JPH1171099A - 昇降装置 - Google Patents
昇降装置Info
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- JPH1171099A JPH1171099A JP23518597A JP23518597A JPH1171099A JP H1171099 A JPH1171099 A JP H1171099A JP 23518597 A JP23518597 A JP 23518597A JP 23518597 A JP23518597 A JP 23518597A JP H1171099 A JPH1171099 A JP H1171099A
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- Japan
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- nut body
- screw rod
- slide mechanism
- nut
- connecting portion
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- Sink And Installation For Waste Water (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ねじ棒に螺合するナット体をスムーズに昇降
する。 【解決手段】 縦設したねじ棒2を定位置で回転駆動す
る。このねじ棒2に昇降するナット体11を設ける。この
ナット体11と被昇降体を連結する連結部により連結す
る。連結部28に対してナット体11の平面一側及び他側へ
の移動を許容する一側及び他側スライド機構13,14を設
ける。ナット体11が上昇し、被昇降体の荷重によりねじ
棒2が撓もうとしても、スライド機構13,14によって連
結部28に対してナット体11が移動する。ナット体11の平
面位置が変わらず、ねじ棒2の撓みが防止される。
する。 【解決手段】 縦設したねじ棒2を定位置で回転駆動す
る。このねじ棒2に昇降するナット体11を設ける。この
ナット体11と被昇降体を連結する連結部により連結す
る。連結部28に対してナット体11の平面一側及び他側へ
の移動を許容する一側及び他側スライド機構13,14を設
ける。ナット体11が上昇し、被昇降体の荷重によりねじ
棒2が撓もうとしても、スライド機構13,14によって連
結部28に対してナット体11が移動する。ナット体11の平
面位置が変わらず、ねじ棒2の撓みが防止される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、定位置でねじ棒を
回転し、このねじ棒に螺合するナット体の昇降により被
昇降体を昇降する昇降装置に関する。
回転し、このねじ棒に螺合するナット体の昇降により被
昇降体を昇降する昇降装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、この種の昇降装
置は、図15に示すように、上端を自由端としたねじ棒
101 をスラスト軸受により支持し、そのねじ棒101 を回
転駆動手段により回転駆動し、前記ねじ棒101 にナット
体102 を螺合し、前記ねじ棒101 の回転を回転して前記
ナット体102 を昇降することにより図示しない被昇降体
が昇降する。
置は、図15に示すように、上端を自由端としたねじ棒
101 をスラスト軸受により支持し、そのねじ棒101 を回
転駆動手段により回転駆動し、前記ねじ棒101 にナット
体102 を螺合し、前記ねじ棒101 の回転を回転して前記
ナット体102 を昇降することにより図示しない被昇降体
が昇降する。
【0003】このような昇降装置では、縦方向のねじ棒
101 に螺合するナット体102 により被昇降体の荷重を支
持するものであるため、ナット体102 がねじ棒101 の上
部に上昇すると、前記ねじ棒101 が撓み易くなり、図1
5に示したように、ねじ棒101 が撓むと、所謂がじりを
生じてねじ棒101 の回転抵抗が増大し、安定した昇降が
できなくなる問題がある。また、これを防止するため、
長いナット体102 を使用する場合もあるが、ナット体10
2 が長くなると、回転抵抗が大きくなり、下方位置にお
いても、ねじ棒102 の回転に大きなトルクが必要になる
という問題がある。
101 に螺合するナット体102 により被昇降体の荷重を支
持するものであるため、ナット体102 がねじ棒101 の上
部に上昇すると、前記ねじ棒101 が撓み易くなり、図1
5に示したように、ねじ棒101 が撓むと、所謂がじりを
生じてねじ棒101 の回転抵抗が増大し、安定した昇降が
できなくなる問題がある。また、これを防止するため、
長いナット体102 を使用する場合もあるが、ナット体10
2 が長くなると、回転抵抗が大きくなり、下方位置にお
いても、ねじ棒102 の回転に大きなトルクが必要になる
という問題がある。
【0004】そこで、本発明はナット体をスムーズに昇
降することができる昇降装置を提供することを目的とす
る。
降することができる昇降装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、縦設
したねじ棒と、このねじ棒を定位置で回転する回転駆動
手段と、前記ねじ棒に螺合し該ねじ棒に沿って昇降する
ナット体と、このナット体と被昇降体を連結する連結部
とを備え、前記ナット体の昇降により前記被昇降体を昇
降する昇降装置において、前記連結部に対して前記ナッ
ト体の平面一側方向への移動を許容する一側スライド機
構を設けたものであり、ナット体が上昇し、被昇降体の
荷重によりねじ棒を平面一側方向に撓ませる力が加わっ
