JPH1171238A - 化粧方法 - Google Patents

化粧方法

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JPH1171238A
JPH1171238A JP9246203A JP24620397A JPH1171238A JP H1171238 A JPH1171238 A JP H1171238A JP 9246203 A JP9246203 A JP 9246203A JP 24620397 A JP24620397 A JP 24620397A JP H1171238 A JPH1171238 A JP H1171238A
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JP
Japan
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lip
sheet
lipstick
pack
pack material
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JP9246203A
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English (en)
Inventor
Akihiro Kuroda
章裕 黒田
Saori Ishihata
さおり 石畠
Takashi Azuma
孝 東
Shinichi Sato
眞市 左藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanebo Ltd
Sekisui Kasei Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Plastics Co Ltd
Kanebo Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】口紅ののりと口紅の持続性を向上させる効果に
優れた化粧方法を提供する。 【解決手段】高分子粘剤と湿潤剤を含有するシート状唇
用パック料を、唇の表面に使用した後に、口紅を塗布す
ることを特徴とする化粧方法

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術】本発明は、口紅の持続性を向上さ
せる効果に優れた化粧方法に関する。さらに詳しくは、
高分子粘剤と湿潤剤を含有するシート状唇用パック料を
唇に貼り付け、唇粘膜に湿潤剤を保持させ、かつ唇の角
質を整えることで、その上に塗布した口紅の持続性を向
上させる効果に優れた化粧方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ラスティングタイプの口紅が多数
上市されている。ラスティング機能とは、大きく分けて
口紅の色が長時間持続するものと、カップなどに口紅の
色が移らないものの2つに分類することができる。前者
の持続性に関して技術的に見れば、例えば、色素が唇粘
膜に浸透することで発色を長時間持続させたり、強い機
械的強度のあるゲル中に色材を保持させて、口紅の持続
性を確保する技術が用いられている。
【0003】一方、口紅の持続性は、 口紅の剤型だけで
は決定できない要素を持っている。特に、塗布される唇
の状態によって大きく左右される面がある。従来、空気
が乾燥する秋〜冬の季節では、リップクリームを塗って
から口紅を塗る習慣があるが、これは唇の保護には役に
立つが、口紅の持続性向上に関しては、その効果が低
い。また、口紅を塗布してからさらにパーフルオロポリ
エーテル等の油剤を塗布することで、口紅の転写を防止
する効果に優れたリップコートタイプの製品があるが、
口紅の持続性向上に関しては、効果が充分ではない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の点から、より簡
便で、使用実感が得られる口紅の持続性向上方法が求め
られていた。すなわち、本発明は、口紅の持続性と口紅
ののりを向上させる効果に優れた化粧方法の提供を目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の実
