JPH0633900U - 傾動自在な支点リンクを具えた荷吊下リンク機構 - Google Patents
傾動自在な支点リンクを具えた荷吊下リンク機構Info
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- JPH0633900U JPH0633900U JP7467492U JP7467492U JPH0633900U JP H0633900 U JPH0633900 U JP H0633900U JP 7467492 U JP7467492 U JP 7467492U JP 7467492 U JP7467492 U JP 7467492U JP H0633900 U JPH0633900 U JP H0633900U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 荷吊下移動装置の荷吊下リンク機構におい
て、その支点の移動を円滑にする。 【構成】 荷吊下リンク機構31は、一端が上下動自在
なキャリッジ49に連結され他端が荷Wを吊り下げる縦
リンク54に接続された互いに平行な一対の平行リンク
41と、一端がメインベースに他端が平行リンク41の
メインリンク44の中間部57に各々傾動自在に連結さ
れた支点リンク42とを有している。平行リンク41は
支点リンク42を支点にしてキャリッジ49の昇降移動
によって上下方向に傾動し、荷Wを上昇させたり下降さ
せたりする。
て、その支点の移動を円滑にする。 【構成】 荷吊下リンク機構31は、一端が上下動自在
なキャリッジ49に連結され他端が荷Wを吊り下げる縦
リンク54に接続された互いに平行な一対の平行リンク
41と、一端がメインベースに他端が平行リンク41の
メインリンク44の中間部57に各々傾動自在に連結さ
れた支点リンク42とを有している。平行リンク41は
支点リンク42を支点にしてキャリッジ49の昇降移動
によって上下方向に傾動し、荷Wを上昇させたり下降さ
せたりする。
Description
【0001】
本考案は、荷吊下移動装置における、荷を吊り下げて移動させるための機構に 関する。
【0002】
従来、支柱を中心とした一定の領域内で荷を吊り下げた状態で移動させる装置 として、特開昭60−81535号公報に記載された荷吊下移動装置がある。 この荷吊下移動装置は、図7に示すように、荷を吊り下げる一対の平行リンク と、この平行リンクを上下方向に傾動させる傾動駆動部を有している。
【0003】 図7において、一対の平行リンク11の片方のメインリンク12の中間部13 は支柱(図示省略)に支持されたフレーム14にピン15によって傾動自在に設 けられ、基端部16は昇降フレーム17に形成された左右方向の長孔18にロー ラ19を介して連結されている。又、サブリンク25の端部26もピン27によ ってフレーム14に傾動自在に設けられている。
【0004】 平行リンク11は、モータ20によって回転するねじ軸21のボールナット2 2と一体の昇降フレーム17の昇降によって上下方向に傾動し、荷(図示省略) を上昇させたり下降させたりするようになっている。ねじ軸21とボールナット 22は周知のボールねじ24を形成している。 昇降フレーム17の直線昇降運動は、長孔18とローラ19によってメインリ ンク12の円弧運動に変換させられる。
【0005】 従って、メインリンク12は、図8に示すように、ピン15を支点とし、基端 部16を力点とし、先端23を作用点とした「てこの原理」によって、円弧運動 するようになっている。
【0006】
ところが、このような荷吊下移動装置10は、ローラ19が長孔18に押され て長孔18内を左右方向に移動するようになっているため、次の問題点を有して いる。 (1) 平行リンクが円滑に移動することができず、モータ20の駆動力を大きく しなければならない。 (2) ローラ19を平行リンク11に強固に支持されていなければならず、取付 け構造が複雑である。
【0007】
本考案は、一端が上下動自在な移動体に連結され他端が荷を吊り下げる縦リン クに接続された互いに平行な一対の平行リンクと、一端が支持部材に他端が前記 平行リンクの一方のリンクの中間部に各々傾動自在に連結された支点リンクとを 有し、前記平行リンクは前記支点リンクを支点にして上下方向に傾動自在である 機構により、前記の課題を解決した。
【0008】
平行リンクは、支点リンクを傾動させながら、上下方向に円弧を描いて傾動す る。すなわち、平行リンクの支点は、移動するようになっている。 支点リンクの傾動によって、平行リンクの一端は上下方向への直線移動が可能 になる。又、平行リンクの先端(荷を吊す側)は従来の平行リンクと略々同様な 円弧を描きながら移動する。
【0009】
以下、本考案の実施例を1図乃至図6に基づいて説明する。 荷吊下移動装置30(図1参照)は、いわば、簡易クレーンであり、作業員に よって荷吊下リンク機構31に吊り下げられた荷Wを、支柱32を中心とした限 られた領域内において、傾動駆動部33によって上下方向へ、作業員の手動によ って水平方向へ移動させることができるようになっている。
