JPH116925A - 自動光ファイバブラッグ格子書き込みのための高精度波長制御装置及び方法 - Google Patents
自動光ファイバブラッグ格子書き込みのための高精度波長制御装置及び方法Info
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- JPH116925A JPH116925A JP10155969A JP15596998A JPH116925A JP H116925 A JPH116925 A JP H116925A JP 10155969 A JP10155969 A JP 10155969A JP 15596998 A JP15596998 A JP 15596998A JP H116925 A JPH116925 A JP H116925A
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- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B6/00—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
- G02B6/02—Optical fibres with cladding with or without a coating
- G02B6/02057—Optical fibres with cladding with or without a coating comprising gratings
- G02B6/02076—Refractive index modulation gratings, e.g. Bragg gratings
- G02B6/02123—Refractive index modulation gratings, e.g. Bragg gratings characterised by the method of manufacture of the grating
- G02B6/02133—Refractive index modulation gratings, e.g. Bragg gratings characterised by the method of manufacture of the grating using beam interference
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- Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
- Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 高品質の光ファイバブラッグ格子を形成する
ためのコンピュータ制御型の装置及び方法を提供する。 【解決手段】 本発明の装置(10)は、紫外線ビーム(18)
を発生するためのレーザ(12)と、このビーム(18)を受け
取るためにレーザ(12)の下流に配置された回転可能なス
クラッパミラー(32)と、このミラー(32)により形成され
る高い縞周波数の干渉像(86)を受け取るためにミラー(3
2)の縁付近に配置された光ファイバ(48)とを備えてい
る。ミラー(32)は、ファイバコアにおけるブラッグ波長
を変化させるために、ビーム(18)の入射角に対して予め
選択されたピボット点(36)の周りでミラー(32)を回転す
る回転段(14)に接続される。
ためのコンピュータ制御型の装置及び方法を提供する。 【解決手段】 本発明の装置(10)は、紫外線ビーム(18)
を発生するためのレーザ(12)と、このビーム(18)を受け
取るためにレーザ(12)の下流に配置された回転可能なス
クラッパミラー(32)と、このミラー(32)により形成され
る高い縞周波数の干渉像(86)を受け取るためにミラー(3
2)の縁付近に配置された光ファイバ(48)とを備えてい
る。ミラー(32)は、ファイバコアにおけるブラッグ波長
を変化させるために、ビーム(18)の入射角に対して予め
