JPH1168623A - 海中及び海上情報通信システム - Google Patents

海中及び海上情報通信システム

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JPH1168623A
JPH1168623A JP22902897A JP22902897A JPH1168623A JP H1168623 A JPH1168623 A JP H1168623A JP 22902897 A JP22902897 A JP 22902897A JP 22902897 A JP22902897 A JP 22902897A JP H1168623 A JPH1168623 A JP H1168623A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 海底ケーブルに海中船舶や海上船舶の通信用
端末装置と接続して通信を行う海中及び海上情報通信シ
ステムに関し、高信頼性の大容量高速通信を可能とす
る。 【解決手段】 陸上の交換網2等と接続された海底ケー
ブル1A,1B,1Cを含むネットワークの海底ケーブ
ル1A,1B,1Cに、海底型,海中型,海上型等のコ
ネクタボックス5を設け、このコネクタボックス5に海
中を航行する海中船舶4又は海上を航行する海上船舶3
のコネクタを接続し、海中船舶4又は海上船舶3の通信
用の端末装置をネットワークに接続して、陸上拠点6と
の間或いは船舶間の通信を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、海上を航行する漁
船,客船等の海上船舶や海中を航行する観測船や潜水艦
等の海中船舶をネットワークに接続して情報通信を行う
海中及び海上情報通信システムに関する。海上を航行す
る一般の船舶は、陸上との間の通信或いは船舶間の通信
は無線で行うシステムが採用されている。又深海観測船
や潜水艦等の海中を航行する海中船舶は、浮上した状態
では一般の船舶と同様に無線通信により陸上との間或い
は船舶間の通信が可能となる。しかし、海中航行中は無
線通信は不可能の状態となる。又無線通信は電波の伝搬
状態によって通信品質が左右されるものであり、安定な
通信が要望されている。
【0002】
【従来の技術】海上を航行する漁船,貨物船,油送船,
客船等の海上船舶、及び海中を航行する潜水艦,深海観
測船,潜水航行貨物船等の海中船舶は、無線通信装置を
搭載しており、海上船舶又は浮上中の海中船舶は、その
無線通信装置を用いて陸上との間或いは船舶間の通信を
行うものである。この無線通信は陸上に於ける通信と同
様に、通信衛星を利用して地球上の任意の地点間で行う
こともできる。又深海観測船等は海上を航行する母船と
共に行動するものであり、この深海観測船と母船との間
は、深海観測船が母船を離れて海中航行中、ケーブルで
接続して通信を行う構成が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】海上船舶又は浮上中の
海中船舶は、航行中も陸上との間又は船舶間で無線通信
が可能である。しかし、無線通信は、電波の伝搬状態が
必ずしも一定ではなく、航行中に変動するものであるか
ら、安定な通信を保証することは容易でない。従って、
誤り検出,訂正符号を生成して送信データに付加して送
信し、受信側では例えば1ビット誤りを自動訂正し、2
ビット以上の誤りを検出して再送要求を行う等の対策が
とられている。又通信速度の高速化が要求されるに伴っ
て通信周波数帯域の高周波化並びに広帯域化が図られて
いるが、有限の周波数資源を有効利用する為に、国際的
な周波数割当てが行われている。従って、通信速度の高
速化並びに安定性を得ることは容易でない。
【0004】又無線通信は、第三者によって自由に傍受
される問題がある。その為に暗号化通信が適用されて、
傍受されても内容が理解できないようにしているが、暗
号は解読される危険性を含むものであるから、高信頼性
を得ることは困難である。なお、音波或いは超音波を用
いた海中の通信手段も考えられるが、無線通信と同様に
第三者によって傍受される問題がある。本発明は、海中
船舶又は海上船舶と陸上との間又は船舶間を、海底ケー
ブルをネットワークの一部として利用して、高速大容量
通信並びに高信頼性通信を可能とすることを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の海中及び海上情
報通信システムは、(1)海底ケーブル1A,1B,1
Cを含むネットワークを用いた通信システムに於いて、
海中を航行する海中船舶4又は海上を航行する海上船舶
3の通信用の端末装置と接続したコネクタと、前記ネッ
トワークを構成する海底ケーブル1A,1B,1Cに直
接又は分岐ケーブルを介して海底又は海中又は海上に設
けたコネクタボックス5とを接続し、前記通信用の端末
装置と前記ネットワークとをコネクタボックス5を介し
て接続する構成を備えている。従って、海中船舶4又は
海上船舶3間或いは陸上拠点6との間を海底ケーブルを
介して接続して安定な通信が可能となる。この海底ケー
ブルを光ファイバにより構成することにより、高速大容
量通信も容易となる。
【0006】又(2)コネクタボックス5は、海底ケー
ブル1A,1B,1Cと分岐ケーブルを介して接続して
移動可能に設け、且つ海中船舶又は海上船舶からの呼出
信号を検出する呼出検出部と、この呼出検出部による呼
出信号の検出に対応して移動する為のスクリュー及びこ
のスクリューの駆動部とを有することができる。例え
ば、海底に待機していて、呼出信号の検出によって海中
又は海上に浮上する構成とすることができる。
【0007】又(3)コネクタボックス5は、地震,津
波,海水温度,通過船舶,魚群等の海洋情報を検出する
単一種類又は複数種類の観測センサと、この観測センサ
による観測データを海底ケーブル1A,1B,1Cを介
して送信する送信部とを備えることができる。従って、
コネクタボックス5を介して海中船舶4又は海上船舶3
のコネクタを接続して情報通信システムを構成すると共
に、リアルタイムで観測データを収集できる観測システ
ムを構成することができる。
【0008】又(4)海中船舶又は海上船舶のコネクタ
及びコネクタボックス5を構成するコンセント部及びレ
セプタクル部の内部のガス圧力を海水圧力より大きくな
るように保持すると共に、コンセント部とレセプタクル
部との間の接続部分の侵入海水をガス圧力で排出する為
の圧縮ガスボンベを、コンセント部及びレセプタクル部
に設けて、防水構造とすることができる。
【0009】又(5)コネクタボックス5は、本体を海
底に固定又は海中に係留し、且つ海底ケーブル1A,1
B,1Cにそれぞれ延長ケーブルで接続された複数のコ
ンセント部を備え、このコンセント部は、海中船舶又は
海上船舶からの呼出信号に対応して、海中船舶又は海上
船舶のレセプタクル部に移動して接合させる駆動制御部
を備えることができる。
【0010】又(6)海底ケーブルの中継器に於いて分
岐してコネクタボックス5を接続することができる。即
ち、中継器は増幅器等を含むものであるから、分岐が容
易となる。
【0011】又(7)接続点から複数の海底ケーブルを
分岐して延長した海底ケーブル1Cの先端にコネクタボ
