JP3473345B2 - リードフレームへのフィルム打抜き貼付け方法 - Google Patents

リードフレームへのフィルム打抜き貼付け方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リードフレームに
接着フィルムを貼付けするリードフレームへのフィルム
打抜き貼付け方法、特にリードフレームに半導体などの
チップを搭載し固定するのに必要な接着フィルムを、フ
ィルムの打抜きによって貼付けするリードフレームへの
フィルム打抜き貼付け方法に関する。
【0002】
【従来の技術】リードフレームの半導体チップ搭載部
に、絶縁性または導電性の接着フィルムを介してSiチ
ップなどの半導体チップを搭載して実装する型式の半導
体パッケージでは、搭載チップを固定するための接着フ
ィルムを打ち抜いた後、フィルムをリードフレームに貼
付ける方法が採用されている。
【0003】特に、高密度実装を可能にしたCOL(C
hip on Lead)型式、または、LOC(Le
ad on Chip)型式の半導体パッケージでは、
リードフレームのチップ搭載部に、予め高耐熱ポリイミ
ドフィルムの片面もしくは両面に熱可塑性または熱硬化
性の接着剤を塗布した接着剤付きフィルムを貼付け、チ
ップ搭載を容易にしたプレハブリードフレームが実用化
されている。この高耐熱ポリイミドフィルムに塗布した
熱可塑性または熱硬化性の接着剤は、400°C以上の
貼付け温度が必要である。
【0004】従来、リードフレームへのフィルム打抜き
貼付け方法としては、例えば、特開平6−326240
号公報、特開平7−14977号公報、および特開平8
−125107号公報に記載された方法がある。
【0005】図5は、従来のフィルムの打抜き貼付け方
法を実施する打抜き貼付け装置1を示し、フィルムを打
ち抜く直前の状態が示されている。この打抜き貼付け装
置1によると、流体の圧力により上下に動作するピスト
ン7の押圧力を、パンチ17に伝えてフィルム26の打
抜きと、リードフレーム25への貼付けとが続けて行わ
れる。
【0006】図5に於いて、空気圧または油圧の流体配
管2に接続されているシリンダ6のピストン7は、ピス
トンロッド8がパンチ17のシャンク18に接してい
る。流体配管2からシリンダ6に送られる空気圧または
油圧などの流体によりピストン7は動作し、上下の動き
はそのままシャンク18に伝えられ、ピストン7の押圧
力はパンチ17に伝達される。ガイドポスト20には、
案内用の上枠21とバネ22と案内用の下枠23が支持
されており、シャンク18は、案内用の上枠21に取り
付けられている。この場合、ガイドポスト20と、ガイ
ドポスト20の軸方向(上下方向)に自在に支持された
案内用の上枠21とバネ22と案内用の下枠23は、協
同してパンチ17を円滑にしかも精密に上下の移動を行
わせる役目を担っている。パンチ17の下部には、ダイ
19が設けられており、パンチ17とダイ19が組み合
わされて、フィルム26を打ち抜く場合の金型を構成し
ている。また、パンチ17とダイ19は、いろいろなサ
イズのものが準備されており、打ち抜くフイルム26の
種類、打抜寸法等に応じて、適宜交換される。ダイ19
の下側には、ヒートブロック24が配置されており、リ
ードフレーム25を所望の適正な温度に加温できるよう
に構成されている。
【0007】図6は、従来の打抜き貼付け装置1により
フィルムを打ち抜く状態を示している。ここでは、一定
間隔で供給されるフイルム26をダイ19の上に載せ、
上下の方向に動くパンチ17と、固定されているダイ1
9により打ち抜いて、打ち抜いたフイルム26をパンチ
17の先端でリードフレーム25の方に送る。なお、リ
ードフレーム25は、定った位置まで搬送され、その下
面に設置されているヒートブロック24により、予め所
定温度に加熱されている。
【0008】図7は、従来の打抜き貼付け装置1によ
り、打ち抜いたフィルムをリードフレームに貼り付ける
状態を示している。ここでは、打ち抜かれたフィルム2
6はパンチ17の先端によりリードフレーム25の上に
送られる。その後、フィルム26は、適正な温度に加熱
されているリードフレーム25の上に押し付けられる。
