JPH1170571A - ブロー成形方法及びその成形金型装置 - Google Patents
ブロー成形方法及びその成形金型装置Info
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- JPH1170571A JPH1170571A JP24967497A JP24967497A JPH1170571A JP H1170571 A JPH1170571 A JP H1170571A JP 24967497 A JP24967497 A JP 24967497A JP 24967497 A JP24967497 A JP 24967497A JP H1170571 A JPH1170571 A JP H1170571A
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- blow molding
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C49/00—Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
- B29C49/42—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C49/48—Moulds
- B29C49/4802—Moulds with means for locally compressing part(s) of the parison in the main blowing cavity
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
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- B29C49/48—Moulds
- B29C49/4802—Moulds with means for locally compressing part(s) of the parison in the main blowing cavity
- B29C2049/4807—Moulds with means for locally compressing part(s) of the parison in the main blowing cavity by movable mould parts in the mould halves
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C49/00—Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
- B29C49/02—Combined blow-moulding and manufacture of the preform or the parison
- B29C49/04—Extrusion blow-moulding
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ブロー成形する際に金型に設けられた押込手
段で、樹脂の一部を内部に押し込んで成形品を成形する
ことにより、パリソンの一部を切断することなしに境界
線を整えて成形することができるようにする。 【解決手段】 型開きされた金型１０，１１内に、ダイ
１から押し出されたパリソン２を供給し、前記金型１
０，１１を型締めしてブロー成形を行なうに際して、前
記金型１０，１１に設けられた押込手段１５により、金
型内のパリソン２の一部を内側に押し込むと共に、成形
品７に新たに樹脂の境界線５を設ける。
段で、樹脂の一部を内部に押し込んで成形品を成形する
ことにより、パリソンの一部を切断することなしに境界
線を整えて成形することができるようにする。 【解決手段】 型開きされた金型１０，１１内に、ダイ
１から押し出されたパリソン２を供給し、前記金型１
０，１１を型締めしてブロー成形を行なうに際して、前
記金型１０，１１に設けられた押込手段１５により、金
型内のパリソン２の一部を内側に押し込むと共に、成形
品７に新たに樹脂の境界線５を設ける。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱可塑性樹脂をブ
ロー成形することによって各種の成形品を得るためのブ
ロー成形方法及びその成形金型装置に関するものであ
る。
ロー成形することによって各種の成形品を得るためのブ
ロー成形方法及びその成形金型装置に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】近年、パリソンを複数の樹脂層で構成
し、その最外層に複数の種類の異なる樹脂による区画領
域を設けたブロー成形手段による成形品が、多くの産業
分野で使用されている。
