JPH1169838A - 共振形インバータ装置 - Google Patents

共振形インバータ装置

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JPH1169838A
JPH1169838A JP9228356A JP22835697A JPH1169838A JP H1169838 A JPH1169838 A JP H1169838A JP 9228356 A JP9228356 A JP 9228356A JP 22835697 A JP22835697 A JP 22835697A JP H1169838 A JPH1169838 A JP H1169838A
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JP
Japan
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voltage
resonance
clamp
switching element
capacitor
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JP9228356A
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English (en)
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Riyuusuke Inoshita
龍介 井ノ下
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Denso Corp
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Denso Corp
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    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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    • Y02B70/10Technologies improving the efficiency by using switched-mode power supplies [SMPS], i.e. efficient power electronics conversion e.g. power factor correction or reduction of losses in power supplies or efficient standby modes

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 共振電圧をクランプするクランプ回路を備え
た共振形インバータ装置において、クランプ用コンデン
サの電圧を所望の値に安定させる。 【解決手段】 共振用リアクトル3および共振用コンデ
ンサ4からなる共振回路2が直流電圧源1に並列に接続
され、インバータ部5は、直流電圧源1の直流電圧を交
流電圧に変換して誘導電動機8を駆動する。共振用コン
デンサ4の共振電圧VC1は、クランプ用コンデンサ1
0、ダイオード11、スイッチング素子12からなるク
ランプ回路9によって、クランプ電圧VC2にクランプさ
れる。ここで、クランプ制御回路16aは、共振電圧V
C1が、クランプ回路9によってクランプされていない電
圧レベルの基準電圧になったことを検出し、この検出時
を基準としてスイッチング素子12をターンオン、ター
ンオフさせ、クランプ用コンデンサ10の電圧を所望の
値に制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、3相の誘導電動機
などの負荷を駆動する共振形インバータ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、誘導電動機を駆動する共振形イン
バータ装置として、図4に示すものが提案されている
(USP4,864,483号明細書、特開平7−10
7748号公報参照)。この図4に示す共振形インバー
タ装置においては、直流電圧源1に、共振回路2が並列
に接続される。この共振回路2は、共振用リアクトル3
および共振用コンデンサ4から構成されており、共振用
インダクタ3と共振用コンデンサ4が共振することによ
って、共振用コンデンサ4の両端に共振電圧VC1を発生
