JPH1168021A - リードフレームへのフィルム打抜き貼付け方法 - Google Patents

リードフレームへのフィルム打抜き貼付け方法

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JPH1168021A
JPH1168021A JP21670897A JP21670897A JPH1168021A JP H1168021 A JPH1168021 A JP H1168021A JP 21670897 A JP21670897 A JP 21670897A JP 21670897 A JP21670897 A JP 21670897A JP H1168021 A JPH1168021 A JP H1168021A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造装置を大型化しないで、パンチとフィル
ムとの過度な衝突現象を防止してフィルム貼付け時の銀
めっきの損傷防止を図ると共に、金型の摩耗を減少さ
せ、しかも、フィルムの接着特性を向上させることがで
きるリードフレームへのフィルム打抜き貼付け方法を提
供する。 【解決手段】 リードフレーム25の半導体チップ搭載
部にチップ固定用接着フィルム26を介して半導体チッ
プを実装するパッケージ型式のフイルム打抜き貼付け方
法に於いて、フィルム26を打ち抜くパンチ17の駆動
は、大流量配管3と小流量配管4とに切替弁5を介して
接続したシリンダ6のピストン7により行わせ、フィル
ム26の打抜きは大流量配管3の流体によりパンチ17
を高速で作動させて行い、フィルム貼付けは小流量配管
4の流体によりパンチ17を低速で作動させてパンチの
速度を制御するように構成する。パンチ17とダイ19
により打ち抜かれたフィルム26は、予めヒートブロッ
ク24で加温されているリードフレーム25の上に押し
付けられパンチ17の押圧力により熱圧着される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リードフレームに
接着フィルムを貼付けするリードフレームへのフィルム
打抜き貼付け方法、特にリードフレームに半導体などの
チップを搭載して固定するのに必要な接着フィルムを、
フィルムの打抜きによって貼付けするリードフレームへ
のフィルム打抜き貼付け方法に関する。
【0002】
【従来の技術】リードフレームの半導体チップ搭載部
に、絶縁性または導電性の接着フィルムを介してSiチ
ップなどの半導体チップを搭載して実装する型式の半導
体パッケージでは、搭載チップを固定するための接着フ
ィルムを打ち抜いた後、フィルムをリードフレームに貼
付ける方法が採用されている。
【0003】特に、高密度実装を可能にしたCOL(C
hip on Lead)型式、または、LOC(Le
ad on Chip)型式の半導体パッケージでは、
リードフレームのチップ搭載部に、予め高耐熱ポリイミ
ドフィルムの片面もしくは両面に熱可塑性または熱硬化
性の接着剤を塗布した接着剤付きフィルムを貼付け、チ
ップ搭載を容易にしたプレハブリードフレームが実用化
されている。この高耐熱ポリイミドフィルムに塗布した
熱可塑性または熱硬化性の接着剤は、400°C以上の
貼付け温度が必要である。
【0004】従来、リードフレームへのフィルム打抜き
貼付け方法としては、例えば、特開平6−326240
号公報、特開平7−14977号公報、および特開平8
−125107号公報に記載された方法がある。
【0005】図5は、従来のフィルムの打抜き貼付け方
法を実施する打抜き貼付け装置1を示し、フィルムを打
ち抜く直前の状態が示されている。この打抜き貼付け装
置1によると、流体の圧力により上下に動作するピスト
ン7の押圧力をパンチ17に伝えて、フィルム26の打
抜きと、リードフレーム25への貼付けとが続けて行わ
れる。
【0006】図5に於いて、空気圧または油圧の流体配
管2に接続されているシリンダ6のピストン7は、ピス
トンロッド8がパンチ17のシャンク18に接してい
る。流体配管2からシリンダ6に送られる空気圧または
油圧などの流体によりピストン7は動作し、上下の動き
はそのままシャンク18に伝えられ、ピストン7の押圧
力はパンチ17に伝達される。ガイドポスト20には、