し、その最外層に複数の種類の異なる樹脂による区画領
域を設けたブロー成形手段による成形品が、多くの産業
分野で使用されている。
【０００３】そして、従来のブロー成形手段として、特
開平６−１５５５６０号公報に記載されたものが公知で
ある。同公報に記載のブロー成形手段は、図５に示す如
く複数の樹脂５５ａ，５５ｂによる区画領域の境界部分
５４を、樹脂の区画領域に対応して構成された金型５０
ａ，５０ｂ，５１ａ，５１ｂ内に供給し、前記金型５０
ａ，５０ｂ，５１ａ，５１ｂの突き合わせ部分５２によ
り、区画領域の境界部分５４を切除してその境界線を金
型の突き合わせ面に一致させ美観を得るようにしたもの
である。
開平６−１５５５６０号公報に記載されたものが公知で
ある。同公報に記載のブロー成形手段は、図５に示す如
く複数の樹脂５５ａ，５５ｂによる区画領域の境界部分
５４を、樹脂の区画領域に対応して構成された金型５０
ａ，５０ｂ，５１ａ，５１ｂ内に供給し、前記金型５０
ａ，５０ｂ，５１ａ，５１ｂの突き合わせ部分５２によ
り、区画領域の境界部分５４を切除してその境界線を金
型の突き合わせ面に一致させ美観を得るようにしたもの
である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成による樹脂の境界線は、樹脂の境界部分５４を
金型により切除することで境界線を整える構成であるた
め、成形品を得るためには境界部分５４からなる不要な
部分が発生し、また、仮に不要な部分５４がバリとして
成形品に残存する場合には、別工程においてその不要な
部分５４を取り除く作業が必要となったり、不要な部分
５４を処理処分等する必要があった。
来の構成による樹脂の境界線は、樹脂の境界部分５４を
金型により切除することで境界線を整える構成であるた
め、成形品を得るためには境界部分５４からなる不要な
部分が発生し、また、仮に不要な部分５４がバリとして
成形品に残存する場合には、別工程においてその不要な
部分５４を取り除く作業が必要となったり、不要な部分
５４を処理処分等する必要があった。
【０００５】また、パリソンが同一樹脂材料で構成され
ている成形品においても、パリソンの一部を切除するた
め、同様の問題がある。
ている成形品においても、パリソンの一部を切除するた
め、同様の問題がある。
【０００６】本発明は、ブロー成形する際に金型に設け
られた押込手段で、樹脂の一部を内部に押し込んで成形
品を成形することにより、パリソンの一部を切断するこ
となしに境界線を整えて設けることができるようにする
ことを課題とする。
られた押込手段で、樹脂の一部を内部に押し込んで成形
品を成形することにより、パリソンの一部を切断するこ
となしに境界線を整えて設けることができるようにする
ことを課題とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この課題を達成するため
本発明のブロー成形方法の特徴は、金型を型締めしてブ
ロー成形を行うに際して、前記金型に設けられた押込手
段により、金型内のパリソンの一部を内側に押し込むと
共に、成形品に新たに樹脂の境界線を設けることにあ
る。
本発明のブロー成形方法の特徴は、金型を型締めしてブ
ロー成形を行うに際して、前記金型に設けられた押込手
段により、金型内のパリソンの一部を内側に押し込むと
共に、成形品に新たに樹脂の境界線を設けることにあ
る。
【０００８】これにより、型締めする際にパリソンの一
部を切除する必要がなくなり、また、成形品の不要な部
分を完全に切除する手間もなくなり、作業性が向上す
る。
部を切除する必要がなくなり、また、成形品の不要な部
分を完全に切除する手間もなくなり、作業性が向上す
る。
【０００９】また、本発明のブロー成形金型装置の特徴
は、金型内のパリソンの一部を内側に押し込むための押
込手段が設けられていることにある。
は、金型内のパリソンの一部を内側に押し込むための押
込手段が設けられていることにある。
【００１０】これにより、前記方法を実施してパリソン
の一部を切除することなく、成形品を容易に製造するこ
とができる。
の一部を切除することなく、成形品を容易に製造するこ
とができる。
【００１１】
【発明の実施の形態】本発明のブロー成形方法の特徴
は、型開きされた金型内に、ダイから押し出されたパリ
ソンを供給し、前記金型を型締めしてブロー成形を行う
に際して、前記金型に設けられた押込手段により、金型
内のパリソンの一部を内側に押し込むと共に、成形品に
新たに樹脂の境界線を設けることにある。
は、型開きされた金型内に、ダイから押し出されたパリ
ソンを供給し、前記金型を型締めしてブロー成形を行う
に際して、前記金型に設けられた押込手段により、金型
内のパリソンの一部を内側に押し込むと共に、成形品に
新たに樹脂の境界線を設けることにある。
【００１２】そして、ブロー成形の過程において、押込
