JPH1168816A - 管理機能拡張方法及びネットワーク管理システム - Google Patents
管理機能拡張方法及びネットワーク管理システムInfo
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- JPH1168816A JPH1168816A JP9216532A JP21653297A JPH1168816A JP H1168816 A JPH1168816 A JP H1168816A JP 9216532 A JP9216532 A JP 9216532A JP 21653297 A JP21653297 A JP 21653297A JP H1168816 A JPH1168816 A JP H1168816A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 Sub ＮＭＳの管理機能の拡張性を高め、かつ
機能拡張に伴うＮＭＳとSub ＮＭＳとの間の管理トラヒ
ックを分散・削減し得る管理機能拡張方法及びこれを用
いたネットワーク管理システムを提供すること。 【解決手段】 Sub ＮＭＳの近くに管理機能転送機能を
有する管理機能転送サーバ（ＭＦＳ）を設置し、転送す
る管理機能を、オペレーションの手順を記述する管理シ
ナリオ（ＭＳ）、前記ＭＳを実現する基本オペレーショ
ン（ＰＭＦ）及び前記ＰＭＦの組み合わせで実現する拡
張オペレーション（ＥＭＦ）の３つに分割し、それぞれ
ＮＭＳ、Sub ＮＭＳ及びＭＦＳに配置し、転送方法を使
い分けて転送する。
機能拡張に伴うＮＭＳとSub ＮＭＳとの間の管理トラヒ
ックを分散・削減し得る管理機能拡張方法及びこれを用
いたネットワーク管理システムを提供すること。 【解決手段】 Sub ＮＭＳの近くに管理機能転送機能を
有する管理機能転送サーバ（ＭＦＳ）を設置し、転送す
る管理機能を、オペレーションの手順を記述する管理シ
ナリオ（ＭＳ）、前記ＭＳを実現する基本オペレーショ
ン（ＰＭＦ）及び前記ＰＭＦの組み合わせで実現する拡
張オペレーション（ＥＭＦ）の３つに分割し、それぞれ
ＮＭＳ、Sub ＮＭＳ及びＭＦＳに配置し、転送方法を使
い分けて転送する。
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、大規模ネットワー
クのネットワーク管理システム、特に統合管理システム
（Network Management System ：以後、ＮＭＳ）がネッ
トワークを介して複数の管理システム（Sub Network Ma
nagement System ：以後、Sub ＮＭＳ）を管理するネッ
トワーク管理システムにおけるSub ＮＭＳの管理機能の
拡張方法及びこれを用いたネットワーク管理システムに
関するものである。
クのネットワーク管理システム、特に統合管理システム
（Network Management System ：以後、ＮＭＳ）がネッ
トワークを介して複数の管理システム（Sub Network Ma
nagement System ：以後、Sub ＮＭＳ）を管理するネッ
トワーク管理システムにおけるSub ＮＭＳの管理機能の
拡張方法及びこれを用いたネットワーク管理システムに
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図１は従来のこの種のネットワーク管理
システムの一例を示すもので、図中、Ａ1 はＮＭＳ、Ｂ
1 ，Ｂ2 ，……Ｂm-1 ，Ｂm はSub ＮＭＳ、Ｃ1 ，Ｃn
は端末、Ｃ2 ，Ｃ3 ，……Ｃn-2 ，Ｃn-1 はルータ（Ｒ
Ｔ）、ｂ1 ，ｂ2 ，……ｂm-1，ｂm はそれぞれSub Ｎ
ＭＳＢ1 ，Ｂ2 ，……Ｂm-1 ，Ｂm の管理ドメインであ
る。以下、このシステムにおけるネットワーク管理処理
を考える。図１においてＮＭＳはマネージャの役割を
し、Sub ＮＭＳはサブマネージャの役割をする。
システムの一例を示すもので、図中、Ａ1 はＮＭＳ、Ｂ
1 ，Ｂ2 ，……Ｂm-1 ，Ｂm はSub ＮＭＳ、Ｃ1 ，Ｃn
は端末、Ｃ2 ，Ｃ3 ，……Ｃn-2 ，Ｃn-1 はルータ（Ｒ
Ｔ）、ｂ1 ，ｂ2 ，……ｂm-1，ｂm はそれぞれSub Ｎ
ＭＳＢ1 ，Ｂ2 ，……Ｂm-1 ，Ｂm の管理ドメインであ
る。以下、このシステムにおけるネットワーク管理処理
を考える。図１においてＮＭＳはマネージャの役割を
し、Sub ＮＭＳはサブマネージャの役割をする。
【０００３】例えば、Sub ＮＭＳはＮＭＳからの要求に
対して、予め端末やルータ等の通信装置（Network Elem
ent ：以後、ＮＥ）より管理情報を収集し、統計処理し
た結果を応答したり、オン・デマンド（On-demand ）で
ＮＥに対して管理情報収集要求をし、ＮＥからの応答内
容をＮＭＳに応答する。ＮＭＳでは、複数のSub ＮＭＳ
からの管理情報を収集し、統計処理や分析等を行い、ユ
ーザインタフェースで管理者に提供する処理を行う。
対して、予め端末やルータ等の通信装置（Network Elem