する。
【0003】直流電圧源1の直流電圧は、インバータ部
5によって交流電圧に変換される。このインバータ部5
は、正母線と負母線との間に、主スイッチング素子6a
〜6fと逆並列ダイオード7a〜7fが3相ブリッジ結
線された構成となっている。この場合、主スイッチング
素子6a、6b、主スイッチング素子6c、6d、主ス
イッチング素子6e、6fは、図示しない回路によって
それぞれ120°位相をずらしてオンオフ制御され、3
相の誘導電動機8に交流電力を供給して誘導電動機8を
駆動する。
【0004】また、共振用コンデンサ4の共振電圧VC1
は、クランプ回路9によって所定電圧にクランプされ
る。これは、インバータ部5の全スイッチング素子6a
〜6fに、直流電圧源1の電圧の2倍以上の電圧が印加
されるため、全スイッチング素子6a〜6fを過電圧破
壊から防止するために設けられている。このクランプ回
路9は、直流電圧源1に直列接続されクランプ時に充放
電されるクランプ用コンデンサ10と、ダイオード11
およびスイッチング素子12が並列接続された回路とか
ら構成されており、共振用コンデンサ4の共振電圧VC1
を、全スイッチング素子6a〜6fの耐圧よりも低い電
圧にクランプする。このクランプによって、共振用コン
デンサ4の共振電圧VC1は、直流電圧源1の電圧とクラ
ンプ用コンデンサ10の電圧の和の電圧(以下、クラン
プ電圧という)V C2で一定値にクランプされる。
【0005】上記構成においてその作動を図5に示す波
形図を用いて説明する。共振形インバータ装置を始動さ
せる場合、主スイッチング素子6a〜6fのうち直列接
続された少なくとも2つの主スイッチング素子をオンす
る。そして、直流電圧源1から共振用リアクトル3およ
びオンしている主スイッチング素子を通して、共振リア
クトル3の電流IR が、負荷電流IL とブースト電流I
B の和に等しくなるまで短絡電流を流し、その後、オン
している主スイッチング素子をオフさせると、共振用リ
アクトル3および共振用コンデンサ4が共振動作を開始
する。
【0006】ここで、共振用コンデンサ4の共振電圧V
C1がクランプ電圧VC2を超えると、ダイオード11を介
してクランプ用コンデンサ10に充電電流が流れる。ク
ランプ用コンデンサ10は、大きな容量を有しており、
充電電流に対して端子電圧の変動が少なくなるようにな
っている。なお、この充電電流が流れている期間におい
て、スイッチング素子12をターンオンしておく。
【0007】その後、共振リアクトル3の電流IR が減
少し、負荷電流IL より小さくなると、クランプ用コン
デンサ10からスイッチング素子12を介して放電電流
が流れる。この放電電流が、充電開始時の充電電流と同
じ大きさ(逆極性)になったとき、すなわちクランプ用
コンデンサ10の充放電量が等しくなったとき、スイッ
チング素子12をターンオフさせる。
【0008】このような作動を繰り返すことによって、
共振電圧VC1、クランプ電圧VC2、共振リアクトル3の
電流IR は、図5に示すように変化し、共振用コンデン
サ4の共振電圧VC1がクランプされる。また、共振電圧
C1は、図5に示すように所定の区間で電圧が0Vにな
っており、その区間においてインバータ部5の全スイッ
チング素子6a〜6fのスイッチングを行うことによっ
て、零電圧スイッチングが実行でき、全スイッチング素
子6a〜6fでのスイッチング損失をゼロにすることが
できる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記した共振形インバ
ータ装置において、共振用コンデンサ2の共振電圧VC1
を直流電圧源1の電圧の2倍の電圧よりも低い電圧でク
ランプするためには、クランプ電圧VC2を、直流電圧源
1の電圧VS に対し、常にK・VS (1<K<2)に一
定値に制御する必要がある。
【0010】この場合、クランプ用コンデンサ10の充
放電量が等しくなったクランプ終了時に、スイッチング
素子12をターンオフさせれば、クランプ電圧VC2を一
定値にすることができる。クランプ電圧VC2を一定値に
制御する場合、クランプ電圧VC2を、一定値K・VS
コンパレータで比較して、スイッチング素子12をター
ンオフさせればよいが、この方法では、クランプ時に共
振用コンデンサ2の電圧波形がクランプ回路9の寄生振
動の影響でK・VS を中心に振動してしまい、クランプ
終了に合わせた正確なタイミングでスイッチング素子1
2をターンオフさせることができないという問題があ
る。
【0011】また、USP4,864,483号明細書