案内用の上枠21とバネ22と案内用の下枠23が支持
されており、シャンク18は、案内用の上枠21に取り
付けられている。この場合、ガイドポスト20と、ガイ
ドポスト20の軸方向(上下方向)に自在に支持された
案内用の上枠21とバネ22と案内用の下枠23は、協
同してパンチ17を円滑にしかも精密に上下の移動を行
わせる役目を担っている。パンチ17の下部には、ダイ
19が設けられており、パンチ17とダイ19が組み合
わされて、フィルム26を打ち抜く場合の金型を構成し
ている。また、パンチ17とダイ19は、いろいろなサ
イズのものが準備されており、打ち抜くフイルム26の
種類、打抜寸法等に応じて、適宜交換される。ダイ19
の下側には、ヒートブロック24が配置されており、リ
ードフレーム25を所望の適正な温度に加温できるよう
に構成されている。
【0007】図6は、従来の打抜き貼付け装置1により
フィルムを打ち抜く状態を示している。ここでは、一定
間隔で供給されるフイルム26をダイ19の上に載せ、
上下の方向に動くパンチ17と、固定されているダイ1
9により打ち抜いて、打ち抜いたフイルム26をパンチ
17の先端でリードフレーム25の方に送る。なお、リ
ードフレーム25は、定った位置まで搬送され、その下
面に設置されているヒートブロック24により、予め所
定温度に加熱されている。
【0008】図7は、従来の打抜き貼付け装置1によ
り、打ち抜いたフィルムをリードフレームに貼り付ける
状態を示している。ここでは、打ち抜かれたフィルム2
6はパンチ17の先端によりリードフレーム25の上に
送られる。その後、フィルム26は、適正な温度に加熱
されているリードフレーム25の上に、押し付けられ
る。これにより、フィルム26はリードフレーム25に
熱圧着されて貼付けられる。
【0009】図8は、従来の打抜き貼付け装置における
パンチの動作曲線を示している。図8によると、図5、
図6、図7に示した従来のリードフレームへのテープ打
抜き貼付け方法に於いて、パンチ17によるフイルム2
6の打ち抜き完了までと、パンチ17がリードフレーム
25に到達するまでの、速度・加速度・圧力の相関関係
が明瞭に示されており、打ち抜かれたフイルム26が所
定の圧力でリードフレーム25に貼付けられることが理
解できる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の打抜き
貼付け装置によると、シリンダ6のピストン7にパンチ
17を直結しているので、フィルム26の打抜き貼付け
を行う時にシリンダ6の圧力が上昇し、その後に流体が
急激に膨張してピストン7を高速で動作させパンチ17
を落下させている。この結果、パンチ17がフィルム2
6に衝突してリードフレーム25の銀めっき面を損傷さ
せる。
【0011】このパンチ衝突の問題点を防止する対策も
提唱されている。その一つは、大サイズの空気圧シリン
ダ6または油圧シリンダ6の採用、あるいはスピードコ
ントローラによる速度制御を行う方法であるが、これ
は、空気使用量が非常に多くなり、パンチ17の下降速
度が緩やかになってタクトタイムが大幅に遅くなる。二
つ目は、パンチ17の衝突荷重を低減するため、ヒート
ブロックを緩衝材やエアブロックで支持する方法がある
が、これはユニットの質量が増加する。三つ目は、クラ
ンクプレスを用いてパンチ下死点での速度を低減する方
法があるが、下死点でパンチの動作を一定時間静止させ
るための装置の機構が複雑となり極めて困難である。
【0012】また、従来から、トグル機構を用いて工具
の上下を行わせるナックルプレス(別名:トグルプレ
ス)があり、トグル機構と連結杆との上下の動きにより
フィルムを切断することは、特公平1―17263公報
に記載されている。このトグル機構を用いた装置は、工
具への加圧力を大きくする作用はあるが、フィルムへの
加圧力と速度をコントロールしていない。
【0013】それ故、本発明の目的は、パンチとフィル
ムとの過度な衝突現象を防止し、銀めっきの損傷を防止
でき、しかもリードフレームとフィルムとの接着層の貼
付け特性を向上できるリードフレームへのフィルム打抜
き貼付け方法を提供することにある。
【0014】また、本発明の目的は、製造装置を大型化
しないで、フィルム打抜金型への衝突を解消させ、衝突
による金型の摩耗を減少させたリードフレームへのフィ