ックス5を接続し、このコネクタボックス5に海底ケー
ブル1Cの終端部を設け、この終端部を海中船舶又は海
上船舶のコネクタを接続した時に切り離して、海底ケー
ブル1Cと海中船舶又は海上船舶の通信用の端末装置と
接続する構成を設けることができる。
【0012】又(8)海底ケーブル1Aと、この海底ケ
ーブル1Aに接続した複数のコネクタボックス5とによ
りリング型の伝送路を構成し、コネクタボックス5は、
海中船舶又は海上船舶の前記コネクタを接続しない時に
はスルー状態とし、コネクタを接続した時は、海中船舶
又は海上船舶の通信用の端末装置を、リング型の伝送路
に接続する切替接続部を備えることができる。
【0013】又(9)海底ケーブル1Aとコネクタボッ
クス5とを含むリング型の伝送路に、コネクタボックス
5を介して接続した海中船舶又は海上船舶の通信用の端
末装置は、リング型の伝送路の空き,データ送信,デー
タ受信に対する返送を示すアクセス制御フィールドを監
視し、このアクセス制御フィールドが空きを示す時にア
クセス制御フィールドをデータ送信に更新してデータを
送信し、このデータの受信側ではアクセス制御フィール
ドを返送に更新し、データ送信終了によりアクセス制御
フィールドを空きに更新する送受信制御部を備えること
ができる。
【0014】又(10)通信用の端末装置の送受信制御
部は、送信データと受信データとを照合して照合一致の
時に自端末装置の送信データの周回と判定してこのデー
タを廃棄し、且つアクセス制御フィールドを空きに更新
する構成を備えることができる。
【0015】又(11)通信用の端末装置は、ATMセ
ルによる送受信機能を備え、且つ連続送信できるATM
セル数をクレジットとしてメディア毎に設定し、メディ
ア毎のクレジットを消化した時に、アクセス制御フィー
ルドを空きに更新する構成を備えることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態の通信
システムの概要説明図であり、1A,1B,1Cは海底
ケーブル、2は陸上の交換網、3は海上を航行する漁
船,貨物船,油送船,客船等の海上船舶、4は海中を航
行する潜水艦,深海観測船,潜水航行貨物船等の海中船
舶、5はコネクタボックス、6は陸上拠点を示し、陸上
の交換網2と海底ケーブル1A,1B,1Cとを接続
し、この海底ケーブル1A,1B,1Cにコネクタボッ
クス5を接続し、このコネクタボックス5に海中船舶4
又は海上船舶3のコネクタを接続し、海中船舶4又は海
上船舶3の電話機,ファクシミリ装置,データ処理装置
等の通信用の端末装置を用いて、例えば、陸上拠点6と
の間、或いは海中船舶4又は海上船舶3間の通信を行う
ものである。
【0017】海底ケーブル1A,1B,1Cは、例え
ば、光ファイバを用いた光海底ケーブルとすることがで
きる。又海底ケーブル1A,1B,1Cは、海岸線に沿
った領海内に敷設することも可能である。なお、深海に
敷設した海底ケーブルと海中船舶4又は海上船舶3との
接続構成は可能ではあるが、実現することは水圧や分岐
ケーブルの長さ等により容易ではない、又光信号により
通信する場合、標準化されたSDH(Synchronous D
igital Hierarchy)を適用することができる。このS
DHの基本となるSTM−1(SynchronousTransfer
Module Level−1)は155Mbpsの伝送速度であ
る。従って、コネクタボックス5に接続した海中船舶4
又は海上船舶3の通信用の端末装置は、高速且つ大容量
通信を安定に行うことが可能となり、且つ傍受される危
険性も少ないものとなる。
【0018】図2は本発明の実施の形態の双方向非対称
通信形態の説明図であり、図1に於ける海底ケーブル1
B,1Cにより構成される部分を示し、マスター局に接
続された海底ケーブル1Bには、この海底ケーブル1B
に沿って複数のコネクタボックス5が接続され、それぞ
れのコネクタボックス5に海中船舶又は海上船舶の通信
用の端末装置がスレーブ局として接続され、又接続点か
ら分岐して延長した海底ケーブル1Cの先端のコネクタ
ボックス5に海中船舶又は海上船舶の通信用の端末装置
がスレーブ局として接続された状態を示す。
【0019】この場合、一点鎖線の経路によりデータの
送受信が行われ、分岐をパッシブ光ネットワーク構成で
行うことにより、海底ケーブル1Bに接続されたコネク
タボックス5を介したスレーブ局はマスター局へ送信す
る機能を有するが、他のスレーブ局へは送信できない構
成となる。
【0020】図3は本発明の実施の形態の双方向対称通
信形態の説明図であり、図1に於ける海底ケーブル1A
により構成される部分を示し、海底ケーブル1Aとコネ
クタボックス5とによりリング型の伝送路を構成してい
る。従って、マスター局を含めて各スレーブ局は、一点
鎖線で示すように、任意の局間で送受信することができ
る。
【0021】図4は本発明の実施の形態の双方向非対称
通信形態の通信システムの説明図であり、11は海底ケ
ーブル、12は中継器(REP)、13,14は光増幅
器、15Aはブイ型のコネクタボックス、15Bは海中
型のコネクタボックス、15Cは海底型のコネクタボッ
クス、16は光カプラ、17はマスター局、18は海上
船舶のスレーブ局、19は海中船舶のスレーブ局、20
は海上センサーのスレーブ局、21は光ネットワーク終
端装置(ONT)、22は監視及び制御用の端末装置、
23,24は通信用の端末装置、25は単一或いは複数
種類の海洋情報を検出するセンサーを示す。
【0022】海底ケーブル11は、図1及び図2の海底
ケーブル1Bに相当し、光ファイバにより構成され、コ
ネクタボックス15A,15B,15Cは、光カプラ1
6により分岐された光信号を伝送する分岐光ケーブルを
介して接続されている。又光増幅器13,14は例えば
希土類ドープ光ファイバ増幅器により構成され、光信号
を直接的に増幅する構成を用いることができる。
【0023】マスター局17は、各スレーブ局に指令等
を送出する局に相当し、例えば、図1に於ける陸上拠点
6とすることができる。或いは、図示のように、海底ケ
ーブル11に直接的に接続した局或いは図示を省略した
コネクタボックスに接続した海中船舶又は海上船舶とす
ることができる。
【0024】又海上を航行する海上船舶の端末装置23
によるスレーブ局18は、停船状態としてブイ型のコネ
クタボックス15Aと接続し、このコネクタボックス1
5Aと中継器12と海底ケーブル11とを介してマスタ
ー局17と接続することができる。又海中を航行する海
中船舶のスレーブ局19は、停船状態としてブイ型のコ
ネクタボックス15又は海底型のコネクタボックス15
C或いは図示のように海中型のコネクタボックス15B
と接続し、このコネクタボックスと海底ケーブル11と
を介してマスター局17と接続することができる。
【0025】又海上センサーのスレーブ局20は、例え
ば、波浪センサー,津波センサー,海水温度センサー,
魚群探知機,通過船舶探知機等の単一種類或いは複数種
類のセンサー25を備え、海底型のコネクタボックス1
5Cを介してマスター局17と接続され、マスター局1
7の端末装置22にリアルタイムで各種データを伝送す
ることができる。このスレーブ局20を海底型のコネク
タボックス15Cに直接的に設け、地震センサー等を含
