットで
他方のナットを固定するようにしても、前記同様の緩み
防止効果が得られる。
【0059】前記の締め付け作業は、分割ブロックDB
1と分割ブロックDB2とがパッキンを介して所定の圧
力下で圧接するまで継続され、これにより2つの分割ブ
ロックDB1とDB2が強固に連結される。
【0060】締め付け作業が完了した後は、前記同様の
硬化材(図示省略)を各凹部40内に充填して硬化させ
る。これにより、連結器60の緩み防止が図られると共
に、連結箇所の耐剪断強度が向上する。以上で一連の連
結作業を完了する。尚、第1締め付け部材61のナット
状部分61bと第2締め付け部材62のナット状部分6
2dの代わりに、図15に示すような歯輪状部分(矩形
溝が円周方向に等間隔で並ぶ部分)61dと62eを設
けるようにしてもよい。この場合には、歯輪状部分61
dと62eに係合可能な突起等を有するものを工具とし
て用いる。
【0061】また、連結後のブロックに加わる外力によ
って連結ロッド30や両締め付け部材61,62に塑性
変形が生じることを防止して、ブロックの連結強度や水
密性や気密性を良好に維持するには、図16に示す方法
が採用できる。
【0062】図16に示す方法は、連結ロッド30の雄
ネジ部30aそれぞれに固定用ナット64を予め2個取
り付けておき、第1締め付け部材61と第2締め付け部
材62の締め付け作業が完了した後に固定用ナット64
を締め付けて第1締め付け部材61と第2締め付け部材
62の固定を行うようにしたものである。勿論、固定用
ナット64は1個であっても同様の固定を行うことがで
きる。説明を省略したが、図8と図9のそれぞれに示し
た方法と同様の方法を採用しても同様の効果が得られ
る。
【0063】図17〜図19に示す連結器70は、筒状
のガイド部材71と、ガイド部材71の開口を塞ぐ蓋部
材72と、2つの締め付け部材73と、2つのスプリン
グワッシャ74と、コイルスプリング75とから構成さ
れている。
【0064】ガイド部材71は、横断面円形の内部空洞
71aと、内部空洞71aの開口部内面に設けられた雌
ネジ部71bとを有している。また、ガイド部材71の
雌ネジ部71bとは反対側の端部には、締め付け部材7
3用の挿通孔71cが設けられ、挿通孔71cの内側に
は段差71dが設けられている。尚、符号71eは、硬
化材を注入するための孔である。
【0065】蓋部材72は、締め付け部材73用の挿通
孔72aを中央に有し、一端部外面に、前記雌ネジ部7
1bに対応した雄ネジ部72bを有している。
【0066】各締め付け部材73は、前記挿通孔71c
と72aに挿入可能な6角柱形状を成している。各締め
付け部材73の一端部中央には、連結ロッド30の雄ネ
ジ部30aに対応した雌ネジ穴73aが設けられてい
る。また、各締め付け部材73の他端部外面には、前記
内部空洞71aよりも小径の円形鍔73bが設けられて
いる。
【0067】図面から分かるように、この連結器70に
おける各締め付け部材73の雌ネジ穴73aのネジ山は
何れも右ネジであり、連結ロッド30の雄ネジ部30a
のネジ山も何れも右ネジとなっている。勿論、連結ロッ
ド30の雄ネジ部30aのネジ山の少なくとも一方を左
ネジとしこれに合わせて締め付け部材73のネジ山を変
更しても、所期のブロック連結を実施することは可能で
ある。
【0068】この連結器70は連結作業を行う前に予め
組み立てられる。この組立は、図18に示すように、ガ
イド部材71内に、スプリングワッシャ74,締め付け
部材73,コイルスプリング75,締め付け部材73,
スプリングワッシャ74を順に挿入した後、ガイド部材
71の雌ネジ部71bに蓋部材72の雄ネジ部72bを
締め付けることにより実施される。
【0069】この連結器70によって2つの分割ブロッ
クDB1とDB2を連結するときには、まず、図19に
示すように、2つの分割ブロックDB1とDB2の連結
面を互いの凹部40が合致するように、換言すれば、互
いの連結ロッド30の中心線CLが一致するようにパッ
キン(図示省略)を間に挟んで組み合わせる。
【0070】次に、予め組み立てられた連結器70の締
め付け部材73をコイルスプリング75の付勢力に抗し
てガイド部材71内に押し込んだ状態で、この連結器7
0を凹部40内に挿入する。挿入後は、各締め付け部材
73の押し込みを解除して、それぞれの雌ネジ穴73a
を連結ロッド30の雄ネジ部30aに合わせ、各締め付
け部材73を指先で回して雄ネジ部30aに軽く締め付
ける。
【0071】次に、各締め付け部材73に工具を係合さ
せた状態で、締め付け部材73それぞれを逆方向に回転
させることによって、各締め付け部材73の雌ネジ穴7
3aを連結ロッド30の雄ネジ部30aそれぞれに締め
付ける。勿論、この締め付け作業は、締め付け部材73
の一方を押さえながら他方のみを回転させることによっ
て行うようにしてもよい。
【0072】締め付けが進むと、各締め付け部材73の
円形鍔73bがガイド部材71の段差71dと蓋部材7
2の端面にスプリングワッシャ74を介して当接する。
この後にさらに締め付けを継続すると、各連結ロッド3
0が図17中の矢印方向に引き寄せられ、これによって
分割ブロックDB1と分割ブロックDB2とがパッキン
を介して隙間なく圧接する。
【0073】ガイド部材71の挿通孔71cと締め付け
部材73との間と、蓋部材72の挿通孔72aと締め付
け部材73との間には多少の遊びがあるため、相対向す
る連結ロッド30の中心線CLにずれがある場合でも、
このずれを前記遊びによって吸収して、連結作業を適正
