JP2005252450A - ストレージネットワークシステムの制御方法及びストレージネットワークシステム - Google Patents

ストレージネットワークシステムの制御方法及びストレージネットワークシステム Download PDF

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Abstract

【課題】iSNSサーバが管理するディスカバリドメインをネットワークの通信品質の制御を行う単位として、自動的に制御条件を生成し、ネットワーク機器に設定することにより、ストレージデータの転送において効果的な通信品質が制御された通信を実現する。
【解決手段】ネーム管理サーバ101が管理するホスト103、ストレージ装置104をグループ化したディスカバリドメイン108情報を、ネットワーク設定サーバ108が自動的に取得する。ネットワーク設定サーバ102は、取得した情報を基に、ディスカバリドメイン毎にフローを識別するように、フロー識別条件を設定し、フローに対して通信品質制御を行うサービスクラスを割り当て、サービスクラスに対する転送ルールをルータ105、106に設定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ストレージネットワークシステムの制御方法及びストレージネットワークシステムに係り、特に、ネットワークに接続されたストレージ装置とホストとの間でのデータ転送における通信サービス品質(Quality of Service:QoS)を保証するためのネットワーク制御を行うストレージネットワークシステムの制御方法及びストレージネットワークシステムに関する。
一般に、様々な業務サーバ、ストレージ装置相互間を接続するストレージエリアネットワーク(SAN)を用いるサーバ、ストレージ装置相互間のデータ転送は、高速性、高スループットが要求される。従来、ストレージネットワークで使用されてきたファイバチャネルは、転送速度が速く、ブロック転送により、高速大容量のデータ転送を実現することができるものであり、転送品質については特に問題とならなかった。近年、インターネットプロトコル(IP)で構築されるSANの普及が進んでいるが、IPネットワークの場合、転送速度の向上には限界がある。そのため、転送帯域を確保し、通信速度を保証するための通信品質制御が必要となる。
ネットワークの通信品質の制御に関する従来技術として、エンドユーザが通信を確実に行うため、通信帯域を確保した伝送路を確保するように、通信路上のルータに対して逐次的に要求を行うRSVP(Resource Reservation Protocol)の技術や、ルータにおいて送信元、宛先アドレス、アプリケーション等により通信をクラス分けし、通信品質を差別化するDifferentiated Services(以下、Diff Serv という)の技術(非特許文献1)等が標準化団体IETF(Internet Engineering Task Force)で策定されている。例えば、RSVPに従って、ホスト、ストレージ装置相互間の通信速度と、ストレージ装置内での通信速度とを考慮してアクセス速度の保証を行うようにしたストレージシステムに関する技術が特許文献1等に記載されて知られている。
また、他の従来技術として、ネットワーク機器の品質制御の設定を1箇所で統合的に管理するポリシーサーバを用いて、ネットワーク全体に矛盾なくトラフィック種別に応じた各端末間(エンド・ツー・エンド)でのQoS制御を行う方法が知られている。
一方、ストレージシステムは、セキュリティの観点から、サーバがアクセス可能なストレージ装置、さらに、ストレージ装置内の論理ユニットが限定される場合がある。この場合、セションを確立するために、サーバは、アクセス可能なストレージ装置を検出する必要がある。IPによるストレージネットワークには、このような場合に使用されるInternet Storage Name Service(iSNS)と呼ばれるものがある。これはアクセス可能な範囲のサーバとストレージ装置とをディスカバリドメインというグループで定義し、この定義をネームサーバが管理するものである(非特許文献2)。そして、ストレージデバイスの可視性を制限するため、ネームサーバは、ホストからのディスカバリ要求に対して、そのホストと同一のディスカバリドメインに属するストレージデバイスの情報のみを応答として返す。業務サーバやストレージ装置等のデバイスは、アドレス、ポート番号、ノードネーム等によって識別され、いずれかのディスカバリドメインに属する必要がある。ディスカバリドメインの定義方法としては、業務APを提供するサーバと、そのAPで使用するデータを保持するストレージ装置とを1つのドメインとして、業務AP毎に定義するという方法が考えられる。
米国特許公報2002/0112030 A1 RFC2475 http://www.ietf.org/internet-drafts/draft-ietf-ips-isns-21.txt
前述したように、様々な業務APのデータが混在して転送される大規模なストレージネットワークは、業務AP毎に要求される通信品質も異なり、業務AP毎に通信品質の制御を行うことが望ましい。
従来技術によるストレージネットワークは、転送品質を制御することが考慮されていなかったため、ネットワークがIPにより構築される場合にも、ストレージネットワークにおける通信品質の制御をどのような単位で行うのがよいのか、その方法が確立されていないという問題点を有している。ストレージシステムには、業務APを提供するグループとみることができるディスカバリドメインがあるが、従来技術では、これをどのようにネットワーク制御の情報にマッピングし、通信品質の制御を行うかという技術が確立されていないという問題がある。
