JPH11714A - 金属帯の巻取り方法 - Google Patents
金属帯の巻取り方法Info
- Publication number
- JPH11714A JPH11714A JP15125397A JP15125397A JPH11714A JP H11714 A JPH11714 A JP H11714A JP 15125397 A JP15125397 A JP 15125397A JP 15125397 A JP15125397 A JP 15125397A JP H11714 A JPH11714 A JP H11714A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- winding
- tip
- mandrel
- stepped
- metallic band
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Controlling Rewinding, Feeding, Winding, Or Abnormalities Of Webs (AREA)
- Winding, Rewinding, Material Storage Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 冷延鋼板、表面処理鋼板等の巻取り時に発生
するトップマークきずを防止する。 【解決手段】径可変な段付スリーブを用い、金属帯先端
と段付位置とが僅か重なるように金属帯先端と段付位置
との位置合わせ制御しながら、金属帯を1.1〜2巻き
巻取り、この位置で巻取りを中断し、金属帯先端と段付
位置とが一致するまで巻取マンドレルの径を拡大し、拡
大したマンドレル径を保持して金属帯の巻取りを再開
し、金属帯のたるみ及び速度制御精度に起因する位置合
わせ誤差をなくする。
するトップマークきずを防止する。 【解決手段】径可変な段付スリーブを用い、金属帯先端
と段付位置とが僅か重なるように金属帯先端と段付位置
との位置合わせ制御しながら、金属帯を1.1〜2巻き
巻取り、この位置で巻取りを中断し、金属帯先端と段付
位置とが一致するまで巻取マンドレルの径を拡大し、拡
大したマンドレル径を保持して金属帯の巻取りを再開
し、金属帯のたるみ及び速度制御精度に起因する位置合
わせ誤差をなくする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属帯の巻取り方
法に関し、冷延鋼板、表面処理鋼板等の巻取り時に発生
するトップマークきずを防止する技術に関する。
法に関し、冷延鋼板、表面処理鋼板等の巻取り時に発生
するトップマークきずを防止する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、金属帯先端位置と段付スリーブ
段付位置とを位置合わせする制御では、ブライドルロー
ル駆動用モータに直結したパルス発振器からの信号を演
算装置に入力して金属帯先端位置を演算・トラッキング
し、一方、巻取りマンドレル駆動用モータに直結したパ
ルス発振器からの信号を演算装置に入力して、巻取りマ
ンドレルに取り付けた段付スリーブの段付位置を演算・
トラッキングして、金属帯巻き付け時に、金属帯先端位
置と段付位置を一致させるように巻取りマンドレル速度
制御によって段付位置を制御する方法が知られている。
段付位置とを位置合わせする制御では、ブライドルロー
ル駆動用モータに直結したパルス発振器からの信号を演
算装置に入力して金属帯先端位置を演算・トラッキング
し、一方、巻取りマンドレル駆動用モータに直結したパ
ルス発振器からの信号を演算装置に入力して、巻取りマ
ンドレルに取り付けた段付スリーブの段付位置を演算・
トラッキングして、金属帯巻き付け時に、金属帯先端位
置と段付位置を一致させるように巻取りマンドレル速度
制御によって段付位置を制御する方法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述の方法では、トラ
ッキング開始位置から巻き位置の間に金属帯のたるみが
発生することによる誤差及び速度制御精度に起因する誤
差を含んだ位置合わせ制御を行ってしまうため、結果と
して良好な位置合わせ制御は困難である。本発明はこの
ような問題点を解決することを目的とする。
ッキング開始位置から巻き位置の間に金属帯のたるみが
発生することによる誤差及び速度制御精度に起因する誤
差を含んだ位置合わせ制御を行ってしまうため、結果と
して良好な位置合わせ制御は困難である。本発明はこの
ような問題点を解決することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために開発されたもので、金属帯の先端位置と、
巻取りマンドレルに挿入した径可変な段付スリーブの段
付位置との位置合わせ制御において、金属帯先端と段付
位置とが重なるように制御しながら金属帯を1.1〜2
巻き巻取った位置で巻取りを中断し、金属帯先端と段付
位置とが一致するまで巻取マンドレルの径を拡大し、拡
大したマンドレル径を保持して金属帯の巻取りを再開す
