JP3725424B2 - サービス割り当て装置 - Google Patents
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Description
本発明はサービス割り当て装置に関し、特にネットワークに存在するさまざまな仕様を持ったネットワーク構成装置の中でサービス要求に対応したサービスを提供することができない装置に対して適当なサービスを割り当てることによりネットワーク全体にて相当のサービス保証を行うことが可能になるサービス割り当て装置に関する。
背景技術
近年、ネットワークにおいては多様なサービスが提供されている。その中に、外部装置からのサービス要求を処理してその要求に応えるというサービスが存在する。しかし、ネットワーク構成装置の中には、ある特定のサービス要求を受け取っても処理を行うことができないために、サービス提供機能を有しているにも拘らず、その特定のサービスを提供できない装置が存在する。しかし、すべてのネットワーク構成装置をそのようなサービス要求に対応したものに切り替えることは現実的ではなく、限りあるネットワーク資源を有効に活用することが望まれている。
ここで、特定のネットワーク構成機器が提供するサービス制御として、帯域保証(QoS:Quality of Service)制御および優先度(CoS:Class of Service)制御が知られている。
帯域保証制御は、たとえばテレビ会議の場合のように、途中で映像データあるいは音声データが途切れたり遅延したりするることがないようエンド・ツー・エンドでサービス品質を動的に保証するものある。この動的に帯域保証制御を行うプロトコルとして、RSVP(Resource ReSerVation Protocol)プロトコルがIETF(Internet Engineering Task Force)において標準化されている。これに対し、優先度制御は、あらかじめ設定された優先度に従ってサービスを提供する静的なサービスである。
ここで、このような異なるサービスを提供するネットワーク構成装置がエンド・ツー・エンドで混在する場合の動作について説明する。
図19は従来のネットワーク構成装置の動作を説明する図であって、(A)は第1段階の説明を示し、(B)は第2段階の説明を示し、(C)は第3段階の説明を示している。ここでは、たとえば、サービス要求者が、帯域を予約するRSVPプロトコルを用いて通信経路の帯域予約サービスを受けようとした場合を示している。この図において、たとえばクライアント・サーバシステムのサーバとする送信者101とクライアントとする受信者102とをネットワークによって接続した通信経路上に、RSVPプロトコルに対応した対応ルータ103、RSVPプロトコルに未対応の非対応ルータ104、および対応ルータ105の三つのネットワーク構成装置が存在しているとする。この例では、通信経路上の対応ルータ103、非対応ルータ104、および対応ルータ105で構成されるネットワークが帯域予約を提供することがサービスとなる。
まず、図19の(A)に示した第1段階では、送信者101から受信者102に対して経路指定メッセージ(Pathメッセージ)が送信される。経路指定メッセージは、対応ルータ103、非対応ルータ104、および対応ルータ105を介して受信者102に届く。このとき、対応ルータ103,105は経路情報を記憶する。
次に、図19の(B)に示した第2段階では、受信者102は、送信者101までの経路に対して帯域予約の要求を行うために帯域予約要求メッセージ(Resvメッセージ)を送信する。対応ルータ105および対応ルータ103においては、それぞれ帯域予約要求に対して自己判断を下して帯域予約を実行する。非対応ルータ104においては、帯域予約を実行することができないので、帯域予約要求を処理しないで、そのまま帯域予約要求メッセージを次の対応ルータ103に転送する。
そして、図19の(C)に示した第3段階では、送信者101は、受信者102に対してデータ送信を行う。ここで、対応ルータ103,105は帯域予約ができているので帯域予約を提供できているが、非対応ルータ104においては帯域予約ができていない。その結果、送信者101から受信者102までの通信経路において帯域予約は提供できていないことになり、送信者101から受信者102に対して帯域予約サービスの提供を行うことができない。したがって、送信者101からのデータは、部分的に欠落した状態で受信者102に届くなどの問題が発生する。
このように、通信経路上にサービス要求を処理できない装置があった場合、その装置では、サービス要求は理解されずに無視されるため、サービスを提供させることはできない。このため、サービス要求に対して、ネットワーク全体にてサービスが提供不可能となることがある。
図20は従来の別のネットワーク構成装置の動作を説明する図であって、(A)は第1段階の説明を示し、(B)は第2段階の説明を示し、(C)は第3段階の説明を示している。この構成例は、帯域予約要求に対して帯域予約をしていいかどうかの判断をルータ自身が行うのではなく、ネットワークに関連したポリシを管理しているポリシサーバ106が行う場合を示している。この例においても、通信経路上の対応ルータ103、非対応ルータ104、および対応ルータ105で構成されるネットワークが帯域予約を提供することがサービスとなる。
まず、図20の(A)に示した第1段階では、送信者101から受信者102に対して経路指定メッセージが送信され、対応ルータ103、非対応ルータ104、および対応ルータ105を経由して受信者102に届く。それぞれRSVPに対応した対応ルータは経路情報を記憶する。
次に、図20の(B)に示した第2段階では、受信者102は、送信者101までの経路に対して帯域予約の要求を行うために帯域予約要求メッセージを送信する。対応ルータ105および対応ルータ103においては、それぞれが帯域予約要求を受けると、ポリシサーバ106に対して帯域予約許可をCOPS(Common Open Policy Service)プロトコルにて要求を行う。このCOPSは、IETFのRAP−WG(RSVP Admission Policy Work Group)にて提案された、RSVPなどの帯域予約の際に用いられるアドミッション制御(予約の許可・不許可を決定する制御)をポリシに基づいて行うプロトコルである。
ポリシサーバ106は持っているポリシから帯域予約許可判断を行って、その判断結果をアドミッション要求を出した対応ルータ105,103に返す。ここでは、それぞれ予約許可が判断されたものとし、対応ルータ105および対応ルータ103において帯域予約がなされたものとする。非対応ルータ104においては、帯域予約を実行することができないので、帯域予約要求を処理しないで、そのまま帯域予約要求メッセージを次の対応ルータ103に転送する。
そして、図20の(C)に示した第3段階では、送信者101は、受信者102に対してデータ送信を行う。ここで、対応ルータ103,105は帯域予約ができているので帯域予約を提供できているが、非対応ルータ104においては帯域予約ができていない。
この結果、ポリシサーバ106がネットワークに存在していても、帯域予約許可判断を下すだけであるので、非対応ルータ104に対して何か動作を行うものではない。したがって、送信者101から受信者102に対して帯域予約サービスの提供を行うことができないという問題点があった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、ネットワーク構成装置の中でサービス要求に対応したサービスを提供することができないサービス非対応装置に、適切なサービスを設定することにより、ネットワーク全体でサービスを保証することができるサービス割り当て装置を提供することを目的とする。
発明の開示
すなわち本発明は、ネットワークサービス要求を受け付けて要求されたネットワークサービスを提供することができるサービス要求対応装置からネットワークサービス提供状態情報を知って、外部装置からネットワークサービス設定が可能であって設定されたネットワークサービスを提供することができるサービス要求非対応装置に対してネットワークサービス設定を行うサービス割り当て装置において、前記サービス要求対応装置のネットワークサービス提供状態情報を収集するネットワーク情報収集手段と、前記ネットワーク情報収集手段が収集したネットワークサービス提供状態情報を基に前記サービス要求対応装置が提供しているネットワークサービスを提供することができないサービス要求非対応装置を決定する設定装置決定手段と、前記ネットワーク情報収集手段が収集したネットワークサービス提供状態情報と前記設定装置決定手段が決定したサービス要求非対応装置の情報とを基に前記サービス要求非対応装置に設定すべきサービスの決定を行うサービスマッピング手段と、前記サービス要求非対応装置に前記サービスマッピング手段で決定されたサービスを設定するサービス設定手段と、を備えていることを特徴とするサービス割り当て装置が提供される。
設定装置決定手段は、ネットワーク情報収集手段がサービス要求対応装置およびサービス要求非対応装置から定期的に収集したネットワーク情報を格納するとともに設定装置決定手段がサービス要求非対応装置を決定するデータに反映させる動的ネットワーク情報テーブルを有することができる。
このサービス割り当て装置は、さらに、サービス要求対応装置からこのサービス要求対応装置が受け付けたネットワークサービス要求に対してネットワークサービスを提供するかどうかの許可判断の問い合わせを受けて、ネットワークサービス提供の許可判断を下し、判断結果をサービス要求対応装置に通知するとともに許可情報をサービス要求対応装置のネットワークサービス提供状態情報として設定装置決定機能に通知するネットワークサービス提供許可判断手段を備えている。
設定装置決定手段は、また、ネットワーク情報収集手段がサービス要求対応装置およびサービス要求非対応装置から定期的に収集したネットワーク情報を格納し、設定装置決定手段がサービス要求非対応装置を決定するデータに反映させるとともにネットワーク情報をネットワークサービス提供の許可判断用のデータとする動的ネットワーク情報テーブルを有することができる。
