JPH1170050A - 昇降式洗面台装置とその取付方法 - Google Patents

昇降式洗面台装置とその取付方法

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JPH1170050A
JPH1170050A JP23518697A JP23518697A JPH1170050A JP H1170050 A JPH1170050 A JP H1170050A JP 23518697 A JP23518697 A JP 23518697A JP 23518697 A JP23518697 A JP 23518697A JP H1170050 A JPH1170050 A JP H1170050A
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JP
Japan
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support
ball
fixed
guide
wall
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Pending
Application number
JP23518697A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiji Kawasaki
誠二 川崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kii & Craft Kk
Original Assignee
Kii & Craft Kk
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Publication date
Application filed by Kii & Craft Kk filed Critical Kii & Craft Kk
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造簡易にして比較的安価な昇降式洗面台装
置を提供する。 【解決手段】 洗面ボールを支持するボール支持体3を
形成する。このボール支持体3を昇降するモータを設け
る。壁11に縦方向の外側レール14を固定し、内側レール
16を前記外側レール14に沿って上下方向摺動自在に組み
付ける。前記ポール支持体3の後面3Aを、前記内側レ
ール16に固定する。壁11に設けた外側レール14に沿って
内側レール16が昇降する。このように壁11に外側及び内
側レール14,16を設けるから洗面台側に昇降案内機構を
設ける必要がなく、構造が簡易なものとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗面ボールが上下
に昇降する昇降式洗面台装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、この種のものと
して、特開平8−322748号公報の昇降式洗面台装
置には、壁型の固定フレームを有し、固定フレームの前
面には、内蔵した昇降駆動機構によって昇降される昇降
パネルが支持され(公報第0010欄)、昇降パネルの
前面には、滑らかで丸みのある陶器製の洗面台が突設さ
れ、洗面台の上側の昇降パネルの前面には、大きな長方
形状の鏡が取り付けられ、鏡の上部には蛍光ランプが配
置されている(公報第0011欄)。
【0003】また、特公平3−42090号公報には、
洗面ボウル体を上下に昇降自在に支える昇降体を角筒状
の可動側ガイド筒と角筒状の固定側ガイド筒とにより構
成し、可動側ガイド筒を洗面ボウル体に固着すると共に
固定側ガイド筒の下端を床に設置し、固定側ガイド筒に
可動側ガイド筒を摺動自在に挿通する共に固定側ガイド
筒と可動側ガイド筒との間にローラを介装し(公報第2
欄第6〜14行)、固定側ガイド筒の下端を据え置き部に
固定した(公報第3欄第30〜31行)昇降式洗面台が知ら
れている。
【0004】このように上記昇降式洗面台装置では、固
定フレームに沿って昇降パネルが昇降し、装置全体を前
記固定フレームにより支持するため、固定フレームによ
り自立する強度が要求されると共に、それら固定フレー
ムと昇降パネルの間に昇降パネルの昇降を案内する昇降
案内部材を設けるため、構造が複雑となるという問題が
ある。また、上記昇降式洗面台装置でも、可動ガイド筒
