JPH1167679A - 反応管着脱装置 - Google Patents

反応管着脱装置

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JPH1167679A
JPH1167679A JP22731497A JP22731497A JPH1167679A JP H1167679 A JPH1167679 A JP H1167679A JP 22731497 A JP22731497 A JP 22731497A JP 22731497 A JP22731497 A JP 22731497A JP H1167679 A JPH1167679 A JP H1167679A
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JP
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reaction tube
tube
receiving
flange
seat
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JP22731497A
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English (en)
Inventor
Tomoshi Taniyama
智志 谷山
Masayoshi Furuichi
正義 古市
Seiji Watanabe
誠治 渡辺
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Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】半導体製造装置内に専用の反応管着脱装置を設
けることで外管、内管等の炉体構成物の着脱の確実性、
安全性を向上させると共に作業性を向上させる。 【解決手段】炉内部にボートを挿脱するボートエレベー
タ56を具備する縦型反応炉への反応管の着脱を行う反
応管着脱装置に於いて、反応管13,17が立設可能な
反応管受搬機29と、該反応管受搬機を載置し水平方向
に進退可能な受載ビーム部28とを有し、該受載ビーム
部の前進状態で前記受載ビーム部の反応管受載中心が縦
型反応炉の軸心と一致し、前記反応管受搬機がボートを
取外したボートエレベータにより受載可能である様構成
し、縦型反応炉への反応管の挿脱をボートエレベータ、
反応管着脱装置により行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体製造装置の反
応炉、特に縦型反応炉の炉体を構成する反応管の着脱を
容易にする反応管着脱装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図12は半導体製造装置の縦型炉の概略
を示している。該縦型反応炉ではウェーハ表面に薄膜が
生成され、或は不純物拡散処理、アニール処理等の各種
表面処理が行われ、ウェーハはボートに水平姿勢で多段
に保持され、炉内での処理はボートに保持された状態で
行われる。
【0003】半導体製造装置の架台等所要の構造部材に
固定されたヒータベース1に有天筒状のヒータ2が立設
されている。該ヒータ2は、有天筒状の断熱部材3、該
断熱部材3を覆う金属板のヒータカバー4、及び前記断
熱部材3の内面に沿って立設された発熱線支持柱5、該
発熱線支持柱5により支持されコイル状に成形された発
熱線6から主に構成されている。
【0004】前記ヒータベース1の下面側には金属製の
炉口フランジ7が固着される。該炉口フランジ7は上下
にフランジ部が形成された筒体8と該筒体8から水平4
方向に延出するアーム部9(図1参照)、及び後述する
内フランジ10とを有し、該アーム部9の先端部に段付
きボルト11が貫通し、該段付きボルト11は前記ヒー
タベース1に螺着して炉口フランジ7を前記ヒータベー
ス1に固定する。
【0005】前記筒体8の上端には石英製の有天筒状の
外管13が立設され、該外管13の下端には鍔部14が
形成されており、該鍔部14は外管固定リング15によ
り前記炉口フランジ7に固定されている。前記内フラン
ジ10には石英製の内管17が前記外管13と同心に立
設されている。
【0006】上記外管13、内管17の組立てを行う場
合、縦型反応炉の外で先ず内管17を前記炉口フランジ
7の内フランジ10に立設し、次に前記炉口フランジ7
の上端に外管13を立設して外管13、内管17を一体
化し、次にリフト等の搬送機により一体化した外管1