選択されたピボット点(36)の周りでミラー(32)を回転す
る回転段(14)に接続される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に、ブラッグ
格子に係り、より詳細には、ブラッグの中心波長を正確
に制御して高品質の光ファイバブラッグ格子を形成する
装置及び方法に係る。
格子に係り、より詳細には、ブラッグの中心波長を正確
に制御して高品質の光ファイバブラッグ格子を形成する
装置及び方法に係る。
【0002】
【従来の技術】ほとんどの光ファイバブラッグ格子は、
ファイバのコアを強力な空間的に変調された紫外線(U
V)ビームに曝すことにより製造される。UV光は、光
ファイバのコア材料の屈折率の増加を誘起する。その
後、ファイバのコアに沿って放射された光は、空間的変
調周期(Λ)及び光の波長(λ)がブラッグ条件λB =
2nΛを満足する場合だけ反射される。但し、nは、フ
ァイバコアの平均屈折率である。
ファイバのコアを強力な空間的に変調された紫外線(U
V)ビームに曝すことにより製造される。UV光は、光
ファイバのコア材料の屈折率の増加を誘起する。その
後、ファイバのコアに沿って放射された光は、空間的変
調周期(Λ)及び光の波長(λ)がブラッグ条件λB =
2nΛを満足する場合だけ反射される。但し、nは、フ
ァイバコアの平均屈折率である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】公知技術によれば、光
ファイバブラッグ格子において反射波長の中心を正確に
位置決めするには、光学系の飽き飽きするほどの再整列
を必要とする。適切な縞間隔を有するホログラフ的な縞
パターンを形成するには、プリズム技術におけるプリズ
ム及び円柱状レンズや、開放ホログラフ技術におけるビ
ームスプリッタ、合成ミラー及び収束レンズのようなビ
ーム合成光学系を正確に位置設定することを必要とす
る。これは、光ファイバブラッグ格子の製造を時間のか
かるものにすると共に、大規模な商業的実施を不可能に
する。従って、ブラッグの中心波長を正確に制御して光
ファイバブラッグ格子を定常的に製造する装置及び方法
を提供する技術が要望される。
ファイバブラッグ格子において反射波長の中心を正確に
位置決めするには、光学系の飽き飽きするほどの再整列
を必要とする。適切な縞間隔を有するホログラフ的な縞
パターンを形成するには、プリズム技術におけるプリズ
ム及び円柱状レンズや、開放ホログラフ技術におけるビ
ームスプリッタ、合成ミラー及び収束レンズのようなビ
ーム合成光学系を正確に位置設定することを必要とす
る。これは、光ファイバブラッグ格子の製造を時間のか
かるものにすると共に、大規模な商業的実施を不可能に
する。従って、ブラッグの中心波長を正確に制御して光
ファイバブラッグ格子を定常的に製造する装置及び方法
を提供する技術が要望される。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記及び他の目的は、高
品質の光ファイバブラッグ格子を製造するためのコンピ
ュータ制御型の装置及び方法によって達成される。好ま
しくは、この装置は、紫外線ビームを発生するレーザ
と、ビームを受け取るためにレーザの下流に配置された
回転可能なスクラッパミラーと、このスクラッパミラー
により形成される高い縞周波数の干渉像を受け取るため
にスクラッパミラーの縁に垂直に配置された光ファイバ
とを備えている。ミラーは、ファイバコアにおいてブラ
ッグ波長を変化させるためにビームの入射角に対して予
め選択されたピボット点のまわりでミラーを回転させる
回転段に接続される。
品質の光ファイバブラッグ格子を製造するためのコンピ
ュータ制御型の装置及び方法によって達成される。好ま
しくは、この装置は、紫外線ビームを発生するレーザ
と、ビームを受け取るためにレーザの下流に配置された
回転可能なスクラッパミラーと、このスクラッパミラー
により形成される高い縞周波数の干渉像を受け取るため
にスクラッパミラーの縁に垂直に配置された光ファイバ
とを備えている。ミラーは、ファイバコアにおいてブラ