に行うことができる。
【0074】また、ガイド部材71に締め付けておいた
蓋部材72が前記締め付けの際に万が一緩むような場合
には、蓋部材72の雄ネジ部72bのネジ山の向きを締
め付け部材73の雌ネジ穴73aのネジ山の向きと逆に
しておくとよい。勿論、蓋部材72をガイド部材71に
締め付けるときに、蓋部材72の雄ネジ部72bに予め
接着材を塗布しておいてもよい。
【0075】前記の締め付け作業は、分割ブロックDB
1と分割ブロックDB2とがパッキンを介して所定の圧
力下で圧接するまで継続され、これにより2つの分割ブ
ロックDB1とDB2が強固に連結される。
【0076】締め付け作業が完了した後は、前記同様の
硬化材(図示省略)を各凹部40内に充填して硬化させ
る。これにより、連結器70の緩み防止が図られると共
に、連結箇所の耐剪断強度が向上する。以上で一連の連
結作業を完了する。図20〜図22に示す連結器80
は、筒状のガイド部材81と、2つの締め付け部材82
とから構成されている。
【0077】ガイド部材81は、横断面円形の内部空洞
81aを有している。また、ガイド部材81の外周面に
は、内部空洞81aに締め付け部材82を挿入するため
の挿入口81bが設けられている。さらに、ガイド部材
81の両端面には、締め付け部材82用の挿通孔81c
が設けられ、挿通孔81cの内側には段差81dが設け
られている。
【0078】各締め付け部材82は、前記挿通孔81c
に挿入可能な6角柱形状を成している。各締め付け部材
82の一端部中央には、連結ロッド30の雄ネジ部30
aに対応した雌ネジ孔82aが設けられている。また、
各締め付け部材82の他端部外面には、前記内部空洞8
1aよりも小径の円形鍔82bが設けられている。
【0079】図面から分かるように、この連結器80に
おける各締め付け部材82の雌ネジ孔82aのネジ山は
何れも右ネジであり、連結ロッド30の雄ネジ部30a
のネジ山も何れも右ネジとなっている。勿論、連結ロッ
ド30の雄ネジ部30aのネジ山の少なくとも一方を左
ネジとし、これに合わせて締め付け部材82のネジ山を
変更しても、所期のブロック連結を実施することは可能
である。
【0080】この連結器80は連結作業を行う前に予め
組み立てられる。この組立は、図21に示すように、ガ
イド部材81内に、挿入口81bを通じて2つの締め付
け部材82を挿入することにより実施される。
【0081】この連結器80によって2つの分割ブロッ
クDB1とDB2を連結するときには、まず、図22に
示すように、2つの分割ブロックDB1とDB2の連結
面を互いの凹部40が合致するように、換言すれば、互
いの連結ロッド30の中心線CLが一致するようにパッ
キン(図示省略)を間に挟んで組み合わせる。
【0082】次に、予め組み立てられた連結器80の締
め付け部材82の一方または両方をガイド部材81内に
押し込んだ状態で、この連結器80を凹部40内に挿入
する。挿入後は、各締め付け部材82を挿通孔81cか
ら引き出して、それぞれの雌ネジ孔82aを連結ロッド
30の雄ネジ部30aに合わせ、各締め付け部材82を
指先で回して雄ネジ部30aに軽く締め付ける。
【0083】次に、各締め付け部材82を工具を係合さ
せた状態で、締め付け部材82それぞれを逆方向に回転
させることによって、各締め付け部材82の雌ネジ孔8
2aを連結ロッド30の雄ネジ部30aそれぞれに締め
付ける。勿論、この締め付け作業は、締め付け部材82
の一方を押さえながら他方のみを回転させることによっ
て行うようにしてもよい。
【0084】締め付けが進むと、各締め付け部材82の
円形鍔82bがガイド部材81の段差81dに当接す
る。この後にさらに締め付けを継続すると、各連結ロッ
ド30が図20中の矢印方向に引き寄せられ、これによ
って分割ブロックDB1と分割ブロックDB2とがパッ
キンを介して隙間なく圧接する。
【0085】ガイド部材81の挿通孔81cと各締め付
け部材82との間には多少の遊びがあるため、相対向す
る連結ロッド30の中心線CLにずれがある場合でも、
このずれを前記遊びによって吸収して、連結作業を適正
に行うことができる。
【0086】前記の締め付け作業は、分割ブロックDB
1と分割ブロックDB2とがパッキンを介して所定の圧
力下で圧接するまで継続され、これにより2つの分割ブ
ロックDB1とDB2が強固に連結される。
【0087】締め付け作業が完了した後は、前記同様の
硬化材(図示省略)を各凹部40内に充填して硬化させ
る。これにより、連結器80の緩み防止が図られると共
に、連結箇所の耐剪断強度が向上する。以上で一連の連
結作業を完了する。図23〜図25に示す連結器90
は、筒状のガイド部材91と、締め付け部材92とから
構成されている。
【0088】ガイド部材91は、横断面円形の内部空洞
91aを有している。また、ガイド部材91の外周面に
は、内部空洞91aに締め付け部材92を挿入するため
の挿入口91bが設けられている。さらに、ガイド部材
91の一方の端面には、締め付け部材92用の挿通孔9
1cが設けられ、挿通孔91cの内側には段差91dが
設けられている。さらにまた、ガイド部材91の一方の
端面には、レンチ等の工具(図示省略)が係合可能なナ
ット状部分91eが設けられ、ナット状部分91eの中
央には、連結ロッド30の雄ネジ部30aに対応した雌
ネジ孔91fが設けられている。
【0089】締め付け部材92は、前記挿通孔91cに
挿入可能な6角柱形状を成している。この締め付け部材