3、内管17を前記ヒータ2の下方迄搬送し、上昇させ
てヒータ2内に挿入し、炉口フランジ7のアーム部9を
介して前記ヒータベース1に固着していた。
【0007】前記外管13、内管17の取外しは前記組
立て手順の逆により行われ、前記外管13、内管17が
炉口フランジ7と共に一体に外され、リフト等の搬送機
により縦型反応炉の外に搬送された後、前記内管17と
外管13が分解されていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記した様に従来では
外管、内管を縦型反応炉外で組立て分解しており、外
管、内管の昇降、搬送はリフト等の汎用機で行っている
ことからリフト等への移載が煩雑であり、搬送中の保
持、安定性に欠けると共に作業性が悪いという問題があ
った。
【0009】本発明は斯かる実情に鑑み、半導体製造装
置内に専用の反応管着脱装置を設けることで外管、内管
等の炉体構成物の着脱の確実性、安全性を向上させると
共に作業性を向上させようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、炉内部にボー
トを挿脱するボートエレベータを具備する縦型反応炉へ
の反応管の着脱を行う反応管着脱装置に於いて、反応管
が立設可能な反応管受搬機と、該反応管受搬機を載置し
水平方向に進退可能な受載ビーム部とを有し、該受載ビ
ーム部の前進状態で前記受載ビーム部の反応管受載中心
が縦型反応炉の軸心と一致し、前記反応管受搬機がボー
トを取外したボートエレベータにより受載可能である様
構成した反応管着脱装置に係り、又縦型反応炉がヒー
タ、外管、内管を同心多重に有する構造であり、前記ヒ
ータがヒータベースに立設され、外管が炉口フランジに
立設され、該炉口フランジは前記ヒータベースに下方か
ら固着可能であり、内管は炉口フランジに設けられた内
フランジに内管受座を介して立設される反応管着脱装置
に係り、又前記内フランジには欠切部が形成され、前記
内管受座には前記欠切部を通過可能であると共に内フラ
ンジに乗載可能な駒部が形成され、前記反応管受搬機は
回転座を回転可能に有し、該回転座に前記内管受座が嵌
合可能である反応管着脱装置に係り、又前記内管受座に
は少なくとも2の係止孔が穿設され、前記回転座には受
載面より突出する様付勢され押込み可能なセットピンが
設けられ、該セットピンが前記係止孔に嵌脱可能である
反応管着脱装置に係り、又前記炉口フランジは半径方向
に延出するアーム部を有し、該アーム部がボルトを介し
てヒータベースに固着可能であり、前記反応管受搬機は
左右の受載ビーム部に掛渡る横ビームを有し、該横ビー
ムの両端にそれぞれ水平軸心を中心に回転可能な2本の
延出脚を有し、該延出脚は水平姿勢で前記横ビーム側に
固定可能な係止手段を有すると共に前記受載ビーム部上
に乗載可能であり、前記反応管受搬機が前記ボートエレ
ベータに支持された状態で前記係止手段の固定を解除す
ることで前記受載ビーム部は下方に垂下し、前記ボルト
の下方に作業空間を形成する反応管着脱装置に係り、更
に又前記回転座に合成樹脂製のブッシュが被嵌されたフ
ランジ受け皿が嵌脱可能であり、該フランジ受け皿はブ
ッシュを介して前記炉口フランジに嵌脱可能である反応
管着脱装置に係るものである。
【0011】縦型反応炉への反応管の挿脱をボートエレ
ベータ、反応管着脱装置により行うので作業者の負担が
軽減され、安全性が向上する。
【0012】内フランジの欠切部、内管受座の駒部、反
応管受搬機の回転座の回転構造により外管が組込まれた
状態でも内管の着脱が行え、作業の手順が簡略化する。
【0013】水平姿勢の延出脚を介して受載ビーム部に
外管、内管が立設することになるので安定性が増大し、
而も外管の取付け作業時には延出脚は垂下するので作業
の邪魔になることがない。
【0014】内管を支持する場合は回転座に内管受座を
介して内管が立設でき、又回転座にフランジ受け皿を嵌
合することで外管が立設でき、内管と外管とで反応管受
搬機を変える必要がなく、更にブッシュが存在すること
でフランジ受け皿に炉口フランジを嵌合する際の損傷等
弊害が防止できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態を説明する。
【0016】先ず図1に於いて本発明の実施の対象とな
る縦型反応炉について説明する。尚、図1中、図12中
で示したものと同様なものについては同符合を付してあ
る。
【0017】半導体製造装置の架台等所要の構造部材に
固定されたヒータベース1に有天筒状のヒータ2が立設
