JPH1168842A - パケットルーチング方法 - Google Patents
パケットルーチング方法Info
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- JPH1168842A JPH1168842A JP22455497A JP22455497A JPH1168842A JP H1168842 A JPH1168842 A JP H1168842A JP 22455497 A JP22455497 A JP 22455497A JP 22455497 A JP22455497 A JP 22455497A JP H1168842 A JPH1168842 A JP H1168842A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 受信したIPパケットの送信元IPアドレス
が当該IPパケットを受信した方向に存在しない場合に
そのIPパケットを破棄する機能を有するIPルータが
IPネットワーク上に存在する場合であっても、移動端
末から送信されるデータを正常に宛先まで届けること。 【解決手段】 移動端末102がサブネットワーク10
4においてデータ端末105に向けてIPパケットを送
信すると、FA装置107は、そのIPパケットを受信
し、宛先IPアドレスがサブネットワーク103に属す
るIPアドレスであり送信元IPアドレスがサブネット
ワーク104に属するIPアドレスであるIPヘッダで
カプセル化してIPネットワーク101に送出する。そ
して、HA装置106は、受信したそのカプセル化IP
パケットをデカプセル化し、再びIPネットワーク10
1に送出する。
が当該IPパケットを受信した方向に存在しない場合に
そのIPパケットを破棄する機能を有するIPルータが
IPネットワーク上に存在する場合であっても、移動端
末から送信されるデータを正常に宛先まで届けること。 【解決手段】 移動端末102がサブネットワーク10
4においてデータ端末105に向けてIPパケットを送
信すると、FA装置107は、そのIPパケットを受信
し、宛先IPアドレスがサブネットワーク103に属す
るIPアドレスであり送信元IPアドレスがサブネット
ワーク104に属するIPアドレスであるIPヘッダで
カプセル化してIPネットワーク101に送出する。そ
して、HA装置106は、受信したそのカプセル化IP
パケットをデカプセル化し、再びIPネットワーク10
1に送出する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパケットルーチング
方法に関し、特に複数のパケット通信網の間を端末が移
動する場合に当該端末から発信されるパケットを適切に
ルーチングするための技術に関する。
方法に関し、特に複数のパケット通信網の間を端末が移
動する場合に当該端末から発信されるパケットを適切に
ルーチングするための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータ等のデータ端末
間の通信においては、現在IPパケット通信が広く利用
されている。このIPパケット通信(IP:Internet P
rotocol)では、端末が存在するエリア(サブネットワ
ーク)情報を含むIPアドレスを用いてIPパケットを
宛先の端末にルーチングする。
間の通信においては、現在IPパケット通信が広く利用
されている。このIPパケット通信(IP:Internet P
rotocol)では、端末が存在するエリア(サブネットワ
ーク)情報を含むIPアドレスを用いてIPパケットを
宛先の端末にルーチングする。
【0003】そこで、異なるサブネットワークに渡って
端末が移動した場合に、該端末に割当てられているIP
アドレスを変更することなく該端末宛へIPパケットを
転送するために、IETF(Internet Engineering Tas
k Force)においてIPパケットをカプセル化すること
によるトンネンリングの技術が検討されている。
端末が移動した場合に、該端末に割当てられているIP
アドレスを変更することなく該端末宛へIPパケットを
転送するために、IETF(Internet Engineering Tas
k Force)においてIPパケットをカプセル化すること
によるトンネンリングの技術が検討されている。
【0004】図10は、IETFのRFC2002“I
P Mobility Support”における端末
移動時の動作を説明する図である。図10において、1
01はIPパケットを転送するIPネットワーク、10
2は移動端末であり、103は移動端末102が本来存
在するサブネットワークである。移動端末102にはサ
ブネットワーク103の情報を含むIPアドレス、例え
ばA1が割当てられている。ここで、このIPアドレス
に含まれる“A”はサブネットワーク103を識別する
ネットワークアドレスである。104は移動端末102
が移動する先のサブネットワークの一例であり、ここで
はサブネットワーク104を識別するネットワークアド
レスを“B”とする。105は移動端末102と通信を
行うデータ端末であり、IPアドレスとしてC1が割当
てられている。106はサブネットワークアドレスAを
含むIPアドレスを有する移動端末102の移動を管理
する機能であるホームエージェント(HA)を有するH
A装置、107はサブネットワークBに移動してきた移
動端末を管理する機能であるフォーリンエージェント
(FA)を有するFA装置である。また、矢印108は
データ端末105から移動端末102へのIPパケット
の転送経路を示し、矢印201は移動端末102からデ
ータ端末105へのIPパケットの転送経路を示す。
P Mobility Support”における端末
移動時の動作を説明する図である。図10において、1
01はIPパケットを転送するIPネットワーク、10
2は移動端末であり、103は移動端末102が本来存
在するサブネットワークである。移動端末102にはサ
ブネットワーク103の情報を含むIPアドレス、例え
ばA1が割当てられている。ここで、このIPアドレス
に含まれる“A”はサブネットワーク103を識別する
ネットワークアドレスである。104は移動端末102
が移動する先のサブネットワークの一例であり、ここで
はサブネットワーク104を識別するネットワークアド
レスを“B”とする。105は移動端末102と通信を
行うデータ端末であり、IPアドレスとしてC1が割当
てられている。106はサブネットワークアドレスAを
含むIPアドレスを有する移動端末102の移動を管理
する機能であるホームエージェント(HA)を有するH
A装置、107はサブネットワークBに移動してきた移
動端末を管理する機能であるフォーリンエージェント
(FA)を有するFA装置である。また、矢印108は
データ端末105から移動端末102へのIPパケット
の転送経路を示し、矢印201は移動端末102からデ
ータ端末105へのIPパケットの転送経路を示す。
【0005】図11は、データ端末105から移動端末
102までのIPパケットの転送経路におけるIPパケ
ットのカプセル化及びデカプセル化の様子を示す図であ
り、図12は、移動端末102からデータ端末105に
送信する場合のIPパケットを示す図である。以下、図
10乃至12を用いて移動端末102がサブネットワー
ク間を移動する時のIPパケットの転送について説明す
る。
102までのIPパケットの転送経路におけるIPパケ
ットのカプセル化及びデカプセル化の様子を示す図であ
り、図12は、移動端末102からデータ端末105に
送信する場合のIPパケットを示す図である。以下、図
10乃至12を用いて移動端末102がサブネットワー
ク間を移動する時のIPパケットの転送について説明す
る。
【0006】まず、データ端末105が移動端末102
にIPパケットを転送する場合、図11(a)に示すI
Pパケット301を送信する。この場合、IPヘッダ3
04の宛先IPアドレス306に移動端末102に割り
当てられたIPアドレスであるA1を設定し、送信元I
Pアドレス307にデータ端末105のIPアドレスで
あるC1を設定し、IPネットワーク101に送出す
る。HA装置106は移動端末102がサブネットワー
ク104に移動していることを所定方法により認識して
おり、移動端末102宛てのIPパケット301を受信
すると、図11(b)に示すように、それをIPネット
ワーク101で移動端末102の存在する位置にまで転
送可能とするためのIPヘッダ305を付与(カプセル
化)したIPパケット302を生成する。すなわち、該
移動端末102の移動先であるサブネットワーク104
のネットワークアドレスBを含むIPアドレスBnを宛
先IPアドレス308とするIPヘッダ305を付与す
る。HA装置106では、このカプセリング処理を実施
し、再度IPネットワーク101に該IPパケット30
2を送信する。
にIPパケットを転送する場合、図11(a)に示すI
Pパケット301を送信する。この場合、IPヘッダ3
04の宛先IPアドレス306に移動端末102に割り
当てられたIPアドレスであるA1を設定し、送信元I
Pアドレス307にデータ端末105のIPアドレスで
あるC1を設定し、IPネットワーク101に送出す
る。HA装置106は移動端末102がサブネットワー
ク104に移動していることを所定方法により認識して
おり、移動端末102宛てのIPパケット301を受信
すると、図11(b)に示すように、それをIPネット
ワーク101で移動端末102の存在する位置にまで転
送可能とするためのIPヘッダ305を付与(カプセル
化)したIPパケット302を生成する。すなわち、該
移動端末102の移動先であるサブネットワーク104
のネットワークアドレスBを含むIPアドレスBnを宛
先IPアドレス308とするIPヘッダ305を付与す
る。HA装置106では、このカプセリング処理を実施
し、再度IPネットワーク101に該IPパケット30
2を送信する。
【0007】そして、IPパケット302はIPネット
ワーク101を介してFA装置107に送達される。こ