ッグ波長を変化させるためにビームの入射角に対して予
め選択されたピボット点のまわりでミラーを回転させる
回転段に接続される。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の効果及び目的がいかに達
成されるかを明らかにするために、添付図面を参照して
本発明の特定の実施形態について詳細に説明する。これ
らの図面は、本発明の好ましい実施形態を単に例示する
ものに過ぎず、本発明をこれに限定するものではないこ
とを理解されたい。
成されるかを明らかにするために、添付図面を参照して
本発明の特定の実施形態について詳細に説明する。これ
らの図面は、本発明の好ましい実施形態を単に例示する
ものに過ぎず、本発明をこれに限定するものではないこ
とを理解されたい。
【0006】添付図面の図1は、光ファイバブラッグ格
子を形成するための本発明の装置を参照番号10で一般
的に示している。この装置10は、一般に、レーザ12
と、回転段14と、コントローラ16とを備えている。
レーザ12は、紫外線ビーム18を発生するのに適した
市場で入手できる連続波(CW)レーザであるのが好ま
しい。レーザ12は、倍周波数出力を発生するようにレ
ーザキャビティ内にベータ−硼酸バリウム(BBO)結
晶を含むアルゴンイオンレーザであるのが更に好まし
い。例えば、レーザ12は、長いコヒレンス長さ及び高
いビーム品質をもつ244nm波長の100mW CW
ビーム18を発生することができる。チューブ19は、
ビーム18を包囲し、外気流が波頭歪を生じるのを防止
するのに使用される。
子を形成するための本発明の装置を参照番号10で一般
的に示している。この装置10は、一般に、レーザ12
と、回転段14と、コントローラ16とを備えている。
レーザ12は、紫外線ビーム18を発生するのに適した
市場で入手できる連続波(CW)レーザであるのが好ま
しい。レーザ12は、倍周波数出力を発生するようにレ
ーザキャビティ内にベータ−硼酸バリウム(BBO)結
晶を含むアルゴンイオンレーザであるのが更に好まし
い。例えば、レーザ12は、長いコヒレンス長さ及び高
いビーム品質をもつ244nm波長の100mW CW
ビーム18を発生することができる。チューブ19は、
ビーム18を包囲し、外気流が波頭歪を生じるのを防止
するのに使用される。
【0007】半波長プレート20は、ビーム18の偏光
を90°回転するためにレーザ12と光学的に通信す
る。ビーム18の極性の回転は、以下に述べる正しい高
周波数の縞パターンを形成するために必要とされる。ガ
リレイ望遠鏡22は、ビーム18を受け取るために半波
長プレート20の下流に配置される。ガリレイ望遠鏡2
2は、ビーム拡張のための負のレンズ24と、レーザ1
2から中心ビームを分離するためのアパーチャー26
と、ビームを所望の直径にコリメートするための正のレ
ンズ28とを含む。ここでは、1.6cm直径のビーム
が使用されるのが好ましい。ビーム18から線焦点を形
成するためにガリレイ望遠鏡22に対して受光関係で円
柱状レンズ30が配置される。焦点距離15cmの円柱
状レンズがこの目的に特に良く適していると分かった。
を90°回転するためにレーザ12と光学的に通信す
る。ビーム18の極性の回転は、以下に述べる正しい高
周波数の縞パターンを形成するために必要とされる。ガ
リレイ望遠鏡22は、ビーム18を受け取るために半波
長プレート20の下流に配置される。ガリレイ望遠鏡2
2は、ビーム拡張のための負のレンズ24と、レーザ1
2から中心ビームを分離するためのアパーチャー26
と、ビームを所望の直径にコリメートするための正のレ
ンズ28とを含む。ここでは、1.6cm直径のビーム
が使用されるのが好ましい。ビーム18から線焦点を形
成するためにガリレイ望遠鏡22に対して受光関係で円
柱状レンズ30が配置される。焦点距離15cmの円柱
状レンズがこの目的に特に良く適していると分かった。
【0008】スクラッパミラー32は、円柱状レンズ3
0から線焦点を受け取るように回転段14に接続され
る。スクラッパミラー32は、S方向の偏光に最適な1