さらに、ストレージ装置は、複数の論理ユニットから構成され、論理ユニット毎にアクセス元が限定される。このため、論理ユニット毎に、アクセス元サーバの業務や、データの重要度が決まる可能性があるが、従来技術では、論理ユニットを考慮したネットワーク制御を行うことについて配慮されていないという課題がある。
本発明の目的は、前述した従来技術の問題点を解決し、ストレージデータの転送において効果的な通信品質が制御された通信を実現することのできるストレージネットワークシステムの制御方法及びストレージネットワークシステムを提供することにある。
本発明によれば前記目的は、複数の情報処理装置とストレージ装置とが接続されるストレージネットワークシステムの制御方法において、前記ストレージネットワークシステムにネーム管理サーバと、ネットワーク設定サーバとが接続されており、前記ネーム管理サーバは、前記情報処理装置がアクセス可能なストレージ装置を検索するためのドメイン情報を管理し、前記ネットワーク設定サーバは、前記ネーム管理サーバが管理するドメイン情報を取得し、ドメイン単位でのネットワーク制御情報をネットワークを構成する機器に対して設定することにより達成される。
本発明によれば、ディスカバリドメインをネットワークの通信品質の制御を行う単位として、自動的に制御条件を生成し、ネットワーク機器に設定することができ、ストレージネットワークシステムでの通信制御に関する設定を省略して、ディスカバリドメイン情報に基づいて、業務サーバ、ストレージ装置相互間のデータ転送の品質を制御することが可能となる。
以下、本発明によるストレージネットワークシステム及びその制御方法の実施形態を図面により詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態によるストレージネットワークシステムの構成を示すブロック図である。図1において、101はネーム管理サーバ、102はネットワーク設定サーバ、103A、103Bは業務サーバ、104A、104Bはストレージ装置、105はコアルータ、106はエッジルータ、107はネットワーク、108A、108Bはディスカバリドメインのグループである。
図1に示す本発明の一実施形態によるストレージネットワークシステムは、ルータやスイッチ等のネットワーク機器により構成されるネットワーク107に、複数台の業務サーバ103A、103Bと複数台のストレージ装置104A、104Bとが接続されると共に、ネーム管理サーバ101、ネットワーク設定サーバ102が接続されて構成される。ネットワーク107は、ネットワークを構成する0または複数のルータ(コアルータと呼ぶ)105と、業務サーバやストレージ装置が接続されるネットワーク107の出入口のルータ(エッジルータと呼ぶ)106とにより構成される。ネットワーク107に接続されるネーム管理サーバ101は、ストレージ装置やホストの名前とアドレス、グループ情報等を管理し、ネットワーク設定サーバ102は、ネットワーク機器の品質制御の設定を1箇所で統合的に管理、設定する。
なお、以下に説明する本発明の実施形態では、説明の便宜上、業務サーバ103Aとストレージ装置104Aとが1つのディスカバリドメインのグループ108Aを構成し、業務サーバ103Bとストレージ装置104Bとがもう1つのディスカバリドメインのグループ108Bを構成しているものとする。
図1に示す例では、業務サーバやストレージ装置が直接ネットワーク107に接続されているが、ローカルエリアネットワークを介して業務サーバやストレージ装置をネットワーク107に接続してもよい。また、図1に示す例では、業務サーバ、ストレージ装置は、それぞれ同じルータに接続されているが、本発明は、このような構成に限られるものではない。
ホスト、ストレージ装置相互間では、ディスクへの書き込み、読み出しといったデータアクセスに伴うデータが転送される。本発明の実施形態は、ネットワークのプロトコルとしてIPを使用するが、本発明は、これに限られるものではない。IP上でのストレージアクセスには、例えば、iSCSIやiFCPといったプロトコルが使用される。
図2はストレージ装置の構成を示すブロック図である。ストレージ装置104A、104Bは、図2に示すように、CPU201、メモリ202、複数の論理ユニット205から構成される記憶装置群204、論理ユニット205の制御情報等を格納する記憶装置203、及び、ネットワークインタフェース206から構成される。メモリ202上には、論理ユニット205の制御を行うストレージ制御プログラムや通信制御プログラム等がロードされ、これらのプログラムがCPU201により実行される。ネットワークI/F206は、アクセスの出入り口として論理的なポート207を複数定義することが可能である。このようにすることにより、論理的なポート毎にアクセスできる論理ユニットを区別することが可能となる。
また、業務サーバは、その構成を図示しないが、CPU、メモリ、記憶装置、ネットワークI/Fから構成されるよく知られたホストコンピュータ(以下、ホストという)であり、アプリケーションプログラム(AP)がメモリ上にロードされ、CPUにより実行される。APは、ネットワークI/Fを介して、ストレージ装置にアクセスし、記憶装置群へのデータの入出力を実現する。
図3はルータの構成を示すブロック図である。ルータ105、106は、図3に示すように、CPU301、メインメモリ302、2次記憶装置303及び複数のネットワークI/F304から構成され、ネットワークI/F304のそれぞれは、CPU305、メモリ306、パケットバッファ307を備えて構成される。メインメモリ302には、経路制御とQoS制御とをを行うプログラムがロードされ、CPU301により実行される。そして、経路制御プログラムによりパケットの出力先I/Fを判断し、パケットの中継が制御されるる。ここで、アドレス等のヘッダやパケットの特徴で分類したパケット群をフローと呼ぶ。ルータが行うQoS制御の技術には、例えば、優先制御、キュー廃棄制御、帯域制御等がある。