む海底型のスレーブ局を構成することも可能である。
【0026】図5は本発明の実施の形態のデータ送受信
動作の概要説明図であり、図4と同一符号は同一部分を
示し、ATM(Asynchronous Transfer Mode )方式
を適用し、伝送データをセル化して伝送する場合を示
す。即ち、ATMセルは、5バイトのヘッダと48バイ
トのペイロードとからなる53バイト構成であり、ヘッ
ダにはVPI(仮想パス識別子)とVCI(仮想チャネ
ル識別子)とを含み、送信相手先を指定することができ
るもので、例えば、スレーブ局18をA、スレーブ局2
0をBとした場合を示す。
【0027】又31,41はセル多重化部、32,42
はセル分離部、33,43はインタフェース部、34,
44は電光変換部(E/O)、35,45は光電変換部
(O/E)、36,37,46は光増幅器、40は電源
部(PWR)を示す。この電源部40からスレーブ局1
8,20内の各部に動作電力を供給する。
【0028】又マスター局17の端末装置22からヘッ
ダのVPI/VCIをA,B,CとしたATMセルによ
りデータを送出すると、セル多重化部31,インタフェ
ース部33,電光変換部34,光増幅器36を介して海
底ケーブル11に光信号として送出される。中継器12
では光増幅器13により増幅し、光カプラ16により分
波して次の中継器12方向へ海底ケーブル11を介して
送出すると共に、ブイ型のコネクタボックス15Aに分
岐光ケーブルを介して送出する。
【0029】このコネクタボックス15Aに接続した海
上船舶のスレーブ局18は、光電変換部45により電気
信号に変換し、インタフェース部43及びセル分離部4
2を介して端末装置23に転送する。端末装置23は、
自スレーブ局18宛のVPI/VCI=AのATMセル
を取込み、他のATMセルは自スレーブ局18宛ではな
いから廃棄する。このような処理はインタフェース部4
3に於いて行わせる構成とすることも可能である。
【0030】同様に、海底型のコネクタボックス15C
に接続したスレーブ局20に於いては、VPI/VCI
=Bの自スレーブ局宛のATMセルを取込み、他のAT
Mセルは廃棄する。従って、マスター局17から任意の
スレーブ局に対してデータを送信することができる。又
一斉同報用のVPI/VCIを用いることにより、マス
ター局17から各スレーブ局に対して同一のデータを同
時に送信することも可能となり、又グループ用のVPI
/VCIを用いることにより、或るグループのスレーブ
局に対して同時に同一のデータを送信することもでき
る。
【0031】又スレーブ局からマスター局17へのデー
タ送信は、ポーリング方式により行うものであり、マス
ター局17からヘッダのVPI/VCIにより順次スレ
ーブ局を指定してデータ要求のATMセルを送出し、指
定されたスレーブ局は送信するデータが存在する場合
に、そのデータを送信する。例えば、スレーブ局18が
指定されると、端末装置23からセル多重化部41とイ
ンタフェース部43とを介してマスター局17宛のAT
Mセルを送出すると、電光変換部44により光信号に変
換され、光増幅器46により増幅されて、コネクタボッ
クス15Aと中継器12の光カプラ16と光増幅器14
と海底ケーブル11とを介してマスター局17に送信さ
れ、マスター局17の光増幅器17により増幅され、光
電変換部35により電気信号に変換され、インタフェー
ス部33とセル分離部32とを介して端末装置22に転
送される。即ち、スレーブ局18からのデータを受信す
ることができる。
【0032】図6は本発明の実施の形態の中継器及びコ
ネクタボックスの説明図であり、海底ケーブル11に接
続された中継器12と、この中継器12に接続され且つ
移動可能のコネクタボックス15とを示す。同図に於い
て、51,52は半導体レーザ、53,55,56は光
カプラ、54は半導体レーザ駆動回路、57,58は光
増幅器を構成する為の希土類ドープ光ファイバ、59,
60,61は図4及び図5に於ける光カプラ16を構成
する光カプラ、62は電源回路、63は分岐ケーブル、
71は防水型のコネクタやレセプタクル構成の接続部、
72は切替スイッチ、73は減衰パッド、74は呼出信
号を検出するセンサー、75は呼出信号受信部、76は
制御部、77は駆動部、78はスクリューを示す。
【0033】中継器12の半導体レーザ51,52は現
用,予備の二重化構成の励起光発生用の光源であり、海
底ケーブル11を介して供給される電力を電源回路62
により分岐して半導体レーザ駆動回路54に供給し、半
導体レーザ駆動回路54は、現用側の半導体レーザに動
作電力を供給して励起光を発生させ、その励起光と光信
号とを光カプラ55,56を介して希土類ドープ光ファ
イバ57,58に入力して光信号を増幅するものであ
る。
【0034】又希土類ドープ光ファイバ57により増幅
された光信号は、光カプラ59を介して海底ケーブルに
送出されると共に、光カプラ61を介してコネクタボッ
クス15に送出される。又コネクタボックス15からの
光信号は光カプラ61,60,56を介して希土類ドー
プ光ファイバ58に入力されて増幅される。
【0035】コネクタボックス15は、光ファイバと電
線とを含む分岐ケーブル63によって中継器12と接続
され、常時は海底或いは中継器12に固定されており、
センサー74により海中を伝搬する音波や超音波等によ
る呼出信号を検出し、呼出信号受信部75により識別し
て制御部76に通知することにより、制御部76はモー
タ等の駆動部77を制御し、この駆動部77によりスク
リュー78を回転して、呼出信号の送信側の海上或いは
海中に移動する。
【0036】又切替スイッチ72は、光スイッチであ
り、既に知られている電気的に切替えを行う各種の構成
を適用できるもので、常時は点線位置に切替えられて、
分岐ケーブル63の光ファイバを減衰パッド73により
終端している。そして、接続部71に海中船舶又は海上
船舶のコネクタを接続した時に、制御部76の制御によ
って実線位置に切替えられる。従って、コネクタボック
ス15に接続したスレーブ局は、図4及び図5に示すよ
うに、中継器12と海底ケーブル11とを介してマスタ
ー局と接続して通信を行うことができる。
【0037】図7は本発明の実施の形態の光ネットワー
ク終端装置の説明図であり、図4の光ネットワーク終端
装置(ONT)21の構成について、SDH(Synchro
nousDigital Hierarchy)方式によりデータの送受信
を行う場合を示す。同図に於いて、80は光ネットワー
ク終端装置、81はATM端末装置、82はSTM端末
装置、83は光カプラ、84,100は光電変換部(O
/E)、85,99は電光変換部(E/O)、86はデ
スクランブラ、87はスクランブラ(SCR)、88は
クロック抽出部、89はオーバーヘッド処理部、90は
制御部、91は多重化処理部、92はオーバーヘッド
(OH)を付加するフォーマット変換部、93はダミー
セル生成部、94はOAM(Operation Administrat
ion andMaintenance)セル生成部、95は分離部、9
6は多重化部、97はマッピング終端処理部、98はセ
ル抽出終端処理部、101はデセル化部、102はセル
化部、103はSTMフレーム生成部、104はSTM
フレーム終端部である。