00%反射率のコーティングを有する3インチ型ミラー
であるのが好ましい。回転段14は、ビーム18の入射
角に対してミラー32を正確に回転するためにコントロ
ーラ16のナノコントローラ34と通信する。ミラー3
2を回転することによりブラッグ波長を変化させること
ができる。プラスチック包囲体35は、波頭歪を最小に
するために光学系を収容する。図2を参照すれば、ミラ
ー32が回転するところのピボット点36は、ミラー3
2が格子間隔を変えるために回転されたときに線焦点と
ファイバコアの適切な整列を確保する。以下に詳細に述
べるように、光ファイバブラッグ格子の自動的な製造
は、ピボット点36を適切に選択することにより改善さ
れる。適切な選択により、ピボット点36は、新たなブ
ラッグ波長へ切り換わるときにミラー32を並進移動す
る必要性を軽減する。
0から線焦点を受け取るように回転段14に接続され
る。スクラッパミラー32は、S方向の偏光に最適な1
00%反射率のコーティングを有する3インチ型ミラー
であるのが好ましい。回転段14は、ビーム18の入射
角に対してミラー32を正確に回転するためにコントロ
ーラ16のナノコントローラ34と通信する。ミラー3
2を回転することによりブラッグ波長を変化させること
ができる。プラスチック包囲体35は、波頭歪を最小に
するために光学系を収容する。図2を参照すれば、ミラ
ー32が回転するところのピボット点36は、ミラー3
2が格子間隔を変えるために回転されたときに線焦点と
ファイバコアの適切な整列を確保する。以下に詳細に述
べるように、光ファイバブラッグ格子の自動的な製造
は、ピボット点36を適切に選択することにより改善さ
れる。適切な選択により、ピボット点36は、新たなブ
ラッグ波長へ切り換わるときにミラー32を並進移動す
る必要性を軽減する。
【0009】再び図1を参照すれば、ナノコントローラ
34は、コンピュータ即ち中央処理ユニット(CPU)
38と、モニタ40と、キーボード42とを含む。又、
CPU38は、専用キーボード46を含むビーム診断シ
ステム44とも通信する。以下に詳細に述べるように、
ナノコントローラ34は、ミラー32の角度を調整する
ための駆動信号を供給する。この調整は、CPU38に
より制御される。光ファイバ48は、ファイバ取付部5
0によりミラー32に隣接して固定される。図3a−3
cから明らかなように、ファイバ48は、3軸並進移動
段52に張力で保持され、3軸並進移動段52は、1ミ
クロンの調整分解能を有するのが好ましい。この調整レ
ベルが好ましい理由は、ファイバ48のコア直径が2な
いし5ミクロン程度に小さいからである。最終並進移動
段54は、ファイバ48の一端56を上下に移動し、入
射ビームの2つの経路(1つは直接的そして1つはミラ
ー32からの反射)からの線焦点がファイバコアと一致
するよう確保する。2つの線焦点により形成される単一
スリット回折パターンをファイバコアからずれて回折す
るように調整することにより最終的な調整が与えられ
る。
34は、コンピュータ即ち中央処理ユニット(CPU)
38と、モニタ40と、キーボード42とを含む。又、
CPU38は、専用キーボード46を含むビーム診断シ
ステム44とも通信する。以下に詳細に述べるように、
ナノコントローラ34は、ミラー32の角度を調整する
ための駆動信号を供給する。この調整は、CPU38に
より制御される。光ファイバ48は、ファイバ取付部5
0によりミラー32に隣接して固定される。図3a−3
cから明らかなように、ファイバ48は、3軸並進移動
段52に張力で保持され、3軸並進移動段52は、1ミ
クロンの調整分解能を有するのが好ましい。この調整レ
ベルが好ましい理由は、ファイバ48のコア直径が2な
いし5ミクロン程度に小さいからである。最終並進移動
段54は、ファイバ48の一端56を上下に移動し、入
射ビームの2つの経路(1つは直接的そして1つはミラ
ー32からの反射)からの線焦点がファイバコアと一致
するよう確保する。2つの線焦点により形成される単一
スリット回折パターンをファイバコアからずれて回折す
るように調整することにより最終的な調整が与えられ
る。