手段がパリソンの一部を内側に押し込むこととなる。パ
リソンの押し込みが終了すると、押し込まれた部分が内
部に残存した状態で成形品が成形され、成形品の表面の
所定の位置には、新たに樹脂の境界線が形成される。
手段がパリソンの一部を内側に押し込むこととなる。パ
リソンの押し込みが終了すると、押し込まれた部分が内
部に残存した状態で成形品が成形され、成形品の表面の
所定の位置には、新たに樹脂の境界線が形成される。
【００１３】更に、前記パリソンはその周方向に複数種
類の樹脂から構成され、異なる樹脂の境界線部分を前記
押込手段で押し込むのが好ましい。
類の樹脂から構成され、異なる樹脂の境界線部分を前記
押込手段で押し込むのが好ましい。
【００１４】本発明のブロー成形金型装置の特徴は、型
開きされた金型内に、ダイから押し出されたパリソンを
供給し、前記金型を型締めしてブロー成形を行なって成
形品を成形するブロー成形金型装置において、前記金型
には、金型内のパリソンの一部を内側に押し込むための
押込手段が設けられていることにある。
開きされた金型内に、ダイから押し出されたパリソンを
供給し、前記金型を型締めしてブロー成形を行なって成
形品を成形するブロー成形金型装置において、前記金型
には、金型内のパリソンの一部を内側に押し込むための
押込手段が設けられていることにある。
【００１５】そして、ブロー成形の過程において、押込
手段はパリソンの一部を内側に押し込ませる。パリソン
はその一部が押し込まれた状態で成形され、成形品の内
部に押し込まれた部分が残存する。
手段はパリソンの一部を内側に押し込ませる。パリソン
はその一部が押し込まれた状態で成形され、成形品の内
部に押し込まれた部分が残存する。
【００１６】しかも、前記押込手段が出退自在に設けら
れ、突出する際にパリソンの一部を保持し、且つ、後退
する際にパリソンの一部の付着を防止するように構成さ
れているのが好ましい。
れ、突出する際にパリソンの一部を保持し、且つ、後退
する際にパリソンの一部の付着を防止するように構成さ
れているのが好ましい。
【００１７】そして、押込手段がパリソンの一部を保持
しながら突出することにより、パリソンの押し込み部分
がずれたりすることはない。しかも、押込手段がパリソ
ンの一部の付着を防止しながら後退することにより、そ
の移動がスムーズになる。
しながら突出することにより、パリソンの押し込み部分
がずれたりすることはない。しかも、押込手段がパリソ
ンの一部の付着を防止しながら後退することにより、そ
の移動がスムーズになる。
【００１８】更に、前記押込手段には、その表面に開口
する通気口が形成され、前記通気口を介してエアーの吸
引または噴出が可能に構成されているのが好ましい。
する通気口が形成され、前記通気口を介してエアーの吸
引または噴出が可能に構成されているのが好ましい。
【００１９】そして、通気口を介してパリソンの一部を
吸着しながら押込手段を突出させることにより、パリソ
ンの押し込み部分がずれたりすることはない。しかも、
通気口を介してエアーを噴出しながら押込手段を後退さ
せることにより、パリソンが押込手段に付着するのを防
止でき、押込手段をスムーズに後退させることができ
る。
吸着しながら押込手段を突出させることにより、パリソ
ンの押し込み部分がずれたりすることはない。しかも、
通気口を介してエアーを噴出しながら押込手段を後退さ
せることにより、パリソンが押込手段に付着するのを防
止でき、押込手段をスムーズに後退させることができ
る。
【００２０】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。図４は本発明の実施例に使用される
パリソン押出し用のダイ１と、このダイ１より押し出さ
れたパリソン２とを示す。パリソン２は、例えばその周
方向に２種類の第一樹脂層３と第二樹脂層４とから構成
されており、パリソン２には、各樹脂を区画形成する境
界線５ａがパリソン２の上下方向に形成されている。
しながら説明する。図４は本発明の実施例に使用される
パリソン押出し用のダイ１と、このダイ１より押し出さ
れたパリソン２とを示す。パリソン２は、例えばその周
方向に２種類の第一樹脂層３と第二樹脂層４とから構成
されており、パリソン２には、各樹脂を区画形成する境
界線５ａがパリソン２の上下方向に形成されている。
【００２１】図１及び図２は、前記パリソン２をブロー
成形して成形品７を成形するための金型装置を示す。金
型装置８は、一対の金型１０，１１が互いに接近又は離
間する構成であるが、両者の金型１０，１１を移動する
ようにしても、何れか一方の金型１０を固定し、且つ、
他方の金型１１を移動するようにしても良い。
成形して成形品７を成形するための金型装置を示す。金
型装置８は、一対の金型１０，１１が互いに接近又は離
間する構成であるが、両者の金型１０，１１を移動する
ようにしても、何れか一方の金型１０を固定し、且つ、