【0038】ATM端末装置81は、光信号によるSD
Hフレームを処理するインタフェース部を有し、又ST
M端末装置82はSTMフレームを処理するインタフェ
ース部を有するものであり、ATM端末装置81から光
信号によるSDHフレームが光ネットワーク終端装置8
0の光電変換部100に入力されて電気信号に変換さ
れ、セル抽出終端処理部98に於いてATMセルが抽出
されて多重化部96に入力される。
【0039】又STM端末装置82からSTMフレーム
が光ネットワーク終端装置80のSTMフレーム終端部
104に入力され、セル化部102に於いてATMセル
化されて多重化部96に入力される。従って、多重化部
96はATMセルを多重化して、フォーマット変換部9
2に入力し、オーバーヘッドOHを付加する。又ダミー
セル生成部93からのダミーセル又はOAMセル生成部
94からのOAMセルを多重化処理部91に入力して、
SDHフォーマットのペイロードに多重化し、スクラン
ブラ87によりスクランブル処理を施し、電光変換部8
5により光信号に変換し、光カプラ83を介して送信す
る。
【0040】又受信した光信号は光カプラ83を介して
光電変換部84に入力して電気信号に変換し、デスクラ
ンブラ86に於いてデスクランブル処理を施し、クロッ
ク抽出部88に於いてクロックを抽出し、そのクロック
を各部に分配する。又オーバーヘッド処理部89に於い
てOAMセルの抽出、オーバーヘッドOHの抽出等を行
い、分離部95に於いてATMセルを分離し、そのヘッ
ダのVPI/VCIによりATM端末装置81宛か又は
STM端末装置82宛かを識別し、ATM端末装置81
宛の場合はマッピング終端処理部97に、又STM端末
装置82宛の場合はデセル化部101にそれぞれ転送す
る。
【0041】マッピング終端処理部97に於いては、S
DHフォーマットのペイロードにATMセルをマッピン
グし、電光変換部99に於いて光信号に変換してATM
端末装置81へ転送する。又デセル化部101に於いて
はATMセルのペイロードを抽出し、STMフレーム生
成部103に於いてSTMフレームを構成して、STM
端末装置82に転送する。
【0042】なお、ATM端末装置81が例えばATM
セル単位で処理する構成を有する場合は、分離部95に
於いて分離されたATM端末装置81宛のATMセルを
直接的に転送して受信処理し、又送信データをセル化し
たATMセルを多重化部96に入力して多重化する構成
とすることができる。
【0043】図8は本発明の実施の形態の双方向対称通
信形態の通信システムの説明図であり、図1及び図2に
示す海底ケーブル1Aに相当する海底ケーブル111を
有し、中継器(REP)112と、ブイ型,海中型,海
底型のコネクタボックス115A,115B,115C
とを含めてリング型のネットワークを構成した場合を示
す。又113,114は光増幅器、116A,116
B,116Cは分岐ケーブル、118は海上船舶、11
9は海中船舶、120は海上センサー、121はアクセ
スノード(AN)、123,124は端末装置、125
はセンサーを示す。
【0044】図9は本発明の実施の形態のデータ送受信
動作の概要説明図であり、図8と同一符号は同一部分を
示し、中継器とコネクタボックスとを簡略化の為に一体
的な構成として示している。又コネクタボックス115
A,115Bにはアクセスノード(AN)が接続されて
いるが、コネクタボックス115Cには接続されていな
い状態を示し、従って、コネクタボックス115Cはア
クセスノードを接続する端子間をスルー状態としリング
型の伝送路を構成している。
【0045】又アクセスノード121に於いても端末装
置が接続されない場合はスルー状態とするものであり、
端末装置123,124が接続された状態の場合は、端
末装置123,124へのATMセル及び端末装置12
3,124からのATMセルを矢印方向に転送すること
になり、前述のように、ヘッダのVPI/VCIによっ
て宛先を指定することによって、自端末装置宛のATM
セルを取り込むことができる。又このリング型の伝送路
に対して、図1に示すように、他の海底ケーブルや交換
網を接続することも勿論可能である。
【0046】図10は本発明の実施の形態のコネクタボ
ックス及び中継器の説明図であり、111は海底ケーブ
ル、112は中継器、115はコネクタボックス、11
6は分岐ケーブル、131,132は半導体レーザ、1
33,135は光カプラ、134は半導体レーザ駆動回
路、136は電源回路、137は希土類ドープ光ファイ
バ、141,142は切替スイッチ、143は制御部、
144は呼出信号を検出するセンサー、145は呼出信
号受信部、146は接続ケーブル、147は駆動部、1
48はスクリューを示す。
【0047】中継器112の半導体レーザ131,13
2は、図6に示す場合と同様に、現用,予備の二重化構
成の励起光発生用の光源であり、海底ケーブル111を
介して供給される電力を電源回路136により分岐して
半導体レーザ駆動回路54及び分岐ケーブル116を介
してコネクタボックス115に供給する。なお、希土類
ドープ光ファイバ137による光増幅器を海底ケーブル
111の入力側にのみ設けた場合を示すが、出力側に設
けることも可能である。
【0048】又コネクタボックス115は、光ファイバ
と電線とを含む分岐ケーブル116によって中継器11
2と接続され、常時は海底或いは中継器112に固定さ
れており、センサー144により海中を伝搬する音波や
超音波による呼出信号を検出し、呼出信号受信部145
により呼出信号を識別すると、制御部143によりモー
タ等の駆動部147を制御し、この駆動部147により
スクリュー148を回転して、海上或いは海中の所定範
囲内を移動する。
【0049】又切替スイッチ141,142は、制御部
143によって電気的に切替えを行う光スイッチであ
り、コネクタボックス115に接続ケーブル146を介
してアクセスノード121(図8及び図9参照)を接続
した場合は、図示の状態に切替える。又接続しない場合
は、点線位置に切替えることにより、コネクタボックス
115内をスルー状態とする。
【0050】図11は本発明の実施の形態のアクセスノ
ードの説明図であり、146は接続ケーブル、151は
多重/分離部、152はメディアアクセス制御部、15
3は端末インタフェース部、154はATM端末装置、
155はSTM端末装置である。
【0051】又161は光電変換部(O/E)、162
は電光変換部(E/O)、163はセル分離部、164
はセル多重部、165は制御部、166はアクセス権処
理部(ACFC)、167はメディア優先制御部、16
8はペイロード抽出部、169はヘッダ付与部、170
はメディア振分部、171〜176はメディア対応のカ
ウンタ、178はペイロード抽出部、179はヘッダ付
与部、180はメディア振分部、181はマッピング終
端処理部、182はセル抽出終端処理部、183は電光
変換部(E/O)、184は光電変換部(E/O)、1
85はデセル化部、186はセル化部、187はSTM
フレーム生成部、188はSTMフレーム終端部を示
す。
【0052】接続ケーブル146によって図10に示す
コネクタボックス115に接続するものであり、又AT
M端末装置154とSTM端末装置155とは、図7に
示すATM端末装置81とSTM端末装置82と同様の