と固定側ガイド筒とを据え置き部により支持し、据え置
き部を床に載置することにより洗面ボウル体を自立させ
る(公報第3欄第34〜36行)ものであり、このように装
置全体を自立させるには所定の強度が必要となり、製品
コストの削減が難しい面がある。
【0005】そこで、本発明は構造簡易にして比較的安
価な昇降式洗面台装置を提供することを目的し、また、
本発明は、壁への取付作業性に優れた昇降式洗面台装置
の取付方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の昇降式洗面台
装置は、洗面ボールと、この洗面ボールを支持するボー
ル支持体と、このボール支持体を上下に案内する昇降案
内機構と、前記ボール支持体を昇降する昇降駆動手段と
を備えた昇降式洗面台装置において、前記昇降案内機構
は、壁に固定した縦方向のガイド部と、このガイド部に
沿って上下に摺動自在に組み付けられると共に、前記ボ
ール支持体の後面に固定した上下方向のスライド部とか
らなるものであり、壁に設けたガイド部に沿ってスライ
ド部が昇降するため、昇降駆動装置を駆動すると、それ
らガイド部とスライド部に案内されて洗面ボールが昇降
する。このため洗面台側に昇降案内機構を設ける必要が
なくなる。
【0007】また、請求項2の昇降式洗面台装置は、前
記ボール支持体の上部に上部支持体を設け、前記ボール
支持体の後面左右に前記昇降案内機構をそれぞれ設ける
と共に、前記上部支持体の後面中央に前記昇降案内機構
を設けたものであり、左右2箇所の昇降案内機構に案内
されてボール支持体が昇降し、中央の昇降案内機構に案
内されて上部支持体が昇降し、下左右及び上中央の3箇
所の昇降案内機構により、上部支持体を設けたボール支
持体を安定して昇降することができる。
【0008】さらに、請求項3の昇降式洗面台装置は、
前記ガイド部とスライド部とは摺動自在に嵌合されると
共に、それらガイド部とスライド部との間にベアリング
を介装したものであり、嵌合構造により前側に突出する
洗面ボールの荷重を良好に支持することができると共
に、壁に対する支持体の左右及び前後位置のずれを防止
できる。また、ベアリングを介装することにより、スラ
イド部の移動を抵抗なくスムーズに行うことができる。
【0009】請求項4の取付方法は、請求項1記載の昇
降式洗面台装置の取付方法において、前記スライド部を
前記ガイド部に摺動自在に組み付け、そのガイド部を壁
に固定した後、前記スライド部に前記ボール支持体を固
定する取付方法であり、昇降案内機構を壁に固定した
後、その昇降案内機構のスライド部にボール支持体を位
置合わせしてボール支持体を固定するから、洗面台を簡
便に取り付けることができる。
【0010】
【発明の実施態様】以下、本発明を添付図面を参照して
説明する。図1ないし図13は本発明の第1実施例を示
し、図2ないし図5に示すように、洗面台は、下部のベ
ース体1と、洗面ボール2を取り付けて支持するボール
支持体3と、このボール支持体3の上部に設けられる上
部支持体4とを備える。この上部支持体4は略平板状を
なし、その前面に鏡5と照明器具6と天袋7とが設けら
れている。
【0011】前記ボール支持体3と上部支持体4とは、
ほぼ垂直な壁11に昇降可能に取り付けられ、そのボール
支持体3の後面左右には縦方向の昇降案内機構12,12を
それぞれ設けると共に、前記上部支持体4の中央には縦
方向の昇降案内機構12を設け、この昇降案内機構12の各
部材は金属製からなる。
【0012】図1に示すように、前記昇降案内機構12
は、前記壁11に取付ける上下方向の壁用取付部材13を備
え、この壁用取付部材13の幅方向一側にガイド部たる外
側レール14をスポット溶接などにより固着し、支持体
3,4を取付ける上下方向の支持体用取付部材15には、
その幅方向他側にスライド部たる内側レール16をスポッ
ト溶接などにより固着し、前記外側レール14の両縁を彎
曲状に屈曲して上下方向の内向き凹部14Aを形成し、前
記内側レール16の両縁を彎曲状に屈曲して上下方向の外
向き凹部16Aを形成し、これら凹部14A,16A間にベア
リング17を抱持して外側レール14に対して内側レール16
を摺動自在に嵌合し、前記支持体用取付部材15の幅方向
一側には、支持体用固定部材たる複数のスタットボルト
18を配置してなる。尚、このスタッドボルト18はそのね
じ部を前記支持体用取付部材15に挿通してスタッドボル
ト18の頭部側を該支持体取付用部材15にスポット溶接な