【0010】ファイバ48に加えられる張力は、ファイ
バ取付部50に取り付けられたゲージ58に表示される
値を監視することによりセットされる。ファイバ48に
加えられる特定に張力に対して波長のシフトが実現され
る。波長の位置決め設定を行うときには、この既知の量
が考慮される。又、ここで図1も参照すれば、ナノコン
トローラ34は、駆動信号をナノドライブ100へ送
り、該ナノドライブは、ミラー32の角度を調整するよ
うに回転ドライブ104のモーメントアーム102を移
動する。ナノドライブ100は、CPU38により制御
され、マイクロラジアン角度の間隔を与えるようにナノ
ドライブ100をステップさせる。ミラー32の特定の
角度は、以下に述べるようにブラッグ波長に必要な角度
にセットされる。
バ取付部50に取り付けられたゲージ58に表示される
値を監視することによりセットされる。ファイバ48に
加えられる特定に張力に対して波長のシフトが実現され
る。波長の位置決め設定を行うときには、この既知の量
が考慮される。又、ここで図1も参照すれば、ナノコン
トローラ34は、駆動信号をナノドライブ100へ送
り、該ナノドライブは、ミラー32の角度を調整するよ
うに回転ドライブ104のモーメントアーム102を移
動する。ナノドライブ100は、CPU38により制御
され、マイクロラジアン角度の間隔を与えるようにナノ
ドライブ100をステップさせる。ミラー32の特定の
角度は、以下に述べるようにブラッグ波長に必要な角度
にセットされる。
【0011】図1から明らかなように、光ファイバ48
は、発光ダイオード(LED)60と光学スペクトル分
析器62との間に延びる。このように、ミラー32を介
して光ファイバ48により受け取られる放射は、LED
60で観察できる。又、格子が形成されている間に送信
スペクトルを分析器62で監視して、ブラッグ格子の波
長及び反射率を確認することができる。このように、所
望の反射率を得ることができる。図4を参照すれば、ミ
ラー32は、予め選択された波長のブラッグ格子を書き
込むのに適した第1の位置で示されている。例えば、こ
の波長は、通信業界に特に関心のあるものである。しか
しながら、本発明は、他の波長範囲のブラッグ格子を書
き込むのにも適していることに注意されたい。更に、こ
こに述べる第1、第2又は予め選択された波長は、波長
の領域を表し、従って、示された特定の波長に限定され
るものでないことも理解されたい。上記のように、ミラ
ー32は、これを予め選択されたピボット点36の周り
で回転することにより新たなブラッグ波長位置へと移動
することができる。しかしながら、ピボット点36が不
適切に選択された場合には、ミラー32は、最適な整列
を維持するように並進移動されねばならない。
は、発光ダイオード(LED)60と光学スペクトル分
析器62との間に延びる。このように、ミラー32を介
して光ファイバ48により受け取られる放射は、LED
60で観察できる。又、格子が形成されている間に送信
スペクトルを分析器62で監視して、ブラッグ格子の波
長及び反射率を確認することができる。このように、所
望の反射率を得ることができる。図4を参照すれば、ミ
ラー32は、予め選択された波長のブラッグ格子を書き
込むのに適した第1の位置で示されている。例えば、こ
の波長は、通信業界に特に関心のあるものである。しか
しながら、本発明は、他の波長範囲のブラッグ格子を書
き込むのにも適していることに注意されたい。更に、こ
こに述べる第1、第2又は予め選択された波長は、波長
の領域を表し、従って、示された特定の波長に限定され
るものでないことも理解されたい。上記のように、ミラ
ー32は、これを予め選択されたピボット点36の周り
で回転することにより新たなブラッグ波長位置へと移動
することができる。しかしながら、ピボット点36が不
適切に選択された場合には、ミラー32は、最適な整列
を維持するように並進移動されねばならない。
【0012】図4に示すように、ミラー32は、既知の
波長のブラッグ格子を書き込むための適切な位置にあ
る。UV書き込みビームの中心軸72は、ミラー32の