本発明の上記および他の目的、特徴および利点は本発明の例として好ましい実施の形態を表す添付の図面と関連した以下の説明により明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
図1は本発明によるサービス割り当て装置の原理的構成を示すブロック図である。
図2はネットワーク構成装置の配置図である。
図3は第1の実施の形態におけるポリシサーバの構成例を示すブロック図である。
図4は第1の実施の形態におけるRSVP対応のルータの構成例を示すブロック図である。
図5は第1の実施の形態におけるRSVP非対応のルータの構成例を示すブロック図である。
図6は帯域予約判断ポリシテーブルの一例を示す図である。
図7は経路情報テーブルの一例を示す図である。
図8はサービスマッピングテーブルの一例を示す図である。
図9は第2の実施の形態におけるポリシサーバの構成例を示すブロック図である。
図10は第2の実施の形態におけるRSVP対応のルータの構成例を示すブロック図である。
図11は第3の実施の形態におけるポリシサーバの構成例を示すブロック図である。
図12は第3の実施の形態におけるRSVP対応のルータの構成例を示すブロック図である。
図13は第2の実施の形態におけるRSVP非対応のルータの構成例を示すブロック図である。
図14は動的ネットワーク情報テーブルの一例を示す図である。
図15は第4の実施の形態におけるポリシサーバの構成例を示すブロック図である。
図16は第4の実施の形態におけるRSVP対応のルータの構成例を示すブロック図である。
図17は第5の実施の形態におけるポリシサーバの構成例を示すブロック図である。
図18は第6の実施の形態におけるポリシサーバの構成例を示すブロック図である。
図19は従来のネットワーク構成装置の動作を説明する図であって、(A)は第1段階の説明を示し、(B)は第2段階の説明を示し、(C)は第3段階の説明を示している。
図20は従来の別のネットワーク構成装置の動作を説明する図であって、(A)は第1段階の説明を示し、(B)は第2段階の説明を示し、(C)は第3段階の説明を示している。
発明を実施するための最良の形態
まず、本発明の概略について図面を参照して説明する。
図1は本発明によるサービス割り当て装置の原理的構成を示すブロック図である。サービス割り当て装置10は、ネットワーク構成装置であるサービス要求対応装置20およびサービス要求非対応装置30に接続されている。サービス割り当て装置10は、ネットワーク情報収集手段11と、設定装置決定手段12と、サービスマッピング手段13と、サービス設定手段14とを備えている。
ここで、サービス要求対応装置20は、ネットワークサービス要求を受け付け、受け付けたネットワークサービスを提供する機能、およびサービス割り当て装置10にサービス提供状態情報を与える機能を有している。また、サービス要求非対応装置30は、ネットワークサービス要求を受け付けるが、その要求に対する処理は行わない。しかし、サービス要求非対応装置30は、外部装置からサービス設定要求を受け付け、設定を行う機能、および設定されたサービスを提供する機能を有している。
サービス割り当て装置10において、ネットワーク情報収集手段11は、サービス要求対応装置20からサービス提供状態情報を収集する機能を有し、設定装置決定手段12は、ネットワーク情報収集手段11が収集したサービス提供状態情報からサービス設定すべきサービス要求非対応装置を決定する機能を有し、サービスマッピング手段13は、ネットワーク情報収集手段11が収集したサービス提供状態情報および設定装置決定手段12が決定したサービス要求非対応装置のデータを用いてサービスマッピング、すなわちサービス設定項目の決定および設定値の変換を行うネットワーク情報・サービス設定連携機能を有し、サービス設定手段14は、サービスマッピング手段13から通知されたサービス設定情報を設定装置決定手段12によって決定されたサービス要求非対応装置30に対して設定を行う機能を有している。
以上の構成において、まず、サービス要求対応装置20は、ネットワークサービス要求を受けて、その要求に対する処理をして、サービスを提供する。そのサービス提供状態情報は、サービス割り当て装置10のネットワーク情報収集手段11により収集され、さらに設定装置決定手段12およびサービスマッピング手段13へ通知される。
設定装置決定手段12は、ネットワーク情報収集手段11から受け取ったサービス提供状態情報を基に、ネットワークサービス要求を処理することができないサービス要求非対応装置30を決定し、決定内容をサービスマッピング手段13へ通知する。サービスマッピング手段13は、ネットワーク情報収集手段11から受け取ったサービス提供状態情報と設定装置決定手段12から受け取った決定内容とを基にして、サービス要求非対応装置30に設定すべきサービスを決定し、そのデータをサービス設定手段14に通知する。そして、サービス設定手段14は、サービスマッピング手段13から受け取ったデータをサービス要求非対応装置30に設定する。
これにより、ネットワークサービス要求に対して処理ができないためにサービスを提供することができないサービス要求非対応装置30に対して、サービス要求対応装置20と同じ、あるいは対応したサービスの提供を行わせることができる。すなわち、サービス要求非対応装置30が有する固有のサービスを割り当てることができ、サービス要求非対応装置30においてもサービス提供が可能となる。
また、サービス割り当て装置10は、サービス要求対応装置20がネットワークサービス要求を受けたときに、要求されたサービスを提供するかどうかの許可の決定を行うサービス提供許可判断手段を備えている。
これにより、サービス要求対応装置20は、ネットワークサービス要求を受けると、サービス割り当て装置10に対して、サービス提供の許可不許可の決定の委託を行う。サービス割り当て装置10では、サービス提供許可判断手段がサービス要求対応装置20からのサービス提供の許可不許可の決定要求を受け付け、受け付けたサービス提供の許可不許可の決定要求に対して、記憶している判断データから決定を下す。サービス提供許可判断手段は、そのサービス提供の許可不許可の決定をサービス要求対応装置20に与えると、サービス要求対応装置20は、許可不許可決定の結果を受けて、サービス提供をするしないを実行する。
設定装置決定手段12は、サービス提供許可判断手段が受け付けたサービス提供の許可不許可の決定要求からサービス提供情報を知り、サービス設定すべきサービス要求非対応装置30を決定し、決定内容をサービスマッピング手段13へ通知する。サービスマッピング手段13は、サービス提供許可判断手段から受け取ったサービス提供状態情報と設定装置決定手段12から受け取った決定内容とを基にして、サービス要求非対応装置30に設定すべきサービスを決定し、そのデータをサービス設定手段14に通知する。そして、サービス設定手段14は、サービスマッピング手段13から受け取ったデータをサービス要求非対応装置30に設定する。
このように、サービス割り当て装置10は、サービス提供許可判断手段を備えたことにより、サービス要求対応装置20からのサービス提供の許可不許可の決定要求に対応する事ができる。
さらに、サービス割り当て装置10のネットワーク情報収集手段11は、サービス要求対応装置20およびサービス要求非対応装置30からそれらの設定や装置の状態を知ることができるネットワーク状態監視手段を備えている。
これにより、サービス割り当て装置10では、サービス提供許可判断手段は、受け付けたサービス提供の許可不許可の決定要求に対して、ネットワーク状態監視手段が知ったネットワーク状態から決定を下す。
これにより、ネットワーク状態がサービスを提供できない状態であってもサービス提供許可判断手段はサービス提供の許可不許可の決定要求に対応して許可を出す可能性があったが、許可不許可の判断材料にネットワーク状態の情報を用いることにより、サービス要求対応装置20に対して、ネットワーク状態を考慮して、適切なサービス提供の許可不許可の決定を通知することができる。
さらに、設定装置決定手段12は、ネットワーク情報収集手段11で集めた各ネットワークの状態情報を受け取ってサービス要求非対応装置30を決定するようにすることができる。これにより、ネットワーク状態によってサービス要求非対応装置30の位置が動的に変化する場合には、設定装置決定手段12はサービス要求非対応装置30の決定にネットワーク状態の情報を用いることが可能なため、ネットワーク状態によるサービス要求非対応装置30の位置変化にも対応して、サービス要求非対応装置30の位置決定をすることができる。
次に、本発明の実施の形態を、ポリシサーバに適用した場合を例にして説明する。サービスは、通信の品質に関する帯域予約サービス、セキュリティに関するアクセス認証サービス、プログラムやデータの転送に関する資源配布サービスなど様々であるが、以下では、サービス要求者がRSVPプロトコルを用いてエンド・ツー・エンド通信に対して帯域予約を求め、ネットワークが要求された通信に対して帯域を予約する帯域予約サービスを例に挙げる。
図2はネットワーク構成装置の配置図である。図2において、クライアント41およびサーバ42は、たとえば二つのルータ50,70によって構成されるデータ伝達媒体であるネットワークによって接続されており、通信経路上のこれら二つのルータ50,70には、ポリシサーバ80が接続されている。ここで、クライアント41はサービス要求者であり、サーバ42はデータ送信者である。また、ルータ50はRSVP資源予約要求を受け付けて資源予約を提供することができるRSVP対応のルータであり、ルータ70はRSVP資源予約要求を受け付け処理することができないが、外部から設定された制御情報に従ってサービス提供を行うことができるRSVP非対応のルータである。ポリシサーバ80はルータ50の帯域予約情報を基にRSVP非対応のルータ70に適切な設定情報を割り当てるサービス割り当て装置として機能する。なお、説明を簡単にするため、クライアント41を装置A、ルータ50を装置B、ルータ70を装置C、サーバ42を装置Dと表記することもある。また、各装置間の信号の詳細については、以下の各実施の形態にて説明する。