構成を有するものである。又端末インタフェース部15
3の構成は、図7に於けるマッピング終端処理部97、
セル抽出終端処理部98、デセル化部101、セル化部
102、STMフレーム生成部103、STMフレーム
終端部104の構成と同様であり、前述のように、端末
インタフェース部153とATM端末装置154と間は
SDHフォーマットに従ってデータが転送され、又端末
インタフェース部153とSTM端末装置155との間
はSTMフォーマットに従ってデータが転送される。
【0053】又メディアアクセス制御部152のメディ
ア振分部170,180は、ATMセルのヘッダのVP
I/VCI等によって音声,画像,データ等のメディア
対応にATMセルを振分け、カウンタ171〜176に
よってカウントする。又メディア優先制御部167は、
音声データ等の優先度の高いデータを優先的に送信する
制御を行うと共に、カウンタ171〜176のカウント
内容により予めアクセスノード対応に定めた1回の送信
セル数に達したか否かを判定して送信制御を行うもので
ある。
【0054】又多重/分離部151は、セル分離部16
3とセル多重部164とアクセス権処理部166とを含
み、セル分離部163は、ATM端末装置154とST
M端末装置155と中継用とのATMセルを識別して分
離し、又セル多重部164は中継用のATMセルとAT
M端末装置154からのATMセルとSTM端末装置1
55からのATMセルとを多重化する。又アクセス権処
理部166は、リング型伝送路に於けるフロー制御を行
う為に1回の伝送処理に於ける送信可能ATMセル数を
予め設定し、ATMセルの送信状態等を後段のアクセス
ノードに通知する為のものである。
【0055】図12は本発明の実施の形態のリング型伝
送路の説明図であり、例えば、アクセスノードAN1〜
ANnを、海底ケーブル,分岐ケーブル,接続ケーブル
を含む伝送路190によりリング型に接続して通信ネッ
トワークを構成し、各アクセスノードAN1〜ANnに
対して、連続して送信可能のATMセル数をクレジット
として割当てる。このクレジットを消化したか否かは、
図11に於けるカウンタ171〜176のカウント内容
に判定する。
【0056】又リング型伝送路を介して伝送するATM
セルが隙間なく送受信される場合に、そのATMセルの
状態を表示するアクセス制御フィールドACFを設け
る。例えば、ユーザ・ネットワーク・インタフェース
(UNI)のATMセルの5バイト構成のヘッダは、4
ビットの一般的フロー制御GFCと、1バイトの仮想パ
ス識別子VPIと、2バイトの仮想チャネル識別子VC
Iと、3ビットのペイロードタイプPTと、1ビットの
セル損失優先表示CLPと、1バイトのヘッダ誤り制御
HECとを含むものである。
【0057】そこで、この実施の形態に於いては、ヘッ
ダの一般的フロー制御GFCを、アクセス制御フィール
ドACF(Access Control Field)として利用する
ものである。そして、例えば、“0001”は空きセ
ル、“0010”はセル送出、“0100”はセル返送
を示し、ATMセルのセル送出に対して受信側ではセル
返送としてATMセルを返送する。このアクセス制御フ
ィールドACFの更新制御等をアクセス権処理部166
(図11参照)に於いて行うものである。
【0058】又STM−1フレームは、270バイト×
9列の構成であり、そのセクションオーバーヘッドSO
HやパスオーバーヘッドPOHを除いてATMセルを多
重化できるペイロードは2340バイトとなる。又AT
Mセルは53バイト構成であるから、2340×800
0÷53≒353000個のATMセルを伝送すること
ができる。そこで、アクセスノードAN1〜ANnのn
=7とすると、各アクセスノードのクレジット数(AT
Mセル数)は約50000となる。
【0059】そこで、メディア対応に、例えば、音声=
10000、画像=30000、データ=10000の
クレジット数とする。そして、カウンタ171〜176
(図11参照)により送信ATMセルをカウントアップ
して、それぞれのクレジット数に達した時、或いは、ク
レジット数をプリセットして、送信ATMセルによりダ
ウンカウントしてカウント値が零となった時に、クレジ
ットを消化したと判定することができる。
【0060】前述のように、クレジットを消化したと判
定すると、メディア優先制御部167は、ATMセルの
送信制御を中止し、又アクセス権処理部166は、アク
セス制御フィールドACFを“0001”として空きセ
ルを表示する。この空きセルを識別したアクセスノード
は、自アクセスノードに送信データが存在する時に、ア
クセス制御フィールドACFを“0010”としてAT
Mセルを送出する。又このATMセルを受信したアクセ
スノードは、アクセス制御フィールドACFを“010
0”として返送セルとし、受信応答を送信側へ返送す
る。
【0061】図13は本発明の実施の形態のリング型伝
送路の動作説明図であり、各アクセスノードは、リング
型伝送路の前段のアクセスノードからセルを受信したか
否かを判定し(A1)、受信した場合は自局発データか
否かを判定し(A2)、自局発データの場合は、受信側
からアクセス制御フィールドACFを“0100”とし
て返送セルを表示しているから、このアクセス制御フィ
ールドACFを、空きセルを示す“0001”に更新す
る(A3)。
【0062】又自局発データでない場合は、自局宛デー
タか否かを判定し(A12)、自局宛データでない場合
は、受信したセルをリング型伝送路の後段のアクセスノ
ードに向けて送出する(A11)。又自局宛データの場
合は、そのデータを取込み(A13)、アクセス制御フ
ィールドACFを送信セルを示す“0010”から返送
セルを示す“0100”に更新し(A14)、リング型
伝送路を介して送信側へ送出する(A11)。
【0063】又自アクセスノードに於ける送信データの
有無を判定し(A4)、送信データがない場合は、前段
のアクセスノードからのセルを後段のアクセスノードへ
転送する。又送信データがある場合は、空きセルを検出
する(A5)。即ち、アクセス制御フィールドACFが
“0001”のセルを見つけて、送信メディア対応にカ
ウントする。例えば、音声データ,画像データ,一般デ
ータについてそれぞれカウンタ171〜176(図11
参照)によりカウントする(A6),(A7),(A
8)。
【0064】そして、カウント内容がクレジット消化の
状態か否かを判定し(A9)、消化の状態でない場合は
ステップ(A5)に移行し、消化の状態の場合は、アク
セス制御フィールドACFを空きセル“0001”から
送信セル“0010”に更新して(A10)、セルを送
出する(A11)。
【0065】従って、各アクセスノードAN1〜ANn
は、空きセルを検出して自アクセスノードからデータを
送信し、受信側が受信したことを返送セルによって確認
して空きセルとし、或いは受信側が受信できない場合の
巡回セルを検出して空きセルとすることにより、リング
型伝送路を有効に利用して、任意のアクセスノードAN
1〜ANn間でATMセルによるデータ伝送が可能とな
る。
【0066】図14は本発明の実施の形態のコネクタボ
ックスの制御部の説明図であり、201はセンサー、2
02〜206はバンドパスフィルタ、Sはセット端子、