92の中央には、連結ロッド30の雄ネジ部30aに対
応した雌ネジ孔92aが設けられている。また、締め付
け部材92の他端部外面には、前記内部空洞91aより
も小径の円形鍔92bが設けられている。
【0090】図面から分かるように、この連結器90に
おけるガイド部材91の雌ネジ孔91fのネジ山と締め
付け部材92の雌ネジ孔92aのネジ山は何れも右ネジ
であり、連結ロッド30の雄ネジ部30aのネジ山も何
れも右ネジとなっている。勿論、連結ロッド30の雄ネ
ジ部30aのネジ山の少なくとも一方を左ネジとしこれ
に合わせてガイド部材91と締め付け部材73のネジ山
を変更しても、所期のブロック連結を実施することは可
能である。
【0091】この連結器90は連結作業を行う前に予め
組み立てられる。この組立は、図24に示すように、ガ
イド部材91内に、挿入口91bを通じて締め付け部材
92を挿入することにより実施される。
【0092】この連結器90によって2つの分割ブロッ
クDB1とDB2を連結するときには、まず、図25に
示すように、2つの分割ブロックDB1とDB2の連結
面を互いの凹部40が合致するように、換言すれば、互
いの連結ロッド30の中心線CLが一致するようにパッ
キン(図示省略)を間に挟んで組み合わせる。
【0093】次に、予め組み立てられた連結器90の締
め付け部材92をガイド部材91内に押し込んだ状態
で、この連結器90を凹部40内に挿入する。ガイド部
材91の長さ寸法が、相対向する連結ロッド30の間隔
よりも大きい場合には、この挿入時にガイド部材91を
図25中に2点鎖線で示すように傾けて、挿通孔91c
を一方の連結ロッド30に差し込むようにするとよい。
挿入後は、ガイド部材91の雌ネジ孔91fを一方の連
結ロッド30の雄ネジ部30aに合わせると共に、締め
付け部材92を挿通孔91cから引き出して雌ネジ孔9
2aを他方の連結ロッド30の雄ネジ部30aに合わ
せ、ガイド部材91と締め付け部材92のそれぞれを指
先で回して雄ネジ部30aに軽く締め付ける。
【0094】次に、ガイド部材91のナット状部分91
eと締め付け部材92のそれぞれに工具を係合した状態
で、ガイド部材91と締め付け部材92を逆方向に回転
させることによって、ガイド部材91の雌ネジ孔91f
を一方の連結ロッド30の雄ネジ部30aに、締め付け
部材92の雌ネジ孔92aを他方の連結ロッド30の雄
ネジ部30aにそれぞれ締め付ける。勿論、この締め付
け作業は、ガイド部材91と締め付け部材92の一方を
押さえながら他方のみを回転させることによって行うよ
うにしてもよい。
【0095】締め付けが進むと、締め付け部材92の円
形鍔92bがガイド部材91の段差91dに当接する。
この後にさらに締め付けを継続すると、各連結ロッド3
0が図23中の矢印方向に引き寄せられ、これによって
分割ブロックDB1と分割ブロックDB2とがパッキン
を介して隙間なく圧接する。
【0096】ガイド部材91の挿通孔91cと締め付け
部材92との間には多少の遊びがあるため、相対向する
連結ロッド30の中心線CLにずれがある場合でも、こ
のずれを前記遊びによって吸収して、連結作業を適正に
行うことができる。
【0097】前記の締め付け作業は、分割ブロックDB
1と分割ブロックDB2とがパッキンを介して所定の圧
力下で圧接するまで継続され、これにより2つの分割ブ
ロックDB1とDB2が強固に連結される。
【0098】締め付け作業が完了した後は、前記同様の
硬化材(図示省略)を各凹部40内に充填して硬化させ
る。これにより、連結器90の緩み防止が図られると共
に、連結箇所の耐剪断強度が向上する。以上で一連の連
結作業を完了する。図26〜図28に示す連結器100
は、第1締め付け部材101と、第2締め付け部材10
2とから構成されている。
【0099】第1締め付け部材101の一端面中央に
は、連結ロッド30の雄ネジ部30aに対応した雌ネジ
穴101aが設けられ、他端部には、雄ネジ部101b
が設けられている。また、第1締め付け部材101の一
端面には、矩形溝が円周方向に等間隔で並ぶ歯輪状部分
101cが設けられている。
【0100】第2締め付け部材102の一端面中央に
は、第1締め付け部材101の雄ネジ部101bに対応
した雌ネジ孔102aが設けられ、他端面中央には、連
結ロッド30の雄ネジ部30aに対応した雌ネジ孔10
2bが設けられている。また、第2締め付け部材102
の他端面には、矩形溝が円周方向に等間隔で並ぶ歯輪状
部分102cが設けられている。
【0101】図面から分かるように、この連結器100
における第1締め付け部材101の雌ネジ穴101aと
雄ネジ部101bのネジ山と第2締め付け部材102の
雌ネジ孔102aのネジ山は何れも右ネジであり、第1
締め付け部材101側の連結ロッド30の雄ネジ部30
aのネジ山も右ネジとなっている。また、第2締め付け
部材102の雌ネジ孔102bのネジ山は左ネジであ
り、第2締め付け部材102側の連結ロッド30の雄ネ
ジ部30aのネジ山も左ネジとなっている。勿論、第1
締め付け部材101の雌ネジ穴101aと雄ネジ部10
1bのネジ山と第2締め付け部材102の雌ネジ孔10
2aのネジ山を左ネジとし、且つ第1締め付け部材10
1側の連結ロッド30の雄ネジ部30aのネジ山を左ネ
ジとすると共に、第2締め付け部材102の雌ネジ孔1
02bのネジ山を右ネジとし、且つ第2締め付け部材1
02側の連結ロッド30の雄ネジ部30aのネジ山を右
ネジとしても、所期のブロック連結を実施することは可
能である。