こで、FA装置107は、IPパケット302のIPヘ
ッダ305を外し(デカプセル化)、図11(c)に示
すIPパケット303を最終目的である移動端末102
に渡す。以上により、移動端末102がサブネットワー
クに渡って移動した場合に、該移動端末102宛てのI
Pパケット301が転送されることとなる。
ワーク101を介してFA装置107に送達される。こ
こで、FA装置107は、IPパケット302のIPヘ
ッダ305を外し(デカプセル化)、図11(c)に示
すIPパケット303を最終目的である移動端末102
に渡す。以上により、移動端末102がサブネットワー
クに渡って移動した場合に、該移動端末102宛てのI
Pパケット301が転送されることとなる。
【0008】一方、移動端末102からデータ端末10
5にIPパケットを送信する場合は、図12に示すIP
パケット401がIPネットワーク101に送出される
ことになる。すなわち、IPヘッダ402の宛先IPア
ドレス403にはデータ端末105のIPアドレスC1
が設定され、送信元IPアドレス404には移動端末1
02のIPアドレスA1が設定される。このIPパケッ
ト401をIPネットワーク101で転送して目的とす
るデータ端末105に送信する。
5にIPパケットを送信する場合は、図12に示すIP
パケット401がIPネットワーク101に送出される
ことになる。すなわち、IPヘッダ402の宛先IPア
ドレス403にはデータ端末105のIPアドレスC1
が設定され、送信元IPアドレス404には移動端末1
02のIPアドレスA1が設定される。このIPパケッ
ト401をIPネットワーク101で転送して目的とす
るデータ端末105に送信する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】IPネットワーク10
1内でIPパケットの転送を行う装置、例えばIPルー
タ109においては、IPヘッダの宛先IPアドレスを
用いて目的とする端末に送達する。しかし、このIPル
ータはIPパケットをルーチングする際に、不正なルー
チングを排除するため、IPヘッダの送信元IPアドレ
スに含まれるサブネットワークアドレスがIPパケット
を受信した方向に存在するかを調べることがある。そし
て、このようなIPルータ109が移動端末102から
データ端末105までのIPパケットの経路201に存
在した場合、送信元IPアドレスに含まれるサブネット
ワークアドレスと移動端末が存在する移動先のサブネッ
トワークアドレスが異なるため、IPルータ109は不
正ルーチングであると判断し、該IPパケットは廃棄さ
れデータ端末105に届かないこととなる。
1内でIPパケットの転送を行う装置、例えばIPルー
タ109においては、IPヘッダの宛先IPアドレスを
用いて目的とする端末に送達する。しかし、このIPル
ータはIPパケットをルーチングする際に、不正なルー
チングを排除するため、IPヘッダの送信元IPアドレ
スに含まれるサブネットワークアドレスがIPパケット
を受信した方向に存在するかを調べることがある。そし
て、このようなIPルータ109が移動端末102から
データ端末105までのIPパケットの経路201に存
在した場合、送信元IPアドレスに含まれるサブネット
ワークアドレスと移動端末が存在する移動先のサブネッ
トワークアドレスが異なるため、IPルータ109は不
正ルーチングであると判断し、該IPパケットは廃棄さ
れデータ端末105に届かないこととなる。
【0010】本発明は上記課題に鑑みてなされたもので
あって、その目的は、受信したIPパケットの送信元I
Pアドレスが当該IPパケットを受信した方向に存在し
ない場合にそのIPパケットを破棄する機能を有するI
PルータがIPネットワーク上に存在する場合であって
も、移動端末から送信されるデータを正常に宛先まで届
けることのできるパケットルーチング方法を提供するこ
とにある。
あって、その目的は、受信したIPパケットの送信元I
Pアドレスが当該IPパケットを受信した方向に存在し
ない場合にそのIPパケットを破棄する機能を有するI
PルータがIPネットワーク上に存在する場合であって
も、移動端末から送信されるデータを正常に宛先まで届
けることのできるパケットルーチング方法を提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、第1の発明は、第一のサブネットワークに対応して
設けられ、該第一のサブネットワークとIPネットワー
クとの間の通信を中継する第一の通信中継装置と、第二
のサブネットワークに対応して設けられ、前記第一のサ
ブネットワークに属するIPアドレスが割り当てられた
移動端末が担当領域内に移動してきた場合に、該移動端
末が送信するデータを受信し、該データに基づくIPパ
ケットをIPネットワークに送出する第二の通信中継装
置と、を用いるパケットルーチング方法であって、前記
第二の通信中継装置にて、前記移動端末からデータを受
信し、該データに基づき、該データの最終的な宛先であ
るIPアドレスの情報と前記移動端末に割り当てられた
IPアドレスの情報とを含むデータ本体に、前記第一の
サブネットワークに属するIPアドレスを宛先IPアド
レスとするとともに前記第二のサブネットワークに属す
るIPアドレスを送信元IPアドレスとするIPヘッダ
を付してなる、カプセル化IPパケットをIPネットワ
ークに送出し、前記第一の通信中継装置にて、前記第二
の中継装置から送出されるカプセル化IPパケットを受
信する場合に、該カプセル化IPパケットに基づき、該
IPパケットの最終的な宛先であるIPアドレスを宛先
IPアドレスとするとともに前記移動端末に割り当てら
れたIPアドレスを送信元IPアドレスとするIPヘッ
ダを付してなるデカプセル化IPパケットをIPネット
ワークに送出するものである。
に、第1の発明は、第一のサブネットワークに対応して
設けられ、該第一のサブネットワークとIPネットワー
クとの間の通信を中継する第一の通信中継装置と、第二
のサブネットワークに対応して設けられ、前記第一のサ
ブネットワークに属するIPアドレスが割り当てられた
移動端末が担当領域内に移動してきた場合に、該移動端
末が送信するデータを受信し、該データに基づくIPパ
ケットをIPネットワークに送出する第二の通信中継装
置と、を用いるパケットルーチング方法であって、前記
第二の通信中継装置にて、前記移動端末からデータを受
信し、該データに基づき、該データの最終的な宛先であ
るIPアドレスの情報と前記移動端末に割り当てられた
IPアドレスの情報とを含むデータ本体に、前記第一の
サブネットワークに属するIPアドレスを宛先IPアド
レスとするとともに前記第二のサブネットワークに属す
るIPアドレスを送信元IPアドレスとするIPヘッダ
を付してなる、カプセル化IPパケットをIPネットワ
ークに送出し、前記第一の通信中継装置にて、前記第二
の中継装置から送出されるカプセル化IPパケットを受
信する場合に、該カプセル化IPパケットに基づき、該
IPパケットの最終的な宛先であるIPアドレスを宛先
IPアドレスとするとともに前記移動端末に割り当てら
れたIPアドレスを送信元IPアドレスとするIPヘッ
ダを付してなるデカプセル化IPパケットをIPネット
ワークに送出するものである。
【0012】第2の発明は、第1の発明において、前記
第二の通信中継装置にて、所定条件下で、前記カプセル
化IPパケットに代えて、前記移動端末から受信するデ
ータに基づき、IPパケットの最終的な宛先であるIP
アドレスを宛先IPアドレスとするとともに前記移動端
末に割り当てられたIPアドレスを送信元IPアドレス
とするIPヘッダを付してなる直送用IPパケットをI
Pネットワークに送出するものである。
第二の通信中継装置にて、所定条件下で、前記カプセル
化IPパケットに代えて、前記移動端末から受信するデ
ータに基づき、IPパケットの最終的な宛先であるIP
アドレスを宛先IPアドレスとするとともに前記移動端
末に割り当てられたIPアドレスを送信元IPアドレス
とするIPヘッダを付してなる直送用IPパケットをI
Pネットワークに送出するものである。
【0013】第3の発明は、第2の発明において、前記
第二の中継装置にて、前記移動端末からデータを受信す
る場合に、該データの最終的な宛先であるIPアドレス
を宛先IPアドレスとするとともに前記移動端末に割り
当てられたIPアドレスを送信元IPアドレスとするI
Pヘッダを付してなる試験用IPパケットをIPネット
ワークに送出し、該試験用IPパケットに対する応答の
有無に基づいて、前記カプセル化IPパケット又は前記
直送用IPパケットのいずれをIPネットワークに送出
するかを決定するものである。
第二の中継装置にて、前記移動端末からデータを受信す
る場合に、該データの最終的な宛先であるIPアドレス
を宛先IPアドレスとするとともに前記移動端末に割り
当てられたIPアドレスを送信元IPアドレスとするI
Pヘッダを付してなる試験用IPパケットをIPネット
ワークに送出し、該試験用IPパケットに対する応答の
有無に基づいて、前記カプセル化IPパケット又は前記
直送用IPパケットのいずれをIPネットワークに送出
するかを決定するものである。
【0014】第4の発明は、第2又は第3の発明におい
て、前記第二の中継装置にて、所定の宛先及び送信元を
有するデータについて前記カプセル化IPパケット又は
前記直送用IPパケットのいずれをIPネットワークに
送出すべきか、を表す選択情報をメモリに記憶し、該選
択情報に基づいて、前記カプセル化IPパケット又は前
記直送用IPパケットのいずれをIPネットワークに送
出すべきかを決定するものである。
て、前記第二の中継装置にて、所定の宛先及び送信元を
有するデータについて前記カプセル化IPパケット又は
前記直送用IPパケットのいずれをIPネットワークに
送出すべきか、を表す選択情報をメモリに記憶し、該選
択情報に基づいて、前記カプセル化IPパケット又は前
記直送用IPパケットのいずれをIPネットワークに送
出すべきかを決定するものである。
【0015】第5の発明は、第4の発明において、前記
第二の中継装置にて、前記選択情報に基づく所定の試験