されている。該ヒータ2は、有天筒状の断熱部材3、該
断熱部材3を覆う金属板のヒータカバー4、及び前記断
熱部材3の内面に沿って立設された発熱線支持柱5、該
発熱線支持柱5により支持されコイル状に成形された発
熱線6から主に構成されている。
【0018】前記ヒータベース1の下面側には炉口フラ
ンジ7が固着される。該炉口フランジ7は上下にフラン
ジ部が形成された筒体8と該筒体8から水平4方向に延
出するアーム部9(図1参照)、及び後述する内フラン
ジ10とを有し、該アーム部9の先端部に段付きボルト
11が貫通し、該段付きボルト11は前記ヒータベース
1に螺着して炉口フランジ7を前記ヒータベース1に固
定する。
【0019】前記筒体8の上端には石英製の有天筒状の
外管13が立設され、該外管13の下端には鍔部14が
形成されており、該鍔部14は外管固定リング15によ
り前記炉口フランジ7に固定されている。
【0020】前記内フランジ10には内管受座16が載
設され、該内管受座16に石英製の内管17が前記外管
13と同心に立設されている。
【0021】図2、図3に前記内管受座16が示されて
いる。該内管受座16はリング座板部19と円弧形状の
駒部20から主に形成され、前記リング座板部19の外
周囲、円周を3等分した位置に反中心方向に駒部20が
少なくとも3箇所に突設され、前記リング座板部19の
外径は前記内フランジ10の内径よりも小径であり、前
記駒部20の内径は前記リング座板部19の外径と等し
くなっている。前記リング座板部19には後述するセッ
トピン46と嵌合可能な係止孔18が穿設されている。
【0022】前記内フランジ10には前記駒部20が通
過可能な欠切部21が少なくとも3箇所(本実施の形態
では6箇所、図11参照)に設けられ、該欠切部21に
前記駒部20が合致した状態で前記内管受座16が内フ
ランジ10を通過可能となっている。
【0023】前記内管17の組込みは、前記外管13の
組立て後行われる。前記内管受座16に内管17を載置
し、前記駒部20を前記欠切部21に位置合わせして外
管13の下方より内管17を挿入し、駒部20が欠切部
21を通過した状態で内管受座16を回転し、駒部20
と欠切部21との位置をずらせて内管受座16を前記内
フランジ10に載置する。内管受座16は前記駒部20
を介して前記内フランジ10に乗載し、前記内管17は
内管受座16を介して前記内フランジ10に立置する。
内フランジ10の下方から固定リング22を嵌め、該固
定リング22を内管受座16に固着し、前記内フランジ
10を内管受座16と固定リング22間で挾持すること
で前記内管受座16を固定する。
【0024】次に、前記外管13、内管17を組立てる
反応管着脱装置について図5〜図8により説明する。
【0025】半導体製造装置の筐体(図示せず)に固定
ベース25を水平に固定し、該固定ベース25に片側2
個宛のローラ26を介してスライドフレーム27を取付
け、該スライドフレーム27を炉心に向かって進退可能
とする。該スライドフレーム27は炉心側に延出する左
右1対の受載ビーム部28を有し、該受載ビーム部28
上には反応管受搬機29が受載される。
【0026】該反応管受搬機29を説明する。
【0027】前記受載ビーム部28,28間に掛渡る横
ビーム31の両端にはそれぞれ関節部32が設けられ、
該関節部32には前記横ビーム31と同方向に突出する
ピン33を介して1対の延出脚34,34が対称且つ前
記受載ビーム部28と平行にに設けられ、該延出脚34
は前記ピン33を中心に鉛直面内を回転自在となってい
る。前記ピン33の嵌合するピン孔36は前記延出脚3
4の長手方向に長い長孔となっている。前記延出脚34
の回転中心側端には掛止突起37が突設され、前記関節
部32には前記ピン33に対峙する掛止孔38が穿設さ
れている。而して、前記延出脚34を水平とし前記ピン
孔36に対するピン33の余裕分だけ水平方向に変位さ
せると、前記掛止突起37は前記掛止孔38に嵌脱可能
となっている。前記延出脚34の自由端側には脚足35
を螺着し、該脚足35を回すことで脚足35の突出量が
調整され、前記反応管受搬機29が前記脚足35を介し
4点で前記受載ビーム部28に載置される。
【0028】前記横ビーム31の中央には座39が形成
され、該座39に軸受41が設けられ、該軸受41に軸
42を回転自在に嵌合し、回転座43が前記座39に対
して非接触となる様、前記軸42に取付けられ、該軸4
2を介して前記回転座43が座39に対して回転自在に
取付けられている。又、前記横ビーム31には後述する
連結盤の係合ピンが嵌合する位置決め孔40が穿設され
