JPH1170431A - クランプ装置 - Google Patents
クランプ装置Info
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- JPH1170431A JPH1170431A JP25004997A JP25004997A JPH1170431A JP H1170431 A JPH1170431 A JP H1170431A JP 25004997 A JP25004997 A JP 25004997A JP 25004997 A JP25004997 A JP 25004997A JP H1170431 A JPH1170431 A JP H1170431A
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- clamping
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 締金に上下位置調整可能に備えたクランプ部
材によるワ−ク厚さに対応した締め付け間隔の変更が短
時間にできるクランプ装置を提供する。 【解決手段】 締金8にクランプ部材12をクランプ軸
線方向に移動自在に設けると共に、アンクランプ方向に
抜け止めした状態で付勢し、第1の間隔調整部材21を
中間スリ−ブ15とクランプ本体13の間に装着するこ
とでワ−クWの板厚tに対応した調整を行ない、また、
第2の間隔調整部材25をクランパ−22と中間スリ−
ブ15の間に装着することでワ−ク厚さ(ワ−ク枚数)
に対応した調整を行なう。
材によるワ−ク厚さに対応した締め付け間隔の変更が短
時間にできるクランプ装置を提供する。 【解決手段】 締金8にクランプ部材12をクランプ軸
線方向に移動自在に設けると共に、アンクランプ方向に
抜け止めした状態で付勢し、第1の間隔調整部材21を
中間スリ−ブ15とクランプ本体13の間に装着するこ
とでワ−クWの板厚tに対応した調整を行ない、また、
第2の間隔調整部材25をクランパ−22と中間スリ−
ブ15の間に装着することでワ−ク厚さ(ワ−ク枚数)
に対応した調整を行なう。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基準面とクランプ
部材間の締め付け間隔を変更可能としたクランプ装置に
関する。
部材間の締め付け間隔を変更可能としたクランプ装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、クランプするワ−ク厚さに対応し
て基準面P1とクランプ部材Aのクランプ面P2との締
め付け間隔Bを変更可能なクランプ装置Cとして、図7
に示すように、締金Dに螺合したボルトから成るクラン
プ部材Aの捩じ込み位置を調整してナットEでクランプ
部材Aを固定するものが知られている。
て基準面P1とクランプ部材Aのクランプ面P2との締
め付け間隔Bを変更可能なクランプ装置Cとして、図7
に示すように、締金Dに螺合したボルトから成るクラン
プ部材Aの捩じ込み位置を調整してナットEでクランプ
部材Aを固定するものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のクランプ装置で
は、締金に上下位置調整可能に備えたクランプ部材によ
り、アンクランプ状態でワ−ク厚さに対応して上下位置
調整を行った後ワ−ククランプを行なっている。しか
し、クランプ部材であるクランプ用ボルトはワ−ク厚さ
に対応して上下位置調整した後、ナットを用いて固定し
なければならない。特に、板状ワ−クを重ねてクランプ
する時のようにワ−ク枚数によって締め付け間隔が変わ
る場合、その都度ナットを弛めて上下位置を調整し直さ
なければならないために段取時間として非常に手間がか
かる問題があった。そこで、本発明の課題は、締金に上
下位置調整可能に備えたクランプ部材によるワ−ク厚さ
に対応した締め付け間隔の変更が短時間にできるクラン
プ装置を提供することにある。又、板状ワ−クを重ねて
クランプする時のワ−ク枚数による締め付け間隔の変更
に容易に対応できるクランプ装置を提供することを目的
とする。更に、板状ワ−クの厚み変更による締め付け間
隔の変更にも短時間で対応できるクランプ装置を提供す
ることも目的とする。
は、締金に上下位置調整可能に備えたクランプ部材によ
り、アンクランプ状態でワ−ク厚さに対応して上下位置
