JPH1170138A - ポリ乳酸強膜プラグ - Google Patents

ポリ乳酸強膜プラグ

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JPH1170138A
JPH1170138A JP10183131A JP18313198A JPH1170138A JP H1170138 A JPH1170138 A JP H1170138A JP 10183131 A JP10183131 A JP 10183131A JP 18313198 A JP18313198 A JP 18313198A JP H1170138 A JPH1170138 A JP H1170138A
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molecular weight
polylactic acid
drug
weight polylactic
scleral plug
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JP10183131A
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Yuichiro Ogura
祐一郎 小椋
Noriyuki Kuno
紀之 久納
Atsutoshi Oota
淳稔 太田
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Santen Pharmaceutical Co Ltd
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Santen Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薬物を最後まで一定量正確に放出させること
ができる強膜プラグを提供する。 【解決手段】 本発明による強膜プラグは、分子量4万
以上の高分子量ポリ乳酸と分子量4万以下の低分子量ポ
リ乳酸の混合物で形成され、網膜もしくは硝子体疾患の
治療または予防のための薬物を含有したものである。高
分子量ポリ乳酸と低分子量ポリ乳酸の混合比率は好まし
くは90/10〜50/50、より好ましくは90/1
0〜70/30、最も好ましくは80/20である。高
分子量ポリ乳酸の分子量は好ましくは4万〜20万であ
る。低分子量ポリ乳酸の分子量は好ましくは3千〜4
万、より好ましくは5千〜2万である。薬物は例えば抗
潰瘍剤、抗ウイルス剤、抗炎症剤、抗真菌剤または抗菌
剤である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、網膜もしくは硝子
体障害の治療または予防を目的とした新規組成強膜プラ
グに関する。
【0002】
【従来の技術】網膜、硝子体等の内眼部における疾患に
は難治性疾患が多く、その効果的な治療法の開発が望ま
れている。眼疾患に対しては、薬物の点眼投与により治
療するのがもっとも一般的であるが、網膜、硝子体等の
内眼部へは薬物がほとんど移行しないことが、内眼部に
おける疾患の治療をより困難にしている。静脈投与等に
よる治療も試みられているが、血液房水柵のため有効濃
度になるほど薬物を移行させるのは困難である。硝子体
に直接薬物を注入する方法もあるが、高濃度のものを一
時に注入すると内眼部組織に障害をもたらし、また、頻
回の注入は感染の危険性や手技の煩わしさにより実際的
でない。
【0003】そこで、硝子体手術時等に生じる強膜小切
開口より簡便に挿入できる生体分解性共重合体からなる
強膜プラグが考え出された(米国特許第5,707,6
43号参照)。この強膜プラグは、乳酸単位とグリコー
ル酸単位で構成される乳酸共重合体に薬物を含有させた
もので成形され、共重合体の生体分解性を利用して硝子
体内に薬物を徐放させ、硝子体や網膜の疾患を治療する
ことを目的としたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】強膜プラグは、硝子体
手術時等に生じる強膜小切開口より挿入されるが、手術
時に鑷子で操作しても折れたり欠けたりしない程度の強
度を持つと共に、治療に必要な期間は薬物を徐放する機
能を持ち、その後は分解吸収される特性が必要となる。
そこで、米国特許第5,707,643号記載の強膜プ
ラグでは、分子量(重量平均)は1万〜100万である
ことが好ましいとされ、また、乳酸とグリコール酸の特
性を生かし、それらを適切な比率で用いることが提唱さ
れている。しかし、乳酸とグリコール酸との共重合体を
用いた強膜プラグは、薬物の徐放の面では改良の余地が
あった。即ち、長期間に亙って薬物の徐放が求められる