まず、第1の実施の形態について説明するが、この第1の実施の形態にて使用される各装置の構成を説明する。
図3は第1の実施の形態におけるポリシサーバの構成例を示すブロック図、図4は第1の実施の形態におけるRSVP対応のルータの構成例を示すブロック図、図5は第1の実施の形態におけるRSVP非対応のルータの構成例を示すブロック図である。
ポリシサーバ80は、図3に示したように、SNMP受信部81と、経路情報テーブル83と、設定装置決定部84と、サービスマッピングテーブル85と、サービスマッピング部86と、装置設定部87と、SNMP送信部88とから構成されている。SNMP受信部81はRSVP対応のルータ50から帯域予約情報eを受け、SNMP送信部88はRSVP非対応のルータ70に対して設定情報hを送信する。
RSVP対応のルータ50は、図4に示したように、Pathメッセージ受信部51と、経路記憶部52と、Pathメッセージ送信部53と、Resvメッセージ受信部54と、Resvメッセージ送信部56と、帯域予約判断部58と、帯域予約項目設定部60と、サービスマッピング部61と、帯域予約実行部62と、SNMP送信部63と、帯域予約判断ポリシテーブル64とから構成されている。Pathメッセージ受信部51はRSVP非対応のルータ70からのPathメッセージbを受け、Pathメッセージ送信部53はクライアント41に対してPathメッセージcを送信し、Resvメッセージ受信部54はクライアント41からのResvメッセージdを受け、Resvメッセージ送信部56はRSVP非対応のルータ70に対してResvメッセージiを送信する。帯域予約判断部58は帯域予約が不許可と判断した場合にクライアント41に対して不許可情報nを送信し、許可と判断した場合にSNMP送信部63はポリシサーバ80に対して帯域予約情報eを送信する。
RSVP非対応のルータ70は、図5に示したように、Pathメッセージ受信部71と、Pathメッセージ送信部72と、Resvメッセージ受信部73と、Resvメッセージ送信部74と、SNMP受信部75と、帯域予約項目設定部76と、サービスマッピング部77と、帯域予約実行部78とから構成されている。Pathメッセージ受信部71はサーバ42からのPathメッセージaを受け、Pathメッセージ送信部72はRSVP対応のルータ50に対してPathメッセージbを送信し、Resvメッセージ受信部73はRSVP対応のルータ50からのResvメッセージiを受け、Resvメッセージ送信部74はサーバ42に対してResvメッセージjを送信し、SNMP受信部75はポリシサーバ80からの設定情報hを受ける。
次に、以上の構成を有するネットワーク構成装置の動作について説明する。
まず、データ送信者であるサーバ42からRSVPプロトコルのPathメッセージaがRSVP非対応のルータ70に対して送信される。RSVP非対応のルータ70は、Pathメッセージ受信部71で受けたRSVPプロトコルのPathメッセージaに対して処理をすることができないので、そのままPathメッセージ送信部72によりRSVPプロトコルのPathメッセージbとしてRSVP対応のルータ50へ送信する。
RSVP対応のルータ50は、Pathメッセージ受信部51が受信したRSVPプロトコルのPathメッセージbからRSVPプロトコルのPathメッセージが経由してきた装置の経路を経路記憶部52にて記憶した後、Pathメッセージ送信部53によりクライアント41に対してRSVPプロトコルのPathメッセージcを送信する。
クライアント41は、帯域予約サービスを受けるために、RSVPプロトコルのResvメッセージdをRSVP対応のルータ50に送信する。ここで、帯域予約要求の例として、ユーザ名「Kurose」で、帯域は「5Mbps」とする。
RSVP対応のルータ50は、Resvメッセージ受信部54にてRSVPプロトコルのResvメッセージdを受け取ると、帯域予約判断部58にて帯域予約判断を行う。その際には、帯域予約判断ポリシテーブル64が用いられる。この帯域予約判断ポリシテーブル64の例を図6に示す。
図6は帯域予約判断ポリシテーブルの一例を示す図である。この帯域予約判断テーブルは、少なくともユーザ名および最大帯域予約量のフィールドを持ち、各ユーザが予約することができる最大帯域量を定義している。この帯域予約判断テーブルは、帯域予約判断部58が要求された帯域を予約していいかどうかの許可判断を行うときの判断材料として参照される。
さて、帯域予約判断部58では、Resvメッセージ受信部54からのResvメッセージdと帯域予約判断ポリシテーブル64とから帯域予約判断を行う。すなわち、帯域予約判断ポリシテーブル64の帯域予約ポリシによると、ユーザ名「Kurose」の最大帯域予約は「5Mbps」なので、RSVPプロトコルのResvメッセージ中の帯域予約パラメータは制限を越えていない。したがって、帯域予約判断部58は帯域予約の許可を行うことになる。
帯域予約の許可の場合には、Resvメッセージ送信部56がRSVPプロトコルのResvメッセージiにてRSVP非対応のルータ70に送信する。もし、帯域予約が不許可であれば、帯域予約判断部58は不許可情報nをクライアント41に通知する。ここでは、帯域予約判断部58は帯域予約の許可を行うので、次に、帯域予約項目設定部60が帯域予約項目の設定を行う。すなわち、帯域予約項目設定部60は、サービスマッピング部61により帯域予約パラメータに対応した項目の値の設定を行う。そして、帯域予約実行部62は、帯域予約実行として帯域「5Mbps」をユーザ名「Kurose」の通信に割り当てる。また、帯域予約実行をした後に、その帯域予約情報をSNMP送信部63に通知しておく。SNMP送信部63は、帯域予約情報eをポリシサーバ80へ通知する。
RSVP非対応のルータ70は、Resvメッセージ受信部73にてRSVPプロトコルのResvメッセージiを受信するが、これを処理できないので、そのままサーバ42にRSVPプロトコルのResvメッセージjを送信する。
一方、ポリシサーバ80は、帯域予約情報eをSNMP受信部81にて受け付け、帯域予約の情報を得て、RSVP対応のルータ50で予約が行われたことを認識する。その帯域予約の情報は、設定装置決定部84とサービスマッピング部86とに渡される。設定装置決定部84は、帯域予約の情報の中に含まれる経路情報と経路情報テーブル83に設定されているネットワーク情報のデータとからRSVP非対応のルータ70の位置を決定する。ここで、経路情報テーブル83の例を図7に示す。
図7は経路情報テーブルの一例を示す図である。この経路情報テーブルは、装置名と経路上の次の装置とのフィールドを有し、ネットワーク上のあるネットワーク構成装置に対して経路上の次のネットワーク構成装置があらかじめ定義されている。装置名としては、ネットワーク上の位置情報であるたとえばIP(internet protocol)アドレスが使用される。
設定装置決定部84は、帯域予約の情報と経路情報テーブル83とからRSVP非対応のルータ70の位置を決定する。この場合、図7のあらかじめ与えられた経路情報テーブル83を見ると、ルータ50の次はルータ70なので、RSVP非対応のルータ70が決定される。設定装置決定情報は、サービスマッピング部86に渡され、サービスマッピング部86は設定装置決定情報とSNMP受信部81から得た帯域予約の情報とを基にして、サービスマッピングテーブル85からRSVP非対応のルータ70に設定すべき値を決定する。ここで、サービスマッピングテーブル85の例を図8に示す。
図8はサービスマッピングテーブルの一例を示す図である。サービスマッピングテーブルは、ユーザ名、帯域予約量、および優先度割り当てのフィールドを持ち、各ユーザが要求した帯域予約サービスに対して妥当であると思われる優先度のサービスを定義した変換テーブルである。
サービスマッピング部86は、SNMP受信部81で受信したRSVP対応のルータ50における帯域予約情報が、ユーザ名「Kurose」、帯域予約「5Mbps」ということから、サービスマッピングテーブル85を参照すると、それに対応する優先度割り当ては「3」であることが分かるので、ユーザ名「Kurose」に優先度「3」を割り当て、装置設定部87がRSVP非対応のルータ70に優先度「3」の割り当てを決定する。この情設は、SNMP送信部88に渡され、設定情報hとしてRSVP非対応のルータ70へ送信される。
RSVP非対応のルータ70は、SNMP受信部75にて設定情報hを受け取り、帯域予約項目設定部76にて帯域予約項目の設定を行う。このとき、サービスマッピング部77が優先度割り当て「3」に対応する帯域予約項目を決定し、その決定に従って、帯域予約実行部78が帯域予約を行う。
以上のようにして、第1の実施の形態では、RSVP対応のルータ50が帯域予約のサービス要求を受け付けた場合に、その要求を許可するかどうかを帯域予約判断ポリシテーブル64に基づき自身で判断して帯域予約を実行し、その帯域予約情報をポリシサーバに通知する。ポリシサーバ80では、通知された帯域予約情報とあらかじめ設定された経路情報テーブルとからサービス要求に対応していない経路上のルータ70を静的に決定し、そのルータに対して、ルータ50の帯域予約サービスに相当するサービスの設定を行う。これにより、RSVP未対応のルータにも相当のサービスを動的に設定することができるようになる。したがって、RSVP対応のルータおよびRSVP非対応のルータが混在したネットワーク環境においても、RSVP非対応のネットワーク資源を有効に活用することができる。