ても、一側スライド機構によって連結部に対してナット
体が移動することにより、ナット体の平面位置が変わら
ず、ねじ棒の撓みが防止される。
したねじ棒と、このねじ棒を定位置で回転する回転駆動
手段と、前記ねじ棒に螺合し該ねじ棒に沿って昇降する
ナット体と、このナット体と被昇降体を連結する連結部
とを備え、前記ナット体の昇降により前記被昇降体を昇
降する昇降装置において、前記連結部に対して前記ナッ
ト体の平面一側方向への移動を許容する一側スライド機
構を設けたものであり、ナット体が上昇し、被昇降体の
荷重によりねじ棒を平面一側方向に撓ませる力が加わっ
ても、一側スライド機構によって連結部に対してナット
体が移動することにより、ナット体の平面位置が変わら
ず、ねじ棒の撓みが防止される。
【0006】また、請求項2の発明は、前記連結部に
は、前記ナット体の前記一側方向と交叉する方向への移
動を許容する他側スライド機構を設けたものであり、一
側及び他側スライド機構により、ナット体が連結部に対
して相対的に360度移動可能となる。
は、前記ナット体の前記一側方向と交叉する方向への移
動を許容する他側スライド機構を設けたものであり、一
側及び他側スライド機構により、ナット体が連結部に対
して相対的に360度移動可能となる。
【0007】さらに、請求項3の発明は、前記連結部に
は、前記ナット体を揺動可能な揺動機構を設けたもので
あり、ねじ棒が傾いても、連結部に対してナット体が揺
動することにより、がじりを防止できる。
は、前記ナット体を揺動可能な揺動機構を設けたもので
あり、ねじ棒が傾いても、連結部に対してナット体が揺
動することにより、がじりを防止できる。
【0008】さらにまた、請求項4の発明は、前記連結
部には、前記一側方向及び他側方向をそれぞれ中心にし
て前記ナット体を揺動可能な一側及び他側揺動機構を設
けたものであり、ナット体が連結部に対して360度揺
動可能となる。
部には、前記一側方向及び他側方向をそれぞれ中心にし
て前記ナット体を揺動可能な一側及び他側揺動機構を設
けたものであり、ナット体が連結部に対して360度揺
動可能となる。
【0009】
【発明の実施態様】以下、本発明を添付図面を参照して
説明する。図1ないし図9は本発明を洗面台に用いた第
1実施例を示し、同図において、接地ベース1は左右に
側板1A,1Aを有し、これら側板1A,1Aの内側
に、左右のねじ棒2,2をそれぞれ縦設し、これらねじ
棒2,2の下部を支持ボックス3,3に挿通し、この支
持ボックス3,3を前記接地ベース1の内面に固定し、
前記支持ボックス3,3内に設けたスラスト軸受(図示
せず)により前記ねじ棒2,2を同一高さ位置でそれぞ
れ回動可能に支持し、それら各ねじ棒2,2を回転駆動
する回転駆動手段たるモータ4,4を設け、それらねじ
棒2,2の上端を自由端としている。また、前記接地ベ
ース1内に制御ボックス5を設け、この制御ボックス5
の制御により前記左右のモータ4,4を同期して回転す
る。
説明する。図1ないし図9は本発明を洗面台に用いた第
1実施例を示し、同図において、接地ベース1は左右に
側板1A,1Aを有し、これら側板1A,1Aの内側
に、左右のねじ棒2,2をそれぞれ縦設し、これらねじ
棒2,2の下部を支持ボックス3,3に挿通し、この支
持ボックス3,3を前記接地ベース1の内面に固定し、
前記支持ボックス3,3内に設けたスラスト軸受(図示
せず)により前記ねじ棒2,2を同一高さ位置でそれぞ
れ回動可能に支持し、それら各ねじ棒2,2を回転駆動
する回転駆動手段たるモータ4,4を設け、それらねじ
棒2,2の上端を自由端としている。また、前記接地ベ
ース1内に制御ボックス5を設け、この制御ボックス5
の制御により前記左右のモータ4,4を同期して回転す
る。
【0010】前記支持ボックス3の前後には、ガイドレ
ール6,6が立設され、これら前後のガイドレール6,
6内に沿って上下にスライドする前後のスライドレール
7,7を設け、これら前後のスライドレール7,7の上
部に取付部材8を固着している。そして、前記ガイドレ
ール6とスライドレール7とにより取付レールを構成し
ている。さらに、図8に示すように、前記前記ガイドレ
ール6,6の両縁には、上下方向に外向き凹部6Aを形
成し、前記スライドレール7の両縁には、上下方向に内
向き凹部7Aを形成し、それら凹部6A,7A間に複数
のベアリング9を抱持している。
ール6,6が立設され、これら前後のガイドレール6,
6内に沿って上下にスライドする前後のスライドレール
7,7を設け、これら前後のスライドレール7,7の上
部に取付部材8を固着している。そして、前記ガイドレ
ール6とスライドレール7とにより取付レールを構成し
ている。さらに、図8に示すように、前記前記ガイドレ
ール6,6の両縁には、上下方向に外向き凹部6Aを形
成し、前記スライドレール7の両縁には、上下方向に内
向き凹部7Aを形成し、それら凹部6A,7A間に複数
のベアリング9を抱持している。
【0011】前記ねじ棒2はそのほぼ全長に渡って雄螺
子部が形成され、そのねじ棒2に、雌螺子部を有するナ
ット体11が螺合し、このナット体11と前記スライドレー
ル7,7の下部とがサポート12を介して連結される。こ
のサポート12は断面L型をなし、該サポート12の水平部
12Aに、一側スライド機構13と他側スライド機構14とを
重ねて設け、この他側スライド機構14に前記ナット体11
を固定すると共に、前記一側及び他側スライド機構13,
14に前記ねじ棒2を挿通しており、前記一側スライド機
構13によりナット体11が左右方向に移動可能となり、前
記他側スライド機構14によりナット体11が前後方向に移
動可能となっている。
子部が形成され、そのねじ棒2に、雌螺子部を有するナ
ット体11が螺合し、このナット体11と前記スライドレー
ル7,7の下部とがサポート12を介して連結される。こ