ent ：以後、ＮＥ）より管理情報を収集し、統計処理し
た結果を応答したり、オン・デマンド（On-demand ）で
ＮＥに対して管理情報収集要求をし、ＮＥからの応答内
容をＮＭＳに応答する。ＮＭＳでは、複数のSub ＮＭＳ
からの管理情報を収集し、統計処理や分析等を行い、ユ
ーザインタフェースで管理者に提供する処理を行う。
【０００４】上述したようなＮＭＳ及びSub ＮＭＳの機
能は予め設計時に決められたものであり、機能拡張時に
はＯＳ自体及び管理機能全体をインストールする必要が
あり、管理機能の拡張性の観点で柔軟ではなかった。
能は予め設計時に決められたものであり、機能拡張時に
はＯＳ自体及び管理機能全体をインストールする必要が
あり、管理機能の拡張性の観点で柔軟ではなかった。
【０００５】通常、Sub ＮＭＳはネットワークワイドに
分散しており、Sub ＮＭＳの機能拡張を実現するために
は、Sub ＮＭＳに対してＯＳ及び機能全体をＦＴＰ、Ｔ
ＦＴＰ等を用いて転送する必要があった。
分散しており、Sub ＮＭＳの機能拡張を実現するために
は、Sub ＮＭＳに対してＯＳ及び機能全体をＦＴＰ、Ｔ
ＦＴＰ等を用いて転送する必要があった。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】このような一連の処理
過程を踏むため、Sub ＮＭＳの機能及びインタフェース
が設計時に予め決められている、従来のネットワーク管
理システムでは、管理機能の拡張の柔軟性がないという
問題があった。さらに、機能拡張のための、ＦＴＰ、Ｔ
ＦＴＰ等を用いたＯＳ及び機能全体のSub ＮＭＳへの転
送は、ＮＭＳとSub ＮＭＳとの間の管理トラヒックを増
加させるという問題があった。
過程を踏むため、Sub ＮＭＳの機能及びインタフェース
が設計時に予め決められている、従来のネットワーク管
理システムでは、管理機能の拡張の柔軟性がないという
問題があった。さらに、機能拡張のための、ＦＴＰ、Ｔ
ＦＴＰ等を用いたＯＳ及び機能全体のSub ＮＭＳへの転
送は、ＮＭＳとSub ＮＭＳとの間の管理トラヒックを増
加させるという問題があった。
【０００７】本発明の目的は、Sub ＮＭＳの管理機能の
拡張性を高め、かつ機能拡張に伴うＮＭＳとSub ＮＭＳ
との間の管理トラヒックを分散・削減し得る管理機能拡
張方法及びこれを用いたネットワーク管理システムを提
供することにある。
拡張性を高め、かつ機能拡張に伴うＮＭＳとSub ＮＭＳ
との間の管理トラヒックを分散・削減し得る管理機能拡
張方法及びこれを用いたネットワーク管理システムを提
供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明では、ネットワーク管理システムにＮＭＳ及
びSub ＮＭＳ以外に、新たに管理機能転送機能を有する
管理機能転送サーバ（Management Function Server：以
後、ＭＦＳ）を設置し、転送する管理機能を、それぞれ
（１）オペレーションの手順を記述する管理シナリオ
（Management Scenario ：以後、ＭＳ）、（２）ＭＳを
実現する基本オペレーション（Primitive Management F
unction ：以後、ＰＭＦ）及び（３）ＰＭＦの組み合わ
せで実現する拡張オペレーション（Extend ManagementF
unction：以後、ＥＭＦ）の３つに分割し、それぞれＮ
ＭＳ、Sub ＮＭＳ及びＭＦＳに配置し、転送方法を使い
分けて転送するようにする。
め、本発明では、ネットワーク管理システムにＮＭＳ及
びSub ＮＭＳ以外に、新たに管理機能転送機能を有する
管理機能転送サーバ（Management Function Server：以
後、ＭＦＳ）を設置し、転送する管理機能を、それぞれ
（１）オペレーションの手順を記述する管理シナリオ
（Management Scenario ：以後、ＭＳ）、（２）ＭＳを
実現する基本オペレーション（Primitive Management F
unction ：以後、ＰＭＦ）及び（３）ＰＭＦの組み合わ
せで実現する拡張オペレーション（Extend ManagementF
unction：以後、ＥＭＦ）の３つに分割し、それぞれＮ
ＭＳ、Sub ＮＭＳ及びＭＦＳに配置し、転送方法を使い
分けて転送するようにする。
【０００９】前記目的を達成するための装置として、Ｎ
ＭＳには、 ・ＭＳを蓄積する蓄積手段と、 ・ＭＳを実現するＰＭＦの組み合わせで実現するＥＭＦ
を蓄積している、転送先のSub ＮＭＳに最近接のＭＦＳ
の名称を提供するネーミングサービス手段と、 ・ＭＳを転送したSub ＮＭＳの名称及びＭＳの状態管理
を行うＭＳ状態管理手段と、 ・ＭＳのSub ＮＭＳへの転送を実現する機能転送手段
と、 ・Sub ＮＭＳへの管理情報収集要求・分析等を行うマネ
ージャ手段とを設け、また、Sub ＮＭＳには、 ・受信したＭＳやＥＭＦを蓄積する機能蓄積手段と、 ・該機能蓄積手段に蓄積されているＭＳ及びＥＭＦの名
称及び状態管理を行う状態管理手段と、 ・ＭＳのＮＭＳからの受信及びＥＭＦのＭＦＳからの受