次に、第2の実施の形態について説明するが、この第2の実施の形態にて使用される各装置の構成を説明する。ただし、RSVP非対応のルータ70は第1の実施の形態のものと同じであるので、ポリシサーバ80およびRSVP対応のルータ50のみを示す。
図9は第2の実施の形態におけるポリシサーバの構成例を示すブロック図、図10は第2の実施の形態におけるRSVP対応のルータの構成例を示すブロック図である。
ポリシサーバ80は、図9に示したように、経路情報テーブル83と、設定装置決定部84と、サービスマッピングテーブル85と、サービスマッピング部86と、装置設定部87と、SNMP送信部88と、帯域予約判断ポリシテーブル89と、COPS受信部90と、帯域予約許可判断部91と、COPS送信部92とから構成されている。SNMP送信部88はRSVP非対応のルータ70に対して設定情報hを送信し、COPS受信部90はRSVP対応のルータ50からのアドミッション要求データfを受け、COPS送信部92はRSVP対応のルータ50に対してアドミッション結果情報gを送信する。
RSVP対応のルータ50は、図10に示したように、Pathメッセージ受信部51と、経路記憶部52と、Pathメッセージ送信部53と、Resvメッセージ受信部54と、アドミッション要求部55と、Resvメッセージ送信部56と、COPS受信部57と、帯域予約判断部58と、COPS送信部59と、帯域予約項目設定部60と、サービスマッピング部61と、帯域予約実行部62とから構成されている。Pathメッセージ受信部51はRSVP非対応のルータ70からのPathメッセージbを受け、Pathメッセージ送信部53はクライアント41に対してPathメッセージcを送信し、Resvメッセージ受信部54はクライアント41からのResvメッセージdを受け、Resvメッセージ送信部56はRSVP非対応のルータ70に対してResvメッセージiを送信する。帯域予約判断部58は帯域予約が不許可と判断した場合にクライアント41に対して不許可情報nを送信し、COPS受信部57はポリシサーバ80からのアドミッション結果情報gを受け、COPS送信部59はポリシサーバ80に対してアドミッション要求データfを送信する。
次に、図9、図10および図5に示したネットワーク構成装置の動作について説明する。
まず、サーバ42からRSVPプロトコルのPathメッセージaがRSVP非対応のルータ70に対して送信される。RSVP非対応のルータ70は、Pathメッセージ受信部71で受けたRSVPプロトコルのPathメッセージaに対して処理をせずに、そのままPathメッセージ送信部72にてRSVPプロトコルのPathメッセージbとしてRSVP対応のルータ50へ送信する。
RSVP対応のルータ50は、Pathメッセージ受信部51が受信したRSVPプロトコルのPathメッセージbからRSVPプロトコルのPathメッセージが経由してきた装置の経路を経路記憶部52にて記憶した後、Pathメッセージ送信部53によりクライアント41にRSVPプロトコルのPathメッセージcを送信する。
クライアント41は、帯域予約サービスを受けるために、RSVPプロトコルのResvメッセージdをRSVP対応のルータ50に送信する。ここで、帯域予約要求の例として、ユーザ名「Kurose」で、帯域は「5Mbps」とする。
Resvメッセージ受信部54にてRSVPプロトコルのResvメッセージdを受け取ったRSVP対応のルータ50は、そのデータをアドミッション要求部55に渡す。アドミッション要求部55は、帯域予約の許可・不許可を要求するアドミッション要求データfをCOPS送信部59に渡して、ポリシサーバ80に送信する。
ポリシサーバ80は、アドミッション要求データfをCOPS受信部90で受けて、帯域予約許可判断部91に通知する。帯域予約許可判断部91はあらかじめ与えられた帯域予約判断ポリシテーブル89を基に帯域予約許可の判断を行う。帯域予約判断ポリシテーブル89が図6に示したテーブルと同じであるとすれば、帯域予約許可判断部91はこの帯域予約判断ポリシテーブル89からユーザ名「Kurose」の最大帯域予約が「5Mbps」であることから、RSVPプロトコルのResvメッセージ中の帯域予約パラメータは制限を越えていないため、帯域予約を許可する決定を行う。帯域予約許可判断部91によるアドミッション結果情報gはCOPS送信部92にてRSVP対応のルータ50へ送信される。
また、帯域予約許可の場合は、許可内容が設定装置決定部84とサービスマッピング部86とに通知される。設定装置決定部84は、許可内容とあらかじめ与えられた経路情報テーブル83の内容とからRSVP非対応のルータ70の位置を決定する。ここで、あらかじめ与えられた経路情報テーブル83が図7の経路情報テーブルであるとすれば、ルータ50の次はルータ70であるので、RSVP非対応のルータ70が決定される。ルータ70の決定情報は、サービスマッピング部86に渡され、そこでサービスマッピングテーブル85と帯域予約許可判断部91から得た帯域予約の情報とを基にルータ70に設定するべき値が決定される。図8に示したサービスマッピングテーブルがポリシサーバ80のサービスマッピングテーブル85だとすると、COPS受信部90で受信したRSVP対応のルータ50における帯域予約情報が、ユーザ名「Kurose」、帯域予約「5Mbps」ということから、装置設定部87は、ユーザ名「Kurose」に優先度「3」を割り当てる設定を行う。この設定情報は、SNMP送信部88にてRSVP非対応のルータ70へ送信される。
RSVP非対応のルータ70は、SNMP受信部75にて設定情報hを受け取り、帯域予約項目設定部76にて帯域予約項目の設定を行う。このとき、サービスマッピング部77が優先度割り当て「3」に対応する帯域予約項目を決定し、その決定に従って、帯域予約実行部78が帯域予約を行う。
RSVP対応のルータ50は、アドミッション結果情報gをCOPS受信部57により受け取る。ここでは、アドミッション結果情報gは許可であるので、そのデータは帯域予約判断部58に通知され、また、帯域予約判断部58は、RSVPプロトコルのResvメッセージiをResvメッセージ送信部56によりRSVP非対応のルータ70に送信する。帯域予約判断部58は、通知されたアドミッション結果情報gが不許可であれば、その不許可情報nをクライアント41に送信する。そして、許可の場合、帯域予約項目設定部60は、サービスマッピング部61により帯域予約パラメータに対応した項目の値の設定を行い、帯域予約実行部62が、帯域予約実行として帯域「5Mbps」をユーザ名「Kurose」の通信に割り当てる。
以上のようにして、第2の実施の形態では、RSVP対応のルータ50が帯域予約のサービス要求を受け付けた場合に、その要求を許可するかどうかの判断をポリシサーバ80に委託する。ポリシサーバ80は、帯域予約判断ポリシテーブル89を基に予約許可の判断をし、その結果をRSVP対応のルータ50に通知するとともに、許可の場合は、許可判断の際に通知された帯域予約情報とあらかじめ設定された経路情報テーブルとからサービス要求に対応していない経路上のルータ70を静的に決定し、そのルータに対して、ルータ50の帯域予約サービスに相当するサービスの設定を行う。許可判断の結果を受け取ったルータ50は、許可の場合は、帯域予約を実行するようにした。これにより、ポリシサーバ80は、帯域予約の許可判断を行うアドミッション制御の際に受け取った情報を基にサービス要求に対応していない経路上のルータ70を決定してそのルータにサービスを割り当てることができ、しかもサービスの一元管理をすることができる。
次に、第3の実施の形態について説明するが、この第3の実施の形態にて使用される各装置の構成を説明する。
図11は第3の実施の形態におけるポリシサーバの構成例を示すブロック図、図12は第3の実施の形態におけるRSVP対応のルータの構成例を示すブロック図、図13は第2の実施の形態におけるRSVP非対応のルータの構成例を示すブロック図である。
ポリシサーバ80は、図11に示したように、SNMP受信部81と、動的ネットワーク情報テーブル82と、経路情報テーブル83と、設定装置決定部84と、サービスマッピングテーブル85と、サービスマッピング部86と、装置設定部87と、SNMP送信部88と、帯域予約判断ポリシテーブル89と、COPS受信部90と、帯域予約許可判断部91と、COPS送信部92とから構成されている。SNMP受信部81はRSVP対応のルータ50からネットワーク情報kおよびRSVP非対応のルータ70からネットワーク情報mを受け、SNMP送信部88はRSVP非対応のルータ70に対して設定情報hを送信し、COPS受信部90はRSVP対応のルータ50からのアドミッション要求データfを受け、COPS送信部92はRSVP対応のルータ50に対してアドミッション結果情報gを送信する。
RSVP対応のルータ50は、図12に示したように、Pathメッセージ受信部51と、経路記憶部52と、Pathメッセージ送信部53と、Resvメッセージ受信部54と、アドミッション要求部55と、Resvメッセージ送信部56と、COPS受信部57と、帯域予約判断部58と、帯域予約項目設定部60と、サービスマッピング部61と、帯域予約実行部62と、SNMP送信部63とから構成されている。Pathメッセージ受信部51はRSVP非対応のルータ70からのPathメッセージbを受け、Pathメッセージ送信部53はクライアント41に対してPathメッセージcを送信し、Resvメッセージ受信部54はクライアント41からのResvメッセージdを受け、Resvメッセージ送信部56はRSVP非対応のルータ70に対してResvメッセージiを送信する。帯域予約判断部58は帯域予約が不許可と判断した場合にクライアント41に対して不許可情報nを送信する。そして、COPS受信部57はポリシサーバ80からのアドミッション結果情報gを受け、COPS送信部59はポリシサーバ80に対してアドミッション要求データfを送信し、SNMP送信部63はポリシサーバ80に対してネットワーク情報kを送信する。