【0010】 先ず、荷吊下リンク機構31について説明する。 荷吊下リンク機構31(図1参照)は、平行リンク41と、支点リンク42、 吊下アーム43等で構成されている。 平行リンク41は、互いに平行なメインリンク44とサブリンク45で構成さ れている。メインリンク44とサブリンク45(図3、図4参照)の基端部46 ,47は、ガイドシャフト48を案内にして上下動自在なキャリッジ(移動体) 49上のピン50,50,51,51に傾動自在に係合させられ、先端52,5 3(図1参照)には縦リンク54がピン55,56を介して取付けられている。 メインリンク44とサブリンク45は4本のピン50,51,55,56によっ て平行度が保たれている。
【0011】 支点リンク42(図2、図5参照)はメインベース(支持部材)60にシャフ ト61によって図2において左右方向に傾動自在に設けられている。支点リンク 42の上端は、連結シャフト62によって、メインリンク44の中間部57に連 結されている。
【0012】 吊下アーム43(図1参照)の一端は、縦リンク54の下端に取付けられた第 1旋回台63に回転自在に設けられている。吊下アーム43の他端には、下方に 向けて第2旋回台64、操作レバー65を有する操作ボックス66、フック67 が順に設けられている。
【0013】 次に、荷吊下リンク機構31の動作を説明する。 先ず、作業員は、図1において、床Fの近くまで下降したフック67に荷Wを 吊り下げ、操作レバー65によって制御ボックス82内の制御回路(図示省略) に上昇司令信号を送る。 制御回路は、上昇司令信号に基づいて後述する傾動駆動部33(図2参照)を 作動させる。傾動駆動部33は、キャリッジ49を下降させ、メインリンク44 とサブリンク45の基端部46,47を引き下げる。メインリンク44は、支点 リンク42の連結シャフト62を支点にして荷Wを上昇させる。
【0014】 平行リンク41は、図1において、下方の想像線の位置から実線の位置を経て 、上方の想像線の位置へと上昇傾動するが、この間、支点リンク42は、想像線 の位置から実線の位置に傾いた後、再度想像線の位置へ戻る。 平行リンク41は、支点リンク42の傾動によって、図6に示すように従来の 平行リンク11(図8参照)と略々同様な円弧運動を行なうことができる。
【0015】 この場合、ピン50が力点、連結シャフト62が支点、メインリンク44の先 端52が作用点となる。 従って、連結シャフト62の位置、支点リンク42の長さ、後述するねじ軸7 1とシャフト61との距離を適宜に変更することによって、平行リンク41の円 弧運動の軌跡を自由に変えることができる。又、支点リンク42は上下方向に向 いたままで傾動することもできる。 さらに、メインリンク44が支点リンク42に支えられているため、後述する ねじ軸71には、荷Wの荷重がそのまま、ねじ軸71と交差する方向に加わるよ うなことがない。
【0016】 荷Wの水平方向への移動は、作業員が操作レバー65(図1参照)を把持し、 水平方向へ牽引或いは押して、後述する旋回軸88(図2参照)、第1旋回台6 3(図1参照)を中心に回転させることによって行なわれる。又、荷Wの向きの 変更は、荷Wを第2旋回台64を中心に回転させて行なわれる。
【0017】 次に、傾動駆動部33について説明する。 傾動駆動部33は支柱32(図1参照)の頭部近くに取付けられたパイプ79 によって一体化した下部ブラケット80と上部ブラケット81に支持されている 。支柱32は床Fに立設されている。支柱32の頭部近くには、傾動駆動部33 を制御する制御ボックス82が取付けられている。 下部ブラケット80(図2参照)には、モータ83を一体に有するモータベー ス84が下部旋回用ベアリング85によって回転自在に取付けられている。 モータベース84上にはボールねじサポートフランジ86とメインベース60 が重ね合わされて一体に設けられている。
【0018】 メインベース60にはガイドシャフト48が上下方向に向けて一体に立設され ている。ガイドシャフト48の上端は、サブベース87に取付けられている。 サブベース87は、短い筒状の旋回軸88に一体に設けられている。旋回軸8 8は上部ブラケット81に上部旋回用ベアリング89を介して回転自在に設けら れている。
【0019】 メインベース60とサブベース87には、傾動駆動部33を保護する側板90 ,90(図2乃至図4参照)と後板91が取付けられている。 メインベース60とサブベース87には、周知のボールねじ70のねじ軸71 がベアリング92,92,93によって回転自在に設けられている。 ねじ軸71にボールナット72がねじ係合している。このボールナット72は キャリッジ49に固定されている。キャリッジ49にはガイドシャフト48上を 移動するスライド軸受94,94が2つ固定されている。スライド軸受94は、 筒状の形状をしている。
【0020】 ねじ軸71の下端は、周知のカップリング95によってモータ83の出力軸9 6に連結されている。 ねじ軸71の下端に装着されているベアリング92の内輪はナット97とねじ 軸71の鍔98とに挟まれ、外輪はボールねじサポートフランジ86にねじ込ま れたリング状のベアリング押さえ99によってボールねじサポートフランジ86 に固定されている。