ルム打抜き貼付け方法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
実現するため、リードフレームの半導体チップ搭載部に
チップ固定用接着フィルムを介して半導体チップを実装
するように構成された半導体パッケージに用いられる前
記リードフレームへの前記接着フイルムの打抜き貼付け
方法に於いて、ダイ上に載置された前記半導体チップ固
定用接着フィルムを下方向に第1の所定の速度で移動す
るパンチで打ち抜いてフィルム打ち抜き片を形成し、前
記フィルム打ち抜き片を下方向に移動する前記パンチの
先端で下方向に搬送し、前記パンチの先端で搬送された
前記フィルム打ち抜き片を前記パンチの下方向への速度
を前記第1の所定の速度より小にして前記リードフレー
ムの半導体チップ搭載部に貼付けることを特徴とするリ
ードフレームへのフイルム打抜き貼付け方法を提供す
る。
【0016】
【発明の実施の形態】図1より図3は、本発明の実施の
形態を示すフィルムの打抜き貼付け装置1である。図1
は、フィルムを打ち抜く直前の状態を示しており、シリ
ンダ6に接続されている空気圧または油圧の流体配管2
には、切替弁5を介して大流量配管3と小流量配管4が
接続されている。大流量配管3には大流量または高圧力
の流体が供給できるように構成され、小流量配管4には
小流量または低圧力の流体が供給できるように構成され
ている。ピストン7は、大流量配管3または小流量配管
4から切替弁5と流体配管2を経てシリンダ6に送られ
る空気圧または油圧などの流体の圧力により動作する。
ピストン7の動きは、ピストンロッド8が接しているシ
ャンク18を介してパンチ17への押圧力として伝達さ
れる。ピストン7とパンチ17の動きは連動しており、
その移動量は変位センサ9により計測されている。変位
センサ9の計測データーは、大流量配管3と小流量配管
4との切替弁5を操作するスピードコントローラにフイ
ードバックされ、フィルムを打ち抜くパンチ17の操作
を円滑にしている。ガイドポスト20には、案内用の上
枠21とバネ22と案内用の下枠23が支持されてお
り、シャンク18は、案内用の上枠21に取り付けられ
ている。図1においては、ガイドポスト20と、ガイド
ポスト20の軸方向(上下方向)に自在に支持された案
内用の上枠21とバネ22と案内用の下枠23は、協同
して、パンチ17を円滑にしかも精密に上下の移動を行
わせる役目を担っている。パンチ17の下部には、ダイ
19が設けられており、パンチ17とダイ19が組み合
わされて、フィルム26を打ち抜く金型を構成してい
る。また、パンチ17とダイ19は、いろいろなサイズ
のものが準備されており、打ち抜くフイルム26の種
類、打抜寸法等に応じて、適宜交換される。ダイ19の
下側には、ヒートブロック24が配置されており、リー
ドフレーム25を所望の適正な温度に加温できるように
構成されている。
【0017】図1に示す本発明の実施の形態におけるリ
ードフレーム25の材質としては、銅、42合金、銅ジ
ルコニウム合金などが使用される。また、図1に示す本
発明の実施の形態におけるフイルム26としては、絶縁
性または導電性の高耐熱性ポリイミド樹脂の片面または
両面に、熱可塑性または熱硬化性の接着剤を塗布した接
着剤付きのフイルムが使用される。ポリイミド樹脂以外
にも400°C以上に耐える樹脂材料は存在する。フイ
ルム26の接着剤は400°C以上の貼付け温度が必要
である。
【0018】図1に示す本発明の実施の形態に於いて、
フィルムを打ち抜くパンチの駆動機構としては、油圧シ
リンダ、エアシリンダ、油圧シリンダとトグル機構との
組合わせ、エアシリンダとトグル機構との組合わせなど
で構成することができる。
【0019】図2は、フィルムを打ち抜く状態を示して
いる。図2に於いて、一定間隔で供給されるフイルム2
6をダイ19の上に載せる。フィルムを打ち抜く場合の
ピストン7は、大流量配管3から切替弁5と流体配管2
と経てシリンダ6に送られる空気圧または油圧などの流
体の圧力により動作する。ピストン7の押圧力は、ピス
トンロッド8が接しているシャンク18を介してパンチ
17への押圧力として伝達される。ガイドポスト20に
支持されている案内用の上枠21とバネ22と案内用の
下枠23は、シャンク18に加わるピストン7の押圧力