情に鑑み、鋭意検討した結果、高分子粘剤と湿潤剤を含
有しており、かつシート状の形状を有するパック料を唇
に貼り付けた後に、該パック料を剥離し、ついで口紅を
塗布することで、より簡便に唇の状態を改善し、その効
果で口紅ののりと口紅の持続性を向上することができる
化粧方法を見いだした。すなわち、本発明は、高分子粘
剤と湿潤剤を含有するシート状唇用パック料を、唇の表
面に使用した後に、口紅を塗布することを特徴とする化
粧方法にある。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明でいう高分子粘剤とは、水
との親和性によって強く増粘する性質を有しているもの
であれば構わず、従来、食品や化粧品で使用されてきた
粘剤を用いることができる。上記高分子粘剤の例として
は、例えば、カラギーナン(カッパ、ラムダ、イオタ型
等)、ジェランガム、キサンタンガム、ポリビニルアル
コール、ポリビニルピロリドン、ポリ酢酸ビニル、カル
ボキシメチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロー
ス、カルボキシビニルポリマー、アルキル変性カルボキ
シビニルポリマー、アルギン酸、寒天、澱粉、ポリアク
リル酸、ペクチン、ゼラチン、アルブミン、ポリペプチ
ド、ポリアクリルアミド等が挙げられるが、その中で
も、カラギーナン、ジェランガムがシート状パック料の
形態保持性に優れるので好ましい。尚、これらの内、イ
オン性のあるものは、ナトリウム、カリウム、カルシウ
ム、マグネシウム、バリウム等の塩が形成されていても
よく、また、それぞれの共重合体、混合物であっても構
わない。
【0007】また、高分子粘剤とともに、スメクタイ
ト、ベントナイト、有機変性ベントナイト、無水珪酸、
表面処理無水珪酸等の無機系の粘剤を使用することも可
能であるが、無機系粘剤を単独で使用した場合では、製
品の形態の保持力が弱いため、あまり好ましくない。
【0008】本発明で言う湿潤剤としては、従来、化粧
品、食品、医薬品で使用されてきたものが挙げられ、例
えば、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン、エ
チレングリコール、ジエチレングリコール、ポリエチレ
ングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレング
リコール、ポリプロピレングリコール、1,3−ブチレ
ングリコール、イソプレングリコール等の多価アルコー
ル、ソルビット、糖類等が挙げられるが、その中でもグ
リセリン、ジグリセリン、ポリグリセリンが唇の状態を
改善し、口紅ののりを向上する効果と口紅の持続性を向
上する効果に優れることから好ましい。
【0009】本発明で言うシート状とは、厚さが10m
m以下、好ましくは2mm以下の板状の形状をしたもの
である。このシートの厚さは均一でも不均一でも構わな
いが、シートの強度保持のため、1μm以上の厚さがあ
ることが好ましい。シートの形状としては、唇の形に合
わせたものや、略長方形など種々の形状が挙げられる
が、特に限定されない。
【0010】本発明のシート状唇用パック料は、前記高
分子粘剤中に湿潤剤が保持された構造を有しており、唇
に接触させた時に、湿潤剤が唇の粘膜に浸透していく構
造を有していることが好ましい。
【0011】本発明のシート状唇用パック料としては、
高分子粘剤と湿潤剤を含有する唇用パック料自体にシー
ト状の形態を具備させたものや、該パック料を乾燥させ
てシート状にしたものも適用可能であるが、天然繊維、
合成繊維、再生繊維からなる不織布や編織物、 紙、 合成
樹脂フイルム、多孔性の発泡樹脂フイルム等の保持体の
表面にゲル状のパック料が積層されたもの、または下記
の多層構造に形成されたものが、その形態保持性、使い
易さ、衛生面等から好ましい。例えば、唇に付着するパ
ック料表面に、さらに接着性を有する層を設けた多層構
造のシート状唇用パック料である。特に、使用時の使い
易さや衛生面以外に、シート状唇用パック料の形態保持
性をさらに高める目的のために、多孔性で、パック料の