どにより固定しておくことが好ましく、前記スタッドボ
ルト18はナット18Aを備える。また、前記昇降案内機構
12は、その壁用取付部材13を壁用固定部材たるビス19な
どより壁11に固定し、前記壁用取付部材13には、前記ビ
ス19を挿通する孔19Aが穿設されている。また、前記ボ
ール支持体3の後面3A及び前記上部支持体4の後面4
Aには、前記スタッドボルト18を挿通する孔20が穿設さ
れている。また、前記ボール支持体3側の左右の支持体
用取付部材15,15の上部15A,15Aを前記上部支持体4
の後面4Aの下部にボルト・ナット15Bなどの固定部材
により固定している。
【0013】前記ベース体1の接地部21内の左右方向一
側に、支持ボックス22を設け、この支持ボックス22にね
じ棒23を縦設し、前記支持ボックス22内に設けたスラス
ト軸受(図示せず)により前記ねじ棒23を同一高さ位置
で回動可能に支持し、前記ねじ棒23を回転駆動する昇降
駆動手段たるモータ24を設け、前記ねじ棒23の上端を自
由端としている。また、前記ベース体1内に制御ボック
ス25を設け、この制御ボックス25により前記モータ24の
回転を制御している。
【0014】前記ねじ棒23はそのほぼ全長に渡って雄螺
子部が形成され、そのねじ棒23に、雌螺子部を有するナ
ット体31が螺合し、このナット体31と前記ボール支持体
3の後面3Aの内側とが、金属製のサポート32を介して
連結される。このサポート32は垂直部33と水平部34とを
一体に有する断面L型をなし、図7ないし9に示すよう
に、前記垂直部33は、固定手段たるビス33A及びボルト
・ナット33Bにより前記後面3Aに固定され、前記サポ
ート32の前記水平部34と前記ナット体31とが連結され
る。この連結は、フランジ部31Aを上にして前記ナット
体31を配置し、このナット体31を保持筒35に固定し、こ
の保持筒35を前後左右に間隔をおいて枠体36内に配置
し、この枠体36の他側方向である前後には転がり軸受37
を設け、この軸受37のシャフト38の先端を前記保持筒35
に固着する。前記軸受37は、図10に示すように、前記
シャルト38にボールケージ39を設け、このボールケージ
39に複数のボール40を回転可能に保持し、それらボール
40によりスライドする外筒41を外嵌してなり、この外筒
41に対してシャフト38を回転及び直線運動可能に設けて
いる。そして、前後の軸受37の前記外筒41を前記枠体36
に固定している。また、前記枠体36の左右には、軸受37
のシャフト38の先端を固定し、この左右方向の軸受37の
外筒41を取付具42に固定している。そして、シャフト38
が回転及び直線運動可能な左右一対の軸受37,37によ
り、一側揺動機構43Y及び一側スライド機構43Sを構成
し、前後一対の軸受37,37により、他側揺動機構44Y及
び他側スライド機構44Sを構成している。尚、4つの軸
受37,37,37,37は同一平面上に配置されている。ま
た、前記取付具42が前記サポート32の水平部34に固定さ
れ、この水平部34には前記ナット体31の下端を遊挿する
孔34Aが穿設されている。また、図7及び図8に示すよ
うに、前記支持体用取付部材15と前記垂直部33とは前記
スタッドボルト18及びナット18Aにより固定される。
【0015】前記ベース体1の左右方向他側には、弾性
支持機構51を設けている。この弾性支持機構51は、前記
接地部21に筒状案内部材52を立設し、この筒状案内部材
52に圧縮コイルばね53を伸縮可能に外嵌し、その筒状案
内部材52に、水平方向の押え部材54を昇降可能に外嵌
し、この押え部材54の下面には前記圧縮コイルばね53の
上端に外嵌するリング部を54Aを形成し、金属製の前記
押え部材54の後部に金属製の垂直部55を一体に設け、こ
の垂直部55をビス33A,ボルト・ナット33Bにより前記
後面3Aに固定している。また、前記支持体用取付部材
15と前記垂直部55とは前記スタッドボルト18及びナット
18Aにより固定される。そして、図12(B)及び図1
4に示す洗面ボール2の最大上昇位置で、前記圧縮コイ
ルばね53がその弾性復元力により所定の強さで前記押え
部材54を上方に押すように設定している。すなわち図1
2(B)の状態で、前記圧縮コイルばね53を圧縮状態で
セットしている。例えば、この実施例では、圧縮コイル
ばね53が高さhの場合、該圧縮コイルばね53の弾性復元
力は40Kg、高さHの場合、弾性復元力は20Kgと
し、また、洗面ボール2,ボール支持体3及び上部支持