信を実現する機能転送手段と、 ・ＭＳ及びＥＭＦを実行するための機能実行手段と、 ・ＰＭＦを含むSub ＮＭＳの機能を提供するサブマネー
ジャ手段とを設け、また、ＭＦＳには、 ・ＭＳに基づくSub ＮＭＳからのＥＭＦの転送要求に対
して、ＥＭＦのSub ＮＭＳへの転送を実現する機能転送
手段と、 ・ＥＭＦを蓄積するＥＭＦ蓄積手段と、 ・該ＥＭＦ蓄積手段に蓄積しているＥＭＦの名称及びＥ
ＭＦの状態管理を行うＥＭＦ状態管理手段を設けた。
ＭＳには、 ・ＭＳを蓄積する蓄積手段と、 ・ＭＳを実現するＰＭＦの組み合わせで実現するＥＭＦ
を蓄積している、転送先のSub ＮＭＳに最近接のＭＦＳ
の名称を提供するネーミングサービス手段と、 ・ＭＳを転送したSub ＮＭＳの名称及びＭＳの状態管理
を行うＭＳ状態管理手段と、 ・ＭＳのSub ＮＭＳへの転送を実現する機能転送手段
と、 ・Sub ＮＭＳへの管理情報収集要求・分析等を行うマネ
ージャ手段とを設け、また、Sub ＮＭＳには、 ・受信したＭＳやＥＭＦを蓄積する機能蓄積手段と、 ・該機能蓄積手段に蓄積されているＭＳ及びＥＭＦの名
称及び状態管理を行う状態管理手段と、 ・ＭＳのＮＭＳからの受信及びＥＭＦのＭＦＳからの受
信を実現する機能転送手段と、 ・ＭＳ及びＥＭＦを実行するための機能実行手段と、 ・ＰＭＦを含むSub ＮＭＳの機能を提供するサブマネー
ジャ手段とを設け、また、ＭＦＳには、 ・ＭＳに基づくSub ＮＭＳからのＥＭＦの転送要求に対
して、ＥＭＦのSub ＮＭＳへの転送を実現する機能転送
手段と、 ・ＥＭＦを蓄積するＥＭＦ蓄積手段と、 ・該ＥＭＦ蓄積手段に蓄積しているＥＭＦの名称及びＥ
ＭＦの状態管理を行うＥＭＦ状態管理手段を設けた。
【００１０】前記構成において、まず、ＮＭＳにおい
て、保守者が機能拡張したい管理機能をＭＳ蓄積手段よ
り選択する。ネーミングサービス手段は、機能拡張した
いSubＮＭＳの名称から、Sub ＮＭＳに最近接であり、
ＭＳの実現上で必要なＥＭＦを蓄積しているＭＦＳの名
称を提供する。機能転送手段は当該Sub ＮＭＳへＭＳを
転送する。
て、保守者が機能拡張したい管理機能をＭＳ蓄積手段よ
り選択する。ネーミングサービス手段は、機能拡張した
いSubＮＭＳの名称から、Sub ＮＭＳに最近接であり、
ＭＳの実現上で必要なＥＭＦを蓄積しているＭＦＳの名
称を提供する。機能転送手段は当該Sub ＮＭＳへＭＳを
転送する。
【００１１】次に、当該ＭＳを受信したSub ＮＭＳにお
いて、機能実行手段は、当該ＭＳが必要なＥＭＦを機能
蓄積手段に蓄積している場合には当該ＭＳ及びＥＭＦを
実行し、その結果をＮＭＳの管理情報収集要求に対する
応答及びＮＭＳ内マネージャ手段への通知にて報告す
る。
いて、機能実行手段は、当該ＭＳが必要なＥＭＦを機能
蓄積手段に蓄積している場合には当該ＭＳ及びＥＭＦを
実行し、その結果をＮＭＳの管理情報収集要求に対する
応答及びＮＭＳ内マネージャ手段への通知にて報告す
る。
【００１２】また、当該ＥＭＦが機能蓄積手段に蓄積さ
れていない場合は、機能実行手段が機能転送手段に対し
て、当該ＭＦＳに対して当該ＥＭＦを転送するように要
求する。
れていない場合は、機能実行手段が機能転送手段に対し
て、当該ＭＦＳに対して当該ＥＭＦを転送するように要
求する。
【００１３】次に、ＥＭＦ転送要求を受信したＭＦＳで
は、当該ＥＭＦをSub ＮＭＳに対して転送する。
は、当該ＥＭＦをSub ＮＭＳに対して転送する。
【００１４】次に、当該ＥＭＦをＭＦＳより受信したSu
b ＮＭＳは、当該ＭＳ及びＥＭＦを実行し、その結果を
ＮＭＳからの管理情報収集要求に対する応答及びＮＭＳ
への通知にて報告する。
b ＮＭＳは、当該ＭＳ及びＥＭＦを実行し、その結果を
ＮＭＳからの管理情報収集要求に対する応答及びＮＭＳ
への通知にて報告する。
【００１５】このように機能を３つに分割し、必要に応
じて機能を再構成するため、本発明の目的である大規模
ネットワーク管理システムにおけるSub ＮＭＳの管理機
能の拡張性を高め、さらに分割した管理機能をＮＭＳ、
Sub ＮＭＳ及びＭＦＳに配置し転送するために、機能拡
張に伴うＮＭＳとSub ＮＭＳとの間の管理トラヒックを
分散・削減することが可能となる。
じて機能を再構成するため、本発明の目的である大規模
ネットワーク管理システムにおけるSub ＮＭＳの管理機
能の拡張性を高め、さらに分割した管理機能をＮＭＳ、
Sub ＮＭＳ及びＭＦＳに配置し転送するために、機能拡
張に伴うＮＭＳとSub ＮＭＳとの間の管理トラヒックを
分散・削減することが可能となる。
【００１６】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明を詳細
に説明する。
に説明する。
【００１７】図２は本発明によるネットワーク管理シス
テムの実施の形態の一例を示すもので、図中、図１と同
一構成部分は同一符号をもって表す。即ち、Ａ1 はＮＭ
Ｓ、Ｂ1 ，Ｂ2 ，……Ｂm-1 ，Ｂm はSub ＮＭＳ、Ｃ1
，Ｃn は端末、Ｃ2 ，Ｃ3 ，……Ｃn-2 ，Ｃn-1 はル
