JPH1169508A - 電気自動車のクリープトルク制御装置 - Google Patents

電気自動車のクリープトルク制御装置

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JPH1169508A
JPH1169508A JP21499097A JP21499097A JPH1169508A JP H1169508 A JPH1169508 A JP H1169508A JP 21499097 A JP21499097 A JP 21499097A JP 21499097 A JP21499097 A JP 21499097A JP H1169508 A JPH1169508 A JP H1169508A
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creep torque
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brake
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 3軸式動力入出力手段(遊星歯車装置など)
を備えているハイブリッド型の電気自動車においても適
切なクリープトルク制御が行われるとともに、ブレーキ
操作力の強弱で走行する場合が多い後進時の操作性を損
なうことなく、クリープトルクによるエネルギーの無駄
な消費を防止する。 【解決手段】 ステップSA6において、車両を制動す
るためにブレーキ操作されていると判断された場合に
は、ステップSA7において、エンジントルクTEを低
下させるとともにモータジェネレータの回生制動トルク
(反力トルク)を低下させることにより、クリープトル
クを低減するが、ステップSA3の判断がNOでステッ
プSA9の判断がYESとなる後進時には、ステップS
A10おいて通常のクリープトルク制御を行い、ブレー
キ操作の有無に拘らずクリープトルクを一定に保持す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気自動車のクリー
プトルク制御装置に係り、特に、ブレーキ操作時のクリ
ープトルク低減制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】(a) 電力を充放電するバッテリと、(b)
前記バッテリから供給される前記電力を変換する電力変
換手段と、(c) 前記電力変換手段により変換される前記
電力により駆動輪を駆動するモータと、(d) 走行速度が
零付近に低下すると前記モータにより発生される微小駆
動力(クリープトルク)により前記駆動輪を僅かに駆動
するように前記電力変換手段を介して前記モータに供給
される電力を制御するクリープトルク発生手段とを備え
る電気自動車のクリープトルク制御装置において、(e)
前記電気自動車に与えられる制動指令の大きさに応じ
て、前記微小駆動力を減少方向または零に変化させるク
リープトルク低減手段を設けた電気自動車のクリープト
ルク制御装置が、特開平7−154905号公報に記載
されている。
【0003】このような電気自動車のクリープトルク制
御装置によれば、走行速度が零付近に低下するとクリー
プトルクが発生させられるため、坂路発進する場合や渋
滞時に微速走行する場合に電気自動車の運転操作が容易
になる。また、ブレーキペダルの踏込量に応じてクリー
プトルクが抑えられ、車両が確実に停止している時はク
リープトルクが零にされるため、エネルギーを無駄に消
費することが防止される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のクリープトルク制御は、電気自動車の構成に
よってはそのまま適用できなかったり運転操作性が悪く
なったりする場合があるなど、必ずしも十分に満足でき
なかった。すなわち、エンジンに連結される第1回転要
素、モータジェネレータに連結される第2回転要素、お
よび出力部材に連結される第3回転要素を有して、それ
らの間で機械的に力を合成、分配する3軸式動力入出力
手段を備えているハイブリッド型の電気自動車の場合、
モータジェネレータの制御だけで適切なクリープトルク
制御を行ったりエネルギーの消費量を低減したりするこ
とはできない。また、後進発進時や後進走行時にブレー
キ操作力の強弱だけで走行する場合、ブレーキ操作量
(ブレーキ力)に応じてクリープトルクが制御される
と、思い通りの駆動力が得られなくて操作性が悪くな
る。
【0005】本発明は以上のような事情を背景として為
されたものであり、その目的とするところは、3軸式動
力入出力手段を備えているハイブリッド型の電気自動車
においても適切なクリープトルク制御が行われるように
するとともに、ブレーキ操作力の強弱で走行する場合が
比較的多い後進時の操作性を損なうことなく、クリープ
トルクによるエネルギーの無駄な消費を防止することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1発明は、(a) モータジェネレータのトルク制御
で駆動輪に所定のクリープトルクを発生させるクリープ
トルク発生手段と、(b) 車両を制動するためにブレーキ
操作されている場合には、前記クリープトルク発生手段
によって発生させられる前記クリープトルクを低減する
クリープトルク低減手段とを有する電気自動車のクリー
プトルク制御装置において、(c) 燃料の燃焼によって作
動するエンジンと、(d) そのエンジンに連結される第1
回転要素、前記モータジェネレータに連結される第2回
転要素、および出力部材に連結される第3回転要素を有
して、それらの間で機械的に力を合成、分配する3軸式
動力入出力手段とを備えており、(e) 前記クリープトル
ク発生手段は、前記エンジンを作動させるとともに前記
モータジェネレータに反力トルクを発生させることによ
り前記出力部材を介して前記駆動輪にクリープトルクを
発生させるもので、(f) 前記クリープトルク低減手段
は、前記エンジンの出力を低下させるとともに前記モー
タジェネレータの反力トルクを低下させることによって
前記クリープトルクを低減するものであることを特徴と
する。
【0007】第2発明は、(a) モータジェネレータのト
ルク制御で駆動輪に所定のクリープトルクを発生させる
クリープトルク発生手段と、(b) 車両を制動するために
ブレーキ操作されている場合には、前記クリープトルク
発生手段によって発生させられる前記クリープトルクを
低減するクリープトルク低減手段とを有する電気自動車
のクリープトルク制御装置において、(c) 車両後進時に
は前記クリープトルク低減手段によるクリープトルクの
低減制御を制限するクリープトルク低減制限手段を設け