調整を行った後ワ−ククランプを行なっている。しか
し、クランプ部材であるクランプ用ボルトはワ−ク厚さ
に対応して上下位置調整した後、ナットを用いて固定し
なければならない。特に、板状ワ−クを重ねてクランプ
する時のようにワ−ク枚数によって締め付け間隔が変わ
る場合、その都度ナットを弛めて上下位置を調整し直さ
なければならないために段取時間として非常に手間がか
かる問題があった。そこで、本発明の課題は、締金に上
下位置調整可能に備えたクランプ部材によるワ−ク厚さ
に対応した締め付け間隔の変更が短時間にできるクラン
プ装置を提供することにある。又、板状ワ−クを重ねて
クランプする時のワ−ク枚数による締め付け間隔の変更
に容易に対応できるクランプ装置を提供することを目的
とする。更に、板状ワ−クの厚み変更による締め付け間
隔の変更にも短時間で対応できるクランプ装置を提供す
ることも目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、締金に上下位
置調整可能に備えたクランプ部材により、基準面とクラ
ンプ部材間の締め付け間隔を変更可能としたクランプ装
置において、締金にクランプ部材をクランプ軸線方向に
移動自在に設けると共に、アンクランプ方向に抜け止め
した状態で付勢し、クランプ部材と締金との間には、前
記締め付け間隔を両者間にクランプされるワ−ク厚さに
対応して調整する間隔調整部材を、前記付勢力によって
着脱可能とした。
置調整可能に備えたクランプ部材により、基準面とクラ
ンプ部材間の締め付け間隔を変更可能としたクランプ装
置において、締金にクランプ部材をクランプ軸線方向に
移動自在に設けると共に、アンクランプ方向に抜け止め
した状態で付勢し、クランプ部材と締金との間には、前
記締め付け間隔を両者間にクランプされるワ−ク厚さに
対応して調整する間隔調整部材を、前記付勢力によって
着脱可能とした。
【0005】本発明はまた、板状のワ−クを1枚また
は、複数枚重ねてクランプするためのクランプ装置であ
って、締金に上下位置調整可能に備えたクランプ部材に
より、基準面とクランプ部材間の締め付け間隔を、その
間にクランプされる板状ワ−クの枚数によって変更可能
としたクランプ装置において、締金にクランプ部材をク
ランプ軸線方向に移動自在に設けると共に、アンクラン
プ方向に抜け止めした状態で付勢し、クランプ部材と締
金との間には、前記締め付け間隔を両者間にクランプさ
れる板状ワ−クの重なり厚さに対応して調整する間隔調
整部材を、前記付勢力によって着脱可能とした。
は、複数枚重ねてクランプするためのクランプ装置であ
って、締金に上下位置調整可能に備えたクランプ部材に
より、基準面とクランプ部材間の締め付け間隔を、その
間にクランプされる板状ワ−クの枚数によって変更可能
としたクランプ装置において、締金にクランプ部材をク
ランプ軸線方向に移動自在に設けると共に、アンクラン
プ方向に抜け止めした状態で付勢し、クランプ部材と締
金との間には、前記締め付け間隔を両者間にクランプさ
れる板状ワ−クの重なり厚さに対応して調整する間隔調
整部材を、前記付勢力によって着脱可能とした。
【0006】クランプ部材はクランパ−と中間スリ−ブ
とを備え、中間スリ−ブを締金と一体のクランプ本体に
クランプ軸線方向へ移動可能に設けると共にアンクラン
プ方向に抜け止めして付勢し、その中間スリ−ブに対し
てクランパ−をクランプ軸線方向へ移動可能に設けると
共にアンクランプ方向に付勢して成り、中間スリ−ブと
クランプ本体間及び、クランパ−と中間スリ−ブ間に、
夫々第1、第2の間隔調整部材を対応した付勢力によっ
て着脱可能とした。
とを備え、中間スリ−ブを締金と一体のクランプ本体に
クランプ軸線方向へ移動可能に設けると共にアンクラン
プ方向に抜け止めして付勢し、その中間スリ−ブに対し
てクランパ−をクランプ軸線方向へ移動可能に設けると
共にアンクランプ方向に付勢して成り、中間スリ−ブと
クランプ本体間及び、クランパ−と中間スリ−ブ間に、
夫々第1、第2の間隔調整部材を対応した付勢力によっ
て着脱可能とした。
【0007】具体的に、第1の間隔調整部材の厚みは、
第1の間隔調整部材を中間スリ−ブとクランプ本体間に
介装したときに、クランパ−のクランプ面と基準面との
間隔がクランプするワ−ク板厚の整数倍となる厚みに設
定され、第2の間隔調整部材の厚みは、クランプするワ