のサポート12は断面L型をなし、該サポート12の水平部
12Aに、一側スライド機構13と他側スライド機構14とを
重ねて設け、この他側スライド機構14に前記ナット体11
を固定すると共に、前記一側及び他側スライド機構13,
14に前記ねじ棒2を挿通しており、前記一側スライド機
構13によりナット体11が左右方向に移動可能となり、前
記他側スライド機構14によりナット体11が前後方向に移
動可能となっている。
【0012】前記水平部12Aに固着する下板15を形成
し、前記一側スライド機構13は、前記下板15の上面に固
着した左右方向の外側レール16と、この外側レール16内
にスライド可能に設けられる左右方向の内側レール17
と、これら外側及び内側レール16,17の間に抱持される
複数のベアリング18とからなり、前記外側レール16の上
側に向いた両縁を彎曲状に屈曲して内向き凹部16Aを形
成し、前記内側レール17の下側に向いた両縁を彎曲状に
屈曲して外向き凹部17Aを形成し、これら凹部16A,17
A間に前記ベアリング18を抱持することにより、外側レ
ール16と内側レール17とを上下方向に抜け止め状態で組
み立てると共に、外側レール16に対して内側レール17を
左右方向に摺動可能としている。また、外側及び内側レ
ール16,17の間には、保持部材19が設けられ、この保持
部材19の両側には、上下方向の腕片20を複数設け、この
腕片20に穿設された位置決め孔20Aにより、前記ベアリ
ング18が回動可能に位置決めされている。また、前記外
側レール16,内側レール17及び保持部材19の中央には、
孔21がそれぞれ穿設されている。また、前記水平部12A
には孔12Bを穿設し、前記下板15に孔15Aを穿設し、こ
れら孔12B,15Aは、前記長孔21と同程度の直径を有し
ている。
し、前記一側スライド機構13は、前記下板15の上面に固
着した左右方向の外側レール16と、この外側レール16内
にスライド可能に設けられる左右方向の内側レール17
と、これら外側及び内側レール16,17の間に抱持される
複数のベアリング18とからなり、前記外側レール16の上
側に向いた両縁を彎曲状に屈曲して内向き凹部16Aを形
成し、前記内側レール17の下側に向いた両縁を彎曲状に
屈曲して外向き凹部17Aを形成し、これら凹部16A,17
A間に前記ベアリング18を抱持することにより、外側レ
ール16と内側レール17とを上下方向に抜け止め状態で組
み立てると共に、外側レール16に対して内側レール17を
左右方向に摺動可能としている。また、外側及び内側レ
ール16,17の間には、保持部材19が設けられ、この保持
部材19の両側には、上下方向の腕片20を複数設け、この
腕片20に穿設された位置決め孔20Aにより、前記ベアリ
ング18が回動可能に位置決めされている。また、前記外
側レール16,内側レール17及び保持部材19の中央には、
孔21がそれぞれ穿設されている。また、前記水平部12A
には孔12Bを穿設し、前記下板15に孔15Aを穿設し、こ
れら孔12B,15Aは、前記長孔21と同程度の直径を有し
ている。
【0013】前記一側スライド機構13の内側レール17の
上部に、中板22を固着し、この中板22に孔22Aを穿設
し、この孔22Aは、前記孔21と同程度の直径を有してい
る。
上部に、中板22を固着し、この中板22に孔22Aを穿設
し、この孔22Aは、前記孔21と同程度の直径を有してい
る。
【0014】前記中板22の上面に前記他側スライド機構
14が設けられ、他側スライド機構14は、前記中板22の上
面に固着した前後方向の前記内側レール17と、この内側
レール17がスライド可能に設けられる前後方向の前記外
側レール16と、これら外側及び内側レール16,17間に介
在する前記ベアリング18と、このベアリング18を回動可
能に位置決めする前記保持部材19とを備えてなり、この
他側スライド機構14の外側レール16は、内側レール17に
対して前後方向に移動可能となっており、この他側スラ
イド機構14の外側レール16の上に上板23を固着し、この
上板23には、孔23Aが穿設されている。そして、前記上
板23の上面に前記ナット体11の下部のフランジ部11Aを
固着している。また、図3及び図4に示すように、前記
一側及び他側スライド機構13,14により、前記ナット体
11が相対的に平面360度移動可能なように、前記各孔
12B,15A,21,22A,23Aは、ねじ棒2の直径に比べ
て大きな円形に穿設されている。
14が設けられ、他側スライド機構14は、前記中板22の上
面に固着した前後方向の前記内側レール17と、この内側
レール17がスライド可能に設けられる前後方向の前記外
側レール16と、これら外側及び内側レール16,17間に介
在する前記ベアリング18と、このベアリング18を回動可
能に位置決めする前記保持部材19とを備えてなり、この
他側スライド機構14の外側レール16は、内側レール17に
対して前後方向に移動可能となっており、この他側スラ
イド機構14の外側レール16の上に上板23を固着し、この
上板23には、孔23Aが穿設されている。そして、前記上
板23の上面に前記ナット体11の下部のフランジ部11Aを
固着している。また、図3及び図4に示すように、前記
一側及び他側スライド機構13,14により、前記ナット体
11が相対的に平面360度移動可能なように、前記各孔
12B,15A,21,22A,23Aは、ねじ棒2の直径に比べ
て大きな円形に穿設されている。
【0015】前記取付部材8は、洗面ボール25を取り付
けた支持枠26の内面にそれぞれ固定されており、それら
洗面ボール25及び支持枠26により被昇降体27を構成し、
前記サポート12,スライドレール7及び取付部材8によ
り連結部28を構成し、この連結部28に、前記一側及び他
側スライド機構13,14を設けている。
けた支持枠26の内面にそれぞれ固定されており、それら