Rはリセット端子、207,208は遅延回路(D
L)、209〜214はアンド回路、215〜220は
フリップフロップ、221はロック駆動部、222はス
クリュー駆動部、223は切替スイッチ等の駆動部であ
る。
【0067】図6のコネクタボックス15又は図10の
コネクタボックス115の制御部の要部を示すもので、
センサー201は海中を伝搬する呼出信号を検出する水
中マイクロホンの構成を有するものである。又呼出信号
として、例えば、音波或いは超音波の周波数faと周波
数f1,f2,f3との組合せ、及び周波数fbと周波
数f1,f2,f3との組合せを用いる場合を示し、バ
ンドパスフィルタ202〜206は、それぞれ周波数f
a,f1,f2,f3,fbを通過帯域とした構成を有
する。
【0068】又周波数fa又はfbの信号の次に周波数
f1,f2,f3の何れかの信号を送出して、ロック駆
動部221,スクリュー駆動部222,駆動部223の
オン,オフを制御するもので、遅延回路207,208
は、最初に送出する周波数fa,fbの信号を次の周波
数f1,f2,f3の信号と時間合わせをする為のもの
である。又フリップフロップ215,216,217
は、アンド回路209,210,211の出力信号がセ
ット端子Sに入力されてセットされ、フリップフロップ
218,219,220の出力信号がリセット端子Rに
入力されてリセットされる。
【0069】海底ケーブルの中継器等にロックされたコ
ネクタボックスを海中又は海上に移動させる為に、海中
船舶又は海上船舶から周波数faの信号の次に周波数f
1の信号を送出すると、センサー201により検出し、
バンドパスフィルタ202により周波数faの信号を抽
出し、次にバンドパスフィルタ203により周波数f1
の信号を抽出することになるから、アンド回路209の
出力信号が“1”となり、フリップフロップ215はセ
ットされる。このセット出力によってロック駆動部22
1はコネクタボックスのロックを解除する。
【0070】次に、海中船舶又は海上船舶から、周波数
faの信号の次に周波数f2の信号を送出するもので、
センサー201により検出し、バンドパスフィルタ20
2により周波数faの信号を抽出し、次にバンドパスフ
ィルタ204により周波数f2の信号を抽出することに
なるから、アンド回路210の出力信号が“1”とな
り、フリップフロップ216がセットされ、そのセット
出力によってスクリュー駆動部222が動作してスクリ
ューを駆動し、コネクタボックスを移動させ、例えば、
海面に浮上させる。
【0071】海中船舶又は海上船舶は、海底ケーブルに
よるネットワークに接続する為のコネクタボックスが海
中を移動し又は海面に浮上する最終位置を予め認識して
いるもので、コネクタボックスはその海面等の最終位置
に向かって移動するものである。そして、コネクタボッ
クスが最終位置に到達した時に自動的にスクリュー駆動
部222によるスクリューの駆動を停止させるか、又は
海中船舶又は海上船舶から、周波数fbの信号の次に周
波数f2の信号を送出することにより、アンド回路21
3の出力信号が“1”となり、フリップフロップ219
がセットされ、そのセット出力によってフリップフロッ
プ216がリセットされ、スクリュー駆動部222は動
作を停止させることができる。
【0072】又通信終了後にコネクタボックスを元の位
置に復帰させるように、スクリュー駆動部222を制御
する構成を付加することができる。即ち、スクリューを
逆転するように駆動し、元の位置に戻った時にロック駆
動部221によって、コネクタボックスを海底ケーブル
の中継器等に自動的に又は指令によってロックする構成
を適用することもできる。
【0073】又海中船舶又は海上船舶から周波数faの
信号の次に周波数f3の信号を送信し、バンドパスフィ
ルタ202,205により抽出した信号によってアンド
回路211の出力信号を“1”とし、フリップフロップ
217をセットして駆動部223により切替スイッチ等
を動作させて、コネクタボックス内の接続構成の切替え
を制御することができる。
【0074】図15は本発明の実施の形態のブイ型コネ
クタボックスの概要説明図であり、231は海底ケーブ
ル、232は中継器、233は分岐ケーブル、234は
コネクタボックス、235は海中船舶、236は海上船
舶、237は海底センサー、238は海中センサー、2
39は海上センサーの概要を示す。ブイ型のコネクタボ
ックス234は、図示を省略した鎖等によって海底に係
留され、中継器232に於いて分岐された分岐ケーブル
233によって接続されている。通常のブイと同様に波
浪に従ってコネクタボックス234は揺れるから、分岐
ケーブル233は余裕をもった長さに設定されている。
【0075】又コネクタボックス234は、単一又は複
数の防水型のコネクタを備え、海中船舶235又は海上
船舶236と接続ケーブルによって接続し、海中船舶2
35又は海上船舶236の通信用の端末装置を用いて陸
上拠点或いは他の船舶との間で通信を行うことができ
る。この場合、海上船舶の船上から伸縮可能の接続棒等
を利用して、コネクタボックス234のコネクタとの接
続を行うことも可能である。又海中船舶の場合は、船内
或いは船外から延ばした接続棒等を利用してコネクタボ
ックス234の底面等に設けたコネクタと接続する構成
とすることも可能である。
【0076】又海底センサー237は地震センサー等と
することができる。又海中センサー238は所定深度の
海流,海水温度,魚群,通過船舶等を検出するセンサー
とすることができる。又海上センサー239は波浪,津
波,魚群,通過船舶等を検出するセンサーとすることが
できる。従って、各センサーによる検出データを海底ケ
ーブル231を介してリアルタイムで観測センタに伝送
することができる。
【0077】図16は本発明の実施の形態の海底型コネ
クタボックスの概要説明図であり、コネクタボックスを
海底又は中継器に固定し、コンセント部を図14につい
て説明したように移動可能に構成した場合を示す。同図
に於いて、241は海底ケーブルの中継器、242は分
配結合器、243は光ファイバ、244は電源供給線、
245は防水コネクタ、246は接続ケーブル、247
は走行コンセント部、248はロック部、249はコネ
クタボックス本体を示す。
【0078】海底型のコネクタボックスは、海底に固定
或いは図示のように、海底ケーブルの中継器筐体に固定
されている。この海底型コネクタボックスにレセプタク
ルを形成して、海中船舶又は海上船舶と接続ケーブルで
接続されたコンセントを挿入する構成とすることも可能
であるが、この実施の形態は、海中船舶又は海上船舶か
らの呼出しに応じて、走行コンセント部247が海中船
舶又は海上船舶のレセプタクルに向かって走行して接続
する場合を示す。
【0079】又海底ケーブルを介して伝送された光信号
を中継器241に於いて光ファイバ243に分岐して分
配結合部242に転送し、又分配結合器242から光フ
ァイバ243を介して転送された光信号を中継器241
に於いて結合して海底ケーブルにより伝送する。又海底
ケーブルを介して給電される電力を中継器241に於い
て電源供給線244に分岐する。
【0080】又分配結合部242は、光信号の分配及び
結合と、電源供給線244による電力を分配する構成を