他方の金型１１を移動するようにしても良い。
【００２２】金型装置８は、断面略矩形状の成形品７を
成形するため、各金型１０，１１は断面略コの字状を呈
しており、その本体部１３には、押込手段１５がそれぞ
れ設けられている。
成形するため、各金型１０，１１は断面略コの字状を呈
しており、その本体部１３には、押込手段１５がそれぞ
れ設けられている。
【００２３】各押込手段１５は、上下方向に長い略板状
を呈し、前記金型１０，１１の全長にわたって設けら
れ、しかも、金型１０，１１の略中央で且つ内面側に開
口する収納凹部１６内に収納されている。また、各押込
手段１５は金型内部に突出する押込位置と、本体部１３
内に完全に収納される収納位置とに位置変更できるよう
に出退自在となっている。尚、収納位置において、押込
手段１５の先端面１５ａは、金型１０，１１の内面と面
一となるようになっている。
を呈し、前記金型１０，１１の全長にわたって設けら
れ、しかも、金型１０，１１の略中央で且つ内面側に開
口する収納凹部１６内に収納されている。また、各押込
手段１５は金型内部に突出する押込位置と、本体部１３
内に完全に収納される収納位置とに位置変更できるよう
に出退自在となっている。尚、収納位置において、押込
手段１５の先端面１５ａは、金型１０，１１の内面と面
一となるようになっている。
【００２４】しかも、前記押込手段１５には、図３に示
す如くその先端面１５ａ及び両側面１５ｂに開口する通
気孔１８が複数形成され、各通気孔１８は流通路１９に
連通されている。
す如くその先端面１５ａ及び両側面１５ｂに開口する通
気孔１８が複数形成され、各通気孔１８は流通路１９に
連通されている。
【００２５】前記流通路１９は、エアー吸引機能とエア
ー噴出機能とを備えたエアー制御装置（図示省略）に接
続されている。従って、エアー制御装置がエアーの吸引
作動を行なうことにより、通気孔１８が吸引孔として機
能するため、金型内のパリソン２を押込手段１５が吸着
することができる。
ー噴出機能とを備えたエアー制御装置（図示省略）に接
続されている。従って、エアー制御装置がエアーの吸引
作動を行なうことにより、通気孔１８が吸引孔として機
能するため、金型内のパリソン２を押込手段１５が吸着
することができる。
【００２６】反対に、エアー制御装置がエアーの噴出作
動を行なうことにより、通気孔１８が噴出孔として機能
するため、押込手段１５に金型内のパリソン２が付着す
るのを防止することができる。
動を行なうことにより、通気孔１８が噴出孔として機能
するため、押込手段１５に金型内のパリソン２が付着す
るのを防止することができる。
【００２７】尚、各押込手段１５の移動は、適宜公知の
シリンダー機構等のアクチュエータ（駆動手段）により
連動して行なわれたり、あるいは、前記金型１０，１１
の移動に連動して行なわれるようになっている。
シリンダー機構等のアクチュエータ（駆動手段）により
連動して行なわれたり、あるいは、前記金型１０，１１
の移動に連動して行なわれるようになっている。
【００２８】次に、上記金型装置を使用して成形品を成
形する場合について説明する。先ず、図４に示す如くダ
イ１から押し出されたパリソン２は、前記の如くその周
方向に２種類の第一樹脂層３と第二樹脂層４とから構成
されている。
形する場合について説明する。先ず、図４に示す如くダ
イ１から押し出されたパリソン２は、前記の如くその周
方向に２種類の第一樹脂層３と第二樹脂層４とから構成
されている。
【００２９】前記パリソン２は、金型１０，１１が互い
に離間した型開き状態にある金型装置８内に供給される
（図１（イ）参照）。このパリソン２の供給に際して
は、それぞれの境界線５ａを、収納位置にある各押込手
段１５に合致させる。
に離間した型開き状態にある金型装置８内に供給される
（図１（イ）参照）。このパリソン２の供給に際して
は、それぞれの境界線５ａを、収納位置にある各押込手
段１５に合致させる。
【００３０】次に、金型１０，１１を相対的に接近させ
て型締めすると共に、パリソン２のブロー成形を行な
う。このブロー成形の過程において、両方の押込手段１
５を前進させると共に、前記エアー制御装置が吸引側に
作動する。
て型締めすると共に、パリソン２のブロー成形を行な
う。このブロー成形の過程において、両方の押込手段１
５を前進させると共に、前記エアー制御装置が吸引側に
作動する。
【００３１】各押込手段１５は突出することにより、パ
リソン２における樹脂の区画領域の境界線部分（押し込
み部分）１７をパリソン２の内側に押し込むこととなる
（図１（ロ）参照）。このとき、各押込手段１５は通気
孔１８を介してパリソン２を吸着するため、パリソン２
の境界線部分１７が位置ずれすることなく、確実に押し
込まれる。
リソン２における樹脂の区画領域の境界線部分（押し込
み部分）１７をパリソン２の内側に押し込むこととなる
（図１（ロ）参照）。このとき、各押込手段１５は通気