洗面ボール25及び支持枠26により被昇降体27を構成し、
前記サポート12,スライドレール7及び取付部材8によ
り連結部28を構成し、この連結部28に、前記一側及び他
側スライド機構13,14を設けている。
【0016】また、前記制御ボックス5は、高さ設定手
段31から入力した高さ位置を記憶する設定高さ記憶手段
32を備えると共に、操作部33に設けた複数の操作スイッ
チ34,34…が電気的に接続され、前記高さ設定手段31に
より各操作スイッチ34,34…に対応した高さ位置で前記
ナット体11の昇降を停止し、前記洗面ボール25を設定し
た高さまで昇降して停止できるようになっている。ま
た、前記洗面ボール25の近傍には、該洗面ボール25の使
用者の身長を検出する身長検出手段35が設けられ、この
身長検出手段35は、各種センサにより構成され、検出し
た身長データから使用者にあった高さ位置に前記洗面ボ
ール25を昇降する自動高さ制御手段36が、前記制御ボッ
クス5に設けられている。尚、前記スイッチ34による制
御と、前記自動高さ制御手段36による制御とは、前記操
作部33に設けた切替スイッチ34Aにより選択可能となっ
ている。
段31から入力した高さ位置を記憶する設定高さ記憶手段
32を備えると共に、操作部33に設けた複数の操作スイッ
チ34,34…が電気的に接続され、前記高さ設定手段31に
より各操作スイッチ34,34…に対応した高さ位置で前記
ナット体11の昇降を停止し、前記洗面ボール25を設定し
た高さまで昇降して停止できるようになっている。ま
た、前記洗面ボール25の近傍には、該洗面ボール25の使
用者の身長を検出する身長検出手段35が設けられ、この
身長検出手段35は、各種センサにより構成され、検出し
た身長データから使用者にあった高さ位置に前記洗面ボ
ール25を昇降する自動高さ制御手段36が、前記制御ボッ
クス5に設けられている。尚、前記スイッチ34による制
御と、前記自動高さ制御手段36による制御とは、前記操
作部33に設けた切替スイッチ34Aにより選択可能となっ
ている。
【0017】次に前記構成に付きその作用を説明する
と、洗面ボール25が最下部位置にある場合、使用者が所
定のスイッチ34を操作すると、左右のモータ4,4が同
期して回転し、左右のナット体11,11が同一高さで上昇
し、ガイドレール6に沿ってスライドレール7が上昇
し、このスライドレール7の上部に固定した支持枠26と
共に洗面ボール25が上昇する。この場合、連結部28によ
り洗面ボール25の荷重がナット体11に加わり、ナット体
11がねじ棒2に対して偏心する力が加わっても、一側ス
ライド機構13,14によりナット体11が平面において前後
左右に移動可能であるから、ねじ棒2が撓むことなく、
スムーズな昇降を行うことができる。さらに、図3及び
図4を参照して説明すると、連結部28が洗面ボール25を
支持し、水平部12Aの平面位置が移動したとしても、こ
の移動が左右であれば、図3に示すように一側スライド
機構13によりねじ棒2及びナット体11の平面位置が移動
することなく、その移動が前後であれば、図4に示すよ
うに他側スライド機構14によりねじ棒2及びナット体11
の平面位置が移動することなく、スムーズな昇降を行う
ことができる。そして、操作スイッチ34を選択して操作
することにより、所望の高さ位置で洗面ボール25が停止
する。また、自動高さ制御手段36により制御する場合
は、自動高さ制御手段36をオンにしておけば、使用者が
洗面ボール25の前に立ち、図示しないスイッチをオンに
すると、身長検出手段35によりその使用者の身長を検出
し、この検出した身長のデータに基いた高さに洗面ボー
ル25が昇降して停止する。すなわち、使用者の身長を検
出することにより、この使用者に適した高さに洗面ボー
ル25を昇降する。
と、洗面ボール25が最下部位置にある場合、使用者が所
定のスイッチ34を操作すると、左右のモータ4,4が同
期して回転し、左右のナット体11,11が同一高さで上昇
し、ガイドレール6に沿ってスライドレール7が上昇
し、このスライドレール7の上部に固定した支持枠26と
共に洗面ボール25が上昇する。この場合、連結部28によ
り洗面ボール25の荷重がナット体11に加わり、ナット体
11がねじ棒2に対して偏心する力が加わっても、一側ス
ライド機構13,14によりナット体11が平面において前後
左右に移動可能であるから、ねじ棒2が撓むことなく、
スムーズな昇降を行うことができる。さらに、図3及び
図4を参照して説明すると、連結部28が洗面ボール25を
支持し、水平部12Aの平面位置が移動したとしても、こ
の移動が左右であれば、図3に示すように一側スライド
機構13によりねじ棒2及びナット体11の平面位置が移動
することなく、その移動が前後であれば、図4に示すよ
うに他側スライド機構14によりねじ棒2及びナット体11
の平面位置が移動することなく、スムーズな昇降を行う
ことができる。そして、操作スイッチ34を選択して操作
することにより、所望の高さ位置で洗面ボール25が停止
する。また、自動高さ制御手段36により制御する場合
は、自動高さ制御手段36をオンにしておけば、使用者が
洗面ボール25の前に立ち、図示しないスイッチをオンに
すると、身長検出手段35によりその使用者の身長を検出
し、この検出した身長のデータに基いた高さに洗面ボー
ル25が昇降して停止する。すなわち、使用者の身長を検
出することにより、この使用者に適した高さに洗面ボー
ル25を昇降する。
【0018】このように本実施例では、請求項1に対応
して、縦設したねじ棒2と、このねじ棒2を定位置で回
転する回転駆動手段たるモータ4と、ねじ棒2に螺合し
該ねじ棒2に沿って昇降するナット体11と、このナット
体11と被昇降体27を連結する連結部28とを備え、ナット