RSVP非対応のルータ70は、図13に示したように、Pathメッセージ受信部71と、Pathメッセージ送信部72と、Resvメッセージ受信部73と、Resvメッセージ送信部74と、SNMP受信部75と、帯域予約項目設定部76と、サービスマッピング部77と、帯域予約実行部78と、SNMP送信部79とから構成されている。Pathメッセージ受信部71はサーバ42からのPathメッセージaを受け、Pathメッセージ送信部72はRSVP対応のルータ50に対してPathメッセージbを送信する。Resvメッセージ受信部73はRSVP対応のルータ50からのResvメッセージiを受け、Resvメッセージ送信部74はサーバ42に対してResvメッセージjを送信する。SNMP受信部75はポリシサーバ80からの設定情報hを受け、SNMP送信部79はポリシサーバ80に対してネットワーク情報mを送信する。
次に、以上の構成を有するネットワーク構成装置の動作について説明する。
前提の動作として、RSVP対応のルータ50は、自身の設定内容や負荷状態などのネットワーク情報kをSNMP送信部63を用いて定期的にポリシサーバ80へ送信する。RSVP非対応のルータ70も、自身の設定内容や負荷状態などのネットワーク情報mをSNMP送信部79を用いて定期的にポリシサーバ80へ送信する。ポリシサーバ80は、それらのネットワーク情報k,mをSNMP受信部81で受け、その内容を動的ネットワーク情報テーブル82に格納しておく。したがって、動的ネットワーク情報テーブル82の内容は現在のネットワーク状況に応じて動的に更新される。また、この動的ネットワーク情報テーブル82は、帯域予約許可判断部91における許可判断のデータとして用いられる。
まず、サーバ42からRSVPプロトコルのPathメッセージaがRSVP非対応のルータ70に対して送信される。RSVP非対応のルータ70は、RSVPプロトコルのPathメッセージaに対して処理をせずに、Pathメッセージ送信部72によりRSVPプロトコルのPathメッセージbをRSVP対応のルータ50へ送信する。
RSVP対応のルータ50は、Pathメッセージ受信部51で受信したRSVPプロトコルのPathメッセージbからRSVPプロトコルのPathメッセージが経由してきた装置の経路を経路記憶部52に記憶した後、Pathメッセージ送信部53によりクライアント41に対してRSVPプロトコルのPathメッセージcを送信する。
クライアント41は、帯域予約サービスを受けるために、RSVPプロトコルのResvメッセージdをRSVP対応のルータ50に送信する。ここで、帯域予約要求の例として、ユーザ名「Kurose」で、帯域は「5Mbps」とする。
RSVP対応のルータ50は、Resvメッセージ受信部54にてRSVPプロトコルのResvメッセージdを受け取ると、そのデータはアドミッション要求部55に渡される。アドミッション要求部55は、帯域予約の許可・不許可を要求するアドミッション要求データfをCOPS送信部59に渡して、ポリシサーバ80に送信する。
ポリシサーバ80は、アドミッション要求データfをCOPS受信部90で受けて、帯域予約許可判断部91に通知する。帯域予約許可判断部91は、あらかじめ与えられた帯域予約判断ポリシテーブル89と動的ネットワーク情報テーブル82とに基づいて帯域予約許可の判断を行う。ここで、動的ネットワーク情報テーブル82の例を図14に示す。
図14は動的ネットワーク情報テーブルの一例を示す図である。動的ネットワーク情報テーブルは、たとえば経路区間と輻輳状態を示す輻輳とのフィールドを有し、各ネットワーク構成装置から通知されたネットワーク情報、この例では、輻輳状態を動的に保存している。図示の例では、クライアント41を表す装置A−ルータ50を表す装置B−ルータ70を表す装置C−サーバ42を表す装置Dの経路には輻輳がないことを示し、ネットワーク上の他のルータである装置E−装置Fの経路区間に輻輳が発生していることを示している。
帯域予約許可判断部91は、アドミッション要求データfを受けると、帯域予約判断ポリシテーブル89と動的ネットワーク情報テーブル82とを基に帯域予約許可の判断を行う。ここでは、帯域予約判断ポリシテーブル89が図6に示した帯域予約判断ポリシテーブルとすれば、帯域予約判断ポリシの制限を超えていないことが分かり、動的ネットワーク情報テーブル82が図14に示した動的ネットワーク情報テーブルとすれば、クライアント41とサーバ42との間の経路区間に輻輳がないことが分かり、これらの判断から帯域予約許可判断部91は、帯域予約を許可する決定を行うことになる。この帯域予約の許可はCOPS送信部92によりアドミッション結果情報gとしてRSVP対応のルータ50へ送信される。また、許可の場合は、許可内容が設定装置決定部84とサービスマッピング部86とに通知される。設定装置決定部84は、通知された許可内容とあらかじめ与えられた経路情報テーブル83とからRSVP非対応のルータ70の位置を決定する。この場合、経路情報テーブル83が図7に示した経路情報テーブルとすると、ルータ50の次はルータ70であるので、RSVP非対応のルータ70が決定される。RSVP非対応のルータ70の決定情報は、サービスマッピング部86に渡されて、サービスマッピングテーブル85と帯域予約許可判断部91から得た帯域予約情報とからRSVP非対応のルータ70に設定すべき値が決定される。サービスマッピングテーブル85が図8に示したサービスマッピングテーブルだとすると、装置設定部87は、COPS受信部90で受信したRSVP対応のルータ50における帯域予約情報が、ユーザ名「Kurose」、帯域予約「5Mbps」ということから、ユーザ名「Kurose」に優先度「3」を割り当てる設定をする。この設定情報hは、SNMP送信部88にてRSVP非対応のルータ70へ送信される。
RSVP非対応のルータ70は、SNMP受信部75にて設定情報hを受け取り、帯域予約項目設定部76にて帯域予約項目の設定を行う。このとき、サービスマッピング部77が優先度割り当て「3」に対応する帯域予約項目を決定し、その決定に従って、帯域予約実行部78が帯域予約を行う。
RSVP対応のルータ50は、アドミッション結果情報gをCOPS受信部57により受け取る。ここでは、アドミッション結果情報gは許可であるので、そのデータは帯域予約判断部58に通知され、また、帯域予約判断部58は、RSVPプロトコルのResvメッセージiをResvメッセージ送信部56によりRSVP非対応のルータ70に送信する。帯域予約判断部58は、通知されたアドミッション結果情報gが不許可であれば、その不許可情報nをクライアント41に送信する。そして、許可の場合、帯域予約項目設定部60は、サービスマッピング部61により帯域予約パラメータに対応した項目の値の設定を行い、帯域予約実行部62が、帯域予約実行として帯域「5Mbps」をユーザ名「Kurose」の通信に割り当てる。
RSVP非対応のルータ70は、Resvメッセージ受信部73によりRSVPプロトコルのResvメッセージiを受信するが、処理できないので、Resvメッセージ送信部74によりそのままサーバ42にRSVPプロトコルのResvメッセージjとして送信する。
以上のようにして、第3の実施の形態では、RSVP対応のルータ50が帯域予約のサービス要求を受け付けた場合に、その要求を許可するかどうかの判断をポリシサーバ80に委託する。ポリシサーバ80は、帯域予約判断ポリシテーブル89と動的ネットワーク情報テーブル82とを基に予約許可の判断をし、その結果をRSVP対応のルータ50に通知するとともに、許可の場合は、許可判断の際に通知された帯域予約情報とあらかじめ設定された経路情報テーブルとからサービス要求に対応していない経路上のルータ70を静的に決定し、そのルータに対して、ルータ50の帯域予約サービスに相当するサービスの設定を行う。許可判断の結果を受け取ったルータ50は、許可の場合は、帯域予約を実行するようにした。これにより、ポリシサーバ80は、帯域予約の許可判断を行うアドミッション制御の際に受け取った情報を基にサービス要求に対応していない経路上のルータ70を決定してそのルータにサービスを割り当てることができ、しかもサービスの一元管理をすることができる。また、動的なネットワークの状態に応じた許可判断も行うことができる。
次に、第4の実施の形態について説明するが、この第4の実施の形態にて使用される各装置の構成を説明する。ただし、RSVP非対応のルータ70は第3の実施の形態のものと同じであるので、ここではポリシサーバ80およびRSVP対応のルータ50のみを示す。
図15は第4の実施の形態におけるポリシサーバの構成例を示すブロック図、図16は第4の実施の形態におけるRSVP対応のルータの構成例を示すブロック図である。
ポリシサーバ80は、図15に示したように、SNMP受信部81と、動的ネットワーク情報テーブル82と、経路情報テーブル83と、設定装置決定部84と、サービスマッピングテーブル85と、サービスマッピング部86と、装置設定部87と、SNMP送信部88とから構成されている。SNMP受信部81はRSVP対応のルータ50から帯域予約情報eおよびネットワーク情報kを受け、RSVP非対応のルータ70からネットワーク情報mを受け、SNMP送信部88はRSVP非対応のルータ70に対して設定情報hを送信する。
RSVP対応のルータ50は、図16に示したように、Pathメッセージ受信部51と、経路記憶部52と、Pathメッセージ送信部53と、Resvメッセージ受信部54と、Resvメッセージ送信部56と、帯域予約判断部58と、帯域予約項目設定部60と、サービスマッピング部61と、帯域予約実行部62と、SNMP送信部63と、帯域予約判断ポリシテーブル64とから構成されている。Pathメッセージ受信部51はRSVP非対応のルータ70からのPathメッセージbを受け、Pathメッセージ送信部53はクライアント41に対してPathメッセージcを送信し、Resvメッセージ受信部54はクライアント41からのResvメッセージdを受け、Resvメッセージ送信部56はRSVP非対応のルータ70に対してResvメッセージiを送信する。帯域予約判断部58は帯域予約が不許可と判断した場合にクライアント41に対して不許可情報nを送信し、SNMP送信部63はポリシサーバ80に対して帯域予約情報eおよびネットワーク情報kを送信する。