たことを特徴とする。
【0008】
【発明の効果】第1発明では、クリープトルク発生手段
およびクリープトルク低減手段によりエンジンおよびモ
ータジェネレータが共に制御されることにより、3軸式
動力入出力手段とを備えているハイブリッド型の電気自
動車においても適切なクリープトルク制御が行われる。
そして、車両を制動するためにブレーキ操作されている
場合には、エンジンの出力を低下させるとともにモータ
ジェネレータの反力トルクを低下させることによりクリ
ープトルクが低減させられるため、エンジンの燃料を無
駄に消費することが防止されて燃費が向上する。また、
モータジェネレータの反力トルクが力行によって発生さ
せられる場合には、反力トルクが低下させられることに
より蓄電装置等の電気エネルギーの消費も低減される。
【0009】第2発明では、車両後進時にはブレーキ操
作に伴うクリープトルクの低減制御が制限され、クリー
プトルクが例えば一定に維持されるため、ブレーキ操作
力の強弱で車両を後進する際の操作性が向上する。
【0010】
【発明の実施の形態】ここで、3軸式動力入出力手段
は、遊星歯車装置や傘歯車式の差動装置など、作動的に
連結されて相対回転させられる3つの回転要素を有し
て、機械的に力の合成、分配を行うことができるもの
で、遊星歯車装置が好適に用いられる。遊星歯車装置を
用いた場合、リングギヤを前記第1回転要素とし、サン
ギヤを前記第2回転要素とし、キャリアを前記第3回転
要素とすることが望ましい。
【0011】上記エンジンは第1クラッチを介して第1
回転要素に連結されるとともに、第1回転要素、第2回
転要素、第3回転要素のうちの2つは第2クラッチを介
して互いに連結されるようにすることが望ましく、その
場合は、エンジンのみを動力源として走行するエンジン
走行モード、モータジェネレータのみを動力源として走
行するモータ走行モード、エンジンおよびモータジェネ
レータの両方を動力源として走行するエンジン+モータ
走行モード、エンジンによりモータジェネレータを回転
駆動して蓄電装置を充電しながらエンジンを動力源とし
て走行する充電走行モード(クリープトルクを発生させ
る場合と実質的に同じ)など、種々の運転モードで走行
することが可能となる。この場合、モータジェネレータ
は電動モータおよび発電機の両方の機能が用いられる
が、本発明の実施に際しては、モータジェネレータは電
動モータおよび発電機の少なくとも一方として用いられ
るものであれば良い。
【0012】クリープトルク発生手段によりクリープト
ルクを発生させる場合、モータジェネレータの反力トル
クは回生制動によって発生させることが望ましいが、蓄
電装置が満充電の場合など力行トルクによって発生させ
ることも可能である。このクリープトルク発生手段は、
アクセル操作量(運転者の出力要求量)が略零の状態で
も所定のクリープトルクを発生させるように構成され
る。
【0013】また、ブレーキとは、フットブレーキ等の
常用ブレーキ(サービスブレーキ)の他、パーキングブ
レーキ等の運転者によって任意に操作される種々のブレ
ーキが対応し、エンジンの出力低下は、スロットル弁開
度や燃料噴射量を低減することにより行われる。
【0014】また、前記クリープトルク低減手段は、車
両を制動する力の大きさを表すブレーキ力に比例してク
リープトルクを低減させるようにしても良い。この場合
にクリープトルクは、ブレーキ力に拘らず一定値に達し
た時点でそれ以上低減させないようにすることが望まし
い。
【0015】また、クリープトルク低減手段は、エンジ
ン水温がエンジン回転数を低下させても問題のない所定
値以上の場合や、モータジェネレータにより発電される
電力量と車載装置により消費される電力量との差で表さ
れる余裕蓄電量や蓄電装置の実際の蓄電量が、エンジン
回転数を低下させても電力不足の生じない所定値以上で
ある場合に、クリープトルクを低減させるものでもよ
い。
【0016】第2発明は、第1発明のように3軸式動力
入出力手段を有するハイブリッド型の電気自動車に適用
され得るが、エンジンおよびモータジェネレータを備え
ている他の形式のハイブリッド型電気自動車、エンジン
以外の発電手段を有するハイブリッド型電気自動車、エ
ンジン等の発電手段を備えていない電気自動車、複数の
モータジェネレータを備えている電気自動車など、種々
の電気自動車に適用できる。
【0017】クリープトルク低減制限手段は、例えばク
リープトルク低減手段によるクリープトルクの低減制御
を禁止し、ブレーキ操作の有無に拘らずクリープトルク
を一定に維持するように構成される。また、例えばシフ
トレバーが後進レンジに操作されている時には如何なる
場合もクリープトルク低減手段によるクリープトルクの
低減制御を制限するように構成されるが、パーキングブ
レーキ操作時にはクリープトルク低減手段によるクリー
プトルクの低減制御を許容するなど、所定の条件下で低
減制御を許容するようになっていても良い。
【0018】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1は、本発明の一実施例であるクリー
プトルク制御装置を備えているハイブリッド型電気自動
車のハイブリッド駆動装置10の骨子図である。
【0019】図1において、このハイブリッド駆動装置
10はFR(フロントエンジン・リヤドライブ)車両用
のもので、燃料の燃焼によって作動する内燃機関等のエ
ンジン12と、電動モータおよび発電機としての機能を
有するモータジェネレータ14と、シングルピニオン型
の遊星歯車装置16と、自動変速機18とを車両の前後
方向に沿って備えており、出力軸19から図示しないプ
ロペラシャフトや差動装置などを介して左右の駆動輪
(後輪)へ駆動力を伝達する。
【0020】遊星歯車装置16は機械的に力を合成分配
する合成分配機構で、モータジェネレータ14と共に電
気式トルコン24を構成しており、第1回転要素として
のリングギヤ16rは第1クラッチCE1 を介してエン
ジン12に連結され、第2回転要素としてのサンギヤ1
6sはモータジェネレータ14のロータ軸14rに連結
され、第3回転要素としてのキャリア16cは自動変速
機18の入力軸26に連結されている。また、サンギヤ
16sおよびキャリア16cは第2クラッチCE2 によ
って連結されるようになっている。尚、遊星歯車装置1
6は3軸式動力入出力手段に対応しており、入力軸26
は出力部材に対応している。
【0021】また、エンジン12の出力は、回転変動や
トルク変動を抑制するためのフライホイール28および
スプリング、ゴム等の弾性部材によるダンパ装置30を
介して第1クラッチCE1 に伝達される。第1クラッチ
CE1 および第2クラッチCE2 は、何れも油圧アクチ
ュエータによって係合、解放される摩擦式の多板クラッ