のFig.21には、上記した方法に対し、コンパレー
タ出力をPI(比例積分)制御してスイッチング素子1
2をターンオフさせるものが開示されている。しかしな
がら、この方法では、クランプ回路9の寄生振動の影響
を受けないが、積分項(I項)が信号遅延成分となるた
め、スイッチング素子12をターンオフさせるタイミン
グが遅れてしまうという問題がある。
【0012】また、特開平7−107748号公報に
は、クランプ回路9に流れる電流を検出して、スイッチ
ング素子12をターンオフさせるものが開示されてい
る。しかしながら、そのような電流検出では検出自体に
遅れが生じ、また、検出を行ってからスイッチング素子
12をターンオフさせるタイミングを決定しているた
め、その回路処理に時間がかかってしまい、結果とし
て、正確にスイッチング素子12をターンオフさせるこ
とができないという問題がある。
【0013】このように、正確にスイッチング素子12
をターンオフさせることができないと、クランプ用コン
デンサ10の電圧を所望の値に安定させることができ
ず、零電圧スイッチングができなくなったり、あるいは
主スイッチング素子が過電圧破壊するという問題が生じ
る。本発明は上記問題に鑑みたもので、クランプ用コン
デンサの電圧を所望の値に安定させることを目的とす
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1乃至6に記載の発明においては、共振電圧
が、クランプ回路によってクランプされていない電圧レ
ベルの基準電圧になったことを検出し、この検出時を基
準としてスイッチング素子をターンオン、ターンオフさ
せるようにしたことを特徴としている。
【0015】共振電圧が基準電圧になったときには、ク
ランプ回路の寄生振動に影響されないため、正確にその
時点を検出することができ、この検出時を基準としてス
イッチング素子をターンオン、ターンオフさせることに
よって、スイッチング素子をターンオフさせるタイミン
グを正確にすることができる。従って、クランプ用コン
デンサの電圧を所望の値に安定させることができる。
【0016】この場合、請求項5、6に記載の発明のよ
うに、クランプ回路によってクランプされていない電圧
レベルの基準電圧になった時の、直流電圧源の電圧とク
ランプ用コンデンサの電圧の和の電圧に基づいてスイッ
チング素子をターンオフさせるタイミングを調整するよ
うにすれば、クランプ用コンデンサの電圧を所望の値
に、より安定させることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示す実施形態
について説明する。図1に、本発明の一実施形態を示す
共振形インバータ装置の構成を示す。この図1に示す共
振形インバータ装置においては、図4に示す従来のもの
と同様、共振用リアクトル3および共振用コンデンサ4
からなる共振回路2が直流電圧源1に並列に接続され
る。共振用コンデンサ4の両端に発生した共振電圧VC1
は、インバータ部5によって交流電圧に変換され、3相
の誘導電動機8を駆動するのに用いられる。また、共振
用コンデンサ4の共振電圧VC1は、クランプ回路9によ
って所定電圧にクランプされる。
【0018】インバータ部5における主スイッチング素
子6a〜6fおよびクランプ回路9におけるスイッチン
グ素子12は、駆動回路14によって駆動される。この
駆動回路14は、検出回路15と、制御回路16と、ド
ライブ回路17によって構成されている。検出回路15
は、負荷電流IL 、共振リアクトル3の電流IR 、共振
用コンデンサ4の共振電圧VC1、クランプ電圧VC2を検
出する。制御回路16は、クランプ制御回路16aと、
インバータ制御回路16bからなり、クランプ制御回路
16aは、クランプ回路9におけるスイッチング素子1
2をオンオフ制御し、インバータ制御回路16bは、イ
ンバータ部5の各主スイッチング素子6a〜6fをオン
オフ制御する。ドライブ回路17は、主スイッチング素
子6a〜6fおよびスイッチング素子12の各ゲートを
駆動する。
【0019】また、本実施形態では、インバータ始動時
に共振回路2を開ループにして共振動作を開始させる始
動用スイッチ13が設けられている。この始動用スイッ
チ13は、マニュアルで操作されるスイッチとする他、
例えば、電気自動車用に用いる場合、キースイッチと連
動するスイッチとすることができる。上記構成において
その作動を説明する。
【0020】共振形インバータ装置の始動前に、インバ
ータ部5における主スイッチング素子6a〜6fのうち
直列接続された少なくとも2つの主スイッチング素子を