ている。
【0029】前記回転座43は図7に示される様に中央
に嵌合部44が突設され、該嵌合部44の周縁は面取加
工がなされている。前記嵌合部44の中央部には嵌合部
44と同心に調芯穴45がテーパ状に穿設されている。
前記回転座43の前記嵌合部44を囲む円環部には円周
を3等分した位置にセットピン46が後述する様に出入
り可能に突設されている。前記回転座43には半径方向
に延出するセットレバー50が固着されている。
【0030】前記セットピン46は中空で上端部46a
が細径となった形状であり、前記回転座43にテフロン
(弗素樹脂)チューブ等自己潤滑性のある合成樹脂製の
摺動軸受48を介してピン収納孔47に摺動自在に嵌設
され、前記セットピン46の上端部46aのみが前記回
転座43より突出可能となっている。前記ピン収納孔4
7は下端にはナット蓋49が螺着されている。前記ピン
収納孔47に収納され、セットピン46とナット蓋49
間に挾設されたスプリング51により前記セットピン4
6は突出方向に付勢されている。
【0031】前記回転座43には炉口フランジ7受載用
のフランジ受け皿52が嵌脱可能であり、該フランジ受
け皿52の下面中央には前記調芯穴45に契合可能なテ
ーパ状の突起53を突設する。又、該フランジ受け皿5
2にはテフロン等の合成樹脂製のブッシュ54を嵌合す
る。該ブッシュ54の上端はテーパ状となっており、該
ブッシュ54を介して前記フランジ受け皿52が前記炉
口フランジ7に嵌脱可能となっている。
【0032】図4に示す様に、縦型反応炉の下方にはボ
ート挿脱用のボートエレベータ56が設けられている。
外管13、内管17の着脱を行う場合は、ボートエレベ
ータ56からボートを取外した状態で行われる。
【0033】鉛直方向に螺子ロッド57及び一対のガイ
ドロッド58が立設され、該ガイドロッド58に摺動自
在に昇降ブロック59が設けられ、該昇降ブロック59
は前記螺子ロッド57にナットを介して螺合している。
前記昇降ブロック59に水平方向に延出するエレベータ
アーム61が固着され、該エレベータアーム61には前
記炉口フランジ7の軸心延長上に炉口蓋62が設けら
れ、該炉口蓋62は前記炉口フランジ7の下端開口を気
密に閉塞可能であると共に前記外管13、内管17着脱
時の管受け座を兼ねている。前記炉口蓋62には位置決
めピン63が突設され、該位置決めピン63には連結盤
64の位置決め孔65が嵌合可能となっている。前記螺
子ロッド57には図示しない昇降モータが連結されてお
り、該昇降モータの回転により前記螺子ロッド57が回
転して前記昇降ブロック59が昇降する様になってい
る。
【0034】前記連結盤64は前記位置決めピン63で
回転方向が位置決めされた状態で前記炉口蓋62に載置
され、前記連結盤64には前記反応管受搬機29が受載
される。前記連結盤64には係合ピン66が突設されて
おり、該係合ピン66は前記横ビーム31の位置決め孔
40に嵌合可能である。
【0035】以下、外管13、内管17の組込み手順に
ついて説明する。
【0036】先ず外管13の組込みについて説明する。
【0037】ブッシュ54を被嵌したフランジ受け皿5
2を前記回転座43に嵌合し、一方前記炉口蓋62には
上記した様に前記連結盤64を載置する。
【0038】前記炉口フランジ7に外管13を立設し、
前記炉口フランジ7を前記ブッシュ54を介して前記フ
ランジ受け皿52に嵌合する。前記ブッシュ54はフラ
ンジ受け皿52と炉口フランジ7との金属接触を避け、
又嵌合時の金属接触による損傷を防止する。前記炉口フ
ランジ7は降下した状態とする。
【0039】前記炉口フランジ7を介して前記外管13
を前記反応管受搬機29に立設し、前記受載ビーム部2
8を前進させ、嵌合部44の中心をヒータ2の軸心に合
わせる。前記昇降ブロック59、炉口蓋62を介して前
記連結盤64を上昇させ、前記連結盤64上に前記反応
管受搬機29を受載する。前記位置決めピン63が前記
位置決め孔65に嵌合して、前記ボートエレベータ56
に対して前記反応管受搬機29の位置関係が決定され
る。
【0040】前記反応管受搬機29が前記受載ビーム部
28から離反する迄上昇した位置で、前記受載ビーム部
28を後退させる。更に、前記連結盤64を上昇させ、
外管13を前記ヒータ2内に挿入する。図6に示す様
に、前記アーム部9が前記ヒータベース1に当接した状
態となると前記延出脚34を引出し、前記掛止突起37
と掛止孔38との嵌合とを解き延出脚34を下方に回動
させる。該延出脚34が垂下した状態では前記段付きボ