【0102】この連結器100によって2つの分割ブロ
ックDB1とDB2を連結するときには、まず、図28
に示すように、一方の分割ブロックDB1における連結
ロッド30の雄ネジ部30aに、雌ネジ孔102bを利
用して第2締め付け部材102を取り付ける。また、他
方の分割ブロックDB2の連結ロッド30の雄ネジ部3
0aに、雌ネジ穴101aを利用して第1締め付け部材
101を取り付ける。尚、ブロック組み合わせ時におけ
る連結ロッド30の対向間隔と連結器100の構成部品
の大きさとの関係によっては、この取付作業を後述する
ブロック組み合わせ後に実施することもできる。
【0103】次に、2つの分割ブロックDB1とDB2
の連結面を互いの凹部40が合致するように、換言すれ
ば、互いの連結ロッド30の中心線CL(図28参照)
が一致するようにパッキン(図示省略)を間に挟んで組
み合わせる。
【0104】次に、相対向する連結ロッド30に取り付
けられている締め付け部材101と102を指先で回し
て、第1締め付け部材101の雄ネジ部101bを第2
締め付け部材102の雌ネジ孔102aに軽く締め付け
る。
【0105】次に、第1締め付け部材101の歯輪状部
分101cと第2締め付け部材102の歯輪状部分10
2cのそれぞれに工具を係合した状態で、第1締め付け
部材101を工具によって回転させて、第1締め付け部
材101の雄ネジ部101bを第2締め付け部材102
の雌ネジ孔102aに締め付ける。この締め付けは、第
1締め付け部材101が第2締め付け部材102と隙間
なく結合するまで継続される。
【0106】次に、結合後の第1締め付け部材101と
第2締め付け部材102を工具によって同一向に回転さ
せて、第1締め付け部材101の雌ネジ穴101aを連
結ロッド30の雄ネジ部30aに、第2締め付け部材1
02の雌ネジ孔102bを連結ロッド30の雄ネジ部3
0aにそれぞれ締め付ける。これにより、各連結ロッド
30が図26中の矢印方向に引き寄せられ、これによっ
て分割ブロックDB1と分割ブロックDB2がパッキン
を介して隙間なく圧接する。
【0107】前記の締め付け作業は、分割ブロックDB
1と分割ブロックDB2とがパッキンを介して所定の圧
力下で圧接するまで継続される。これにより、2つの分
割ブロックDB1とDB2が強固に連結される。
【0108】締め付け作業が完了した後は、前記同様の
硬化材(図示省略)を各凹部40内に充填して硬化させ
る。これにより、連結器100の緩み防止が図られると
共に、連結箇所の耐剪断強度が向上する。以上で一連の
連結作業を完了する。以下に、図1に示した梁ブロック
以外のブロック連結構造の例を図29〜図33を参照し
て説明する。尚、図面には連結器を収容するための凹部
を符号40で示す。
【0109】図29には本発明を暗渠ブロックに適用し
た例を示してある。この暗渠ブロックは、予め分割して
製作された2つの分割ブロックDB3とDB4をパッキ
ン(図示省略)を介して上下に組み合わせて、これらを
連結器(図示省略)によって連結することによって一体
化されている。各分割ブロックDB3とDB4には、各
ブロックと相似形に組み立てられた内部鉄筋(図示省
略)が内蔵されている。凹部40は、各分割ブロックD
B3とDB4の連結端部の外側面に間隔をおいて2個ず
つ設けられている。連結ロッド(図示省略)は、内部鉄
筋に対し接合または非接合状態で分割ブロックDB3と
DB4内に埋設されており、その雄ネジ部を凹部40内
に露出している。この分割ブロックDB3とDB4の連
結には前述の連結器の何れか1つが選択的に利用され
る。ブロック連結の方法は先に述べた方法と同じであ
る。
【0110】図30には本発明を暗渠ブロックに適用し
た例を示してある。この暗渠ブロックは、予め分割して
製作された4つの分割ブロックDB5〜DB8をパッキ
ン(図示省略)を介して矩形状に組み合わせて、これら
を連結器(図示省略)によって連結することによって一
体化されている。各分割ブロックDB5〜DB8には、
各ブロックと相似形に組み立てられた内部鉄筋(図示省
略)が内蔵されている。凹部40は、各分割ブロックD
B5〜DB8の連結端部の外側面に間隔をおいて6個ず
つ設けられ、内側面に間隔をおいて2個ずつ設けられて
いる。つまり、施工後の暗渠ブロックにおいて引っ張り
力が作用する側の凹部の数(連結器の数)を圧縮力が作
用する側よりも増やして引っ張り強度の増加を図ってい
る。連結ロッド(図示省略)は、内部鉄筋に対し接合ま
たは非接合状態で各分割ブロックDB5〜DB8の内部
に埋設されており、その雄ネジ部を凹部40内に露出し
ている。この分割ブロックDB5〜DB8の連結には前
述の連結器の何れか1つが選択的に利用される。ブロッ
ク連結の方法は先に述べた方法と同じである。図31に
は本発明を水路ブロックに適用した例を示してある。こ
の水路ブロックは、予め分割して製作された3つの分割
ブロックDB9〜DB11をパッキン(図示省略)を介
してU字状に組み合わせて、これらを連結器(図示省
略)によって連結することによって一体化されている。
各分割ブロックDB9〜DB11には、各ブロックと相
似形に組み立てられた内部鉄筋(図示省略)が内蔵され
ている。凹部40は、各分割ブロックDB9〜DB11
の連結端部の外側面に間隔をおいて6個ずつ設けられ、
内側面に間隔をおいて2個ずつ設けられている。つま
り、施工後の水路ブロックにおいて引っ張り力が作用す
る側の凹部の数(連結器の数)を圧縮力が作用する側よ
りも増やして引っ張り強度の増加を図っている。連結ロ