とき、プラグの加水分解速度は遅く設計されるため、加
水分解により生じたオリゴマーおよびモノマーがマトリ
ックス外へスムーズに溶出せずマトリックス内に徐々に
蓄積されてくる。そのため内部浸透圧が徐々に増大し、
プラグの崩壊と共に薬物が一度に放出される恐れがあ
る。従って、薬物を最後まで一定量正確に放出させるの
は容易ではなく、その改良が求められていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、この強膜
プラグの改良を鋭意研究した結果、高分子量ポリ乳酸と
低分子量ポリ乳酸をうまく組み合わせ、混合することに
よって、上記の問題を解決できることを見いだした。
【0006】本発明の強膜プラグは、高分子量ポリ乳酸
と低分子量ポリ乳酸との混合物で成形されることが特徴
であるが、まず加水分解性の高い低分子量ポリ乳酸が生
体内で徐々に分解し薬物を徐放し始める。その際、プラ
グ全体が徐々に多孔質構造に変化して行く。次いで、加
水分解性の低い高分子量ポリ乳酸が徐々に分解して行く
が、加水分解によって生じたオリゴマーおよびモノマー
が多孔質構造を通じてスムーズにマトリックス外へ溶出
されるため、薬物の放出をプラグが崩壊するまで一定に
コントロールすることができる。
【0007】高分子量ポリ乳酸とは、分子量(重量平
均、以下同じ)4万以上のポリ乳酸を、低分子量ポリ乳
酸とは分子量4万以下のポリ乳酸を示す。但し、4万の
分子量のポリ乳酸を高分子量ポリ乳酸および低分子量ポ
リ乳酸として同時に使用することはない。高分子量ポリ
乳酸における分子量に上限を設ける必要性は特にない
が、薬物の放出期間、即ちプラグの分解速度を考えると
分子量は実際上100万以下に設定される。また、低分
子量ポリ乳酸における分子量の下限についても特に制限
はないが、薬物の放出速度を考慮すると分子量は実際上
3千以上に設定される。薬物の放出は、用いる高分子量
ポリ乳酸および低分子量ポリ乳酸の分子量、並びにそれ
らの配合比率を適宜選択することによってコントロール
することができる。
【0008】本発明の強膜プラグは、長期間にわたって
薬物を放出することが求められるとき、特に好適に用い
られるが、薬物の放出持続期間は主として用いる高分子
量ポリ乳酸の分子量に基づいて決めることができる。例
えば、10万〜20万の高分子量ポリ乳酸をベースにす
ると、放出期間を半年〜1年程度に設定することがで
き、4万〜10万の高分子量ポリ乳酸をベースにすると
放出期間を数週間〜半年程度に設定することができる。
20万以上の高分子量ポリ乳酸を用いると、プラグにさ
らに長期間の放出持続性を持たせることができる。高分
子量ポリ乳酸の分子量は薬物の可能含有量および有効濃
度も考慮して選択される。
【0009】低分子量ポリ乳酸の主たる役割は、プラグ
を多孔質構造化し、薬物の放出を一定にコントロールす
るところにあるが、その効果は主として低分子量ポリ乳
酸の配合比率に影響される。低分子量ポリ乳酸の配合比
率が多くなりすぎると、薬物の初期放出速度が速くな
り、長期間にわたって薬物の放出を一定にするのは困難
となる。また、配合比率が少なくなりすぎると、多孔質
構造がうまくできず、加水分解によって生じたオリゴマ
ーおよびモノマーの溶出がスムーズに行かなくなり、薬
物の放出終期に一時にプラグの分解が起こり、薬物の放
出も一度に起こる危険性がある。従って、高分子量ポリ
乳酸と低分子量ポリ乳酸の配合比率としては、通常90
/10〜50/50、好ましくは90/10〜70/3
0、最も好ましくは80/20程度が選択される。
【0010】薬物の放出期間および放出量の一定化は、
高分子量ポリ乳酸の分子量および低分子量ポリ乳酸の配
合比率によって基本的にコントロールされる。しかし、
薬物の放出持続期間は低分子量ポリ乳酸の分子量によっ
ても影響を受ける。低分子量ポリ乳酸の分子量を小さく
すると、薬物の放出速度が少し速くなり、大きくすると
薬物の放出速度が少し遅くなる。従って、低分子量ポリ
乳酸の分子量は、放出期間を微調整する役割を果たして
いる。低分子量ポリ乳酸の分子量は所望の放出期間によ
って適宜変えることができるが、通常3千〜4万、より
好ましくは5千〜2万の範囲内で選択される。
【0011】また、強膜プラグの要件である物理的強度
に関して言えば、分子量が1万以上であればよく、本発
明のように4万以上の高分子量ポリ乳酸をベースに用い
る場合、十分な強度を保持している。
【0012】ポリ乳酸としてはDL−体、L−体または
D−体を用いることができるが、DL−体またはL−体
を用いることが好ましい。
【0013】プラグの形状としては、米国特許第5,7
07,643号に開示された形状やサイズに準じたも
の、即ち、ヘッド部分とシャフト部分を有する釘状のも