により、ガイドポスト20の軸方向(下の方向)に移動
する。パンチ17の移動は精密にしかも円滑に行われ
る。フイルム26は、下の方向に動くパンチ17と、固
定されているダイ19により打ち抜かれる。打ち抜かれ
たフイルム26は、パンチ17の先端でリードフレーム
25の方に送られる。ダイ19の下面に設置されている
ヒートブロック24の上には、定った位置まで搬送され
ているリードフレーム25が載せられており、予め所定
温度に加熱されている。
【0020】図3は、打ち抜いたフィルムをリードフレ
ームに貼付ける状態を示している。図3では、既にダイ
19の下面に設置されているヒートブロック24の上
に、予め所定温度に加熱されたリードフレーム25が載
せられ、フィルムの到着に備えている。打ち抜かれたフ
ィルム26は、パンチ17の先端でリードフレーム25
の上に接するように送られる。フィルムを貼付ける段階
では、切替弁5を操作してシリンダ6に送る空気圧また
は油圧などの流体は、小流量配管4からの供給に切替え
られる。小流量配管4からシリンダ6に送られる小流量
または低い圧力の流体で動作するピストン7の動きは、
小流量の流体によりゆっくりした速度に切替わり、パン
チ17を微小な時間にわたって静止させる。フィルムを
貼付ける場合に必要なゆっくりした速度に切替えてコン
トロールされたパンチ17の押圧力は、図3に示すよう
に、適正な速度と圧力でフィルム26をリードフレーム
25に押し付けて熱圧着させ貼り付けが行われる。この
場合、ヒートブロック24の上に載せられたリードフレ
ーム25は、既に適正な温度に加熱されているから、リ
ードフレーム25とフィルム26は、一時的に静止する
パンチ17の押し付け圧力により容易に熱圧着すること
ができる。これにより、リードフレーム25へのフィル
ム26の貼り付け作業は終わり、ピストン7とパンチ1
7の位置は、図3に示す状態から、図1に示す状態に戻
ることになる。
【0021】図4は、本発明の実施の形態のパンチ動作
曲線を示している。具体的には、図1と図2と図3に示
した本発明の製造プロセスの場合のパンチ動作曲線であ
る。すなわち、図4に於いては、パンチ17によるフィ
ルム26の打ち抜き完了までと、ピストン7が下死点に
向い、パンチ17がリードフレーム25に到達するまで
の、速度・加速度・圧力の相関関係が動作曲線として示
されている。特にピストン7が下死点に達してパンチ1
7がリードフレーム25に到達した時の線図が観察でき
る。そして、このパンチ17の加速度および速度の動作
曲線から、パンチ17がフィルム26に到達したとき、
フィルム26への押しつけ圧力は適正に一時静止した状
態に維持されている状況が明瞭に確認できる。この結
果、フィルム26を打ち抜いた後のパンチ17の動作
は、ピストン7の下死点で静止し、フィルム26の貼付
け時点でのパンチ17の速度は、ほぼゼロになるように
パンチ17の速度が制御されている様子が図4により知
ることができる。
【0022】本発明の実施の形態としては、図1に示し
たフィルムを打ち抜く直前の製造プロセス、図2に示し
たフィルムを打ち抜く製造プロセス、および、図3に示
した打ち抜いたフィルムをリードフレームに貼付ける製
造プロセスが、順次繰り返されることになる。本発明の
実施の形態では、ヒートブロック24に載せてあるリー
ドフレーム25の上に、打ち抜いたフィルム26を押し
付けて熱圧着することにより、リードフレームへのフィ
ルム打抜き貼付け方法が完了する。以下、図1と図2と
図3に示した製造プロセスのパンチ動作が何回も繰り返
されてプレハブ型のリードフレームの量産が行われるこ
とになる。
【0023】
【発明の効果】本発明のリードフレームへのフィルム打
抜き貼付け方法によると、パンチの押しつけ圧力と速度
が制御されて、フィルムが打ち抜かれ、リードフレーム
へのフィルムの貼付けは、速度を一時静止させて所定の
押しつけ圧力の状態で行うことができるので、パンチと
フィルムとの過度な衝突現象を防止し、リードフレーム
の銀めっきの損傷を防止できるという効果が得られる。
しかも、リードフレームへのフィルムの接着は確実で均
一に行えるので、接着層間の真空空隙は大幅に減少さ
れ、貼付け特性を向上させるという効果が得られる。
【0024】また、本発明のリードフレームへのフィル
ム打抜き貼付け方法によると、パンチの駆動は、フィル