ッド(図示省略)は、内部鉄筋に対し接合または非接合
状態で各分割ブロックDB9〜DB11の内部に埋設さ
れており、その雄ネジ部を凹部40内に露出している。
この分割ブロックDB9〜DB11の連結には前述の連
結器の何れか1つが選択的に利用される。ブロック連結
の方法は先に述べた方法と同じである。
【0111】図32には本発明を擁壁ブロックに適用し
た例を示してある。この擁壁ブロックは、予め分割して
製作された6つの分割ブロックDB12〜DB16をパ
ッキン(図示省略)を介して略L字状に組み合わせて、
これらを連結器(図示省略)によって連結することによ
って一体化されている。各分割ブロックDB12〜DB
16には、各ブロックと相似形に組み立てられた内部鉄
筋(図示省略)が内蔵されている。凹部40は、各分割
ブロックDB12〜DB16の連結端部の外側面に間隔
をおいて6個ずつ設けられ、内側面に間隔をおいて4個
ずつ設けられている。つまり、施工後の擁壁ブロックに
おいて引っ張り力が作用する側の凹部の数(連結器の
数)を圧縮力が作用する側よりも増やして引っ張り強度
の増加を図っている。連結ロッド(図示省略)は、内部
鉄筋に対し接合または非接合状態で各分割ブロックDB
12〜DB16の内部に埋設されており、その雄ネジ部
を凹部40内に露出している。この分割ブロックDB1
2〜DB16の連結には前述の連結器の何れか1つが選
択的に利用される。ブロック連結の方法は先に述べた方
法と同じである。
【0112】図33には本発明を暗渠ブロックに適用し
た例を示してある。この暗渠ブロックは、予め分割して
製作された8つの分割ブロックDB17〜DB24をパ
ッキン(図示省略)を介して矩形状に組み合わせて、こ
れらを連結器(図示省略)によって連結することによっ
て一体化されている。各分割ブロックDB17〜DB2
4には、各ブロックと相似形に組み立てられた内部鉄筋
(図示省略)が内蔵されている。凹部40は、各分割ブ
ロックDB17〜DB24の連結端部の外側面に間隔を
おいて3個ずつ設けられ、内側面に間隔をおいて2個ず
つ設けられている。つまり、施工後の擁壁ブロックにお
いて引っ張り力が作用する側の凹部の数(連結器の数)
を圧縮力が作用する側よりも増やして引っ張り強度の増
加を図っている。連結ロッド(図示省略)は、内部鉄筋
に対し接合または非接合状態で各分割ブロックDB17
〜DB24の内部に埋設されており、その雄ネジ部を凹
部40内に露出している。この分割ブロックDB17〜
DB24の連結には前述の連結器の何れか1つが選択的
に利用される。ブロック連結の方法は先に述べた方法と
基本的に同じであるが、ここではブロック連結にプレス
トレス(prestress)法を採用している。
【0113】このプレストレス法は、荷重によって生じ
る応力を打ち消すことを主たる目的とする方法である。
ここでは、上側の連結ブロック(DB24とDB17と
DB18)と下側の連結ブロック(DB22とDB21
とDB20)のそれぞれにおいて引っ張り力が作用する
内面側に、予め圧縮力を作用させて引っ張り強度の増加
を図っている。圧縮力を作用させるには、上側の分割ブ
ロック(DB24とDB17とDB18)と下側の分割
ブロック(DB22とDB21とDB20)のそれぞれ
に予め埋め込まれているシース(sheath)と称さ
れる筒材に、高強度鋼材等から成るワイヤーまたはケー
ブル(以下、緊張材WMと言う)を挿通する。そして、
挿通後の緊張材WMの両端をナットやテーパーを有する
器具を用いて引っ張って固定することで、上側の連結ブ
ロックと下側の連結ブロックのそれぞれに内面側に圧縮
力を作用させる。
【0114】以下に、コンクリート構造物を構築する際
に利用可能な分割ブロックの連結方法を図34〜図43
を参照して説明する。尚、図面には内部鉄筋の主筋を符
号11で示し、連結ロッドを符号30で示す。また、連
結器として図3に示した連結器50を引用する。
【0115】図34(A)と図34(B)には分割ブロ
ックをT字形状に連結する方法を示してある。平板状の
分割ブロックDB25には連結ロッド30が内部鉄筋の
主筋11と直交するように溶接や他の手法によって接合
され、雄ネジ部は表面で露出している。平板状の分割ブ
ロックDB26には連結ロッド30が埋設され、雄ネジ
部が凹部40内で露出している。これら分割ブロックD
B25とDB26を連結するときには、各雄ネジ部に第
1締め付け部材51と第2締め付け部材52をそれぞれ
取り付ける。そして、分割ブロックDB25とDB26
を図34(B)のように組み合わせた後に、第1締め付
け部材51と第2締め付け部材52の締め付け作業を行
う。
【0116】図35(A)と図35(B)には分割ブロ
ックをT字形状に連結する方法を示してある。T字状の
分割ブロックDB27にはT字形の連結ロッド30が埋
設され、雄ネジ部が凹部40内で露出している。平板状
の分割ブロックDB27には連結ロッド30が埋設さ
れ、雄ネジ部が凹部40内で露出している。これら分割
ブロックDB27とDB28を連結するときには、各雄
ネジ部に第1締め付け部材51と第2締め付け部材52
をそれぞれ取り付ける。そして、分割ブロックDB27
とDB28を図35(B)のように組み合わせた後に、
第1締め付け部材51と第2締め付け部材52の締め付
け作業を行う。
【0117】図36には分割ブロックを放射形状に連結
する方法を示してある。6角柱状の分割ブロックDB2
9にはY字形の連結ロッド30が埋設され、3つの雄ネ
ジ部は表面で露出している。平板状の分割ブロックDB