ることを特徴とする金属帯の巻取り方法である。わせ制
御に変更を加え、金属帯先端と段付位置がわずかに重な
るように制御して1.1〜2巻き巻取り、巻取りマンド
レルを停止して、巻取りを中断する。金属帯先端と段付
位置との重なりの量はできるだけ少なくする方が好まし
いが、制御誤差の範囲を超えて設定し、重なりが常にプ
ラスになるようにする。
成するために開発されたもので、金属帯の先端位置と、
巻取りマンドレルに挿入した径可変な段付スリーブの段
付位置との位置合わせ制御において、金属帯先端と段付
位置とが重なるように制御しながら金属帯を1.1〜2
巻き巻取った位置で巻取りを中断し、金属帯先端と段付
位置とが一致するまで巻取マンドレルの径を拡大し、拡
大したマンドレル径を保持して金属帯の巻取りを再開す
ることを特徴とする金属帯の巻取り方法である。わせ制
御に変更を加え、金属帯先端と段付位置がわずかに重な
るように制御して1.1〜2巻き巻取り、巻取りマンド
レルを停止して、巻取りを中断する。金属帯先端と段付
位置との重なりの量はできるだけ少なくする方が好まし
いが、制御誤差の範囲を超えて設定し、重なりが常にプ
ラスになるようにする。
【0005】次にマンドレルの径を拡大することによっ
て、段付スリーブ径を拡大していき、金属帯先端と段付
位置が一致したことを、マンドレル内部の検出器で検出
する。その時点でマンドレル径を保持して金属帯の巻取
りを再開するようにしたものである。巻き取りを中断す
るまでの巻き取り量を1.1〜2巻としたのは、1.1
巻未満ではマンドレルを拡大した時、金属帯を段付スリ
ーブ上に保持することが困難異なるからであり、2巻以
下に限定したのは、2巻以下では、マンドレルを拡大し
て金属帯先端を段付位置に移動させることが容易である
からである。
て、段付スリーブ径を拡大していき、金属帯先端と段付
位置が一致したことを、マンドレル内部の検出器で検出
する。その時点でマンドレル径を保持して金属帯の巻取
りを再開するようにしたものである。巻き取りを中断す
るまでの巻き取り量を1.1〜2巻としたのは、1.1
巻未満ではマンドレルを拡大した時、金属帯を段付スリ
ーブ上に保持することが困難異なるからであり、2巻以
下に限定したのは、2巻以下では、マンドレルを拡大し
て金属帯先端を段付位置に移動させることが容易である
からである。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は本発明を説明するための設
備構成図の一例である。図1において、金属帯1はブラ
イドルロール3を経て搬送され、巻取マンドレル8に巻
取られる。ブライドルロール3の駆動電動機4の回転数
はブライドルロールパルス発振器5が検出し、制御装置
6に入力する。また金属帯先端検出器2は金属帯の先端
1aの通過を検出し、これを制御装置6に入力すると、
トラッキング開始となる。ベルトラッパー7を附属した
巻取りマンドレル8の駆動電動機9の回転数もマンドレ
ルパルス発振器10で検出された制御装置6に入力され
る。巻取りマンドレル8の段付スリーブ段付位置8aは
段付位置検出器12によて検出される。
備構成図の一例である。図1において、金属帯1はブラ
イドルロール3を経て搬送され、巻取マンドレル8に巻
取られる。ブライドルロール3の駆動電動機4の回転数
はブライドルロールパルス発振器5が検出し、制御装置
6に入力する。また金属帯先端検出器2は金属帯の先端
1aの通過を検出し、これを制御装置6に入力すると、
トラッキング開始となる。ベルトラッパー7を附属した
巻取りマンドレル8の駆動電動機9の回転数もマンドレ
ルパルス発振器10で検出された制御装置6に入力され
る。巻取りマンドレル8の段付スリーブ段付位置8aは
段付位置検出器12によて検出される。
【0007】制御装置6はこれらの情報に基づき、金属
帯1の先端部1aが段付スリーブ段付位置8aに一致す
るようにマンドレル電動機制御装置11a,ブライドル
ロール電動機制御装置11bがそれぞれマンドレル駆動
電動機9、ブライドルロール駆動電動機4の回転速度を
制御する。このようにして金属帯1の先端1aが段付位
置8aに一致するように制御される。
帯1の先端部1aが段付スリーブ段付位置8aに一致す
るようにマンドレル電動機制御装置11a,ブライドル
ロール電動機制御装置11bがそれぞれマンドレル駆動
電動機9、ブライドルロール駆動電動機4の回転速度を
制御する。このようにして金属帯1の先端1aが段付位
置8aに一致するように制御される。
【0008】図2はこれを示すもので金属帯1の先端1
aが段付位置8aの位置を示す線21に一致した状態を
示している。ところが、金属帯1が図3、図4に示すよ
うにたるみ、曲り、反りなどを生じたときは、金属帯1
の先端1aの位置22と段付位置8aの位置を示す線2
1とは偏差23を生ずる。図5〜図7は本発明の制御状
態の流れを示す図である。本発明では、金属帯1の先端
1aの位置と巻取りマンドレルに挿入した径可変な段付
スリーブの段付位置8aとの位置合わせ制御において、
図5に示すように、金属帯先端1aと段付位置8aとが