チである。
【0022】自動変速機18は、前置式オーバードライ
ブプラネタリギヤユニットから成る副変速機20と、単
純連結3プラネタリギヤトレインから成る前進4段、後
進1段の主変速機22とを組み合わせたものである。
【0023】具体的には、副変速機20はシングルピニ
オン型の遊星歯車装置32と、油圧アクチュエータによ
って摩擦係合させられる油圧式のクラッチC0 、ブレー
キB 0 と、一方向クラッチF0 とを備えて構成されてい
る。また、主変速機22は、3組のシングルピニオン型
の遊星歯車装置34、36、38と、油圧アクチュエー
タによって摩擦係合させられる油圧式のクラッチC1 ,
2 、ブレーキB1 ,B2 ,B3 ,B4 と、一方向クラ
ッチF1 ,F2 とを備えて構成されている。
【0024】そして、図2に示されているソレノイドバ
ルブSL1〜SL4の励磁、非励磁により油圧回路40
が切り換えられたり、シフトレバー42に連結されたマ
ニュアルシフトバルブによって油圧回路40が機械的に
切り換えられたりすることにより、クラッチC0 ,C
1 ,C2 、ブレーキB0 ,B1 ,B2 ,B3 ,B4 がそ
れぞれ係合、解放制御され、図3に示されているように
ニュートラル(N)と前進5段(1st〜5th)、後
進1段(Rev)の各変速段が成立させられる。
【0025】なお、上記自動変速機18や前記電気式ト
ルコン24は、中心線に対して略対称的に構成されてお
り、図1では中心線の下半分が省略されている。
【0026】図3のクラッチ、ブレーキ、一方向クラッ
チの欄の「○」は係合、「●」はシフトレバー42がエ
ンジンブレーキレンジ、たとえば「3」、「2」、及び
「L」レンジ等の低速レンジへ操作された場合に係合、
そして、空欄は非係合を表している。
【0027】その場合に、ニュートラルN、後進変速段
Rev、及びエンジンブレーキレンジは、シフトレバー
42に機械的に連結されたマニュアルシフトバルブによ
って油圧回路40が機械的に切り換えられることによっ
て成立させられ、前進変速段の1st〜5thの相互間
の変速はソレノイドバルブSL1〜SL4によって電気
的に制御される。
【0028】また、前進変速段の変速比は1stから5
thとなるに従って段階的に小さくなり、4thの変速
比i4 =1である。図3は各変速段の変速比の一例を示
したものである。
【0029】図3の作動表に示されているように、第2
変速段(2nd)と第3変速段(3rd)との間の変速
は、第2ブレーキB2 と第3ブレーキB3 との係合・解
放状態を共に変えるクラッチツウクラッチ変速になる。
この変速を円滑に行うために、上述した油圧回路40に
は図4に示す回路が組み込まれている。
【0030】図4において符号70は1−2シフトバル
ブを示し、また符号71は2−3シフトバルブを示し、
さらに符号72は3−4シフトバルブを示している。こ
れらのシフトバルブ70、71、72の各ポートの各変
速段での連通状態は、それぞれのシフトバルブ70、7
1、72の下側に示している通りである。なお、その数
字は各変速段を示す。
【0031】その2−3シフトバルブ71のポートのう
ち第1変速段および第2変速段で入力ポート73に連通
するブレーキポート74に、第3ブレーキB3 が油路7
5を介して接続されている。この油路にはオリフィス7
6が介装されており、そのオリフィス76と第3ブレー
キB3 との間にダンパーバルブ77が接続されている。
このダンパーバルブ77は、第3ブレーキB3 にライン
圧が急激に供給された場合に少量の油圧を吸入して緩衝
作用を行うものである。
【0032】また符号78はB−3コントロールバルブ
であって、第3ブレーキB3 の係合圧PB3をこのB−3
コントロールバルブ78によって直接制御するようにな
っている。すなわち、このB−3コントロールバルブ7
8は、スプール79とプランジャ80とこれらの間に介
装したスプリング81とを備えており、スプール79に
よって開閉される入力ポート82に油路75が接続さ
れ、またこの入力ポート82に選択的に連通させられる
出力ポート83が第3ブレーキB3 に接続されている。
さらにこの出力ポート83は、スプール79の先端側に
形成したフィードバックポート84に接続されている。
【0033】一方、前記スプリング81を配置した箇所
に開口するポート85には、2−3シフトバルブ71の
ポートのうち第3変速段以上の変速段でDレンジ圧を出
力するポート86が油路87を介して連通させられてい
る。また、プランジャ80の端部側に形成した制御ポー
ト88には、リニアソレノイドバルブSLUが接続され
ている。
【0034】したがって、B−3コントロールバルブ7
8は、スプリング81の弾性力とポート85に供給され
る油圧とによって調圧レベルが設定され、且つ制御ポー
ト88に供給される信号圧PSLU が高いほどスプリング
81による弾性力が大きくなるように構成されている。
【0035】さらに、図4における符号89は、2−3
タイミングバルブであって、この2−3タイミングバル
ブ89は、小径のランドと2つの大径のランドとを形成
したスプール90と第1のプランジャ91とこれらの間
に配置したスプリング92とスプール90を挟んで第1
のプランジャ91とは反対側に配置された第2のプラン
ジャ93とを有している。
【0036】この2−3タイミングバルブ89の中間部
のポート94に油路95が接続され、また、この油路9
5は2−3シフトバルブ71のポートのうち第3変速段
以上の変速段でブレーキポート74に連通させられるポ
ート96に接続されている。
【0037】さらに、この油路95は途中で分岐して、
前記小径ランドと大径ランドとの間に開口するポート9
7にオリフィスを介して接続されている。この中間部の
ポート94に選択的に連通させられるポート98は油路
99を介してソレノイドリレーバルブ100に接続され
ている。
【0038】そして、第1のプランジャ91の端部に開
口しているポートにリニアソレノイドバルブSLUが接
続され、また第2のプランジャ93の端部に開口するポ
ートに第2ブレーキB2 がオリフィスを介して接続され
ている。
【0039】前記油路87は第2ブレーキB2 に対して
油圧を供給・排出するためのものであって、その途中に
は小径オリフィス101とチェックボール付きオリフィ
ス102とが介装されている。また、この油路87から
分岐した油路103には、第2ブレーキB2 から排圧す
る場合に開くチェックボールを備えた大径オリフィス1
04が介装され、この油路103は以下に説明するオリ
フィスコントロールバルブ105に接続されている。
【0040】オリフィスコントロールバルブ105は第
2ブレーキB2 からの排圧速度を制御するためのバルブ
であって、そのスプール106によって開閉されるよう