ルト11の下方が解放され、作業空間が形成される。前
記段付きボルト11の回転作業が可能となり、該段付き
ボルト11を前記アーム部9に捩込み炉口フランジ7を
前記ヒータベース1に固着する。
【0041】前記延出脚34を水平に戻し、前記掛止突
起37を前記掛止孔38に嵌合させる。前記炉口蓋62
を降下させ、前記受載ビーム部28を前進させ、反応管
受搬機受載位置とし、更に前記炉口蓋62を降下させ、
前記反応管受搬機29を前記受載ビーム部28上に乗載
する。
【0042】次に、内管17の組込みについて図9〜図
11により説明する。
【0043】前記フランジ受け皿52を回転座43より
外し、前記嵌合部44に前記内管受座16を嵌合させる
と共に、前記セットピン46を前記係止孔18に嵌合さ
せる(図10(A)(B)参照)。前記セットピン46
の前記係止孔18への嵌合により回転座43と内管受座
16とが一体化し、前記セットレバー50により回転座
43を介して前記内管受座16を回転させることができ
る。
【0044】該内管受座16に前記内管17を立設し、
前記受載ビーム部28を前進させ、嵌合部44の中心を
ヒータ2の軸心に合わせる。前記昇降ブロック59、炉
口蓋62を介して前記連結盤64を上昇させ、前記連結
盤64上に前記反応管受搬機29を受載する。
【0045】前記反応管受搬機29が前記受載ビーム部
28から離反する迄上昇した位置で、前記受載ビーム部
28を後退させる。更に、前記連結盤64を上昇させ、
前記内管17を前記ヒータ2内に挿入する。前記内管受
座16が内フランジ10に当接する直前で連結盤64の
上昇を停止させ、前記セットレバー50により回転座4
3を介して内管受座16及び内管17を回転させる。内
管受座16の回転により前記駒部20と欠切部21とが
合致する(図11参照)。前記連結盤64を前記内管受
座16が前記内フランジ10より上位置になる迄上昇さ
せ、前記セットレバー50により内管受座16を回転さ
せ、前記駒部20が欠切部21より外れる位置とする。
【0046】前記連結盤64を降下させる。前記駒部2
0が内管受座16上に載置される。前記連結盤64を降
下させ、前記固定リング22を内管受座16に固着し、
前記内フランジ10を前記固定リング22と内管受座1
6とで挾持する。前記連結盤64を炉口蓋62より外し
て外管13、内管17の組込みが完了する。
【0047】外管13、内管17の取外しは前述した組
込みの逆の手順で行われる。
【0048】而して、外管13、内管17はそれぞれ個
別に着脱が可能であり、着脱作業時に外管13、内管1
7は反応管着脱装置、ボートエレベータ56により支持
されるので、作業者はボルトの取付け取外しのみを行え
ばよく、作業が著しく簡略化され、炉外での外管13と
内管17との組立て分解作業がなくなるので着脱作業手
順が簡略化されると共に重量物の支持を行う必要がなく
安全性が向上し、一人作業が可能となり省力化が図れ
る。
【0049】尚、本発明は内管、外管の構成の縦型反応
炉に限らず、均熱管、反応管の構成に係る縦型反応炉に
も実施可能であることは言う迄もない。
【0050】
【発明の効果】以上述べた如く本発明によれば、下記の
優れた効果を発揮する。
【0051】 縦型反応炉への反応管の挿脱をボート
エレベータ、反応管着脱装置により行うので作業者の負
担が軽減され、安全性が向上する。
【0052】 内フランジの欠切部、内管受座の駒
部、反応管受搬機の回転座の回転構造により外管が組込
まれた状態でも内管の着脱が行え、作業の手順が簡略化
する。
【0053】 水平姿勢の延出脚を介して受載ビーム
部に外管、内管が立設することになるので安定性が増大
し、而も外管の取付け作業時には延出脚は垂下するので
作業の邪魔になることがない。
【0054】 内管を支持する場合は回転座に内管受
座を介して内管が立設でき、又回転座にフランジ受け皿
を嵌合することで外管が立設でき、内管と外管とで反応
管受搬機を変える必要がなく、更にブッシュが存在する
ことでフランジ受け皿に炉口フランジを嵌合する際の損
傷等弊害が防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の対象となる縦型反応炉の断面図
である。
【図2】該縦型反応炉に使用される内管受座の平面図で
ある。
【図3】該内管受座の断面図である。
【図4】本発明の実施の形態を示す斜視図である。
【図5】同前本発明の実施の形態の要部を示す斜視図で
ある。
【図6】同前本発明の実施の形態に於ける反応管受搬機
と炉口フランジの関連を示す側面図である。