孔１８を介してパリソン２を吸着するため、パリソン２
の境界線部分１７が位置ずれすることなく、確実に押し
込まれる。
【００３２】各押込手段１５が押込位置まで突出して境
界線部分１７を押し込んだ後に、各押込手段１５は後退
することとなる。この押込手段１５が後退する際に、前
記エアー制御装置が噴出側に作動し、押込手段１５の通
気孔１８からエアーが噴出される。従って、仮にパリソ
ン２が押込手段１５に付着していても、押込手段１５を
境界線部分１７が押し込まれた状態のパリソン２から容
易に抜き取られスムーズに収納位置まで後退させること
が可能となる。
界線部分１７を押し込んだ後に、各押込手段１５は後退
することとなる。この押込手段１５が後退する際に、前
記エアー制御装置が噴出側に作動し、押込手段１５の通
気孔１８からエアーが噴出される。従って、仮にパリソ
ン２が押込手段１５に付着していても、押込手段１５を
境界線部分１７が押し込まれた状態のパリソン２から容
易に抜き取られスムーズに収納位置まで後退させること
が可能となる。
【００３３】このように、境界線部分１７は押込手段１
５が抜かれた後もパリソン２の内側に合掌張りの状態で
残存するため、成形される成形品７の表面には、各樹脂
の区画領域の新たな境界線５が形成されることとなる。
５が抜かれた後もパリソン２の内側に合掌張りの状態で
残存するため、成形される成形品７の表面には、各樹脂
の区画領域の新たな境界線５が形成されることとなる。
【００３４】尚、本発明は上記の実施例に限定されるも
のではなく、例えば、押込手段１５に形成される通気孔
１８は、押込手段１５の先端面１５ａにのみ設けても、
あるいは、両側面１５ｂにのみ設けることも可能であ
る。
のではなく、例えば、押込手段１５に形成される通気孔
１８は、押込手段１５の先端面１５ａにのみ設けても、
あるいは、両側面１５ｂにのみ設けることも可能であ
る。
【００３５】しかも、エアーの吸引又は排出をそれぞれ
専用の通気孔１８で行なわせることも可能である。
専用の通気孔１８で行なわせることも可能である。
【００３６】また、パリソンの一部を保持したり、パリ
ソンの一部の付着を防止したりする手段は、前記通気孔
１８に限定されるものではなく、その他、押込手段１５
としては、出退する構成以外に、パリソン２にエアーを
噴出するためのエアーノズル等であっても良い。エアー
ノズルの場合には、出退させることなく、エアーの噴出
で境界線部分１７を押し込むことが可能である。
ソンの一部の付着を防止したりする手段は、前記通気孔
１８に限定されるものではなく、その他、押込手段１５
としては、出退する構成以外に、パリソン２にエアーを
噴出するためのエアーノズル等であっても良い。エアー
ノズルの場合には、出退させることなく、エアーの噴出
で境界線部分１７を押し込むことが可能である。
【００３７】パリソン２は、上記実施例では周方向に２
種類の樹脂のものを例示したが、３種類以上であって
も、単体の種類から構成することも可能である。パリソ
ン２が単体の種類からなる場合には、樹脂の任意の部分
を適宜押し込むことができる。
種類の樹脂のものを例示したが、３種類以上であって
も、単体の種類から構成することも可能である。パリソ
ン２が単体の種類からなる場合には、樹脂の任意の部分
を適宜押し込むことができる。
【００３８】また、パリソン２は、その肉厚方向に異な
る樹脂から複数層に構成されたものであっても良く、か
かる場合には、最外層の樹脂による境界線５ａの部分が
押し込まれる。
る樹脂から複数層に構成されたものであっても良く、か
かる場合には、最外層の樹脂による境界線５ａの部分が
押し込まれる。
【００３９】
【発明の効果】以上のように本発明は、型開きされた金
型内に、ダイから押し出されたパリソンを供給し、前記
金型を型締めしてブロー成形を行うに際して、前記金型
に設けられた押込手段により、金型内のパリソンの一部
を内側に押し込むと共に、成形品に新たに樹脂の境界線
を設けるので、パリソンの一部を切除することなく表面
に形成される境界線を整えて成形品を成形することが可
能となる。この結果、従来と異なりパリソンを切除する
必要がなく、作業性の向上が図れると共に、切除された
不要な部分の処理処分の作業が不要となる。
型内に、ダイから押し出されたパリソンを供給し、前記
金型を型締めしてブロー成形を行うに際して、前記金型
に設けられた押込手段により、金型内のパリソンの一部
を内側に押し込むと共に、成形品に新たに樹脂の境界線
を設けるので、パリソンの一部を切除することなく表面
に形成される境界線を整えて成形品を成形することが可
能となる。この結果、従来と異なりパリソンを切除する
必要がなく、作業性の向上が図れると共に、切除された
不要な部分の処理処分の作業が不要となる。
【００４０】また、形成品の内側に押し込み部分が残存
しているため、この部分がリブの機能を有し、成形品の