ので、且つシャフト部分の先端部が鋭角状に形成されて
いるものを使用すればよい。
【0014】本発明の強膜プラグは、網膜や硝子体の種
々の疾患の治療または予防に用いられる。具体的疾患と
しては、ウイルスや細菌の感染症、新生血管や網膜細胞
の増殖変化を伴った増殖性硝子体網膜症、種々の原因に
よる網膜出血、網膜剥離、網膜芽細胞腫等が挙げられ
る。含有させる薬物は限定されず、疾患に応じて選択す
ることができる。例えば、ウイルス感染症の場合にはガ
ンシクロビル等の抗ウイルス剤が、増殖性硝子体網膜症
の場合には塩酸ドキソルビシン等が用いられる。また、
薬物の含有量は薬物の種類、薬物の必要有効濃度、薬物
の放出期間、症状等に応じて適宜増減すればよい。例え
ばガンシクロビルの場合、通常1〜4mgで、好ましく
は1.5〜2.5mgである。尚、本発明の強膜プラグ
の重量は約8〜10mgであるが、薬物の含有量は徐放
効果と治療に必要な量とのバランスを考慮して決められ
る。
【0015】本発明の強膜プラグは複数本同時に使用す
ることもでき、また薬物の有効濃度が保持できなくなる
と新たな強膜プラグに交換することもできる。
【0016】本発明の強膜プラグの製造には特別な技術
は必要ではなく、例えば高分子量ポリ乳酸、低分子量ポ
リ乳酸および薬物を所望量酢酸等の溶媒に溶かし、凍結
乾燥後得られる粉末を成形加工することによって得られ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に実施例を示す。これらの実
施例は、本発明をよりよく理解させることが目的であっ
て、本発明の範囲を限定するものではない。
【0018】実施例1(強膜プラグの製造) 分子量13万の高分子量ポリ乳酸(800mg)、分子
量5千の低分子量ポリ乳酸(200mg)およびガンシ
クロビル(250mg)を酢酸(10ml)に溶解し、
得られた溶液を凍結乾燥して微粉末を得た。この微粉末
を一部とり、ホットプレート上で強膜プラグの形に成形
し、目的とする強膜プラグを得た。このようにして得ら
れた強膜プラグ1本(約1mg)当たりのガンシクロビ
ルの含有量は約2mgである。
【0019】実施例1と同様の方法にて、高分子量ポリ
乳酸の分子量が13万、7万、4万、低分子量ポリ乳酸
の分子量が3千、5千、1万、2万、4万、高分子量ポ
リ乳酸/低分子量ポリ乳酸の比率が90/10、85/
25、80/20、75/25、70/30、60/4
0、50/50の強膜プラグが得られる。尚、ガンシク
ロビルの含有量としては、強膜プラグ1本当たり約1m
g、2mg、3mg、4mgのものが得られる。
【0020】実施例2(溶出試験) 実施例1で製造した強膜プラグをリン酸緩衝液(0.1
M、pH7.4)中で振とうすることによって、薬物
(ガンシクロビル)を溶出させた。溶出液は経時的に回
収し、新たな緩衝液と交換した。この操作を繰り返し行
った。溶出液の254nmにおける吸光度を分光光度計
を用いて測定し、薬物の溶出量を求めた。測定結果の例
を図1〜8に示す。尚、溶出試験中、薬物(ガンシクロ
ビル)は分解を起こさないことを別途確認した。
【0021】図1〜8に示した結果は、以下のことを教
示している。
【0022】1.高分子量ポリ乳酸(HPLA)と低分
子量ポリ乳酸(LPLA)との配合比率変化について 1)HPLAとLPLAとの配合比率が95/5の場
合、薬物の放出終期において、薬物の急激な放出が起こ
り、薬物放出初期から終期までの放出量は一定に保たれ
ない。即ち、放出量と時間が直線関係にならない。
【0023】2)HPLAとLPLAとの配合比率が9
5/10〜50/50の場合、薬物の放出終期において
も、薬物の急激な放出がほとんど起こらない。薬物放出
初期には、薬物の放出速度が少し速いが、放出中期から
終期までの放出量がほぼ一定に保たれる。特に、配合比
率が80/20の場合、放出量と時間がほぼ直線関係に
なる。
【0024】2.HPLAの分子量の影響について HPLAとLPLAとの配合比率およびLPLAの分子
量を一定にした強膜プラグで比較すると、HPLAの分
子量が大きくなるにつれて、薬物の放出期間が長くな
る。例えば、図1と図5で比較すると、HPLAの分子
量が13万の場合、放出期間は300日程度、7万の場
合は200日程度である。
【0025】3.LPLAの分子量の影響について HPLAとLPLAとの配合比率およびHPLAの分子
量を一定にした強膜プラグで比較すると、LPLAの分
子量が大きくなるにつれて、薬物の放出期間が少し長く
なる。例えば、図1と図4で比較すると、LPLAの分
子量が5千の場合、放出期間は300日程度、4万の場
合は350〜400日程度である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、分子量13万の高分子量ポリ乳酸