ータ（ＲＴ）、Ｄ1 ，……Ｄx はＭＦＳ、Ｅ1 ，Ｅ2 ，
Ｅ3 は管理ネットワーク、ｂ1 ，ｂ2 ，……ｂm-1 ，ｂ
m はそれぞれSub ＮＭＳＢ1 ，Ｂ2 ，……Ｂm-1 ，Ｂm
の管理ドメインである（但し、０＜ｘ＜ｍ＜ｎ：ｘ，
ｍ，ｎは整数）。なお、ここではＩＰ（Internet Proto
col ）接続を前提としたコンピュータネットワークに適
用した例を示す。
テムの実施の形態の一例を示すもので、図中、図１と同
一構成部分は同一符号をもって表す。即ち、Ａ1 はＮＭ
Ｓ、Ｂ1 ，Ｂ2 ，……Ｂm-1 ，Ｂm はSub ＮＭＳ、Ｃ1
，Ｃn は端末、Ｃ2 ，Ｃ3 ，……Ｃn-2 ，Ｃn-1 はル
ータ（ＲＴ）、Ｄ1 ，……Ｄx はＭＦＳ、Ｅ1 ，Ｅ2 ，
Ｅ3 は管理ネットワーク、ｂ1 ，ｂ2 ，……ｂm-1 ，ｂ
m はそれぞれSub ＮＭＳＢ1 ，Ｂ2 ，……Ｂm-1 ，Ｂm
の管理ドメインである（但し、０＜ｘ＜ｍ＜ｎ：ｘ，
ｍ，ｎは整数）。なお、ここではＩＰ（Internet Proto
col ）接続を前提としたコンピュータネットワークに適
用した例を示す。
【００１８】また、端末Ｃ1 ，Ｃn 及びルータＣ2 〜Ｃ
n-1 は、ＮＥ Ｃ1 〜Ｃn を構成し、ネットワーク管理
情報はＭＩＢ（Management Information Base ）の形式
で蓄積されているものとする。
n-1 は、ＮＥ Ｃ1 〜Ｃn を構成し、ネットワーク管理
情報はＭＩＢ（Management Information Base ）の形式
で蓄積されているものとする。
【００１９】ＮＭＳ Ａ1 は、図３に示すように、ＭＳ
を蓄積するＭＳ蓄積手段１１と、ＭＳを実現するＰＭＦ
の組み合わせで実現するＥＭＦを蓄積している、転送先
のSub ＮＭＳに最近接のＭＦＳの名称を提供するネーミ
ングサービス手段１２と、ＭＳを転送したSub ＮＭＳの
名称及びＭＳの状態管理を行うＭＳ状態管理手段１３
と、ＭＳのSub ＮＭＳへの転送を実現する機能転送手段
１４と、Sub ＮＭＳへの管理情報収集要求・分析等を行
うマネージャ手段１５とから構成されている。
を蓄積するＭＳ蓄積手段１１と、ＭＳを実現するＰＭＦ
の組み合わせで実現するＥＭＦを蓄積している、転送先
のSub ＮＭＳに最近接のＭＦＳの名称を提供するネーミ
ングサービス手段１２と、ＭＳを転送したSub ＮＭＳの
名称及びＭＳの状態管理を行うＭＳ状態管理手段１３
と、ＭＳのSub ＮＭＳへの転送を実現する機能転送手段
１４と、Sub ＮＭＳへの管理情報収集要求・分析等を行
うマネージャ手段１５とから構成されている。
【００２０】Sub ＮＭＳ Ｂ1 〜Ｂm はそれぞれ、図４
に示すように、受信したＭＳやＥＭＦを蓄積する機能蓄
積手段２１と、機能蓄積手段２１に蓄積されているＭＳ
及びＥＭＦの名称及び状態管理を行う状態管理手段２２
と、ＭＳのＮＭＳからの受信及びＥＭＦのＭＦＳからの
受信を実現する機能転送手段２３と、ＭＳ及びＥＭＦを
実行するための機能実行手段２４と、ＰＭＦを含むSub
ＮＭＳの機能を提供するサブマネージャ手段２５とから
構成されている。
に示すように、受信したＭＳやＥＭＦを蓄積する機能蓄
積手段２１と、機能蓄積手段２１に蓄積されているＭＳ
及びＥＭＦの名称及び状態管理を行う状態管理手段２２
と、ＭＳのＮＭＳからの受信及びＥＭＦのＭＦＳからの
受信を実現する機能転送手段２３と、ＭＳ及びＥＭＦを
実行するための機能実行手段２４と、ＰＭＦを含むSub
ＮＭＳの機能を提供するサブマネージャ手段２５とから
構成されている。
【００２１】ＭＦＳ Ｄ1 〜Ｄx はそれぞれ、図５に示
すように、ＭＳに基づくSub ＮＭＳからのＥＭＦの転送
要求に対して、ＥＭＦのSub ＮＭＳへの転送を実現する
機能転送手段３１と、ＥＭＦを蓄積するＥＭＦ蓄積手段
３２と、ＥＭＦ蓄積手段３２に蓄積しているＥＭＦの名
称及びＥＭＦの状態管理を行うＥＭＦ状態管理手段３３
とから構成されている。
すように、ＭＳに基づくSub ＮＭＳからのＥＭＦの転送
要求に対して、ＥＭＦのSub ＮＭＳへの転送を実現する
機能転送手段３１と、ＥＭＦを蓄積するＥＭＦ蓄積手段
３２と、ＥＭＦ蓄積手段３２に蓄積しているＥＭＦの名
称及びＥＭＦの状態管理を行うＥＭＦ状態管理手段３３
とから構成されている。
【００２２】また、図６、図７及び図８はそれぞれ、Ｎ
ＭＳ、Sub ＮＭＳ及びＭＦＳの動作フローチャートであ
る。
ＭＳ、Sub ＮＭＳ及びＭＦＳの動作フローチャートであ
る。
【００２３】以下、図２に示すようなＩＰ接続を前提と
したコンピュータネットワークにおける端末Ｃ１と端末
Ｃｎとの間のＩＰルートトレースを例にとって、本発明
のネットワーク管理システムの動作を説明する。但し、
ＩＰルートトレースＭＳは、予めＮＭＳ Ａ1 のＭＳ蓄
積手段１１に蓄積されているものとする。
したコンピュータネットワークにおける端末Ｃ１と端末
Ｃｎとの間のＩＰルートトレースを例にとって、本発明
のネットワーク管理システムの動作を説明する。但し、
ＩＰルートトレースＭＳは、予めＮＭＳ Ａ1 のＭＳ蓄