有し、又接続ケーブル246は光ファイバと電源供給線
とを含む構成を有し、走行コンセント部247の走行用
のスクリューを駆動する電力を供給するものである。こ
の接続ケーブル246の長さは、コネクタボックスと海
中船舶又は海上船舶との間を接続する長さを必要とする
と共に光信号の中継距離等も考慮して、例えば、数km
の長さとすれば充分である。
【0081】又走行コンセント部247は、コネクタボ
ックス本体249上に複数個配置されてロック部248
により常時はロックされている。このロック部248
は、図6のコネクタボックス15のセンサー74又は図
10のコネクタボックス115の144又は図14のセ
ンサー201によって、海中船舶又は海上船舶からの呼
出信号を検出することにより、例えば、図14のロック
駆動部221によって解除され、走行コンセント部24
7のスクリューの駆動電力が、電源供給線244と分配
結合部242と接続ケーブル246とを介して供給され
て、呼出信号を送出した海中船舶又は海上船舶に向かっ
て走行する。
【0082】この走行コンセント部247は、海中船舶
又は海上船舶からの呼出しに対して、順次ロック部24
8が解除されるように制御される。このような制御機能
は順次動作を行う比較的簡単な構成で容易に実現するこ
とができる。
【0083】図17は本発明の実施の形態の走行コンセ
ント部の概要説明図であり、レセプタクル部に対して結
合した状態の概要を示す。同図に於いて、246は接続
ケーブル、247は走行コンセント部、250は光ファ
イバ、251は接合部、252はセンサー、253は分
岐部、254は制御部、255はスクリュー駆動部、2
56はスクリュー、257は圧縮ガスボンベ、258は
位置合わせ用永久磁石、259は安定翼、260はロッ
ク突起、261は海中船舶又は海上船舶、262はレセ
プタクル部、263は光ファイバ、264はロック金
具、265は位置合わせ用永久磁石、266は圧縮ガス
ボンベ、267は挿入部を示す。
【0084】圧縮ガスボンベ257,266は、空気,
窒素,フレオンガス等を圧縮して保持するもので、走行
コンセント部247内部及びレセプタクル部262内部
のガス圧が所定値以下に低下した時、或いは、接続操作
時に、圧縮ガスボンベ257,266から圧縮ガスを放
出して、その内部を水圧より高く維持し、防水効果を高
めている。更に、接合部251と挿入部267との光フ
ァイバ250,263を対向させて接触させる時に、光
ファイバ250,263の接触端面間に圧縮ガスを放出
して海水を排出する構成とする。又圧縮ガスボンベ25
7,266を交換可能の構成とすることにより、繰り返
し圧縮ガスを放出して残留圧縮ガスがなくなった時に、
圧縮ガスボンベ257,266を新しいものに交換する
ことにより、継続して使用することができる。
【0085】又接合部251及び挿入部267の接合面
は、例えば、半硬質合成樹脂材料により構成して、レセ
プタクル部262に走行コンセント部247を接続した
時の密着性を高めて防水構成とすることができる。又光
ファイバ250,263の接触端面を正確に位置決めで
きる光ファイバ・コネクタ構成を適用するもので、この
ような光ファイバ・コネクタ構成は既に知られている各
種の構成を採用することができる。又海中船舶又は海上
船舶に於ける圧縮ガスをレセプタクル部262に供給で
きる場合は、レセプタクル部262の圧縮ガスボンベ2
66を省略することができる。
【0086】又走行コンセント部247とレセプタクル
部262との位置合わせは、走行コンセント部247側
の制御によるか、或いは、海中船舶又は海上船舶側の制
御によって行うことができる。又ロボットハンド等を適
用して接続や切り離しを行うこともできる。又近接した
時に、位置合わせ用永久磁石258,265を設けてい
ることにより、両者が近接した時の磁気吸引力によって
位置合わせを行い、ロック金具264を図示位置に回動
させてロックし、光ファイバ267,263を結合させ
るができる。
【0087】又ロック金具264を点線位置に回動さ
せ、例えば、スクリュー256を逆転させると、走行コ
ンセント部247とレセプタクル部262との間を切り
離すことができる。或いは、海中船舶又は海上船舶側か
らの圧縮ガスを走行コンセント部247とレセプタクル
部262との間に放出して切り離すこともできる。
【0088】又レセプタクル部262に呼出信号送出用
の音波或いは超音波を発生する素子を設け、この音波或
いは超音波を単一或いは複数のセンサー252により検
出し、制御部254によってセンサー252の検出信号
が最大となる方向、即ち、音波或いは超音波の送出方向
に走行コンセント部247が向かうように、安定翼25
9を方向舵として制御する構成とすることも可能であ
る。
【0089】又レセプタクル部262に近接センサー或
いは接触センサーを設けて、走行コンセント部247の
接合部251が挿入部267に挿入されたことを検出し
て、ロック金具264を点線位置から実線位置に、図示
を省略した駆動部によって回動させてロックする構成と
し、自動的にコネクタボックスと海中船舶又は海上船舶
と接続することも可能である。又既に知られている各種
のマニュピレータ機構を用いて、コネクタとレセプタク
ル部との結合を、海中船舶又は海上船舶の船内から操作
することも可能である。
【0090】前述の光ファイバを接続する為の防水型の
コネクタは、既に知られている各種の構成を適用するこ
とができる。又光ファイバを用いた場合は、電気的な接
続部分を含まないことにより、海水中に於ける接続,切
り離しについても問題なく行うことができる。又単一の
光ファイバを接続するコネクタのみでなく、複数の光フ
ァイバを接続するコネクタを適用することも勿論可能で
ある。又ガス封入海底ケーブルを適用した場合は、この
封入ガスと同一のガスを圧縮ガスボンベから供給するよ
うに構成することもできる。なお、本発明は前述の各実
施の形態のみに限定されるものではなく、種々付加変更
することが可能である。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、海中を
航行する海中船舶4又は海上を航行する海上船舶3の通
信用の端末装置と接続したコネクタとコネクタボックス
5とを接続して、海底ケーブル1A,1B,1Cを含む
ネットワークに海中船舶4又は海上船舶3の通信用の端
末装置を接続することによって、陸上拠点6との間や船
舶間に於いて傍受される危険性が少なく、且つ光信号を
用いた場合は、高速大容量の通信が可能となる利点があ
る。又各種の通信形態を適用して安定且つ確実な通信を
行うことができる利点がある。
【0092】又コネクタボックス5は、海底型,海中
型,海上型等とし、例えば、海底型は呼出しに応じて浮
上する構成とすることができる。この場合、常時は海中
船舶又は海上船舶の航行に影響を与えない海底にロック
し、必要に応じて浮上させて、海中船舶又は海上船舶の
コネクタを接続する構成とすることができる。又コネク
タボックス5に各種のセンサーを設けて、海底ケーブル
と接続することにより、観測センタに於いて大量のデー
タを容易に収集することが可能となり、正確な海洋観測
を容易に行うことができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の通信システムの説明図で