体4などの昇降部分の重量は60Kg程度である。
【0016】前記制御ボックス25は、高さ設定手段61か
ら入力した高さ位置を記憶する設定高さ記憶手段62を備
えると共に、操作部63に設けた複数の操作スイッチ64,
64…が電気的に接続され、前記高さ設定手段61により各
操作スイッチ64,64…に対応した高さ位置で前記ナット
体31の昇降を停止し、前記洗面ボール2を設定した高さ
まで昇降して停止できるようになっている。また、前記
洗面ボール2の近傍には、該洗面ボール2の使用者の身
長を検出する身長検出手段65が設けられ、この身長検出
手段65は、各種センサにより構成され、検出した身長デ
ータから使用者にあった高さ位置に前記洗面ボール2を
昇降する自動高さ制御手段66が、前記制御ボックス25に
設けられている。尚、前記スイッチ64による制御と、前
記自動高さ制御手段66による制御とは、前記操作部63に
設けた切替スイッチ64Aにより選択可能となっている。
【0017】尚、図中71は前記洗面ボール2の後部に設
けた蛇口、72はこの蛇口71の開閉操作を行う操作部72で
ある。
【0018】次に前記構成に付きその作用を説明する
と、まず、取付においては、壁11の所定位置に3つの昇
降案内機構12をビス19などにより取付ける。この場合、
外側及び内側レール14,16を予め組み立てた昇降案内機
構12を取付け、図1に示すように、壁用取付部材13は、
支持体用取付部材15に対して幅方向他側にずれて組み立
てられているから、この箇所を用いてビス19による固定
を簡便に行うことができる。また、支持体用取付部材15
には、予め複数のスタッドボルト18がそのねじ部を前方
に突出して取付けられているから、このスタッドボルト
18に、予め工場で穿設しておいた孔20をあわせて挿通
し、ナット18Aを螺着することにより、ボール支持体3
及び上部支持体4を支持体用固定部材13に固定する。こ
のようにして、支持体3,4を壁11に取り付け、その洗
面ボール2が図3,図4に示す最下部位置にある場合、
使用者が所定のスイッチ64を操作すると、モータ24が回
転してナット体31が上昇し、外側レール14に沿って内側
レール16が上昇し、洗面ボール2が上昇する。この場
合、最大降下位置では、圧縮コイルばね53により40K
gの支持力でボール支持体3が支持され、上昇に連れて
圧縮コイルばね53が伸長し、その支持力が比例して降下
し、最大上昇位置で、圧縮コイルばね53の支持力が20
Kgとなる。したがって、最大降下位置では、ナット体
31はほぼ20Kgの荷重を支持して上昇し、最大上昇位
置でも、ナット体31に加わる荷重は40Kgで済み、比
較的トルクの小さな回転式の駆動手段により、洗面ボー
ル2などをスムーズに昇降することができる。また、ナ
ット体31の上昇に伴い、該ナット体31をねじ棒23に対し
て偏心する方向の力が加わっても、スライド機構43S,
44Sによりねじ棒23及びナット体31の平面位置が移動す
ることがなく、さらに、一側及び他側揺動機構43Y,44
Yにより、ねじ棒23が傾いても、これにナット体31が追
従して傾動するため、ナット体31とねじ棒23とのがじり
の発生が防止され、スムーズな昇降を行うことができ、
従来よりも高く昇降を行うことができる。そして、操作
スイッチ64を選択して操作することにより、所望の高さ
位置で洗面ボール2が停止する。また、自動高さ制御手
段66により制御する場合は、自動高さ制御手段66をオン
にしておけば、使用者が洗面ボール2の前に立ち、図示
しないスイッチをオンにすると、身長検出手段65により
その使用者の身長を検出し、この検出した身長のデータ
に基いた高さに洗面ボール2が昇降して停止する。すな
わち、使用者の身長を検出することにより、この使用者
に適した高さに洗面ボール2を昇降する。さらに、壁11
に対して、下部で比較的重量の大きなボール支持体2を
左右の昇降案内部材12,12により案内し、上部支持体4
を中央の昇降案内部材12により案内し、それら3つの昇
降案内部材12,12,12を備えるから、前後左右にぶれる
ことなく安定した昇降がなされる。
【0019】このように本実施例では、請求項1に対応
して、洗面ボール2と、この洗面ボール2を支持するボ
ール支持体3と、このボール支持体3を上下に案内する
昇降案内機構12と、ボール支持体3を昇降する昇降駆動
手段たるモータ24とを備えた昇降式洗面台装置におい
て、昇降案内機構12は、壁11に固定した縦方向のガイド