−ク厚さと同じ若しくはその整数倍の厚さに設定されて
いる。更に、上記間隔調整部材は、クランプ軸線に対し
て半径方向から着脱するように、その外周の一部に切欠
きを有する。
第1の間隔調整部材を中間スリ−ブとクランプ本体間に
介装したときに、クランパ−のクランプ面と基準面との
間隔がクランプするワ−ク板厚の整数倍となる厚みに設
定され、第2の間隔調整部材の厚みは、クランプするワ
−ク厚さと同じ若しくはその整数倍の厚さに設定されて
いる。更に、上記間隔調整部材は、クランプ軸線に対し
て半径方向から着脱するように、その外周の一部に切欠
きを有する。
【0008】
【発明の実施の形態】実施の形態について図面を参照し
て説明する。図1〜2において、クランプ装置1の取付
部2上面には、上面が締め付け間隔Tの基準面P1とな
るサポ−ト3が固定されている。締付ボルト4と支柱5
が夫々ナット6を介して取付部2に螺合している。取付
部2上方には締金部7が締付ボルト4と支柱5により支
持されている。締付ボルト4の上部は締金8を貫通し、
上方に突出している。その上部には六角ナット9が座金
10を介して螺合している。締金8の下端面と前記ナッ
ト6との間にはバネ11が介在している。そのバネ11
は、アンクランプ時に締金部7を略水平に維持できるバ
ネ力に設定されている。締金8の前部には前記サポ−ト
3の上方対向位置に貫通孔8aを設け、その孔8aにク
ランプ部材12をクランプ軸線方向に案内するクランプ
本体13が一体に装着されている。
て説明する。図1〜2において、クランプ装置1の取付
部2上面には、上面が締め付け間隔Tの基準面P1とな
るサポ−ト3が固定されている。締付ボルト4と支柱5
が夫々ナット6を介して取付部2に螺合している。取付
部2上方には締金部7が締付ボルト4と支柱5により支
持されている。締付ボルト4の上部は締金8を貫通し、
上方に突出している。その上部には六角ナット9が座金
10を介して螺合している。締金8の下端面と前記ナッ
ト6との間にはバネ11が介在している。そのバネ11
は、アンクランプ時に締金部7を略水平に維持できるバ
ネ力に設定されている。締金8の前部には前記サポ−ト
3の上方対向位置に貫通孔8aを設け、その孔8aにク
ランプ部材12をクランプ軸線方向に案内するクランプ
本体13が一体に装着されている。
【0009】クランプ本体13は当接部13aを締金8
の下端面に当接している。上部13bは締金8上面から
突出している。その上部13bに止め部材14を嵌め込
んでクランプ本体13が締金8に一体に取付けてある。
クランプ本体13の上部にはカバ−16を固着してい
る。クランプ本体13にはクランプ軸線方向に沿った段
付孔17が設けてあり、段付孔17の下部には中間スリ
−ブ15の上部軸部15aをクランプ軸線方向に移動自
在に案内する案内孔17aが形成されている。更に、中
間スリ−ブ15にはクランプ軸線方向に沿った段付孔1
8を設けている。中間スリ−ブ15の上端にはバネ保持
部材19が螺合され、段付孔18の大径部を塞いでい
る。バネ保持部材19とクランプ本体段付孔内側端13
cとの間には中間スリ−ブ15をアンクランプ方向へ付
勢するバネ20が介在している。このバネ20は、中間
スリ−ブ15の下部軸部15bとクランプ本体13との
間に後述の第1の間隔調整部材21を挾持できるバネ力
に設定されていて、第1の間隔調整部材21が中間スリ
−ブ15とクランプ本体13間に挾持されていない時に
は、前記バネ20の力で下部軸部15b上面がクランプ
本体13下面に当接して、アンクランプ方向に抜け止め
されている。
の下端面に当接している。上部13bは締金8上面から
突出している。その上部13bに止め部材14を嵌め込
んでクランプ本体13が締金8に一体に取付けてある。
クランプ本体13の上部にはカバ−16を固着してい
る。クランプ本体13にはクランプ軸線方向に沿った段
付孔17が設けてあり、段付孔17の下部には中間スリ
−ブ15の上部軸部15aをクランプ軸線方向に移動自
在に案内する案内孔17aが形成されている。更に、中
間スリ−ブ15にはクランプ軸線方向に沿った段付孔1
8を設けている。中間スリ−ブ15の上端にはバネ保持
部材19が螺合され、段付孔18の大径部を塞いでい
る。バネ保持部材19とクランプ本体段付孔内側端13
cとの間には中間スリ−ブ15をアンクランプ方向へ付
勢するバネ20が介在している。このバネ20は、中間