適度な浸透性を有する不織布や多孔性発泡性樹脂フイル
ム等の表面に、ゲル状のパックの一部を含浸し保持させ
たものが好ましい。また、パック料の表面にシリコーン
処理したフイルム等からなる離型紙を貼り合わせること
もでき、唇の表面に貼着するときは、この離型紙を取り
除いて使用する。尚、乾燥によってパック料中の水分等
を除去してシート状にしたものを唇に貼着するときに
は、水等を唇、またはシート状唇用パック料の表面に塗
布して、パック料に粘着性を付与してから貼着すること
も可能である。
【0012】本発明における、高分子粘剤と湿潤剤の配
合量は、パック料の総量に対して、高分子粘剤が0.0
1〜95重量%、湿潤剤が0.1〜95重量%の範囲に
あることが好ましい。これらの範囲を外れると、ゲル状
を呈しなくなりシート状の形態を保持できなかったり、
シートから湿潤剤が分離したり、また唇の状態を改善す
る効果が得られない場合がある。上記配合量の中で、特
に好ましい配合量としては、高分子粘剤が0.01〜2
0重量%、湿潤剤が0.1〜70重量%である。
【0013】本発明では、シート状唇用パック料が唇と
接触する面が接着性を有することが、唇とのフィット性
を上げる目的から好ましい。この接着性の樹脂、高分子
としては、例えば、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸
塩、ポリメタクリル酸、ポリメタクリル酸塩、ポリビニ
ルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルア
ミド、ポリアクリルアミド塩、ポリメタクリルアミド、
ポリメタクリルアミド塩、メタクリロイルオキシエチル
トリメチルアンモニウムクロライド、メタクリルアミド
プロピルトリメチルアンモニウムクロライド、N−n−
ブトキシメチルアクリルアミド、N−iso−ブトキシ
アクリルアミド、t−ブチルアクリルアミドスルホン
酸、t−ブチルアクリルアミドスルホン酸塩、ジメチル
アミノプロピルメタクリルアミド、メトキシエチレン無
水コハク酸共重合体、塩化ジメチルアミノアンモニウ
ム、またはこれら重合性モノマー原料と他の重合性モノ
マーとの共重合体が挙げられ、あるいはカルボキシメチ
ルセルロース塩、アルギン酸塩、カラギーナン、キサン
タンガム、寒天、カチオン化ガーガム等の水溶性高分
子、酢酸ビニル・クロトン酸共重合体、プロピオン酸ビ
ニル・クロトン酸共重合体、ポリ酢酸ビニル、トリメチ
ルシロキシケイ酸、シリコーン樹脂、ポリスチレン、ア
クリル変性シリコーン樹脂、アクリル変性シリコーン、
エポキシ樹脂、ポリアクリロニトリルまたはこれら重合
性モノマー原料と他の重合性モノマーとの共重合体等が
挙げられる。上記接着性の樹脂等は、パック料の中に高
分子粘剤と湿潤剤とともに配合してもよいし、唇に接触
するシート状唇用パック料の表面に、上記の樹脂等の薄
い層を形成するようにしたものでも構わない。
【0014】本発明のシート状唇用パック料では、上記
成分の他に、通常化粧料に用いられる粉体(顔料、色
素、樹脂)、油剤、フッ素化合物、樹脂、界面活性剤、
紫外線吸収剤、防腐剤、香料、保湿剤、生理活性成分
(セラミド類、血行促進剤、ビタミン剤、抗炎症剤、メ
ントール、プロポリス等)、酵素、塩類、溶媒、キレー
ト剤、中和剤、pH調整剤等の成分を同時に配合するこ
とができる。
【0015】上記粉体としては、例えば、赤色104
号、赤色201号、黄色4号、青色1号、黒色401号
等の色素、黄色4号Alレーキ、黄色203号Baレー
キ等のレーキ色素、ナイロンパウダー、シルクパウダ
ー、ウレタンパウダー、テフロンパウダー、シリコーン
パウダー、セルロースパウダー等の高分子、黄酸化鉄、
赤色酸化鉄、黒酸化鉄、酸化クロム、カーボンブラッ
ク、群青、紺青等の有色顔料、酸化亜鉛、酸化チタン、
酸化セリウム等の白色顔料、タルク、マイカ、セリサイ
ト、カオリン等の体質顔料、雲母チタン等のパール顔
料、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウ
ム、珪酸アルミニウム、珪酸マグネシウム等の金属塩、
シリカ、アルミナ等の無機粉体、アパタイト、ヒドロキ