これにより、フィルム26はリードフレーム25に熱圧
着されて貼り付けられる。
【0009】図8は、従来の打抜き貼付け装置における
パンチの動作曲線を示している。図8によると、図5、
図6、図7に示した従来のリードフレームへのテープ打
抜き貼付け方法に於いて、パンチ17によるフイルム2
6の打ち抜き完了までと、パンチ17がリードフレーム
25に到達するまでの、速度・加速度・圧力の相関関係
が明瞭に示されており、打ち抜かれたフイルム26が所
定の圧力でリードフレーム25に貼付けられることが理
解できる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の打抜き
貼付け装置によると、シリンダ6のピストン7にパンチ
17を直結しているので、フィルム26の打抜き貼付け
を行う時にシリンダ6の圧力が上昇し、その後に流体が
急激に膨張してピストン7を高速で動作させパンチ17
を落下させる。この結果、パンチ17がフィルム26に
衝突してリードフレーム25の銀めっき面が損傷する。
【0011】このパンチ衝突の問題点を防止する対策も
提唱されている。その一つは、大サイズの空気圧シリン
ダ6または油圧シリンダ6の採用、あるいはスピードコ
ントローラによる速度制御を行う方法であるが、これ
は、空気使用量が非常に多くなり、パンチ17の下降速
度が緩やかになってタクトタイムが大幅に遅くなる。二
つ目は、パンチ17の衝突荷重を低減するため、ヒート
ブロックを緩衝材やエアブロックで支持する方法である
が、これはユニットの質量が増加する。三つ目は、クラ
ンクプレスを用いてパンチ下死点での速度を低減する方
法であるが、下死点でパンチの動作を一定時間静止させ
るための装置の機構が複雑となり極めて困難である。
【0012】また、従来から、トグル機構を用いて工具
の上下を行わせるナックルプレス(別名:トグルプレ
ス)があり、トグル機構と連結杆との上下の動きにより
フィルムを切断することは、特公平1―17263公報
に記載されている。このトグル機構を用いた装置は、工
具への加圧力を大きくする作用はあるが、フィルムへの
加圧力と速度をコントロールしていない。
【0013】それ故、本発明の目的は、パンチとフィル
ムとの過度な衝突現象を防止し、銀めっきの損傷を防止
でき、しかもリードフレームとフィルムとの接着層の貼
付け特性を向上できるリードフレームへのフィルム打抜
き貼付け方法を提供することにある。
【0014】また、本発明の目的は、製造装置を大型化
しないで、フィルム打抜金型への衝突を解消させ、衝突
による金型の摩耗を減少させたリードフレームへのフィ
ルム打抜き貼付け方法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
実現するため、リードフレームの半導体チップ搭載部に
チップ固定用接着フィルムを介して半導体チップを実装
するように構成された半導体パッケージに用いられる前
記リードフレームへの前記接着フィルムの打抜き貼付け
方法に於いて、ダイ上に載置された前記半導体チップ固
定用接着フィルムを下方向に移動するパンチで打ち抜い
てフィルム打ち抜き片を形成し、前記フィルム打ち抜き
片を下方向に移動する前記パンチの先端で下方向に搬送
し、前記パンチの先端で搬送された前記フィルム打ち抜
き片を前記パンチの速度を零にして前記リードフレーム
の前記半導体チップ搭載部に貼り付け、前記パンチの下
方向への移動、および前記パンチの下死点から上方向へ
の移動は、固定系に第1のピボット機構を介して一端を
支持された第1のリンクと、前記パンチを含む可動部に
第2のピボット機構を介して一端を支持された第2のリ
ンクと、前記第1および第2のリンクの他端を接続する
関節部に結合されたピストンロッドを有する流体圧シリ
ンダ機構によって実行されることを特徴とするリードフ
レームへのフィルム打抜き貼り付け方法を提供する。
【0016】
【発明の実施の形態】図1より図3は、本発明の実施の
形態を示すフィルムの打抜き貼付け装置1である。図1
は、フィルムを打ち抜く直前の状態を示しており、空気
圧または油圧の流体配管(図示せず)に接続されている
シリンダ6の自在支点10は、装置1の固定部9に係留