に中間部に形成したポート107には第2ブレーキB2
が接続されており、このポート107より図での下側に
形成したポート108に前記油路103が接続されてい
る。
【0041】第2ブレーキB2 を接続してあるポート1
07より図での上側に形成したポート109は、ドレイ
ンポートに選択的に連通させられるポートであって、こ
のポート109には、油路110を介して前記B−3コ
ントロールバルブ78のポート111が接続されてい
る。尚、このポート111は、第3ブレーキB3 を接続
してある出力ポート83に選択的に連通させられるポー
トである。
【0042】オリフィスコントロールバルブ105のポ
ートのうちスプール106を押圧するスプリングとは反
対側の端部に形成した制御ポート112が油路113を
介して、3−4シフトバルブ72のポート114に接続
されている。このポート114は、第3変速段以下の変
速段で第3ソレノイドバルブSL3の信号圧を出力し、
また、第4変速段以上の変速段で第4ソレノイドバルブ
SL4の信号圧を出力するポートである。
【0043】さらに、このオリフィスコントロールバル
ブ105には、前記油路95から分岐した油路115が
接続されており、この油路115を選択的にドレインポ
ートに連通させるようになっている。
【0044】なお、前記2−3シフトバルブ71におい
て第2変速段以下の変速段でDレンジ圧を出力するポー
ト116が、前記2−3タイミングバルブ89のうちス
プリング92を配置した箇所に開口するポート117に
油路118を介して接続されている。また、3−4シフ
トバルブ72のうち第3変速段以下の変速段で前記油路
87に連通させられるポート119が油路120を介し
てソレノイドリレーバルブ100に接続されている。
【0045】そして、図4において、符号121は第2
ブレーキB2 用のアキュムレータを示し、その背圧室に
はリニアソレノイドバルブSLNが出力する油圧に応じ
て調圧されたアキュムレータコントロール圧Pacが供給
されている。このアキュムレータコントロール圧P
acは、リニアソレノイドバルブSLNの出力圧が低いほ
ど高い圧力になるように構成されている。したがって、
第2ブレーキB2 の係合・解放の過渡的な油圧PB2は、
リニアソレノイドバルブSLNの信号圧が低いほど高い
圧力で推移するようになっている。変速用の他のクラッ
チC1 、C2 やブレーキB0 などにもアキュムレータが
設けられ、上記アキュムレータコントロール圧Pacが作
用させられることにより、変速時の過渡油圧が入力軸2
6のトルクなどに応じて制御されるようになっている。
【0046】また、符号122はC−0エキゾーストバ
ルブを示し、さらに符号123はクラッチC0 用のアキ
ュムレータを示している。C−0エキゾーストバルブ1
22は2速レンジでの第2変速段のみにおいてエンジン
ブレーキを効かせるためにクラッチC0 を係合させるよ
うに動作するものである。
【0047】したがって、上述した油圧回路40によれ
ば、B−3コントロールバルブ78のポート111がド
レインに連通していれば、第3ブレーキB3 の係合圧P
B3をB−3コントロ−ルバルブ78によって直接調圧す
ることができ、また、その調圧レベルをリニアソレノイ
ドバルブSLUによって変えることができる。また、オ
リフィスコントロールバルブ105のスプール106
が、図の左半分に示す位置にあれば、第2ブレーキB2
はこのオリフィスコントロールバルブ105を介して排
圧が可能になり、したがって第2ブレーキB2 からのド
レイン速度を制御することができる。さらに、第2変速
段から第3変速段への変速は、第3ブレーキB3 を緩や
かに解放すると共に第2ブレーキB2 を緩やかに係合す
る所謂クラッチツウクラッチ変速が行われるわけである
が、入力軸26への入力軸トルクに基づいてリニアソレ
ノイドバルブSLUにより駆動される第3ブレーキB3
の解放過渡油圧PB3を制御することにより変速ショック
を好適に軽減することができる。入力軸トルクに基づく
油圧PB3の制御は、フィードバック制御などでリアルタ
イムに行うこともできるが、変速開始時の入力軸トルク
のみを基準にして行うものであっても良い。
【0048】ハイブリッド駆動装置10は、図2に示さ
れるようにハイブリッド制御用コントローラ50及び自
動変速制御用コントローラ52を備えている。これらの
コントローラ50、52は、CPUやRAM、ROM等
を有するマイクロコンピュータを備えて構成され、アク
セル操作量センサ62、シフトポジションセンサ64、
エンジン水温センサ66、ブレーキスイッチ68からそ
れぞれアクセル操作量θAC、シフトレバー42の操作レ
ンジ、エンジン水温THE 、ブレーキのON、OFFを
表す信号が供給される他、車速V(自動変速機18の出
力軸回転数NOに相当)、自動変速機18の入力軸回転
数NI 、エンジントルクTE 、モータトルクTM 、エン
ジン回転数NE 、モータ回転数NM 、蓄電装置58(図
5参照)の蓄電量SOC等の各種の情報を読み込むと共
に、予め設定されたプログラムに従って信号処理を行
う。ブレーキスイッチ68は、踏力に応じた制動力を発
生するサービスブレーキのブレーキペダルが踏み込み操
作されたか否かを検出するもので、例えばブレーキ油圧
などを検出することにより、所定の踏力以上で踏み込み
操作された場合にONとなる。なお、エンジントルクT
E はスロットル弁開度や燃料噴射量などから求められ、
モータトルクTM はモータ電流などから求められ、蓄電
量SOCはモータジェネレータ14がジェネレータとし
て機能する充電時のモータ電流や充電効率などから求め
られる。
【0049】前記エンジン12は、ハイブリッド制御用
コントローラ50によってスロットル弁開度や燃料噴射
量、点火時期などが制御されることにより、運転状態に
応じて出力が制御される。前記モータジェネレータ14
は、図5に示すようにM/G制御器(インバータ)56
を介してバッテリー等の蓄電装置58に接続されてお
り、ハイブリッド制御用コントローラ50により、その
蓄電装置58から電気エネルギーが供給されて所定のト
ルクで回転駆動される回転駆動状態と、回生制動(モー
タジェネレータ14自体の電気的な制動トルク)により
ジェネレータとして機能して蓄電装置58に電気エネル
ギーを充電する充電状態と、ロータ軸14rが自由回転
することを許容する無負荷状態とに切り換えられる。ま
た、前記第1クラッチCE1 及び第2クラッチCE2
は、ハイブリッド制御用コントローラ50により電磁弁
等を介して油圧回路40が切り換えられることにより、
係合或いは解放状態が切り換えられる。
【0050】前記自動変速機18は、自動変速制御用コ
ントローラ52によって前記ソレノイドバルブSL1〜