積手段１１に蓄積されているものとする。
【００２４】まず、保守者は、ＮＭＳ Ａ1 のＭＳ蓄積
手段１１よりＩＰルートトレースＭＳを選択し（図６の
ステップｓｐ１）、ＩＰルートトレースを行いたい起点
となる端末Ｃ１、終点となる端末ＣｎのＩＰアドレス
（図６のステップｓｐ２）及び端末Ｃ１を管理している
Sub ＮＭＳ Ｂ1 のＩＰアドレスを指定する（図６のス
テップｓｐ３）。
手段１１よりＩＰルートトレースＭＳを選択し（図６の
ステップｓｐ１）、ＩＰルートトレースを行いたい起点
となる端末Ｃ１、終点となる端末ＣｎのＩＰアドレス
（図６のステップｓｐ２）及び端末Ｃ１を管理している
Sub ＮＭＳ Ｂ1 のＩＰアドレスを指定する（図６のス
テップｓｐ３）。
【００２５】次に、ＮＭＳ Ａ1 のネーミングサービス
手段１２は、保守者がＩＰルートトレースＭＳ作成時に
指定した転送先であるSub ＮＭＳ Ｂ1 のＩＰアドレス
から、ＩＰルートトレースＭＳの実行上で必要なＩＰル
ートトレースＥＭＦを蓄積しているＭＦＳの中で、転送
先であるSub ＮＭＳ Ｂ1 に最近接のＭＦＳのＩＰアド
レスを提供する（図６のステップｓｐ４）。
手段１２は、保守者がＩＰルートトレースＭＳ作成時に
指定した転送先であるSub ＮＭＳ Ｂ1 のＩＰアドレス
から、ＩＰルートトレースＭＳの実行上で必要なＩＰル
ートトレースＥＭＦを蓄積しているＭＦＳの中で、転送
先であるSub ＮＭＳ Ｂ1 に最近接のＭＦＳのＩＰアド
レスを提供する（図６のステップｓｐ４）。
【００２６】次に、ＮＭＳ Ａ1 のＭＳ状態管理手段１
３は、転送するSub ＮＭＳ Ｂ1 のＩＰアドレスとＩＰ
ルートトレースＭＳを識別するための識別子ＭＳ−ｉｄ
を、ＮＭＳ Ａ1 のＭＳ蓄積手段１１に登録し（図６の
ステップｓｐ５）、ＮＭＳＡ1 の機能転送手段１４は保
守者の要求したSub ＮＭＳ Ｂ1 へＩＰルートトレース
ＭＳを転送する（図６のステップｓｐ６）。
３は、転送するSub ＮＭＳ Ｂ1 のＩＰアドレスとＩＰ
ルートトレースＭＳを識別するための識別子ＭＳ−ｉｄ
を、ＮＭＳ Ａ1 のＭＳ蓄積手段１１に登録し（図６の
ステップｓｐ５）、ＮＭＳＡ1 の機能転送手段１４は保
守者の要求したSub ＮＭＳ Ｂ1 へＩＰルートトレース
ＭＳを転送する（図６のステップｓｐ６）。
【００２７】Sub ＮＭＳ Ｂ1 の機能転送手段２３はＩ
ＰルートトレースＭＳを受信すると（図７のステップｓ
１）、受信したＩＰルートトレースＭＳを、Sub ＮＭＳ
Ｂ1 の機能蓄積手段２１に蓄積し（図７のステップｓ
２）、次にSub ＮＭＳ Ｂ1の状態管理手段２２が、受
信したＩＰルートトレースＭＳのＭＳ−ｉｄをSub ＮＭ
Ｓ Ｂ1 の機能蓄積手段２１に登録する（図７のステッ
プｓ３）。
ＰルートトレースＭＳを受信すると（図７のステップｓ
１）、受信したＩＰルートトレースＭＳを、Sub ＮＭＳ
Ｂ1 の機能蓄積手段２１に蓄積し（図７のステップｓ
２）、次にSub ＮＭＳ Ｂ1の状態管理手段２２が、受
信したＩＰルートトレースＭＳのＭＳ−ｉｄをSub ＮＭ
Ｓ Ｂ1 の機能蓄積手段２１に登録する（図７のステッ
プｓ３）。
【００２８】次に、Sub ＮＭＳ Ｂ1 の機能実行手段２
４はＩＰルートトレースＥＭＦを、Sub ＮＭＳ Ｂ1 の
機能蓄積手段２１に蓄積しているか否かの判定を、Sub
ＮＭＳ Ｂ1 の状態管理手段２４に対して要求する（図
７のステップｓ４）。ここで、ＩＰルートトレースＥＭ
ＦがSub ＮＭＳ Ｂ1 の機能蓄積手段２１に蓄積されて
いれば、Sub ＮＭＳ Ｂ1 の機能実行手段２４はＩＰル
ートトレースＭＳに従い、Sub ＮＭＳ Ｂ1 のサブマネ
ージャ手段２５を通じて、ＮＥに対してＳＮＭＰ−ＧＥ
Ｔのような基本オペレーションにより管理情報収集を要
求する（図７のステップｓ７）。
４はＩＰルートトレースＥＭＦを、Sub ＮＭＳ Ｂ1 の
機能蓄積手段２１に蓄積しているか否かの判定を、Sub
ＮＭＳ Ｂ1 の状態管理手段２４に対して要求する（図
７のステップｓ４）。ここで、ＩＰルートトレースＥＭ
ＦがSub ＮＭＳ Ｂ1 の機能蓄積手段２１に蓄積されて
いれば、Sub ＮＭＳ Ｂ1 の機能実行手段２４はＩＰル
ートトレースＭＳに従い、Sub ＮＭＳ Ｂ1 のサブマネ
ージャ手段２５を通じて、ＮＥに対してＳＮＭＰ−ＧＥ
Ｔのような基本オペレーションにより管理情報収集を要
求する（図７のステップｓ７）。
【００２９】まず、端末Ｃ1 のデフォルトルータのＩＰ
アドレスを収集し、次に、ＩＰルートトレースＥＭＦよ
りルータＣ2 に対して、ＩＰルートトレースＭＳに基づ
き、次に収集すべきルータのＩＰアドレスを収集する。
収集すべきルータがSub ＮＭＳ Ｂ1 の管理下でない場
合（図７のステップｓ８）、ＩＰルートトレースＭＳを
終了し、その結果をＮＭＳへの通知にて報告し（図７の
ステップｓ９、図６のステップｓｐ７）、終点端末Ｃn
に達しておらず、エラー通知でなければ（図６のステッ
プｓｐ８）、終了したルータＣm を起点とするＩＰルー
トトレースＭＳを作成し（図６のステップｓｐ２）、同