図4はルータが行うQoS制御の1つである優先制御について説明する図であり、次に、これについて説明する。図4において、401は出力キューである。
ルータは、パケット中継時に優先制御を行う場合、ネットワークへの出力キュー401に優先度(レベル1が最高とする)を割り当て、パケットの出力順序を制御する。例えば、あるネットワークへの出力に対して3種類のキューがあり、異なるフローD、E、Fを中継するものとする。また、各フローD、E、Fには、それぞれ、レベル2、レベル1、レベル3の優先度が与えられているものとする。この場合、フローEは、レベル1が割り当てられたキュー401aを使用し、フローDは、レベル2が割り当てられたキュー401bを使用し、フローFは、レベル2が割り当てられたキュー401cを使用して中継される。そして、ルータは、レベル1のキュー401aのパケットの出力が全て終わった後に、レベル2のキュー401b、レベル3のキュー401cの順序でキューのパケットを出力していく。
図5はDiff Serv のフレームワークに基づくネットワーク全体でのQoS制御を説明する図である。図5に示す例は、LAN1〜3とLAN4〜6とをエッジルータ501、503、コアルータ502により構成されるネットワークにより接続するものとして示している。そして、各ルータ内の出力キュー504は、優先キューaと非優先キューbとに分けられているものとする。
いま、LAN1からLAN4への通信を行おうとする場合、ネットワークの入口のエッジルータ501は、入力されたパケットのフローを識別し、対応するサービスクラスを決定し、サービスクラスに対応する値をパケットヘッダ部に書き込む。この値をDSCP(Diff Serv Code Point)と呼ぶ。図5に示す例では、LAN1からLAN4へのパケットを「1→4 24」として示しており、「1→4」がLAN1からLAN4へのパケットであることを示し、「24」がDSCPである。コアルータ502及び出口のエッジルータ503は、受信したパケット毎に、ヘッダのDSCPを見て、転送ルールに基づいて、出力キューを決定する。このようにすることにより、他のLAN間の通信に影響されずに、LAN1とLAN4との間での通信品質の保証を行うことができる。なお、ルータは、サービスクラスに応じた優先制御の他、帯域制御、パケットの廃棄制御等を行うことが可能である。処理ルールは、ネットワーク設定サーバから設定される。
なお、ルータの処理は、前述したようなものに限るものでなく、DSCPを利用したMPLS(Multi Protocol Label Switching)技術による転送であってもよい。
図6はネーム管理サーバのハードウェア構成を示すブロック図である。図6において、601はCPU、602はメモリ、603は記憶装置、604はネットワークI/F、605は入出力I/F、606はネーム管理プログラム、607はネーム管理情報である。
ネーム管理サーバ101は、図6に示すように、CPU601、メモリ602、記憶装置603、ネットワークI/F604、入出力I/F605を含んで構成される。ネーム管理プログラム606は、ハードディスク等の記憶装置に格納され、メモリ602上にロードされてCPU601により実行される。また、記憶装置603には、ネーム管理情報607が格納される。入出力I/F605には、図示しないオペレータ用のキーボード、マウス、ディスプレイ等の入出力装置が接続される。
図1に示したストレージネットワークシステムでは、ネーム管理サーバ101は、独立のハードウェアとして示しているが、ネーム管理プログラム606を図6に示したものと同様のハードウェア構成要素を持つ情報処理装置や、スイッチ等のネットワーク機器で他のプログラムと一緒に実行するように構成してもよい。
ここでのネーム管理プログラム606は、iSNSを実現するもので、通信にはiSNSプロトコルを使用するものとするが、本発明は、それに限るものではない。ホストとストレージ装置とは、アクセス権限を限定するためにグループ化することができ、ディスカバリドメインに属するものとしてネーム管理サーバ101に登録される。ネーム管理サーバ101は、装置の管理をノードと、ノードのネットワークへのアクセス口であるポータルとにより行う。1台の装置に複数のノードとポータルとが存在してもよく、ノードとポータルとは、それぞれ独立して登録され、ノードとポータルとの関連付けのため、ノードで一意であるポータルグループタグを付けて設定される。
図7はネーム管理サーバが保持するネーム管理情報のテーブルの構成を示す図であり、次に、これについて説明する。
ネーム管理情報107のテーブルは、ディスカバリドメイン識別子(DD ID)のフィールド701、ディスカバリドメインに属するノードの情報として、タイプ(イニシエータまたはターゲット)やネームを設定するノードのフィールド702、ディスカバリドメインに属するネットワークポータルの情報としてアドレス、ポート番号を設定するポータルのフィールド703、ポータルグループタグのフィールド704から構成される。なお、図7には、優先度のフィールド705が示されているが、これについては後述することとし、ここで説明している例では使用しない。