SL4、リニアソレノイドバルブSLU、SLT、SL
Nの励磁状態が制御され、油圧回路40が切り換えられ
たり油圧制御が行われることにより、予め定められた変
速条件に従って変速段が切り換えられる。変速条件は、
例えばアクセル操作量θACおよび車速Vなどの走行状態
をパラメータとする変速マップ等により設定される。
【0051】上記ハイブリッド制御用コントローラ50
は、例えば本願出願人が先に出願した特願平7−294
148号に記載されているように、図6に示すフローチ
ャートに従って図7に示す9つの運転モードの1つを選
択し、その選択したモードでエンジン12及び電気式ト
ルコン24を作動させる。
【0052】図6において、ステップS1ではエンジン
始動要求があったか否かを、例えばエンジン12を動力
源として走行したり、エンジン12によりモータジェネ
レータ14を回転駆動して蓄電装置58を充電したりす
るために、エンジン12を始動すべき旨の指令があった
か否かを判断する。
【0053】ここで、始動要求があればステップS2で
モード9を選択する。モード9は、図7から明らかなよ
うに第1クラッチCE1 を係合(ON)し、第2クラッ
チCE2 を係合(ON)し、モータジェネレータ14に
より遊星歯車装置16を介してエンジン12を回転駆動
すると共に、燃料噴射などのエンジン始動制御を行って
エンジン12を始動する。
【0054】このモード9は、車両停止時には前記自動
変速機18をニュートラルにして行われ、モード1のよ
うに第1クラッチCE1 を解放したモータジェネレータ
14のみを動力源とする走行時には、第1クラッチCE
1 を係合すると共に走行に必要な要求出力以上の出力で
モータジェネレータ14を作動させ、その要求出力以上
の余裕出力でエンジン12を回転駆動することによって
行われる。また、車両走行時であっても、一時的に自動
変速機18をニュートラルにしてモード9を実行するこ
とも可能である。
【0055】一方、ステップS1の判断が否定された場
合、すなわちエンジン始動要求がない場合には、ステッ
プS3を実行することにより、動力源ブレーキの要求が
あるか否かを、例えばシフトレバー42の操作レンジが
Lや2などのエンジンブレーキレンジ(低速変速段のみ
で変速制御を行うと共にエンジンブレーキや回生制動が
作用するレンジ)で、且つアクセル操作量θACが0か否
か、或いは単にアクセル操作量θACが0か否か、等によ
って判断する。
【0056】この判断が肯定された場合にはステップS
4を実行する。ステップS4では、蓄電装置58の蓄電
量SOCが予め定められた最大蓄電量B以上か否かを判
断し、SOC≧BであればステップS5でモード8を選
択し、SOC<BであればステップS6でモード6を選
択する。最大蓄電量Bは、蓄電装置58に電気エネルギ
ーを充電することが許容される最大の蓄電量で、蓄電装
置58の充放電効率などに基づいて例えば80%程度の
値が設定される。
【0057】上記ステップS5で選択されるモード8
は、図7に示されるように第1クラッチCE1 を係合
(ON)し、第2クラッチCE2 を係合(ON)し、モ
ータジェネレータ14を無負荷状態とし、エンジン12
を停止状態すなわちスロットル弁を閉じると共に燃料噴
射量を0とするものであり、これによりエンジン12の
引き擦り回転による制動力、すなわちエンジンブレーキ
が車両に作用させられ、運転者によるブレーキ操作が軽
減されて運転操作が容易になる。また、モータジェネレ
ータ14は無負荷状態とされ、自由回転させられるた
め、蓄電装置58の蓄電量SOCが過大となって充放電
効率等の性能を損なうことが回避される。
【0058】ステップS6で選択されるモード6は、図
7から明らかなように第1クラッチCE1 を解放(OF
F)し、第2クラッチCE2 を係合(ON)し、エンジ
ン12を停止し、モータジェネレータ14を充電状態と
するもので、車両の運動エネルギーでモータジェネレー
タ14が回転駆動されることにより、蓄電装置58を充
電するとともにその車両にエンジンブレーキのような回
生制動力を作用させるため、運転者によるブレーキ操作
が軽減されて運転操作が容易になる。
【0059】また、第1クラッチCE1 が解放されてエ
ンジン12が遮断されているため、そのエンジン12の
引き擦りによるエネルギー損失がないとともに、蓄電量
SOCが最大蓄電量Bより少ない場合に実行されるた
め、蓄電装置58の蓄電量SOCが過大となって充放電
効率等の性能を損なうことがない。
【0060】一方、ステップS3の判断が否定された場
合、すなわち動力源ブレーキの要求がない場合にはステ
ップS7を実行し、エンジン発進が要求されているか否
かを、例えば蓄電装置58の蓄電量SOCが最低蓄電量
Aより小さく、モード2やモード3などエンジン12を
動力源とする走行中の車両停止時か否か、すなわち車速
V≒0か否か等によって判断する。尚、最低蓄電量Aは
モータジェネレータ14を動力源として走行する場合に
蓄電装置58から電気エネルギーを取り出すことが許容
される最低の蓄電量であり、蓄電装置58の充放電効率
などに基づいて例えば70%程度の値が設定される。
【0061】この判断が肯定された場合には、ステップ
S8においてシフトレバー42により非駆動レンジであ
る「P」レンジまたは「N」レンジが選択されているか
否かを判断し、「P」レンジまたは「N」レンジが選択
されていない場合、すなわち「D」レンジや「R」レン
ジ等の駆動レンジが選択されている場合はステップS9
でモード5を選択し、「P」レンジまたは「N」レンジ
が選択されている場合はステップS10でモード7を選
択する。
【0062】上記ステップS9で選択されるモード5
は、図7から明らかなように第1クラッチCE1 を係合
(ON)し、第2クラッチCE2 を解放(OFF)し、
エンジン12を運転状態とし、モータジェネレータ14
の回生制動トルク(反力トルク)を制御することにより
車両を発進させるもので、アクセルOFFすなわちアク
セル操作量θACが略零の場合でも所定のクリープトルク
が得られるように所定の回生制動トルクが発生させられ
る。尚、モード5を実行するステップS9は前記クリー
プトルク発生手段に対応している。
【0063】具体的に説明すると、遊星歯車装置16の
ギヤ比をρE とすると、エンジントルクTE :遊星歯車
装置16の出力トルク:モータトルクTM =1:(1+
ρE):ρE となるため、例えばギヤ比ρE を一般的な
値である0.5程度とすると、エンジントルクTE の半
分のトルクをモータジェネレータ14が分担することに
より、エンジントルクTE の約1.5倍のトルクがキャ
リア16cから出力される。
【0064】すなわち、モータジェネレータ14のトル
クの(1+ρE )/ρE 倍の高トルク発進を行うことが