体11の昇降により被昇降物27を昇降する昇降装置におい
て、連結部28に対してナット体11の平面一側方向への移
動を許容する一側スライド機構13を設けたものであるか
ら、ナット体11が上昇し、洗面ボール25の荷重によりね
じ棒2を平面一側方向に撓ませる力が加わっても、一側
スライド機構13によって連結部28に対してナット体11が
移動することにより、ナット体11の平面位置が変わら
ず、ねじ棒2の撓みが防止され、スムーズな昇降を行う
ことができる。また、連結部28に対して相対的にナット
体11を移動することにより、ねじ棒2の撓みを防止でき
るから、ナット体11の雌ねじ部を長くする必要がなく、
ねじ棒2を小さい力で回転駆動することができる。
して、縦設したねじ棒2と、このねじ棒2を定位置で回
転する回転駆動手段たるモータ4と、ねじ棒2に螺合し
該ねじ棒2に沿って昇降するナット体11と、このナット
体11と被昇降体27を連結する連結部28とを備え、ナット
体11の昇降により被昇降物27を昇降する昇降装置におい
て、連結部28に対してナット体11の平面一側方向への移
動を許容する一側スライド機構13を設けたものであるか
ら、ナット体11が上昇し、洗面ボール25の荷重によりね
じ棒2を平面一側方向に撓ませる力が加わっても、一側
スライド機構13によって連結部28に対してナット体11が
移動することにより、ナット体11の平面位置が変わら
ず、ねじ棒2の撓みが防止され、スムーズな昇降を行う
ことができる。また、連結部28に対して相対的にナット
体11を移動することにより、ねじ棒2の撓みを防止でき
るから、ナット体11の雌ねじ部を長くする必要がなく、
ねじ棒2を小さい力で回転駆動することができる。
【0019】また、このように本実施例では、請求項2
に対応して、連結部28には、ナット体11の前記一側方向
と交叉する方向への移動を許容する他側スライド機構14
を設けたものであるから、一側及び他側スライド機構1
3,14により、連結部18に対して相対的にナット体11が
360度移動可能となるから、被昇降物27の荷重が加わ
っても、ねじ棒2が撓むことなく、スムーズな昇降を行
うことができる。そして、従来の比べて昇降高さを大き
く取ることができる。
に対応して、連結部28には、ナット体11の前記一側方向
と交叉する方向への移動を許容する他側スライド機構14
を設けたものであるから、一側及び他側スライド機構1
3,14により、連結部18に対して相対的にナット体11が
360度移動可能となるから、被昇降物27の荷重が加わ
っても、ねじ棒2が撓むことなく、スムーズな昇降を行
うことができる。そして、従来の比べて昇降高さを大き
く取ることができる。
【0020】さらに、実施例上の効果として、ねじ棒2
とナット体11を挟むようにしてその前後にガイドレール
6,6を立設したから、ねじ棒2が前後方向に撓むこと
を抑制でき、一側スライド部材13のみでもナット体11の
がじりを防止できる。また、一側及び他側スライド機構
13,14を上下に重ねて配置したから、取付スペースを取
らない。さらに、スライド機構13,14は、外側レール16
と、この外側レール16内に摺動可能に嵌合する内側レー
ル17とを備えるから、高さ寸法を低く抑えることができ
昇降動作に有利であり、さらにまた、両者間にベアリン
グ18を介在することによりスムーズなスライドが可能と
なる。また、予め使用者ごとに操作スイッチ34,34…を
振り分け、各操作スイッチ34,34…の操作により洗面ボ
ール25の高さに昇降するように設定しているから、複数
の使用者に合わせた高さに洗面ボール25を昇降すること
ができる。また、身長検出手段35と自動高さ制御手段36
とを設けたから、高さを設定することなく、自動的に使
用者にあった高さに洗面ボール25を昇降することができ
る。
とナット体11を挟むようにしてその前後にガイドレール
6,6を立設したから、ねじ棒2が前後方向に撓むこと
を抑制でき、一側スライド部材13のみでもナット体11の
がじりを防止できる。また、一側及び他側スライド機構
13,14を上下に重ねて配置したから、取付スペースを取
らない。さらに、スライド機構13,14は、外側レール16
と、この外側レール16内に摺動可能に嵌合する内側レー
ル17とを備えるから、高さ寸法を低く抑えることができ
昇降動作に有利であり、さらにまた、両者間にベアリン
グ18を介在することによりスムーズなスライドが可能と
なる。また、予め使用者ごとに操作スイッチ34,34…を
振り分け、各操作スイッチ34,34…の操作により洗面ボ
ール25の高さに昇降するように設定しているから、複数
の使用者に合わせた高さに洗面ボール25を昇降すること
ができる。また、身長検出手段35と自動高さ制御手段36
とを設けたから、高さを設定することなく、自動的に使
用者にあった高さに洗面ボール25を昇降することができ
る。
【0021】図10ないし図14は本発明の第2実施例
を示し、上記第1実施例と同一部分に同一符号を付し、
その詳細な説明を省略して詳述する。同図に示すよう
に、フランジ部41Aを上にしてナット体41を配置し、こ
のナット体41を保持筒42に固定し、この保持筒42を前後
左右に間隔をおいて枠体43内に配置し、この枠体43の他
側方向である前後には転がり軸受44を設け、この軸受44
のシャフト45の先端を前記保持筒42に固着する。前記軸
受44は、図14に示すように、前記シャルト45にボール
ケージ46を設け、このボールケージ46に複数のボール47
を回転可能に保持し、それらボール47によりスライドす
る外筒48を外嵌してなり、この外筒48に対してシャフト
45を回転及び直線運動可能に設けている。そして、前後
の軸受44の前記外筒48を前記枠体43に固定している。ま
た、前記枠体43の左右には、軸受44のシャフト45の先端
を固定し、この左右方向の軸受44の外筒48を取付具49に