面74に入射することが明らかである。ミラー32の面
74に対するUVビーム18の入射角θの特定の関係
は、次の式で表される。 λB=n0・λuv/sin(θ) 但し、n0=ブラッグ波長におけるファイバコアの屈折
率、 θ=入射角、 λuv=UV光の波長、そして λB=ブラッグ波長、 である。ここに示す実施形態では、ビーム18の左部分
78は、ミラー32の面74で反射し、一方、ビーム1
8の右部分82は、ファイバ48へ直接進行する。ファ
イバ48において、ビーム18の左部分78は、ビーム
18の右部分82に重畳し、ブラッグ格子を書き込むに
必要な高い縞周波数の干渉像86を形成する。
波長のブラッグ格子を書き込むための適切な位置にあ
る。UV書き込みビームの中心軸72は、ミラー32の
面74に入射することが明らかである。ミラー32の面
74に対するUVビーム18の入射角θの特定の関係
は、次の式で表される。 λB=n0・λuv/sin(θ) 但し、n0=ブラッグ波長におけるファイバコアの屈折
率、 θ=入射角、 λuv=UV光の波長、そして λB=ブラッグ波長、 である。ここに示す実施形態では、ビーム18の左部分
78は、ミラー32の面74で反射し、一方、ビーム1
8の右部分82は、ファイバ48へ直接進行する。ファ
イバ48において、ビーム18の左部分78は、ビーム
18の右部分82に重畳し、ブラッグ格子を書き込むに
必要な高い縞周波数の干渉像86を形成する。
【0013】ビーム18の中心軸72がミラー32の頂
点76に交差しないときには、ビームの重畳が対称的で
なくなることが明らかである。即ち、ビーム18の左部
分78又は右部分82が、ビーム18の他の半部分8
2、78と同じ空間的な広がりをもたなくなる。ブラッ
グ波長を変更するように最適なピボット点36の周りで
ミラー32を回転することにより対称的な重畳が確保さ
れる。ミラー32の並進移動は、不適切なピボット点3
6の周りで回転が行われる場合にUV書き込みビーム1
8の左部分78及び右部分82の対称的な重畳を達成す
るために必要とされる。ミラー32は、ある範囲の既知
の波長のブラッグ書き込み位置の1つにミラー32を選
択的に位置設定するためにピボット点36の周りで回転
することができる。UVビーム18に沿った軸方向位置
は、ビーム18の円柱状焦点がファイバ48のコアに接
触するように選択される(図1)。
点76に交差しないときには、ビームの重畳が対称的で
なくなることが明らかである。即ち、ビーム18の左部
分78又は右部分82が、ビーム18の他の半部分8
2、78と同じ空間的な広がりをもたなくなる。ブラッ
グ波長を変更するように最適なピボット点36の周りで
ミラー32を回転することにより対称的な重畳が確保さ
れる。ミラー32の並進移動は、不適切なピボット点3
6の周りで回転が行われる場合にUV書き込みビーム1
8の左部分78及び右部分82の対称的な重畳を達成す
るために必要とされる。ミラー32は、ある範囲の既知
の波長のブラッグ書き込み位置の1つにミラー32を選
択的に位置設定するためにピボット点36の周りで回転
することができる。UVビーム18に沿った軸方向位置
は、ビーム18の円柱状焦点がファイバ48のコアに接
触するように選択される(図1)。
【0014】更に図4を参照すれば、線焦点とファイバ
48との適切な整列を確保するために、ビーム18に対
して円柱状レンズ30を回転することが必要となる。こ
れを達成するために、円柱状レンズ30は、線焦点をフ
ァイバ48に対して垂直にするために、ファイバ48に
平行になるよう回転される。これは、ファイバ48に適
切に整合した干渉を確保し、これは、ファイバ48のコ
アに高い空間的周波数の干渉像86を形成すると共に、
光ファイバブラッグ格子を形成するに必要な空間的に変
調されたUV光を形成する。
48との適切な整列を確保するために、ビーム18に対
して円柱状レンズ30を回転することが必要となる。こ
れを達成するために、円柱状レンズ30は、線焦点をフ
ァイバ48に対して垂直にするために、ファイバ48に
平行になるよう回転される。これは、ファイバ48に適