され、ピストン7の先端のピストンロッド8は、第1の
リンク11と第2のリンク12の中央に位置する関節部
15に連結されている。関節部15に接続された第1の
リンク11の他端は、ピボット機構14を介して装置1
の固定部13に係留され、また、関節部15に接続され
た第2のリンク12の他端は、全体が上下動可能なピボ
ット機構16に結合されている。さらに、第2のリンク
12は、上下動可能なピボット機構16を介してパンチ
17のシャンク18に接してリンク機構を形成してい
る。ピストン7は、流体配管からシリンダ6に送られる
空気圧または油圧などの流体により動作する。ピストン
7の動きは、ピストンロッド8の先端に連結されている
関節部15を経て、第1のリンク11と第2のリンク1
2に伝達される。この場合、装置1の固定部13にピボ
ット機構14を介して一端を係留された第1のリンク1
1と、前記パンチ17のシャンク18に接しているピボ
ット機構16に一端を支持させ、他端を関節部15に連
結している第2のリンク12により、リンク機構が形成
されているので、関節部15に加えられるピストン7の
押圧力は、増大された形で上下動可能なピボット機構1
6とシャンク18を経て、パンチ17への押圧力として
伝達される。ガイドポスト20には、案内用の上枠21
とバネ22と案内用の下枠23が支持されており、シャ
ンク18は、案内用の上枠21に取り付けられている。
図1においては、ガイドポスト20と、ガイドポスト2
0の軸方向(上下方向)に自在に支持された案内用の上
枠21とバネ22と案内用の下枠23は、協同して、パ
ンチ17を円滑にしかも精密に上下の移動を行わせる役
目を担っている。パンチ17の下部には、ダイ19が設
けられており、パンチ17とダイ19が組み合わされ
て、フィルム26を打ち抜く金型を構成している。ま
た、パンチ17とダイ19は、いろいろなサイズのもの
が準備されており、打ち抜くフイルム26の種類、打抜
寸法等に応じて、適宜交換される。ダイ19の下側に
は、ヒートブロック24が配置されており、リードフレ
ーム25を所望の適正な温度に加温できるように構成さ
れている。
【0017】図1に示す本発明の実施の形態におけるリ
ードフレーム25の材質としては、銅、42合金、銅ジ
ルコニウム合金などが使用される。また、図1に示す本
発明の実施の形態におけるフイルム26としては、絶縁
性または導電性の高耐熱性ポリイミド樹脂の片面または
両面に、熱可塑性または熱硬化性の接着剤を塗布した接
着剤付きのフイルムが使用される。ポリイミド樹脂以外
にも400°C以上に耐える樹脂材料は存在する。フイ
ルム26の接着剤は400°C以上の貼付け温度が必要
である。
【0018】図1に示す本発明の実施の形態に於いて、
フィルム打ち抜き用のパンチの駆動機構の組合わせとし
ては、油圧シリンダとリンク機構との組合わせの他に、
エアシリンダとリンク機構との組合わせ、油圧シリンダ
とトグル機構との組合わせ、エアシリンダとトグル機構
との組合わせなどで構成することができる。
【0019】図2は、フィルムを打ち抜く状態を示して
いる。図2に於いて、一定間隔で供給されるフイルム2
6をダイ19の上に載せる。ピストン7の押圧力は、第
1のリンク11の関節部15と第2のリンク12を経て
上下動可能なピボット機構16へと増大された形で伝え
られ、さらに押圧力はシャンク18を介してパンチ17
への押圧力として伝達される。ガイドポスト20に支持
されている案内用の上枠21とバネ22と案内用の下枠
23は、シャンク18に加わるピストン7の押圧力によ
り、ガイドポスト20の軸方向(下の方向)に移動す
る。パンチ17の移動は精密にしかも円滑に行われる。
フイルム26は、下の方向に動くパンチ17と、固定さ
れているダイ19により打ち抜かれる。打ち抜かれたフ
イルム26は、パンチ17の先端でリードフレーム25
の方に送られる。ダイ19の下面に設置されているヒー
トブロック24の上には、定った位置まで搬送されてい
るリードフレーム25が載せられており、予め所定温度
に加熱されている。図2に示した流体圧使用のシリンダ
6と第1のリンク11と第2のリンク12を組合わせた
パンチ17の駆動機構では、シリンダ6を駆動すると、