固定している。そして、シャフト45が回転及び直線運動
可能な左右一対の軸受44,44により、一側揺動機構71及
び一側スライド機構13Aを構成し、前後一対の軸受44,
44により、他側揺動機構72及び他側スライド機構14Aを
構成している。尚、4つの軸受44,44,44,44は同一平
面上に配置されている。また、前記取付具49がサポート
51の水平部52に固定され、この水平部52には前記ナット
体11の下端を遊挿する孔52Aが穿設されている。さら
に、前記サポート51の垂直部53を、支持枠54の後面部54
Aに固定し、その支持枠54に前記洗面ボール25を取り付
け、これら支持枠54及び洗面ボール25により被昇降体55
を構成している。
を示し、上記第1実施例と同一部分に同一符号を付し、
その詳細な説明を省略して詳述する。同図に示すよう
に、フランジ部41Aを上にしてナット体41を配置し、こ
のナット体41を保持筒42に固定し、この保持筒42を前後
左右に間隔をおいて枠体43内に配置し、この枠体43の他
側方向である前後には転がり軸受44を設け、この軸受44
のシャフト45の先端を前記保持筒42に固着する。前記軸
受44は、図14に示すように、前記シャルト45にボール
ケージ46を設け、このボールケージ46に複数のボール47
を回転可能に保持し、それらボール47によりスライドす
る外筒48を外嵌してなり、この外筒48に対してシャフト
45を回転及び直線運動可能に設けている。そして、前後
の軸受44の前記外筒48を前記枠体43に固定している。ま
た、前記枠体43の左右には、軸受44のシャフト45の先端
を固定し、この左右方向の軸受44の外筒48を取付具49に
固定している。そして、シャフト45が回転及び直線運動
可能な左右一対の軸受44,44により、一側揺動機構71及
び一側スライド機構13Aを構成し、前後一対の軸受44,
44により、他側揺動機構72及び他側スライド機構14Aを
構成している。尚、4つの軸受44,44,44,44は同一平
面上に配置されている。また、前記取付具49がサポート
51の水平部52に固定され、この水平部52には前記ナット
体11の下端を遊挿する孔52Aが穿設されている。さら
に、前記サポート51の垂直部53を、支持枠54の後面部54
Aに固定し、その支持枠54に前記洗面ボール25を取り付
け、これら支持枠54及び洗面ボール25により被昇降体55
を構成している。
【0022】また、この例では前記支持枠54を壁61に上
下方向の取付レール62により昇降可能に取付けている。
前記取付レール62は、前記壁61に取付ける壁用取付部材
63を備え、この壁用取付部材63の幅方向一側に外側レー
ル64をスポット溶接などにより固着し、被昇降体55を取
付ける被昇降体用取付部材65には、その幅方向他側に内
側レール66をスポット溶接などにより固着し、前記外側
レール64の両縁を彎曲状に屈曲して上下方向の内向き凹
部64Aを形成し、前記内側レール66の両縁を彎曲状に屈
曲して上下方向の外向き凹部66Aを形成し、これら凹部
64A,66A間にベアリング67を抱持して外側レール64に
対して内側レール66を摺動自在に嵌合し、前記被昇降体
用取付部材65の幅方向一側には複数のスタットボルト68
を配置してなる。尚、このスタッドボルト68は前記被昇
降体用取付部材65にスポット溶接などにより固定してお
くことができる。また、前記取付レール62は、その壁用
取付部材63をビスなどの固定手段69により壁61に固定
し、この後、前記後面部54Aに穿設した孔70を前記スタ
ッドボルト68に合わせ、該スタッドボルト68にナット68
Aを螺着することにより壁61に被昇降体55が取付けられ
る。尚、前記ねじ棒2などは第1実施例と同様に被昇降
体55の左右にそれぞれ設けられ、また、モータ4や制御
ボックス5などの構成も第1実施例と同一である。
下方向の取付レール62により昇降可能に取付けている。
前記取付レール62は、前記壁61に取付ける壁用取付部材
63を備え、この壁用取付部材63の幅方向一側に外側レー
ル64をスポット溶接などにより固着し、被昇降体55を取
付ける被昇降体用取付部材65には、その幅方向他側に内
側レール66をスポット溶接などにより固着し、前記外側
レール64の両縁を彎曲状に屈曲して上下方向の内向き凹
部64Aを形成し、前記内側レール66の両縁を彎曲状に屈
曲して上下方向の外向き凹部66Aを形成し、これら凹部
64A,66A間にベアリング67を抱持して外側レール64に
対して内側レール66を摺動自在に嵌合し、前記被昇降体
用取付部材65の幅方向一側には複数のスタットボルト68
を配置してなる。尚、このスタッドボルト68は前記被昇
降体用取付部材65にスポット溶接などにより固定してお
くことができる。また、前記取付レール62は、その壁用
取付部材63をビスなどの固定手段69により壁61に固定
し、この後、前記後面部54Aに穿設した孔70を前記スタ
ッドボルト68に合わせ、該スタッドボルト68にナット68
Aを螺着することにより壁61に被昇降体55が取付けられ
る。尚、前記ねじ棒2などは第1実施例と同様に被昇降
体55の左右にそれぞれ設けられ、また、モータ4や制御
ボックス5などの構成も第1実施例と同一である。
【0023】次に前記構成に付きその作用を説明する
と、左右のねじ棒2が回転してナット体41が昇降し、被
昇降体55が昇降する。この昇降によりナット体41をねじ
棒2に対して偏心する方向の力が加わっても、スライド
機構13A,14Aによりねじ棒2及びナット体41の平面位
置が移動することなく、さらに、一側及び他側揺動機構
71,72により、ねじ棒2が傾いても、これにナット体41
が追従して傾動するため、がじりの発生が防止され、ス
ムーズな昇降を行うことができる。
と、左右のねじ棒2が回転してナット体41が昇降し、被