できるのである。また、モータ電流を遮断してモータジ
ェネレータ14を無負荷状態とすれば、ロータ軸14r
が逆回転させられるだけでキャリア16cからの出力は
0となり、車両停止状態(クリープトルク=0)とな
る。
【0065】すなわち、この場合の遊星歯車装置16は
発進クラッチおよびトルク増幅装置として機能するので
あり、モータトルク(回生制動トルク)TM を0から徐
々に増大させて反力を大きくすることにより、エンジン
トルクTE の(1+ρE )倍の出力トルクで車両を滑ら
かに発進させることができるのである。
【0066】ここで、本実施例では、エンジン12の最
大トルクの略ρE 倍のトルク容量のモータジェネレー
タ、すなわち必要なトルクを確保しつつできるだけ小型
で小容量のモータジェネレータ14が用いられており、
装置が小型で且つ安価に構成される。また、本実施例で
はモータトルクTM の増大に対応して、スロットル弁開
度や燃料噴射量を増大させてエンジン12の出力を大き
くするようになっており、反力の増大に伴うエンジン回
転数NE の低下に起因するエンジンストール等を防止し
ている。
【0067】ステップS10で選択されるモード7は、
図7から明らかなように第1クラッチCE1 を係合(O
N)し、第2クラッチCE2 を解放(OFF)し、エン
ジン12を運転状態とし、モータジェネレータ14を無
負荷状態として電気的にニュートラルとするもので、モ
ータジェネレータ14のロータ軸14rが逆方向へ自由
回転させられることにより、自動変速機18の入力軸2
6に対する出力が零となる。これにより、モード2やモ
ード3などエンジン12を動力源とする走行中の車両停
止時に一々エンジン12を停止させる必要がないととも
に、前記モード5のエンジン発進が実質的に可能とな
る。
【0068】一方、ステップS7の判断が否定された場
合、すなわちエンジン発進の要求がない場合にはステッ
プS11を実行し、要求出力Pdが予め設定された第1
判定値P1以下か否かを判断する。要求出力Pdは、走
行抵抗を含む車両の走行に必要な出力で、アクセル操作
量θACやその変化速度、車速V、自動変速機18の変速
段などに基づいて、予め定められたデータマップや演算
式などにより算出される。
【0069】また、第1判定値P1はエンジン12のみ
を動力源として走行する中負荷領域とモータジェネレー
タ14のみを動力源として走行する低負荷領域の境界値
であり、エンジン12による充電時を含めたエネルギー
効率を考慮して、排出ガス量や燃料消費量などができる
だけ少なくなるように実験等によって定められている。
【0070】ステップS11の判断が肯定された場合、
すなわち要求出力Pdが第1判定値P1以下の場合に
は、ステップS12で蓄電量SOCが上述の予め設定さ
れた最低蓄電量A以上か否かを判断し、SOC≧Aであ
ればステップS13でモード1を選択する。一方、SO
C<AであればステップS14でモード3を選択する。
【0071】上記モード1は、前記図7から明らかなよ
うに第1クラッチCE1 を解放(OFF)し、第2クラ
ッチCE2 を係合(ON)し、エンジン12を停止し、
モータジェネレータ14を要求出力Pdで回転駆動させ
るもので、モータジェネレータ14のみを動力源として
車両を発進させたり走行させる。アクセルOFFすなわ
ちアクセル操作量θACが略零の場合でも所定のクリープ
トルクが得られるように、モータジェネレータ14は所
定の出力で作動(トルク発生)させられる。モード1が
選択された場合も、第1クラッチCE1 が解放されてエ
ンジン12が遮断されるため、前記モード6と同様に引
き擦り損失が少なく、自動変速機18を適当に変速制御
することにより効率の良いモータ駆動制御が可能であ
る。
【0072】また、このモード1は、要求出力Pdが第
1判定値P1以下の低負荷領域で且つ蓄電装置58の蓄
電量SOCが最低蓄電量A以上の場合に実行されるた
め、エンジン12を動力源として走行する場合よりもエ
ネルギー効率が優れていて燃費や排出ガス量を低減でき
るとともに、蓄電装置58の蓄電量SOCが最低蓄電量
Aより低下して充放電効率等の性能を損なうことがな
い。
【0073】ステップS14で選択されるモード3は、
図7から明らかなように第1クラッチCE1 および第2
クラッチCE2 を共に係合(ON)し、エンジン12を
運転状態とし、モータジェネレータ14を回生制動によ
り充電状態とするもので、エンジン12の出力で車両を
走行させながら、モータジェネレータ14によって発生
した電気エネルギーを蓄電装置58に充電する。エンジ
ン12は、要求出力Pd以上の出力で運転させられ、そ
の要求出力Pdより大きい余裕動力分だけモータジェネ
レータ14で消費されるように、そのモータジェネレー
タ14の電流制御が行われる。
【0074】一方、前記ステップS11の判断が否定さ
れた場合、すなわち要求出力Pdが第1判定値P1より
大きい場合には、ステップS15において、要求出力P
dが第1判定値P1より大きく第2判定値P2より小さ
いか否か、すなわちP1<Pd<P2か否かを判断す
る。
【0075】第2判定値P2は、エンジン12のみを動
力源として走行する中負荷領域とエンジン12およびモ
ータジェネレータ14の両方を動力源として走行する高
負荷領域の境界値であり、エンジン12による充電時を
含めたエネルギー効率を考慮して、排出ガス量や燃料消
費量などができるだけ少なくなるように実験等によって
予め定められている。
【0076】そして、P1<Pd<P2であればステッ
プS16でSOC≧Aか否かを判断し、SOC≧Aの場
合にはステップS17でモード2を選択し、SOC<A
の場合には前記ステップS14でモード3を選択する。
【0077】また、Pd≧P2であればステップS18
でSOC≧Aか否かを判断し、SOC≧Aの場合にはス
テップS19でモード4を選択し、SOC<Aの場合に
はステップS17でモード2を選択する。
【0078】上記モード2は、前記図7から明らかなよ
うに第1クラッチCE1 および第2クラッチCE2 を共
に係合(ON)し、エンジン12を要求出力Pdで運転
し、モータジェネレータ14を無負荷状態とするもの
で、エンジン12のみを動力源として車両を走行させ
る。
【0079】また、モード4は、第1クラッチCE1
よび第2クラッチCE2 を共に係合(ON)し、エンジ
ン12を運転状態とし、モータジェネレータ14を回転
駆動するもので、エンジン12およびモータジェネレー
タ14の両方を動力源として車両を高出力走行させる。
【0080】このモード4は、要求出力Pdが第2判定
値P2以上の高負荷領域で実行されるが、エンジン12
およびモータジェネレータ14を併用しているため、エ
ンジン12およびモータジェネレータ14の何れか一方