例えば、図1により説明したように、ホスト1(業務サーバ103A)のノード(name1)、ポータル1(アドレス a.a.a.a)と、ストレージ装置1(ストレージ装置104A)のノード(name2)、ポータル2(アドレス b.b.b.b ポート5001)とがディスカバリドメイン1(108A)に設定されているとすると、ディスカバリドメイン1のエントリは、エントリ706として示すようになる。また、ホスト2(業務サーバ103B)のノード(name3)、ポータル3(アドレス c.c.c.c)とストレージ装置2(ストレージ装置104B)のノード(name4)、ポータル4と(アドレス d.d.d.d)がディスカバリドメイン2(108B)に設定されているとすると、ディスカバリドメイン2のエントリは、エントリ707として示すようになる。
ネーム管理サーバ101は、クライアントからの問い合わせに対して、同じディスカバリドメインに属するノード、ポータルの情報を応答する。また、ネーム管理サーバ101への管理情報の入力は、オペレータが入出力I/F605を介して行うことができる。さらに、ネーム管理サーバ101は、装置が属するディスカバリドメインのネーム管理情報に変更が発生した場合に、通知を送付する装置の登録を受け付ける。各装置は、通知を受信したい場合、ネーム管理サーバに対して、登録要求を行っておく。
図8はネットワーク設定サーバ102のハードウェア構成を示すブロック図である。ネットワーク設定サーバ102は、CPU801、メモリ802、記憶装置803、ネットワークI/F804、入出力I/F805から構成される。QoS設定プログラム806は、ハードディスク等の記憶装置に格納され、メモリ802上にロードされてCPUにより実行される。また、記憶装置803には、ネットワーク構成情報、QoS設定情報807等が格納される。ネットワーク設定サーバ805は、ネットワーク構成情報として、各ルータの位置(エッジまたはコア)、I/F構成やアドレス等を把握している。
図9はネットワーク設定サーバ102が保持するQoS設定情報807のテーブルの構成を示す図であり、次に、これについて説明する。QoS設定情報のテーブルには、図9(a)に示すフロー識別条件とサービスクラスとを管理するテーブルと、図9(b)に示す制御方法とそれに応じた制御値とを管理するサービス管理テーブルとがある。
フロー識別条件とサービスクラスとを管理する図9(a)に示すテーブルは、設定のポリシーを識別するポリシーID901と、送信元のアドレスやポート番号903、宛先のアドレスやポート番号904、プロトコル種別905を指定するフローの識別条件902と、サービスクラス906の各フィールドから構成される。
ネットワーク設定サーバ102は、フロー識別条件とサービスクラスとをエッジルータに対して設定し、サービスクラスに対する転送ルールを全ルータに対して設定する。そして、ネットワーク設定サーバ102は、ネーム管理サーバ101から受信したディスカバリドメイン情報を基にこのテーブルのエントリを作成する。ポリシーID901は、ディスカバリドメインを識別できるもの(ディスカバリドメインIDと同じ値でもよい)で、エントリ追加時に一意に割り当てられる。例えば、図7に示したエントリ1のディスカバリドメイン情報について、ディスカバリドメインIDである“1”をポリシーIDとして設定し、属するホスト、ストレージ装置相互間のフローを識別するため、ポータル情報であるアドレス、ポート番号をフロー識別条件として設定する。ルータは、送信元、宛先のアドレスを見て判断するため、方向別にエントリする。さらに、このテーブルには、該フローに対するサービスクラス906が設定される。
サービスクラスに基づく転送ルールは、制御方法とそれに応じた制御値であり、管理情報の一例を図9(b)に示しているサービス管理テーブルで管理される。図9(b)に示す管理情報は、サービスクラスフィールド907、対応するDSCPのフィールド908、キュー制御方法を示すキュー制御アルゴリズムのフィールド909、その制御値である優先度を示す制御値のフィールド910から構成される。図9(b)に示すテーブルの例は、サービスクラスに対する制御方法を優先制御とする場合の例であり、サービスクラスとして、Gold、Silver、Bronze、defauit が設定され、これらのサービスクラスのそれぞれに対する制御値として、優先度1〜4が与えられている。
前述した例は、制御方法を優先制御であるとした場合の例であったが、制御方法が帯域制御の場合、サービスクラスに対して帯域割合を、廃棄制御の場合、廃棄制御アルゴリズムとサービスクラスに対してキュー長等をルールとして設定するようにすればよい。また、複数の制御方法を併用してもよく、その場合、それぞれの制御方法と制御値とが管理される。前述の転送ルールは、ネットワーク設定サーバ102が各ルータに設定する。設定手段としては、ネットワーク設定サーバ102がルータの管理用アドレスに接続、ログインして、ルータのコマンドとして入力する等がある。
ディスカバリドメインに対するサービスクラスの指定は、ディスカバリドメインに属する業務サーバの重要度や、データI/Oの頻度、データ量等に応じて、ネットワーク設定サーバ102に対して管理者が定義する。また、サービスクラスに対する制御方法や制御値は、管理者がその設定を行うか、要求に応じて自動リソース割り当てツール等によりその設定を行うものとする。
図10はノード(ホストやストレージ装置)の追加時及びディスカバリドメインからの削除のシーケンスを示す図である。まず、図10(a)を参照して、ホストやストレージ装置が追加された場合について説明する。
(1)ホストやストレージ装置は、ネットワークに接続して、アクセスを可能にする場合、まず、ネーム管理サーバ101に自身の情報を通知する。このとき、ネーム管理サーバ101に登録する情報は、図7に示して説明したノードとポータルとの情報である(シーケンスS1001)。