シアパタイト等が挙げられる。これらの粉体の形状は板
状、球状、紡錘状、針状、棒状、不定形状など特に制限
はなく、大きさも平均一次粒子径で0.005〜100
μmの範囲であれば問題なく(特に平均一次粒子径が
0.01〜20μmの範囲が好ましい)、また粉体が金
属石鹸処理、N−アシル化アミノ酸処理、シリコーン処
理、フッ素化合物処理、多価アルコール処理、油剤処
理、シラン処理、無機酸化物処理等の表面処理を行って
るものでも構わない。上記粉体の中でも、高分子粉体、
シリカビーズ等は使用時の感触を改善する効果に優れる
ため、本発明のシート状唇用パック料での配合価値が高
い。
【0016】上記油剤の例としては、セチルアルコー
ル、イソステアリルアルコール、ラウリルアルコール、
ヘキサデシルアルコール、オクチルドデカノール等の高
級アルコール、イソステアリン酸、ウンデシレン酸、オ
レイン酸等の脂肪酸、ミリスチン酸ミリスチル、ラウリ
ン酸ヘキシル、オレイン酸デシル、ミリスチン酸イソプ
ロピル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、モノステ
アリン酸グリセリン、フタル酸ジエチル、モノステアリ
ン酸エチレングリコール、オキシステアリン酸オクチル
等のエステル類、流動パラフィン、ワセリン、スクワラ
ン等の炭化水素、ラノリン、還元ラノリン、カルナバロ
ウ等のロウ、ミンク油、カカオ脂、ヤシ油、パーム核
油、ツバキ油、ゴマ油、ヒマシ油、オリーブ油等の油
脂、エチレン・α−オレフィン・コオリゴマー等が挙げ
られる。
【0017】また、別の形態の油剤の例としては、例え
ば、ジメチルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポ
リシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ポリエ
ーテル変性オルガノポリシロキサン、フルオロアルキル
・ポリオキシアルキレン共変性オルガノポリシロキサ
ン、アルキル変性オルガノポリシロキサン、末端変性オ
ルガノポリシロキサン、フッ素変性オルガノポリシロキ
サン、アモジメチコーン、アミノ変性オルガノポリシロ
キサン、シリコーンゲル、アクリルシリコーン、トリメ
チルシロキシケイ酸、シリコーンRTVゴム等のシリコ
ーン化合物、パーフルオロポリエーテル、フッ化ピッ
チ、フルオロカーボン、フルオロアルコール、フッ素化
シリコーンレジン等のフッ素化合物が挙げられる。
【0018】上記界面活性剤としては、例えば、アニオ
ン型界面活性剤、カチオン型界面活性剤、ノニオン型界
面活性剤、ベタイン型界面活性剤を用いることができ
る。
【0019】本発明の化粧方法としては、例えば、朝、
唇にシート状唇用パック料を密着して貼着させ、1〜3
0分間、好ましくは5〜10分間放置した後に剥離し、
ついで口紅を塗布する方法や、シート状唇用パック料を
使用したまま就寝し、朝、シート状唇用パック料を剥
し、ついで口紅を塗布する方法が挙げられる。尚、使用
者によっては、シート状唇用パック料と口紅を使用し化
粧する時間帯が適宜選ばれる。
【0020】本発明で用いられる口紅とは、例えば、油
脂、ワックス等の油性基材と、顔料、色素等の色材等か
ら構成されるものであり、ステック状、ペンシル状、軟
膏状の剤型のものであり、通常市販されている口紅、ま
たはラスティング機能を持った口紅等が挙げられる。上
記の化粧方法により、口唇粘膜の状態を整え、口紅がの
りやすい状態を作り、唇粘膜に浸透した湿潤剤が口紅中
の色素成分を捉え、粘膜付近に色素を拡散させること
で、口紅の持続性が向上する。尚、このメカニズムよ
り、口紅中の色材を無機顔料のみで構成している口紅を
使用した場合では、本化粧方法では上記のパック料の効
果しか得られないことから、充分な口紅の持続性向上の
効果を得られない場合がある。尚、口紅にレーキ色素な
どの顔料が使用されていても、少量でもブリード性があ
るものを使用している場合では、本発明の口紅の持続性
向上の効果が得られる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例及び比較例を、図面に
基づいて具体的に詳述する。化粧方法の官能評価試験は