スリ−ブ15の下部軸部15bとクランプ本体13との
間に後述の第1の間隔調整部材21を挾持できるバネ力
に設定されていて、第1の間隔調整部材21が中間スリ
−ブ15とクランプ本体13間に挾持されていない時に
は、前記バネ20の力で下部軸部15b上面がクランプ
本体13下面に当接して、アンクランプ方向に抜け止め
されている。
【0010】中間スリ−ブ15の段付孔18の下部には
クランパ−22の小径軸部22aをクランプ軸線方向に
移動自在に案内する案内孔18aが形成されている。小
径軸部22aの上端にはバネ保持部材23が螺合してい
る。そのバネ保持部材23と中間スリ−ブ段付孔内側端
18bとの間にクランパ−22をアンクランプ方向へ付
勢するバネ24が介在している。このバネ24は、クラ
ンパ−22の大径軸部22bと中間スリ−ブ15との間
に後述の第2の間隔調整部材25を挾持できるバネ力に
設定され、第2の間隔調整部材25を挾持していない時
には、前記バネ24のバネ力で大径軸部22b上面が中
間スリ−ブ15の下面に当接してアンクランプ方向に抜
け止めされている。クランパ−22の下端面はクランプ
面P2であり、サポ−ト3の基準面P1と締め付け間隔
Tを形成する。中間スリ−ブ15及びクランパ−22は
クランプ軸線方向に移動自在であるため締め付け間隔T
は変更可能である。第1,2の間隔調整部材21,25
は図5,6に示すように円板または円筒形状であり、中
心に向かって、第1の間隔調整部材21は中間スリ−ブ
15の上部軸部15aに係合できる切欠き21aを設
け、更に第2の間隔調整部材25はクランパ−22の小
径軸部22aに係合できる切欠き25aを設けている。
クランパ−22の小径軸部22aをクランプ軸線方向に
移動自在に案内する案内孔18aが形成されている。小
径軸部22aの上端にはバネ保持部材23が螺合してい
る。そのバネ保持部材23と中間スリ−ブ段付孔内側端
18bとの間にクランパ−22をアンクランプ方向へ付
勢するバネ24が介在している。このバネ24は、クラ
ンパ−22の大径軸部22bと中間スリ−ブ15との間
に後述の第2の間隔調整部材25を挾持できるバネ力に
設定され、第2の間隔調整部材25を挾持していない時
には、前記バネ24のバネ力で大径軸部22b上面が中
間スリ−ブ15の下面に当接してアンクランプ方向に抜
け止めされている。クランパ−22の下端面はクランプ
面P2であり、サポ−ト3の基準面P1と締め付け間隔
Tを形成する。中間スリ−ブ15及びクランパ−22は
クランプ軸線方向に移動自在であるため締め付け間隔T
は変更可能である。第1,2の間隔調整部材21,25
は図5,6に示すように円板または円筒形状であり、中
心に向かって、第1の間隔調整部材21は中間スリ−ブ
15の上部軸部15aに係合できる切欠き21aを設
け、更に第2の間隔調整部材25はクランパ−22の小
径軸部22aに係合できる切欠き25aを設けている。
【0011】第1の間隔調整部材21は、中間スリ−ブ
15とクランプ本体13間に装着したときに、締め付け
間隔Tがクランプする板厚tのワ−クWの設定された枚
数分(整数倍)となる厚みに設定されている。従ってワ
−クWの板厚tが複数あるとき、それらに対応した厚み
の第1の間隔調整部材21が夫々準備される。ワ−クW
の板厚tが変更になったときには、締め付け間隔Tが夫
々のワ−クWの板厚tの整数倍となるクランプしようと
するワ−クWの板厚tに対応した第1の間隔調整部材2
1に変更するのみで締め付け間隔Tが変更可能である。
こうして第1の間隔調整部材21によってワ−クWの板
厚tに対応する締め付け間隔Tとした後、設定枚数より
少ないワ−ク枚数のときには、第2の間隔調整部材25
をクランパ−22と中間スリ−ブ間15に装着する。第
2の間隔調整部材25はワ−クWの板厚tと同じ又はそ
の整数倍に設定されている。ワ−ク厚さ(ワ−ク枚数)
が変更になったときには、第2の間隔調整部材25を、
前記設定枚数に対して不足する枚数相等の厚さとなるよ
うに変更するのみで締め付け間隔Tが変更可能である。
このことにより、まず第1の間隔調整部材21によりワ
−クWの板厚tに対応した調整を行ない、その後、第2
の間隔調整部材25によりワ−ク厚さ(ワ−ク枚数)に
対応した調整を行なう。本実施例では、第1,2の間隔
調整部材21,25を上記のように設定したが、ワ−ク