(2)ネーム管理サーバ101は、通知されたノード、ポータルの情報から、どのディスカバリドメインに属するかを判断する。この判断は、予めネーム管理サーバ101が持つ定義ファイルに登録されていればそれを使用し、そうでない場合、管理者に問い合わせて行う。そして、ネーム管理サーバ101は、ネーム管理情報テーブルへの登録を行うと共に、装置に対して登録許可を通知する(シーケンスS1002)。
(3)ディスカバリドメインへの追加を行った後、ネーム管理サーバ101は、その情報をネットワーク設定サーバ102に通知する(シーケンスS1003)。
(4)ネットワーク設定サーバ102は、通知された情報のディスカバリドメインIDをポリシーIDとして、図9に示して説明したテーブルを参照する。ネットワーク設定サーバ102は、ポリシーIDが登録されていた場合、そのフロー識別条件に方向別に追加ノードを送信元、宛先とするフロー条件を追加し、同じサービスクラスを割り当て、エッジルータに対して新しいフロー条件を設定する。また、ネットワーク設定サーバ102は、通知されたディスカバリドメインIDに対応するポリシーIDがテーブルに存在しなかった場合、新しいディスカバリドメインが追加されたものとして、新たなポリシーIDのエントリを作成し、フロー識別条件を設定して、サービスクラスを割り当て、新たなサービスクラスを割り当てる場合、サービスクラスに対する転送ルールを定義する。そして、ネットワーク設定サーバ102は、変更されたフロー識別条件をエッジルータへ設定し、新しい転送ルールをコアルータも含めた全ルータに設定する(シーケンスS1004)。
次に、図10(b)を参照して、ホストやストレージ装置のディスカバリドメインからの削除について説明する。
(1)ネーム管理サーバ101は、定期的にポーリングにより状態確認要求を行い、応答が得られることにより、ホストやストレージ装置の可用性を確認する(シーケンスS1011、S1012)。
(2)ネーム管理サーバ101は、状態確認要求に対して装置からの応答がない場合、何回か要求を繰り返して確認要求を送信し、いずれも応答がないと、可用性が確認できないとして装置のダウンと判断する。そして、その装置について、テーブルの登録情報を削除する(シーケンスS1013、S1014)。
(3)その後、ネーム管理サーバ101は、登録を削除した装置について、属していたディスカバリドメインID、ノード、ポータルの情報を、ネットワーク設定サーバ102に通知する(シーケンスS1015)。
(4)ネットワーク設定サーバ102は、QoS設定テーブルの該当するエントリを検索し、フロー識別条件で対応するノードのアドレスが含まれる条件をテーブルから削除すると共に、エッジルータ105のフロー識別条件の設定を変更(この場合、削除)する(シーケンスS1016)。
管理者からの要求によりディスカバリドメインと属するノード情報とを削除する場合、管理者が管理用の入出力装置を使用して削除するディスカバリドメイン情報をネーム管理サーバに入力する。ネーム管理サーバは、入力された情報をネットワーク設定サーバに通知する。また、ネーム管理サーバの保持するテーブルの情報を更新する。ネットワーク設定サーバ102は、削除するディスカバリドメインに対応するポリシーIDのエントリを削除し、エッジルータに対してフロー識別条件の削除を行う。全ルータに対して設定している転送ルールについては、対応するサービスクラスのルールを削除する。クラス数の関係等から、削除するポリシーと同じサービスクラスを使用している他のポリシーがある場合は特になにもしない。
図11はネットワーク設定サーバにおけるQoS設定プログラムの情報取得時の処理動作を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。
ディスカバリドメイン情報の取得方法としては、ネットワーク設定サーバ102の初期構築時に、ネーム管理サーバに対して取得要求を送信し、ネーム管理サーバからの応答として、登録されている全ディスカバリドメインの情報を取得するという方法がある。そして、通知登録要求を送信し、ネーム管理情報に変更があった場合に通知を送信してもらうように登録しておく。ネットワーク設定サーバ102は、管理用情報として全ディスカバリドメインについて、情報取得、変更通知を要求する。
(1)ネットワーク設定サーバ102は、まず、ネーム管理サーバ101からディスカバリドメインの情報を取得する。ここで取得する情報は、図7に示して説明したネーム管理サーバが管理している情報のうち、ドメイン識別番号とそのドメインに属するホスト、ストレージ装置のポータル情報であるアドレス、ポート番号である(ステップS1101)。
(2)ステップS1101の処理でネーム管理サーバ101から通知された情報には、オブジェクトの追加なのか削除なのかの情報を含むので、ネットワーク設定サーバ102は、通知された情報が追加なのか、削除なのかを判断する(ステップS1102)。
(3)ステップS1102の判断で、追加であった場合、管理するQoS設定テーブルに通知されたディスカバリドメインIDに対応するポリシーIDがあるかを検索する(ステップS1103)。
(4)ステップS1103の検索で、対応するポリシーIDがあった場合、そのエントリのフロー識別条件に、追加されたオブジェクトの条件を追加し、エッジルータに追加を設定して、ここでの処理を終了する(ステップS1104、S1105)。
(5)ステップS1103の検索で、対応するポリシーIDがなかった場合、新ポリシーとしてフロー識別条件を登録し、サービスクラスを割り当てる(ステップS1106、S1107)。
(6)そして、エッジルータへフロー識別条件の設定を行い、割り当てたサービスクラスを持つ他のポリシーがあるか否かを確認し、新しいサービスクラスの場合、サービスクラスに対する転送ルールを決定して全ルータに設定してここでの処理を終了し、同一のサービスクラスがあった場合、何もせずにここでの処理を終了する(ステップS1108〜S1110)。