次の方法にて実施した。 〔シート状唇用パック料と口紅の官能評価試験〕専門パ
ネラー(女性)10名にシート状唇用パック料と口紅の
試験品を1週間試用してもらい、試用後の結果をアンケ
ート形式で回答してもらった。アンケートの評価として
は、「口紅の持続性向上」、「口紅ののりの向上」に対
して効果があるを10点とし、効果がないを0点とし、
全パネラーの平均点数(小数点以下四捨五入)を以て評
価結果とした。従って、点数が高いほど効果が高いこと
を示す。
【0022】実施例1 下記表1の処方の唇用パック料を用い、シート状唇用パ
ック料を作製した。
【0023】
【表1】
【0024】成分Aと成分Bをそれぞれ加熱溶解する。
加熱撹拌下で成分A溶解液と成分B溶解液をゆっくりと
混合した後、流し型に溶液を投入し、型ごと冷却した。
得られたゲル状パック料に、保持体のポリプロピレン不
織布(30g/cm2 )を圧着させ、また上記保持体と
反対側のゲル状パック料の面には、シリコーン処理され
たポリエステルフイルム(厚さ50μ)の離型紙を積層
した後、切り刃を用い山型形状に打ち抜いて、図1に示
すシート状唇用パック料を得た。図1(a)は本発明で
用いられる一例の山型のシート状唇用パック料の平面図
であり、図1で、1は、保持体であるポリプロピレン不
織布(30g/cm2 )であり、その裏側にゲル状パッ
ク料(2)と、離型紙(3)であるシリコーン処理され
たポリエステルフイルム(厚さ50μ)の層が形成され
ている。図1(b)は上記シート状唇用パック料の断面
図である。尚、本発明で用いられるシート状唇用パック
料は、上記の実施例1のみの唇用パック料の処方と、そ
のシート状にする方法に限定されるものではなく、高分
子粘剤と湿潤剤を含有するシート状唇用パック料であれ
ば構わない。
【0025】そして、このシート状唇用パック料から離
型紙をとって、パック料の表面を唇に密着させて、5分
間後に剥離し、その後に市販のラスティングタイプの口
紅(油脂、ワックス、顔料、色素を含有)を塗布した。
【0026】比較例1 水で唇を洗ってから市販のラスティングタイプの口紅
(実施例1で使用したものと同一、以下同様)を塗布し
た。
【0027】比較例2 市販のリップクリームを塗布してから、市販のラスティ
ングタイプの口紅を塗布した。
【0028】比較例3 市販のラスティングタイプの口紅を使用した後、市販の
リップコート剤を塗布した。
【0029】表2に、実施例1及び比較例1〜3の評価
結果を示す。
【0030】
【表2】
【0031】表2の結果より、本発明の実施例1の化粧
方法は、各比較例と比べて、口紅のののりと口紅の持続
性を向上させる効果が認められた。比較例1は唇を事前
に洗った場合、比較例2は市販のリップクリームを塗布
してから口紅を使用した場合、比較例3は口紅を使用し
た後、市販のリップコート剤を使用した場合であるが、
いずれも実施例1の評価結果までには至らないことが判
った。
【0032】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の化粧方法
は、口紅ののりと口紅の持続性を向上させる効果がある
ことは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシート状唇用パック料を示す図であ
り、(a)は平面図であり、(b)は断面図である。
【符号の説明】
1 保持体 2 パック料 3 離型紙
フロントページの続き (72)発明者 東 孝 奈良県天理市森本町670番地 積水化成品 工業株式会社総合研究所内 (72)発明者 左藤 眞市 奈良県天理市森本町670番地 積水化成品 工業株式会社総合研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高分子粘剤と湿潤剤を含有するシート状
    唇用パック料を、唇の表面に使用した後に、口紅を塗布
    することを特徴とする化粧方法。
JP9246203A 1997-08-26 1997-08-26 化粧方法 Pending JPH1171238A (ja)

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