部たる外側レール14と、この外側レール14に沿って上下
に摺動自在に組み付けられると共に、前記ボール支持体
3の後面3Aに固定した上下方向のスライド部たる内側
レール16とからなるから、壁11に設けた外側レール14に
沿って内側レール16が昇降するため、昇降駆動装置を駆
動すると、それらガイド部とスライド部に案内されて洗
面ボール2が昇降し、その高さを調整することができ
る。また、壁11に昇降案内部材12を設けるから洗面台側
に昇降案内機構を設ける必要がなく、洗面台の構造を簡
易なものにすることができる。また、ボール支持体3は
昇降案内機構12により壁11に固定されているから、振動
などによりボール支持体3が倒れることがない。
【0020】また、このように本実施例では、請求項2
に対応して、ボール支持体3の上部に上部支持体4を設
け、ボール支持体3の後面3Aの左右に昇降案内機構1
2,12をそれぞれ設けると共に、上部支持体4の後面4
Aの中央に昇降案内機構12を設けたものであるから、左
右2箇所の昇降案内機構12,12に案内されてボール支持
体3が昇降し、中央の昇降案内機構12に案内されて上部
支持体4が昇降し、下左右及び上中央の3箇所の昇降案
内機構12,12,12により、上部支持体4を設けたボール
支持体3を、安定して昇降することができる。
【0021】さらに、このように本実施例では、請求項
3に対応して、ガイド部たる外側レール14とスライド部
たる内側レール16とは摺動自在に嵌合されると共に、そ
れら外側レール14と内側レール16との間にベアリング17
を介装したものであるから、嵌合構造により前側に突出
する洗面ボール2の荷重を良好に支持することができる
と共に、壁11に対する支持体3の左右及び前後位置のず
れを防止できる。また、ベアリング17を介装することに
より、内側レール16の移動を抵抗なくスムーズに行うこ
とができる。
【0022】このように本実施例では、請求項4に対応
して、請求項1記載の昇降式洗面台装置の取付方法にお
いて、スライド部たる内側レール16をガイド部たる外側
レール14に摺動自在に組み付け、その外側レール14を壁
11に固定した後、内側レール16にボール支持体3を固定
する方法であるから、昇降案内機構12を壁11に固定した
後、その昇降案内機構12の内側レール16にボール支持体
3を位置合わせしてボール支持体3を固定するから、洗
面台を簡便に取り付けることができる。
【0023】さらに、実施例上の効果として、外側及び
内側レール14,16に対して、取付部材13,15は幅方向一
側及び他側に突出した部分が設けられ、この突出部分を
用いることにより、ビス19やスタッドボルト18の使用が
容易となり、また、スタッドボルト18などの支持体用固
定部材を予め取付けておいても、取付部材13,15間の間
隔が広がることがなく、ローラなどを用いるものに比べ
て、壁11に近接して支持体3,4を取付けることができ
るから、前側に張り出す洗面ボール3などを安定して支
持することができる。また、金属製の支持体用取付部材
15と金属製の垂直部33とを支持体用固定部材たるスタッ
ドボルト18により固定し、金属製の支持体用取付部材15
と金属製の垂直部55とを支持体用固定部材たるスタッド
ボルト18により固定したから、ナット体31及び圧縮コイ
ルばね53からの力が直接的に支持体用取付部材15に加わ
るため、取付強度を向上することができる。したがっ
て、ボール支持体3の後面3Aなどは比較的強度を必要
とせず、木製などで支持体3を形成することができる。
また、予め使用者ごとに操作スイッチ64,64…を振り分
け、各操作スイッチ64,64…の操作により洗面ボール2
の高さに昇降するように設定しているから、複数の使用
者に合わせた高さに洗面ボール2を昇降することができ
る。また、身長検出手段65と自動高さ制御手段66とを設
けたから、高さを設定することなく、自動的に使用者に
あった高さに洗面ボール2を昇降することができる。ま
た、筒体52に押え部材54を上下方向摺動可能に設けたか
ら、昇降時のガイドとなる。さらに、連結部であるサポ
ート32には、ナット体31を移動可能及び揺動可能なスラ
イド及び揺動機構43S,44S,43Y,44Yを設けたもの
であるから、ねじ棒23が、ずれたり傾いてたりしても、
サポート32の水平部34に対してナット体31が移動及び揺
動することにより、ねじ棒23の位置が変わらないと共に
ねじ棒23の傾きにナット体31が追従するから、がじりを