様な作業を繰り返し、端末Ｃn までのＩＰルートトレー
スを行い、保守者に結果を報告する（図６のステップｓ
ｐ９）。
アドレスを収集し、次に、ＩＰルートトレースＥＭＦよ
りルータＣ2 に対して、ＩＰルートトレースＭＳに基づ
き、次に収集すべきルータのＩＰアドレスを収集する。
収集すべきルータがSub ＮＭＳ Ｂ1 の管理下でない場
合（図７のステップｓ８）、ＩＰルートトレースＭＳを
終了し、その結果をＮＭＳへの通知にて報告し（図７の
ステップｓ９、図６のステップｓｐ７）、終点端末Ｃn
に達しておらず、エラー通知でなければ（図６のステッ
プｓｐ８）、終了したルータＣm を起点とするＩＰルー
トトレースＭＳを作成し（図６のステップｓｐ２）、同
様な作業を繰り返し、端末Ｃn までのＩＰルートトレー
スを行い、保守者に結果を報告する（図６のステップｓ
ｐ９）。
【００３０】一方、ＩＰルートトレースＥＭＦが、Sub
ＮＭＳ Ｂ1 の機能蓄積手段２１に蓄積されていなけれ
ば（図７のステップｓ４）、Sub ＮＭＳ Ｂ1 の機能実
行手段２４は機能転送手段２３に対して、ＩＰルートト
レースＭＳの指定するＭＦＳＤ1 にＩＰルートトレース
ＥＭＦを転送するように要求する（図７のステップｓ
５）。
ＮＭＳ Ｂ1 の機能蓄積手段２１に蓄積されていなけれ
ば（図７のステップｓ４）、Sub ＮＭＳ Ｂ1 の機能実
行手段２４は機能転送手段２３に対して、ＩＰルートト
レースＭＳの指定するＭＦＳＤ1 にＩＰルートトレース
ＥＭＦを転送するように要求する（図７のステップｓ
５）。
【００３１】Sub ＮＭＳ Ｂ1 からのＩＰルートトレー
スＥＭＦ転送要求を受信した（図８のステップｓｔ１）
ＭＦＳ Ｄ1 の機能転送手段３１は、ＩＰルートトレー
スＥＭＦを、ＭＦＳ Ｄ1 のＥＭＦ蓄積手段３２に蓄積
しているか否かの判定を、ＭＦＳ Ｄ1 のＥＭＦ状態管
理手段３３に対して要求する（図８のステップｓｔ
２）。ＩＰルートトレースＥＭＦを、ＭＦＳ Ｄ1 のＥ
ＭＦ蓄積手段３２に蓄積していれば、ＭＦＳ Ｄ1 の機
能転送手段３１はSub ＮＭＳ Ｂ1 に対して転送し（図
８のステップｓｔ３）、そうでなければ、その旨をSub
ＮＭＳ Ｂ1 の機能転送手段２３に通知する（図８のス
テップｓｔ２）。
スＥＭＦ転送要求を受信した（図８のステップｓｔ１）
ＭＦＳ Ｄ1 の機能転送手段３１は、ＩＰルートトレー
スＥＭＦを、ＭＦＳ Ｄ1 のＥＭＦ蓄積手段３２に蓄積
しているか否かの判定を、ＭＦＳ Ｄ1 のＥＭＦ状態管
理手段３３に対して要求する（図８のステップｓｔ
２）。ＩＰルートトレースＥＭＦを、ＭＦＳ Ｄ1 のＥ
ＭＦ蓄積手段３２に蓄積していれば、ＭＦＳ Ｄ1 の機
能転送手段３１はSub ＮＭＳ Ｂ1 に対して転送し（図
８のステップｓｔ３）、そうでなければ、その旨をSub
ＮＭＳ Ｂ1 の機能転送手段２３に通知する（図８のス
テップｓｔ２）。
【００３２】次に、ＩＰルートトレースＥＭＦを受信し
た（図７のステップｓ６）Sub ＮＭＳ Ｂ1 の機能転送
手段２３は、受信したＩＰルートトレースＥＭＦを、Su
b ＮＭＳ Ｂ1 の機能蓄積手段２１に蓄積し、Sub ＮＭ
Ｓ Ｂ1 の状態管理手段２２が、受信したＥＭＦの識別
子ＥＭＦ−ｉｄを、Sub ＮＭＳ Ｂ1 の機能蓄積手段２
１に登録する。そしてSub ＮＭＳ Ｂ1 の機能実行手段
２４はＭＳを実行し（図７のステップｓ７）、その後の
振る舞いは前述した通りである。
た（図７のステップｓ６）Sub ＮＭＳ Ｂ1 の機能転送
手段２３は、受信したＩＰルートトレースＥＭＦを、Su
b ＮＭＳ Ｂ1 の機能蓄積手段２１に蓄積し、Sub ＮＭ
Ｓ Ｂ1 の状態管理手段２２が、受信したＥＭＦの識別
子ＥＭＦ−ｉｄを、Sub ＮＭＳ Ｂ1 の機能蓄積手段２
１に登録する。そしてSub ＮＭＳ Ｂ1 の機能実行手段
２４はＭＳを実行し（図７のステップｓ７）、その後の
振る舞いは前述した通りである。
【００３３】このように、前記構成によれば、大規模ネ
ットワーク管理システムにおけるSub ＮＭＳの管理機能
の拡張性を高めることができる。さらに、ＩＰルートト
レースＭＳ転送に必要な管理トラヒックをＴms、ＩＰル
ートトレースＥＭＦ転送に必要な管理トラックをＴemf
とすると、拡張に伴うＮＭＳとSub ＮＭＳとの間の管理
トラヒックを、従来のＴms／（Ｔemf ＋Ｔms）倍にでき
る。また、拡張に伴うＮＭＳとSub ＮＭＳとの間の管理
トラヒックのうち、Ｔemf ×ｎをSub ＮＭＳ近隣に分散
することができる。
ットワーク管理システムにおけるSub ＮＭＳの管理機能
の拡張性を高めることができる。さらに、ＩＰルートト
レースＭＳ転送に必要な管理トラヒックをＴms、ＩＰル
ートトレースＥＭＦ転送に必要な管理トラックをＴemf
とすると、拡張に伴うＮＭＳとSub ＮＭＳとの間の管理
トラヒックを、従来のＴms／（Ｔemf ＋Ｔms）倍にでき
る。また、拡張に伴うＮＭＳとSub ＮＭＳとの間の管理
トラヒックのうち、Ｔemf ×ｎをSub ＮＭＳ近隣に分散
することができる。
【００３４】なお、前記実施の形態ではＩＰ接続のコン