リンク機構の存在によりピストン7の駆動力は(第1の
リンク11と第2のリンク12の開き角120゜の時)
約3.5倍に増幅されることになり、ピストン7の押圧
力を同じに維持する駆動力ならばシリンダ6のサイズ
は、従来の1/3.5の小さなサイズで構成することが
できる。
【0020】図3は、打ち抜いたフィルムをリードフレ
ームに貼付ける状態を示している。図3では、既にダイ
19の下面に設置されているヒートブロック24の上
に、予め所定温度に加熱されたリードフレーム25が載
せられ、フィルムの到着に備えている。打ち抜かれたフ
ィルム26は、パンチ17の先端でリードフレーム25
の上に接するように送られる。ピストン7の押圧力は、
第1のリンク11の関節部15と第2のリンク12を経
て可動支点16へと伝わり、さらにシャンク18を介し
てパンチ17に伝達され、フィルム26への押圧力とし
て伝えられる。図3に示すように、関節部15両側の第
1のリンク11と第2のリンク12が一直線になった時
にパンチ17は微小な時間にわたって静止し、その時の
パンチ17の押圧力により、フィルム26はリードフレ
ーム25の上に押し付けられ、熱圧着されて貼り付けが
行われる。この場合、ヒートブロック24の上に載せら
れたリードフレーム25は、既に適正な温度に加熱され
ているから、リードフレーム25とフィルム26は、一
時的に静止するパンチ17の押し付け圧力により容易に
熱圧着することができる。これにより、リードフレーム
25へのフィルム26の貼り付け作業は終わり、ピスト
ン7とパンチ17の位置は、図3に示す状態から、図1
に示す状態に戻る。
【0021】図4は、本発明の実施の形態のパンチ動作
曲線を示している。具体的には、図1と図2と図3に示
した本発明の製造プロセスの場合のパンチ動作曲線であ
る。すなわち、図4に於いては、パンチ17によるフィ
ルム26の打ち抜き完了までと、ピストン7が下死点に
向い、パンチ17がリードフレーム25に到達するまで
の、速度・加速度・圧力の相関関係が動作曲線として示
されている。特にピストン7が下死点に達してパンチ1
7がリードフレーム25に到達した時の線図が観察でき
る。そして、このパンチ17の加速度および速度の動作
曲線から、パンチ17がフィルム26に到達したとき、
フィルム26への押しつけ圧力は適正に一時静止した状
態に維持されている状況が明瞭に確認できる。この結
果、フィルム26を打ち抜いた後のパンチ17の動作
は、ピストン7の下死点で静止し、フィルム26の貼付
時点でのパンチ17の速度は、ほぼゼロになるようにパ
ンチ17の速度が制御されている様子が図4により知る
ことができる。
【0022】本発明の実施の形態としては、図1に示し
たフィルムを打ち抜く直前の製造プロセス、図2に示し
たフィルムを打ち抜く製造プロセス、および、図3に示
した打ち抜いたフィルムをリードフレームに貼付ける製
造プロセスが、順次繰り返されることになる。本発明の
実施の形態では、ヒートブロック24に載せてあるリー
ドフレーム25の上に、打ち抜いたフィルム26を押し
付けて熱圧着することにより、リードフレームへのフィ
ルム打抜き貼付け方法が完了する。以下、図1と図2と
図3に示した製造プロセスの順に、パンチの動作が何回
も繰り返されてプレハブ型のリードフレームの量産が行
われることになる。
【0023】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明のリードフレ
ームへのフィルム打抜き貼付け方法によると、パンチの
押しつけ圧力と速度が制御されて、フィルムが打ち抜か
れ、リードフレームへのフィルムの貼付けは、速度を零
にして所定の押しつけ圧力の状態で行うことができるの
で、パンチとフィルムとの過度な衝突現象を防止し、リ
ードフレームの銀めっきの損傷を防止できるという効果
が得られる。しかも、リードフレームへのフィルムの接
着は確実で均一に行えるので、接着層間の真空空隙は大
幅に減少され、接着層の貼付け特性を向上できるという
効果が得られる。
【0024】また、本発明のリードフレームへのフィル
ム打抜き貼付け方法によると、油圧シリンダとリンク機
構とを組合わせたパンチの駆動機構を使用した場合、そ