30〜DB32には連結ロッド30が埋設され、雄ネジ
部が凹部40内で露出している。これら分割ブロックD
B29〜DB32を連結するときには、各雄ネジ部に連
結器50の第1締め付け部材と第2締め付け部材をそれ
ぞれ取り付ける。そして、分割ブロックDB29〜DB
32を図のように組み合わせた後に、第1締め付け部材
と第2締め付け部材の締め付け作業を行う。
【0118】図37には分割ブロックを十字形状に連結
する方法を示してある。4角柱状の分割ブロックDB3
3には十字形の連結ロッド30が埋設され、4つの雄ネ
ジ部は表面で露出している。平板状の分割ブロックDB
34〜DB37には連結ロッド30が埋設され、雄ネジ
部が凹部40内で露出している。これら分割ブロックD
B33〜DB37を連結するときには、各雄ネジ部に連
結器50の第1締め付け部材と第2締め付け部材をそれ
ぞれ取り付ける。そして、分割ブロックDB33〜DB
37を図のように組み合わせた後に、第1締め付け部材
と第2締め付け部材の締め付け作業を行う。
【0119】図38には分割ブロックを十字形状に連結
する方法を示してある。十字状の分割ブロックDB38
には内部鉄筋の主筋11が表面と平行に埋設され、連結
ロッド30が主筋11と平行に埋設されており、各連結
ロッド30の両端に設けた雄ネジ部が凹部40内で露出
している。平板状の分割ブロックDB39〜DB42に
は内部鉄筋の主筋11が平行に埋設され、連結ロッド3
0が主筋11と平行に埋設されており、各連結ロッド3
0の両端に設けた雄ネジ部が凹部40内で露出してい
る。これら分割ブロックDB38〜DB42を連結する
ときには、各雄ネジ部に連結器50の第1締め付け部材
と第2締め付け部材をそれぞれ取り付ける。そして、分
割ブロックDB38〜DB42を図のように組み合わせ
た後に、第1締め付け部材と第2締め付け部材の締め付
け作業を行う。
【0120】図39には分割ブロックをT字形状に連結
する方法を示してある。T字状の分割ブロックDB43
には連結ロッド30が平行に埋設され且つ互いに接合さ
れており、各連結ロッド30の両端または一端に設けた
雄ネジ部が凹部40内で露出している。平板状の分割ブ
ロックDB44〜DB46には連結ロッド30が平行に
埋設されており、各連結ロッド30の雄ネジ部が凹部4
0内で露出している。これら分割ブロックDB43〜D
B46を連結するときには、各雄ネジ部に連結器50の
第1締め付け部材と第2締め付け部材をそれぞれ取り付
ける。そして、分割ブロックDB43〜DB46を図の
ように組み合わせた後に、第1締め付け部材と第2締め
付け部材の締め付け作業を行う。
【0121】図40には分割ブロックをL字形状に連結
する方法を示してある。L字状の分割ブロックDB47
には連結ロッド30が平行に埋設され、各連結ロッド3
0の雄ネジ部が凹部40内で露出している。平板状の分
割ブロックDB48とDB49には連結ロッド30が平
行に埋設されており、各連結ロッド30の雄ネジ部が凹
部40内で露出している。これら分割ブロックDB47
〜DB49を連結するときには、各雄ネジ部に連結器5
0の第1締め付け部材と第2締め付け部材をそれぞれ取
り付ける。そして、分割ブロックDB47〜DB49を
図のように組み合わせた後に、第1締め付け部材と第2
締め付け部材の締め付け作業を行う。
【0122】図41には分割ブロックをT字形状に連結
する方法を示してある。L字状の分割ブロックDB50
には連結ロッド30が平行に埋設され、一方の連結ロッ
ド30の雄ネジ部が表面で露出し、他方の連結ロッド3
0の雄ネジ部が凹部40内で露出している。平板状の分
割ブロックDB51には連結ロッド30が平行に埋設さ
れており、各連結ロッド30の雄ネジ部が凹部40内で
露出している。これら分割ブロックDB50とDB51
を連結するときには、各雄ネジ部に連結器50の第1締
め付け部材と第2締め付け部材をそれぞれ取り付ける。
そして、分割ブロックDB50とDB51を図のように
組み合わせた後に、第1締め付け部材と第2締め付け部
材の締め付け作業を行う。
【0123】図42には分割ブロックを湾曲形状に連結
する方法を示してある。湾曲した分割ブロックDB52
には連結ロッド30が湾曲表面に沿って埋設され、各連
結ロッド30の雄ネジ部が凹部40内で露出している。
平板状の分割ブロックDB53とDB54には連結ロッ
ド30が平行に埋設されており、各連結ロッド30の雄
ネジ部が凹部40内で露出している。これら分割ブロッ
クDB52〜DB54を連結するときには、各雄ネジ部
に連結器50の第1締め付け部材と第2締め付け部材を
それぞれ取り付ける。そして、分割ブロックDB52〜
DB54を図のように組み合わせた後に、第1締め付け
部材と第2締め付け部材の締め付け作業を行う。
【0124】図43には分割ブロックを湾曲形状に連結
する方法を示してある。湾曲した分割ブロックDB55
には連結ロッド30が湾曲表面に沿って埋設され、各連
結ロッド30の雄ネジ部が凹部40内で露出している。
湾曲した分割ブロックDB56とDB57には連結ロッ
ド30が湾曲表面に沿って埋設されており、各連結ロッ
ド30の雄ネジ部が凹部40内で露出している。これら
分割ブロックDB55〜DB57を連結するときには、
各雄ネジ部に連結器50の第1締め付け部材と第2締め
付け部材をそれぞれ取り付ける。そして、分割ブロック
DB55〜DB57を図のように組み合わせた後に、第
1締め付け部材と第2締め付け部材の締め付け作業を行
う。