用IPパケットをIPネットワークに送出し、該試験用
IPパケットに対する応答の有無に基づいて前記メモリ
に記憶された前記選択情報を更新するものである。
第二の中継装置にて、前記選択情報に基づく所定の試験
用IPパケットをIPネットワークに送出し、該試験用
IPパケットに対する応答の有無に基づいて前記メモリ
に記憶された前記選択情報を更新するものである。
【0016】第6の発明は、第一のサブネットワークに
対応して設けられ、該第一のサブネットワークとIPネ
ットワークとの間の通信を中継する第一の通信中継装置
と、第二のサブネットワークに対応して設けられ、前記
第一のサブネットワークに属するIPアドレスが割り当
てられた移動端末が担当領域内に移動してきた場合に、
該移動端末が送信するデータを受信し、該データに基づ
くIPパケットをIPネットワークに送出する第二の通
信中継装置と、を用いるパケットルーチング方法であっ
て、前記第二の通信中継装置にて、前記移動端末からデ
ータを受信し、該データに基づき、該データの最終的な
宛先であるIPアドレスを宛先IPアドレスとするとと
もに前記移動端末に割り当てられたIPアドレスを送信
元IPアドレスとするIPヘッダを付してなる直送用I
PパケットをIPネットワークに送出するとともに、該
データの最終的な宛先であるIPアドレスを宛先IPア
ドレスとするとともに前記移動端末に割り当てられたI
Pアドレスを送信元IPアドレスとするIPヘッダを付
してなる試験用IPパケットをIPネットワークに送出
し、該試験用IPパケットに対する応答がない場合は、
前記移動端末から受信するデータについて、該データの
最終的な宛先であるIPアドレスの情報と前記移動端末
に割り当てられたIPアドレスの情報とを含むデータ本
体に、前記第一のサブネットワークに属するIPアドレ
スを宛先IPアドレスとするとともに前記第二のサブネ
ットワークに属するIPアドレスを送信元IPアドレス
とするIPヘッダを付してなる、カプセル化IPパケッ
トをIPネットワークに送出し、前記第一の通信中継装
置にて、前記第二の中継装置から送出されるカプセル化
IPパケットを受信する場合に、該カプセル化IPパケ
ットに基づき、該IPパケットの最終的な宛先であるI
Pアドレスを宛先IPアドレスとするとともに前記移動
端末に割り当てられたIPアドレスを送信元IPアドレ
スとするIPヘッダを付してなるデカプセル化IPパケ
ットをIPネットワークに送出するものである。
対応して設けられ、該第一のサブネットワークとIPネ
ットワークとの間の通信を中継する第一の通信中継装置
と、第二のサブネットワークに対応して設けられ、前記
第一のサブネットワークに属するIPアドレスが割り当
てられた移動端末が担当領域内に移動してきた場合に、
該移動端末が送信するデータを受信し、該データに基づ
くIPパケットをIPネットワークに送出する第二の通
信中継装置と、を用いるパケットルーチング方法であっ
て、前記第二の通信中継装置にて、前記移動端末からデ
ータを受信し、該データに基づき、該データの最終的な
宛先であるIPアドレスを宛先IPアドレスとするとと
もに前記移動端末に割り当てられたIPアドレスを送信
元IPアドレスとするIPヘッダを付してなる直送用I
PパケットをIPネットワークに送出するとともに、該
データの最終的な宛先であるIPアドレスを宛先IPア
ドレスとするとともに前記移動端末に割り当てられたI
Pアドレスを送信元IPアドレスとするIPヘッダを付
してなる試験用IPパケットをIPネットワークに送出
し、該試験用IPパケットに対する応答がない場合は、
前記移動端末から受信するデータについて、該データの
最終的な宛先であるIPアドレスの情報と前記移動端末
に割り当てられたIPアドレスの情報とを含むデータ本
体に、前記第一のサブネットワークに属するIPアドレ
スを宛先IPアドレスとするとともに前記第二のサブネ
ットワークに属するIPアドレスを送信元IPアドレス
とするIPヘッダを付してなる、カプセル化IPパケッ
トをIPネットワークに送出し、前記第一の通信中継装
置にて、前記第二の中継装置から送出されるカプセル化
IPパケットを受信する場合に、該カプセル化IPパケ
ットに基づき、該IPパケットの最終的な宛先であるI
Pアドレスを宛先IPアドレスとするとともに前記移動
端末に割り当てられたIPアドレスを送信元IPアドレ
スとするIPヘッダを付してなるデカプセル化IPパケ
ットをIPネットワークに送出するものである。
【0017】第7の発明は、第一のサブネットワークに
対応して設けられ、該第一のサブネットワークとIPネ
ットワークとの間の通信を中継する第一の通信中継装置
と、第二のサブネットワークに対応して設けられ、前記
第一のサブネットワークに属するIPアドレスが割り当
てられた移動端末が担当領域内に移動してきた場合に、
該移動端末が送信するデータを受信し、該データに基づ
くIPパケットをIPネットワークに送出する第二の通
信中継装置と、を用いるパケットルーチング方法であっ
て、前記第二の通信中継装置にて、前記移動端末からデ
ータを受信し、該データに基づき、該データの最終的な
宛先であるIPアドレスの情報と前記移動端末に割り当
てられたIPアドレスの情報とを含むデータ本体に、前
記第一のサブネットワークに属するIPアドレスを宛先
IPアドレスとするとともに前記第二のサブネットワー
クに属するIPアドレスを送信元IPアドレスとするI
Pヘッダを付してなる、カプセル化IPパケットをIP
ネットワークに送出するとともに、該データの最終的な
宛先であるIPアドレスを宛先IPアドレスとするとと
もに前記移動端末に割り当てられたIPアドレスを送信
元IPアドレスとするIPヘッダを付してなる試験用I
PパケットをIPネットワークに送出し、該試験用IP
パケットに対する応答がある場合は、その後所定期間内
に前記移動端末から受信するデータについて、該データ
の最終的な宛先であるIPアドレスを宛先IPアドレス
とするとともに前記移動端末に割り当てられたIPアド
レスを送信元IPアドレスとするIPヘッダを付してな
る直送用IPパケットをIPネットワークに送出し、該
試験用IPパケットに対する応答がない場合は、その後
所定期間内に前記移動端末から受信するデータについ
て、前記カプセル化IPパケットをIPネットワークに
送出し、前記第一の通信中継装置にて、前記第二の中継
装置から送出されるカプセル化IPパケットを受信する
場合に、該カプセル化IPパケットに基づき、該IPパ
ケットの最終的な宛先であるIPアドレスを宛先IPア
ドレスとするとともに前記移動端末に割り当てられたI
Pアドレスを送信元IPアドレスとするIPヘッダを付
してなるデカプセル化IPパケットをIPネットワーク
に送出するものである。
対応して設けられ、該第一のサブネットワークとIPネ
ットワークとの間の通信を中継する第一の通信中継装置
と、第二のサブネットワークに対応して設けられ、前記
第一のサブネットワークに属するIPアドレスが割り当
てられた移動端末が担当領域内に移動してきた場合に、
該移動端末が送信するデータを受信し、該データに基づ
くIPパケットをIPネットワークに送出する第二の通
信中継装置と、を用いるパケットルーチング方法であっ
て、前記第二の通信中継装置にて、前記移動端末からデ
ータを受信し、該データに基づき、該データの最終的な
宛先であるIPアドレスの情報と前記移動端末に割り当
てられたIPアドレスの情報とを含むデータ本体に、前
記第一のサブネットワークに属するIPアドレスを宛先
IPアドレスとするとともに前記第二のサブネットワー
クに属するIPアドレスを送信元IPアドレスとするI
Pヘッダを付してなる、カプセル化IPパケットをIP
ネットワークに送出するとともに、該データの最終的な
宛先であるIPアドレスを宛先IPアドレスとするとと
もに前記移動端末に割り当てられたIPアドレスを送信
元IPアドレスとするIPヘッダを付してなる試験用I
PパケットをIPネットワークに送出し、該試験用IP
パケットに対する応答がある場合は、その後所定期間内
に前記移動端末から受信するデータについて、該データ
の最終的な宛先であるIPアドレスを宛先IPアドレス
とするとともに前記移動端末に割り当てられたIPアド
レスを送信元IPアドレスとするIPヘッダを付してな
る直送用IPパケットをIPネットワークに送出し、該
試験用IPパケットに対する応答がない場合は、その後
所定期間内に前記移動端末から受信するデータについ
て、前記カプセル化IPパケットをIPネットワークに
送出し、前記第一の通信中継装置にて、前記第二の中継
装置から送出されるカプセル化IPパケットを受信する
場合に、該カプセル化IPパケットに基づき、該IPパ
ケットの最終的な宛先であるIPアドレスを宛先IPア
ドレスとするとともに前記移動端末に割り当てられたI
Pアドレスを送信元IPアドレスとするIPヘッダを付
してなるデカプセル化IPパケットをIPネットワーク
に送出するものである。
【0018】第8の発明は、第3,第5,第6,第7の
いずれかの発明において、前記試験用IPパケットとし
てICMP(Internet Control Message Protocol)に
基づくエコーパケットを用いるものである。
いずれかの発明において、前記試験用IPパケットとし
てICMP(Internet Control Message Protocol)に
基づくエコーパケットを用いるものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
に基づいて詳細に説明する。
【0020】実施の形態1.図1は、実施の形態1に係
るパケットルーチング方法におけるIPパケットの転送
経路を示す図である。また、図2は、移動端末102か
らデータ端末105へ送信するIPパケットのカプセル
化/デカプセル化の様子を示す図である。なお、図1に
示すネットワークの構成は、図10で既に示したネット
ワークの構成とほぼ同様であるから、対応する構成に同
一符号を付して、ここでは説明を省略する。
るパケットルーチング方法におけるIPパケットの転送
経路を示す図である。また、図2は、移動端末102か
らデータ端末105へ送信するIPパケットのカプセル