の駆動力は、リンク機構(二つのリンクの開き角120
゜の時)により約3.5倍に増幅されるから、同じ駆動
力(ピストンの押圧力)を確保するなら、油圧シリンダ
のサイズは従来の1/3.5の小さなサイズとなる効果
がある。さらに、パンチの速度は制御されてリードフレ
ームまたはダイへのパンチの衝突は防止されるので、パ
ンチとダイの摩耗を減少させ、その寿命を長くできると
いう効果が得られる。
【0025】さらに、本発明のリードフレームへのフィ
ルム打抜き貼付け方法によると、リードフレームに熱可
塑性あるいは熱硬化性の接着剤を用いた高耐熱ポリイミ
ドフィルムを貼付ける場合、パンチの速度は制御されて
静止した状態に保持されているので、適正な押しつけ圧
力が確保され、フィルム接着剤に必要とされる400°
C以上の貼付け温度の維持によって、フィルムの貼付け
を確実に行えるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるフィルム打抜き貼付
け製造装置を示す説明図。
【図2】本発明の実施の形態によるフィルム打抜き状態
を示す製造装置の説明図。
【図3】本発明の実施の形態によるフィルム貼付け状態
を示す製造装置の説明図。
【図4】本発明の実施の形態の製造プロセスによるパン
チの動作曲線を示す説明図。
【図5】従来のフィルム打抜き貼付け製造装置を示す説
明図。
【図6】従来のフィルム打抜き状態を示す製造装置の説
明図。
【図7】従来のフィルム貼付け状態を示す製造装置の説
明図。
【図8】従来の製造プロセスによるパンチの動作曲線を
示す説明図。
【符号の説明】 1 製造装置 2 油圧または空気圧の流体配管 6 シリンダ 7 ピストン 8 ピストンロッド 9 装置の固定部 10 シリンダの自在支点 11 第1リンク 12 第2リンク 13 装置の固定部 14 第1リンクのピボット機構 15 リンクの関節部 16 第2リンクのピボット機構 17 パンチ 18 シャンク 19 ダイ 20 ガイドポスト 21 案内用の上枠 22 バネ 23 案内用の下枠 24 ヒートブロック 25 リードフレーム 26 フィルム
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−350018(JP,A) 特開 平4−196576(JP,A) 特開 平6−326240(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 23/50

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リードフレームの半導体チップ搭載部にチ
    ップ固定用接着フィルムを介して半導体チップを実装す
    るように構成された半導体パッケージに用いられる前記
    リードフレームへの前記接着フィルムの打抜き貼付け方
    法に於いて、 ダイ上に載置された前記半導体チップ固定用接着フィル
    ムを下方向に移動するパンチで打ち抜いてフィルム打ち
    抜き片を形成し、 前記フィルム打ち抜き片を下方向に移動する前記パンチ
    の先端で下方向に搬送し、 前記パンチの先端で搬送された前記フィルム打ち抜き片
    を前記パンチの速度を零にして前記リードフレームの前
    記半導体チップ搭載部に貼り付け 前記パンチの下方向への移動、および前記パンチの下死
    点から上方向への移動は、固定系に第1のピボット機構
    を介して一端を支持された第1のリンクと、前記パンチ
    を含む可動部に第2のピボット機構を介して一端を支持
    された第2のリンクと、前記第1および第2のリンクの
    他端を接続する関節部に結合されたピストンロッドを有
    する流体圧シリンダ機構によって実行され ることを特徴
    とするリードフレームへのフィルム打抜き貼付け方法。
  2. 【請求項2】前記フィルムの打ち抜き片の貼付けは、前
    記パンチを前記パンチの下死点で所定の時限静止させて
    行うことを特徴とする請求項1に記載のリードフレーム
    へのフィルム打抜き貼付け方法。
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