(PLA−130000)と分子量5千の低分子量ポリ
乳酸(PLA−5000)を特定比率で配合してなる混
合物から成形された強膜プラグからのガンシクロビル
(GCV)の累積溶出量(%)と時間(日)との関係を
示すグラフである(n=5の平均値)。
【図2】 図2は、分子量13万の高分子量ポリ乳酸
(PLA−130000)と分子量1万の低分子量ポリ
乳酸(PLA−10000)を特定比率で配合してなる
混合物から成形された強膜プラグからのガンシクロビル
(GCV)の累積溶出量(%)と時間(日)との関係を
示すグラフである(n=5の平均値)。
【図3】 図3は、分子量13万の高分子量ポリ乳酸
(PLA−130000)と分子量2万の低分子量ポリ
乳酸(PLA−20000)を特定比率で配合してなる
混合物から成形された強膜プラグからのガンシクロビル
(GCV)の累積溶出量(%)と時間(日)との関係を
示すグラフである(n=5の平均値)。
【図4】 図4は、分子量13万の高分子量ポリ乳酸
(PLA−130000)と分子量4万の低分子量ポリ
乳酸(PLA−40000)を特定比率で配合してなる
混合物から成形された強膜プラグからのガンシクロビル
(GCV)の累積溶出量(%)と時間(日)との関係を
示すグラフである(n=5の平均値)。
【図5】 図5は、分子量7万の高分子量ポリ乳酸(P
LA−70000)と分子量5千の低分子量ポリ乳酸
(PLA−5000)を特定比率で配合してなる混合物
から成形された強膜プラグからのガンシクロビル(GC
V)の累積溶出量(%)と時間(日)との関係を示すグ
ラフである(n=5の平均値)。
【図6】 図6は、分子量7万の高分子量ポリ乳酸(P
LA−70000)と分子量1万の低分子量ポリ乳酸
(PLA−10000)を特定比率で配合してなる混合
物から成形された強膜プラグからのガンシクロビル(G
CV)の累積溶出量(%)と時間(日)との関係を示す
グラフである(n=5の平均値)。
【図7】 図7は、分子量7万の高分子量ポリ乳酸(P
LA−70000)と分子量2万の低分子量ポリ乳酸
(PLA−20000)を特定比率で配合してなる混合
物から成形された強膜プラグからのガンシクロビル(G
CV)の累積溶出量(%)と時間(日)との関係を示す
グラフである(n=5の平均値)。
【図8】 図8は、分子量4万の高分子量ポリ乳酸(P
LA−40000)と分子量5千の低分子量ポリ乳酸
(PLA−5000)を特定比率で配合してなる混合物
から成形された強膜プラグからのガンシクロビル(GC
V)の累積溶出量(%)と時間(日)との関係を示すグ
ラフである(n=5の平均値)。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分子量4万以上の高分子量ポリ乳酸と分
    子量4万以下の低分子量ポリ乳酸の混合物で形成され、
    網膜もしくは硝子体疾患の治療または予防のための薬物
    を含有した強膜プラグ。
  2. 【請求項2】 高分子量ポリ乳酸と低分子量ポリ乳酸の
    混合比率が90/10〜50/50である請求項1記載
    の強膜プラグ。
  3. 【請求項3】 高分子量ポリ乳酸と低分子量ポリ乳酸の
    混合比率が90/10〜70/30である請求項1記載
    の強膜プラグ。
  4. 【請求項4】 高分子量ポリ乳酸と低分子量ポリ乳酸の
    混合比率が80/20である請求項1記載の強膜プラ
    グ。
  5. 【請求項5】 高分子量ポリ乳酸の分子量が4万〜20
    万である請求項1記載の強膜プラグ。
  6. 【請求項6】 低分子量ポリ乳酸の分子量が3千〜4万
    である請求項1記載の強膜プラグ。
  7. 【請求項7】 低分子量ポリ乳酸の分子量が5千〜2万
    である請求項1記載の強膜プラグ。
  8. 【請求項8】 薬物が抗潰瘍剤、抗ウイルス剤、抗炎症
    剤、抗真菌剤または抗菌剤である請求項1記載の強膜プ
    ラグ。
  9. 【請求項9】 分子量4万〜20万の高分子量ポリ乳酸
    と分子量3千〜4万の低分子量ポリ乳酸を90/10〜
    50/50の混合比率で混合した混合物で形成され、網
    膜もしくは硝子体障害の治療または予防のための薬物を
    含有した強膜プラグであって、その形状がヘッド部分と
    シャフト部分を有する釘状となっており、かつシャフト
    部分の先端部が鋭角状に形成されている強膜プラグ。
JP10183131A 1997-07-02 1998-06-30 ポリ乳酸強膜プラグ Pending JPH1170138A (ja)

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