防止できる。また、回転及び直線運動可能な軸受37を用
いることにより、ナット体31の移動及び回転をスムーズ
に行うことができる。
【0024】図14は本発明の第2実施例を示し、上記
実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を
省略して詳述する。この例は前記上部支持体4は昇降せ
ず、該上部支持体4を壁11に直接固定しており、前記ボ
ール支持体3の後面左右に前記昇降案内機構12,12を設
け、これら昇降案内機構12,12によりボール支持体3を
昇降可能に設けており、これら左右の昇降案内機構12,
12により洗面ボール2をスムーズに昇降することがで
き、請求項1,3,4に対応して上記第1実施例と同様
な作用,効果を有する。
【0025】図15ないし図18は本発明の第3実施例
を示し、上記実施例と同一部分に同一符号を付し、その
詳細な説明を省略して詳述すると、この例では第1実施
例で示した一側及び他側スライド機構の変形例であり、
第1実施例と同様にベース体1の左右方向他側に、弾性
支持機構51を設け、また、前記昇降案内機構12を用いて
いる。前記フランジ部31Aを上にした前記ナット体31
と、前記ボール支持体3の後面3Aの内側とが、前記サ
ポート32を介して連結され、前記サポート32の水平部34
に、一側スライド機構113 と他側スライド機構114 とを
重ねて設け、この他側スライド機構114 に前記ナット体
31を固定すると共に、前記一側及び他側スライド機構11
3 ,114 に前記ねじ棒23を挿通しており、前記一側スラ
イド機構113 によりナット体31が左右方向に移動可能と
なり、前記他側スライド機構114 によりナット体31が前
後方向に移動可能となっている。
【0026】前記水平部34に固着する下板115 を形成
し、前記一側スライド機構113 は、前記下板115 の上面
に固着した左右方向の外側レール116 と、この外側レー
ル116内にスライド可能に設けられる左右方向の内側レ
ール117 と、これら外側及び内側レール116 ,117 の間
に抱持される複数のベアリング118 とからなり、前記外
側レール116 の上側に向いた両縁を彎曲状に屈曲して内
向き凹部116 Aを形成し、前記内側レール117 の下側に
向いた両縁を彎曲状に屈曲して外向き凹部117 Aを形成
し、これら凹部116 A,117 A間に前記ベアリング118
を抱持することにより、外側レール116 と内側レール11
7 とを上下方向に抜け止め状態で組み立てると共に、外
側レール116 に対して内側レール117 を左右方向に摺動
可能としている。また、外側及び内側レール116 ,117
の間には、保持部材119 が設けられ、この保持部材119
の両側には、上下方向の腕片120 を複数設け、この腕片
120に穿設された位置決め孔120 Aにより、前記ベアリ
ング118 が回動可能に位置決めされている。また、前記
外側レール116 ,内側レール117 及び保持部材119 の中
央には、孔121 がそれぞれ穿設されている。また、前記
水平部34には孔34Bを穿設し、前記下板115 に孔115 A
を穿設し、これら孔115 A,34Bは、前記孔121 と同程
度の直径を有している。
【0027】前記一側スライド機構113 の内側レール11
7 の上部に、中板122 を固着し、この中板122 に孔122
Aを穿設し、この孔122 Aは、前記孔121 と同程度の直
径を有している。
【0028】前記中板122 の上面に前記他側スライド機
構114 が設けられ、他側スライド機構114 は、前記中板
122 の上面に固着した前後方向の前記内側レール117
と、この内側レール117 がスライド可能に設けられる前
後方向の前記外側レール116 と、これら外側及び内側レ
ール116 ,117 間に介在する前記ベアリング118 と、こ
のベアリング118 を回動可能に位置決めする前記保持部
材119 とを備えてなり、この他側スライド機構114 の外
側レール116 は、内側レール117 に対して前後方向に移
動可能となっており、この他側スライド機構114 の外側
レール116 の上に上板123 を固着し、この上板123 に
は、孔123 Aが穿設されている。そして、前記上板123
の上面に前記ナット体31の下部のフランジ部31Aを固着
している。また、図15及び図16に示すように、前記
一側及び他側スライド機構113 ,114により、前記ナッ