剛性を向上させることも可能である。
しているため、この部分がリブの機能を有し、成形品の
剛性を向上させることも可能である。
【００４１】しかも、押込手段が、突出する際にパリソ
ンの一部を保持し、且つ、後退する際にパリソンの一部
の付着を防止するように構成している本発明のブロー成
形金型装置は、パリソンの所定の部分を確実に押し込め
ると共に、押込手段をスムーズに後退させることがで
き、成形作業を迅速に行なえ、成形品の歩留りも向上す
ることが可能である。
ンの一部を保持し、且つ、後退する際にパリソンの一部
の付着を防止するように構成している本発明のブロー成
形金型装置は、パリソンの所定の部分を確実に押し込め
ると共に、押込手段をスムーズに後退させることがで
き、成形作業を迅速に行なえ、成形品の歩留りも向上す
ることが可能である。
【００４２】更に、前記押込手段に通気口を形成する場
合には、構造が簡単になる利点がある。
合には、構造が簡単になる利点がある。
【図１】本発明の一実施例を示し、（イ）はパリソンを
型開き状態にある金型に供給した状態の断面平面図、
（ロ）は同型締め状態の断面平面図
型開き状態にある金型に供給した状態の断面平面図、
（ロ）は同型締め状態の断面平面図
【図２】（イ）はブロー成形完了状態の断面平面図、
（ロ）は成形品の斜視図
（ロ）は成形品の斜視図
【図３】押込手段及びパリソンの要部を示し、（イ）は
押込手段でパリソンを吸着した状態の断面図、（ロ）は
押込手段からエアーを噴出した状態の断面図
押込手段でパリソンを吸着した状態の断面図、（ロ）は
押込手段からエアーを噴出した状態の断面図
【図４】ダイより押し出されたパリソンの側面図
【図５】従来例を示す断面平面図
１ ダイ ２ パリソン ５ 境界線 １０ 金型 １１ 金型 １５ 押込手段 １７ 押込部分（境界線の一部） １８ 通気孔
Claims (5)
- 【請求項１】 型開きされた金型内に、ダイから押し出
されたパリソンを供給し、前記金型を型締めしてブロー
成形を行うに際して、前記金型に設けられた押込手段に
より、金型内のパリソンの一部を内側に押し込むと共
に、成形品に新たに樹脂の境界線を設けることを特徴と
するブロー成形方法。 - 【請求項２】 前記パリソンはその周方向に複数種類の
樹脂から構成され、異なる樹脂の境界線部分を前記押込
手段で押し込むようにした請求項１に記載のブロー成形
方法。 - 【請求項３】 型開きされた金型内に、ダイから押し出
されたパリソンを供給し、前記金型を型締めしてブロー
成形を行なって成形品を成形するブロー成形金型装置に
おいて、前記金型には、金型内のパリソンの一部を内側
に押し込むための押込手段が設けられていることを特徴
とするブロー成形金型装置。 - 【請求項４】 前記押込手段が出退自在に設けられ、突
出する際にパリソンの一部を保持し、且つ、後退する際
にパリソンの一部の付着を防止するように構成されてな
る請求項３に記載のブロー成形金型装置。 - 【請求項５】 前記押込手段には、その表面に開口する
通気口が形成され、前記通気口を介してエアーの吸引ま
たは噴出が可能に構成されてなる請求項４に記載のブロ
ー成形金型装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24967497A JPH1170571A (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | ブロー成形方法及びその成形金型装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24967497A JPH1170571A (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | ブロー成形方法及びその成形金型装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1170571A true JPH1170571A (ja) | 1999-03-16 |
Family
ID=17196527
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24967497A Pending JPH1170571A (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | ブロー成形方法及びその成形金型装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1170571A (ja) |
-
1997
- 1997-08-29 JP JP24967497A patent/JPH1170571A/ja active Pending
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