ピュータネットワークにおけるネットワーク管理システ
ムについて述べたが、本発明はこれに限定されるもので
はない。
ピュータネットワークにおけるネットワーク管理システ
ムについて述べたが、本発明はこれに限定されるもので
はない。
【００３５】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
転送する管理機能をＭＳやＥＭＦに分割し、必要に応じ
て管理機能を再構成するにより、Sub ＮＭＳの管理機能
の拡張性を高めることができる。本発明では、機能拡張
に伴うＮＭＳとSub ＮＭＳとの間の管理トラヒックをＭ
Ｓ転送に伴う管理トラヒックだけに削減でき、また、機
能拡張に伴うＮＭＳとSub ＮＭＳとの間の管理トラヒッ
クをＥＭＦ転送に伴う管理トラヒック分、分散できる。
転送する管理機能をＭＳやＥＭＦに分割し、必要に応じ
て管理機能を再構成するにより、Sub ＮＭＳの管理機能
の拡張性を高めることができる。本発明では、機能拡張
に伴うＮＭＳとSub ＮＭＳとの間の管理トラヒックをＭ
Ｓ転送に伴う管理トラヒックだけに削減でき、また、機
能拡張に伴うＮＭＳとSub ＮＭＳとの間の管理トラヒッ
クをＥＭＦ転送に伴う管理トラヒック分、分散できる。
【図１】従来のネットワーク管理システムの一例を示す
構成図
構成図
【図２】本発明によるネットワーク管理システムの実施
の形態の一例を示す構成図
の形態の一例を示す構成図
【図３】図２中のＮＭＳの構成図
【図４】図２中のSub ＮＭＳの構成図
【図５】図２中のＭＦＳの構成図
【図６】ＮＭＳの動作フローチャート
【図７】Sub ＮＭＳの動作フローチャート
【図８】ＭＦＳの動作フローチャート
Ａ1 …ＮＭＳ、Ｂ1 〜Ｂm …Sub ＮＭＳ、Ｃ1 ，Ｃn …
端末、Ｃ2 〜Ｃn-1 …ルータ（ＲＴ）、Ｄ1 〜Ｄx …Ｍ
ＦＳ、Ｅ1 〜Ｅ3 …管理ネットワーク、ｂ1 〜ｂm …管
理ドメイン、１１…ＭＳ蓄積手段、１２…ネーミングサ
ービス手段、１３…ＭＳ状態管理手段、１４…機能転送
手段、１５…マネージャ手段、２１…機能蓄積手段、２
２…状態管理手段、２３…機能転送手段、２４…機能実
行手段、２５…サブマネージャ手段、３１…機能転送手
段、３２…ＥＭＦ蓄積手段、３３…ＥＭＦ状態管理手
段。
端末、Ｃ2 〜Ｃn-1 …ルータ（ＲＴ）、Ｄ1 〜Ｄx …Ｍ
ＦＳ、Ｅ1 〜Ｅ3 …管理ネットワーク、ｂ1 〜ｂm …管
理ドメイン、１１…ＭＳ蓄積手段、１２…ネーミングサ
ービス手段、１３…ＭＳ状態管理手段、１４…機能転送
手段、１５…マネージャ手段、２１…機能蓄積手段、２
２…状態管理手段、２３…機能転送手段、２４…機能実
行手段、２５…サブマネージャ手段、３１…機能転送手
段、３２…ＥＭＦ蓄積手段、３３…ＥＭＦ状態管理手
段。
Claims (2)
- 【請求項１】 統合管理システム（ＮＭＳ）がネットワ
ークを介して複数の管理システム（Sub ＮＭＳ）を管理
するネットワーク管理システムにおけるSub ＮＭＳの管
理機能拡張方法において、 ネットワーク中のSub ＮＭＳの近くに管理機能転送機能
を有する管理機能転送サーバ（ＭＦＳ）を設置し、 転送する管理機能を、オペレーションの手順を記述する
管理シナリオ（ＭＳ）、前記ＭＳを実現する基本オペレ
ーション（ＰＭＦ）及び前記ＰＭＦの組み合わせで実現
する拡張オペレーション（ＥＭＦ）の３つに分割配置
し、 ＮＭＳからSub ＮＭＳに転送された前記ＭＳに従い、管
理機能をSub ＮＭＳ上で再構成し、 管理機能の転送に伴うＮＭＳ及びSub ＮＭＳ間の管理ト
ラヒックを分散・削減することを特徴とする管理機能拡
張方法。 - 【請求項２】 統合管理システム（ＮＭＳ）がネットワ
ークを介して複数の管理システム（Sub ＮＭＳ）を管理
するネットワーク管理システムにおいて、 オペレーションの手順を記述する管理シナリオ（ＭＳ）
を蓄積するＭＳ蓄積手段と、 ＭＳを実現する基本オペレーション（ＰＭＦ）の組み合
わせで実現する拡張オペレーション（ＥＭＦ）を蓄積し
ている、転送先のSub ＮＭＳに最近接の管理機能転送サ
ーバ（Management Function Server：ＭＦＳ）の名称を
提供するネーミングサービス手段と、 ＭＳを転送したSub ＮＭＳの名称及びＭＳの状態管理を
行うＭＳ状態管理手段と、 ＭＳのSub ＮＭＳへの転送を実現する機能転送手段と、 ＰＭＦ等を用いてSub ＮＭＳへの管理情報収集要求・分
析等を行うマネージャ手段とからなるＮＭＳと、 ＮＭＳから受信したＭＳやＥＭＦを蓄積する機能蓄積手
段と、 該機能蓄積手段に蓄積されているＭＳ及びＥＭＦの名称
及び状態管理を行う状態管理手段と、 ＭＳのＮＭＳからの受信及びＥＭＦのＭＦＳからの受信
を実現する機能転送手段と、 ＭＳ及びＥＭＦを実行するための機能実行手段と、 ＰＭＦを含むSub ＮＭＳの機能を提供するサブマネージ
ャ手段とからなるSubＮＭＳと、 ＭＳに基づくSub ＮＭＳからのＥＭＦの転送要求に対し
て、ＥＭＦのSub ＮＭＳへの転送を実現する機能転送手
段と、 ＥＭＦを蓄積するＥＭＦ蓄積手段と、 該ＥＭＦ蓄積手段に蓄積しているＥＭＦの名称の提供及