切に整合した干渉を確保し、これは、ファイバ48のコ
アに高い空間的周波数の干渉像86を形成すると共に、
光ファイバブラッグ格子を形成するに必要な空間的に変
調されたUV光を形成する。
【0015】従って、ミラー32のピボット点36は、
ある波長領域から別の波長領域へ、例えば、1300n
mから1500nmへ切り換えるときに有効な状態に保
たれる。ここに示す実施形態では、ピボット点36の位
置は、広範囲な入射角にわたって有効である。従って、
ブラッグの中心波長の正確な制御に伴い高品質のブラッ
グ格子を日常的に製造することができる。更に、異なる
波長で書き込むために公知システムに必要とされた装置
要素の飽き飽きするような整列は軽減される。以上の説
明から、当業者であれば、本発明の広範な技術が種々の
形態で実施できることが明らかであろう。それ故、本発
明を特定の実施形態について説明したが、添付図面、そ
れを参照した説明、及び特許請求の範囲から、他の変更
や修正が当業者に明らかであろうから、本発明は、上記
の説明に限定されるものではない。
ある波長領域から別の波長領域へ、例えば、1300n
mから1500nmへ切り換えるときに有効な状態に保
たれる。ここに示す実施形態では、ピボット点36の位
置は、広範囲な入射角にわたって有効である。従って、
ブラッグの中心波長の正確な制御に伴い高品質のブラッ
グ格子を日常的に製造することができる。更に、異なる
波長で書き込むために公知システムに必要とされた装置
要素の飽き飽きするような整列は軽減される。以上の説
明から、当業者であれば、本発明の広範な技術が種々の
形態で実施できることが明らかであろう。それ故、本発
明を特定の実施形態について説明したが、添付図面、そ
れを参照した説明、及び特許請求の範囲から、他の変更
や修正が当業者に明らかであろうから、本発明は、上記
の説明に限定されるものではない。
【図1】ブラッグの中心波長を正確に制御して光ファイ
バブラッグ格子を製造するための本発明による装置の概
略上面図である。
バブラッグ格子を製造するための本発明による装置の概
略上面図である。
【図2】図1の2−2線に沿ったスクラッパミラー及び
回転段の詳細な図である。
回転段の詳細な図である。
【図3a】図1の光ファイバ取付部及び回転段を示す図
である。
である。
【図3b】図1の光ファイバ取付部及び回転段を示す図
である。
である。
【図3c】図1の光ファイバ取付部及び回転段を示す図
である。
である。
【図4】高周波数の干渉像を形成するように重畳する入
射UVビームの多数の光線経路を示す図である。
射UVビームの多数の光線経路を示す図である。
10 光ファイバブラッグ格子を形成する装置 12 レーザ 14 回転段 16 コントローラ 18 紫外線ビーム 20 半波長プレート 22 ガリレイ望遠鏡 24 負のレンズ 26 アパーチャー 28 正のレンズ 30 円柱状レンズ 32 スクラッパミラー 34 ナノコントローラ 36 ピボット点 38 CPU 40 モニタ 42 キーボード 44 ビーム診断システム 48 光ファイバ 50 ファイバ取付部 54 最終的な並進移動段
Claims (20)
- 【請求項1】 ある範囲のブラッグ波長にわたり光ファ
イバブラッグ格子を書き込むための装置において、 紫外線ビームを発生するレーザと、 上記ビームがミラー表面に入射するように上記レーザの
下流に配置されたミラーと、 上記ビームの線焦点を上記ミラーの表面に平行に整列す
るように上記レーザと上記ミラーとの間に介在された円
柱状レンズと、 上記ミラーに接続され、上記ビームの入射角に対して予
め選択されたピボット点のまわりで上記ミラーを回転
し、上記範囲内で上記ブラッグ波長を変化させるための
回転段と、 上記ミラーの縁付近に配置され、上記ビームから上記ミ
ラーにより形成された高い縞周波数の干渉像をコア部分
で受け取る光ファイバとを備え、上記の高い縞周波数の
干渉像が上記ブラッグ格子をそこに書き込むことを特徴
とする装置。 - 【請求項2】 上記ミラーは、スクラッパミラーを更に
含む請求項1に記載の装置。 - 【請求項3】 上記ミラーの上記縁付近に上記ファイバ