Wの板厚tに対応した調整を第2の間隔調整部材25
で、ワ−ク厚さ(ワ−ク枚数)に対応した調整を第1の
間隔調整部材21で行なってもよい。
15とクランプ本体13間に装着したときに、締め付け
間隔Tがクランプする板厚tのワ−クWの設定された枚
数分(整数倍)となる厚みに設定されている。従ってワ
−クWの板厚tが複数あるとき、それらに対応した厚み
の第1の間隔調整部材21が夫々準備される。ワ−クW
の板厚tが変更になったときには、締め付け間隔Tが夫
々のワ−クWの板厚tの整数倍となるクランプしようと
するワ−クWの板厚tに対応した第1の間隔調整部材2
1に変更するのみで締め付け間隔Tが変更可能である。
こうして第1の間隔調整部材21によってワ−クWの板
厚tに対応する締め付け間隔Tとした後、設定枚数より
少ないワ−ク枚数のときには、第2の間隔調整部材25
をクランパ−22と中間スリ−ブ間15に装着する。第
2の間隔調整部材25はワ−クWの板厚tと同じ又はそ
の整数倍に設定されている。ワ−ク厚さ(ワ−ク枚数)
が変更になったときには、第2の間隔調整部材25を、
前記設定枚数に対して不足する枚数相等の厚さとなるよ
うに変更するのみで締め付け間隔Tが変更可能である。
このことにより、まず第1の間隔調整部材21によりワ
−クWの板厚tに対応した調整を行ない、その後、第2
の間隔調整部材25によりワ−ク厚さ(ワ−ク枚数)に
対応した調整を行なう。本実施例では、第1,2の間隔
調整部材21,25を上記のように設定したが、ワ−ク
Wの板厚tに対応した調整を第2の間隔調整部材25
で、ワ−ク厚さ(ワ−ク枚数)に対応した調整を第1の
間隔調整部材21で行なってもよい。
【0012】具体的に図3〜4において、板厚tのワ−
クWを設定枚数A枚(ここでは4枚)クランプするとき
は、締め付け間隔がT1(A倍*板厚t)となるような
第1の間隔調整部材21をクランプ本体13と中間スリ
−ブ15の間に装着する。第1の間隔調整部材21は切
欠き21aにより半径方向から容易に取付けることがで
きる。しかも、中間スリ−ブ15を上方に付勢している
バネ20により第1の間隔調整部材21が取付けられて
も中間スリ−ブ15が下方に動くことはないので、締め
付け間隔T1はアンクランプ状態でも維持される。更に
締め付け間隔T1状態の時、クランプするワ−ク枚数に
変更がありB枚(B<A)(ここでは2枚)をクランプ
するときには、締め付け間隔がT2(B枚*板厚t)と
同じ厚さとなるように{(A−B)*t}の厚さ(ここ
では2t)の第2の間隔調整部材25を中間スリ−ブ1
5とクランパ−22の間に装着する。クランパ−22を
上方に付勢しているバネ24により第2の間隔調整部材
25が取付けられてもクランパ−22が下方に動くこと
はないので、締め付け間隔T2はアンクランプ状態でも
維持される。このことにより、締め付け間隔Tの変更が
ある度にクランプ部材12の上下位置調整を工具を用い
てなくても変更でき、容易に板厚、枚数に対応したクラ
ンプが行える。又、間隔調整部材21,25を半径方向
から取付けられるように切欠き21a,25aを設ける
ことで速やかな締め付け間隔Tの変更が行える。尚、上
記(A−B≧2)のときには、第2の間隔調整部材25
は板厚tのものを必要枚数重ねて使用してもよい。
クWを設定枚数A枚(ここでは4枚)クランプするとき
は、締め付け間隔がT1(A倍*板厚t)となるような
第1の間隔調整部材21をクランプ本体13と中間スリ
−ブ15の間に装着する。第1の間隔調整部材21は切
欠き21aにより半径方向から容易に取付けることがで
きる。しかも、中間スリ−ブ15を上方に付勢している
バネ20により第1の間隔調整部材21が取付けられて
も中間スリ−ブ15が下方に動くことはないので、締め
付け間隔T1はアンクランプ状態でも維持される。更に
締め付け間隔T1状態の時、クランプするワ−ク枚数に
変更がありB枚(B<A)(ここでは2枚)をクランプ
するときには、締め付け間隔がT2(B枚*板厚t)と
同じ厚さとなるように{(A−B)*t}の厚さ(ここ
では2t)の第2の間隔調整部材25を中間スリ−ブ1
5とクランパ−22の間に装着する。クランパ−22を
上方に付勢しているバネ24により第2の間隔調整部材
25が取付けられてもクランパ−22が下方に動くこと
はないので、締め付け間隔T2はアンクランプ状態でも
維持される。このことにより、締め付け間隔Tの変更が