化/デカプセル化の様子を示す図である。なお、図1に
示すネットワークの構成は、図10で既に示したネット
ワークの構成とほぼ同様であるから、対応する構成に同
一符号を付して、ここでは説明を省略する。
【0021】まず、移動端末102は、データ端末10
5にIPパケットを送信する場合、図2(a)に示すI
Pパケット501をFA装置107(第二の中継装置)
に送信する。ここで、IPパケット501のIPヘッダ
504内で、宛先IPアドレス506には移動端末10
2から送信されるデータの最終的な到達先であるデータ
端末105のIPアドレスC1が設定されており、送信
元IPアドレス507にはIPパケット501の送信者
である移動端末102のIPアドレスA1が設定されて
いる。FA装置107は、該IPパケット501を受信
した時、図2(b)に示す、IPパケット501に新た
なIPヘッダ505を付加してなるIPパケット502
を生成する。このIPパケット502に付加されるIP
ヘッダ505には、宛先IPアドレス508として移動
端末102が本来存在するサブネットワーク内のアドレ
ス空間の1つのIPアドレスAnが設定され、送信元I
PアドレスとしてFA装置107が存在するサブネット
ワーク内のアドレス空間の1つのIPアドレスBnが設
定されている。
5にIPパケットを送信する場合、図2(a)に示すI
Pパケット501をFA装置107(第二の中継装置)
に送信する。ここで、IPパケット501のIPヘッダ
504内で、宛先IPアドレス506には移動端末10
2から送信されるデータの最終的な到達先であるデータ
端末105のIPアドレスC1が設定されており、送信
元IPアドレス507にはIPパケット501の送信者
である移動端末102のIPアドレスA1が設定されて
いる。FA装置107は、該IPパケット501を受信
した時、図2(b)に示す、IPパケット501に新た
なIPヘッダ505を付加してなるIPパケット502
を生成する。このIPパケット502に付加されるIP
ヘッダ505には、宛先IPアドレス508として移動
端末102が本来存在するサブネットワーク内のアドレ
ス空間の1つのIPアドレスAnが設定され、送信元I
PアドレスとしてFA装置107が存在するサブネット
ワーク内のアドレス空間の1つのIPアドレスBnが設
定されている。
【0022】ここで、かかるIPパケット502をFA
装置107がIPネットワーク101に送信した場合、
既述したように、IPルータ109がIPパケットのヘ
ッダ505を調べる場合がある。しかし、本パケットル
ーチング方法によれば、IPパケット502の送信元I
Pアドレス509はBnに設定されているから、IPパ
ケット502が送信されてきたルート上にサブネットワ
ーク104(ネットワークアドレスB)が存在するため
に、このルーチングが正常であると判断する。そして、
宛先IPアドレス508はAnであるためIPパケット
502をサブネットワーク102(ネットワークアドレ
スA)に送信する。
装置107がIPネットワーク101に送信した場合、
既述したように、IPルータ109がIPパケットのヘ
ッダ505を調べる場合がある。しかし、本パケットル
ーチング方法によれば、IPパケット502の送信元I
Pアドレス509はBnに設定されているから、IPパ
ケット502が送信されてきたルート上にサブネットワ
ーク104(ネットワークアドレスB)が存在するため
に、このルーチングが正常であると判断する。そして、
宛先IPアドレス508はAnであるためIPパケット
502をサブネットワーク102(ネットワークアドレ
スA)に送信する。
【0023】この後、IPパケット502はHA装置1
06(第一の中継装置)で受信される。HA装置106
は、該IPパケット502がカプセル化されていると認
識して、IPヘッダ505を外して図2(c)に示すI
Pパケット503を生成し、このIPパケット503を
再度IPネットワーク101に送信する。該IPパケッ
ト503は、宛先IPアドレス506により最終的な宛
先であるデータ端末105(IPアドレスC1)に送達
される。
06(第一の中継装置)で受信される。HA装置106
は、該IPパケット502がカプセル化されていると認
識して、IPヘッダ505を外して図2(c)に示すI
Pパケット503を生成し、このIPパケット503を
再度IPネットワーク101に送信する。該IPパケッ
ト503は、宛先IPアドレス506により最終的な宛
先であるデータ端末105(IPアドレスC1)に送達
される。
【0024】以上の処理により、本パケットルーチング
方法によれば、移動端末102から送信されたIPパケ
ット501は図1の矢印108で示す経路を辿ってデー
タ端末105に届けられ、IPネットワーク101上に
配設されたIPルータ109によって廃棄されることな
く、確実に最終的な宛先に送達することができる。
方法によれば、移動端末102から送信されたIPパケ
ット501は図1の矢印108で示す経路を辿ってデー
タ端末105に届けられ、IPネットワーク101上に
配設されたIPルータ109によって廃棄されることな
く、確実に最終的な宛先に送達することができる。
【0025】実施の形態2.図1において、サブネット
ワーク104に移動した移動端末102がデータ端末1
05に図2(a)に示すIPパケット501を送信した
時、FA装置107が該IPパケット501を受信す
る。以下に説明する実施の形態2に係るパケットルーチ
ング方法によれば、FA装置107は、該IPパケット
501の宛先IPアドレス506、送信元IPアドレス
507からIPパケット501をカプセル化するか否か
を決定する。
ワーク104に移動した移動端末102がデータ端末1
05に図2(a)に示すIPパケット501を送信した
時、FA装置107が該IPパケット501を受信す
る。以下に説明する実施の形態2に係るパケットルーチ
ング方法によれば、FA装置107は、該IPパケット
501の宛先IPアドレス506、送信元IPアドレス
507からIPパケット501をカプセル化するか否か
を決定する。
【0026】この判定は、該IPパケット501が転送
される経路において、その送信元IPアドレス507に
より該IPパケット501が廃棄されるか否かの情報に
よる。そのため、FA装置107は、たとえば、IPパ
ケット501と同様の形式の(同じ内容のIPヘッダ5
04が付された)IPパケットにおいて、そのデータ部
分に当該IPパケットが試験用IPパケットである旨の
表示を行い、IPネットワーク101に送出する。そう
して、該IPパケット501がIPネットワーク101
を転送し、データ端末105に到達した時、該データ端
末105は、その応答の旨の表示を行ったIPパケット
を生成しFA装置107に返信する。FA装置107
は、かかる応答をデータ端末105から受ければ、FA
装置107からデータ端末105へのIPパケットの直
送が可能であると判断し、移動端末102から受信する
IPパケットをそのままカプセル化せずIPネットワー
ク101に送出する。こうすれば、このIPパケットは
HA装置106を経由せず目的とするデータ端末105
に到達する。また、応答が返ってこない場合、FA装置
107は、FA装置107からデータ端末105へのI
Pパケットの直送が不可能であると判断し、移動端末1
02からのIPパケットを、実施の形態1の場合と同様
にして、カプセル化して送信する。
される経路において、その送信元IPアドレス507に
より該IPパケット501が廃棄されるか否かの情報に
よる。そのため、FA装置107は、たとえば、IPパ
ケット501と同様の形式の(同じ内容のIPヘッダ5
04が付された)IPパケットにおいて、そのデータ部
分に当該IPパケットが試験用IPパケットである旨の
表示を行い、IPネットワーク101に送出する。そう
して、該IPパケット501がIPネットワーク101
を転送し、データ端末105に到達した時、該データ端
末105は、その応答の旨の表示を行ったIPパケット
を生成しFA装置107に返信する。FA装置107
は、かかる応答をデータ端末105から受ければ、FA
装置107からデータ端末105へのIPパケットの直
送が可能であると判断し、移動端末102から受信する
IPパケットをそのままカプセル化せずIPネットワー
ク101に送出する。こうすれば、このIPパケットは
HA装置106を経由せず目的とするデータ端末105
に到達する。また、応答が返ってこない場合、FA装置
107は、FA装置107からデータ端末105へのI
Pパケットの直送が不可能であると判断し、移動端末1
02からのIPパケットを、実施の形態1の場合と同様
にして、カプセル化して送信する。
【0027】ここで、FA装置107が移動端末102
から受信したIPパケットがそのままの形式で相手先の
データ端末105に転送可能か否かの判定を行うため
に、まず、図4に示す通信プロトコルをデータ端末10
5に実装する。同図はデータ端末105に実装されるプ
ロトコルの構成を示す図であり、物理層701の上位に
データリンク層702が設けられ、さらにその上位にネ
ットワーク層703、トランスポート層704、アプリ
ケーション層705が順に設けられている。そして、デ
ータ端末105では特にネットワーク層703にインタ
ーネットプロトコル(IP)706に加えてICMP7
07を採用している。
から受信したIPパケットがそのままの形式で相手先の
データ端末105に転送可能か否かの判定を行うため
に、まず、図4に示す通信プロトコルをデータ端末10
5に実装する。同図はデータ端末105に実装されるプ
ロトコルの構成を示す図であり、物理層701の上位に
データリンク層702が設けられ、さらにその上位にネ
ットワーク層703、トランスポート層704、アプリ
ケーション層705が順に設けられている。そして、デ
ータ端末105では特にネットワーク層703にインタ
ーネットプロトコル(IP)706に加えてICMP7
07を採用している。
【0028】そして、FA装置107は、ICMPヘッ
ダ603内のICMPタイプ604にエコーパケットを
設定し、ICMPパケット601をIPネットワーク1