オンしておく。この状態で、始動用スイッチ13をオン
すると、直流電圧源1から共振用リアクトル3およびイ
ンバータ部5のオンしている主スイッチング素子を通し
て、共振リアクトル3の電流IR が、負荷電流IL とブ
ースト電流IB の和に等しくなるまで短絡電流が流れ
る。この後、インバータ部5のオンしている主スイッチ
ング素子をオフさせると、共振用リアクトル3および共
振用コンデンサ4が共振動作を開始する。その後、共振
形インバータ装置は、定常動作状態となる。
【0021】図2に、検出回路15の一部と、クランプ
制御回路16aの具体的な回路構成を示す。この図2に
示す回路に従って、共振形インバータ装置の定常動作を
図3の波形図を参照しつつ説明する。検出回路15は、
共振電圧VC1を検出するVC1検出回路20と、クランプ
電圧VC2を検出するVC2検出回路21を有しており、V
C1検出回路20は、共振電圧VC1を抵抗20aおよび可
変抵抗20bで分圧した電圧を出力し、VC2検出回路2
1は、クランプ電圧VC2を抵抗21aおよび可変抵抗2
1bで分圧した電圧を出力する。
【0022】クランプ制御回路16aでは、VC1検出回
路20からの出力電圧をバッファ22を介して取り込
み、その電圧を比較回路23にて参照電圧1(第1の参
照電圧)と比較する。この参照電圧1は、共振電圧VC1
がクランプ回路9によってクランプされていないときの
電圧であって直流電圧源1の電圧VS より低く設定され
た基準電圧VA (図3参照)に対応した値になってい
る。
【0023】そして、VC1検出回路20からの出力電圧
が参照電圧1より低くなっている期間(図3のta時点
〜tb時点)、比較回路23からサンプリング信号が出
力される。このサンプリング信号を受けて、サンプルホ
ールド回路25は、VC2検出回路21の出力電圧をサン
プリングし、サンプリング電圧をコンデンサ26に保持
する。
【0024】比較回路27は、サンプルホールド回路2
5からのサンプリング電圧を、K・VS の電圧に対応し
た値に設定された参照電圧2(第2の参照電圧)と比較
する。そして、サンプリング電圧が参照電圧2より高い
とき、すなわちクランプ電圧VC2がK・VS より高いと
き、比較回路27からハイレベルの信号が出力され、サ
ンプリング電圧が参照電圧2より低いとき、すなわちク
ランプ電圧VC2がK・VS より低いとき、比較回路27
からローレベルの信号が出力される。この比較回路27
の出力は、後述するように、スイッチング素子12をタ
ーンオフさせるタイミングを調整するために用いられ
る。
【0025】また、VC1検出回路20からの出力電圧が
参照電圧1まで上昇すると(図3のtb時点)、比較回
路23からの出力信号がハイレベルに立ち上がる。第1
の遅延回路28は、比較回路23からの出力信号の立ち
上がりエッジにて、図3に示すt1 時間の遅延を行い、
ハイレベル信号を出力する。このハイレベル信号の立ち
上がりエッジにより、ラッチ回路29は、ハイレベル信
号をドライブ回路17に出力し、スイッチング素子12
をターンオンさせる。
【0026】また、第2の遅延回路30は、第1の遅延
回路28からの出力信号の立ち上がりエッジにて、図3
に示すt2 時間ローレベル信号を出力する。第1、第2
のカウンタ回路31、32は、第2の遅延回路30から
ローレベル信号がLOAD端子に入力されると、設定回
路33に設定された8ビットの設定値にプリセットされ
る。この場合、設定回路33に設定された8ビットの設
定値は、上位7ビットが7個のスイッチのオンオフによ
り予め設定されており、最下位の1ビットが比較回路2
7からの出力信号によって設定される。このプリセット
により、第1、第2のカウンタ回路31、32は、クロ
ック発生回路34からのクロックを用いてダウンカウン
トを行う。
【0027】そして、図3に示すt3 時間が経過し、第
1、第2のカウンタ回路31、32が8ビットの設定値
だけカウントを行うと、第1のカウンタ回路31は、B
ORROW端子からローレベル信号を出力する。このロ
ーレベル信号がラッチ回路29のCLR端子に入力され
ると、ラッチ回路29は、ローレベル信号をドライブ回
路17に出力し、スイッチング素子12をターンオフさ
せる。
【0028】従って、スイッチング素子12は、共振電
圧VC1が基準電圧VA に上昇した時点からt1 時間経過
後にターンオンされ、その後、(t2 +t3 )時間が経
過するとターンオフされる。このように、本実施形態に
おいては、共振電圧VC1が、クランプ回路9によってク
ランプされていない電圧レベルの基準電圧VA に上昇し