ト体31が相対的に平面360度移動可能なように、前記
各孔34B,115 A,121 ,122 A,123 Aは、ねじ棒23
の直径に比べて大きな円形に穿設されている。
【0029】そして、洗面ボール2の荷重がナット体31
に加わり、ナット体31がねじ棒23に対して偏心する力が
加わっても、一側スライド機構113 ,114 によりナット
体31が平面において前後左右に移動可能であるから、ね
じ棒23が撓むことなく、スムーズな昇降を行うことがで
きる。さらに、図17及び図18を参照して説明する
と、水平部34の平面位置が移動したとしても、この移動
が左右であれば、図17に示すように一側スライド機構
113 によりねじ棒23及びナット体31の平面位置が移動す
ることなく、その移動が前後であれば、図18に示すよ
うに他側スライド機構114 によりねじ棒23及びナット体
31の平面位置が移動することなく、スムーズな昇降を行
うことができる。
【0030】このように本実施例において、昇降案内機
構12に案内されて洗面ボール2が昇降し、その高さを調
整することができる。また、壁11に昇降案内部材12を設
けるから洗面台側に昇降案内機構を設ける必要がなく、
洗面台の構造が簡易なものにすることができる。上記実
施例と同様な作用,効果を有する。
【0031】また、実施例上の効果として、縦設したね
じ棒23と、このねじ棒23を定位置で回転する昇降駆動手
段たるモータ24と、ねじ棒23に螺合し該ねじ棒23に沿っ
て昇降するナット体31とを備え、ナット体31の昇降によ
り洗面ボール2などを昇降する装置において、サポート
32の水平部34に対してナット体31の平面一側及び方向へ
の移動を許容する一側及びスライド機構113 ,114 を設
けたものであるから、それら一側及び他側スライド機構
113 ,114 により、サポート32に対して相対的にナット
体31が360度移動可能となるから、洗面ボール2など
の荷重が加わっても、ねじ棒23が撓むことなく、スムー
ズな昇降を行うことができる。そして、従来の比べて昇
降高さを大きく取ることができ、また、ナット体31の雌
ねじ部を長くする必要がなく、ねじ棒23を小さい力で回
転駆動することができる。さらに、一側及び他側スライ
ド機構113 ,114 を上下に重ねて配置したから、取付ス
ペースを取らない。さらに、スライド機構113 ,114
は、外側レール116 と、この外側レール116 内に摺動可
能に嵌合する内側レール117 とを備えるから、高さ寸法
を低く抑えることができ昇降動作に有利であり、さらに
また、両者間にベアリング118 を介在することによりス
ムーズなスライドが可能となる。
【0032】尚、本発明は前記実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実
施が可能である。例えば昇降案内機構の形状は適宜選定
可能である。また、ラック・ピニオン機構や平行運動機
構やチェーン機構などを用いて昇降するものにも本発明
は適用可能である。さらに、実施例においては、ボール
支持体に固定した支持体用取付部材に上部支持体を固定
することにより、ボール支持体に上部支持体を設けた
が、ボール支持体に上部支持体を直接固定したり、ボー
ル支持体と上部支持体とを予め一体に形成するようにし
てもよい。また、スタッドボルト18,ビス19の数は適宜
選定可能である。また、壁用固定部材はビスに限らず、
アンカーボルトなどを用いてもよく、同様に支持体用固
定部材も、各種のものを用いることができる。さらに、
壁用取付部材にガイド部として内側レールを設け、支持
体用取付部材にスライド部として外側レールを設けるよ
うにしても良い。また、接地部21を壁に固定するように
してもよい。
【0033】
【発明の効果】請求項1の昇降式洗面台装置は、洗面ボ
ールと、この洗面ボールを支持するボール支持体と、こ
のボール支持体を上下に案内する昇降案内機構と、前記
ボール支持体を昇降する昇降駆動手段とを備えた昇降式
洗面台装置において、前記昇降案内機構は、壁に固定し
た縦方向のガイド部と、このガイド部に沿って上下に摺
動自在に組み付けられると共に、前記ボール支持体の後
面に固定した上下方向のスライド部とからなるものであ
り、構造簡易にして比較的安価な昇降式洗面台装置を提
供することができる。
【0034】また、請求項2の昇降式洗面台装置は、前
記ボール支持体の上部に上部支持体を設け、前記ボール
支持体の後面左右に前記昇降案内機構をそれぞれ設ける