【図7】同前本発明の実施の形態に於ける回転座の断面
図である。
【図8】同前本発明の実施の形態に於ける外管組込み状
態を示す断面図である。
【図9】同前本発明の実施の形態に於ける内管組込み状
態を示す断面図である。
【図10】(A)(B)は同前本発明の実施の形態に於
ける回転座と内管受座との関連を示す部分断面図であ
る。
【図11】同前本発明の実施の形態に於ける回転座と炉
口フランジとの関連を示す平面図である。
【図12】従来の手法による反応管着脱が行われる縦型
反応炉を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ヒータベース 2 ヒータ 7 炉口フランジ 9 アーム部 10 内フランジ 13 外管 16 内管受座 17 内管 18 係止孔 20 駒部 21 欠切部 28 受載ビーム部 29 反応管受搬機 31 横ビーム 34 延出脚 37 掛止突起 38 掛止孔 40 位置決め孔 43 回転座 45 調芯穴 46 セットピン 50 セットレバー 52 フランジ受け皿 54 ブッシュ 56 ボートエレベータ 62 炉口蓋 64 連結盤

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炉内部にボートを挿脱するボートエレベ
    ータを具備する縦型反応炉への反応管の着脱を行う反応
    管着脱装置に於いて、反応管が立設可能な反応管受搬機
    と、該反応管受搬機を載置し水平方向に進退可能な受載
    ビーム部とを有し、該受載ビーム部の前進状態で前記受
    載ビーム部の反応管受載中心が縦型反応炉の軸心と一致
    し、前記反応管受搬機がボートを取外したボートエレベ
    ータにより受載可能である様構成したことを特徴とする
    反応管着脱装置。
  2. 【請求項2】 縦型反応炉がヒータ、外管、内管を同心
    多重に有する構造であり、前記ヒータがヒータベースに
    立設され、外管が炉口フランジに立設され、該炉口フラ
    ンジは前記ヒータベースに下方から固着可能であり、内
    管は炉口フランジに設けられた内フランジに内管受座を
    介して立設される請求項1の反応管着脱装置。
  3. 【請求項3】 前記内フランジには欠切部が形成され、
    前記内管受座には前記欠切部を通過可能であると共に内
    フランジに乗載可能な駒部が形成され、前記反応管受搬
    機は回転座を回転可能に有し、該回転座に前記内管受座
    が嵌合可能である請求項2の反応管着脱装置。
  4. 【請求項4】 前記内管受座には少なくとも2の係止孔
    が穿設され、前記回転座には受載面より突出する様付勢
    され押込み可能なセットピンが設けられ、該セットピン
    が前記係止孔に嵌脱可能である請求項3の反応管着脱装
    置。
  5. 【請求項5】 前記炉口フランジは半径方向に延出する
    アーム部を有し、該アーム部がボルトを介してヒータベ
    ースに固着可能であり、前記反応管受搬機は左右の受載
    ビーム部に掛渡る横ビームを有し、該横ビームの両端に
    それぞれ水平軸心を中心に回転可能な2本の延出脚を有
    し、該延出脚は水平姿勢で前記横ビーム側に固定可能な
    係止手段を有すると共に前記受載ビーム部上に乗載可能
    であり、前記反応管受搬機が前記ボートエレベータに支
    持された状態で前記係止手段の固定を解除することで前
    記受載ビーム部は下方に垂下し、前記ボルトの下方に作
    業空間を形成する請求項2の反応管着脱装置。
  6. 【請求項6】 前記回転座に合成樹脂製のブッシュが被
    嵌されたフランジ受け皿が嵌脱可能であり、該フランジ
    受け皿はブッシュを介して前記炉口フランジに嵌脱可能
    である請求項5の反応管着脱装置。
JP22731497A 1997-08-08 1997-08-08 反応管着脱装置 Pending JPH1167679A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008078546A (ja) * 2006-09-25 2008-04-03 Hitachi Kokusai Electric Inc 基板処理装置および反応容器の着脱方法
JP2018098400A (ja) * 2016-12-14 2018-06-21 東京エレクトロン株式会社 ネジ落下防止機構及び熱処理装置

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