昇降体55が昇降する。この昇降によりナット体41をねじ
棒2に対して偏心する方向の力が加わっても、スライド
機構13A,14Aによりねじ棒2及びナット体41の平面位
置が移動することなく、さらに、一側及び他側揺動機構
71,72により、ねじ棒2が傾いても、これにナット体41
が追従して傾動するため、がじりの発生が防止され、ス
ムーズな昇降を行うことができる。
【0024】このように本実施例では、請求項1に対応
して、縦設したねじ棒2と、このねじ棒2を定位置で回
転する回転駆動手段たるモータ4と、前記ねじ棒2に螺
合し該ねじ棒2に沿って昇降するナット体41と、このナ
ット体41と被昇降体55を連結する連結部たるサポート51
とを備え、ナット体41の昇降により被昇降体55を昇降す
る昇降装置において、サポート51に対してナット体41の
平面一側方向への移動を許容する一側スライド機構13A
を設けものであり、また、他側スライド機構14Aを設け
たものであり、上記第1実施例と同様な作用,効果を有
する。
して、縦設したねじ棒2と、このねじ棒2を定位置で回
転する回転駆動手段たるモータ4と、前記ねじ棒2に螺
合し該ねじ棒2に沿って昇降するナット体41と、このナ
ット体41と被昇降体55を連結する連結部たるサポート51
とを備え、ナット体41の昇降により被昇降体55を昇降す
る昇降装置において、サポート51に対してナット体41の
平面一側方向への移動を許容する一側スライド機構13A
を設けものであり、また、他側スライド機構14Aを設け
たものであり、上記第1実施例と同様な作用,効果を有
する。
【0025】さらに、このように本実施例では、請求項
3に対応して、連結部たるサポート51には、ナット体41
を揺動可能な一側揺動機構71あるいは他側揺動機構72を
設けたものであるから、ねじ棒2が傾いても、サポート
51の水平部52に対してナット体41が揺動することによ
り、ねじ棒2の傾きにナット体41が追従し、がじりを防
止できる。
3に対応して、連結部たるサポート51には、ナット体41
を揺動可能な一側揺動機構71あるいは他側揺動機構72を
設けたものであるから、ねじ棒2が傾いても、サポート
51の水平部52に対してナット体41が揺動することによ
り、ねじ棒2の傾きにナット体41が追従し、がじりを防
止できる。
【0026】さらにまた、このように本実施例では、請
求項4に対応して、連結部たるサポート51には、一側方
向及び他側方向をそれぞれ中心にしてナット体41を揺動
可能な一側及び他側揺動機構71,72を設けたものである
から、サポート51の水平部52に対してナット体51が36
0度揺動可能となり、ねじ棒2がどちらの方向の傾いて
もがじりを防止でき、スムーズな昇降を行うことができ
る。
求項4に対応して、連結部たるサポート51には、一側方
向及び他側方向をそれぞれ中心にしてナット体41を揺動
可能な一側及び他側揺動機構71,72を設けたものである
から、サポート51の水平部52に対してナット体51が36
0度揺動可能となり、ねじ棒2がどちらの方向の傾いて
もがじりを防止でき、スムーズな昇降を行うことができ
る。
【0027】また、実施例上の効果として、回転及び直
線運動可能な軸受44を用いることにより、ナット体41の
移動及び回転をスムーズに行うことができる。また、取
付レール62により被昇降体55を壁61に取り付けることに
より、被昇降体55の設置を容易に行うことができる。
線運動可能な軸受44を用いることにより、ナット体41の
移動及び回転をスムーズに行うことができる。また、取
付レール62により被昇降体55を壁61に取り付けることに
より、被昇降体55の設置を容易に行うことができる。
【0028】尚、本発明は前記実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実
施が可能である。例えば2つのねじ棒をそれぞれ回転駆
動するモータを設けたが、1個のモータにより複数のね
じ棒を回転駆動するようにしてもよい。また、一側及び
他側スライド機構を設ける場合は、これら2つのスライ
ド機構によりナット体が全方向に移動可能となるから、
必ずしもスライド方向を一側方向と他側方向に合わせる
必要はない。さらに、一方のスライド機構と両方の揺動
機構とを設けるようにしてもよい。
ではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実
施が可能である。例えば2つのねじ棒をそれぞれ回転駆
動するモータを設けたが、1個のモータにより複数のね
じ棒を回転駆動するようにしてもよい。また、一側及び
他側スライド機構を設ける場合は、これら2つのスライ
ド機構によりナット体が全方向に移動可能となるから、
必ずしもスライド方向を一側方向と他側方向に合わせる
必要はない。さらに、一方のスライド機構と両方の揺動
機構とを設けるようにしてもよい。
【0029】
【発明の効果】請求項1の発明は、縦設したねじ棒と、
このねじ棒を定位置で回転する回転駆動手段と、前記ね
じ棒に螺合し該ねじ棒に沿って昇降するナット体と、こ
のナット体と被昇降体を連結する連結部とを備え、前記
ナット体の昇降により前記被昇降体を昇降する昇降装置
において、前記連結部に対して前記ナット体の平面一側
方向への移動を許容する一側スライド機構を設けたもの
であり、ナット体をスムーズに昇降することができる昇
降装置を提供することできる。
このねじ棒を定位置で回転する回転駆動手段と、前記ね
じ棒に螺合し該ねじ棒に沿って昇降するナット体と、こ
のナット体と被昇降体を連結する連結部とを備え、前記
ナット体の昇降により前記被昇降体を昇降する昇降装置
において、前記連結部に対して前記ナット体の平面一側
方向への移動を許容する一側スライド機構を設けたもの
であり、ナット体をスムーズに昇降することができる昇
降装置を提供することできる。