わずか重なるように1.1〜2巻き巻取った後巻き取り
を中断する。次いで、図6に示すように、巻取マンドレ
ル8の径を矢印24で示すように拡大する。図7に示す
ように、金属帯先端1aと段付位置8aとが一致したこ
とを検出し、検出直後マンドレル径を保持したまま、金
属帯の巻取りを再開する。
aが段付位置8aの位置を示す線21に一致した状態を
示している。ところが、金属帯1が図3、図4に示すよ
うにたるみ、曲り、反りなどを生じたときは、金属帯1
の先端1aの位置22と段付位置8aの位置を示す線2
1とは偏差23を生ずる。図5〜図7は本発明の制御状
態の流れを示す図である。本発明では、金属帯1の先端
1aの位置と巻取りマンドレルに挿入した径可変な段付
スリーブの段付位置8aとの位置合わせ制御において、
図5に示すように、金属帯先端1aと段付位置8aとが
わずか重なるように1.1〜2巻き巻取った後巻き取り
を中断する。次いで、図6に示すように、巻取マンドレ
ル8の径を矢印24で示すように拡大する。図7に示す
ように、金属帯先端1aと段付位置8aとが一致したこ
とを検出し、検出直後マンドレル径を保持したまま、金
属帯の巻取りを再開する。
【0009】
【発明の効果】本発明は、巻取りマンドレルの巻き取り
を中断して金属帯先端と段付位置を合わせるようにした
ので、金属帯のたるみ、マンドレル速度制御精度による
誤差の影響をうけることなく、精度良く位置合わせでき
るようになった。
を中断して金属帯先端と段付位置を合わせるようにした
ので、金属帯のたるみ、マンドレル速度制御精度による
誤差の影響をうけることなく、精度良く位置合わせでき
るようになった。
【図1】実施例の制御系統図である。
【図2】金属帯先端と段付位置の一致を示す説明図であ
る。
る。
【図3】金属帯先端と段付位置の偏差を示す説明図であ
る。
る。
【図4】金属帯先端と段付位置の偏差を示す説明図であ
る。
る。
【図5】実施例の工程を説明する説明図である。
【図6】実施例の工程を説明する説明図である。
【図7】実施例の工程を説明する説明図である。
1 金属帯 1a 金属帯先端 2 金属帯先端検出器(トラッキング開始用) 3 ブライドルロール 4 ブライドルロール駆動電動機 5 ブライドルロールパルス発振器 6 制御装置 7 ベルトラッパー 8 巻取りマンドレル 8a 段付スリーブ段付位置 9 マンドレル駆動電動機 10 マンドレルパルス発振器 11a マンドレル電動機制御装置 11b ブライドルロール電動機制御装置 12 段付位置検出器 21 線 22 先端の位置 23 偏差
Claims (1)
- 【請求項1】 金属帯の先端位置と、巻取りマンドレル
に挿入した径可変な段付スリーブの段付位置との位置合
わせ制御において、金属帯先端と段付位置とが重なるよ
うに制御しながら金属帯を1.1〜2巻き巻取った位置
で巻取りを中断し、金属帯先端と段付位置とが一致する
まで巻取マンドレルの径を拡大し、拡大したマンドレル
径を保持して金属帯の巻取りを再開することを特徴とす
る金属帯の巻取り方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15125397A JPH11714A (ja) | 1997-06-09 | 1997-06-09 | 金属帯の巻取り方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15125397A JPH11714A (ja) | 1997-06-09 | 1997-06-09 | 金属帯の巻取り方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11714A true JPH11714A (ja) | 1999-01-06 |
Family
ID=15514629
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15125397A Withdrawn JPH11714A (ja) | 1997-06-09 | 1997-06-09 | 金属帯の巻取り方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11714A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104438438A (zh) * | 2014-11-08 | 2015-03-25 | 马钢(集团)控股有限公司 | 一种校正csp卷取助卷辊辊缝精度的方法 |
-
1997
- 1997-06-09 JP JP15125397A patent/JPH11714A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104438438A (zh) * | 2014-11-08 | 2015-03-25 | 马钢(集团)控股有限公司 | 一种校正csp卷取助卷辊辊缝精度的方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040907 |