(7)ステップS1102の判断で、削除であった場合、削除する対象がディスカバリドメインなのか、ドメインに属するノード、ポータルのかを判定する(ステップS1111)。
(8)ステップS1111の判定で、削除する対象がディスカバリドメインであった場合、該当するポリシーのエントリをテーブルから削除すると共に、エッジルータに対してフロー識別条件の設定を削除する(ステップS1112、S1113)。
(9)さらに、同一のサービスクラスを使用しているポリシーがあるか否かを確認し、あった場合、何も行わずにここでの処理を終了し、なかった場合、該当するサービスクラスに対する転送ルールを全ルータから削除してここでの処理を終了する(ステップS1114、S1115)。
(10)ステップS1111の判定で、削除する対象がディスカバリドメインではなく、ディスカバリドメインに属するオブジェクトであった場合、そのポリシーのオブジェクトを含むフロー識別条件を特定して、それをテーブルから削除すると共に、エッジルータの設定条件を削除してここでの処理を終了する(ステップS1116、S1117)。
前述した処理において、ステップ1101の処理で、一度に複数のディスカバリドメイン情報を取得した場合、ステップS1102からの処理を1つのディスカバリドメイン情報毎に繰り返して実行し、処理が終了すると、通知待ち状態に戻る。
前述したネットワーク設定サーバにおけるQoS設定プログラムの情報取得時の処理動作の別の方法として、ネットワーク設定サーバが定期的にネーム管理サーバに全ディスカバリドメインの情報を問い合わせ、情報を取得することにより、登録されているホストやストレージ装置の追加、削除を検知し、検知した内容について、前述で説明した処理と同様、ディスカバリドメインまたはオブジェクトの追加か削除かを判断してルータへの設定情報の変更を行うようにすることもできる。
また、ノードやポータルの追加、削除がネーム管理サーバから通知される場合においても、定期的な情報取得により、ネーム管理サーバの管理するディスカバリドメイン情報と、ネットワーク設定サーバの管理するQoS設定情報があっているか、整合性を確認してもよい。
前述までに説明した例は、ストレージ装置毎にQoS制御を行うものであったが、次に、ストレージ装置の論理ユニット毎にQoS制御を行う方法について説明する。
本発明の実施形態は、フローをアドレスとポート番号とで区別しているため、ストレージ装置104の持つネットワークI/Fが複数あり、それぞれが論理ユニット毎に使用するように設定されいる場合、ポータル情報のアドレスが異なる。このため、ディスカバリドメインの定義時に、ネットワークI/F毎のポータル情報を異なるディスカバリドメインに登録することにより、前述した本発明の実施形態による方法によって、論理ユニット毎に転送時のフローを識別し、論理ユニット毎のQoS制御を行うことが可能となる。
ストレージ装置が論理ユニット毎にネットワークI/Fを持たない場合、論理ポートで区別することができる。この場合、ストレージシステムの管理者は、論理ユニット毎にノードを定義し、別々のポート番号を持つポータルで、ホストからの接続を受け付けるように設定する。ストレージ装置の構成は、図2に示して説明したものと同一であってよい。
そして、論理ユニット205は、論理ポート207を使用してアクセスを許可する。その対応付けは1対1であるとし、他の論理ポートを使用してのアクセスは受け付けない。このようなアクセス制御情報は記憶装置に格納されている。例えば、論理ユニットが2つあり、それぞれ番号1、2と識別される場合、ネームの異なるノードを2つ定義し、論理ポートは、ポート番号が異なるポータル1、2として定義され、それぞれディスカバリドメイン1、10としてネーム管理サーバに登録される。ここで、図7に示すネーム管理情報テーブルの登録内容を参照する。ノードとポータルとの関係は、ポータルグループ番号を例えば100、200と変えて設定することにより明らかにする。論理ユニット1にアクセスするホストは、ポータル1、論理ユニット2にアクセスするホストはポータル2というように、それぞれ同じディスカバリドメインに属するように登録する必要があり、ここでは、エントリ706と707とに登録されている。エントリ706と707とは、前述した本発明の実施形態による方法により、フローとして識別され、ネットワークでQoS制御が行われる。
前述により、ネットワーク設定サーバは、ネーム管理サーバが管理する情報を自動的に取得し、ディスカバリドメイン毎にQoS制御情報を設定することができ、同一のディスカバリドメインに属する複数のホスト、ストレージ装置相互間の転送において、共通の条件でQoS制御が可能になる。
次に、前述で説明した本発明の実施形態において、図1に示すストレージネットワークシステムでのデータ転送の仕組みを説明する。
図1に示すシステムは、すでに説明したように2つのディスカバリドメインとして管理されている。ネットワーク設定サーバ102は、ネーム管理サーバ101からこれらのディスカバリドメイン情報を取得して、ディスカバリドメイン1の情報をポリシー1、ディスカバリドメイン2の情報をポリシー2として、図9(a)に示すようなフロー識別条件を生成し、ポリシー1にはサービスクラスGold、ポリシー2にはサービスクラスSilverを割り当てる。ルータでのキュー制御は、図9(b)に示すものであるとし、フロー識別条件、転送ルールをルータに設定する。