次に、図15、図16および図13に示したネットワーク構成装置の動作について説明する。
前提の動作として、RSVP対応のルータ50は、自身の設定内容や負荷状態などのネットワーク情報kをSNMP送信部63を用いて定期的にポリシサーバ80へ送信する。RSVP非対応のルータ70も、自身の設定内容や負荷状態などのネットワーク情報mをSNMP送信部79を用いて定期的にポリシサーバ80へ送信する。ポリシサーバ80は、それらのネットワーク情報k,mをSNMP受信部81で受け、その内容を動的ネットワーク情報テーブル82に格納しておく。また、動的ネットワーク情報テーブル82は、経路情報テーブル83のデータとして用いられる。したがって、動的ネットワーク情報テーブル82の内容は現在のネットワーク状況に応じて動的に更新され、その更新内容は経路情報テーブル83に反映されている。
まず、データ送信者であるサーバ42からRSVPプロトコルのPathメッセージaがRSVP非対応のルータ70に対して送信される。RSVP非対応のルータ70は、Pathメッセージ受信部71で受けたRSVPプロトコルのPathメッセージaに対して処理をすることができないので、そのままPathメッセージ送信部72によりRSVPプロトコルのPathメッセージbとしてRSVP対応のルータ50へ送信する。
RSVP対応のルータ50は、Pathメッセージ受信部51が受信したRSVPプロトコルのPathメッセージbからRSVPプロトコルのPathメッセージが経由してきた装置の経路を経路記憶部52にて記憶した後、Pathメッセージ送信部53によりクライアント41に対してRSVPプロトコルのPathメッセージcを送信する。
クライアント41は、帯域予約サービスを受けるために、RSVPプロトコルのResvメッセージdをRSVP対応のルータ50に送信する。ここで、帯域予約要求の例として、ユーザ名「Kurose」で、帯域は「5Mbps」とする。
RSVP対応のルータ50は、Resvメッセージ受信部54にてRSVPプロトコルのResvメッセージdを受け取ると、帯域予約判断部58にて帯域予約判断を行う。その際には、予め与えられた帯域予約判断ポリシテーブル64を用いる。この帯域予約判断ポリシテーブル64が図6に示した帯域予約判断ポリシテーブルであるとすると、その帯域予約ポリシによれば、ユーザ名「Kurose」の最大帯域予約は「5Mbps」であるので、RSVPプロトコルのResvメッセージ中の帯域予約パラメータは制限を越えていない。したがって、帯域予約判断部58は帯域予約の許可を行うことになる。
帯域予約の許可の場合には、Resvメッセージ送信部56がRSVPプロトコルのResvメッセージiにてRSVP非対応のルータ70に送信する。もし、帯域予約が不許可であれば、帯域予約判断部58は不許可情報nをクライアント41に通知する。ここでは、帯域予約判断部58は帯域予約の許可を行うので、次に、帯域予約項目設定部60が帯域予約項目の設定を行う。すなわち、帯域予約項目設定部60は、サービスマッピング部61により帯域予約パラメータに対応した項目の値の設定を行う。そして、帯域予約実行部62は、帯域予約実行として帯域「5Mbps」をユーザ名「Kurose」の通信に割り当てる。また、帯域予約実行をした後に、その帯域予約情報をSNMP送信部63に通知しておく。SNMP送信部63は、帯域予約情報eをポリシサーバ80へ通知する。
RSVP非対応のルータ70は、Resvメッセージ受信部73にてRSVPプロトコルのResvメッセージiを受信するが、これを処理できないので、Resvメッセージ送信部74によりそのままサーバ42に対してRSVPプロトコルのResvメッセージjを送信する。
一方、ポリシサーバ80は、帯域予約情報eをSNMP受信部81にて受け付け、帯域予約の情報を得て、RSVP対応のルータ50で予約が行われたことを認識する。その帯域予約の情報は、設定装置決定部84とサービスマッピング部86とに渡される。設定装置決定部84は、帯域予約の情報の中に含まれる経路情報と経路情報テーブル83に設定されているネットワーク情報のデータとからRSVP非対応のルータ70の位置を決定する。このとき、動的ネットワーク情報テーブル82の内容が反映された経路情報テーブル83を用いるので、元々持っている経路情報テーブルが現在の経路情報テーブルにそぐわないといった動的なネットワーク経路変更などや装置の故障などに対応できる。ここで、経路情報テーブル83が図7に示す経路情報テーブルとすれば、この場合、経路上のルータ50(装置B)の次はルータ70(装置C)なので、RSVP非対応のルータ70が決定される。設定装置決定情報は、サービスマッピング部86に渡され、サービスマッピング部86はサービスマッピングテーブル85とSNMP受信部81から得た帯域予約の情報とからRSVP非対応のルータ70に設定すべき値を決定する。ここで、サービスマッピングテーブル85が図8に示すサービスマッピングテーブルとすれば、SNMP受信部81で受信したRSVP対応のルータ50における帯域予約情報が、ユーザ名「Kurose」、帯域予約「5Mbps」ということから、サービスマッピング部86は、それに対応する優先度割り当ては「3」であることが分かるので、ユーザ名「Kurose」に優先度「3」を割り当て、装置設定部87がRSVP非対応のルータ70に優先度「3」の割り当てを決定する。この情報は、SNMP送信部88に渡され、設定情報hとしてRSVP非対応のルータ70へ送信される。
RSVP非対応のルータ70は、SNMP受信部75にて設定情報hを受け取り、帯域予約項目設定部76にて帯域予約項目の設定を行う。このとき、サービスマッピング部77が優先度割り当て「3」に対応する帯域予約項目を決定し、その決定に従って、帯域予約実行部78が帯域予約を行う。
以上のようにして、第4の実施の形態では、ポリシサーバ80は、経路上の各ルータ50,70から得たネットワーク情報を、経路を選択するのに参照される経路情報テーブル83のデータとして持っており、ポリシサーバ80がRSVP対応のルータから帯域予約をしたという情報を受けたとき、設定装置決定部は経路情報テーブルの一番新しい情報と今まで持っている経路情報とを合わせることでRSVP未対応のルータを探し出して、適当なサービスを動的に設定することができるようになる。したがって、RSVP対応のルータおよびRSVP非対応のルータが混在し、かつ動的に変化するネットワーク環境においても、RSVP非対応のネットワーク資源を有効に活用することができる。
次に、第5の実施の形態について説明する。この第5の実施の形態にて使用される各装置において、RSVP対応のルータ50およびRSVP非対応のルータ70はそれぞれ第3の実施の形態のものと同じであるので、ここではポリシサーバ80のみを示す。
図17は第5の実施の形態におけるポリシサーバの構成例を示すブロック図である。
ポリシサーバ80は、図17に示したように、SNMP受信部81と、動的ネットワーク情報テーブル82と、経路情報テーブル83と、設定装置決定部84と、サービスマッピングテーブル85と、サービスマッピング部86と、装置設定部87と、SNMP送信部88と、帯域予約判断ポリシテーブル89と、COPS受信部90と、帯域予約許可判断部91と、COPS送信部92とから構成されている。SNMP受信部81はRSVP対応のルータ50およびRSVP非対応のルータ70からそれぞれネットワーク情報k,mを受け、SNMP送信部88はRSVP非対応のルータ70に対して設定情報hを送信する。COPS受信部90はRSVP対応のルータ50からのアドミッション要求データfを受け、COPS送信部92はRSVP対応のルータ50に対してアドミッション結果情報gを送信する。
次に、図17、図12および図13に示したネットワーク構成装置の動作について説明する。
前提の動作として、RSVP対応のルータ50は、自身の設定内容や負荷状態などのネットワーク情報kをSNMP送信部63を用いて定期的にポリシサーバ80へ送信する。RSVP非対応のルータ70も、自身の設定内容や負荷状態などのネットワーク情報mをSNMP送信部79を用いて定期的にポリシサーバ80へ送信する。ポリシサーバ80は、それらのネットワーク情報k,mをSNMP受信部81で受け、その内容を動的ネットワーク情報テーブル82に格納しておく。また、動的ネットワーク情報テーブル82は、経路情報テーブル83のデータとして用いられる。したがって、動的ネットワーク情報テーブル82の内容は現在のネットワーク状況に応じて動的に更新され、その更新内容は経路情報テーブル83に反映されている。
以上の前提の下で、まず、サーバ42からRSVPプロトコルのPathメッセージaがRSVP非対応のルータ70に対して送信される。RSVP非対応のルータ70は、Pathメッセージ受信部71で受けたRSVPプロトコルのPathメッセージaに対して処理をせずに、そのままPathメッセージ送信部72にてRSVPプロトコルのPathメッセージbとしてRSVP対応のルータ50へ送信する。
RSVP対応のルータ50は、Pathメッセージ受信部51が受信したRSVPプロトコルのPathメッセージbからRSVPプロトコルのPathメッセージが経由してきた装置の経路を経路記憶部52にて記憶した後、Pathメッセージ送信部53によりクライアント41にRSVPプロトコルのPathメッセージcを送信する。
クライアント41は、帯域予約サービスを受けるために、RSVPプロトコルのResvメッセージdをRSVP対応のルータ50に送信する。ここで、帯域予約要求の例として、ユーザ名「Kurose」で、帯域は「5Mbps」とする。
Resvメッセージ受信部54にてRSVPプロトコルのResvメッセージdを受け取ったRSVP対応のルータ50は、そのデータをアドミッション要求部55に渡す。アドミッション要求部55は、帯域予約の許可・不許可を要求するアドミッション要求データfをCOPS送信部59に渡して、ポリシサーバ80に送信する。