ある度にクランプ部材12の上下位置調整を工具を用い
てなくても変更でき、容易に板厚、枚数に対応したクラ
ンプが行える。又、間隔調整部材21,25を半径方向
から取付けられるように切欠き21a,25aを設ける
ことで速やかな締め付け間隔Tの変更が行える。尚、上
記(A−B≧2)のときには、第2の間隔調整部材25
は板厚tのものを必要枚数重ねて使用してもよい。
【0013】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、クランプ
部材をアンクランプ方向へ付勢する付勢力により、クラ
ンプ部材と締金との間に間隔調整部材を着脱することが
できるので、従来のようにボルトの位置を調整してナッ
トで固定するという面倒な調整作業がなく、ワンタッチ
で締め付け間隔を調整でき、段取替え時間を大幅に短縮
できる。又、板状ワ−クの重なり厚さに対応して、クラ
ンプ部材と締金との間に間隔調整部材を挟むので、板状
ワ−クの枚数が異なることで締め付け間隔を調整すると
きに、ワンタッチで締め付け間隔を調整できる。更に、
中間スリ−ブとクランプ本体の間及び、クランパ−と中
間スリ−ブとの間に第1,2の間隔調整部材を夫々付勢
力で介装するようにしたので、第1の間隔調整部材で板
厚の変化に対応し、また、第2の間隔調整部材でワ−ク
枚数の変化に対応させるようにでき、ある板厚のワ−ク
を重ねてクランプする状態から、それと異なる板厚のワ
−クを重ねてクランプする状態への段取替え及び、重ね
る板状ワ−クの枚数による締め付け間隔の変更が極めて
容易に行ない得る。更に、前記間隔調整部材を切欠きを
有する形状として、クランプ軸線に半径方向から着脱す
るようにしたので、着脱が容易に行ない得る。
部材をアンクランプ方向へ付勢する付勢力により、クラ
ンプ部材と締金との間に間隔調整部材を着脱することが
できるので、従来のようにボルトの位置を調整してナッ
トで固定するという面倒な調整作業がなく、ワンタッチ
で締め付け間隔を調整でき、段取替え時間を大幅に短縮
できる。又、板状ワ−クの重なり厚さに対応して、クラ
ンプ部材と締金との間に間隔調整部材を挟むので、板状
ワ−クの枚数が異なることで締め付け間隔を調整すると
きに、ワンタッチで締め付け間隔を調整できる。更に、
中間スリ−ブとクランプ本体の間及び、クランパ−と中
間スリ−ブとの間に第1,2の間隔調整部材を夫々付勢
力で介装するようにしたので、第1の間隔調整部材で板
厚の変化に対応し、また、第2の間隔調整部材でワ−ク
枚数の変化に対応させるようにでき、ある板厚のワ−ク
を重ねてクランプする状態から、それと異なる板厚のワ
−クを重ねてクランプする状態への段取替え及び、重ね
る板状ワ−クの枚数による締め付け間隔の変更が極めて
容易に行ない得る。更に、前記間隔調整部材を切欠きを
有する形状として、クランプ軸線に半径方向から着脱す
るようにしたので、着脱が容易に行ない得る。
【図1】本発明の締め付け間隔を変更可能としたクラン
プ装置を示す図である。
プ装置を示す図である。
【図2】クランプ装置の拡大縦断面図である。
【図3】第1の間隔調整部材を装着した状態を示す図で
ある。
ある。
【図4】第1,2の間隔調整部材を装着した状態を示す
図である。
図である。
【図5】図4のV−V線断面図である。
【図6】図4のVI−VI線断面図である。
【図7】従来の締め付け間隔を変更可能としたクランプ
装置を示す図である。
装置を示す図である。
1 クランプ装置 8 締金 12 クランプ部材 13 クランプ本体 15 中間スリ−ブ 21 第1の間隔調整部材 21a切欠き 22 クランパ− 25 第2の間隔調整部材 25a切欠き P1 基準面 P2 クランプ面 T 締め付け間隔
Claims (5)
- 【請求項1】 締金に上下位置調整可能に備えたクラン
プ部材により、基準面とクランプ部材間の締め付け間隔
を変更可能としたクランプ装置において、締金にクラン
プ部材をクランプ軸線方向に移動自在に設けると共に、
アンクランプ方向に抜け止めした状態で付勢し、クラン
プ部材と締金との間には、前記締め付け間隔を両者間に
クランプされるワーク厚さに対応して調整する間隔調整
部材を、前記付勢力によって着脱可能としたことを特徴
とするクランプ装置。 - 【請求項2】 板状ワークを1枚または、複数枚重ねて
クランプするためのクランプ装置であって、締金に上下