ここで、ディスカバリドメイン1に属する業務サーバ103Aからストレージ装置104Aに対するデータアクセスと、ディスカバリドメイン2に属する業務サーバ103Bからストレージ装置104Bに対するデータアクセスがほぼ同じタイミングに行われたものとする。この場合、エッジルータ106には、それぞれのデータアクセスに伴うパケットが、それぞれのネットワークインタフェース304から入力され、QoS制御プログラムがフロー1、フロー2として識別し、パケットヘッダにDCSPを設定する。そして、これらのフローは、コアルータに接続するネットワークに出力するように出力キューに入れられる。このとき、出力キューは4種類あるので、転送ルールに従ってフロー1が優先度1のキューに、フロー2が優先度2のキューに入れられる。出力処理は、優先度1のキューから行われ、フロー1が先に出力されることになる。コアルータ105は、入力されたパケットのDCSPを見て出力キューを判断し、エッジルータと同様にフロー1を優先度1のキューに、フロー2を優先度2のキューに入れ、優先度1のキューから順番に出力する。
前述したように、ディスカバリドメイン1の装置相互間で転送されるフロー1のデータは、各ルータにおいて、ディスカバリドメイン2の装置相互間で転送されるフロー2のデータよりも優先的に出力されることになり、高速な転送を行うことが可能となる。
次に、本発明の実施形態での他の制御方法の例として、ネーム管理サーバ101への登録時にディスカバリドメインに対して優先度を付与する場合について説明する。
ネーム管理サーバ101は、入出力I/F605を介して、管理者からの登録を受け付ける。ストレージネットワークシステムの管理者は、論理ユニットへのアクセス権を制限するために、ネーム管理サーバ101に対してディスカバリドメインを定義する際、論理ユニットのアクセス頻度やデータの重要度等を考慮して優先度を割り当てる。この優先度の割り当ては、ユーザI/Fにより優先度を設定するかどうか、定義できる優先度のクラスを選択することができるようにしておいて行うこともできる。図7に示して説明したネーム管理サーバ101が保持するネーム管理情報607としてのネーム管理テーブルには、前述した本発明の実施形態で使用しているディスカバリドメインに属するノード、ポータル等の情報に加えて、優先度フィールド705が追加される。管理者からの登録に優先度が設定されている場合、テーブルの対応するエントリの優先度フィールド705に設定値が登録される。ここで、管理者が設定する優先度のクラス数や識別子は、ネットワークの設定を意識するものでなくてもよい。例えば、優先度クラスを1〜10(1が最優先とする)までとして、任意に選択できるものとしておくようにすることもできる。図7に示すネーム管理情報テーブルでは、エントリ706のディスカバリドメインには優先度1を、エントリ707のディスカバリドメインには優先度2を設定している。
ネットワーク設定サーバ102は、ネーム管理サーバ101からディスカバリドメイン情報を取得する際、前述で説明した実施形態での情報に加えて、ディスカバリドメインに対する優先度も同時に取得する。取得の方法は、前述した実施形態と同様である。そして、ネットワーク設定サーバ102は、ディスカバリドメインに属するノードのポータル情報であるアドレスをフロー識別条件として、サービスクラスを割り当てるときに、取得した優先度に従ってサービスクラスとその転送ルールとを決定する。ネットワーク設定サーバが管理するサービスクラスの情報は、前述ですでに説明した図9(b)に示したものと同様とする。ここで、ネットワーク設定サーバ102は、ネーム管理サーバ101から取得した優先度のクラス数やその指定方法が、図9(b)のクラスの識別子とは異なっている場合、その対応付けを行う。
図12はネットワーク設定サーバが持つここで説明している例におけるサービスクラスマッピングテーブルを示す図である。このテーブルは、ネットワーク設定に利用するサービスクラスフィールド1201、対応するディスカバリドメイン優先度フィールド1202を含んで構成される。例えば、前述したように、ネーム管理サーバに登録されるクラスが1〜5であり、ネットワーク設定サーバの使用するサービスクラスがGold〜デフォルトであるとした場合、サービスクラスGold〜デフォルトに、それぞれ0または1以上のクラスを対応付けて管理する。図12に示す例の場合、取得したディスカバリドメイン情報の優先度が1のとき、ネットワーク設定情報としてはサービスクラスをGoldと決定することになる。
決定したフロー識別条件や転送ルールは、前述したと同様に、それぞれエッジルータ、コアルータに設定される。取得した情報で、優先度が設定されていないディスカバリドメインについては、デフォルトに設定するか設定なしとしてもよい。
前述により、ストレージシステムの管理者は、ネットワークでのQoS制御の優先度をディスカバリドメインに対して設定することができ、また、ネットワーク設定サーバで割り当てるサービスクラスがディスカバリドメインに対する要求と一致したものとなり、効率よくこれらの設定を行うことが可能となる。
本発明の一実施形態によるストレージネットワークシステムの構成を示すブロック図である。 ストレージ装置の構成を示すブロック図である。 ルータの構成を示すブロック図である。 ルータが行うQoS制御の1つである優先制御について説明する図である。 Diff Serv のフレームワークに基づくネットワーク全体でのQoS制御を説明する図である。 ネーム管理サーバのハードウェア構成を示すブロック図である。 ネーム管理サーバが保持するネーム管理情報のテーブルの構成を示す図である。 ネットワーク設定サーバのハードウェア構成を示すブロック図である。 ネットワーク設定サーバが保持するQoS設定情報のテーブルの構成を示す図である。 ノード(ホストやストレージ装置)の追加時及びディスカバリドメインからの削除のシーケンスを示す図である。 ネットワーク設定サーバにおけるQoS設定プログラムの情報取得時の処理動作を説明するフローチャートである。 ネットワーク設定サーバが持つサービスクラスマッピングテーブルを示す図である。