ポリシサーバ80は、アドミッション要求データfをCOPS受信部90で受けて、帯域予約許可判断部91に通知する。帯域予約許可判断部91はあらかじめ与えられた帯域予約判断ポリシテーブル89を基に帯域予約許可の判断を行う。帯域予約判断ポリシテーブル89が図6に示したテーブルと同じであるとすれば、帯域予約許可判断部91はこの帯域予約判断ポリシテーブル89からユーザ名「Kurose」の最大帯域予約が「5Mbps」であることから、RSVPプロトコルのResvメッセージ中の帯域予約パラメータは制限を越えていないため、帯域予約を許可する決定を行う。帯域予約許可判断部91によるアドミッション結果情報gはCOPS送信部92にてRSVP対応のルータ50へ送信される。
また、帯域予約許可の場合は、許可内容が設定装置決定部84とサービスマッピング部86とに通知される。設定装置決定部84は、許可内容と経路情報テーブル83の内容とからRSVP非対応のルータ70の位置を決定する。このとき、経路情報テーブル83は動的ネットワーク情報テーブル82の内容が反映されているので、元々持っている経路情報テーブルが現在の経路情報テーブルにそぐわないといった動的なネットワーク経路変更などや装置の故障などに対応することができる。この場合、経路情報テーブル83が図7の経路情報テーブルであり、動的ネットワーク情報テーブル82が図14に示した動的ネットワーク情報テーブルであるとすれば、ルータ50(装置B)の次はルータ70(装置C)であり、しかもこれらの経路には輻輳がないので、RSVP非対応のルータ70が決定される。RSVP非対応のルータ70の決定情報は、サービスマッピング部86に渡され、そこでサービスマッピングテーブル85と帯域予約許可判断部91から得た帯域予約の情報とを基にルータ70に設定するべき値が決定される。図8に示したサービスマッピングテーブルがポリシサーバ80のサービスマッピングテーブル85だとすると、COPS受信部90で受信したRSVP対応のルータ50における帯域予約情報が、ユーザ名「Kurose」、帯域予約「5Mbps」ということから、装置設定部87は、ユーザ名「Kurose」に優先度「3」を割り当てる設定を行う。この設定情報は、SNMP送信部88にてRSVP非対応のルータ70へ送信される。
RSVP非対応のルータ70は、SNMP受信部75にて設定情報hを受け取り、帯域予約項目設定部76にて帯域予約項目の設定を行う。このとき、サービスマッピング部77が優先度割り当て「3」に相当する帯域予約項目を決定し、その決定に従って、帯域予約実行部78が帯域予約を行う。
RSVP対応のルータ50は、アドミッション結果情報gをCOPS受信部57により受け取る。ここでは、アドミッション結果情報gは許可であるので、そのデータは帯域予約判断部58に通知され、また、帯域予約判断部58は、RSVPプロトコルのResvメッセージiをResvメッセージ送信部56によりRSVP非対応のルータ70に送信する。帯域予約判断部58は、通知されたアドミッション結果情報gが不許可であれば、その不許可情報nをクライアント41に送信する。そして、許可の場合、帯域予約項目設定部60は、サービスマッピング部61により帯域予約パラメータに対応した項目の値の設定を行い、帯域予約実行部62が、帯域予約実行として帯域「5Mbps」をユーザ名「Kurose」の通信に割り当てる。
以上のようにして、第5の実施の形態では、RSVP対応のルータ50が帯域予約のサービス要求を受け付けた場合に、その要求を許可するかどうかの判断はポリシサーバ80が帯域予約判断ポリシテーブル89を基に静的に行い、アドミッション制御の際に受け取った情報と動的ネットワーク情報テーブル82の内容が反映された経路情報テーブル83とを基にサービス要求に対応していない経路上のルータ70を動的に決定してそのルータにサービスを割り当てることができ、RSVP対応のルータおよびRSVP非対応のルータが混在し、かつ動的に変化するネットワーク環境においても、RSVP非対応のネットワーク資源を有効に活用することができる。
最後に、第6の実施の形態について説明する。この第6の実施の形態にて使用される各装置において、RSVP対応のルータ50およびRSVP非対応のルータ70はそれぞれ第3の実施の形態のものと同じであるので、ここではポリシサーバ80のみを示す。
図18は第6の実施の形態におけるポリシサーバの構成例を示すブロック図である。
ポリシサーバ80は、図18に示したように、SNMP受信部81と、動的ネットワーク情報テーブル82と、経路情報テーブル83と、設定装置決定部84と、サービスマッピングテーブル85と、サービスマッピング部86と、装置設定部87と、SNMP送信部88と、帯域予約判断ポリシテーブル89と、COPS受信部90と、帯域予約許可判断部91と、COPS送信部92とから構成されている。SNMP受信部81はRSVP対応のルータ50からネットワーク情報kおよびRSVP非対応のルータ70からネットワーク情報mを受け、SNMP送信部88はRSVP非対応のルータ70に対して設定情報hを送信する。COPS受信部90はRSVP対応のルータ50からのアドミッション要求データfを受け、COPS送信部92はRSVP対応のルータ50に対してアドミッション結果情報gを送信する。
次に、図18、図12および図13に示したネットワーク構成装置の動作について説明する。
前提の動作として、RSVP対応のルータ50は、自身の設定内容や負荷状態などのネットワーク情報kをSNMP送信部63を用いて定期的にポリシサーバ80へ送信する。RSVP非対応のルータ70も、自身の設定内容や負荷状態などのネットワーク情報mをSNMP送信部79を用いて定期的にポリシサーバ80へ送信する。ポリシサーバ80は、それらのネットワーク情報k,mをSNMP受信部81で受け、その内容を動的ネットワーク情報テーブル82に格納しておく。また、動的ネットワーク情報テーブル82は、経路情報テーブル83のデータとして用いられ、帯域予約許可判断部91における許可判断のデータとしても用いられる。
まず、サーバ42からRSVPプロトコルのPathメッセージaがRSVP非対応のルータ70に対して送信される。RSVP非対応のルータ70は、RSVPプロトコルのPathメッセージaに対して処理をせずに、Pathメッセージ送信部72によりRSVPプロトコルのPathメッセージbをRSVP対応のルータ50へ送信する。
RSVP対応のルータ50は、Pathメッセージ受信部51で受信したRSVPプロトコルのPathメッセージbからRSVPプロトコルのPathメッセージが経由してきた装置の経路を経路記憶部52に記憶した後、Pathメッセージ送信部53によりクライアント41に対してRSVPプロトコルのPathメッセージcを送信する。
クライアント41は、帯域予約サービスを受けるために、RSVPプロトコルのResvメッセージdをRSVP対応のルータ50に送信する。ここで、帯域予約要求の例として、ユーザ名「Kurose」で、帯域は「5Mbps」とする。
RSVP対応のルータ50は、Resvメッセージ受信部54にてRSVPプロトコルのResvメッセージdを受け取ると、そのデータはアドミッション要求部55に渡される。アドミッション要求部55は、帯域予約の許可・不許可を要求するアドミッション要求データfをCOPS送信部59に渡して、ポリシサーバ80に送信する。
ポリシサーバ80は、アドミッション要求データfをCOPS受信部90で受けて、帯域予約許可判断部91に通知する。帯域予約許可判断部91は、あらかじめ与えられた帯域予約判断ポリシテーブル89と動的ネットワーク情報テーブル82とに基づいて帯域予約許可の判断を行う。ここで、帯域予約判断ポリシテーブル89が図6で示した帯域予約判断ポリシテーブルと同じであるとすれば、帯域予約判断ポリシの制限を超えていないことが分かり、動的ネットワーク情報テーブル82が図14に示した動的ネットワーク情報テーブルと同じであるとすれば、クライアント41とサーバ42との間の経路区間に輻輳がないことが分かり、これらの判断から帯域予約許可判断部91は、帯域予約を許可する決定を行うことになる。この帯域予約の許可はCOPS送信部92によりアドミッション結果情報gとしてRSVP対応のルータ50へ送信される。また、許可の場合は、許可内容が設定装置決定部84とサービスマッピング部85とに通知される。設定装置決定部84は、通知された許可内容と経路情報テーブル83とからRSVP非対応のルータ70の位置を決定する。このとき、動的ネットワーク情報テーブルが反映された経路情報テーブルを用いるので元々持っている経路情報テーブルが現在の経路情報テーブルにそぐわないといった動的なネットワーク経路変更などや装置の故障などに対応することができる。この場合、経路情報テーブル83が図7に示した経路情報テーブルとすると、ルータ50(装置B)の次はルータ70(装置C)であり、その装置間に輻輳がないので、RSVP非対応のルータ70が決定される。RSVP非対応のルータ70の決定情報は、サービスマッピング部86に渡されて、サービスマッピングテーブル85と帯域予約許可判断部91から得た帯域予約の情報とからRSVP非対応のルータ70に設定すべき値が決定される。サービスマッピングテーブル85が図8に示したサービスマッピングテーブルだとすると、装置設定部87は、COPS受信部90で受信したRSVP対応のルータ50における帯域予約情報が、ユーザ名「Kurose」、帯域予約「5Mbps」ということから、ユーザ名「Kurose」に優先度「3」を割り当てる設定をする。この設定情報hは、SNMP送信部88にてRSVP非対応のルータ70へ送信される。
RSVP非対応のルータ70は、SNMP受信部75にて設定情報hを受け取り、帯域予約項目設定部76にて帯域予約項目の設定を行う。このとき、サービスマッピング部77が優先度割り当て「3」に対応する帯域予約項目を決定し、その決定に従って、帯域予約実行部78が帯域予約を行う。