びＥＭＦの状態管理を行うＥＭＦ状態管理手段とからな
るＭＦＳとを備えたことを特徴とするネットワーク管理
システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9216532A JPH1168816A (ja) | 1997-08-11 | 1997-08-11 | 管理機能拡張方法及びネットワーク管理システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9216532A JPH1168816A (ja) | 1997-08-11 | 1997-08-11 | 管理機能拡張方法及びネットワーク管理システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1168816A true JPH1168816A (ja) | 1999-03-09 |
Family
ID=16689918
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9216532A Pending JPH1168816A (ja) | 1997-08-11 | 1997-08-11 | 管理機能拡張方法及びネットワーク管理システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1168816A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20010010633A (ko) * | 1999-07-21 | 2001-02-15 | 정선종 | 계층적 통합망관리시스템에서의 관리영역간 고정적 연결 설정 방법 |
| WO2008020722A1 (en) * | 2006-08-18 | 2008-02-21 | Posdata Co., Ltd. | Expandable element management system in wireless communication network |
| US7522539B2 (en) | 2002-12-02 | 2009-04-21 | Fujitsu Limited | Network management system and transmission apparatus managed by the network management system |
| JP4386634B2 (ja) * | 2000-07-10 | 2009-12-16 | 富士通株式会社 | ネットワーク統合管理システム |
| US10730844B2 (en) | 2013-10-31 | 2020-08-04 | Zeon Corporation | Polymerizable compound, polymerizable composition, polymer, and optically anisotropic product |
-
1997
- 1997-08-11 JP JP9216532A patent/JPH1168816A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20010010633A (ko) * | 1999-07-21 | 2001-02-15 | 정선종 | 계층적 통합망관리시스템에서의 관리영역간 고정적 연결 설정 방법 |
| JP4386634B2 (ja) * | 2000-07-10 | 2009-12-16 | 富士通株式会社 | ネットワーク統合管理システム |
| US7522539B2 (en) | 2002-12-02 | 2009-04-21 | Fujitsu Limited | Network management system and transmission apparatus managed by the network management system |
| WO2008020722A1 (en) * | 2006-08-18 | 2008-02-21 | Posdata Co., Ltd. | Expandable element management system in wireless communication network |
| KR100833127B1 (ko) | 2006-08-18 | 2008-05-28 | 포스데이타 주식회사 | 확장 가능한 구조를 갖는 무선통신망의 구성요소 관리시스템 |
| US10730844B2 (en) | 2013-10-31 | 2020-08-04 | Zeon Corporation | Polymerizable compound, polymerizable composition, polymer, and optically anisotropic product |
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