符号の説明
101 ネーム管理サーバ
102 ネットワーク設定サーバ
103A、103B 業務サーバ
104A、104B ストレージ装置
105 コアルータ
106 エッジルータ
107 ネットワーク
108A、108B ディスカバリドメインのグループ
201、301、305、601、801 CPU
202、306、602、802 メモリ
203、603、803 記憶装置
204 記憶装置群
205 論理ユニット
206、304、604、804 ネットワークインタフェース(I/F)
207 論理的なポート
302 メインメモリ
303 2次記憶装置
307 パケットバッファ
401 出力キュー
605、805 入出力I/F
606 ネーム管理プログラム
607 ネーム管理情報
806 QoS設定プログラム
807 設定情報

Claims (14)

  1. 複数の情報処理装置とストレージ装置とが接続されるストレージネットワークシステムの制御方法において、前記ストレージネットワークシステムにネーム管理サーバと、ネットワーク設定サーバとが接続されており、前記ネーム管理サーバは、前記情報処理装置がアクセス可能なストレージ装置を検索するためのドメイン情報を管理し、前記ネットワーク設定サーバは、前記ネーム管理サーバが管理するドメイン情報を取得し、ドメイン単位でのネットワーク制御情報をネットワークを構成する機器に対して設定することを特徴とするストレージネットワークシステムの制御方法。
  2. 前記ネットワーク設定サーバがネットワークを構成する機器に設定するネットワーク制御情報は、サービスクラスの割り当て方と、サービスクラス毎の制御方法とであることを特徴とする請求項1記載のストレージネットワークシステムの制御方法。
  3. 前記ネットワーク設定サーバがネットワークを構成する機器に設定するネットワーク制御情報は、サービスクラスに応じた優先制御、帯域制御、パケットの廃棄制御の少なくとも1つであることを特徴とする請求項1記載のストレージネットワークシステムの制御方法。
  4. 前記ネーム管理サーバは、管理するドメイン情報に変更があった場合、その変更を前記ネットワーク設定サーバに通知し、前記ネットワーク設定サーバは、変更されたドメイン情報に基づいてネットワーク制御情報の変更を前記ネットワークを構成する機器に設定することを特徴とする請求項1記載のストレージネットワークシステムの制御方法。
  5. 前記ネットワーク設定サーバは、定期的にネーム管理サーバの管理するドメイン情報を取得し、変更があった場合、ネットワーク制御情報の変更を前記ネットワークを構成する機器に設定することを特徴とする請求項1記載のストレージネットワークシステムの制御方法。
  6. 前記ネーム管理サーバに登録するドメイン情報に、優先度が付与されていることを特徴とする請求項1記載のストレージネットワークシステムの制御方法。
  7. 前記ネットワーク設定サーバは、ネーム管理サーバに登録する優先度と、ネットワーク設定サーバが管理するサービスクラスとの対応付けを行うことを特徴とする請求項6記載のストレージネットワークシステムの制御方法。
  8. 複数の情報処理装置とストレージ装置とが接続されるストレージネットワークシステムにおいて、前記ストレージネットワークシステムにネーム管理サーバと、ネットワーク設定サーバとが接続されており、前記ネーム管理サーバは、前記情報処理装置がアクセス可能なストレージ装置を検索するためのドメイン情報を管理する手段を備え、前記ネットワーク設定サーバは、前記ネーム管理サーバが管理するドメイン情報を取得する手段と、ドメイン単位でのネットワーク制御情報をネットワークを構成する機器に対して設定する手段とを備えることを特徴とするストレージネットワークシステム。
  9. 前記ネットワーク設定サーバがネットワークを構成する機器に設定するネットワーク制御情報は、サービスクラスの割り当て方と、サービスクラス毎の制御方法とであることを特徴とする請求項8記載のストレージネットワークシステム。
  10. 前記ネットワーク設定サーバがネットワークを構成する機器に設定するネットワーク制御情報は、サービスクラスに応じた優先制御、帯域制御、パケットの廃棄制御の少なくとも1つであることを特徴とする請求項8記載のストレージネットワークシステム。
  11. 前記ネーム管理サーバは、管理するドメイン情報に変更があった場合に、その変更を前記ネットワーク設定サーバに通知する手段をさらに備え、前記ネットワーク設定サーバのネットワーク制御情報をネットワークを構成する機器に対して設定する手段は、変更されたドメイン情報に基づいてネットワーク制御情報の変更を前記ネットワークを構成する機器に設定することを特徴とする請求項8記載のストレージネットワークシステム。
  12. 前記ネットワーク設定サーバは、定期的にネーム管理サーバの管理するドメイン情報を取得する手段を備え、変更があった場合、前記前記ネットワーク設定サーバのネットワーク制御情報をネットワークを構成する機器に対して設定する手段は、ネットワーク制御情報の変更を前記ネットワークを構成する機器に設定することを特徴とする請求項8記載のストレージネットワークシステム。
  13. 前記ネーム管理サーバに登録するドメイン情報に、優先度が付与されていることを特徴とする請求項8記載のストレージネットワークシステム。
  14. 前記ネットワーク設定サーバは、ネーム管理サーバに登録する優先度と、ネットワーク設定サーバが管理するサービスクラスとの対応付けを行うことを特徴とする請求項13記載のストレージネットワークシステム。
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