RSVP対応のルータ50は、アドミッション結果情報gをCOPS受信部57により受け取る。ここでは、アドミッション結果情報gは許可であるので、そのデータは帯域予約判断部58に通知され、また、帯域予約判断部58は、RSVPプロトコルのResvメッセージiをResvメッセージ送信部56によりRSVP非対応のルータ70に送信する。帯域予約判断部58は、通知されたアドミッション結果情報gが不許可であれば、その不許可情報nをクライアント41に送信する。そして、許可の場合、帯域予約項目設定部60は、サービスマッピング61により帯域予約パラメータに対応した項目の値の設定を行い、帯域予約実行部62が、帯域予約実行として帯域「5Mbps」をユーザ名「Kurose」の通信に割り当てる。
RSVP非対応のルータ70は、Resvメッセージ受信部73によりRSVPプロトコルのResvメッセージiを受信するが、処理できないので、Resvメッセージ送信部74によりそのままサーバ42にRSVPプロトコルのResvメッセージjとして送信する。
以上のようにして、第6の実施の形態では、RSVP対応のルータ50が帯域予約のサービス要求を受け付けた場合に、その要求を許可するかどうかの判断はポリシサーバ80が帯域予約判断ポリシテーブル89および動的ネットワーク情報テーブル82を基に動的に行い、アドミッション制御の際に受け取った情報と動的ネットワーク情報テーブル82の内容が反映された経路情報テーブル83とを基にサービス要求に対応していない経路上のルータ70を動的に決定してそのルータにサービスを割り当てることができ、RSVP対応のルータおよびRSVP非対応のルータが混在し、かつ動的に変化するネットワーク環境においても、RSVP非対応のネットワーク資源を有効に活用することができる。
また、上記のポリシサーバ80を構成するコンピュータが有すべき機能の処理内容は、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムに記述させておくことができる。このプログラムをコンピュータで実行することにより、上記の各処理がコンピュータで実現できる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記録装置や半導体メモリなどがある。市場に流通させる場合には、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)やフロッピーディスクなどの可搬型記録媒体にプログラムを格納して流通させたり、ネットワークを介して接続されたコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを通じて他のコンピュータに転送することもできる。コンピュータで実行する際には、コンピュータ内のハードディスク装置などにプログラムを格納しておき、メインメモリにロードして実行する。
上記については単に本発明の原理を示すものである。さらに、多数の変形、変更が当業者にとって可能であり、本発明は上記に示し、説明した正確な構成および応用例に限定されるものではなく、対応するすべての変形例および均等物は、添付の請求項およびその均等物による本発明の範囲とみなされる。
Claims (10)
- ネットワークサービス要求を受け付けて要求されたネットワークサービスを提供することができるサービス要求対応装置からネットワークサービス提供状態情報を知って、外部装置からネットワークサービス設定が可能であって設定されたネットワークサービスを提供することができるサービス要求非対応装置に対してネットワークサービス設定を行うサービス割り当て装置において、
前記サービス要求対応装置のネットワークサービス提供状態情報を収集するネットワーク情報収集手段と、
前記ネットワーク情報収集手段が収集したネットワークサービス提供状態情報を基に前記サービス要求対応装置が提供しているネットワークサービスを提供することができないサービス要求非対応装置を決定する設定装置決定手段と、
前記ネットワーク情報収集手段が収集したネットワークサービス提供状態情報と前記設定装置決定手段が決定したサービス要求非対応装置の情報とを基に前記サービス要求非対応装置に設定すべきサービスの決定を行うサービスマッピング手段と、
前記サービス要求非対応装置に前記サービスマッピング手段で決定されたサービスを設定するサービス設定手段と、
を備えていることを特徴とするサービス割り当て装置。 - 前記設定装置決定手段は、ネットワーク情報があらかじめ与えられた経路情報テーブルと、前記ネットワーク情報収集手段がネットワークサービス提供状態情報を収集した前記サービス要求対応装置のネットワーク情報を基に前記経路情報テーブルを参照して前記サービス要求非対応装置を決定する設定装置決定機能とを有することを特徴とする請求項1記載のサービス割り当て装置。
- 前記設定装置決定手段は、前記ネットワーク情報収集手段が前記サービス要求対応装置およびサービス要求非対応装置から定期的に収集したネットワーク情報を格納するとともに前記ネットワーク情報を前記経路情報テーブルに反映させる動的ネットワーク情報テーブルを有することを特徴とする請求項2記載のサービス割り当て装置。
- 前記サービス要求対応装置から前記サービス要求対応装置が受け付けたネットワークサービス要求に対してネットワークサービスを提供するかどうかの許可判断の問い合わせを受けて、ネットワークサービス提供の許可判断を下し、判断結果を前記サービス要求対応装置に通知するとともに許可情報を前記サービス要求対応装置のネットワークサービス提供状態情報として前記設定装置決定機能および前記サービスマッピング手段に通知するネットワークサービス提供許可判断手段を備えていることを特徴とする請求項2記載のサービス割り当て装置。
- 前記ネットワークサービス提供許可判断手段は、ネットワークサービス要求に対する許可のルールをあらかじめ規定したポリシテーブルと、前記サービス要求対応装置からの問い合わせに対し前記ポリシテーブルを参照してネットワークサービス提供を許可するかどうかを判断する許可判断機能とを有していることを特徴とする請求項4記載のサービス割り当て装置。
- 前記設定装置決定手段は、前記ネットワーク情報収集手段が前記サービス要求対応装置およびサービス要求非対応装置から定期的に収集したネットワーク情報を格納するとともに前記ネットワーク情報を前記経路情報テーブルに反映させる動的ネットワーク情報テーブルを有することを特徴とする請求項4記載のサービス割り当て装置。
- 前記設定装置決定手段は、前記ネットワーク情報収集手段が前記サービス要求対応装置およびサービス要求非対応装置から定期的に収集したネットワーク情報を格納するとともに前記ネットワーク情報をネットワークサービス提供の許可判断用のデータとして前記許可判断機能に通知する動的ネットワーク情報テーブルを有することを特徴とする請求項5記載のサービス割り当て装置。
- 前記設定装置決定手段は、前記ネットワーク情報収集手段が前記サービス要求対応装置およびサービス要求非対応装置から定期的に収集したネットワーク情報を格納し、前記ネットワーク情報を前記経路情報テーブルに反映させるとともに前記ネットワーク情報をネットワークサービス提供の許可判断用のデータとして前記許可判断機能に通知する動的ネットワーク情報テーブルを有することを特徴とする請求項5記載のサービス割り当て装置。
- サービス要求対応装置が提供可能なネットワークサービスを提供することができない、前記サービス要求対応装置と同じ通信経路上にあるサービス非対応装置に、前記サービス要求対応装置が受け付けたネットワークサービス要求に相応のサービスの割り当てを行うサービス割り当て方法において、
前記サービス要求対応装置のネットワークサービス提供状態情報を取得してネットワークサービス提供状態を把握し、
前記ネットワークサービス提供状態情報を得た前記サービス要求対応装置のネットワーク情報とあらかじめ与えられた経路情報とからサービスの割り当てを行うべきサービス要求非対応装置を発見し、
前記ネットワークサービス提供状態情報と前記設定装置決定手段が決定したサービス要求非対応装置の情報とから前記サービス要求非対応装置に設定可能なサービスにパラメータ変換を行い、
パラメータ変換されたサービスを前記サービス要求非対応装置に設定する、
ことからなることを特徴とするサービス割り当て方法。 - サービス割り当てプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、サービス要求対応装置のネットワークサービス提供状態情報を収集するとともに前記サービス要求対応装置およびサービス要求非対応装置から定期的にネットワーク情報を収集するネットワーク情報収集手段と、前記ネットワークサービス提供状態情報および/またはネットワーク情報を基に前記サービス要求対応装置が提供しているネットワークサービスを提供することができないサービス要求非対応装置を決定する設定装置決定手段と、前記ネットワークサービス提供状態情報と前記設定装置決定手段が決定したサービス要求非対応装置の情報とを基に前記サービス要求非対応装置に設定すべきサービスの決定を行うサービスマッピング手段と、前記サービス要求非対応装置に前記サービスマッピング手段で決定されたサービスを設定するサービス設定手段と、前記サービス要求対応装置から前記サービス要求対応装置が受け付けたネットワークサービス要求に対してネットワークサービスを提供するかどうかの許可判断の問い合わせを受けて、ネットワークサービス提供の許可判断を下し、判断結果を前記サービス要求対応装置に通知するとともに許可情報を前記サービス要求対応装置のネットワークサービス提供状態情報として前記設定装置決定機能に通知するネットワークサービス提供許可判断手段とを有するプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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