ムの打抜きは大流量配管からの流体の圧力によりパンチ
速度を高速で作動させて行わせ、フィルムの貼付けは、
小流量配管からの流体の圧力によりパンチ速度を低速で
作動させているので、大サイズの油圧シリンダあるいは
エアシリンダを使用しないで容易にパンチの速度制御を
行うことができるという効果が得られる。さらに、パン
チの速度の制御は、大流量配管と小流量配管との切替弁
の操作により行えるので、リードフレームあるいはダイ
へのパンチの衝突は解消されて、パンチとダイの摩耗を
減少させ、その寿命を長くできるという効果が得られ
る。
【0025】さらに、本発明のリードフレームへのフィ
ルム打抜き貼付け方法によると、リードフレームに熱可
塑性あるいは熱硬化性の接着剤を用いた高耐熱ポリイミ
ドフィルムを貼付ける場合、パンチの速度は制御されて
静止した状態に保持されているので、適正な押しつけ圧
力が確保され、フィルム接着剤に必要とされる400°
C以上の貼付け温度が維持されて、フィルムの貼付けを
確実に行えるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるフィルム打抜き貼付
け製造装置を示す説明図。
【図2】本発明の実施の形態によるフィルム打抜き状態
を示す製造装置の説明図。
【図3】本発明の実施の形態によるフィルム貼付け状態
を示す製造装置の説明図。
【図4】本発明の実施の形態の製造プロセスによるパン
チの動作曲線を示す説明図。
【図5】従来のフィルム打抜き貼付け製造装置を示す説
明図。
【図6】従来のフィルム打抜き状態を示す製造装置の説
明図。
【図7】従来のフィルム貼付け状態を示す製造装置の説
明図。
【図8】従来の製造プロセスによるパンチの動作曲線を
示す説明図。
【符号の説明】
1 製造装置 2 油圧または空気圧の流体配管 3 大流量配管 4 小流量配管 5 切替弁 6 シリンダ 7 ピストン 8 ピストンロッド 9 変位センサ 17 パンチ 18 シャンク 19 ダイ 20 ガイドポスト 21 案内用の上枠 22 バネ 23 案内用の下枠 24 ヒートブロック 25 リードフレーム 26 フィルム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リードフレームの半導体チップ搭載部に
    チップ固定用接着フィルムを介して半導体チップを実装
    するように構成された半導体パッケージに用いられる前
    記リードフレームへの前記接着フイルムの打抜き貼付け
    方法において、 ダイ上に載置された前記半導体チップ固定用接着フィル
    ムを下方向に第1の所定の速度で移動するパンチで打ち
    抜いてフィルム打ち抜き片を形成し、 前記フィルム打ち抜き片を下方向に移動する前記パンチ
    の先端で下方向に搬送し、 前記パンチの先端で搬送された前記フィルム打ち抜き片
    を前記パンチの下方向への速度を前記第1の所定の速度
    より小にして前記リードフレームの半導体チップ搭載部
    に貼付けることを特徴とするリードフレームへのフイル
    ム打抜き貼付け方法。
  2. 【請求項2】 前記パンチの下方向への移動は、流体圧
    シリンダから駆動力を受けるピストンロッドの移動に基
    づいて行われ、 前記パンチの速度制御は、前記流体圧シリンダに供給さ
    れる流体の流量に基づいて行われることを特徴とする請
    求項1に記載のリードフレームへのフィルム打抜き貼付
    け方法。
  3. 【請求項3】 前記流体の流量制御は、前記流体圧シリ
    ンダ内のピストンの位置に基づいて行われることを特徴
    とする請求項2に記載のリードフレームへのフィルム打
    抜き貼付け方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015082617A (ja) * 2013-10-23 2015-04-27 リンテック株式会社 シート貼付装置および貼付方法
CN109367271A (zh) * 2018-12-30 2019-02-22 国网山东省电力公司临朐县供电公司 一种档案室专用三孔双线打孔穿线一体机

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