のみを動力源として走行する場合に比較してエネルギー
効率が著しく損なわれることがなく、燃費や排出ガスを
低減できる。また、蓄電量SOCが最低蓄電量A以上の
場合に実行されるため、蓄電装置58の蓄電量SOCが
最低蓄電量Aより低下して充放電効率等の性能を損なう
ことがない。
【0081】上記モード1〜4の運転条件についてまと
めると、蓄電量SOC≧Aであれば、Pd≦P1の低負
荷領域ではステップS13でモード1を選択してモータ
ジェネレータ14のみを動力源として走行し、P1<P
d<P2の中負荷領域ではステップS17でモード2を
選択してエンジン12のみを動力源として走行し、P2
≦Pdの高負荷領域ではステップS19でモード4を選
択してエンジン12およびモータジェネレータ14の両
方を動力源として走行する。
【0082】また、SOC<Aの場合には、要求出力P
dが第2判定値P2より小さい中低負荷領域でステップ
S14のモード3を実行することにより蓄電装置58を
充電するが、要求出力Pdが第2判定値P2以上の高負
荷領域ではステップS17でモード2が選択され、充電
を行うことなくエンジン12により高出力走行が行われ
る。
【0083】ステップS17のモード2は、P1<Pd
<P2の中負荷領域で且つSOC≧Aの場合、或いはP
d≧P2の高負荷領域で且つSOC<Aの場合に実行さ
れるが、中負荷領域では一般にモータジェネレータ14
よりもエンジン12の方がエネルギー効率が優れている
ため、モータジェネレータ14を動力源として走行する
場合に比較して燃費や排出ガスを低減できる。
【0084】また、高負荷領域では、モータジェネレー
タ14およびエンジン12を併用して走行するモード4
が望ましいが、蓄電装置58の蓄電量SOCが最低蓄電
量Aより小さい場合には、上記モード2によるエンジン
12のみを動力源とする運転が行われることにより、蓄
電装置58の蓄電量SOCが最低蓄電量Aよりも少なく
なって充放電効率等の性能を損なうことが回避される。
【0085】次に、本発明が適用された本実施例の特徴
部分、即ち、ステップS9においてクリープトルク制御
を実行しつつ、蓄電装置58の電力が無駄に消費される
ことを防止するための制御作動を図8のフローチャート
に基づいて説明する。尚、本制御作動において、ステッ
プSA6およびSA7はクリープトルク低減手段に対応
し、ステップSA3、SA9、およびSA10はクリー
プトルク低減制限手段に対応しており、ハイブリッド制
御用コントローラ50により実行される。
【0086】図8において、ステップSA1では、図6
の運転モード判断サブルーチンに従って前記モード5が
選択されているか否かが、ハイブリッド制御用コントロ
ーラ50により判断される。この判断が肯定された場合
は、ステップSA2において、アクセル操作量センサ6
2から供給される信号に基づいてアクセル操作量θAC
略零であるか否かが判断される。
【0087】このステップSA2の判断が肯定された場
合は、次にステップSA3においてシフトポジションセ
ンサ64から供給される信号に基づいて、シフトレバー
42が「D」、「4」、「3」、「2」、「L」等の前
進レンジに操作されているか否かが判断される。
【0088】このステップSA3の判断が肯定された場
合は、ステップSA4において、エンジン水温センサ6
6から供給される信号に基づいて、エンジン水温THE
が所定値T1 以上であるか否かが判断される。所定値T
1 は、エンジン回転数を低下させても問題のないエンジ
ン水温で、例えば70℃程度に設定される。尚、このよ
うな判断を行うことにより、エンジン始動直後などエン
ジン水温が低い状態ではエンジン回転数の低下が避けら
れる。
【0089】このステップSA4の判断が肯定された場
合は、ステップSA5において、モード5が実行されて
モータジェネレータ14により発生させられる電力量D
1 と、エアコン、ヘッドライト、オーディオ等の車載装
置により消費される電力量D 2 との差で表される余裕蓄
電量ΔSOC(=D1 −D2 )が所定値α以上であるか
否かが判断される。所定値αは、エンジン回転数を低下
させてモータジェネレータ14により発生させられる上
記電力量D1 が減少しても電力不足が生じないような所
定の正の値に設定される。尚、単に蓄電装置58の蓄電
量SOCが所定値C以上であるか否かを判断しても良
い。所定値Cは、エンジン回転数を低下させてモータジ
ェネレータ14により発生させられる上記電力量D1
減少した場合でも、一般的に電力不足が生じないような
値に設定される。
【0090】このステップSA5の判断が肯定された場
合は、ステップSA6においてブレーキスイッチ68か
ら供給される信号に基づいてブレーキがONであるか否
かが判断される。
【0091】このステップSA6の判断が肯定された場
合は、ステップSA7において、スロットル弁開度や燃
料噴射量を低減することによりエンジントルクTE が低
下させられると共にモータジェネレータ14の回生制動
トルク(反力トルク)も低下させられることにより、ク
リープトルクが低減させられる。ここで、本実施例では
図9に実線で示すようにブレーキONとなる一定のブレ
ーキ力以上で通常のクリープトルク値C3 よりも小さい
一定値C1 に低減されるが、例えば一点鎖線で示すよう
に車両を制動する力の大きさを表すブレーキ力(ペダル
踏力やブレーキ油圧など)に比例して低減させられるよ
うにしても良い。この場合に、クリープトルクは一定値
1 以下には低減させないように定められる。一方、ス
テップSA4〜SA6の何れかの判断が否定された場合
は、ステップSA8において、通常通りに一定値C3
クリープトルクが発生させられる。
【0092】一方、ステップSA3の判断が否定された
場合は、ステップSA9において、シフトポジションセ
ンサ64から供給される信号に基づいて、シフトレバー
42が「R」等の後進レンジに操作されているか否かが
判断される。この判断が肯定された場合は、ステップS
A10において、図9に破線で示されるように、通常通
りブレーキ力に拘らず常に一定値C2 のクリープトルク
が発生させられる。ここで、一定値C2 は、図9に示さ
れるように前進時でブレーキ力0の場合の値C 3 と異な
る値が設定されていても良いが、後進走行に適当であれ
ばC3 と同じ値が設定されていても良い。
【0093】上述のように本実施例によれば、エンジン
12およびモータジェネレータ14が共に制御されるこ
とにより適切なクリープトルク制御が行われる。そし
て、車両を制動するためにブレーキ操作されている場合
(ステップSA6がYES)には、ステップSA7にお
いてエンジントルクTE が低下させられるとともにモー
タジェネレータ14の回生制動トルクが低下させられる