た時点を検出し、この検出時を基準として、スイッチン
グ素子12をターンオン、ターンオフさせるタイミング
を決定している。共振電圧VC1が基準電圧VA に上昇し
た時点は、クランプ回路9の寄生振動に影響されないた
め、正確にその時点を検出することができる。また、こ
の検出時から一定時間、すなわち(t1 +t2 +t3
時間経過後に、スイッチング素子12をターンオフさせ
るようにしているから、スイッチング素子12をターン
オフさせるタイミングを正確にすることができる。
【0029】また、比較回路27の比較結果に基づき、
サンプリング電圧が参照電圧2より高いとき、すなわち
クランプ電圧VC2がK・VS より高いとき、設定回路3
3の最下位の1ビットが1に設定され、また、サンプリ
ング電圧が参照電圧2より低いとき、すなわちクランプ
電圧VC2がK・VS より低いとき、設定回路33の最下
位の1ビットが0に設定される。
【0030】従って、クランプ電圧VC2がK・VS より
高いときには、スイッチング素子12をターンオフさせ
るタイミングが遅くなるため、クランプ電圧VC2が低下
する。また、クランプ電圧VC2がK・VS より低いとき
には、スイッチング素子12をターンオフさせるタイミ
ングが早くなるため、クランプ電圧VC2が上昇する。こ
のように、クランプ回路9がクランプを行っていないと
きのクランプ電圧VC2を検出し、この検出した電圧に基
づいてスイッチング素子12をターンオフさせるタイミ
ングを調整するようにしているから、クランプ電圧VC2
を所望の電圧に安定させることができる。
【0031】なお、上記実施形態においては、共振電圧
C1が基準電圧VA に上昇した時点を基準として、スイ
ッチング素子12をターンオン、ターンオフさせるタイ
ミングを決定するものを示したが、共振電圧VC1が基準
電圧VA に下降した時点を基準として、スイッチング素
子12をターンオン、ターンオフさせるタイミングを決
定するようにしてもよい。
【0032】また、上記実施形態においては、第1の遅
延回路28からの出力信号に基づいて、第1、第2のカ
ウンタ回路31、32がt3 時間の計測を行うものを示
したが、比較回路23からの出力信号の立ち上がりエッ
ジを検出して、第1、第2のカウンタ回路31、32が
(t1 +t2 +t3 )時間を計測するようにしてもよ
い。
【0033】また、上記実施形態では負荷として3相の
誘導電動機について説明したが、負荷はこれに限るもの
ではなく、同期電動機など他の交流電動機であってもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す共振形インバータ装
置の回路構成を示す図である。
【図2】図1中の検出回路15の一部とクランプ制御回
路16aの具体的な回路構成を示す図である。
【図3】図1、図2に示す各部の信号波形を示す図であ
る。
【図4】従来の共振形インバータ装置の回路構成を示す
図である。
【図5】図4に示す回路における、共振電圧VC1、クラ
ンプ電圧VC2、共振リアクトル3の電流IR の波形を示
す図である。
【符号の説明】
1…直流電圧源、2…共振回路、3…共振用リアクト
ル、4…共振用コンデンサ、5…インバータ部、8…誘
導電動機、9…クランプ回路、10…クランプ用コンデ
ンサ、11…ダイオード、12…スイッチング素子、1
3…始動用スイッチ、14…駆動回路、15…検出回
路、16…制御回路、16a…クランプ制御回路、16
b…インバータ制御回路、17…ドライブ回路。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電圧源(1)に並列に接続され、共
    振用リアクトル(3)および共振用コンデンサ(4)か
    ら構成されて、前記共振用コンデンサの両端に共振電圧
    を発生する共振回路(2)と、 前記直流電圧源の直流電圧を交流電圧に変換して負荷
    (8)を駆動するインバータ部(5)と、 前記共振電圧を所定電圧にクランプするものであって、
    前記直流電圧源に直列接続され前記クランプ時に充放電
    されるクランプ用コンデンサ(10)と、このクランプ
    用コンデンサの放電動作を終了させるスイッチング素子
    (12)とを有するクランプ回路(9)と、 前記共振電圧が、前記クランプ回路によってクランプさ
    れていない電圧レベルの基準電圧になったことを検出
    し、この検出時を基準として前記スイッチング素子をタ
    ーンオン、ターンオフさせる制御手段(14)と備えた