【0125】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のコンクリ
ートブロックの連結構造によれば、コンクリートブロッ
クを組み合わせた後に連結器を操作するだけの簡単な作
業によって、相対向する連結ロッドに対して互いを引き
寄せる方向の力を付与し、これによりコンクリートブロ
ックの連結面を圧接して強固に連結することができる。
また、相対向する連結ロッドに引き寄せ力を付与できる
ので、コンクリートブロックを適正な圧接状態で連結し
て、所期の気密性や水密性を的確に確保することができ
る。さらに、相対向する連結ロッドに引き寄せ力を付与
した状態を維持できるので、外部から力を受けてもコン
クリートブロックの連結に緩みを生じることがなく、長
期に亘って連結状態を良好に維持することができる。
【0126】また、本発明の連結器によれば、一方のコ
ンクリートブロックの連結ロッドの露出端部に雄ネジ部
材を回転自在に取り付け、且つ他方のコンクリートブロ
ックの連結ロッドの露出端部に雌ネジ部材を回転自在に
取り付けた状態で、雄ネジ部材と雌ネジ部材を相互に締
め付けることにより、相対向する連結ロッドに対して互
いを引き寄せる方向の力を付与し、且つ所定の引き寄せ
力を付与した状態を維持することができるので、前記の
コンクリートブロックの連結を的確且つ安定して実施す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様に係る、分割ブロックを連
結した状態を示す平面図
【図2】図1の正面図
【図3】図1における連結器及びその周囲部分の拡大縦
断面図
【図4】図1に示した連結器の分解斜視図
【図5】分割ブロックの連結方法の説明図
【図6】図1に示した連結器の変更態様を示す斜視図
【図7】図1に示した連結器の変更態様を示す、図3に
対応した縦断面図
【図8】連結器内に硬化材を充填する方法の説明図
【図9】連結器内に硬化材を充填する方法の説明図
【図10】図1に示した連結ロッドの変更態様をそれぞ
れ示す斜視図
【図11】図1に示した内部鉄筋の変更態様を示す斜視
【図12】連結器の他の実施態様を示す、図3に対応し
た縦断面図
【図13】図12に示した連結器の分解斜視図
【図14】図12に示した連結器による分割ブロックの
連結方法の説明図
【図15】図12に示した連結器の変更態様を示す斜視
【図16】図12に示した連結器の変更態様を示す、図
3に対応した縦断面図
【図17】連結器の他の実施態様を示す、図3に対応し
た縦断面図
【図18】図17に示した連結器の分解斜視図
【図19】図17に示した連結器による分割ブロックの
連結方法の説明図
【図20】連結器の他の実施態様を示す、図3に対応し
た縦断面図
【図21】図20に示した連結器の分解斜視図
【図22】図20に示した連結器による分割ブロックの
連結方法の説明図
【図23】連結器の他の実施態様を示す、図3に対応し
た縦断面図
【図24】図23に示した連結器の分解斜視図
【図25】図23に示した連結器による分割ブロックの
連結方法の説明図
【図26】連結器の他の実施態様を示す、図3に対応し
た縦断面図
【図27】図26に示した連結器の分解斜視図
【図28】図26に示した連結器による分割ブロックの
連結方法の説明図
【図29】ブロック連結構造の他の実施態様を示す斜視
【図30】ブロック連結構造の他の実施態様を示す斜視
【図31】ブロック連結構造の他の実施態様を示す斜視
【図32】ブロック連結構造の他の実施態様を示す斜視
【図33】ブロック連結構造の他の実施態様を示す斜視
【図34】コンクリート構造物を構築する際に利用可能
なブロック連結方法の説明図
【図35】コンクリート構造物を構築する際に利用可能
なブロック連結方法の説明図
【図36】コンクリート構造物を構築する際に利用可能
なブロック連結方法の説明図
【図37】コンクリート構造物を構築する際に利用可能
なブロック連結方法の説明図
【図38】コンクリート構造物を構築する際に利用可能
なブロック連結方法の説明図
【図39】コンクリート構造物を構築する際に利用可能
なブロック連結方法の説明図
【図40】コンクリート構造物を構築する際に利用可能
なブロック連結方法の説明図
【図41】コンクリート構造物を構築する際に利用可能
なブロック連結方法の説明図
【図42】コンクリート構造物を構築する際に利用可能
なブロック連結方法の説明図
【図43】コンクリート構造物を構築する際に利用可能
なブロック連結方法の説明図
【図44】従来のブロック連結方法の説明図
【符号の説明】
DB1〜DB57…分割ブロック、10…内部鉄筋、3
0…連結ロッド、30a…雄ネジ部、31…波形補強部
材、32…棒状補強部材、33…棒状補強部材、CL…
連結ロッドの中心線、40…凹部、50…連結器、51
…第1締め付け部材、51e…雄ネジ部、51d…ナッ
ト状部分、51f…歯輪状部分、51g…注入孔、52
…第2締め付け部材、52b…雌ネジ孔、52d…ナッ
ト状部分、52e…歯輪状部分、52f…注入孔、54
…固定用ナット、HM…硬化材、60…連結器、61…
第1締め付け部材、61b…ナット状部分、61c…雄
ネジ部、61d…歯輪状部分、62…第2締め付け部
材、62b…雌ネジ孔、62d…ナット状部分、62e
…歯輪状部分、64…固定用ナット、70,80,9
0,100…連結器。

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリートブロックを相互連結するた