ある。
【図2】本発明の実施の形態の双方向非対称通信形態の
説明図である。
【図3】本発明の実施の形態の双方向対称通信形態の説
明図である。
【図4】本発明の実施の形態の双方向非対称通信形態の
通信システムの説明図である。
【図5】本発明の実施の形態のデータ送受信動作の概要
説明図である。
【図6】本発明の実施の形態の中継器及びコネクタボッ
クスの説明図である。
【図7】本発明の実施の形態の光ネットワーク終端装置
の説明図である。
【図8】本発明の実施の形態の双方向対称通信形態の通
信システムの説明図である。
【図9】本発明の実施の形態のデータ送受信動作の概要
説明図である。
【図10】本発明の実施の形態のコネクタボックス及び
中継器の説明図である。
【図11】本発明の実施の形態のアクセスノードの説明
図である。
【図12】本発明の実施の形態のリング型伝送路の説明
図である。
【図13】本発明の実施の形態のリング型伝送路の動作
説明図である。
【図14】本発明の実施の形態のコネクタボックスの制
御部の説明図である。
【図15】本発明の実施の形態のブイ型コネクタボック
スの概要説明図である。
【図16】本発明の実施の形態の海底型コネクタボック
スの概要説明図である。
【図17】本発明の実施の形態の走行コンセント部の概
要説明図である。
【符号の説明】 1A,1B,1C 海底ケーブル 2 交換網 3 海上船舶 4 海中船舶 5 コネクタボックス 6 陸上拠点

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 海底ケーブルを含むネットワークを用い
    た通信システムに於いて、 海中を航行する海中船舶又は海上を航行する海上船舶の
    通信用の端末装置と接続したコネクタと、前記ネットワ
    ークを構成する海底ケーブルに直接又は分岐ケーブルを
    介して海底又は海中又は海上に設けたコネクタボックス
    とを接続し、前記通信用の端末装置と前記ネットワーク
    とを前記コネクタボックスを介して接続する構成を備え
    たことを特徴とする海中及び海上情報通信システム。
  2. 【請求項2】 前記コネクタボックスは、前記海底ケー
    ブルと分岐ケーブルを介して接続して移動可能に設け、
    且つ前記海中船舶又は海上船舶からの呼出信号を検出す
    る呼出検出部と、該呼出検出部による呼出信号の検出に
    対応して移動する為のスクリュー及び該スクリューの駆
    動部とを有することを特徴とする請求項1記載の海中及
    び海上情報通信システム。
  3. 【請求項3】 前記コネクタボックスは、地震,津波,
    海水温度,通過船舶,魚群等の海洋情報を検出する単一
    種類又は複数種類の観測センサと、該観測センサによる
    観測データを前記海底ケーブルを介して送信する送信部
    とを備えたことを特徴とする請求項1及び2記載の海中
    及び海上情報通信システム。
  4. 【請求項4】 前記海中船舶又は海上船舶の前記コネク
    タ及び前記コネクタボックスを構成するコンセント部及
    びレセプタクル部の内部のガス圧力を海水圧力より大き
    くなるように保持すると共に、前記コンセント部とレセ
    プタクル部との間の接続部分の侵入海水をガス圧力で排
    出する為の圧縮ガスボンベを、前記コンセント部及び前
    記レセプタクル部に設けたことを特徴とする請求項1乃
    至3の何れか1項記載の海中及び海上情報通信システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記コネクタボックスは、本体を海底に
    固定又は海中に係留し、且つ前記海底ケーブルにそれぞ
    れ延長ケーブルで接続された複数のコンセント部を備
    え、該コンセント部は、前記海中船舶又は海上船舶から
    の呼出信号に対応して該海中船舶又は海上船舶のレセプ
    タクル部に移動して接合させる駆動制御部を備えたこと
    を特徴とする請求項1乃至4の何れか1項記載の海中又
    は海上情報通信システム。
  6. 【請求項6】 前記海底ケーブルの中継器に於いて分岐
    して前記コネクタボックスを接続した構成を有すること
    を特徴とする請求項1乃至5の何れか1項記載の海中及
    び海上情報通信システム。
  7. 【請求項7】 接続点から複数の海底ケーブルを分岐し
    て延長した該海底ケーブルの先端に前記コネクタボック
    スを接続し、該コネクタボックスに前記海底ケーブルの
    終端部を設け、且つ該終端部を前記海中船舶又は海上船
    舶の前記コネクタを接続した時に切り離して前記海底ケ
    ーブルと前記海中船舶又は海上船舶の通信用の端末装置
    と接続する構成を設けたことを特徴とする請求項1乃至
    6の何れか1項記載の海中又は海上情報通信システム。
  8. 【請求項8】 前記海底ケーブルと該海底ケーブルに接
    続した複数のコネクタボックスとによりリング型の伝送
    路を構成し、該コネクタボックスは、前記海中船舶又は
    海上船舶の前記コネクタを接続しない時にはスルー状態
    とし、前記コネクタを接続した時は前記海中船舶又は海
    上船舶の前記通信用の端末装置を前記リング型の伝送路
    に接続する切替接続部を備えたことを特徴とする請求項
    1乃至6の何れか1項記載の海中又は海上情報通信シス
    テム。
  9. 【請求項9】 前記海底ケーブルと前記コネクタボック
    スとを含むリング型の伝送路に、前記コネクタボックス
    を介して接続した前記海中船舶又は海上船舶の前記通信
    用の端末装置は、前記リング型の伝送路の空き,データ
    送信,データ受信に対する返送を示すアクセス制御フィ
    ールドを監視し、該アクセス制御フィールドが空きを示
    す時に該アクセス制御フィールドをデータ送信に更新し
    てデータを送信し、該データの受信側では前記アクセス
    制御フィールドを返送に更新し、データ送信終了により
    前記アクセス制御フィールドを空きに更新する送受信制
    御部を備えたことを特徴とする請求項1乃至6又は8の
    何れか1項記載の海中及び海上情報通信システム。
  10. 【請求項10】 前記通信用の端末装置の前記送受信制
    御部は、送信データと受信データとを照合して照合一致
    の時に自端末装置の送信データの周回と判定して該デー
    タを廃棄し、且つ前記アクセス制御フィールドを空きに
    更新する構成を備えたことを特徴とする請求項9記載の
    海中及び海上情報通信システム。
  11. 【請求項11】 前記通信用の端末装置は、ATMセル
    による送受信機能を備え、且つ連続送信できるATMセ
    ル数をクレジットとしてメディア毎に設定し、該メディ
    ア毎のクレジットを消化した時に前記アクセス制御フィ
    ールドを空きに更新する構成を備えたことを特徴とする
    請求項8乃至10の何れか1項記載の海中及び海上情報
    通信システム。
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