01に送出する。このICMPパケット601(エコー
パケット)を受信したデータ端末105はICMPタイ
プ604にエコーリプライパケットを設定したICMP
パケット601を返信する。FA装置107は、かかる
ICMPパケット601(エコーリプライパケット)を
受信した場合、移動端末102から受信したIPパケッ
トをカプセル化を行わずに転送する。なお、ICMPパ
ケット601内のメッセージ依存部607は、エコーリ
プライを送信する場合にエコーで設定された内容がその
まま設定されるため、この内容によりエコーとエコーリ
プライの対応がとれる。
ダ603内のICMPタイプ604にエコーパケットを
設定し、ICMPパケット601をIPネットワーク1
01に送出する。このICMPパケット601(エコー
パケット)を受信したデータ端末105はICMPタイ
プ604にエコーリプライパケットを設定したICMP
パケット601を返信する。FA装置107は、かかる
ICMPパケット601(エコーリプライパケット)を
受信した場合、移動端末102から受信したIPパケッ
トをカプセル化を行わずに転送する。なお、ICMPパ
ケット601内のメッセージ依存部607は、エコーリ
プライを送信する場合にエコーで設定された内容がその
まま設定されるため、この内容によりエコーとエコーリ
プライの対応がとれる。
【0029】次に、図5に、本パケットルーチング方法
による通信シーケンスの一例を示す。まず、移動端末1
02はデータ端末105宛てのIPパケットを送信する
(S801)。FA装置107は該パケット受信時にエ
コーパケットを送信する(S802)。このエコーパケ
ットがIPネットワーク101内を転送され、データ端
末105に到達すると、データ端末105はエコーリプ
ライパケットを返信する(S803)。FA装置107
がエコーリプライパケットを受信することにより、該F
A装置107は移動端末102から受信するIPパケッ
トをカプセル化することなくIPネットワーク101に
送出する(S804)。一方、移動端末102がIPア
ドレスD1を持つデータ端末にIPパケットを送信した
場合(S805)、FA装置107はエコーパケットを
D1宛てに送信する(S806)。このエコーパケット
はIPネットワーク101内で廃棄されエコーリプライ
が返ってこない。このため、FA装置107は移動端末
102から受信したIPパケットをカプセル化してHA
装置106を経由するようIPネットワーク101に送
信する(S807)。
による通信シーケンスの一例を示す。まず、移動端末1
02はデータ端末105宛てのIPパケットを送信する
(S801)。FA装置107は該パケット受信時にエ
コーパケットを送信する(S802)。このエコーパケ
ットがIPネットワーク101内を転送され、データ端
末105に到達すると、データ端末105はエコーリプ
ライパケットを返信する(S803)。FA装置107
がエコーリプライパケットを受信することにより、該F
A装置107は移動端末102から受信するIPパケッ
トをカプセル化することなくIPネットワーク101に
送出する(S804)。一方、移動端末102がIPア
ドレスD1を持つデータ端末にIPパケットを送信した
場合(S805)、FA装置107はエコーパケットを
D1宛てに送信する(S806)。このエコーパケット
はIPネットワーク101内で廃棄されエコーリプライ
が返ってこない。このため、FA装置107は移動端末
102から受信したIPパケットをカプセル化してHA
装置106を経由するようIPネットワーク101に送
信する(S807)。
【0030】以上により、移動端末102から送信され
るIPパケットをIPネットワーク101に送信する
時、IPネットワーク101内で廃棄される可能性が少
ない場合には、該IPパケットをカプセル化せず効率的
な経路で目的とするデータ端末105に送信することが
できる。また、IPネットワーク101内で廃棄される
可能性のある場合には該IPパケットをカプセル化して
HA装置106を経由させることにより確実に目的とす
るデータ端末に送信することができる。また、転送可能
か否かの判定にICMPのエコー、エコーリプライパケ
ットを使用することにより、データ端末に機能追加をし
なくて済む。
るIPパケットをIPネットワーク101に送信する
時、IPネットワーク101内で廃棄される可能性が少
ない場合には、該IPパケットをカプセル化せず効率的
な経路で目的とするデータ端末105に送信することが
できる。また、IPネットワーク101内で廃棄される
可能性のある場合には該IPパケットをカプセル化して
HA装置106を経由させることにより確実に目的とす
るデータ端末に送信することができる。また、転送可能
か否かの判定にICMPのエコー、エコーリプライパケ
ットを使用することにより、データ端末に機能追加をし
なくて済む。
【0031】実施の形態3.図6は、実施の形態3に係
るパケットルーチング方法による通信シーケンスを示す
図である。同図に示すように、まず、移動端末102は
データ端末105宛てのIPパケットを送信する(S9
01)。そして、FA装置107は、そのIPパケット
と同一の宛先IPアドレス、送信元IPアドレスを含む
IPヘッダを持つエコーパケットをIPネットワーク1
01に送出し(S902)、そのエコーパケットに対す
るエコーリプライパケットを受け取れば(S903)、
IPアドレスA1からC1宛てのIPパケットはカプセ
ル化を行わずに送信できると判断する。そして、FA装
置107は移動端末102から受信したIPパケットを
カプセル化せずに宛先に送信する(S904)ととも
に、IPアドレスA1からC1宛てのIPパケットをカ
プセル化せずに送信できる旨の選択情報を図示しない内
蔵メモリに記憶する。その後、移動端末102からデー
タ端末105宛てのIPパケットを受信した時(S90
5)、FA装置107は先にメモリ記憶した選択情報か
らIPパケットをカプセル化せずに送信する(S90
6)。なお、FA装置107は、例えば宛先及び送信元
が同一のIPパケットの送信が一定時間行われなかった
場合に、この選択情報をメモリから削除する。また、移
動端末102がFA装置107の配下であるサブネット
ワーク104の外に移動した場合、その移動端末102
に関わる選択情報をメモリから削除する。
るパケットルーチング方法による通信シーケンスを示す
図である。同図に示すように、まず、移動端末102は
データ端末105宛てのIPパケットを送信する(S9
01)。そして、FA装置107は、そのIPパケット
と同一の宛先IPアドレス、送信元IPアドレスを含む
IPヘッダを持つエコーパケットをIPネットワーク1
01に送出し(S902)、そのエコーパケットに対す
るエコーリプライパケットを受け取れば(S903)、
IPアドレスA1からC1宛てのIPパケットはカプセ
ル化を行わずに送信できると判断する。そして、FA装
置107は移動端末102から受信したIPパケットを
カプセル化せずに宛先に送信する(S904)ととも
に、IPアドレスA1からC1宛てのIPパケットをカ
プセル化せずに送信できる旨の選択情報を図示しない内
蔵メモリに記憶する。その後、移動端末102からデー
タ端末105宛てのIPパケットを受信した時(S90
5)、FA装置107は先にメモリ記憶した選択情報か
らIPパケットをカプセル化せずに送信する(S90
6)。なお、FA装置107は、例えば宛先及び送信元
が同一のIPパケットの送信が一定時間行われなかった
場合に、この選択情報をメモリから削除する。また、移
動端末102がFA装置107の配下であるサブネット
ワーク104の外に移動した場合、その移動端末102
に関わる選択情報をメモリから削除する。
【0032】以上により、IPパケットを受信する度に
試験用IPパケットを送ることなく、IPパケットのカ
プセル化の実施/非実施を判断できる。
試験用IPパケットを送ることなく、IPパケットのカ
プセル化の実施/非実施を判断できる。
【0033】発明の実施の形態4.図7は、実施の形態
4に係るパケットルーチング方法による通信シーケンス
を示す図である。同図に示すように、移動端末102が
データ端末105宛てのIPパケットを送信し、FA装
置107がそれを受信した時(S1001)、FA装置
107はエコーパケットをIPネットワーク101に送
出するとともに(S1002)、受信したIPパケット
をそのままIPネットワーク101に送出する(S10
03)。そして、FA装置107は、データ端末105
からエコーリプライパケットを受信すると(S100
4)、先に送信したIPパケットが正常にデータ端末1
05に到達したと判断し、例えば上述の実施の形態3と
同様にして、以後は同一の宛先及び送信元のIPパケッ
トはカプセル化することなく送信する。
4に係るパケットルーチング方法による通信シーケンス
を示す図である。同図に示すように、移動端末102が
データ端末105宛てのIPパケットを送信し、FA装
置107がそれを受信した時(S1001)、FA装置
107はエコーパケットをIPネットワーク101に送
出するとともに(S1002)、受信したIPパケット
をそのままIPネットワーク101に送出する(S10
03)。そして、FA装置107は、データ端末105
からエコーリプライパケットを受信すると(S100
4)、先に送信したIPパケットが正常にデータ端末1
05に到達したと判断し、例えば上述の実施の形態3と
同様にして、以後は同一の宛先及び送信元のIPパケッ
トはカプセル化することなく送信する。
【0034】また、移動端末102がIPアドレスD1
のデータ端末宛てにIPパケットを送信し、FA装置1
07でそれを受信した時(S1005)、FA装置10
7は同様にエコーパケットをIPネットワーク101に
送出するとともに受信したIPパケットをそのままIP
ネットワーク101に送出する(S1006,S100
7)。IPネットワーク101で該エコーパケットとI
Pパケットが廃棄された場合、FA装置107は、エコ
ーリプライパケットを受信しないため、移動端末102
から受信したIPパケットをカプセル化してHA装置1