【0021】 次に、傾動駆動部33の動作を説明する。 荷Wを上昇させるときは、作業員が操作レバー65を操作し、上昇司令信号を 制御ボックス82内の制御回路に送る。制御回路は、上昇司令信号に基づいてモ ータ83の回転方向を指定してモータ83を回転させる。 モータ83の回転によって、ボールねじ70のねじ軸71が回転し、ボールナ ット72とキャリッジ49が一体に上昇する。
【0022】 ボールナット72は、ねじ軸71上を上昇しながら平行リンク41を上下方向 に傾動させる。この間、キャリッジ49もガイドシャフト48に案内されてボー ルナット72と一体に上昇する。 作業員は、荷Wが所定の高さまで上昇させられたとき、操作レバー65によっ て、モータ83を停止させる。
【0023】 その後、作業員が荷Wを水平方向に移動させるべく、操作レバー65を水平方 向に牽引或いは押すと、上部、下部旋回用ベアリング89,85に支持されたモ ータ83、ボールねじ70、平行リンク41等が一体に水平方向に回転する。
【0024】 なお、荷吊下リンク機構31の平行リンク41と支点リンク42は上下逆さま に引っ繰り返した機構(図示省略)にしてもよい。すなわち、メインリンク44 をサブリンク45の上方に配置、そのメインリンク44の中間部にサブベース8 7から吊り下げた支点リンク42を連結してもよい。
【0025】
本考案の荷吊下リンク機構は、ローラが転がる機構がないため、次の効果を奏 する。 (1) 平行リンクの傾動動作を円滑に行なうことができる。 (2) 動作効率を高め、且つ、平行リンクの傾動動作を従来より速めることがで きる。 (3) 荷吊下リンク機構を簡単且つ組み立て易くすることができる。
【図1】本考案の荷吊下リンク機構が組み込まれた荷吊
下移動装置の概略正面図である。
下移動装置の概略正面図である。
【図2】荷吊下リンク機構の主要部の正面図であり、ガ
イドシャフトの長手方向に沿った一部分を断面で示した
図である。
イドシャフトの長手方向に沿った一部分を断面で示した
図である。
【図3】図2中、3−3矢視断面図である。
【図4】図2中、4−4矢視断面図である。
【図5】図2中、5−5矢視断面図である。
【図6】平行リンクの動作説明用の図である。
【図7】従来の荷吊下リンク機構の主要部の正面図であ
り、ねじ軸の長手方向に沿った断面図である。
り、ねじ軸の長手方向に沿った断面図である。
【図8】図7の平行リンクの動作説明用の図である。
W 荷 31 荷吊下リンク機構 41 平行リンク 42 支点リンク 44 メインリンク(一方のリンク) 49 キャリッジ(移動体) 54 縦リンク 57 中間部 60 メインベース(支持部材)
Claims (1)
- 【請求項1】 一端が上下動自在な移動体に連結され他
端が荷を吊り下げる縦リンクに接続された互いに平行な
一対の平行リンクと、一端が支持部材に他端が前記平行
リンクの一方のリンクの中間部に各々傾動自在に連結さ
れた支点リンクとを有し、前記平行リンクは前記支点リ
ンクを支点にして上下方向に傾動自在であることを特徴
とする、荷吊下リンク機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7467492U JPH0633900U (ja) | 1992-10-05 | 1992-10-05 | 傾動自在な支点リンクを具えた荷吊下リンク機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7467492U JPH0633900U (ja) | 1992-10-05 | 1992-10-05 | 傾動自在な支点リンクを具えた荷吊下リンク機構 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0633900U true JPH0633900U (ja) | 1994-05-06 |
Family
ID=13554015
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7467492U Pending JPH0633900U (ja) | 1992-10-05 | 1992-10-05 | 傾動自在な支点リンクを具えた荷吊下リンク機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0633900U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3023303U (ja) * | 1995-09-28 | 1996-04-16 | 東邦繊維興業株式会社 | カーテンフック |
-
1992
- 1992-10-05 JP JP7467492U patent/JPH0633900U/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3023303U (ja) * | 1995-09-28 | 1996-04-16 | 東邦繊維興業株式会社 | カーテンフック |
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