と共に、前記上部支持体の後面中央に前記昇降案内機構
を設けたものであり、構造簡易にして比較的安価な昇降
式洗面台装置を提供することができる。
【0035】さらに、請求項3の昇降式洗面台装置は、
前記ガイド部とスライド部とは摺動自在に嵌合されると
共に、それらガイド部とスライド部との間にベアリング
を介装したものであり、構造簡易にして比較的安価な昇
降式洗面台装置を提供することができる。
【0036】請求項4の取付方法は、請求項1記載の昇
降式洗面台装置の取付方法において、前記スライド部を
前記ガイド部に摺動自在に組み付け、そのガイド部を壁
に固定した後、前記スライド部に前記ボール支持体を固
定する取付方法であり、壁への取付作業性に優れた昇降
式洗面台装置の取付方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す昇降案内機構への支
持体の取付を説明する断面図である。
【図2】本発明の第1実施例を示すボール支持体及び上
部支持体の背面図である。
【図3】本発明の第1実施例を示すボール支持体の一部
切欠き正面図である。
【図4】本発明の第1実施例を示す壁に取付けたボール
支持体側の断面図である。
【図5】本発明の第1実施例を示す壁に取付けた上部支
持体側の断面図である。
【図6】本発明の第1実施例を示すナット体回りの平断
面図である。
【図7】本発明の第1実施例を示すねじ棒回りの平断面
図である。
【図8】本発明の第1実施例を示す正面方向から見たね
じ棒回りの縦断面図である。
【図9】本発明の第1実施例を示す側面方向から見たね
じ棒回りの縦断面図である。
【図10】本発明の第1実施例を示す軸受の一部切欠き
斜視図である。
【図11】本発明の第1実施例を示す壁に取付けたボー
ル支持体の平面図である。
【図12】本発明の第1実施例を示すナット体と弾性コ
イルばねとの動作説明図であり、図12(A)は洗面ボ
ールが最大降下位置、図12(B)は洗面ボールが最大
上昇位置を示している。
【図13】本発明の第1実施例を示す制御ボックス回り
のブロック図である。
【図14】本発明の第2実施例を示すボール支持体及び
上部支持体の背面図である。
【図15】本発明の第3実施例を示すナット体及びスラ
イド機構の一部切欠き正面図である。
【図16】本発明の第3実施例を示すナット体及びスラ
イド機構の一部切欠き正面図である。
【図17】本発明の第3実施例を示す図15のA−A線
断面図である。
【図18】本発明の第3実施例を示す図15のB−B線
断面図である。
【符号の説明】
2 洗面ボール 3 ボール支持体 3A 後面 4 上部支持体 4A 後面 11 壁 12 昇降案内機構 14 外側レール(ガイド部) 16 内側レール(スライド部) 17 ベアリング

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗面ボールと、この洗面ボールを支持す
    るボール支持体と、このボール支持体を上下に案内する
    昇降案内機構と、前記ボール支持体を昇降する昇降駆動
    手段とを備えた昇降式洗面台装置において、前記昇降案
    内機構は、壁に固定した縦方向のガイド部と、このガイ
    ド部に沿って上下に摺動自在に組み付けられると共に、
    前記ボール支持体の後面に固定した上下方向のスライド
    部とからなることを特徴とする昇降式洗面台装置。
  2. 【請求項2】 前記ボール支持体の上部に上部支持体を
    設け、前記ボール支持体の後面左右に前記昇降案内機構
    をそれぞれ設けると共に、前記上部支持体の後面中央に
    前記昇降案内機構を設けたことを特徴とする請求項1記
    載の昇降式洗面台装置。
  3. 【請求項3】 前記ガイド部とスライド部とは摺動自在
    に嵌合されると共に、それらガイド部とスライド部との
    間にベアリングを介装したことを特徴とする請求項1又
    は2記載の昇降式洗面台装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の昇降式洗面台装置の取付
    方法において、前記スライド部を前記ガイド部に摺動自
    在に組み付け、そのガイド部を壁に固定した後、前記ス
    ライド部に前記ボール支持体を固定することを特徴とす
    る昇降式洗面台装置の取付方法。
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