06経由で再度送信する(S1008)。その後FA装
置107は、例えば上述の実施の形態3と同様にして、
以後は同一宛先及び送信元のIPパケットはカプセル化
してからIPネットワーク101に送出する。
のデータ端末宛てにIPパケットを送信し、FA装置1
07でそれを受信した時(S1005)、FA装置10
7は同様にエコーパケットをIPネットワーク101に
送出するとともに受信したIPパケットをそのままIP
ネットワーク101に送出する(S1006,S100
7)。IPネットワーク101で該エコーパケットとI
Pパケットが廃棄された場合、FA装置107は、エコ
ーリプライパケットを受信しないため、移動端末102
から受信したIPパケットをカプセル化してHA装置1
06経由で再度送信する(S1008)。その後FA装
置107は、例えば上述の実施の形態3と同様にして、
以後は同一宛先及び送信元のIPパケットはカプセル化
してからIPネットワーク101に送出する。
【0035】以上により、移動端末102が送信したI
Pパケットを、冗長な経路をとらなくてすむ場合には最
適な経路で送達し、かつ試験用IPパケットの応答を待
つ確率を減少させつつ目的とするデータ端末105に適
切に送信することができる。
Pパケットを、冗長な経路をとらなくてすむ場合には最
適な経路で送達し、かつ試験用IPパケットの応答を待
つ確率を減少させつつ目的とするデータ端末105に適
切に送信することができる。
【0036】発明の実施の形態5.図8は、実施の形態
5に係るパケットルーチング方法による通信シーケンス
を示す図である。同図に示すように、移動端末102が
データ端末105宛てのIPパケットを送信し、FA装
置107がそれを受信した時(S1101)、FA装置
107はエコーパケットをIPネットワーク101に送
出するとともに(S1102)、受信したIPパケット
をカプセル化してIPネットワーク101に送出する
(S1103)。FA装置107は、データ端末105
からエコーリプライパケットを受信すると(S110
4)、同一宛先及び送信元のIPパケットはカプセル化
することなく目的とするデータ端末に送信可能であると
判断し、以降、カプセル化することなくIPパケットを
転送する(S1105,S1106)。
5に係るパケットルーチング方法による通信シーケンス
を示す図である。同図に示すように、移動端末102が
データ端末105宛てのIPパケットを送信し、FA装
置107がそれを受信した時(S1101)、FA装置
107はエコーパケットをIPネットワーク101に送
出するとともに(S1102)、受信したIPパケット
をカプセル化してIPネットワーク101に送出する
(S1103)。FA装置107は、データ端末105
からエコーリプライパケットを受信すると(S110
4)、同一宛先及び送信元のIPパケットはカプセル化
することなく目的とするデータ端末に送信可能であると
判断し、以降、カプセル化することなくIPパケットを
転送する(S1105,S1106)。
【0037】また、移動端末102がIPアドレスD1
を持つデータ端末宛てにIPパケットを送信し、FA装
置107でそれを受信した時(S1107)、FA装置
107は同様にエコーパケットをIPネットワーク10
1に送出するとともに(S1108)、受信したIPパ
ケットをカプセル化してIPネットワーク101に送信
する(S1109)。ここで、たとえば該エコーパケッ
トがIPネットワーク内101で廃棄された場合、FA
装置107はそのエコーパケットに対するエコーリプラ
イパケットを受信しないことから、該IPパケットを目
的とするデータ端末に送信する場合はカプセル化が必要
であると判断し、以降、同一の宛先及び送信元のIPパ
ケットはカプセル化してIPネットワーク101に送出
する(S1110,S1111)。
を持つデータ端末宛てにIPパケットを送信し、FA装
置107でそれを受信した時(S1107)、FA装置
107は同様にエコーパケットをIPネットワーク10
1に送出するとともに(S1108)、受信したIPパ
ケットをカプセル化してIPネットワーク101に送信
する(S1109)。ここで、たとえば該エコーパケッ
トがIPネットワーク内101で廃棄された場合、FA
装置107はそのエコーパケットに対するエコーリプラ
イパケットを受信しないことから、該IPパケットを目
的とするデータ端末に送信する場合はカプセル化が必要
であると判断し、以降、同一の宛先及び送信元のIPパ
ケットはカプセル化してIPネットワーク101に送出
する(S1110,S1111)。
【0038】以上により、移動端末102が送信したI
Pパケットを、試験用IPパケットの応答を待つことな
く目的とするデータ端末に送信することができ、かつ以
降の同一宛先及び送信元のIPパケットを最適な経路に
より送達することが可能となる。
Pパケットを、試験用IPパケットの応答を待つことな
く目的とするデータ端末に送信することができ、かつ以
降の同一宛先及び送信元のIPパケットを最適な経路に
より送達することが可能となる。
【0039】発明の実施の形態6.図9は、実施の形態
6に係るパケットルーチング方法による通信シーケンス
を示す図である。本パケットルーチング方法では、FA
装置107は、たとえば実施の形態3と同様の構成によ
り、宛先IPアドレスがC1であり送信元IPアドレス
がA1であるIPパケットはカプセル化が不要であるこ
とを記憶しているものとする。この状態で、ある一定時
間後にエコーパケットをIPネットワーク101に送出
し(S1201)、これに対するエコーリプライをFA
装置107が受信したなら(S1202)、この記憶内
容を保持する。そして、宛先IPアドレスがC1であり
送信元IPアドレスがA1であるIPパケットを移動端
末102から受信すれば(S1203)、IPパケット
をカプセル化することなく送信する(S1204)。
6に係るパケットルーチング方法による通信シーケンス
を示す図である。本パケットルーチング方法では、FA
装置107は、たとえば実施の形態3と同様の構成によ
り、宛先IPアドレスがC1であり送信元IPアドレス
がA1であるIPパケットはカプセル化が不要であるこ
とを記憶しているものとする。この状態で、ある一定時
間後にエコーパケットをIPネットワーク101に送出
し(S1201)、これに対するエコーリプライをFA
装置107が受信したなら(S1202)、この記憶内
容を保持する。そして、宛先IPアドレスがC1であり
送信元IPアドレスがA1であるIPパケットを移動端
末102から受信すれば(S1203)、IPパケット
をカプセル化することなく送信する(S1204)。
【0040】一方、FA装置107が一定時間後にエコ
ーパケットをIPネットワーク101に送出し(S12
05)、これに対するエコーリプライを受信しない場
合、FA装置107は、宛先IPアドレスがC1であり
送信元IPアドレスがA1であるIPパケットはカプセ
ル化が必要であると認識する。そして、以後、宛先IP
アドレスがC1であり送信元IPアドレスがA1である
IPパケットを移動端末102から受信すれば(S12
06)、そのIPパケットをカプセル化してIPネット
ワーク101に送出する(S1207)。
ーパケットをIPネットワーク101に送出し(S12
05)、これに対するエコーリプライを受信しない場
合、FA装置107は、宛先IPアドレスがC1であり
送信元IPアドレスがA1であるIPパケットはカプセ
ル化が必要であると認識する。そして、以後、宛先IP
アドレスがC1であり送信元IPアドレスがA1である
IPパケットを移動端末102から受信すれば(S12
06)、そのIPパケットをカプセル化してIPネット
ワーク101に送出する(S1207)。
【0041】以上により、IPネットワーク101内で
IPパケットの経路が変更され、異なるIPルータを経
由してIPパケットが転送される場合においても、最適
なルーチングが可能となる。
IPパケットの経路が変更され、異なるIPルータを経
由してIPパケットが転送される場合においても、最適
なルーチングが可能となる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、第二の中継装置の担当領域内に移動端末が
存する場合において、第二の中継装置は、その移動端末
がある端末宛に送信したデータを受信し、そのデータに
基づき、第一のサブネットワークに属するIPアドレス
を宛先IPアドレスとするとともに第二のサブネットワ
ークに属するIPアドレスを送信元IPアドレスとする
IPヘッダを付したカプセル化IPパケットをIPネッ
トワークに送出するようにしたので、該IPネットワー
クの途中で破棄されることなく第二の中継装置から第一
の中継装置に確実にIPパケットを回送することができ
る。さらに、請求項1記載の発明によれば、第一の中継
装置は、第二の中継装置から受信したカプセル化IPパ
ケットに基づいて、そのIPパケットの最終的な宛先で
あるIPアドレスを宛先IPアドレスとするとともに移
動端末に割り当てられたIPアドレス(第一のサブネッ
トワークに属する)を送信元IPアドレスとするIPヘ
ッダを付したデカプセル化IPパケットをIPネットワ
ークに送出するようにしたので、該IPネットワークの
途中で破棄されることなく第一の中継装置から最終的な
宛先まで確実にIPパケットを回送することができる。
この結果、請求項1記載の発明によれば、移動端末から
送信されたデータに基づくIPパケットを、IPネット
ワークで廃棄されることなく最終的な宛先まで確実に届
けることができる。
明によれば、第二の中継装置の担当領域内に移動端末が
存する場合において、第二の中継装置は、その移動端末
がある端末宛に送信したデータを受信し、そのデータに
基づき、第一のサブネットワークに属するIPアドレス
を宛先IPアドレスとするとともに第二のサブネットワ
ークに属するIPアドレスを送信元IPアドレスとする
IPヘッダを付したカプセル化IPパケットをIPネッ
トワークに送出するようにしたので、該IPネットワー
クの途中で破棄されることなく第二の中継装置から第一
の中継装置に確実にIPパケットを回送することができ