ことによりクリープトルクが低減されるため、エンジン
12の燃料を無駄に消費することが防止されて燃費が向
上する。
【0094】また、ステップSA3がNOでステップS
A9がYESとなる車両後進時には、通常のクリープト
ルク制御が行われることにより、ブレーキ操作に伴うク
リープトルクの低減制御が行われず、クリープトルクが
一定に維持されるため、ブレーキ操作力の強弱で車両を
後進走行させる際の操作性が向上する。
【0095】次に、本発明が適用された他の実施例の特
徴部分を図10のフローチャートに基づいて説明する。
尚、本制御作動において、ステップSB4およびSB5
はクリープトルク低減手段に対応し、ステップSB3、
SB7、およびSB8はクリープトルク低減制限手段に
対応しており、ハイブリッド制御用コントローラ50に
より実行される。
【0096】図10において、ステップSB1では、図
6の運転モード判断サブルーチンに従って前記モード1
または5が選択されているか否かが、ハイブリッド制御
用コントローラ50により判断される。このステップS
B1の判断が肯定された場合は、ステップSB2〜SB
4が前記ステップSA2〜SA3、SA6と同様に実行
される。
【0097】次にステップSB5では、モード1が選択
されている場合には、モータジェネレータ14の出力ト
ルク(モータトルクTM )が低下させられることによ
り、モード5が選択されている場合には、前記ステップ
SA7と同様にして、それぞれクリープトルクが低減さ
せられる。続いて、ステップSB6〜SB8は前記ステ
ップSA8〜SA10と同様に実行される。
【0098】本実施例においても、前述の実施例と同様
の効果が得られる。加えて、本実施例ではモータジェネ
レータ14のみを動力源として走行するモード1でもク
リープトルクが発生させられるとともに、ブレーキ操作
時にはそのクリープトルクが低減されるため、蓄電装置
58の電気エネルギーの無駄な消費、ひいてはその蓄電
装置58を充電するエンジン12の燃料の無駄な消費が
防止される。
【0099】以上、本発明の一実施例を図面に基づいて
詳細に説明したが、本発明はその他の態様においても適
用される。
【0100】例えば、前述の実施例においては、後進1
段および前進5段の変速段を有する自動変速機18が用
いられていたが、図11に示されるように、前記副変速
機20を省略して前記主変速機22のみから成る自動変
速機60を採用し、図12に示されるように前進4段お
よび後進1段で変速制御を行うようにすることも可能で
ある。
【0101】本発明は、その主旨を逸脱しない範囲にお
いて、その他種々の態様で適用され得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるクリープトルク制御装
置を備えているハイブリッド型電気自動車のハイブリッ
ド駆動装置の構成を説明する骨子図である。
【図2】図1のハイブリッド駆動装置に備えられている
制御系統を説明する図である。
【図3】図1の自動変速機の各変速段を成立させる係合
要素の作動を説明する図である。
【図4】図1の自動変速機の油圧回路の一部を示す図で
ある。
【図5】図2のハイブリッド制御用コントローラと電気
式トルコンとの接続関係を説明する図である。
【図6】図1のハイブリッド駆動装置の基本的な作動を
説明するフローチャートである。
【図7】図6のフローチャートにおける各モード1〜9
の作動状態を説明する図である。
【図8】本発明が適用された本実施例の特徴となる制御
作動の要部を説明するフローチャートである。
【図9】図8の制御作動が実行された場合のクリープト
ルクとブレーキ力との関係を前進時と後進時についてそ
れぞれ示した図である。
【図10】本発明が適用された他の実施例の特徴となる
制御作動の要部を説明するフローチャートである。
【図11】図1の自動変速機とは異なる自動変速機を備
えているハイブリッド型電気自動車のハイブリッド駆動
装置の構成を説明する骨子図である。
【図12】図11の自動変速機の各変速段を成立させる
係合要素の作動を説明する図である。
【符号の説明】
12:エンジン 14:モータジェネレータ 16:遊星歯車装置(3軸式動力入出力手段) 16r:リングギヤ(第1回転要素) 16s:サンギヤ(第2回転要素) 16c:キャリア(第3回転要素) 26:入力軸(出力部材) 50:ハイブリッド制御用コントローラ ステップS9:クリープトルク発生手段 ステップSA6、SA7、SB4、SB5:クリープト
ルク低減手段 ステップSA3、SA9、SA10、SB3、SB7、
SB8:クリープトルク低減制限手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータジェネレータのトルク制御で駆動
    輪に所定のクリープトルクを発生させるクリープトルク
    発生手段と、 車両を制動するためにブレーキ操作されている場合に
    は、前記クリープトルク発生手段によって発生させられ
    る前記クリープトルクを低減するクリープトルク低減手
    段とを有する電気自動車のクリープトルク制御装置にお
    いて、 燃料の燃焼によって作動するエンジンと、 該エンジンに連結される第1回転要素、前記モータジェ
    ネレータに連結される第2回転要素、および出力部材に
    連結される第3回転要素を有して、それらの間で機械的
    に力を合成、分配する3軸式動力入出力手段とを備えて
    おり、 前記クリープトルク発生手段は、前記エンジンを作動さ
    せるとともに前記モータジェネレータに反力トルクを発
    生させることにより前記出力部材を介して前記駆動輪に
    クリープトルクを発生させるもので、 前記クリープトルク低減手段は、前記エンジンの出力を
    低下させるとともに前記モータジェネレータの反力トル
    クを低下させることによって前記クリープトルクを低減
    するものであることを特徴とする電気自動車のクリープ
    トルク制御装置。
  2. 【請求項2】 モータジェネレータのトルク制御で駆動
    輪に所定のクリープトルクを発生させるクリープトルク
    発生手段と、 車両を制動するためにブレーキ操作されている場合に
    は、前記クリープトルク発生手段によって発生させられ
    る前記クリープトルクを低減するクリープトルク低減手
    段とを有する電気自動車のクリープトルク制御装置にお
    いて、 車両後進時には前記クリープトルク低減手段によるクリ
    ープトルクの低減制御を制限するクリープトルク低減制
    限手段を設けたことを特徴とする電気自動車のクリープ
    トルク制御装置。
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