位置調整可能に備えたクランプ部材により、基準面とク
ランプ部材間の締め付け間隔を、その間にクランプされ
る板状ワークの枚数によって変更可能としたクランプ装
置において、締金にクランプ部材をクランプ軸線方向に
移動自在に設けると共に、アンクランプ方向に抜け止め
した状態で付勢し、クランプ部材と締金との間には、前
記締め付け間隔を両者間にクランプされる板状ワークの
重なり厚さに対応して調整する間隔調整部材を、前記付
勢力によって着脱可能としたことを特徴とするクランプ
装置。 - 【請求項3】 クランプ部材はクランパ−と中間スリー
ブとを備え、中間スリーブを締金と一体のクランプ本体
にクランプ軸線方向へ移動可能に設けると共にアンクラ
ンプ方向に抜け止めして付勢し、その中間スリーブに対
してクランパ−をクランプ軸線方向へ移動可能に設ける
と共にアンクランプ方向に付勢して成り、中間スリーブ
とクランプ本体間及び、クランパ−と中間スリーブ間
に、夫々第1、第2の間隔調整部材を対応した付勢力に
よって着脱可能としたことを特徴とする請求項2記載の
クランプ装置。 - 【請求項4】 第1の間隔調整部材の厚みは、第1の間
隔調整部材を中間スリーブとクランプ本体間に介装した
ときに、クランパ−のクランプ面と基準面との間隔がク
ランプするワーク板厚の整数倍となる厚みに設定され、
第2の間隔調整部材の厚みは、クランプするワーク厚さ
と同じ若しくはその整数倍の厚さに設定されていること
を特徴とする請求項2または3記載のクランプ装置。 - 【請求項5】 間隔調整部材は、クランプ軸線に対して
半径方向から着脱するように、その外周の一部に切欠き
を有することを特徴とする請求項2〜4の何れか1項記
載のクランプ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25004997A JPH1170431A (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | クランプ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25004997A JPH1170431A (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | クランプ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1170431A true JPH1170431A (ja) | 1999-03-16 |
Family
ID=17202055
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25004997A Pending JPH1170431A (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | クランプ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1170431A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102029534A (zh) * | 2010-11-15 | 2011-04-27 | 吴江市菀坪镙丝厂 | 套筒件夹具 |
CN115319501A (zh) * | 2022-08-26 | 2022-11-11 | 浙江展帆实业有限公司 | 一种用于夹持进水管和出水管的工装夹具 |
-
1997
- 1997-08-29 JP JP25004997A patent/JPH1170431A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102029534A (zh) * | 2010-11-15 | 2011-04-27 | 吴江市菀坪镙丝厂 | 套筒件夹具 |
CN115319501A (zh) * | 2022-08-26 | 2022-11-11 | 浙江展帆实业有限公司 | 一种用于夹持进水管和出水管的工装夹具 |
CN115319501B (zh) * | 2022-08-26 | 2023-12-19 | 浙江展帆实业有限公司 | 一种用于夹持进水管和出水管的工装夹具 |
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