る。さらに、請求項1記載の発明によれば、第一の中継
装置は、第二の中継装置から受信したカプセル化IPパ
ケットに基づいて、そのIPパケットの最終的な宛先で
あるIPアドレスを宛先IPアドレスとするとともに移
動端末に割り当てられたIPアドレス(第一のサブネッ
トワークに属する)を送信元IPアドレスとするIPヘ
ッダを付したデカプセル化IPパケットをIPネットワ
ークに送出するようにしたので、該IPネットワークの
途中で破棄されることなく第一の中継装置から最終的な
宛先まで確実にIPパケットを回送することができる。
この結果、請求項1記載の発明によれば、移動端末から
送信されたデータに基づくIPパケットを、IPネット
ワークで廃棄されることなく最終的な宛先まで確実に届
けることができる。
【0043】請求項2記載の発明によれば、第二の中継
装置は、たとえば宛先や送信元により定められる所定条
件下、移動端末から受信するデータに基づく前記直送用
IPパケットをIPネットワークに送出するようにした
ので、IPネットワーク内でIPパケットが廃棄される
ことが無いと判断される場合には、該IPパケットをカ
プセル化せず効率の良い経路で宛先まで届けることがで
きる。
装置は、たとえば宛先や送信元により定められる所定条
件下、移動端末から受信するデータに基づく前記直送用
IPパケットをIPネットワークに送出するようにした
ので、IPネットワーク内でIPパケットが廃棄される
ことが無いと判断される場合には、該IPパケットをカ
プセル化せず効率の良い経路で宛先まで届けることがで
きる。
【0044】請求項3記載の発明によれば、第二の中継
装置は、移動端末から送信されるデータを受信した時に
前記試験用IPパケットをIPネットワークに送出し、
その試験用IPパケットの宛先である端末からの応答の
有無により、該第二の中継装置でのカプセル化の実施/
非実施を決めるようにしたので、カプセル化処理を必要
に応じて行うことができる。
装置は、移動端末から送信されるデータを受信した時に
前記試験用IPパケットをIPネットワークに送出し、
その試験用IPパケットの宛先である端末からの応答の
有無により、該第二の中継装置でのカプセル化の実施/
非実施を決めるようにしたので、カプセル化処理を必要
に応じて行うことができる。
【0045】請求項4記載の発明によれば、第二の中継
装置にて、前記選択情報をメモリに記憶しておき、その
選択情報に基づいてカプセル化処理を行うか否かを決め
るようにしたので、移動端末からデータを受信するたび
に試験用IPパケットを送らずともカプセル化の実施/
非実施を判断することができる。
装置にて、前記選択情報をメモリに記憶しておき、その
選択情報に基づいてカプセル化処理を行うか否かを決め
るようにしたので、移動端末からデータを受信するたび
に試験用IPパケットを送らずともカプセル化の実施/
非実施を判断することができる。
【0046】請求項5記載の発明においては、たとえば
所定周期毎に、所定の試験用IPパケットをIPネット
ワークに送出し、前記メモリに記憶された選択情報を更
新するようにしたので、IPネットワーク内でIPパケ
ットの経路が変更され、異なるIPルータを経由してI
Pパケットが転送されるようになった場合においても、
最適なルーチングを行うことができる。
所定周期毎に、所定の試験用IPパケットをIPネット
ワークに送出し、前記メモリに記憶された選択情報を更
新するようにしたので、IPネットワーク内でIPパケ
ットの経路が変更され、異なるIPルータを経由してI
Pパケットが転送されるようになった場合においても、
最適なルーチングを行うことができる。
【0047】請求項6記載の発明によれば、第二の中継
装置は、移動端末からデータを受信するとき、試験用I
Pパケットと受信したデータに基づく直送用IPパケッ
トとを共にIPネットワークに送出し、該試験用IPパ
ケットに対する応答が受信されなかった場合、同じデー
タに基づくカプセル化IPパケットを再度IPネットワ
ークに送出するようにしたので、移動端末から受信した
データを、冗長な経路をとらなくてすむ場合には最適な
経路で送信し、かつ試験用IPパケットの応答を待って
からIPパケットを送信する確率を減少させつつ宛先に
送信することができる。
装置は、移動端末からデータを受信するとき、試験用I
Pパケットと受信したデータに基づく直送用IPパケッ
トとを共にIPネットワークに送出し、該試験用IPパ
ケットに対する応答が受信されなかった場合、同じデー
タに基づくカプセル化IPパケットを再度IPネットワ
ークに送出するようにしたので、移動端末から受信した
データを、冗長な経路をとらなくてすむ場合には最適な
経路で送信し、かつ試験用IPパケットの応答を待って
からIPパケットを送信する確率を減少させつつ宛先に
送信することができる。
【0048】請求項7記載の発明においては、第二の中
継装置は、移動端末からデータを受信するとき、試験用
IPパケットと受信したデータに基づくカプセル化IP
パケットとを共に送信し、該試験用IPパケットに対す
る応答が受信された場合、該その試験用IPパケットと
宛先及び送信元が同一のデータについては、以後、カプ
セル化することなく送信し、該試験用IPパケットに対
する応答が受信されなかった場合、該試験用IPパケッ
トと宛先及び送信元が同一のデータについては、以後、
それをカプセル化して送信するようにしたので、移動端
末が送信したIPパケットを、試験用IPパケットの応
答を待つことなく宛先に送信することができ、かつ以降
の同一の宛先及び送信元のデータを最適な経路により送
達することができる。
継装置は、移動端末からデータを受信するとき、試験用
IPパケットと受信したデータに基づくカプセル化IP
パケットとを共に送信し、該試験用IPパケットに対す
る応答が受信された場合、該その試験用IPパケットと
宛先及び送信元が同一のデータについては、以後、カプ
セル化することなく送信し、該試験用IPパケットに対
する応答が受信されなかった場合、該試験用IPパケッ
トと宛先及び送信元が同一のデータについては、以後、
それをカプセル化して送信するようにしたので、移動端
末が送信したIPパケットを、試験用IPパケットの応
答を待つことなく宛先に送信することができ、かつ以降
の同一の宛先及び送信元のデータを最適な経路により送
達することができる。
【0049】請求項8の発明によれば、試験用IPパケ
ットとしてICMPのエコーパケットを使用するように
したので、宛先となるデータ端末に応答パケットを送信
するための機能を別途追加することなく、既存の技術で
カプセル化の実施/非実施の選択をすることができる。
ットとしてICMPのエコーパケットを使用するように
したので、宛先となるデータ端末に応答パケットを送信
するための機能を別途追加することなく、既存の技術で
カプセル化の実施/非実施の選択をすることができる。
【図1】 本発明に係るパケットルーチング方法を適用
するシステムの全体構成を示す図である。
するシステムの全体構成を示す図である。
【図2】 本発明の実施の形態1に係るパケットルーチ
ング方法により移動端末から送信されるIPパケットが
カプセル化される様子を示す図である。
ング方法により移動端末から送信されるIPパケットが
カプセル化される様子を示す図である。
【図3】 本発明の実施の形態2に係るパケットルーチ
ング方法で用いるICMPパケットを示す図である。
ング方法で用いるICMPパケットを示す図である。
【図4】 本発明の実施の形態2に係るパケットルーチ
ング方法においてIPパケットの宛先となるデータ端末
に実装されるべきプロトコル構成を示す図である。
ング方法においてIPパケットの宛先となるデータ端末
に実装されるべきプロトコル構成を示す図である。
【図5】 本発明の実施の形態2に係るパケットルーチ
ング方法による通信シーケンスを示す図である。
ング方法による通信シーケンスを示す図である。
【図6】 本発明の実施の形態3に係るパケットルーチ
ング方法による通信シーケンスを示す図である。
ング方法による通信シーケンスを示す図である。
【図7】 本発明の実施の形態4に係るパケットルーチ
ング方法による通信シーケンスを示す図である。
ング方法による通信シーケンスを示す図である。
【図8】 本発明の実施の形態5に係るパケットルーチ
ング方法による通信シーケンスを示す図である。
ング方法による通信シーケンスを示す図である。
【図9】 本発明の実施の形態6に係るパケットルーチ
ング方法による通信シーケンスを示す図である。
ング方法による通信シーケンスを示す図である。
【図10】 従来例に係るパケットルーチング方法にお
けるIPパケットの転送経路を示す図である。
けるIPパケットの転送経路を示す図である。
【図11】 従来例に係るパケットルーチング方法によ
りデータ端末から移動端末へ送信されるIPパケットが
カプセル化される様子を示す図である。
りデータ端末から移動端末へ送信されるIPパケットが
カプセル化される様子を示す図である。
【図12】 従来例に係るパケットルーチング方法によ
り移動端末から送信されるIPパケットの構成の一例を
示す図である。
り移動端末から送信されるIPパケットの構成の一例を
示す図である。
101 IPネットワーク、102 移動端末、103
サブネットワーク(第一のサブネットワーク)、10
4 サブネットワーク(第二のサブネットワーク)、1
05 データ端末、106 HA装置(第一の中継装
置)、107 FA装置(第二の中継装置)、502
IPパケット(カプセル化IPパケット)、503 I
Pパケット(デカプセル化IPパケット)、601 I
CMPパケット(エコーパケット,エコーリプライパケ
ット)。
サブネットワーク(第一のサブネットワーク)、10
4 サブネットワーク(第二のサブネットワーク)、1
05 データ端末、106 HA装置(第一の中継装
置)、107 FA装置(第二の中継装置)、502
IPパケット(カプセル化IPパケット)、503 I
Pパケット(デカプセル化IPパケット)、601 I
CMPパケット(エコーパケット,エコーリプライパケ
ット)。
Claims (8)
- 【請求項1】 第一のサブネットワークに対応して設け