【0030】また、請求項2の発明は、前記連結部に
は、前記ナット体の前記一側方向と交叉する方向への移
動を許容する他側スライド機構を設けたものであり、ナ
ット体をスムーズに昇降することができる昇降装置を提
供することできる。
は、前記ナット体の前記一側方向と交叉する方向への移
動を許容する他側スライド機構を設けたものであり、ナ
ット体をスムーズに昇降することができる昇降装置を提
供することできる。
【0031】さらに、請求項3の発明は、前記連結部に
は、前記ナット体を揺動可能な揺動機構を設けたもので
あり、ナット体をスムーズに昇降することができる昇降
装置を提供することできる。
は、前記ナット体を揺動可能な揺動機構を設けたもので
あり、ナット体をスムーズに昇降することができる昇降
装置を提供することできる。
【0032】さらにまた、請求項4の発明は、前記連結
部には、前記一側方向及び他側方向をそれぞれ中心にし
て前記ナット体を揺動可能な一側及び他側揺動機構を設
けたものであり、ナット体をスムーズに昇降することが
できる昇降装置を提供することできる。
部には、前記一側方向及び他側方向をそれぞれ中心にし
て前記ナット体を揺動可能な一側及び他側揺動機構を設
けたものであり、ナット体をスムーズに昇降することが
できる昇降装置を提供することできる。
【図1】本発明の第1実施例を示すナット体及びスライ
ド機構の一部切欠き正面図である。
ド機構の一部切欠き正面図である。
【図2】本発明の第1実施例を示すナット体及びスライ
ド機構の一部切欠き正面図である。
ド機構の一部切欠き正面図である。
【図3】本発明の第1実施例を示す図1のA−A線断面
図である。
図である。
【図4】本発明の第1実施例を示す図1のB−B線断面
図である。
図である。
【図5】本発明の第1実施例を示す一部を切欠いた全体
正面図である。
正面図である。
【図6】本発明の第1実施例を示す一部を切欠いた昇降
装置の正面図である。
装置の正面図である。
【図7】本発明の第1実施例を示す昇降装置の側面図で
ある。
ある。
【図8】本発明の第1実施例を示すガイドレールとスラ
イドレールの断面図である。
イドレールの断面図である。
【図9】本発明の第1実施例を示す制御ボックス回りの
ブロック図である。
ブロック図である。
【図10】本発明の第2実施例を示すナット体回りの平
断面図である。
断面図である。
【図11】本発明の第2実施例を示す昇降装置の平断面
図である。
図である。
【図12】本発明の第2実施例を示す正面方向から見た
ナット体回りの縦断面図である。
ナット体回りの縦断面図である。
【図13】本発明の第2実施例を示す側面方向から見た
ナット体回りの縦断面図である。
ナット体回りの縦断面図である。
【図14】本発明の第2実施例を示す軸受の一部切欠き
斜視図である。
斜視図である。
【図15】従来例を示す昇降装置の要部の正面図であ
る。
る。
2 ねじ棒 4 モータ(回転駆動手段) 11 ナット体 13 一側スライド機構 14 他側スライド機構 27 被昇降体 28 連結部 13A 一側スライド機構 14A 他側スライド機構 41 ナット体 51 サポート(連結部) 55 被昇降体 71 一側揺動機構 72 他側揺動機構
Claims (4)
- 【請求項1】 縦設したねじ棒と、このねじ棒を定位置
で回転する回転駆動手段と、前記ねじ棒に螺合し該ねじ
棒に沿って昇降するナット体と、このナット体と被昇降
体を連結する連結部とを備え、前記ナット体の昇降によ
り前記被昇降体を昇降する昇降装置において、前記連結
部に対して前記ナット体の平面一側方向への移動を許容
する一側スライド機構を設けたことを特徴とする昇降装
置。 - 【請求項2】 前記連結部には、前記ナット体の前記一
側方向と交叉する方向への移動を許容する他側スライド
機構を設けたことを特徴とする請求項1記載の昇降装
置。 - 【請求項3】 前記連結部には、前記ナット体を揺動可
能な揺動機構を設けたことを特徴とする請求項1又は2
記載の昇降装置。 - 【請求項4】 前記連結部には、前記一側方向及び他側
方向をそれぞれ中心にして前記ナット体を揺動可能な一
側及び他側揺動機構を設けたことを特徴とする請求項1
又は2記載の昇降装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23518597A JPH1171099A (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | 昇降装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23518597A JPH1171099A (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | 昇降装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1171099A true JPH1171099A (ja) | 1999-03-16 |
Family
ID=16982337
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23518597A Pending JPH1171099A (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | 昇降装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1171099A (ja) |
-
1997
- 1997-08-29 JP JP23518597A patent/JPH1171099A/ja active Pending
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