    ことを特徴とする共振形インバータ装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、 前記共振電圧を検出する第1の電圧検出手段(20)
    と、 この第1の電圧検出手段によって検出された電圧と前記
    基準電圧に対応する第1の参照電圧とを比較する第1の
    比較手段(23)と、 前記第1の電圧検出手段によって検出された電圧が前記
    第1の参照電圧になったときに前記第1の比較手段から
    出力される信号に基づいて、前記スイッチング素子をタ
    ーンオン、ターンオフさせる信号を発生する信号発生手
    段(28〜34)とを有することを特徴とする請求項1
    に記載の共振形インバータ装置。
  3. 【請求項3】 前記信号発生手段は、前記第1の比較手
    段から出力される信号を遅延して、前記スイッチング素
    子をターンオンさせるための信号を出力する遅延手段
    (28)を有することを特徴とする請求項2に記載の共
    振形インバータ装置。
  4. 【請求項4】 前記信号発生手段は、時間計測を行って
    前記スイッチング素子をターンオフさせるタイミングを
    決定する時間計測手段(30〜34)を有することを特
    徴とする請求項2又は3に記載の共振形インバータ装
    置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、 前記第1の比較手段から前記信号が出力されたときの前
    記直流電圧源の電圧と前記クランプ用コンデンサの電圧
    の和の電圧を検出する第2の電圧検出手段(21)と、 この第2の電圧検出手段によって検出された電圧を第2
    の参照電圧と比較し、前記スイッチング素子をターンオ
    フさせるタイミングを調整するために、前記時間計測手
    段の時間計測値を変化させる第2の比較手段(27)と
    を有することを特徴とする請求項4に記載の共振形イン
    バータ装置。
  6. 【請求項6】 直流電圧源(1)に並列に接続され、共
    振用リアクトル(3)および共振用コンデンサ(4)か
    ら構成されて、前記共振用コンデンサの両端に共振電圧
    を発生する共振回路(2)と、 前記直流電圧源の直流電圧を交流電圧に変換して負荷
    (8)を駆動するインバータ部(5)と、 前記共振電圧を所定電圧にクランプするものであって、
    前記直流電圧源に直列接続され前記クランプ時に充放電
    されるクランプ用コンデンサ(10)と、このクランプ
    用コンデンサの放電動作を終了させるスイッチング素子
    (12)とを有するクランプ回路(9)と、 前記共振電圧が、前記クランプ回路によってクランプさ
    れていない電圧レベルの基準電圧になったことを検出
    し、この検出時を基準として前記スイッチング素子をタ
    ーンオン、ターンオフする制御手段(14)とを備え、 前記制御手段は、前記検出時における前記直流電圧源の
    電圧と前記クランプ用コンデンサの電圧の和の電圧を検
    出し、この検出した電圧に基づいて前記スイッチング素
    子をターンオフさせるタイミングを調整するように構成
    されていることを特徴とする共振形インバータ装置。
JP9228356A 1997-08-25 1997-08-25 共振形インバータ装置 Pending JPH1169838A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100611175B1 (ko) * 2002-02-02 2006-08-10 엘지이노텍 주식회사 인버터의 에프이티 보호 회로
JP2016502396A (ja) * 2012-12-20 2016-01-21 アンサルドブレダ ソチエタ ペル アツィオニ インバータを駆動する方法、及びスイッチング損失を低減するように構成されたインバータ

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KR100611175B1 (ko) * 2002-02-02 2006-08-10 엘지이노텍 주식회사 인버터의 에프이티 보호 회로
JP2016502396A (ja) * 2012-12-20 2016-01-21 アンサルドブレダ ソチエタ ペル アツィオニ インバータを駆動する方法、及びスイッチング損失を低減するように構成されたインバータ

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