られ、該第一のサブネットワークとIPネットワークと
の間の通信を中継する第一の通信中継装置と、第二のサ
ブネットワークに対応して設けられ、前記第一のサブネ
ットワークに属するIPアドレスが割り当てられた移動
端末が担当領域内に移動してきた場合に、該移動端末が
送信するデータを受信し、該データに基づくIPパケッ
トをIPネットワークに送出する第二の通信中継装置
と、を用いるパケットルーチング方法であって、 前記第二の通信中継装置にて、前記移動端末からデータ
を受信し、該データに基づき、該データの最終的な宛先
であるIPアドレスの情報と前記移動端末に割り当てら
れたIPアドレスの情報とを含むデータ本体に、前記第
一のサブネットワークに属するIPアドレスを宛先IP
アドレスとするとともに前記第二のサブネットワークに
属するIPアドレスを送信元IPアドレスとするIPヘ
ッダを付してなる、カプセル化IPパケットをIPネッ
トワークに送出し、 前記第一の通信中継装置にて、前記第二の中継装置から
送出されるカプセル化IPパケットを受信する場合に、
該カプセル化IPパケットに基づき、該IPパケットの
最終的な宛先であるIPアドレスを宛先IPアドレスと
するとともに前記移動端末に割り当てられたIPアドレ
スを送信元IPアドレスとするIPヘッダを付してなる
デカプセル化IPパケットをIPネットワークに送出す
ることを特徴とするパケットルーチング方法。 - 【請求項2】 前記第二の通信中継装置にて、所定条件
下で、前記カプセル化IPパケットに代えて、前記移動
端末から受信するデータに基づき、IPパケットの最終
的な宛先であるIPアドレスを宛先IPアドレスとする
とともに前記移動端末に割り当てられたIPアドレスを
送信元IPアドレスとするIPヘッダを付してなる直送
用IPパケットをIPネットワークに送出することを特
徴とする請求項1記載のパケットルーチング方法。 - 【請求項3】 前記第二の中継装置にて、前記移動端末
からデータを受信する場合に、該データの最終的な宛先
であるIPアドレスを宛先IPアドレスとするとともに
前記移動端末に割り当てられたIPアドレスを送信元I
PアドレスとするIPヘッダを付してなる試験用IPパ
ケットをIPネットワークに送出し、 該試験用IPパケットに対する応答の有無に基づいて、
前記カプセル化IPパケット又は前記直送用IPパケッ
トのいずれをIPネットワークに送出するかを決定する
ことを特徴とする請求項2記載のパケットルーチング方
法。 - 【請求項4】 前記第二の中継装置にて、所定の宛先及
び送信元を有するデータについて前記カプセル化IPパ
ケット又は前記直送用IPパケットのいずれをIPネッ
トワークに送出すべきか、を表す選択情報をメモリに記
憶し、 該選択情報に基づいて、前記カプセル化IPパケット又
は前記直送用IPパケットのいずれをIPネットワーク
に送出すべきかを決定することを特徴とする請求項2又
は3に記載のパケットルーチング方法。 - 【請求項5】 前記第二の中継装置にて、前記選択情報
に基づく所定の試験用IPパケットをIPネットワーク
に送出し、該試験用IPパケットに対する応答の有無に
基づいて前記メモリに記憶された前記選択情報を更新す
ることを特徴とする請求項4記載のパケットルーチング
方法。 - 【請求項6】 第一のサブネットワークに対応して設け
られ、該第一のサブネットワークとIPネットワークと
の間の通信を中継する第一の通信中継装置と、第二のサ
ブネットワークに対応して設けられ、前記第一のサブネ
ットワークに属するIPアドレスが割り当てられた移動
端末が担当領域内に移動してきた場合に、該移動端末が
送信するデータを受信し、該データに基づくIPパケッ
トをIPネットワークに送出する第二の通信中継装置
と、を用いるパケットルーチング方法であって、 前記第二の通信中継装置にて、前記移動端末からデータ
を受信し、該データに基づき、該データの最終的な宛先
であるIPアドレスを宛先IPアドレスとするとともに
前記移動端末に割り当てられたIPアドレスを送信元I
PアドレスとするIPヘッダを付してなる直送用IPパ
ケットをIPネットワークに送出するとともに、該デー
タの最終的な宛先であるIPアドレスを宛先IPアドレ
スとするとともに前記移動端末に割り当てられたIPア
ドレスを送信元IPアドレスとするIPヘッダを付して
なる試験用IPパケットをIPネットワークに送出し、 該試験用IPパケットに対する応答がない場合は、前記
移動端末から受信するデータについて、該データの最終
的な宛先であるIPアドレスの情報と前記移動端末に割
り当てられたIPアドレスの情報とを含むデータ本体
に、前記第一のサブネットワークに属するIPアドレス
を宛先IPアドレスとするとともに前記第二のサブネッ
トワークに属するIPアドレスを送信元IPアドレスと
するIPヘッダを付してなる、カプセル化IPパケット
をIPネットワークに送出し、 前記第一の通信中継装置にて、前記第二の中継装置から
送出されるカプセル化IPパケットを受信する場合に、
該カプセル化IPパケットに基づき、該IPパケットの
最終的な宛先であるIPアドレスを宛先IPアドレスと
するとともに前記移動端末に割り当てられたIPアドレ
スを送信元IPアドレスとするIPヘッダを付してなる
デカプセル化IPパケットをIPネットワークに送出す
ることを特徴とするパケットルーチング方法。 - 【請求項7】 第一のサブネットワークに対応して設け
られ、該第一のサブネットワークとIPネットワークと
の間の通信を中継する第一の通信中継装置と、第二のサ
ブネットワークに対応して設けられ、前記第一のサブネ
ットワークに属するIPアドレスが割り当てられた移動
端末が担当領域内に移動してきた場合に、該移動端末が
送信するデータを受信し、該データに基づくIPパケッ
トをIPネットワークに送出する第二の通信中継装置
と、を用いるパケットルーチング方法であって、 前記第二の通信中継装置にて、前記移動端末からデータ
を受信し、該データに基づき、該データの最終的な宛先
であるIPアドレスの情報と前記移動端末に割り当てら
れたIPアドレスの情報とを含むデータ本体に、前記第
一のサブネットワークに属するIPアドレスを宛先IP
アドレスとするとともに前記第二のサブネットワークに
属するIPアドレスを送信元IPアドレスとするIPヘ
ッダを付してなる、カプセル化IPパケットをIPネッ
トワークに送出するとともに、該データの最終的な宛先
であるIPアドレスを宛先IPアドレスとするとともに
前記移動端末に割り当てられたIPアドレスを送信元I
PアドレスとするIPヘッダを付してなる試験用IPパ
ケットをIPネットワークに送出し、 該試験用IPパケットに対する応答がある場合は、その
後所定期間内に前記移動端末から受信するデータについ
て、該データの最終的な宛先であるIPアドレスを宛先
IPアドレスとするとともに前記移動端末に割り当てら
れたIPアドレスを送信元IPアドレスとするIPヘッ
ダを付してなる直送用IPパケットをIPネットワーク
に送出し、 該試験用IPパケットに対する応答がない場合は、その
後所定期間内に前記移動端末から受信するデータについ
て、前記カプセル化IPパケットをIPネットワークに
送出し、 前記第一の通信中継装置にて、前記第二の中継装置から
送出されるカプセル化IPパケットを受信する場合に、
該カプセル化IPパケットに基づき、該IPパケットの
最終的な宛先であるIPアドレスを宛先IPアドレスと
するとともに前記移動端末に割り当てられたIPアドレ
スを送信元IPアドレスとするIPヘッダを付してなる
デカプセル化IPパケットをIPネットワークに送出す
ることを特徴とするパケットルーチング方法。 - 【請求項8】 前記試験用IPパケットとしてICMP
に基づくエコーパケットを用いることを特徴とする請求
項3,5,6,7のいずれかに記載のパケットルーチン
グ方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22455497A JP3293761B2 (ja) | 1997-08-21 | 1997-08-21 | パケットルーチング方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22455497A JP3293761B2 (ja) | 1997-08-21 | 1997-08-21 | パケットルーチング方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1168842A true JPH1168842A (ja) | 1999-03-09 |
JP3293761B2 JP3293761B2 (ja) | 2002-06-17 |
Family
ID=16815610
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22455497A Expired - Fee Related JP3293761B2 (ja) | 1997-08-21 | 1997-08-21 | パケットルーチング方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3293761B2 (ja) |
Cited By (8)
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KR100386092B1 (ko) * | 2001-06-20 | 2003-06-02 | 한국과학기술원 | 옥내/외로 이동하는 이용자를 위한 최적의 인터넷망 접속및 로밍 시스템 및 방법 |
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-
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- 1997-08-21 JP JP22455497A patent/JP3293761B2/ja not_active Expired - Fee Related
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