    めのコンクリートブロックの連結構造であって、 一方のコンクリートブロックに、その端部がブロック連
    結面の近傍位置で露出するように埋設された連結ロッド
    と、 他方のコンクリートブロックに、その端部がブロック連
    結面の近傍位置で露出するように埋設された連結ロッド
    と、 互いの連結ロッドが向き合うようにコンクリートブロッ
    クを組み合わせた状態において、相対向する連結ロッド
    の露出端部それぞれに対して互いを引き寄せる方向の力
    を付与し、且つ所定の引き寄せ力を付与した状態を維持
    する連結器とを備える、 ことを特徴とするコンクリートブロックの連結構造。
  2. 【請求項2】 前記連結ロッドの端部は、コンクリート
    ブロックに形成された凹部内で露出し、前記連結器は組
    み合わせ後の凹部内に収容される、 ことを特徴とする請求項1に記載のコンクリートブロッ
    クの連結構造。
  3. 【請求項3】 組み合わせ後の凹部内に充填される硬化
    材を備える、 ことを特徴とする請求項2に記載のコンクリートブロッ
    クの連結構造。
  4. 【請求項4】 前記連結ロッドの露出端部の向きが、ブ
    ロック連結面と直交している、 ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の
    コンクリートブロックの連結構造。
  5. 【請求項5】 前記連結器は、相対向する連結ロッドの
    中心線にずれがある場合でもこのずれを吸収する機能を
    有する、 ことを特徴とする請求項4に記載のコンクリートブロッ
    クの連結構造。
  6. 【請求項6】 前記連結ロッドは、コンクリートブロッ
    クに内蔵された内部鉄筋に接合されている、 ことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の
    コンクリートブロックの連結構造。
  7. 【請求項7】 前記連結ロッドは、コンクリートに対す
    る付着力を高めるための部位を一体または別体に有す
    る、 ことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の
    コンクリートブロックの連結構造。
  8. 【請求項8】 前記コンクリートブロックは、所定形状
    のコンクリートブロックを予め分割して製作されたもの
    である、 ことを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の
    コンクリートブロックの連結構造。
  9. 【請求項9】 前記連結ロッドの露出端部は、コンクリ
    ートブロックの連結面に沿って間隔をおいて複数個設け
    られている、 ことを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載の
    コンクリートブロックの連結構造。
  10. 【請求項10】 前記連結ロッドの露出端部は、コンク
    リートブロックの連結面の両側に設けられている、 ことを特徴とする請求項9に記載のコンクリートブロッ
    クの連結構造。
  11. 【請求項11】 前記連結ロッドの露出端部の数は、連
    結後のコンクリートブロックにかかる力に応じて決定さ
    れている、 ことを特徴とする請求項9または10に記載のコンクリ
    ートブロックの連結構造。
  12. 【請求項12】 前記連結器は、相対向する連結ロッド
    の一方に回転自在に取り付けられた雄ネジ部材と、この
    雄ネジ部に対応する雌ネジ部を有し他方に回転自在に取
    り付けられた雌ネジ部材とを備える、 ことを特徴とする請求項1乃至11の何れか1項に記載
    のコンクリートブロックの連結構造。
  13. 【請求項13】 前記雄ネジ部材と雌ネジ部材は、両者
    間に充填された硬化材によって締め付け後の状態で固定
    される、 ことを特徴とする請求項12に記載のコンクリートブロ
    ックの連結構造。
  14. 【請求項14】 連結ロッドがその一端部がブロック連
    結面の近傍位置で露出するように埋設されたコンクリー
    トブロックを相互連結するときに用いられる連結器であ
    って、 雄ネジ部を有し、一方のコンクリートブロックの連結ロ
    ッドの露出端部に回転自在に取り付けられる筒状の雄ネ
    ジ部材と、 前記雄ネジ部に対応する雌ネジ部を有し、他方のコンク
    リートブロックの連結ロッドの露出端部に回転自在に取
    り付けられる筒状の雌ネジ部材とを備える、 ことを特徴とする連結器。
  15. 【請求項15】 前記雄ネジ部材と前記雌ネジ部材は、
    工具が係合される部位をそれぞれ有する、 ことを特徴とする請求項14に記載の連結器。
  16. 【請求項16】 前記雄ネジ部材と前記雌ネジ部材が締
    め付けられた後の状態を保持するロック部材を備える、 ことを特徴とする請求項14または15に記載の連結
    器。
  17. 【請求項17】 前記雄ネジ部材と前記雌ネジ部材の少
    なくとも一方に、雄ネジ部材と雌ネジ部材を締め付けら
    れた後の状態で固定するための硬化材の注入孔が設けら
    れている、 ことを特徴とする請求項14乃至16の何れか1項に記
    載の連結器。
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