を固定するためのファイバ取付部を更に備え、このファ
イバ取付部は、上記線焦点に対して上記コアの位置を調
整するための3軸並進移動段を含む請求項1に記載の装
置。 - 【請求項4】 上記ビームの偏光を90°回転するため
に上記レーザと上記円柱状レンズとの間に介在された半
波長プレートを更に備えた請求項1に記載の装置。 - 【請求項5】 上記ビームの直径を所定のサイズに変更
するために上記レーザと上記円柱状レンズとの間に介在
されたガリレイ望遠鏡を更に備えた請求項1に記載の装
置。 - 【請求項6】 上記ブラッグ格子が形成される間に上記
コアの波長及び反射率を監視するために上記光ファイバ
の第1端に接続された光学スペクトル分析器を更に備え
た請求項1に記載の装置。 - 【請求項7】 上記ビームに対して上記ミラーを正確に
回転するために上記回転段に作動的に接続されたナノコ
ントローラを更に備えた請求項1に記載の装置。 - 【請求項8】 上記ピボット点は、第1波長においてブ
ラッグ格子を書き込むための第1の向きと、第2波長に
おいてブラッグ格子を書き込むための第2の向きとの間
で上記ミラーを回転するところの位置に配置される請求
項1に記載の装置。 - 【請求項9】 上記レーザは、更に、倍周波数出力を発
生するためのベータ−硼酸バリウム結晶を含むアルゴン
イオンレーザである請求項1に記載の装置。 - 【請求項10】 上記ビームは、更に、244nm波長
の100mW連続波ビームである請求項1に記載の装
置。 - 【請求項11】 上記ミラーは、更に、S方向に偏光さ
れた100%反射率のコーティングが付着された3イン
チ型のスクラッパミラーである請求項1に記載の装置。 - 【請求項12】 上記円柱状レンズは、更に、焦点距離
が15cmの円柱状レンズである請求項1に記載の装
置。 - 【請求項13】 上記ファイバ取付部は、更に、上記線
焦点を上記ファイバのコアに整列するために上記ファイ
バの一端を上記ミラーに対して垂直に移動する最終的な
並進移動段を含む請求項3に記載の装置。 - 【請求項14】 上記ファイバ取付部は、更に、上記フ
ァイバに付与される張力に基づいて上記ブラッグ波長を
シフトするためのテンション部材を含む請求項3に記載
の装置。 - 【請求項15】 上記ガリレイ望遠鏡は、更に、 上記ビームの直径を拡大するためのビーム拡散器と、 上記ビームを所定の直径に維持するためのコリメートレ
ンズと、を含む請求項5に記載の装置。 - 【請求項16】 上記予め選択された直径は、1.6c
mに等しい請求項15に記載の装置。 - 【請求項17】 上記ナノコントローラは、更に、ビー
ム診断システムに作動的に接続されたコンピュータを含
む請求項7に記載の装置。 - 【請求項18】 ある範囲のブラッグ波長にわたり光フ
ァイバブラッグ格子を書き込むための方法において、 紫外線ビームを発生するレーザを選択し、 上記ビームがミラー面に入射するように上記レーザの下
流にミラーを配置し、 上記ビームの線焦点を上記ミラー面に平行に整列するよ
うに上記レーザと上記ミラーとの間に円柱状レンズを介
在し、 上記ビームの入射角に対して予め選択されたピボット点
の周りで上記ミラーを回転して上記範囲内で上記ブラッ
グ波長を変化させるために上記ミラーに回転段を接続
し、 上記ビームから上記ミラーにより形成された高い縞周波
数の干渉像をコア部分で受け取るように上記ミラーの縁
付近に光ファイバを固定し、上記の高い縞周波数の干渉
像は、上記ブラッグ格子をそこに書き込み、そして上記
線焦点が上記ファイバの上記コア部分に当たるようにす
る、という段階を含むことを特徴とする方法。 - 【請求項19】 上記ミラーの上記縁付近に上記ファイ
バを固定するためのファイバ取付部を更に設け、このフ
ァイバ取付部は、上記線焦点に対して上記コアの位置を
調整するための3軸並進移動段を含む請求項18に記載
の方法。 - 【請求項20】 上記ミラーは、更に、スクラッパミラ
ーである請求項18に記載の方法。
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